まどか家
まどか「すぅ……すぅ……」
仁美(ふふっ、よく眠ってますわね。でも、ごめんなさい、まどかさん。
あなたはこれから夢の中でレズ強姦されるんですの。
でも安心してください、レイパーは私ではありませんわ。
それでは見せてさしあげましょう……志筑仁美のナイトメアを)
元スレ
仁美「レズ強姦される悪夢-ナイトメア-を見せてさしあげますわ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355049454/
・
・
・
さやか宅
まどか「さやかちゃん、相談なんてどうしたの?」
さやか「実は、かくかくしかじかで……」
まどか「え!?か、上条くんと別れた!?ど、どうして……」
さやか「うん……なんか、上手くいかなくてさ……。
あたしの方が振った形ではあるんだけど……何が悪かったんだろ。
あたしが悪かったのかなぁ……」
まどか「さやかちゃん……。げ、元気出して!そうだ、原因考えてみようよ?
もしかしたら仲直りできるかもしれないし……」
さやか「まどか……。あんたやっぱ、優しいね、ありがと!」
まどか「そ、そうかな?えへへ……」
さやか「ん~、やっぱりまどかこそさやかちゃんの嫁にふさわしい!
まどかはあたしの嫁になるのだー!」
まどか「きゃっ!もう、さやかちゃんってば!」
さやかちゃんは、勢い良くわたしに抱きついてきた。
そこまでは“いつも通り”だった。
けど、さやかちゃんは、抱き付いたまま。
そのままじっとしてた。
さやか「…………」
まどか「……さやかちゃん……?」
さやか「ねぇ、まどか……。ほんとに、付き合っちゃわない?」
まどか「えっ……きゃっ!?」
わたしは、何を言われたのか理解する前に、押し倒された。
さやかちゃんはわたしの両手に手を重ねて、上から覆い被さるように、わたしをじっと見る。
さやか「まどかはさ……あたしのこと、嫌い?」
まどか「え……?き、嫌いなわけないよ。さやかちゃんのこと、とっても大好きだよ?」
さやか「そっか。なら、良いよね?」
まどか「さ……さや、んむっ!?」
名前を呼ぶ前に、わたしの唇はふさがれた。
……さやかちゃんの、唇で。
こ、これって……キス……!?
さやか「……ぷぁ。あははっ、まどか、初めてだったでしょ?」
まどか「さ、さやかちゃん……?どうして、こんなこと……!
き、キスは、だって、好きな人と……か、上条くんと……」
さやか「やっぱ、気付いてなかったんだ。
あたしがいつも、何を考えながらあんたに抱きついたりしてたのか」
まどか「え……?」
さやか「大変だったんだよ?我慢するの。
冗談の範囲で抑えるのに、あたしがどれだけ我慢したか。
我慢するたびに、そのことを思い出して、夜に自分を慰めて……。
でも……ごめん。もう我慢の限界だわ」
まどか「さやかちゃ……ひっ!?」
さやかちゃんは突然、わたしの服の中に手を入れ……下着の下にまで手を入れて、
胸を直接触ってきた。
さやか「おぉっ!まどかの乳首はっけーん!かぁわいぃ~!」
まどか「いっ、いやあ!や、やめて、さやかちゃん、やめてぇ!!」
さやか「ありゃ、そんなに胸は嫌かね。そんじゃ、こっち行っちゃいますか」
ふいに胸から手を離したさやかちゃんは、今度はその手を、
わたしの足に、太ももに持っていった。
まどか「や、やだっ……!!」
わたしは身をよじって逃げようとする。
でも……
さやか「駄目だよ、まどか。逃げたりなんかしちゃ」
目の前に、大きな剣が。
さやかちゃんはいつの間にか、魔法少女に変身してた。
さやか「ごめんね、こんな方法しか使えなくて。
マミさんみたいに拘束魔法が使えれば良いんだけど、あたしって不器用だからさ」
さやか「出来ればまどかを傷つけたくないから、逃げようなんて思わないでね。
あ、でもちょっとくらいなら抵抗しても良いよ?
その方が萌えるし、魔法少女の力に抵抗なんてできるわけないしね」
まどか「ゃ……やだぁ、やだぁあ……!」
さやか「キター!まどかのマジ泣き!泣いてる顔が一番可愛いよ、まどか!」
まどか「さ、さやかちゃ、おねがぃ、や、やめてぇ……」
さやか「そんな顔でお願いされて……やめるわけにはいかないでしょ!」
そう言ってさやかちゃんは、わたしの下着を力任せに引っ張って、取ってしまった。
まどか「っひ……!」
ほとんど反射的に足を閉じようとするけれど、すごい力で止められる。
太ももを掴まれ足を大きく開かれて、
ひんやりとした空気に大事なところが晒されるのを感じた。
さやか「あはははっ!こうしてじっくり見るの
初めてだけど、やっぱり毛薄いんだね、まどか!」
まどか「いっ、いやぁああ!見ないで、見ないでぇえ!!」
さやか「ばっちりまどかのイメージカラーのピンクだね!さて、お味の方はぁ~?」
まどか「ひぃっ!?」
全身に、悪寒が走った。
さやかちゃんの口がわたしのアソコを包んで、その舌が、わたしの、大事なところを……。
さやか「ぁむ、ぴちゃ、れろ、ぐむ、ぺちゃ……」
やだ、怖い、怖い、怖い……
まどか「っ、ひっ、ぇ、ぅぇえっ、ぅええぇえええん……!」
わたしはさやかちゃんにアソコを舐められながら、泣いて、泣いて、泣いて、
泣きじゃくることしか、できなかった。
まどか「……っは……!」
ふと目を覚ますと、わたしは家のベッドの中に居た。
まどか「ゆ……夢オチ……?」
よ、良かったぁ。
でもなんで、あんな夢……。
さやかちゃんがわたしにあんなこと、するはずないのに……。
さやかちゃんがそんなこと考えながら、いつも抱きついたりしてたなんて、
そんなはず、ないのに……。
……そんなはず、ないよね……?
・
・
・
仁美(ふふふっ、我ながら酷いレズ強姦でしたわね。さて、次は……)
ほむら「すぅ……すぅ……」
仁美(普段クールなほむらさんには……こんなのはどうでしょう?)
・
・
・
ほむら「私に相談なんて……どうしたの、まどか」
まどか「うん……ほむらちゃんは、さ。わたしのこと、どう思ってる……?」
ほむら「どうって……。とっても大切な、私の友達よ」
まどか「もしもわたしが、普通の人とは違う、ちょっと変わった子でも、受け入れてくれる?」
ほむら「……?えぇ、もちろん。私にとってのまどかは変わらないわ」
まどか「そっか、良かったぁ!じゃあほむらちゃん。服、脱いでくれる?」
ほむら「え?」
ほむら「ふ、服を?どうしてそんな……」
まどか「ね、お願い、ほむらちゃん」
……わからない。
まどかが何を考えているのか、わからない。
でもきっと……何か、意味のあることなんだ。
ほむら「……えぇ、わかったわ。服を脱げば良いのね……」
私はまどかの言う通りに、着ている制服を脱いでいく。
女の子同士とは言え、流石に脱衣をじっと見られるというのは恥ずかしい。
少し顔が熱くなるのが自分でもわかる。
ほむら「……脱いだわ、これで良いかしら」
まどか「えぇー、駄目だよぉ。ちゃんと全部脱がなきゃ。まだ下着が残ってるでしょ?」
ほむら「しっ……下着も、脱ぐの……?」
まどか「もちろんだよ!」
そんな……。
下着姿くらいなら体育の着替えで何度も見られたことはあるけれど、
完全な裸なんて、一度も見せたことなんてないのに……。
まどか「……ほむらちゃん?」
ほむら「あ、あの、まどか?
下着まで脱ぐのは、流石に、恥ずかしいわ。だから、その……」
まどか「嫌、なの……?わたしのお願い、聞いてくれないの……?」
ほむら「っ……わ、分かったわ。それじゃあ、ぬ、脱ぐわね……」
まどか「うん!」
ブラジャーのホックを外し、胸が外気に晒される。
まどか「わー、ちっちゃくて可愛いな!えへへ」
ほむら「い、言わないでちょうだい……」
まどか「あれ、もしかして気にしてた?ごめんね、ほむらちゃん」
ほむら「と……特に気にしてるわけじゃないわ。
でもやっぱり、改めて言われると、その……」
まどか「ほむらちゃん、手が止まってるよ。早く下も脱いで脱いでっ」
ほむら「え……えぇ……」
まどかに急かされるまま、私は、最後の一枚を脱いだ。
これで完全に裸だ。
まどかの目の前で、完全に……。
まどか「あははっ、ほむらちゃん、顔が真っ赤だよ?
色白だから余計に真っ赤に見えちゃうね!」
自分でも気付いていたが、指摘されると余計に恥ずかしい。
多分私は、耳まで真っ赤になっているんだと思う。
ほむら「っ……も、もう良いでしょう、まどか。そろそろ、服を……」
まどか「ううん、まだ駄目!ね、ほむらちゃん、後ろ向いてくれる?」
ほむら「え……こ、これで良いの?」
まどか「そのまま、後ろ手に手を組んで?」
ほむら「こ……こうかしら……」
と、次の瞬間。
両手首に冷たい感触が。
驚いて手を引っ込めようとするが……動かない。
慌てて首を捻り、後ろに回した手を確認すると……
ほむら「て、手錠……!?」
ほむら「ま、まどか!?何をするの、これを外して!」
まどか「あっ、動かないでほむらちゃん。じっとしてっ!」
ほむら「あ、あなた何を……えっ!?」
まどかが何かを取り出して、そして次に、目の前が真っ暗になった。
この子が何を取り出したのか、よく見えなかったけど……でも、わかる。
この圧迫感と、閉ざされた視界。
私はアイマスクか何かで、目隠しをされたんだ。
ほむら「ま、まどか!どういうつもり!?何をしているの!?」
まどか「ん~、それじゃあ次は、これだね!」
ごそごそと、また何かを取り出すような音。
そして、まどかが近付いてくる気配がして、そして……
まどか「えいっ!」
ほむら「いッ!?」
一瞬の高い音と、お尻に強い衝撃。
その衝撃は直後にビリビリとした痺れに変わり、そしてジンジンとした痛みに変わり……
私は何かで強くお尻を叩かれたのだと、ようやく理解した。
まどか「すごぉーい!こんなに真っ赤になるんだ!」
ほむら「ま、まど……あぅッ!?」
まどか「えいっ、えいっ、えいっ!」
まどかは何度も何度もお尻を叩く。
その度に私は身をよじらせてなんとか逃れようとするけれど、
ほんの少し当たるところをずらすことしか出来ない。
ほむら「や、やめッ、まどか、や、やめて!やめなさい!」
まどか「え……ほむらちゃん……?」
ほむら「や……やめなさいと言ったの、まどか。いくらあなた相手でも、
こんなことをされれば私だって怒るわよ……!
悪ふざけで済まされないことだって……」
まどか「ほむらちゃん……酷いよ。わたしのこと、受け入れてくれるって言ったのに……」
ほむら「そ、それは、でも……!」
まどか「ほむらちゃんに拒否されるんだったら……わたしもう、契約、しちゃおうかな……。
こんな変わったわたしを、みんなが受け入れてくれますように、って……」
ほむら「ッ!?だ、駄目!契約だけはしないで!」
まどか「でもほむらちゃんが……」
ほむら「わ……わかったわ。私は、あなたを、受け入れる……」
まどか「ほんと!?」
ほむら「えぇ……あ、あなたがそういう趣味を持っているというのなら、
私が、相手をしてあげるわ……。だから、契約だけはしないで、お願い……」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん!
えへへっ、ほむらちゃんならきっと分かってくれるって思ってたよ!」
まどか「それじゃあほむらちゃん、早速だけど、四つん這いになってくれる?
あ、でも両手は後ろだから四つん這いって言うのはちょっと違うかな?
肩と膝を床につけるっていうか……分かるよね?」
ほむら「え……えぇ……」
まどかの言う通り、床に膝と肩、そして顔を付ける。
これは四つん這いというより……お尻を後ろに突き出すためだけの体勢のようにも思える。
すると、まどかの足音が、私の後ろに回って……
まどか「わあ、ほむらちゃん、お尻の穴も綺麗だね!」
ほむら「っ……く、ぅ……」
ま、まどかに……同年代の女の子に、こんな恥ずかしいところを……。
恥ずかしすぎて、泣き出してしまいそう……。
あれからまた、しばらくまどかは私のお尻を叩き続けて……
まどか「ふー。お尻ってこんなに真っ赤になっちゃうものなんだね。
見せてあげられないのが残念だよ!」
ほむら「っ……」
まどか「あっ、そうだ!写真に撮れば良いんだよね!」
ほむら「えっ!?ま、まどか、待っ……」
私が制止する前に……カシャ、とシャッター音が聞こえた。
ほむら「う、ぅっ……」
まどか「あ、そうだ。せっかくだし……ほむらちゃん。
お尻の穴、指で広げてみて!指、届くよね?」
ほむら「お……お願い、まどか。もう、ゆ、許し……」
まどか「契約、しても良いの……?」
ほむら「わ、わかった、わかったから……!言う通りに、するわ……!」
恐る恐る指を伸ばし、そして、お尻の肉を掴んで、ぐっと引っ張る。
穴が、広げられるのが分かる。
なんて情けない格好だろう。
床に顔をこすりつけて、お尻を突き出して、両手でお尻の穴を広げて……。
ほむら「ひっ!?」
突然、お尻の穴に何かが触れた。
まどか「ほむらちゃん、今から入れるけど、あんまり力入れちゃ駄目だよ?」
ほむら「な、なに!?何を入れるの!?」
まどか「ちょっと太くて苦しいかも知れないけど、でも我慢できるよね?」
う、うそ……。
今お尻の穴に触れているものを、入れるつもりなの……!?
そんな、見えないけど、触れている感触からだいたい分かる……。
こんなの、入るわけがない!
こんなの入れたら、そしたら……!
ほむら「や、やめてぇ!まどかお願い、やめてぇ!!」
まどか「こら、暴れちゃ駄目だよほむらちゃん。暴れたら裂けちゃうかもよ?」
ほむら「お、お願い、それ以外だったら良いから、それ以外なら、なんでも……」
まどか「せーのっ!」
ほむら「ひっ……!」
ほむら「……ッ!……はぁ、はぁ、はぁ……な、なんて夢……」
今まで何度も悪夢は見てきたけれど、あんなのは初めてだわ……。
まさかまどかに、あんな……。
夢の中のまどかは、私の知ってるあの子とは似ても似つかなかった。
あんなおかしな趣味を、まどかが持っているはずなんてない。
……ない、わよね?
もし持っていたとすれば、私はやっぱり、拒絶してしまうだろうか。
それとも、夢の中のように……。
ほむら「……何を考えているの、私は。考えるだけ無駄よ……」
仁美(ふふっ、そうだと良いですわね)
・
・
・
仁美(さて、次は……)
さやか「むにゃ……んー……」
仁美(気持ち良さそうに寝てますわね。
さやかさんには……こんな設定はどうでしょうか?)
・
・
・
ほむら「そうやってあなたは、ますますまどかを苦しめるのね」
さやか「……まどかは関係ないでしょ」
ほむら「いいえ、何もかもあの子のためよ。私は、まどかを傷つけるモノを許さない。
全ての障害から、あの子を守ってみせると決めたの」
さやか「は、はぁ!?転校生、あんた頭おかしいんじゃないの!?」
ほむら「黙りなさい」
さやか「ッ!?あ、ぐっ……!」
う、うそ、こいつ……拳銃で、あたしのわき腹を……!?
突然のことで、痛みを消すのが間に合わなかった……。
でも、このくらいの傷……!
ほむら「……さすが、大した回復力ね。でも、これならどう?」
そう言って転校生が取り出したのは……拳銃なんかじゃない、もっと、大きな……。
き……機関銃……?
さやか「う……うそでしょ?ま、まさかそれ……」
ほむら「そのまさかよ」
さやか「っ!!」
あたしはとっさに、痛みを消す。
そして次の瞬間、目の前が眩しい光で覆われた。
それと同時に……あたしは、顔から地面に倒れた。
さやか「くっ……!」
起き上がろうとするけれど、起き上がれない。
手も足も、動かない。
ほむら「動かないんじゃないわ。“無い”のよ」
さやか「は……?」
ほむら「ほら、あなたが動かそうとしているのはこれでしょう?」
そう言って転校生は、地面にこすり付けられたあたしの顔の目の前にソレを持ってくる。
そこにあったのは、紛れもない、あたしの……。
さやか「ひっ……ぃやぁああああぁああああッ!?」
ほむら「あら、痛みは感じなくても恐怖は感じるのね」
さやか「い、嫌、嫌ぁ!あたしの、あたしの……!」
ほむら「駄目よ、あなたはそこで芋虫のように這いつくばっているのがお似合いだわ」
さやか「ば、化け物……」
ほむら「え?」
さやか「この化け物ォ!!異常なんてものじゃない、お前、化け物だよ!」
ほむら「おかしなことを言うわね。もう少し客観的に自分のことを見られるようになりなさい。
そんな姿をしているあなたの方がよっぽど化け物じみているわよ」
さやか「っ……」
ほむら「いえ……ごめんなさい、訂正するわね。化け物なんて立派なものじゃない。
ただの虫……害虫よ。まどかにたかり、あの子の幸せを食い荒らす、害虫だわ」
さやか「お、お前、何が目的なんだよ……!あたしを殺したいの!?だったら殺しなさいよ!」
ほむら「もちろん殺すわ。でも、すぐには殺さない。
あなたには最大限の恐怖と屈辱、
絶望を味わわせて、それからきちんと殺してあげる」
ほむら「とりあえず、これは預かっておくわね」
そうして転校生は、あたしからソウルジェムを取り上げた。
その瞬間、両手足に痛みが走る。
ほむら「少し離してしまえば、痛覚の遮断もうまくいかないでしょう。
でもあまり離しすぎて痛みで気絶されても困るから、この辺りにしておくわね」
さやか「っ……返、せ……!」
ほむら「返すわけないでしょう、愚かね。さて、次は……」
さやか「な、なに……」
転校生はうつ伏せのまま動けないあたしの体を掴み、仰向けにひっくり返して、そして……。
あたしの服を、引きちぎった。
さやか「ッ……!?」
ほむら「……相変わらずみっともない体ね。いやらしい」
あたしの胸を足で強く、強く踏みつける。
ハイヒールが深く食い込み、血が滲み……
痛みを遮断していても、かなり強い力で踏みつけていることがよくわかった。
さやか「あ……あんた、何を……」
ほむら「黙りなさい」
あたしが少し喋った、その瞬間。
転校生は足を胸から口へと移動させ……まだ喋っているあたしの口を、思い切り踏んだ。
さやか「がッ!?ぁ、ぶ……」
そしてそのままヒールを口の中に捻じ込み、ぐりぐりと踏みつけ……
ほむら「人の言葉を喋らないで。不愉快よ。害虫の分際で」
しばらく後、ほむらはようやく口から足をどけた。
さやか「ぁ、ぁう、ぉ……!」
罵声を浴びせようとしたけど、全然言葉にならない。
きっと、舌が……下手したら喉も、潰れてしまったんだ。
ほむら「喋れなくなったみたいね。そうよ、それで良いの」
さやか「ぇ……ぁ、ぃ……!?」
転校生は、その立ち位置をあたしの体の横から移す。
そして、本来なら、足があるはずの位置。
足と足の間……そこに移動して、しゃがみこんで……再び拳銃を取り出した。
そしてその銃口を、あたしの下半身……あそこに、突きつける。
ほむら「あなた……まだ、未経験よね?」
な……何を言ってるの……?
ま、まさか……!
さやか「ぁぁあッ……!ぃあぁ……!!」
ほむら「あら、私がしようとしていることにもう気付くなんて。
やっぱりいやらしい害虫だということかしら」
さやか「ぃあぁ、ぃぁああッ!」
ほむら「良いじゃない。死ぬ前に経験できるんだから。
そうだわ、せっかくだし、相手くらいは選ばせてあげるわね。
銃身と銃弾、初体験の相手はどっちが良い?」
さやか「ぁ、えぇ、ぉ、ぇあぃ、あぇ……!」
ほむら「……意味がわからないわね。仕方ないわ、私が選びましょうか」
そうして転校生は、引き金に指をかけ……
さやか「……っは……!はぁっ、はぁっ、はぁっ……!ゆ……夢……?」
な、なんだよ、今の夢。
超リアルだったし、超怖かったし……。
しかもあたし、ほむらのこと転校生って……
あれって、出会ってすぐの頃、っていう設定だったってことだよね。
なんでそんな妙な設定で、しかもあんなおかしな夢みちゃったんだよ……。
いや、確かに昔は結構ギスギスしてたし、いざこざもあったけど、
もう仲良くなんたんだし!
……だ、だよね?
仲良くなってるよね?
っていうか、いくらほむらでもあんな……あそこまでは流石に……。
仁美(少し、ハード過ぎたかしら……。でも初めがハードになればなるほど、
その後が予定通りに行きやすいはずですわ!
時間も時間ですし、とりあえず今日は、このくらいにしておきましょう)
・
・
・
翌朝
仁美「おはようございます、まどかさん」
さやか「おはよ、まどか」
まどか「あっ……さ、さやかちゃん……お、おはよう」
さやか「ん?どうしたのまどか、なんか元気なくない?」
まどか「え、えっと……ちょっと、その、寝不足で……」
仁美「あら。もしかして、何か悪い夢でも見たんですの?」
まどか「えっ!?あ、いや、そ、それはその……」
さやか「わ……悪い夢……?」
まどか「え、えっと……あっ、ほむらちゃんだ!」
さやか「ほ、ほむら!?」
まどか「おはよう、ほむらちゃん!」
ほむら「ま、まどか……おはよう……」
まどか「?ほむらちゃん?」
ほむら「な……なにかしら」
仁美「あら?なんだかほむらさんも少し元気がないみたいですわね。
もしかしてほむらさんも何か夢を?」
ほむら「えっ……!い、いえ、おかしな夢なんて見ていないわ。別に、いつも通りよ。
それより早く、学校に行きましょう。ほらさやか、あなたもボーっとしてないで」
さやか「へっ!?え、あ、う、うん……」
ほむら「……?」
さやか(……な、何変に意識しちゃってるんだよ!あんなの、ただの夢じゃん!
別にほむらはそんなのじゃないし、そんな奴じゃないし!)
ほむら(まどかの顔をまともに見られない……。
まさかあんな夢を見てしまうだなんて……)
まどか(そ、そんなはずないのに、さやかちゃんがわたしのこと……
なんて、そんなはずないのに……)
仁美(ふふっ……3人とも夢が気になって相手を意識しているようですわね)
・
・
・
放課後
仁美(今日1日、3人ともそれぞれが意識して、まともに会話できていませんでしたわ。
今のところ、予定通り……)
さやか「……仁美?おーい、仁美さーん?」
仁美「あっ……ごめんなさい。少しボーっとしてましたわ。なんでしょう?」
まどか「放課後だから帰ろう、って」
仁美「えっと……お待たせしておいて申し訳ありません、
実は今日もお稽古がありまして……。お先に失礼しますわ」
ほむら「あっ……。帰ってしまったわ……」
さやか(ま、マジでか……。今は1人でも多い方が会話に気ぃ遣わなくて済むのになぁ)
ほむら(まだ、まどかとマトモに会話できる自信がない……)
まどか(し、しょうがないよね。……ごめん、さやかちゃん。
わたし今日は、ほむらちゃんとばっかり話しちゃうね……!)
まどか「そ、それじゃ、帰ろっか、ほむらちゃん」
ほむら「っ!え、えぇ、そうね。帰りましょう、さやか」
さやか「お、おう!帰ろっか、まどか!」
まどか「っ……う、うん。行こう、ほむらちゃん!」
ほむら(――な、なぜかしら。今日は、まどかが私にばかり話しかけてくるような……)
さやか(くっ……ほむらが話しかけてくるって嬉しいことのはずなのに……
あの夢がフラッシュバックする……)
まどか(……ま、まさか、さやかちゃん、本当にわたしのこと……!?)
仁美(……ふふ、なんて可愛らしい。やっぱり意識し合って……あら?あれは……)
マミ「あら。3人とも今帰り?」
杏子「どーせまた寄り道してたんでしょ?不良だねー」
3人(た、助かった……!)
さやか「なぁーにが不良よぉ!あんたにだけは言われたくないっての!
このやんちゃ娘めぇ!このこのぉ!」
杏子「うわっ!なんだあんた急に!」
まどか「マミさん、もしかして今パトロール中ですか?
それとも今からもう帰っちゃうんですか?どうなんですか?最近どうですか?」
マミ「えっ?な、なに?質問は何?」
ほむら(私は一息ついていよう……)
仁美(あのお2人は確か、巴先輩と佐倉さん……。
そうですわ……彼女たちにも見せて差し上げましょう。志筑仁美のナイトメアを!
えぇそうですわ、それが素晴らしいですわ!)
・
・
・
夜
杏子「くー……くー……」
仁美(佐倉さん、こんなところに泊まっていますのね。
あなたのレズ強姦のシチュエーションは……こんなのはどうでしょう?)
・
・
・
マミ「違うわ、佐倉さん。まだ動きが固い!」
杏子「こ、こうかい?マミさん」
マミ「いいえ、まだ駄目!もっと柔軟に体を使えるようにならないと、
槍を使った戦法も上手くいかないわよ!」
杏子「そ、そんなこと言われても、難しいよ……」
マミ「……仕方ないわね。良い?構えの時は腕はこうで、足はもっと開いて、こう……」
杏子「んっ……」
マミ「佐倉さん?どうかしたの?」
杏子「ちょ、ちょっとくすぐったいよマミさん、そんなとこ触っちゃ」
マミ「もう、こっちは真剣なんだから、我慢しなさい。強くなりたいんでしょう?」
杏子「う……うん。わかった、我慢する」
マミ「良い?脇からわき腹にかけての筋肉を、もっとこう捻る感じで、柔らかく……」
杏子「っ……」
我慢してって言われても……やっぱりくすぐったい。
そんな、後ろから手を回されてお腹やわきを触られたんじゃ……
杏子「ひゃっ!?」
マミ「佐倉さん?もう、真面目にやって!」
杏子「ご、ごめんなさい……」
き、気のせいかな?
今マミさん、あたしの胸を軽く撫でたような……。
マミ「良い?ここはもっと、こう……」
杏子「んっ……っ」
気のせいじゃない、やっぱりマミさん、あたしの胸を触ってる……。
それも、先っぽの部分だけ、撫でるっていうか、一瞬擦るっていうか……。
杏子「あ、あのさ、マミさん?それわざとやって……」
マミ「上半身はこのままで、腰は落として、もう少し足を開いて……」
そう言ってマミさんは、今度はあたしの腰に手を添えて、
そのまま太ももっていうか、足の付け根の方に……
杏子「やっ……やめてよ、マミさん!絶対わざとやってるじゃんか!」
マミ「わざと?どういうこと?」
杏子「さっきから変なとこばっかり触ってさ!せ、セクハラだよセクハラ!」
マミ「セクハラって……女の子同士でセクハラも何もないでしょう?
私が触ってるのは指導に必要なところだけよ。くすぐったいのも分かるけれど……」
杏子「うっ……で、でも」
マミ「佐倉さん……そんなに私の指導が気に入らないの?」
杏子「そ、そんなことないよ!わかった、我慢するから!」
マミ「そう、良い子ね。それじゃ、続けるわね」
マミさんはまたあたしの後ろに回りこんで、両手をあたしの足の付け根に添えて、
マミ「……うーん……少しここの筋肉が硬いわね。ちょっとマッサージしましょうか」
杏子「は、はぁ!?」
杏子「マッサージって、ここを!?い、良いよ自分でやるから!」
マミ「自分でやっても上手く出来ないわ」
杏子「だ、だって恥ずかしいよ!下着とかも見えちゃうし……」
マミ「大丈夫、見ないようにするから。
もしスカートが恥ずかしいなら、変身を解いてホットパンツになっても良いわよ?」
杏子「うっ……じ、じゃあそうさせてもらうよ」
マミさんに言われた通り、変身を解いていつもの私服に戻る。
マミ「それじゃ、仰向けに寝てちょうだい」
杏子「こ、ここで?外でマッサージするの?」
マミ「大丈夫、誰も来たりしないから」
杏子「そりゃまぁ……そうだろうけどさ……」
結局、マミさんの言う通りにその場に仰向けに寝ることにした。
マミ「……もう少し、足を開いてもらえる?」
杏子「う、うん……」
少し足を開くと、その間にマミさんが座る。
そして、両手をあたしの太ももに添えて、マッサージを始めた。
……それは良いんだけど、手の位置がちょっと上過ぎるって言うか。
指とか完全にホットパンツの中にまで入っちゃってるし……
杏子「ん、ふっ……ま、マミさん、や、やっぱりちょっとくすぐったいよ……」
マミ「我慢して。強い魔法少女になるためよ?」
と、次の瞬間。
マミさんの指先が、下着の中に入った。
杏子「っい!?ちょ、ちょっとマミさん!?」
マミ「なぁに、どうかした?」
杏子「い、行きすぎ行きすぎ!そんなに上の方までしなくて良いって!」
マミ「それはあなたが決めることじゃないわ。ここもマッサージする必要があるんだから」
こんな会話をしている間も、マミさんの指は完全にあたしの下着の中に入ってる。
そしてそのまま、動き続けてる。
マミ「あら、佐倉さんあなた……まだ産毛しか生えてないのね」
杏子「や、やめてよ!何してんのさ!?
無理無理無理!やっぱマッサージ自分でやる!だから離し……」
そうして立ち上がろうとした瞬間、地面から生えてきたリボンであたしの体は固定された。
マミ「こら、暴れちゃ駄目でしょ、佐倉さん?」
杏子「ちょ、ちょっと、マミさん!?これは流石にやりすぎだよ!」
マミ「あなたが暴れるからいけないのよ?さ、マッサージの続き、始めちゃうわね」
杏子「や、やめ……ひっ!?」
マミさんはホットパンツの中に、もちろん、下着の中にも、乱暴に手を突っ込んで、
そして、指であたしのあそこを、ぐいっと広げる。
杏子「ま、マミさん……?何してるのさ……そんなとこ、関係な……ぃあッ!?」
な、なに今の、デコピン!?
あそこを広げたまま、指で弾かれた!?
マミ「もう、だから関係あるかないかなんて、佐倉さんが言うことじゃないでしょう?」
弾かれたところ、まだジンジンしてる。
力はそんなに強くなかったはずなのに、すごく痛かった……。
な、なんだよ今の……!?
マミ「今のが佐倉さんの弱点よ、わかる?」
杏子「じ、弱、点……?」
マミ「弱点は鍛えてあげないとね」
杏子「いッ!?痛いッ!痛いよマミさん!やめて!つねらないでぇ!!」
マミ「そんなに強い力は入れてないんだけど……仕方ないわね。初めてだものね」
杏子「はぁ、はぁ……ま、マミさん、なんで、こんなこと……」
マミ「佐倉さん……これ、見える?」
杏子「え……?い、糸……?」
マミさんの指先にかすかに見える一本の線。
それは……
マミ「そう、私のリボンをぎりぎりまで細くした魔法の糸よ。
こんなに細いけど、簡単に切れたりはしないわ」
杏子「で、でもなんで、今、それを……」
マミ「これを、あなたの弱点に結びつけるわね」
杏子「え……?ちょ、ちょっと待っ、っひッ!?ぃイ痛いぃ!!痛いぃいい!!」
マミ「ちょっときつめだけど、このくらい耐えられるようにならないと」
杏子「解いて!解いてぇえ!!ぃあぁああ!!」
マミ「ふふっ……もしこの糸、このまま私が引っ張っちゃったら……どうなるかしら?」
杏子「ひッ!?や、やめて、やめ……!!」
杏子「……ぅああ!?……なっ……なんだよ、今の夢……!」
あたしとマミの師弟時代の夢はよく見たが……あんなのは初めてだ。
なんだよ、あれ……。
途中から完全におかしかったじゃんかよ……。
マッサージってのは、確かにしてもらったこともあるし、
あたしがしてやったこともあるが……あそこまで変じゃなかった。
箇所だって、肩とか、背中とか、腰とか……だった、はずだ。
た……確か、そうだったよな?
いや、太もももあったか?
今考えれば、マッサージを提案するのはいつもマミだったような……。
杏子「……だからなんだってんだよ」
あんな夢見て、あたしの頭までおかしくなりそうだ。
くそっ。
・
・
・
仁美(さて、今度はお相手の方に……)
マミ「すぅ……すぅ……」
仁美(ふふっ、今度はあなたがレズ強姦される番ですわよ)
・
・
・
マミ「……ねぇ、佐倉さん。あなた、私と一緒に暮らす気はない?」
杏子「ん?なんだよ急に。別に今でもなんとかなってるし、そのつもりはないよ」
マミ「でも、生活費なんかが……。私があげてるお小遣いだけで足りてるの……?」
杏子「あー……。あんた、あたしが盗みとかしてないか気になってんだろ?
安心しなよ。もうそんなことやっちゃいないからさ。
足りない分はちゃんと自分で金稼いでる」
マミ「じ、自分で……?どうやって……」
杏子「別に、簡単だよ。ちょっとその辺のおっさんの相手してやれば、
その日の飯代も宿泊代もタダだし、金もたくさんもらえるしねー」
マミ「えっ……!?そ、それってまさか……!」
マミ「あ、あなた、体を売ってるの!?」
杏子「んー、 まぁそういうことになるね」
マミ「だ、駄目よそんなこと!もう二度とそんなことしないで!」
杏子「あん?何よ、なんか文句あるっての?
盗みなんかするなって言ったのはあんたたちだろ?」
マミ「それは、でも……!」
杏子「あたしは自分の力で金を稼いでるんだ。何も文句言われる筋合いはないよ」
マミ「そ、それとこれとは……」
杏子「ちっ……なんだよ。あんた、とことんあたしのやり方が気に食わないみたいだね」
マミ「ね、ねぇ、佐倉さん……。もし私をびっくりさせるための冗談とかだったら、
今すぐそう言って欲しいの……。私、あなたがそんなことをしてるだなんて……」
杏子「ふん、信じられないってか?じゃあ、確かめてみるかよ?」
マミ「え?な、なにを……んむっ!?」
き……キス!?
しかも、え、えっ?
さ、佐倉さんの舌が、私の口の中に……!
杏子「……ぷはっ。へっ、どうよ、上手いもんでしょ?散々やらされてきたからね」
マミ「う……うそ、嘘よ……そんなの、そんなの……」
杏子「……ったく、うぜぇな。
言って聞かせてわからねぇ、キスしてもわからねぇってんじゃ……。
あとはもう、ヤっちゃうしかないよねぇ!」
マミ「な、何をするの!?佐倉さん、やめて!」
杏子「まぁ大人しくしてなって。
実は女を相手にすることだって時々あるんだからさ。悪いようにはしないよ」
マミ「わ、私にそんな趣味はないわ!今すぐやめなさい!」
杏子「へっ、どうだか。あたしにはとてもそうは思えないけどね」
マミ「ど……どういうこと……?」
杏子「昔っからそうだったろ?あんたは後輩だとか友達だとか、
そう自分に言い聞かせてたみたいだが……本当は違ったんじゃないの?」
マミ「そ……そんなことはない!
佐倉さん、あなたは私にとっての大切な後輩で、仲間で、友達で……!」
杏子「ふーん……だったら、こういうことしても許してくれるよね?」
マミ「ひっ……!?」
佐倉さんは私の服を乱暴に破って、そして、ブラジャーも取ってしまう。
杏子「ははっ、相変わらずでかい胸だね。
あんたよく、その胸あたしに押し付けてきてたよな?」
マミ「そんなつもり、ない……!私は……!」
杏子「なぁ……いい加減素直になりなよ。マミさん?」
マミ「っ……さ、佐倉、さん……。い……嫌よ、やめて……今すぐ、やめなさい……!」
杏子「はぁ……。これはあんたのためでもあるんだよ?
あんただっていつかは自分で稼がなきゃいけない。
魔法少女なんてやりながらだと、あたしみたいに体で稼ぐのが一番なのさ。
その方法を、あんたに先輩として教えてやろうってんだよ」
マミ「お……お願い、佐倉さん……。もうこんなの、やめて……!」
マミ「昔の佐倉さんに戻って……。
い、今なら忘れてあげるから、怒ったりしないから、ね……?」
杏子「……話にならないね。良いよ、もうあんたの首から上には用はない。
マミの体にだけ、たっぷり教え込んであげるからさ」
そう言って佐倉さんはソウルジェムから槍を出し、
そして、私の首にあてがった。
杏子「痛みは消しときなよ?それから、血も止めときな」
マミ「さ……佐倉さん?何をするの……!?」
杏子「あんたは少し離れて見てな。あたしがあんたの体に色々教えてあげてるとこをさ。
あ、痛み以外は残すんだよ?そうじゃないと意味ないからね」
マミ「やっ、やめて佐倉さん!お願い、嫌ぁッ……!」
マミ「っは……!はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
慌てて首に手をやり、確かめる。
ちゃんと……繋がってる。
な……なんて酷い、夢……。
そ、そうよね、夢よね、あり得ないものね。
佐倉さんがあんなことするなんて。
それに、私が佐倉さんのことをそういう目で見てたなんてことも、
佐倉さんが体を売ってるなんてことも、あり得ない、ものね。
……あり得ない、わよね……?
仁美(やっぱりちょっとハードになってしまいましたわね……。
しかしそれこそ、まさにナイトメアを冠するにふさわしい内容ですわ!)
・
・
・
仁美(さて、あのお2人は済んだことですし、次はもう一度、まどかさんたちですわね)
まどか「すぅ……すぅ……」
仁美(ふふっ、昨日あんな夢を見たというのに、よく眠ってますわね。
でも安心なさってください。次のナイトメアは、初回に比べて……)
・
・
・
まどか「さやかちゃん、相談なんてどうしたの?」
さやか「実は、かくかくしかじかで……」
まどか「え!?か、上条くんと別れた!?ど、どうして……」
さやか「うん……なんか、上手くいかなくてさ……。
あたしの方が振った形ではあるんだけど……何が悪かったんだろ。
あたしが悪かったのかなぁ……」
まどか「さやかちゃん……。げ、元気出して!そうだ、原因考えてみようよ?
もしかしたら仲直りできるかもしれないし……」
さやか「まどか……。あんたやっぱ、優しいね、ありがと!」
まどか「そ、そうかな?えへへ……ん?」
あれ?
なんだかこの光景、見覚えがあるような……。
さやか「ん~、やっぱりまどかこそさやかちゃんの嫁にふさわしい!
まどかはあたしの嫁になるのだー!」
まどか「!」
そっか、思い出した……!
これ、昨日見た夢と一緒だ!
さやかちゃん、わたしに抱き付いたまま動かない……。
やっぱり、これって……!
まどか「だ、駄目だよ、さやかちゃん……!」
さやか「へっ……?」
まどか「いくら夢の中だからって、そんなの駄目だよ!絶対おかしいよ!」
さやか「ありゃ~、気付いちゃったんだ?そんじゃ、昨日の夢も覚えてるの?」
まどか「っ……!う、うん……」
さやか「あははっ、なーに顔真っ赤にしちゃってんのよ、まどか!
可愛いなぁ!何、そんなに良かったの?」
まどか「よ、良くなんかないよ!すっごく怖かったんだよっ!」
さやか「うん……ごめん、分かってる」
まどか「え……?」
さやか「ごめんね、あたしがどうかしてたよ。本当、ごめん」
まどか「え、えっと……あ、謝ってくれるなら……」
さやか「だから今日は、優しくしてあげるね」
まどか「そっ、そういう問題じゃないよっ!」
さやか「大丈夫、本当に今日は無理矢理なんてしないからさ」
まどか「だから……!そ、そうだ、これって夢なんだよね!
え、えい、えい!覚めろ、覚めろ!えい、えい!」
さやか「……何してんの?」
まどか「夢が覚めるように念じてるの!えいっ、えいっ!」
さやか「いやー、それって意外と難しいよ?諦めなってー」
まどか「で、でも、このままじゃわたし、さやかちゃんに……」
さやか「……まどか、そんなにあたしのこと、嫌い?」
まどか「ち、違うよ!そうじゃなくて……!さやかちゃんは大好きだけど、でもっ……!」
さやか「良いじゃん、これは夢なんだしさ。夢の中でくらい、ね?良いでしょ?」
さやかちゃんはゆっくりと近付いて来て、わたしの顔に両手を添えて……
さやか「ねぇ、まどか……。キス、しても良い?」
まどか「ぁ、う……で、でも……」
さやか「まどかが、どうしても絶対に嫌だって言うんなら、しないよ。
でも、さ。あたしはその……まどかと、キスしたいから……」
まどか「ゆ……夢、なんだよね?これ、夢なんだよね……?」
さやか「うん、そうだよ」
まどか「じゃ……じゃあ……」
わたしは、恐る恐る目を閉じた。
そしたらすぐ……固く閉じた唇に、柔らかいものが触れた。
さやか「……どう、まどか。怖かった?」
まどか「あ……う、ううん、大丈夫……」
さやか「そっか、良かった。それじゃ、まどか……服、脱がせても良い?」
まどか「それは……は、恥ずかしいよぉ」
さやか「ありゃ。ん~……ま、服着たままでもいっか。
どうせ夢の中だし、シワになったって良いもんね」
まどか「ご、ごめんね、さやかちゃん」
さやか「ん?……ぷっ、あははは!なんであんたが謝るのよ!」
まどか「だって……」
さやか「可愛いなぁもう!もっかいキスしちゃえ!」
まどか「んっ……」
仁美(ふふっ、ではまどかさん、ごゆっくり。
あなたの理想のさやかさんと百合ックスをお楽しみくださいね)
・
・
・
仁美(ナイトメアの内容を徐々に優しく……。
そうすることにより、その夢の内容を受け入れやすくする!
その影響はさらに夢を離れ現実世界にまで……。
それにより、現実世界に百合カップルを生み出すことができるのです!
我ながら完璧な計画ですわ!
さて、この調子でさやかさん、ほむらさんにも見せてさしあげましょう。
志筑仁美のナイトメアを……!)
・
・
・
さやか「いやー、まさかほむらの家に呼んでもらえる日が来るとはね!」
ほむら「あら、あなたを呼ぶのは初めてだったかしら」
さやか「うん、初めて。ほむらってば、まどかばっかり呼んじゃってさ。
でもこれであたしもほむらの嫁候補に加わったということですかな?」
ほむら「馬鹿なことを言ってないで、座っていなさい。今お茶を出すから」
さやか「なんなら逆に、ほむらをあたしの嫁候補に入れてあげようか?
ほむらはあたしの嫁になるのだー!」
そう言ってあたしは、台所に立つほむらに後ろから抱きつく。
けど、ほむらはまったくの無反応だった。
さやか「あれ。おーい、ほむらー?ちょっとは何かリアクションないのー?」
不思議に思って、抱き付いたまま、後ろからほむらの顔を覗き込む。
すると、ほむらは黙って、少し首をひねり、あたしの顔を見返す。
さやか「……?ほむら?」
と、その時。
後頭部に何か触れた。
すぐに、ほむらが手を回したのだと気付く。
そしてその手はあたしの頭をぐいと押し、あたしの顔を、ほむらの顔に近付けるように……
さやか「ちょっ……!?っでぇい!」
顔の距離がぎりぎりまで近付き、ほむらが目を瞑った瞬間、
あたしは慌ててほむらから距離を取った。
さやか「ほ、ほむら、あんた何のつもりよ!」
ほむら「何って……私はあなたの嫁なんでしょう?」
さやか「い、いやいやいや……」
するとほむらはため息をつき、
ほむら「まったく……普段は抵抗しないまどかにセクハラを続けているけど、
こうして少しやり返されるとすぐに逃げ出すのね」
さやか「カッチーン!な、なんですってぇ~!?」
ほむら「カッチーンと口に出して怒る人が本当に居るのね」
さやか「う、うるさい!もうこうなったら、さやかちゃんの本気のセクハラを見せてやる!
ほーれ、えぇのんか、ここがえぇのんか~!?」
あたしはいつもふざけてまどかにするように、ほむらの体を撫で回す。
でもほむらはやっぱり無抵抗……と、思ったら、
突然、今度はほむらからあたしに抱きついてきた。
予想外過ぎる行動に驚いて、一瞬思考が停止した。
でもすぐに……
さやか「ふ……ふっふーん!ついに参ったようね、ほむら!
こうして抱きつくのが精一杯の抵抗と見える!」
ほむら「…………」
さやか「おーい、ほむらさーん?負けを認めたのなら、早く離れ……」
ほむら「……ねぇ、さやか」
さやか「はい?」
ほむら「本当に私を、あなたの嫁候補に加えてくれるの?」
さやか「なん……だと……?」
さやか「いやあのね、ほむら?嫁云々って言うのは冗談で、
いやあんたも分かってると思うけど、
ただの女の子同士のコミュニケーションっていうか?
だからただの冗談っていうか?コミュニケーションっていうか?だからその……」
ほむら「……そう。残念ね」
さやか「ざ、残念ってあんた……」
ほむら「私の嫁候補にはあなたが居る……1人だけね」
さやか「は……?え、なに、1人?何が?あ、そうだ、まどかは?まどかは?」
ほむら「まどかは親友よ。でも、恋愛対象として見たことはないわ」
さやか「……ちょ、ちょっと待ってよ。
その言い方じゃまるで、あんたがあたしのこと……」
ほむら「恋愛対象として見ていると、そう言っているつもりだけど」
さやか「う、うそ……本当に……?」
ほむら「…………」
ほんの少し……ほんの少しだけど、ほむらの顔は、赤くなっていた。
それで、やっと分かった。
冗談なんかじゃない、ほむらは……本気なんだ。
さやか「え、あ……っと、そ、その、えっと……」
ほむら「さやか、あなたは……私のこと、嫌いかしら」
さやか「っ……き、嫌いじゃ、ないよ」
ほむら「じゃあ、好き?」
さやか「そりゃまぁ、好きだけど……でもそれは、友達として……。
だ、だから、ごめん。あたし、あんたの気持ちには……」
ほむら「……だと思ったわ」
次の瞬間、あたしの体はベッドに固定されていた。
さやか「なっ、え!?ほ、ほむら、これ、あんた……!」
ほむら「本当は魔法なんて使わずに、眠ってもらうつもりだったのだけど。
まぁ、どちらにしても同じことね」
さやか「な、何言って……」
ほむら「あなたを家の呼んだのは、このためよ。
これからたっぷり時間を使って、あなたに私を好きになってもらうわ」
さやか「ちょっ……な、何よ、そんな道具、たくさん……。
それ使って、あんた、何を……や、やめ、ちょっ、何、いやぁああああ!?」
仁美「あら……少し思っていた夢と違いますわね。もう少し優しい感じの
ほむ×さやにするつもりだったんだけど……まぁ、これはこれで良いですわ。
現実世界に調教の効果が出るとなお良いんですが、
それは期待半分にしておきましょう。さて、次はほむらさんですわね」
・
・
・
私は今、服を何も着ていない。
そして両手は後ろに回したまま手錠をはめられ、
目にはアイマスクか何かで目隠しがしてある。
ほむら「ど、どういうつもり……!?まどか、何をする気なの……!?」
まどか「うーん、そうだね。それじゃ、こういうのはどうかな?」
ほむら「ぃうッ!?」
突然、左右の胸に、鋭い痛みが走った。
胸の先端が、つねられている……!?
ほむら「痛い、痛い痛い痛い痛いッ!!まどか、やめてぇ!ぁあアア!!」
まどか「あー、駄目だよほむらちゃん。
ちゃんと真っ直ぐ立ってなきゃ。じゃないと、契約しちゃうよ?」
ほむら「っ……わ、わかったわ。ちゃんと立つ、立つから……!」
まどか「良い子だね、ほむらちゃん。
それじゃ、ほむらちゃんの乳首にはこれを挟んでおいてあげるね」
ほむら「ぃッ……!?」
何、これ……せ、洗濯ばさみ……!?
ほむら「あぁあ、く、うぅッ……!」
まどか「えへへっ、ほむらちゃんプルプル震えちゃって、とっても可愛いよ!」
まどか「うん、ちゃんと真っ直ぐ立ててるね。それじゃあ今度は……えい!」
ほむら「ッぁあ!?」
次の瞬間、私は強すぎる刺激に反射的に腰を引いてしまった。
今、どこをつねられたの!?
か、下半身の、大事なところの……!
まどか「もう、ほむらちゃん!きちんと立ってなきゃ駄目だってば」
ほむら「ま、まどか……お願い、今のところは……」
まどか「あははっ、さっきのところ、すごく良かったでしょ?敏感なところだもんね!
気持ちは分かるけど、でも次からはもう腰引いたりしちゃ駄目だよ?」
ほむら「い、いや、お願い、まどか、お願い……」
まどか「それじゃ、今からつねるから、ちゃんと我慢してね?」
ほむら「っ……!」
あそこに、まどかの指が触れるのがわかる。
さっきの場所をもう一度つねろうと構えているんだ……。
私は刺激に腰を引かないよう、全身に力を入れる。
まどか「行くよ?せーのっ……えい!」
ほむら「あぁああッ!!んッぃイィいあぁあああああ!?」
あそこを中心に、全身に電流が流れるかのような感覚が広がる。
痛いのか何なのか、わからない……とにかく、刺激が強すぎる……!
まどか「あははははッ!すごーいほむらちゃん!
自分であそこ突き出して、そんなに気持ち良いんだ!」
まどかの言う通り、私は腰を引かないように意識するあまり、
引っ張られているわけでもないのに腰を前に突き出して、
まるで自らあそこをつねられに行っているような姿勢になっていた。
そうして……まどかはやっと手を離した。
時間にすれば恐らく数秒程度だったはずだけど、
私は全ての体力を使い果たしたかのように、床にへたり込んでしまった。
ほむら「ぁ、ぁあ……はっ、ぁ……」
まどか「えへへっ、お疲れ様、ほむらちゃん」
ほむら「ん……ふッ、あぁ……!」
まどか「あれ?ほむらちゃんもしかして……」
ほむら「ぃ、いやぁっ……み、見ない、で……」
まどか「わっ、ほむらちゃん、お漏らししちゃってる!赤ちゃんみたい!」
ほむら「っく……うぅ……ぇうっ……ぐすっ」
まどか「部屋、汚しちゃったね、ほむらちゃん。綺麗にしなきゃね?」
ほむら「え……」
まどか「ほら、目隠し外してあげるから。ちゃんと全部飲んで、舐めて、綺麗にして?」
ほむら「う、ぅ……」
まどか「お返事は?」
ほむら「っ……は、はい……」
言われた通り、床に顔を寄せ……自分で漏らしたものを、自分で、後始末する。
ほむら「ずず、ぴちゃ……んっ、ずずっ、んぐ……」
嗚咽を堪えながら、床を舐め、すすり、飲む。
……と、その時。
私の頭に、何か、液体がかかった。
驚いて顔をあげると、そこには……
まどか「んっ……えへへ。わたしの分も、全部舐めて綺麗にしてね、ほむらちゃん?」
ほむら「っ……ひぐっ、ぐすっ……」
まどか「ほむらちゃん、お返事は?」
ほむら「は……はいぃ……」
仁美(……今回はSM要素を入れるつもりはなかったんだけど……
寧ろ更にハードになってしまいましたわ。どうしてかしら?
まぁ、なんとなく似合っているような気がしなくもないですから、
これはこれで……よしとしましょうか。
さて、これで明日の朝、みなさんが何か変わっているか、様子見ですわね)
・
・
・
翌朝
仁美「おはようございますわ、さやかさん」
さやか「あー、おはよ」
仁美「あら、もしかして寝不足ですの?」
さやか「ん……まぁ、ちょっとね」
さやか(最悪……。なんでほむらに調教される夢なんて見なきゃいけないのよ……。
ま、まぁ一昨日の夢よりはマシっちゃマシだけどさ、でも……)
ほむら「あ……おはよう」
さやか「っ!ほ、ほむら!……あれ、なんか目の周り、クマできてない……?」
ほむら「えぇ、昨日もちょっと眠れなくて……。
あなたも少し寝不足に見えるけれど、どうなのかしら」
さやか「うん、昨日は気持ち良かっ……じゃなくて!眠れた、大丈夫、大丈夫!」
さやか(だ、駄目だ……昨日の夢、リアルすぎるよ……ただの夢なのに、もう、もう!)
仁美(やっぱり昨日の夢の影響、しっかり残っているようですわね。ふふっ)
ほむら「……?」
まどか「みんな、おはよー!」
仁美「おはようございます」
ほむら「っ!ま、まどか……!」
さやか「おー、おっはよ、まどか」
まどか「あっ、さ、さやかちゃん……」
さやか「ん……何、どうかした?」
まどか「あ、ううん……えへへっ。な、なんでもないよ、えへへー」
さやか「?何よ、なんかニヤニヤしちゃってさ。良いことでもあったの?」
まどか「えっ?わ、わたし、そんな顔してた?」
さやか「うん、今もすごいニヤけてる。なになに、気になるじゃーん!教えなさいよぉ!」
仁美(あ、さやかさんが抱きついて……)
まどか「きゃっ!?さ……さやか、ちゃぁん……」
さやか「え、何それは」
ほむら(……反応がいつもと違う……!?)
まどか「あれ……さやかちゃん、何もしないの?」
さやか「へっ?あ、あー、そりゃ!このくすぐり攻撃でも食らえ!」
まどか「あっ、さやかちゃ、んぅっ……はぁ、んっ……!」
さやか「え、何それは」
仁美(まどかさん……純粋というか、単純というか……。
まさかここまで効果が上がるなんて!予想以上ですわ!)
ほむら「よ、よく分からないけど、さやか、やめなさい」
仁美(あ、ほむらさんがさやかさんの手を……)
さやか「え、待っ……んはぁっ……!」
ほむら「え、何それは」
まどか「さやかちゃん……?」
さやか「ちょ、ちょっと、んっ……ほむら、手、離し……!」
ほむら「……?え、えぇ……」
仁美(こ、これはまさか、夢の中での調教が……!?)
さやか「っ……はぁ、はぁ……」
ほむら「さやか、あなた大丈夫……?」
仁美「ほむらさん、さやかさんに肩を貸してあげた方が良いかも知れませんわ」
さやか「えッ!?」
ほむら「そうね……体調が悪いようだし。ほらさやか、掴まって……」
さやか「い、いや、大丈……あぁん!!」
ほむら「さ、さやか!?危ない、もっとしっかり掴まって!」
さやか「だ、駄目ぇ!あっ、い、いやっ、あっ、んっ、あぁあッ、んんっ……!!」
さやか「……はぁ、ん……」
まどか「さ、さやかちゃん!?しっかりして!」
さやか「ほ、ほむ、ら……んぁっ……手、離し、て……もう、無理……がくっ」
仁美「気を失いましたわ……」
ほむら「がくって言って気絶する人が本当に居るのね……」
まどか「そ、そんなこと言ってる場合じゃないよぉ!
あーん!さやかちゃんが倒れちゃった!ほむらちゃんのカバッ!!え~ん!」
ほむら「ま、まどか、そんな……」
仁美(さやかさんも、純粋で単純な人でしたわね、そう言えば……。
いえ、お2人の純粋さを引いたとしても、本当に予想以上ですわ。
志筑仁美のナイトメアの威力が、ここまでだったとは!
あ、そう言えば……あのお2人はどうなさっているでしょう)
・
・
・
放課後、ゲームセンター
杏子(はぁ……いつもならそろそろマミの家に遊びにいく時間なんだが……。
あんな夢見ちまったんだ、さすがに気が乗らないね……)
マミ「……佐倉さん」
杏子「えっ!?ま、マミ!?」
マミ「やっぱりここに居たのね。すぐ見付かって良かったわ」
杏子(あ……あたしを、探してたのか?なんで……)
マミ「ねぇ、佐倉さん。その……今日も、私の家に来るでしょう?」
杏子「え?あー、えっと……」
杏子(なんだ、マミのやつ何か様子が……。
わざわざあたしを呼びに来るなんて……まさか。
い、いや、何考えてんだよあたしは!あんなのただの夢じゃん!)
マミ「佐倉さん……?」
杏子「あ……あぁ、ちょうど今から行こうと思ってたとこさ。それじゃ、行こうぜ」
杏子(ふん、どうせ何もありゃしないんだ!いっそのこと泊まってやるよ!
そうすりゃ嫌な夢も忘れられるしね!)
マミ「え、えぇ……行きましょう」
マミ(まさか佐倉さんに限ってそんなことはないと思うけれど……。
でも、あんな夢見ちゃったらどうしても不安だし、確認しないと……!)
仁美(これは、チャンスですわ!まさかこんなチャンスが訪れるなんて!)
・
・
・
マミ宅
マミ「どうぞ、召し上がれ」
杏子「おう、いっただっきまーす!」
マミ「……ねぇ、佐倉さん」
杏子「むぐ、むぐ……ん、なんだよ?」
マミ「ちょっと大切な話があるんだけど、聞いてくれる……?」
杏子「え……?」
杏子(大切な話、だと?い、一体何を……)
マミ「あなた……私と一緒に暮らす気はない?」
杏子「は、はぁ……?なんでだよ、そんな急に……」
マミ「だってその……普段の生活なんか、大変でしょう?」
杏子「べ、別に大変なんかじゃないよ。今のままでも十分、やっていけてるし……」
マミ「せ、生活費なんかは、どうしているの……?」
杏子「あー、あんた……あたしが悪いことしてないか心配してんだろ?
大丈夫だよ!もうあんなことしちゃいないからさ!」
マミ「じゃ、じゃあ、どうやって……!」
杏子「どうやってって……。食費なんかはあんたがくれてるじゃんか。
ホテルは……まぁ、忍び込んでるけど。でも盗みよりは全然良いっしょ?」
マミ「わ、私のお小遣いだけでなんとかしてる?自分でお金稼いだりは、してないの?」
杏子「は……?何、あんたまさか、あたしに働けって言うんじゃないよね?」
マミ「ち、違うの!えっと、だから……ほ、本当に、
自分でお金を稼いだりは、してないの……?
その……か、体を、売ったりだとか、そういう方法で……」
杏子「体を売るって……肉体労働みたいな仕事かい?
だから、何もしてないよ……。そりゃ、あんたには悪いとは思ってるけど、でも……」
マミ「よ……良かったぁあ……」
杏子「え?」
マミ(とりあえず、佐倉さんが自分の体を
売ったりしてないことが分かって一安心ね……)
杏子「……なんだかよくわかんないけどさ。それで、一緒に暮らそうって話は……」
マミ「あ……ううん、もう良いの。その話は一先ず置いといて、ケーキを楽しみましょう?」
杏子(……あんな夢のあとにいきなり一緒に暮らそうだなんて言われたから
変なこと考えちゃったけど……。別に何もなかったみたいだね。ま、そりゃそうか)
マミ(……まず、一番怖かったことは確認できたわ。あとは……)
マミ「ねぇ……佐倉さん?」
杏子「ん?今度は何さ」
マミ「今日、ウチに泊まらない?」
杏子「……!」
杏子「な、なんでだよ?」
マミ「えっと……特に理由はないんだけど、その……駄目?」
杏子(ま、まさか本当に泊まれって言われるなんて……。
落ち着け、あたし。考えすぎだ、考えすぎ……!
あれは夢なんだ、マミがあたしのことを変な目で見てるなんて、あり得ないんだ。
今までも何回か泊まったけど、別に何もなかったじゃんか!
良いよ、泊まってやるよ!そんでこのわけわかんねえ考えを吹き飛ばしてやる!)
杏子「あぁ……別に良いよ。着替えなんかはあんたのを借りるってことで良いんだね?」
マミ「えぇ、もちろん。それじゃ、決まりね」
マミ(これで確かめるわ!もし本当に私の心にそういう気持ちがあるのだとすれば、
それを自覚した今、お泊りを通してはっきり分かるはず!
これで私が一度もおかしな気持ちにならなければ、アレはただの夢ということが証明できるものね!)
仁美(ふふっ……2人してそんなにフラグを立てて……。
そのフラグ、きっちり回収して差し上げますわ!)
・
・
・
杏子「おーい、マミ。風呂上がったよー」
マミ「お湯加減、大丈夫だった?」
杏子「あぁ、ちょうど良かった」
杏子(風呂を覗きに来たりだとか、一緒に入ろうとしたりだとかは無かったか。
やっぱあたしの考えすぎだったんだな)
マミ(佐倉さんがお風呂に入ってる間、裸を見たいだとか、そんな気持ちにはならなかったわ。
やっぱりあれはただの夢、私の考えすぎだったのよね。
私が佐倉さんのことをそんな目で見てるなんてこと、ないものね!)
マミ「それじゃあ、そろそろ寝ましょうか」
杏子「あー、もうそんな時間か」
マミ「あ、お布団なんだけど……。
昔みたいに2人で1つのベッドに寝るのでも構わないかしら?」
杏子「布団があるなら使わせてもらうけど……ないの?」
マミ「えぇ、残念だけど……」
杏子「……ま、いっか。あんたのベッドでっかいしね。良いよ、一緒に寝てやるよ」
マミ「ふふっ、ますます昔を思い出すわね」
仁美(お互い完全に警戒心を解いていますわね……。
そして訪れた最大のチャンス!これを思い切り活かさせてもらいますわ!)
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マミ「すぅ……すぅ……」
杏子「……ぁっ……」
マミ「……ん?」
マミ(目が覚めちゃったわ……。今何か聞こえたような……佐倉さんの寝言かしら)
杏子「んっ……ぁぅ、マ……ミ……」
マミ(……え……?)
杏子「ぁ、はぁ……んぅ……」
マミ(さ、さささっさ佐倉さん!?あなた、人のベッドで、私のすぐ後ろで、何を……!)
マミ(そ、そんな、うそよね?佐倉さんが私の名前を呼んで、
その……し、しちゃってるなんて……!佐倉さん、私のことをそんな風に……!?)
杏子「マ、ミ……マミぃ……んっ、ぁ……」
マミ(ど……どうしよう、どうしよう……。
佐倉さんがそんな、私のことを、そんな……。
そりゃあ佐倉さんは大切な後輩で、友達で……可愛らしいとも思うけれど……。
で、でもまさか、私のことを……そんなの、私、私……)
仁美(ふふっ……良い具合に混乱なさってるようですわね。
これが夢だとも知らずに……)
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杏子(いやいやいやいや……!ま、マジかよおい、どういうことだおい……!)
マミ「はぁっ……ん、ぁっ……さ、佐倉さぁん……」
杏子(な、ナニしてんだよこいつ……。これって、アレだよね?どう考えてもアレだよね?
しかもあたしの名前を呼びながらだと……?それってもう、決まりじゃないか……!
あ、あの夢の通りだったってのかよ……!?)
マミ「んっ、ふぅ、んぁ……」
杏子(くっ、どうする……!このまま寝たふりでやり過ごすか……!?
いや、いつ手を出されるかも分からないんだ、
今すぐ起きて、逃げちまうか……?)
マミ「佐倉、さん……す、好き、好きぃ……佐倉さぁん……」
杏子(っ……や、やめなよ……そんなこと言われたって、あたしは……!
そりゃあ、あんたのことは大切に思ってるし、
好きか嫌いかで言えば好きって言うか、かなり好きな部類に入るけど、
それはその、家族みたいなもので、だから……あ、あたしは……)
仁美(……2人とも、そろそろ頃合ですわね。
さて、それでは……これからどうなるか、見物させていただきましょう!)
マミ&杏子「……っは!」
マミ(い、今、私……寝てた……?)
杏子(じゃあ、今のは……夢……?)
杏子(いやでも、場所と言い服装と言い……)
マミ(体勢も、何もかも、今とまったく同じ状況だった……)
杏子(……くそっ、どっちなんだ、今のは……!)
マミ(夢なの、現実なの?わ、わからない……)
杏子(くっ……!こうなったら一か八か、確かめてやる!)
杏子「……ま……マミ……?」
マミ(っ……!こ、これは、現実よね?私、起きてるわよね?
今佐倉さん、私の名前を呼んだわよね……!?
しかも、独り言じゃなくて、話しかけて……!)
杏子「お、起きてる、のか……?」
マミ(佐倉さんの声、緊張してる……?
じ、じゃあまさかさっきのは、夢じゃなくて、本当に……!?)
マミ「ぁ、え、ぇっと、そ、その……」
杏子「ッ……!」
杏子(お、起きてた!しかもなんだよ、それ……。
なんでそんなにうろたえてるんだよ……!
それじゃあまるで、さっきのが夢じゃなくて、マジだったみたいじゃんかよ……!)
マミ「ぁ……あの、さ、佐倉、さん……?」
杏子「なっ……なんだよ……」
マミ「え、えっと、ね……?あ、あなた、その……わ、私の、こと……」
杏子「え……?」
杏子「な、何?あ、あたしが、マミのことを、なん、だって?」
マミ「わ……私の、こと……あの、その……ど、どう、思ってる、の……?」
杏子(う、ううう嘘だろおい……!夢じゃなかった、マジだった!
こ、こいつ、本気であたしのこと……!)
杏子「ど、どど、どうって、そ、そりゃあ、良い奴だと、思うよ」
マミ「そ……それだけ?本当に……?」
杏子「ど、どういう意味、だよ……」
マミ「わ……私のこと、すっ……好き、じゃないの……?」
杏子「ぁ、い、いや、それは……す……好き、だけど、さ……」
マミ(さ、佐倉さん……声が、すごく震えてる……。
そ、そっか、佐倉さん、本気なんだ……!
もしかして私、怯えさせちゃってる……?
私に嫌われるんじゃないかって、不安に思わせちゃってる……?)
杏子「で、でもその、あの……な、なんていうか、それは……」
マミ(も、もし私が断っちゃったりしたらきっと佐倉さん、傷付いちゃう……。
佐倉さんを傷つけるなんて、そんな、そんなの……!
ど、どうしよう、でも女の子同士なんて、わ、私、私は……!)
マミ「ね……ねぇ、佐倉さん……」
杏子「な……何」
マミ「や、やっぱり、ね、私たちが、そんな関係になる、なんて……。
か、考えられないと、思う……」
杏子「え……」
杏子(それって……マミのやつ、諦める、ってことか……?)
マミ「だ、だから、ね?いっ、今まで、通りの、か、関係、で……」
杏子「……マミ……あんた……」
マミ「ご、ごめんなさい、佐倉さん……ごめんなさい……」
杏子(……くそっ、なんだよ、この声……。泣きそうじゃないか……!
マミの奴、そんな辛い思いをしてまで、きっとあたしのために……。
それなのに、あたしはなんだ!自分のことばっか考えて、
マミがどれだけ真剣にあたしのことを想ってくれてたのかも知らずに!)
マミ(……酷い子だわ、私……。
佐倉さんはあんなに真剣に私のことを想ってくれてたのに、
“女の子同士は考えられない”なんて理由で、断ったりして……。
ごめんなさい、本当に、ごめんなさい……!)
杏子「……あんたが謝ることないよ。あたしの方こそ、ごめん……」
マミ「え……?」
杏子「あたし、マミのこと、何にも考えてなかった。ただ自分のことばっかり考えて、
それで、マミをそんな辛い目に遭わせちゃって……。本当に、ごめん」
マミ「そっ、そんなこと、ない……!私だって……!」
杏子「……あんたの言う通り、あたしたちは、そういう関係には、なれないんだと思う。
でも……あたしは今でも、マミのことが好きだ。
先輩として、友達として、家族として……大好きだ。
だからその……出来たらあんたも、あたしのことを、好きで居て欲しい」
マミ「さ、佐倉さん……!」
マミ「えぇ、もちろん、佐倉さんのこと、大好きよ!
あなたは私の大切は後輩で、友達で、家族で……とっても、とっても大好きな人よ!」
杏子「そっか……ありがとう、マミ」
マミ「私の方こそ、ありがとう……佐倉さん」
そうして、この時ようやく、2人は背中合わせになっていた体の向きを変え、向かい合った。
暗い部屋でもお互いの顔がはっきり分かる程度の距離。
先ほどまでなら、こんな距離にまで顔を近づけることなんて出来なかっただろう。
しかし2人とも、今は穏やかな表情で目と目を合わせ、そして、自然と手を繋ぎ、
マミ「……ふふっ」
杏子「こうして寝るの、久し振りだね」
そのまま穏やかな顔で、眠りについた。
仁美(2人がそっちに目覚めなかったのは少し残念ですけど……。
これも1つの百合の形ですわね。
ふふっ、今夜は2人とも、良い夢をご覧になってください)
翌日
マミ「佐倉さんってば。家でゆっくりしてくれれば良いのに」
杏子「あたしが付いて来たんじゃ迷惑かい?
登校くらい一緒に付いて来たって良いだろ?」
マミ「ふふっ、迷惑なんてことはないわ。
私も佐倉さんとお話しながら登校できて楽しいもの」
杏子「へへっ、そっか。良かった」
仁美(あらあら、すっかり仲良しになって……ふふっ。
まるで姉妹のようですわ。微笑ましくて良いですわね)
杏子「……ん?あれ、まどかたちじゃない?」
マミ「あら、本当だわ。鹿目さんと、美樹さんね」
まどか「えへへっ、さやかちゃーん」
さやか「ま、まどか、あんたくっ付き過ぎよ……」
まどか「そんなことないよ?普通だよぉ」
さやか「いやいやいや……。
な、なんかめっちゃ周りの視線感じるし、せめてもうちょい……」
ほむら「……あなたたち……」
さやか「ほ、ほむら!」
まどか「おはよう、ほむらちゃん!」
ほむら「ふ、2人とも、ちょっと距離が近すぎないかしら……?」
まどか「あっ、駄目だよ?離れないからね!
さやかちゃんは、ずっとわたしがぎゅってしてるの!」
ほむら「そんな……」
さやか「ほ、ほむらぁ……」
ほむら「え?」
さやか「ま、まどかはあたしの左腕掴んで離さないけどさ……み、右腕、空いてるよ?
あたしの右腕、つ、掴んでくれても、良いのよ……?」
まどか「さやかちゃん……?」
ほむら「あなた、何を言って……」
さやか「はぁはぁ……ほむら……はぁはぁ……」
ほむら「ちょっ……目が怖い。獣のような目つきになってるわ……」
さやか「あっ、急に立ちくらみが……」
まどか「さ、さやかちゃん!」
さやか「ほむら……ごめん、手を貸して、起こしてくれる……?」
ほむら「え、えぇ、良いけど……。ほら、掴まって」
さやか「んぅっ!はぁああんっ!!」
ほむら「!?」
まどか「あーん!さやかちゃんがまた倒れちゃった!ほむらちゃんのカバッ!!」
杏子「……何あれ?」
マミ「わ、分からないわ。そっとしておきましょう……」
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仁美「さて、どうしたものでしょう……。
まどかさんはさやかさんにメロメロ。
さやかさんはほむらさんにメロメロ……というより、
このままでは性奴隷にすらなりかねない勢いですわね。
ほむらさんの変化はちょっと分かりませんが……。
これからどのようなナイトメアを見せてさしあげれば、百合カップルを……」
ほむら「そういうことだったのね……」
仁美「えっ?ほ、ほむらさん!?」
ほむら「何もかも、あなたの仕業だったなんて……。
まどかはさやかにべったりだし、私はさやかに付きまとわれるし……散々よ」
仁美「え、えっと……」
ほむら「まどかも私に怒るのなら、とことんやってくれれば良いのに……。
罵声でも暴力でも、浴びせてくれれば良いのに……あぁ……まどか……」
仁美「あっ……見せるつもりもなかったのにハードSMの夢だったのは、
ほむらさん本人がもう既に……」
ほむら「そんなことはどうでも良い。言っておくけど私は……ハードなSも行けるわよ」
仁美「ひっ!?」
その時にほむらが見せた鬼神の如き表情は、
この世のものとは思えない、とても恐ろしいものでした。
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ほむら「ほら、何をしているの。早くしなさい」
仁美「あぁ、申し訳ありません……」
さやか「え、何?あんたたち、いつの間にそんな関係に……。
ほ、ほむらぁ、あたしには?あたしにはぁ?」
まどか「さやかちゃん……。わ、わたしじゃ駄目なの?
良いよ、わたし、さやかちゃんのためなら……」
マミ「なんだか、おかしなことになってるわね……」
杏子「でもまぁ、楽しそうだから良いんじゃないの?
それよりマミ、今日の晩飯は何の予定だい?」
マミ「ふふっ、今日はね……」
この日を境に、志筑仁美のナイトメアは完全に消え去りました。
しかし本人を含めて誰しもが、とても幸せな表情を浮かべていました。
悪夢は、現実に幸せをもたらしたのです。
おしまい
333 : 以下、名... - 2012/12/10(月) 14:43:53.04 yfBQHaaL0 117/117付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ
ほむらちゃんの鬼神の表情は劇場版予告のアレ

