梓の家
梓「はい、Gコードはそこを小指で押さえて・・・」
紬「こう?」
梓「そうです。ギター弾いてみて下さい」
紬「わかったわぁ~」ジャラアアーン
紬「弾けたわぁー!」
梓「ムギ先輩!流石です」
元スレ
梓「ムギ先輩そこは・・・」紬「じゃあここ?」
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紬「えへー」
梓「ムギ先輩本当に上達が早いですね!」
紬「ありがとう梓ちゃん。日曜日にギターの練習に付き合わせてごめんね~」
梓「いえ、私も暇だったから大丈夫ですよ。自分のギターの練習にもなりますしね!」
紬「梓ちゃんは日曜日にギターの練習して偉いわね~」
梓「そ、そんな!」
紬「梓ちゃん偉い!」
梓「・・・・」ホワホワ
梓「・・・はっ!」
紬「どうしたの?」
梓「ほ、褒められたからその・・・照れてました」
紬「梓ちゃん可愛い~」
梓「か、可愛いく無いですよ」
紬「いーえ!とっーても可愛いわよ~」
梓「あ、あ!ムギ先輩にお菓子だすの忘れてました!」アセアセ
梓「お菓子取りに行きますね!」トテチテ
紬「急にお菓子を取りに・・・さては褒められるのが恥ずかしいから話を逸らしたわね!」
紬「梓ちゃん可愛いーっ!」
ドテッガラガラガッシャーン
紬「あ、梓ちゃん!?」トテチテター
梓「あ痛ててて」
紬「だ、大丈夫?私が大声で梓ちゃんの事褒めたから・・・ごめんなさい」ペコリ
梓「わわっ、ムギ先輩のせいじゃ無いですよ!」
紬「私が褒めたせいで・・・」
梓「足がもつれて転んだだけですよ!」
紬「ほ、本当?」
梓「本当ですよ。ムギ先輩のせいじゃありません」
紬「でも、私のせいで転んだならその事許してくれる?」
梓「勿論です!あ、散らばったお菓子片付けなきゃ・・・」
紬「私も手伝うわ!」
・・・・・・
梓「ふぅ・・・」
紬「綺麗になったわね~」
梓「はい、手伝ってくれてありがとうございます」
紬「でも、お菓子勿体無いわね・・・」
梓「そうですね。私の好きなお菓子もあったのに・・・」
紬「あ、梓ちゃん知ってる?」
梓「何がですか?」
紬「食べ物を粗末にすると勿体無いお化けが出るのよ!」
梓「懐かしいですね。小さい時に、勿体無いお化けがでるぞ~勿体無いお化けがでるぞ~ってお母さんによく言われました」
紬「今日、勿体無いお化けきっと出るわね・・・」
梓「へ?」
紬「あ、梓ちゃんど、どうしよう?」
梓(ムギ先輩、勿体無いお化け信じてるんだ・・・澪先輩みたいで可愛いなぁ)
梓「大丈夫ですよ!私がお菓子をダメにしたんですから私だけの所に来るはずですよ」
紬「それじゃあ梓ちゃんが可哀想だわ・・・あ、二人の所に勿体無いお化けがくれば怖さが半分だわ!」
梓「でも、ムギ先輩怖いんじゃ・・・」
紬「一人は一人の為に!みんなはみんなの為によ!」
梓(間違ってる・・・)
梓「そ、そうですよねー!」
紬「・・・」ペコッ
梓「?」
紬「・・・」ウズウズ
梓「な、何してるんですか?」
紬「ツッコミよ~」
梓「へ?ツッコミ?」
紬「梓ちゃん早く?」
梓(まさかさっきの・・・わざと間違った?それのツッコミ待ち!?)
紬「・・・」マダカナマダカナ
梓「えっと・・・何をしたらいいんですか?」
紬「頭をバシッっと!」
梓「えぇーっ!で、出来ませんよ!」
紬「そう・・・」シュン
梓「わ、わかりました・・・優しくツッコミます」
紬「梓ちゃん・・・!おねがいします!!」
梓「ま、間違ってるやないかい」ペチン
紬「・・・」キラキラ
梓「ご、ごめんなさい!」
紬「いいのよ!むしろありがとう梓ちゃん!」
梓「い、いえ・・・」
梓(はぁ・・・ドキドキした)
ピンポーン
梓「あ、誰か来たみたいだからちょっと見て来ますね」
紬「いってらっしゃ~い」
玄関
梓「どなたですかー?」
純「やっほー!」
憂「遊びに来たよ~」
ガチャ
梓「純と憂!」
紬「わぁ~純ちゃんと憂ちゃん!」
純「琴吹先輩!」
憂「紬さんこんにちは~」
紬「こんにちは~」
純「琴吹先輩と遊んでたの?」
梓「うん、それとギターの練習をちょっとしてた」
憂「そっかぁ~私達お邪魔かな?」
梓「そ、そんな事無いよ!一緒に遊ぼうよー」
紬「私もみんなと遊んでみたい!」
純「んじゃ決定だねぇ」
リビング
純「お、お菓子だ!」パクッ
梓 紬「ああっ!」
憂「・・・?」
純「な、何?毒でも盛ってるの?」
紬「それ、床に落ちたお菓子なの・・・」
純「そ、そうなんですか?」
紬「えぇ・・・」
梓「っていうか純お菓子に手を出すの早い」
憂「お水飲んだら大丈夫なんじゃないかなぁ?」
純「んー梓の家綺麗だし大丈夫でしょ!」
梓「えぇっそう言う問題!?」
純「このお菓子全部私のね!」
紬「うふふ。純ちゃんってとっても面白い人ね~」
憂「授業中の時とかも凄く面白いんですよ~」
紬「純ちゃんの授業中聞きたいわ!」
憂「あのですねぇ~」
純「だぁー恥ずかしいから言わないでー」
梓「この前、ヨダレたらして居眠りしてたんですよー」
純「あーずーさー!」
紬「でも、唯ちゃんみたいで可愛いわね~」
純「わ、私が唯先輩みたい!?」
憂「あ、私もヨダレたらして居眠りしてる純ちゃん見てちょっとお姉ちゃんみたいと思いましたよ~」
純「憂も思ったんだ」
梓「でも、ヨダレで教科書濡れてたよ」
紬「わぁ~本当に唯ちゃんみたーい」
梓「意外と共通点多いですね・・・」
紬「そうねぇ~」
純「まだ、一つしか見付けてないじゃーん」
純「あ、琴吹先輩に聞きたい事があるんですけどいいですか?」
紬「なぁに?」
純「唯先輩って何であんなに人に抱き付くんですか?」
紬「う~ん・・・憂ちゃん何でなの?」
憂「お姉ちゃんは昔からそうですよ~」
梓「昔からそうだったんだ・・・」
憂「私も人に抱き付くの好きだよ~」
梓「う、憂も!?」
憂「うん!和ちゃん抱き付いたら気持ちいいんだよ~和先輩」
梓「何で呼び方言い直したの?」
憂「学校にいる時は和先輩って呼んでるから・・・」
梓「そっか~」
純「えーっすごーい!」
梓「?」
純「琴吹先輩って別荘持ってるんですね!」
梓「な、何話してるの?」
純「一年の時の軽音部の話!今、琴吹先輩の別荘に合宿行った所!」
梓(タ、タダで行ってる事話しちゃったんだ・・・)
純「つ、次はどんな話しですか?」
紬「えっーと、あ!初めての文化祭ね~」
憂「私、見に行きました!」
純「えーうらやましい~」
紬「あの時は初めてのライブで緊張したわね・・・思い出すだけでも」ドキドキ
憂「でも、お姉ちゃん声がかれてて可愛いかったですよね!」
紬「そうね~」
純「梓は初めてのライブ見た?」
梓「DVDで見たけど・・・純には見せられ無いっ!」
純「えーっ!!」
紬「アレは見せられ無いわね・・・」
憂「あ!アレかぁ~」
純「ア、アレって何!?」
紬「凄い事件だったわね~」
梓「そうですね・・・」
純「うー気になる!」
憂「紬さんが一年の時はみんなでクリスマスパーティーもやりましたよね~」
紬「えぇ!とっても楽しかったわ~浦島太郎と同じぐらい楽しかったわ~」
純「え!?クリスマスパーティーいいな~」
梓「唯先輩から聞いたんだけどみんなで出し物をしたんだよね?」
憂「うん、したよ~」
紬「確か憂ちゃんはお人形劇だったわよね?凄く可愛いかったわっ!」
憂「えへーありがとうございます。紬さんは確かマンボウのマネでしたよね」
紬「あれ結構、練習したのよ~」
梓「マンボウの」
純「マネ?」
紬「見たい人いるならやるわよ!自信があるの!」
憂「私、もう一度見たいです!」
梓「わ、私も見てみたいです」
純「私も少し興味があります」
純(怖い物見たさだけど・・・)
紬「じゃあ・・・ほわほわほわほわほわほわ」ウヨウヨウヨウヨ
紬「マンボウのマネでした~」
梓「わ、わーマンボウみたいだったなー」
憂「凄かったです」パチパチパチ
純「ぷっ・・・ふふふ」
梓「純?」
純「あははははは!」
紬「な、何で笑うの~」
純「うふぐっ・・・だ、だって琴吹先輩がこんな人だとは・・・ぷっ・・・あははははは」
紬「純ちゃん笑ってくれてありがと~」
梓「凄い笑ってますね」
純「よ、よーし!私もモノマネしまーす」
梓「えぇっ!いきなりのモノマネ大会!?」
純「ふでんペンふっふーっ」
紬「唯ちゃんのマネかしら?」
純「ブーッ違います。震えるふっふーっ」
梓「クイズになってる・・・」
憂「あ!澪先輩!」
純「ピンポーン!じゃあ次は憂の番!」
憂「わ、私の番!?うーんと・・・」
憂「君を見てるとっいつもハートドキドキ~」
梓「うーん。声かれてる所マネしてるから唯先輩かな?」
憂「当たりー!揺れる思いはマシュマロみたいにふーわふわ」
唯「いーつもがんばーる」
憂「いーつもがんばーる」
梓「唯先輩!?」
憂「お、お姉ちゃん!?」
純「わぁっ!よくモノマネ番組とかで見る本人が登場する奴!」
梓「ど、どこから入って来たんですか!?」
唯「今さっきムギちゃんが入れてくれたんだぁ~」
梓「い、いつの間に!?」
紬「狭い所だけどゆっくりしてね~」ペコリ
梓「あ・・・!」
梓「誰が狭い所やね・・・んっ?」
唯「あーずにゃーん!」ダキッ
梓「にゃっ!!」ドテッ
紬「きゃあああああ!」
ドテッドテッドテッ
純「あ!ムギ先輩が梓と唯先輩の下敷きに!!」
紬「うふふ幸せ・・・」
おわり