~風呂場にて~
伊介「ねぇ、武智乙哉って殺すことで性欲を満たしてる快楽殺人者なのよね?」
春紀「あぁ、そうらしいけど、いきなりどうしたんだ?伊介様」
伊介「じゃあさ、その快楽殺人者に媚薬を盛ったらどうなるのかしらねー?」
春紀「そりゃあ……どうなるんだろ?」
伊介「ね、気になるでしょ」
伊 春「……」
涼「何じゃ?二人して何を困ったような顔をしておる?」ガラガラッ
しえな「寒河江はともかく、犬飼までそんな顔をするなんてよほどのことだな」ガラガラッ
伊介「何それ、喧嘩売ってるの?」イラッ
春紀「まぁまぁ、伊介様」
伊介「まぁいいわ、今回は許してあげる」
涼「ところで何の話をしておったのじゃ?」
春紀「実は…カクカクシカジカ」
涼「ほう、確かに気になるのう…」
伊介「でしょ」
しえな「(武智の話題ってだけで嫌な予感しかしない…)」
涼「これは実際に盛ってみるしかないのう」
しえな「(ほらきた)さて、僕はもう上がるよ」ザバッ
伊介「春紀、確保」ニヤッ
春紀「ほいきた」ガシッ
しえな「な、なんだよ、離せよ!」
春紀「悪いな剣持、伊介様の命令なんだ」ニヤッ
涼「よいではないか剣持よ、今入って来たばかりであろう」
しえな「良くないよ!僕は関わりたくない!」
涼「しかしな、同室のお主が適任なのじゃ」
しえな「そんなこと知らない!僕は嫌だからな!」
伊介「いいじゃない、お薬を飲ませるだけの簡単なお仕事よ」
しえな「何が簡単な仕事だ!そもそも媚薬なんて誰も持ってないだろ!」
伊 春 涼「あ…」
元スレ
悪魔のリドル短編SS投下スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399368608/
千足「なんだ?騒がしいな」ガラガラッ
柩「皆さん、こんばんは」ガラガラッ
春紀「よぉ、相変わらず仲がいいねぇ」
涼「おぉ、ちょうど良い所に」
柩「何の話をしていたのですか?」
春紀「実は…カクカクシカジカ」
千足「確かに気になるけど後が怖いな…」
柩「でも少し面白そうです」
しえな「…何も面白くないぞ」
涼「じゃが肝心の媚薬がなくての」ボソッ
柩「それなら僕が用意しますよ」ボソッ
千足「桐ケ谷、どうした?」
柩「なんでもないです」ニコッ
涼「フフッ、これで完璧じゃの」
しえな「完璧じゃない、僕は協力しないからな!」
柩「あんまり聞き分けがないとPOISONしちゃいますよ」ボソッ
しえな「……」サァァ
千足「桐ケ谷、どうした?」
柩「なんでもないです」ニコッ
涼「逃げ場なしじゃの」
伊介「面白くなってきたじゃない」
春紀「悪いな、剣持」
しえな「いじめだ!」
伊介「決行は明日ね」
涼「ワシは走りあたりに隠しカメラでも頼んでおくかの」
千足「話についていけてないんだが…」
柩「千足さんはそれでいいんだと思います」ニコッ
~翌日の5号室(風呂上り)~
しえな「…ハァ(気が重い…)」ガチャッ
乙哉「あ、しえなちゃんおかえりー!今日は遅かったね」
しえな「あぁ、ちょっとな」
乙哉「まぁ良いや」
しえな「興味ないなら聞くなよ!」
乙哉「アハハ、ごめんごめん」
しえな「ったく……な、なぁ武智、のど乾かないか?」
乙哉「ちょっと乾いてるかも、なんで?」
しえな「(もう引き返せない)い、いや、飲みかけで良ければ水いるかな、と思って…」
乙哉「しえなちゃん大胆だねー、せっかくだしもらうよ」
しえな「ほ、ほら」つ水in媚薬
乙哉「ありがとー」ゴクゴク
しえな「(ごめん、武智)」
--数分後--
乙哉「ねぇ、しえなちゃん」
しえな「な、なんだ?」
乙哉「なんかさ、身体が火照って来たんだけどさっきの水に何か入れてた?」
しえな「い、いや…その……」タジッ
乙哉「ふぅん、しえなちゃん、襲って欲しかったんだ…」スッ
しえな「…武智?」
乙哉「し・え・なちゃーん…」ダキッ
しえな「お、おい武智!?」
乙哉「しえなちゃんが悪いんだよ、媚薬なんて飲ませるから…」ペロッ
しえな「ひゃんっ!!」ビクッ
乙哉「お、しえなちゃん意外とかわいい声で鳴くんだね」ペロッ
しえな「ひゃっ、や、やめろ、た…けち」ビクビクッ
乙哉「あぁ、しえなちゃん可愛いー、我慢できなくなっちゃう」チョキチョキ
しえな「…!!!」ゾッ
しえな「う、うわあぁぁ!!」ドンッ
乙哉「イテッ」ドテッ
乙哉「もう、ひどいよしえなちゃん」ムクッ チョキチョキ
しえな「武智!鋏はしまえ!怖いから!」
乙哉「えー、やだよ、身体がうずくんだもん」
乙哉「 気持ちよくなりたいって…… 」
しえな「ヒッ!」ゾッ
乙哉「どこから切ってほしい?アタシとしてはそのおさげからがいいんだけど…」
しえな「待て!武智、落ち着け!(足がすくんだ…やばい…)」
乙哉「ムリー、もう自分の性欲を抑えきれない…」チョキチョキチョキチョキ
しえな「お、おい…」
チョキチョキ
しえな「た、たけち…」
チョキチョキ
しえな「う…ぁ…」
チョキチョキチョキ
しえな「う、うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
~数日後、病院~
鳰「いやぁ、おもs…怖いものを見せてもらったッス」
しえな(全身包帯)「今、面白いって言いかけたよな!僕は死にかけたぞ!」
鳰「ホント生きてて良かったッスね、まさに”リドルじゃなきゃ死んでた”ってやつッス」ケラケラ
しえな「走り、退院したら覚えとけよ…」イラッ
鳰「ごめんッス、まぁうちの医療スタッフは優秀ッスから安心するッス」
しえな「それでもお前らは許さない…!」
鳰「まぁまぁ」
扉<コンコン
鳰「お見舞いッスかね?…どうぞーッス」
しえな「勝手に入れるなよ!武智だったらどうする… 乙哉「しえなちゃん、この間はごめーん」
しえな「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
<おわり>