【パート1】 【パート2】 の続きです。
306 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 22:48:57.99 4ukZSJKw0 165/351






 ・
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ピーター「・・・・・・」

MJ「ピーター?どうしたの、ボーっとして」

ピーター「・・・あれ?そう見えた?ジャパニーズ、THE・ZENってやつをやってみてたんだけど・・・まだシロートだから」

MJ「ウソ。あなた、学園都市のこと考えてたんでしょ」

ピーター「・・・」

MJ「あなたが別の世界・・・学園都市に行って色々あったって話を聞かせてくれてから、ずっとその調子。一体何があったの?」

ピーター「さすがMJ。僕が考えてることは何でもお見通しか」

MJ「・・・タイガー、あなたはヒーローである前に一人の人間。そして私はあなたの妻よ。あなたが落ち込んでいる姿は見てられないわ。・・・何があったの?」

ピーター「・・・さみしいだけさ。学園都市にはもう行くことができない・・・永遠にね。友達と会えなくなってさみしいんだ」

MJ「・・・」

ピーター「でも、これしか選ぶ道はない。これ以上、学園都市を傷つける訳にはいかない。だから僕は・・・」

MJ「ピーター・・・」



 ピンポーン♪

ピーター「・・・リードだ。行ってくるよ」

MJ「どこへ?」

ピーター「皆に事情説明に行くんだ。世界を飛び越えてね」

307 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 22:54:00.98 4ukZSJKw0 166/351

>>306

MJ:ピーターの妻。メリージェーンの略。『ワン・モア・デイ』によってMJとの結婚は無かったことになったが、読者にとっては長年ピーターの妻であり続けたのでもはや固定設定に近い
 なお、『ワン・モア・デイ』以降もピーターとは煮え切らないもやもやした感じが続いていたが、やっとヨリが戻りそうってなった時は最終号だった
 このSSでは妻という設定で

タイガー:MJがピーターのことを呼ぶ時につかうあだ名。理由は『ちっともタイガー(虎)みたいに強くなさそうだから』とのこと。え、どういうこと?

308 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 22:55:36.72 4ukZSJKw0 167/351


トニー「・・・」カチャカチャ ガッション

バナー「何を作ってるんだいトニー。それもしかめっ面で」

トニー「タイムマシンさ。ピーターが学園都市の世界を閉鎖させたから、もうミス固法にも麦野にも神裂にも会えなくなってしまった・・・」カチャカチャ

トニー「だから過去に戻って、封鎖される前の学園都市に行くしかないって訳だ。まったく、ピーターめ・・・」キュイーン・・・カチャカチャ

バナー「仕方ないだろう。それが学園都市のためだ。涙子達を守るたった一つの手段だったんだから」

トニー「それは理解してる。だが相談もなしに一人で決めるこったないだろうに・・・優しくてけなげなオルソラや、もう少しで仲良くなれそうだったオリアナにも会えなくなったんだぞ」

バナー「いつの間にそんなに交流を広げてたんだい。・・・だが、タイムマシなんて使っても仕方ないと思うけどね。むしろまずいだろう。歴史を変えかねない」

トニー「・・・」カチャ・・・

バナー「過去の学園都市に君が行って、何かすれば・・・今やっと平穏を取り戻したあの世界に歪みができるかもしれない」

トニー「ああッ!わかってるさ!」ガチャン!

バナー「・・・」

トニー「・・・・・・だがこうやって何か気を紛らわしておかないと・・・今にも爆発しそうなんだ。もう御坂や黒子達に会えないと思うと・・・」

バナー「・・・僕だって同じさ。でも・・・それが彼女達のためだ」

トニー「・・・・・・ああ」



 ―――・・・・・・

ローラ「・・・ッグス・・・ヒック・・・・・・グスン」ポロポロ

ローガン「泣くな。・・・ってのはできねえ話か。無理もねえ・・・」

ローラ「・・・だって・・・・・・光子達にも・・・お別れ言ってない・・・」グスン

ローガン「だが、その場にいればかえってつらいだけだ」ポンポン

ローラ「・・・グスン」

309 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:00:42.72 4ukZSJKw0 168/351

>>308

タイムマシン:アメコミでは過去や未来などを舞台にした話は山ほどある。2012年に展開された大型イベント『エイジ・オブ・ウルトロン』では特に重要なポイントとなっていた
 ウルトロンによって地球が支配されてしまったので、ウルヴァリンとインビジブルウーマンが過去に行き、ウルトロンの制作者であるピムを・・・といった話
 が、その結果ウルトロンは消えたが別のヴィラン達がハバをきかせ、地球を支配した世界に改変されてしまったので、また過去に行って・・・などとややこしいことに

310 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:08:17.71 4ukZSJKw0 169/351




 ~~~~~

スーパーマン「・・・そんなことが・・・・・・」

スパイディ「そういうこと。だからもう学園都市には行けないんだ。皆にそう伝えて周ってるのさ」

サイボーグ「・・・今、ブームチューブで学園都市への道を開こうとしたが、確かに開かなくなっている」ウィーン

ダイアナ「・・・・・・もう黒子達には会えないのね・・・さみしくなるわ」

アクアマン「だが仕方のないことだ。本当ならばもっと早く・・・ダークサイド達との戦いの時にこうすべきだったのだ」

グリーンランタン「・・・」

フラッシュ「ハル、もう麦野と勝負できなくなってさみしいんだろ」

ランタン「そ、そんなんじゃねえ!・・・ただ、二度とあいつらに会えないってのは・・・」

フラッシュ「そりゃさみしいよな・・・」

バッツ「・・・・・・スパイダーマン、手間をかけさせたな。ジョーカーのせいで・・・こんなことに」

スパイディ「いや、アクアマンの言うとおりもっと早くにこうすべきだったんだよ。ジョーカーはきっかけにすぎない。僕達の勝手で今まで引きずりまわしちゃったんだからね」

バッツ「・・・」

アクアマン「蜘蛛の男よ、そう自分を責めるな。お前はもっと誇るべきなのだ。学園都市の者達もそう思うだろう」

フラッシュ「そうだよ。僕達が行く前から何度も街を救ってたんだろ。何も悪いことないじゃないか」

スパイディ「・・・ありがとね。まあ・・・今回で全部リセットしたことになるのかな」

スーパーマン「いいや、リセットじゃあない。人々の思い出は消えない。決して消えず、僕達の心に残っている。スパイダーマン、君の心にもね」

スパイディ「・・・そうだね。それじゃあ僕は次の世界に行くよ」

 MMMMMMMOOOOOO・・・・・・

ランタン「・・・ッチェ、麦野とは決着つけたかったぜ」

サイボーグ「本音が出たな」

ダイアナ「私の『真実の投げ輪』に触れたかしら?」

311 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:09:41.09 4ukZSJKw0 170/351




 ~~~~~

スポーン「・・・・・・」

スパイディ「・・・あの・・・理解してくれたかな?」

スポーン「・・・・・・ああ」

スパイディ「・・・・・・あの・・・おこってる?」

スポーン「・・・・・・いや、安堵している。俺がいなくてもあの街には一方通行のように、漆黒の意志を持ったヒーローがいる。何も心配することなどない」

スパイディ「・・・そ、そーっすか」

スポーン「・・・・・・」

スパイディ「なんていうか・・・ちょっとは落ち込んだりしないの?」

スポーン「・・・・・・ああ。元々、俺は無関係だったのだからな」

スパイディ「・・・そ、そう。じゃあ・・・僕は行くね」THWIP



スポーン「・・・・・・もう・・・打ち止め達と・・・一緒に食事をすることができないのか・・・・・・ああ・・・さみしいくなるな・・・」



スパイディ(まったく、素直じゃないんだから)





 ~~~~~

ヘルボーイ「マジか」

スパイディ「マジっすよ」

HB「・・・アイツらは・・・アイテムの連中はどうなった」

スパイディ「フレンダと絹旗が重傷を負ったけど、今は元通りになってるはずさ。だから心配することないよ」

HB「そうか・・・ちくしょう!俺がついていてやりゃあ、そんなことにしなかったのによ」

スパイディ「済んだことをあれこれ言っても仕方ないさ。アンタはアンタでやることがあるんだろ?自分の世界でさ」

HB「・・・ああ」

スパイディ「それが本来あるべき姿なんだ。僕達には僕達の世界があるんだ。アンタはアンタのやるべきことをやりなよ。それじゃあね」

HB「ッチ、さみしくなっちまうな」シュボ

312 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:13:55.26 4ukZSJKw0 171/351




 ~~~~~

チャールズ「・・・そんなことがあったとは」

スコット「なぜ僕達を呼んでくれなかった!仲間だろう!」

ジーン「スコット」

スパイディ「ごめん・・・でも方法がなかったっていうか・・・異世界に行く装置はリードが持ってるし、その時はリードも色々あって・・・」

スコット「っく・・・」

スパイディ「それに・・・あんまり別の世界の人達を巻きこむのもまずいし」

ボビー「今さらだけどね。僕達がいれば少しはなんとかなったかもしれないのに」

ハンク「だが、何もできなかったかもしれない。今どうこう言っても仕方がないことさ」

ウォーレン「・・・もう涙子達には会えないのか・・・」

マグニートー「・・・・・・」

チャールズ「受け入れるしかない。これで彼女らの世界がこれ以上脅威にさらされることがなくなったのだ。彼女らのため・・・生徒の安全を思ってこそ教師たるもの」

ジーン「友達としても、ね。スコット」

スコット「・・・ああ」

スパイディ「・・・ごめんよ」

マグニ「スパイダーマン」

スパイディ「なに?磁界王が僕に話が?」

マグニ「御坂は・・・超電磁砲は・・・元気にしてるか?」

スパイディ「・・・・・・ああ。今ごろ黒子達と一緒にアイスでも食べながらおしゃべりしてるだろうさ」

マグニ「・・・・・・そうか・・・」

313 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:17:43.10 4ukZSJKw0 172/351




 ~~~~~

スパイディ「ただいまー」

リード「ふうっ☆異世界旅行もこのペースだとキツイね♪」

バナー「おかえり。上手くいったかい?」

スパイディ「皆理解してくれたよ。まあコズミックビーイングが定めたことに反対したってどうしようもないけど」

トニー「ったく・・・ピーター、私はまだ納得しきれてないんだぞ。ミス固法達を狙ってたのに・・・」

リード「なんだよ、ゼンゼン脈なしだったから気にすんなよ☆ハハッ♪」

トニー「ってめ!このやろっ!」

バナー「しかしピーター、コズミックエンティティーズを相手に直談判とは・・・めちゃくちゃなことをやったもんだ」

スパイディ「僕もそう思うよ。会えただけでもすごいことなのにさ・・・」

バナー「一つの世界の均衡がかかっている話だからだろうね。僕達がきっかけともあれば・・・責任を感じてたのかも」

スパイディ「だったらジョーカーの世界のコズミックビーイング的存在がなんとかしてくれりゃあいいのに・・・はぁ~あ・・・」

トニー「ん?・・・そういえば・・・上条の右腕・・・あらゆる異能の力を打ち消す『イマジンブレイカー』はどうなんだ?上条も我々のことを忘れたのか?」

バナー「あ、そうだ。上条くんの右腕はエターニティの力も無効化したのか?イマジンブレイカーとコズミックビーイング・・・どちらが上か気になるね」

リード「ハハッ、僕が一番スゴイに決まってるっしょ☆」

ハルク「SMASH!」BOK!

リード「ウゲベッ☆」

バナー「ッハ・・・一瞬だけハルクになっちゃった」

スパイディ「エターニティが当麻の右腕を感知したんだけど、『あえて』無効化されたんだって。その気になれば当麻の右腕の効果を無視できたかもしれないけど、今はコトがコトだからね」

バナー「なるほど・・・どちらがすごいかは謎のままか・・・・・・」

トニー「一人の人間がコズミックビーイングの力をも打ち消すとあれば、それこそとんでもないことだがな」

スパイディ「・・・あ、そういうこととなると・・・当麻は学園都市で一人だけ、僕達のことを覚えてることになるのか・・・・・・」

315 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:29:16.19 4ukZSJKw0 173/351




 ―学園都市

上条「悪いな。なんだか気をつかわせちまって・・・」

御坂「き、気にすることないわよ。暇だったから散歩してたらつい近くまで来ただけよ」

佐天「御坂さんはホント素直じゃないな~」

初春「まあまあ、私達は何もせずに見守りましょう」

黒子「お姉さまにお見舞いに来てもらっておりながらその態度とは・・・ぐぬぬ。もっとありがたがるべきですの!」

禁書「言いがかりにもほどがあるんだよ」モグモグ

上条「っていうかインデックス!御坂達が持ってきてくれたケーキを!俺の分まで食うんじゃねえ!」

禁書「ケーキを目前にして食べるなというのはどだい無理な話なんだよ!」ムシャムシャ

佐天「あはは・・・」

御坂「で、今度はどんな問題に首つっこんだのよ。あんたのことだからどーせまたロクなことじゃないんでしょうけど」

上条「?・・・聞いてないのか?ジョーカーにやられちまったんだよ。かっこ悪い話だけどな」

御坂「・・・?・・・ジョーカー?」

上条「おいおい・・・スパイディから聞いてないのか?お前達も戦ったんだろ?」

御坂「?・・・何の話よ」

上条「え?・・・」

初春「ジョーカーなんて人知りませんけど・・・」

禁書「なんだかとーまの様子が変かも。なんでケガしたのか聞いても意味わかんない話でごまかされるんだよ」

佐天「人には言えない理由なんですね」

上条「お前ら何の冗談だよ。もうジョーカーは追い返したみたいだけど、忘れたってのか?セブンスミストも吹っ飛ばされて街中大混乱だったじゃねえか」

黒子「セブンスミストは現在も通常営業しておりますが?」

上条「!?」

初春「・・・なんだか話が合いませんね・・・どうなってるんでしょうか?」

御坂「ふざけて言ってるんじゃないわよね?」

上条「当たり前だ。お前ら本当に忘れちまったのか?スパイディ達のことも」

御坂「・・・・・・それって――」



 THOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMM!!!

317 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/22 23:38:22.15 4ukZSJKw0 174/351

御坂「!?な、何今の!」

佐天「外でものすごい爆音!」

黒子「初春!行きますの!」

初春「は、はい!」

上条「お、おいお前ら――」

御坂「アンタはケガしてんだからおとなしくしてなさい!インデックス、ちゃんと監視しといてね!」

禁書「了解なんだよ!」




 ザワザワ・・・・・・

男子学生「な、なんだ今の衝撃・・・向こうの方ですごい爆発みたいなのが・・・」

男子生徒「お、おい見ろ!何かが爆発したみたいな衝撃痕になってるぞ!」

 シュウウウゥゥゥ・・・・・・

女子生徒「な・・・何があったの?・・・」

女子学生「!・・・爆発痕の真ん中に・・・だ、誰かいる!」



黒子「何ごとですの!」ザッ

初春「!白井さん!砂煙の中に誰か立ってます!」

佐天「何かの能力者!?」

御坂「・・・な、何よアレ・・・・・・」





Dr,ドゥーム「我が前にひれ伏せ、学園都市の者どもよ。我が名はドゥーム・・・Dr,ドゥーム!貴様らの力を手にし、全てを支配する者だ!!!」

318 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/23 00:25:28.69 oheFTwbq0 175/351

>>317

Dr,ドゥーム:MARVELを代表する最初の大物ヴィラン。『メガヴィラン』とも呼ばれ、絶大な人気と実力を持つカリスマ的大物悪役。『ファンタスティック・フォー』のヴィランとして初登場
 本名、ヴィクター・フォン・ドゥーム。Mr,ファンタスティックことリードとは大学の同級生で、科学の天才だった。が、この時からリードを気に入らない奴と思っていたみたい
 ある実験の計画を、リードがミスがあると指摘したが負けず嫌いなドゥームはそのまま実行。結果失敗し、その事故によって顔に大きな傷を負ってしまう
 これをリードのせいと逆ギレし、以降はリードを目の敵にしている。その顔を隠すために鉄の仮面を熱いまま装着し、二度と外せなくした(これには人間をやめたという意味も込められている)
 そして、自身が作ったメタルアーマーを装着し、チベットの山奥で魔法を学び、Dr,ドゥームとなった。実は幼い頃に親から魔法を学んでいたこともあったという
 ドゥーム自身は普通の人間ではあるが、纏ったアーマーはあらゆる攻撃を無効化し、かなり強いタイプのセンチネルでさえも一撃で破壊するほどの攻撃もできる
 一人でアベンジャーズを壊滅寸前まで追い込んだりするほどの強敵で、1対1では勝てるヒーローは少ないと言われている。しかもアーマー無しの生身でも大型ライオンを殴り飛ばせる
 さらに、アーサー王時代にタイムスリップしたことがきっかけでモーガン・ル・フェイという魔女から魔法をさらに学び、かなりの魔法の腕を持っている
 一部ではDr,ストレンジと互角とも言われているらしいが、MARVEL世界の魔法は『傲慢』な心があると高位の魔法は正しく使えないというルールがあるので、ドゥームは一歩下回る
 また、同じスーパーヴィランであるマグニートーのことを評価しており、『我らが手を組めば世界を手にすることも造作ない』と述べている

 科学の天才でありながら至高の魔術師に近い強力な魔法を扱えるというハイスペックな一人科学と魔術が交差する男
 FFのヴィランとして登場してはいるが、アイアンマン、アベンジャーズ達のメインヴィランでもあり、MARVEL全体のヴィランと言える
 特にアイアンマンとは仲が悪くしょっちゅうケンカしてる。アーサー王時代に一緒にタイムスリップしてしまい、なんやかんやで協力してタイムマシンを作って戻ったりしている
 また、ドゥームは東欧の国家『ラトヴェリア』の王でもある。そのためアメリカで悪事を働いても外交特権とやらで簡単に逮捕することはできない
 ラトヴェリアはドゥームの独裁政治がしかれているが、国民は案外平和かつ快適に生活できている(話によってはキツイ独裁国家にされていることもある)
 それどころか、ドゥームが世界を支配したエピソードでは、独裁者として君臨してはいるが世界中の犯罪率は下がり、案外いい世界になっていた
 アベンジャーズがドゥームをやっつけて世界の支配は解放されたが、かつてのように犯罪や悪事がはびこる世界に逆戻りしてしまった。「これでよかったのか・・・」とヒーロー達も困惑
 最近は正式にヒーローとして活動したり、リードとスーの子の名付け親になったり、9・11テロに悲しみのあまり涙したり、単なるヴィランの枠におさまらないキャラとなっている

 が、やっぱりMARVELきってのスーパーヴィランであり、あらゆる力を求めて策略を張り巡らしている。特にコズミック系のパワーには目がない
 MARVELのコミックで最も多くの作品に登場したヴィランであり、ゲームやアニメなどの媒体ではボスキャラクターとして登場することが多い

328 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 00:53:12.93 dR0l+kVz0 176/351

御坂「ドクター・・・ドゥーム・・・・・・」

佐天「一瞬いい歳してハロウィンの仮装した人かと思ったけど・・・なんかヤバそう?・・・かも」

初春「そりゃそうですよ!この一帯の周りが焼け焦げたみたいな痕跡があるんですから!

黒子「おそらくは高レベルの能力を振りかざして暴れる悪人ですの。ここは私達の出番ッ」

初春「あっ!白井さん!」



黒子「ジャッジメントですの!そこのあなた、少しお話をお伺いいたしますの。抵抗するなら実力行使でいきますのよ!」ザッ!

ドゥーム「・・・フン、白井黒子だな。空間移動の大能力者」

黒子「!?」

御坂「黒子を知ってるの!?」

ドゥーム「白井黒子だけではない。御坂美琴、レベル5の超電磁砲だな」

御坂「!」

ドゥーム「そして、定温保存の能力者、初春飾利と・・・無能力者ながらも秘めた才能を持つ佐天涙子」

初春「わ、私達も!?」

佐天「秘めた才能って・・・ウッソ~!」

黒子「どうして私達のことを知っておりますの!」

ドゥーム「フフ・・・余が何も調べずにここに来ると思ったか?ずいぶん調べさせてもらったぞ・・・お前達の・・・今までの戦いをな」

御坂「・・・何のことを言ってるの」

ドゥーム「・・・そうだな、今のお前達にはさっぱりな話であったな」

御坂「・・・当麻の言ってたこと?私達の知らない所で何があったのよ!」

ドゥーム「知らない所で?違うな。お前達は当事者であり、全てを忘れてしまっただけだ」

初春「!?ど、どういうことですか」

 ビリビリッ!

御坂「答えなさい!私達は・・・何を失ったのよ!」ビリビリッ!

329 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 00:54:23.56 dR0l+kVz0 177/351

ドゥーム「電撃で余を威嚇するか。あまり良い考えとは言えないな」

御坂「答えないなら本当に電撃をくらわせるわよ!」ビリビリ!

佐天「み、御坂さん落ち着いて」

ドゥーム「・・・いいだろう。教えてやる。お前らは『隣人』を失ったのだ」

御坂「ッ」ムカッ

御坂「わけわかんないこと言ってんじゃないわよォッ!」

 バリバリィッ!!!

御坂「!?(な、何この威力!私の能力・・・出力が上がってる!?それも飛躍的に!)

黒子「お、お姉さま!」

御坂「ッ!・・・だ、大丈夫・・・ちょっとビックリしただけ――」

 FOOOoooo・・・・・・

御坂「!?」



ドゥーム「フム、大した火力だ。だが、このドゥームには無意味だ」

佐天「う、うっそ・・・」

初春「む、無傷ですよ!」

御坂「・・・何なのよアンタ・・・・・・」

ドゥーム「余はドゥーム。全ての者を統べる者!」FSHAAAAAAAAAAAAA!

黒子「!で、電撃!」

佐天「御坂さん!」

御坂「っ!ううおおおおおお!」バリバリバリッ!

 DOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!

330 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 00:55:53.33 dR0l+kVz0 178/351




 ~~~~~

バナー「もしも上条くんが記憶を保っていたとすれば、周りとのズレに気づいて、世界改変にも気づくかもしれないね」

トニー「そうなればただ一人だけ、過去の世界のことを知っている男になるのか。『HoM』の時のローガンのように」

スパイディ「あー、『Mデイ』の時の僕達みたいにね。ありゃサイアクだったよ。ホント。当麻が記憶を持ってると周りに影響がでるかもしれないな」

リード「フム、それくらいでは時空の歪みは起きないだろうし、特に問題視することはないけど、記憶のパラドックスが生じる可能性はあるかもね☆」

 ガチャ

ローガン「昼間っからムカツク話をしてんじゃねえ」

リード「おっと、野獣マンの登場だ。ゴキゲンはナナメみたいだね☆」

ローガン「ローラがずっと落ち込んでやがる。ダチと離れるのはキツイんだろう。っつうワケでビールもらうぞ」ガキョ

バナー「飲まなきゃやってられないってことか。まったく、アベンジャーズタワーに来て真っ先にすることがビール探しとは君らしい」

トニー「おいローガン、スコッチ飲むか?私も飲むぞ」

ローガン「へえ、今日は気前がいいやな」

トニー「君と同じさ。アルコールを入れないと誰かに当たりちらしそうでね」

 マイティガチャ!

ソー「ムウン!皆の者!くつろいでいる場合ではないぞ!」マイティサンジョー!

スパイディ「おろ、雷神様と・・・・・・」



フューリー「飲んどる場合じゃあないぜお前ら。フォン・ドゥームの野郎が忽然と姿を消しやがった。調べる必要があるぜ」

331 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:24:10.19 dR0l+kVz0 179/351

>>330

HoM:2005年に展開された大型クロスオーバーイベント、『ハウス・オブ・M』のこと。『マグナス王家』を意味し、文字通りマグニートーが王となっている世界を舞台にした話
 マグニートーの子であり、現実改変能力を持つミュータント、スカーレットウィッチの能力によって、世界が『人々の理想が現実になった世界』に改変された
 その世界ではミュータントと人類の立場は逆転しており、ほとんどの者がミュータントとなっている。元の世界のことは誰ひとりとして覚えておらず、皆が理想の生活をしていた
 が、ウルヴァリンの理想は『自分の全ての記憶を思い出すこと』であったため、一人だけ元の世界のことを覚えていた

Mデイ:HoMのラストにて、スカーレットウィッチが『NO MORE MUTANT(ミュータントなんていなくなればいい)』とつぶやき、世界が元に戻ったと同時にミュータントが激減した
 世界中でミュータント人口が200人ほどにまで減ってしまった。また、アイアンマンやキャップらは『HoM』の世界での記憶を忘れてしまったが、スパイディら一部は覚えている
 これはスカーレットウィッチが世界を元に戻した時、近くにいた者達はHoM世界の記憶を引き継いでいると思われる。スパイディはHoM世界での記憶を消してほしがっていた

アベンジャーズタワー:アベンジャーズの本拠地となるビル。昔はアベンジャーズ・マンションが拠点だったが『アベンジャーズ・ディスアッセンブルド』にて崩壊した
 タワーはアベンジャーズのメンバーの出入りが自由で、生活したりもできる。トニーも住んでる。セントリーが復帰してからはビルの上にセントリーの家(?)が出現した
 ちなみに、セントリーの家がある状態を『ウォッチタワー』と呼ぶ。DCコミックのヒーローチーム、ジャスティスリーグの本拠点もウォッチタワーという。偶然か?・・・

フューリー:MARVEL世界の地球防衛軍、SHIELD(シールド)の長官。眼帯をしている。階級は大佐で、SHIELDでは一番偉い歴戦の戦士
 本名ニック・フューリー。老化防止血清を飲んでいるので歳をとらない。第二次大戦中から現役の兵士でキャップやローガンとは戦友
 ワイルドでやることが荒っぽくも見えるが、地球と人々のために全力で悪をブチのめす正義の男。だがやることがあまりにも非人道的だったりする
 ドゥームがいない間にラトベリアを掌握した政治犯がアメリカ襲撃を計画していたのをつきとめるが、政府が『手を出すな』と言ったために手出しができず、独断で作戦を決行
 ヒーローを率いて政治犯をブチのめし、証拠を隠滅するためにヒーロー達の記憶を消した。が、それがバレてフューリーは失脚し、その後しばらく姿を隠して行動することとなる
 SHIELDを失脚してからも姿を隠しながら自分だけで新ヒーローを集めてチームを作ったり、キャップらに協力したりしていた。宇宙人侵略に際して表舞台に久々に姿を見せた

 現代風リメイク作品のアルティメットシリーズでは、俳優のサミュエル・L・ジャクソンをモデルにしたキャラクターにリメイクされた
 『アベンジャーズ』などの『MARVELシネマティック・ユニバース』ではこれを元に、サミュエル・L・ジャクソン本人がフューリーを演じている
 これがあまりにもハマっていたため、従来の正史コミックでもサミュエル・L・ジャクソン似のキャラが登場している
 ちなみに、サミュエル本人は大のコミック好きで、ある日コミックを読んでいると自分にそっくりなフューリーが出てきて、「これ俺じゃねーかww」ってなったらしい

332 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:26:04.34 dR0l+kVz0 180/351

ローガン「フューリーか。SHIELD長官サマが直々に何だってんだ?」

トニー「待て・・・今・・・ドゥームが消えたと言ったのか?どういうことだ?」

フューリー「言葉のままだ。ラトベリアからすっぽりと消えちまった。SHIELDが総動員で探してるがシッポがつかめねえ。そこでリチャーズの出番って訳だ」

リード「おやおや☆ビクターのオフザケに毎回付き合わされるなんてたまったもんじゃないZE!」

ソー「ソーも言ってられぬのだ。どうやら奴は時空を越えたらしい」マイティタイムスリップ!

バナー「・・・時空を?」

ソー「我らが王国、アスガルドの番人であるヘイムダルがその痕跡を見通した。奴は過去へと移動したらしい。だがその先はヘイムダルでも追うことはできぬ」マイティサーチ!

スパイディ「・・・」

フューリー「奴のことだ。過去へ行ったってだけでも面倒なのにその上、さらにどこかへ行きやがった。何としてもその悪だくみをブッ消さなきゃならねえ」

ローガン「ッケ、知ったことかよ」グビグビ

リード「待ってくれ、今調べてる」カタカタ

リード「・・・フム、確かにビクターは過去へとタイムスリップしたらしい。・・・そしてその時代を調べてみたら・・・どうやらマズイことになってるネ」

トニー「何だ?どうなってるっていうんだ?」



リード「奴は過去から・・・学園都市の世界へと移動したようだ」

スパイディ「!!?」

333 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:29:23.82 dR0l+kVz0 181/351

>>332

ヘイムダル:アスガルドの入り口である『虹の橋・ビフレスト』の門番。あらゆる世界のあらゆる場所をも見通す千里の眼を持つ
 戦士としても強く、一時はアスガルドの王の代理をしたこともあるという

334 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:30:23.41 dR0l+kVz0 182/351


 ~~~~~

初春「・・・う・・・ううん・・・・・・」

佐天「いつつ・・・な、何が・・・なんかチカチカする・・・・・・」クラクラ

黒子「お二人とも大丈夫ですの?」

初春「し、白井さん・・・今のって・・・」

黒子「ええ・・・ドゥームと申す方が電撃を放ち、お姉さまがそれを電撃で止めてくださいましたの。その衝撃ですわ」

佐天「あ!ま、周りの人達が気絶しちゃってる!衝撃が周りにいってしまったんですね・・・」

黒子「とはいえ、電気ショックによる気絶程度のようですわ。威力は互いの攻撃がぶつかりあった際にほぼ消えたようですの。・・・しかし」

ドゥーム「ほう、確かに凄まじい能力だ。さすがは学園都市最強の7人の一人だな」

御坂「っく・・・(さっきのコイツの電撃・・・かなりの威力だった・・・そ、それに・・・やっぱり私の能力も強くなってる・・・・・・何で?・・・)」

黒子「お姉さま、お気をつけになってくださいまし・・・あの方・・・かなりの能力者ですわ」

佐天「・・・もしかすると新たにレベル5になったとか・・・」

ドゥーム「レベル5・・・このドゥームをそのようなもので計れると思うな。我が力は・・・貴様らの想像をはるかに超えるッ!」FSHAM!

御坂「ッ!?う、腕にプラズマみたいなエネルギーが集まって――」

ドゥーム「我が力を見せてやろう!」

 ZZZZZZAAAAAAAAAAAAAAAAAAAGGGGGGGGGGGGG!!!

初春「!空に向かってビームが!」

 ZZZSSSHHHHHAAAAAAAAAAAAAAAAAA!

佐天「ああッ!雷みたいなのが四方八方に飛び散ってく!ま、街が壊されてく!」

御坂「こんのッ!やめなさい!」バリィッ!

ドゥーム「無駄だ!」ZAK!

御坂「!?電撃が消滅した!?」

ドゥーム「余のアーマーは貴様ら能力者の能力を無効化する機能を追加してある。AIM力場の研究は中々面白かったぞ」

初春「能力を・・・無効化って」

御坂「だったら・・・この威力ならどうッ!」ヴァリ!

ドゥーム「フ・・・効か――」

 ZZZZZAAAAAAAAKKKKKKK!

ドゥーム「!ッく!?・・・・・・こ、この威力・・・」バチバチ

佐天「効いた!」

黒子「さすがお姉さま!」

御坂「はあっ・・・はあっ・・・・・・(な、なんて威力なの・・・ヘタに使うと周りにも飛び火しそう・・・)」

ドゥーム「想定以上の出力・・・余のアーマーの機能のキャパシティを無効化しきれぬか・・・」

335 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:33:18.74 dR0l+kVz0 183/351

ドゥーム「面白いぞ・・・やはりレベル5・・・それも異世界の者との交流が多い者はやはり興味深い!・・・さあ御坂美琴よ、余を楽しませるのだぞ!」

黒子「お姉さまのお相手なぞ100年早いですの!いくらあなたのアーマーが強固であっても私の能力ならば!紙さえあればダイヤモンドすら切断できる私の能力で!」

 シュン

黒子「!?」

初春「何やってんですか白井さん!見当違いのとこに鉄針が移動してますよ!」

黒子「い、いえ・・・今のは確かに相手の腕を狙って・・・」

ドゥーム「言ったはずだ。我がアーマーは能力を無効化する。貴様のような能力は座標をかく乱させているのだ。このアーマーを突破することは不可能」

黒子「な・・・」

御坂「下がってて黒子、私が!」スッ・・・

ドゥーム「・・・超電磁砲か」

御坂(今の私の能力で・・・こいつを使ったらどれだけの威力かわかんないけど・・・こいつを止めるにはこれしかない!)

 ピィンッ

御坂「いっくわよぉー!」

 ドオ!

ドゥーム「こちらもだ!」

 VVVAAAAAOOOO!

佐天「ドゥームの手からもビームが!」



   S H A Z A M !!!

 DOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMM!!!

337 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:48:05.52 dR0l+kVz0 184/351

>>335

SHAZAM:DCコミックのキャプテンマーベルが変身する際の呪文。シャザムと読む
 少年ビリーが『SHAZAM!(シャザム!)』と唱えるとキャプテンマーベルに変身するという、アメコミでは珍しい変身ヒーロー。スペックはスーパーマンに並ぶという
 Sはソロモンの知恵、Hはヘラクレスの怪力、Aはアキレスの勇気、Zはゼウスの全能、Aはアトラスの体力、Mはマーキュリーの俊足を意味する
 長年MARVELのキャプテンマーベルと名前がかぶっててややこしいと言われていたが、近年のリランチイベント『NEW52』に際して『シャザム』と改名した。わかりやすくなった

 ちなみに、キャプテンマーベル(シャザム)が初登場した当時はDCからの作品ではなく、別の会社のキャラだったが、『スーパーマンのパクりじゃねーか!』と訴訟され、DCに移籍した
 その後、イギリスの出版社がキャプテンマーベルに代わって新キャラとして、『マーベルマン』というキャラを考案。設定こそ似ているものの、変身呪文は『キモオタ!』
 が、今度はMARVELが『ウチの会社の名前とかぶってんじゃん!』と文句をいい、マーベルマンは『ミラクルマン』と改名。色々とややこしい問題が多いキャラとなった
 そのミラクルマンが、今年の6月頃に邦訳されて日本で発売されるとのこと。色々と問題を抱えたヒーローコミックということで注目が集まっている

338 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/29 01:52:09.74 dR0l+kVz0 185/351


 ~~~~~

スパイディ「なんだって!?ドゥームが学園都市に!?」

ローガン「おい・・・どういうことだ」ガタッ

トニー「あの世界にはもう行き来できないようになっているんだろう!エターニティの力で!」

リード「ああ・・・だが奴は上手く潜り抜けたらしい。あの世界にはいわばフィールドのようなものがある。エターニティによって、異世界からの侵入を拒むフィールドが」

リード「だが、ビクターはタイムマシンを使い、僕達の・・・この世界の過去へ行った。まだフィールドが張られるよりも過去に・・・」

リード「過去の学園都市の世界へ渡ったり、今度は未来に・・・つまり今現在の学園都市に移動したようだ。僕達が学園都市に行けないことを逆手にとられた」

スパイディ「な・・・そんなのありかよ!」

ソー「ヌウ!過去の学園都市に行ったとは・・・学園都市の世界内で時空を越えて、我らが手出しできぬ時代に移動したというのか!」マイティヤヤコシイ!

フューリー「よく知らないが、今現在のその世界にはお前らは行くことができないってことか。奴の独壇場って訳だな」

トニー「っく・・・ドゥームめ、考えたな」

スパイディ「リード!僕を過去へ送ってくれ!」

リード「!」

バナー「何をする気だピーター」

スパイディ「ドゥームが行ったように僕も過去の学園都市に移動するんだ!もう御坂達を傷つける訳にはいかない!」

346 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 15:11:29.62 KiBdL+3Z0 186/351

バナー「なるほど、ドゥームと同じ方法で学園都市に行くということか」

ローガン「俺も行くぜピーター。黒子や初春達がやっと安心して暮らせる世界になったってのにあの野郎・・・」

トニー「ようし、メンバーを集めよう。大勢で駆けつけてドゥームをやっつけるぞ!」

リード「いや、ダメだ」カタカタ

トニー「!?」

リード「学園都市の世界内に時空フィールドが張られている。奴の仕業だ。あの世界でタイムスリップをすることは不可能だ」カタカタ

リード「つまり、ドゥームと同じように過去の学園都市に行けたとしても、ドゥームがいる今現在の学園都市に行けない」

ローガン「わかるように説明しろ」

バナー「エターニティが『異世界間の移動を封じた』が、封じられる前にドゥームが行きつき、そこから現在の学園都市に移動した。図で示すなら・・・」


  <エターニティによる改変>

 (異世界)→×┃学園都市の世界┃×←(異世界) 異世界からの侵入を封じた


  <ドゥームの行程>

 (異世界)→×┃学園都市の世界┃×←(異世界)
           ↓  ↑
    ↓     (過去)
           ↓  ↑
  ドゥーム→ (学園都市の世界) 封じられる以前の世界に行き、そこからさらに未来(今現在)に移動した


バナー「そしてその後、タイムスリップを封じるたということだな。今現在の学園都市には、我々は誰も行くことはできない」


  <ドゥームの時空移動封じ>

         ━━━━━━━
 (異世界)→×┃学園都市の世界┃×←(異世界)
         ━━━━━━━
            ×
            ↑
        (学園都市の世界(過去))


スパイディ「横からは壁があって、上下にもフタをされたってことか!チクショウ!」

リード「ビクターが時空移動を封じた方法は詳細がわからない。どうやら彼の科学力と魔法の融合によるものだろう。突破は不可能だ」

ソー「ヌウ・・・学園都市を救う手立ては何かないのか!」マイティオテアゲ!

トニー「・・・いいや、手だてはある。ピーター、準備しろ。我々も過去から学園都市に行くぞ」

スパイディ「え?」

バナー「どうするつもりだトニー。過去の学園都市に移動しても、ドゥームを追うことはできない・・・」

トニー「不可能を可能にするのが発明家だろう。私を誰だと思ってる。トニー・スタークだぞ」

347 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 15:16:11.43 KiBdL+3Z0 187/351


 ~~~~~

佐天「うぅ・・・す、すごい衝撃」

初春「御坂さんの超電磁砲とドゥームのビームが激突して・・・!」



御坂「っ・・・くっ・・・・・・」ガクッ・・・

黒子「!?お姉さま!」

御坂「だ、大丈夫よ・・・ちょっと・・・くらっとしただけ」

ドゥーム「ほう、余のガントレットのブラストと撃ち合えるほどのパワーとはな。やはり・・・貴様らの力は面白い」

初春「御坂さん!」

ドゥーム「その力を・・・いただくぞ」スッ・・・

佐天「!」

 ドォン!

ドゥーム「!?ッム!」



一通「おィおィ・・・何の能力者か知らねェがあンまちょォーしのンじゃねェぞ。やかましくてゆっくりコーヒーも飲めやしねェじゃねェか」

打止「あわわ・・・何か変なカッコしてる人がお姉さまと戦ってるってミサカはミサカは一緒についてきたり」

御坂「・・・一方通行・・・打ち止め・・・」

348 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 15:18:25.00 KiBdL+3Z0 188/351

ドゥーム「来たか・・・第一位の能力者、最強の一方通行。お前も余の大事なサンプルの一つだ。まずはその力を見せてみろ」

一通「ッハ!俺を相手にその態度たァ相当ぶっ飛ンでやがンな。ならとくと味わえやァ!」ダッ!

佐天「気を付けてください一方通行さん!その人の鎧は能力を無効化しますから!」

 タッチ

一通「何?・・・(ベクトルが・・・動かねェ)」

ドゥーム「佐天涙子の言う通り、余の体内血液をベクトル操作しようとしたようだが無意味だ」

 KRAKK!

一通「!?ッガ!?」ドザザー!

御坂「一方通行!」

黒子「一方通行さんの能力はあらゆる攻撃を反射するはず・・・ですがドゥームの鎧は能力を無効化する。あの手甲で殴りつけることも可能ということですの」

ドゥーム「このくらいでダウンか?能力に依存しているあまり、それが封じられれば手も足も出んか」

一通「てめェ・・・なめンじゃねェ!」バウッ!

ドゥーム「!GHH!」

一通「能力無効化だかなンだか知らねェが、触れずにブチのめしゃいいンだろォが!腹ァくくれ鉄板野郎!」

349 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 15:19:31.40 KiBdL+3Z0 189/351


 ~~~~~

フューリー「どうするつもりだスターク。アテもなく行動するなんざお前らしくねえ」

トニー「アテならあるさ。タイムマシンならちょうど作り上げてたところだ。それをすぐにスペシャルに仕上げてみせる。ちょっと待ってろ」タタタ

ソー「しかし時間移動は不可能なのでは・・・」マイティドースンノ!?

トニー「出たとこ勝負になるが、なんとかしてみせる」

スパイディ「トニーなら何とかできそうではあるね。とにかく行動するなら早くしよう!」

ローガン「どうせなら過去の間にドゥームを八つ裂きにすりゃいいじゃねェか」

バナー「そうか、ドゥームがタイムスリップするよりも先にやっつければ万事解決だな」

ソー「ウム!我がムジョルニアの雷を、あの破壊の王にくらわせてくれようぞ!」マイティヤルキマンマン!

ウルトロン【だが待ってほしい】ヴィジョン

ソー「わ!」マイティワ!

スパイディ「ウルトロン。学園都市から消えて、アベンジャーズタワーのコンピューターに移動してたのか」

ローガン「何だっていうんだウルトロン。今からドゥームを引き裂きに行くんだから止めんじゃねェ」

ウルトロン【うかつに行動すると危険だ。時空連続体を破壊しかねない。そうなればドゥームうんぬん以前に世界が崩壊する】

ソー「えー!?」マイティマジデ!?

リード「すでに『起こったこと』を改変するとタイムパラドックスが起きて、時空の歪みが生じてしまう。それが大きいと時空連続体が破壊されてしまうよ」

ローガン「っ・・・ウルトロンが地球を征服した時みてえにか」

ウルトロン【うん。あん時はごめんね】

351 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 15:54:54.64 KiBdL+3Z0 190/351

>>349

ヴィジョン:ウルトロンが開発した、自分の部下として設計したシンセゾイド(アンドロイドみたいなもの)。アベンジャーズ打倒を目的としていたが改心してアベンジャーとなった
 長年アベンジャーズの中心メンバーの一人として活躍していたが、『ディスアッセンブルド』にて破壊された。後にほぼ別人格で『ヤングアベンジャーズ』のメンバーとなっていた
 が、こっちもすったもんだあった挙句、破壊された。最近、かつての人格のヴィジョンが復活した
 アンドロイドなので様々な能力が使える上、物体を透過できる能力が特徴的。相手の身体の中に腕を擦り抜けさせて攻撃したりできる
 ここではウルトロンコンピューターの起動音として名前が登場しただけだが

時空連続体:アメコミではタイムトラベルに関する話は山ほどある。過去に行って歴史を変えたり、未来から歴史を変えに来られたり
 が、あまり歴史に干渉しすぎると時空が歪み、あらゆる次元世界に影響がでるほどのダメージが出たりすることもある。さらに、過去を改変すると現代がさらに悪化することもある
 つまり、あまり時空移動をしすぎたり、歴史を変えすぎてしまうと時空が壊れ、あらゆる次元世界が滅びかねないのである

ウルトロンが地球を征服した時~:『エイジ・オブ・ウルトロン』のこと。ウルヴァリンがウルトロンを消滅させるために過去へ行き、開発者であるピムの命を奪った
 が、ピムがいない現代では魔法使いであるモーガン・ル・フェイが地球を支配してしまっていたので、ウルヴァリンは過去へまた行き、ピムを襲う自分を止めるために説得した
 結果的にウルトロンを倒すことに成功するも、何度も時空を行き来し、歴史を書き換えたことによって時空連続体にダメージが与えられて、亀裂が入り、あらゆる次元に影響が出た
 アルティメットシリーズの世界(アルティメットユニバース)に正史世界のギャラクタスが現れたりした。そして、別快社のキャラである、天使アンジェラがMARVEL世界に出現した
 イメージコミックスの作品、『スポーン』に登場するアンジェラだが、キャラの使用権利をMARVELが得たので、アンジェラをMARVELに『納得する形で』登場させるためにこうなったようだ
 一部では『エイジ・オブ・ウルトロン』のイベントは、アンジェラの引っ越しのための話とか言われているとか

 ちなみに、今までさんざんタイムスリップ関連の話はあったのに何で今更時空連続体が壊れたのか、今回ウルヴァリンが数度過去へ行っただけでこうなったのか、と疑問は多い
 どうやら今までの時空関連のダメージが蓄積されて、今回の件で『コップが一杯になった』という考え方が一番しっくりくるとのこと
 関係ないが、『ベイビーズ』関連のイラストを手掛けるアーティスト、スコッティー・ヤングが描いた『エイジ・オブ・ウルトロン』のベイビーズ風のカバーイラストはめちゃくちゃカワイイ

354 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 17:03:56.39 KiBdL+3Z0 191/351

リード「ビクターはすでに現在の学園都市に移動した。それを未然に防ごうとして過去のドゥームを倒すのは学園都市の世界に悪影響が出てしまう可能性がある」

フューリー「・・・ならやっぱりタイムスリップするしかねえな。あと一回くらい時空移動したって時間が壊れるこたねえだろう」

トニー「できたぞ。『タイムトラベラーアーマー』だ」ジャキン

バナー「早い!」

トニー「これで過去の学園都市から移動を試みるぞ。かなりのエネルギーを使うが、人を未来へ転送することができる」

フューリー「だが時空の移動をどうやってするつもりだ」

リード「時空を移動できる可能性があるとすればピーターかもしれないネ」カタカタ

スパイディ「!」

ローガン「なに!?」

リード「あの世界に一番長く居続け、『馴染んでいる』のはピーターだ。順応できるとすればピーターだろう。移動できればの話だけどネ」

バナー「世界の『自然の理』に逆らう行動だからな・・・学園都市に馴染んでいる方が確立は高いということだね」

ソー「なれば我らがゾロゾロと行っても仕方がないということか」マイティオルスバン!

ローガン「・・・」

トニー「なら、私とピーターだけで行くぞ。他の皆はここで待っててくれ」

356 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 17:14:30.10 KiBdL+3Z0 192/351

ローガン「ざけんじゃねえ」SNIKT!

リード「・・・ローガン」

ローガン「俺が黙ってられるタチじゃねえのは知ってるだろ。黒子を・・・初春を・・・アイツらを脅かす野郎は俺のツメに血痕を染みつけてやる」

フューリー「落ち着け。お前もあの世界にはだいぶ長い間居たらしいが、パーカーじゃなきゃあ合わないんだろ。今回は身を退け」

ローガン「俺も移動させりゃあいいじゃねえか。ピーターと俺でドゥームを始末する」

トニー「残念だが・・・ビクターの張ったフィールドは想像以上に強固だ。打ち破ろうにも一人を送れる可能性すらほぼ0に近いんだぞ」

ローガン「っ・・・だったら――」

スパイディ「ローガン」

ローガン「!」



スパイディ「任せてくれ。黒子も初春も佐天も御坂も・・・必ず助ける」

ローガン「っ・・・」



 ガチャ

 「ピーターの言う通りだ。ローガン、君だけじゃない。我々も彼に託そう」

ローガン「・・・お前、いつから聞いてた」

 「話は聞いていたよ。今回は私達の出番じゃない。ピーターだ。だから託すんだ。ピーターが・・・我々の代わりにやってくれる」

スパイディ「・・・」

ローガン「やってくれる?ピーターが俺達の代わりに何をするってんだよ」





     キャプテンアメリカ「AVENGE(報復)」

358 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 17:35:39.23 KiBdL+3Z0 193/351


 ~~~~~

 DOOOOOOOOOOOOMMM!

一通「っク・・・」

ドゥーム「フハハハ!面白い能力だな。応用がいくらでもできそうだ。貴様よりも余が有意義に扱ってやろうぞ」

御坂「一歩通行!っこの!」バリリ!

ドゥーム「フン」FSHAM!


初春「打ち止めちゃん、こっちに!」

打止「うん!・・・あの人、一人でお姉さまと彼を相手にするなんて・・・ってミサカはミサカは開いた口がふさがらなかったり」

佐天「大丈夫だよ打ち止めちゃん。きっと・・・きっとあの人達ならなんとかしてくれる」

黒子「!・・・そうですわ。まだ『あの方達』もおられますから」


御坂「っく・・・」ビリビリ

ドゥーム「お前達では余に勝てぬ。レベル5だろうと余の前では無力――」

                                    ドッォ!

ドゥーム「!?ARGH!?」ッ!

御坂「!」

一通「原子崩し・・・狙撃か」



麦野「命中命中~・・・こんだけ離れて撃つってのは自信なかったけど、頭にブチ当ててやったわ」

フレンダ「さっすが麦野って訳よ!望遠鏡を片目で見つつのビルの上からの原子崩しスナイプとか!」

絹旗「でもこっちに超気づかれましたよ」

362 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 17:52:47.34 KiBdL+3Z0 194/351

浜面「白井!飾利!涙子!打ち止め!大丈夫か!」タタタ

佐天「浜面さんに滝壺さんとフレメアちゃん!」

黒子「皆さんどうしてここに・・・」

滝壺「むぎの達が戦うなら、私達もそばにいる」

フレメア「大体、アイテムファミリーだからね」

黒子「し、しかし危険だすの!」

滝壺「大丈夫、はまづらが守ってくれる」グッ

フレメア「身体はって」グッ

浜面「おう!」



ドゥーム「・・・原子崩しの麦野沈利か。面白い!」FOOOOO!

麦野「!?な、なんだあ!?身体が・・・浮いて!」フォン

フレンダ「ななな!?す、吸い寄せられるみたいな訳!」ギューン!

絹旗「あいつのいる方へ超引き寄せられてます!」ギューン!

ドゥーム「重力操作だ。余の手の内に来い!」

一通「よそ見してンじゃねェっての!」ドォン!

御坂「くらいなさい!」バリバリバリィ!

ドゥーム「ARGH!」

 フォン

麦野「!吸い寄せられるのが止まった!」

フレンダ「で、でも今度は落ちちゃう訳よー!」ヒュー

絹旗「途中で止めるから超落下しますー!」ヒュー

 シュン シュン シュン シュン シュン シュン



 シュン

麦野「・・・!」

黒子「3人ともお怪我はありませんの?」

フレンダ「く、黒子ぉ!助けてくれてありがと~!」

絹旗「さすが超空間転移マスターです!」

麦野「ありがとね。・・・さて、これで私らも真っ向から戦うっきゃないわね」

365 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 18:21:17.03 KiBdL+3Z0 195/351

一通「ッヘ、レベル5の3人が揃うたァな。妙な感じだぜ」

麦野「お互いさまよ。暗部の人間なのにこんなことしてるなんて自分でも変だと思うわ」

御坂「・・・・・・なんか・・・変ね・・・私達、何度もこうやって一緒に戦った気がする」

一通「・・・ンな訳ねェ・・・はずなンだが・・・確かにな」

麦野「・・・そもそもなんで私達こんな仲良い感じなのよ」

御坂「・・・・・・私達・・・何かを忘れてる・・・」

ドゥーム「やっと舞台が整ったな。異世界者との交流が特に多い3人のレベル5・・・貴様らの力を余のものとするためにわざわざ来たかいがあったというもの」

一通「異世界だァ?」

麦野「何のこと言ってんだこいつは」

ドゥーム「ウルトロンを2度も倒し、ドーマムゥを退け、サノスを撃退し、さらに異世界の脅威をも追い返し、あのオンスロートにも勝利した学園都市の者ども・・・」

ドゥーム「貴様ら全ての能力者を余のものとする!そのために・・・何者にも邪魔されぬようにわざわざ遠回りしてきたのだからな」

ドゥーム「ずっとこの世界のことを調べてきた。この世界が封じられたのは好都合・・・いつも邪魔をするリチャーズやアベンジャーズはここに来ることはできぬ!」

御坂「・・・アベンジャーズ・・・・・・」

一通「意味不明なことぬかしてンじゃねェ!何もンかしらねェがブチのめしてやるぜ!」

麦野「私達3人を相手にして勝てると思ってんのか?」



ドゥーム「余はドゥーム・・・Dr,ドゥーム!科学と魔術が交差する男だ!」

   S  A
 F H A A M!
    A   A

368 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 19:26:03.95 KiBdL+3Z0 196/351


 ―学園都市・過去



 MMMMMOOOOOO・・・・・・

スパイディ「・・・学園都市・・・・・・また来ることになるとはね。複雑な気分だよ」

アイアンマン「ようしピーター、すぐ行くぞ。タイムトラベラーアーマーの起動準備に取り掛かる」ウィーン



 ~~~~~

リード「トニー達はまず僕達の世界の過去に行き、学園都市に向かった。過去と言っても、この前のカーン、アポカリプス、アニヒラスの襲撃のすぐ後の頃に」

バナー「学園都市の世界でいうと・・・話に聞くジョーカーとやらの騒動の終盤あたりなのかな」

ソー「その頃ならまだエターニティによる封印はされていないからな。だが、その先でどうやって未来へと移動するというのだ」マイティナゾナゾ!

ローガン「・・・」

キャップ「不満か?ローガン」

ローガン「・・・ああ、俺がこの手でブチのめしてやりてえ気持ちはまだおさまらねえ」

キャップ「・・・」

ローガン「・・・だが、今回はピーターに譲ってやらあ。俺みてえなのは黒子達には会わない方が・・・アイツらのためだろうな」

 ~~~~~



アイアンマン「・・・アーマー、どうだ」ウィーン

アーマー【タイムトラベルは不可能です。強力なフィールドが張られています】

アイアンマン「ドゥームのフィールドなんぞに負けてられるか!私達はアイアンマンなんだぞ!」

アーマー【しかし、ドゥームが作ったフィールドには魔法的効力も働いています。科学の力だけでは突破はできません】

アイアンマン「っく・・・」

スパイディ「だったらこっちも魔法で対抗だ。イギリスへ行こう」

アイアンマン「!?イギリスへ・・・だと?」

スパイディ「ステイルと神裂がいるはずだ。彼らはジョーカーが学園都市にいる頃、イギリスで魔術関連の相手と戦っていたみたいだからね」

アイアンマン「そうか、魔術サイドの者達に協力してもらうということか」

スパイディ「そのお返しに、今彼らが戦っている魔術関連の相手ってやつをやっつけてあげようぜ」

370 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 19:47:30.74 KiBdL+3Z0 197/351

 ZZZRRAAAAAAP!

魔術師「ぐああっ!」バタッ

魔術師「ぐうう・・・」バタッ

ドゥーム(過去)「この世界の魔法使いとはこの程度か。フン、このドゥームの足元にも及ばぬわ」

ステイル「ッチィ・・・こいつ相当な手だれみたいだな・・・」

ドゥーム「複数の魔法組織があるようだが・・・それだけに魔法も多種多様だな。お前達の魔法についての知識もいただいたぞ!」

神裂「あなたの目的は魔術の知識ですか・・・異世界からのヴィランのようですが、これ以上させません!七閃!」ZANG!

ドゥーム「っぬ!余のアーマーをカタナで切断など不可能だが・・・これは・・・ワイヤーだな?なかなかのパワーだ」FSHAAA!

神裂「!七閃が消滅した・・・」

ステイル「『魔女狩りの王』!」ボオオォォォ!

ドゥーム「ほう、炎の巨人か。ならば、余も見せてやろう。この世界の魔法について学ばせてもらった。余の魔法とこの世界の知識を併せて!」

 VVVVVAAAAAAAOOOOOOOO!

ステイル「!?イノケンティウスのニセモノか!」

ドゥーム「余の魔法をその身で味わえ!」

 KRAKKOOOOOOOOOOOOOOMMM!

ドゥーム「!?」



アイアンマン「魔術関連の敵とはお前のことだったか!ドゥーム!」

スパイディ「まだ未来へと行く前のドゥームがイギリスに来てたとはね。ジョーカーが学園都市で笑ってる同時期にアンタがイギリスで魔法のお勉強してたんだな」

神裂「スパイダーマン!」

ステイル「鉄の男!」

ドゥーム「な、何故貴様らがここに!余の計画の邪魔をしにきたというのか!」

スパイディ「イギリスの魔術師たちを襲撃して、魔法をさらに学ぼうってハラだな」

アイアンマン「時空移動を封じるフィールドは科学と魔術の融合技術によるものらしいが、それを完成させるためにイギリスに来ていたというところか」

ドゥーム「おのれ!余の崇高な計画の邪魔はさせんぞ!」ZZZ-RRRAAAAAAK!

アイアンマン「AAARRRGGGHHHHH!」

スパイディ「トニー!」

ドゥーム「もはや猶予はない!」

371 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 20:05:08.97 KiBdL+3Z0 198/351

ステイル「無事か、鉄の男!」

アイアンマン「あ、ああ・・・っく・・・だが今の攻撃でアーマーの機能がダメージを・・・」

神裂「スパイダーマン、わざわざイギリスにまでかけつけてくれるとは・・・ありがとうございます握手してください」

スパイディ「ああハイハイ。それよりトニー、ドゥームが未来へタイムスリップしようとしてるみたいだよ」

アイアンマン「今は奴の強力なフィールドで時空移動が封じられている。自分自身ならば移動は可能ということか・・・それにも準備に時間はかかるようだが」

スパイディ「神裂、ステイル、ドゥームは魔法と科学の併せ技でタイムスリップ禁止法を執行してるんだけど、それを打ち破る方法知らないかい?」

ステイル「タイムスリップだって?・・・」

神裂「すみませんが・・・魔術だけでなく科学も融合した技術となると・・・」

アイアンマン「っく・・・ならば奴から直接聞き出すしかあるまい!」GOOO!

ドゥーム「!」

 THOOOOOOOOOOOMMM!

ドゥーム「GAAHHH!」

アイアンマン「アーマー!ドゥームのアーマーからタイムトラベルのシステムをコピーしろ!」

アーマー【了解。ドゥームのアーマーにハッキングを仕掛けます】

アイアンマン「貴様が封じられた時空を移動する術を持っているというのなら、私にも分けてもらうぞ!発明は共有しなくてはな!」

ドゥーム「っ!そうはさせん!余のアーマーに侵入など不可能だ!」WHAM!

アイアンマン「ARGH!」WHOMMMNP!

ステイル「ったく、世話の焼ける科学の使者だ!」ボオォォ!

ドゥーム「GHH!魔術師が余の邪魔をするか!時空移動のエネルギーが集まるまでの間に始末してくれるわ!」ZZZAAAKKK!



スパイディ「神裂、ワイヤー持ってる?」

神裂「残念がら、先ほどドゥームのブラスト攻撃で・・・」

スパイディ「だったら僕のウェブの出番さね。ウェブは皆の味方さ」

神裂「!で、では・・・これってもしかして・・・」

スパイディ「ああ、チームアップさ!」

神裂「ヤッターーー!・・・・・・ッハ!・・・コホン、失礼」

スパイディ「聖人のイメージを保つのも大変だね」

372 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 20:09:03.84 KiBdL+3Z0 199/351

>>371

ウェブは皆の味方~:映画、『アメイジング・スパイダーマン』の公開当時、ネット上ではスパイダーマン世界の新聞社、デイリービューグルのサイトなどが立ちあげられた
 他にも悪役の会社であるオズコープや、ピーターが通うミッドタウン高校のサイトなど、ネット上での展開が多く行われた
 『ウェブは味方』という宣伝文句で展開され、好評だった。インターネットのウェブサイトとクモ糸のウェブをかけたジョークらしい

373 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 21:33:33.20 KiBdL+3Z0 200/351

アイアンマン「ステイル、私がドゥームのシステムをコピーするまで時間を稼いでくれ!」

ステイル「しょうがない。科学の使いだけじゃあ手に負えないってことだな。『紅十字』!」ボオォォ!

ドゥーム「GHHH!・・・なるほど、ここの魔法使いも面白い力を持っているな。だが、このドゥームの敵ではない!」RRREEEE!

ステイル「うお!こ、こいつの魔術は何だ?・・・光線のようなものを放つとは・・・」

 THWIP THWIP THWIP THWIP THWIP

神裂「ステイル、下がっていてください。ここからは私とスパイダーマンのチームアップです!」

ステイル「!」

ドゥーム「こ、これは!ウェブが周囲に!」

スパイディ「スパイダーマン辞典その1、ウェブはワイヤー以上の硬度を持つ強靭なものである。っと」THWIP

神裂「七閃ッ!」ッ!!!

 ZZZAAAAAANNNNNGGGGGG!

ドゥーム「GAAAAAHHHHHHHH!」



ステイル「効いてるぞ!」

アイアンマン「GHHH・・・おのれ、ピーター・・・神裂とチームアップなんてずるいぞ!」

スパイディ「んなこと言ってるヒマがあんなら早くドゥームのタイムスリップ技術をパクれよ。それだけが未来へ行く方法なんだろ」

アイアンマン「ああ・・・アーマー、どうだ?」

アーマー【データのダウンロードは現在12%まで完了しています】

スパイディ「おっそ!PS3より遅いぞ!」

ステイル「何かわからんが時間をかせげばいいんだな!」ボオオォォオ!

神裂「スパイダー七閃!」ZAAANNNGGG!

ドゥーム「ARGHHH!」

スパイディ「ドゥームが未来へ行く前になんとかダウンロードを完了させなきゃ――」ガガァン!

スパイディ「!・・・雷が急に・・・!?・・・ビッグベンの時計台に・・・誰か・・・・・・!!!・・・あ、あれは!」




 ガガァン!

ジョーカー「HAHAHAHAHA!ビッグベンの音に耳を傾けな!」

スパイディ「ジョーカー!!!」

374 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 22:25:07.80 KiBdL+3Z0 201/351

アイアンマン「ジョーカーだと!?どういうことだ!今は学園都市にいるはずでは・・・」

ドゥーム「油断したなスターク!」ZZZ-RRRAAAAAAP!

アイアンマン「AAAAARRRRGGGGHHHHHHH!」ZZZAAAAAA!

神裂「アイアンマン!」

ステイル「このっ・・・ドゥーム!こっちだ!」ゴオオォォォ!

ドゥーム「フン!」FSHAAAAA!



 ガガァン!

ジョーカー「おーおーおー、いい眺めだなァ。さすがはイギリスの名所だ。パーティーには持ってこいだ」

 THWIP!

スパイディ「ジョーカー!なぜお前がここにいる!」

ジョーカー「HAHAHA。久しぶりだなスパイダーマン。行きたいとこへはどこだって行くさ。俺に常識なんざねえんだからな」

スパイディ「バッツに連れられて戻ったはずだろう!・・・いや、今この時代じゃまだ学園都市にいるのか知らないけど、どうしてここに!」

ジョーカー「学園都市のは立派なショーだったが途中で退場しちまったんでな。土産を忘れたんで戻ってきたのさ。だがどういう訳かここに引っ張ってこられたらしい」

スパイディ「・・・ドゥームが魔法と科学のエネルギーを収束してるからか?それに影響されて引きずり込まれたってとこか」

ジョーカー「ブームチューブだかなんだかしらねえが、異次元への扉を開くとかいうのを使ったらここに来たのさ。俺が学園都市にいるはずだって?ってことは過去ってことだな」

スパイディ「だが、これでやっと仕返しができる。今度こそやっつけてやる!ジョーカー!」

ジョーカー「HA!バッツィーが来るまでのツナギとしてきばれや!」BLAM!

スパイディ「勝負だ!ジョーカー!」

375 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 22:40:58.59 KiBdL+3Z0 202/351

ドゥーム「あと少しだ・・・時空移動のエネルギーが収束し、魔法の儀式が完成する。そうすれば余は未来へ行き、貴様らは手出しできなくなるのだ!」ZZZAAAKKK!

ステイル「っく!炎対雷ってのは画になるね。だがこちらの火力をなめるなよ!」ボオオォォォ!

イノケンティウス《AAAAAA!》DOOOOOMMM!

神裂「スパイダー七閃!」ZANGZANGZANG!

ドゥーム「フハハハ!」FSHAAAAM!

アイアンマン「アーマー!ドゥームがタイムスリップする前に早くダウンロードするんだ!」

アーマー【ドゥームのアーマーへのハッキングは困難です。ダウンロードしていても遮断され、ハッキングをし直すのを繰り返してるため、時間がかかります】

アイアンマン「っく・・・」



 THWIP!

ジョーカー「残念、糸なんかじゃ俺はやっつけられないぜ」BANG!

スパイディ「ザンネン、銃なんかじゃ僕はやっつけられないぜ」THWIP

ジョーカー「来い来い来い・・・」

スパイディ「10トンパンチをくらえ!」ブオッ!

ジョーカー「HA」プシューッ!

スパイディ「!?が、ガス!ぐはっ!」KOF!KOF!

ジョーカー「俺の胸につけた花のコサージュには猛毒があんのさ。クモだってのに毒くらい持ってないのかい?」BANG!

スパイディ「ARGH!」

 ガガァン!

ジョーカー「HAHAHAHAHA!ガスに眼がくらんで銃弾をくらっちまったな。雷がひどくなってきやがった。周りの避雷針に落ちてるが、ヘタすりゃお前にも落ちるぜ」

スパイディ「っく!」THWAP!THWAP!

ジョーカー「!NNMMM!顔に・・・クモの巣なんざ張りやがって・・・」

スパイディ「お前は笑い過ぎなんだよ。たまには口閉じてろ!」KICK!

ジョーカー「ARGH!」

 WHOMMMMMP!

376 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 22:43:10.50 KiBdL+3Z0 203/351

>>375

花のコサージュ~:コミックなどではジョーカーはタキシードの胸に花のコサージュをつけていることが多い。そこから笑いガスや毒ガスを噴出する
 ちなみに、映画『ダークナイト』などではつけてない。大目にみてください

377 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 22:49:49.94 KiBdL+3Z0 204/351


 ガガァン!

スパイディ「どうだ。スパイダーキックのお味は。毒はないけど頭がチカチカするだろ」

ジョーカー「GHHH・・・やっぱ生身の人間とは味付けが違うな。だが」ジャキ!

スパイディ「!袖の中から仕込み銃!」

ジョーカー「HA!」BLAM!

スパイディ「うおッ!?」ヒュン!

 ツルッ

スパイディ「!?(マトリックスばりの回避をしたと思ったら・・・足が滑った!ま、まずい!時計台から落ちる!)」

 THWIP!

スパイディ「っく!」



 ガガァン!

ジョーカー「お前が後に回避するのは目に見えてた。足場に油でもぬりゃ転ぶのも当然だ。そしてェ・・・こうやって糸でぶら下がるってのもなあ」

スパイディ「この・・・すぐに上ってお前をやっつけ・・・・・・て・・・」クラッ

ジョーカー「ガスの毒がまわってきたか?そっからここまで登る気力があるかな?しばらくはそうやって糸にぶらさがりながら、何もできない状態だろうぜ」

 TICK・・・ TACK・・・ TICK・・・ TACK・・・

ジョーカー「そしてェ・・・そこはビッグベンの時計台の12時の位置。もうすぐ夜中の12時だ。このままお前は時計の針で・・・ビッグベン産の特製サンドウィッチになるのさ」

スパイディ「!」

 ガガァン!

ジョーカー「HAHAHAHAHA!ロンドン名物ビッグベンが、お前の最後のショーの舞台だ!時の流れは止められねェ!さあ、もう2分だ!」

 TICK・・・ TACK・・・

スパイディ「AAARRRGGGHHH!は、針が!時計台の針が・・・僕をはさむ!」グググ・・・

378 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 23:09:29.96 KiBdL+3Z0 205/351

ステイル「!スターク!スパイダーマンが!」

アイアンマン「!ピーター!」

神裂「スパイダーマン!」

ドゥーム「よそ見をしてる間があるかな?」ZZZRRAAAAAK!

ステイル「グアアア!」バリバリ!



ジョーカー「HAHAHA!学園都市の人気者、親愛なる隣人スパイダーマンは時間に追われて針と針に挟まれ、全身ギロチンになりましたとさ!HAHAHA!」

スパイディ「グウアアア・・・こ、このままでは・・・・・・ど、どうすれば・・・・・・」

 ガガァン!

スパイディ「!・・・そうだ・・・僕が今装備しているウェブシューターは・・・御坂が使っていたもの。スパイダーレディーのウェブシューター!」

スパイディ「御坂の能力を使うために、電気を流動させる特殊ウェブだ。そして・・・今は雷がガンガンなっている!あの避雷針にウェブを飛ばせば!ぐぐぐ!腕を・・・動かせ!」

 THWIP!

ジョーカー「!?何をするつもりだ」

スパイディ「ロンドンの観光名所を壊しちゃうことになるけど・・・あとでトニーに弁償してもらうっきゃない。ロンドンッ子の皆さんごめんね」



 ガガァン!

   ZZZZZ-RRRRRAAAAAAAAAAAAAAAAKKK!!!

スパイディ「AAAAAARRRRRRRRGGGGGGGGGGGGHHHHHHHHHHHHH!!!」ビリビリビリ!

   ZZZ-RRRAAAAAAAK!

ジョーカー「AAAIIIEEEEEEEEEEEE!!!」ビリビリビリ!

379 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 23:16:52.47 KiBdL+3Z0 206/351


 KARAKKOOOOOOOOMMM!

スパイディ「GHHH・・・・・・KOF・・・か、雷が・・・時計台の針をぶっこわしてくれた・・・・・・ぶら下がってるウェブにも雷が流れて上にいるジョーカーも関電したか・・・」

ジョーカー「COF!COF!・・・アァ~ッ・・・効いたぜェ・・・前に学園都市に来た時は雷の直撃をくらったが・・・何度浴びても慣れるもんじゃねえやな・・・」

スパイディ「もうここまでだぞジョーカー。電気ショックのおかげで体の毒素も焼き消えちゃったぞ。さあ、観念するんだな」

ジョーカー「ここまで?せっかくのアンコールだってのにAメロで終わりだなんていうんじゃねェよクモ男さんよ。俺のジョークはオペラより長いぜ」

スパイディ「僕なんか『七人の侍』よりも長いぞ!途中でトイレ休憩はいれないから、覚悟しろ!」



 バサァ!

ジョーカー「!・・・HA、残念だなスパイダーマン。お前の出番はここまでだ。役者の交代の時間だぜ」



バッツ「そこまでだジョーカー。お前は私が捕まえる。いつでも、どこでもな」

スパイディ「バッツ!アンタどうやって・・・」

 シュン

フラッシュ「僕が協力したのさ。久しぶりだなスパイディ」

スパイディ「フラッシュ!君までこの世界に?」

フラッシュ「ジョーカーがブームチューブの装置を盗んで、また学園都市に行こうとしたみたいだったんでバットマンもそれを追おうとしたんだ」

フラッシュ「だけどジョーカーはこの時代・・・過去の学園都市に飛ばされたらしい。あっちにいる魔法使いのヴィランの影響だろうけど・・・偶然そうなったんだ」

フラッシュ「そこでバットマンも過去の学園都市に行くため、僕が力添えしたってわけさ。その気になれば僕は時間や次元を移動できるからね」

スパイディ「なんだかややこしいけど、とにかくアンタらジョーカーを野放しにすんじゃないよ。せっかく連れ帰ったのにまたこっちに来るってどういうことさ」

フラッシュ「奴にとって刑務所みたいなものは寝室みたいなもんだからね」

380 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/30 23:29:57.80 KiBdL+3Z0 207/351

>>379

七人の侍:日本が世界に誇る名作映画。上映時間がすごく長いので途中でトイレ休憩の時間が尺に入っている

時間や次元を移動~:フラッシュは光速を越えて走り、さらに早くなると次元の壁をもブチ抜いて、過去や未来などへと行くことができる。が、そう簡単なことではないらしい

381 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/31 00:02:06.77 G8vGrIGI0 208/351

バッツ「この世界にまた来るとはな・・・よほど気に入ったのか?ジョーカー」

ジョーカー「HA!ゴッサムよりイイ街なんざねえよ。だが・・・この世界も中々おもしろくってね。お前も俺のケツを追いかけてくるし」

バッツ「二度とここに来れなくしてやる。病院に叩きこんでな」グ・・・

ジョーカー「HAHAHA!雷で破壊されたビッグベンの上で対決か。なんてロマンチックなんでしょう」

バッツ「とんだ喜劇だ。お前の顔面を悲劇にして閉幕にしてやる!」WHAM!



ステイル「うおおおお!」ボオオオ!

ドゥーム「GHH!」

神裂「あれは・・・バットマン?スパイダーマンは無事のようですね」

アイアンマン「餅は餅屋にってやつだな。あんな奴を相手にするのはコウモリ男くらいなもんだろう」

 BEEP BEEP

ドゥーム「!・・・フフフ、チャージが完了したぞ」

アイアンマン「!アーマー!ダウンロードは!?」

アーマー【51%まで完了しています】

アイアンマン「ッな・・・間に会わない!」

 GGGGGGGGOOOOOOOOOOOO・・・・・・

ドゥーム「余の魔法と、余の科学の叡智を掛け合わせ、これより未来へ行く!貴様らは余を追うことは不可能だ!」

アイアンマン「ステイル!神裂!なんとかドゥームを引き留めるんだ!」

ステイル「イノケンティウス!」ゴオオオォォォ!

神裂「唯閃!」ズバァ!

ドゥーム「もう遅い。ではな魔術師共よ。未来で待っているぞ。フフフ・・・フフフハハ、フハハハハハハ!」

 MMMMMOOOOOOOOOOOO!

382 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/31 00:14:53.90 G8vGrIGI0 209/351




 ―学園都市・現代

御坂「くらいなさい!」バリバリバリイ!

麦野「消しとべ!」ドオドオ!

一通「おら」バウォ!

ドゥーム「GHHH!」VVVAAAEEEEE!

初春「さすがレベル5の皆さん!すごいパワーです!」

佐天「でもドゥームの頑丈さもすごい・・・あれだけくらってまだ立ってるなんて・・・」

ドゥーム「やるな・・・今度はこちらの番だ!」ZZZRRRAAAAAAK!

御坂「っく!」バヂヂィ!

麦野「ぐう!」ヂヂヂ!

一通「・・・」バリバリ!

ドゥーム「フン・・・防御の方もそれなりにはできるらしいな。だが、余は魔法も使えるのだぞ。ここに来る前に、イギリスでこの世界の魔法を学んだのだ」

ドゥーム「余の持つ魔法に、この世界の魔術を掛け合わせて・・・みせてくれる!」VVVVVAAAAAA!

御坂「っ!アアア!」ZZZAAAAKKK!

麦野「!ぐううう!」ZZZZAAAAKKK!

一通「!?(っく!魔術だと・・・反射が上手くいかねェ!)」ZZZAAAAKKK!



絹旗「麦野!」

フレンダ「結局想定外の攻撃はヤバイ訳よ!」

フレメア「大体なんとかしないと!」

ドゥーム「もう一撃くらわせてくれる」

 VVVVVAAAAA!



 キュアン!

御坂「っ・・・・・・!」



上条「それ以上・・・御坂達を傷つけるんじゃねえ!」

383 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/31 00:24:24.87 G8vGrIGI0 210/351

御坂「と、当麻・・・あんたケガは!」

上条「んなこと言ってる時じゃねえだろ。っく・・・」ズキ

禁書「とーま!無理しちゃだめなんだよ!」

黒子「!インデックスさんこちらへ」シュン

初春「上条さん、あんなことしたら傷口が開いちゃいますよ」

禁書「私も止めたんだけど、いてもたってもいられないって・・・」

滝壺「でも、魔法を打ち消せるあの右腕は役にたつね」

浜面「おう!アイツがいればドゥームとかいうやつも手も足もでねえぜ!」



麦野「そんな身体で盾になりに来るなんて、アンタも物好きね」

上条「かもな・・・だけど役に立つと思うぜ?」

一通「ッヘ」

ドゥーム「イマジンブレイカーの上条当麻か。レベル5の3人の後にお前の力をもらいに行こうと思っていたが・・・そっちから来るとはな」

上条「!・・・俺を知ってるのか」

ドゥーム「お前だけじゃない。10万3千の魔導書を持つ禁書目録もな。余にとってこの世界は宝箱のようなものだ」

禁書「ひええ・・・私は食べてもおいしくないんだよ!」

打止「そういうことじゃないと思うってミサカはミサカは危機感を教えてあげたり」

上条「なんかしらねーが、俺もインデックスも、御坂達もお前なんかに負けたりしない!」

ドゥーム「ほう、余の魔法を打ち消した程度で調子に乗りおって・・・これならばどうかな?」ZZZAAAKKK!

上条「電撃か!そんなのさんざんこの右手で打ち消してきたぜ!」

 ZZZAAAAAKKK!

上条「!?ッガ!?・・・ッ!・・・」

御坂「!?当麻!?」

佐天「み、右腕の効果がない!」

上条「ッ・・・がはっ・・・・・・な・・・なんでだ・・・」

ドゥーム「余のガントレットの電撃、ブラストは魔法ではない。貴様の右腕は能力や魔術は消せても銃弾は消せぬのだろう?そういうことだ」

上条「ッ・・・な、何だって・・・」

384 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/03/31 00:31:07.57 G8vGrIGI0 211/351

 ドオドオ!

ドゥーム「!」

麦野「だったら下がってな。ただでさえ手負いだってのに、それ以上はヤバイんでしょ」

一通「ッチ、反射なら俺に任せとけっての(・・・魔術に関しては・・・ニガテだがよ)」

黒子「私も風紀委員ですの!もう傍観しているだけではありませんわ!私にもできることがきっとありますの!」

絹旗「麦野だけに超まかせてられません。私の窒素装甲を超なめないでください!」

浜面「俺も加勢したいがこっちで滝壺達を守ることに専念するぜ!決してビビってるんじゃねえぜ!」

フレンダ「結局、浜面は浜面な訳よ」

滝壺「みんながんばれー」

フレメア「大体、応援しかできないけど見守ってるよー」

打止「フレー!フレー!みーんーなー!ってミサカはミサカはとりあえず声をあげたり」

初春「私もパソコンで敵の弱点を探します。がんばってください!」カタカタ

佐天「そんな鉄板頭やっつけちゃってくださいー!」



禁書「とーま!とーま!」ユサユサ

御坂「当麻!当麻!・・・大丈夫?・・・」

上条「っぐ・・・ああ・・・こんなのお前の電撃にくらべりゃデコピンみてえなもんだぜ・・・っ」

禁書「もう!そんなこと言ってる場合じゃないんだよ!」

御坂「・・・その調子なら大丈夫そうね」

上条「ちくしょう・・・カッコわりいな・・・カッコつけて登場したってのに・・・・・・」

禁書「・・・とうま・・・」

御坂「・・・大丈夫・・・任して」ザッ





御坂「アンタの代わりにドゥームをぶっ飛ばす。私があんたの仇をとる(AVENGE)」

391 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:20:48.87 FElsCHkM0 212/351

 ~~~~~

アイアンマン「っくそ!ドゥームが時空を移動した!」

アーマー【ドゥームが使用した時空移動のシステムは完全にダウンロードできませんでしたが、このデータを『タイムトラベラーアーマー』に応用できます】

アイアンマン「!本当か!」

アーマー【しかし、ドゥームの時空移動には魔法の力も関与しているため、当機単独での時空移動の再現は不可能です。パワーが足りません】

アイアンマン「ステイル、神裂、タイムスリップの魔法を使えるか?」

ステイル「無茶を言うな」

神裂「えーっと・・・」

 シュン

フラッシュ「僕が手をかそうか?いや、脚を貸すというべきかな」

アイアンマン「!フラッシュ、できるのか?」

フラッシュ「僕が走って生じるパワーをエネルギーにすれば、多少の足しになると思うよ」

アイアンマン「し、しかし運動エネルギーをタイムトラベルに使うなんてやったことがないし、どうしろと」

フラッシュ「これさ。『コズミック・トレッドミル』」ドン

スパイディ「WOW!ルームランナーみたいなのが出てきた!どっから持ってきたの?」

フラッシュ「走って持ってきた」

アイアンマン「・・・科学の使徒として切なくなるよ」

神裂「これで時間移動とやらができるんですか?」

フラッシュ「ああ。これで本気で走れば時空を越えられる。今の状況だと難しいらしいが、アイアンマン、君と協力すれば何とかなるかもしれない」

アイアンマン「・・・君がエンジンの代わりになってくれるということか。OK、やってみよう」

スパイディ「ジョーカーはバッツに任せればいいみたいだし」



 ガガァン!

ジョーカー「HAッ!いい子ちゃんをバラして世間をクラ~くしてやるぜ!」BAM!BAM!

バッツ「それは違うぞジョーカー。私を倒しても世間は暗くならない」POF

ジョーカー「!ワイヤーフックで・・・ロープ遊びかい」

 FOOOM!

ジョーカー「NNHHH!」

バッツ「私は闇の中にいるからな」

392 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:22:51.74 FElsCHkM0 213/351

>>391

コズミック・トレッドミル:フラッシュが時空移動に使う特殊な装置。見た目はルームランナー。運動エネルギーを時空エネルギーに変換してタイムスリップできる

393 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:23:48.14 FElsCHkM0 214/351

ジョーカー「NNNMMM・・・そりゃそうさ。俺はお前の命なんざいらねえ。お前と遊ぶだけだ。お前がいなくなったら俺はしがないチンピラになるだけさ」

バッツ「・・・」

ジョーカー「お前が闇の騎士である限り、俺は犯罪界の道化王子であり続ける。いい加減認めなって。俺たちゃ、運命の赤い糸で結ばれてるのさ」

バッツ「お前のジョークは聞きあきた」ヒュッ! CHUNK

ジョーカー「AGH!・・・痛ェじゃねェかダーリン。バットマン名物、シュリケン・バッタラン・・・今までいくつ俺に投げつけてきた?」

バッツ「お前が笑うたびにだ」

ジョーカー「HA!じゃ、俺はお前が怒るたびに引き金を引くぜ」BANG!

バッツ「っく!」ガクッ

ジョーカー「足に当たったか。そりゃこんなとこじゃあ動きも制限されるってもんだよな。ビッグベンの時計台で戦うなんて、ピーターパンくらいのもんだろうぜ」

バッツ「その口を閉じて・・・黙って刑務所へ行け!」ブン!

ジョーカー「おっと、どこへ行こうと俺の周りは混沌に包まれる。ムショに行きゃムショが俺の王国に。ここにいりゃこの世界が・・・カオスになるのさ」

バッツ「・・・なんだと」

ジョーカー「俺ァ悪運が強くてね。俺がいりゃ何でも面白い方向に風が吹くのサ」

397 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:30:06.65 FElsCHkM0 215/351

>>393

バッタラン:バットマンの武器の一つ。手裏剣のようなもの

394 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:25:49.08 FElsCHkM0 216/351

 ~~~~~

御坂「はああああ!」バリバリバリィ!

 ドッバォーーーン!

ドゥーム「っぐう・・・なんという火力。そうでなくては面白くない」FSHAM!FSHAM!FHSAM!

御坂「っく!」バヂバヂ!

麦野「っとぉ、ビーム合戦なら負けないわよ」ドオ!

ドゥーム「NNNGGHHH!」

絹旗「くらえー!超窒素ぱーんち!」ゴッ

 KRAKK!

絹旗「!?んなっ・・・い、超痛いですー!」

ドゥーム「窒素装甲の絹旗最愛か。お前も余のものにしてくれる!」グオッ

 シュン

ドゥーム「!・・・白井黒子か」

黒子「大丈夫ですの?絹旗さん。ドゥームの鎧は能力を無効化しますの。あなたの拳の窒素装甲も無効化されてしまいますわ」

絹旗「そ、そういうことは超早く言ってください!でも空間移動で離脱させてくれて超ありがとうございます」

ドゥーム「余の掌から逃れることなどできぬと知れ」FSHAZAAAAA!

絹旗「!き、きますよ白井さん!」

黒子「!」

 FSHAAAAAAAMMMMM! BOOOOM!

一通「ッヘ、お前さンの攻撃は通用しねェンですよ」

絹旗「さ、さすが超一位の能力!まっすぐ超跳ね返しましたね!」

黒子「そのようなことをなさらなくても回避できましたのに」

一通「おィおィ、助けてもらってその態度はなンなンですかァ?」

395 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:27:42.42 FElsCHkM0 217/351

ドゥーム「確かに一方通行の反射は面倒だ。だが、これならどうだ」GGGBOOO

初春「!岩が・・・どこからともなく出てきた!」

佐天「ドゥームの周りを浮いてる・・・魔法!?」

一通「おっとォ・・・」

ドゥーム「反射するにはそれなりに計算が狂うのだろう?どんな感じになるのだ?参考までに見せてもらおう」

 BBBOOOOWWW!

打止「!岩が飛んでくる!」

 フォン!フォン!フォン!

麦野「この程度の岩、原子から崩してやるってのさ」

佐天「ウヒョー!さっすが!」

ドゥーム「なれば、この数ならどうだ」GGGGGBBBOOOOOMMM!

麦野「!くっ、シリコンバーンで!」ドッ! ボボボボボボボ!

フレンダ「む、無理よ!結局数が多すぎる!」

打止「こ、こっちに!」

麦野「しまった!」

滝壺「!」

浜面「滝壺っ!」ガバッ

 キュアン!

上条「っぐ・・・魔術なら・・・俺だって防げるぜ」

禁書「とーま!さすがなんだよ!」

ドゥーム「フン・・・それぞれが対応して余に立ちむかうか。面白い」



麦野「美琴、アタシに合わせな。原子崩しと超電磁砲のツープラトンなら、アイツの鉄板頭も焼け落ちるだろうよ」

御坂「いいわね。じゃあいくわよっ」ピィン

ドゥーム「来るか・・・なれば余のブラストとどちらが上か勝負するか!」VVVAAAAA!

麦野「オラァ!」ドオドオォォォ!

御坂「いっけえぇ!」ドオオオォォォン!

ドゥーム「HAAAAA!」FAAAKKKOOOOOOOOOOMMM!

 CHHHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!

396 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:28:58.87 FElsCHkM0 218/351

打止「す・・・すごい爆発・・・ってミサカはミサカは砂煙を手ではらってケホケホ」ケホケホ

禁書「でもドゥームはまだ立ってるんだよ!」

御坂「ったく・・・なんてヤツ」

フレンダ「原子崩しと超電磁砲の同時攻撃と互角なんて・・・」

麦野「ッチ・・・」

ドゥーム「やはり・・・やはり面白いぞ学園都市!このドゥームのブラストに、よもや2人の女が競り合うことができようとは!フフフ!そうこなくては!」

浜面「ッケ!カッコつけちゃいるが10代の女2人と互角なんてしょっぺえパワーじゃねえか!」

麦野(・・・まだアイツは全てを見せてないけどね)

御坂(どれだけの力を隠してるか・・・)

佐天「そーだそーだ!大人のクセに!」

ドゥーム「そこまで言うのならば、余の手の内を少し見せようか」



 ダダダダダ!

黄泉川「そこまでじゃん!そこの暴れん坊博士!それ以上の横暴は放っておけないじゃん!」ジャキ

黒子「!警備員の皆さん!」

警備員「お前は包囲さている!大人しく投降しろ!」ジャキ

一通「来るのが遅っせェ」

フレメア「でも大体、これで一気に多勢に無勢になったよ。向こうが」

ドゥーム「アンチスキルか。能力者よりも面白みのない連中よ。余の計画の邪魔をするでない・・・貴様らの相手は我がしもべどもだ」

 CHOOOMMM! CHOOOMMM! CHOOOMMM!

黄泉川「!?」

警備員「ろ、ロボットの軍団!?」

ドゥームボット【邪魔ヲスルナラ・・・破壊アルノミ!】

 DOOOOOOOMMM! ZZZAAAKKK! FSHHAAAAAA!

警備員「うああああ!」

警備員「ぐうう!下がれ!下がれ!危険だ!」

黄泉川「っく!体勢を立て直すじゃん!」

フレンダ「ちょ・・・ちょっと何よこれ・・・パワードスーツにしちゃ毛色が違う訳よ・・・」

ドゥーム「余の科学の結晶だ。お前達にどれほどの相手がつとまるかな」

ドゥームボット【学園都市ハ、ドゥームノモノダ!】ZZZAAAAAKKK!

ドゥームボット【逆ラウモノハ、破壊アルノミ!】ZZZAAAAAKKK!

絹旗「超暴れだしましたよ!」

黒子「そうはさせまんわ!ジャッジメントをなめんじゃありませんの!」シュン

398 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:32:20.67 FElsCHkM0 219/351

>>396

ドゥームボット:ドゥームが作るロボット。ドゥームそっくりの影武者を務めるものから、巨大な破壊ロボットだったりと色々種類がある
 影武者ドゥームボットの場合は本人と間違うくらいそっくりで強い。巨大ロボだと主にアベンジャーズなどにやられる役回り
 このSSでは巨大ロボのイメージで

399 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 20:33:53.26 FElsCHkM0 220/351

御坂「黒子!」

初春「無茶ですよ白井さん!」

黒子「ロボットをロボットの中に!空間移動させますの!」シュン

 シュン!

ドゥームボット【ッ!?――ッガ!?】グギギ・・・

ドゥームボット【!オ、オイ・・・メリ込ンデ――】グギギ・・・

 BOOOOOOOOMMM!

佐天「す・・・すごい!ロボット同士が重なって・・・」

初春「白井さんあんな大きなロボットまで移動させられすんですね!」

浜面「やるじゃねえか白井!」ウヒョー

黒子(い・・・今のは・・・私の能力の限度を超えていた・・・あのロボットは130.7キロをはるかに超えていましたのに・・・なぜ移動できたのでしょう・・・)

黒子(・・・むしろ、なぜ『できる』と思ったのでしょう・・・あまりにも無茶でしたのに・・・)

絹旗「私達も行きますよフレンダ!」ダッ

フレンダ「あーわかったわよ!結局、フレンダちゃんの十八番の道具さばきを見せてやる訳よ!」タタタ

ドゥームボット【能力者ハ痛メツケテ、サンプルニスル!】ZZZAAAKKK!

絹旗「当たりません!」サッ

フレンダ「下準備ナシでやるってのは出し手が少ないけど、アンタらブリキにはこれで十分な訳よ!手持ちミサイル弾!」ボシュボシュボシュ!

ドゥームボット【NGHHH!】BOOOM!BOOOM!BOOOM!

フレンダ「ありゃ、火力が足りない?ならアイテム一番の怪力女、さいあいちゃーん?」オーイ

絹旗「しゃおらッ!」ズガボギャア!

ドゥームボット【AGHHH!】BOOOOOOOMMM!

打止「すごい!ロボットを殴り壊したってミサカはミサカは真似してみたい!スパーンって!」

滝壺「だめだよらすとおーだー。あれはきぬはたみたいなムキムキマッチョじゃないと」

打止「わお・・・絹旗って見かけによらずストロンゲスなんだねってミサカはミサカはあのか細い身体のどこにそんなマッスルが・・・」

絹旗「超誤解です!」

佐天「脱いだらすごいのか・・・ゴクリ」

絹旗「超誤解ですってば!(・・・でも・・・能力が前より洗練されてる気がするというか・・・パワーが上がってる?)」

400 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 21:10:48.77 FElsCHkM0 221/351

ドゥームボット【オノレ!】グオッ

絹旗「!」

フレンダ「考えごとはバスタイムまでガマンしなさいよ絹旗!」カッ!

ドゥームボット【!カメラセンサーニ異常ガ!】

フレンダ「お次は『ミッション:インポッシブル』でおなじみのガム爆弾!」ペタッ

 BOOOOMMM!

ドゥームボット【ッ――・・・ッ!・・・】

フレンダ「壊れた内部に手榴弾を投げ込めば」ポイ

ドゥームボット【!?ヨ、ヨセッ!】アタフタ

 BOOOOOOOOOOMMM!

フレンダ「ロボット花火のできあがりって訳よ」

浜面「やるじゃねえかフレンダ!」

禁書「すごいよ!能力ナシでカッコイイんだよ!」

フレンダ「フフフ、もっと褒めるがよい」ニヤニヤ

フレメア「さすがは私の姉なだけはあるってもの。にゃあ」

佐天「いよっ!このアイテムマスター!」ヒューヒュー

フレンダ「そうでしょうそうでしょう」ニヤニヤ

初春「私もあんな風に戦えたらな~」

滝壺「フレンダ」

フレンダ「フフンフフフン♪私は褒められて伸びるタイプな訳よ」

滝壺「フレンダ」

フレンダ「何よ滝壺。言葉が出てこないなら賞状でもいいのよ?」

滝壺「どぅーむがこっちに手を向けてるよ」

フレンダ「そんなの私が・・・・・・ふぇ?」



 FSSSHHHAAAAAAAAAMMM!

フレンダ「ウヒィーーー!?」

 THOOOOOOOOOMMM!

フレンダ「~!・・・・・・?・・・っ!ぜ、全然平気!」パァーッ

一通「ッチ、あンま調子乗ると足元すくわれるぞ」ザッ

フレンダ「!・・・は、はい・・・」

浜面「一方通行・・・お前の能力はホントすげえな。守りに関しちゃ鉄壁だぜ」

一通「っせェ。足引っ張るンじゃねェっての」

打止「あの人はあんなこと言ってるけど、ほっとけないフレンダを助けたんだよってミサカはミサカはこっそり教える」ヒソヒソ

フレンダ「ありゃま、私の脚線美は第一位を魅了しちゃった訳?」ウッフン

一通「ドゥームの代わりに俺がてめェを消すぞコラ」

フレンダ「スンマヘン」

401 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 21:11:51.81 FElsCHkM0 222/351

御坂「そのアーマーをひっぺがしてやるわ!」グググ!

ドゥーム「磁力でこのドゥームを操れると思うな!BBBEEE!

御坂「っく!なら砂鉄の刃で解体してあげる!」ズドドドドド!

ドゥーム「余には通用せん!」パキパキパキィン!

御坂「もうっ・・・アーマーに触れたとたんに無効化される・・・」

麦野「やっぱ無効化を上回るほどの威力じゃないとダメージにならないみたいね。・・・至近距離で原子崩しを叩きこめば、いけるかもしれない」

御坂「そこまで近づける?」

麦野「アシストしてくれるかしら?」

御坂「・・・いいわ。相手の攻撃をできるだけ撃ち落とす」

黒子「麦野さん、私もアシストを」シュン

麦野「いいね。空間移動の能力者がいれば距離なんざ一瞬よね」

黒子「しかし悟られてはなりません。一瞬の隙をついて一気に距離をつめます」

麦野「おーけーおーけー。じゃ、いきましょう」

ドゥーム「何をコソコソ話している?余のあまりの強さに恐れをなしたか?それとも、歳相応に見られるためのアドバイスでも聞いているのか?」

浜面「あ」

フレンダ「あ」

麦野「・・・・・・あ”?」


ドゥーム「この街のことは調べたと言っているだろう。麦野沈利、お前は実年齢と見た目年齢が釣り合わぬと気にしておるそうだな」

麦野「・・・」プルプル

絹旗「あー・・・麦野、超落ち着いてください」

滝壺「あれは相手の策略。動揺させる作戦だよ」

ドゥーム「それとも・・・実年齢を欺いているのか?レベル5ならそのくらいできそうなものだからな」

麦野「3回燃やす!!!」ダッ

402 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 21:13:56.57 FElsCHkM0 223/351

ドゥーム「ほう、走って向かうか。このドゥームを前にして憶さないとはさすがだ。余が見込んだだけのことはある」POOF!POOF!POOF!

麦野「!ミサイル!?」タタタ

御坂「撃ち落としてやる!」バリバリィ! BOOOOMMM!

ドゥーム「どこまで対応できる?」PTOOM!PTOOM!PTOOM!

御坂「っく!数が・・・多い!」バリバリィ! BOOOOOMMM!

 POOOF!

御坂「!しまった!落としそびれた!」

麦野「!」

 BOOOM!

フレンダ「秘密ツールのレーザーカッターよ!麦野の柔肌には傷一つつけさせやしないって訳よ!」

麦野「フレンダ、ありがとね」タタタ

フレンダ「お返しはやさしくネ」

麦野「このまま役に立ってたら考えてあげるわ」タタタ

フレンダ「っしゃおらァ!かかってこいやドゥームコラぁ!」

滝壺「やる気が急上昇」

ドゥーム「やかましい」SHAAA!

フレンダ「!?やっべ!」

 THOOOMMM!

一通「何度目だ。俺がガードしなきゃお前どォすンだよ」

フレンダ「おお・・・さすが第一位って訳よ」

麦野(もう少し距離をつめれば・・・)タタタ

ドゥーム「っく・・・近づくな!」ZZZRRAAAKKK!



麦野「今よ!」

 シュン ガシッ

ドゥーム「!」

 シュン

黒子「うしろをとりましたわ!」

ドゥーム「しまっ――」

麦野「ゲームオーバーだド外道ーーーッ!」ッドオォ!!!

 KKKRAAACOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

403 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 23:31:41.01 FElsCHkM0 224/351

フレメア「大体ドゥームの顔面に麦野ビームが炸裂したー!」ウヒョー

佐天「えげつない攻撃だね・・・」ゾォ~ッ

浜面(・・・やっぱ麦野は怒らせないに限るな)



 シュウウウゥウゥ・・・・・・

 ガシッ!

麦野「!?・・・な、何ッ!」グググ・・・

ドゥーム「効いたぞ・・・なかなかな威力だ。余に冷や汗をかかせた褒美に・・・貴様をいたぶりつくしてくれる!」ブオン!

麦野「っ!」

黒子「麦野さん!」

初春「投げ飛ばされた!危ない!」

 トン・・・

麦野「っ・・・?・・・・・・!」

一通「ったく、世話のやける連中だ」

禁書「さすがあくせられーたなんだよ!ベクトル操作って便利なんだね!よくわかんないけど!」



ドゥーム「余を怒らせたな・・・貴様らは大事な余のサンプル・・・紳士的に接してきてやったが・・・もう終わりだ!再起不能にして持ち帰ってくれるわ!」ZZZRRRAAAAAK!

御坂「!で、電撃が・・・すさまじい威力で周りに放たれた!」

上条「ま、街が壊されていく!」

 KRAKOOOOOOOOOMMM! BOOOOOOOOOMMM! DOOOOOOOOOOOMMM!

打止「やめろー!ってミサカはミサカは大量破壊をやめさせたいー!」

佐天「あたしたちの学園都市になにするんだーこのやろー!」

ドゥーム「黙れッ!」

打止「」

佐天「」

ドゥーム「この街は!この世界は余のものだ!貴様らは余のサンプルとなる!自分のものを壊して何が悪い!貴様らは黙って余にひれ伏せばよいのだ!」

404 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 23:34:20.67 FElsCHkM0 225/351

御坂「・・・口の悪い本性が現れたわね」

一通「誰かさんがビーム叩っこむからキレちまったンじゃねェの」

麦野「うっさいわね。どっちにしろブチのめすんだから変わんないわよ」

 VVVVVVOOOOOOOOOOAAAAAAAAA・・・・・・

上条「!・・・何だ・・・アイツの周りに黒いオーラみたいなのが・・・」

ドゥーム「余の魔法と科学の力を思い知れ!」

禁書「まずいんだよ!科学と魔術を混ぜた攻撃をするつもりなんだよ!」

浜面「それじゃイマジンブレイカーと一方通行のどっちで防御すりゃいいんだよ!」

ドゥーム「逃げ場はない!くらえぃ!」

 ヒュォッ

ドゥーム「!?」

黒子「!・・・な、何ですの!?」

絹旗「ドゥームの超攻撃エネルギーが突然消えました!」

ドゥーム「な・・・何だと!?これは一体・・・」

御坂「誰?一体誰が・・・」



 「俺だよ」

406 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 23:35:28.36 FElsCHkM0 226/351


 ~~~~~

アーマー【タイムトラベラーアーマーに切り替え完了。コズミックトレッドミルとの接続確認】

アイアンマン「ようし、フラッシュ、やってくれ」

スパイディ「これで御坂達を助けにいける!」



 SMAK! WHAM! FOOOM!

バッツ「いい加減に降伏しろジョーカー」

ジョーカー「ヤだね。こんなに楽しいショーを途中でやめるなんてどうかしてる」

バッツ「貴様に目的はないはずだ。この世界の、この場所で戦う意味などない。なぜそうも無意味に戦う」

ジョーカー「そりゃヤボってもんよ」CHUNK

バッツ「!・・・腕に刺さっていたバッタランを引き抜いた」

ジョーカー「いっぺん投げてみたかったんだよな、コレ」ヒュン!

バッツ「!?」



 ~!~!

スパイディ「!危ない!伏せて!」

 CRASH! BOM!

フラッシュ「!?な・・・これはバッタラン!?コズミック・トレッドミルにバッタランが!」

スパイディ「あの時計台の上から投げたってのか?・・・」

アイアンマン「おい、壊されたんじゃないだろうな。動くか?」

フラッシュ「・・・まずいな。故障したわけじゃないが、上手く稼動できるかどうか・・・」

アイアンマン「何だと!?」



バッツ「貴様・・・」

ジョーカー「HAHAHA!なぜ?って聞きたそうなカオしてんで説明させてもらうがよ、答えは簡単だ」

バッツ「・・・」

ジョーカー「お前が怒るから。HAHAHAHAHA!」

バッツ「・・・・・・叩きのめす」

ジョーカー「やってみろ!オレがいれば全てはカオスさ!HAHAHAHAHA!」

407 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/02 23:38:08.95 FElsCHkM0 227/351


 ~~~~~

上条「!お、おい見ろ!アレって・・・」

禁書「あわわ・・・ど、どうなってるんだよ」

打止「全く訳がわからないってミサカはミサカは・・・動揺して混乱してパニック!」

一通「・・・ッチ、面倒なことになってきやがった」

浜面「も・・・もしかして俺達の味方なのか?」

フレンダ「結局、敵が増えただけかもしれない訳だけど・・・」

滝壺「・・・でも、不思議な感じがする」

フレメア「大体、おかしな状況になっちゃった」

絹旗「・・・超・・・意味不明です」

麦野「敵か味方か知らないけど、敵だったらぶっ飛ばすだけよ」



ドゥーム「!?・・・・・・貴様は・・・・・・貴様・・・・・・?・・・・・・貴様は何者だ!」





     悪魔博士「俺は悪魔博士だよ」

421 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/04 22:50:12.35 FTRDaBXL0 228/351

>>407

悪魔博士:1作目参照。本名、アクマ・ユメノアール

422 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/04 22:51:15.15 FTRDaBXL0 229/351

御坂黒子初春佐天『お前かよ!!!』

禁書「!?」

打止「ちょ」

滝壺「?・・・あの人を知ってるの?」

初春「・・・あれ?・・・私・・・どうしてこんなことを・・・」

佐天「・・・何か・・・何かすっごい・・・無意識に言ってしまったというか・・・」

黒子「私もですわ・・・何か・・・・・・懐かしいというのでしょうか・・・」

初春「頭がモヤモヤしますね・・・なんでしょう・・・・・・」

御坂「・・・悪魔博士・・・・・・」



ドゥーム「貴様・・・・・・まさか・・・平行世界の余か?」

悪魔博士「なんだか詳しくはわからんけどもよ、俺はタイムスリップしたみたいなんだなコレが」

ドゥーム「!?」

御坂「ちょ、ちょっと!アンタ何者なの!?」

悪魔博士「あれ?おみゃぁら、俺のことを忘れちまったの?ちょっとさみしい気がするもんだなこれ」

御坂「!?・・・やっぱり・・・私達・・・会ったことが!?」

悪魔博士「なぁにをトボけたことを言うちょる。まあしっかりあやぁーさつ(挨拶)できてなかったけんど」

御坂「・・・」

黒子「あー・・・何か・・・胸の内がザラザラする感じが・・・何か思い出しそうですの・・・」

初春「でもあんなインパクトのある方を忘れるとは考えづらいかと・・・」

悪魔博士「おみゃぁらボケてしまったんか?そういう時はベタっと痛い思いすると思い出すかもしれんけどな」

佐天「・・・何を言ってるのか理解するのに時間かかるよ」

上条「おい!お前!タイムスリップってどういうことだ!」

ドゥーム「ありえん!この世界の時空移動は封じたのだ!」

423 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/04 23:03:07.02 FTRDaBXL0 230/351

悪魔博士「そもそもの始まりは、偶然だったな。俺がこの世界から帰ってく時に俺の世界に帰ろうとしたんだよ。でも、まあ間違えちゃって、タイムマシンが動いたと思ってくれよ」

悪魔博士「だけどどうしたもんか知らんが、みるみるこの時間にひっぱられたみたいになったようでよ。気がついたらこの時代だったのねぇ」

悪魔博士「ほんで俺の血がこうカッカッカッカ騒いできた。こっちの方向に俺を惹きつける何かしらんもんがあるって思うてな。ほんで来てみたらこのありさまよ」

ドゥーム「っ・・・まさか・・・平行世界の同一存在である余の波長に引き込まれたということか?・・・」

悪魔博士「俺は難しいことは今はわからんけどよ、お前さんはあっちのビリビリやですの達をやっつけようとしてるみてぇだがや、俺が相手になったるで!」

ドゥーム「!?」

御坂「え!?」

黒子「み、味方ですの!?」

悪魔博士「俺はお前らにメーワクをかけちもうたで、そのお返しっちゅうことだ。それに俺のニセモンなんかバッタンとやっつけたる!」

禁書「あれは日本語なのかな?」

フレメア「大体なまってる」

ドゥーム「余と同一存在がゆえに余の時空移動に引き込まれるとは・・・なんとも不思議なものよ。だが・・・ドゥームは常に一人!」FSHHHAAAAAA!

悪魔博士「っへ、なぁんだそんなもん」チュ~

ドゥーム「!?」

麦野「光線銃でドゥームのビームを吸い込んだ!?」

悪魔博士「この光線銃はよ、お前の力をチュ~っと吸い取るんだ。お前の攻撃なんかへっちゃらちゃらだもんね。さっきの攻撃もこうやってやったんだぞ」

ドゥーム「!?!?」

絹旗「ドゥームが超動揺してます」

一通「存在のベクトルが全然違うからな」

425 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 00:51:58.43 xKDg3IV/0 231/351

悪魔博士「動くといいきゃあ命はねえぞ。この指はただの指とは違うでよ。とっても強い光線を出せるんだ。お前なんか一瞬で溶かしちゃうでの!」

ドゥーム「NNNMMM!くらえ!」ZZZRAAAAKKK!

悪魔博士「ッヘ、バイバイサヨナラ!」ビー

 DOOOOOOOOOOOOOOMMM!

御坂「っ!ご、互角!?」

禁書「でも悪魔博士の方がペースつかんでるかも」

フレメア「大体、納得できない感じがする」

佐天「じ、次元が違いすぎるっ・・・」

ドゥーム「貴様・・・余をコケにするつもりか!必ずや貴様を跡かたもなく消し飛ばしてくれる!」FSHAAAAAMMM!

悪魔博士「なんだこんなもん、もっぺんチュ~っと吸ったるで」チュ~

初春「また光線銃でビームを吸収した・・・」

打止「もしかしてめちゃくちゃすごい人なんじゃないのかなってミサカはミサカは世界観の違いって何でもありなんだ」

悪魔博士「どぉ~だ!おみゃーさんの光線は俺には通用せんぞ!」



ドゥーム「・・・フフフ」

悪魔博士「なんでカラカラ笑うんだ?」

ドゥーム「余を甘くみるなよ。貴様のその装置のキャパシティを超えるほどのブラストを放てばいいだけだ!」FSSHHAAAAAAMMM!

滝壺「あ、どぅーむのビームが強くなってる」

悪魔博士「!やめろ!なにする!」

 ボッカーン

フレメア「ああ!爆発した!これじゃあもう吸収できない!にゃあ!」

ドゥーム「平行世界の余ともあろうものが、貴様のような奴だとはな・・・その程度でこのドゥームに勝てると思うか!このブリキめが!」

悪魔博士「困った・・・ちょっと勝てない」

御坂「ちょ」

427 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:06:33.96 mj0auVWn0 232/351


 ~~~~~

アイアンマン「どうだ?なんとかなりそうか?」

アーマー【可能性は5%にも達してません。コズミック・トレッドミルとの連携はなんとかできますが、それでも時空を超えるのは非常に難しいかと】

フラッシュ「ジョーカーめ・・・やってくれたな」

ステイル「どういうことかいまいち理解できないが・・・ピンチということか」

スパイディ「だけど可能性は0じゃないんだろ。たとえ0だったとしてもやってやる。トニー、フラッシュ、やってくれ」

アイアンマン「・・・しかし、下手をすれば君は時空の彼方に消えてしまうかもしれんぞ。どうなるか全く未知なんだ」

神裂「!?そんな!」

スパイディ「それでも・・・何もやらない訳にはいかない」



 ガガァン!

ジョーカー「HO-HO-HO。こっちだぜコウモリ男」BANG!

バッツ「私はここだ。どこを狙っている。それも冗談のつもりなのか?」ヒュッ!

ジョーカー「HA!まーたバッタランかい?で、どこ狙ってるんだ?そりゃあジョークなのか?ホレ」ポイッ

バッツ「!(ビン・・・硝酸か!)」サッ

 ツルッ

バッツ「!(しまった!足元に油が!)」

 POF!



スパイディ「!バッツが!」

アイアンマン「時計台から落ちかけてワイヤーフックガンでぶら下がってるな。先ほどのピーターと似た状況だ」

スパイディ「助けなくっちゃ!」

フラッシュ「いや、大丈夫。こっちの準備に集中しよう」

スパイディ「!?どうしてさ!ジョーカーがバッツを見下ろしてる!最大のピンチじゃないか!」

フラッシュ「バットマンは平気さ」

428 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:10:02.28 mj0auVWn0 233/351


 ガガァン!

ジョーカー「HAHAHA!思い出すね。俺がガクエントシにはじめて行った時もこうだったな。ゴッサムタワーのてっぺんで、お前のバッタランをかわし、硝酸のビンを投げ、それをかわすバットマンは宙釣り」

バッツ「っ・・・」グググ・・・

ジョーカー「見下ろす俺は高笑い。そこに雷がドーン!俺は異世界に飛ばされちまった。あの時そっくりだな」

バッツ「なら・・・今度もそうなるかもな」グググ・・・

 ガガァン!

ジョーカー「HA!残念!避雷針が俺の身代りになってくれてる。お前は俺を見上げながら・・・イギリスの大地に落ちるのさ。『KNIGHT FALL』in BRITAINってな」

バッツ「・・・」グググ・・・

ジョーカー「ショーはクライマックス。今にも墜落しそうなお前さんに傷の話をしてやろう。俺のこの顔の傷さ」

ジョーカー「俺は昔・・・役者だった。やりがいがあって、妻と子どものために来る日も来る日も仕事に務めてた。職場の皆とも仲良くやってて、すばらしい日々だった」

ジョーカー「だがある日、ウチに帰ろうとしてた時・・・すっかり日が暮れてたから油断してた・・・帰り道でナイフを持った男に襲われた」

ジョーカー「金目のモノを出さないと刺すと脅され、俺は財布と時計を渡してその場をやり過ごそうとした。その時・・・コウモリのカッコをした男が現れやがった」

バッツ「・・・」

ジョーカー「強盗は俺にナイフを突き付けて、コウモリ野郎に言った。『動くとコイツをブッ刺す』。コウモリは刃のついた武器を投げつけ、強盗が手に持つナイフを打ち落とした」

ジョーカー「だが・・・ナイフは俺の顔につきつけられてたからか、コウモリ野郎の投げたものが俺の顔に傷をつけた・・・・・・強盗はそのまま、やっつけられたがな」

ジョーカー「俺の顔にはキズが残った。役者としての仕事はサッパリ消え、決まってた映画もポシャった。キズを怖がった妻は子どもを連れて家を出た。仕事がなくなったのも原因だろう」

バッツ「・・・」

ジョーカー「一晩で俺は全てを失った。失うものは財布と時計だけで済んだはずなのに・・・コウモリのコスプレした狂人のせいで・・・俺はこうなっちまったのさ」



 ガガァン!

バッツ「作り話の才能はあるようだな。私はそんなことをした覚えはない」グググ・・・

ジョーカー「かもしれねえ。だがそうなったヤツもいるかもしれねえぜ?お前は全ての人を救ってきたと胸を張っていえるか?ん?」

バッツ「・・・」グググ・・・

ジョーカー「HAHAHA、もしかしたらあったかもな。悪人をこらしめることに夢中になりすぎて、誰か傷つけてたんじゃねえのか?HAHAHAHAHA!」



バッツ「勝利の笑いはこらえた方が身のためだぞジョーカー」グググ・・・

ジョーカー「?・・・」

バッツ「さっき投げたバッタランには爆薬を仕込んである。口に爆炎が入らないよう気をつけろ」

 Pi・・・ Pi・・・

ジョーカー「・・・・・・Uh-oh」

 BOOOOOM!

429 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:13:01.58 mj0auVWn0 234/351

>>428

KNIGHT FALL:バットマンがヴェインによって背骨をへし折られ、引退することとなったイベントの名が『ナイトフォール』
 その後、復讐の天使と呼ばれるアズラエルというキャラクターがバットマンを継ぐ。が、容赦のない過激なやり方の二代目バットマンとなっていたので、復帰した初代に怒られたらしい
 ちなみに、日本のファンの一部ではアズラエルのことをアズにゃんと呼ぶとか

430 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:30:29.81 mj0auVWn0 235/351

スパイディ「あ!ジョーカーが爆風で時計台から落っこちた!」

ステイル「上手い具合にビッグベンの針にひかかったな。スパイダーマンの雷作戦のせいで壊れてはいるが・・・外れかけの時計針に逆さづりだ」

フラッシュ「ほらね?言ったとおりだろ」



バッツ「ここまでだなジョーカー」グググ・・・

ジョーカー「HA!逆さにつられたピエロか。明日も雨だな」ブラーン・・・ブラーン・・・

バッツ「お前はアーカムに叩きこむ。これ以上誰かを傷つけたり、別の世界に行くなどということはできなくしてやる」

ジョーカー「おいおいそりゃ無理ってもんだぜDARK KNIGHT。俺はどこへでも行くし、どんなことだってする。そして俺を追っかけてお前はどこへでも来るし、どんなこともする」ブラーン・・・

ジョーカー「俺達は裏表・・・お前がいる所に俺はいる。俺がいる所にお前がいる。俺達は・・・似た者同士さ」ブラーン・・・

 ガグンッ・・・

バッツ「違う」

ジョーカー「そうか?俺とお前の違いは自制心だけだ。俺はガマンなんてしないし、やりたいことをやる。お前は自分のルールにガチガチで、世界一のガンコ者」ブラーン・・・

ジョーカー「そんなしかめっ面で何が楽しい?もっと笑えよ。それともそんなに世間がキライか?だからいっつも眉間にシワかい?」ブラーン・・・

バッツ「黙れ」

 ガグンッ!・・・



スパイディ「ジョーカーがひっかかってる針が・・・落ちそうだぞ!」

神裂「・・・」



 ガグン!・・・

ジョーカー「最後に笑ったのはいつだ?そんなに周りが鼻につくか?そりゃお前が笑ってないからさ。手前が曇ったメガネで周りを見てるからそうなんだよ」ブラーン・・・

バッツ「・・・」

ジョーカー「俺を見習えよ。なァ~んにも抑えることなんかない。俺が笑えば世間も笑う。いつカメラを向けられてもバッチリさ」ブラーン・・・

 ガグンッ!・・・

バッツ「お前は狂っているだけだ。私はお前とは違う」

ジョーカー「HAHAHA!そうだ。だからこそ面白い。だからこそ俺はお前を笑わせたいんだ。ホラ、一緒に笑顔になろうぜ」

 ガグンッ!

431 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:31:20.88 mj0auVWn0 236/351


ジョーカー「そうすりゃあ・・・世界も笑うぜ」

 ガグッ!バギンッ!

 ガラガラガラ!

ジョーカー「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」ガラガラガラ・・・・・・

バッツ「・・・」CLIK

ジョーカー「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」ガラガラガラ・・・

 BOOOOOM・・・・・・



ジョーカー「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」

 シュンッ・・・

432 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 15:54:17.73 mj0auVWn0 237/351


 ~~~~~

ドゥーム「目ざわりだ!」ZZZAAAAAAKKK!

悪魔博士「俺はそう簡単にやらりゃぁー(やられは)せんぞ。こいつをくらってちょ」ビーム

 ZZZRRRAAAAAAAAA! ボカン!

悪魔博士「おろろ!?俺のビーム指が壊れてもうた!」

ドゥーム「消えろ!」FACOOOOOOMMM!

悪魔博士「うわー!にーげろーにげろーにーげろーや!」ダー

麦野「ああもうッ!何よアイツ!急にケツ振って逃げやがった!」

一通「おィドゥーム!てめェの目的は俺達なンだろ。かかってきやがれってンだ」

ドゥーム「このドゥームに向かってそんな口を聞くとはな!消し済みにしてくれる!」ZZZBBBBMMMMM!

一通「ッチ、魔術かよ・・・反射がめンどォでもぶっ飛ばしてやる!」バウッ!

麦野「しゃらくせえぇ!」ドオドオォ!

御坂「学園都市は私達が守る!」バリバリィ!

ドゥーム「やってみろ!このドゥームに対して!」



 ~~~~~

スパイディ「ど、どうなったの?ジョーカーが時計の針と一緒に落ちたと思ったら・・・落ちる先に渦が・・・」

アイアンマン「消えたようだが・・・」

 POF スタッ

バッツ「あれはブームチューブの小型装置だ。ジョーカーがサイボーグの所から盗み、この世界に来る時に使ったものだ。奴との戦闘中に奪った」

フラッシュ「バットマンは最初からああするつもりだったんだ」

バッツ「奴は今ごろは我々の世界に送られたはずだ」

ステイル「とにかく、これで問題は解決したということかい」

スパイディ「ああ、ドゥームも未来へ行った。神裂、ステイル、離れておいた方がいいよ」

神裂「・・・時空を超えるのですね」

スパイディ「そうだ。君達はドゥームと戦ってたけど、奴はもういない。ここにいる必要はもうないだろ?ここにいるとどうなるかわからないからね」

ステイル「・・・わかった。そうしよう。鉄の男・・・スターク、しっかりやれよ」

アイアンマン「誰に言ってるんだ?私はトニー・スターク・・・アイアンマンだぞ?」

ステイル「・・・フン、そうだな」

神裂「スパイダーマン・・・・・・必ず・・・無事でいてください。そして未来を守ってください」

スパイディ「ワオ、なんだかロマンチックなセリフだね。任せて。君達の代わりにドゥームをブン殴ってくるから」

神裂「・・・はい」

433 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:48:27.51 mj0auVWn0 238/351


 ~~~~~

 BOOOOMMM!

浜面「っ!・・・す、すごい戦いだ・・・俺の手に負えるレベルじゃねえ・・・」

フレンダ「結局、ドゥームに太刀打ちできるのはレベル5って訳よ」

上条「ちくしょう・・・俺だって何か役に立ちてえけど・・・アイツのアーマーは俺の右手じゃ効果はない・・・」

打止「あなたは十分役にたってるってミサカはミサカはなぐさめる」

禁書「そうだよ!とーまはどぅーむの魔術から皆を守ってくれてるんだよ!ただ悪い人をやっつけるのがヒーローってわけじゃないんだよ!」

上条「・・・ヒーロー・・・・・・」



 THOOOOOOOOOOOOOOOMMM!

御坂「っくあ!」バヂィ!

黒子「お姉さま!」

ドゥーム「油断したな!」FOOOM!

黒子「!?・・・か、身体が動かない!」グググ・・・

ドゥーム「そうちょこまかと動かれると邪魔なのでな、ゼロ点エネルギーの力場で動きを封じたぞ!貴様の身体は余が支配している!」

初春「白井さん!」

ドゥーム「仲間とハグをさせてやろう!」ブオン!

絹旗「初春さんめがけて白井さんが超スピードで!」

一通「ッチ!間にあわねェ!」

黒子「!初春!よけてくださいまし!」ブオッ!

初春「うけとめます!」ザッ!

佐天「私も手をかすよ!」ザッ!

 WHOMMMP!

黒子「ッア!」

初春「ッ!」

佐天「っくぅ!」

フレメア「黒子!涙子!飾利!」

滝壺「二人がしらいを受け止めてあげた・・・」



黒子「っ・・・ふ、二人とも・・・申し訳ありませんの・・・」

初春「何言ってるんですか・・・当たり前じゃないですか・・・・・・っう・・・」

佐天「今までもずっと・・・一緒に戦ってきたんですからね・・・」

434 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:50:33.93 mj0auVWn0 239/351

ドゥーム「ほう・・・なかなか勇気のある者だ。己の身を案じて回避するのが人間というものだが・・・」

麦野「ドゥーム・・・てめェ!」ドオドオ!

ドゥーム「反射魔法だ!」FOM!

麦野「!?うおあああ!」DOOOMMM!

絹旗「麦野!」

ドゥーム「貴様もだ!」VVVEEEE!

絹旗「アアアアア!」ビリビリ!

一通「こいつッ・・・おらァ!」ドバオ!

ドゥーム「余のアーマーは強固でな!もっと工夫しなければ突破できぬぞ!このようにな!」SHAZAM!

 CHOOOOOOOOOOOOMMM!

一通「ッヘ、どこ狙ってやがる。俺の周りに雷を落として・・・!?」

ドゥーム「そう、貴様を囲むように強力な電撃を放っている。人間が生存できる環境ではあるまい。何秒間までなら耐えられるかな?」

一通「ッカ!?・・・・・・ッ・・・ッガァ・・・」グググ・・・



 ~~~~~

スパイディ「さあトニー、フラッシュ、早く僕を未来へ送ってくれ」

アイアンマン「ピーター、もう一度言っておく。時空を超えれる可能性は非常に低い。ヘタをすれば君は時空の彼方へと消えてしまうことになるぞ。それでもやるんだな?」

スパイディ「僕がやらなきゃ誰がやる。その質問はヤボってもんさ」

バッツ「・・・ッフ、それでこそヒーローだ」

スパイディ「当然っしょ。何年現役やってると思ってんの」

バッツ「餞別だ。これを持っていけ」

スパイディ「?・・・これは?」

バッツ「きっと役に立つ」

スパイディ「・・・ありがとうバットマン」

アイアンマン「では、この位置に立て。君を未来へと飛び出す弾丸にしてやる。フラッシュ、準備はいいな?」

フラッシュ「ああ」

アイアンマン「では、行くぞ!」

435 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:52:02.56 mj0auVWn0 240/351


 ~~~~~

浜面「一方通行!っ!ちくしょう!もう黙ってられねえ!」ダッ!

滝壺「はまづら!」

フレメア「大体危険すぎる!」

ドゥーム「邪魔だ!」FZZZZZAAAAAAAAKKK!

浜面「っ!グアアアアッ!」バリバリ!

滝壺「はまづらー!」

上条「やめろドゥームー!」

ドゥーム「黙れい!余の科学の力を思い知れ!」FSHHHAAAAAAAAAA!

上条「うああああああああ!」CHOOOOOMMM!

禁書「とーまー!」

フレンダ「!電撃が飛び火する!」

打止「!」

 DOOOOOOOOOOOOMMM!



御坂「っく・・・・・・ドゥームゥ!」バリバリバリ!

ドゥーム「ほう!怒るか!?見せてみろ御坂美琴!貴様の怒りの一撃を!」

御坂「うおおおおおおおおおおおお!」ヴァリヴァリ!

ドゥーム「頂点は常に一人!このドゥームだ!」FSHAZAAAAAAA!

 CHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!



 ~~~~~

フラッシュ「いくぞ!コズミック・トレッドミル作動!僕の本気の走りを見せてやる!」

 ダダダダダ!ダダダダダダダダダ!ダダダダダダダダダダダダダダダ!

フラッシュ「うううううおおおおおおおおおおおお!」

 F L A S H !!!

436 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:55:05.89 mj0auVWn0 241/351


 ~~~~~

御坂「っ・・・・・・がっ・・・」バタッ・・・

黒子「・・・お・・・お姉さま・・・・・・」

初春「・・・っつ・・・・・・皆さんも・・・」

佐天「・・・や・・・ヤバイ・・・・・・かも」



ドゥーム「フフハハハハハハハ!もはやこのドゥームに逆らう者などおるまい!貴様らが束になってかかろうと、ドゥームには決して勝てぬのだ!」

一通「っぐ・・・頭が・・・くらみやがる・・・・・・」フラ・・・

麦野「やってくれるじゃないの・・・ダメージが・・・・・・くう・・・」フラッ

上条「っ・・・ドゥーム・・・・・・うう・・・」

ドゥーム「フハハハハ!その身体で立ち上がるか!だがもはや戦えぬ!学園都市は我がものだ!」



御坂(・・・なぜか・・・・・・黒子達との会話が・・・頭をよぎる・・・)

御坂(・・・学園都市には・・・ヒーローがいる・・・・・・)



 ~~~~~

アーマー【コズミック・トレッドミルから莫大な時空エネルギーが送られてきます】

アイアンマン「す、すごいエネルギーだ!一人の人間がこれほどのエネルギーを出せるのか!」

バッツ「今だ!やれ!」

スパイディ「待ってろ御坂!黒子!初春!佐天!今・・・いくぞ!」

アイアンマン「変形だ!」

437 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:55:41.06 mj0auVWn0 242/351

 ウィォーン ガコキョンガコキョン!

アーマー【タイムトラベラー・アーマーモードに以降】

アーマー【エネルギーライン、全段直結】

アーマー【ランディングギア・アイゼン、ロック】

アーマー【チャンバー内、正常加圧中】

アーマー【ライフリング回転開始】

 キュピィーーーン



アーマー【行けます】



アイアンマン「行けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 F O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O M M M M M M

438 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:56:37.31 mj0auVWn0 243/351




ドゥーム「全てはこのドゥームのものだ!貴様らは余の前にひれ伏すのだ!」

一通「黙りやがれ三下ァ・・・ブチのめしてやるッ・・・」

麦野「やられた分兆倍にして・・・返してやる」

上条「俺達はまだ・・・負けてねえ!」



御坂(・・・あの時思ったのは・・・当麻みたいなヒーローじゃない・・・当麻もヒーローかもしれないけど・・・・・・今・・・私達に必要なヒーローは違う・・・)

御坂(コミックに出てくるような・・・ピンチに駆けつけて悪者をやっつけるスーパーヒーロー・・・・・・)

御坂(・・・でも・・・・・・そんなのはコミックの中の話・・・・・・)



ドゥーム「THIS GAME IS OVER!!!(終わりだ!!!)」



御坂(・・・・・・ヒーローなんて・・・いない・・・・・・)

439 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:58:10.04 mj0auVWn0 244/351


     ッッッッッ




ドゥーム「!?ム!?」

御坂「!」

黒子「な・・・なんですの・・・この光は!」

初春「ひ、光の渦!?」

佐天「!・・・な、何かが飛び出てくる!」

上条「あれは!!!」



御坂(違う・・・私は間違ってた・・・今・・・・・・気付いた。まるで思い出すかのように、やっとわかった)

440 : ◆t8EBwAYVrY - 2014/04/05 16:59:43.81 mj0auVWn0 245/351


          THWIP!



スパイダーマン「LOOK OUT!HERE COMES TO THE SPIDER-MAN!」





     御坂「ヒーローは、いる」


【 パート4 】 へ続きます。

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