兄「んだよ~お前が左にズレれば何もかもうまくいくだろ」
妹「机の足とぶつかるの」
兄「くそ~…バタ足するぞ」
妹「火傷しても知らないよーん」
兄「それは怖い」
妹「黙って私の足の下で寝そべってなさい」
兄「…………」
妹「お、静かになった」
兄「……お前って足の裏弱かったよな」
妹「へ……?」
兄「くっくっく……」
妹「それやったら怒るよ?」
兄「それはフリか?」
元スレ
妹「お兄ちゃん、こたつの中だからって無法地帯じゃないんだからね」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1412564203/
兄「うりゃっ!」ガシ
妹「あっ!」
兄「うりうり~」
妹「このっ…!はなせっ!」
兄「ここか?ここなのか?」コショコショ
妹「くっ…ふふっ…あははっ」
兄「お前の情けない顔を拝めないのが残念だぜ」コショコショコショコショ
妹「ひゃめ…!あははっもっ…ゆるして…っ!!」
兄「ったく、最初から左にズレればいいものを……」
妹「ふーっ…ふーっ…」
兄「さて、漫画でも読むか」
妹「むー………」
兄「言っておくが俺に弱点はないぞ」
妹「ふんっ、聞いてないもん」
兄「どうせ仕返し考えてたくせに…」
妹「よいしょ」
兄「………なにしてんだ」
妹「私も漫画読む」
兄「重いんだけど」
妹「ふふ、うつ伏せの時に乗っちゃえばこっちのもんよ」
兄「暑いし重い!!」
妹「おやおや?ならこたつから出ますか?」
兄「うぜぇ……」
妹「あ、お兄ちゃん」
兄「なんすか」
妹「お腹減った」
兄「俺も」
妹「じゃんけんしよか」
兄「なんでだよ……」
妹「じゃんけんぽーん」
兄「ほい」
兄「……ってこっちからじゃお前の手が見えないんだが」
妹「ふふ、ちょきを出してまーす」
兄「うそつけ!」
妹「本当だよ!」
兄「ま、いいか……そこをどけ」
妹「私焼きおにぎりね」
兄「冷凍おにぎりでいいな」
妹「冷凍のまま持ってこないでね」
兄「あ、その手があったか……」
妹「それしたら怒るよ?」
兄「へいへい……」
兄「うー…さびぃ…」
兄「お、そういえば後から入れば上になれるのか」
電子レンジ「ティン♪」
兄「よし」
妹「お兄ちゃん、飲み物もね」
兄「へいへい……」
妹「たまには気が利きますな」
兄「あ、お前寝っ転がってなきゃダメだろ」
妹「へ?」
兄「くっそ~上になれねぇ」
妹「あ、お兄ちゃんおもちなの?」
兄「あげないぞ」
妹「しょうがないから1個もらってあげよう」
兄「あっ、俺のお餅!!!」
妹「にひひ、おいしー」
兄「はぁ……」
妹「お兄ちゃん、そっち行っていい?」
兄「狭くなるんだが」
妹「こっちテレビ観にくい」
兄「ま、いいか」
妹「お邪魔します」
兄「潜ってくんのかい」
妹「背中あつ……」クテー
兄「俺の膝の上で伸びるな」
妹「あ……なんかこれ眠くなってくる」
兄「それだけはやめろ、足が痺れる」
妹「………Zzz」
兄「おい、嘘寝やめろ」
妹「……うそじゃないもーん」
兄「嘘じゃねーか!!」
妹「ねーお兄ちゃん」
兄「ん?」
妹「お兄ちゃんは妹が良かった?姉が良かった?」
兄「可愛い弟かな」
妹「え…それはきもい」
兄「なんで!?」
妹「なんか犯罪臭がする」
兄「んじゃ可愛い妹かな」
妹「へぇ……」
兄「へぇってなに?それだけ?」
妹「特にオチとかは無いよ」
兄「よくわからんやつだな…」
妹「ふふふ、そろそろ足が痺れてきたんじゃない?」
兄「まさかお前……」
妹「えい」コツン
兄「ぎぃぃぃああああ!!」
妹「えへへ、さっきのお返し」
兄「おま……100倍くらいで返しやがって……」ジンジン
妹「これに懲りて、私をくすぐらない事ね」
兄「ったく…なんかやたら可愛らしい事すると思ってたら……」
妹「でも眠くなってきたのは本当なのです」
兄「食ったあとすぐ寝たら太るぞ」
妹「うるさーい…Zzz」
兄「聞いちゃいねぇ」
兄「邪魔だな……どかそ」
妹「……Zzz」
兄「はぁ、静かにしてりゃ可愛いのに」
妹「………Zzz」スースー
兄「…………」ソーッ
妹「ん……あむ……Zzz」
兄「お、指咥えた」
兄「…………」
妹「んぅ……Zzz」チウチウ
兄「…………なんかエロいな」
兄「これってもしや」
兄「………流石にそれはやめとこ」
妹「………Zzz」
兄「Zzz」
妹「んぇ……?」
妹「わっ……なんでお兄ちゃんの指咥えてんの」
兄「Zzz」
妹「良かったぁ…寝てる…」
妹「こんな恥ずかしいとこ見られたら発狂もんよ」
妹「…………」
妹「お兄ちゃんの手おっきいな…」
妹「………ん」チュパチュパ
妹「えへへ、なんかこれちょっと楽しいかも」
妹「……ってなにやってんだか」
妹「ウェットティッシュあったかなー」
妹「えいえい」フキフキ
兄「ん……」
妹「はっ!」
兄「……なにやってんだ?」
妹「あ、これね?えぇと…なんかお兄ちゃんの指が汚かったから…その…ウェットティッシュで…」
兄「あぁお前が吸ってたからかな」
妹「な…っ」
兄「お前が寝てる時に指近づけたら食われてな、面白かったぞ」
妹「全然面白くない!」ヒョイ
兄「ぶわっ」
妹「もうお兄ちゃんの横でなんか寝ないもん」
兄「そんなに怒るなよ、プリン買ってきてやるから」
妹「!」ピコン
兄「うひー外寒すぎ」
妹「お帰りなさい、お兄様♪」
兄「うわ、珍しく出迎えに来やがった」
妹「まぁお兄ちゃんじゃなくてプリンを出迎えたんだけどね」
兄「なんか今日1日何もしてない気がするんだが」
妹「え?おもちも食べたし、焼きおにぎりも食べたし…」
兄「俺の指も食べたし…」
妹「……………」キッ
兄「なんだその目!プリンお預けにするぞ」
妹「お兄様~」スリスリ
兄「プリン1つで手のひら返しするとは情けない……」
妹「コーヒー淹れるねっ」
兄「おう」
兄「さて、食うか」
妹「んまーい!」
兄「もう食ってるし」
妹「えへへ、これはお兄ちゃんにご褒美をあげませんとな」
兄「ご褒美?」
妹「私を膝にのっける権利を与えよう!」
兄「それ罰ゲームにしかならんくない?」
妹「よいしょっと」
兄「話聞いてねぇ…」
妹「でもこれなら足が邪魔にならないでしょ?」
兄「足以外全てが邪魔なんだけど」
妹「そこはご愛嬌ってことで」
兄「あれ?お前少し太った?」
妹「は?」
兄「いや、食っては寝て…を繰り返してるし」
妹「そんなわけないでしょ?怒るよ?」
兄「でもほら」ガシ
妹「わっ」
兄「こんなにお腹掴めるぞ」
妹「あのねぇ……それは服!ほら!」ガバッ
兄「あ、本当だ、全然掴めるねぇや」ムニ
妹「ひっ!」ピク
兄「あれ?お前もしかしてお腹もくすぐったい感じ?」
妹「……あはは、くすぐったくないからさ、離そ?」
兄「ふぅん」
兄「…………」コショコショ
妹「………っ!」ゾクゾク
兄「あれ、あんま効かないか」コショコショコショコショ
妹「あ、当たり前でしょ?ふっ…!くっ…!」
兄「あんま我慢しない方がいいぞ」コショコショ
妹「あはっ…!あはははっ…むりっ!も…むりっ!」パタパタ
兄「勝ったな」
妹「うぅ……ばれたぁ……」グテー
兄「ん、なんかお前いい匂いするな」
妹「へ?ちょっと!かぐな!」
兄「もうちょっとだけ」スーハー
妹「な、なんなの…もー…」
兄「よし、なんか回復した」
妹「ふん、また仕返ししてやる!」
兄「おぉこわいこわい」
妹「男、弱点……っと」ポチポチ
兄「おーい、なんか恐ろしいワードが口に出てるぞ」
妹「……………」ポチポチ
兄「まずいな、何を仕掛けてくる気だ…」
妹「えっ………」
兄「えってなんだえって!気になるだろうが!!」
妹「…………」ソーッ
兄「くそ……対面こそしてるがコタツの中で起きることは完全犯罪ッ!!予測不可ッ!!」
妹「…………」ムニ
兄「おふ……」
妹「…………」チョンチョン
兄「ち、ちょっと待った、そこは確かに弱点だが……」
妹「………なにか?」
兄「あくまでしらばっくれる気か……」
兄「くっそ……ガードできねぇ……」モゾモゾ
妹「…………ふん」サスサス
兄「うっ……ぐぬぅ……」
妹「あれ?お兄ちゃんどうしたの?」
兄「なんでもないわい!」
妹「ふーん…」トントン
兄「ぐっかかとはやめろぉぉお!」
妹「なんか硬いのがあるから退けてるだけだよ?」ニヤニヤ
兄「……これは止むを得まい…」ムニ
妹「あぅっ…!」ピク
兄「俺は一歩も引かんぞ…!」ムニムニ
妹「な、なんのこと…?」サスサス
兄「やべぇ……っ」ムニッ
妹「はぁ…っ…はぁ…っ」サスサス
兄「妹!もうストップ!」
妹「……ぜっっったいやだ…」コスコスコス
兄「うおぉおおっ!」ダッ
兄「あ、危なかった……」
妹「ふふん、私の勝ち」ハァハァ
兄「お前なぁ……コタツの中でもやっていいこととダメなことがなぁ……」
妹「あ、暑い……」クテー
兄「くそ……トイレ行ってくる」
妹「あ、待って」
兄「なんすか…」
妹「罰ゲーム…しよっか」
兄「罰ゲーム…?」
妹「トイレ寒いんだから早くしてよ……」フルフル
兄「いやぁ……流石にちょっと……」
妹「負けたくせに」
兄「なんで妹にシコってるところを見られにゃならんのだ……」ボロン
妹「わ…」
兄「いいか?お前が見たいって言ったんだからな?」
妹「こんなものが私の足に……」
兄「お前……やっぱり気づいてやってたな…」
妹「え?なんのことかしら?」
兄「もう出そうなんだよ、シコるぞ」
妹「あ、はい。どうぞ……」ジーッ
兄(うわぁ……やりづれぇ……)シコシコ
妹「もう出る?」
兄「まだだよ!」シコシコ
妹「まだなの?」
兄「まだまだ」シコシコ
妹「…………まだ?」
兄「あー……もう少しかな」シコシコ
妹「あ、すとっぷ」
兄「はぁ!?」
妹「最後私が出すのやっていい?」
兄「え…別にいいけど」
妹「では遠慮なく……」ピト
兄「うおっ!つめたっ!」
妹「わー…………」シュッシュ
兄「うっ…出すぞ……」
兄「うっ…」ドピュッドプッ
妹「わっとっと……」
兄「おいおい、なんで手で受け止めてんだ……」
妹「わ…すっごくねばねばしてる……」
兄「ばっちいから捨てなさい」
妹「えー……」スンスン
兄「おいおい……」
妹「ん…、思ったより変な匂いしない」
兄「食うなよ」
妹「それはフリ?」チュル
兄「あーあー……」
妹「うぇ……なんか変な味」
兄「ほら、手洗って来い」
妹「………」
兄「………」
妹「ちょっとやりすぎたね……」
兄「反省してください」
妹「も、元々はお兄ちゃんが私の身体ベタベタ触るから…!!」
兄「お前から俺の上に乗ってきたんだろ……」
妹「う………」
兄「とにかくこれからは」
妹「はい……ごめんなさい……」
兄「いや、そうじゃなくて」
妹「?」
兄「やるなら黒タイツ履いてからにしろよ?」
妹「………!」
おわり