朝 AM6:00
翠「チビ人間、朝ですよ!!朝ですよ!!」
ジュン「………………」zzZZ
翠「いい加減体内時計を常人にあわせやがれです!!」
ジュン「………………」zzZZ
翠「…………ぅぅぅぅ!!!!」
ペチペチ!!
翠「お!!き!!る!!で!!す!!」
ジュン「い、イタッ!!痛い!!え、な、なんだ!?」
翠「やっと起きたですか」
ジュン「……今僕のおでこ、たたいたろ?」
翠「さぁ?なんのことですか?」
ジュン「………………」
元スレ
『みらくる翠星石すぺしある』
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1253287577/
翠「今日は翠星石がスコーンを焼いてやりますから、しっかり食べるですよ」
ジュン「……焼けてから起こしてくれてもよかったんじゃないか?」
翠「だ~か~ら~。お前の体内時計を常人に合わせるためです」
ジュン「別にそんなの良いじゃないか」
翠「学校へ行きたいなら、学校へいく人間の生活リズムに合わせる必要があります」
ジュン「………………」
翠「さ、一階に行きますよ。お前は新聞でも読むです」
ジュン「……わかったよ」
ジュン「……あ、猫警部役の声優が猫警部役降板だって」
翠「せいゆう?」
ジュン「えっと……猫警部、次回から声が変わるよ」
翠「なぜですか?」
ジュン「なんか、猫警部の声を出してる人がいるんだよ。声優って言うんだけど」
翠「せいゆう」
ジュン「その人が猫警部をやめるんだって」
翠「ほぇ~……」
翠「さっきから真紅とチビ苺が暗いのはその所為ですか」
紅「………………」
雛「………………」
ジュン「おぉ、見事に無言」
翠「ま、そんなことより、そろそろスコーンが焼き上がりますよ」
ジュン「そういえば、姉ちゃんは?」
翠「のりの目覚ましは1時間遅らせたです」
ジュン「なんでそんなことしたんだ?」
翠「お前と違って、のりはたまにはほんの少しゆっくりさせてやるです」
ジュン「なんだよそれ」
のり「はれぇ~!!??」
ジュン「あ、起きた」
のり「ななな、なんか壁掛時計と目覚まし時計が一時間ずれてるんだけど……」
翠「壁掛が正しいです。のりは少しぐうたらするべきです!!」
のり「へ?」
ジュン「カクカクシカジカ」
のり「あら、そうだったの……」
翠「さ、スコーンが焼けたですよ。おまえら貪り食いやがれです!!」
のり「ありがとう翠星石ちゃん」
翠「もっと讃えるです」
ジュン「………………」モグモグ
AM9:00
翠「のりは学校へ。真紅とチビ苺は朝っぱらからふて寝」
ジュン「昼まで暇だな……ネットでも……」
翠「とう、翠星石キック」ゲシ
ジュン「な、何すんだよ!!」
翠「………………じーっ」
ジュン「……な、なんだよ」
翠「………………じーっ」
ジュン「………………ん?」
翠「………………じーっ」
ジュン「………………」
ジュン「な、なんか遊ぶか?」
翠「おぉ、いいですね!!」パァッ
ジュン「………………」
ジュン「サイコロみっけた」
翠「二つありますね」
ジュン「どっちが大きい目を出せるか勝負しようぜ」
翠「いいですよ。……ほっ」カラカラ
ジュン「……六って」
翠「ほれほれ」
ジュン「……よっ」カラカラ
翠「ぷーっ!!1ですよ1!!」
ジュン「まてまてまて」
翠「翠星石は負け知らずですね」
ジュン「……なんで勝てないんだ?」
翠「ほれほれ、翠星石より大きい目を出してみるですよ。ほっ」カラカラ
ジュン「5か。……ほ」カラカラ
翠「3ですね」
ジュン「なんでだよ!!」
ジュン「サイコロはやめよう」
翠「………………」ニマニマ
ジュン「トランプ。トランプでババ抜きだ」
翠「今の翠星石には勝負の女神がついてますからね。負ける気がしないです」
ジュン「いいや、これなら勝てるね」
翠「なんとでも言うですよ。ケケケケ……」
ジュン「……これかな?」
翠「………………」
ジュン「いやこっちか」
翠「………………」ニンマリ
ジュン「………………」
ジュン「やっぱこっちか?」
翠「………………」
ジュン「や、こっち……?」
翠「………………」ニンマリ
ジュン「………………」
翠「こっちですかね?」
ジュン「………………」
翠「いやいや、こっち?」
ジュン「………………」ニヤリ
翠「っ!!いやこっちです!!」シュピッ
ババ
翠「キィィィィッ!!!!」
ジュン「………………」ニヤリ
翠「むぅぅ、勝てないです!!」
ジュン「翠星石は顔に出やすいなぁ」
翠「へ、翠星石はそんなにわかりやすいですか?」
ジュン「すごくわかりやすい。ババ取ろうとするとすごく嬉しそう」
翠「はぁ、翠星石の素直な性格が災いしたですか……」
ジュン「え?今なんて?」
翠「もう一度勝負です!!」
ジュン「よし、いいよ」
ジュン「………………」
翠「………………」ドンヨリ
ジュン「翠星石?」
翠「………………ナンデスカ?」ドンヨリ
ジュン「なんでそんな、暗いんだ?」
翠「……表情ヲ読マレナイタメデス……」ドンヨリ
ジュン「あぁ、そう……」
ジュン「……これかな?」
翠「………………」ドンヨリ
翠「………………フッ」ドンヨリ
ジュン「これだ」
翠「あ、あぁっ!!??」
ジュン「翠星石、見てみろよこのコイン」
翠「はぁ……」
ジュン「左手にコインを握って、手の甲を上に向けるだろ?」
翠「向けるですね」
ジュン「何も持ってない右手を、左手の甲にかぶせる」
ジュン「で、手を揺すると……」シュッ
ジュン「コインが左手の甲の上に」
翠「………………え」
翠「ええぇぇぇぇっっ!!??」
翠「ななな、何ですか今の!!どういう事ですか!?」
ジュン「フフフ……」
翠「も、もう一回見せるです!!」
ジュン「ほら」シュッ
翠「うぐぐぐぐっ…………!!」
翠「お、教えるです!!翠星石にタネを教えるです!!」
ジュン「フフフ。これな、……ゴニョゴニョ」
翠「……はぁ~。そんな簡単な……」
ジュン「ほら、コイン貸してやるから、練習だ」
翠「……チビ人間」
ジュン「ん?」
翠「翠星石の手にはこのコインは大きすぎるです……」
ジュン「え?……あ、そうか」
翠「………………」シュン
ジュン「………………」
ジュン「……そうだ、ちょっと待ってろ」
翠「…………?」
ジュン「確か、この辺りに……」ガサゴソ
ジュン「あった、ほら」
翠「……これは、ボタンですか?」
ジュン「ちっちゃいやつなんだけど、お前の手ならちょうど良い大きさだろ?」
翠「……おぉ、良い感じですよ!!」
ジュン「よし、これでさっきの練習ができるな」
翠「チビ人間がめずらしく翠星石の役に立った瞬間ですね」キラキラ
ジュン「何だと」
ジュン「喉乾いたな……。お、コーラ」
翠「あぁ、爆弾水ですね」
ジュン「爆弾水?」
翠「この間のりに少しだけもらって飲んだです。そしたら口の中で爆発しやがったです!!」
ジュン「爆弾水って……」
翠「真紅なんて、紅茶飲むみたいにティーカップで優雅に飲もうとして吹き出しましたからね」
ジュン「見てみたかったなそれ」
ジュン「じゃあ少し炭酸を抜いてやろう」
シャカシャカシャカ
翠「……?」
ジュン「で、キャップをあけると……」
ブシッ!!!!
翠「ひ、ヒィィィッ!!ば、爆発しやがったです!!」
ジュン「これくらいなら飲めるんじゃないかな。ほら、ついでやるよ」
翠「ええぇ……また飲むですか?」
ジュン「今度は飲めるって。ほら、もう爆発したろ?」
翠「うぅ……」
ジュン「ほら」
翠「うぅ…………」
翠「………………んっ」チビッ
翠「……なんか、まだちょっとパチパチします……」
ジュン「慣れたらこんなの平気になるよ」ゴクゴク
翠「しかし、甘ったるいですね……。なにか、しょっぱいものは……」
ジュン「ポテチあるぞ」
翠「ほしいです」
ジュン「あぁ、黄金の組み合わせだな」
翠「………………?」
ジュン「真紅と雛苺はまだふて寝か」
翠「そろそろお昼ですから、起こさないといけませんね」
ジュン「昼食はなんだろ」
翠「のりが夏に残した素麺をゆでてましたよ」
ジュン「この時期に素麺か」
翠「え、素麺嫌いですか?」
ジュン「嫌いじゃないけどさ。……素麺好きなの?」
翠「あの、ちゅるって食べるのが楽しいです」
ジュン「ふぅん」
PM12:00
翠「おーい、おーい」ペチペチ
雛「んゆ、翠星石、カバンをたたかないで……」
翠「さっさと出てくるですよ。お昼は素麺ですよ」
雛「素麺!!」ガパッ
翠「お子様は単純で扱いやすいです」
翠「おーい真紅。真紅やーい」
カバン「………………」
翠「真紅はカバンから出てこないですね」
翠「いくら呼び掛けても出てきませんね」
翠「こうなったら、カバンを縦にしておくです」
翠「けけけ、頭に血が上るですよ」
カバン「………………」
カバン「………………」プルプル
カバン「………………」グラッ
バタン
翠「ぷーっ、くくく!!」
翠「ほらほら、早くあけないと、今度は水に沈めますよ~」
カバン「………………」
ガパッ
紅「………………」ぶっす~
翠「おぉ、見事にむくれてますね」
紅「………………ふんっ」プイッ
翠「なんか、いつもより子供っぽい気がしますね」
紅「……私のどこが子供っぽいねよ」
翠「ほらほら、翠星石お姉さんが慰めてやるですよー」
紅「………………」ピキピキ
一階
ジュン「やっと降りてきたか」
紅「…………ふんっ」
翠「まえがみえねぇ」
ジュン「どうしたんだよ……その顔」
翠「し、真紅が……」
紅「翠星石」
翠「……なんでもないです」
ジュン「………………」
雛「ちゅるちゅる……」
ジュン「あ、先に食ってら」
雛「ふぇ?」
雛「ちゅるちゅる」
翠「ちゅるちゅる」
紅「ちゅるちゅる」
ジュン「ずずっ、……ずずずっ」
翠「はぁ~。やっぱり男の子なんですねぇ」
ジュン「は?」
雛「ごーかいなのよ」
紅「一口の量が半端じゃないわね」
ジュン「……おまえらと比べてもな……」
ジュン「さ、図書館に行くかな……」
翠「………………じーっ」
ジュン「……なんだよ?」
翠「………………じーっ」
ツ・レ・テ・ケ
ジュン「………………」
翠「………………じーっ」
ジュン「いってきまーす」
翠「あぁっ!!ち、チビ人間!!そ、そんな!?」
翠「チビ人間が図書館に行ってしまいました……」
雛「おえかきおえかき~♪」
紅「こうなったら私が猫警部の声優として……」
翠「二人はもう個人で遊びはじめてしまったし……」
翠「そうだ、蒼星石に会いに行きましょう」
翠「翠星石はちょいと出かけてきますよ」
雛「ぐるぐるの、ぐにゃぐにゃ~♪」
紅「んんっ、あーあー、わ、私は猫警部、私は猫警部だ!!」
翠「誰も聞いてないですよ、これ」
薔薇屋敷
ガシャーン!!
翠「遊びにきてやったですよ!!」
一葉「やぁ、いらっしゃい翠星石」
翠「蒼星石はどこですか?」キョロキョロ
一葉「今は庭の薔薇を見に行っているよ」
翠「おぅ、じゃあ翠星石も行くです!!」
一葉「その前に窓を直してくれると」
翠「そーせーせきー!!」
ガシャーン!!
一葉「……助かるんだけど…………」
翠「蒼星石!!」
蒼「やぁ、翠星石。今日は遊びに?」
翠「可愛い妹の顔を見に来てやったですよ」
蒼「はは、ありがとう。今庭のゴミを拾っているんだけれど、手伝ってくれるかい?」
翠「お安い御用ですよ。今見ているです、この庭が前よりも綺麗になった姿が目に浮かびます」
蒼「それじゃあ、翠星石は向こうからおねがいするよ」
翠「……はれ?一緒にやらないですか?」
蒼「個別にやったほうが効率が良いよ」
翠「……ぶぅ」
蒼「むくれないで、ほら、早く終わらせて、一緒に紅茶を飲もう」
翠「蒼星石ー!!これはゴミですかー?」
蒼「それはなんだーい!?」
翠「地面に刺さった変な緑色の水が入ったやつー!!」
蒼「ゴミじゃないから元あった場所にさしておいてー!!」
翠「からっぽのやつは何ですかー!?」
蒼「ゴミー!!」
翠「も、もうへろへろです……」
蒼「おつかれさま、翠星石」
翠「蒼星石はちゃんと毎日、この庭の手入れをしてるですか?」
蒼「うん。……この薔薇園の薔薇はね、ずっと見放されていたから」
蒼「誰にも見られず、触れられず、弱々しく咲くだけで」
蒼「……可哀相で」
翠「蒼星石……」
翠「真面目な話はさておいて、これを見るです」
蒼「え?」
翠「良いですか?翠星石の左手にボタンがありますね?」
蒼「うん」
翠「手を握って、何も持ってない右手を左手にかぶせて……」
翠「手を揺すると……!!」シュッ
……ぽて
翠「………………」
蒼「………………」
翠「…………ちがうですよ」
蒼「うん」
翠「ほら、今成功したですよ!!」
蒼「なるほど。それ、君のマスターに教えてもらったのかい?」
翠「です!!」
蒼「おもしろいマスターだね、彼は」
一葉「………………」
一葉「蒼星石、ここにトランプがあるだろう?」
蒼「マスター……?」
翠「そうだ、蒼星石にお土産があるですよ」
蒼「お土産?」
翠「爆弾水です」
蒼「爆弾水?」
翠「いいから、蓋をあけてみるです?」
蒼「…………?」
プシッ!!
蒼「っ!!??」ガタガタッ
蒼「…………?……??」
翠「けけけけ……」ニマニマ
翠「ささ、カップについでやったですよ」
蒼「……う、うん……」
蒼「………………んっ」クイッ
蒼「んぐっ!?がっ、げほげほっ、けほっ!!」
翠「ひーっひっひっひ!!」
蒼「す、翠星石……けほっ!!」
蒼「はぁ……はぁ……ふぅ。……ねぇ翠星石」
翠「何ですか?」
蒼「花火水、いる?」
翠「へ?」
蒼「マスター、あれを」
一葉「あ、あぁ」
一葉「はい、持ってきたよ、サイダー」
蒼「翠星石、僕からの気持ちだよ」
翠「あの、これ、透明ですけど、なんかシュワシュワ……」
蒼「飲んでくれるよね?」
翠「いや、あの、翠星石はシュワシュワは……ちょっと……」
蒼「翠星石……」
蒼「飲んでくれるよね?」
翠(な、なんでこんなことに……)
翠「けほけほっ、うぅ……」
蒼「おいしかった?」
翠「シュワシュワの所為で味がわからねーです……」
蒼「ははは。やっぱりね」
翠「うぅぅ……」
蒼「所で、翠星石のマスター、ジュン君だっけ。今は何を?」
翠「図書館にいって勉強してますよ」
蒼「へぇ、優秀なんだね」
一葉「………………」
一葉「ふむ、突然勉強がしたくなったな。いくつになっても勉学はよいものだ」
蒼「マスター?」
翠「そろそろチビ人間も帰ってきてる頃ですね。おいとまします」
蒼「そうかい?またいつでも遊びにおいで」
一葉「玄関からね」
翠「言われなくても、また来ますよ。窓から。じゃ!!」
ガシャーン!!
一葉「あぁ……」
蒼「あぁ……」
桜田家 PM17:00
翠「おーう、今帰ったですよー」
巴「あら」
翠「巴ですか。よく来たですね。まぁ自分の家のようにくつろぐです」
翠「……チビ苺は?」
のり「草笛さんの家よ」
翠「チビ人間はまだ帰ってないみたいですね。タイミング悪かったですね巴」
巴「私が勝手に来ただけだから」
翠「あれ、真紅もいないんですか?」
巴「何か、猫警部がどうとか言って飛び出していったわよ」
翠「はぁ?」
のり「真紅ちゃん、どうしちゃったのかしら……」
翠「………………」
巴「………………」
のり「………………」
翠「ま、そんなことより、これを見るですよ」
のり「なになに?」
巴「………………?」
翠「ん~……ほっ」シュッ
翠「どうです!!ボタンが手の甲の上に移動したです!!」
のり「すごいわ翠星石ちゃん!!」
翠「ふふん!!」
巴「……翠星石」
翠「なんですか?」
巴「もう一回、おねがい」
翠「良いですよ」
巴「もう一回」
翠「ま、またですか?」
巴「おねがい」
翠「うぅ……」
しゅっ ぱっ
巴「………………」
翠「………………」
巴「もう一回……」
翠「ふぇぇ…………」
巴「わかった、ボタンは二つあった」
翠「一つしかないですよ……」
巴「………………」
巴「これ、桜田君に教わったの?」
翠「です」
ジュン「ただいまー」
翠「お、やっと帰ってきたですね」
雛「ただいまー」
巴「おかえりなさーい」
雛「と、トモエー!!」
巴「桜田君、桜田君」コソコソ
ジュン「な、なんだよ」
巴「翠星石に教えたっていう手品、タネを教えて」コソコソ
ジュン「あぁ……あれは……」
ゴニョゴニョ
巴「………………っ!!」
巴「翠星石、もう一回」
翠「もうやーです」
巴「そ、そんな……」
巴「おじゃましました」
雛「また遊びに来てね!!」
ジュン「……腹減ったなぁ」
のり「ごはんもう少しでできるから待っててね」
翠「今日の晩ご飯は何ですか?」
のり「カレーライスよ」
翠「肉!!肉を入れるです!!」
のり「はいはい。ふふ……」
翠「いただきまーすです!!」
翠「はむんむ……んーっ!!おいしいですぅ~」
雛「ほっぺたおちるのよ~……」
ジュン「おまえら幸せものだな」
翠「じーっ」
ジュン「な、なんだよ……」
翠「それ、でっかいお肉が入ってますね」
ジュン「ん?……お、本当だ」
翠「じーっ」
ジュン「………………」
ジュン「ほしいのか?」
翠「寄越すです!!」
ジュン「仕方ない奴だな……」
ジュン「ほら、あーん」
翠「あ、あああ、あーん!?あーんはいらないです!!ふ、普通に寄越すです!!」
ジュン「なんだ、せっかく食わせてやろうと思ったのに」
翠「だ、だからって、あーんは……」
雛「…………じーっ」ダラダラ
ジュン「雛苺が狙ってるんだが……」
翠「うぅ……」カァァ
翠「…………はむっ」
PM19:00
みんな「ごちそーさまー」
ジュン「風呂はいる」
のり「はーい」
雛「くんくん!!くんくん!!」
翠「そういえば、声はどうなったですかね」
パチッ
くんくん「いったい犯人はどうやって……」
猫警部「く、くんくん、これを見てちょうだい!!」
くんくん「何だい、猫警部」
猫警部「怪しいナイフがあるわ……」
くんくん「むむ、血が付いてる……これわ……」
猫警部「わかった、これが凶器なのだわ!!」
ででっでれれーん……
ジュン「はぁ、お風呂気持ち良かったなぁ」
雛・翠「………………」ドンヨリ
ジュン「どうしたおまえら?」
雛「ヒナ、こういうとき、何て言ったら良いか、わからないの……」
翠「翠星石もですよ……」
ジュン「はぁ?」
雛・翠「………………」ドンヨリ
廃教会
ガシャン!!バキン!!
グシャッ!!ガシャン!!
銀「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
銀「な、なんでテレビから真紅の声が聞こえてくるのよ……」
銀「し、しかも、猫警部の声で!!」
銀「忌々しい!!ムカつく!!許せないわ私をこんな気分にさせて!!」
銀「…………チッ!!」
PM21:00
雛「おやすみなさぁ~い」
ジュン「おやすみ。……結局真紅は帰ってこなかったな」
翠「ですね」
ジュン「お前ももう寝ろよ」
翠「寝る前に、またこれを読んでほしいです」
ジュン「数学……。わかったよ。僕の復習もかねて、読んでやるよ」
翠「話が早いですね!!頼むです!!」
ジュン「はいはい」
ジュン「で……Xに代入した場合、Yにも……」
ジュン「…………ん?」
翠「………………すぅ……くぅ……」zzZZ
ジュン「寝ちゃったのか。……カバンに運ばないと……」
ジュン「……僕も眠い……」
ジュン「十分寝たら、カバンに運んでやろう」
翠「…………すぅ……ふぅ……」
ジュン「………………」zzZZ
ジュン「………………」zzZZ
翠「………………」zzZZ
おわり
おまけ
猫警部『なんですって!?じゃあ犯人は……』
くんくん『海坊主よぉ!!』
金「もうこれはくんくんでは無い何か、かしら……」

