苗木「………」ガタガタ
舞園「私ですよ苗木君、舞園です!」ドンドンドンドン
苗木「……」ガクブル
ドンドンドンドン
ドンドンドンドンドンッ!!!
苗木(お願いだ……帰って、帰ってよ舞園さん!)
舞園「はぁ……合鍵はできれば使いたくなかったんですけど」
ガチャ
苗木(ひっ!)
舞園「……あれ?本当に居ないのかな?」
舞園「確かに苗木君の匂いはするはずなんですけど」
元スレ
舞園「苗木くーん!いるの分かってるんですよ!!」ドンドンドン
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1380805814/
―シャワールーム―
苗木(……っ!)ゴクッ
ドンッ!
苗木「わっ!」
舞園『あー、やっぱり居るじゃないですか苗木君!』
苗木(しまった――――!!)
舞園『私ですよ、舞園さやかです!開けてくださいよー!』
苗木(大丈夫だ、落ち着けボク。舞園さんはシャワールームには入れない)
苗木(舞園さんは入り方を知らない筈だ)
ガチャ
苗木「……あ」
舞園「こんばんわ」ニッコリ
苗木「あ……あ!」
舞園「もう、居留守なんてヒドイです!」グスッ
苗木「…い、いやだ……!」
舞園「えっ?」
苗木「いやだああああああ!」ダッ
ガシッ
苗木「うっ!」
舞園「何処に行く気ですか?」ニタァ
苗木「離して!離してよ!」
舞園「ふふふふ、私これでも結構筋肉あるんですよ?」
舞園「とりあえず私に居留守を使おうとしたおしおきが必要ですね」
舞園「それっ!」ドゴッ
苗木「ぐふぅっ!」
苗木「う……あ…!」ドサッ
舞園「しばらくそこで横になっていてくださいね」
舞園「工具セットの中に何かいいのないかなー」ゴソゴソ
舞園「あっ、このドライバーとかいいかもしれないですね!」
舞園「これで指を一本ずつさしていきましょうね」
苗木「う……う…だ、誰か!」ズルズル
舞園「ほら、逃げないでください。じっとしてて」
苗木「ちょ、ちょっと待ってっ!!」
舞園「えい!」
ブスッ!
苗木「ぎゃあああああああ!!」
舞園「まだまだ一本目ですよ苗木君、それ!」
ブスッ!!
苗木「あああああああああ!!やめてやめて!!」
舞園「もーダメですよ苗木君、これはおしおきです」ムー
舞園「あと八本、頑張りましょうね!」
―――――――
――――――
――――
苗木「……う…うう」ピクピク
舞園「次居留守使ったら、私悲しくて泣いちゃいます……」グスッ
舞園「だから次からは絶対に出てくださいね!」
苗木「うっ……うっ…」ポロポロ
舞園「また明日会いましょうね、苗木君!」
苗木「おはよう……みんな」
石丸「遅いじゃないか苗木君!みんなとっくに揃っているぞ!」
葉隠「苗木っちが遅刻とか珍しいこともあるんだな」
苗木「………」チラ
舞園「………」ニコニコ
大神「苗木よ、その両指はどうしたのだ?」
苗木「っ!」
苗木「こ、転んじゃっただけさ。気にしないで!あははは」
朝日奈「ドジだなー苗木、気をつけなきゃ危ないよ」
苗木「あははは………」
舞園「苗木君、私の隣で一緒朝食に食べませんか?」
苗木「え゛?あ、あのボクは……」
舞園「……私と食べてくれないんですか?」
舞園「そんなはずないですよね?」
苗木「………」
舞園「それでですね、私がセンターになったって聞いたらお父さんとっても」ペラペラ
苗木「……うう」パクパク
セレス「苗木君」
苗木「!」パァッ
苗木「な、なんだいセレスさん!?」
セレス「その辛気臭い顔はやめてくださいませんか?朝食が美味しくなくなりますわ」
苗木「そ、そうだね……ゴメン」
セレス「ところで……その両指の傷は誰につけられたのですか?」
舞園「セレスさん、苗木君の話を聞いていましたか?あれは転んだと」
セレス「わたくしは苗木君と話しているのです、おだまりなさいな」
舞園「………」
セレス「それで、どうなのですか?」
苗木「だ、大丈夫だよ、ホントに転んだだけだからさ!」
セレス「……このわたくしにそのような嘘が通じるとでも思ったのですか」
苗木「!」
セレス「あとでわたくしの部屋にきなさい」ボソッ
舞園「もういいですかセレスさん?」
セレス「ええ、どうぞ」ニコ
舞園「苗木君、あーん」
苗木「………」
舞園「………口開けてくれないと分かってますよね?」
苗木「…あーん」
パクッ
舞園「ふふ、美味しいですか苗木君?」
苗木「そ、そりゃとっても!」
苗木(味なんてわかるワケないじゃないか……)
舞園「ところで」
苗木「え?」ビクッ
舞園「さっきセレスさんと何話してたんですか?」
苗木「……えーと、今日はいい天気だなって!あははは」
舞園「ふーん」
苗木「あははは……は」
セレス「ご馳走様でした」
セレス「それでは、わたくしは一足先にお部屋に戻らせていただきますわ」チラッ
苗木「………」コク
舞園「苗木君、私たちは学園の探索を一緒にしましょうね」
桑田「くっそー、また苗木とかよ」
山田「国民的美少女と常に一緒とは、羨ましい限りですな。ボクは二次だけですが」
苗木「ゴメン舞園さん、その……この後予定があって」
桑田「んなー!お前舞園ちゃんの誘い断んのか!」
舞園「……理由を教えていただけませんか?」
苗木「えっと、その……ちょっと」
舞園「ちょっと?ちょっとじゃわかりませんよ」
舞園「ちゃんと、どこで、だれと、何をするのか…!」
舞園「言ってください」
苗木「な、何でだよ」
舞園「え?」
苗木「どうしてボクが何かをするのに舞園さんに言わなきゃなんないんだ……」
舞園「そんなの決まってるじゃないですか」
舞園「苗木君のカラダもココロも血潮から睫毛眉毛髪の毛の一本まで全て」
舞園「私の物なんですから」ニッコリ
桑田「………ぇ」ドン
山田「………ぇぇー」ビキ
苗木「う……」
苗木「うわああああああああああああ!!」ダダッ
苗木(舞園さんは……彼女はおかしい…!)
苗木(狂ってる、狂ってるよ!)
――――
―――
ピンポーン
セレス「お待ちしていましたわ苗木君」ガチャ
苗木「……おじゃま、します」
セレス「楽にしてください、昨日からお疲れでしょう」
苗木「うん、ありがとう」
セレス「それで本題に入りたいと思いますが……」
セレス「あなたはは舞園さやかに虐待のような物をされてはいませんか?」
苗木「セレスさんに嘘は通じないよね……うん、その通りだよ」
苗木「でもさっきも思ったけどどうして分かったの?」
セレス「あなたの目を見れば簡単に分かりますわ」
セレス「大神さんた朝日奈さん、石丸君と離した時は通常通りでしたのに」
セレス「舞園さやかに視線を向けた時、彼女に対し異常な恐怖を抱いているのが」
苗木「あははは。流石は超高校級のギャンブラーだね、かなわないや」
セレス「それで、あなたこれからどうしますの?」
苗木「どうするって言われても……」
苗木「……舞園さんから逃げ続けるしか」
セレス「呆れましたわ」
苗木「え?」
セレス「こんな時こそ、周りの力を借りるのではなくて?」
苗木「……あ」
セレス「もっとわたくし達を頼りなさい」
セレス「前向きなのが苗木君の取り柄でしょう?しっかりなさいな」
セレス「Cランクのあなたなら、わたくしも下僕の為に力をかさないこともありません」
苗木「……そうだよね、うん」
苗木「何も一人で悩まなくたって、ボクには頼れる人がいっぱいいるんだよね」
苗木「ありがとうセレスさん、そう考えるとなんだか希望がわいてきたよ」
セレス「それでこそ苗木君ですわ」ニコッ
――――
―――
苗木(セレスさんと話したら、なんだか元気になってきたぞ!)
苗木「よーし、ボクもガツンと舞園さんに!」
舞園「私がなんですか?」
苗木「………あ、えーと」
舞園「……」クンクン
苗木「な、なにしてるの?舞園さん」
舞園「外国の香水の香り……セレスさんの」ボソ
苗木「ん?」
舞園「なんでもありませんよ苗木君」ニコリ
苗木「……あの、舞園さん!」
苗木「言わせてもらうけどね、これ以上ボクに」
舞園「あっ!私用事を思い出しちゃいました!一旦失礼しますね」タッ
苗木「えっ、ちょっと!」
舞園「………あの女」
舞園「人の物に手を出すことがどんな報いを受けるか……教えてあげなくちゃ」
―――――――
――――――
―――――
セレス「山田君遅いですわね……ロイヤルミルクティーを淹れるだけで」
セレス「……あっ、来ましたわね」
山田「………」
セレス「おせぇぞこんの腐れラードがああああ!!」
山田「…………」
セレス「山田君?どうしたのですか」
山田「ひぃぃぃ……舞園さやか殿、僕は殺さないでください」ガタガタ
舞園「こんにちはセレスさん」
セレス「……舞園さん」
舞園「よかったら、私とロイヤルミルクティー飲みませんか?」
舞園「命がけで」ニッコリ
セレス「……何をおっしゃっているのか分かりかねますが」
セレス「命がけのゲームは好みですが、ここに来てまでしたいとは思いませんわ」
舞園「私が死ねば苗木君は自由ですよ?」
セレス「わたくしはクロになりたくはありませんので」
舞園「大丈夫ですよ、自殺になりますから」
セレス「………はぁ?」
舞園「山田君、お願いします」
山田「は、はいいいいいい!!」ガチャ
舞園「ここに六つのロイヤルミルクティーが入ったカップがあります」
舞園「ただし、この内一つだけ毒薬が入ってます。それも即死系のです」
舞園「ここまで言えば分かりますね?」
セレス「……狂ってる人間は山ほど見てきましたが」
セレス「あなたはその中でも大概ですわね」
セレス「いいでしょう、その勝負受けて差し上げます」
山田「はわわわわ!!ダメですぞセレスティア・ルーデンベルク殿!!」
セレス「ご心配に及ばず。わたくしを誰だと思って?」
セレス「この程度の命のやり取り、何回も潜り抜けてきましたわ」
舞園「ふふふふふふ」
セレス「先行はわたくしからいただきますわ」
セレス「私は右上のカップを選択いたします」
>>101
コンマ90以下で回避
101 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 23:33:49.40 0lksSMOQ0 19/57ksk
セレス「」ゴクゴク
山田「………」ドキドキ
舞園「………」
セレス「ふー……余裕ですわね」ニコッ
山田「ほっ」
舞園「……残念ですね」
セレス「さぁ、次はあなたの番ですわよ」
舞園「私は真ん中を選択します」スッ
舞園「」ゴクゴク
セレス「………」
舞園「うえ、やっぱり私にはあいませんね」
舞園「残念でしたね、セレスさん」
セレス「ふふふ、これしきで死んでもらっては困りますわ」
舞園「さぁ、どうぞ。あなたの番ですよ」
セレス「それでは……左下を選択しますわ」
>>130
コンマ70以下回避
130 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 23:46:27.03 KYQOVdbg0 22/57勝利の道を切り開く!
セレス「」ゴクゴク
山田「………」ハラハラ
セレス「ふふ……美味しいですわ」ニッコリ
セレス「舞園さん、ではお次どうぞ?」
舞園「流石にこの程度じゃ死んでくれませんよね」
舞園「私は右下を選択します」スッ
ゴクゴク
舞園「うー、何回飲んでも慣れませんね」
セレス「………」
セレス(この違和感……)
山田「の、残りのカップは二つ……!」
舞園「確率は五十パーセントですね」
舞園「どうします?棄権してもいいんですよ?」
セレス「お黙りなさい」
セレス「わたくしは負けません」
山田「……し、死なないでください!セレスティア・ルーデンベルク殿!!」
セレス「全く、あなたに心配されるとは……」
セレス「それではわたくしは真ん中上のカップを選択いたします」
>>164
コンマ奇数で回避
164 : 以下、名... - 2013/10/03(木) 23:57:11.35 73mKRZNE0 25/57やってやろう
セレス「」ゴクゴク
山田「………」ドクンドクン
舞園「………」
セレス「………」
セレス「……お粗末様でしたわ」ニコリ
山田「おおおおおお!!信じてましたぞおおおおおおお!!」
セレス「当然ですわ、私は敗けたことがありませんから」
舞園「あーあ、負けちゃいましたか……じゃあ私は」
セレス「舞園さん。最後の一つを飲めばあなたは死にますわ」
セレス「けれど苗木君にもう近づかないというのならここで危険させてあげても……」
舞園「ふふふ、負けは負けですよ……いただきます」スッ
舞園「んっ」ゴクッ
セレス「!?」
山田「んなああああああああ!!」
舞園「はははは……あははははは!!」
セレス「バカなことを……」
山田「す、すぐにみんなを呼んできますぞ!!」ダッ
舞園「死ぬかラゲホッ…なんだっでイうんでコ、゙ホゴホ…スか!?」
舞園「シ、死んデモ……ゴホゴホ、私はズット苗木君ヲ愛し続けるル!!」
セレス「…………」
舞園「ズット……ズット!!」
舞園「アハハハハハハハハハ!!」フラッ
ドサッ
セレス「…………」
セレス「……愚かな人ですわね……ホントに」
苗木(舞園さんは死んだ、セレスさんとのデスゲームの果てに)
苗木(学級裁判は舞園さんの自殺ってことで事なきを得たけど……)
苗木(あの時もしセレスさんが負けていれば……ボクは……)
セレス「ダウト」
苗木「うっ!……またボクの負けか」
山田「苗木誠殿は、幸運割に本当ギャンブルが弱いですなぁ」
苗木「いやいや、セレスさんが強すぎるんだよ」
苗木「……でもそのおかげで、こうして普通の非日常に戻れたんだ」
セレス「ふふふ、感謝してくださって結構ですわよ?」
苗木「うん。本当にありがとう」
セレス「さて、それではたっぷりと貴方の財産を搾り取らせていただきますわね」ニッコリ
苗木「勘弁してよー!セレスさん!」
苗木(みんなで外に出ることはもうかなわないけど)
苗木(それでもいつか外に出たら、ボクはセレスさんに恩返しをするんだ)
セレス「ロイヤルストレートフラッシュですわ」
苗木「げー!!」
NORMAL END
>>39 LOAD DATA
舞園「苗木君、私たちは学園の探索を一緒にしましょうね」
桑田「くっそー、また苗木とかよ」
山田「国民的美少女と常に一緒とは、羨ましい限りですな。ボクは二次だけですが」
苗木「ゴメン舞園さん、その……この後予定があって」
桑田「んなー!お前舞園ちゃんの誘い断んのか!」
舞園「……理由を教えていただけませんか?」
苗木「えっと、その……ちょっと」
舞園「ちょっと?ちょっとじゃわかりませんよ」
舞園「ちゃんと、どこで、だれと、何をするのか…!」
舞園「言ってください」
苗木「わ、分かったよ!舞園さんと行くから!」
苗木「だからそんな怖い顔しないでよ……」
舞園「えへへ、こうして手を繋いでいると恋人同士みたいですね」
苗木(帰りたい……)
江ノ島「なーえーぎー!!おっす!」
苗木「あ、江ノ島さん」
江ノ島「えーなになに?ひょっとしたらアンタらそーいう関係?」
苗木「違っ
舞園「はい!もう私たちとっても愛し合ってるんです!」
江ノ島「マジでー?!苗木やるじゃんコノコノー!」ツンツン
苗木「…あはは」
苗木(助けて……江ノ島さん)
江ノ島「………!?」
江ノ島(苗木君のこの目……助けを訴えかけてる?)
舞園「あまり苗木君に触らないでいただけますか?」ズイ
江ノ島「え?ああ、ゴメンゴメン」
舞園「それじゃあいきましょう、苗木君」
苗木「うん……じゃあね江ノ島さん」
江ノ島「お、おー」
江ノ島「…………」
江ノ島「……つけるか」
モノクマ「ダメだよ、そんなことしちゃ」
江ノ島「っ!?盾子ちゃん」
モノクマ「今イイ感じで苗木君絶望してるからね、邪魔しちゃイヤーン」
江ノ島「で、でもね!」
モノクマ「デモもパレードもない!とにかくダメったらダメなの!!」
江ノ島「……私はそれでも」
江ノ島「苗木君には幸せになってほしいよ」
モノクマ「…………」
モノクマ(予定よりちょっと早いけどいいや、ココで殺しちゃうか)
モノクマ「召喚魔法を発動する!いっけー、グングニルの槍!」
>>280
コンマ30以下グングニル回避
280 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 00:38:40.69 fxgX4V/2i 34/57サッ
ドスドスドス!!!
江ノ島「………え」
モノクマ「さいなら、さいなら、さいなら」
江ノ島「……盾子ちゃん……な…んで……」
モノクマ「ゴメンね、キミがいたら希望ルートいっちゃいそうだからさ」
モノクマ「ここで排除しておきましたー!!」
江ノ島「………」フラッ
江ノ島(苗木君…………)
ドサ
モノクマ「だーーーっはっはっははっは!!」
モノクマ「苗木君、これからも舞園さんと仲良くね」
――――――――
―――――――
苗木「………」ゲッソリ
朝日奈「な、苗木……大丈夫?」
大神「随分痩せたのではないか?」
苗木「ああ、うん。気にしないで」
苗木(あれから毎日探索に付き合わされて……夜は話を一方的に聞かされて)
苗木(逆らえば鈍器で叩かれるし……)
セレス「ごきげんよう」
苗木「おはよう、セレスさん」
セレス「………」
セレス「」プィ
苗木(あ、あれ?)
セレス「ごきげんよう、山田君」
山田「おはようございます!!」
苗木(えーと、ボクセレスさんに嫌われるようなことしたかなぁ)
苗木(……あ!部屋に行く約束すっぽかしたままだった!)
苗木「しまったなぁ……」
江ノ島「うぷぷぷぷ、だーれだ!!」
苗木「わっ!……江ノ島さんでしょ?」
江ノ島「せーかい!」
苗木「もう、舞園さんにこんなとこ見られたら……」
舞園「江ノ島さん、何やってるんですか?」
江ノ島(来た来た!!)
江ノ島「べっつにー?アンタには関係ないし」
江ノ島「ね?なーえぎ!」ガバッ
苗木「わわっ!」
舞園「嫌がってるじゃないですか、離してあげてください!」
江ノ島「そう?満更でもないみたいだけど?」
舞園「そんなワケないじゃないですか!いい加減なこと言わないでください!」
江ノ島「苗木だーいすき!」ガバチョ
江ノ島(ほらほら、もっと絶望しなよオマエラ)
苗木「ちょ、ちょっと!!いきなりなに?」
舞園「…………」
苗木(うう……舞園さんの顔怖くて見れないよ)
舞園「……それ以上悪ふざけが過ぎるようなら」
舞園「殺しますよ?」
苗木「」ビクッ
江ノ島「…………」
桑田「ま、舞園……ちゃん?」
江ノ島「……はいはい、ったくこれだからヤなんだよ冗談通じねぇ奴は」パッ
舞園「苗木くん、ちょっと来てください」グイッ
苗木「痛っ!!」
苗木「痛いよ、離して!」
舞園「いいからきてください」
―舞園の部屋―
バン!!
舞園「どういうつもりですか苗木君?」ギリギリ
苗木「ま、舞園さん……くるし…!」
舞園「明らかに鼻伸ばしてましたよね?私がいるっていうのに!!」
舞園「あの女許せない!!」
苗木「はなし……離してっ!!」
舞園「それはそうと苗木君にはおしおきが必要ですね」
苗木「ひっ!」
舞園「裁縫セットに、イイものが入ってたんですよ?」
舞園「ほら、このマチ針。とってもよく刺さるんですよ」
苗木「や、やめ……!」
舞園「私達、おそろいでピアス開けちゃいましょうか!そうしましょう!」
ブスッッ!!
苗木「ぎゃああああああ!!」
舞園「軟骨はやっぱり硬いですね」
苗木「痛い痛い痛い!!」
苗木「やめて!本当に痛いよ!!
舞園「ああ、いいですよその顔」
舞園「でもあと一回で終わります、我慢してください」スッ
江ノ島「はーーーい!ストーーーーップ!!」
舞園「………!」
苗木「……え?」
舞園「鍵は閉めたはずなのに……どうやって!」
江ノ島「うぷぷぷぷ、キミ達の部屋の鍵なんてボクにはあってないようなものなのさ
舞園「何の用ですか……?私と苗木君の邪魔をしたんですから……」
舞園「それなりの覚悟はありますよね?」
江ノ島「アタシ思っちゃったんだよねぇ」
江ノ島「苗木を絶望させるよりアンタを絶望させた方が絶対面白いって!」
舞園「……ふふふ……あはははははは!!」
舞園「無理ですよ、そんなこと」
舞園「それとも私を殺しますか?」
江ノ島「アタシが直接殺してやってもいいんだけど……それじゃつまんないから」
江ノ島「勝負しようよ、苗木をかけて」
舞園「は?勝負?」
江ノ島「勿論敗けた方は……死ぬけどね!」キャハ
苗木(頭が追い付かない……えっと)
苗木(江ノ島さんが舞園さんを絶望させるって?)
江ノ島「それで、受けるの?受けないの?」
舞園「元々苗木君は私の物ですよ?そんな勝負受ける必要がありません」
江ノ島「だってさ苗木?どうなの?」
苗木「……ぼ、ボクは舞園さんの物じゃない!」
舞園「なっ…!」
苗木「でも命懸けの勝負なんて、二人ともしちゃダメだ!」
舞園「苗木君……あとでこの女を殺した後おしおきですね」ニコリ
江ノ島「じゃあ受けるってことでいいんだね?このロシアンルーレットをさ」ガシャン
舞園「いいですよ、やりましょう」
江ノ島「この銃と弾丸さぁ……オリハルコン制の特別でね」
江ノ島「頭きれいさっぱり吹っ飛んじゃうけどいい?」
舞園「くどいですね、さっさと始めましょうよ」
苗木「舞園さん!挑発に乗っちゃダメだ!!」
舞園「苗木君は私だけを見ていてくださいね」ニッコリ
江ノ島「ルールは六発中五発が空で一発が実弾」
江ノ島「最後に生きてた方の勝ち、簡単でしょ?」
舞園「ふーん………はい、そうですね」
江ノ島「うぷぷぷぷ。じゃあアタシからだね」カチャッ
>>360
コンマ98以下回避
360 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 01:34:17.33 1b7W4qNw0 45/57はい
カチリ
江ノ島「あーあ、残念はずれー」
舞園「……死ねばよかったのに」
苗木(な、なんだよこれ……なんでそんな風に言えるんだよ二人とも)
苗木「江ノ島さんも舞園さんもやめてよ!」
舞園「大丈夫ですよ苗木君、私死にませんから」
舞園「じゃあ、私の番ですね」カチャ
>>375
IDに数字ありで回避
375 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 01:38:24.38 /P+Ce1HM0 47/57まかせろ
カチリ
舞園「えへへ、どうですか苗木君?」クルッ
苗木(狂ってる……どうして死んだかもしれなのにそんな笑ってられるんだよ)
江ノ島「へぇーやるじゃん、じゃあ次アタシー」カチャッ
>>390
コンマ90以下回避
390 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 01:42:23.70 /P+Ce1HM0 49/57ほ
カチッ
江ノ島「あーまた外れちゃったー!ゴメンねー」
江ノ島「まだまだ絶望できないみたいだし?はい、次アンタ」
苗木「頼むよ……目の前で人が死ぬところはみたくないんだよぉ……」
舞園(あと三発……)
舞園(当たる確率は3割ちょっとですし)
舞園「大丈夫ですよ苗木君」カチャッ
>>405
コンマ67以下
405 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 01:47:27.33 wvtlsLr+0 51/57あ
カチリ
舞園「やった!!どうですか苗木君?!」
苗木「心臓に悪すぎて倒れそうだよ……」
江ノ島「あっははははは!いいねぇ舞園!」
江ノ島「五分五分で命懸けなんて久々だよ、もう最高に絶望的!!」
江ノ島「さぁて、天使はアタシとアンタのどっちに振り向くかなぁ?」カチャッ
>>424
コンマ偶数回避
424 : 以下、名... - 2013/10/04(金) 01:52:22.06 /ABm9c+k0 53/57絶望した!
カ チ リ
江ノ島「……ぶっ」
江ノ島「ぶっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!!アタシの勝ちぃー!!」
江ノ島「これで苗木はアタシの物!ほら舞園!これでとっとと頭打ち抜いちゃってよー!!」
舞園「………」
苗木「ちょっと待ってよ!」
江ノ島「何?今イイとこなんですけど?」
苗木「そもそもなんでどっちかが死ななくちゃなんないんだよ!」
苗木「こんなのおかしいよ!!」
江ノ島「はぁ?それを今更言う?」
舞園「いいです、苗木君。私がやるっていったんですから」
苗木「舞園さん!」
舞園「………」カチリ
江ノ島「バッイバーイ!!」
舞園「でも苗木君、あなたも一緒に来てくれますよね?」ガシッ
苗木「………え?」
舞園「死んでもずっと二人一緒ですよ?」ニコッ
苗木「ちょ、ちょっと待ってよ!!何言ってるんだよおお!!」
舞園「また後で会いましょうね」カチャッ
苗木「嫌だ!!いやだあああああああああ!!」
ド ン!!
江ノ島「うわぁ……絶望的にグロいなぁ」
―モノクマ劇場―
モノクマ「バカだよね舞園さんも」
モノクマ「ボクに勝つなんて一世紀早いよね」
モノクマ「ああ、そうそう」
モノクマ「苗木君にとってはバッドエンドだけど」
モノクマ「舞園さんにとってはハッピーエンドだったみたいだね」
モノクマ「お二人ともあの世でお幸せに」
モノクマ「うぷぷぷぷぷ……ぶっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!」
BAD END
※WARNING
残姉が死んだ時点でHAPPY ENDルートは消えました
完