純「あずさ」
梓「この中に、宇宙人、未来人、超能力者がいたら軽音部にきなs
純「あずさ! ストップ! たんま! ちょっと待った!」
梓「なに、ちょっと邪魔しないでよ!」
純「みんな引いてるから。ドン引きだから」
梓「え……あれ……?」
元スレ
梓「ただの人間には興味ありません!」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1292938442/
純「なんなの? あのMC。自律進化の可能性にでもなったつもり?」
梓「うぅぅ……」
憂(憂です)
憂(お姉ちゃんたちが卒業して、梓ちゃんと純ちゃんと私の、新しい軽音部がスタートしました)
憂(でも、部員が4人いないと廃部になっちゃうので、スタート早々大ピンチです)
憂(今日は新歓ライブだったんだけど、梓ちゃんがMCで大失敗しちゃって……)
梓「ああ言えば新入部員が来るって思ったんだよ!」
純「あんたバンドじゃなくて不思議探索がしたいの!?」
憂「気を取り直してがんばろう、梓ちゃん」
梓「そうだね……終わったことを悔やんでもしょうがない!」
純「終わったのは軽音部だと思うけどね」
梓「ビラ配りで挽回するもん!」
純「はぁ…… しょうがないなあ。次はしっかりしてよね、部長」
梓「じゃあ、二人とも着替えて」
純「うげー、まさかあの着ぐるみ着て配るの?」
梓「バニーガールだよ」
純「ああ、そっちか。あんたばかじゃないの?」
梓「よろしくお願いしまーす。軽音部でーす」
憂「軽音部でーす」
純「よろしくお願いしまーす…… ねえ、なんで先生止めにこないの?」
梓「止められたら困るでしょ」
純「困らないよ。そろそろ本気で恥ずかしいよ」
憂「純ちゃん似合ってるよ? かわいいよ」
純「そういう問題じゃないし、憂に言われてもイヤミにしか聞こえない」
憂「?」
純「くそう…… 私だってもうちょっと胸があったらなぁ」
梓「その前にウエストじゃない?」
純「ぺったん娘はだまってて」
純「あー、恥ずかしかったー」
憂「これできっと入部希望者いっぱい来るね」
純「これで来る奴はみんな頭がおかしいと思うけどね」
梓「来なかったら純のスタイルが悪いせいだよ」
純「じゃあ絶対来るよ! 50人は来るよ!」
梓「無理じゃない?」
純「あんたホントは廃部にしたいの?」
梓「今日はもう遅いし、帰ろうか」
純「そうだねー」
憂「あ、純ちゃん、この前言われてたマンガ持って来たよ。3巻」
純「おっ、さんきゅー」
梓「マンガばっかり読んでると頭が爆発するよ? 朝とか」
純「ああ、このくせっ毛それが原因だったのかこらいいかげんにしろ」
純「ったく、今日は散々だったなー」
純「まあでも、がんばって部員集めないとね」
純「あの小さい部長様から軽音部取ったら何も残んないし」
純「さて、マンガ読んで寝……ん?」
純「なにこれ……しおり?」
純「マンガにしおり?」
××公園で待つ
純「………」
純「ああ……」
純「……えぇー」
憂「純ちゃん、来てくれたんだ?」
純「いやだって、ホントに待ってたら大変じゃん。携帯出ないし……で、ホントに待ってるし……」
憂「えへへ……ごめんね?」
純「別にいいんだけどさ……で、なんか用事?」
憂「こんなところじゃなんだし、うちでお話しようか?」
純「じゃあ最初から家に呼んでよ……」
純「それで用って? ……あ、できるだけ手短にお願いします」
憂「うん。実はね……」
純「………」
憂「……よく人は、やらずに後悔するより やって後悔した方がいいって言うよね。これ、どう思う?」
純「はぁ? そりゃ、そのままの……意味……あれ? ……え? うそ」
憂「梓ちゃんを殺してお姉ちゃんの出方を見ようと思うの」
純「ちょっ……! ……え? あれ?」
憂「お姉ちゃん、一人暮らし始めてからなんだか冷たくなって……」
純「え? ……あぁ、うん……いや、大学とかいろいろ忙しいんじゃないの?」
憂「そうかもしれないけど!」
憂「たまに電話してきてくれてもあずにゃんがあずにゃんがあずにゃんがって……」
憂「梓ちゃんのことばっかり!」
憂「お姉ちゃんにとって、梓ちゃんは私がいない時の身代わり……」
憂「私のバックアップのはずなのに!」
純「うん。そうきたかっていうか……うわあ、めんどくさー」
憂「お姉ちゃんの携帯電話から梓ちゃんの携帯電話の登録情報解除を要請する」
純「いやいや、えーと、とにかく落ち着きなよ、憂」
憂「止めるの? 梓ちゃんを殺せばお姉ちゃんは帰ってくるんだよ?」
純「いや、かなりムリヤリだからさ、いろんな意味で」
憂「大丈夫。純ちゃんは動かなくていい。私が手を下すから」
純「ぜんぜん大丈夫じゃないって! いろんな意味で!」
憂「あずさちゃんをころせばおねえちゃんがかえってきてあったかあったかうーいーうーいーあーいーs
純(この時、ああ、これはこれで尋常じゃない事態だと私は思った)
純「うい!」
憂「!」
純「落ち着きなって。唯先輩は梓より憂の方が好きだから」
憂「はたしてそうでしょうか」
純「唯先輩にはつるぺた属性ないって」
憂「………ふっ」
純「うわあ、やな顔…… それにほら、梓が死んだら軽音部なくなっちゃうよ? 唯先輩も悲しむんじゃない?」
憂「そうか……そうだね!」
純「殺さない?」
憂「もうしばらくは」
純「ずっと殺さないでよ!」
純「おはよお」
梓「おはよ。髪すごいよ? マンガの読み過ぎ?」
純「宇宙人対策」
梓「はぁ?」
純「いや、昨日寝れなくてさ……寝坊して髪いじってる時間なかった……」
純(うーん……なんで解んない授業ってこんなに眠くなるかな……)
純(ただでさえ睡眠不足だし……ちょっと寝ようかな……)
純(そういえば睡眠にはレム睡みんとのんれすむいみんが……)
純(………)
………
……
…
?「……ん……じゅん……純ってば!」
純(うぅ……まだねむい……)
?「……きて……おきてよ……」
純(あとごふん……)
梓「起きろってんでしょうが!」
純「!!」
純「………」
梓「やっと起きたか」
純「………」
梓「ほら、早く行かないと………どしたの? ボーッとして」
純「……なんで梓とあたししかいないの?」
梓「はぁ? そりゃ純がずっと寝てたかr
純「うそ……うそでしょ? これってまさか……」
梓「ちょっと、大丈夫?」
純「空は普通だけど……校庭に誰もいない!」
梓「そりゃそろそろ授業はじまr
テレレレッテッテッテー♪
純「め、メール! ……憂から!」
From:憂
Sub:純ちゃんは
sleeping beauty
純「………」
梓「ねぇ、ホントにそろそろ行かないとやb
ピピピッ
純「あ」
バッテリーを充電してください
純「ういーっ!」
梓「!?」
純(どうする……どうする私……!?)
梓「ねぇ、そろそろいかないと授業始まるってば」
純(これはどう考えてもあの局面……とすれば戻る方法は一つ……!)
梓「ちょっと聞いてる? 移動教室だよ? 私もう先に行くよ?」
純(やるしかない!)
梓「ホントに行くからね? 怒られても知らn
純「あずさ!!」
梓「え」
純「実は私……黒髪ロング萌えなんだ」
梓「はぁ?」
純「憂んちにお泊まりしたときの梓の黒髪ロング、反則的にかわいかった!」
梓「な、なに言ってんの? え……なに……ちょっ……」
チュッ
純「………」
梓「………」
純「………」
梓「………」
純(……あれ? これっていつまでやってればいいんだろう……)
梓「………」
純(……これだけじゃ足りないのかな……)
ニュル
梓「!?」
ドンッ!
純「!?」
梓「し、し、ししたした……舌いれれれ……っ!!」
純「あ、あの……あ……あz
梓「に゙ゃーっ!!」
バチーン!バチーン!ドカッ!ゴツッ!ゴリゴリゴリイタイイタイイタイゴメンナサイゴメンナサイタスケテーミシミシミシブチッギャアアアーシュピーン!ザシュッ!ドカーン!ドサッ
純「きゅう……」
梓「はぁ……はぁ……」
?「……ん……じゅんちゃん……純ちゃん!」
純「はっ!」
憂「やっと起きた。よく寝てたねー」
純「……か、帰ってきた……?」
憂「もう放課後だよ。部室行こう?」
純「はは……あははっ! 帰ってきた! 帰ってきたー!」
憂「? なに?」
純「あはははは! 戻ってこれたー!」
憂「おまたせー」
梓「遅い! 罰金!」
憂「罰金!?」
梓「純だけ!」
純「私だけ!? ……って……」
憂「梓ちゃん、髪どうしたの?」
梓「これは、えっと……ゴムが切れちゃって……」
憂「私ゴム持ってるよ? 結ぼうか」
梓「い、いいよ、べつに……」
憂「そう?」
純「………」
梓「………」
憂「?」
純「……あーずさ」
梓「……なに?」
純「似合うじゃん。日本人形」
梓「う……うるさいなぁ! はやくビラ配り行くよ!」
純「バニーじゃなければね」
梓「今日はメイド服で」
純「そっちか……」
おわり