5 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:38:32.21 MtCajGdNO 1/55

朝 AM6:00

「チビ人間、朝ですよ!!朝ですよ!!」

ジュン「………………」zzZZ

「いい加減体内時計を常人にあわせやがれです!!」

ジュン「………………」zzZZ

「…………ぅぅぅぅ!!!!」

ペチペチ!!

「お!!き!!る!!で!!す!!」

ジュン「い、イタッ!!痛い!!え、な、なんだ!?」

「やっと起きたですか」

ジュン「……今僕のおでこ、たたいたろ?」

「さぁ?なんのことですか?」

ジュン「………………」

元スレ
『みらくる翠星石すぺしある』
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1253287577/

7 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:42:02.00 MtCajGdNO 2/55

「今日は翠星石がスコーンを焼いてやりますから、しっかり食べるですよ」

ジュン「……焼けてから起こしてくれてもよかったんじゃないか?」

「だ~か~ら~。お前の体内時計を常人に合わせるためです」

ジュン「別にそんなの良いじゃないか」

「学校へ行きたいなら、学校へいく人間の生活リズムに合わせる必要があります」

ジュン「………………」

「さ、一階に行きますよ。お前は新聞でも読むです」

ジュン「……わかったよ」

9 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:45:27.76 MtCajGdNO 3/55

ジュン「……あ、猫警部役の声優が猫警部役降板だって」

「せいゆう?」

ジュン「えっと……猫警部、次回から声が変わるよ」

「なぜですか?」

ジュン「なんか、猫警部の声を出してる人がいるんだよ。声優って言うんだけど」

「せいゆう」

ジュン「その人が猫警部をやめるんだって」

「ほぇ~……」

13 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:49:25.21 MtCajGdNO 4/55

「さっきから真紅とチビ苺が暗いのはその所為ですか」

「………………」

「………………」

ジュン「おぉ、見事に無言」

「ま、そんなことより、そろそろスコーンが焼き上がりますよ」

ジュン「そういえば、姉ちゃんは?」

「のりの目覚ましは1時間遅らせたです」

ジュン「なんでそんなことしたんだ?」

「お前と違って、のりはたまにはほんの少しゆっくりさせてやるです」

ジュン「なんだよそれ」

16 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:54:01.70 MtCajGdNO 5/55

のり「はれぇ~!!??」

ジュン「あ、起きた」

のり「ななな、なんか壁掛時計と目覚まし時計が一時間ずれてるんだけど……」

「壁掛が正しいです。のりは少しぐうたらするべきです!!」

のり「へ?」

ジュン「カクカクシカジカ」

のり「あら、そうだったの……」

「さ、スコーンが焼けたですよ。おまえら貪り食いやがれです!!」

のり「ありがとう翠星石ちゃん」

「もっと讃えるです」

ジュン「………………」モグモグ

18 : サボテン - 2009/09/19(土) 00:59:39.01 MtCajGdNO 6/55

AM9:00

「のりは学校へ。真紅とチビ苺は朝っぱらからふて寝」

ジュン「昼まで暇だな……ネットでも……」

「とう、翠星石キック」ゲシ

ジュン「な、何すんだよ!!」

「………………じーっ」

ジュン「……な、なんだよ」

「………………じーっ」

ジュン「………………ん?」

「………………じーっ」

ジュン「………………」

ジュン「な、なんか遊ぶか?」

「おぉ、いいですね!!」パァッ

ジュン「………………」

22 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:08:15.46 MtCajGdNO 7/55

ジュン「サイコロみっけた」

「二つありますね」

ジュン「どっちが大きい目を出せるか勝負しようぜ」

「いいですよ。……ほっ」カラカラ

ジュン「……六って」

「ほれほれ」

ジュン「……よっ」カラカラ

「ぷーっ!!1ですよ1!!」

ジュン「まてまてまて」

24 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:13:00.38 MtCajGdNO 8/55

「翠星石は負け知らずですね」

ジュン「……なんで勝てないんだ?」

「ほれほれ、翠星石より大きい目を出してみるですよ。ほっ」カラカラ

ジュン「5か。……ほ」カラカラ

「3ですね」

ジュン「なんでだよ!!」

25 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:18:46.05 MtCajGdNO 9/55

ジュン「サイコロはやめよう」

「………………」ニマニマ

ジュン「トランプ。トランプでババ抜きだ」

「今の翠星石には勝負の女神がついてますからね。負ける気がしないです」

ジュン「いいや、これなら勝てるね」

「なんとでも言うですよ。ケケケケ……」

28 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:21:01.32 MtCajGdNO 10/55

ジュン「……これかな?」

「………………」

ジュン「いやこっちか」

「………………」ニンマリ

ジュン「………………」

ジュン「やっぱこっちか?」

「………………」

ジュン「や、こっち……?」

「………………」ニンマリ

ジュン「………………」

30 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:23:59.38 MtCajGdNO 11/55

「こっちですかね?」

ジュン「………………」

「いやいや、こっち?」

ジュン「………………」ニヤリ

「っ!!いやこっちです!!」シュピッ

ババ

「キィィィィッ!!!!」

ジュン「………………」ニヤリ

32 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:30:41.55 MtCajGdNO 12/55

「むぅぅ、勝てないです!!」

ジュン「翠星石は顔に出やすいなぁ」

「へ、翠星石はそんなにわかりやすいですか?」

ジュン「すごくわかりやすい。ババ取ろうとするとすごく嬉しそう」

「はぁ、翠星石の素直な性格が災いしたですか……」

ジュン「え?今なんて?」

「もう一度勝負です!!」

ジュン「よし、いいよ」

35 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:39:06.12 MtCajGdNO 13/55

ジュン「………………」

「………………」ドンヨリ

ジュン「翠星石?」

「………………ナンデスカ?」ドンヨリ

ジュン「なんでそんな、暗いんだ?」

「……表情ヲ読マレナイタメデス……」ドンヨリ

ジュン「あぁ、そう……」

ジュン「……これかな?」

「………………」ドンヨリ

「………………フッ」ドンヨリ

ジュン「これだ」

「あ、あぁっ!!??」

38 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:48:55.63 MtCajGdNO 14/55

ジュン「翠星石、見てみろよこのコイン」

「はぁ……」

ジュン「左手にコインを握って、手の甲を上に向けるだろ?」

「向けるですね」

ジュン「何も持ってない右手を、左手の甲にかぶせる」

ジュン「で、手を揺すると……」シュッ

ジュン「コインが左手の甲の上に」

「………………え」

「ええぇぇぇぇっっ!!??」

「ななな、何ですか今の!!どういう事ですか!?」

ジュン「フフフ……」

「も、もう一回見せるです!!」

ジュン「ほら」シュッ

「うぐぐぐぐっ…………!!」

41 : サボテン - 2009/09/19(土) 01:59:18.70 MtCajGdNO 15/55

「お、教えるです!!翠星石にタネを教えるです!!」

ジュン「フフフ。これな、……ゴニョゴニョ」

「……はぁ~。そんな簡単な……」

ジュン「ほら、コイン貸してやるから、練習だ」

「……チビ人間」

ジュン「ん?」

「翠星石の手にはこのコインは大きすぎるです……」

ジュン「え?……あ、そうか」

「………………」シュン

ジュン「………………」

44 : サボテン - 2009/09/19(土) 02:03:59.68 MtCajGdNO 16/55

ジュン「……そうだ、ちょっと待ってろ」

「…………?」

ジュン「確か、この辺りに……」ガサゴソ

ジュン「あった、ほら」

「……これは、ボタンですか?」

ジュン「ちっちゃいやつなんだけど、お前の手ならちょうど良い大きさだろ?」

「……おぉ、良い感じですよ!!」

ジュン「よし、これでさっきの練習ができるな」

「チビ人間がめずらしく翠星石の役に立った瞬間ですね」キラキラ

ジュン「何だと」

48 : サボテン - 2009/09/19(土) 02:11:56.30 MtCajGdNO 17/55

ジュン「喉乾いたな……。お、コーラ」

「あぁ、爆弾水ですね」

ジュン「爆弾水?」

「この間のりに少しだけもらって飲んだです。そしたら口の中で爆発しやがったです!!」

ジュン「爆弾水って……」

「真紅なんて、紅茶飲むみたいにティーカップで優雅に飲もうとして吹き出しましたからね」

ジュン「見てみたかったなそれ」

54 : サボテン - 2009/09/19(土) 02:20:43.17 MtCajGdNO 18/55

ジュン「じゃあ少し炭酸を抜いてやろう」

シャカシャカシャカ

「……?」

ジュン「で、キャップをあけると……」

ブシッ!!!!

「ひ、ヒィィィッ!!ば、爆発しやがったです!!」

ジュン「これくらいなら飲めるんじゃないかな。ほら、ついでやるよ」

「ええぇ……また飲むですか?」

ジュン「今度は飲めるって。ほら、もう爆発したろ?」

「うぅ……」

57 : サボテン - 2009/09/19(土) 02:29:33.05 MtCajGdNO 19/55

ジュン「ほら」

「うぅ…………」

「………………んっ」チビッ

「……なんか、まだちょっとパチパチします……」

ジュン「慣れたらこんなの平気になるよ」ゴクゴク

「しかし、甘ったるいですね……。なにか、しょっぱいものは……」

ジュン「ポテチあるぞ」

「ほしいです」

ジュン「あぁ、黄金の組み合わせだな」

「………………?」

65 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:05:22.27 MtCajGdNO 20/55

ジュン「真紅と雛苺はまだふて寝か」

「そろそろお昼ですから、起こさないといけませんね」

ジュン「昼食はなんだろ」

「のりが夏に残した素麺をゆでてましたよ」

ジュン「この時期に素麺か」

「え、素麺嫌いですか?」

ジュン「嫌いじゃないけどさ。……素麺好きなの?」

「あの、ちゅるって食べるのが楽しいです」

ジュン「ふぅん」

66 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:12:06.09 MtCajGdNO 21/55

PM12:00

「おーい、おーい」ペチペチ

「んゆ、翠星石、カバンをたたかないで……」

「さっさと出てくるですよ。お昼は素麺ですよ」

「素麺!!」ガパッ

「お子様は単純で扱いやすいです」

「おーい真紅。真紅やーい」

カバン「………………」

「真紅はカバンから出てこないですね」

68 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:19:43.99 MtCajGdNO 22/55

「いくら呼び掛けても出てきませんね」

「こうなったら、カバンを縦にしておくです」

「けけけ、頭に血が上るですよ」

カバン「………………」

カバン「………………」プルプル

カバン「………………」グラッ

バタン

「ぷーっ、くくく!!」

71 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:29:57.66 MtCajGdNO 23/55

「ほらほら、早くあけないと、今度は水に沈めますよ~」

カバン「………………」

ガパッ

「………………」ぶっす~

「おぉ、見事にむくれてますね」

「………………ふんっ」プイッ

「なんか、いつもより子供っぽい気がしますね」

「……私のどこが子供っぽいねよ」

「ほらほら、翠星石お姉さんが慰めてやるですよー」

「………………」ピキピキ

73 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:37:21.76 MtCajGdNO 24/55

一階

ジュン「やっと降りてきたか」

「…………ふんっ」

「まえがみえねぇ」

ジュン「どうしたんだよ……その顔」

「し、真紅が……」

「翠星石」

「……なんでもないです」

ジュン「………………」

「ちゅるちゅる……」

ジュン「あ、先に食ってら」

「ふぇ?」

75 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:43:38.63 MtCajGdNO 25/55

「ちゅるちゅる」

「ちゅるちゅる」

「ちゅるちゅる」

ジュン「ずずっ、……ずずずっ」

「はぁ~。やっぱり男の子なんですねぇ」

ジュン「は?」

「ごーかいなのよ」

「一口の量が半端じゃないわね」

ジュン「……おまえらと比べてもな……」

78 : サボテン - 2009/09/19(土) 03:51:16.15 MtCajGdNO 26/55

ジュン「さ、図書館に行くかな……」

「………………じーっ」

ジュン「……なんだよ?」

「………………じーっ」

ツ・レ・テ・ケ

ジュン「………………」

「………………じーっ」

ジュン「いってきまーす」

「あぁっ!!ち、チビ人間!!そ、そんな!?」

79 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:00:56.95 MtCajGdNO 27/55

「チビ人間が図書館に行ってしまいました……」

「おえかきおえかき~♪」

「こうなったら私が猫警部の声優として……」

「二人はもう個人で遊びはじめてしまったし……」

「そうだ、蒼星石に会いに行きましょう」

「翠星石はちょいと出かけてきますよ」

「ぐるぐるの、ぐにゃぐにゃ~♪」

「んんっ、あーあー、わ、私は猫警部、私は猫警部だ!!」

「誰も聞いてないですよ、これ」

83 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:12:47.27 MtCajGdNO 28/55

薔薇屋敷

ガシャーン!!

「遊びにきてやったですよ!!」

一葉「やぁ、いらっしゃい翠星石」

「蒼星石はどこですか?」キョロキョロ

一葉「今は庭の薔薇を見に行っているよ」

「おぅ、じゃあ翠星石も行くです!!」

一葉「その前に窓を直してくれると」

「そーせーせきー!!」

ガシャーン!!

一葉「……助かるんだけど…………」

86 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:24:07.82 MtCajGdNO 29/55

「蒼星石!!」

「やぁ、翠星石。今日は遊びに?」

「可愛い妹の顔を見に来てやったですよ」

「はは、ありがとう。今庭のゴミを拾っているんだけれど、手伝ってくれるかい?」

「お安い御用ですよ。今見ているです、この庭が前よりも綺麗になった姿が目に浮かびます」

「それじゃあ、翠星石は向こうからおねがいするよ」

「……はれ?一緒にやらないですか?」

「個別にやったほうが効率が良いよ」

「……ぶぅ」

「むくれないで、ほら、早く終わらせて、一緒に紅茶を飲もう」

88 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:32:42.07 MtCajGdNO 30/55

「蒼星石ー!!これはゴミですかー?」

「それはなんだーい!?」

「地面に刺さった変な緑色の水が入ったやつー!!」

「ゴミじゃないから元あった場所にさしておいてー!!」

「からっぽのやつは何ですかー!?」

「ゴミー!!」

90 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:41:00.10 MtCajGdNO 31/55

「も、もうへろへろです……」

「おつかれさま、翠星石」

「蒼星石はちゃんと毎日、この庭の手入れをしてるですか?」

「うん。……この薔薇園の薔薇はね、ずっと見放されていたから」

「誰にも見られず、触れられず、弱々しく咲くだけで」

「……可哀相で」

「蒼星石……」



「真面目な話はさておいて、これを見るです」

「え?」

92 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:43:16.95 MtCajGdNO 32/55

「良いですか?翠星石の左手にボタンがありますね?」

「うん」

「手を握って、何も持ってない右手を左手にかぶせて……」

「手を揺すると……!!」シュッ

……ぽて

「………………」

「………………」

「…………ちがうですよ」

「うん」

94 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:52:24.85 MtCajGdNO 33/55

「ほら、今成功したですよ!!」

「なるほど。それ、君のマスターに教えてもらったのかい?」

「です!!」

「おもしろいマスターだね、彼は」

一葉「………………」

一葉「蒼星石、ここにトランプがあるだろう?」

「マスター……?」

96 : サボテン - 2009/09/19(土) 04:59:45.79 MtCajGdNO 34/55

「そうだ、蒼星石にお土産があるですよ」

「お土産?」

「爆弾水です」

「爆弾水?」

「いいから、蓋をあけてみるです?」

「…………?」

プシッ!!

「っ!!??」ガタガタッ

「…………?……??」

「けけけけ……」ニマニマ

99 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:11:03.41 MtCajGdNO 35/55

「ささ、カップについでやったですよ」

「……う、うん……」

「………………んっ」クイッ

「んぐっ!?がっ、げほげほっ、けほっ!!」

「ひーっひっひっひ!!」

「す、翠星石……けほっ!!」

「はぁ……はぁ……ふぅ。……ねぇ翠星石」

「何ですか?」

「花火水、いる?」

「へ?」

「マスター、あれを」

一葉「あ、あぁ」

100 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:17:08.31 MtCajGdNO 36/55

一葉「はい、持ってきたよ、サイダー」

「翠星石、僕からの気持ちだよ」

「あの、これ、透明ですけど、なんかシュワシュワ……」

「飲んでくれるよね?」

「いや、あの、翠星石はシュワシュワは……ちょっと……」

「翠星石……」

「飲んでくれるよね?」

(な、なんでこんなことに……)

102 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:29:04.61 MtCajGdNO 37/55

「けほけほっ、うぅ……」

「おいしかった?」

「シュワシュワの所為で味がわからねーです……」

「ははは。やっぱりね」

「うぅぅ……」

「所で、翠星石のマスター、ジュン君だっけ。今は何を?」

「図書館にいって勉強してますよ」

「へぇ、優秀なんだね」

一葉「………………」 

一葉「ふむ、突然勉強がしたくなったな。いくつになっても勉学はよいものだ」

「マスター?」

104 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:42:32.98 MtCajGdNO 38/55

「そろそろチビ人間も帰ってきてる頃ですね。おいとまします」

「そうかい?またいつでも遊びにおいで」

一葉「玄関からね」

「言われなくても、また来ますよ。窓から。じゃ!!」

ガシャーン!!

一葉「あぁ……」

「あぁ……」

108 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:53:03.43 MtCajGdNO 39/55

桜田家 PM17:00

「おーう、今帰ったですよー」

「あら」

「巴ですか。よく来たですね。まぁ自分の家のようにくつろぐです」

「……チビ苺は?」

のり「草笛さんの家よ」

「チビ人間はまだ帰ってないみたいですね。タイミング悪かったですね巴」

「私が勝手に来ただけだから」

109 : サボテン - 2009/09/19(土) 05:59:30.32 MtCajGdNO 40/55

「あれ、真紅もいないんですか?」

「何か、猫警部がどうとか言って飛び出していったわよ」

「はぁ?」

のり「真紅ちゃん、どうしちゃったのかしら……」

「………………」

「………………」

のり「………………」

「ま、そんなことより、これを見るですよ」

のり「なになに?」

「………………?」

111 : サボテン - 2009/09/19(土) 06:07:26.67 MtCajGdNO 41/55

「ん~……ほっ」シュッ

「どうです!!ボタンが手の甲の上に移動したです!!」

のり「すごいわ翠星石ちゃん!!」

「ふふん!!」

「……翠星石」

「なんですか?」

「もう一回、おねがい」

「良いですよ」

112 : サボテン - 2009/09/19(土) 06:12:38.90 MtCajGdNO 42/55

「もう一回」

「ま、またですか?」

「おねがい」

「うぅ……」

しゅっ ぱっ

「………………」

「………………」

「もう一回……」

「ふぇぇ…………」

115 : サボテン - 2009/09/19(土) 06:32:18.88 MtCajGdNO 43/55

「わかった、ボタンは二つあった」

「一つしかないですよ……」

「………………」

「これ、桜田君に教わったの?」

「です」

ジュン「ただいまー」

「お、やっと帰ってきたですね」

「ただいまー」

「おかえりなさーい」

「と、トモエー!!」

117 : サボテン - 2009/09/19(土) 06:36:49.84 MtCajGdNO 44/55

「桜田君、桜田君」コソコソ

ジュン「な、なんだよ」

「翠星石に教えたっていう手品、タネを教えて」コソコソ

ジュン「あぁ……あれは……」


ゴニョゴニョ


「………………っ!!」

「翠星石、もう一回」

「もうやーです」

「そ、そんな……」

125 : サボテン - 2009/09/19(土) 07:18:44.13 MtCajGdNO 45/55

「おじゃましました」

「また遊びに来てね!!」

ジュン「……腹減ったなぁ」

のり「ごはんもう少しでできるから待っててね」

「今日の晩ご飯は何ですか?」

のり「カレーライスよ」

「肉!!肉を入れるです!!」

のり「はいはい。ふふ……」

127 : サボテン - 2009/09/19(土) 07:36:34.50 MtCajGdNO 46/55

「いただきまーすです!!」

「はむんむ……んーっ!!おいしいですぅ~」

「ほっぺたおちるのよ~……」

ジュン「おまえら幸せものだな」

「じーっ」

ジュン「な、なんだよ……」

「それ、でっかいお肉が入ってますね」

ジュン「ん?……お、本当だ」

「じーっ」

ジュン「………………」

ジュン「ほしいのか?」

「寄越すです!!」

ジュン「仕方ない奴だな……」

128 : サボテン - 2009/09/19(土) 07:43:57.31 MtCajGdNO 47/55

ジュン「ほら、あーん」

「あ、あああ、あーん!?あーんはいらないです!!ふ、普通に寄越すです!!」

ジュン「なんだ、せっかく食わせてやろうと思ったのに」

「だ、だからって、あーんは……」

「…………じーっ」ダラダラ

ジュン「雛苺が狙ってるんだが……」

「うぅ……」カァァ

「…………はむっ」

129 : サボテン - 2009/09/19(土) 07:52:52.95 MtCajGdNO 48/55

PM19:00

みんな「ごちそーさまー」

ジュン「風呂はいる」

のり「はーい」

「くんくん!!くんくん!!」

「そういえば、声はどうなったですかね」


パチッ

131 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:00:54.04 MtCajGdNO 49/55

くんくん「いったい犯人はどうやって……」

猫警部「く、くんくん、これを見てちょうだい!!」

くんくん「何だい、猫警部」

猫警部「怪しいナイフがあるわ……」

くんくん「むむ、血が付いてる……これわ……」

猫警部「わかった、これが凶器なのだわ!!」

ででっでれれーん……

133 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:04:02.70 MtCajGdNO 50/55

ジュン「はぁ、お風呂気持ち良かったなぁ」

「………………」ドンヨリ

ジュン「どうしたおまえら?」

「ヒナ、こういうとき、何て言ったら良いか、わからないの……」

「翠星石もですよ……」

ジュン「はぁ?」

「………………」ドンヨリ

134 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:13:38.09 MtCajGdNO 51/55

廃教会

ガシャン!!バキン!!
グシャッ!!ガシャン!!

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

「な、なんでテレビから真紅の声が聞こえてくるのよ……」

「し、しかも、猫警部の声で!!」

「忌々しい!!ムカつく!!許せないわ私をこんな気分にさせて!!」

「…………チッ!!」

135 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:26:57.88 MtCajGdNO 52/55

PM21:00

「おやすみなさぁ~い」

ジュン「おやすみ。……結局真紅は帰ってこなかったな」

「ですね」

ジュン「お前ももう寝ろよ」

「寝る前に、またこれを読んでほしいです」

ジュン「数学……。わかったよ。僕の復習もかねて、読んでやるよ」

「話が早いですね!!頼むです!!」

ジュン「はいはい」

136 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:38:13.89 MtCajGdNO 53/55

ジュン「で……Xに代入した場合、Yにも……」

ジュン「…………ん?」

「………………すぅ……くぅ……」zzZZ

ジュン「寝ちゃったのか。……カバンに運ばないと……」

ジュン「……僕も眠い……」

ジュン「十分寝たら、カバンに運んでやろう」

「…………すぅ……ふぅ……」

ジュン「………………」zzZZ

138 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:42:15.37 MtCajGdNO 54/55

ジュン「………………」zzZZ

「………………」zzZZ



おわり

139 : サボテン - 2009/09/19(土) 08:47:21.75 MtCajGdNO 55/55

おまけ

猫警部『なんですって!?じゃあ犯人は……』

くんくん『海坊主よぉ!!』




「もうこれはくんくんでは無い何か、かしら……」

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