1 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:27:18.68 9Mw7LJ+J0 1/21

「あぅ・・・やぁん・・・」

「口ではそんなことを言って、体はちゃあんと反応しているぞホラホラ」

「だ、だめぇ、姉妹でこんなこと・・・」

「私たちは一卵性じゃないか・・・ もともといっしょだったものが
  またいっしょになるだけさ・・・ホラホラ」

「あっ・・・そんな乱暴にぃっ・・・」

「くそっ、もう辛抱たまらんっ!」ガバッ

「きゃぅ!?」

「・・・」

「・・・」

「――という展開にも飽きてきた訳だが」

元スレ
妹「あっ・・・だめだよお姉ちゃ・・・んっ・・・」
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1380299238/

2 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:30:42.45 9Mw7LJ+J0 2/21

「マンネリ感はあるよね」

「さすが我が妹。私も今そう考えていた」

「何か、新しい境地を開けないものか・・・」

「当時は『姉妹百合』というだけで興奮したものだったが・・・」

「いったんやっちゃうとね」

「げに恐ろしき人間の性《サガ》」

「『刃牙-サガ-』」

「やめろ」

3 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:34:36.97 9Mw7LJ+J0 3/21

「はてさて、どうしたものか・・・」

「どうしてエア味噌汁が・・・」

「だから板垣先生の話題はやめろ」

「今はセッ○スの話をしてるんだったね」

「そうだ」

「いかようにこのマンネリズムを打破したものか・・・」

4 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:39:47.86 9Mw7LJ+J0 4/21

「いっそ、男を入れて3Pというのはどうだろうか」

「馬鹿姉!」

「すまない」

「姉妹百合の素晴らしさを1日かけて語っていたのはお姉ちゃんでしょう」

「うむ」

「女同士で3P、そう、従妹ならばあるいは」

「妙案」

「ではさっそく」ピポパプ プルルルルルル・・・

従妹『あ、妹ちゃん? どうしたの、こんな時間に』

「いい感じに熟れた爆乳の従妹ちゃんと汗だくセッ○スしたい」

5 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:42:28.22 9Mw7LJ+J0 5/21

従妹『・・・・』プチッ

「馬鹿野郎」

「直球がいいかな、と」

「だからお前はモテないんだ。貸せ」

「・・・」ピポパポ・・・ プルルルルルル

従妹『はい』

「姉です」

従妹『・・・』ガチャッ

「・・・」

「もはや信用の欠片もないじゃない」

6 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:45:24.25 9Mw7LJ+J0 6/21

「このあいだ、さんざん嫌がる従妹の爆乳を風呂場でここぞとばかりに
  揉みしだいたのがまずかったのかな」

「そりゃまずいよ」

「でも、勃起してたが」

「むしろ、それはある意味もっとまずいんじゃ」

「?」

「ストレートな人は、そういうの嫌がるんだよ」

「博識な」

「私も友達やって絶交されたし」

「お前も大概だな」

「一卵性ゆえ」

7 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:47:44.88 9Mw7LJ+J0 7/21

「さて、これで姉妹従妹3Pという選択肢が消えたわけだが」

「どうしたものか」

「!」

「毒男がひらめいた!みたいな顔してどうしたの」

「聞いて驚け」

「今度は親子丼とか言い出すんでしょ」

「聞いて驚いた。エスパーかお前は」

「姉の思考はすべて読める」

「こわい」

8 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:49:53.67 9Mw7LJ+J0 8/21

「さて、お母さんが納得するものかや」

「する」

「根拠」

「お母さんもレズだからだ」

「初耳なんですが」

「私も最初は目を疑った」

「その曇りきった目で何を見たの」

「隣のマダムと」

「MMRのキバヤシのマネしていい?」

「だめ」

「無念」

9 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:53:50.50 9Mw7LJ+J0 9/21

「私は疑問を持った。お母さんがレズならば」

「なぜ、結婚し、私たちが生まれたのか・・・」

「あるいは養子」

「あるいはペリカンが」

「はたまたキャベツから・・・などと考えた結果」

「結果?」

「市役所に行ってみた」

「謄本ね。たまにはきちんとした考えに至るお姉ちゃんが、
  私は好きだよ」

「わわわ、わたたたたたた、わたしは、しやく、しゃk」

「分かりやすいな」

11 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:56:41.26 9Mw7LJ+J0 10/21

「まあ、落ち着こう。照れ屋さんなのは分かってるから。
  はい、深呼吸」

「誰が照れ屋だ」

「誰が見ても」

「というわけで、戸籍謄本を見たわけだ」

「あれ、誰でも見れるの?」

「案外見れた」

「で、そこに書いてあった驚愕の真実とは!」

「そう煽るからテレビは廃れたのだよ、妹よ・・・」

「倍返しだ!」

「案外廃れてないかもね」

12 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 01:59:37.20 9Mw7LJ+J0 11/21

「で、『養子』とは書かれていなかった」

「・・・」

「つまり、私たちはまぎれもなくお母さんの子どもだ」

「なん・・・だと・・・」

「ちな、DNA鑑定もした」

「そんな技術力をどこで手に入れた」

「知り合いが・・・」

「目が泳いでる、泳いでるよ」

「嘘だ」

「お姉ちゃんは本当に嘘が下手だなあ」

13 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:03:25.51 9Mw7LJ+J0 12/21

「しかし、ここでまたひとつの問題が生じた」

「禄でもないことでしょう」

「お父さんがホモだった」

「ある意味、禄でもないことだった」

「にわかには信じがたかった、さすがの私も」

「その根拠や、いかに」

「同僚とホモセッ○スをしていたのを見た」

「それマジ?」

「真剣と書いてマジだ」

「時にお姉ちゃん」

「何かね」

「君・・・ホモは好きかね?」

15 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:06:51.62 9Mw7LJ+J0 13/21

「嫌いじゃない」

「お尻の穴は汚いと思う」

「お前はもう開発済だろう」

「おかげでガバガバですよ」

「ともあれ、お父さんのホモセッ○スは、
  それはもう小慣れたものだった」

「驚いているのだけど、疑問がひとつ」

「何かね、妹よ」

「タチ、ウケ?」

「リバだ」

「おおっと」

16 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:15:22.22 9Mw7LJ+J0 14/21

「スカでなかったのが唯一の幸いだったな」

「あれは臭いが残るからね」

「はてさて、妹よ。ここで大きな疑問が浮上するわけだ」

「レズの母とホモの父、私たちはその子ども」

「その後も調査の結果、お父さんはガチホモ、
  お母さんはガチレズだということが判明した」

「MMRのキバヤs」

「ノストラダムスの予言を信じていたあの頃が懐かしい・・・」

「物心ついたころには1999年すぎてたでしょ、私たち」

「あのうさんくさいヒゲがなんとも」

「刈り取ったらどうなるかって、ふたりで討論したっけね」

17 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:18:17.62 9Mw7LJ+J0 15/21

「話が逸れた」

「うん」

「どう思う、妹よ」

「話と言えば、もともと百合姉妹の新境地を開拓するのが
  命題ではなかったか」

「それはまたあとでよいではないか」

「うん」

「私は思うのだが」

「・・・」

「また、禄でもないことを、と思ったろう」

「そう言うと思った」

18 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:21:54.37 9Mw7LJ+J0 16/21

「これが存外、禄でもないことではない」

「ほう」

「同じ屋根の下、雄と雌が互いに、
  偽装結婚とはいえ仲良く暮らしている」

「ふむ」

「お父さんとお母さんは、性癖?という枠を超えて
  セッ○スに至ったのではないだろうか」

「お姉ちゃんがまともなことを言っている」

「セッ○スは信頼表現のひとつだ。
  だったら、同性をセッ○スの対象としていても、だ」

「あるいは、ひとつの信頼の表現として、
  お父さんとお母さんは一夜を共にした」

「なんだかいい話になってきたじゃないか」

「そのセリフで全部台無しだよ」

20 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:25:24.06 9Mw7LJ+J0 17/21

「いわば、『証』だ。お互いが、お互いを信頼していることに対する」

「その一夜で、私たちがここにいる」

「げに怖ろしき運命の歯車」

「止めんとしても誰にも止められず、と」

「なんだか哲学的な話になってきたじゃないか」

「ムードをぶちこわしていることに気づいて」

21 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:31:21.63 9Mw7LJ+J0 18/21

「私たちは、何なのだろうな」

「存在意義の話になっちゃったよ」

「中二病とはもはや言うまい。
  現に、中学二年生ではあるが・・・」

「ふつうなら起こりえないことが起きて、
  ふつうなら起こりえない今がある」

「姉と妹が愛し合うなどという、な」

「運命」

「そう呼ぶしかあるまいよ」

「そう考えると・・・」

「今日はふつうにまぐ合わないか、妹よ」

「この奇異な運命に」

「感謝しながら」

22 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:32:20.50 9Mw7LJ+J0 19/21

チラ裏、ヲワリ

23 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 02:34:19.27 yhajUYOk0 20/21

終わり・・・だと・・・!?

28 : 名も無き... - 2013/09/28(土) 08:25:30.76 yhajUYOk0 21/21

あとは妄想するか

記事をツイートする 記事をはてブする