人間「これで私は終わりだ…」
悪魔「俺はお前の望むようにしてやったぞ…」
人間「くっ…この悪魔め」
悪魔「…ふん、じゃあな」
元スレ
悪魔「ククク…お前の望みを叶えてやろう」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1255772752/
悪魔「人間の欲望はきりが無いな…
望みを叶えてやれば勝手に自滅していく…
・
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・
ん?あれはなんだ…」
婆さん「荷物持ってくれてありがとね」
女「いいえ、どういたしまして」
悪魔「…次はあの女にするか」
悪魔「おい、そこの女…」
女「ッ?」
悪魔「どこを見ている?上だ、上!!」
女「わっ、浮いてる!?」
悪魔「俺は悪魔だ…お前の望みを何でも叶えてやろう」
女「悪魔?望み?(この人危ない人かしら…)」
悪魔「どうした?何でも良いんだぞ…」
女「あの~、ほんとに悪魔なんですか?」
悪魔「…信じてないな」
悪魔「こんな姿をした人間などいないだろう…
それに宙に浮いてるのに周囲の人間は
気にするそぶりも無いだろうが…」
女「そういえば…(じゃあ本物の悪魔?ここは下手に…)
そ、それで御用はなんですか?」
悪魔「望みを叶えてやると言っただろう…」
女「何か条件があるんですか?」
悪魔「…条件?」
女「望みを叶えたら魂抜かれるとか?」
悪魔「そんなものはない…」
女「特に叶えてほしい望みも今は無いですし結構です」
悪魔「………」
女「(お、怒ったかな?)あ、あの、バイトがあるのでこれで失礼します」
悪魔「(望みが無いだと…しばらく様子を見るか)」
悪魔「おい女、望みは出来たか…?」
女「あ、悪魔さん、私は相変わらずですよ」
悪魔「…詰まらん女だ、大学生なら色々願望が有る筈じゃないのか…?」
女「悪魔ってもっと怖いものだと思ってました
無理やり契約させたりとか…」
悪魔「フン…また来る…次までに願いを考えておけ…」
-3日後-
悪魔「女のところに行くか…
さて今日こそ願いを言わせてやるか…
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ん?アイツは…お前ここで何をしている」
???「ッ!! 貴方は悪魔?」
悪魔「久しぶりだな…天使よ」
天使「こんな所で会うとは奇遇ですね…何をしてるんですか?」
悪魔「俺が先に聞いているんだが…」
悪魔「相変わらず人間達にお節介してる様だな…」
天使「それが私の使命ですから」
悪魔「…観察していたのはあの女か?」
天使「あの娘の事を知っているのですか?」
悪魔「願いを叶えてやると言ってるが言わないのだ…」
天使「まだそんな事をしてるのですか
人を正しい道に導くのが使命だった筈…貴方も昔は…」
悪魔「…俺は既に天使ではない」
悪魔「そんな事より何故あの女を監視する?」
天使「実は男さんに頼まれて…」
悪魔「写真を持ってるのか、見せてみろ…
・
・
(実に冴えない面をしているな…)
…ここは俺に任せておけ」
天使「信じていいのですね?」
悪魔「…ああ、俺を信じろ」
悪魔「おい女」
女「あ、悪魔さん こんにちは…願い事はありませんよ」
悪魔「…今日はその事で来たのではない
お前男は欲しくないか?」
女「な、何ですか!急に」
悪魔「いや、この男なんだがな…」
女「こ、この人…」
天使「男さん、戻りましたよ」
キモオタ「ブヒッ!、ブヒッ!、愛しの女ちゃんの居場所わかったかな」
天使「(ここは悪魔の事を信じてまだ伏せておきましょう)
いいえ、申し訳ありません」
キモオタ「ブヒヒヒ、天使といっても使えないんだな」
悪魔「…この男の事を知っているのか?」
女「前に住んでた所でしつこく付きまとわれたんです
その所為で引越しもしたし…
どうして悪魔さんがこれを?」
悪魔「…成り行きだ、だがどうやらこの男に良い印象は無いようだな
どうだ、お前が望むならこの男を…」
悪魔「この状況でも望みが無いとは呆れた奴だ…」
一方その頃
天使「やはり私も…」
女「(もしかしてまたあの男に付きまとわれるのかしら?
あんな思いをする位ならいっそ…って駄目駄目)」
天使「あの~、そこの娘さん」
女「ッ?」
天使「上です、上」
天使「初めまして、私は天使です」
女「はあ、どうも(今度は天使…)」
天使「驚かせてしまいましたか?」
女「いえ、慣れました」
天使「実は貴方に言いたい事がありまして、この男さんがですね…」
女「……」
天使「どうかされましたか?」
女「実は…」
天使「そうだったんですか、まさか男さんがそんな事を」
女「出来ればこれ以上関わり合いになりたくないんですよね」
天使「わかりました…ところで悪魔とお知り合いですよね
何か変わった事はされてませんか?」
女「いえ、特には…そちらもお知り合いなんですか?」
天使「はい、過去に色々ありまして…」
天使「男さんには私の方からそれとなく言っておきます」
女「はい、お願いします」
天使「それでは失礼します」
天使「ただ今戻りました」
キモオタ「ブブブッ、女ちゃんの居場所わかったのかな」
天使「どうやらこの地域には居ないみたいで…
前向きに次の相手を考えてみてはどうですか?」
キモオタ「グバババ、そうなんだ、それなら仕方ないかな
(ボキのストーキングによると女ちゃんは大学生の筈…
引越しっても遠くに行ったりしない筈…
コイツ何か隠してるな…)」
天使「申し訳ありません」
天使「女さん、男さんには言っておきましたよ」
女「うーん、でも諦めてくれるかなぁ、前は相当しつこかったし…」
天使「男さんも納得していただけたみたいでしたが」
女「まあ、何も無かったらいいんだけどね」
・
・
キモオタ「ブヒャヒャヒャ、ついに女ちゃんを見つけたんだな♪」
悪魔「ん…?あれは天使と女か…相変わらずお節介だな
後ろでコソコソしているのは…あれが男か…しばらく様子を見よう」
キモオタ「…ブツブツ(天使はボキが女ちゃんをストーキングしてる事に気付いたんだな)
…ボソボソ(でも居場所が分かったしじっくりいくんだな)」
悪魔「…写真通りの気持ち悪い男だ」
天使「男さん、今日は外出したのですか
色々買い物されたんですね」
キモオタ「ブヒヒ、ちょっとキャンプをしようと思ってサバイバル道具をね…
(チッ、白々しい、今に見てるんだな…)」
天使「(どうやら男さんも前向きになって良かったです)」
悪魔「おい天使、…何やらご機嫌だな」
天使「あ、悪魔…人間はやはり話し合いで通じるものですよ」
悪魔「…それはあの男の事を言っているのか、そうだとしたらとんだ節穴だな…
天使「どういう事ですか?」
天使「男さんが私の後を着けていた?それは本当なんですか?」
悪魔「そんなしょうもない嘘を吐くか…
人間はそういう生き物だ…あの時だって…軽率だったな」
天使「そんな…男さんに確認してきます。ちょっと失礼します」
悪魔「…どうなる事やら」
天使「男さんいますか?……いない
サバイバル道具がありませんね」
悪魔「…女の所にいったんじゃないか」
天使「?…女さんをキャンプに誘うつもりでしょうか?」
悪魔「ハア…(平和な奴だ…)おい、いいか、おそらくな…」
天使「いくらなんでもそんな事は…もしそうなら止めなくては」
悪魔「…放っておけ、人間は所詮自分勝手な生き物なのだ」
天使「どうしてですか、過ちを見過す訳にはいきません」
悪魔「…期待をすればする程後で泣く事になるぞ」
天使「そんな…昔の貴方だったら」
悪魔「昔の事は話すな!!」
天使「…」
悪魔「…」
天使「私行きます」
悪魔「勝手にするんだな…」
キモオタ「グヒヒヒ、女ちゃ~~~ん、ア~~~イムヒ~~~ヤ~~~」
女「キャアアアアッ!!」
キモオタ「デヘへへ、やっと会えたのだ」
天使「あの悲鳴は女さん!?急がなくては」
キモオタ「非道いよ女ちゃ~~~ん、ボキに黙って引っ越すなんて~~~
こんなにも女ちゃんを愛しているのに~~~」
女「それ以上近づかないで!!」
キモオタ「ドゥヘへへ、裏切った女ちゃんにはお仕置きが必要なんだな」
天使「お待ちなさい」
キモオタ「チッ、邪魔が入ったのだ」
天使「男さん、こんなやり方は間違ってます」
キモオタ「五月蝿い!!女ちゃんの居場所を黙ってたくせに偉そうなんだな
でもちょうど良いんだな、お前も一緒にお仕置きしちゃうんだな」
キモオタ「ムハハハ、いただきま~~す!!」
ガキーン
キモオタ「フヒッ?ボキのナイフが…なんだお前は」
悪魔「…欲望丸出しで醜いな、不愉快だ」
キモオタ「ウヒヒッ、コスプレ野郎が粋がるんじゃないんだな
お前なんか片手で充分なんだな」
ドカッ、バキッ、ズドッ、グシャッ!!
キモオタ「スペペペペ、許してくだちゃ~い、もう付きまとわないから見逃して~」
悪魔「…とっとと消えろ」
女「ふう…助かった?」
天使「悪魔…、やっぱり来てくれたのですね、ありがとうございます」
悪魔「…アイツが気に入らなかっただけだ
(結果的に天使を助ける事になってしまった、魔王様に消されるかも…)」
魔王「……という罰を与える、いいな?」
悪魔「はい、わかりました」
・
・
・
魔王「ふん、これでいいのか?」
神様「ああ、手間をかけさせたな」
元悪魔「…という訳で人間にされてしまったが能力も使えなきゃ力も弱い…最悪だな」
元天使「仕方ありませんよ、人間と我々では構造が違うんですから…」
元悪魔「…ところで何でお前まで人間になっているのだ」
元天使「今回の件は私に責任が有りますから仕方がありません」
元悪魔「…その割りには嬉しそうだな」
魔王「ちょっとアイツ等に甘すぎやしないか?」
神様「良いではないか、お主も気にしていたではないか
まるで昔の我等を見ているようだと…」
魔王「ふん、覚えちゃいないね…」
元悪魔「…さて、これからどうするかな
人間の世界は生きてるだけで金が掛かるからな」
元天使「女さんがアルバイトを紹介してくれるそうですよ
2人で稼げば生きていくのもなんとかなりますよ」
元悪魔「何っ!まさか一緒に暮らすつもりなのか?」
元天使「?、そんなの当たり前じゃないですか」
元悪魔「はあ…、まあ仕方ないか」
元天使「ほら、女さんが待ってますよ、急ぎましょう」
おしまい
こんな糞みたいな文章読んでくれた人サンクス