サブタイトル『マッスル鎮守府激震!!怒りのオクラホマ・スタンピートのようです』
元スレ
提督「触ってねえよテキサスクローバーホールド極めんぞ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425908876/
提督「…」
提督「やっぱ…キン肉マンはこう…最高やな…」
ある日の事だ
仕事の休み時間に、キン肉マンを読んでた。色あせない名作だ。俺は四次元殺法コンビが大好きだ
この日の秘書艦は金剛だった。なんか知らんけど無条件に猛烈な好意を向けてくる事に定評がある金剛だ。恐くね?具体的に言うと映画『シャイニング』で原稿に同じ言葉ビッシリ書き込まれてるシーン観た時くらい恐い
でもまぁ、仕事は出来る子なので、色々お願いしてたんだ。そしたら急に
金剛「ヘーイテイトクゥ!!触ってもいいけどサー!!時間と場所をわきまえなヨー!!」
とか、言い出した
提督「…」
提督「えっ?」
いやいや、可笑しいだろ?
だって俺両手でキン肉マンのコミックス持ってんだぜ?セクハラのしようもないだろ?
提督「いや…触ってないよ?」
だから俺、やんわりと否定したんだ
本当は目の前の勘違いクソビッチにロメロ極めてやりたかったけど、さすがに絵的にマズイものがある気がするのでやめといた
金剛「ワッツ?でも今確かに…」
瞬間、金剛の顔がサァっと青くなった
アホさ丸出しだが、なんか意外と賢くて勘のいい彼女は何かを悟ったのだろう
提督「…」
俺はその顔を見て、持っていたキン肉マンの復刻版コミックスを机の上にそっと置いて
提督「青葉ーーーーーーーーーーー!!!!!!青葉呼んでーーーーーーーーーーー!!!!!!!早く青葉ーーーーーーーーーー!!!!!!」
頼りになる相棒に助けを求めた
艦隊これくしょん~艦これ~
『マッスル鎮守府激震!!マッチョ提督VSセクハラ幽霊提督~怒りのオクラホマ・スタンピートのようです~』
.
青葉「ども!!恐縮です青葉ですぅ!!一言お願いします!!」
提督「オバケでた!!!!!恐い!!!!!」
青葉「わぁ、意外と頭悪い一言で青葉、幻滅です」
紹介しよう。俺の右腕、重巡洋艦青葉だ。戦犯って言った奴から殺す
重巡洋艦としては旧式で、火力面では少々心許ないが、それを補って余りあるほどの夜戦強さが売りだ
既にケッコンカッコカリ…一定の錬度に達した艦娘に施される指輪型の特殊装備、『限定的限界突破解除装置』を装着済みで、その強さにますます磨きが掛ってる
金剛「へへへへヘーイ!!!!アアアアアアババババババ!!!!!!」
青葉「落ち着いてください金剛さん。壊れたラジオみたいですよ」
慌てふためく俺達を尻目にこの冷静さ。さすが夜戦の女王は貫禄が違った
提督「ふぅ…いやスマン。ちょっと取り乱した…」
青葉「ちょっとどころじゃなかったですよ…青葉、結構テンション上げて入ってきたのに逆に冷静になっちゃったじゃないですか…」
提督「え、あ、はい…スワセン…」
青葉「反省してくださいよ!!全く!!」
一旦おちんk落ち着いた俺達は青葉に状況の説明をした
提督「かくかくしかじか」
青葉「それでなんでも伝わると思ったら大間違いですよ」
青葉「なるほど。状況をまとめるとこうですね」
愛用のペンをクルリと回し、メモにまとめた話の内容を整理する
青葉「司令官と金剛さんは休憩中、キン肉マンを読んでいた。すると突然、金剛さんのうなじに誰かが触れた」
金剛「そうデース。提督がタッチしたのかと思いマシタ」
青葉「ですが司令官は机に座ったまま、両手でキン肉マンのコミックスを持っていた。それ以前に、司令官と金剛さんの間にはある程度の距離が開いているため、ラバーメン(ゴム人間)でもなければセクハラは不可能…じゃあ一体誰が金剛さんに触れたのか」
青葉「これは……新手のスタンド使いの仕業ですね!!」
提督「史上最低のスタンド活用法だな」
提督「所で、ほぼ女子しか居ないこの鎮守府で、金剛にちょっかい出す奴っているの?」
青葉「比叡さん」
提督「よし比叡連れて来い。キャメル極めても許されるだろ」
青葉「体バキ折った後にラーメンにしちゃいましょう」
金剛「ウェイ!!!!」(訳:ちょっと待ってください)
提督「うるせえよいきなり大声出すんじゃないよ耳がうるさいだろうが」
金剛「発想がクレイジー過ぎマース!!!!それに比叡ならそんな回りくどいプレイなんかせずストレートに触りに来るネー!!!」
青葉「うむむ、それは確かに…」
提督「全然関係ない話になるんだけど、艦これアニメ六話で比叡がカレーにぶち込んでたアレ何?」
青葉「本当に全然関係ないじゃないですか」
金剛「ギュポー」※キングダム36巻参照
青葉「えっ何ですかそれ食べ物の名前とは思えないんですが」
提督「マジかよ…春秋戦国時代に絶滅したんじゃねえのかアレ…」
青葉「知ってるんですか司令官!?」
提督「めっちゃ美味いけど毒あるキモイ生き物」
青葉「じゃあ食べちゃダメな物じゃないですか」
金剛「そもそも、ギュポー自体がレジェント級のモンスター…それを探し出すとは、さすがこの金剛のシスターネ」
青葉「モンスターって言っちゃいました!!」
提督「話を戻そう」
青葉「反らしたのは司令官ですが」
提督「ゴメン」
提督「つーかぶっちゃけね、今回だけじゃなくてこういうケース多々あると思うのよ」
青葉「司令官のお触り案件ですか?」
提督「うん…誤解招く言い方やめてくんない?」
金剛「他の娘にもタッチしてたんですカー!?」
提督「してねえよ…スピニング・トゥ・ホールド食らわせんぞ…」
提督「別にこっちからはなんもしてねえのに変な言動する娘って、結構いねえ?」
青葉「青葉、そんな反応した覚えないです」
提督「うん、知ってる…いや、例えば身近な例で言えばコブラとか、鷹さんとかさ」
青葉「衣笠のことをコブラって呼ぶのいい加減止めてあげてください」
金剛「uhh…確かに、可笑しなリアクションする娘がいるネー」
提督「せやろ?それも不特定多数で、決まったパターンや艦種が無いんだよ。幅広くセクハラ被害が広がってるんだ」
提督「我が鎮守府には何人かクレイジー・サイコ・レズがいるが、そいつらが全員スタンド使いだとしても姉妹艦でもない無関係の艦娘まで襲うか?」
青葉「ありえませんね」
金剛「インポッシブルね」
提督「だろ?だから俺は外部のスタンド使いの仕業か、幽霊説を推すね」
青葉「どちらも非常識な存在ですが…良いネタになりそうですねえ。青葉、俄然興味が湧いてきました」
提督「ちょっと鏡みてもう一回『非常識』って言葉使ってみ?」
青葉「嫌です。では、早速調査しましょうか!!」
金剛「ゴーストバスターズ結成ネー!!気合!!入れて!!行くネー!!」
提督「何の躊躇いも無く妹のセリフパクるその図々しさ見習いたい」
こうして、俺達は見えないセクハラ犯の調査に乗り出したのであった
提督「とは言ったものの、何から始めればいいのやら」
青葉「取材の基本は足ですよ司令官!!虱潰しに話を聞いていきましょう!!」
提督「さすが艦隊の下世話担当は言うことが違う」
金剛「パパラッチの本領発揮ネー!!」
青葉「あれ?青葉ディスられてます?」
提督「さて、じゃあ先ずは駆逐艦から話を聞いてみる事にするか」
金剛「視聴覚室でムービー観るって言ってたネー」
青葉「おやおや?無視ですか?おやおやおや?」
~視聴覚室~
\ギャアアアアアアアアアア!!ウワアアアアアアアア!!!/
青葉「映画って…」
金剛「とってもスクリームね…」
( T)「楽しそうだな!!!!」
青葉「あっこれこの人の仕業ですね。何のDVD渡したんですか?」
( T)「ホラー観てえって暁が言ったから、初心者向けの…リメイク版13日の金曜日を」
青葉「まだ優しい方ですね……」
金剛「判断に苦しみマース…ハードな方は何だったのデース?」
( T)「ムカデ人間」
金剛「本当にまだソフトな方だったのデスネー…」
~視聴覚室~
\ギャアアアアアアアアアア!!ウワアアアアアアアア!!!/
青葉「映画って…」
金剛「とってもスクリームね…」
提督「楽しそうだな!!!!」
青葉「あっこれこの人の仕業ですね。何のDVD渡したんですか?」
提督「ホラー観てえって暁が言ったから、初心者向けの…リメイク版13日の金曜日を」
青葉「まだ優しい方ですね……」
金剛「判断に苦しむネー…ハードな方は何だったのデース?」
提督「ムカデ人間」
金剛「本当にまだソフトな方だったのデスネー…」
提督「お邪魔します!!!!」ドドッド!!
夕立「ぽいいいいいいいいいいいいああああああああああああ!!!!!!ジェイソン恐いっぽおおおおおおおお!!!!!」
提督「見ろよ、あいつの姿…ウチの№2(カッコカリ済み)だぜ?」
不知火「あら司令、それとお二人も」
青葉「恐縮です!!」
金剛「ハーイ!!」
提督「映画楽しんで……暁は?」
不知火「大麻の採取に来た若者が吊らされた辺りで泣きながら出て行きました。第六もそれに続いて」
提督「なんだ、思ってたより長いこと観てたんだな」
青葉「あのシーン、開始十分も無い間に来てませんでした?」
提督「知ってるよ」
青葉「ああ…そういう…」
不知火「それにしてもつまらない映画ね。もっと骨のある作品は無いの?」
時雨「やめてくれないかな?これ以上恐い映画見せるとうちの妹が大変な事に」
提督「お前ら普段もっと恐いバケモンと戦ってるだろ…」
時雨「アレはぶっ殺せるじゃないか」
金剛「デストロイヤーの名に恥じぬスレイヤーっぷりネー…」
提督「叢雲いる?」
時雨「いらない」
提督「そういう意味じゃねえよ」
不知火「そこで突っ伏して寝てますが」
青葉「よく寝れますねえ」
夕立「ぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!」
金剛「ホントにネー…」
提督「ヘーイ叢雲ー!!ウェイカッ!!!!」
金剛「!?」
叢雲「…」
提督「うわっ、寝起き顔こわっ」
叢雲「うっさいわね…ケツに酸素魚雷ぶち込むわよ…」
青葉「叢雲さん顔ヤバイですよ。人殺しのそれですよ」
叢雲「何の用よ……ハサミなら二番目の戸棚の奥……」
青葉「あっ、これまだ起きてないですね」
提督「いやね、最近なんか幽霊的な変わったこと無いかなって」
叢雲「……」
叢雲「は?」
提督「うわっ、やべえよ不知火だってこんな恐い顔しねえよ」
不知火「不知火に落ち度でも?」
提督「嘘ですごめんなさいお前がナンバーワンだ」
時雨「で、提督。今度は何の病気なんだい?」
提督「病気じゃねえよ。お前俺を何だと思ってんだよ」
時雨「脳筋クソ野郎」
提督「お前、時雨の皮を被った曙じゃね?」
青葉「ちゃんと事情をお話しないと答えは得られませんよ司令官。実は…」
~事情説明中~
不知火「…金剛さん、貴方もしかしてガンギマリ…」
金剛「botの話はノーセンキューネー!!!!」
提督「まぁ金剛がラリってんのは疑う余地は無いが」
金剛「テートクゥ!!」
提督「冗談だよ…マジな話、俺はセクハラなんてしてねえ」
時雨「女の子の服が破れるゲームしてる時点で説得力が皆無だよね?」
提督「うるさい黙れ」
不知火「ですが、軍事施設には霊がいると言うのはよく聞く噂ですね」
時雨「過去にこの鎮守府で人が死んだなんて事があるのかい?」
不知火「そこまでは分かりかねますが…つい最近だとトラック泊地襲撃がありますし、無くは無いかと」
青葉「でもセクハラ幽霊ですよ?」
叢雲「下らないわね……そういうオカルトならあきつが詳しいんじゃないの…」
提督「マジで?」
叢雲「見た感じそうでしょ…」
提督「憶測で物語るなよ…」
夕立「でいどぐざああああ!!!!夕立全部観たっぼおおおおおおおい!!ほめっ、ほめてえええええ!!!!」
提督「いやお前いつもジェイソンさんより怖いバケモンと戦ってるだろ」
夕立「あいつらはいつでもぶっ殺せるっぽいい…」
金剛「どんな育て方したらこんなにクレイジーなデストロイヤーになるネー?青葉?」
青葉「敵の胸倉掴んでどてっ腹に砲弾ぶち込んだりぶち込まれたりしたらすぐですよ。ねえ?時雨さんウフフ」
時雨「深海棲艦を殴殺出来るようになったらもう後戻りは出来ないよねアハハ」
金剛「第一艦隊頭可笑しいネ!!!!!」
提督「それほどでも」
金剛「褒めてないデース!!」
青葉「なんなら今度ご一緒しますか?5-3周回クルーズ」
金剛「え、遠慮しときマース…」
提督「で、あきつどこいるか知んない?」
叢雲「ハサミじゃあるまいし知らないわよ…」
不知火「第三艦隊旗艦とご一緒では?」
提督「あー、フフ怖と一緒かぁ。じゃあ軽巡寮にでも顔出してくるかあ」
夕立「夕立、違う映画観たいっぽい」
提督「次はフレディに挑戦すっか?」
夕立「ホラー以外がいいっぽい!!」
提督「わかったわかった…じゃあベルヌイにディズニー映画持ってかせるから静かに待ってろ。叢雲寝るから」
叢雲「スヤァ…」
提督「寝たから」
夕立「っぽい…」
提督「オーケーいい子だ。そんじゃあ邪魔したな」
不知火「お構いなく」
時雨「あっ、提督」
提督「なんだ?」
時雨「雨は、いつか止むさ」
提督「外晴れてんだろ何言ってんだお前アホか」
―――――
―――
―
提督「あ、もしもしベルヌイ?今どこ?うん、うん…へぇ…そっか、そっちもまた違う映画観たいって…」
提督「うん、じゃあ俺の部屋にある戸棚の上から2段目左から5番目のDVD持っていって。夕立には『ディズニー映画』っつってるから」
提督「え?ハハハ、まっさかー。うん、うん…じゃあ頼むわ。はーい、ハラショー」
青葉「…何の映画観させる気ですか?」
提督「エスケイプ・フロム・トゥモロー」※無許可でディズニーランド内撮影を行ったことで有名なホラー映画。最近DVDが出た
青葉「司令官、悪魔ですね」
金剛「ドン引きネー…」
提督「嘘は言ってねえだろ嘘は」
~軽巡寮~
提督「頼もう!!」ドドッド!
♪~※Faintのイントロ
金剛「ワッツ?何ネーこのミュージック」
提督「リンキン・パークだ…那珂ちゃんだな」
那珂「I can't feel the way I did before!!」
那珂「Don't turn your back on me!!」
那珂「I won't be ignored!!!!」
提督「さすが鎮守府一のシャウトと肺活量を誇る那珂ちゃんだぜ…」
青葉「アイドルって何でしたっけ?」
金剛「農業してマシン乗り回してラーメン作る人達じゃないんデースか?」
青葉「その方達もかなり特殊なアイドルですが」
五十鈴「あら、那珂の視察?それとも五十鈴に御用?」
提督「用があるのは天龍なんだが…いねえ?」
五十鈴「さっき出て行った所ね」
青葉「あらら、入れ違いましたか」
提督「あれ?用があるのは天龍?あきつ丸?どっちだっけ…世界が、世界が俺に選択を強いる…」
五十鈴「…何?何がしたいの?」
青葉「すいません、さっきも時雨さんに病気だって言われたんですけどこの人病院嫌いで…」
提督「やだ冗談通じない…怖い…」
金剛「ディスクリプションネー!!」
~マッスル事情説明~
五十鈴「幽霊の仕業?馬鹿じゃないの?」
提督「確かに金剛は馬鹿だが」
金剛「テートク!?」
青葉「中毒者扱いよりよっぽどマシですけどねぇ」
提督「それでも僕はやってない」
五十鈴「知ってるわよ」
提督「聞いた今の?さすが我が鎮守府最強軽巡潜水艦絶対殺すマンは言うことが…」
五十鈴「だってゲイでしょ?」
提督「違ったよチクショウ」
青葉「ゲイwwwwwwwwwホモじゃなくてゲイwwwwwww」
金剛「意味は一緒デショー…」
青葉「秋雲さんが言うには、『綺麗なのはホモ、汚いのはゲイ』だそうですよwwwwwドンマイ司令官wwww」
提督「マッチョが全員ゲイだと思うな」
五十鈴「えっ、違うの?」
提督「違うよ…誰に聞いたんだよ…」
五十鈴「時雨」
提督「あの野郎」
那珂ちゃん「てーとく!!おつかれさまぁ!!」
提督「おう那珂ちゃんおつかれ、今日もナイスシャウト。ところで、そろそろ演習の時間じゃねえか?」
那珂ちゃん「え?ああ!!先生のレッスンに遅れちゃう!!ゴメン五十鈴ちゃん!!機材片付けといて」
五十鈴「え?ちょっと!!待ちなさいって…ああもう!!」
青葉「じゃあ、我々もそろそろお暇しちゃいましょうか」
金剛「ソーデスねー」
提督「マッハ無限大!!!!!!」※新宿武蔵野館他全国ロードショー。今度のトニー・ジャーはなんでもあり。ワイルド・スピード最新作にも出演する。wktkが止まらない。今まで頑なにワイルド・スピードシリーズを観なかった俺もステイサムとトニー・ジャーと聞いては劇場に足を運ばざるを得ない
五十鈴「待て、止まりなさいそこの三人」
提督「オーケー、その10cm砲をゆっくりと下ろそうか」
~マッスル片付け~
提督「凄まじく無為な時間を過ごした。那珂ちゃんのファンやめます」
五十鈴「まぁまぁ、そうふて腐れないで。那珂は後でシメとくし、良い情報教えたげるから」
提督「マジか青葉いらねーな」
青葉「青葉だって!!!!頑張ってますし!!!!」
金剛「マーマー、適材適所って奴ネー」
五十鈴「天龍なら娯楽室に行ったわ。退屈そうにしてたし、漫画でも読みに行ったんじゃないかしら?」
提督「娯楽室か。これは那珂ちゃんのファンに還らざるを得ないな」
青葉「娯楽室なら、今ちょうど衣笠達もいますね。早速出向きましょう!!」
提督「せやな、じゃあまたな五十鈴。あっ、今度東京急行出てくんね?」
五十鈴「わかったわ。予定表出しといてくれたらこっちで艦隊組んで行くから。片付け手伝ってくれてありがとね」
提督「頼むわ。んじゃ」
金剛「…本当にゲイじゃないデース?」
( T)「ゲイじゃねえよテキサスクローバーホールド極めんぞ」
提督「SMAPのメンバーが入ってから那珂ちゃんがメキメキ成長していくなぁ。さすがしんごだわ」
青葉「香取先生の事をしんごって呼ぶのいい加減やめてあげてください」
金剛「ファーストコンタクト時の挨拶が『よろしんご』だったからネー…見たことない顔してたデース」
~娯楽室~
提督「コブラ!!!!!Leaving me bule!!!!!」ドドッド!!
衣笠「衣笠だって言ってんじゃん!!!!!」
青葉「だから司令官…」
衣笠「あ、青葉じゃん。おつかれ」
古鷹「提督と金剛さんもお疲れ様です」
提督「はいよお疲れ…天龍どこ?」
古鷹「天龍さんなら、あきつ丸さんとトレーニングジムの方に」
金剛「SHIT!!また取り逃がしたネ!!」
古鷹「御用でしたら、私がお呼びしましょうか?」
提督「いや、こっちから迎えに行くからいいよ。何してたんだ?」
衣笠「暇つぶしって所ね。天龍が何かしたの?」
青葉「天龍さんと言うより、あきつ丸さんを探してるんですよ。実は…」
~凄まじいマッスルと共に事情説明~
古鷹「幽霊…ですか?」」
提督「うん」
衣笠「提督…大丈夫?疲れてなぁい?」
提督「確かに金剛はアホだが」
金剛「脈絡も無く馬鹿にされたネー!!」
青葉「お二人とも楽しそうで何よりです」
古鷹「でも、確かに私も金剛さんと同じような体験をしたことがあります」
金剛「マジですカ!?」
青葉「あー、そう言えば青葉も身に覚えのないセクハラ容疑をかけられたことがありますね」
提督「マジかよ幽霊ぶっ殺すしかねえな」
青葉「ゴング越しにこめかみをベアークローでブチ抜いて植物人間にしちゃいましょうか」
衣笠「あんた達キン肉マンの読みすぎよ」
金剛「第一艦隊にもまともな人がいるのですネー」
衣笠「青葉と白露型二人が頭可笑しいだけだから」
プリンツ「フォイヤアアアアアアアアアア!!!!!」
加古「だからそんなに強くジェンガ引き抜いたらアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」ガッシャアアアアアン!!
提督「…プリンツも大分ここに馴染んできたな」
金剛「あの二人仲良いネー」
古鷹「加古と一緒に訓練して来ましたからね。そろそろ二人とも実戦に出しても問題ないと思います」
提督「鷹さんが言うなら間違いないな。錬度上げついでに菱餅回収に当たらせるか」
青葉「それだけ聞いたら全然大したこと無さそうに聞こえますね」
提督「ていうか菱餅を海から拾ってくる任務って何だよ…トラック終わって本部から連絡届いた時は金剛の悪戯かと思ったわ」
金剛「テートクは私を何だと思ってるデース!!」
青葉「冷静に突っ込んだら負けな奴ですよ。きっと」
提督「そんじゃあジム行くか。多分そこが終着点だろ」
古鷹「戦艦の方達がスパーリングすると聞いて見に行くと言ってました」
青葉「殴りあうの好きですねあの人達」
衣笠「あんたが言うな」
提督「…んー殴り合い、殴り合いかぁ」
金剛「何企んでるデース?」
提督「いやね、もしかしたらリング使うかもって」
金剛「ワッツ?」
提督「まぁ先ずはセクハラ犯の正体掴んでからだな。よし、ありがとな鷹さん。衣笠、サイコガン手入れしとけよ」
衣笠「だから!!!!!」
古鷹「アハハ…ほどほどにしてやってくださいね」
提督「ハァ…鷹さんシコリティ高い…」
青葉「大人しいと思ってたらそんなこと考えてたんですか司令官。クズですね」
金剛「テートクゥ。リングなんて何に使うデース?霧島とボクシングでもするんデース?」
提督「なんで俺がネキと殴りあわないといけないんだよ死ぬわプロレスならともかく」
青葉「今のセクハラ発言として記事にしてもいいですかね?」
提督「やめて、本当にプロレスされちゃう。ラリアットで俺の首が文字通り飛ぶ」
~トレーニングジム~
\ドカアアアアアン!!ズバアアアアアン!!/
青葉「おお、さすが戦艦クラス…打撃音が既に砲撃と同等ですねぇ」
金剛「既にスパーリングの粋を越えてる気がするネー」
提督「熱気がもう凄い、女が放つそれじゃない」
提督「バアアアアアアアアアアアニングッッッ!!!!!マッスルーーーーーーーーー!!!!!」ドドッド
金剛「!?」
霧島「フッ!!!!」
ビスマルク「シッ!!!!」
バァン!!バァアアアアアアアン!!!!
\うおおおおおおおおおお!!!!!/
提督「おー、やってるやってる。盛り上がってんなー」
青葉「霧島さん対ビスマルクさんですか。これは燃えますね」
長門「ああ、提督。どうした?参加しにきたのか?」
提督「あのね、俺人間よ?」
長門「そうなのか?ここに来て二番目の驚きだ」
金剛「一番は?」
長門「この鎮守府の総旗艦が重巡洋艦だった事だな」
青葉「恐縮です」
提督「どうよあの二人」
長門「ハーフラウンドをほぼガード無しで殴り合ってる。霧島の火力も凄まじいが、ビスのタフさもなかなかのモノだ」
霧島「オラア!!!!」
ビス「ッ!!」
提督「今オラァっつったな艦隊の頭脳」
金剛「昔から喧嘩してる時が一番イキイキしてたネー」
長門「霧島がリードし始めたな…そろそろ」
霧島「フンッ!!」ズドムッ!!
ビス「ガッ!!!!!」
提督「入ったな」
青葉「あれは決まりましたね」
ビス「ッ…!!」
長門「そこまで!!勝者霧島!!」
霧島「押忍!!」
提督「今押忍っつったな艦隊の頭脳」
金剛「もうスルーしてあげなヨ」
霧島「これで二戦勝ち越しよ。約束通り次の出撃では46センチ砲ガン積みさせてもらうから!!」
ビス「やるわね…だけどそれでこそリベンジのし甲斐があると言うものよ!!」
提督「えっ…?そんな賭けしてたの…?」
長門「なんだ、知らなかったのか?あいつら結構自分で武装換えて出撃しているぞ?」
金剛「艤装管理ガバガバネー!!」
青葉「道理で命中率低かったり一発の火力が滅茶苦茶大きいワケですね…」
提督「長門お前知ってるなら止めろよ…」
長門「…」
提督「…おいお前まさか」
長門「たまに…たまに、な?」
提督「な?じゃねーよ!!リザルトに波あるなーって思ってたらそういう理由かよ!!!アホかお前ら!!!!金剛でもちゃんと言うこと聞いて出撃するぞ!!」
金剛「テ、テートク…そんな褒められると…」テレリコ
青葉「いえ、今のは馬鹿にされてますよ金剛さん」
提督「ったくこの艦隊のバイオゴリラ共が…まぁこの件に関しては後でゆっくり(観る)拷問するとして」
青葉「青葉、何か不穏なカッコ見えちゃいました」
提督「天龍とあきつ丸見なかったか?」
長門「ああ?その二人なら今しがた出て行ったところだ」
金剛「ウロウロしすぎネー…」
長門「バーで軽空母の連中と飲むと言ってたような…」
提督「バーだな、よし行くぞすぐに行くぞ」
青葉「これだけ進展しない取材もなかなか無いですよぅ…」
金剛「因みに、長門達に何する気デース?」
提督「ムカデ人間2と言う観る拷問があってだな」
青葉「効果の程は青葉が保障しますよ」
金剛「OH…」
~鎮守府バー『Village People』~
隼鷹「だからwwwwwwwラジオで聞いた曲がこんなんだったんだってwwwww」
龍驤「それほんまかいなwwwwwww」
隼鷹「今宵は百万年に一度wwwwwwww太陽が沈んで夜が訪れるwwwwwwヒッwwwwwww」
龍驤「ヒッwwwwwwwwwwwwwwwwww」
あきつ丸「百万年間ずっと昼wwwwwwwwwww文明とか生態系とかもう全部入れ替わってるでありますwwwwwwww」
天龍「フフ……意味わっかんねえ…」
提督「へべれけじゃねーか」
あきつ丸「ああwwwww提督どのぉwwwwww百万年太陽が沈まない星ってwwwwwwどんな形でありますかwwwww」
提督「そういう歌でそういう歌詞なんだから意味なんてねえに決まってんだろ」
青葉「いや意味はちゃんとあると思いますけど」
龍驤「ヒッwwwwwwwwヒッwwwwwwww」
隼鷹「ヒッwwwwwwwwwwwwwww」
金剛「トークにならないネー…」
天龍「その二人ならかれこれ二時間前から飲んでるぜ」
青葉「日も高いのに結構なことですね」
天龍「暇だからな」
提督「お前ら今来たところだよな?」
天龍「あー?つい五分前くらいじゃねえか」
提督「あきつ丸出来上がるの早すぎだろ…」
あきつ丸「まだ大丈夫でありますwwwwwwwww」
天龍「こんなんだが会話はできるぜ。なんか用か?」
~地獄の血みどろマッスル説明~
あきつ丸「ああwwwwww幽霊でありますかwwwwwwww居ますよwwwwww」
提督「マジか」
金剛「WAO!!」
青葉「いきなり確信ですね!!」
天龍「ああ…なんかよく何もない空間に向かって喋ってるもんなお前」
あきつ丸「内半分はエア友達でありますwwwwwwwwwww」
天龍「悲しい真似すんなよ…」
提督「その幽霊、なんか変わったことしてねえ?」
あきつ丸「見え無い事を言い事にソフトなセクハラしてるでありますwwwwwww裏山死刑でありますwwwwww」
金剛「どうして報告しなかったデース?」
あきつ丸「言ったところで中二病乙で済ませられるでありますwwwwwwww」
青葉「まぁ…まともな感性の人ならそうでしょうが…」
天龍「おいおい、これがまともに見えんのかよ」
提督「天龍さんあのね、言葉ってなによりも心を抉るナイフになるんだよ?」
青葉「セクハラ犯の正体は見つかりましたが、とっちめる方法がわかりませんねぇ」
提督「諸君、私にいい考えがある」
青葉「司令官、それ失敗フラグ」
提督「マッスルに失敗なんてない。あきつ、お前らは式神タイプの艦載機を使ってるよな?」
あきつ丸「いかにもwwwwwwwwこの紙を媒体に艦載機の幽霊を取り付かせて具現化させるのでありますwwwwwwwちゃんと触れるでありますよwwwwwww」
提督「それの応用でな…ゴニョゴニョ」
あきつ丸「wwwwwwwオフッwwwwwwふむwwwwwwできぬことは無いでありますwwwwww四隅にこう配置してwwwwww」
金剛「uhh…テートク、リングってもしかしテ…」
提督「フフン、天龍。暇な奴かき集めて来い」
天龍「ああ?」
提督「マッスルによる艦娘のためのマッスルショーを見せてやる」
提督「マッスル~~~~~!!!!!盛り上がったぜ!!!!!」
天龍「うるせえ」
~所戻ってナイスジム~
先ほどの熱気から一変、ジム内には静かな冷気が漂っていた
人気の消えたリングには、『人型』に切り抜かれた紙が一枚。そして四隅には
あきつ丸、隼鷹、龍驤、そして雲龍と
式神型艦載機を操る艦娘が静かに、あるいはクッソ笑いながら待機していた
隼鷹「ヒッwwwwwwwwww」
龍驤「ヒッwwwwwwwwww」
四隻の指に、『勅令』の文字が浮かぶ光が宿る
その光を一斉に、人型へと向けた
風が吹かない室内で、紙がふわりと浮かぶ
薄い両足で立ち上がった紙は、淡い青の光を纏い、痙攣のような動きを始める
朧な光はやがて、くっきりと人の形を作り出す
幽霊「…!?」
白い軍服と、帽子
紛れも無い『提督』の形をした幽霊が、紙と艦娘の力を介し、『式神』として具現化した
「さぁ…」
その瞬間を狙って
「ショータイムだ」
探照灯が八方から灯された
♪(朝の光眩しくて)※『海色』を流しながらお楽しみください
提督「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」ダダダダドンドンドンドドッド!!
幽霊「!?」
提督「死ねオラァ!!」
幽霊「ガボァ!!!!」
青葉「司令官の開幕ラリアットが炸裂ーーーーーーーーーー!!!!!!!」
♪(Weigh Anchor!)
青葉「さあ始まりました全日本提督プロレス!!視界実況ははこの私、ジャーナリストキャラなのに全くジャーナリストしてないと噂の青葉と!!」
金剛「提督ラブ勢筆頭と言われながらここまであんまり提督ラブしてない金剛でお送りしマース!!」
青葉「レフェリーはご存知、アニメ艦これ六話で一番イキイキとしてたことでお馴染みの霧島さんです!!」
霧島「ゴング、鳴らして!!」
カーン!!
提督「よいしょお!!」
幽霊「フゴッ!!」
♪(言葉も無くて、ただ波の音聴いてた)
青葉「倒れた所をエルボーで追撃!!」
金剛「あれはペインですヨー」
提督「立てオラァ…」
幽霊「いだだだだだだ!!」
♪(記憶の意味試されているみたいに)
青葉「帽子ごと頭を鷲掴みにして立たせます!!」
金剛「ゴースト相手にこのヒールプレイ…さすがテートクデース!!」
提督「ベルリンの赤い雨ーーーーーーーーー!!!!!」
幽霊「ぐわああああああああああ!!!!!」
♪(闇の中でも思い出す 前に進むの)
青葉「ブロッケンJr.のフェイバリット乱れ撃ち!!」
金剛「見た感じただのチョップだって事は禁句デース!!」
提督「トアーーーーー!!!!」
幽霊「ぎゃあああああああ!!!!」
♪(見ていてよ)
提督「オラア…!!!!!」
幽霊「ひえっ!!」
♪(So,repeatedly,we wom't regret to them)
青葉「ロープに投げ込み跳ね返ってきたところを…」
提督「マッスルーーーーーーーーーーー!!!!!!」
幽霊「ウボァ!!!!!」
♪(そんな風にも考えてたの)
青葉「きょうれーーーーーーーつ!!!!!!ドロップが決まったーーーーーーーーーー!!!!」
金剛「これにはゴーストも堪らず悶絶ネーーーーーーーーーーーー!!!!!」
提督「憧れ!!抜錨!!未来!!」グルングルングルン
幽霊「うわーーーーーー!!!!」
♪(憧れ 抜錨 未来)
青葉「脚を掴んでテリーマンの伝家の宝刀スピニング・トゥ・ホールドが炸裂ーーーーーーー!!!!!」
金剛「スピンするごとにシャウトしているのは『海色』の歌詞ネーーーー!!!!!」
提督「絶望!!消失!!別離!!」グルングルングルン
幽霊「グワーーーーーーー!!!!」
♪(絶望 消失 別離)
青葉「まだ回る!!まだ回るーーーーーーーーーーー!!!!」
金剛「アニメ艦隊これくしょんOP『海色』、大好評発売中ネーーーーーーーー!!!!!」
提督「よっこいしょーーーーーーーー!!!!」
幽霊「アバーーーーーーーーーー!!!!!!」
♪(幾つもの悲しみの海を越え)
青葉「回転の勢いでコーナーに投げつけるーーーーー!!!!」
金剛「ワオ!!人がハンマーのようネーーーーーーーー!!!!」
提督「喰らえーーー!!!!」
♪(たとえ)
青葉「司令官、幽霊に背中を向け…」
金剛「BUT!!アレは!!」
提督「ウララーーーーーーーーーー!!!!!」
幽霊「モゴガアアアアアアアア!!!!!!!」
♪(世界の全てが海色に溶けても)
金剛「スティンク・フェイスデーーーーーーーース!!!!!」
青葉「顔にお尻を押し当て圧迫する屈辱的な必殺技(フェイバリット)!!司令官、一切の容赦無しーーーーーーー!!!!」
提督 ブッ!!
幽霊「ッ!?カッ…」
♪(きっと、貴方の声がする)
青葉「追い討ちに放屁ーーーーーーーーー!!!!!!これには幽霊も成仏寸前ーーーーーー!!!!!」
金剛「うやらまけしからんデーーーーーース!!!!!!」
青葉「それは無いです」
提督「お前もチタタプして食ってやろうか!!」※提督はチタタプに木屑が入ることを決して許さない…!!
幽霊「カ…キョエエ…」
♪(大丈夫、還ろうって でも)
青葉「司令官、コーナーに登り観客にアピールです!!」
金剛「グレートヒールっぷりに駆逐艦ズに泣き出す人続出ネーーーーー!!!!」
提督「そろそろフィニッシュと行こうか…」
幽霊「ひぃッ!!」
♪(世界が全て反転しているのなら)
幽霊「ごっ、ごごごごごめんなさい!!もうあなたの艦娘に手出ししませんから!!」
提督「アアン…?」
♪(それでもあなたと、真っ直ぐに前を見てて)
提督「ゴメンで済んだらなぁ…」
♪(今願い込めた一撃)
提督「戦争なんて起こらねえんだよォォォォーーーーーッ!!!!!!!!!」
♪(爆ぜたアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!)
青葉「必殺のオクラホマ・スタンピート炸裂ーーーーーーーーー!!!!!!!」
金剛「そのままフォールデーーーーース!!!!!!」
霧島「カウント!!マイクチェック!!ワン、ツー、スリー!!」
カーン、カーン、カーン!!!!!
青葉「解体のゴングが鳴ったーーーーーーーー!!!!!司令官、一方的残虐ファイトでセクハラ幽霊を撃破ーーーーー!!!!!」
金剛「ルック!!ゴーストが!!」
幽霊「ひえー!!!もうマッチョとプロレスはコリゴリだー!!」
青葉「昭和のギャグアニメのオチみたいに成仏していきますね」
金剛「物理攻撃オンリーでゴーストバスターする人初めてネー…」
提督「へのつっぱりは、いらんですよ!!!!!」
青葉「司令官の言葉の意味はわかりませんが、とにかく凄かったですね金剛さん」
金剛「観客の半分がドン引きデースが、セクハラ犯にヲ級を据えた事デースし、ベネとしましょうカ!!」
青葉「それでは、全日本提督プロレスでした。また機会があればお会いしましょう。さよなら」
―――――
―――
―
提督「…」
提督「やっぱ…キン肉マンはこう…最高やな…」
セクハラ幽霊を強制成仏させて暫く経ったある日のことだ
仕事の休み時間に、週刊プレイボーイ web comicで連載中のキン肉マンを読んでいた
連載開始から三十年経っても面白い名作だ。キン肉マンシリーズ通算百巻目は四次元殺法コンビだった。女房を質に入れても買わないといけない巻だ
この日の秘書艦は時雨だった。理由も無く砲口を向けてくることで定評のある時雨だ
怖くね?具体的に言うと映画『クレヨンしんちゃん 雲国斎の野望』でダイアナお銀がカタカタ迫ってくるシーンくらい怖い
あれは怖い、子ども心にトラウマ植え付ける恐怖感があった
でもまぁ、余所の普通のお淑やかな時雨と同じくらい仕事は出来る子なので色々お願いしてたんだ。そしたら急に
時雨「僕に興味があるの?それとも、その汚いタマを撃ち抜いて欲しいの?」
とか言って右手の砲を向けてきた
提督「…」
提督「えっ?」
いやいや、可笑しいだろ?
だって俺PCでキン肉マン読んでたんだぜ?どこに奴の殺意を煽る行為がある?
あっ、この前のあれか?ディズニー映画と偽ってホラー映画見せたあれか?まだ根に持ってんのかこいつ
提督「いや…なんもしてねえよ」
とりあえず、身の潔白だけは証明しようと両手を挙げた
本当は目の前のクレイジーキラーマシーンにロメロ極めてやりたかったけど、流石に駆逐艦はマズい。憲兵怖いし
時雨「あれ?でも今確か…」
瞬間、時雨の顔がサァっと青くなった
頭おかしいが普通に賢くて勘のいい彼女は何かを悟ったんだろう
提督「…」
い、いやいやまさかハハハ
幽霊は俺が懲らしめて成仏させたはずだ。こいつの勘違いだろう
あきつ丸「失礼するであります。将校…提督殿、借りてたゴールデンカムイ返しにきたのであります」
あきつ丸「ところで提督殿、リスというのはどこに行けば手に入るでありますか?」
提督「ペットショップにいるので良いなら、買ってチタタプにして食えよ…いやそれよりあきつ」
あきつ丸「はい?」
提督「…幽霊って、まだいる?」
あきつ丸「いますよ」
あっさりと答えられえた
あきつ丸「ざっと数えても十は越えるでありますね」
提督「マジか……」
提督「マジかぁ……」
時雨「えと、あの…?」
状況がわからずおろおろする時雨を余所に、俺は窓から空を見上げる
春が近い、暖かな日差しが目に眩しかった
提督「とりあえず…青葉呼んでくれない…?」
この問題の解決法は、頼りになる相棒と相談して決めることにしよう
おしまい
61 : 以下、名... - 2015/03/10 00:08:17.65 3WrjNmGD0 53/53あとがき
青葉が好きです。改二まだですか
ケッコンカッコカリから一年経ちますが、いまだに音沙汰がありません。改二用の青葉もちゃんと準備したのに
カレンダーは本当にありがとうございますって感じですが、いい加減青葉と加古に改二実装してくださいお願いします何でも