1 : 以下、名... - 2015/01/02 23:21:49 7E5JQjOg 1/39

「…………」ボケー

「ねぇ、男くん」

「は、はい…?」

「これ、私が作ったクッキーなんだけど」

「良かったら食べて、味の感想もらっても良いかな?」スッ

「…わかりました」パク

「ど、どうかな…?」ドキドキ

「あんまり美味しくないですね」ニコ

(可愛い!)

元スレ
女「今日も可愛いなぁー」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1420208509/

2 : 以下、名... - 2015/01/02 23:28:50 7E5JQjOg 2/39

幼馴染「男、そこは美味しいって言いなさいよ…」

「あっ、ごめんなさい」アセアセ

「ううん、気にしないで」ニコ

幼馴染「そこは気にしないとダメでしょ!」

「…………」ボケー

3 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:43:24 yzIglUCM 3/39

「……」ボケー

「……」

「……zzz」

「いやいやお兄ちゃん! 女さんと話しているのに寝ちゃだめでしょ!?」

「……? ごめん、僕寝てた?」

「ううん、大丈夫。ちょっとだけだし、可愛かったから」

4 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:46:45 yzIglUCM 4/39


「男くん、昨日は寝るの遅かったの?」

「そんなことないですよ」

「この子ってば、昼間にぼーっとしすぎて夜寝られなかったのよ」

「よくあることですよね?」

「うんうん! わたしも男くんのこと考えてたら朝だったことあるよ」

「僕も女さんのことを考えていたら眠っちゃったことがあります」

「お揃いですね」ニコ

「ふふ、やった!」

「……あれ?」

5 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:49:28 yzIglUCM 5/39


「そういえばね、今日英語で課題出されたでしょ?」

「そうなんですか?」

おっさん「なんでお前が知らないんだよ」

「そうなんです」

「なので、男くんと一緒にやりたいなあって」

「……」ボケー

「どうかな?」

「……」ボケー

6 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:52:30 yzIglUCM 6/39


「えっと、ごめん、男くんのカバン開けるよ? プリント出すからね?」

「……え? あ、はい」

「ほら、男くん、シャーペン持てる?」

「こうですよね」

女教師「おい男。持ち方が逆だ。それじゃ消すことしかできないぞ」

「えーと、ほら、こうだよ? 持って?」

「なるほど、こう持つものでしたか」

「ありがとうございます、勉強になりました」ニコッ

(お持ち帰りしたい)

7 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:54:10 yzIglUCM 7/39


「えーっと……This is a pen.」

ボブ「ボクはボブだよ」

「そうですね」

「……」ボケー

「あ、ダメだよ男くん! 宿題やらなきゃ!」

8 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 13:57:53 yzIglUCM 8/39


「もしかして、疲れちゃった? もう休む?」

許嫁「始めたばかりですよ? どれだけ甘やかすんですか……」

「いえ、大丈夫ですよ。女さんが間違えた問題、直さないとですし」

「え、あれ? 間違えてた?」

「その、一番上なんですけど」

「womanと書かなきゃなのに、we manになってます」

「あ、ほんとだー。ありがとうね男くん」

「……」ボケー

9 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:01:26 yzIglUCM 9/39


「ふふ、危うく自分の名前を書く問題を間違えるところだったな」

「男くん、こんなにわたしのことを見ててくれるなんて」ウットリ

女母「うちの娘が盲目すぎて怖いわー」

「……」ボケー

「よしっ。わたしが男くんのぶんも宿題やろう!」

「えーっと、書き書き」

「あ、女さん。そこの和訳、こいつはペンですじゃないです、これはペンですですよ」

「ですです……」///

「変な言葉づかい可愛い」

10 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:04:42 yzIglUCM 10/39


「その学力で宿題を肩代わりしようとするあたり、人間ってお気楽だにゃー」

「よし、わたしの分は終わりっ」

「ちなみに女さん。この宿題、提出は今日でしたよ」ニコ

「え、そうだったの?」

「もう回収されちゃってます」

「そんなどうしよう……」

「……」ボケー

「どうして男も宿題提出してにゃーのかにゃー」

11 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:06:46 yzIglUCM 11/39


「うーん。きっと何とかなるよね!」

大統領「何とかなるよう、法を整備しなおせばいいのだ」

「なるほど、名案だね!」

「男くん! 一緒にこの国を変えよう?」

「……」ボケー

12 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:09:59 yzIglUCM 12/39


「うー、ひどい……立候補しようとしたら、追い出されちゃった」

「……」ボケー

「何が悪かったんだろ。お金がないことかな。まだ12歳だからかな」

「それとも、選挙期間じゃないから?」

(影)「全部じゃねえかな」

「……」ボケー

「でもこれくらいじゃ挫けないんだからっ」

「……」ボケー

「あ、報われない努力をする女さんって素敵ですよ」ニコ

「男くん……!」パァァ

「うん、わたしがんばるね!」

「……」ボケー

13 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:12:40 yzIglUCM 13/39


「よーし! 立候補に必要なこと勉強してこなきゃ!」

「男くん、今日は帰るね?」

男家「また明日なー」

「……」ボケー

「……」ボケー

「あ、女さん」

「さっきの英語、今日が提出期限っていうの、僕の間違いですよ?」

「あれ、いない……」

「……」ボケー

14 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:16:10 yzIglUCM 14/39


教壇「英語の宿題を集めるぞー」

教壇「出さないやつはオシオキだべー」

「え、そんなっ? 宿題は昨日集めたはずじゃ!?」

「……」ボケー

「どうしよう男くん?」

「……」ボケー

「あれ……男くんの机の上にあるこれ、わたしの宿題だ」

「男くん……! わたしの忘れ物を持ってきてくれたんだっ」

「ありがとう、これ提出してくる」

「また何かでお礼するね?」


「……」ボケー

「……」ボケー

「……あれ? 僕がもってきた宿題、どこにいったんだろう」

15 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:18:28 yzIglUCM 15/39


時間「おう時計、そろそろ掃除の時間だから針を動かせや」

時計「うーっす」

九時 → 一五時

「男くん、掃除の時間だよ? 一緒にがんばろうね」

「……」ボケー

「男くんはホウキとチリトリと雑巾、どれがいい?」

「……」ボケー

「わかった、雑巾だね! 持ってくるよっ」

16 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:20:59 yzIglUCM 16/39


「はい男くん。お掃除はじめようね?」

雑巾「いやっ、また汚す気でしょう!? エロ同人みたいに!!」

「……」ボケー

「……!」クワッ

「うおおお!!」

雑巾「いやああ! わたし、汚れちゃうっ」

「うおおお!!」

雑巾「うぅ……わたし、汚れちゃったよぉ……」

「……」ボケー

「変な男くん可愛い」

17 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:23:27 yzIglUCM 17/39


「男くん。今日も個人的に調理実習をやってクッキー作ったんだ」

「食べてくれる?」

「あ、はい。いただきます」

心臓「どきどき」

「おいしい?」

「まずいですね」ニコッ

「うっ……」バタリ

「いやーっ! 男くーんっ!」

「……」

18 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:26:39 yzIglUCM 18/39


「……」

「……?」

「ここは……」

保険医「ではこちらの契約書にサインを」

「はいはい」カキカキ

「よかった男くん! 目を覚ましたんだねっ」

「僕はいったい……」

「わたしの作ったクッキーにね、テトロドトキシンが入ってたみたいなの」

「よかったー、男くんが無事で」

「……」ボケー

「……?」フグー?

19 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:29:21 yzIglUCM 19/39


「元気になったよね? それじゃ帰ろうか」

「はい」ニコッ

「おう、気をつけて帰るんやでー」

「そういえば男くん。今日は数学の宿題が出たけど、また一緒にやろう?」

「……」ボケー

「うんわかった。それじゃ、また男くんの家だね」

20 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:33:21 yzIglUCM 20/39


「えーっと……」

「n を 2 以上の自然数とする。 x1 , … , xn , y1 , … , yn は x1 > x2 > … > xn , y1 > y2 > … > yn を満たす実数とする。 z1 , … , zn は y1 , … , yn を任意の並べ替えたものとするとき、」ブツブツ

「……」ボケー

    「はいお茶。勉強がんばってね」

「あ、ありがとうございます」

    「いーえー。何かあったら呼んでくださいね」

「……」ボケー

「ごくごく。このお茶おいしいね」

「……?」

「今の誰ですか?」

「え?」

「え?」

21 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:37:32 yzIglUCM 21/39


「んーっ! 今日も勉強がんばっちゃったっ」

「……」ボケー

「そうだ、男くんの宿題もやってあげないと」

「あれ? 3の3乗はいくつか……?」

「わたしのと問題が違う」

「女さんがやっていたの、大学生用の課題でしたよ?」

「そうだったの!?」

「あは、わたしったらうっかりしちゃった」

「すごく女さんらしいですね」ニコッ



他人「しまったわ、会話に入り損ねた」

22 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:40:50 yzIglUCM 22/39


「んー……宿題もやったし、お茶を飲んだら眠くなってきちゃった」

「……zzz」

「あ、男くん、も……? えへへー、お揃いだぁ」

「睡魔って魔王みたいなものだもんねー」

勇者「魔王はどこにいる!?」

「押入れー」

勇者「覚悟しろ魔王!」

「んっ……男くんのふともも、枕にしていいよね……?」

「おやすみ……zzz」


「おお勇者よ! 寝てしまうとは情けない!」

23 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:45:57 yzIglUCM 23/39


そしてわたしは夢を見た。世界の不条理を煮凝りにしたような、誰もが救われず全員が敗者であり、滅びと救いが等価値である世界だ。

万物の王たる悪意は不毛な大地を席巻し、陽光と水を失って久しい草花は、痩せた大地からわずかな栄養を奪い取ることで生きている。

終焉はいずこか。救世主はどこにありや。そんな嘆きが遠くから聞こえる。

わたしはそんな世界の中、麗しいおみあしで各地を歩き回り、むにゃむにゃと旅をする。

やがてあーだこーだがあって男くんを見つけたわたしは、男くんを抱きしめながらぐーすかぴー。

24 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:49:15 yzIglUCM 24/39


「んぁぁ……おとこくん、かぁいい……」

「……んにゃ? あれ、わたし寝てた?」

「寝てましたよ」

「お、男くん!? わたしの寝顔、見た!?」

「ええ。とっても間抜けな顔でした」ニコッ

「そんなー、照れるよー」

老婆「ふぇっふぇ。若いっていいもんじゃのう」

「そうだ、今何時かな?」

「……」ボケー

25 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:52:05 yzIglUCM 25/39


「おうキサマ、クビにすんぞ」

時間「おうこら時計! 仕事せーや!」

時計「う、うっす! 俺がんばるっす!」

一五時 → 二〇時

「大変! もうこんな時間だ! クラスのみんなに噂されちゃうよっ」

「そうですね」ニコッ

「男くんはそれでもいいの?」

「……」ボケー

「わかった! わたし、クラスのみんなに噂を流すね!」

26 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:53:51 yzIglUCM 26/39


「それじゃあ帰るね! おやすみなさい男くん!」

「……」ボケー

「……」ボケー

ストーカー「おやすみなさい男様」

「おやすみ」

27 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 14:57:22 yzIglUCM 27/39


「男くんおはよう」

「……」ボケー

「昨日はよく眠れた?」

「……」ボケー

「わたし、家に帰ったら怒られちゃった」

「ちゃんと男くんの家で寝てましたって言ったのに」

「ひどいと思わない?」

「えっと……? ごめんなさい、最初からお願いします」

「わかった」

「ねぇ、男くん」

「は、はい…?」

「これ、私が作ったクッキーなんだけど」

「良かったら食べて、味の感想もらっても良いかな?」スッ

幼女「>>1にもどっちゃってるよ!」

28 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:00:10 yzIglUCM 28/39


「そういえば男くん、聞いた?」

「聞きました」

「そうだよね♪」

「……」ボケー

(可愛い)

「そういえば男くん、聞いた?」

「聞きたいです」

「そう? 実はね、最近このあたりって不審者が多いみたいだよ」

「こうして話している時に」

ネラー「ちくわ大明神」

「意味不明なことを言い残していくんだって」

「……」ボケー

「一緒に気を付けようね?」

「あ、はい。今日はいい天気ですよ」

29 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:03:11 yzIglUCM 29/39


「女さん」

「……」ボケー

「女さん」

「……」ボケー

「って、あれ? 男くん?」

「そうです」

「びっくりした。男くんがわたしに話しかけてくるなんて」

「急ぎの用事だったんです」

「うん、何?」

「スカート、落としましたよ?」

「あ、ほんとだっ。だからおまたがすーすーしてたんだ!」

パンツ「イヤンイヤン」

30 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:06:01 yzIglUCM 30/39


「おかげでパンツちゃんに恥をかかせないですんだよ」

「ありがとね男くん」

「……」ボケー

「――――わたしね。そんな優しい男くんのことが、」

伝説の樹「お、出番か?」

「卒業する頃にね」

伝説の樹「おっけー」

31 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:08:50 yzIglUCM 31/39


「男くん大変!」

「……」ボケー

「今日は一つも宿題ないんだって!」

「……」ボケー

「男くんの家に行く用事がなくなっちゃう……わたし、宿題もらってくる!」

「……」ボケー

「……?」

「……!」

腹話術「ちょっと待てやめろ!」

「みんなー! 先生から宿題もらってきたよー!」

「……」ガクッ

32 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:13:10 yzIglUCM 32/39


「うぅ、どうしてだろ……みんなに怒られちゃった」

「……」プンプン

「ねえ男くん。わたし、何かいけないことしたかなあ?」

「……」プンプン

「可愛い……じゃなくて。男くん、もしかして怒ってる?」

「……」プンプン

「ご、ごめんね? わたし、ダメな子だったよね?」

「…………」

「男くんが大事にしてた千円札ね……? 百円玉に崩してきたの、わたしなの」

「!」

「女さんなんて……嫌いですっ」

「がーん!?」

修羅場「よっしゃあ出番だ!」

33 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:16:22 yzIglUCM 33/39


ほのぼの「あぁ!? ひっこんでろ!」ゲシゲシ

「……」ボケー

「ぐす、ぐす……男くんに嫌われちゃった……」

「あ、そうだ女さん」

「なに?」

「近所の自販機が壊れてて、千円札が使えなかったんです」

「夜、どうしてもペットボトルが必要になった時、おかげで助かりました」

「ありがとうございます」ニコ

「そうだったんだっ。男くんの役に立てて嬉しいな」

「……あれ? じゃあなんでさっき、嫌いって言われたんだろ?」

「……」ボケー

34 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:19:52 yzIglUCM 34/39


「はっ。あれはきっと、わたしが好きって言ってあげないから、つい照れ隠しに言っちゃったんだ!」

「そうだよね男くん?」

「……」ボケー

「よし、わたし勇気を出さなきゃっ」

「……」ボケー

「男くん! わたし、ずっと前から」


男友「男のことが好きだったんだ!」


「  」

「……そうなの?」

「うん、僕も好きだよ?(友達として)」

「  」

35 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:21:24 yzIglUCM 35/39


「  」

「  」

「……だ、だめっ。そんな結末は認めないんだから!」

「誰か、わたしに協力して!」

過去「わたしに任せて!」

「ありがとう!」

36 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:24:27 yzIglUCM 36/39


「ここは一〇年前……男くんがまだ二歳の時だね」

「よくわからないけど、きっとそう!」

「うーん、ここで何をすればいいかな」

ミニ男「きゃっきゃ」

「はうっ、あれは二歳の男くん!」

「かわいいよぉ、お持ち帰りしたいよぉ」

「よし誘拐しよう!」



「おかしいな、捕まっちゃった」

「でもこれできっと未来が変わったはず!」

運命「え、そうなの?」

37 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:27:11 yzIglUCM 37/39


「現在に戻ってきたよ男くん!」

「え? はい」ニコッ

「やっぱり今の男くんが一番だなぁ」

「そういえば男くん、さっき告白された?」

「……」ボケー

「やっぱり! ちゃんと断った?」

独身「おかしいなー、中学生なら体で誘惑できるって聞いたのに」

「そう聞いてますよ?」

「よかったー、ちゃんと未来を変えられたねっ」

「……」ボケー

38 : ◆AYcToR0oTg - 2015/01/04 15:30:11 yzIglUCM 38/39


「そうだ男くん。今度またクッキー作っていくね?」

「あ、今回は僕が作りました」

「え、本当に?」

「……」///

「ありがとう! じゃあ、宿題やりながら一緒に食べよう?」

「はい」ニコッ

「……」ボーッ

「今日も可愛いなぁ」


40 : 以下、名... - 2015/01/04 15:37:12 5GHrcDjI 39/39

なんかよくわからんかったけど乙

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