花子「そのまま返すし。櫻子はひま姉に迷惑かけすぎだし」
櫻子「いや、そういうことじゃないんだ」
花子「じゃあなんだし」
櫻子「お前、向日葵に育てられたんだよ」
元スレ
櫻子「花子は向日葵に感謝して生きろ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1373023775/
花子「櫻子……ついにそこまでバカに?」
櫻子「覚えてなくても無理はない。赤ちゃんの頃の話だからな」
花子「意味わからんし」
櫻子「向日葵ってさ、おっぱい大きいだろ?」
花子「それがなんだし」
櫻子「あれはお前が吸ってたからだよ」
花子「はあ!?」
櫻子「まぁ向日葵も承知の上だから気にするな」
花子「いや、ひま姉まだ母乳でないに決まってるし」
櫻子「別にミルクあげるためじゃないよ」
花子「話がまったくわからんし」
櫻子「当時、花子はかなりの甘えん坊でな。なにかと『ママ、ママ』と泣いてたんだよ」
花子「あ、赤ちゃんだから仕方ないし」
櫻子「ママー ハナコデチュー」
花子(イラッ)
櫻子「でも母さんも働いてたからな。産後とはいえ花子だけ見てるわけにもいかなかったんだ」
花子「……」
櫻子「時に撫子姉ちゃん、時に私と家族総出でお前の面倒を見――」
花子「櫻子は嘘だし」
櫻子「――まぁ、完璧とは言わないけどな」
花子(絶対こいつも花子サイドだったし)
櫻子「だが、そんな周りの愛情にも関わらず花子は『マミー』と泣き叫ぶ。とんだ恩知らず」
花子「だまれし」
櫻子「でもある日、転機が訪れる。向日葵が私を慕って遊びにきたんだ」
花子「余計な言葉はさむなし」
櫻子「なんと向日葵をみた瞬間、花子が飛びかk」
花子「それ嘘だし?」
櫻子「はい」
花子「次は許さんし」
櫻子「叩くことないだろ……まぁ、向日葵みてお前が落ち着いたのは本当」
花子「そりゃ櫻子よりひま姉の方がずっといいし」
櫻子「お前ひどいな。で、そのまま向日葵に抱っこしてもらってたんだよ」
花子「ひま姉はやさしいし」
櫻子「そしたらな、向日葵が急に『あっ』て……ウヒッ」
花子「……なんで顔赤いんだし」
櫻子「いや、思い出したら、ちょっと……おい、ひくな」
花子「さすがに……それは……」
櫻子「話戻すぞ。私は最初、花子のお漏らしとかだと思ったんだ」
花子「まぁそりゃそうだし」
櫻子「今現在も花子お漏らしするしな」
花子「しないし! してるのは櫻子だし」
櫻子「え……湯船でしてるの知ってたの?」
花子「また話がズレ――いまなんて言」
櫻子「……」
花子「おい」
櫻子「それはおいといて、花子が向日葵のおっぱいに吸い付いてたわけだ」
花子「おい」
櫻子「たぶん安心して母さんと間違えたんだろうな」
花子「その時にとめろし。ひま姉に申し訳ないし」
櫻子「向日葵も笑ってた。楓もいなかったからな、妹みたいだったんだろ」
花子「誰かにも見習ってほしいし」
櫻子「そうしてようやく花子が離れたと思ったら服が伸びてるし、よだれでベタベタだし。謝れよ」
花子「ひま姉、ごめんし」
櫻子「私にも」
花子「だまれし」
花子「話はわかったし。でもそれだけでひま姉の胸――」
櫻子「いや、まだ続きがあってな」
花子「続き?」
櫻子「服が伸びたって言ったろ? 途中からその心配いらなくなったんだよ」
花子「え、まさか」
櫻子「うん。後半戦はお前、直に吸い付いてた。これには向日葵も苦笑い」
花子「う、嘘だし!」
櫻子「本当だよ。だって思い出すと――ウヒ」
花子「ひま姉、ごめんし……」
櫻子「『さーちゃん、恥ずかしいよぉ』ってね ウヒョウ」
花子(姉妹揃って申し訳ないし)
櫻子「お前が乳離れするまで続いてたかな」
花子「……」
櫻子「あとさ、おまえ乳製品好きだろ?」
花子「う、うん」
櫻子「それたぶん向日葵から貰えなかった分を補充してんじゃね?」
花子「!?」
櫻子「というわけで、向日葵に感謝しろよ」
花子「ひま姉は好きだし。でも感謝って……」
櫻子「深く考えるな。ほら、向日葵に『ありがとう』って言ってこい」
花子「……うん」
櫻子「あと私にも感謝し」
花子「行ってくるし」
櫻子「さみしい」
向日葵「はーい、あら花子ちゃん」
花子「……ひま姉」
向日葵「どうかしましたの? 櫻子がまた何か?」
花子「んっと、違くて……」
向日葵「とりあえずお上がりなさいな」
花子「うん」
向日葵「どうぞ」
花子「おかあさ……」
向日葵「はい?」
花子「なんでもないし」
向日葵「それで、何か悩み事でも?」
花子「えっと、ちっちゃい頃……お世話に……」
向日葵「ちっちゃい頃?」
花子「ひま姉の、胸を……その、えっと」
向日葵「……花子ちゃん、ちょっとこっちに」
花子「??」
ギュッ
花子「ひ、ひま姉!?」
向日葵「落ち着きました?」
花子(ひま姉にぎゅっとされてると落ち着くし……)
向日葵「ふふ、何年ぶりかしら」
花子「花子、やっぱりひま姉に抱っこされてたし?」
向日葵「赤ちゃんの頃はよくこうしてましたわ」
花子「ひま姉にお世話になりっぱなしだし」
向日葵「抱っこくらいで大袈裟ですわ」
花子「抱っこだけじゃないし!」
向日葵「ど、どうしましたの?」
花子「櫻子にきいたし。花子、花子……」
向日葵「花子ちゃん?」
花子「ひま姉のおっぱいに育てられたし!」
向日葵「!?」
花子「ひま姉、ありがとうだし! おっぱいありがとうだし!」
櫻子「花子、今頃は向日葵と感動の再会だね」
撫子「櫻子、あんた勘違いしてるよ」
櫻子「なにを?」
撫子「ひま子のおっぱい吸ってたのさ」
櫻子「花子でしょ?」
撫子「あんたよ」
櫻子「いやいや、そんなわけないよ」
撫子「抱っこされてる花子みてやきもちやいてたでしょ。覚えてない?」
櫻子「……ちょい待ち」
撫子「『ひまちゃんはわたしのだもん』って甘えだしたじゃん」
櫻子「マジで?」
撫子「ひま子が急に『あっ』とか言い出すから驚いたよ」
櫻子(やっべ、マジやっべ)
撫子「たぶんひま子は覚えてるんじゃない?」
撫子「花子がなつかなくなったのもその辺くらいからじゃなかった?」
櫻子「え、初めはなついてたの!?」
撫子「そりゃそうよ」
櫻子「なんてこっt」
花子「櫻子ぉ! 出てこいし!」
撫・櫻「!?」
花子「……ひま姉、顔がひきつってたし。許さんし」
櫻子「待て、勘違いなんだ。あ、お詫びに私のおっぱい吸っていいから! な!」
花子「だまれし! 覚悟しろし!」
櫻子「みんなおっぱいが悪いんだぁぁぁぁぁぁ!!」
おわり
じゃあ俺が吸う