関連
【艦これ】提督「この平和な鎮守府の日常」【前編】
【実話】
―1年前、執務室―
提督「へー、陸軍の艦娘なんているんだ」
吹雪「確か、"あきつ丸"…でしたよね?」
提督「写真も無いからどんな奴かは分からないけど…会ってみたいな」
吹雪「何でですか?揚陸艦なんてあまり運用性は…」
提督「いや、俺は海軍の人間だから当然だと言えば当然だけど、陸軍の事は知らないん。そして当たり前だけど、陸軍は、海軍と勝手も違う。だから、それが知りたいんだ。陸軍がどういうものかを」
吹雪「…なるほど。別にあきつ丸さんをこの鎮守府に迎えるのは構いませんけど、資材の方は…」
提督「資料から見ると、大型建造じゃなきゃ現れないけど、大型建造でも比較的低い資材で造ることができるらしい。一番低い資材でやってみよう。建造時間は2時間半か…」
吹雪「分かりました」
―大型建造用工廠―
提督「じゃ、この資材でお願いします」ドサッ
明石「はい。燃料2800、弾薬と鋼材がそれぞれ2500ずつ、ボーキサイトが4200、開発資材は20ですね。じゃ、妖精さん。これを練成炉にお願いします」スッ
工廠妖精「りょーかいしました!」
ガラガラ
明石「練成炉に資材は全部入れた?」
工廠妖精「はい!」
明石「そんじゃ…レッツ☆パーティ!」
ポチットナ
[建造時間:残り06:39:58]
提督&明石&工廠妖精「………ん?」
―そして6時間後―
大鳳「そう…私が大鳳。出迎え、ありがとうございます。提督…貴方と機動部隊に勝利を!」
提督&明石&工廠妖精「」
大鳳「あの…何か?」
明石「いや…あはは…」
工廠妖精「やったですね提督さん!レア中のレア、装甲空母さんですよ!」
提督「いや…嬉しいんだけどさ…何だろうね…この微妙な感じ…」
【END】
【偶然】
―沖ノ島海域―
武蔵「まったく提督の奴め、沖ノ島海域のはぐれ部隊を殲滅しろだと?どこまで慎重な奴なんだ」
長門「まったくだ。大体、沖ノ島海域の中枢部まで行くのにどれだけかかると思っているんだ」
伊勢「まあまあ2人とも、そんなこと言わないで、帰ったらアイスでも奢ってもらえばいいじゃない」
武蔵「ふん。ま、それもいいだろうな―」
ドォン
武蔵「!?」
長門「敵襲か!?」
日向「どうやら…岩場を利用した奇襲のようだな」
長門「大丈夫か、武蔵!」
武蔵「ああ。この程度の傷など、痛くも痒くもない」
長門「流石は、410㎜鋼だな」
武蔵「…しかし、この武蔵に奇襲をかけ、かすり傷とはいえ私に傷を負わせるとは…なかなかの奴だな」
伊勢「まあ、確かに…」
武蔵「フフフ…いいだろう。この私に傷を負わせたんだ、それに応えてやろうじゃないか。でなければ、この武蔵の名が廃る。さあ、私に奇襲を仕掛けたやつ、出てくるがいい!この私が全力で相手をしてやる!さあ!ハッハッハッハ!」
駆逐ニ級(今更、あてずっぽうに打った弾がたまたま当たったなんて言えない…)ブルブル
【END】
【夜戦】
―夜、執務室―
川内「何さ提督。こんな夜に呼び出すなんて」
提督「ああ、お前にやってもらいたい事があるんだ」
川内「!それって、まさか夜戦!?」
提督「ああ…まあそうだ」
川内「やったああああああああああああああああああああああああああ!!!」
提督「うるせぇ…」
川内「夜!夜戦!しかも提督の許可あり!いやぁ、こんな嬉しい日は無いよ!」
提督「ま、いいや。川内、装備を持って資材倉庫へ行くぞ」
川内「へ?何で?」
提督「そこで夜戦をやるんだよ」
川内「?」
―資材倉庫―
提督「さて、装備は持ったな?」
川内「装着したけど、どうしてこんなところで?」
提督「それは―」
ガララララ
赤城「あ」
川内「え」
赤城「提督、どういうことですか!ボーキサイトが全部ただの紙くずじゃないになってます!こんなもの食べられませんよ!」
提督「アホか。赤城が毎晩ボーキをつまみ食いしてるなんて話は、資材担当の妖精さんからとっくに聞いたんだよ。だから、それを予測してボーキを全部紙くずに取り換えといたのさ。本物のボーキは別の場所だ」
赤城「な、なんて卑劣な!この外道!」
提督「お前が言うな」
川内「あの…もしかして…」
提督「ああそうだ。川内…」
川内「………」
提督「アイツを捕まえるんだ」
川内「合点承知の助!」ダッ
赤城「一航戦の誇り、こんなところで失うわけには…!」
提督「まだあったのかそんな誇り」
結局、赤城には一週間ボーキサイト禁止令が発令された。
【END】
【なでなで】※2レス続きます
―執務室―
ビスマルク「遠征から帰ってきたわよ…疲れた…」
提督「お疲れさん。それで結果は?」
暁「大成功よ!資材もたくさん手に入ったし、ついでに家具コインも拾ったわ!」
提督「おおそうか。ありがとなー。ご褒美に頭を撫でてやろう」
暁「もう、一人前のレディはそんなご褒美なんていらないわよ!」
提督「そうか、じゃあしてあげない」
暁「…でも、ちょっとはしてほしいなー…なんて」
提督「最初からそう言えばいいのに…ほれ」ナデナデ
暁「はう…ありがと…」
ビスマルク「……ロリコン」ボソッ
提督「やめて!」
ビスマルク(まったく暁ったら…一人前のレディとか言ってる割には頭撫でてなんて子供っぽいこと言ってくるし…。…でも、提督の頭なでなでか…)
提督『ビスマルクは偉いなー。ほれほれ頭を撫でてやろう』ナデナデ
ビスマルク『え…えへへ…Danke///』ポワポワ
ビスマルク(なんて…なんて…えへへへ…)
提督「…………」チラッ
提督(ビスマルクの様子がおかしい…。なんかトリップしてる…)
暁「…………」ビクッ
暁(…もしかして…ビスマルクさんも頭を撫でてもらいたいのかな…?)チラッ
ビスマルク「ッ」ピクッ
ビスマルク(…そうよ。私も頭撫でてもらいたいわよ…!)
暁(でも残念でした…!このなでなでは私だけの物なんだからねー!)
ビスマルク(このっ…小娘が…ッ!)
響(こいつら…脳内で会話してやがる…ッ!)
ビスマルク(でも…言ってみようかな…?)
ビスマルク「提督!」
提督「な、何だ?」ビクッ
ビスマルク「私の頭を撫でなさい!」
提督「!?」
暁(どストレート…)
響(というか…ビスマルクさんみたいな大人っぽい女性がそんな事言ったら…)
提督「」スクッ
ビスマルク「ど、どうしたの?そんな急に立ち上がって…」
提督「いや、だって…」
提督:身長172㎝
ビスマルク:身長180㎝(目測)
提督「ビスマルク背が高いから頭撫でられない…」
ビスマルク「」ガーン
暁(頭なでなでは、低身長の特権よ!)フンスッ
ビスマルク(今日は…このぐらいにしておくわ…。でも、いつか私も提督に頭をなでなでされるんだから!)ギリッ
暁(やれるものならやってみなさい!)
提督「お前ら、思考がダダ漏れだぞ」
響(彼女たちの闘いはこれからだ!)
提督(続かせねーよ)
響(こいつ直接脳内に…!)
【続くかもしれない】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その10】
ジャンル:日本史
問10.『戦国時代の武将・豊臣秀吉の人柄をホトトギスを用いて表現した文句は「泣かぬなら { } ホトトギス」である。カッコ内に入る言葉を、7文字で答えよ』
・利根の答え 『泣かぬなら {なかせてみよう(泣かせてみよう)} ホトトギス』
提督のコメント:正解です。ちなみに、この人柄を表現した文句は本人が作ったのではなく、後から作られたものとされています。本人達が作ったと勘違いしないようにしましょう。
・暁の答え 『泣かぬなら {はなしてあげる(離してあげる)} ホトトギス』
・響の答え 『泣かぬなら {それでもいいよ} ホトトギス』
提督のコメント:随分優しい太閤ですね。
・青葉の答え 『泣かぬなら {うりとばすのさ(売り飛ばすのさ)} ホトトギス』
提督のコメント:そして家康が買うんでしょうかね?
【1日1人、キャラ紹介】
≪妖精さん≫
鎮守府のいたるところにいる。工廠にいる妖精、食堂にいる妖精、アイテムを扱う妖精、艤装にくっついている妖精など、たくさんの妖精がいる。基本的に人の言葉を話すが、提督や艦娘など一部の存在にしか認知されない。たまに執務室や、艦娘の部屋などに遊びに来る。間宮のスイーツやようかんなどのお菓子が大好き。艦載機に乗っている妖精は一匹狼又は、持ち主にしか懐かない(加賀談)。
好きな言葉は『縁の下の力持ち』。
【クレイジー】
―戦闘海域―
ズドォン
北上「大井っち、大丈夫!?」
大井「ええ、大丈夫です!北上さんは?」
北上「こっちは全然平気。空母の方々ー!もっと敵にダメージを与えられない!?あっちの攻撃のせいで照準が定まらなくて!」
飛鷹「簡単に言ってくれるわね!」
瑞鳳「やれるものならやってるわよ!…でも、流石Flagship。装甲は伊達じゃないね」
北上「まあ確かに…あの装甲は硬いしねぇ…」
陸奥「気を付けて!また来るわよ!」
ダァン
北上「おっとぉ!?」
大井「北上さん!」
北上「あっちゃー…油断した…」中破
大井(北上さんの裸ハァハァ…じゃなくって…)
陸奥「北上、大丈夫!?」
北上「何とか…だけど、魚雷発射管がやられちゃってるから雷撃戦は無理かな…残念…」
大井「よっくも北上さんを…しかも、魚雷発射管を潰すなんて…」ワナワナ
飛鷹「えっと…大井?」
瑞鳳「どうしちゃったの…そんなに震えて…」
陸奥「武者震いってヤツ?」
北上「いや、多分そんな生易しいモノじゃないと…」
大井「こんちきしょおおおおおおおおおおおおお!!!喰らえ、八連(酸素)魚雷!!」バシュシュシュ
ズッドォォォン
重巡チ級「ヴァアアアアアアアアアア…」(Criticalhit!230Pt)
瑞鳳「あのFlagshipを一撃で…」
陸奥「クリティカル230ポイント…だと?」
大井「見たか!これが私と北上さんの愛の力よ!」
飛鷹「流石はクレイジーサイコレ―」
大井「何か?」ギロ
飛鷹「…ゲフンゲフン」
【END】
【あだ名】
―昼食時、食堂―
最上「えーっと、空いてる席は…」
三隈「おーい、もがミーン!こっち空いてますよー!」
最上「も、もう!皆の前でそのあだ名はやめてって言ったじゃないか!」
三隈「あら、そうでしたか?まあいいじゃないですか、別に」
最上「そんな風に呼ばれるのは恥ずかしいんだよ!」
三隈「ですけど、"もがミン"というあだ名は貴女に対する信頼を…」
最上「もっと別のカタチで信頼を見せてくれないかな…」
三隈「それに、三隈の事は"くまりんこ"って呼んでって言ったじゃないですか」
最上「それだと逆にボクの方が恥ずかしいんだよ。そう変な言葉を口走るのが…」
三隈「へ、変!?そんな…一晩考えた三隈のあだ名を変と…?」
最上「それに、くまり…三隈は恥ずかしくないの?」
三隈「何がですか?」
最上「そんな…その…個性的なあだ名で呼ばれるなんて事が…」
三隈「別に何とも?」ケロッ
最上(うわぁ…)
熊野「あら、何の話をしているんですか?」
鈴谷「面白そうじゃーん」
最上「いや、三隈がボクの事を"もがミン"って呼ぶのが恥ずかしくて…恥ずかしいあだ名だなって話を…」
鈴谷「あー、三隈の変なあだ名の事か」
熊野「と言うか三隈、人に変なあだ名をつけるなって、提督から言われませんでしたか?」
最上「え、そうなの?」
鈴谷「うん。前に三隈がさ、提督に"ていとくん"ってあだ名をつけようとしたら提督がキレてねー」
熊野「他にも、隼鷹さんに"JUN-YO"と言うどこかのDJみたいなあだ名をつけようとして…」
鈴谷「と言うか私の事を"すずリン"とか呼ぼうとしたり、熊野の事は"くまノン"なんて呼ぼうとしたり…。まったく…、どこのゆるキャラなんだか…」
最上「…三隈、悪いけど君のあだ名のセンスはおかしいとしか言いようがないよ…」
三隈「ひ、ひどいです!」
【END】
【体育会系】
―朝、執務室―
提督「長良の奴遅いな…今週の秘書艦当番なんだけど…」
バァン
長良「ごめん司令官!遅れちゃった!」ハァハァ
提督「おう、どうしたんだ?やけに息が荒いけど…何かトラブルでもあったのか?」
長良「いやぁちょっと…鎮守府の周りを2周走っていたら時間を忘れちゃって…」
提督「何やってるんだ!」
長良「だって…長良は1日に1キロ走らないと死んじゃう病で」
提督「何バカなこと言ってるんだ。早く仕事を始めるぞ」
長良「うん…ハァ…痛っ!」
提督「ど、どうした?」
長良「ちょっと…筋肉痛…」
提督「…はぁ…しょうがない…ソファで休んでろ」
長良「ごめーん…」
提督「何なんだ…何のための秘書艦だよ…まったく…」
長良「…そうぶつくさ言いながらも、長良を休ませてくれるんだから優しいよね、提督って」
提督「……うるせ」カリカリ
長良「ふぅ…」ドサッ
提督「…何か飲むか?」
長良「いらないよ、別に?」
提督「薬とかも…」
長良「大丈夫だって。心配性だなー司令官は」
提督「…痛いのが辛かったら、遠慮なく言ってくれていいからな?」
長良「ありがと…」
提督「…………」カリカリ
長良「スゥ…スゥ…」
提督「寝ちまったか…」
長良「スー…スー…」
提督「…普段は元気いっぱいな運動好きで、俺に運動しろと言って五月蠅いが、こうして改めて見ると、可愛いな…」
長良「スゥ…」
提督「いや、本当に可愛いけどね…。秘書艦の仕事手伝ってほしかったな…書類多いのに…」
【続く】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その11】
ジャンル:理科
問11.『青色のリトマス試験紙を硫酸に浸すとどうなるか。』
・龍田の答え 『赤色に変色する』
提督のコメント:その通りです。青色のリトマス試験紙は酸性の水溶液に浸すと赤く変色し、赤色のリトマス試験紙は、アルカリ性の水溶液に浸すと青くなります。問題文の硫酸は酸性の水溶液です。色がどう変化するのかを覚えておきましょう。
・天龍の答え 『濡れる』
提督のコメント:あなたにはガッカリしました。
・陸奥の答え 『爆発する』
提督のコメント:トラウマの事で悩んでいるのであれば一人で抱え込まずに相談してください。
【1日1人、キャラ紹介】
≪長良≫
長良型軽巡洋艦一番艦。運動が大好きで、よく提督や他の長良型の妹達をジョギングに誘う。しかし遠征から帰る時等に、唐突にジョギングをしようと言っては他の艦娘達を振り回す。普段から運動をしているせいか、身体のラインは引き締まった感じで、スカートの下にはブルマを履いている。それを利用してよく提督を誘惑する。常に元気を振舞い、皆を笑顔にしてくれる。
好きな言葉は『一念発起』。
【理由】
―夕方、執務室―
長良「ただいまー、司令官!」
提督「まったく…急に走り込みがしたいって言って仕事ほっぽりやがって…」
長良「ごめんごめん。後はちゃんと仕事をするから!」
提督「…なぁ長良、何でそこまで筋トレとか走り込みとかで体を鍛える必要があるんだ?」
長良「鍛えるって感じじゃなくて、まあ適度な運動をしているって感じかなぁ?」
提督「それはともかく、なんでそんなに運動を?」
長良「…この鎮守府に私が来た時って、まだ軽巡の子ってそんなにいなかったよね?」
提督「まあ、いたのはお前と川内だけだったな。けど、お前は色々な能力が高かったからなぁ」
長良「…確かに私は性能とかが他の皆よりも高かったけど、皆が改造されたり新しい子が来ちゃったから、私の強さも、陰に隠れる感じになっちゃったんだよね…。だからもしかして、長良なんてあまり必要とされてないって思って…」
提督「…そんな事はないよ…」
長良「だけど、私は皆を守ってあげたい。陸の皆も、この鎮守府の艦娘達も、そして司令官も。だから、もっと強くなるために、私は体を鍛えているんだよ」
提督「…そうか。そんな事を考えて…」
長良「うん。私って、結構色々考えているんだよ?」
提督「だけど秘書艦としての仕事を蔑ろにするのはどうかと思うがね」
長良「うっ…ごめんなさい…」
提督「それに…俺は筋肉質な子はあまり好きじゃないしな…」
長良「………」
―夜、軽巡洋艦寮・長良&五十鈴の部屋―
五十鈴「ちょっと名取、由良、助けて!長良がお菓子を食べまくってる!」
名取「ふええ!?それって一体、どういう事ですか!?」
長良「」ムシャムシャパリポリパクパク
五十鈴「ちょちょっと何があったのよ!いつもはお菓子なんてあまり食べないのに!」
長良「ちょっと体に丸み帯びせようと…」モグモグ
五十鈴「はぁ!?」
由良(…丸みを帯びせたいなんて…腹が立つ…。由良なんてダイエットでお菓子食べるの控えているのに…)グヌヌ
【END】
【南と北】
―執務室―
コンコン
提督「はーい」
北上「あ~さむぅ~…第壱遠征艦隊、北方海域から帰投したよ~…」カタカタ
提督「お疲れさん。って、寒そうだな…」
北上「当たり前だよ~…北方海域なんて気温氷点下-5°だよ…提督ストーブつけて~…」
提督「へいへい」ポチットナ
北上「あ~暖まるぅ~…」
提督「報告は、暖まってからしっかりやれよな」
北上「はいはい~…」
提督「と言うか、改造したらスーパー北上様とか言ってたのに…その意気はどこに行ったのか…」
北上「だって寒さには流石に抗えないしねぇ…」
提督「ところで、お前と遠征に行った駆逐艦の子達は?」
北上「先に補給所に行かせた。あの子ら、大分疲れていた感じだったし」
提督(普段はうざいうざいって言ってるのに、ホントは世話焼きなんだよな…)
コンコン
提督「どうぞー」
天龍「失礼するぜ…って暑っ!?何だこの部屋!」ガチャ
提督「いや、ストーブつけてるから」
天龍「こちとら南西諸島海域から帰ってきたばっかりで暑いんだよ!」
提督「ああ~、あそこってこの時期も暑いんだっけ」
天龍「気温20°だぜ?まったく暑いったらありゃしない。後で第弐遠征艦隊全員にアイス奢れよ」
提督「考えとく」
北上「…提督…」
提督「ん?」
北上「アタシを南西諸島海域に連れてってー!」ガバッ
天龍「うおっ!?」
提督「いや、でもな…」
北上「アタシのスーパーな姿を見たくないのー?アタシは、暖かい所でこそその真の力を発揮できるんだよー!」グイグイ
提督「……一回だけだぞ?」
結局、北上を南西諸島海域に遠征に出したら大成功した。
【END】
【貧血】
―執務室―
提督「ついにうちにも、陸軍の奴が来るのか」
吹雪「はい。あの、あきつ丸さんですね!」
提督「おかしいよな…なぜかあきつ丸を造ろうとしたら大鳳が来たり、日向が来たり、そんで資材が減って行って…」
吹雪「やめてください。あの資材が枯渇した頃はまさに地獄でしたから…」
提督「けど、あきつ丸着任を機に、陸軍の事を学ぶことができればいいな」
吹雪「そうですね。他の皆さんも陸軍に興味を持っていただければいいですね」
コンコン
吹雪「!来ましたね!」
提督「どうぞー!」
??「失礼するのであります」ガチャ
あきつ丸「自分、あきつ丸であります。艦隊にお世話になります」
提督「だっ、大丈夫かお前!?」
あきつ丸「はっ?何が、でありますか?」
吹雪「司令官、大変です!この人、貧血ですよ貧血!」
あきつ丸「貧血!?じ、自分が!?」
提督「おい吹雪!今すぐに明石を呼ぶんだ!い、いや、健康面の問題なら医療妖精か…?」
あきつ丸「あのですね!この肌が白いのは、迷彩のせいでありまして…」
吹雪「それよりも提督!この"命○母"を…」
あきつ丸「お願いですから自分の話を聞いて欲しいでありますー!!」
―数分後―
提督「す、すまない…」
あきつ丸「い、いえ…自分はもう、気にしてないでありますから…」
吹雪「あの、あきつ丸さん。念のため、この"命の○"を…」
あきつ丸「違いますって!…あ、でも一応貰っておくのであります」
【 あきつ丸「な、なぜここに深海棲艦が!?」 わるさめ「アッ、ヨロシク」 ヲ級「ヲッ!」】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その12】
ジャンル:保健体育
問12.『バタフライ泳法において、両足を揃えて足の甲で水を上下に打つキック法を、ある動物に例えて何と言うか』
・長良の答え 『ドルフィンキック』
提督のコメント:その通りです。海で活躍する艦娘としては、念の為に水泳についても学んでおいた方がよいでしょう。
・飛龍の答え 『ホエールキック』
提督のコメント:同じ海の哺乳類と言う事で間違えたのでしょうか?しかし、クジラの尾びれのようなキックって、すごい波が立ちそうですね。
・加賀の答え 『ドロップキック』
提督のコメント:誰を沈める気ですか?
【一日1人、キャラ紹介】
≪北上≫
球磨型重雷装巡洋艦(軽巡洋艦)三番艦。マイペースでのんびりした性格。一回目の改造後は自らを"スーパー北上様"と名乗り、その名の通り雷撃戦ではスーパーな活躍をする。日々駆逐艦の子達の事をうざいと言うが、本当は何だかんだで世話焼き。
大井から向けられる愛は無視してはいないがそこまで深く考えてはいない。上下関係は大切にする方。
好きな言葉は『見敵必殺(サーチ・アンド・デストロイ)』。
【提督の苦悩】
―執務室―
長門「作戦完了だ。第一艦隊、沖ノ島海域から帰投した。損傷は蒼龍と金剛が中破、私長門と陸奥は小破、加賀と伊勢は軽微だ」
提督「…そうか」
長門「そして、第拾壱鎮守府第一艦隊の援護には成功。こちらを身代りにして、あちらの攻撃を支援した。第拾壱鎮守府側の、勝利判定はS、コチラ側の敗北判定はC。こちらはただ損傷を受けて、敵艦隊を沈められなかったからな…」
提督「…分かった。すまなかったな、第拾壱鎮守府から緊急の応援要請が伝えられたから、大した調整もさせられなくて…」
金剛「提督は悪くないデース。私達が至らなかったのが、今回の敗因デスよ」
陸奥「金剛の言う通りよ。私達の鍛錬が足らなかったのだから、提督には何も非は無いわ」
提督「…ありがとう。じゃあ、損傷を負った奴…は全員だから、皆入渠ドックへ行ってくれ。高速修復剤は使わない。しばしの休暇を与える。ゆっくり休んでくれ。長門、報告書は明日の昼まででいいから」
長門「ご厚意感謝する。では、失礼する」
ガチャ バタン
提督「…ハァ…」
吹雪「司令官…?」
提督「吹雪…少し席を外してくれないか?」
吹雪「…わかりました。失礼します」
バタン
提督「…ちくしょう」
提督「何が、"私達の鍛錬が足らなかったから"だ。原因は、俺の指揮・判断・決断能力がダメなせいじゃないか…。それなのに、アイツらは自分達のせいにしようとしている…。」
提督「俺は、何て情けないんだ。自分の落ち度を、他人に背負わせるなんて…」
提督「俺は…最低だ…」
提督「…くっそォ!!」
―執務室の外―
提督『くっそォ!!』
吹雪(…司令官、そんな事を考えて…)
吹雪(だけど、私達は誰も、貴方のせいだなんて思っていません。それが、何でと言われれば難しいけど…。それでも私達は、貴方のせいとは思っていません)
吹雪(それに、この失敗を糧に、私達はまた成長していきます。今度は、貴方に不快な思いをさせはしません)
【END】
【不測の事態】
―工廠―
明石「…大型建造、ですか?」
提督「ああ。ウチの艦隊に、新たに潜水艦の伊401って子を迎えようと思ってな」
明石「ですがウチの鎮守府って、潜水艦の子はイクちゃんとゴーヤちゃん、イムヤちゃん、はっちゃん、そしてまるゆちゃん、後…それだけか。でも、それだけいれば十分なのでは?」
提督「だけど、特別海域解放報酬で新しい潜水艦が手に入るって話なんだけどさ、ウチの戦力じゃ多分解放できないから、そいつは諦める。けど他の鎮守府に後れを取りたくないから、せめて建造で手に入れようと思ってな」
明石「ああ…そう言う事ですか。分かりました」
提督「資材は、燃料4000、弾薬と鋼材が6000ずつ、ボーキサイトは2000、資材は20で頼む」
明石「ホント、ウチの鎮守府って資材に余裕があってよかったですね」
提督「当たり前だ。余裕が無ければそんなホイホイ大型建造なんてできるか」
明石「確かに…。では妖精さん、これを練成炉に」
工廠妖精「よーそろー!」
ガラガラ
明石「準備OK?」
工廠妖精「準備万端!」
明石「それじゃ…Game Start!!」ピポッ
提督(大型建造をゲーム感覚でやらないでほしい…)
[建造時間:残り06:59:58]
提督&明石&工廠妖精「………………………え?」ポカン
提督「建造時間…7時間だと…?」
明石「そんな建造時間の艦娘なんて…聞いた事ありませんよ…!?」
提督「もしかして…未知の存在でも生まれるのか…?」
工廠妖精「やったじゃないですか!未知の存在と遭遇できるなんて!提督さんはラッキーですね!」
提督「何でお前はそんなポジティブなんだ」
工廠妖精「ところで、高速建造剤、使います?」
提督「…いや、やめとく。何か見るのが怖いから、せめて心の準備をさせて…」
工廠妖精「ちぇー。分かりましたー」
【続く】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その13】
ジャンル:理科
問13.『イングランドの自然哲学者、アイザック・ニュートンは、(A)のなる木から(A)が落ちるのを見て万有引力の法則を発見した。(A)に当てはまる言葉を答えよ』
・吹雪の答え 『リンゴ』
提督のコメント:正解です。ちなみに、お腹を空かせたニュートンがたまたまリンゴが落ちるのを見てこの法則を発見した、という逸話もあるそうです。
・叢雲の答え 『ナシ』
提督のコメント:果物違いですね。
・加古の答え 『核爆弾』
提督のコメント:核爆弾のなる木…?
【艦娘知識試験中】
―講堂―
長門「………」カリカリ
問13.『イングランドの自然哲学者、アイザック・ニュートンは、(A)のなる木から(A)が落ちるのを見て万有引力の法則を発見した。(A)に当てはまる言葉を答えよ』
長門(ほう…基礎的な問題だな。ならこの答えは…『リンゴ』、と)
長門(えー…次の問題は…)
酒匂「………」カキカキ
問13.『イングランドの自然哲学者、アイザック・ニュートンは、(A)のなる木から(A)が落ちるのを見て万有引力の法則を発見した。(A)に当てはまる言葉を答えよ』
酒匂(ぴゃぁ…ちょっと難しいかな…、でも多分…ブドウかな?外国ってリンゴよりもブドウのイメージがあるし…)
酒匂(よし、『ブドウ』にしよっと!)カキカキ
加古「………」カキ、カキ
加古(あー、マジで眠い…ちゃっちゃと終らせて、眠りたい…)
問13.『イングランドの自然哲学者、アイザック・ニュートンは、(A)のなる木から(A)が落ちるのを見て万有引力の法則を発見した。(A)に当てはまる言葉を答えよ』
加古(んぁ…?何が落ちるって…アタシの中で落ちるって言ったらやっぱり核爆弾…。艦娘としては不謹慎だけど…)
加古(まぁ何でもいいや…。早く終わらせて寝よう…『核爆弾』っと)サラサラ
長門「……ッ!?」ガタッ
酒匂「ぴゃぁっ!?」ゾクッ
提督「試験中は静かにしろよー」
長門「す、済まない…」
酒匂「ご、ごめんなさい…」
長門(何だったんだ…今の寒気は…)
酒匂(何だか…心の奥に突き刺さるような感じが…)
【END】
【出撃条件】
―執務室―
武蔵「失礼するぞ、提督よ」
提督「どうした?何の用だ?」
武蔵「私を出撃させろ」
提督「断る」
武蔵「切り捨てたな。お前はいつもそうやって私を出撃させず、鎮守府で待機させる。なぜだ?」
提督「だって大和型は、燃費が悪くて燃料だの弾薬だのがずんどこ減っていくし、もし損傷を受けて入渠ドックに入れば、鋼材も減るし…。つまり、コストがかかるんだよ」
武蔵「だがこの鎮守府の資材にはまだ余裕があるのだろう?なら、問題ないじゃないか」
提督「いやさ、だからってお前をポコポコ出撃させられるか!お前は、大規模作戦とかの奥の手に取っておくんだよ!要するにお前は、そう、切り札だ!」
武蔵「ほう…切り札か…悪くない響だ」
提督(…これで折れるかな…?)
武蔵「しかしその程度で私の欲求不満が解消はされんぞ」
提督「欲求不満とかいう言葉をこんなところで使うな」
武蔵「提督よ、私は戦いたいのだ。この自慢の46㎝三連装砲を誰かに撃ちたいのだ。この武蔵の主砲が疼くのだよ」
提督(ちくしょう…マジで戦いたいのかよ…しかし言う通りに出撃させても弾薬と燃料は激減するし…ならば…)
提督「分かった…出撃して構わん」
武蔵「本当か!よし、私の腕の見せ所だな!」
提督「しかし条件がある」
武蔵「ほう、何だ?」
提督「艤装無しで行け。そうすれば、出撃させてやる!」
武蔵「なん…だと…?」
提督「さあ、どうする!艤装無しで出撃するか、それとも出撃せず、大規模作戦で今までの鬱憤を晴らすか、どっちだ!」
提督(さすがにこの条件では出撃しないだろう…)
武蔵「…分かった」
提督「お?」
武蔵「確かに艤装無しで出撃するのも面白いだろう。私は戦えるなら何でもいい。条件通り、艤装無しで出撃しよう。この武蔵、拳で戦うのも得意なのだぜ?」
提督「…お前どんだけ出撃したいの」
【END】
【新たな海外艦】※地文あり・2レス以上続きます。
―執務室―
夜。提督が執務室で書類を書いていると、内線用の黒電話がジリリリリン、と音を立てる。提督はその受話器を取ると、耳に当てて話し出す。
提督「もしもし?こちら執務室だが」
工廠妖精『あ、もしもし?工廠妖精でーす』
電話の向こうから聞こえてきたのは、高く甘ったるい感じの声。工廠の妖精だった。
提督「ああ、どうした?」
工廠妖精『もうすぐ、例の7時間の大型建造が完了しますんで、工廠の方へ来てくださーい』
提督は工廠妖精の言葉を聞いて思い出す。今日の昼前に大型建造をするように明石と工廠妖精に依頼した。しかし、所要建造時間は7時間と言う、軍部からの情報には一切記載されていない、全くの謎の艦が建造される事になったのだ。
提督(…そうか、もうそんな時間か…どんな奴が出てくるんだ…?怖い…)
提督は少し怖かった。そんな、建造時間が普段とまるで違う、情報が一切無い艦娘を迎えるのには少し抵抗がある。
しかし、今さら放っておくわけにはいかない。
提督「分かった、今から向かう。明石には伝えてあるのか?」
工廠妖精『もちろんです。あと、5分ほどで建造が完了しますので』
提督「了解」チン
提督は受話器を置くと、ハンガーにかけていた上着を羽織り、執務室を出る。
提督(…胃が痛い…不安過ぎる…)
提督はそう思いお腹を押さえながら、工廠へと向かっていった。
―工廠―
明石「あ、提督」
提督が工廠にやってくると、建造所の大きな鉄製の扉の前には明石と工廠妖精が既にいた。
提督「もうすぐか」
工廠妖精「はい!良い艦娘だといいですね!」
工廠妖精は期待に満ちた目をしていたが、提督はあまり乗り気ではない。
提督「だといいんだが…」
そして、建造時間を示すタイマーが0になった。
[建造時間:残り00:00:00]
アナウンス『建造終了、建造終了』ビーッ、ビーッ
アナウンスが建造終了を知らせるアナウンスを告げ、警告音が鳴る。
そして、鉄の大きな扉がギイィィ、と音を立てて横に開く。
提督「来るぞ…」
明石「…………」ゴクリ
工廠妖精「…………」ハラハラ
出てきたのは、長い茶髪の女性だった。スラリとした高い背、整った顔立ち、細く華奢な感じのする手足、茶色の瞳。
一本くるんとはねている髪の毛が特徴的だ。両手にはえんじ色の長い手袋、上はセルリアンブルーを基調としたセーラー服に、下は白く短いスカート。
その女性は、しっかり日本海軍式の敬礼をする。
リットリオ「Ciao!(チャオ:やあ)私はリットリオ級戦艦、リットリオ!イタリアからはるばるやってきました!よろしくお願いします!」
提督、明石、工廠妖精の三人は、しばしの間リットリオと名乗った女性を見て、呟く。
提督「綺麗…」
明石「見惚れるような…美しさ…」
工廠妖精「きれーだねー!」
三人の言葉を聞いて、リットリオはニカッと笑う。
リットリオ「あはは、ありがと~。嬉しいな、初対面の人に褒めてもらえるなんて」
リットリオの言葉を聞いて、提督は小さく咳払いをし、話しかける。
提督「よく来てくれた。俺がこの第参鎮守府の提督だ。俺達は君を快く迎えるよ」
提督が握手の為に右手を差し出そうとすると、その前にリットリオが提督に抱き付く。
提督「ちょっ!?」
リットリオ「君がAmmiraglio(アンミラーリオ:提督)かぁ。何か若そうだけど、頼りになりそうだね。よろしく!」ギュッ
提督「ちょ、ちょっと、何で抱き付いているの…?」
提督(色々当たってる当ってるいい匂い良い匂い!!///)
リットリオ「え、私の国ではこれが普通だけど?」キョトン
提督「だ、だけどここは日本だ。離れてくれ」
リットリオ「ちぇー…」
リットリオは渋々提督を離す。
提督「そ、それにしても、君の艤装は、独特な感じだね…」
提督は話を逸らす。
リットリオ「そうですね~。私の装備は、38.1㎝三連装砲と、15.2㎝三連装砲、65口径2cmの単装機銃ですね」
明石「やっぱり、ウチの艦隊には無い装備ばかり…」
提督「そうだな…さすがはイタリアの艦と言ったところだ…」
提督(それにしても、イタリアか…。何か嫌な予感が…)
提督は顎に手をやってその嫌な予感を予測するが、リットリオは気づかずに話を続ける。
リットリオ「あ、そうだ!私にはまだとっておきの武器があるんですよ!」
明石「え、とっておき!?」
工廠妖精「何ですかそれは!気になります!」
リットリオ「ふっふ~ん、それは…」
明石と工廠妖精が興味を示したので、リットリオはポケットから何かを取り出す。そしてそれを提督達三人の前に突き出す。
リットリオ「これだー!」
数十cmほどの木の棒。その端には白い布が結ばれている。
白旗だった。
提督&明石&工廠妖精「」
リットリオ「あれ?どうしたの…?ねえ?」
提督(そうだった…イタリアって…戦争には弱いんだった…)
提督達三人は、先が思いやられる…、と心の中でだけ思った。だがリットリオは、首をかしげるだけだった。
【END】
【電気カーペット】
―執務室―
提督「そろそろ春になるし、こたつももう仕舞うか…」
球磨「それは困るクマ!」ニョキ
提督「どっから出てきた!?」
球磨「いや、こたつの中で寝ようと思ったら暖かくなくて、そのままこたつの中で不貞寝してたクマ」
提督「ったく…とにかく、こたつは仕舞うぞ」
球磨「ダメだクマ!そうなると、春まで過ごしていけないクマ!」
提督「3月までもう1週間強だぞ?3月になったら本格的な春になるし、もういい加減仕舞う方が…」
球磨「断固反対だクマ!」
提督「しょーがねーな、代わりに電気カーペットつけてやるから…」カチットナ
球磨「クマ?」
提督「このカーペット、電気カーペットなんだよ。時間が経てば暖かくなるから」
球磨「フ、フン!そんなものでだまされるクマじゃないクマよ!クマの体はもう、こたつでしか暖められないクマ!」
―数分後―
球磨「クマー♪」グデーン
提督「完全に電気カーペットの暖かさに打ちのめされていやがる…」
多摩「にゃあ~♪」ゴローン
提督「そしてお前はどこから湧いてきた」
球磨「もうクマはこの電気カーペットの上から離れたくないクマー…」
多摩「そうにゃ…この心地よさは何人にも譲れないにゃ」
提督「…お前ら、ここが執務室だって事を忘れてないか?」
この後木曾に連絡して、2人を連行してもらった。
【END】
【ワイン】
―夕方、鎮守府本館・廊下―
リットリオ「えーっと、会議室は…」
ドンッ
飛鷹「あっ、ごめんなさい」
リットリオ「ううん、こっちこそ不注意で…」
飛鷹「えっと…貴方もしかして…新しい海外の子?」
リットリオ「うん。私はリットリオ、イタリアからやってきた戦艦だよ!よろしく」
飛鷹「私は軽空母・飛鷹。こちらこそよろしく」
飛鷹(イタリア…?そう言えばイタリアって、ワインが有名じゃ…いやでも初対面の人にそれを聞くのは…。けど…、ここで聞かないのは外国の酒好きとしては…)
リットリオ(どうしたんだろ…何か考えているのかな…?私、会議室に呼ばれているんだけど…)
飛鷹「あの…1ついいかしら?」
リットリオ「あ、うん、何?」
飛鷹「少し失礼だけど…貴方、ワインとか持っていないかしら?」
リットリオ「あ、えっと…確か…」ゴソゴソ
飛鷹(持ってるんだ…と言うか、どこに隠しているのこの子…)
リットリオ「あ、あった!イタリアワイン!」
飛鷹「ホント!?ああ、美味しそう…」
リットリオ「もしかして、イタリアワインが好きなの?」
飛鷹「イタリアワインに限らずだけど、外国のお酒に少し興味があるのよ」
リットリオ「つまり酒好きなんだね?私もお酒が好きなの!そうだ、今から一緒に飲まない?」
飛鷹「いいわね!じゃ、食堂で飲みましょ!」
リットリオ「うん!」
リットリオ(何か忘れている気がするけど…ま、いっか!)
―数時間後、食堂―
鳳翔「と言うわけなんです…」
提督「そうか…」
リットリオ&飛鷹「ZZZ…」
提督「…ま、リットリオに早くもウチの友達ができたって事で、今回だけはいいか」
鳳翔「そうですね…」
提督「でも、見逃すのはリットリオ"だけ"で、飛鷹にはまた禁酒令を出すけど」
鳳翔「ですよねー」
【END】
【和解】※2レス続きます
―執務室―
提督「秋月、お前空母の奴らから距離を離されているという自覚はあるか?」
秋月「え…唐突ですね…。しかしそうですね…確かに、空母の方達からは敬遠されているような感じがします…。でも、私は空母の方達とも仲良くなりたいですし…」
提督「…なぜ、お前が空母の奴らから敬遠されているかわかるか?」
秋月「…分からないです…」
提督「…そんな対空装備をガン積みで空母寮に行くからだ!」
秋月「?」←10㎝型高角砲+高射装置&25mm連装機銃&毘式40mm連装機銃
秋月「それのどこに問題が…?」
提督「あのな、空母の奴らにとって、艦載機は命の次に大事なものだ。多分。だけどお前は対空値が高い。それすなわち、お前は艦載機キラーだってわけだ」
秋月「そんな…」
提督「そんなお前が対空艤装を装備したまま空母連中の前に出れば、そりゃ敬遠されるだろうよ」
秋月「ではどうすれば…」
提督「装備をつけなければいい、それだけだ」
秋月「でも、それだけでは…」
提督「まあやってみろ。多分大丈夫だから」
―空母寮の前―
秋月(…と言うわけで、装備をつけずに来ましたけど…本当にこれで上手くいくのでしょうか…)
瑞鶴「…ん?」
瑞鶴(ゲッ!?あの艦載機キラー、また来たの…!?)
瑞鶴(…って、装備をつけてない…?なら大丈夫かも…)
瑞鶴「あの…秋月?どうしたの?」
秋月「あ、どうも、こんにちは」ペコリ
瑞鶴(あれ?普通に礼儀正しい…?前は艦載機絶対落とすウーマン的な装備をつけていたのに…普段は普通の子なのね…)
秋月「…服、カッコいいなぁ…」
瑞鶴「え、なに、急に!?」
秋月「あ、すみません!変な事を言って…!でも、普通にカッコいいと思ったので」
瑞鶴「い、いえ。大丈夫よ?…そう…カッコいい…ね///」
翔鶴「あら、瑞鶴?その方は?」
秋月「あ、秋月と言います!よろしくお願いします!」
翔鶴「あら、礼儀正しい子ね」
秋月「ありがとうございます」
翔鶴「そう言えば、あなたと会うのは初めてですね」
秋月「そうですね…」
翔鶴「そうだ、私と瑞鶴でお茶にしようと思っていたのだけれど、よろしければ、一緒にどうですか?」
秋月「え、いいんですか?」
翔鶴「はい、もちろん。瑞鶴もいいわよね?」
瑞鶴「え?あ、うん。別に良いけど」
秋月「では、ご一緒させてください」
翔鶴「はい♪」
結局、翔鶴、瑞鶴をきっかけに空母連中と仲良くなれた秋月だった。
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その14】
ジャンル:世界史
問14.『スウェーデンの科学者、アルフレッド・ベルンハルド・ノーベルが、1867年に特許を得たものは何か』
・陸奥の答え 『ダイナマイト』
提督のコメント:正解です。ノーベルは他にも、ロケットの推進剤に使われる無煙火薬の先駆け、バリスタイトも発明しています。
・伊勢の答え 『ノーベル賞』
提督のコメント:ノーベルの遺言によってできた賞なのに、本人が生きている内に自分で特許を取ってどうするんですか。
・如月の答え 『コン×××』
提督のコメント:※健全な駆逐艦娘の子には刺激が強すぎるのでこの解答は自主規制の対象になりました。
【一日1人、キャラ紹介】
≪明石≫
工作艦。鎮守府の工廠で提督や艦娘の開発・建造に立ち会ったり、入渠ドックで艦娘のマッサージをしたりしているので、出撃する事は滅多にない。鎮守府の敷地内で、艦娘向けの店≪万屋・明石≫を経営している。頼まれると断れない性格で、提督から、ほんや○コンニャク的なものを作るように頼まれたら一ヵ月で完成させた。最近夕張から新しい発注を受ける。
好きな言葉は『試行錯誤』。
【スタンバイ】
―軽巡洋艦寮、夕張の部屋―
提督「提督だ」コンコン
夕張「はい?どうしました?」ガチャ
提督「この前のデュエルの約束、覚えているか?」
夕張「ああ、あれね。覚えてるけど?」
提督「今、丁度予定が何も入っていないんだ。今ならデュエルできる。やるか?」
夕張「…そうね。私も暇を持て余していたからね。いいわ、やってあげる」
提督「よし、じゃ俺の私室に」
夕張「あ、その前に明石さんのトコに行っていい?」
提督「?別に構わんけど」
夕張「あ、それと中庭に来てね。じゃ、後で」タタタ
提督「?何で中庭?」
―数分後、中庭―
夕張「お待たせー!」タタタ
提督「お―何だその両手に抱えているの」
夕張「え?デュエルディスクだけど」
提督「何でそんなものを持ってるんだよ!」
夕張「明石さんに作ってくれない?って頼んだら、作ってくれたのよ」
提督「アイツに作れないものは無いのか…?」
夕張「ま、今はいいじゃないそんな事。はいよ」ポイッ
提督「投げるなよ…(形状とデザインはオリジナルか…)」パシッ
夕張「じゃ、腕に装着してと」ガチャ
提督「よっと…すごい本格的だな…」ガシャ
夕張「このスイッチを押すと…お、展開した」ヴィン、ガシャコン
提督「うぉ、すげぇ…」ヴィン、ガシャコン
夕張「これで準備完了。でも、ただ戦うだけじゃ面白くないから、罰ゲームでもつけましょうか」
提督「そうだな。じゃ、俺が勝ったら、間宮さんのスイーツを奢ってもらう」
夕張「いいわ。じゃ私が勝ったら…一緒に出掛けてくれない?」
提督「ん?そのぐらいなら別に…(というか…普通に頼んでくれたらいいのに…)」
夕張「よーし、じゃ、始めましょう!」
提督「おお、久々のデュエルだし、楽しむか!」
提督&夕張「デュエル!!」
提督 LP4000
夕張 LP4000
【続く】※あまり長くしてもアレなので、ライフはアニメと同じ4000にします。
【デュエル①】※地文あり、2レス以上続きます。また、※付きのカードは>>1のオリジナルです。
―Turn1―
提督「先攻は貰うぞ」
夕張「いいわよ。分かってると思うけど、新ルールで先攻ドローはできないわよ」
提督「分かってるって。…ところでこれって、マジでソリットビジョンが出てくるの?」
夕張「さあ?どうかしらね」
提督「くっ、しらばっくれやがって…。まあいいや、俺は手札から、≪カラクリ無双 八壱八(ハイパー)≫を召喚!」パシッ
提督がディスクの置くべき場所にカードを置くと、中庭の地面に閃光が走り、モンスターが出現する。
八壱八「」ズン
カラクリ無双 八壱八 ATK2100 ☆×4
提督「うぉ、マジで出てきた…明石の奴すげぇな…」
夕張(それにしても…いきなり攻撃力2100のモンスターを出してくるなんて…)
提督「じゃ、俺はカードを2枚伏せてターンエンド」
今度は中庭の地面に、カードの裏面が現れる。
―Turn2―
夕張「私のターン、ドロー!」カシュ
夕張「私は手札から、≪※BA(ブレイブアームズ)‐サーチ・プレーン≫を召喚!」パシッ
今度は夕張の近くの地面から閃光が走り、緑を基調とする円盤が出現した。
BA‐サーチ・プレーン ATK1400 ☆×4
提督("ブレイブ・アームズ"?聞いた事が無い…)
夕張「このモンスターの召喚に成功した時、相手フィールドにセットされている魔法・罠カード1枚を手札に戻す!」
夕張がそう宣言すると、"サーチ・プレーン"の前面のガラスから紫色の閃光が迸り、提督のセットされているカードに直撃する。
すると、そのカードは霧散してしまう。
提督(チッ…≪攻撃の無力化≫を戻された…)
BA‐サーチ・プレーン
レベル×4 ATK1400 DEF1500 属性風 種族機械
効果
①:このカードは攻撃できない。
②:このカードが召喚に成功した時、相手の魔法&罠ゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
提督「だけど、そのモンスターの攻撃力は1400。俺の"八壱八"の攻撃力2100には及ばないぞ?」
夕張「これでもかしら?私は装備魔法、≪※ブレイブ・ウィング≫を"サーチ・プレーン"に装備!」
三角形の羽のようなものが"サーチ・プレーン"の脇に接続される。
夕張「≪ブレイブ・ウィング≫は"BA"モンスターにしか装備できないけど、装備モンスターの攻撃できない効果を無効にし、
攻撃力を800アップさせる!」
ブレイブ・ウィング
装備魔法
風属性「BA」モンスターにのみ装備可能。
①:装備モンスターの「攻撃できない効果」を無効にする。
②:装備モンスターの攻撃力は800アップする。
BA‐サーチ・プレーン ATK1400→2200
夕張「これで"サーチ・プレーン"の攻撃力が"八壱八"を上回ったわ」
カラクリ無双 八壱八 ATK2100
夕張「"サーチ・プレーン"で、"八壱八"を攻撃!」
"サーチ・プレーン"の前面のガラスからイナズマが走り、"八壱八"に向かう。
提督「≪カラクリ無双 八壱八≫の効果発動!」
夕張「え!?」
提督「攻撃表示の≪カラクリ無双 八壱八≫は攻撃対象に選択された場合、自身を守備表示にする!」
提督が宣言すると、"八壱八"はしゃがみ、胸の前で腕を交差させる。
カラクリ無双 八壱八 ATK2100→DEF1100
夕張「それでも守備力は1100!このまま押し通すわ!」
提督「さらに罠(トラップ)発動!≪カラクリ屋敷≫!」
提督がそう言うと、今度は提督のフィールドにセットされているカードが表になる。
提督「このカードは、自分フィールドの"カラクリ"モンスターの表示形式が変更された時、フィールド上のカードを1枚破壊する。
俺は、≪BA‐サーチ・プレーン≫を破壊!」
≪カラクリ屋敷≫のカードから黄色の波動が生み出され、"サーチ・プレーン"を≪ブレイブ・ウィング≫ごと粉砕した。
夕張「く…っ。私はカードを1枚伏せて、ターンエンド…」ジャキ
―Turn3―
提督「俺のターン、ドロー!」シャッ
提督(よし、来た!)
提督「俺は魔法(マジック)カード、≪借カラクリ蔵≫を発動!」シュッ
提督「このカードは、自分フィールドの"カラクリ"1体を選択し、デッキからレベル4以下の"カラクリ"1体を手札に加え、選択したモンスターを守備表示にする。俺は、"八壱八"を選択!」
提督「そしてデッキから≪カラクリ小町 弐弐四(ニニシ)≫を手札に加え、"八壱八"を攻撃表示にする」
カラクリ無双 八壱八 DEF1100→ATK2100
するとしゃがんでいた"八壱八"が立ち上がり、再び仁王立ちの姿勢になる。
提督「そして、手札に加えたチューナーモンスター、≪カラクリ小町 弐弐四≫を召喚!」ピシッ
カラクリ小町 弐弐四 ATK0 ☆×3
弐弐四「フフフ…」ガチャン
夕張(チューナー?って事は…)
提督「そして、"弐弐四"の効果発動!このカードがフィールド上に存在する場合、1ターンに1度だけ、自分はもう一度、"カラクリ"を通常召喚できる。俺は手札から、レベル4のチューナーモンスター、≪カラクリ守衛 参壱参(サイサン)≫を召喚!」
カラクリ守衛 参壱参 ATK600 ☆×4
参壱参「ウォゥ」ガシャン
夕張「まずい…」
提督「俺はレベル4の"八壱八"に、レベル4の"参壱参"をチューニング!」バッ
夕張「やっぱりね!」
提督が腕を上げてそう宣言すると、"参壱三"の体が透けて、その中から4つの小さな光の玉が現れる。その玉がはじけると、緑色の輪が4つ連なって現れる。
そしてその輪の中に、"八壱八"が通される。
そして、一筋の閃光が、緑の輪もろとも包み込む。
提督「シンクロ召喚!現れろ、レベル8!≪カラクリ大将軍 無零怒(ブレイド)≫!!」
そして現れたのは、重厚な鎧に身をまとった巨大なカラクリ人形だった。
無零怒「ヌン!」
カラクリ大将軍 無零怒 ATK2800 ☆×8
夕張「これがシンクロ召喚…」
提督「チューナー以外のモンスターのレベルとチューナーのレベルを足して、そのレベルの合計のシンクロモンスターを、召喚する。それが、シンクロ召喚だ」
提督「"無零怒"の効果発動!このカードがシンクロ召喚に成功した時、デッキから"カラクリ"を1体特殊召喚できる!」
夕張「な、何ですって!?」
提督「俺はデッキから、レベル5の≪カラクリ忍者 七七四九(ナナシック)≫を特殊召喚!」
七七四九「フンッ!」
カラクリ忍者 七七四九 ATK2200 ☆×5
提督「さらに俺は、レベル5の"七七四九"にレベル3の"弐弐四"をチューニング!」
再び閃光が走る。
提督「シンクロ召喚!現れろ、レベル8!≪カラクリ大将軍 無零怒≫!!」
無零怒「ヌン!」
カラクリ大将軍 無零怒 ATK2800 ☆×8
提督「再び"無零怒"の効果発動!デッキから、もう一体の"七七四九"を特殊召喚!」
七七四九「フンッ!」
カラクリ忍者 七七四九 ATK2200 ☆×5
夕張「一気に3体もの上級モンスターを…すごい」
提督「この大量展開が"カラクリ"シリーズの醍醐味さ。さあ、バトルだ!"無零怒"で、夕張にダイレクトアタック!」
"無零怒"の剣が、夕張めがけて振り下ろされる。だが―
夕張「罠発動!≪※ブレイブ・スクランブル≫!!このカードは、ダイレクトアタックを受ける時に発動できる!手札から"BA"モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに変更する!」
ブレイブ・スクランブル
通常罠
「ブレイブ・スクランブル」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。手札から「BA」モンスター1体を守備表示で特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてダメージ計算を行う。またこの効果で特殊召喚したモンスターは、このターンのみ、2回まで戦闘では破壊されない。
夕張「手札から、≪※BA‐ソニック・ウィング≫を守備表示で特殊召喚!」
そして現れたのは、白い戦闘機のようなモノだった。
BA‐ソニック・ウィング DEF2000 ☆×4
夕張「"ソニック・ウィング"は特殊召喚に成功した時、1枚カードをドローできる!」
BA‐ソニック・ウィング
レベル×4 ATK1600 DEF2000 属性風 種族機械
効果
「BA‐ソニック・ウィング」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは攻撃できない。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから1枚ドローする。
"無零怒"の剣と"ソニック・ウィング"の装甲がぶつかり合い、火花が散る。だが、"ソニック・ウィング"は砕けなかった。
夕張「≪ブレイブ・スクランブル≫の効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、2回まで戦闘では破壊されない!」
提督「ならば、"七七四九"で"ソニック・ウィング"に攻撃!」
今度は"七七四九"が、持っていた歯車のような手裏剣を投げる。"ソニック・ウィング"に直撃したが、装甲が跳ね返す。
提督「これでどうだ!もう1体の"無零怒"で、"ソニック・ウィング"を攻撃!」
別の"無零怒"の剣が"ソニック・ウィング"の装甲にめり込み、そのまま両断した。
そして、爆発を起こす。衝撃波は、ソリットビジョンであるが、それでも迫力があった。
夕張「ん…っ!」
提督「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンドだ。さあ、次はお前が攻める番だぞ?」
夕張(なんとかしのぎ切ったか…。でも、確かに、次はこっちから攻める番よ…!)
夕張は、手札の1枚のカードを見ながらニヤリと笑った。
【続く】
【デュエル②】
―Turn4―
夕張「私のターン、ドロー!」シャッ
提督(さあ、どう出てくる?)
夕張「私は手札から、≪※BA‐サプライヤー・ウィング≫を召喚!」
夕張が召喚したのは、長い翼を持つ戦闘機だった。
BA‐サプライヤー・ウィング ATK1000 ☆×4
提督(攻撃力たった1000?何か仕掛ける気か…)
夕張「このカードが召喚に成功した時、自分のフィールドにほかのカードが無い場合、墓地から風属性の『BA』モンスターを2体まで、効果を無効にして特殊召喚できる!」
BA‐サプライヤー・ウィング
レベル×4 ATK1000 DEF1500 属性風 種族機械
効果
①:このカードは攻撃できない。
②:このカードが召喚に成功した時、自分フィールドにこのカード以外のカードが存在しない場合、墓地の風属性「BA」モンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
夕張「私は墓地から、"サーチ・プレーン"と"ソニック・ウィング"を特殊召喚!」
夕張がそう言うと、地面に円が出現し、その円の中心から2体のモンスターが出現する。
BA‐サーチ・プレーン ATK1400 ☆×4
BA‐ソニック・ウィング ATK1600 ☆×4
提督「同じレベルのモンスターが3体…まさか」
夕張「そうよ、私はレベル4の"サーチ・プレーン"、"ソニック・ウィング"、"サプライヤー・ウィング"の3体で、オーバーレイ!」
夕張が言うと、3体のモンスターが緑色の光包まれ、天へと向かう。
すると今度は、フィールドに銀河のような渦が出現し、3つの緑色の光が吸い込まれる。
夕張「3体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
そして、渦の中心から光の柱が突き出される。
そして、光の柱が消えた後に出現したのは、巨大な鳥のようなものだった。長いくちばし、大きな翼、細い脚。しかしその全てが装甲に包まれている。
夕張「現れろ、ランク4!≪※BA‐フルアーマード・フェニックス≫!!」
フェニックス「クオオオオオオオオオ!」
BA‐フルアーマード・フェニックス ATK500 ★×4
提督「エクシーズ召喚…」
夕張「同じレベルのモンスターを揃えてその上に重ねてモンスターを召喚する。それがエクシーズ召喚よ」
提督「そしてそのエクシーズモンスターは、素材としたモンスターをオーバーレイ・ユニットとして力を発揮できる。しかも、レベルではなくランクを持つ」
確かに、"フルアーマード・フェニックス"の周りを漂うように、緑色の光の玉がグルグル回っている。それがオーバーレイ・ユニットだ。
提督「だが攻撃力はたった500。それじゃ、俺のどのモンスターの攻撃力にも届かないぜ?」
カラクリ大将軍 無零怒 ATK2800
カラクリ忍者 七七四九 ATK2200
カラクリ大将軍 無零怒 ATK2800
夕張「"フルアーマード・フェニックス"の効果発動!1ターンに1度、オーバーレイ・ユニットを任意の数だけ取り除き、ターン終了時まで、"フルアーマード・フェニックス"の攻撃力を、取り除いたオーバーレイ・ユニット1つにつき1000ポイントアップさせる!」
提督「何!?」
BA‐フルアーマード・フェニックス
ランク×4 ATK500 DEF1000 属性風 種族機械
エクシーズ/効果
風属性レベル4「BA」モンスター×3
「BA‐フルアーマード・フェニックス」の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは攻撃できない。
②:このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
③:自分メインフェイズに1度、このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、このカードの攻撃力は取り除いたX素材の数×1000アップする。
夕張「私は3つ全てのオーバーレイ・ユニットを取り除く!これにより、"フルアーマード・フェニックス"の攻撃力は3000ポイントアップ!」
フェニックス「キオオオオオオオオオオオ!!」
BA‐フルアーマード・フェニックス ATK500→3500
提督「だが、"BA"シリーズは自分で攻撃できないはず!なのに、攻撃力を上げてどうする!」
夕張「私は装備魔法≪※マルチ・アタック・ウィング≫を"フルアーマード・フェニックス"に装備!」カチャ
すると、"フルアーマード・フェニックス"の翼が光に包まれる。
夕張「この装備カードの効果で、装備した"BA"モンスターは攻撃できるようになり、相手の全てのモンスターに攻撃できる!」
提督「な…っ!?」
マルチ・アタック・ウィング
装備魔法
風属性「BA」モンスターにのみ装備可能。
①:装備モンスターの「攻撃できない効果」を無効にする。
②:装備モンスターは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
夕張「バトル!"フルアーマード・フェニックス"で、まずは"七七四九"に攻撃!」
提督「罠発動!」
夕張「無駄よ!"フルアーマード・フェニックス"が攻撃する時、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードが発動できないわ!」
提督「くそっ!」
夕張が腕を上げて宣言すると、"フルアーマード・フェニックス"が空へ向けて飛び、高度をつけると"七七四九"目がけて急降下してくる。
提督「"七七四九"の効果発動!このカードが攻撃対象に選択された場合、表示形式を変更する!」
カラクリ忍者 七七四九 ATK2200→DEF1700
"七七四九"がしゃがんで腕を胸の前で交差させる。
提督「さらに、"無零怒"の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの"カラクリ"モンスターの表示形式が変更された時、カードを1枚ドローする!"無零怒"は2体いるから、俺は2枚ドロー!」
そして数秒後、"フルアーマード・フェニックス"が突っ込み、爆発を起こす。
提督「ぐっ…!」
夕張「まだまだぁ!"フルアーマード・フェニックス"で、2体の"無零怒"に攻撃!」
そう宣言すると、"フルアーマード・フェニックス"は高度を再び上げてまた"無零怒"に向かって突っ込む。
一気に2体の"無零怒"が砕かれ、爆発を起こす。そして提督は後ろに吹き飛ばされる。
提督「ぐあああああ…っ!」ドザザッ
提督 LP4000→2600 手札×2
夕張「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド。そしてこの時、"フルアーマード・フェニックス"の攻撃力も元に戻る」
BA‐フルアーマード・フェニックス ATK3500→500
夕張「形勢逆転、ね」
提督「そうだな…」
夕張「次は貴方が、本気を見せてもらう番よ」
提督「ああ、見せてやるよ」
―Turn5―
提督「俺のターン、ドロー!」シャッ
提督「…俺も、お前と同じ手を使う事にするよ」
夕張「?」
提督「俺は魔法カード≪※カラクリの増援≫を発動!墓地からレベル4以上の"カラクリモンスター2体を、攻撃力と守備力を0にし効果を無効にして、守備表示で特殊召喚する!」
カラクリの増援
通常魔法
「カラクリの増援」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地のレベル4以上の「カラクリ」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスター2体を自分フィールドに表側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、攻撃力・守備力は0になる。また、このカードを発動するターン、自分はモンスターを通常召喚できない。
提督「俺は墓地から、"無零怒"を2体特殊召喚する!」
夕張「何ですって…!?」
提督の足元に円が広がり、その中から2体の"無零怒"が出現する。
カラクリ大将軍 無零怒×2 DEF0 ☆×8
夕張「せっかく倒したのに、もう復活するの…?」
提督「だが、お前の相手はコイツじゃない。さっきはできなかったが、今ならできる!俺はレベル8の"無零怒"2体でオーバーレイ!」
今度は"無零怒"がオレンジ色の光に包まれ、天へと向かう。
そして、提督の足元に渦が出現し、その中に吸い込まていく。
提督「2体の機械族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
そしてやはり、渦の中心から光の柱が飛び出る。
提督「出でよ、ランク8!≪※カラクリ大名 早米慈(サベイジ)≫!!」
現れたのは、時代劇の大名のような着物を着たからくり人形だった。"早米慈"は低く唸り声を上げる。
カラクリ大名 早米慈 ATK2700 ★×8
夕張「提督もエクシーズ召喚を…」
提督「"早米慈"の効果発動!このカードがエクシーズ召喚に成功した時、デッキから"カラクリを特殊召喚できる!」
カラクリ大名 早米慈
ランク×8 ATK2700 DEF1800 属性地 種族機械
エクシーズ/効果
機械族レベル8モンスター×2
「カラクリ大名 早米慈」の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがX召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「カラクリ」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分フィールドの「カラクリ」モンスターの表示形式が変更された時、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自分は1枚ドローする。
提督「俺は、レベル3の≪カラクリ参謀 弐四八(ニシバチ)≫を守備表示で特殊召喚!」
カラクリ参謀 弐四八 DEF1600 ☆×3
提督「"弐四八"の効果発動!このカードが特殊召喚に成功した時、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する。俺は、"弐四八"自身の表示形式を変更!」
カラクリ参謀 弐四八 DEF1600→ATK500
夕張「わざわざ特殊召喚したモンスターの表示形式を変更…?」
提督「さらに、"早米慈"の効果発動!自分フィールドの"カラクリ"の表示形式が変更された時、オーバーレイ・ユニットを1つ取り除く事で、相手フィールドのカード1枚を破壊する!」
夕張「何!?」
提督「俺は、"フルアーマード・フェニックス"を破壊!」
提督が"フルアーマード・フェニックス"を指さすと、"フルアーマード・フェニックス"は突然爆発をした。
夕張「きゃあっ!?」
提督「さらに"早米慈"の効果で、俺は1枚ドロー!」シャッ
提督「これでお前のフィールドにはもうモンスターがいない。また、形勢逆転、だな」
夕張「く…」
提督「ここでケリをつける!俺は魔法カード、≪カラクリ大暴走≫を発動!」パシィッ
提督「このカードの効果で、自分フィールドの"カラクリ"1体の効果をターン終了時まで無効にし、その攻撃力を1000アップさせる!俺は、このカードを"弐四八"に対して発動!」
カラクリ参謀 弐四八 ATK500→1500
提督「バトル!まずは"弐四八"でダイレクトアタック!」
宣言するや否や、"弐四八"が腕を前に出し、その前から波動が出現する。その波動をもろに受けた夕張は、後ろに仰け反る。
夕張「クッ…!」
夕張 LP4000→2500 手札×0
提督「これで終わりだ。"早米慈"でダイレクトアタック!」
夕張(ここで使うしかない!)
夕張「カウンター罠発動!≪※ブレイブ・リフレクター≫!相手モンスターの直接攻撃宣言時、墓地の"BA"モンスターを全て除外して発動!攻撃モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」
ブレイブ・リフレクター
カウンター罠
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時、自分の墓地の「BA」モンスターを全てゲームから除外して発動できる。その相手攻撃モンスターのを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
夕張「これであなたの"早米慈"を破壊し、その攻撃力2700のダメージを提督に与えるわ!」
提督「…俺がお前の伏せカードを警戒していないとでも思ったのか?」
夕張「何ですって?」
夕張は怪訝な顔をする。そして、"早米慈"は突然爆発し、その衝撃は提督にもろに直撃する。
だが―
提督「速攻魔法≪※カラクリ鏡≫を発動!自分フィールドの"カラクリ"モンスター1体をリリースし、自分への効果ダメージを反射する!」
カラクリ鏡
速攻魔法
「カラクリ鏡」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手が自分にダメージを与えるカードの効果を発動した場合に、自分フィールドの「カラクリ」モンスター1体をリリースして発動できる。自分の代わりに相手がそのダメージを受ける。
夕張「な…っ!?」
提督「"弐四八"をリリースして、俺が受ける2700のダメージを、お前に返してやる!」
提督がそう言うと、衝撃が吸収され、その吸収された衝撃が夕張に向かう。
夕張にはその衝撃を受け止める術もなく、その衝撃をもろに受けて後ろに吹き飛ばされた。
夕張「きゃああああああああああああああッ!」
夕張 LP2500→0 手札×0
提督 WIN!!
提督が勝ったことを知らせる画面が表示されると、ソリットビジョンが全て霧散する。
そして夕張がゆっくりと起き上ると、提督が近づいてきた。
提督「俺の勝ちだ」
夕張「残念だけど、そのようね」
提督「じゃ、約束通り間宮さんのスイーツを奢ってもらうぞ」
夕張「分かったわ…」
提督「後…お前が勝ったら俺と出かけたいっていうの…、俺はいつでもいいんだけど、な」
夕張「え…っ!?」
提督「ま、その話は後でいいか。さ、間宮さんトコに行くぞ」
夕張「ええええ…?」
最後の会話は、そっけなかった。
【END】
463 : 以下、名無しにかわりましてSS速... - 2015/02/23 23:27:23.03 pig6TzVh0 188/400あれ、スペルスピード的にカウンター罠にはカウンター罠しかチェーンができないですよ。カウンター罠ではなく、通常トラップなら発動できるけど・・・。
465 : ◆aKZmxL4TCc - 2015/02/24 09:51:28.10 +c0LkBXY0 189/400>>463
ホントだ…。ご指摘ありがとうございます。ですが今さら直せないので、そこは勘弁願いたいです。
また次の機会に、注意して書くようにします。すみません。
投下は、夕方以降の予定ですのでお願いします。
467 : ◆aKZmxL4TCc - 2015/02/24 21:41:27.97 +c0LkBXY0 190/400こんばんは。投下します。
今日からはまた、日常系の話に戻ります。
【明石の科学は】
―万屋・明石―
提督「お前ってホント何でも作れるんだな」
明石「どうしたんですか?急に」
提督「いやお前、このまえ夕張にデュエルディスク造ってくれって頼まれたんだろ?」
明石「ええ。私は、夕張さんの説明とアニメに出てきたそれを見て、再現してみただけです」
提督「まさかソリットビジョンまで再現するなんて…お前の技術力には驚かされっぱなしだよ」
明石「それほどでもありませんよ」
提督「いや、ホント凄いよお前。艦娘の修復はもちろんだけど、駆逐艦連中の前でピタ○ラ装置を組み上げるし、"ほんやく○ンニャク"みたいなの作るし、ヲ級Flagshipが来た時にアイツにつけたチョーカー型爆弾を作ったのもお前だし、挙句にあのクオリティのデュエルディスクを作ったときたんだから」
明石「そんなに褒めてもアイテムはあげませんよ?」
提督「ありゃ残念」
明石「当たり前です」
提督「逆にさ、お前が作れないものってあるの?」
明石「そうですねぇ……タイムマシンは作れないことは無いですし…」
提督「作れちゃうのか…」
明石「あ、"どこ○もドア"とか"地球破○爆弾"とか!」
提督「それは逆に作っちゃダメだ」
【END】
【NGワード】
―夜、居酒屋・鳳翔―
提督「こんばんはー」
鳳翔「あら、いらっしゃい。今日はどなたと?」
ヲ級「こんばんはー!」←人語マスター済み
提督「ヲ級が小腹が空いたって言うから、『俺が鳳翔さんの店に行くところだから一緒に来るか?』って聞いたら―」
ヲ級「私居酒屋初めて!だからすっごく楽しみだったの!」
鳳翔「あら、そうでしたか。では、コチラの席どうぞ」
提督「ありがとうございます」ガタッ
ヲ級「失礼しまーす」ガガッ
鳳翔「こちらお通しです」コトッ
提督「ん?肉じゃが?珍しいですね」
ヲ級「肉じゃが?」
提督「何か昔の海軍のシェフがビーフシチューを作ろうとしたら偶然できてしまったのがこの肉じゃが、だと言われているが」
ヲ級「へー、知らなんだー」
提督「しかし、珍しいですね。お通しが肉じゃがなんて」
鳳翔「ええ、今日の肉じゃがは、自分で言うのもなんですが良い出来でしたので、出してみる事にしたんです」
提督「そうですか…では一口…」パク
ヲ級「いっただっきまーす!」パクッ
提督「…うん、美味しいです。出汁が具材に浸み込んでいて、柔らかくて、美味しいです」
ヲ級「ホント、美味しー!」
鳳翔「ありがとうございます」
提督「やはりおふくろの味って感じですね…」
ヲ級「でも私は、"おばあちゃんの"味って感じがするなー」
鳳翔「…"おばあちゃん"?」ピキッ
提督(あ、ヤバッ…)
ヲ級「?どうしたの?鳳翔さん?」
鳳翔「い、いや…なななな何でもございいいませんにょ?」
提督(必死に怒りをこらえている…。それは比較的新入りのヲ級だからか…。古参組が言ったら、出禁は確実だろうけど…)
ちなみに後で提督が、
提督「"おばあちゃん"って言うワードに敏感なのは、まだ若いって言う証拠ですよ!鳳翔さん肌綺麗ですし、可愛いですし、十二分に若いですって!」
そう言うと鳳翔は顔を紅くしてしまった。
【END】
【ティータイム】
―昼、執務室―
金剛「Hey,テートクー!ティータイムにするネー!」
提督「断る!」
金剛「Why!?何故デスか!?」
提督「だって、まだ書類が片付いてねぇんだよ!秘書艦のお前も手伝え!」
金剛「ですけどテートク、イギリス人たるもの、決まった時間に紅茶を飲むのは当然の事デース」
提督「ここは日本だし、俺は日本人だ。ティータイムは書類が全部片付いた後な」
金剛「クッ、テートクのDaemon(デーモン:鬼)!Devil(デビル:悪魔)!Brute(ブルート:人でなし)!」
提督「なんでそこまで言われなきゃならないんだ」
金剛(テートク、いつもよりイラついている?普段は私の誘いに普通に乗ってくれるのに…それは何でショウカ…)
金剛(そう言えば、テートクは朝から書類を書いているし…もしかして、書類を書いてばっかりでイライラしているんじゃ…)
金剛(それならば、外でティータイムにすることにしまショウ。そうすれば、リフレッシュにもなりますしネ!)
金剛「テートク!」
提督「何だ?ティータイムなら書類が終わったら―」
金剛「外で紅茶を飲むネー!」
提督「書類を片付けるって言わなかったか!?」ギロッ
金剛「ひっ…」
提督「まったくお前は紅茶紅茶と…!他の言葉を知らないのかよ…」
金剛「…ごめんねテートク…私は、テートクがイライラしているからリフレッシュさせようとして…」
提督「…っ……そこまで考えて…俺の方こそゴメン。確かにちょっとイライラしていたんだ…それを金剛に当たるなんて…本当にごめん」
金剛「…じゃ、紅茶飲む?」
提督「書類が終わった後、な?」
金剛「…ハイ」
その後に飲んだ紅茶は、いつもと同じ銘柄だったけど、少し違った味がした。
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その15】
ジャンル:英語
問15.『次の英文を日本語に訳せ。
My dream is to be a firefighter.』
・金剛の答え 『私の夢は消防士になる事だ。』
提督のコメント:その通りです。"to be a~"で「~になりたい」という意味の英語になります。よく使う表現なので覚えておきましょう。
・夕張の答え 『私の夢は炎の格闘士になる事だ。』
提督のコメント:"firefighter"で「消防士」と言う意味です。しかし、"炎の格闘士って何かカッコいいですね。
・漣の答え 『私の答えは金剛さんと同じでいいです。』
提督のコメント:その発想は無かった。
【一日1人、キャラ紹介】
≪夕張≫
夕張型軽巡洋艦一番艦。軍艦だった頃は兵装実験艦だったせいか、新しい装備に興味津々。そのせいでたまに勝手に装備を開発しては提督に怒られてしまう。
装備関係に詳しいため、たまに明石の手伝いをする事がある。胸が無い事がコンプレックスで、そのせいか嫌いな食べ物はメロン。"遊○王"にハマっており、ひょんなことから提督とデュエルをする事になる。使用デッキは、装備魔法カードを装備する事で力を得る"BA(ブレイブアームズ)"デッキ。
好きな言葉は『失敗は成功の母』。
【掃除】
―執務室―
加賀「失礼します。提督」
提督「やあ加賀、どうしたんだ?」パタパタ
加賀「この前の演習の報告書を…って、提督は何をなさっているんですか?」
提督「見りゃわかるだろ、掃除だよ」ゴシゴシ
加賀「それは見ればわかりますが、なぜ今?」
提督「いや、机に座ってふと周りを見てみたら、ホコリとかが溜まってるし窓も汚れていたから掃除するか、って思って」ウィィィン
加賀「そうですか…」
提督「ま、一時の気の迷いってヤツだよ」
加賀「…そう言えば提督、例の書類は書き上げたのですか?」
提督「…………」スッ
加賀「何故目を逸らすのですか。まさか、まだ終わっていないんですか?」
提督「…ご名答」
加賀「…まだ書類も書き上げていないのに身の回りの掃除ですか。いい身分ですね」
提督「いや俺提督だから比較的身分良いけど…」
加賀「そんな屁理屈は結構です」
提督「いやでもさ、何かこう、書類を書いていると何か無性に掃除がしたくなる時ってない?」
加賀「…まあ、ありますけど」
提督「俺はそれと同じ衝動に駆り立てられたんだよ」
加賀「ですけど、書類は今書いてください。私も手伝いますから」
提督「わー加賀ありがとー、愛してるぜー」
加賀「そんな薄っぺらい告白など要りません。さ、早く書類を書いてしまいましょう」
提督「はいはい」
加賀(愛してるって…愛してるって…うわぁぁぁぁ…///)
提督「…加賀、筆が進んでないぞ」
【END】
【アドバイス】
―執務室―
ジリリリリリン
提督「はい、南関東ブロック第参鎮守府提督です」
??『もしもし?俺、○○だけど』
提督「おお、お前か。どうしたんだ?」
??『いや俺さ、近畿ブロックの第弐鎮守府で提督をする事になったんよ』
提督「え、マジで!?おめでとう!」
近畿第弐鎮守府提督(以下弐督)『ああ、着任したのは二ヶ月ぐらい前なんだけどさ、バタバタしてたから電話するのが遅れちゃったんだよ」
提督「しかし驚きだな、お前が提督になるなんて…」
弐督『いや、そう言う話は後にして、今日はお前に聞きたい事があるんだよ』
提督「何だ?」
弐督『南西諸島沖の沖ノ島海域ってあるじゃん?あの攻略するのがめっちゃ難しいヤツ』
提督「あーあそこか…俺も苦労させられたもんだよ…ははは」
弐督『お前あそこ攻略するのにどんぐらいかかった?』
提督「大体半月ぐらいかな…」
弐督『うげ…そんなにかかるのか…』
提督「まさか、お前そこに出撃するのか?」
弐督『うん』
提督「二ヶ月でそこまで海域を拡張するとは…すごいな」
弐督『そこでさ、色々アドバイスとかない?あの、魔の沖ノ島海域攻略についての』
提督「そうだな…近代化改修とか錬度とか装備とかのアドバイスしかできないけど…」
弐督『それでも十分。何かない?』
提督「そうだな、まずは―」
―数分後―
弐督『分かった。ありがとな。参考にしてみるよ』
提督「どういたしまして。あそこは一発で攻略するのは難しいからな。気をつけろよ」
弐督『おう。じゃ、また機会があったら会おうぜー』
提督「ああ、じゃあな」
―数日後、執務室―
弐督『俺、沖ノ島海域一発でクリアしたぜー!はっはっはー!』
提督「ファッ!?」
【END】
【将棋】※2レス続きます
―夕方、執務室―
コンコン
提督「はい、どうぞ」
長月「失礼するぞ、司令官」ガチャ
提督「長月か。どうした?珍しいな」
長月「司令官よ、将棋を指した事はあるか?」
提督「将棋?あるけど」
長月「一局、してくれないか?」
提督「…何で?」
長月「他の睦月型達に聞いてみたら、誰もルールを知らないと言ってな。知っていそうな戦艦や空母の先輩達は演習をやっているし…」
提督(そりゃイマドキの女の子が将棋のルールを知ってるって事は少ないだろ…)
提督「まあ、俺でいいなら。書類も片付いたところだし」
長月「それはよかった。将棋のセットが娯楽室にあるから行こう」
提督「ああ」
―娯楽室―
提督「誰もいないな…」
長月「…まあ、その方が都合がいい。あっちのテーブルでやろう」
提督「ああ」
提督("都合がいい"…?)
長月「駒は既にセットしてある。さ、提督、始めよう」
提督「分かった。俺は後手でいいから」
長月「では私は先手だな」
パチッ
―十数分後―
長月「…なあ司令官」パチ
提督「ん?何だ?」パチッ
長月「私は、女の子に見えるだろうか」パチ
提督「…急にどうした」パチ
長月「いや、他の駆逐艦の子から、私は口調とか思考とかが男らしいとか大人っぽいとか言われることが多々あってな…。だから私は、性格や口調が、今このままでいいのかと不安に思ったんだ」
提督「…まあ確かに、勝気な性格、男勝りな口調、強気なところはあまり女の子らしくはないな…」
長月「なら、やっぱり…」
提督「だけど長月は、今の自分が嫌いか?」
長月「…急になんだ」
提督「いいから答えてみな?」
長月「……そんなに嫌いじゃない」
提督「なら、今のままでいたほうがいい?」
長月「………?」
提督「自分の性格とかをまるっと変えたら、変えた後に元の性格の方が色々やりやすかったって実感するものだよ。その性格だからこそ、今自分の周りにいる皆と過ごすことができるんだってな。例えばの話だど、お前が自分の男らしく大人っぽい性格を変えたいと考えて、今より限りなく女の子に近い口調や性格になったとしたら、その新しい自分をお前は受け入れられるか?」
長月「……多分、無理だと思う…」
提督「それなら、今のままでいいじゃないか。自分が好きなスタイルで生きていけばいいじゃないか」
長月「…ああ、そうだな」パチ
提督「分かった。よっ、王手」パチン
長月「あっ…!」
提督「俺の勝ちだな」ニヤッ
長月「くっ……。…司令官…話を聞いてくれてありがとう」ニコッ
提督「お、おう…」キュン
提督(やべぇ…長月のにっこりとした笑顔…すごい可愛かった…そして女の子っぽかった…)
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その16】
ジャンル:文学
問16.『小説家・太宰治の中編小説で、1948年に雑誌「展望」に全三話の連載小説として発表された作品の名前は何か』
・長月の答え 『人間失格』
提督のコメント:正解です。他にも太宰治の作品には、『斜陽』、『走れメロス』などがあります。これらも合わせて覚えると良いでしょう。
・皐月の答え 『メロス失格』
提督のコメント:メロスがレースで不正を犯したみたいですね。
・鈴谷の答え 『提督失格』
提督のコメント:なぜ私が批判されるんですか。
【一日1人、キャラ紹介】
≪金剛≫
金剛型戦艦一番艦。イギリスからの帰国子女で、英語は堪能だが日本語は少し至らないところもある。提督LOVE勢の筆頭で、提督の為なら死んでもいいと、割と本気で考えている。料理の腕はいい方だが、着任時に振舞ったスープカレーが不味かったという評価のせいでヘコみ、以降あまり料理を作らなくなる。
戦闘の腕は確かで、装甲の厚い戦艦相手でも怯まずにあっさりと倒すほど。提督への想いが暴走すると、誰にも止められなくなる。
好きな言葉は『明日は明日の風が吹く』。
【実話②】
―執務室―
提督「じゃ、第一遠征艦隊旗艦・千歳、この遠征を頼む」スッ
千歳「分かりました。では、もし大成功をすれば≪居酒屋・鳳翔≫で一杯奢るっていう約束、覚えておいてくださいね」
提督「そんな約束をした覚えはないが」
千歳「では今言いましたから、覚えておいてくださいね」
提督「ちっ…分かったよ」
千歳「では遠征内容の確認を…って、この遠征でいいんですか?」
提督「ん?それで合ってるはずだけど」
千歳「は、はい。分かりました」
提督「じゃ、そこに書いてあるメンバーに集合をかけて、準備ができ次第行ってきてくれ。見送りたいんだけど、書類が多くて…」
千歳「了解しました。それでは行ってきます。書類の方、頑張ってくださいね」
バタン
―数十分後―
提督「そろそろ、千歳の遠征部隊が出発する頃だよな」
ヴン←部屋のディスプレイに遠征残り時間が表示される音
提督「お、丁度出発するところか」
[第二艦隊・艦隊名『第一遠征艦隊』遠征残り時間:残り06:00:00]
提督「…あれ?確か囮機動部隊支援作戦って確か12時間だったはずじゃ…」
提督「この辺に旗艦に渡すはずの遠征の書類が…」バサバサ
提督「…やべ…渡した1枚ズレてた…!通信!」
ポチッ
提督「千歳!千歳!戻ってくれ!遠征任務間違えた!」
千歳『ええッ!?』
―数分後―
[遠征 失敗!]
千歳「すみませんでした…」
提督「いや…今回は俺が悪い」
申し訳なかったのでこの後千歳に一杯奢った。
【END】
【お国柄】※2レス続きます
―東部オリョール海―
リットリオ「へー。綺麗な海だなー。すぐにでも泳ぎたいよ」
ビスマルク「何言ってんのよ。もうすぐ敵の領域よ。気を引き締めなさい」
リットリオ「はーい」
ビスマルク(何か気が抜けてるのよね…このイタリアの娘…)
翔鶴「敵艦隊発見!距離、10000!」
リットリオ「へぇっ!?あわわ…もうすぐじゃない…」
ビスマルク「ちっ…だから気を引き締めなさいと…私の後ろに居なさい!」
リットリオ「ありがとー、ビス子!」
ビスマルク「ビス子言うな!」
ズッドォン
ビスマルク「な…っ!?」
瑞鶴「どうやら…敵艦載機の攻撃ね…。2人とも大丈夫?」
ビスマルク「私は何とか…それよりリットリオは…!?」
リットリオ「うわああああああ!助けてぇ!助けてぇ!」ビェェェェェン
ビスマルク「」
リットリオ「何でもするから撃たないでぇ!攻撃しないでぇ!うわぁぁぁぁぁぁ!びええええええん!」シロハタフリフリ
翔鶴「」
瑞鶴「」
―鎮守府側艦隊より約10000m先、深海棲艦側―
軽空母ヌ級「艦載機カラノ映像ダト、何カ泣キ叫ンデ白旗振ッテル艦娘ガイル…」
重巡リ級「エ?ソレッテ一般人?艦娘トモアロウ者ガ戦場デ命乞イナドスルハズガナイデショウシ…」
戦艦ル級「ダケド、艦娘デナケレバ海ノ上ヲ移動スル事ハデキナイハズ…」
輸送ワ級「モシカシテ、艦娘ノ装備ヲ付ケテ海ヲ移動スル事ヲ可能トシタ一般人カモ…」
軽空母ヌ級「ソウダトシタラ、イクラ私達デモ、泣イテ助ケヲ求メル一般人を攻撃スルナンテ、良心ガ痛ムシ…」
重巡リ級「…見逃ス?」
戦艦ル級「…ソウシマショウカ」
輸送ワ級「ジャ、ササット去リマスカ」
―鎮守府側艦隊―
リットリオ「うわぁぁぁぁぁ…ひぃぃぃぃぃぃぃ…」
バルルルルルル
翔鶴「あ…敵艦載機と敵艦隊がなんか退いていく…」
瑞鶴「ええー…それって、この泣きわめくリットリオを可哀想に思っての事かしら…?」
ビスマルク「まったく…ほら、いつまでも泣いてないで立ちなさい。敵はいなくなったわよ」
リットリオ「ふぇ…ホント?」
ビスマルク「ホントよホント」
リットリオ「やったぁ!じゃ、泳ごうよ!敵もいなくなったんだし!」
ビスマルク「アホ!」ベシッ
リットリオ「あたっ!」
【END】
【ハズレ】
―工廠―
提督「明石ー、また大型建造頼むわ」
明石「また伊401さんですか?」
提督「その通りだ。当面の間大型建造の目的はシオイだからな」
明石「凝りませんねー」
提督「まあ、資材には若干の余裕があるし、大型建造は1週間に一回だから、何とかなるよ」
明石「まあ、資材枯渇危機なんて私は御免ですからね。ボーキが無くなった日には、空母の方達が餓死してしまいますよ」
提督「分かってるって。資材は燃料4000、弾薬と鋼材が6000ずつに、ボーキサイトは2000で。あ、今回は開発資材を1にしてくれ」
明石「分かりました。では妖精さん、資材を練成炉にお願いします」
工廠妖精「サーイェッサー!」ビシッ
ガラガラ
工廠妖精「準備完了!」
明石「分かりました…それでは、レッツラゴー!」パチン
[建造時間:残り00:16:58]
提督&明石&工廠妖精「」
提督「……明石…」
明石「……はい?」
提督「…伊401って、17分で建造できるんだっけ?」
明石「…残念ですが、3時間20分です」
提督「……ハズレかぁ…ま、来た事が無い奴だからいいか…」
工廠妖精「残念だったね、提督さん!」ポン
提督「うるせぇ」
―十数分後―
まるゆ「初めまして…まるゆ、着任しました。え?聞いていないって…そんなぁ!」
提督&明石&工廠妖精「」キュン
まるゆ「え…?あの、隊長?明石さん?妖精さん?」
提督&明石&工廠妖精(この子は大切にしてあげよう…)
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その17】
ジャンル:心理テスト
問17.『あなたが無人島に1人で行く時に、何か一つだけ持っていけるとしたら何を持っていきますか?
※この問題はよほど奇妙な答えを書かない限り正解とする』
・ビスマルクの答え 『サバイバルグッズ』
提督のコメント:この答えは最も無難ですが、このような答えを書いた場合はユーモアが欠けている人だそうです。貴女もユーモア性を取り込んでみてはどうでしょうか?
・陸奥の答え 『ライター』
提督のコメント:オイルが切れた後の事も考えておくとよいでしょう。ただ、爆発は起こさないでくださいね。
・大井の答え 『北上さん』
提督のコメント:『1人で』と問題文に書いたはずですが。
※この問題で不正解になったのは大井、比叡、千代田、山城でした。なぜ不正解だったかはお察しください。
【一日1人、キャラ紹介】
≪ビスマルク≫
ビスマルク級戦艦一番艦。ドイツからやってきた艦娘で、ドイツ人らしく規律に厳しい上、色々合理的なところがある。お酒が大好きで、飲む量は隼鷹並み。
部屋は常に整理整頓されている。料理はできるが、全て"素材で食え"的な出来なので他の艦娘はあまりビスマルクの料理を好まない。サムライやニンジャ等、日本の文化に興味津々。イタリアの艦娘リットリオが来てからは何かと彼女の尻拭いや世話を焼く羽目になる事が多い。
好きな言葉は『謹厳実直』。
【艦娘にだって】※2レス以上続きます
―夜、執務室―
五月雨「提督、今日の遠征の報告書、できました!」
提督「ん、ご苦労さん」
リリリリリン
提督「はい、南関東―」ガチャ
??『やあやあどうもどうも』
提督「…その声、貴様…」
五月雨「?」
第玖鎮守府提督(以下玖督)『どうも~、第玖鎮守府の玖督ですよぉ?』
提督「やっぱテメェか…」
[第玖鎮守府提督・玖督]
南関東ブロック第玖鎮守府を統括する提督。艦娘の事をただの兵器としか見ておらず、人間と同じく心を持っているとは微塵も考えていない。
しかもエリート気取り。だがホントにエリートだから困る。他人を見下すような言動をし、海軍学校時代からコイツの事を知っている第参鎮守府の提督は、
この玖督を嫌っている。
提督「何の用だ」
五月雨(誰と話してるんだろう…)ササッ
玖督『いや、この前の特別作戦の話だよ。近況報告ってヤツ?じゃあ聞くけど、ぶっちゃけキミ、どこまで行ったかな?』
提督「…丙作戦で、第2海域まで解放。第3海域でリタイア。それがどうした」
玖督『ええ?最低ランクの丙作戦でクリアできたのが、たったの2海域だけ?いやぁ、さすが海軍学校でワースト三位だった提督さんですなあ』
五月雨(この人…何か喋り方が気色悪い…)ヒソヒソ
提督(安心しろ、それは俺も思っていた事だ)ヒソヒソ
玖督『んん?そこに誰かいるのかな?』
提督「いや、ちょっと咳がしたんでな。それより、そんな事を聞いてどうする気だ」
玖督『いやぁ、やっぱり君は落ちこぼれさ。ボクなんて、甲作戦で全海域をクリアしたんだからね?』
提督「アーハイハイソーデスカー」
玖督『それに、海域解放報酬で配属された天城って艦娘も使えるねぇ。まあ、色々な意味で』
五月雨(もしかして…この人…)ヒソヒソ
提督(お前が知るにはまだ早い)ヒソヒソ
玖督『ああ、そう言えば…』
提督「何だよまだ何かあるのか?」
玖督『この特別作戦をしている間にさぁ、第一海域で五月雨って駆逐艦娘を沈めちゃったんだよねぇ』
提督「」
五月雨「!」
玖督『まあでも、たかが駆逐艦娘だし?それにいくらでも代わりはいるし、それほど珍しい奴でもなかったから別にどうでもいいんだけどさ』
五月雨「う…っ…」
提督(五月雨、もう聞くのはやめておけ…)ヒソヒソ
玖督『そもそも、奴らは所詮"兵器"だし、アイツが死のうがどうなろうが別に関係ないんだけどさ』
五月雨「あ…ああ…」
提督「………」
玖督『って言うか、一番簡単な第一海域で沈むなんて、とんだ役立たずだよ。アイツ」
五月雨「ああ…ああああ…」
提督「………」
玖督『抱き心地も良くなかったし、ホントこっちの手を煩わせてくれるだけだったよ。あの五月雨って役立たず』
提督「……そうか。お前はそう言うやつだったよな、そう言えば」
玖督『何を今さら』
提督「…ちょっと、しばらくはそこから動くなよ」
玖督『んん?どうする気だい?」
提督「ああ、今までの会話、聞いてたのは俺だけじゃないからな』
玖督『はぁ?何を言って―』
ガチャン
提督「……五月雨…」
五月雨「…ひぅ…ぐすっ…うぁ…」ガタガタ
提督「…五月雨、今日はもう休んでろ。明日の朝礼、出撃、遠征、訓練は全部休んでいいから。俺はちょっと野暮用ができたから、片付けてくる」
五月雨「……こんな遅くに、どちらへ…?」グスッ
提督「あの下衆野郎の場所だ」
バタン
―翌朝6時30分、第参鎮守府正門―
提督「いててて…やり過ぎたか…あいつまさか合気道の資格持っていたなんて…」ヨロヨロ
提督(朝礼に出るのは傷が誤魔化せないから無理か…秘書艦の加賀に言って、朝礼には出れないって言っとこうか…。いろいろ説教されるだろうが…。…って、ん?)
五月雨「……提督」
提督「…五月雨、なんでここにいるんだ?」
五月雨「…ふと窓の外を見たら、提督が向かってくるのが見えて…」
提督「…そっか、出迎えありがとう」
提督(多分…一晩中待っていてくれたのかもな…)
五月雨「…その傷は、どうなさったんですか?」
提督「ああ、これは―」
五月雨「あの後、第玖鎮守府に行ったんでしょ?」
提督「………」
五月雨「…そして、あの玖督を殴り込みに行ったんですよね?」
提督「…ご明察」
五月雨「何で…そんな事を…」
提督「…あのクソ野郎に、艦娘にも人間と同じ命と心があるって事を知らしめるためさ」
五月雨「…それだけの為に、そんな傷を負って…」
提督「ああ、大したことじゃ―」
五月雨「私の事を考えてやってくれたんですか?」
提督「……そうとも言える」
五月雨「…やっぱり…ですか」
提督「あのバカ、俺が殴っている最中に"艦娘なんて所詮いくらでも代わりがいる兵器だ!そんな兵器を沈めて何が悪い!"ってのたまっていたから、顔面に2、3発お見舞いしてやったら動かなくなっちまった」
五月雨「………」
提督「そしたら俺は、"艦娘だって笑ったり、泣いたり、怒ったりするんだ!俺達と同じように感情ってもんがあるんだよ!それが何で分からないんだ!"って言ってやったよ」
五月雨「…そう…ですか…」グスッ
提督「…ほら、そんな感じにな」
五月雨「…ええ」
提督「…多分、お前は昨日のあのクソ野郎が言っていた言葉を忘れる事はできないだろう。周りがいくら忘れろと言ってもな」
五月雨「………」
提督「…もし、お前がアイツが言っていた言葉を思い出して、泣きたくなったら、いつでも俺の所に来い」
五月雨「……はい…」グスッ
提督「お前の悲しみを、受け止めてやるから」
五月雨「…はいっ…!」
提督「よっし、さて…っと?」ヨロッ
五月雨「提督!」
提督「やべぇ…傷が深かったかな…?」
五月雨「すぐに医務室に運びますんで!頑張ってください!」
提督「すまんな…」
五月雨「よいしょ…よいしょ…」
―医務室―
加賀「そんな事が…」
五月雨「…はい」
加賀「まったく…この提督は…」ジロッ
提督「…ZZZ」
加賀「…まあ、今回は見逃してあげましょう。五月雨、あなたは今日は休んでいなさい」
五月雨「それでしたら…提督のお世話をします!」
加賀「…では、提督の事をお願いします」
五月雨「はい!」
【END】
【世話役】※2レス続きます
話は戻って、まるゆ着任時。
―工廠―
木曾「おい、失礼するぜ」ギッ
提督「木曾か、どうしたんだ?」
木曾「いや、明石さんに頼んでいた、整備を頼んでいた俺の艤装を引き取りに」
明石「ああ、今取ってきます!」
まるゆ「こ、こんにちは!」
木曾「ん?何だこのちっこいの」
まるゆ「陸軍から派遣されました、三式潜航輸送艇、まるゆです!」ビシッ
木曾「…潜水艦?」
まるゆ「はい、モグラ輸送なら任せてください!」
木曾「何だか潜水艦の割には小せぇなぁ…」
まるゆ「」グサッ
木曾「おまけに弱そうだし…」
まるゆ「」グサッ
木曾「…と言うかお前、ホントに潜れんのか?」
まるゆ「」ガーン
木曾「ああそれと…」
提督「それ以上はやめろ!まるゆのダメージがデカすぎる!」
まるゆ「あうう…」
木曾「あ、す、済まなかったな。言い過ぎたよ」
まるゆ「いえ…別に…」グスッ
提督「ああもう…木曾、お前まるゆに色々この鎮守府の事とか海軍の事とか教えてやってくれ」
木曾「お、俺がか!?」
提督「いや、いずれコイツの世話は誰かがやる事になっていたし」
木曾「ならお前がやれよ!」
提督「俺は書類仕事とかがあるからコイツに一日ついてやれねぇんだよ。それにお前初対面でまるゆを泣かせたんだし責任取ってやれよ?」
木曾「く…っ!分かったよ…」
提督「よっしゃ」
木曾「たく…。ほら、まるゆだっけか?さっきは悪かったよ。とりあえず俺がこの鎮守府の事とか海軍の事とか教えてやるから」
まるゆ「ふえ…ホントですか?」
木曾「ああ、もうお前はこの鎮守府の仲間だからな!それくらいは当然の事さ!」
提督(さっきまでまるゆの事を弱いだのなんだのと言っていた奴の言葉とは思えないな…)
まるゆ「は、はい!ありがとうございます!」
明石「木曾さーん、艤装持ってきましたよ?」
木曾「ああ、どうも。じゃあ提督、早速コイツを案内してくるぜ?」
提督「ああ、頼むわ」
木曾「じゃ、行くぞ、まるゆ」
まるゆ「はい!」
明石「あれ、木曾さんにまるゆさんを押し付けたんですか?」
提督「人聞きの悪い言い方をするな。任せたんだよ」
木曾「じゃあ早速鎮守府を案内してやるからな!その後はカレーの練習だ!」
まるゆ「カレー?何でですか?」
木曾「カレーは艦娘、いや海軍にとって重要なものだ!しっかりマスターしないとな!」
まるゆ「は、はい!ご指導お願いします!」
木曾「ああ、それと部屋は俺と同じ部屋でいいか?俺今1人部屋だから、お前一人分のスペースぐらい何ともないし。お前の世話役として、きっちり世話してやるぜ?」
まるゆ「え?いいんですか?じゃあ、不束者ですが、お世話になります!」
木曾「おいおい、そんな改まるなって…」
提督「…なんか…見てて和むわ」
明石「まったくですねぇ」
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その18】
ジャンル:社会
問18.『12月25日のクリスマスは、ある人物の降誕を祝う祭でもある。そのある人物とは誰か』
・陸奥の答え 『イエス・キリスト』
提督のコメント:正解です。ちなみにイエス・キリストとはギリシャ語で、『キリストであるイエス』『イエスはきりすとである』と言う意味も持っています。
・摩耶の答え 『ノー・キリスト』
提督のコメント:なんて間違い方をするんですか。
・足柄の答え 『そうだ!クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝う祭りの日だ!カップル共がイチャつく日じゃないんだよぉ!」
提督のコメント:一応問題に答えているという点が腹立たしいです。
提督(次のクリスマスは足柄と一緒に過ごそうかな…)
【一日1人、キャラ紹介】
≪木曾≫
球磨型軽巡洋艦五番艦。普段は威圧的な口調をするが、本当は心優しい。不良みたいな性格故か、駆逐艦娘達や小動物に対しては優しくなる。
個性的な姉達がいるのが悩みだが、自分もあまりまともではない(主に外見)なので、強く出ることができない。まるゆが着任した後からは、提督に世話役を任せられる。しかも、何だかんだでまるゆの世話をするのを楽しんでいる。天龍とはあまり仲が良くない。
好きな言葉は『正々堂々』。
【休日】※2レス以上続きます
―ある日の朝、執務室―
提督「身体測定?」
加賀「はい。今日は艦娘の一年に一回行う身体測定の日です」
提督「艦娘もそんな事をするんだ」
加賀「ええ。曲りなりにも私達は人に近しい存在ですから。色々なところが成長するのですよ」
提督「体重とか、身長とか?」
加賀「まあ、そうですね」
提督「…胸とか?」チラッ
加賀「消しますよ」
提督「すいません。で、俺はどうしていればいいんだ?」
加賀「貴方なら大丈夫だろうと思いますが、私達の身体測定を覗き見る等と言う不埒な行為をしないとは限らないので、今日の夕方まで、この鎮守府内にいるのは控えていただけますか?」
提督「そりゃつまり、今日だけこの鎮守府から出ていけと?」
加賀「言い方が多少アレですが…その通りです」
提督「その間に俺の仕事は?」
加賀「とりあえず、今週の秘書艦である私がやっておきますので」
提督「そりゃつまり、今日俺は臨時休業って事か…よっしゃ、今日は日々の疲れを癒す事にしますかね」
加賀「明日からはまたいつも通りに仕事をしてもらいますので」
提督「分かってるって。じゃ、俺は出かける用意をするとしますか。じゃ、加賀。後は頼むぞ」
加賀「分かりました」
バタン
提督「さって、この1日と言う短い期間で疲れをとるとすれば、やっぱり温泉だよなぁ」
提督「じゃ、準備してさっさと行こう。○×温泉するか」
―提督サイド・道中―
ブロロロロ
提督(しまった…うっかり軍服のまま出てきちまったが…ま、別に何かあるわけでもないしいいか)
提督「あ、あったあった。あの角を曲がれば…おお、久々に来たぞ」
提督「いやぁ~ここに来るのホント久しぶりだよなぁ…」
―鎮守府サイド・鎮守府、体育館―
明石「ではこれより身体測定を開始しますので、艦種毎に並んでください!」
ザワザワ
龍驤(大丈夫や…毎日牛乳も飲んどるし、自分で揉んだし。大丈夫大丈夫…)
加賀(正直…お腹のあたりが若干だらしなくなっていたんですよね…心配です…)
―提督サイド・温泉、脱衣所―
提督(ここの炭酸泉お気に入りなんだよ~)
??「お、ちょっとそこのアンタ」
提督「はい?何か?」
??「その服…アンタ、海軍の奴かね?」
提督「ええ…。そうですけど…」
??「おお…そうかそうか。アンタ海軍だったのか!」
提督「あなたは…?」
漁師「俺はこのあたりで漁師をやってんだよ」
提督「ああ、漁師の方でしたか」
漁師「いやぁ、アンタ、確か艦娘って言う女の子を率いて海に潜む敵と戦ってるんだよな?」
提督「ええ。そうですね」
漁師「よかったら、風呂入りながら話でもしねぇか?」
提督「ええ、私でよければ構いませんけど」
―鎮守府サイド・鎮守府、医務室―
吹雪「やった!身長ちょっとだけだけど伸びた!」
白雪「よかったですね」
吹雪(これで…皆よりちょっとだけ目立てる…!」
白雪「吹雪ちゃん…?本音が聞こえてますよ…?」
―提督サイド・温泉、浴場―
カッポーン
提督「へー…もう20年も漁師をやってるんですか…」
漁師「おうよ。このあたりにゃいい漁場があるんだよなぁ。そこにいるサバやらイワシやらが絶品でよ」
提督「そうなんですか…」
提督(帰ったら大淀とかに聞いてみようかな…)
漁師「…けど、深海棲艦とやらが現れてから、その漁場も荒らされるようになっちまって…」
提督「…そうでしたか…」
漁師「だけど、お前さん達海軍の奴らが頑張ってくれたおかげで、何とか漁場を取り戻す事ができて、漁も再開する事が出来たんだよ」
提督「…よかったですね…」
漁師「何言ってるんだ。お前さんら海軍のおかげだよ。海軍にはいくら感謝の言葉を言っても感謝しきれねぇよ」
提督「そんな…ありがとうございます…」
漁師「気にすんなって。多分、俺ら漁師だけじゃなくて、皆も海軍に感謝してるんじゃねぇのか?」
提督「…そうでしょうか」
―鎮守府サイド、鎮守府・医務室―
古鷹「右…左斜め下…上…左…」
医療妖精「お疲れさん。すごい視力だねぇ」
古鷹「ありがとうございます…」
加古「古鷹ってさ、もしかしたら写○眼でも開眼できるんじゃねぇの?」
古鷹「そんな…」
―提督サイド・温泉、玄関―
漁師「そうだ、これも何かの縁だし、俺の家に寄ってくか?昼飯も出してやるよ」
提督「え?そんな、迷惑でしょう?」
漁師「気にすんなっての。少しだけでもお礼をさせてくれ」
提督「じゃ、じゃあ。よろしくお願いします」
漁師「よっしゃ!アンタ車で来たか?」
提督「ええ」
漁師「じゃ、俺のトラックについてきな?」
提督「は、はい!」
―鎮守府サイド、鎮守府・医務室外―
瑞鶴「…測定結果は…」ペラッ
瑞鶴「あ…ちょっとだけ大きくなってる」
龍驤&瑞鳳&大鳳&夕張「!!!」ギロッ
瑞鶴(あっ…これマズいフラグだわ…)
―提督サイド、漁師の家―
提督「ご馳走様でした。魚料理、とても美味しかったです」
漁師「あたりめぇよ。俺の獲る魚は超美味いって、近所でも噂だぜ?」
提督「その超美味い魚を二匹もいただいちゃって、本当にいいんですか?」
漁師「構わねぇよ。艦娘達へのお礼って事で。鎮守府の皆で、食うといいさ」
提督「本当に、ありがとうございます!」
漁師「礼を言うのはこっちさ。俺達の大切な漁場を取り返してくれたんだから。じゃ、またいつか会おうぜ?」
提督「はい、では、失礼します!」
漁師「おう、じゃあな!」
―夕方、執務室―
提督「ただいまー…って」
加賀「」ドヨーン
提督「加賀、どうしたんだ?」
加賀「体重が…体重が…」ヨヨヨ
提督「なんだその程度の事か…」
加賀「その程度とは何ですか、その程度とは。私達女の子にとって体重の事はとてもデリケートな事なんですよ?それを、その程度の事なんて…、あなたは本当にデリカシーがありませんね」
提督「…いや、済まなかった」
加賀「…ダイエットしないと…」
提督「そう言えば、温泉で知り合った漁師のおっちゃんに魚を貰ったんだがさ―」
加賀「今日の夕食にしましょう」
提督「おいダイエットはどうした」
加賀「明日からやります」
提督「はぁ…」
―夕食、食堂―
提督「で、どうして瑞鶴はボロボロなんだ?」
瑞鶴「…ちょっと成長しただけで…」
提督「?」
【END】
【やっぱり】
―執務室―
提督「どうだ最近。空母の奴らと仲良くなれたか?」
秋月「はい。この前も空母の方々と一緒にお茶会もしましたし、間宮さんの所でスイーツも一緒に食べましたし。順調にお付き合いできてます」
提督「上手くいってるみたいだな。よかったよ」
秋月「?」
提督「最初のころは空母の奴らから毛嫌いされていたのに、今じゃそこまで親しくなれたんだから」
秋月「そこまででしたか…」
提督「じゃ、この後の出撃は空母の奴らと一緒だから、頑張れよ」
秋月「はい!頑張ります!」
―出撃時―
秋月「では皆さん!頑張りましょう!」←対空装備装着済み
瑞鶴「わああああああ!艦載機絶対殺すウーマンだぁ!」
龍驤「う、ウチらの艦載機は落とさせへんで!」
秋月「ええ…!?ちょっと…」
瑞鶴「近寄るなぁぁぁあぁぁぁぁぁ!」
―執務室―
秋月「…と言うわけで出撃できませんでした…」
提督「対空装備をつけてるとダメなのか…」
【END】
【カレー】
―昼、執務室―
鈴谷「提督ー、腹減ったー。カレー食べようよカレー」
提督「お前…昨日もカレーだったじゃないか」
鈴谷「それが何ー?」
提督「2日連続でカレーなんて食べて、飽きないのか?」
鈴谷「ぜーんぜん?」
提督「海軍で金曜日にカレーを食べるのは、海の上で狂いやすい曜日感覚を思い出すためなんだぞ?それを毎日のように食べていたら…」
鈴谷「でも鈴谷は飽きないし。カレーにも色々な味があるから問題ナッシング」
提督「俺は問題ありだがな」
鈴谷「あ、そうだ!これから毎日夕食をカレーにしようよ!」
提督「断固拒否する」
鈴谷「何で!」
提督「皆が嫌がるだろうが。そんな毎日カレー漬けなんて」
鈴谷「毎日カレー漬け…イイじゃん」
提督「まったく…」
鈴谷「ねー頼むよ提督ぅー」
提督「…1つ、条件を満たせば考えてやる」
鈴谷「おおっ!何するの?ナニするの?カレーの為なら鈴谷何でもするから!」
提督「そう言う言い方は卑猥な響きがするからやめろ。その条件とは…」
鈴谷「条件とは…?」
提督「…比叡の作ったのカレーを完食しろ」
鈴谷「意見具申を撤回します」
提督「思い直してくれたようで何よりだ」ポン
【END】
【第1回・艦娘知識試験~採点~その19】
ジャンル:芸能
問19.『次の( )に当てはまる、2013年の流行語大賞に選ばれた適切な言葉を1つ入れよ。
やられたらやり返す、( )』
・天龍の答え 『倍返しだ!』
提督のコメント:正解です。
・伊58の答え 『じぇじぇじぇ』
提督のコメント:自分の発言に驚いてどうするんですか。
・夕張の答え 『それが孤高なる鮫の流儀だ!』
提督のコメント:ふざけるな凌牙!
【一日1人、キャラ紹介】
≪瑞鶴≫
翔鶴型正規空母二番艦。不幸な姉に対して、コチラは幸運。しかし、自分が幸運なせいで翔鶴が不幸なのではないかと心配になっている。というか心配性。
自分の事を五航戦と言って小馬鹿にしてくる加賀とはそりが合わないが、できれば仲良くなりたいと思っている。対空装備ガン積みの秋月が着任した時は、自分の艦載機が落されると思い込んでしまい、秋月の事を『艦載機絶対殺すウーマン』と名付ける。しかし、装備を外している時だけ仲良くなれる。
胸が最近若干大きくなった。
好きな言葉は『青天の霹靂』。
【後悔】
―夕方、執務室―
鳥海「第一艦隊、帰投しました。損傷は、摩耶が中破、他は損傷無しです」
提督「そうか…。摩耶、ご苦労だったな」
摩耶「ったく、こんなになるまでこき使いやがって、クソが!」
提督「…すまなかった…、今回は俺の立てた作戦が甘かったせいだな」
摩耶「当たり前だろうが!次回からはもっとマシな作戦を立ててくれよな!」
提督「…もちろんだ。それより摩耶、入渠ドックに行って来い。その恰好は目のやり場に困る」
摩耶「な…っ…!?こんの、死ねぇ!」
バタン
鳥海「…申し訳ありません、提督。姉がいつも無礼な態度をとってしまって…」
提督「…いや、摩耶の言う事にも一理あるからな。俺の作戦が甘々だった事も原因だしな」
鳥海「気を遣わせてしまって、すみません」
提督「別にいいさ。それより鳥海、出撃の報告書を頼んだぞ」
鳥海「わかりました。失礼します」
ガチャ バタン
鳥海「あれ…?」
摩耶「ハァ…」
鳥海「姉さん、まだ入渠ドックに行ってなかったのですか?」
摩耶「…また、やっちまった…」
鳥海「?」
摩耶「また…提督にあんな態度とっちまった…」
鳥海「…え?」
摩耶「アイツの事は認めているのに…どうしてもキツイ態度をとっちまう…」
鳥海「ええ…?」
鳥海(もしかして、姉さん提督の事が…)
摩耶「鳥海教えてくれ!どうやったら提督と仲良くなれると思う!?」
鳥海「…その態度や口調を直せば…」
摩耶「それは無理!それ以外でだ!」
鳥海(多分それじゃ仲良くなれないと思うけど…)
【END】
【パッド】
―大和着任時―
大和「大和型戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」
提督「おお…君が史上最強の艦娘、大和…」
大和「はい、よろしくお願いします」
提督「君が来れば百人力だよ!これから、この鎮守府で頑張ってくれ!」
大和「分かりました!貴方のご期待の応えられるよう、頑張ります!」
提督(にしても…ホントに大和撫子って感じだよな…)
提督(長く艶やかな髪、傘のようなアンテナ、綺麗な花の髪飾り、整った体つき…どこをとっても美人としか言いようがない…ん?)
提督(何か違和感が…)
吹雪「あの~司令官…盛り上がっているところ申し訳ないのですが…」
提督「ん?何だ?」
吹雪「…資材がすっからかんです」
提督「」
―翌日12時、廊下―
提督「食堂の限定セットを逃すわけにはいかない…ッ!」ダダダダ
大和「~♪限定セット~な~にかな~♪」スタスタ
提督「大和っ!?まずっ―」
大和「へ?」
ドスッ カーン
提督「痛ってててて…」ドサッ
大和「だ、大丈夫ですか!?」
提督「ああ。大和の方は?」
大和「私は別に…」
提督「…ん?カーン?」
大和「」ギクッ
提督「…俺確か大和の胸辺りにぶつかって…そんでカーンって音がして…」
大和「………///」
提督「大和…もしかしてその胸って、パッ―」
大和「いやあああああああああっ!!!///」ブンッ
提督「かかと落としィィィィッ!?」ゲスッ
提督「」チーン
大和「すみませんでしたっ!!」タタタタタ
提督(そうか…初めて大和を見た時の違和感は…あの異様に張った胸だったのか…)
【END】
【ダメ提督製造機】
―食堂―
提督「えー、軽巡、重巡、戦艦、空母の皆が出撃やら遠征やら入渠やらでいないので、君達駆逐艦娘の中から今週の秘書艦を決めたいと思います」
オオー
雷「誰にするの?司令官?」
提督「そうだな…誰にするか…」
雷「私にするといいわよ!絶対に、提督に苦労はさせないから!仕事なんて、私が皆片づけちゃうわよ!」
提督「雷か…そうだな…」
提督(いや、待てよ…)
―妄想―
提督『さーって今日の書類はっと』
雷『司令官、今日の書類は全部片づけちゃったわよ!』
提督『マジで!?』
提督『よっし、昼飯にすっか!』
雷『そんな司令官に、この私特製のお弁当を食べさせてあげるわ!』
提督『えっ、いいのか?ありがとうな!』
提督『ああ疲れた…今日はもう寝よう…』
雷『司令官、膝枕はどう?』
提督『おお助かるわ…』
雷『もし…私でよかったら、夜戦もいいのよ…?』
提督『何ですとぉ!?』
―妄想終了―
提督(なんてことになるんだろうが…いや、最後の方は分からんが…)
雷「司令官?」
提督(それはダメだ!俺、そこまで気を遣われたらダメ人間になっちゃう!それは断固として避けたい!)
雷「司令官?どうしたの?」
提督(俺は将来奥さんを見つけて結婚したいが、ただ養われるだけの存在になるのは虫酸が走るくらい嫌いなんだ!)
提督「いや…雷は、休んでいてくれ」
雷「そんなぁー!」
結局、今週の秘書艦は綾波になった。
【END】
【鈍足】
―夕方、執務室―
長良「司令官!第一艦隊、遠征から帰ってきたよ!」
提督「おう、お疲れ―って、夕張は?」
初春「夕張なら、『私足が遅いから先に行ってていいよ』と言うてたから、夕張の持っていた装備をわらわ達が受け取って…」
子日「子日達だけ先に帰ってきた!」
若葉「夕張はおいてきた」
初霜「夕張さん、鎮守府に着くのに後数十分はかかると言っていました」
提督「まったく…とろい…」
―数十分後、執務室―
夕張「ごめん提督、遅れちゃった!」
提督「もうこれで何回目だよ…夕張1人だけ遅れてくるの」
夕張「何とか精一杯スピードを出したんだけど、どうもみんなから離されちゃって…」
提督「…夕張」
夕張「何?」
提督「次の遠征からは、お前が旗艦をやれ」
夕張「ええっ!?この、足の遅い私が?」
提督「だからこそだよ」
夕張「どういう事?」
提督「山登りと同じだよ。遅い奴が先頭を行けば、着いてくる皆もそのペースに合わせて動けるから疲れが出なくて済むんだ」
夕張「ああ…そういう…」
提督「だから、次からはお前が旗艦になってくれ。随伴艦の疲労も減るから。後、無理にスピードを出そうとしなくていいからな。島風みたいに」
夕張「…分かったわ!」
―数日後、執務室―
夕張「ではこれより、夕張率いる第二遠征艦隊、艦隊決戦援護作戦に向かいます!」ビシッ
提督「おう、頑張ってこい」
―翌日、執務室―
赤城「提督、夕張さんから、到着が2時間ほど遅れるという通信が…」
提督「ええー…」
【END】
【ビッグ7】
―カムラン半島、戦闘海域付近―
祥鳳「艦載機より通信!敵艦隊発見、距離約9000!」
長門「ほう、敵の艦種は?」
祥鳳「軽空母ヌ級2、重巡リ級2、駆逐ハ級2、です」
長門「何だその程度か」
秋月「その程度の敵、長門さんなら大丈夫ですよね?」
長門「フッ、当たり前だ。この私を誰だと思っている?」
瑞鳳「普段は真面目なように振舞っていて、実は可愛いものが大好きな―」
長門「何だって?聞こえなかったなあ」ギロッ
瑞鳳「…何でもない…です」ビクブル
長門「この私は世界に誇れるビッグ7だぞ?その程度の奴に翻弄されるわけがないだろう」
天龍「人はそれを、フラグって言うんだぜ?」
長門「そんなフラグ、この私がへし折ってくれるわ!」
祥鳳「敵艦隊発見!」
全員「!」
祥鳳「攻撃隊、発艦してください!」
バルルルルル…ドドドド
祥鳳「くっ…重巡リ級に至近弾か…」
瑞鳳「軽空母ヌ級に夾叉…私も、まだまだかな…」
長門「なぁに、案ずるな。後はこのビッグセブンに任せておけ!」
祥鳳「お願いします!」
瑞鳳「頑張ってください!」
長門「ビッグ7の力、侮るなよ。喰らえ、41㎝三連装砲の威力を!」ダダダダダダダダ
ヒュンヒュンヒュン
ヌ級「?」
長門「」
瑞鳳「…完っ全にヌ級の遥か左側を飛んでいきましたね」
長門「まっ、まあいい!次の攻撃で―」ガシャン
ズドォン
長門「っ…敵艦隊もなかなかやるな…」中破
秋月「…やったの、駆逐ハ級ですけどね」
長門「」
天龍「…オイ、誰が世界に誇れるビッグ7だって?」
長門「……すまん」
【END】
【いつの間にか】※2レス以上続きます
―午後3時、甘味処・間宮―
提督「いやぁ、もう3月になってしまいましたね」
間宮「そうですねぇ」
提督「世間は春だというのに、未だに気温が上がらないなぁ」
わるさめ「ソウダネー」
提督「雨の日も多いし、全然春になったって言う実感がないよなぁ」
ヲ級「本当にねー」
提督「しかも、未だに海は平和にならないし…」
泊地棲姫「確カニネー」
提督「と言うか、海が平和にならないのって、お前達のせいなんだぞ?」
空母棲姫「ハイハイ」
提督「大体お前ら、何で春夏秋冬1回ずつ現れてくるんだよ」
装甲空母姫「ソレガ仕様デスカラー」
提督「お前達に苦労させられて、俺達の資材はカツカツなんだぞー」
北方棲姫「カツ?トンカツ?ソレトモ串カツ?」
提督「そのカツじゃねぇよ。まったく、可愛い奴だなーお前はー」ナデナデ
港湾棲姫「アノ、ウチノホッポチャンニ気安ク触ラナイデクレマス?」
提督「あ、すんません」
港湾棲姫「マッタク」フン
戦艦棲姫「スミマセンネ…コノ子、ホッポチャンノ事ヲトテモ可愛ガッテイルカラ…」ペコリ
提督「ああ、別にいいっすよ。それにこのほっぽちゃん、本当に可愛いですからねー」
レ級「コノろりこんメー」
提督「そう言う事は言うなっての。まったく、はっはっはっはー」
間宮「うふふふふふ~」
深海棲艦組「あははははははははは~」
提督「…って…」
提督以外「?」
提督「何でお前らここにいるんだよ!」
泊地棲姫「何カ問題デモ?」キョトン
提督「大ありだよ!何で深海棲艦が勝手に間宮さんの店で俺達と和気藹々と話をしてるんだ!」
空母棲姫「エ?問題ナニカアル?」
提督「むしろ問題しかないんだが」
北方棲姫「エ…?モシカシテ、私達、邪魔?」ウルッ
提督「いやそう言うわけでは…」
港湾棲姫「チョット、何ホッポチャン口説イテイルンデスカ?」
提督「口説いていないからね!?どこをどう聞いてどう見たらそんな状況になるんだよ!」
戦艦棲姫「ア、コノ大福美味シイデス」モキュモキュ
間宮「本当ですか?ありがとうございますね」
提督「ちょっと間宮さん!何であなたはそんな普通に深海棲艦と触れ合えるんですか!?」
間宮「え?でもこの方達、別に敵意があるようには…」
戦艦棲姫「オ茶モ美味シイシ」
レ級「羊羹モ美味シー」
提督「コイツ…ッ!≪甘味処・間宮≫でも最高級の和菓子、羊羹を…ッ!」
間宮「まあまあ提督、そうかっかせずに…」
装甲空母姫「ソウデスヨ、提督。ホラ、コノあいすヲ食ベテ気ヲ鎮メテクダサイ」
提督「あ、どうもありが―違う!なんで俺ささっと深海棲艦にいいように扱われてるんだ!」
空母ヲ級「別にいいじゃないの」
わるさめ「ソウダヨ。コンナノモイイジャナイ」
提督「こいつら…春になったから浮かれていて危機感を覚えられないのか…?」
―閑話休題―
提督「で、何でお前らここに来たんだよ?」
装甲空母姫「…今日ハ、アナタ達ニ頼ミタイ事ガアッテ来タノヨ」
提督「頼みだと?」
泊地棲姫「エエ。デモ安心シテ?別ニソレホド難シイ事ジャナイワ」
港湾棲姫「ソノ通リデス。アナタニナラデキルト思ッテルカラ」
提督(何を頼む気だこいつら…まさか、海軍の情報を寄越せとか言うんじゃ…)
装甲空母姫「私達ヲ、ココニ住マワセテクダサイ!」
提督「帰れ」
装甲空母姫「即答…ダト…!?」
戦艦棲姫「ナ、何デデスカ!」
提督「いや、普通に考えて無理だろう」
レ級「デ、デモ駆逐棲姫チャンヤを級チャンハ住マワセテイルジャナイ!」
提督「アイツらは特例だからなぁ…。一人は皆の意志だし、もう一人はある奴の独断だし…」
北方棲姫「ソ、ソンナァ…」グスッ
港湾棲姫「チョット、何ホッポチャンヲ泣カセテルノ」
提督「お前はほっぽちゃんの親か何かか」
泊地棲姫「…実ハネ…」
提督「?」
泊地棲姫「駆逐棲姫チャンカラ手紙ヲ貰ッテネ…」
提督「…おい」
わるさめ「テヘッ☆」
泊地棲姫「ソノ手紙デ、アナタノ鎮守府ハ病ミツキニナルホド楽シイ場所ダッテ知ッタワ」
提督(お前何を書いたんだ)ヒソヒソ
わるさめ(別ニソンナ事ヲ書イタツモリハ無インダケド…)ヒソヒソ
泊地棲姫「ダカラ、楽シミトカソウイウ明ルイ事ガ無イ深海ノ私達ハ、ソコデ暮ラセタラナッテ思ッタノヨ」
提督「………」
泊地棲姫「…ソウイウ、楽シク明ルイ場所デ暮ラスノガ私達ノ夢ダッタカラ…ダカラ、ココニ住マワセテクダサイ!」
提督「…そうか…」
戦艦棲姫(落ちる?落ちるかな?)
装甲空母姫(落ちてほしいなあホントに落ちてほしいなあ)
北方棲姫(落ちて、落ちて)
提督「いやしかしな…そうホイホイ深海棲艦を受け入れるわけにはいかないんだよな…」
港湾棲姫「モウ!何デソウ頑ナニ受ケ入レテクレナイノデスカ!コウナッタラ、モウ体ヲ売ッテデモ…」ヌギッ
提督「ちょちょちょちょっと待て!ここで脱ごうとするんじゃない!」
レ級「ワー、こーわんサンヲ脱ガセヨウトシテルー」
提督「誤解を招くような言い方はやめろ!ええい、クソッ、分かった!」
泊地棲姫「!分カッタ…トハ?」
提督「俺の艦隊と演習をして、お前らが勝ったら受け入れてやる!負けたら金輪際ウチの鎮守府に近寄るな!」
泊地棲姫「ホント!?ヨーッシ、オ姉サン頑張ッチャウゾー!」
レ級「チョット待ッテ」
泊地棲姫「何?」
提督「ん?」
レ級「ソンナ普通ニ決メルノハ面白クナイジャン?ココハ1ツ、変ワッタ勝負ヲシヨウジャナイ」
提督「ほう…?その変わった勝負とは…?」
レ級「ソレハ…」
レ級以外「それは?」
レ級「デュエルダ!」
提督「テメェはデュエル脳か。大体、そんなカードを持っている奴なんて」
提督以外「私持ッテルー」
提督「な、何ぃ!?」
レ級「提督モヤッテルンデショ?」
提督「何で知ってる」
レ級「コノ前、風ノ便リデサラット。ダカラサ、提督トウチラノ誰カガサシデ勝負ヲシテ、提督ガ勝テバ私達ハ引キ下ガル。ダケド、私ラ側ガ勝テバ、ココニ住マワセテ?」
提督「……分かった…いいだろう」
レ級「ヤタッ!」
提督(まあぶっちゃけ、演習じゃこいつらには勝てないだろうからな…正直ほっとした…)
提督「で、そっち側は誰がやるんだ?」
提督(まさか、戦艦レ級とかか?コイツは史上最凶の深海棲艦とか言われているからさぞや強いデッキなのだろう…あるいは深海棲艦のリーダー的な、泊地棲姫か…?)
レ級「ヤルノハー、ホッポチャンデース!」
提督「な、なにぃ!?」
北方棲姫「サ、ヤロ!」
提督「いやしかし…」
レ級「出場辞退ハ負ケトミナスヨー?」
提督「チッ…分かったよ」
提督(マジかよ…ほっぽちゃんかよ…。よりにもよって…いくら敵でもこんな子供を俺の最強デッキで泣かせるのは気が引けるし…。ここは二番目に強いデッキで何とかするか…というか)
港湾棲姫「提督?ホッポチャンヲ負カシタラ、タ・ダ・ジャ・済マシマセンカラネ?」
提督(どうあがいても絶望)
【続く】
【VSほっぽちゃん①】※2レス以上続きます。
―中庭―
提督「そのディスク、サイズ合ってるー?」
北方棲姫「うん、大丈夫ー!」←片言だと色々面倒くさいので、デュエル時のみ流暢にします。
提督(っつーか…明石さんいきなり"北方棲姫の腕のサイズに合ったデュエルディスク造って!"って言ったら数十分で作ってくれるとは…)
提督「よっし、準備はいいな?」
北方棲姫「もちろん!」
提督「じゃ…」
提督&北方棲姫「デュエル!!」
提督 LP4000
北方棲姫 LP4000
港湾棲姫「ホッポチャーン、頑張レー!」ブンブン
※その他の深海棲艦組は、≪甘味処・間宮≫間宮で談笑中。
北方棲姫「うん、頑張るー!」
提督「じゃ、先攻は譲るよ」
北方棲姫「分かったー!じゃ、私のターン!」
―Turn1―
北方棲姫「私はカードを3枚伏せて、ターンエンド!」
ヴヴヴン
提督「ええっ!?」
北方棲姫「どうしたの?」
提督「い、いや…」
提督(モンスターを召喚しないのか?)
―Turn2―
提督「…俺のターン、ドロー!」シュッ
提督(おお…いい手札だ…よし)
提督「俺は、≪ハンマー・シャーク≫を召喚!」
ハンマー・シャーク ATK1700 ☆×4
提督「≪ハンマー・シャーク≫の効果発動!自分のメインフェイズ時に、このカードのレベルを1つ下げる事で、手札からレベル3以下の水属性モンスター1体を特殊召喚する!」
ハンマー・シャーク ☆×4→3
提督「俺は手札から、レベル3の≪ビッグ・ジョーズ≫を特殊召喚!」
ビッグ・ジョーズ ATK1800 ☆×3
北方棲姫「カウンター罠発動!≪昇天の黒角笛(ブラックホーン)≫!」
提督「え?」
北方棲姫「相手モンスター1体の特殊召喚を無効にして、破壊する!」
パァン
提督「くそっ…なら≪ハンマー・シャーク≫で―」
北方棲姫「永続罠発動!≪※レベル制限C地区≫!このカードは、レベルを持つモンスターを全て守備表示にする!」
提督「何!?」
レベル制限C地区
永続罠
「レベル制限C地区」はフィールドに1枚しか存在できない。
①:フィールドのレベルを持つモンスターは全て守備表示になる。
ハンマー・シャーク ATK1700→DEF1500
提督(この子…まさかロックデッキか?いや、まだそれを決めるには早すぎる…)
提督「…俺はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ…」
北方棲姫「ふっふーん♪」
【続く】
【VSほっぽちゃん②】※地文あり、2レス以上続きます
―Turn3―
北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ
提督(さあ、どう出る?)
北方棲姫「私はカードを2枚伏せて、ターンエンド!」
ヴヴン
提督(またセットするだけ…。こいつ…モンスターを召喚しないのか?)
―Turn4―
提督「俺のターン、ドロー!」
提督「俺は≪海皇の突撃兵≫を召喚!」
海皇の突撃兵 ATK1400 ☆×3
北方棲姫「だけど、≪レベル制限C地区≫の効果で、レベルを持つモンスターは全て守備表示になる!」
海皇の突撃兵 ATK1400→DEF0
提督「関係あるか!俺は、レベル3の≪ハンマー・シャーク≫と≪海皇の突撃兵≫で、オーバーレイ!」
提督が宣言すると、その2体は青色の光に包まれ、天へと舞う。そして、提督の足元に銀河のような渦が出現してそこに吸い込まれていく。
そして、渦の中心から光の柱が突き出る。
提督「エクシーズ召喚!現れろ、ランク3!≪虚空海竜リヴァイエール≫!!」
虚空海竜リヴァイエール ATK1800 ★×3
北方棲姫「カウンター罠、≪※エクシーズ・ホール≫発動!」
提督「!?」
北方棲姫「相手がエクシーズモンスターを特殊召喚した時、その特殊召喚を無効にして破壊!さらに、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを、相手に与える!」
提督「何ィ!?」
エクシーズ・ホール
カウンター罠
①:相手がエクシーズモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
その特殊召喚を無効にして破壊し、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
パァン
提督「"リヴァイエール"が…!」
北方棲姫「さらに、提督に"リヴァイエール"の攻撃力の半分、900ポイントのダメージを与える!」
提督「チ…ッ」
提督 LP4000→3100 手札×2
北方棲姫「さらにこのカードは、自分がカウンター罠を発動した時、手札から特殊召喚できる。私は≪※逆天使カウンター・ライト≫を、守備表示で特殊召喚!」
逆天使カウンター・ライト DEF0 ☆×6
北方棲姫「さらに"カウンター・ライト"の効果で、カードを1枚ドロー!」シャッ
北方棲姫「そしてドローしたカードがカウンター罠カードの場合、そのカードをお互いに確認する事でさらにもう1枚ドローできる!」
北方棲姫「ドローしたカードは、≪神の宣告≫。よってもう1枚ドロー!」
逆天使カウンター・ライト
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
自分がカウンター罠カードを発動した時に手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから1枚ドローする。
そのカードがカウンター罠カードの場合、そのカードをお互いに確認する事で、もう1枚ドローする。
提督(≪神の宣告≫だと…?)
提督「速攻魔法≪終焉の地≫を発動!相手がモンスターを特殊召喚した時、デッキからフィールド魔法カードを発動する!俺はデッキから、≪伝説の都アトランティス≫を発動!」
そう言うと提督はデッキからカードを1枚選んでディスクに差し込む。
すると、中庭全体が大量の水に包まれ、遺跡のような建物が現れる。
北方棲姫「…きれい…」
港湾棲姫「…海ヲ思イ出スワ…」
フィールドの変わり具合に、見ていた港湾棲姫も驚きの声を上げる。
北方棲姫「別にこの程度は構わないけど、もうのカードは発動しているわ!」
提督「?」チラッ
北方棲姫「永続罠、≪※カウンター・ブラスター≫!このカードは、1ターンに1度、自分がカウンター罠カードを発動した時に、このカードにカウンターを1つ置く」
北方棲姫「そして自分のメインフェイズにこのカードを墓地へ送る事で、乗っていたカウンターの数×1000のダメージを相手に与える!」
提督「な…っ!?」
カウンター・ブラスター
永続罠
「カウンター・ブラスター」の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分がカウンター罠カードを発動した場合、このカードにカウンターを1つ置く。
②:自分メインフェイズに、このカードを墓地へ送って発動できる。
このカードに乗っていたカウンターの数×1000ダメージを相手に与える。
北方棲姫「私はこのカードを≪エクシーズ・ホール≫を発動する前に発動していた。よって、≪カウンター・ブラスター≫にカウンターが1つ置かれる!」
カウンター・ブラスター Counter1
提督(なんてこった…つまり、後ほっぽちゃんにカウンター罠を3回使われたら、あのカードの効果で俺のライフは0になるって事か…)
提督「俺はこれでターンエンド!」
―Turn5―
北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ
北方棲姫「私は墓地の≪昇天の黒角笛≫をゲームから除外し、≪逆天使カウンター・ブレイズ≫を特殊召喚!」
逆天使カウンター・ブレイズ DEF0 ☆×6
北方棲姫「"カウンター・ブレイズ"の効果で、お互いに1000ポイントのダメージを受ける」
逆天使カウンター・ブレイズ
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のカウンター罠カード1枚をゲームから除外する事で、手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
お互いは1000ダメージを受ける。
提督「何…ッ!?」
北方棲姫「ん…ッ」
提督 LP3100→2100 手札×2
北方棲姫 LP4000→3000 手札×2
北方棲姫「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」
提督「今だ!罠発動!≪※スペシャル・タイフーン≫!相手がモンスターを特殊召喚したターンのエンドフェイズ時、相手フィールド上の魔法・罠カードを、全て破壊する!」
スペシャル・タイフーン
通常罠
①:相手がモンスターを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
北方棲姫「甘いわ!カウンター罠≪※テリトリー・バリア≫発動!このカードは、私のターン中に発動した相手の魔法・罠カードの発動を無効にして、破壊する!」
提督「え!?」
テリトリー・バリア
カウンター罠
「テリトリー・バリア」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分のターン中に相手が魔法・罠カードを発動した場合に発動できる。
そのカードの発動と効果を無効にして破壊する。
北方棲姫「カウンター罠が発動した事で、≪カウンター・ブラスター≫にもカウンターが置かれる」
カウンター・ブラスター Counter1→2
提督(ちくしょう…これじゃみすみす≪カウンター・ブラスター≫にカウンターを置いてやったようなモノじゃねーか…)
―Turn6―
提督「俺のターン、ドロー!」シャッ
提督「≪伝説の都アトランティス≫の効果で、手札及びフィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がっている。俺は手札から、レベル5から4となった≪シャーク・ザ・クルー≫を召喚!」
シャーク・ザ・クルー ATK1800 ☆×5→4
北方棲姫「≪レベル制限C地区≫の効果!」
シャーク・ザ・クルー ATK1800→DEF2200
提督「"アトランティス"のもう1つの効果、フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200アップする!」
シャーク・ザ・クルー DEF2200→2400
提督「カードを1枚伏せて、ターンエンド」
ヴン
北方棲姫「ふふん。私のカウンター罠が怖いのかな?」
―Turn7―
北方棲姫「私のターン、ドロー!」シャッ
北方棲姫「私は手札から≪神の宣告≫を墓地へ送って、≪※逆天使カウンター・ヴォイド≫を特殊召喚!」
提督「≪神の宣告≫を墓地に!?」
逆天使カウンター・ヴォイド DEF0 ☆×6
北方棲姫「このモンスターは特殊召喚に成功した時、相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る!」
逆天使カウンター・ヴォイド
レベル×6 ATK0 DEF0 属性光 種族天使
特殊召喚/効果
このカードは通常召喚できない。
手札からカウンター罠カード1枚を墓地へ送る事で、手札から特殊召喚できる。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
相手のデッキの一番上のカード1枚を墓地へ送る。
提督「くそっ…」
提督(ああ…"ダイダロス"が…)
北方棲姫「さらに私は、レベル6の"カウンター・ライト"、"カウンター・ブレイズ"、"カウンター・ヴォイド"でオーバーレイ!」
北方棲鬼がそう言うと、3体のモンスターが光に包まれ、天へと舞う。そして、北方棲姫の足元に銀河のような渦が出現してそこに吸い込まれていく。
そして、渦の中心から光の柱が突き出る。
北方棲姫「エクシーズ召喚!現れろ、ランク6!≪※束縛の支配者マネカル・ルーラー≫!!」
束縛の支配者マネカル・ルーラー DEF3100 ★×6
提督「守備力3100だと…!?」
北方棲姫「"マネカル・ルーラー"の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ取り除き、デッキからカウンター罠カードを手札に加える!」
束縛の支配者マネカル・ルーラー
ランク×6 ATK0 DEF3100 属性光 種族天使
エクシーズ/効果
光属性・天使族レベル6モンスター×3
「束縛の支配者マネカル・ルーラー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキからカウンター罠カード1枚を選んで手札に加える。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
北方棲姫「私は手札に加えたこのカードをそのまま伏せて、ターンエンド!」
北方棲姫(フフッ、伏せたカードは≪※反幻鏡≫。攻撃モンスターの攻撃を無効にして、攻撃力分のダメージを与えるカード…。例え提督が"マネカル・ルーラー"の守備力を超える攻撃力のモンスターを出してこようと、そのモンスターが攻撃した瞬間に、提督のライフは0に…)
反幻鏡
カウンター罠
「反幻鏡」は1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手モンスターの攻撃宣言時、自分の手札が0枚の場合に発動できる。
その攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。
北方棲姫(提督…次があなたのラストターンよ…!)
【VSほっぽちゃん③】※地文あり、2レス以上続きます。
―Turn8―
提督(クソッ…何か、逆転のカードを…)
提督「俺のターン、ドロー!」シャッ
提督(ゲッ…ここでこのカードかよ…)
北方棲姫「カウンター罠発動!≪強烈なはたき落とし≫!」
提督「ん?」
北方棲姫「相手がデッキから手札に加えたカードをそのまま墓地へ送る!」
提督「おっ。じゃ、≪※深海竜の怨霊≫を墓地へ送る」カシュ
北方棲姫「さらに、カウンター罠が発動した事で、≪カウンター・ブラスター≫にもカウンターが置かれる!」
カウンター・ブラスター Counter2→3
提督「へへっ。ありがとな、ほっぽちゃん」
北方棲姫「何?」
提督「墓地より、≪深海竜の怨霊≫の効果を発動!このカードは、カード効果で墓地へ送られた場合、特殊召喚できる!」
北方棲姫「しまった…っ!」
深海竜の怨霊 DEF0→200 ☆×5→4
深海竜の怨霊
レベル×5 ATK100 DEF0 属性水 種族海竜
効果
①:このカードが相手のカードの効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドに特殊召喚する。
②:自分メインフェイズに、①の効果で特殊召喚されたこのカードをゲームから除外して発動できる。
自分の墓地の「深海竜の怨霊」以外の水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は、このターンのみ無効化される。
提督「さらに、この≪深海竜の怨霊≫をゲームから除外する事で、墓地から水属性モンスター1体を守備表示で特殊召喚する!復活しろ、≪海竜(リバイアドラゴン)‐ダイダロス≫!!」
海竜‐ダイダロス DEF1500→1700 ☆×7→6
北方棲姫(確か…"ダイダロス"には、"海"をコストにフィールドのカードを破壊する効果を持ってる…マズイ…)
提督「この効果で特殊召喚したモンスターの効果は、このターンの間だけ無効になる」
北方棲姫「ほっ…」
提督「だが、これから特殊召喚するモンスターは別だ」
北方棲姫「え?」
提督「俺は、"ダイダロス"をリリースして、≪海竜神‐ネオダイダロス≫を守備表示で特殊召喚!」
海竜神‐ネオダイダロス DEF1600→1800 ☆×8→7
提督「さらに俺は魔法カード、≪アクア・ジェット≫を発動!水族・海竜族・魚族モンスター1体の攻撃力を、永続的に1000アップさせる!」
海竜神‐ネオダイダロス ATK2900→3100→4100
北方棲姫「いくら攻撃力を上げても、≪レベル制限C地区≫がある限り、レベルを持つモンスターは全て守備表示になる!」
提督「だが"ネオダイダロス"の前ではそんなカードは無力!"ネオダイダロス"は、≪海≫を墓地へ送る事で、お互いの手札と"ネオダイダロス"以外の、フィールド上のカードを全て墓地へ送る!」
北方棲姫「な…に…?」
提督「そして、≪伝説の都アトランティス≫は、カード名を≪海≫としても扱うのさ。よって、"ネオダイダロス"の効果を発動!」
"ネオダイダロス"が咆哮を上げる。すると、"アトランティス"によって生み出されていた水が大きな渦を巻く。その渦にお互いのカードが吸い込まれる。
北方棲姫「うっ…」
港湾棲姫「ク…ッ」
そして、渦が消えると、フィールドには"ネオダイダロス"以外何も残っていなかった。
海竜神‐ネオダイダロス ATK4100→3900 DEF1800→1600 ☆×7→8
提督「これで、形勢は一気に転がった。俺はこのままターンエンド」
北方棲姫「く…っ」
―Turn9―
北方棲姫「私のターン、ドロー」カシュ
北方棲姫「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド…」
提督「打つ手なし、か」
北方棲姫(もう、これしか打つ手がない…)
―Turn10―
提督「俺のターン、ドロー!」シャッ
提督(あのリバースカード…多分カウンター系のカードだろう…。迂闊に攻撃したら、逆にこっちが損害を受けかねんが…)チラッ
提督(俺のドローしたカードは≪アトランティスの戦士≫…。こいつを墓地へ送れば、≪伝説の都アトランティス≫をデッキからサーチでき、発動した後、再び"ネオダイダロス"の効果でフィールドを一掃して、リバースカードの脅威を無くす事はできる…)
提督(だが…)
泊地棲姫『楽シミトカソウイウ明ルイ事ガ無イ深海ノ私達ハ、ソコデ暮ラセタラナッテ思ッタノヨ』
泊地棲姫『…ソウイウ、楽シク明ルイ場所デ暮ラスノガ私達ノ夢ダッタカラ…』
提督(………)
提督「…俺は、"ネオダイダロス"を攻撃表示に変更!」
海竜神‐ネオダイダロス DEF1600→ATK3100
提督「このダイレクトアタックが決まれば、ほっぽちゃんのライフは全て尽きる!」
北方棲姫 LP3000 手札×0
北方棲姫「くっ…」
提督「バトルだ!"ネオダイダロス"で、ダイレクトアタック!」
提督の言葉に反応し、"ネオダイダロス"が口を開け、水色の波動を吐き出す。
北方棲姫「罠発動!≪魔法の筒(マジック・シリンダー)≫!相手モンスターの攻撃を無効にし、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」
現れた2つの筒の内、片方に波動が吸収され、もう片方の筒から波動が飛び出してくる。
提督(やっぱり、な)
だが、向かってくる波動を提督はもろに受けて、そのまま後ろに吹き飛ばされた。
提督 LP2100→0 手札×1
北方棲姫 WIN!!
北方棲姫&港湾棲姫「ヤッター!」
提督「あててててて…負けちまった…」
北方棲姫「やった!勝てた!」
港湾棲姫「ヤッタワネ、ホッポチャン!」ギュッ
北方棲姫「オ姉チャン、チョット苦シイ…」
提督「見事だったよ、ほっぽちゃん。じゃ、約束通り、君達をこの鎮守府に受け入れるよ」
北方棲姫&港湾棲姫「バンザーイ!!」
提督「…やれやれ。じゃ、この事を間宮さんのとこにいる奴らに―」
加賀「…提督」
提督「あ」
加賀「…一体いつまで休憩をしているつもりなんですか?」
提督「それは―」
加賀「それと、何でここに深海棲艦がいるのですか」
結局1から説明した後、加賀から2、3発殴られた。
【END】
続き
【艦これ】提督「この平和な鎮守府の日常」【後編】