関連
【パート1】
http://ayamevip.com/archives/41808825.html
【パート2】
http://ayamevip.com/archives/41808831.html
【パート3】
http://ayamevip.com/archives/41808835.html


603 : VIPに... - 2014/11/30 00:38:54.09 bfUCcUtEo 395/570


・バラムガーデン

スコール「というわけで一つ見つけた」チャリ

イデア「ご苦労様です。大きくなりましたね。強くなりましたね」

スコール「つかデマ流すなよ。ロン毛の象いなかったぞ」

ギルガメッシュ「え、そうなの?」

スコール「番人はいたけど、全然別物だったぞ」

イデア「どんな方ですか?」

スコール「しりとり名人?」

ギルガメッシュ「なんだよそれ・・・」

アルティミシア(名人ではないな名人では)

スコール「で、また新たにジョブを手に入れたわけなんだが」

スコール「今度のは使い道が全く分からん」チャリ

セルフィ「どんなの~?」

スコール「なんだっけ・・・」

アルティミシア(ものまね士とか言ってたな)

イデア「ものまね士?」

セルフィ「なんか全然わかんな~い」

ゼル「・・・」シュシュシュ

アルティミシア(なんかアピールしてるぞ)

スコール「使いたいのか」

ゼル「~~♪」シュシュシュ

スコール「じゃあセルフィたんで」

ゼル「・・・」ガク

セルフィ「いやでも、使い方わかんないし~」

スコール「声真似とかできるんじゃない?」

セルフィ「え~・・・じゃあ動物の鳴き声やりま~す」

セルフィ「にゃ~んっ」

スコール(かわいい・・・・)

アルティミシア(クオリティひくっ)

セルフィ「にゃぁ~ん。わぉ~ん。めぇえ~」

スコール(・・・)ホッコリ

アルティミシア(こんなのジョブである必要がないだろ?)

セルフィ「・・・だめ?」

ゼル「テレビ局いった方がはやいくらいだな」

スコール「いいんだよかわいいから」

セルフィ「ん~でろでろものまね~!」ギュ

全員「・・・」

セルフィ「・・・多くの、数えきれない犠牲がありました」

全員「!?」

セルフィ「なにをなくしたのかわからないくらい、たくさん・・・なくしました」

604 : VIPに... - 2014/11/30 00:40:06.56 bfUCcUtEo 396/570


アルティミシア(似てる・・・)

スコール「いやいやいやw」

セルフィ「ひとつだけ、おねがいがあります!」

セルフィ「いなくなった人たちの事、時々でいいから・・・」

セルフィ「思い出してください・・・・」

全員「・・・」シーン

イデア「なぜでしょう、涙が止まりません」グシグシ

ゼル「平和が訪れた感覚がした」

アルティミシア(クリスタルの力か?)

スコール「 地 声 じ ゃ ん ! 」

セルフィ「すごいねこれ~」

スコール「ジョブなしでも練習すればすぐできると思うんだけど」

アルティミシア(まぁ、声が似てるからな・・・)

ゼル「なにこれ?宴会用?」

スコール「なんでこんなもん後生大事に持ってたんだか」

アルティミシア(何かに使えるのだろう。何かに)


『おじゃじゃじゃじゃじゃじゃ!』


イデア「あ、博士から通信です」

オダイン『クリスタルは見つかったでおじゃるか!?』

スコール「あったよ。ついでに宴会芸をひとつ貰った」

オダイン『宴会芸?そんなものはどうでもいいでおじゃる!』

オダイン『さっさと残りのクリスタルをもってくるでおじゃる!』

スコール「お前は見た目が宴会芸だものな」

オダイン『屁理屈いってないではやくこいでおじゃる~~~~!』ピギー

スコール「うるせえな・・・はいはいわかりました行きますよ」

ニーダ「折角帰って来たのにここでお別れか」

シュウ「慌ただしいわね」

スコール「人工島とドッキングまでしやがって。次来るときには何になってるんだろうな」

アルティミシア(巨大ロボにでもなってるのかもしれん)

スコール(アレクサンダーかよ)

605 : VIPに... - 2014/11/30 00:40:47.05 bfUCcUtEo 397/570


・人工島

イデア「気を付けるのですよ、スコール」

シド「世界の運命は君に託されています」

スコール「言い方が・・・」イラ

エルオーネ「気を付けてね!」

スコール「それはこっちのセリフだ。オメガが暴れない用に気を付けろ」

オメガ「オマエガカンニ触ルコトヲシナケレバ、ナ」

スコール「いくか・・・」

イデア「スコールを頼みました」ペコ

アルティミシア(本来はお前の役目だからな?)


シュゴォーーーーーーーー・・・・・・・・・・・・・  キランッ


・ラグナロク

スコール「上から見るとなんだこの軍事基地」

キスティス「もはや空母ね」

ゼル「独立武装国家って感じだな」

スコール「それは作品が違うから辞めろ」

アーヴァイン「それ、今度は誰が入ってたの?」

スコール「幼女」

アーヴァイン「ええっ!・・・大丈夫かい?色んな意味で」

スコール「正直事案にならないかドキドキしている」ドキドキ

アルティミシア(勇者のイメージを尽く破壊してくれるな)


・エスタ

スコール「ほら、持ってきてやったぞ」チャリ

オダイン「おおおおお~~~~~!さすがでおじゃる!お手柄でおじゃる!」

スコール「今度は幼女が入ってたぞ。どうなってんだこの連中は」

「幼女・・・クルルか!」

「クルル・・・おお、クルル・・・」ガシ

アルティミシア(事案だな)

スコール「お前は自分の見てくれ考えろ」

606 : VIPに... - 2014/11/30 00:41:42.70 bfUCcUtEo 398/570


オダイン「おじゃじゃじゃじゃ!離せ亀コロ!オダインの研究材料に触るなでおじゃる!」

「・・・」

スコール「地位の低い賢者だな」

キスティス「ところで博士、何かわかりましたか?」

オダイン「研究の結果、やはりクリスタルはオダインの推測通り、魔力を帯びた魔法物質でおじゃる!」

オダイン「その性質はジャンクションに酷似してるでおじゃる!自分の意志を閉じ込め、他者と共有する・・・」

スコール「話しかけてきたもんな」

オダイン「魔力の源は個々の魔力ではなく、自然現象を媒介としてるでおじゃる!」

オダイン「風・水・火・土、科学的にはこれらと同じ物質という事になるでおじゃる!」

スコール「どゆこと?」

オダイン「世界はまだまだ不思議で溢れているでおじゃる!」

スコール「わかんないって言えよ」

「これで3人、か・・・」

ゼル「どころでよぉ、後一人はどこにいるんだよ」

アーヴァイン「その辺も調査してたんだろ~?」

オダイン「さっきラグナから報告があったでおじゃる!」

スコール「見つかったのか?」

オダイン「さっぱりわかんないそうでおじゃる」

スコール「バカ親父・・・」

キスティス「え~っと、最後の一人ってこの人よね」ペラ

セルフィ「レナ~」

スコール「どうすんだよ。もうさすがにネタ切れだぞ」

アルティミシア(いけるところは全て回った物な)

オダイン「ぐぬぬ・・・参ったでおじゃる」

キスティス「バッツ、クルル、ファリス・・・」ペラ

ゼル「最後はこの日記の主か」

スコール「これに書いてる黒い羽の天使・・・リノアだろ?」

アルティミシア(そうとは限らないだろ)

スコール「くそ・・・リノアなら知ってるはずだ・・・」

アルティミシア(どうやって会うんだよ)

キスティス「参ったわねぇ」

ゼル「さすがにもう行けるところねーよ」

アルティミシア(もう隠しダンジョンとかないのか?)

スコール「ない・・・大海のよどみが最後だ」

「レナ・・・いったいどこへ・・・」

607 : VIPに... - 2014/11/30 00:42:23.72 bfUCcUtEo 399/570



オダイン「オダインもさすがにこればかりは見当がつかないでおじゃる」

全員「・・・」

スコール「・・・おいバッツ!お前いい加減教えろよ!」

スコール「手抜きのアドバイスばっかしやがって!誰の尻拭いをしてやってると思ってる!」

スコール「おいバッツ!いるんだろ?!バッツ!バッツ!」

アルティミシア(無駄だ。返事などない)


『カケラは しずかに たたずんでいる』


スコール「ふーん、そうくるわけ・・・」ピキピキ


ジーーーチャキチャキ


アルティミシア(何を?)


スコール「・・・・・ふん!」ズボ


全員「おわっ!」


スコール「オラーーーーバーーーッツ!速く答えないと次はパンツの中に入れるぞ!!」モソモソ

スコール「オラオラオラ!お前が答えないなら幼女と美人も突っ込むぞ!」グリグリ

オダイン「ななな何をしてるでおじゃるかお前~~~~~~~~~~~~!!」

スコール「めんどくせえ3人まとめてぶっかけちまえ!」

キスティス「下品よ・・・」

アルティミシア(粗末に扱うな!)

スコール「ほらほらドゥーンドゥーン!」ガサゴソ


シャーーーーーーーーーーン!


全員「!!」


『クリスタルのカケラが いっせいに かがやきだす!』


スコール「ほらきた!」

アルティミシア(え、ええ・・・)


『ひかりのおくから ひとかげが みえる!』


(・・・)


スコール「ちっせっかく顔にかけてやろうと思ったのに」

アルティミシア(何か殺気が)


(なにしてんだお前ェーーーーーー!幼稚園児みたいな事してんじゃねえ!!)


スコール「あ、おこだ」

アルティミシア(当たり前だろ)

608 : VIPに... - 2014/11/30 00:43:50.08 bfUCcUtEo 400/570


(ったくほんともう・・・何してんだお前!)


スコール「お前が呼んでも来ないからだろうが」

アルティミシア(自由に出れないのか?)


(俺はもうクリスタルの一部だからな・・・こうして出てくるには相当なパワーがいるんだよ)

(大事な場面で出ようと力を蓄えてたの、に余計な所で出させやがって・・・)ピキピキ


スコール「・・・・」

アルティミシア(しかし最後の一人がわからないぞ)

スコール「そーだよ。言いつけ通り3人見つけてやったぞ」

アルティミシア(残るはレナ一人。ただし在り処の検討が全くつかん)

スコール「行けるところ全て回ったし」

アルティミシア(さすがにお手上げなのだが)


(レナを探してるの?なんで?)


スコール「お前が探せって言ったんだろ!」

アルティミシア(ふざけているのか・・・)ピキ


(えwいやいや、だって)

(もう会ってんじゃん。お前ら)


スコールアルティミシア「 え え っ ! ? 」


スコール「いつ!?」


(出会いまではしらねーよ)


アルティミシア(だ、だれだ!?)


(いやでも、名前が・・・なんてーの?あの人)


スコール「わかるわけねーだろ!」

アルティミシア(と、特徴は!?)


(あ、そろそろ時間が・・・)


スコール「ウォォォォォイ!待て!さすがにちょっとまて!」

アルティミシア(そこは言えよ!粘れ!耐えろ!)

609 : VIPに... - 2014/11/30 00:44:54.46 bfUCcUtEo 401/570


スコール「ちょぉまてぇ!一つ聞かせろ!モブとかだったら俺らお手上げだぞ!?」


(その辺は心配ねーよ。名前を呼んでたから)

(でも俺がお前らの知り合いとか知るわけーじゃん)

(つか、もうすでに4人揃った気分でいたのに・・・下らん事で呼ぶな!)


スコール「逆切れかよ・・・」

アルティミシア(だ、誰が・・・)


(じゃあおやすみ)


スコールアルティミシア「 ま て や ! 」


『ひかりはおさまっていった』


シャーンシャーンシャーン・・・・・・


スコール「・・・」

キスティス「どうだった?」

セルフィ「勇者に会えた~?」

スコール「お前ら緊急集合」

全員「?」

スコール「最後の一人・・・俺ら既に会ってるらしい」

全員「ええっ!?」

ゼル「誰だよ!?」

スコール「それがだな・・・勇者曰く「お前らの知り合いの名前なんてしらねー」と

アーヴァイン「ええ・・・」

キスティス「なんて軽い勇者なのかしら」

スコール「モブじゃない。名有りキャラだ」

スコール「お前ら誰か検討着くか?」

アーヴァイン「女性だよね~」

スコール「ああ」

610 : VIPに... - 2014/11/30 00:46:42.06 bfUCcUtEo 402/570


アーヴァイン「ん~、さっきまま先生とエルお姉ちゃんにあったでしょ」

キスティス「ガーデン関係者ならカドワキ先生にシュウ」

ゼル「・・・俺のかあちゃん?」

セルフィ「あたしの友達~!」

キスティス「ああそうだ、後CC団のダイヤも双子ね・・・」

アルティミシア(まさか・・・アデル?)

スコール「それはねーよ」

アーヴァイン「カード関係なら~もう一人心当たりがあるよ~」

スコール「カ、カードクイーン・・・」

アルティミシア(多すぎるな・・・)

スコール「ああああ覚えておけよあの野郎~~~~~~~!」

キスティス「どうしよっか・・・」


【1】イデア・エルオーネ

【2】カドワキ先生 シュウ ダイヤ

【3】ゼルの母親

【4】セルフィの友達

【5】カードクイーン


スコール「この中から探せと?」

セルフィ「やるしかないよ~」

スコール「今までで一番めんどくせえ・・・」ガク

アーヴァイン「僕ら探偵になった覚えはないけど~」

ゼル「きっついな・・・」

アルティミシア(総当たりで行くしかないな)

キスティス「最後の一人よ、頑張りましょう!」

スコール「・・・めんどくせええええああああああ!!」ワシャワシャ


安価↓

611 : VIPに... - 2014/11/30 00:48:14.23 ZBi3x4Doo 403/570


612 : VIPに... - 2014/11/30 00:50:20.56 bfUCcUtEo 404/570


オダイン「どうしたでおじゃるか?はやくレナを見つけてくるでおじゃる」

スコール「もうマジめんどくせえ!巻きでいくぞ!」

全員「了解!」

オダイン「レナを(ry

スコール「 ど け ! 」

オダイン「へびぅーーーーーーーーー!」ドサ

スコール「おおおおおおおおおおお!

アルティミシア(頭から落ちたぞ今)


~~移動中~~


・トラビアガーデン

セルフィ「それでね~」

セルフィのともだち「たいへんやね~」


スコール「ちぇりしゃぁ!」ズサ


セルフィのともだち「あ、ほんまにきた」

スコール「セルフィたんの個人データ教えて」

アルティミシア(くぉら!違うだろ!)

セルフィのともだち「今聞かれましたけど~レナじゃないで~」

スコール「・・・」

セルフィ「ごめんなっ!急に!」

セルフィのともだち「ええよ~」

スコール「・・・で、セルフィたんの個人デー(ry

アルティミシア(次だ!次!)


安価↓

613 : VIPに... - 2014/11/30 00:50:53.66 7p75m14NO 405/570

5

615 : VIPに... - 2014/11/30 00:53:29.95 bfUCcUtEo 406/570


・ラグナロク

スコール「カードクイーンだ!あのババアはどこだ!?」

ゼル「あの人、各地を転々としてるんじゃなかったっけ」

スコール「はっそうだ!ドールにあいつの実家が・・・」

アルティミシア(しかしドールは)

スコール「あああああやべえええええええ!」

アルティミシア(落ち着け。他の行先は?)

スコール「バラム、デリングシティ、FH、ウィンヒル、エスタ、シュミ族の村、ルナゲート・・・」

アーヴァイン「ウィンヒルってもうないんだよね~・・・・」

ゼル「バラムにはいなかったぞ」

スコール「・・・デリングシティ、FH,エスタ、シュミ族、ルナゲート」

アーヴァイン「二手にわかれないかい?ラグナロクはエスタへ~」

キスティス「そしてバラムガーデンでガルバディアへ、ね」

セルフィ「あたしは操縦するからラグナロクね~」

スコール「・・・GO!」


~~移動中~~


・エスタ

スコール「くっそ!どこだ!」

アルティミシア(いないな)

警備兵「何かお探しですか?」

スコール「カードクイーンはこなかったか!?」

警備兵「誰ですそれ。知らないですねえ」

スコール「あのババアはうろちょろともう・・・」

アルティミシア(おや、ラグナロクが戻ってきたぞ)


『スコール~、ルナゲートにはいなかったよ~』


スコール「なにぃ!?」

アルティミシア(じゃあガルバディアか)


『さっき連絡があって~、FHにもデリングシティにもいなかったって~』


スコール「ええ!?」

アルティミシア(まさか本当に街と一緒に消えた・・・?)

スコール「・・・ラグナロクへ戻るぞ!全員回収だ!」

616 : VIPに... - 2014/11/30 00:55:20.01 bfUCcUtEo 407/570


・ラグナロク

アーヴァイン「この人ちょっと本命臭くな~い?」

セルフィ「それぽっぽいよね~」

キスティス「でももう巡回場所は全て回ったし・・・」

スコール「いいや、まだひとつだけ行先が残ってる」

スコール(俺しか知らない事だが)

アルティミシア(どこだ?)

スコール「えっと・・・この辺」

セルフィ「ここ?なにもないよ~」

スコール「たぶん・・・どこにもいないなら・・・ここしかない」

アーヴァイン「アテがある感じ?」

ゼル「行ってみようぜ」

セルフィ「じゃあ・・・名前のない場所、いきま~す!」


シュゴーーーーーーーーーー・・・・・・・・



・宇宙ポッド墜落現場

カードクイーン「あら?」

スコール「やっぱりいた!ここだったか!」

全員「なんでこんな所に・・・」

カードクイーン「私はカードクイーン、カードの乱れを正す者」

スコール「んなこたどうでもいいんだよ!ババア!」

スコール「アーユーレナ?」

カードクイーン「・・・新しいレアカードですか?」

スコール「レナ?!ファリス!?DO?」

カードクイーン「ああわかりました。新しいルールですね」

スコール「ちっがーーーーーーう!」

アルティミシア(正直何も感じない。外れじゃないか?)

スコール「グギ・・・ランダムハンド反対!ランダムハンド反対!」

カードクイーン「私は賛成です」

ゼル「つかなんでこんな所にいるんだよ」

カードクイーン「ドールが消えた原因がこの空から舞い降りた物体にあるのではないかと・・・」

アルティミシア(半分アタリで半分外れだな)

カードクイーン「ドールのは私の父がいましたから・・・」

キスティス「そうだったの・・・」

ゼル「なんかかわいそうだよなぁ・・・・あれ」


『オマエラなにやってんだ!次行くぞ!さっさと戻ってこい!』


ゼル「話くらい聞いてやれよ!」


安価↓

617 : VIPに... - 2014/11/30 00:56:33.52 Cw/rqeivO 408/570

1

618 : VIPに... - 2014/11/30 00:58:37.80 bfUCcUtEo 409/570


・バラムガーデン

スコール「ただいまぁ!」バァン!

エルオーネ「え、もう?」

イデア「はやいですね」

スコール「アーユーレナ!?」

エルオーネ「は?」

オメガ「頭オカシーンジャネーノ」

スコール「レナフロムユー!?」

イデア「言ってる意味がわかりません」


スコール「次!おおおおおおおお!!」


エルオーネ「・・・ほんとになんなの?」

イデア「さぁ・・・」


安価↓

619 : VIPに... - 2014/11/30 01:00:02.36 ZBi3x4Doo 410/570


621 : VIPに... - 2014/11/30 01:03:37.62 bfUCcUtEo 411/570


・バラムガーデン 保健室

スコール「レナァァァァァ!!」バァン!

カドワキ先生「ッ!?」

スコール「レナ?」

カドワキ先生「え?」

スコール「ミセス・カドワキ・レナ?」

カドワキ先生「そんな名前じゃないけど・・・」

スコール「次! おおおおおおおおおおおおお!」

カドワキ先生「・・・なんだってんだい」


・ブリッジ

スコール「レナ or セナ?」

シュウ「は?」

スコール「レナ?セナ?ケセラセラ?」

シュウ「・・・ラップ?」

スコール「ファリス」

シュウ「ほんとなに?」

スコール「次! おおおおおおおおお!!」

シュウ「・・・GFの副作用がついに脳まで?」


・バラムガーデン案内板

アルティミシア(スコール!CC団とは一体)

スコール(あ)

キスティス「というわけで・・・」

ダイヤ「はぁ・・・」


スコール「チョリソーーーーーーーー!」ダン!


スコール「レナ!?」

ダイヤ「ほんとだ。聞きに来た」

キスティス「違うって言ってるわ」

スコール「じゃあ何ナ?」

ダイヤ「ええ・・・と」

ダイヤ「カルコブリーナ?」

スコール「死ね!」


スコール「次! おおおおおおおおお!!」


ダイヤ「・・・カード奪いに来たのかと思った」

キスティス「ごめんなさいねえ」

622 : VIPに... - 2014/11/30 01:08:10.85 bfUCcUtEo 412/570


アルティミシア(最後はゼルのお母さんだぞ・・・一番ないだろ)

スコール(いくしかねー!おおおおおおおおお!)


・バラム

ゼル「んでさ・・・」

ゼルのお母さん「そんなこと言われたって・・・」


スコール「はじゅらっ!!」バァン!


ゼル「げ、きやがった」

スコール「レナ!?」

ゼルのお母さん「わたしゃシャルロットのほうが王女っぽい気がするけどねえ」

スコール「シャルロット!?あーゆーシャルロット!?」

ゼルのお母さん「シャルロットてなに?」

ゼル「スコールよぉ・・・どう考えても違うと思うぜ」


スコール「ああああああああ!」ガッデム!


アルティミシア(ほらな・・・)

ゼル「カードクイーンが本命だったんだけどなぁ」

ゼルのお母さん「ああ、駅にいたあの人。あたしゃあんな派手な格好できないよ」

スコール「もぉぉぉぉぉ!なんなんだよぉぉぉぉぉ!」バン!

ゼル「人んちで暴れんな」

アルティミシア(仕方ない。戻るか・・・)

スコール「クソが!もういい帰る!」

ゼルのお母さん「ああちょっと!折角だから夕飯食べてきなよ!」

スコール「はい」

アルティミシア(食べるんかい)

623 : VIPに... - 2014/11/30 01:09:30.11 bfUCcUtEo 413/570


・エスタ

スコール「ぬああああああああ!全滅だバカヤローーーー!」

オダイン「使えない人材でおじゃる」

スコール「うるせえボケェ!こんなすくねー手がかりで世界中を回れるか!!」

オダイン「やれやれ・・・とんだ名探偵でおじゃる」

スコール「斬りてえ・・・切り刻んでミキサーにかけてえ」ピキピキ

キスティス「でも博士、本当にもうこれ以上手がかりがないんですよ」

アーヴァイン「世界中を回ったけど~、それらしき人いなかったよ~」

ゼル「カードクイーンが本命だったんだけどな」

「むぅ・・・困りましたな」

オダイン「こいつらの低脳ぶりにでおじゃるか?」

スコール「キィィ~~~~!」ピクピク

アルティミシア(どうするよ、おい。あの連中からは何も感じなかったぞ)

スコール「もういい!休憩する!」ゴロン

アルティミシア(ふてるなよ)


キロス「首尾はどうだい?」

ラグナ「いよぉ!」

ウォード「・・・・・・・・・」


アルティミシア(あ、ズッコケ3人組)

スコール「・・・・」


オダイン「まったく、お前の息子は使えんでおじゃる。世界中探し回って人一人見つけられないのでおじゃる」

スコール「オマエだってエル姉ちゃんを何年も・・・」イライラ

キスティス「もうこれ以上は手がかりが無くて」

ラグナ「あっら~、まぁ、しゃーねーよな」

キロス「参ったな・・・」

セルフィ「なにしにきたの~」

キロス「いや、最終決戦への打ち合わせをしに来たのだが」

ラグナ「後一人、足らんとなるとおじゃんだな・・・」

アルティミシア(勇者はレナと我々はすでに会ってると言っていたぞ)

キロス「なるほど、心当たりを全て探し回ったがダメだったのか」

キスティス「はい・・・」

ラグナ「どーすんよ・・・オダインじーさん」

オダイン「オダインには関係ないでおじゃる」

スコール「あるわ!死ね!」

ゼル「クリスタルも黙ったままだしよ・・・」

アーヴァイン「早々に出てこれるもんじゃないんだろ~?」

アルティミシア(パワーがいると言っていたな)


全員「どうしよう・・・」

627 : VIPに... - 2014/11/30 01:15:25.38 bfUCcUtEo 414/570


ウォード「・・・・・・・」

キロス「ウォード君、減点。さすがにそれはない」

スコール「あんだよおっさん」

キスティス「どうしたんです?」

キロス「ウォード君はもしかして我々側の知り合いじゃないかと聞いている」

アルティミシア(ラグナの知り合いの名有り女って・・・)

スコール「それ」

ラグナ「ジュリアとレイン!?」

ウォード「・・・・・・・・・・」

キロス「消去法で考えてそれしかいないと言っている」

スコール「消去法って言われても!」

ラグナ「いろいろまじいだろそれ~」

ラグナ「だってよ。その二人はもう・・・」

アルティミシア(そもそもどうやって会うんだよ)


エルオーネ「アタシがジャンクションするわ」


スコール「いたのか!」

ラグナ「エルすまねー。打ち合わせはちょっと先送りになりそうだ」

アルティミシア(何故ここに?)

キロス「我々が呼んだんだ。彼女も作戦のメンバーの一人だ」

ゼル「マジカよ!」

スコール「どうせオメガをしこたま暴れさすとかそんなんだろ」

ラグナ「ちげーよ」

エルオーネ「で、どうする?」

キスティス「最後の希望ね」

セルフィ「もうその二人以外いないよ~」

スコール「ええ・・・でも・・・ええ~~~~?」

アルティミシア(アタリだったとしてももう亡くなっているだろ?)

ウォード「・・・・・」

キロス「だったとしても。と言っている」

スコール「・・・」

アルティミシア(いくしかないな)

スコール「まじか・・・」

ラグナ「世話かけるな」

629 : VIPに... - 2014/11/30 01:16:25.27 bfUCcUtEo 415/570


エルオーネ「いくわよ。まずはレインおばさんから・・・」

スコール「まって。こうしない?」

全員「?」

スコール「レインはさぁ・・・パパを送ってやればいいと思うの」

ラグナ「え!?」

エルオーネ「・・・」

スコール「でしょ?エルねーちゃん」

ラグナ「う・・・まじかよ」

スコール「イヤなのか?」

ラグナ「そうじゃなくてよぉ・・・どのツラ下げて会えばいいんだか」ボリボリ

エルオーネ「・・・レインおばさんは最後までラグナおじさんの名を呼び続けていたわ」

エルオーネ「わたしも、それがいいと思う」

ラグナ「・・・」

キロス「我々も同意見だ」

ウォード「・・・・・・・」ウンウン

スコール「一回くらいジャンクションする側に回ってみれば?」

アルティミシア(看取ってこい)

ラグナ「・・・わかった」

エルオーネ「ラグナおじさん・・・」

ラグナ「いやでもこれ、初めてだからよォ、なんか緊張すんな!」モソモソ

スコール「大丈夫だよ。寝るだけだから」

アルティミシア(夢みたいなもんだ)

ラグナ「はぁ~~・・・うっし!」バシ

ラグナ「エル!頼むぜ!」

エルオーネ「・・・・」ギュ


キィィィィーーーーーーン・・・・・・・・・・


ラグナ「うっ!こりゃ中々強烈な・・・」

スコール「俺ら森の中とか道のど真ん中でこれやられてたからな」


ラグナ「まじか・・・そりゃ・・・・たいへ・・・・・・・・・・」


ラグナ「・・・・・・・」zzz


スコール「・・・」

アルティミシア(行ったか)

スコール「まぁ待つか」

630 : VIPに... - 2014/11/30 01:18:11.14 bfUCcUtEo 416/570


キロス「で、ジュリアは君が行くのか」

スコール「ああ」

アルティミシア(いやでも、ジュリアもラグナに行かせた方が・・・)

スコール「好きだった人が知らない男といちゃこいてる場面を見せつけるのか?」

スコール「鬼だなお前」

アルティミシア(そういうつもりじゃ・・・)

ウォード「・・・・・・・・」

キロス「そうだな、察してやろう」

スコール「空気読めよスイーツ」

アルティミシア(・・・)


ラグナ「 」


スコール「いつもジャンクションする側だったからなんか新鮮」

アルティミシア(イタズラするなよ)

キロス「本当に強力なんだな」

スコール「耐性無視の強制睡眠だからな。これも中々チート・・・」

スコール「・・・・ん?じゃあ送り先さえ確保すれば」

アルティミシア(バトルに転用できるな)

スコール「・・・・・」ゾク

アルティミシア(オメガを使役し相手を強制睡眠させるのか)

アルティミシア(どんどん姉が凶悪性能になっていくな)

スコール「これ、黙っとこうな・・・」ボソ


ラグナ「 」


スコール「なっげーな・・・」

アルティミシア(気になる・・・中の様子は見えない物か)

キロス「無事話せてるといいが」

スコール「あ」


『ラグナの目から なみだがこぼれおちる!』


スコール「・・・・」

アルティミシア(どうやら会えたようだ)

631 : VIPに... - 2014/11/30 01:19:19.00 bfUCcUtEo 417/570


~数分後~


スコール「~~~」ボケー


ラグナ「 レ イー ー ー ー ー ン ! !  」ガバッ


全員「おわぁ!」


ラグナ「ハァッ!ハァッ!ハァッ・・・あれ、ここは」

スコール「おきゃーり」

アルティミシア(ちゃんと看取れたか?)


ラグナ「・・・ああ」ボリボリ


スコール「あーびっくりした」

エルオーネ「よかった・・・レインおばさん、最後にラグナおじさんに会えていたのね・・・」

エルオーネ「うう・・・よかった・・・」グス

ラグナ「レイン・・・」グス

アルティミシア(貰い涙が)グス

スコール「オマエ関係ないだろ!」

キロス「で、どうだった?」

ラグナ「いや・・・その、なんていうか」

エルオーネ「どう考えても関係なさげよね・・・」

キロス「よくがんばったな、ラグナくん」

ウォード「・・・・・」ウンウン

アルティミシア(クリスタルはなかったか?)

ラグナ「なかったな・・・光物は持ってたけど」

ラグナ「あれはクリスタルじゃなくて俺が上げた・・・」ワシャワシャ

スコール「言わんでもいい。わかるから」


エルオーネ「じゃあ最後は・・・」


スコール「ジュリアか・・・」

アルティミシア(複雑な心境だな)

スコール「母子共々暴言吐き倒したからな・・・バレたらヤヴァイ」

エルオーネ「でも・・・アタシジュリアさんと面識がないわ」

スコール「そういえば」

アルティミシア(じゃあどうする?)

ラグナ「・・・カーウェイのおっさんだ」

キロス「ああ、今は軍のお偉いさんなんだっけ?」

ラグナ「カーウェイのおっさんなら面識あるだろ?」

エルオーネ「旦那さんだっけ?一度だけお会いした事あるけど・・・」

632 : VIPに... - 2014/11/30 01:20:15.51 bfUCcUtEo 418/570


ウォード「・・・・・」

キロス「そうだな。あいつのせいで喉を失ったようなものだな」

スコール「ダディにジャンクションする?パパ達の代わりにボコボコにしてやってもいいけど」

アルティミシア(それはやめろ)

エルオーネ「じゃあ・・・」ギュ


キィィィィーーー・・・・・ン


スコール「うっ・・・まさかダディにジャンクションするハメになるとは・・・」

ラグナ「なぁ・・・ダディって何?」ボソ

スコール「あのおっさん・・・娘に・・・・そう・・・・よばれてんの・・・・・・・・」

ラグナ「きめえw」

キロス「いい趣味してるw」

ウォード「・・・・・・」プゲラ

アルティミシア(笑うなよ。ダディでもパパでもなんでもいいだろ)

スコール「十分・・・・あのおっさん・・・・ひどい目・・・・・あって・・・・・・・」


スコール「・・・・・・・・」ガク

アルティミシア(いよいよ後がないぞ。これでハズレならもう終わりだ)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


・カーウェイ邸

スコール(うお・・・)

アルティミシア(なんというか妙な気分だな)


「べろべろば~」

「キャッキャ」

「リノアももう5歳だ。行く末は天才少女だな」ハハハ


スコール(天災の間違いだ)

アルティミシア(うまい事言ってるんじゃないぞ)


「あなたったら、リノアをかわいがりすぎよ」

「あなたの怖い顔であやしても、リノアは怖がるだけよ」


スコール(でた・・・)

アルティミシア(・・・)


ジュリア「もう、親バカと言われても知らないわよ」

634 : VIPに... - 2014/11/30 01:31:31.50 bfUCcUtEo 419/570


カーウェイ「ハハハ、すまんすまん。子供ができて私も丸くなったかな」

リノア(幼)「ダディ~」

スコール(この頃からダディ呼ばわりかよ)

アルティミシア(う~ん、あいつにもこんな時代があったんだな)

カーウェイ「ああ、すまんが頭痛薬をくれないか」

カーウェイ「どうもさっきから頭がざわざわするんだ」

ジュリア「あら、それは大変。無理しないでね」

スコール(バレたらやばいよな)

アルティミシア(しー、しー・・・)

リノア(幼)「ダディ~マミ~」キャッキャ

スコール(う~ん、ここで始末しちまうわけにはいかないのだろうか)

アルティミシア(むしろやれと言われてできるのか?こんな幼子を)

ジュリア「はいリノア、そろそろおねむの時間ですよ~」

リノア(幼)「は~い」

アルティミシア(なんという幸せな家庭だ)

スコール(野○一家かよ)


ザザ


スコール(場面が変わった)

アルティミシア(どうやって探ろうか)

リノア(幼)「マミ~どうしたの~?」

スコール「(ん?)

カーウェイ「おいジュリア!一体どうしたんだ!?」ドンドン

カーウェイ「ここをあけろ!どうした!?何があった!?」ドンドン

スコール(いきなりなんだ!?)

アルティミシア(ジュリアが体調を崩したのか?)

ジュリア「いや!開けないで!リノアの顔なんてみたくない!!」

リノア(幼)「マミ~?」

カーウェイ「リノア!?リノアがどうしたんだ!?ジュリア!」ドンドン

アルティミシア(な、なんだ?)

スコール(いきなりキナ臭くなりやがったな・・・)


ザザ


ジュリア「~~~~」ブツブツブツ

リノア(幼)「きゃ~~~マミーやめて~~~!」ジタバタ

アルティミシア(おい!?)

スコール(ちょ、ええっ!?)

635 : VIPに... - 2014/11/30 01:32:27.55 bfUCcUtEo 420/570


カーウェイ「ジュリア!?何してるんだ!」ガシ

ジュリア「は、離して!」ジタバタ

リノア(幼)「うえ~~~~~ん!」ダダダ

カーウェイ「この・・・バカモノ!」バシ!

ジュリア「きゃぁっ!」

カーウェイ「自分の子供に何をしてるんだ!ええ!?」

カーウェイ「一体どうしたんだ・・・理由を話してくれ!」

ジュリア「あなたに言っても何もできないわよ・・・」ボソ

カーウェイ「この・・・亭主に向かってなんだその口の聞き方は!」バシ!

リノア(幼)「うええええん!マミーをいじめないで~~~~!」

アルティミシア(おいおいおいおいおい!)

スコール(鬱になってきやがった・・・)


ザザ


リノア(幼)「マミー具合悪いの?」

カーウェイ「ジュリアは・・・そう、ママは病気なんだ」

カーウェイ「安静にしてないといけないんだよ。わかっておくれ」

リノア(幼)「マミー・・・元気になるといいね」


ザザ


医者「病気の類は見られませんが、精神に異常をきたしている可能性があります」

カーウェイ「そうですか・・・そんなにひどいのですか?」

医者「不安定な状態です。もしもの事に備えて入院をお勧めしますが・・・」

カーウェイ「入院・・・」ガックシ

医者「心中お察しします。ご検討下さい」

アルティミシア(まるで話が見えてこん。一体何が)

スコール(精神病?)

636 : VIPに... - 2014/11/30 01:33:20.66 bfUCcUtEo 421/570


ザザ


カーウェイ「ジュリア・・・医者に入院を勧められたよ」

カーウェイ「一体何が不満なんだ?子供もできて、収入も安定して、家族仲良く暮らしてるじゃないか」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「リノアの教育にもよくないぞ・・・どうしてなんだ?」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「ハッ、まさかお前!あのラグナとかいう男の事をまだ!」

ジュリア「・・・」

カーウェイ「この・・・バカモノーー!過去の男がまだ忘れられないか!」バシ!

ジュリア「ああっ!」

リノア(幼)「うえええええん!マミーをいじめないで!!」

スコール(見てるこっちが鬱になってきた・・・)

アルティミシア(家庭崩壊の生中継など、誰が見たいのだ!)


ザザ


カーウェイ「・・・・」

ジュリア「・・・・」

リノア(幼)「・・・」

アルティミシア(空気が・・・)

スコール(重すぎる・・・)

ジュリア「・・・あああああああ!!」

カーウェイ「ッ!?またか!」

ジュリア「いやーーー離してーーーーー!」

カーウェイ「落ち着け!落ち着けジュリア!」

リノア(幼)「うえええええん!」

スコール(ババアさぁ・・・これもう)

アルティミシア(ああ・・・もう見てられん)

カーウェイ「ジュリアーーーー!やめろーーーー!」


【スリプル】


ジュリア「 」(睡眠)

カーウェイ「ジュリア!?どうしたジュリア!?」

アルティミシア(心配するな。眠っただけだ)

カーウェイ「ッ!? 頭の中から声が!」

アルティミシア(介入するつもりはなかったが・・・もう見ておれんのだ!)

スコール(しっかりしろよダディ。一家の大黒柱だろ)

カーウェイ「わわ、私までおかしくなってしまたのか・・・」フルフル

スコール(ちゃうわ。聞けよNTR野郎)

637 : VIPに... - 2014/11/30 01:34:15.57 bfUCcUtEo 422/570


~~数分後~~


カーウェイ「人払いはすませた・・・」

スコール(傍から見るとひとりでブツブツ言ってる変質者だからそこ注意な)

カーウェイ「君達は一体・・・」

アルティミシア(少し前から頭の中がざわざわしていただろう?)

スコール(あれ、俺ら)

カーウェイ「・・・頭の中に住んでいるのか?」

スコール(住んでねーよ)

アルティミシア(まぁ諸事情で少し居座らせてもらっている)

スコール(つかジュリアは一体どうしたんだよ)

アルティミシア(あんなに仲睦まじかったじゃないか)

カーウェイ「それが・・・私にもわからんのだ」

カーウェイ「ある日突然、急にああなって・・・」

スコール(それじゃあわかんねーよ)

アルティミシア(医者に診せたのか?)

カーウェイ「最初に2,3日ほど仮入院だけしてもらったんだ」

カーウェイ「そこで看護婦から聞いた話なのだが・・・」

アルティミシア(ああ)

カーウェイ「何やら四六時中うわ言のようにブツブツ言っていたらしい」

カーウェイ「黒い羽の天使がこちらを見ていると・・・」

アルティミシア(それは・・・)

スコール(ババアじゃん!)

アルティミシア(バカな、ジュリアは何の変哲もない一般人だろ)

アルティミシア(我々が見えるはずが・・・)

カーウェイ「精神疾患なのは明らかなのだが、原因がわからないと処置のしようがないだろ」

カーウェイ「だからてっきり過去の男の事を引きづってるのかと・・・」

スコール(ないないそれはない)

アルティミシア(それは断言する。ない)

カーウェイ「私もどうにかなりそうだよ・・・」ワシャワシャ

スコール(ほんとお前ら一家だけはもう・・・)

アルティミシア(この先を知っているだけに余計にな)

カーウェイ「ハァ・・・」

638 : VIPに... - 2014/11/30 01:35:25.37 bfUCcUtEo 423/570


アルティミシア(ちょっとまて、ジュリアは確か)

スコール(そう、もう時期死ぬ。交通事故でな)

カーウェイ「なんだと!?」

スコール(なんでいきなりと思ってたんだけど、なるほどな)

スコール(頭おかしくなって道路に飛び出したんだ)

カーウェイ「バ、バカな!」

スコール(もう・・・言っちゃったからついでに教えてやるわ)

スコール(お前の娘は将来世界を恐怖に陥れる存在になる)

カーウェイ「あああ、ありえん!やはり私も何かの病気に・・・」

スコール(まぁ、気持ちはわかるけど)

アルティミシア(事実だ。受け止めてくれ)

カーウェイ「・・・・・」ガク

スコール(だから・・・おっさん、こう考えろ)

スコール(俺らが未来からわざわざアドバイスしにやってきてやったんだ、だから)

アルティミシア(そうならないように、しっかりと愛情を持って育てるんだ)

スコール(ジュリアの動向も、細心の注意を払え)

カーウェイ「・・・・」

スコール(大丈夫かな・・・過去変えちゃった感じになってるけど)

アルティミシア(しかたあるまい。これでリノアがまともになってくれれば・・・)


リノア(幼)「ダディ~、誰と話しているの~?」


カーウェイ「リ、リノア!あっちいってなさい!」

スコール(それがダメだってんだよ)

アルティミシア(あやし下手が)


リノア(幼)「え~でも~さっきマミ~のお部屋にいったら~」

リノア(幼)「マミー、いないの。リノアに内緒でお出かけしちゃったよぉ?」


カーウェイ「 な に ぃ ! ? 」

スコール(やっばい!ダディそれはヤバイ!)

アルティミシア(死因は交通事故だ!手遅れになる前にはやく行け!)

カーウェイ「~~~~~ッ!リノア!ダディも出かけてくるからここでお留守番してなさい!」

リノア(幼)「お留守番退屈~」

カーウェイ「いう事を聞け!」

リノア(幼)「ひぐ・・・」グス

スコール(だから怖がらせんな!)

アルティミシア(急げ!)

639 : VIPに... - 2014/11/30 01:36:07.49 bfUCcUtEo 424/570


バ ァ ン !


カーウェイ「ぬおっ!」


ザァァァァァ・・・・・!!


『そとは おおあめが ふっている!』


スコール(クッソ、雨音で聞こえなかったのか!)

アルティミシア(雨具を用意している暇はないぞ!急げ!)


カーウェイ「ジュリアァーーーーーッ!」バシャバシャバシャ


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「ジュリアーーー!ジュリアーーーー!」


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「どこだーーーーッ!ジュリアーーーーー!」


ザァァァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「ジュリア・・・いったいどこなんだ・・・」トボトボ

カーウェイ「ううっ・・・寒い・・・」ブルブル

スコール(大丈夫か?)

アルティミシア(ほら、体を温めてやるから)ファイア

カーウェイ「ジュリアが見つからない・・・」ガク

スコール(ババア、探せないの?)

アルティミシア(雨脚が強くて判別しにくいのだ)


ザァァァァァァァァ・・・・・・


スコール(そうだ、ガ軍に協力してもらえよ!)

アルティミシア(軍総出で探せばなんとか・・・)

カーウェイ「もしもし・・・カーウェイだが」ピ

スコール(ちょお俺らも協力するわ)

アルティミシア(ゆけ!)ペカー


【GF】ディアボロス


スコール(ちょっと悪いんだけど、コウモリに分裂してジュリア探してくんない?)

アルティミシア(頼むぞ、ディアボロスよ)

ディアボロス「承った・・・」バサァッ!

カーウェイ「たのむ・・・頼むぞ!」ピ

642 : VIPに... - 2014/11/30 01:55:59.84 bfUCcUtEo 425/570


スコール(ダディ元気出せ、今ディアボロスが協力してくれてるから)

アルティミシア(軍も動かせたようだな)

カーウェイ「・・・・」

スコール(とりま凱旋門で雨宿りしようぜ)

アルティミシア(風邪引くぞ)


・凱旋門


ザァァァァァァ・・・・・・


カーウェイ「 」ガックシ

スコール(ジュリア、どこ言ったんだろうなぁ)

アルティミシア(軍が道路を封鎖してくれていれば事故の可能性は減るはずだが)

カーウェイ「ジュリア・・・」

スコール(いい機会だから言っとくけどおっさん)

スコール(自分の色恋沙汰に職場の権力を使うのはよろしくないぞ)

アルティミシア(公私混同も甚だしいぞ)

カーウェイ「・・・」

スコール(バチが当たったんだよ。なぁ)

アルティミシア(これに懲りてもう自分勝手なマネはするなよ?)

カーウェイ「報いか・・・確かに、人に恨まれる事ばかりやっているな私は」

カーウェイ「ティンバーを制圧したのも、各地に軍を送ったのも私だものな・・・」

スコール(日ごろの行い改めようぜ)

アルティミシア(リノアがグレるぞ)

カーウェイ「ジュリアがいなければ・・・あの子を育てられる自信がない」

スコール(も~陰気になるなっての)

アルティミシア(連絡してみればどうだ?逐一報告だ)

カーウェイ「・・・・」ピポパ


『こちらショッピンングモール、ジュリア氏の姿は見当たりません』

『駅前です。こちらもそれらしき人影は見えません』


カーウェイ「すまない、引き続き頼む」ピ

アルティミシア(お、コウモリが)

コウモリ「上空より探索していたが、ジュリアなる人物は見当たらぬ」バサ

コウモリ「大きな屋敷に車が並んでいる場所・・・今そこを探索中だが、どうやらいないようだ」

スコール(レンタカー屋と大統領官邸か)

アルティミシア(もしや地下水路にいるのか?)

スコール(ありえるな。そこを探してみてくれ)

コウモリ「御意」バサササ

643 : VIPに... - 2014/11/30 01:56:44.17 bfUCcUtEo 426/570


スコール(もし地下水路にいるなら家に帰っている可能性もある)

アルティミシア(一回戻ってみるか)

カーウェイ「・・・」

スコール(濡れたろ。風呂でも入って落ち着け)


ザァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・


・カーウェイ邸

カーウェイ「・・・」

アルティミシア(連絡待ちだな)

スコール(そうだよ・・・せめてレナの事を聞き出さないと)

カーウェイ「レナ?」

スコール(ダディ知らない?ジュリアの知り合いらしいんだけど)

アルティミシア(私達はその人を追ってここへきた)

カーウェイ「いや・・・聞いたことないような、あるような・・・」

スコール(どっちだよ)


『れんらくを まちつづける』


スコール(こないな・・・)

アルティミシア(リノアはもう寝たか?)

カーウェイ「ああ、外へと出れないようロックしておいた」

スコール(だからそれがダメなんだっつーの)


ヒラ・・・ヒラ・・・ヒラ・・・


スコール(ん?)

アルティミシア(何か落ちてきたぞ)

カーウェイ「これは・・・羽?」ピト

スコール(羽毛布団が破れたか?)

アルティミシア(羽毛?にしては色が・・・・)

カーウェイ「黒い羽・・・?」


バ タ ァ ン !


『とつぜん まどが はげしく ひらく!』


スコール(なんだ!?)

アルティミシア(うわっ!)


ブァァァァァァァ!

644 : VIPに... - 2014/11/30 01:57:37.70 bfUCcUtEo 427/570


カーウェイ「うわっぷ!・・・羽!?同じ羽が大量に入ってくる!」バササ

スコール(閉めろ閉めろ!)

アルティミシア(待て!窓の奥!誰かいる・・・)


全員「ハッ!」


ジュリア「・・・・・・」


カーウェイ「ジュリアァーーーーッ!」ガバッ


『カーウェイは そとに とびだした!』


ザァァァァァ・・・・!!


バシャバシャ!!


カーウェイ「ジュリア!」バシャ

ジュリア「あなた・・・・」

スコール(やっと見つけた!)

アルティミシア(一体どこへ言っていた!)

ジュリア「リノアは・・・・もう寝た?」

カーウェイ「あ、ああ。お前の帰りを待っている・・・」

カーウェイ「リノアも心配している、ほら。外は雨だ。はやく家に帰ろう」

ジュリア「・・・・」

アルティミシア(おいジュリア、我々が見えているのか?)

ジュリア「ええ。うっすらだけど・・・」

アルティミシア(やはり・・・一般人のお前が何故ジャンクションを目視できるか気になる所だが)

アルティミシア(そこはまあいい。それよりも、だ)

アルティミシア(何があった?一体何を聞いた?聞かせろ)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(我々は未来からきた。他言できない悩み、我々なら力になれると思うが)

ジュリア「未来・・・」

アルティミシア(そしてお前に言いたいことがある奴がいる。ほら)グイ

スコール(い!?)

ジュリア「ん・・・男の子?」

アルティミシア(お前の悩み、もしかしたらこいつが原因かもしれない)

スコール(え、俺?)

アルティミシア(お前が無茶苦茶言うからだろ!ほら、謝れ!血反吐吐くまで謝れ!)

ジュリア「?」

スコール(あ、あの、リノアのママさん)

スコール(え~っと、その、ガルバディアホテルでパ・・・ラグナを部屋に招いた日を覚えてますか?)

ジュリア「う、あまり思い出したくないんだけど」

スコール(・・・)ダラダラ

645 : VIPに... - 2014/11/30 01:58:27.84 bfUCcUtEo 428/570


アルティミシア(あの日お前に暴言を吐いたのはラグナの体を乗っ取ったこいつだ)

ジュリア「えっ」

アルティミシア(ほら、あやまれ!)

スコール(まじすいませんでしたぁーーーーーーーーッ!!)(土下座)

スコール(ぶっかけフェイスとか言ってすいませんでしたァーーーーーーーーッ!)(土下座)

スコール(許してつかーさい・・・許してつかぁーさい・・・)グリグリ

アルティミシア(殴って良いぞ。100発くらい)

ジュリア「・・・そんな事だろうと思った」フゥ

スコール(はへ?)

ジュリア「だってあの日のラグナ、明らかにおかしかったもの・・・」

ジュリア「ラグナなのにラグナじゃない。そんな感覚がしてね。ずっと引っかかってたの」

ジュリア「やっぱり、あれはラグナじゃなかったか・・・」フウ

スコール(お察しの通り、あっしです)デヘヘ

アルティミシア(切腹させようか?)

ジュリア「いやいや、大体想像付くわよ」

ジュリア「ラグナとアタシは結ばれる運命じゃなかった・・・って、事でしょ?」

スコール(話が速くて助かります)(正座)

アルティミシア(お前がラグナとくっつくと我々が消えてしまうから・・・)

ジュリア「ハァ・・・ラグナを嫌いになるように仕向けたんだ」

スコール(でも半分は趣味でした)キリ

アルティミシア(お前ちょっと黙れ!)

ジュリア「随分好き勝手言ってくれたわね」

スコール(かけられるのが好きそうだなって思ったので)

ジュリア「どんなイメージよ」

カーウェイ「なんだ?どういう事だ?」

ジュリア「あなたは知らなくっていいの。ええと、君」

ジュリア「一つだけ言ってイイ?」

スコール(なんなりと)

ジュリア「 」キラン


【ぜになげ】


カーウェイ「ひぎぃぃぃぃぃぃぃ!」ブシュ

ジュリア「あの時投げ捨てられた500ギルよ!今返してやるわ!」

スコール(食らってるの旦那さんなんですけど・・・)

カーウェイ「 」プシュー

646 : VIPに... - 2014/11/30 01:59:24.64 bfUCcUtEo 429/570


ジュリア「ふう、ちょっとスッキリしたかも」

アルティミシア(なんか、元気そうだな)

スコール(あんた精神疾患って事になってるよ)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(一体どうしたのだ)

スコール(単に育児ノイローゼとかそういうオチじゃないだろうな)

ジュリア「・・・わかった。あなた達には全て話すわ」


『ジュリアは たんたんと かたりはじめた』


ジュリア「あの日、いつものように家族で夕食を食べて、リノアを寝かしつけて・・・」

ジュリア「アタシはちょっと夜更かししてテレビを見ていた、そんな何気ない日常の日々」

ジュリア「『それ』は突然現れた」

アルティミシア(それ?)

ジュリア「黒い羽の天使・・・」

スコール(えっそれババアじゃないの?)

アルティミシア(私も黒い羽なのだが)バサバサ

ジュリア「ううん、あなたじゃない。もっと若い女の子」

ジュリア「でもその表情はなんだろう、全てを見下すような、そんな不敵な笑み・・・」

スコール(それって、・・・リノア・・・?)

アルティミシア(またあいつか!今度はなんだ!)

ジュリア「彼女は言うの。お前が産んだ娘は将来、全てを無にする者」

ジュリア「邪悪を産んでくれてありがとう。って・・・」

アルティミシア(・・・)

スコール(ママさんになんちゅう事言うんだよあいつ・・・)

ジュリア「彼女はさらにこう続けたわ」

ジュリア「邪悪を産み落としたお前も邪悪の塊」

ジュリア「もうお前は用済みだ、これ以上この世を汚したくなければ、世のため世界の為」

ジュリア「はやく死ね。って」

スコール(あの野郎・・・)

アルティミシア(自分の母親に・・・)

ジュリア「・・・」


(お前は娘の5つ目の誕生日を迎える事無く没するだろう)


ジュリア「そして彼女は予言めいた口調でアタシの命日を告げた」

ジュリア「それが今日、この日なのよ」

アルティミシア(予言・・・)

スコール(死の宣告?)

ジュリア「それを聞いたらもう、何か鬱ってきちゃってね・・・」

647 : VIPに... - 2014/11/30 02:00:19.78 bfUCcUtEo 430/570


(信じたくなければそれでもいい。しかし断言しよう)

(未来を知る、もう一人黒い翼を持った者が、再びお前の前に現れる、と)

(その時お前はその事実を信じざるを得なくなるであろう)


ジュリア「そしてこないだ、本当にあなた達が現れた」

アルティミシア(・・・)

ジュリア「予言通りだもの。もう参っちゃって・・・」ハハ

ジュリア「・・・本当・・・なのね?」

アルティミシア(言いにくいが・・・)

ジュリア「そう・・・あの子が・・・あんなにかわいいのに・・・」

スコール(ママさんストップ。俺らがきたのはその件もある)

アルティミシア(我々が過去に介入する事で・・・未来を変化させる事が可能かもしれない)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(確かに我らのいた未来では、お前はリノアの5歳の誕生日を迎える前に無くなっている)

アルティミシア(死因は交通事故だ)

スコール(じゃあ外出なきゃいいんだよ。リノアの誕生日まで)

ジュリア「・・・」

アルティミシア(その黒い羽の女が死を予言するのならば、我らは生の予言をしよう)

アルティミシア(生きろ。なんとしても)

ジュリア「・・・」

スコール(そしてリノアグレさせんな)

アルティミシア(お前が生きてさえいれば・・・リノアはああならなかったのかもしれない)

スコール(俺も同類だからわかる。飢えてるんだよ)

スコール(親の愛に)

ジュリア「リノアの事、詳しいのね」クス

アルティミシア(なんせこいつはリノアの(ry

スコール(うぉぉぉおい!言わんでいい!)

ジュリア「?」

アルティミシア(まぁ、そういうわけだ)

スコール(歌い続けるんだろ?イキロ。紅白出場するまで)

ジュリア「おもしろい人達・・・ありがとね・・・黒いおふたりさん」


『ジュリアのひょうじょうに せいきがもどった!』


ポツ・・・ポツ・・・


ジュリア「雨もあがってきたわね」

アルティミシア(おあつらえだな)

スコール(雨が空気読んだ)

ジュリア「なんか・・・久々に歌いたい気分」

アルティミシア(歌え歌え)

スコール(やんややんや)

648 : VIPに... - 2014/11/30 03:37:38.68 bfUCcUtEo 431/570


ジュリア「~~~」スゥー


― whenever sang my songs. on the stage on my own....


スコール(うめえ)

アルティミシア(さすがプロ歌手)


― i saw you smiling at me. was it real or just my fantas....


アルティミシア(いい曲だな・・・)シットリ

スコール(空耳アワーに投稿しようかな)


― that i had mine on you....


― darling so there you are. with that look on your face...


【和訳】


歌うときはいつも  ステージで独りきり
語るときはいつも  聞いてほしいと願ってた
その度にあなたが笑っていたような  本当かしら、気のせいかしら
あなたはいつも片隅にいた ちっぽけな、このバーの


ここで最後の夜    いつもの曲を、もう1度
あなたとも最後の夜? そうかもしれないし、違うかも
なんとなく好きだった 恥ずかしそうに私を見つめるあなたの目
あなたは知っていたかしら わたしもそうしていたことを

*
ねえ、あなたはそこで  相変わらずの表情
傷ついたりしないような 落ち込んだりしないような
ねえ こうしましょうか ぎゅっと優しくあなたをつねるの
しかめ面をしたら
あなたが夢を見てないってわかる


ジュリア「・・・ありがとうございました」ペコ

スコール(ひゅーひゅー)

アルティミシア(名曲だな)

スコール(ついでにスー○ーフライの方も歌ってくれ)

アルティミシア(あるのか!?)


カーウェイ「う・・・」


スコール(歌声でダディが起きやがった)

アルティミシア(逆セイレーンだな)


カーウェイ「いたた・・・ジュリア、500ギルを投げるな」

ジュリア「ごめんなさい、ちょっと憂さ晴らししたくって」

カーウェイ「その様子だと、元に戻ったようだな」

ジュリア「心配させてごめんね・・・少し病んでたみたい」

649 : VIPに... - 2014/11/30 03:38:34.08 bfUCcUtEo 432/570


カーウェイ「もう、大丈夫のようだな」

ジュリア「ええ・・・あなたのおかげよ」

カーウェイ「?」

ジュリア「なんでもない」クス

ジュリア「黒い天使のお・か・げ」

アルティミシア(なにか蚊帳の外なのだが)

スコール(ノロケんな!)

カーウェイ「まったく、世話のかかる」

ジュリア「あら、ラグナに嫉妬したのはどこのどなただったかしら?」

カーウェイ「それは言うな・・・」

ジュリア「心配しないで、ラグナはもう、いい思い出だから」

スコール(人の親父でこいつら・・・)ピキピキ

アルティミシア(今度こそ完璧に振られたな)

ジュリア「さあ、帰りましょう。リノアが心配してる・・・」

カーウェイ「だな。そばにいてやってくれ」

スコール(あーそうだ。肝心な事忘れてた)

スコール(ママさん、レナ知ってる?)

ジュリア「レナ・・・だれそれ?」

スコール(また外れか・・・)

アルティミシア(こいつらがリノアをしっかり育ててくれれば、それに悩まされる事もないだろう?)

スコール(まあそうだけど)

カーウェイ「レナ?はて・・・どこの娘だったかな」

スコール(知ってんの?)

カーウェイ「確かこの間コンパで知り合った・・・ハッ!」

ジュリア「あなた・・・」ギロ

カーウェイ「し、仕事だ!違う!誤解だ!」

ジュリア「詳しく話しなさい!」ズイ

スコール(アホだ)

アルティミシア(ほんと無能だなこいつ・・・)

650 : VIPに... - 2014/11/30 03:40:19.83 bfUCcUtEo 433/570


ジュリア「あ~な~た~」グリグリ

カーウェイ「ちちち違うんだ!誤解なんだ~~~~!」

スコール(ママさん今度は1000ギル投げようぜ)

アルティミシア(所帯持ちの癖に、この!恥を知れ)ググ

カーウェイ「ぬあっ!体が動かない!」

ジュリア「 お し お き よ ! 」

スコール(YOU食らっちまいなよ!)

アルティミシア(報いを受けろ!)


カーウェイ「ぬああああ~~~~~」ジタバタ



ド ン ッ



ジュリア「え」



グラァ・・・



スコール(ちょ)

アルティミシア( )





P U U U U U U U U U U U !





ジュリア「 」




ド ン ッ





ザァァァァァ・・・・!!





『あめが ふたたび ふりはじめた』

652 : VIPに... - 2014/11/30 03:41:40.25 bfUCcUtEo 434/570


ギャギャギャギャギャ!!


ガ兵「た、大佐!大丈夫ですか!?」ガチャ!

カーウェイ「・・・何だお前」

ガ兵「検問の結果大佐の奥さんが見つからなかったので報告に・・・」

スコール(いやいや)

アルティミシア(ジュリア?)


ジュリア「 」


ガ兵「その人・・・奥さん・・・」


カーウェイ「・・・」


ガ兵「急に飛び出してきたから・・・その・・・」


カーウェイ「・・・ ジ ュ リ ア ァ ァ ァ ー ー ー ー ッ ! !」


スコール(…)

アルティミシア(・・・)


カーウェイ「ジュリア?!おい!しっかりしろ!ジュリア!?」

ジュリア「 」

カーウェイ「ジュリア!?ジュリア?!」


『ジュリアは なにも こたえない』


スコール(ババア!)

アルティミシア(どけ!蘇生を試みる!)


【アレイズ】【フェニックスの尾】


カーウェイ「ジュリア!?」


スコール(ババアもっかい!)

アルティミシア(まだだ!)


【リジェネ】【フェニックスの羽】


スコール(ダメか!?)

アルティミシア(だ、だめだ・・・即死だ)

アルティミシア(すでに生体活動を停止してる物に回復魔法は・・・)

カーウェイ「そ、そんな」ガク







リノア「あーあ、マミーが死んじゃったー」

653 : VIPに... - 2014/11/30 03:43:59.17 bfUCcUtEo 435/570


スコール(ッ!?)

アルティミシア(リノア!)


リノア「よっす!大変な事になったね」

リノア「マミーを殺したのは、スコールだったんだね・・・」ニヤ


カーウェイ「誰だお前は・・・」

リノア「ダディ若っ。でも老け顔っ」

スコール(リノアァァァァァァ!言ってる場合じゃねえだろ!?)

アルティミシア(やはりお前だったんだな!?ジュリアを追い込んだのは!)

リノア「追い込むって、ひどいなぁ。事実を伝えただけじゃん」

スコール(ウソ付けボケ!はやく死ねとか無茶苦茶言ってただろ!)

アルティミシア(自分の娘が悪に染まるなどと、どこの親が喜ぶのだ!)

リノア「誤解があるよそれ、アタシはただ辛いならはやく逝ったらって言っただけ」

リノア「どうせ事実なんだしさぁ」

カーウェイ「こいつ・・・リノアなのか・・・?」

リノア「おハローダディ。おかげで元気に育ったよっ!」

リノア「育ちすぎて羽まで生えちゃいました~」バササ

アルティミシア(黒い羽・・・・)

スコール(お前ェーーーーーー!母親が死んで何とも思わねーのか!?)

リノア「いやだから、アタシが4歳の時に死んだから」

リノア「ずっと話聞いてたけどさぁ・・・死を回避するとか愛を与えるとかくっさい事言ってたけど」

リノア「過去は変えられない。何度も言われてきたでしょ」

スコール(うぐっ!)

アルティミシア(エルオーネも言っていた・・・)

リノア「過去に死んだ者はどうあがいても死ぬ運命だし、生きる者はどんだけ痛めつけても死なない」

リノア「過去は消えない。そう、あなたがやった事も、ね」

スコール(・・・)

リノア「上を見てごらん。この一部始終を見ていた人間がもう一人いるよ」


全員「!」サッ



リノア(幼)「・・・」ギロォ



カーウェイ「リノア!まだ起きていたのか!」

リノア「完全に勘違いしちゃってる目つきだねえ・・・そりゃそうだよね」

リノア「はたから見たら、ダディがマミーを突き飛ばしたようにしか見えないもんね」

カーウェイ「違う、違う・・・」フルフル

リノア「違わねーよ。この・・・・」

リノア「ひ・と・ご・ろ・し」ボソ

カーウェイ「ああああああああーーーーーーーーーーーッ!」

654 : VIPに... - 2014/11/30 03:45:03.30 bfUCcUtEo 436/570


リノア「あの幼女がどう育つかは・・・二人は知ってるよね」

スコール(そう、リノアは父親に反抗してレジスタンスに飛び込むんだ・・・)

アルティミシア(これが原因か・・・)

リノア「アウトロールート確定で~す!」キャッキャ

スコール(何で他人事なんだよ!ありゃお前だろ!)

リノア「だからさぁ・・・何度も言うけど、過去は変えられないのよ」

リノア「アタシがダディに反抗するのも、レジスタンスに入るのも、魔女になるのも」

リノア「あなたに捨てられるのも、ね」

スコール(・・・)

リノア「でも辛い過去は、変えたいと思うのが人の性だよね~」

リノア「おばさんなんて時間圧縮とか言う裏技まで使っちゃうんだもんねっ」

アルティミシア(何が言いたい)

リノア「過去を変える方法、一つだけあるよ」

スコール(なんだよ!?)

リノア「過去も未来も現在も、ぜ~~~~~~んぶ!」

リノア「『無』に返す事!これなら運命なんて関係ないね~~~~!」

スコール(消すだけじゃねえか・・・!)

アルティミシア(そんなもの変えた内に入るか!)

リノア「スコールの裏切り、それはそれは深い罪。そしてそれはもう消えない」

リノア「だからアタシが消してあげるよ。あなたの罪をアタシがさ」

リノア「キレイサッパリ、ね」

スコール(気取ったこと言ってんじゃねえよ・・・)ワナワナ

アルティミシア(ただ消滅させるだけだろ!バカかお前!?)

リノア「ありゃ以外、おばさんなら共感してくれると思ったのにー」

アルティミシア(するか!1%も理解できんわ!)

リノア「てかなんでスコール達ここにいんの?それこそ予想外なんですけど」

スコール(・・・クリスタルのカケラの手がかりを探しに来たんだよ)

リノア「ああwやっぱりつまってたかー」

スコール(お前が誘導したんだろ・・・)

リノア「誰探してるの?バッツ?ファリス?」

スコール(レナだよ)

リノア「あ、ごめんわかんない」

スコール(だったら集めようがねーだろ!)


ザァァァァァァァ・・・・・!!


リノア「雨が強くなってきたね~」

ジュリア「 」

カーウェイ「・・・」ガク

リノア「そいつの心模様も、大嵐かな?」クスクス

655 : VIPに... - 2014/11/30 03:46:11.35 bfUCcUtEo 437/570


リノア「あーでも、レナの特徴ならわかるよ」

リノア「ピンク色の髪らしいよ。今時珍しいよね」

スコール(いねーよ・・・そんな奴・・・)

リノア「それを探すのがスコールの役目でしょ」

スコール(俺らに中途半端に協力して、一体何がしたいんだよ!!)

アルティミシア(お前、本当にエクスデス側か?どう考えても意図と離れてるぞ)

リノア「まぁ・・・なんていうか、その」

リノア「win-winな関係?みたいな?」

アルティミシア(なにがwin-winだ!)

リノア「とりあえずそこ離れようよ。そこ邪魔だよ」


ピーポーピーポー・・・


救急隊員「どいてくださーい!ちょっとどいて!」

救急隊員「この人、ジュリアだ!歌手の・・・」

救急隊員「乗せるぞ!せーの!」


ジュリア「 」


リノア「一応救急車には乗せるのね」

スコール(・・・あんとも思わねーのかよ)

リノア「何が?」

スコール(母親が死んだ所見て、なんでそんな平気なんだよ!)

リノア「いやだって、アタシにとっては過去の話だし」

リノア「でもあの子はそうは思わないよね」


リノア(幼)「・・・・・」ギリィ


リノア「ダディ覚悟しといた方がいいよ、ここから先大変だから」

リノア「すんごいお転婆だけど、ビッグダディとしてがんばんなw」ペシ

カーウェイ「・・・・・・」


ピーポーピーポー・・・・


『きゅうきゅうしゃが はなれていった』


リノア「救急車いっちゃったね~」

リノア「さて、風邪をひかない内に帰りましょっか」


グニャアアアアアア・・・・・

656 : VIPに... - 2014/11/30 03:47:16.50 bfUCcUtEo 438/570


スコール(ここで!?)

アルティミシア(待てエルオーネ!もう少し!せめてもう少し・・・)

リノア「レナ、見つかるといいね」

スコール(まてっリノアッお前には聞きたいことが山ほど(ry

アルティミシア(レナに会っただろお前!日記に書いてたぞ!)

リノア「家に戻りなよダディ。かわいい娘が待ってるよ」


スコールアルティミシア( ま デ や ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ー ー ー ー ! ! )



リノア「~~~♪」バイバーイ



グニャアアアアアア・・・・・


ァァァァァ・・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


スコール「ぶはっ!」

ゼル「お、戻ったか」

アーヴァイン「どうだった~?」

スコール「・・・エル姉ちゃん、見てた?」

エルオーネ「ええ・・・」

ラグナ「ジュリア、元気だったか?」

スコール「・・・」

アルティミシア(さすがにこれは言えないな)

エルオーネ「ジュリアさん・・・会ったわ」

エルオーネ「その・・・仲良くやってたわ、旦那さんと」

ラグナ「かぁ~、・・・まぁ、幸せならそれでいっか」

キロス「事故で亡くなったと聞いた時は驚いたがな・・・」

キロス「惜しい人を亡くしたよ」

スコール(・・・・)

アルティミシア(我々が・・・殺したのか?)

スコール(ちっげーよ!ありゃ事故だ!俺らのせいじゃない!)

エルオーネ「そう、過去は変えられないのよ、どう足掻いても・・・」

657 : VIPに... - 2014/11/30 03:49:03.96 bfUCcUtEo 439/570

1415471579-657


701 : VIPに... - 2014/12/10 00:38:36.73 D5joHcYNo 440/570


シーン・・・・・・

ラグナ「その様子じゃダメだったみたいだな」

キロス「希望は絶たれたわけか・・・」

エルオーネ「全滅、ね」ガク

アルティミシア(・・・)

スコール「もーまじめんどくせーよーー!!」ゴロン

アルティミシア(お、おい)

スコール「どうせ勇者に聞いても肝心な事何も言わないしさーーーーー!」

スコール「誰の尻拭いを・・・もうまじめんどくせーーーーーー!!」

ウォード「・・・・・・・」

キロス「そうだぞ。諦めるのはよくないぞ」

スコール「じゃあどうしろってんだよ!世界中のモブを一人一人調査していくか!?」

スコール「何年かかるんだよそれ!そりゃ高校生も三十路になるわ!」

スコール「やってらんねーよ!ボケ!死ね!」

アルティミシア(また始まったよ)

ラグナ「でもよぉ、バカ息子の言う事も一理あるぜェ」

ラグナ「ぶっちゃけもう心当たりねーだろ?」

オダイン「4つ集まれば何かすごい研究ができると期待しておじゃったのに・・・」

全員「・・・・・・」


ウォード「・・・・・・」


キロス「ん?特徴?」

ラグナ「どうした?」

キロス「そのレナなる人物の見た目は?と言っている」

オダイン「おい亀、オマエ知ってるでおじゃろ?なんせ当時もいたのでおじゃるからな」

「レナの特長?ええと、初めて会った時は・・・」

「お前らSeedより少し年上で、慈愛に溢れた優しい性格をしておった・・・」

オダイン「内面を聞いてるのではおじゃらん!見た目でおじゃる!」

「え・・・見た目・・・その辺の生娘とそう変わらんが・・・」

「ああそうだ、一つだけ特徴があったな」

アルティミシア(リノアも言っていた)


(ピンク色の髪らしいよ。今時珍しいよね)


「ファリス共々桃色の髪色をしておった。これは血筋の問題かもしれぬ」

スコール「だから・・・いねーからそんなパンクな奴・・・」

ラグナ「いやでもそれ、染めてるだけじゃねえの?」

キロス「髪色なぞどうにでもなるぞ」

スコール「ピンクの地毛とか聞いたことねーわ。どこのエロゲヒロインだよ」

ラグナ「そっちならいくらでも思いつくよな」

スコール「やっとんかい」

702 : VIPに... - 2014/12/10 00:40:46.34 D5joHcYNo 441/570


全員「・・・・」


キスティス「あの、ちょっといい?」

スコール「あ?」

アーヴァイン「ピンクの髪の人~一人だけ心当たりあるけど~」

ゼル「あまり思い出したくねーけどよ」

スコール「・・・だれだよ」

キスティス「ほら、あなたの・・・先輩?いや、後輩?」

セルフィ「おねえさま~」

アルティミシア(あっ)


(共に行こう!)


スコール「 ね ー や ん ! 」

アルティミシア(あいつか・・・?確かに淡いピンクだったが)

セルフィ「アタシらよりすこし年上で~」

ゼル「勇者っぽい見た目だよな。すんげー格好してさ」

キスティス「ライトニングさんだっけ?条件ピッタリだと思うけど」

ラグナ「なんだぁ?心当たりあるんじゃねーか」

スコール「いやいやいやwあの人は絶対違うと思う!」

スコール「あの人はどっちかって言うとクラウド!別もん!別もん!」

ゼル「そんなのわかんねーだろ」

スコール「いやだって、あの人慈愛のカケラもねーじゃん!完全に破壊神じゃん!」

ゼル「そりゃお前に対してだけだろ」

セルフィ「生まれ変わりでしょ~」

キスティス「人は変わるわよ。あなたのように」

アルティミシア(こいつは元々こうだ)

キロス「満場一致のようだが?」

スコール「いや、でもねーやんは」

アルティミシア(そう、ガーデン戦の時にガルバディアガーデンと共に自ら沈んでいった)

スコール「つうかピンチになったら駆けつけるとか言っといて一回しか来てないっていう」

ゼル「いや来たじゃん。ガーデン助けようとしただろ」

スコール「ギルガメッシュ以上に低確率の乱入型なんだけど」

エルオーネ「その人・・・まま先生から聞いた」

エルオーネ「自分から飛び込んで・・・今次元の狭間にいるのよね?」

アルティミシア(そうそう)

スコール「いやほんと、ねーやんはないってwあの人ルシだから」

ラグナ「ルシってなんだよ」

スコール「コクーンでパルスのファルシに使命を与えられたルシ」

ラグナ「意味わかんねえ・・・」

703 : VIPに... - 2014/12/10 00:41:18.98 D5joHcYNo 442/570


スコール「つかねーやんだったとしてあのド天然がおとなしく協力してくれるわけないじゃん・・・」

スコール「やだよ俺・・・お前らが説得しろよめんんどくさいから・・・」ゴロゴロ

アルティミシア(少し天然な所あるものな)

スコール「つかそもそも、くるわけねーだろ次元の狭間にいるんだから・・・どっちにしろお手上げじゃん・・・」ゴロゴロ

ラグナ「寝そべるなバカ息子」


ゴロゴロゴロゴロ・・・・ コロン


エルオーネ「スコール、何か落ちたわよ」

スコール「ん?」

セルフィ「それおねーさまに貰った奴~」


【フラグメント】


スコール「ああこれ・・・これ持ってれば助けに来てくれるって言う・・・」

アルティミシア(とかいいつつ使用方法がわからなかったな)


オダイン「あ~~~~~~~~~~~!!」


全員「!?」

オダイン「おじゃじゃじゃじゃ~~~!お前らそれ!どこで手に入れたでおじゃるか!?」

スコール「いやだから、ねーやんに貰ったんだって」

オダイン「持ってたならさっさと出せでおじゃる!ボケ!カス!」

オダイン「それでおじゃるよ!それ!」


オダイン「 そ れ も ク リ ス タ ル で お じ ゃ る ! 」


全員「 え っ ! ? 」


スコール「イヤ似てるけど!?」

アルティミシア(色が違うだろ!?)

スコール「いやいやいやwあの人バッツとかとなんの関係ももねーだろ!?」

オダイン「いきさつなどどうでもいいのでおじゃる!真実は一つでおじゃる!」

オダイン「お前ら何をしてるでおじゃるか!さっさとあいつからクリスタルを引き離すでおじゃる!」ピピー


ザッザッザッザッザ・・・


『けいびへいが スコールのまわりを かこむ』

704 : VIPに... - 2014/12/10 00:42:11.34 D5joHcYNo 443/570


スコール「あんだよ!?」

オダイン「確保~~~~~!」


ガシ!


スコール「ぬあっ!は、はなせ!この宇宙警備員共!」ゲシゲシ

オダイン「確保確保確保~~~~!クリスタルを速くこちらへ!!」

アルティミシア(こんな手荒なマネしなくても持っていくだろ)

スコール「痛い痛い!は~な~せ~よ~」ジタバタ


ゲシッ・・・コロコロ


エルオーネ「これ・・・・クリスタルなの?」

オダイン「エルオーネ!はやくそれもオダインの元まで!」

エルオーネ「はいはい・・・スコール、ちょっと借りるわね」チャリ

スコール「な、なんか奪われたみたいでイヤだ!返せ!渡す気になれない!」

アルティミシア(なんでこう、普通に貸せと言えないかなこのちょんまげは)


『エルオーネは フラグメントを ひろった!』


エルオーネ「これ・・・クリスタルなの?微妙に違うくない?」

スコール「だ~か~ら~それはねーやんが持ってた全然関係ないアイテム・・・」

エルオーネ「まあ役立つならそれでいいじゃない」

エルオーネ「はか・・・せ?」


オダイン「 」

ラグナ「 」

キロス「 」

ウォード「 」


エルオーネ「・・・え?」


キスティス「 」

ゼル「 」

セルフィ「 」

アーヴァイン「 」


アルティミシア(お、おまえら!?どうした一体!)

705 : VIPに... - 2014/12/10 00:43:31.73 D5joHcYNo 444/570


警備兵「 」


スコール「なんか固まってるんだけど」

エルオーネ「???」

アルティミシア(スコール、アレは本当になんだ・・・?)

スコール「いやだから、ねーやん召喚アイテム・・・」

アルティミシア(ち、違う、あれはそんな陳腐な物じゃない)

アルティミシア(エルオーネがあれに触れた瞬間・・・)

スコール「なによ」

アルティミシア(時間が止まった)


スコールエルオーネ「 」ブッ


『あたりの じかんが とまっている!』


スコール「なにそれAVのあれ!?」

アルティミシア(なわけないだろ!止まっているからと言って襲うなよ?)

エルオーネ「い、一体どういう・・・」

アルティミシア(どうやらそれは時間に影響を及ぼす物質のようだ・・・)

スコール「俺ずっと持ってたけど特に何もなかっただろ」

アルティミシア(そうだ。エルオーネが触れた瞬間だ。何故・・・)

エルオーネ「・・・もしかしてこの力、関係ある?」

アルティミシア(ありうる。どちらも時の流れに作用する物)

アルティミシア(共鳴したか?あるいは・・・)

スコール「お、おいババア、見ろ!」

アルティミシア(!?)


グニャァァァァァァ・・・


アルティミシア(空間が歪んでいる!?なぜ!?)

エルオーネ「これ、アタシがジャンクションする時の・・・」


グニャァァァァァ・・・ ザザッ ザザッ


スコール「ノイズまで!エルねーちゃん力使った!?」

エルオーネ「使ってない使ってない!」ブンブン



グ ニ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ! ! 


『ゆがみが はげしくなる!』

706 : VIPに... - 2014/12/10 00:44:22.04 D5joHcYNo 445/570


スコール「うぉぉぉぉぉい!なんか加速し出したぞ!」

エルオーネ「と、飛ばされる!」

アルティミシア(一体どこへ!?)


ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ! ! 


スコールエルオーネアルティミシア(おああああああああああああ!!)


ァァァァァァァ・・・・・・・・


~~~~~~~~~~~~~~


・???

スコール「・・・ハッ!」

エルオーネ「気が付いたのね、スコール・・・」

スコール「ここ、どこ?」

エルオーネ「さあ、わかんない、でも・・・」

アルティミシア(う・・・何が起こった)

スコール「ババア起きたか。ここどこかわかる?」

アルティミシア(ん・・・いや、全然見覚えは・・・)

アルティミシア(うわっ!あれはなんだ!?)

全員「!?」


『きょだいなすいしょうのかたまりが だいちからはえている!』


スコール「お、おお!?」

エルオーネ「クリスタルかしら・・・」

アルティミシア(いや・・・でかすぎるだろ)


― あの日 いくつもの奇跡が起きた


スコール「この声・・・」

アルティミシア(あ、おい、あそこ)


― ファングとヴァニラがコクーンを支え・・・ルシの紋章は消えた


ライトニング「それは女神エトロの恵みだった」


スコール「 ね ー や ん ! 」

エルオーネ「誰に語ってんの?」

スコール「ねーやんは元からこんなん」

アルティミシア(服が何か近代っぽくないか?)

スコール「俺が会った時はこっちがスタンダードだった」


ザザ

708 : VIPに... - 2014/12/10 00:44:59.33 D5joHcYNo 446/570


スコール「場面が・・・」

アルティミシア(なにか暗くないか?)


ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!! シュン! シュン!


ライトニング「こ、これは!」


『くろい ゆがみが ライトニングを おそう!』


― あの日、異なる世界の門が開いた」

  門の果てから現れたこの世に合ってはならない闇が」

  私を、時の彼方にとらえた」


ライトニング「くっ!離せ!」


アルティミシア(時の彼方?)

エルオーネ「ちょ、おねーさん引きづりこまれていくわよ!」

スコール「ちょ、ねーやん!?ねーやん!」


ザザ


スコール「今度はどこだ・・・」


『おおきなかねのねが ひびきわたる』


ゴーーーン・・・・・ ゴーーーーン・・・


エルオーネ「わ・・・」

アルティミシア(すごいな・・・)

エルオーネ「都市・・・?でも人気が感じないわ」

アルティミシア(というより、遺棄された遺跡の用だ)

スコール「塔でかっ!」


― ヴァルハラ 

   生と死が交わる 時空の狭間

     時の神 エトロの領域


スコール「ヴァルハラ・・・」

アルティミシア(じ、時空の狭間・・・)

エルオーネ「ここがオメガの故郷?」


― ヴァルハラからは全ての時間が見渡せる

   私は世界の未来を見てエトロの思いを感じた


スコール「ねーやんが言ってた恩人だ」

アルティミシア(椅子じゃないか)


ファサ・・・ファサ・・・

709 : VIPに... - 2014/12/10 00:45:42.31 D5joHcYNo 447/570


エルオーネ「羽・・・」

アルティミシア(あっ!!)


ライトニング「女神の思いが消えれば世界の希望は失われる」

ライトニング「だから私は・・・戦うと決めた」


『ライトニングのいしょうが かわる!』


スコール「なんちゅーはや着替え」

アルティミシア(コスプレか?)

エルオーネ「凛々しいわねえ」


ザザ


・ヴァルハラ 女神の祭壇

ライトニング「・・・・」


スコール「ねーやんはねーやんで拉致されてたのか」

エルオーネ「拉致・・・まぁ、似たようなものね」

スコール「つか・・・俺ら何の映像見てんの?」

エルオーネ「さぁ・・・」


「久しぶりだな、麗しの軍人よ」


ライトニング「!」ハッ


スコール「誰?このおっさん」

エルオーネ「彼氏さん?」

アルティミシア(渋いな)


ライトニング「カイアス・バラッド・・・!」

カイアス「エトロの守護者も暇を持て余すか・・・ふふ」

カイアス「一時の女神の安らぎ・・・さしずめお前も一人の人に戻るか」


スコール「あ、ねーやんと同類だ」

エルオーネ「役者さんかしら?」


ライトニング「戯れるな。決着ならここでつけてやってもいい」」ジャキ

カイアス「闘争の歓喜・・・それもいいが、今日は話がしたくてな」

ライトニング「話だと?」

カイアス「喜べ。本日を持って貴様との争いは終結を迎える」

カイアス「もう戦う事はないのだ。エトロの守護者よ・・・」ニヤ

ライトニング「どういう事だ!」


スコール「喧嘩してたの?」

アルティミシア(少し聞いてみよう)

710 : VIPに... - 2014/12/10 00:46:15.21 D5joHcYNo 448/570


カイアス「我が軍勢が仕掛けた幾多の闘争・・・もうその必要もなくなった」

カイアス「パラドクスの発生による時詠みの無効化・・・これを我が手で行わずともよくなったのでな」

ライトニング「・・・」

カイアス「貴様がここへと連れてこられたあのパラドクス」

カイアス「そして全ての時代で巻き起こっている時流の乱れ」

カイアス「これらが全て我が意志とは別の所にある」


スコール「いちいちわかりにくい言い回しするなよもう」

エルオーネ「要するに、誰かがこのおじさんのお仕事を手伝ってくれてるって事よ」


カイアス「これでもう、ユールは・・・」ググ

ライトニング「貴様の仕業ではないだと?」

カイアス「いかにも。これはきっと神の意志。神はカオスを選んだのだ」

ライトニング「ふざけるな!エトロの思いはカオスなど望んでいない!」


スコール「あー・・・また意味わからん言葉が・・・」

アルティミシア(解読はエルオーネに任せよう)

エルオーネ「え・・・私もすでにしんどいんだけど」


カイアス「違う物か。見ろ!エトロは今、滅びかけている」

ライトニング「ッ!」

カイアス「ユールに授けた瞳・・・我が身に宿す心臓」

カイアス「お前を助ける為に起こし続けた奇跡の数々」

カイアス「そして件のパラドクス・・・これがトドメだ」

カイアス「エトロにもう、奇跡を起こす力はない」

ライトニング「ち、違う!」

カイアス「違う物か!貴様をヴァルハラへと導いたのがよい証拠だ!」

カイアス「貴様という守護者の存在がエトロ自身の終結の知らせなのだ!」

カイアス「見ろ!ヴァルハラの空を!」バッ!

ライトニング「!?」


『ヴァルハラの そらは くろくゆがんでいる!』


カイアス「パラドクスを引き起こしたあの時流の歪み、あれは刻々と増大しておる」

カイアス「そう、このヴァルハラまでも浸食するほどに・・・」

ライトニング「うぐ・・・」

カイアス「エトロにあれを正す力はもうない・・・」

カイアス「わかるか!あれこそカオスの導き、世界終焉の合図だ!」

ライトニング「・・・・」

カイアス「時の女神エトロの意図しない時流の流れ・・・」

カイアス「それは着々とエトロの蝕んでいる」

カイアス「それはエトロの終わり、そしてカオスの解放・・・すなわち世界の終焉」

カイアス「そして、世界は生まれ変わるのだ!」バッ

711 : VIPに... - 2014/12/10 00:48:11.24 D5joHcYNo 449/570


スコール「エルねーちゃん解読よろ」

エルオーネ「え・・・とりあえずエトロさんの具合が悪い?かな・・・」

アルティミシア(派手な見舞いだな)


ライトニング「違う・・・未来は・・・希望で満ちている物だ・・・」

カイアス「!?」

ライトニング「ここで終わってしまっては・・・ファングとヴァニラは・・・」

ライトニング「スノウ、サッズ、ホープ、そして・・・」

ライトニング「セラの思いは、一体どこへ葬ればいいのだ!?」

カイアス「あくまで足掻くか・・・女神の守護者よ」

ライトニング「女神エトロは私達を導き続けた。それは未来に希望を与える為。救いを差し伸べる為」

ライトニング「私はそんな思いに答えた。私にも、残した人達がいるから・・・」

カイアス「・・・ならばどうする」

ライトニング「出来る出来ないの問題じゃない。やるしかなければやるだけだ」

ライトニング「それは・・・エトロも同じだ!」


シャーーーーーン!!


カイアス「ぬおっ!?」


『エトロの像が かがやきだす!』


スコール「いでぇーーーーーーーー!!目がやられたぁーーーーーー!」

アルティミシア(ブラインかけてやろうか?)

エルオーネ「もう、良い所なんだから黙ってて!」


カイアス「ハッ!」

ライトニング「どうやらエトロも同じ思いのようだ」


『上空から 光の紋章が あらわれる!』


カイアス「エトロの門!?」

ライトニング「私達と同じように・・・救いの奇跡を願った者がいたんだ・・・」

ライトニング「カイアス・バラッド!絶望に打ちひしがれ、滅びを願うお前にはわかるまい!」

カイアス「一体誰を・・・ノエルか!?」


ライトニング「 オ ー デ ィ ン ! 」


オーディン「 オ オ オ オ オ オ ! 」

ライトニング「門から降りてくる者を回収する!」バッ!

カイアス「く・・・エトロめ・・・行かせん」バッ!

ライトニング「オーディン、前だけ見てろ」

ライトニング「背中は守る!」ジャキ

712 : VIPに... - 2014/12/10 00:48:37.75 D5joHcYNo 450/570


カイアス「はぁ!!」


『カイアスとライトニングの 激しい攻防がはじまる!』


スコール「なんか映画見てる気分」

アルティミシア(盛り上がって来たな)ポリポリ

エルオーネ「あなた達と彼らの温度差は何なの?」


ライトニング「はぁ!!」

カイアス「おおおお!」


スコール「ジャンプ力すげー」

アルティミシア(これ映画だろ)

エルオーネ「きゃっ!?」


ズドドドドォォォォォ!!


『ヴァルハラの各地から モンスターの群れがあらわれる!』


スコール「最終幻想痴話喧嘩勃発!」

アルティミシア(しかもえっちでぃー画質!)

エルオーネ「え、ちょ、なんであなた達そんなに悠長なの?」


『ヴァルハラ全土に 火の手が上がる!』


エルオーネ「きゃーーーーー!」

スコール「おーバトっとるバトっとる」

エルオーネ「ちょっと!まずくない!?」

スコール「大丈夫だよ、これただの映像なんだから」

アルティミシア(ところでこれは誰の記憶だ?)


ライトニング「あれかッ!」

カイアス「おのれ・・・いかせんッ!」

カイアス「冥暗に終焉をもたらせ・・・暗き翼よ!」


『カイアスは バハムート・カオスを 召喚した!』


スコール「ちょwwwwww」

アルティミシア(お前の後輩すっごいな!)

エルオーネ「おねーさん大丈夫なの!?」

スコール「がんばれねーーーやーーーん!」キャッキャ


ライトニング「追ってこい!」

バハムート・カオス「グ オ オ オ オ ! 」

カイアス「エトロめ、一体誰を呼んだ!?」

713 : VIPに... - 2014/12/10 00:49:32.07 D5joHcYNo 451/570


スコール「ちょ、近く行こう!これ見逃す手はねーだろ!」ダッ

アルティミシア(賛成だ!急最上部へと続く!』

げ!)

エルオーネ「あ、危ないって・・・」


『ふたりのたたかいは 神殿の
ライトニング「死にに来い!」

カイアス「言ってくれる!」


スコール「ねーーーやーーん!QTB!QTB!」

アルティミシア(召喚獣もまだいるぞ!)

エルオーネ「聞こえてないから・・・」


ライトニング「ハァァァァァ!」


『ライトニングの一撃が カイアスとバハムート・カオスを吹き飛ばす!』


スコール「キタァーーーーーーーー!!」

アルティミシア(決まったな!)

エルオーネ「あ、上!」


ゴゴゴゴゴゴ・・・・


『エトロの門が ゆがみにのまれる!』


エルオーネ「なんとかの門が!」

スコール「ババアーーーーー!助太刀だぁーーーーー!」

アルティミシア(飛ぶぞ!)バッ

エルオーネ「ちょっと!待ちなさいよ!」

エルオーネ「あなた達が行っても意味ないからァーーーーーー!」



ライトニング「届いて見せる!」

スコール「おるぁっ!」バッ

アルティミシア(私は魔女、飛ぶことなど容易い!)


3人「おおおおおーーーーーーーー!!」


エルオーネ「もう・・・テンション上げちゃって・・・」


ガラ・・・


エルオーネ「あら?」

カイアス「 ぶ は っ ! 」

エルオーネ「おじさん、無事だったのね」

714 : VIPに... - 2014/12/10 00:52:04.18 D5joHcYNo 452/570


3人「おるああああああ~~~~~~~~」


ス カ ッ


スコール「って俺ら映像見てるだけだったな」

アルティミシア(ド迫力映像についテンションが上がってしまった)

スコール「なんか急に恥ずかしくなってきた・・・」

アルティミシア(ところであれは一体)


ライトニング「無事か!?」ガシ

??「・・・・・ここは?」

ライトニング「ハッ・・・・お前は、セラ・・・?」

??「え?」

ライトニング「いや・・・・すまない。少し妹と・・・被った」

ライトニング「して老婆よ、ここがどこかわかるか?」

老婆「いえ・・・」

ライトニング「ヴァルハラだ」

ライトニング「お前は奇跡を願ってここへたどり着いた。違うか?」

老婆「奇跡・・・」

スコール「なんだこのぽたぽた焼きみたいなばっちゃん」

アルティミシア(おいおいあんな老婆、こんな戦場に連れてきて大丈夫か?)

スコール「かぁ~~~、ガチババアとか。見に来て損した」

アルティミシア(ジ○リじゃあるまいし・・・)



グ オ オ オ オ オ ! ! 



ライトニング「!?」


『バハムート・カオスがふたたびライトニングを追う!』


ライトニング「ちぃ・・・しぶとい!」

老婆「あれは・・・召喚獣・・・?」

ライトニング「わかるのか!?」

老婆「ええ・・・なんとなくですけど・・・」

ライトニング「あなたは一体・・・」


スコール「ねーやんとバハムートのバチモンが老婆を取りあう図」

アルティミシア(まさにカオスだな)


『ライトニングとバハムート・カオスが激しいくうちゅうせんをくりひろげる!』


ライトニング「混沌に散れッ!」


バハムート・カオス「グオオオオオ!」

715 : VIPに... - 2014/12/10 00:53:18.35 D5joHcYNo 453/570


老婆「あの召喚獣・・・敵意が激しいわ・・・」

ライトニング「そりゃそうさ!あいつは我々を狙っている」

老婆「でも心の中は深い悲しみで満ちている・・・・召喚者の心を反映したのね」

ライトニング「!? 一体何を!?」

老婆「麗しい騎士さん、私をあの召喚獣の所へ連れてって頂戴」

老婆「大丈夫、私がなんとかしてあげる」

ライトニング「お前・・・一体何者だ!?」


スコール「ねーやん何やってんの!?」

アルティミシア(バカ!近づきすぎだ!)


バハムート・カオス「オオオオオ!」

ライトニング「危険だ!やはり離れるぞ!」

老婆「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」サ


『老婆は しょうかんじゅうに ふれた!』


老婆「大丈夫・・・もう・・・大丈夫だから・・・」


バハムート・カオス「オ・・・オ・・・」


老婆「・・・・ね?大丈夫・・・でしょ?」


バハムート・カオス「・・・・・」シュウウウウ


『召喚獣は きえていった!』


ライトニング「な・・・!」

スコール「なんだあのばっちゃん!?」

アルティミシア(召喚獣を鎮めたぞ!?)

カイアス「バ、バカな!絶対召喚が自分の意志で消えるなど!」



ザザ



スコール「おわっとぉ!」

エルオーネ「スコール!」

アルティミシア(場面が変わったのか・・・)


ライトニング「ここなら見つからない・・・」

老婆「ウッ!ゴホッ!ゴホッ!」

ライトニング「大丈夫か!?オイ!?」

老婆「ご、ごめんなさいね・・・私ももう歳だから・・・」フラ

716 : VIPに... - 2014/12/10 00:56:33.26 D5joHcYNo 454/570


ライトニング「貴方は一体・・・ハッ!」

カイアス「何者だその老婆・・・」ザ

老婆「ゴホッゴホッ!」

カイアス「まさか・・・削奴も時詠みの・・・?」

ライトニング「オーディン!」バリーン

オーディン「オオオオ!」グオ

ライトニング「そのご婦人をエトロの元へ・・・私はここでカイアスを食い止める!」


スコール「あのばっちゃんホント何者だろーな」

アルティミシア(まさか、魔女?)

エルオーネ「でも。かなりの高齢よ。すごく辛そう」


老婆「ハァ・・・ハァ・・・」

ライトニング「いけ!」

カイアス「行かせん!」

オーディン「ヒヒィィィーーーーン!」


スコール「ばっちゃんの方、行ってみる?」

アルティミシア(うむ、正体が気になる)

エルオーネ「ここも時期戦闘に巻き込まれるわ。急ぎましょ」


『ライトニングとカイアスが ふたたび刃をまじえる!』


・ヴァルハラ 女神の祭壇

オーディン「グル・・・」

老婆「すまないねえお馬さん・・・ウッ」ゴホ!

スコール「もーみるからに歳じゃん」

アルティミシア(大丈夫か?)

老婆「これが・・・女神?」


『エトロの光が 老婆の前にたたずむ』


老婆「ここはどこ・・・天国・・・なの・・・?」

カイアス「いいや、ここはヴァルハラだ」ズサ

スコール「おおいおっさん!」

アルティミシア(あの女騎士、何をしている!)

カイアス「老婆よ・・・聞かせておくれ」

カイアス「そなたは時詠みの巫女・・・か?」

老婆「巫女・・・そんなんじゃ・・・ウッ!!」

老婆「ゴホッゴホッ!」

カイアス「そんな老衰しきった身体で何を・・・」

ライトニング「カイァーーーーーース!」

717 : VIPに... - 2014/12/10 00:57:02.04 D5joHcYNo 455/570


カイアス「来たか!守護者よ!」

老婆「あなた方は・・・一体・・・」オロオロ


カイアス「ハァ!」

ライトニング「くっ!聞け!老婆よ!」

ライトニング「あなたはエトロの恩恵を受けた!ここに来たのは何か意味があるはずだ!」

ライトニング「思い出せ・・・自分が何を願ったか!」

老婆「私が何を願ったか・・・?願った・・・そう」


(過去を・・・変えたい・・・)


パ ァ ァ ァ ァ ・ ・ ・ ・ ・ 


スコール「うわっぷ!また光が!」

アルティミシア(エトロとやらか?)


ライトニング「!?」

カイアス「バカな!エトロよ、その身をまた人に分け与えると言うのか!」

ライトニング「おやめください!あなたはもう力が残ってないはず・・・」

老婆「そう・・・神様が・・・一つだけワガママを・・・きいて・・・」

老婆「ウッ!ごほっ!ごほっ!」

カイアス「エトロ・・・血迷ったか!?」

カイアス「その身が亡びればカオスが溢れ、世界が終焉を迎えるのだぞ!」


スコール「話わかる?」

エルオーネ「神様がこのおばあちゃんを助けようとしてるみたいね」

アルティミシア(その代わり今度は自分が危ないからやめろ、と)

スコール「ふーん。さっぱりわかんね」


老婆「ヒュー・・・ヒュー・・・」

老婆「ああ、神様、死ぬ前に・・・私のお願い・・・聞いてくれてありがとう・・・」

老婆「私の人生はここで終わる・・・けど・・・」

老婆「私の・・・みんなの・・・果たせなかった使命を・・・」

老婆「次こそ・・・は・・・果たせる・・・用に・・・・して・・・」


ライトニング「老婦人!・・・カイアス!邪魔だ!」ブオッ

カイアス「ぬん!エトロめ・・・自ら終焉を迎えようとしているのか・・・?」ガキン


老婆「ヒュー・・・ヒュー・・・ウ・・・」グラ


スコール「ばっちゃん立ち上がったぞ!?」

アルティミシア(だ、大丈夫か!?)

718 : VIPに... - 2014/12/10 00:57:30.23 D5joHcYNo 456/570


老婆「騎士さん・・・その人・・・時の流れを乱そうとしているのね・・・」

ライトニング「そうだ!カイアスをは過去を破壊し、。未来を無くそうとしているんだ!」

カイアス「それのみが・・・ユールを時詠みから解放するのだぁッ!」


老婆「過去を・・・消す?」

老婆「そんなの・・・ダメよ」


『老婆が カイアスに だきついた!』


カイアス「!?」

ライトニング「な、なにを!?」

老婆「あの空にかかるくろい歪み・・・あれが・・・私達の時代にもあった・・・」

ライトニング「何だと!?」

カイアス「あれを知っているのかァ!」

老婆「あれは時の歪み・・・全ての存在を否定する歪み・・・」

老婆「ここも時期に・・・うぐ!」

カイアス「ええい老婆・・・離れろ・・・」ググ

老婆「さあ神様、私はここで最後を迎えるわ」

老婆「憐れんでくれてありがとう・・・」


アルティミシア(・・・・)

スコール「ばっちゃん何しようとしてんだ!?」


カイアス「この老婆・・・どこにそんな力が・・・」

老婆「一瞬だけでイイ・・・お願い・・・かつての力よ、今一度、湧き上がって!」


『老婆のなかから 何かがかがやく!』


スコール「おいあれ!?」

エルオーネ「じゃああのおばあちゃん!」


老婆「クリスタルよ・・・今一度・・・私に力を・・・」


『老婆が わかがえっていく!』


スコール「ピンク髪の・・・」

エルオーネ「慈愛に満ちた瞳・・・」


ライトニング「セ・・・ラ?」

カイアス「ぬおおおおおおおお!やめろッ!」

「私、あなたの妹さんにそんなに似てる?」

「奇遇ね、私もあなたに似た姉がいるの」クス

ライトニング「・・・・」

「いい?女騎士さん。あの歪みは時期に全てを飲みこむわ」

「ここも含めた全ての時間をね」

719 : VIPに... - 2014/12/10 01:02:27.32 D5joHcYNo 457/570


カイアス「邪魔するのか!?折角与えられたこの機会を!」

「過去は・・・消させやしない・・・今一度・・・やり直すこと・・・」

「この人は私がなんとかする・・・だから・・・あの歪みは・・・あなたが・・・」

「時間を遡って・・・・遠く・・・遠く過去へ・・・」

ライトニング「ッ!?」


『カイアスが女にひきずられていく!』


「これを・・・きっとあなたの力になる・・・から・・・」

ライトニング「これは!?」チャリ


スコール「ク、クリスタルじゃねえか・・・」

エルオーネ「じゃあこの人!」


カイアス「おおおおおおおお!やめろォーーーーーーー!」ザザザ

「あなたはここでじっとしてて・・・ね?」グググ

ライトニング「あなたの願い・・・承った」

「ありがと・・・騎士さんと女神さん・・・」

ライトニング「最後に・・・せめて・・・名を教えてくれないか・・・・」

「・・・・・・」

720 : VIPに... - 2014/12/10 01:07:29.07 D5joHcYNo 458/570


スコール「こいつだ・・・絶対こいつだ!」

エルオーネ「やっと見つけた・・・・」


(・・・・・・・・・・・・・・・Le・・・・・・・・・na・・・・・・・・・・・)



全員「!?」



バッ



『女は神殿から飛び降りた』


カイアス「おおおおおおお!」

レナ「飛竜のように・・・命にかえて守ってくれた・・・あの子の用に・・・」グ

カイアス「!?」


ボォォンッッ!!


【転生の炎】



ザザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

721 : VIPに... - 2014/12/10 01:07:56.76 D5joHcYNo 459/570


スコール「・・・・」

エルオーネ「やっと・・・見つけたわね」

スコール「いや待てっ!あんなねーさん俺しらねーから!」

スコール「な?!ババア!」

アルティミシア(・・・)

スコール「お前はさっきからなんで無言なんだよ」

エルオーネ「私も初めて見るわね・・・あんな人、いたかしら」

スコール「勇者の事だからテキトーこいた可能性大いにある」

エルオーネ「ハッ!見てスコール!」


グワン・・・・グワン・・・グワン・・・


エルオーネ「どうやら続きがあるみたいね」

スコール「つか今度はどこ?渦巻の中?」

エルオーネ「何かしらこれ・・・リングみたいなのがいっぱいあるけど」


カイアス「 オ ア ア ア ア ア ア ! 」


スコールエルオーネ「!?」

スコール「おっさん生きてたのか!」

エルオーネ「た、タフね」


カイアス「ハァッ!ハァッ!あの老婆・・・最後の最後で・・・おのれ!」

カイアス「うぐ・・・まぁよい・・・エトロが自ら死へと近づいてくれたのだ・・・」

カイアス「あれが消えれば今度こそ未来は・・・うぐ!」


スコール「このおっさんはおっさんで何で未来に拘ってるんだ?」

エルオーネ「さあ・・・」

スコール「ねーやんの知り合いって臭いセリフを言わないといけない決まりがあるのかな」

エルオーネ「それが普通なのよ。この人達にとっては」


カイアス「あの老婆の肉体は滅びた・・・しかし」

カイアス「魂は時を超え、どこかに流れ着いたか・・・・」

カイアス「・・・これ以上の探索は不可能だな」

カイアス「ふん、まぁよい。エトロの滅びが先か、老婆の願いが叶うのが先か・・・」

カイアス「精々足掻け・・・時の旅人よ」ククク


『カイアスは さっていった』

722 : VIPに... - 2014/12/10 01:09:17.80 D5joHcYNo 460/570


スコール「しかし独り言の多い連中だな・・・」

エルオーネ「あたし、こんなの初めて。自分自身が誰かにジャンクションするなんて」

スコール「そう言えば結局これは誰の記憶なの?」

エルオーネ「わかんない・・・そもそも勝手に発動した物だし」

スコール「ねーやんのクリスタルが暴走した?」

エルオーネ「かも。私も初めての経験だからよくわからないけど」

スコール「ねーやんはほんとロクな事しねーな」

エルオーネ「怒られるわよ」


グワン・・・・グワン・・・グワン・・・


スコール「どこに流されてるんだろーなー・・・」

エルオーネ「不思議な場所ね・・・」

スコール「ババアなんかしらね?」

アルティミシア(・・・・)

スコール「だからなんでさっきから頑なに黙ってるんだよ」

エルオーネ「具合悪いの?」


(過去を・・・変えたいと願った)


スコール「ん?」

エルオーネ「さっきの人の声」


(例え無理とわかっていても、どうにかしたいと思った)

(みんなと冒険した日々、みんなの願い、みんなの思い)

(それを終わりにしたくなかった)

(奇跡でも起きない限り、そんな事はありえない)

(だから・・・神様が奇跡を起こしてくれたんだと思う)

(世界を終わりにしたくない。それは)

(女神様も私も、同じ気持ちだと思うから・・・)


スコール「・・・」

エルオーネ「日記読んだわ・・・ずっと悔やんでいたものね」


(だから今度は・・・与えられた二度目の生を・・・)

(ヴァルハラ・・・全ての時が見える場所)

(そこから見ててね・・・女神さま・・・)


『ときのながれが 終着点につく!』


パ ァ ッ ! 

723 : VIPに... - 2014/12/10 01:10:00.97 D5joHcYNo 461/570


スコール「やっとついたか」


オンギャアアア! オンギャアアアアア!!


スコール「ん?赤ん坊の泣き声?」


レイン「おめでとう。かわいい女の子が生まれたそうじゃない」


スコール「ママ!?」


「レインもはやく誰かとくっつきなよ」

「はやくイイ人が見つかると良いわねえ」

レイン「じょーだん。この村の男連中はどいつもこいつも・・・」


スコール「ウ、ウィンヒルかここ」

エルオーネ「ウ・・・ソ・・・」ガク


レイン「名前は何に決めたの?」

「そうそう聞いてくれよ。名前の由来なんだが」

「光と女神の加護を受けた、優しさに溢れた子。そんな意味を込めて」

レイン「なにそれ」


エルオーネ「パパ・・・ママ・・・」

スコール「ちょ、ええ!?」


グニャァァァァァァ・・・・


スコール「おおおおおい!ここで終わりか!?もうちょっと!延長5分!」

アルティミシア(・・・・)ダラダラ




(el・・・・li・・・・o・・・・・・ne)





ブツン

724 : VIPに... - 2014/12/10 01:11:26.67 D5joHcYNo 462/570


スコール「延長お願いしまぁーーーーーーーす!」

全員「おわっ!」

スコール「ッ!?お前ら・・・・」


・エスタ

セルフィ「びっくりしたぁ~」

ゼル「急に起きんなよ」

アーヴァイン「心配したんだぜ~いきなりブっ倒れてうんともすんとも言わなくなるからさ~」

キスティス「何があったの?」

スコール「また寝てたのか・・・いや、エルねーちゃんが」

スコール「ハッ!そうだエルねーちゃん!」


エルオーネ「・・・・・・」ツー


ウォード「?」

ラグナ「どうしたエル」

キロス「何かあったのかい?」

エルオーネ「パパと・・・ママにあったの・・・」

ラグナ「ええっ!?そりゃ俺と会う前の!」

キロス「魔女戦争で亡くなったと聞いたが・・・」

スコール「パパ・・・・レナ見つけたよ」

全員「ええっ!?」

ラグナ「だ、誰だよ!?」

キスティス「いつの間に!?」

スコール「勇者の言う通りだった。俺らとっくの昔に会ってたわ」

スコール「小さい頃からずーっと、な」

全員「・・・・・?」

エルオーネ「・・・・」ザ


『エルオーネは クリスタルをてにとった!』


オダイン「な、なにをするでおじゃる!?」

スコール「エルねーちゃん、勇者呼んで」

スコール「多分・・・でてくると思うから・・・」


エルオーネ「・・・・」ギュ


全員「・・・・」


キィィィィィィン・・・・・・


ラグナ「エル・・・何してんだ?」

キロス「ジャンクション?誰に?」

725 : VIPに... - 2014/12/10 01:11:54.21 D5joHcYNo 463/570


エルオーネ「・・・・ただいま」


シャーーン シャーーン シャーーン!


『クリスタルが エルオーネのよびかけに こおうする!』


全員「うわっ!」

スコール「やっぱりきた!」


~~~~~~~~~~~~~~~


(よぉー!やっと気づいたか!)


エルオーネ「ごめんなさい。まさか自分だなんて知らなくて」


(イイって事よ。お前はお前で・・・戦ってたんだな)

(俺は一目見た時からちゃーんと見ぬいてたぜ!そこの黒いのは全然気づいてなかったけどなw)

スコール「わかるわけねーんだよ。ボケ」

スコール「リノアがピンクの髪とか言うから・・・・てっきりねーやんと思ったわ」


(外見より中身みろよ)


スコール「お前は見た目と中身が一致してんだよカスが」

エルオーネ「あの、でも・・・アタシその頃の記憶なんて全然なくって」


(一人だけクリスタルに宿らずに転生してたんだもんな。そりゃそうさ)

(スコールも鈍いな。なんで一人だけこんな能力持ってるのか、考えた事なかったのかよ)


スコール「何百回もあるけど結論でないからすぐやめた」


(だから中身見ろって・・・)


エルオーネ「私と一緒・・・過去を・・・変えたかったのね・・・」


(そゆこと)

(ほらみんな、レナが帰って来たぞ)

(ちょっと変わってるけど、あの優しそうな感じは前と一緒だ)


エルオーネ「みんな・・・」


クルル(レナ・・・・)

ファリス(レナ!レナなのか!)


エルオーネ「ほんとだ・・・あの騎士さんにちょっと似てる」


クルル(レナぁ~、ごめんね・・・一人にさせて・・・・)

ファリス(・・・)

726 : VIPに... - 2014/12/10 01:12:33.50 D5joHcYNo 464/570


エルオーネ「・・・・」

スコール「てきとーになりきってやれば?」

エルオーネ「え?どうやって?」

スコール「それっぽい事いってりゃいいんだよ。俺ら実物見たろ?」

スコール「それでこいつらも納得するさ」

エルオーネ「・・・・」コホン


バッツ(久々の再会だぁ・・・なんか言ってやれよ)

バッツ(もっともお前さんは前世の記憶なんてほっとんどないだろうけどな)


エルオーネ「あの・・・その、まだ正直全然実感なんてなくって」

エルオーネ「その、なんて言ったらいいかわかんないけど・・・」

エルオーネ「ひとつだけ・・・レナさんと同じ思いがあります・・・」

スコール「あっなんかユウナっぽい」

バッツ(お前はだまってろ!)


エルオーネ「過去を変えたいと思った・・・無理とわかってても・・・」

エルオーネ「それは・・・誰かの思い、誰かの無念、誰かの意志」

エルオーネ「そして・・・思いが詰まったこの世界を・・・」

エルオーネ「それを・・・終わりにしたくなかったから・・・」


ファリス(・・・)

クルル(・・・)


スコール「レナとユウナって似てるの?」

バッツ(あー・・・なんとなく似てるかも)

スコール(つか会っとんかい)

バッツ(お前も会ってるだろ)

スコール「うそん!」

バッツ(うん、まぁ、一旦黙ろうぜ)


エルオーネ「その・・・私はエルオーネであってレナじゃないけど」

エルオーネ「レナさんと思いは一緒です・・・」

エルオーネ「だから・・・その」

エルオーネ「また一緒に・・・きてくれますか?」


バッツ(もっちろん!)

クルル(ずっとずっと、一緒だよ!)

ファリス(・・・・)プイ

バッツ(あ、ツンデレモードだ)


エルオーネ「?」

727 : VIPに... - 2014/12/10 01:13:00.62 D5joHcYNo 465/570


バッツ(ファリスはこう呼んでほしいんだよ)

バッツ(姉さん。って)

スコール「ねーやん」

バッツ(お前ジャネーヨ)


エルオーネ「なんか、恥ずかしいですね」

ファリス(呼びたかったら好きにしたらいいだろ)プイ

スコール(わかりやすっ)

バッツ(男になりきってたからなー)


エルオーネ「・・・」コホン

エルオーネ「・・・・・・・・・姉さん」


シャーーーーーーーーーン!



エルオーネ「きゃ!」


バッツ(お、きたきた)

スコール「ん?」

バッツ(俺らが宿ってるクリスタルに入ってるジョブ、ありゃ元々別の勇者が宿ってたんだ)

バッツ(レナが持ってたカケラ、なんでお前らが持ってるのかしらねーけどよ)

バッツ(とりあえず、今度のジョブは超強いぜえ・・・)ニヤニヤ

スコール(何?召喚士?)

バッツ(おしい!つかユウナから離れろ!)

スコール「ファンなんだけど」

バッツ(知るか)



『カケラに眠る勇者の心・・・・・・・』



『時魔導士』

728 : VIPに... - 2014/12/10 01:22:13.87 D5joHcYNo 466/570


エルオーネ「なにこれ・・・」

スコール「お前毎回使い方教えずに消えるから、今度はちゃんと教えろよ」

バッツ(へーへー、あれは時魔導士)

バッツ(その名の通り『時』に関する魔法を使うんだ)

スコール「なにそれババア?」

バッツ(いや・・・あれは規格外)

アルティミシア(・・・・)

バッツ(つかこのおばさんなんでさっきから無言なの?)

スコール「生理がきたらしい」

バッツ(今更かよ)


エルオーネ「これ・・・」


スコール「エルねーちゃんにぴったりだな」

バッツ(あーエルオーネって言うのね)

スコール「知ってたんなら先に言えよもう・・・世界中飛び回ったわ」

バッツ(いやだってwずっとレナレナ言ってたし)

スコール「まぁ見つけたからいいけど」

バッツ(ところでなんでレナだけこのエルオーネに?)

スコール「何か女神が憐れんだらしい」

バッツ(ハ?)

スコール「なんかさぁ・・・レナだけ時の神様に呼び出されて」

バッツ(おいおいなんだよそれ)

スコール「正直よくわかんないんだよね。ええと・・・そうだ、ねーやんにカケラ託して・・・」

バッツ(さっきからそのねーやんって何?)

スコール(自称高貴なる騎士のライトニングさん)


バッツ( あ い つ き て ん の か ! ? )


スコール「えっ知ってんの?」

バッツ(おお・・・な、なるほどな・・・)

バッツ(確かにあのねーさんは言い回しが独特だからな・・・)

スコール「俺なんて何回もぶん殴られたぞ」

バッツ(それ俺も)

スコール「お前もかい」

バッツ(寝顔にドキドキしてたらさ・・・・寝込みを襲いに来たと勘違いされて)

スコール「自意識過剰だわーあのねーやん」

バッツ(あのねーさんが動いてるとなると・・・なるほど)

バッツ(こりゃもう一悶着ありそうだぜ!)

スコール「ウド巨人ぶち殺して終わりじゃねーの」

バッツ(よくわかんねーけど、それだけで終わる気がしない)

729 : VIPに... - 2014/12/10 01:23:00.00 D5joHcYNo 467/570


スコール「はぁ?不吉な事言ってんじゃねーよ」

バッツ(一つ言えるのは、あのねーさんが動いてるって事は時間に関する何か重大な事が起こっているって事だ)

バッツ(その辺も打ち合わせするようにギードに言っといて)

スコール「発言権低いから無理」

バッツ(賢者なのに・・・)


エルオーネ「ねえさん!」

ファリス(レナ!)


バッツ(そろそろ終わりだな)

スコール「ねーやんの事はお前らも知らないのか・・・」

バッツ(だってほら・・・あの人何言ってるのかさっぱりわかんないだろ?)

スコール「あ、ああ」

バッツ(とりま俺らは本番の為にこれから眠るから、もう出てこれねーぞ)

バッツ(質問あったら今の内言っとけ)

スコール「・・・なんで女ばっかなの?」

バッツ(なりゆき)

スコール「うそつけぇ!そんなんだから失敗するんだよ!」

バッツ(いやいやw最初は男もいたってーの!)

バッツ(ほら、あいつのじーちゃん)

クルル(・・・)

スコール「乗り換えやがったのか!」

バッツ(だからちげーって・・・もうそろそろいいか?)

スコール(えーっと、えーっと・・・そうだ!)

スコール(調合!調合のやり方教えて!)

バッツ(ああw)

スコール(媚薬が作れるんだろ!?教えろ!)

バッツ(媚薬て。でも薬剤師なら・・・)

スコール(それくれ!)

バッツ(あ、もう時間だ)


スコール(マデヤァァァァァァーーーー!調合!調合させろ!!)

バッツ(後は・・・頼んだぜ・・・・)


エルオーネ「ねえさーーーーーん!」

ファリス(世界を・・・・救え・・・)


スコール「俺もハーレムパーティやらせろ!ホモと臭い息をこいつらと交換しろ!」


スコール「 う ぉ ぉ ぉ ぉ ぃ ! ! 」



~~~~~~~~~~~~~~~~

730 : VIPに... - 2014/12/10 01:34:09.71 D5joHcYNo 468/570


エルオーネ「・・・・」

オダイン「な、なにがおこったでおじゃるか?」

エルオーネ「えっと・・・その・・・なんていうか」

スコール「あーわかった。俺から説明する」


『いままでのことを せつめいした!』


全員「・・・・」

スコール「と、いう訳で」

スコール「レナの正体は・・・まさかのエルねーちゃんだった」

エルオーネ「ごめんね・・・私自身も知らなかったの」

ラグナ「かぁ~!盲点だったぜ!」ペチ

キロス「だから生体接続なんて不思議な力を持ってたのか・・・」

スコール「おかしいと思ったんだよ。魔女ともGFとも違う一人だけぶっちぎりのチート能力だし」

キスティス「な、なるほどね・・・」

セルフィ「確かに一人だけ浮いてる~」

エルオーネ「神様が・・・授けてくれたの」

オダイン「そんな経緯であったでおじゃるか」

スコール「よかったじゃん長年探したエルオーネのルーツがわかって」

オダイン「そんなものどうでもいいでおじゃる。大事なのは能力で解明でおじゃる」

オダイン「女神だの祈りだの、そんなファンタジーな要素、しらないでおじゃる!」

ラグナ「ほんとそれしか頭にねえのな」

スコール「自分の体にジェノバ細胞でも埋め込んでろ」

「そうか、君がレナであったか・・・・」

エルオーネ「全然、実感ないですけどね」

「いや・・・言われてみればどことなく似ている気がする・・・」

「気高くそして温かい、慈愛に溢れた雰囲気が・・・」

スコール「言われてからじゃおせーんだよ亀が」

ラグナ「エル・・・苦労しっぱなしだったもんなぁ」

エルオーネ「そうね・・・攫われて、逃げて失って、それの繰り返しの人生・・・」

エルオーネ「でも、私は後悔してないよ。大事な物はもう、見つけたから」

ラグナ「エル・・・」

アーヴァイン「なんにせよ、揃ったね~」

ゼル「長かったぜ・・・」

キスティス「さて、じゃあいよいよ?」

セルフィ「突撃だぁ~~~~!」

スコール「リノアめ、待ってやがれ!」

731 : VIPに... - 2014/12/10 01:41:48.20 D5joHcYNo 469/570


『リノアめ、待ってやがれ!』


リノア「・・・やっとかぁ」ボフ

リノア「もう、長かったわぁ・・・途中で諦めたらどうしようかと思った」ゴロゴロ

リノア「まさかエルオーネがレナだったとはね。ちょーいがーい」キャッキャ

リノア「・・・じゃあもうこれいらなーい」ポイ


『リノアは とうちょうきを なげすてた!』


リノア「どのくらい強くなったんだろ・・・スコール・・・」

リノア「もう、はやく次元の狭間来てよ・・・」クス

リノア「・・・」


アデル「 」


リノア「アデル、もうちょっとしたら出してあげまちゅからね~」

リノア「歓迎の準備しないとねっ!機動兵器なんとか用意してーサイファーもスタンばらせてー」


アレモー コレモー アアソウダ アレトアレモー・・・・・・・


アデル「 」

732 : VIPに... - 2014/12/10 01:44:49.96 D5joHcYNo 470/570

1415471579-732




続き:【パート5】
http://ayamevip.com/archives/41808842.html


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