ガシッ
幼馴染「え…ちょっ、なに? 目が血走ってるよ…?」
幼馴染「あの、わかってる? 僕は男子だよ…?」
元スレ
幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…w」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1417422545/
幼馴染「…肩、いたいんだけど…」
ドンッ
幼馴染「うわわわっ、ごめんごめんちょっとからかっただけ! 冗談だよ!」
幼馴染「なんでもするから許して…怒らないでよ…」
幼馴染「怖いよ…はやく解放して」
幼馴染「え? からかったお詫びに>>12したら許してくれるって…?」
12 : 以下、\... - 2014/12/01 17:35:15.44 XASVx+oFa.net 4/127デート
幼馴染「デート…? ばばばっ、馬鹿言うなよ!」
幼馴染「お・と・こ! 僕は男だぞ」
幼馴染「わかってんだろぉ、君のほうがからかってるんじゃないのか?」
幼馴染「女装すれば大丈夫って…? はぁ?」
幼馴染「や、やだよ…そんなの恥ずかしいし無理があるよ」
幼馴染「お前なら似合う…?」
幼馴染「ワンピースなんて着たこと無いのに…」
幼馴染「すーすーして気持ち悪い」
幼馴染「えぇ…つけ毛まで…用意周到だなぁ」
幼馴染「下がすーすーして気持ち悪い…」
幼馴染「なぁほんとにこれで街に…? バレるんじゃないか?」
幼馴染「はぁ。全部着たよ。もう許してよ…」
パシャ
幼馴染「!」
パシャ パシャ
幼馴染「うわーやめろぉ! なにやってんだバカ!」
幼馴染「撮るな! 撮らないで!」
幼馴染「女装してるこんな恥ずかしい格好撮られたらもうお婿に行けないよ…」
幼馴染「ドキドキするよ…ほんとにこの姿で、今から君とデートするんだよね…」
幼馴染「うう…アリエナイ」
幼馴染「えっもう出発するの? まってよ心の準備が…それより、リビング通るのが嫌だ」
幼馴染「だってさっき帰って来た君のママがいるだろ!」
幼馴染「…きもいやつって思われちゃう」
幼馴染「ばれるに決まってるだろ!」
幼馴染「じゃあバレたらデートは無しで!」
リビング
母親「あらお出かけ? そう、晩御飯いらないのね。わかった」
幼馴染「…」ペコッ
母親「あら?」
幼馴染(ば、ばれるな…いやバレたら中止! ばれろ! ばれるな…! 僕がどっちがいいんだ!)
母親「…」ジー
幼馴染(あああすごい見られてる…こんなキョドってる女の子なんて変だよね!!)
母親「…」ジー
母親「まぁ! 可愛い子ね。あんたに女の子のお友達なんていたんだ」
幼馴染「!」
母親「いってらっしゃい」
幼馴染(バレなかった…いや絶対気づいてるだろあの目!)
幼馴染「ううう…」
幼馴染「まだ足が震えてるよ」
幼馴染「こんな調子で街にいくなんて無理だよ」
幼馴染「もしバレたら君だって女装変態野郎の連れの変態男ってことになるんだよ? それでもいいの?!?」
幼馴染「え、いいんだ…(ドン引き)」
幼馴染「せめて帽子かぶっていい?」
幼馴染「目元少しでも隠せば知り合いにみられてもパッと見じゃバレづらいかなと」
幼馴染「キャップかして!」
がぽっ
幼馴染「…うぇ!? こ、これ麦わら帽子じゃないか」
幼馴染「こんなのかぶせるなぁ…!」
幼馴染「ワンピースにはよく似合う~?? はぁ~、まぁ無いよりマシか」
幼馴染「じゃあもうさっさと行ってデートなんて終わらせよう」
幼馴染「で、プランは?」
幼馴染「一緒にウィンドウショッピングするんだね。はいはい」
幼馴染(やだなぁ駅前のモール行くの。人多いし…)
幼馴染「ねぇ、その辺の小さいスーパーじゃ……だめだよね」
幼馴染「わかったよぉもお! そんな怖い目で見るなよ」
幼馴染「はぁ…僕にとっての人生初デートがまさか女装とは…」
幼馴染「君の方はよかったの? 君だって女の子と付き合ったことないんだから、初デートだろ?」
幼馴染「それがこんな女装野郎でいいの…?」
幼馴染「即答するな!」ベシッ
駅前のモール
幼馴染(ここまでは急ぎ足で歩いてたから人目に触れることはあんまりなかったけど)
幼馴染(店に入るとまずいなぁ…)
幼馴染(特に女の人なんてすぐ気づいちゃうんじゃないか!?)
幼馴染(当たり前だけど僕胸ないし、お化粧もしてないし、男子だし)
幼馴染「なぁ、やっぱり店に入るのはやめとこうよ…僕結構本気でヤダよ」
幼馴染「え? >>42に入るって? もー腕引っ張るなって!」
42 : 以下、\... - 2014/12/01 18:00:28.79 vAuRhuMv0.net 14/127ホテル
幼馴染「なんだよぉここ…」
幼馴染「ホテル?」
幼馴染「あーランチね! ここのホテルレストランのランチお洒落でおいしいって有名だもんね」
幼馴染「確かに僕も一度来てみたかったんだだけど、こういう雰囲気の店に男友達同志ではちょっとなぁって思ってた!」
幼馴染「いやだからといって別に女装は気に入ってないぞ!」
幼馴染「それより君お金あるの?僕持ち合わせないよ」
幼馴染「え、おごってくれるって?」
幼馴染「えへへなんだぁ太っ腹だなぁ」ツンツン
幼馴染「じゃあ入ろっか♪」
ボーイ「いらっしゃいませお二人様ですね。どうぞこちらへ」
幼馴染「な、なんだか緊張するね」
幼馴染「おしゃれで清潔なお客さんばっかりだね…アハハ」
幼馴染(だめだめキョロキョロしちゃ。みっともない)
幼馴染(わ、椅子引いて貰っちゃった)
幼馴染「ぁ、ありがとう…」
幼馴染「すごーいこんな店はじめて来たよ」
幼馴染「妙にきれいな格好してるなぁとおもったらこの店にくるため?」
幼馴染「え? 僕に恥をかかさないように…って/// いいよそういうのは…っ」もにょもにょ
―――
――
―
幼馴染「おいしかったね」
幼馴染「今度ちゃんとお金返すね」
幼馴染「ほんとにおごってくれるの…? 悪いよ、こんなにおいしかったから僕もお金」
幼馴染「うう…そういうなら…。ごちそうさま♪」
幼馴染「あぁなんだか君に借りができちゃったなぁ」
幼馴染「この借りはお金じゃない別の形でちゃんと返すよ!」
幼馴染「ふー。ボーイの人もレディ扱いしてくれたしなんだかまんざらじゃない気分になっちゃった」
幼馴染(ってだめだめ! これはこいつの作戦だぞ! NOMORE女装!)
幼馴染(よし、デートは終わり! 僕は帰る…! 帰ってズボンに履き替える!)
幼馴染「……」
幼馴染(よし、言うぞ)
幼馴染「ね、ねぇそろそろ帰――」
幼馴染(う゛っ、なんて悲しそうな顔するんだ)
幼馴染(あわわわ僕が悪いのか!? そうだな、おいしいものおごってもらっといてこれは無いな!)
幼馴染「よし、次どこいこっか!」ニ、ニコォ…
幼馴染「>>74に入るんだね。わかった。行こー」
74 : 以下、\... - 2014/12/01 18:21:44.07 VdZum7vLr.net 20/127下着屋
幼馴染「行こーって笑顔で言っちゃったけど」
幼馴染「もっかい確認していい? 何処に行くって?」
幼馴染「……」
幼馴染「はぁ…やっぱり聞き間違いじゃなかった」
幼馴染「NOMORE女装!」
幼馴染「そんなとこ行っちゃダメ!」
幼馴染「…うんまぁ、たしかにいまはブリーフだけど。それは当たり前だろ」
幼馴染「なにがいけないの」
幼馴染「僕はお・と・こ!(小声)」
幼馴染「あの店は男同志でいく場所じゃないよ!」
幼馴染「僕は絶対いかないからなっ。絶対…いやーひっぱらないでー」
下着屋の前
幼馴染「うう、なんて目に悪い店なんだ」
幼馴染「こ、こんなきらびやかな世界…男には無縁だ」
幼馴染「ほんとに入るの? 僕用の下着を買うって? はぁあぁ?」
幼馴染「ま、まって! だとしても君は入っちゃだめ!」
幼馴染「必要なら僕が一人で買ってくる! そこのベンチでジュースでも飲んでろ!」
幼馴染「いってくるからな! 入るぞ…入るぞ…」
幼馴染「ぉ、応援して…サンキュ!」
カチャ―
幼馴染(うわぁ、なんだこの甘ったるいような香りの空間)
幼馴染(…できるだけ見ないように、薄目で、一枚だけパッと取って会計すれば問題なし!)
幼馴染(よし、適当に、これでいいや!)パッ
幼馴染「うわ、これはさすがにセンスないな…おばちゃんだ」
幼馴染「こっちにしようかな…」
幼馴染「あ、でも生地すべすべよりふわふわのほうがいいな」
幼馴染(って何を吟味してるんだ僕は! 男なんだぞ!)
幼馴染(もしかして女装してまで女物の下着を漁りにくるやつって考えたら僕相当アレなんじゃ…)ゾゾッ
店員「お探しのものございますか~?」
幼馴染「!」ドキッ
幼馴染(やばい~~~助けてぇ)
店員「こんにちは、今日は何をお求めですか~?」
幼馴染「ぁ、ぁ、ぁの…」ドギマギ
店員「ママと来たのかな~?」
幼馴染「ぁ、ぃぇ」
店員「一人で来たの? 下着を買うのは恥ずかしくないよ。お姉さんに欲しいもの言ってみて」
幼馴染(やばいよ~~どうしたらいいかわからなくて頭が爆発しちゃいそうだよ)
幼馴染(とりあえずばれる前に何か伝えなきゃ…!)
店員「…うーん、緊張してるのかな」
店員「ちょっと失礼しますね」
さわっ
幼馴染「ひっ」
幼馴染(なんだ? 胸、さわられら…ひぇ)
店員「まだ付けてないんだね~。ブラジャー買いに来たのかな」
店員「当たると痛くなってきたのかな?」
幼馴染「!」コクコク
幼馴染(もうブラでもパンツでもなんでもいいから早くして~)
店員「じゃあ試着室入ろっか。お姉さんがはじめてブラジャー選び手伝ってあげるね」
幼馴染「はえ…?」
店員「ちゃんと合うのをつけなきゃだめだよ」
幼馴染「いや…その…」
幼馴染「あうあうあうあう」
店員「胸の周り測らせてね」
幼馴染(終わった…バレて通報される)
幼馴染「 」
店員「よいしょ、はい測り終わったよ」
幼馴染「 」
店員「まだ膨らんできてないけど、胸に痛みが出てるならもう付けなきゃね」
幼馴染「 」
店員「このスポブラなんてどう? かわいいし、お手頃価格だし、上と下でセットでおすすめだよ」
幼馴染「ハイ」
店員「ありがとうございました。帰ったらちゃんとお母さんに相談してね」
幼馴染「アリガトウゴザイマシタ」
幼馴染(僕ハ変態ダ…)
幼馴染「はぁ…寿命が縮んだ。さっと買って出るつもりだったのになぜこんなことに」
幼馴染(でもバレてないってことはもしかして僕結構イケてる!?)
幼馴染(いや何いってるんだこんなの今日でおしまい!)
幼馴染(いまつけてる下着は…うん、捨てよう。お金もったいないけど、使わないし)
幼馴染(まぁつけ心地は…悪くないんだけどっ! くやしいけど悪くない!!)
幼馴染「はーあいつまだベンチにいるかな…」
幼馴染「あっ、誰か女の子としゃべってる」ジー
幼馴染「あれ…誰だろう」
幼馴染「あの眼鏡のフレームは…委員長?」
委員長「あっ、彼女さん帰って来たよ」
幼馴染「ななっ」
幼馴染(やばいっほんとに委員長じゃん! 制服じゃないから遠目じゃすぐわからなかった!)
幼馴染(ばれる!?)ササッ
委員長「こんにちは」
幼馴染「…っ」ペコッ
幼馴染(サンキュー麦わら帽子)
委員長「ほんとにあなたが言ってたとおりの人ね。かわいらしい」
委員長「あ、私この人と同じクラスの委員長。よろしくね」
幼馴染「ど、どうもっ…」
幼馴染(しってるよそんなの~~~!!)
委員長「恥ずかしがり屋さんなのね」
委員長「ねぇちょっとだけ顔みせて…」
幼馴染(なんでのぞきこむんだよぉ)ふりふり
風「ヒュオ」
麦わら帽子「じゃあの」
幼馴染「あっ」
委員長「あ、あれ…」
幼馴染「……ハハ(汗)」
委員長「……っ」
幼馴染「こ、こんにちは…委員長…」
委員長「ねぇ…どうして」
幼馴染「…ぁ、あぁ…ぁ、終わった」ブルブル
委員長「あなたがこんな可愛い彼女さんを手に入れるなんて信じられない!」
幼馴染「え゛ぇ…!」
委員長「いつから付き合ってたの!? 同じ学校の子? 学年は?」ゆさゆさ
幼馴染「ひゃめっ」
委員長「もー言ってよー、あなたいつも幼馴染君とベッタリつるんでるからちっともそういう気がないのかと」
委員長「びっくりしちゃった!」
委員長「あ、私関係ないのにごめんね、ふたりの邪魔して。そろそろ時間だから行くね」
委員長「また学校でね」
委員長「ばいばい」
幼馴染「……」
幼馴染「な、なぁ…」
幼馴染「僕ってなんなんだ?」
幼馴染「もしかして委員長に顔おぼえられてない…とか…?」
幼馴染(そりゃ僕だって委員長の特徴は眼鏡でおぼえてるけど、そりゃ無いよ)
幼馴染「僕が帰ってくるまでに一体ふたりでなんの話してたの?」
幼馴染「僕に関してうかつなこと言ってないだろうな」
幼馴染「…そう、言ってないならいい」
幼馴染「たはぁドキドキした。また寿命が縮んだよ」
幼馴染「…ていうかさ、さっきの反応みるに委員長って君のこと結構好きなんじゃない?」
幼馴染「いや僕にはわかるんだ! いまは女性の気持ちがわかる! なんちゃって」
幼馴染「でもほんとに委員長は君に気があると思うよ」
幼馴染「なぁそうでしょ? 君だってデレデレしちゃってさぁ、遠目でもわかったよ」
幼馴染「なぁ良かったなぁ。彼女ほしーとか言ってたもんな♪」ツンツン
幼馴染「よし、学校はじまったら僕がそれとなーく2人がくっつけるようにアシストしてあげるよ!」
幼馴染「いらない? 人の好意を無下にするなよ」
幼馴染「ご飯の借りだってあるし」
幼馴染「なんでそんな頑なに拒むんだよぉ」
幼馴染「あのさ、あんまこういうとこで言うのもなんだけど」ヒソヒソ
幼馴染「可愛い子と…せ、セックスしたいって言ってたのお前だろ」ヒソヒソ
幼馴染「委員長なんてめちゃめちゃ可愛いじゃないか」
幼馴染「同性の目線でも可愛いと思うよ…ん? 同性じゃないな」
幼馴染「それでもいまは僕は女の子サイドとして委員長と君を応援したいんだ!」
幼馴染(フフ、無事君と委員長がくっつけば、君のこの倒錯的な趣味もなくなるだろうな)
幼馴染(僕も女装から解放される! ばんざ~い)
幼馴染(ナイス僕! 天才!)
幼馴染「あぁなんだか気分が晴れやかだ」
幼馴染「あっ! 麦わら帽子! 僕拾ってくる!」
幼馴染「あったあった。あんまり飛ばされてなくてよかった」
幼馴染「これがなきゃね」
幼馴染「ん?」
幼馴染「なんかスゴイ可愛い子に見られてる。ワンピース似合ってるなぁ」
幼馴染「あれ…なんだガラスか。びっくりした」
幼馴染「僕…こんなに可愛い格好なんだぁ……」まじまじ
幼馴染「……っ」
……キュン
幼馴染「!?」
幼馴染「なんだ!? いま、ドキッとしたような」
幼馴染「こ、こんなに肩とか、足とか出てるんだな…」
幼馴染「や、やばいな。客観的にみるとこんなの…やばいな!」
幼馴染「変な気分になってきた」
幼馴染「もうっ、ばかばかしい。帰ったらすぐ脱いでやるこんな服」
幼馴染(この服どうしたんだろ)
幼馴染(あいつ、僕に着せたくてわざわざ買ったのかなぁ…)
幼馴染「おまたせ。帽子あったよ」
幼馴染「はー。なーんか緊張の連続で喉乾いちゃった」
幼馴染「一口ちょーだい」パッ
幼馴染「ごくごく」
幼馴染「……はっ」
幼馴染「いつもの感じでつい」
幼馴染「…」ドキドキ
幼馴染(いやいやおかしい、意識しすぎだ)
幼馴染(こんなのいつもやってることじゃないか。僕らずっと友達なんだぞ)
幼馴染(たかが…女の子の格好しただけで)
幼馴染(あぁぁもう、何かしてないともやもや変なこと考えちゃう)
幼馴染「よしっ次いこー次!」
幼馴染「次は映画か? 喫茶店か? 僕もうお金ないけど君がおごってくれるならついていくよ」
幼馴染「え? >>162?」
162 : 以下、\... - 2014/12/01 19:40:38.69 DQfmV56vp.net 39/127旅行店
幼馴染「なんで旅行代理店に…君の家どっか旅行いくの?」
幼馴染「まぁとりあえずついていくよ…」
―――
――
―
店員「お二人様で一泊二日の温泉旅行をご所望ですね」
幼馴染(なぜこうなった)
店員「こちらのプランなんていかがでしょうか」
店員「カップル割もあって学生さんのカップルには人気ですよ」
幼馴染(おいっ、どこに連れて行く気だ!)
幼馴染「ねぇいくら安くても僕こんなにお金ない…」ヒソヒソ
幼馴染「バイト代の蓄えあるから? ふーーーん」
幼馴染「…」プイッ
幼馴染「じゃあ勝手にしたら」
幼馴染「僕は…温泉に入れておいしいもの食べられるなら…まー…ついていってあげてもいいよ」
店員「お決まりですかー? はいありがとうございます」
店員「またのご来店お待ちしております」
幼馴染「なりゆきで温泉旅行だなんて…」
幼馴染「ま! それはそれでたのしめばいっか! 男2人組ってのはちょっと変だけど」
幼馴染「あん? 旅行用に女性服を買いに行くって…?」
幼馴染「え? え!?」
幼馴染「まってよ。僕自分の私服でいくよ」
幼馴染「だめ……なの……?」
幼馴染「女装が条件? はは、冗談きついぜお兄さん」
幼馴染「え…女装じゃなきゃ旅行代持ってくれない? 自分で払え?」
幼馴染「……ひ、ひきょうだぞ。僕がお金ないの知ってて!」
幼馴染「はいはいはいはいわかったよぉ、もうっ」
幼馴染「この格好で行きゃ満足なんでしょ!!」
幼馴染「こうして僕はなぜか男同士で2泊3日の温泉旅行に行くことになった」
幼馴染「それも3日間絶対女装が条件で…」
幼馴染「なんだかとてつもなく不安である」
第一部完!!
――
―
ガタンゴトン… ガタンゴトン…
幼馴染(どうしてこんなことに)
幼馴染(そりゃ僕がくだらない冗談いったのが事の発端だけど…)
幼馴染(いくらなんでも3日間女装で過ごしながら旅行はないだろ…)
幼馴染(早くつかないかなー)
幼馴染「え、窓の外? わっ、山の方はだいぶ紅葉してるね!」
幼馴染「近くで見たいなぁ。僕らが行く宿でももみじみれるんだっけ?」
幼馴染「はー電車からも写真とっとこうかなぁ」
パシャ パシャ
幼馴染「うわっ、ちょっと! 僕を撮るなよ」
幼馴染「え? ひさしぶりの女装外出はどうかって?」
幼馴染「うーん…やっぱり変な感じ…」
幼馴染「駅でもすごく見られてた気がして…バレちゃってるんじゃないかと」
幼馴染「えー自意識過剰じゃないよー」
幼馴染「…ワンピースなんかで肩だしながら歩くより、今日の服装はずっとマシ…かな…」
幼馴染「でもこんなスカートまで用意してるとは…」
パシャ パシャ
幼馴染「ばーか。あとで消してやる」
幼馴染「それよりも駅弁食べよ。せっかく買ったんだから」
幼馴染「はい。これ君の」
幼馴染「もぐもぐ」
幼馴染「んー? そうだね。晴れてよかったね」
幼馴染「僕結構雨男だからさ」
幼馴染「もぐもぐ」
幼馴染「あ、これおいしー。ん、どしたの」
幼馴染「…え? ……いやっするわけないでしょ」
幼馴染「しないって、し・な・い!」
幼馴染「……むー」キョロキョロ
幼馴染「デートだからってあんまり調子のるなよぉ」ヒソヒソ
幼馴染「1回だけだからね……はいあーーん」
幼馴染「…おわりっ! だいたいこれ僕の分だぞ」モグモグ
幼馴染「向こうの席のさ、子供に見られた」
幼馴染「ううー…良くないよ」
幼馴染「だって僕は恥ずかしいもん」
幼馴染「こんな格好させられてさ。旅行カバンにも女性服も下着もつめこんでさ」
幼馴染「ばかじゃん。変態じゃん」
幼馴染「他の人にバレたら二度とお天道様の下歩けないよ」
幼馴染「それに君のママは相変わらず僕のこと女だと思ってるし…」
幼馴染「学校では委員長が君の彼女の話をずっと僕(通常)にきかせてくるし」
幼馴染「あーやだやだ。どこにいても気疲れが半端ないよ」
幼馴染「だれのせいだ! 言ってみろこの口で!」
幼馴染「えぇ…僕のせいなの…?」
幼馴染「ひどいなぁ」
幼馴染「僕は君の倒錯した趣味のせいで散々な目にあってるのになぁ」
幼馴染「……なんでそんな笑顔なんだ」
幼馴染「僕に女装させてそんなに楽しい…?」
幼馴染「……あ、そ」
ガタンゴトン――
――――
――
-旅館
フロント「カップル割でご予約のお客様ですね?」
幼馴染「えっ、そうだっけ?」ヒソッ
幼馴染「ほんと? まじ?」
幼馴染「あぁはい、そうです……」
フロント「確認いたしました」
幼馴染(なんか自分からカップル宣言するのすんごいヤだな…)
幼馴染(しょうがないか、安くなるみたいだし)
フロント「それでは2階の奥の部屋へご案内します」
幼馴染「ついたついた」
幼馴染「はー疲れたなぁ」ドテン
幼馴染「ねーお茶淹れてちょっと休もうよ」
幼馴染「いれてー」ゴロン
幼馴染「えー? 館内散策? 勝手に行けば。子供だなぁ…ぷぷ」
幼馴染「僕はねー、足がくたびれたから」もみもみ
幼馴染「ヒールってほんと歩きづらい」
幼馴染「それにこの服装でウロウロもしたくないしね」
幼馴染「あー、来るとき仲居さんに変な目で見られた気がするーー」
幼馴染「ばれてないかな!?」
幼馴染「なんだかすごい品定めされたような視線を感じたよ」
幼馴染「……君にはわからなくても、(女装してる)僕にはわかるの!」
幼馴染「ねぇよくよく考えたらこれってさぁ、詐欺じゃないの?」
幼馴染「カップル割だよ? 僕らカップルじゃないじゃん」
幼馴染「でしょ?」
幼馴染「カップルになればいいって…バカ。デートするのとそれは別物だから」
ぎゅむ
幼馴染「んー背中くっつくなー」
幼馴染「ふたりっきりになったらいつもこれだ」
幼馴染「んー髪さわるなぁ! 首もなでるなぁ…」
幼馴染「もうっ!」バッ
幼馴染「僕の体なんてさわってたのしいか!?」
幼馴染「即答しないでよ…」
幼馴染「楽しくてもダメ! 僕そんな軽い女じゃないから」
幼馴染「……じゃなかった僕そんな軽い男じゃないからっっ」
幼馴染「うう、ちょっといい間違えただけだろぉ」
幼馴染「ううー笑うな」
幼馴染「はい、お茶。と名物クッキーだってさ」
幼馴染「ずずっ」
幼馴染「ねぇねぇ。温泉に来たのはいいけど、温泉つかるだけ?」
幼馴染「2泊3日も取ってなにするのさ」
幼馴染「僕お風呂は嫌いじゃないけど、お風呂だけで暇つぶしできるほど年寄りでもないよ」
幼馴染「うん、ゲーム機は一応もってきた」
幼馴染「それだけだよ。充電器忘れたから電池ピンチかも」
幼馴染「あとはフロントで借りるオセロとか将棋とかする?」
幼馴染「温泉ってふたりで来ても結構暇だね」
幼馴染「みんななにして過ごすんだろうね」
幼馴染「……」
幼馴染(なんだこの気まずい間)
幼馴染「………ぃ、言っとくけど、"無し"だからな」
幼馴染「僕と、君は、 旧知の仲。幼馴染。しかも同性」
幼馴染「いくら君がその…っ、む、ムラムラしても僕の女装姿でムラムラしても」
幼馴染「しないからね。絶対」
幼馴染「僕ノーマルだから」
幼馴染「君はちゃんと彼女をつくってどーてーを捧げたほうがいいよ」
幼馴染「委員長がおすすめ」
幼馴染「それとも僕のほうから言っておいてあげようか?」
幼馴染「え? 何をって、君が彼女と別れたってこと」
幼馴染「なんせ僕が女装しなきゃコレは二度と現れないんだからね! えへへへ」
幼馴染「え"っ、うわっ泣くなって急に!」
幼馴染「うそうそ冗談だよ! ごめんっ」ヨシヨシ
幼馴染「うん女装ね、また今度女装してあげるからね」ヨシヨシ
幼馴染「そんな本気で男泣きしないで…」
幼馴染「僕(女装)がいなくなるのそんなに嫌?」
幼馴染「うーん、でも僕自身がいなくなるわけじゃないのに」
幼馴染「わかんないなぁ」
――――
――
―
幼馴染「宿の仲居さんのおすすめで、近くの山の滝までやってきました」
幼馴染「みてー、椛が色づいてて綺麗だねぇ」
幼馴染「滝までの道にはたくさんお店が出てて人もおおくて賑やかだよー」
幼馴染「……とと、こんな感じでいいのかな」
幼馴染「僕ホームビデオなんて撮ったこと無いから」
幼馴染「上手く撮れた? 僕の声変じゃなかった?」
幼馴染「みせてっ」
幼馴染「うわっ、ブレブレ。やっぱデジカメじゃだめじゃん」
幼馴染「急にビデオもとりたいなんていうからびっくりしちゃったよ」
幼馴染「僕演技下手だから」
幼馴染「……? あれ」
幼馴染「んー…なんかさ、無理やり下半身をフレームにいれようとしてない…?」
幼馴染「おいいまギクッって言っただろ!」
幼馴染「そうやって僕女装の映像を残してあとから脅迫する気だなー」
幼馴染「消してやるー! ついでに電車で取った写真もだ!」PiPi
幼馴染「他にはっと……なにこれ」
幼馴染「なぜこんなに僕の寝顔が…」
幼馴染(怖ぁ…)
幼馴染「消しとこ」
シュッ
幼馴染「あっ! こら取るな! 消させろ!」
幼馴染「なにがコレクションだ!! 寝ぼけ眼の写り悪いのもあったぞ消せ!!」
幼馴染「返せー、ずるいぞー」ピョンピョン
幼馴染「もー、上にされたらとどかないってー」ピョンピョン
幼馴染「はっ、僕スカートだった///」バッ
幼馴染「…///」キョロキョロ
幼馴染(人前で暴れるのはよそう)
幼馴染「あとで消してね」
幼馴染「絶対」
幼馴染「どうしても! じゃなきゃメモリーカード壊す」
幼馴染「バックアップも禁止!」
幼馴染「ふーー…ふーー…」
幼馴染(せっかくこんな綺麗で落ち着ける場所にきたのに、僕カリカリしてばっかりだな)
幼馴染(こいつ僕なんかといて楽しいのかなぁ)
幼馴染(楽しい思い出つくりにきたんだから、もっと落ち着かなきゃ)
幼馴染「…」チラッ
パシャ!
幼馴染「まぶしっ……ってまた写真とってるし! なんなんだよぉ~!」ポカポカ
幼馴染「怒ったらお腹すいちゃった」
幼馴染「出店でなにか買おうよ」
幼馴染「もみじのかりんとうってのがあるんだ。じゃあそれ食べよっかな」
幼馴染「ね? せっかくだし並ぼうよ」
幼馴染(うわ…前カップルだ、やだなぁ)
幼馴染(腕絡めてる…)
幼馴染(頭なでてる…)
幼馴染(なんでそんなイチャつけるんだよ!)
幼馴染(でもすごく仲良さそうだな…彼氏のほうは気さくな感じだし、彼女のほうは甘え上手なのかな)
幼馴染(真逆だなぁ僕らと……って)
幼馴染「いやいや…カップルじゃないし」ブンブン
幼馴染「え? な、なんでもないよー」アセアセ
露店「あいよ。2つで200円」
露店「お嬢ちゃんかわいいから一つオマケしたるわ」
幼馴染「わーありがとうございます」
幼馴染「やった! ひとつオマケしてもらった!」
幼馴染「お嬢ちゃんだって。なんか役得ー」
幼馴染「はむっ」ポリッ
幼馴染「甘いっ」
幼馴染「なんだかんだ来てみて正解だったねー。紅葉狩りなんて僕はじめてだったから楽しかったよ」
幼馴染「君はどうだった? うん、楽しかったね♪」
幼馴染「暗くなる前に宿もどろっか」
――――
――
―
幼馴染「お夕飯の前にお風呂に入ろっか。ちょっと歩いて汗かいたし」
幼馴染「1階の大浴場がいいな」
幼馴染「パンフではすごい綺麗なんだよね」
幼馴染「あっ!」
幼馴染「僕どうしよう」
幼馴染「この服装でさ、男湯いくのまずくない? スカートだよ」ピラ
幼馴染「中身は男だから平気って…いや絶対だめでしょ! ドの付く変態だよそんなの!」
幼馴染「あっ、ちがうっ、女装することが変態ってわけじゃなくて…」もにょもにょ
幼馴染「女装したまま男湯に入るのは…ちょっと…無理、かも」
幼馴染「そうだ」
幼馴染「たしかこのクローゼットに」
幼馴染「あった♪ 浴衣♪」
幼馴染「これに着替えてからいけばいいんだ」
幼馴染「ね? そうしよそうしよ」
幼馴染「じゃあ着替えるからあっちむいてて」
幼馴染(あれ? その必要はあるのか? 男同士なのに…うーん)
幼馴染(でもいまはレディなんだからあたりまえ…だよね?)
幼馴染「見たらだめだよ」
ぬぎぬぎ
幼馴染「まだあっちむいててねー」
幼馴染「まだだよー」
幼馴染「うーんもうちょっとーいま脱いだとこー」
幼馴染(スポブラはとって行かなきゃだめだよね。向こうで脱いだら他のお客さんにびっくりされるし)
幼馴染(下は…しかたないよね。男用のパンツ持ってきてないし…)
幼馴染「さて、あとは浴衣を羽織って…おや?」
幼馴染「…あ゛」
幼馴染「ま、まどに、映りこんで……っ~~///」
幼馴染「うわぁーもうばかーー!!」
幼馴染「じっくりみたのか」
幼馴染「僕の下着姿をじっくりばっちりみたのかってきいてるの」
幼馴染(頷いたら即ぶんなぐってやる)
幼馴染「…フンッ」メキョ
幼馴染「あーすっきりした」
幼馴染「ってなに倒れたどさくさに僕のスポブラさわってんだよぉ」
幼馴染「あ、うんそれ最初にデートで買ったやつだよ。かわいいでしょ」
幼馴染「あのときさぁ店員さんにすごいジロジロ見られてさぁ~恥ずかしかったぁ」
幼馴染「でもね最終的に店員さんに手を貸してもらってなんとか選べたんだ」
幼馴染「それ以来何度かあの店に買いに行って~…」
幼馴染「ってそんな話をしたかったわけじゃない!」げしっ げしっ
幼馴染「僕先にいくからね!」
幼馴染(あーもうあいつは…)
幼馴染(女の下着ならなんだっていいんだろあのスケベ)
幼馴染(むかむかむか)
清掃のおばちゃん「あんのー…」
幼馴染「はい?」
清掃のおばちゃん「女湯はこちらですよ。そっち男湯に行っちゃうよ」ニコッ
幼馴染「……おとこです」
従業員「まぁっ、失礼いたしました」
幼馴染(なんで間違えるんだよ~!!)
幼馴染(もっ、もしかして知らず知らずのうちに、仕草が女っぽくなってるとか!?)
幼馴染(いやそんなはずは…)
幼馴染(ええい、男湯にさえ入っちゃえばもう誰も僕を女だとは思うまい)
幼馴染(なんか…まわりの視線を感じるけど)ぬぎぬぎ…
幼馴染(僕は男だ! 見たきゃ見ろ!)バッ
ぺたーん
客たち「おお!」
幼馴染(な、なんかはずかしー…/// 隅っこで着替えればよかった)
幼馴染「前は隠そう、一応ね…」
ガラガラー…
幼馴染「わぁい。ひろーい」
幼馴染「温泉なんてひさびさだからウキウキしちゃうな」ぺたぺた
幼馴染「あいつまだ部屋でのびてんのかなぁ」
幼馴染「まいっか。さきに体ながそーっと」
ばしゃばしゃ
ちゃぷ…
幼馴染「ふー…」
幼馴染「あー」
幼馴染「あーーー日頃の疲れがぬけていく~」
じゃぷ じゃぷ
幼馴染「あっ、ようやく来たんだ。おそいよー」
幼馴染「僕さ、さっき浴衣なのに女の子だと勘違いされちゃった」
幼馴染「髪の毛ちょっとのばしすぎたかな」くいくい
幼馴染「最近はウィッグなしでも女装間に合ってるもんねぇ」
幼馴染「でもさぁ、これクラスメートや先生から絶対評判わるいよ。不良だよ」
幼馴染「僕のママもなんでそんな伸ばしてるのってしつこく聞いてくるしさ」
幼馴染「ねーそろそろ切っていい? 首がこそばゆくて」
幼馴染「不便だよ。正直さ。頭乾くのも前よりずっと時間かかるし」
幼馴染「今度こそ切ろっと」
幼馴染「っていうと君が血の涙をながすからホントやってらんないよ」
幼馴染「長いと手入れめんどくさいんだよ?」
幼馴染「君は鑑賞するだけのいい御身分ですね」
幼馴染「おいさわるなっ」
幼馴染「やんっさわるな」
幼馴染「ていうかもっと離れて浸かれ! こんだけ湯船広いのになぜぴったり真横に!?」
幼馴染「さきから肩がつんつんあたってうっとうしいよ」
幼馴染「ひゃあん、だからさぁ、さわるなってぇ…」
幼馴染「っと、静かにしなきゃ…」キョロキョロ
幼馴染「横にならぶとさ…肩の高さの違いがすごいよね僕ら」
幼馴染「君数年のうちにおっきくなったよね。昔は一緒くらいだったのにさ」
幼馴染「僕ちっちゃいまんまだ」
幼馴染「はぁ…僕があと数センチか数10センチおっきかったら君もこんなことさせなかったろうに…」
幼馴染「ねぇ、ちょっと腕を前に突き出してみてよ」
じゃばっ
幼馴染「で、これが僕の腕」
幼馴染「うわっ…比べると僕白いな短いな…これでも夏はプール行ったんだけどな…」
幼馴染「はーー、落ち込む」
幼馴染「僕あっちのお湯にいってくる」
幼馴染「ついてこなくていいからね?」
幼馴染「僕ゆっくりしたいから」
――
―
ざぷ
幼馴染「あーこっちはちょっと熱いな。狭いからかな」
爺「……」
幼馴染「…」ペコっ
幼馴染(先客きづかなかった…あちゃー。でもすぐあがったらなんか失礼だし)
爺「……」
爺「……ふが」
幼馴染(うっ、きまず)
幼馴染(…なにか話すべきなのかな)
爺「…ここあ」
幼馴染「…?」
爺「ここあ…混浴だった…かの」
幼馴染「あっ、いえ、ちがいますよ。男湯です」
爺「……はぁ。そうかのう」
爺「そんなら……」
爺「…ふが、ふふぁ」
幼馴染(なんなんだ…聞き取れないよ)
幼馴染「あの…?」
爺「そんならお嬢ちゃんはなんへ…なんふぇ男湯に」
幼馴染「あ、あー…」
幼馴染「僕男子なんですけど…。男です」
爺「…そうはみえんのう…」
爺「えーぶいじゃな」
幼馴染「は?」
爺「きかくものえーぶいじゃな。タオル一枚…男湯突撃ぃ…!」
幼馴染「…だめだ。僕には理解できない」
爺「ふぉふぉふぉ。善き哉」
――
―
幼馴染(なんとか逃げきたけど、やっぱり初対面じゃ女子にみえるのかなぁ)
幼馴染「まいったなぁ」
幼馴染(この際おちんちんぶらぶらしてよっかな…なんちゃって)
幼馴染「あ、いたいた。僕体あらったらもうあがるね!」
幼馴染「どうせ二泊三日もするんだし、今全部のお湯まわらなくてもいいやって思ったんだ」
幼馴染「お夕飯もあるしさ」
幼馴染「君は? もう体あらった?」
幼馴染「そっか。早いね」
幼馴染「じゃあ先にあがってていいよ」
幼馴染「僕シャンプーに時間かかるから」
幼馴染「そうそう! 女の子はお風呂長いの」
幼馴染「………いまのは冗談だから忘れてね♪」
――――
――
部屋
ガチャ
幼馴染「ふーいいお湯だったー」
仲居「あらおかえりなさい。いまお夕飯の準備ができましたよ」
仲居「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」
幼馴染「ありがとうございます」
仲居「お食事お済みでしたら、内線にておしらせください。片付けと布団を敷きに参ります」
幼馴染「はぁい」
幼馴染「うわー蟹鍋だおいしそー」
幼馴染「ねぇねぇ。あの予算でほんとに蟹鍋たべれるなんてラッキーだね」
幼馴染「おそるべしカップル割プラン…」
幼馴染「爪のとこと体のとこは君にあげるね(触るの怖いから)」
幼馴染「はむ、はむ…」
幼馴染「山菜のてんぷらもおいしー」
幼馴染「これ食べてみなよ。これこれ」
幼馴染「1回だけならあーんしてあげるよ」
幼馴染「あーん。パクっして」
幼馴染「おいしいでしょー」ニコニコ
幼馴染「僕栗大好き、むぐむぐ」
幼馴染「わぁん! ほくほくしてるぅ~」
幼馴染「たべてみてたべてみて。あーん」
幼馴染「ね? ね?」
幼馴染「あれ、僕テンションあがってる? いいんだいいんだご飯のときくらい♪」
幼馴染「美味しいものはたのしく食べなきゃね」
幼馴染「はい、あーーん」
幼馴染「お鍋もいれてあげるね。器貸して」
幼馴染「えー君自分で取ると野菜あんまりたべないじゃん」
幼馴染「僕がバランスよく取ってあげるよ」
幼馴染「こうしてさ、2人でお鍋つっついてると、カップルみたいにみえるのかなぁ」
幼馴染「普段の君の家での女装じゃさすがにこんなこと絶対できないもんね。君のママいるし…」
幼馴染「いやいやっ、したかったわけじゃないよ!?」
幼馴染「ただ、一緒になにかしてるとやっぱり楽しいなって思っただけ」
幼馴染「昔は家族同士でよく旅行いったからさ、それ思い出しちゃってね」
幼馴染「ねぇ、お互いの親がいまの僕らをみるとどう思うんだろ」
幼馴染「まさかバラしてないよね? 女装…」
幼馴染「僕はしっかり内密にしてるよ」
幼馴染「だって息子が幼馴染の親友に無理やり女装させられてるとかショッキングすぎるでしょ」
幼馴染「そんなの聞いたら卒倒するよ」
幼馴染「え? 無理やりとは人聞き悪いって?」
幼馴染「ぼ、僕は自分から女装したことないんだぞ!」
幼馴染「いつも君に『して』って言われてからしてるもん…」
幼馴染「ほんとだよ。自分の部屋でもしてないよぉ」
幼馴染「そ、そりゃブラは持って帰るに決まってるだろぉ…君の部屋に置いとくのもアレだし」
幼馴染「君に下着を触られたくない」
幼馴染「うん。こっそり洗ってるよ。バレてないバレてない。えへへ」
幼馴染「ほらぁ、もっと食べなよ」
幼馴染「栗ご飯栗ご飯。まだ御ひつに残ってるからよそってあげるよ」
幼馴染「はい! いっぱい食べてね」ニコッ
――――
――
―
幼馴染「はーおいしかったですごちそうさまでした」
仲居「それじゃお布団敷いときますね~」
幼馴染「はぁいおねがいします」
幼馴染(あれ…なんで一組しかないんだ…)
幼馴染「な、なぁ」ゴスゴス
幼馴染「なんで一組しかないんだろ?」ヒソヒソ
幼馴染「そんなの僕だって知らないよ。君が聞いてよ」ヒソヒソ
仲居「はい? お布団ですか? ええ、カップル割ですので」
仲居「いろいろ楽させていただく分、割り引かせてもらってます」
仲居「それではごゆっくり。朝食は7時~9時の間に1階の食堂にお越しください。それではおやすみなさい」
幼馴染「……由々しき事態だぞ」
幼馴染「僕はこんなの聞いてないし、予想してない」
幼馴染「ねぇっ!?」
幼馴染「そうだ。じゃんけんしよ!」
幼馴染「買ったほうがお布団! 負けたらそこの椅子か畳の上ででも」
幼馴染「……さすがに風邪引いちゃうか。もう冬になるもんね」ハァ
幼馴染「……困ったな」
幼馴染「僕らは、男同士だし…カップルかどうかもわかんないし」
幼馴染「こんなのやっぱり良くないよ…」
幼馴染「正直に仲居さんに言って、もう一枚だしてもらうのじゃだめ…?」
-洗面所
くちゅくちゅくちゅ
幼馴染「……」
幼馴染「ぷえっ」
幼馴染「はぁ、結局、一緒に寝ることに…なんでこうなった」
幼馴染「温泉旅行って時点でもっと疑うべきだったな」
幼馴染「絶対知ってた上でだ、あいつ…うええん」
幼馴染「歯みがいたからあとは寝るだけか…」
幼馴染「さっさと寝ちゃお」
トコトコ
幼馴染「あれ? てっきり布団に潜り込んでるかとおもいきや」
幼馴染「そんなとこ座ってなにしてんの」
幼馴染「んー?」
幼馴染「えっ、ここで毛布かぶって寝るって!?」
幼馴染「そ、そう…。頑張れ!」
幼馴染「じゃあ僕は布団で~♪」
幼馴染「悪いね~」
幼馴染「ふーぬくぬく」
幼馴染「あっ浴衣のまま寝ると…朝になったら着くずれてるかな?」
幼馴染「……まいっか。みられて困るもんがついてるわけでもないし」
幼馴染「おやすみ~」
幼馴染「……」
幼馴染「……」
幼馴染「……ねーまだ起きてる?」
幼馴染「晩御飯おいしかったね。明日は早起きして散歩してから朝ごはんたべたいね」
幼馴染「うんうん。その前に朝風呂もいいよね」
幼馴染「人が少ない時間に露天も入っときたい」
幼馴染「あのね、今日お風呂入った時さ、ちょっとぼけてるおじいさんがね、くすくす」
幼馴染「――――でね、おかしいでしょ?」
幼馴染「…ねー、寝ちゃった?」
くしゅんっ
幼馴染(やっぱ寒いんじゃん)
幼馴染「……」
幼馴染「……こっちくる?」
幼馴染「お布団あったかいよ」
幼馴染「いいよ。入っても。遠慮しないで」
幼馴染「うん。風邪引いたら、楽しい旅行が台無しになっちゃうから…」
幼馴染「僕のこと、そこまで気遣わなくてもいいよ」
幼馴染「それに…僕だって君のこと気遣いたいよ…」
幼馴染「だから、いいよ」
もぞもぞ
幼馴染「…っ」
幼馴染「あったかいでしょ? 僕の体温で、ふふ」
幼馴染「あたためておきました。なんちゃって」
幼馴染「……」
幼馴染「…せまいね?」
幼馴染「なんか、息かかってくすぐったい…」
幼馴染「僕反対むいたほうがいいかな」
幼馴染「よいしょ…」ゴロン
幼馴染「寝相ひどいけど許してね」
ぎゅ
幼馴染「うわっ…!? もー…僕は抱きまくらじゃないぞ」
幼馴染「ん…そうしたいならそうすればいいよ」
幼馴染「おやすみ」
第二部完!!!
――――
――
―
-真夜中
幼馴染「ん…ぁ…」
幼馴染(寝苦し…)
幼馴染(背中、抱っこされてると暑いな。背汗が…)もぞもぞ
スゥー…スゥー…
幼馴染(頭に寝息がかかって、気になっちゃう…)
幼馴染「ん…」もぞもぞ
幼馴染(体が火照って眠れない)
幼馴染(寒いよりましかな…)
幼馴染(冷蔵庫のお水、一杯飲もう)
幼馴染「ごめんねー、ちょっと腕どけるよ」
幼馴染「んしょ…」
幼馴染「ふふ。いい寝顔」
幼馴染「布団から出ると涼しいなぁ」
幼馴染「ごくごく」
幼馴染「ふぅー…山の名水おいしい」
幼馴染「まだ0時か…就寝早すぎたかな」
幼馴染「あ、そだ」
幼馴染「寝汗かいたし部屋の露天入ろうかな」
幼馴染「暗くて景色はあんまり見えないや」
幼馴染「でも空が澄み切っててお月様が綺麗だなぁ」
ちゃぽ…
幼馴染「…ふあ、あったか…」
幼馴染「こんないいお湯ひとりじめしちゃって申し訳ない気分」
幼馴染「ゆったりできて幸せー」
幼馴染「帰るのがやんなっちゃう」
ガチャ…
幼馴染「あっ、ごめん…起こしちゃった?」
幼馴染「うん、ちょっと汗かいちゃってて」
幼馴染「君も入れば?」
幼馴染「おいで、隣」ちゃぽちゃぽ
幼馴染「さっきまで抱っこしてたくせに恥ずかしいんだ?」
幼馴染「お風呂なんだから裸なのが当たり前でしょ?」
幼馴染「…ひっ、だ、だからって凝視していいとは言ってない…」
幼馴染「えっち」
幼馴染「やらしー気分になっちゃうのは、そりゃ、わかるケドさ……」
幼馴染「こういう場所だし…一応、ふたりきりのデートの旅行だし…」
幼馴染「君としては、その…絶好の機会なのかもしれないケド」
幼馴染「でも僕にそんなの見せられても困る」
幼馴染「え? なんのことって……ばか」
幼馴染「た………ってるじゃん」
幼馴染「こちとら君の普段のサイズ知ってるんだからな!」
幼馴染「どうしても我慢できなくて、したきゃ…僕がお風呂入ってる間に、向こうでしとけば…?」
幼馴染「……」
幼馴染「僕なんとも思わないから。同性だし、理解あるから」
幼馴染「しないならしないで、帰ってから自分の部屋でしなよ」
幼馴染「僕は…君のソレに付き合わされるのはごめんだから」ぶくぶく
幼馴染「…」ぷくぷく
幼馴染(うう…なんでずっと突っ立ってるんだよぉ)
幼馴染(早く部屋もどってHなテレビの番組みるなりしてろよぉ)
ぬぎぬぎ
じゃぷん
幼馴染「って入ってくるのか!?」
幼馴染「うぐ、狭い…。入っていいよって言ったのは僕だけど、思ったより狭い、かも」
幼馴染(うう…自然と身を寄せ合う形に…)
幼馴染(やっぱり…おっきくなってるよね…?)
幼馴染(これ大浴場なら追い出されるよ…)
幼馴染「ね、ねぇ…」
幼馴染「ほんとに我慢するの?」
幼馴染「そ、そっか」
幼馴染「えらい…ね」
幼馴染「君毎日するとか、最高記録は一日何回とか、さんざんきかされたから…はは」
幼馴染「てっきり、しに行くものかと」
幼馴染「ほんとに僕なんかに遠慮しなくていいんだよ!? きっとつらいんでしょ?」
幼馴染「女の子でいう、生理痛みたいな感じなんでしょ…?」
幼馴染「なんだよぉその何か言いたげな顔は…」
幼馴染「わかんないよ」
幼馴染「どーせ僕は発育わるいよ…」
幼馴染「君みたいな健康優良児とはちがいますよーだ」ぶくぶく
幼馴染「…え? いまさらぶっちゃけトークなんてするわけないだろ」しっしっ
幼馴染「そういえば中学の時さ、修学旅行で大部屋に泊まったでしょ」
幼馴染「あのときみんな夜になったらHな話してたけど、僕全然わかんなくて」
幼馴染「うん…覚えてた単語を帰ってしらべた」
幼馴染「しらべなきゃよかった」
幼馴染「という話。おわり」
幼馴染「その時何をしらべたかって…?」
幼馴染「……っ/// え、言うの!? うーん…」
幼馴染「耳貸してよ」
幼馴染「××××」ボソッ
幼馴染「~~~っあーもうっ/// 二度と口にださないからな」
幼馴染「聞こえなかった? はぁー?」
幼馴染「いっ、言ったぞ僕は/// ちゃんと…耳元で」
幼馴染「聞き取らなかったほうがわるい…」
幼馴染「もうあがるっ! 熱いもん!」ざばっ
幼馴染「え。縁に腰掛けろって?」
幼馴染「…それなら少しだけ」
じゃぷ…
幼馴染「あー涼し。えへへ、お尻ひんやりする」
幼馴染「で、まだ何か話したいことでもあるの?」
なでっ
幼馴染「ひゃうっ!?」
なでり
幼馴染「あっコラっ!! 脚…さわんないで…びっくりしたぁ」
幼馴染「びっくりしたよ」
幼馴染「なんなの」
幼馴染「脚に虫が止まってた?」
幼馴染「白々しー嘘を…」ジトー
幼馴染「つい触りたくなったって……はぁ」
幼馴染「男の脚なんてさわってなにがたのしいんだこのこのっ」げしっげしっ
幼馴染「うりゅうりゅ、頭ふんづけて沈めてやるー」
幼馴染「あんっこら反撃禁止! つかむの禁止!」
幼馴染「えいっ、えいっ」げしっげしっ
幼馴染「よし…勝った! …おーい?」
幼馴染「な゛っ…鼻血でてるぞ」
幼馴染「ごめん、僕顔蹴っちゃった?」あせあせ
幼馴染「ごめんごめんごめんっ」
幼馴染「平気? そ、そぉ…? ならいいんだけど」
幼馴染「僕、もう出るね」
幼馴染「うん。先にお布団もどってる」
幼馴染「君は鼻血とめてから来てね…」
――――
――
―
幼馴染(はーつい調子のっちゃった)
幼馴染(なーんか2人でいるとはしゃいじゃうんだよなぁ。昔っから)
幼馴染(背丈が同じような頃はよく取っ組み合いとかしたなー)
幼馴染「まぁ笑ってたし、いっか」
幼馴染「さきにお布団あたためとこーっと♪」ぬくぬく
トン…トン…
幼馴染(お、戻って来たかな)
幼馴染(ふふふ、僕はもう寝てるよー)
幼馴染「すーすー」
幼馴染(寝てるよー、君もさっさと寝ろよー)
幼馴染「すーすーすー」
幼馴染(あれ? 入ってこない…お水でも飲むのかな)
がばっ!
幼馴染(ぎゃぁ!)
幼馴染(ちょちょちょ、なに?! いきなりなんだよぉ)
幼馴染(いきなりそんなことされたら…また変な汗が)
幼馴染(うわーうわーどうしよどうしよ)
幼馴染(僕のこと抱きまくらにして寝るなら、さっきみたいにこうもっとふんわり抱けよなあ…)
幼馴染(しかも、向い合ってなんて……ばかなのかなっ)
幼馴染(あぁダメだ僕いま絶対顔真っ赤だ…なんでこんなに心臓バクバクするんだ)
幼馴染(顔埋めて寝たフリしとこう…うん、このままやりすごそう)
幼馴染(そうすればそのうち、自然と寝てるはず…)
幼馴染「すーすー…」
幼馴染(ちょっとわざとらしいかな?)
幼馴染(ううん。意識を0に…なにも考えるな…寝る、寝る、寝る)
むにっ
幼馴染「……。す、すーすー、すーすー」
幼馴染(うええん何か下半身にあたってるよぉ…)
幼馴染(だからさぁ、さっきこっちの部屋でしとけって言ったのにぃ)
幼馴染(君そんなおっきくしたまま寝る気なの)
すんすん くんくん
幼馴染(あ゛~~なに勝手に人の頭嗅いでんだよぉ)
幼馴染(明日みっちりたっぷり説教してやるぅ…)
くんくん
幼馴染(う う う…そんなに嗅いでも良いもんじゃないでしょ…)
幼馴染(あー、家のシャンプーとリンスならなぁ。ちょっとだけつめ替えて持ってきたらよかった)
幼馴染(ってそうじゃないだろ…!)
こす…こす…
幼馴染「…………」
幼馴染(!??? あ、あの…)
幼馴染(何やってんだよぉ~~~~!?!?)
幼馴染(そんなに辛いのか…? 痛いのか…な…?)
幼馴染(もしかして、ぼ、僕が…あんなに冷たいこと言ったせい!? あっちで勝手にしろなんて)
幼馴染(それとも、蹴ったことおこってるのかな。ねぇ鼻血大丈夫だった?)
幼馴染(でもさ、こんな嫌がらせヤだよ…)
幼馴染「う……」ごそごそ
びくっ ピタッ
幼馴染「すーすー…すーすー」
幼馴染(よし、効いてる)
幼馴染(そんなもの人の体に押し付けるんじゃない)
幼馴染(はっきりとNO!だよ!)
幼馴染(そういうことは、恋人同士でしなさい)
幼馴染(君にもきっとそのうち良い人がみつかるよ。というか君のことを思ってる人がクラスにいるよ)
幼馴染(じゃあ、僕は……僕はなんなんだろ)
幼馴染(友達? 親友? 幼馴染?)ぐるぐるぐる
幼馴染(わからない、こいつが何かんがえてるのか全然わかんない)
はぁ…はぁっ…
幼馴染(なんかつらそうだなー)
幼馴染(僕の存在なんて、なんてことないのに)
幼馴染(ただ君と一緒に温泉にきて、一緒に散歩してご飯たべてお風呂入っただけ)
幼馴染(それだけなのにさ。なんで僕なんかで、こ、興奮してるんだろ…)
こす… こす…
幼馴染(うぐっ、性懲りもなく…)
はぁ… はぁ…
幼馴染(息荒いぞー)
はぁ… はぁ… はぁ…
幼馴染「……」
幼馴染(そういえば、ちっとも恩返しできてないな。こんな良いとこ連れてきてもらっておいて…)
幼馴染「……んぅ」ごそごそ
幼馴染「…」
幼馴染(今日だけだよ)
幼馴染「つらそうだね」ボソッ
ピタ…
幼馴染「…///」
幼馴染「え? う、うん…ごめん…半分起きてた」
幼馴染「だって、あんなに頭の上で、息とかかけられたら、気づくよいくらなんでも」
幼馴染「ねぇ、どうすればいいか教えて」
幼馴染「僕に、どうすればいいか、どうして欲しいか教えて…?」
幼馴染「手? さわればいーい?」
幼馴染「うん…パンツの上からでもいいよね?」
幼馴染「触るね」ピト
幼馴染「…っ」
幼馴染「こんなに固いんだ」
幼馴染「ごめっ、痛かった? え、いやなんか目つぶってたから」
幼馴染「大丈夫? じゃあ、つんつん」
幼馴染「え? ……べつに、無理してないよ。直接見てるわけじゃないから、案外平気、かも」
幼馴染「ほんとに大丈夫だから。続けるね」
幼馴染「つんつん」
幼馴染「つんつん」
幼馴染「指でトントンしてるだけなのにすごいふるふるしてる」
幼馴染「ねぇ、これって…き、きもち、いいの…?」
幼馴染「僕、しらなくて」
幼馴染「……そっか」
幼馴染(気持ちいいんだ…こんなので)
幼馴染(それってすごく興奮してるってことなんだよね?)
幼馴染(僕の手なんかで…)
幼馴染「えへへ」
幼馴染「あっ、違っ、なんでもないよっ! つづけるね」
幼馴染「つんつん」
幼馴染(君ってこんな顔するんだ…結構新鮮な気分かも)
幼馴染「つんつん♪」
幼馴染「どう? 僕上手?」
幼馴染「でもさ、全然柔らかくならないね」
幼馴染「えっと…射精……しないの? これじゃできないの?」
幼馴染「じゃあ君はいつも一人でするときはどうやってるの?」
幼馴染「えっ握っ…!? 直接!?」
幼馴染「いあっ、それは…ちょっと…っ/// ねぇ…?」
幼馴染「あ、あ、あの…それって汚っ…くはないよねさっきお風呂入ったし…」
幼馴染「…わ、わかったよぉ」
幼馴染「同じようにする」
幼馴染「布団のなかで……パンツ脱いでね」
もぞもぞ
ごそごそ
幼馴染「……」
幼馴染「……」もぞもぞ
幼馴染「ねぇ……脱いだ?」
幼馴染「そ、そう…」
幼馴染「うん僕も脱いだよ」
幼馴染「え? なんでって…」
幼馴染「だって直接さわりたくないもん。どうしても、それは無理」
幼馴染「代わりに、こんなことしか思いつかないけど、これで我慢して」
幼馴染「僕の女物の下着で…し、してあげるから…ね?」
幼馴染「このへんかな? かぶせるよ」
幼馴染「え? その前に見せろって?」
幼馴染「むー、ほんとに下着だってばぁ」
ごそごそ
ばさっ
幼馴染「ほ、ほら…っ/// ね? 履いてたやつでしょ?」
幼馴染「……っ/// まじまじと見るな!」
幼馴染「え? そりゃあったかいに決まってるじゃん」
幼馴染「脱いだばっかりだし…」
幼馴染「あのさ……手でしてそのままお布団で出したら汚れちゃうでしょ!」
幼馴染「清掃の人大変だし、このあと寝るのも困る…でしょ?」
幼馴染「だから僕の下着で包んで守る」
幼馴染「かぶせるよ」
ふわっ
幼馴染「あっ、変な声だしたね」
幼馴染「僕の下着だよ。僕が買ってきたやつ」
幼馴染「いつも触りたそーにしてたよね。だめ。触っちゃだめだよ」
幼馴染「どう? おもったよりふかふかでしょ? ね?」
幼馴染「これで握ったら気持ちよくなれる?」
幼馴染「なろうね。はやく終わらせて寝ないと、明日の朝ごはんに起きれるかわかんないよ」
ぎゅっ
幼馴染「ん…あつあつだね」
幼馴染「硬い」
幼馴染「うん、さっきつんつんしてた時よりはっきり感じる」
幼馴染「動かせばいいの?」
幼馴染「うん」
幼馴染「ね、ね、その前に」
幼馴染「ちょっとだけ、僕の方みて」
幼馴染「…えへへ」ニコッ
幼馴染「恥ずかしいね。こんなこと」
幼馴染「今日だけだからね? き、きもちよくなって、いい思い出にしてね?///」
幼馴染「…はぁ、はぁ」
しゅ…しゅ…
幼馴染「こんな感じかな」
幼馴染「ふかふかしてきもちいい?」
幼馴染「僕もね、実はこれ履くの気に入ってるなんだ」
幼馴染「スカートはヤだけど。下着は結構好き」
幼馴染「でも君にあげるね」
しゅ… しゅ…
幼馴染「えっ、だって。君ので汚しちゃったら、もう履きたくないよ」
幼馴染「あ…ご、ごめん。そういうつもりじゃ」
幼馴染「わかったよぉ。帰って洗濯したら、また履く……かも」
幼馴染「うわまたおっきくなった」
幼馴染「ねぇなんでまたおっきくなったの?」
幼馴染「言ってみて」
幼馴染「聞かせてよ」
幼馴染「うん、僕が? 汚した下着をまた履くとこ想像して…?」
幼馴染「………」
しゅ… しゅ…
しゅっしゅっしゅっ
幼馴染「………」
しゅっしゅっしゅっしゅっ
幼馴染「……」ゴク
幼馴染「はぁ…ちょっと手つかれてきた」
幼馴染「まだなの?」
幼馴染「えっとたしか…遅漏? だっけ」
幼馴染「それ?」
幼馴染「違うの? そうなんだぁ意外と時間かかるもんなんだね」
しゅっしゅっしゅっしゅっ
幼馴染「握力なくなりそー」
幼馴染「もっと気分を高めること言って欲しいって?」
幼馴染「うーんなんだろ……えっと……」
幼馴染「僕のおパンツで、いっぱい射精してね? 汚しちゃっていいからね?」
幼馴染(どうだろ…)チラ
幼馴染(うん、なんか顔がほわーってしてる、きっときもちいいよね?)
しゅっしゅっしゅっしゅっ
しゅっしゅっ
幼馴染「息荒くなってきたね? 大丈夫? いったん止め…」
幼馴染「もっとしたほうがいいの?」
幼馴染「わかった」
しゅっしゅっしゅっしゅっ
幼馴染「射精して。射精はやくっ」
幼馴染「射精しよ。射精。しゃ・せ・い」
幼馴染「ね?」
しゅ――
びゅるっ、びゅくびゅく、びゅるるっ
幼馴染「あっ…」
幼馴染「あぁ…なんか、あったかいのが染みてきた」
幼馴染「えへへ…射精できたんだね」
幼馴染「僕の手で…射精したんだぁ…」
幼馴染「よかったね」
幼馴染「これで寝られるかなぁ?」
幼馴染「パンツどうしよ。ビニール袋にいれとこっか」
幼馴染「みせろって?」
幼馴染「えぇ…。待って」
ごそごそ
幼馴染「ん…うあ…ねちょねちょ」
幼馴染「すごい臭いする」
幼馴染(えぐい…)
幼馴染「あ、あげるっ! やっぱり僕もういらない!」
幼馴染「じゃあちょっと洗ってくるよ…」
幼馴染「だってここまでなるとは思わなかったもん」
幼馴染「しかたないだろー見たことなかったし…」
幼馴染「ていうか、臭い、君の部屋の臭い…だね」
幼馴染「ご、ごめんっ。洗ってくるっ」
ばしゃばしゃ
幼馴染「うーーー、とれないなぁ」
幼馴染「たわしとかないのかなぁ」
幼馴染「最悪……これならティッシュかなにかで包んでしてやればよかった」
幼馴染「あ゛ーーーなんかダマになってるーー!!」
――――
――
幼馴染「洗った」
幼馴染「うん…」ムスー
幼馴染(備え付けの歯ブラシで洗ったなんて言えない…)
幼馴染「次からは下着でするのはもう無しだからね…」
幼馴染「……んー? あっ! そもそも次はないからっ!!!/// ないない!///」
幼馴染「あのっ、僕は、せめて旅行代の恩返しにと、ちょっとだけ君を手伝っただけだからね!」
幼馴染「だ、だから…向こうにもどったら…また、いつもどおりの関係でいてね…」
幼馴染「変に意識されると、困る…というかはずかしいし」
ぎゅ…
幼馴染「うあっ…」
幼馴染「ん…えへへ、なぁに」
幼馴染「もー、仕方ないなぁ」
幼馴染「うん…寝よ。今度こそゆっくり」
幼馴染「やっぱり、優しくだっこされるほうがマシかな」
幼馴染「さっきはね、急にガバーッときたからすっごくびっくりした」
幼馴染「ねぇだから優しく…」
ぎゅ…
幼馴染「うん…ありがと♥」
幼馴染「おやすみなさい」
第三部完!!!
951 : 【禿げてなi】 - 2014/12/02 21:57:31.60 LOWcZ01FM.net 126/127第四部マダー?
983 : 【蝶】 - 2014/12/02 22:07:19.88 j40PPn+UM.net 127/127次スレ立てたぞー!!
幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…w」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1417525608/

