面白いの書くつもりがなんか真面目になってしまった
春紀「冬香ー、ただいまー」
冬香「お帰りお姉ちゃ・・・誰?」
伊介「はぁーい♥」
春紀「ああ、紹介するよ。姉ちゃんの彼女の犬飼伊介っていうんだ」
冬香「ど、どうもはじめまして」
伊介「これあんたの妹?」
春紀「ああ、冬香っていうんだ」
伊介「ふーん、よろしく。伊介様って呼んでねー♥」
冬香「よ、よろしくお願いします」(か、彼女?大丈夫かなこの人)
春紀「伊介様、あたしの部屋こっちだよ」スタスタ
冬香(何かビッチっぽいし騙されてるんじゃ・・・)
伊介「ふーん、狭ーい♥」
春紀「文句言わないでよしょうがないだろ。今飲み物取ってくるよ」
伊介「早くしてねー♥」
春紀「おう伊介様」
冬香(それにお姉ちゃん、様付けで呼んでるし・・・)
春紀「えーと・・・」ガチャガチャ
冬香(夜覗いてみようかな・・・)
元スレ
悪魔のリドル短編SS投下スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399368608/
春紀の部屋の前
冬香(まだ起きてるみたいだけど・・・)
冬香(や、やっぱりエッチとかしてるのかな・・・)
「ん、あっ♥」
冬香(な、なんかやらしい声が・・・)
「気持ち良い?」
「う、うん♥」
冬香(ドア越しじゃどっちの声か分からない)
「お、お願い、もう・・・」
「何?」
冬香(やっぱりあの人がお姉ちゃんにしてるのかな・・・)
「あ、ああぁ♥」
「ほらほら、声抑えないと聞こえちゃうよ」
冬香(・・・)ドキドキ
「も、もうお願い・・・春紀」
冬香(え、今声出してる方がお姉ちゃんの名前呼んだ気が・・・)
「するときは春紀様って呼ぶ約束だろ?」
「んっ、は、春紀様・・・」
冬香(も、もしかしてお姉ちゃんがしてるの!?)
「聞こえない、もう一回」
「は、春紀さまぁーーーーー♥」
冬香(お、お姉ちゃんが様付けさせてる!)
「はい、良く出来ました」
「あ、あああぁーーーーーっ♥」
冬香(誑かしてるのってお姉ちゃんのほうなの・・・)
「はぁはぁはぁ♥」
「昼間はあんなであたしより一個上なのにねぇ」
冬香(しかも年上・・・ダメだ混乱してきた寝よう)スタスタ
翌日
冬香「お、お姉ちゃん?」
春紀「冬香、早いな?」
冬香「あ、あの人は?」
春紀「ああ、まだ寝てるよ。伊介様は朝弱いんだよ」
冬香「そっか、あのさお姉ちゃん」
春紀「んー?」
冬香「お、お姉ちゃんはあの人とどういう関係なの!?」
春紀「いやだから彼女って言ったじゃ・・・」
冬香「嘘よ!」
春紀「ふ、冬香?」
冬香「お姉ちゃん、お金貰ってあの人と付き合ってるんじゃないの!?」
春紀「は?なんだよそれ?」
冬香「だって女同士だし、変に露出高いし」
春紀「あ、いや、それは・・・」
冬香「昨日の夜聞いたよ、お姉ちゃんより年上だし、お互い呼び方強制してるし、エッチもしてたじゃん!」
春紀「ぬ、盗み聞きしてたのか!?」
冬香「そういうの援交っていうんでしょ?お金ないからそんなことするんでしょ?」
春紀「そうじゃなくて・・・」
冬香「お姉ちゃん。お金なんかなくても良いから、頑張らなくて良いから、もう無理しないでよ」じわっ
春紀「冬香・・・」
冬香「お願いだからもう止めてよ、わたしはこれ以上お姉ちゃんに辛い思いしてほしくないよ・・・」ポロポロ
春紀「ごめんな、心配させて・・・」ギュッ
冬香「もう良いから、お願いだよお姉ちゃん・・・」グスッ
春紀「冬香、姉ちゃんと伊介様はそんなんじゃないよ」
冬香「・・・」
春紀「女同士だし、まあ呼び方はちょっと変かもしんないけど。もちろん金なんか貰ってないし」
春紀「姉ちゃんは本気で伊介様のこと好きだし、伊介様もあたしのこときっと好きでいてくれてる」
冬香「本当に?」
春紀「ああ本当だよ、だから冬香はそんな心配しなくて良い」
春紀「まあ、姉ちゃんは冬香たちを守りたいから頑張るなってのは無理かもしれないけどな」
冬香「うん・・・」
春紀「だから冬香たちには姉ちゃんが頑張ってきたら伊介様と一緒に笑って迎えて欲しいんだ」
冬香「うん」
春紀「それに冬香たちだって色々手伝ってくれるから姉ちゃんはすっごく助かってるからさ」
春紀「信じてくれるか?」
冬香「うん、お姉ちゃんのこと信じるよ」
春紀「ありがとうな、冬香」
春紀「よし、じゃあ早いけど飯の支度するかな」
冬香「お姉ちゃん、まだ時間あるから少し伊介さんのお話聞かせて」
春紀「ああ、良いよ」
冬香「どんな人なの?」
春紀「そうだな。普段はちょっと我儘だし、なんかこう偉そうで、キツイけど・・・」
冬香「ホントに大丈夫?・・・」
春紀「ははは、でも良いところもたくさんあってさ」
冬香「たとえば?」
春紀「ああ見えて、根はすっごく優しいんだよ」
冬香「そうは見えない・・・」
春紀「姉ちゃんも結構アドバイス貰ったり、助けてもらったりしてさ、ちょっと甘えさせてもらってる」
冬香「へー」
春紀「あと伊介様も家族のことで事情があってさ」
冬香「そうなんだ」
春紀「だから家族をすごい大切にしててさ、そういうとこも姉ちゃんと気が合ったのかな」
冬香「他には?」
春紀「あとはすっごく可愛いところもあるんだ」
冬香「セクシーとかじゃなくて?」
春紀「もちろん見た目もあるけど、ちょっと甘えん坊だったり、照れ屋なとこもあってさ」
春紀「頭撫でててあげたりすると嬉しいのに素直に喜ばなかったり、撫でて欲しいのに言わなかったり」
冬香「ふふ、小っちゃい子みたいだね」
春紀「ああ、ホントだよな。姉ちゃんはたくさん面倒見てきたからそういうのが可愛く見えるんだよきっと」
冬香「お姉ちゃんの言う通り可愛い人だね」
春紀「そう、でも助けてくれるときはちゃんと助けてくれるからさ。お互い様なんだ」
冬香「そうだね。良かった、お姉ちゃんも頼れる人が出来て・・・」
春紀「ありがとな、冬香」
冬香「ううん」
春紀「まあ、ちょっと変わってるけど冬香たちも伊介様と仲良くしてあげてくれるか?」
冬香「うん、分かったよ」
ボーン、ボーン
春紀「あ、そろそろ時間だな」
冬香「みんな起こしてくるね」
春紀「ああ、そうだ伊介様のことも頼むよ」
冬香「はーい」
春紀「あ、それと冬香。伊介様の呼び方なんだけど」
冬香「うん、伊介様って呼んで起こせば良いんだよね?」
春紀「うん、じゃないと機嫌悪くするから」
冬香「分かったよ、お姉ちゃん」
春紀「よろしくなー」
冬香「うん、みんなー朝だよー」スタスタ
・・・
バタバタ
妹弟達「姉ちゃんおはよー」
妹弟達「おはよーはーちゃん」
春紀「おう、おはよう」
妹弟達「まだねむーい」ごしごし
春紀「眠いなら顔洗って来ーい」
伊介「おはよー春紀♥」ごしごし
春紀「おはよう伊介様」
妹弟達「だれー?」
妹弟達「ふしんしゃだー」
妹弟達「おっぱーい」
妹弟達「おばさんだれー?」
伊介「何こいつら?ウザーい、殺すー♥」
ワイワイガヤガヤ
春紀「ほらほらみんな紹介するから席着けって、伊介様も」
春紀「冬香ー、皿だしてくれー」
冬香「はーい」
わーわー
おばさーん
ホントに殺すー♥
キャー
春紀「あーもう早く座れって、姉ちゃん今よそってるから冬香ちょっと頼んだー」
ワイワイ
冬香「みんな座ったよー、お姉ちゃんも早くー」
春紀「おう」
春紀「えーと、じゃあ紹介するな、この人は犬飼伊介っていうんだ」
妹弟達「えー、変ななまえー」
妹弟達「何ででそんな名前なのーー」
伊介「変じゃないわよ」
春紀「伊介様はしょっちゅう遊びに来るからみんな仲良くしてなー」
妹弟達「はーい」
伊介「何よその伊介が仲よくしてもらうみたいな言い方、ムカつくー♥」
妹弟達「よろしく伊介様ー」
妹弟達「伊介様よろしくねー」
春紀「そんじゃ、いただきますするか。ほら伊介様も」
伊介「え、いやよ♥ガキっぽい♥」
妹弟達「いけないんだー」
妹弟達「ダメなんだよー伊介様ー」
妹弟達「そうだよ伊介様ー」
春紀「ほらチビたちもああ言ってるしさ」
伊介「わ、分かったわよ。やれば良いんでしょ、やれば」
春紀「よーし、じゃあせーの・・・」
全員「いただきます」
あんたたちうるさーい♥殺すー♥
あー、殺すって言っちゃいけないんだー
春紀(母さんに冬香たちに伊介様、守りたいものが増えたけどそれはきっと重荷じゃない)
あーこぼしたー
わーきゃー
春紀(人の命を引き替えにしなくても、全員の笑顔を糧にあたしはこれからももっと頑張れる)
わーわー
ほらみんな少し静かに食えー
春紀(みんなこんなに大事な家族なんだから)
終わり
401 : VIPに... - 2014/07/25 07:10:01.44 Z0uXagvbO 7/11なんかほのぼのするなー
乙ですわ
春紀が休みのある日
春紀「おーい、二人ともやめろってー」
伊介「春紀は今日伊介と出かけるのよ♥」
冬香「ダメ―、お姉ちゃん今日はわたしのー」
春紀「おーい」
伊介「黙れ♥てか春紀は伊介のだしー」
冬香「お姉ちゃんは伊介様のじゃなーい!」
春紀「二人ともー」
伊介「何と言おうと春紀は伊介のよ♥」
冬香「でも伊介様はお姉ちゃんと夜いつも一緒でしょ!」
春紀「おいってばー」
冬香「伊介様はもう大人のくせにー!」
伊介「生意気ー、ムカつくー♥」
春紀「ほっとくか・・・」
冬香「とにかく今日はだめー!」
伊介「ガキはさっさと寝てろ♥」
冬香「うるさい!おばさんのくせに!」
伊介「黙れ♥」デコピンッ
春紀「あ!」
冬香「痛っ、お返し」ビンタッ
春紀「ああ!」
伊介「ちょ、マジ殺す♥」
冬香「何よ!」
春紀「二人ともいい加減にしろ!!!」
伊介、冬香「!?」ビクッ
春紀「何二人して手が出るまで喧嘩してんだよ!」
伊介、冬香「でも・・・」
春紀「でもじゃない!」
伊介、冬香「!?」ビクッ
春紀「伊介様も小さい子相手にマジになった上に先に手までだして!何考えてんだよ!」
伊介「ご、ごめんなさい・・・」シュン
冬香「そうそう、お姉ちゃんの言う通りよ」
春紀「冬香もだ!先に悪口言ったのは冬香だし、やり返しただろ!」
冬香「ご、ごめんなさい・・・」シュン
伊介「そうよ、春紀の言う通りよ」
春紀「どっちもだって言ってんだろ!」
伊介、冬香「はい・・・」
春紀「しかもこんなくだらないことでこんな大喧嘩して!」
伊介「くだらないことじゃないわよ・・・」グスッ
冬香「大事なことだもん・・・」グスッ
春紀「折角の休みだってのにあたしのこと怒らせて!」
伊介、冬香「だって・・・」ポロポロ
春紀「もう疲れたからあたし休む、今日は遊ぶの無しだ!」
伊介、冬香「・・・ご、ごめんなさぁーーーーーい」ボロボロ
伊介「だ、だって春紀と一緒にいたかったんだも~ん」うわーん
冬香「わ、わたしもお姉ちゃんと遊びたかっただけだも~ん」えーん
春紀「はぁ・・・」スタスタ
伊介、冬香「うえぇーーーーーん」
春紀「全く」ギュッ
伊介「春紀・・・」グスッ
冬香「お姉ちゃん・・・」グスッ
春紀「だったら最初っからみんなで一緒に遊んだりすれば良かっただろ?」
伊介、冬香「うん・・・」
春紀「あたしはこの家のみんなのものだからさ・・・」ナデナデ
伊介、冬香「ごめんなさい・・・」
春紀「だからもうこんなことで喧嘩なんかするなよ?次やったら拳骨だからな?」
伊介、冬香「はい・・・」
春紀「じゃあ二人ともちゃんと仲直り」
伊介、冬香「ごめんなさい」ペコリ
春紀「よし、じゃあ二人ともみんなのこと呼んできて一緒に遊ぼうな?」
伊介、冬香「はーい」
冬香「行こ?伊介様」スタスタ
伊介「分かってるわよ♥」スタスタ
春紀(全く手のかかる家族だわ・・・)
春紀(でもなんかこういうのって本当に幸せだな)
わー
伊介が先ー
きゃー
みんなはやくー
春紀「ははは、さーてと、何して遊ぶかなー・・・」
寒河江家のある日の出来事でした
おしまい
409 : VIPに... - 2014/07/25 16:32:08.67 Yuik2/MSO 10/11寒河江家いいなぁ
410 : VIPに... - 2014/07/26 00:54:29.99 607G1ojAO 11/11乙
新番組さがえけくるか……