男「いないよ」
幼馴染み「そうよねぇ~あーんたみたいな奴に恋人なんて」
幼「できる訳ないわよねぇ」
男「うるせーな。大体なんでお前に一々そんな事聞かれなきゃいけないんだよ」
幼「うるさいわね。私の言った事には答える」
幼「それがアンタと私の関係でしょ?」
男「あっそ」
幼「その態度ムカつくわね。教育が必要かしら」
男「お前に教育できる物なんてないだろ」
幼「どーいう意味よ?」
男「別に」
男(恋人がいるのはバレてないんだな良かった)
元スレ
幼馴染「ねぇアンタ私の断りなく彼女とか作ってるんじゃないでしょうね?」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1426712928/
男「兄妹で付き合ってるのバレてないよ良かった良かった」
妹「うーん・・・お兄ちゃん、本当に内緒にするの??」
男「うん。面倒そうだし」
妹「でもぉ・・・幼ちゃんとは親しいしバレちゃうかもよ」
男「バレないってアイツ鈍いもん」
男「それに例え幼が気づいても何か言う権利はないでしょ」
妹「そうだけど」
男「心配なの?大丈夫だよバレても俺が説得するから」
妹「本当?お兄ちゃん格好いい!」
男「じゃあ早くご飯食べよう」
妹「うん!今作るから待っててねぇ~」
男「相変わらず美味しいなぁ」
妹「ふふ、愛情込めて作ったんだよ」
男「そっか道理で美味しいと思った」
妹「うん!お兄ちゃんの好みに合わせてるんだから」
男「お前は良い子だなぁ」ナデナデ
妹「そうでしょそうでしょ?もっと褒めて良いよ!お兄ちゃん」
男「よしよし」ナデナデ
妹「きゃはは」ニコニコ
男「寝るか」
妹「えーーもう?」
男「嫌なの?」
妹「だって今日あんまりお話してないよ?」
男「寝る時に話せば良いじゃん」
妹「お兄ちゃん直ぐ寝ちゃうもん」
男「今日は起きてるから」
妹「本当?じゃあ撫でてくれる」
男「うん」
妹「やったーー寝る準備してくるねー」
男「はは」
寝室
妹「二人っきりだね」
男「何言ってんだ、いつも二人でいるだろ?」
妹「ムードがないよ?お兄ちゃん」
男「ごめんごめん」
妹「今私がお兄ちゃんと一番近い距離にいるのが嬉しいの」
男「そっか」
妹「うん。ずっと一緒にいてねお兄ちゃん」
男「俺もそのつもりだよ」
妹「あはは・・・本当かな?」
男「おう」
妹「嬉しい。大好きだよお兄ちゃん」
男「zzz」
妹「お兄ちゃん」ユサユサ
男「ん・・・もう朝?」
妹「そうだよ」
男「早すぎるよなぁ・・・朝が来るの」
妹「いっつも言ってるじゃん」
男「後5分な」
妹「もーしょうがないなぁ」
男「ありがと」
妹「良いんだよお兄ちゃん」
妹「はんかちーてぃっしゅー」
男「持った持った」
妹「そうやっていつも忘れるのがお兄ちゃんでしょー」
男「心配性だなぁ」ナデナデ
妹「えへへーお兄ちゃんが心配なんだよー」
男「じゃあ学校行くか」
妹「手!」
男「あん?」
妹「手!繋いでこ!」
男「えー」
妹「い、嫌なのぉ?」
男「嫌じゃないよ?でもさ」
妹「じゃあ何でそんな嫌そうなのさぁ」
妹「う・・・」ヒッグ
男(あ、泣きそう)
男「ほら握手握手」
妹「うん。握手」ギュウ
男「泣きやめ泣き止め」
妹「泣いてない!」
男「あはは」
幼「また妹泣かせてるの?」
男「あ」
幼「何よその顔」
男「いや別に」
妹「幼ちゃんおはよー」
幼「おはよう」
幼「毎日毎日妹ちゃん泣かせて女の敵ね」
男「妹が涙もろいだけだって」
妹「泣いてないもん」
幼「そうだ。ねぇ男」
男「何だよ」
幼「今日の帰り付き合いなさいよ」
男「ええ?」
幼「随分と嫌そうな顔ね」
男「だ、だって」
男(妹と一緒に帰れなくなるし)
幼「アンタに私の言うことの拒否権なんてある訳ないでしょ?」
幼「今日はセールなの。だから荷物持ち付き合ってよね」
男「うーん」
男「それって妹も一緒じゃ駄目か?」
幼「妹ちゃんも?」
幼「どうして?」
男「理由は特にないけど」
幼「・・・じゃ、じゃあ二人で良いじゃん」
幼「まさか妹ちゃんに荷物持たせようって気じゃないでしょうね」
男「んな訳ないだろ」
幼「ふーん・・・わ、私の奴隷は男一人であって妹ちゃんは違うから」
幼「別に妹ちゃんは付き合ってくれなくても大丈夫よ」
男(ごめんな妹)
妹(お兄ちゃん私は大丈夫だよ)
幼「何テレパシー送り合ってるのよ」
幼「ぐっもーにん」
男「おはよ」
男友「おはよー」
男友2「お前等二人で登校してきてるってマジなん?」
男「まぁ」
幼「同じ方向だからって着いてきて嫌になっちゃうわ」
男「あのね」
女友「ぶっちゃけ二人デキてるしょ?」
幼「ないない。こんな情けない奴とはデキないわよ」
男「言いたい放題だなぁ」
先生「でだなぁ・・・」
先生「じゃあ幼!この問題といてみろ」
幼「は~い」
幼「私は以前テニスをよくしていました」
先生「よく覚えてた偉いぞ」
幼「ふふん」
先生「じゃあこっちのを男やってみろ」
男「ええ!」
男(うわ全然聞いてなかった)
男「えっと」
先生「どうした?さっき教えたところだぞ?」
男「ううん・・・」
幼「ぷぷ」
男「笑ってんじゃねーよ」ヒソヒソ
幼「答え」
男「え?」
幼「教えてあげよっか?」ヒソヒソ
男「!頼む」
幼「答えは3xよ」ヒソヒソ
男「3xです」
先生「お前今は英語の時間だぞ?」
男「え」
幼「あははは」ケタケタ
放課後
幼「男ー行くわよ」
男「・・・」
幼「何?もしかして英語の時間の事怒ってんの?」
男「別に」
男「授業聞いてなかった俺が悪いし」
男「・・・」
幼「もう、イジイジしてんじゃないわよ」
幼「人に答えだけ貰おうとしたアンタが悪いんだから」
幼「ほら行くわよ!」グイ
男「うわわ」
幼「これと・・・これと」
男「いっぱい買うんだな」
幼「買いだめしとかなきゃイケナイ物は今買わなきゃそんでしょ?」
幼「えっと・・・後は」
男「その魚は今日の?」
幼「そうよー」
幼「・・・」
幼「ねぇ」
男「ん?」
幼「きょ、今日とか晩ご飯どうするの?」
男「え、知らないけど」
男「妹が作ってくれるんだろ」
幼「そっか・・・」
幼「いっつも妹ちゃんが、作ってるんだよね?」
男「そうだけど?」
幼「今日・・・作りにいってあげようか?」
男「え?何でさ」
幼「・・・だっていつもは、大変でしょ?」
幼「今日、作りに行くから決定!」
男「決定しちゃった・・・」
男(妹になんていおう)
男「良いよそんなの」
男「妹が作って待ってるだろうし」
幼「・・・今確認取った」
男「え?嘘」
幼「本当。ほらメール」
男「本当だ」
幼「と、いう事で今日は私が作ってあげる」
幼「・・・あ、ありがたく思いなさいよね」
男「お、おう」
男(なんなんだこの展開)
幼「♪~」
幼「でーきた」
男「おお、結構うまそう」
妹「本当だぁ幼ちゃんって料理できたんだ」
幼「まぁね」
男「人は見かけによらないよな」
幼「あはは。殴るわよ」
男「食べるか」
幼「無視すんな!私が作ったんだから」
男「ふー美味しかった」
幼「ふっふーん。そうでしょ?」
男「おう」
幼「大きな貸しができたわね」
男「・・・でも作りに来てとは」
幼「でも食べたんでしょ?」
男「そ、そうだけど」
幼「じゃあ貸しよ貸し。あっはっはっは」
妹「おにいちゃーん私宿題終わらせてくるねー」
男「おーう」
男「でも助かったよ。妹もいつも大変そうだったし」
男(本当は妹と二人で一緒に居たかったけど)
幼「もっと褒めて良いわ」
男「へいへい」
幼「・・・」
幼「・・・ねぇ?男?」
男「どしたー」
幼「・・・アンタさ、何で彼女とか作んないの」
男「え?」
幼「・・・・」
幼「正直に答えなさいよ」
男「な、何の事だよ」
幼「アンタ・・・私に惚れてるでしょ?」
男「え」
幼「・・・わ、わかってるんだから」
幼「わ、私は」
幼「・・・」
男「ど、どうした?」
幼「・・・男?」
幼「考えてあげても良いわ」
男「な、何が?」
幼「アンタが・・・そんなに私を好きなら」
幼「土下座するなら付き合ってあげても・・・良いわよ」
男「ちょ、ちょっと何言ってんだよ」
幼「良いから・・・ハッキリ答えなさいよ」
幼「ナヨナヨしてんじゃないわよ」
男「俺にはお前が」
幼「・・・」
妹「おにいーちゃーん!そういえば宿題なかったー」
妹「てあれ?二人ともどうしたの?」
男「あ、うん・・・何でもないんだ」
幼「・・・」
妹「幼ちゃん?」
幼「・・・私かーえろっと」
妹「もう帰るの?」
妹「お話しようと思ってたのに」
幼「うん。今日はもう帰る」
幼「じゃあね男。今日の事はありがたく思いなさいよ」
男「・・・お、おう」
幼「それじゃねー」
妹「?」
妹「お兄ちゃん?どうしたの深刻そうな顔して」
妹「あははマジメな顔にあわなーい」
男「・・・」
妹「お兄ちゃん大丈夫?」ペタペタ
男「顔を触るなよ」
妹「だって心配だし」
妹「あ、まさか!バレたの?」
妹「そ、そうなら私も一緒に」
男「いや違う・・・そうじゃないんだ」
妹「そうなんだ良かった」ホッ
妹「でも、もしもの事があったら私も一緒に説明するよ?」
妹「二人の問題だもん!」
男「いや良いよ。お前にはそんな苦労を負わさないから」
男「お前は俺の大事な妹だし」
妹「お兄ちゃん・・・ありがとうお兄ちゃん」チュ
男「あはは」
幼「まな板忘れてたから取りに帰ろうと思ったけど」
幼「・・・何だそういう事か」
幼「・・・・」
幼「練習して損したな」
END