ブロロロロロ…
フウロ「あたっしは~♪おっそらの~♪はぁこびやさ~」
ブロロロ…プス…プス…
フウロ「んんっ!?おっおおエンジンが!?嘘お!?やばっスワンナ!」
フウロ「荷物荷物…脱出!」
元スレ
フウロ「君とアタシの理想郷」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337447092/
フウロ「いやあ助かった助かった!ありがとうトウヤ君!」
トウヤ「いきなり爆炎あげて墜落してる飛行機見たら、誰だって急行しますよ。こっちでいいですか?」
フウロ「えへへー荷物多いからスワンナじゃきつかったんだよね!そのままお願いー」
トウヤ「レシラムそのまま飛んでて」
フウロ「さっきは危うく天国までぶっ飛ぶところだったよ!エンジンかなー」
トウヤ「お気楽ですね。普通死んでますよ?」
フウロ「過ぎたことは気にしない。そのおかげで伝説のポケモンに乗れるとあればプラスプラス!」
トウヤ「はー…心配するだけ損だったか」
フウロ「心配してくれたトウヤ君とこうして二人っきりだし♪」スリスリ
トウヤ「!?」
フウロ「触ってみる?」タユン
トウヤ「え…」
フウロ「ぷぷっ!トウヤ君…顔…!」ププ
トウヤ「!…もう知りません!」
フウロ「ああ!ごめん~軽いジョークだって~」
トウヤ「青少年の純情弄んでそんなに楽しいんですか?」
フウロ「こんなこと言うのトウヤ君だけだよ」
トウヤ「またからかって…」
フウロ「む~違うのに…」
トウヤ「…あの時もそうですよ」
フウロ「ん?いつ?」
トウヤ「タワーオブヘブンの時とジム戦の時!」
フウロ「??」
トウヤ「やっぱり自覚ないんですか…」ガックリ
フウロ「えっえ?アタシあの時なにかトウヤ君に言った!?」
トウヤ「別にいいですよ思い出さなくて!気づかれたらこっちが恥ずかしい…」
フウロ「むむむ…なんて言ったけぇ…」
トウヤ「だからいいですって」
フウロ「ん~一緒に気持ちいいことしよう?」
トウヤ「言ってないです!」
フウロ「わあ…大きい、とか?」
トウヤ「だから言ってないです!同レベルのこと言ってたけど!」
フウロ「嘘!?恥ずかしい…///」テレテレ
トウヤ「自覚ないんですか本当に」
フウロ「そういえばトウヤ君!」
トウヤ「なんですか?」
フウロ「この前、トウヤ君が久しぶりにジムに来たときのこと、覚えてる?」
トウヤ「フウロさんが壁にぶち当たる大砲を入って点検してたら、文字通りぶっ飛びガールになった時のことですか?」
フウロ「…あれは仕様だもん」プイ
トウヤ(あっ直せなかったんだ)
フウロ「じゃなくて!トウヤ君と一緒に特訓しようかって話!」
トウヤ「言ってましたねそういえば。でもフウロさん忙しいんじゃないですか?」
フウロ「飛行機直るまで休暇だそうと思うの。ポケモンはスワンナだし」
トウヤ「スワンナですしね」
スワンナ「」
フウロ「トウヤ君さえよければさ!このあと一緒に特訓しない?」
トウヤ「いいですよ。フウロさんと特訓なら喜んで」
フウロ「やった!えへへ~♪」
トウヤ「スワンナじゃきついですもんね」
フウロ「皆バチュルやゼブライカばっかりで挑んでくるからね~」
トウヤ「悪いとは思ってないですよ」
フウロ「当然だね。だからアタシも特訓するの!もうボーナスステージとは言わせないんだから!」
トウヤ「新しい飛行ポケモンとか使うんですか?」
フウロ「…レシラム」
トウヤ「だめです」
フウロ「いけず~」
トウヤ「ジムリーダーが伝説に頼らないでください」
フウロ「チャンピオンは頼ったくせに」
トウヤ「じゃあ人のポケモンに頼らないでください」
フウロ「うう~」
トウヤ「他の人の戦いとか見てみたらどうですか?スワンナでもいろんな戦い方があるかもしれませんよ」
フウロ「え~?そんなのあるかなー」
トウヤ「前どこかのサイトで見たんですけど、アクアリングをまとって電気技を回避したスワンナがいるそうですよ」
フウロ「まっさか~アニメじゃあるまいし」
トウヤ「まあ、僕もありえないと思いますけど」
フウロ「そういう噂は良くないと思うな!スワンナが電気タイプを前にしてアクアリングなんて意味わかんないよ」
トウヤ「それに関しては同感です。でも根のないところに噂は立たないと言いますし」
フウロ「ん~じゃあちょっと調べてみるかなー。動画サイトにでもあればいいんだけど」
トウヤ「あっ荷物ここですね」
フウロ「着いたー!ありがとうトウヤ君!」
トウヤ「じゃここで待ってますよ」
フウロ「よし!荷物配達アーンド連絡終わり!」
トウヤ「飛行機いいんですか?」
フウロ「業者に任せた!さあ特訓に行こうトウヤ君!」
トウヤ「特訓ねえ。なにかあては?」
フウロ「ああ!?」
トウヤ「なっなんですか突然」
フウロ「そっそんな…」
トウヤ「?」
フウロ「トウヤ君と一緒に特訓するとき…飛行機に乗せてあげようと思ってたのに…」
トウヤ「ああ、そんなことも言ってましたね」
フウロ「ごめんちょっとまってて!上司の飛行機借りてくる!」
トウヤ「いいですよ!私用で使っちゃダメですって!」
フウロ「うう…でもぉ…」
トウヤ「またの機会にしましょうよ。フウロさんの飛行機なら気兼ねなく何処へでもいけるじゃないですか」
フウロ「そっか…そうだね!よし!さっそく行こっか!」
トウヤ「はい」
フウロ「さあレシラム!」
トウヤ「スワンナいるでしょ!」
フウロ「えー伝説のポケモン乗りたいー」
スワンナ「…」
サザナミタウン
フウロ「さあトウヤ君!一緒に泳ご♪」
トウヤ「おい特訓どうした」
フウロ「あとあと!ほらぁ一緒に楽しく、気持ちよくなろう…?」ズイッ
トウヤ「う…」ゴクッ
フウロ「ね?」
トウヤ「…わかりました。後でちゃんと特訓しますよ!」
フウロ「はーい♪いくよートウヤ君!」ザバァ
トウヤ「わわっちょっと掴まないで!」ザバァ
フウロ「あはは!」
シロナ「青春ねえ…」
カトレア「zzz…」
フウロ「ふぁあ、遊んだ遊んだ!」
トウヤ「ふう…」
フウロ「なんだか疲れて眠くなってきちゃった…今日はもう休もっか」
トウヤ「…明日はちゃんと特訓しますよ」
フウロ「うん!カトレアさ~ん別荘貸して!」
カトレア「適当に寝て。ベッド足りないのは知らないわ…zzz」
フウロ「え…」
トウヤ「…フウロさんはそちらで寝てください。どこか借りてきますよ」ハァ
フウロ「ええ!?そんなダメだよ!アタシが誘ったのに…そうだ!」
トウヤ「いやです!」
フウロ「まだ何も言ってないよ!」
トウヤ「どうせ一緒のベッドで寝ようとか言うんでしょ!」
フウロ「どうしてわかったの!?」
トウヤ「フウロさんは女性として色々無防備過ぎ!」
フウロ「え~トウヤ君にしかこういうこと言わないよ~いいじゃんいいじゃん!」
トウヤ「遠慮します(理性が絶対に持たない)」
フウロ「むー我慢しなくていいのに」
トウヤ「え」
フウロ「…」
トウヤ「え」
フウロ「…照れてるんでしょ?トウヤ君…女の子と一緒の部屋で寝ることに!」バーン
トウヤ「照れるその先で無理だって言ってるんですが」
フウロ「照れるその先って…??」
トウヤ「だめだこりゃ…じゃあまた明日、ブルジョワール家で金稼げば部屋借りれますし、気にしないでください」
フウロ「そんなのだめだよー!一緒に寝ようよー!」ギュウウ
トウヤ「あだだ!締まる締まる!」
フウロ「トウヤくーん!」ギュウウ
トウヤ「ああもうわかった!わかりましたよ!」
フウロ「やったー!一緒にお泊りお泊り!」
トウヤ「…(先に処理してから行こう)」
トウヤ「ふう…」
フウロ「おやすみー」
トウヤ「おやすみなさい(近い…)」
フウロ「……」
トウヤ「……(寝たのか…?)」
フウロ「…スゥ…スゥ…ん……」
トウヤ「……(寝たみたいだな。こんなに近いのに…)」
トウヤ(こんなに無防備なんて…)
フウロ「ん…」ゴロン
タユン
トウヤ「」ゴクッ
トウヤ(お…落ち着け静まれ!邪な感情よ出て行けぇ!!)
フウロ「…」
フウロ(…トウヤ君…なんにもしないのかな…)
トウヤ(…しかしフウロさん…こんな姿を晒すなんて、男としてみられてないのかなあ…)
フウロ(水着で誘ったり…一緒に寝たりしても反応が薄いしなあ…アタシ、トウヤ君に女としてみられてないのかな…)
トウヤ(フウロさんは…女性として、魅力的すぎるんだ。だから、適度に距離を取らないと…我慢できなくなる…)
フウロ(色々言い寄ってくる男の人は多いけど、肝心のトウヤ君は何もしてくれない…私に、何が足りないんだろう)
トウヤ・フウロ((はあ……))
フウロ「…」ゴロン
トウヤ「…!」
トウヤ(フウロさんの手が…当たって…)
フウロ(トウヤ君の手…暖かいな…もう寝ちゃったのかな…)
トウヤ「…」ギュ
フウロ「…!…」ギュ
フウロ(手…握ってくれた…)
トウヤ(握り返してくれた…)
フウロ「…起きてる?」
トウヤ「…うん」
フウロ「ドキドキしてる?」
トウヤ「……」
フウロ「…私はしてるよ?」
トウヤ「!」
フウロ「ドキドキしてる…トウヤ君が、こんな近くにいるから」
トウヤ「フウロさん…」
フウロ「…トウヤ君は、どう?」
トウヤ「…」
トウヤ「ドキドキなんて、もんじゃないですよ」
フウロ「どんな感じ?」
トウヤ「抱きしめたいです」
フウロ「え!?そ…そうなの?」
トウヤ「凄い我慢してます」
フウロ「我慢しなくていいって言ったら?」
トウヤ「本気にします」
フウロ「う…正直だね、意外」
トウヤ「ずっと我慢してましたから」
フウロ「ずっと?」
トウヤ「ずっと」
フウロ「じゃあおあい子だね」
トウヤ「なんで、我慢してたんですか」
フウロ「だって、わかんないもん。トウヤ君が私のことどう思ってるかなんて」
トウヤ「わからない?」
フウロ「わかんないよ。女性としてみられてないのかなって…」
トウヤ「見てます。フウロさんが女性じゃなかったら、なんなんですか」
フウロ「トウヤ君は、なんで我慢してたの?」
トウヤ「…我慢というより、勇気がなかったんですよ」
フウロ「本当?トウヤ君が?」
トウヤ「ええ」
フウロ「世界を救ったトウヤ君が、私に…触れるのが怖かったの?」
トウヤ「怖くはないです。ただ、いいのかなって」
フウロ「いいよ」
トウヤ「じゃあ、もう悩みません」
フウロ「うん♪」
トウヤ「フウロさん」
フウロ「なぁに?」
トウヤ「抱きしめます」
フウロ「わっ」
トウヤ「…」ギュウ
フウロ「…んん…えへへ…ちゅうー♪」
トウヤ「わっちょ首あと付いちゃいますよ!」
フウロ「んんー…れろ」
トウヤ「わひ!?」
フウロ「んふふー♪」
トウヤ「……」ガバッ
フウロ「あっ…!」
トウヤ「んんっ…!」チュウ
フウロ「んむっ…!んん…」ギュウ
カトレア「…別料金だから」
フウロ「ごめんなさい」ペコリ
トウヤ「…はあ…特訓する気力、ある?」
フウロ「…うーん、ごめんちょっとのんびりしたい」
トウヤ「ですよね…」
フウロ「せっかくポケモン達はやる気なのに…ごめんね、遊んどいで」
トウヤ「じゃあ、想像でもしてますか」
フウロ「想像?」
トウヤ「頭の中で戦いをシュミレーションするんですよ」
フウロ「シュミレーション…」
トウヤ「自分の打つ手から、相手の思考や性格、ポケモンの特性でバトルの流れを考えるんです。例えば…」
フウロ「凄いね…一人で居る時はいつも?」
トウヤ「暇なときは」
フウロ「性格、思考、特性、流れ…エアバトルって言うのかな」
トウヤ「まあ、想像通り行くことの方が稀なんですけど…フウロさん?」
フウロ「……」ブツブツ
*******************
フウロ「ワールドトーナメント?」
カトレア「そう」
シロナ「全国のチャンピオンとジムリーダーが集まる大会よ」
フウロ「全国…それじゃあ私も……!」
*******************
トウヤ「フウロさん?」
フウロ「あ!ごめんごめん…うーん!」ノビー
フウロ「ふいー」グデーン
トウヤ「どうしたんです?もたれかかって」
フウロ「昨夜のせいで疲れちゃったなあっと思って♪」
トウヤ「ぶっ!」
フウロ「明日からもっと魅せてあげるよ。バトルも女としても全部!そのための特訓だもんね!」
トウヤ「そうですね…」
フウロ「もう敬語いいよ!トウヤ君♪」
トウヤ「わかった、フウロさん」
フウロ「えへへ……うん!休憩終わり!天気よーし風向きよーし、スワンナ!」
トウヤ「レシラム!今日は絶好の空が開いてるね」
フウロ(すぐに、トウヤ君のいる高みに追い付くからね)
フウロ「さ!一緒にぶっ飛ぼう!!」
トウヤ「どこまで行くの!?」
フウロ「トウヤ君とならどこまでも、どこだって!」
END