女「美女……?」
男「そう、美女」
元スレ
女「昨日どんな夢見た?」 男「美女が出てきた」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1426865510/
男「そして美女が俺の事を誘ってくるんだ」
女「他人の夢の話なんか興味ない!」
男「いや、お前が訊いてきたんじゃん……」
女「てかその美女って誰だよ」
男「全然知らない人」
女「え、なにそれこわ……」
男「顔も鮮明に覚えている。リアルな夢だった」
女「正夢とかじゃないよね」
男「わからないけど」
女「その美女と私、どっちが可愛かった?」
男「いやー、どうだろう」
女「むー」
男「てかなんで昨日の夢の話なんか訊いたの?」
女「私が昨日見た夢の話をしたかった」
男「なるほど。どんな夢見たの?」
女「猫が空を飛んで追いかけてくる夢」
男「他人の夢の話聞いても面白くないな」
女「夢の話って他人から聞くと凄くどうでもいいのに、自分が変な夢を見た時って誰かに話したくなるよね」
男「あーわかる。すげーわかる」
女「今そんな感じなの」
男「うむ」
男「猫が空を飛んでくるってどんな夢だよ」
女「いつも登校中に見かける猫いるじゃん」
男「おー、あの灰色の」
女「それが私を追いかけてくるの」
男「空を飛んで」
女「そう」
男「なぜ」
女「わからない」
女「ほらほら、あの猫」
猫「ニャー」
男「人がくるとすぐに逃げてしまう」
女「待って、車がくるから危ない!」
猫「ニャー!」
プップー
男「くそ!」
女「きゃー!!!」
キキーーーーーーッ
夢
男「ん……?」
美女「また会ったわね」
男「あ、美女。君は誰だ?」
美女「誰でしょうね」
病院
男「美女!!!」
女「酷い第一声だ……」
医者「目覚めましたか」
男「あれ?」
女「猫を助けて飛び出してそのまま頭打って気絶してたのよ」
男「……猫は?」
女「いや、車止まったし。普通に走って逃げてった」
女「それでまたあの美女を夢で見たの?」
男「そうなんだよ」
女「怖いね」
男「いや、可愛いからいいんだけどさ」
女「……」
女「悪霊とかじゃない?」
男「そんなまさか」
女「お祓いしてみよう」
男「大袈裟な」
女「美女を滅す」
男「え、滅すってなに、こわ!」
夜
男「また今夜も美女が出てくるんだろうか……」
夢
美女「またまた会ったわね」
男「またまた会いましたね」
美女「もう3度目ね」
男「君は誰なんだ」
美女「まだ秘密よ」
翌日
男「頭から美女が離れない」
女「また美女か」ポカポカ
男「え、なんで頭叩くの」
女「忘れてしまえ忘れてしまえ」
男「少し痛いからやめて」
男「一体あの美女は誰なんだろう」
女「そんなことどうでもいいから早く学校に行こう」
男「うーん、美女……美女……」
女「うるさい!」
男「学校についたものの美女のことで頭がいっぱいだ」
女「恋かよ」
男「恋かも」
女「違うと思うよ」
先生「おら、席につけー」
女「ほら、HR始まるよ」
男「お、おう」
先生「今日は突然だが転校生を紹介する」
女「転校生?」
先生「入ってこーい」
美女「転校してきました。美女といいます。よろしく」
男「うわ!?」
女「!?」
先生「どうした?」
男「あ、なんでもありません」
女「どうしたのよ」
男「夢に出てきた美女だ。美女って名前なのか……」
女「え、マジ?」
放課後
男「あの……」
美女「あ、はい」
男「えーと、えーと」
美女「なんですか……?」
男(勢いで話しかけてしまった。向こうは気づいてないのか?)
美女「あのー……」
男「あ、えっと! 男っていいます。よろしく……!」
美女「……知ってるよ」
男「え」
美女「じゃあ、また明日ね」
男「やっぱりあの美女だ」
女「怖いって……」
男「何者なんだ」
女「……」
翌日
男「夢を見なかった」
女「もう夢に美女が出てこなくなったってこと?」
男「うん……」
女「よかったじゃない」
男「そのかわり現実でいるわけだけど」
男「なんだか前に会ったことがあるような気がするんだよなぁ」
女「あの美女と?」
男「そう……」
美女「思いだしてくれて嬉しいわ」
男「わ!?」
美女「男くん、あとで話があるの」
男「なに? 話って」
美女「ここは夢の中よ」
男「……はぁ?」
美女「思い出して」
男「……ん……? ……思いだした」
そして俺は夢から覚めた
美女「おはよう」
男「マジかよ。どれくらい寝てた?」
美女「結構」
未来の病気で長い眠りについてしまった俺を
美女が未来の機械でなんとか起こそうとした。
そして夢を夢と気づかずに過ごしていた俺に
機会を使って夢の中の夢という形で美女が少しずつ接触してきた。
段々と夢に影響を与えることができてきて
直接美女が夢に登場することもできるようになった。
夢の中での3日間もこっちでは相当な長さだったみたいだ。
これは目覚めることができて良かったのだろうか。
ちなみに未来の世界では猫が空を飛んでいる。
~おしまい~
50 : 以下、\... - 2015/03/21 01:46:01.06 h0yQNSGq0.net 30/30言い訳をすると、途中でやらなきゃいけないことができて凄く雑になってしまった。
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過去作
男「あぁ、死にてえ……」 女「死にましょう!」
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男「金を出せ!」 女「そんなことより誘拐してください!」
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女「こんばんはー!」 男「夜の11時だぞ」
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男「冥土の土産に教えてやろう」 女「いや、いいです!」
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女「今日は節分だね」 男「痛い、痛いって!」
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女「愛してます」 男「知ってる」
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男「明日はバレンタインデーだね」 女「気づかなかった」
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女「ひな祭りだ、うぇーい」 男「うぇーい」
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