アスカ「」ピコピコピコ
シンジ「うぅ・・・っ!!あぁあああっ!!」
TV「滅殺」
アスカ「フン!」
シンジ「参りました…」
アスカ「この私に勝とうなんて1万年と2千年は早いのよ!!バカシンジっ!!」
シンジ「やり込みの度合いが違うじゃないか…」
アスカ「アンタバカぁ!?自分の得意分野で勝負するのは戦いの定石よっ!!」
シンジ「じゃあ僕の得意分野でも勝負してよ…料理とか…でなきゃフェアじゃないだろ?」
アスカ「あしゅか閃空っ」ぬぅううん
シンジ「あっ!逃げたっ!!」
アスカ「戦略的撤退よっ!」べーっ
シンジ「なんだよ…自分の都合の良い勝負しかしないんだから…」
アスカ「あったり前じゃない!私は負けるのが嫌いなの!!しかも家事の分担を賭けてるんだから当然よ!!」
シンジ「何があしゅか閃空だよ…どんだけ豪鬼好きなんだよ…」
元スレ
アスカ「」ピコピコピコ シンジ「あ…あぁ…!あぁっ!!」ピコピコ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361300754/
アスカ「」じーっ
シンジ「物陰から観察するのやめてよ…」
アスカ「アンタが勝負の条件を切り替えたら観察を止めてあげるわ…」じーっ
シンジ「そんな事言ったってどうせアスかが勝てそうな勝負しかしないんでしょ?」
アスカ「当然よ!」じーっ
シンジ「結局ゲームで戦うハメになるんでしょ…」
アスカ「そうなるわね!!」じーっ
シンジ「じゃあ僕にも練習期間を貰えないかな?」
アスカ「…」ぬぅうううん
シンジ「あ…出てきた…」
アスカ「観察終了!!私の勝ち!!」
シンジ「まだ始まってもいませんが…」
アスカ「アンタに死合いの刻を決めさせてあげるわ!なんて優しいアスカ様なんでしょう!」
シンジ「じゃあ1ヶ月後でどうかな?」
アスカ「ハッ!この私も舐められたもんね!たった1ヶ月でこの私に追いつこうっての!?」
シンジ「格ゲーでしょ?1ヶ月あれば行けるよっ!!」
アスカ「い…いつになく強気じゃないの…」おど
シンジ「TVは1台しかないから、練習の時間はちゃんと取らせてよね?」
アスカ「フン!今のアンタとやりあっても戦い甲斐がないわ!ちゃんと申告すれば練習させてあげるわよ!」
シンジ「わかったよ…じゃあ1ヶ月後、勝負だ!!」
アスカ「いいわ!コテンパンに打ちのめしてやるんだから!!」
シンジ「じゃあ早速…アスカ、対戦して?」
アスカ「ハァ!?アンタ正気ぃ?」
シンジ「えっ?正気だよ?練習したいけど、アスカもまだ遊びたいでしょ?」
TV「うーわっ…うーわっ…うーわっ…」
アスカ「フン!余裕ね!!アンタ、このままじゃ家の事ぜーんぶ一人でしなきゃいけなくなるわよ!?」
シンジ「…」ブツブツ
アスカ「ちょっと!バカシンジ!?聞いてるぅ!?」
シンジ「…」ブツブツブツ
アスカ「な…なによ…今更取り消しなんてしてあげないんだからねっ!!」
シンジ「あ、ごめん…ごめん…大丈夫だから」
アスカ「そ…そう?なら良いけど…余りの実力差に螺子が飛んじゃったかと思ったわ…」
シンジ「そうだね…これはちょっとマズいね…うん、マズい…」
アスカ「で?まだやる?」
シンジ「いや、もういいよ…ありがとう、アスカ」
アスカ「そっ?ま、どうせ毎日暇だからいつでも相手くらいしてあげるわ?」
シンジ「うん、よろしく」
次の日
アスカ「シンジぃ?そろそろ練習してもいいわよ?」
シンジ「あ…いいよ、今日は…」
アスカ「ハァ!?アンタもしかして昨日のでもう諦めたワケぇ!?」
シンジ「はは…どうかな…?」
アスカ「ま、私は家事したくないから!一切手は抜かないわよっ!?」
シンジ「わかってるよ」
アスカ「…」ピコピコ
2日目
シンジ「アスカ、少し代わってくれない?」
アスカ「やっとやる気になったワケぇ?」
シンジ「そんな所かな…」
アスカ「ふーん…相手、してあげてもいいわよ!?」
シンジ「いいよ…今日はトレーニングモードでやるから」
アスカ「あっそ?じゃあ私は宿題でもしてこよーっと!」スタスタ
シンジ「うん」ピコピコ
アスカ「ご飯はちゃんと作りなさいよっ!」
シンジ「わかってるよぉ…」ピコピコ
シンジ「…」ピコピコピコピコピコピコピコピコ
アスカ「アンタ、まだやってんの!?」
シンジ「!!」びくぅ
アスカ「なに?今更キャラ選びからはじめてるワケぇ!?アンタ、そんなんで1ヶ月で私に勝てるワケないじゃないっ!!」
シンジ「あっ…そろそろご飯作らなきゃ…忙し忙し…」
3日目
アスカ「」ピコピコ
シンジ「…」じーっ
アスカ「」ピコピコ
シンジ「…」じーっ
アスカ「!!」ピコピコピコ
シンジ「…」ブツブツ
アスカ「…」ピコピコピコ
シンジ「アスカ?」
アスカ「あひゃぃっ!!」びくぅっ
シンジ「そんな驚かなくても…」
アスカ「急に話かけるからよっ!!コーラ噴き出すかと思ったわよ…」
シンジ「ちょっと出かけてくるから…」
アスカ「はいはい、ついでに夕飯買って来てー?」
シンジ「なんだよ…今日はアスカの当番じゃないか…なんで僕が…」ブツブツ
1週間経過
トウジ「センセ、今日はどうする?」ひそひそ
シンジ「あ、行くよ…」ひそひそ
ケンスケ「碇も大変だなぁ」ひそひそ
シンジ「今だけだよ…ここで勝てば…!!」グッ
トウジ「せやせや!男の意地を見せたれっ!!」
ケンスケ「あの高慢不遜な式波に喧嘩売るなんて碇らしかぬ行動…」
トウジ「アホぅ!センセは負けへん!式波の鼻ぁ開かせて驚く様をワシ等もじっくり見物するんやっ」
シンジ「そんなんじゃないけど…」
ケンスケ「ま、ゲームでカタがつく夫婦喧嘩なら平和で何よりだ」
トウジ「さ、明日の為に行こか!センセ!!」
シンジ「そうだね」
アスカ「…」じーっ
ヒカリ「アスカ…?目が怖い…」
2週間経過
シンジ「アスカ、ちょっと付き合ってよ?」
アスカ「フン!ゲーセンでの練習の成果を試したいってトコぉ!?」
シンジ「あはは…」
アスカ「この私から逃げる様にして練習してたんだから、少しはマシになってんでしょうね…?」
シンジ「べ…別に逃げてないよっ!」
アスカ「大方、私に対抗する為のコンボでも授けて貰ってたんでしょうけどっ…!?」
シンジ「あ…あはは…」
アスカ「ま、いいわ!さっさとやるわよっ!!」うきうき
TV「うぅうううあぁあああああああ…」
アスカ「フン!アンタ…サガット当てて来るなんて少しは学習してんじゃない…」
シンジ「まだまだコンボが決まらないなぁ…」
アスカ「ま、私の豪鬼もいわゆる強キャラだし…文句は言わないわ…」
アスカ「でも、ここまでしてくるなんてアンタも本気ってことね…あと2週間!せいぜい練習する事ね!!」
シンジ「負けないよっ!!」
そして決戦の日
シンジ「アスカ!!」
アスカ「シンジ!!」
シンジ「いざ!」
アスカ「雌雄を決さん!!」
ピコピコ
アスカ「当然私は豪鬼よ!アンタはまたサガットでも当てて来るんでしょうけど…対策は…!!」
シンジ「フフ…」
ピコピコ
ピッ
アスカ「キ…キャミィ…!?」
シンジ「アスカ…戦いは駆け引きだよ…2週間前、僕がサガットを見せてからと言うもの」
シンジ「アスカはオンでもひたすらにサガットを求めて戦っていたよね…?」
アスカ「ぐっ…!」
シンジ「僕より遥かに強いサガットを何人も相手に練習して来てたはず…」
アスカ「あそこまで2週間で仕上げて来たサガットを捨ててキャミィに乗り換えるなんて…」
シンジ「乗り換える?違うよアスカ、間違っているよ…」
アスカ「!!」
シンジ「元々僕はアスカの動きを観察してたんだ…」
アスカ「なっ!」
シンジ「その成果を…見せてあげるよ…」ゆらぁ
アスカ「っ…!!こっちには一日の長があんのよっ!!」
ファイッ!!
アスカ「キャミィ相手なら波動で距離を…」
シンジ「くっ…」
アスカ「どうよ!?アンタは波動で動けない!ほらほら!灼熱ぅ!」
シンジ「その隙、逃すワケないでしょぉおおっ!!」ピコピコ
アスカ「強アクセル…!!躱された!?」
シンジ「ここは僕の距離だぁっ!!」ピコピコ
アスカ「くぅうう・・・!!」
シンジ「アスカは調子に乗るとすぐ灼熱ブッパするから…」
アスカ「こいつ!」ぬぅうううん
シンジ「距離を取ってまた波動攻め?削って勝つつもり!?」
アスカ「フン!もう隙は与えないわ…」
シンジ「波動対策は完璧だよ…多少の撃ち合いには付き合うさ!」
アスカ「フン!そうこうしてる内にさっきのコンボもチャラよ!」
シンジ「くっ…」
アスカ「フン!壁際に追いつめた!!斬空竜巻っ!」
シンジ「来たっ!!」
アスカ「弱スパイラルっぅう!?」
シンジ「かかったね!」
アスカ「後ろ投げっ!?まさかっ!!」
シンジ「そうよ!そのまさかよッッ!!」
アスカ「強ナックルぅうううう!!?」
シンジ「いっけぇええええええええええええ!!!!!!」
アスカ「負けた…この私が…!!こんなカンタンに…!!」
シンジ「アスカの行動パターンは把握してるからね、最初の1週間を見に費やした甲斐があったよ」
アスカ「ぐぅうううう!!」
シンジ「さ、約束通り家事の分担お願いしようかなっ!」ルンルン
アスカ「うぅう…うっ…うぅ…」ぐすん
アスカ「ひっうぅ…」ひっく
シンジ「あ…アスカぁ?そこまで…」
アスカ「あぁあああああああんまぁああああありぃいいいいいいいいだぁああああああああああっ」びぇええええ
シンジ「えっ…!?」
アスカ「HEYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッッ!!!!!!」
シンジ「」びくぅっ
アスカ「あぁあああああんまぁあああありぃいいいいいいだぁあああああああああ」びぇええええええ
シンジ「な…なんだよ…一体…」
アスカ「わぁあああああああああ!!!!!!」びぇええええええ
シンジ「あ…アスカ?アスカぁ?」
アスカ「ふぅ!すっきりした!」
シンジ「えっ…?」
アスカ「と、言う訳でおしまい!」
シンジ「はぁ?」
アスカ「アンタ達!?今日は水曜日!平日よっ!?」
アスカ「アンタらには時間の感覚ってモノがないワケぇ!?」
アスカ「早く仕事行く支度しなさいよ!!」
アスカ「ニートは寝る時間!!」
アスカ「さっさと布団に入ってこのアスカ様とラブラブチュッチュな夢でも見てなさい!!」
アスカ「いい!?私はね!ただ単にコレがしたかっただけなの!!」
アスカ「いくわよっ!?」
アスカ「あしゅか閃空!!」ぬぅうううん
終