神様「何でも願いを一つ叶えてやろう」
神様「何でも一つ願いを叶えてやろう」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398690020/
に関連したSSです。
もしかしたらまた短くなるかもしれませんが、ゆっくりと進めていきたいと思います
元スレ
女「私実はタイムリーパーなんだ~」
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1398781155/
私はなぜか時間が飛べた。
急に飛べるようになった訳ではなく、物心付いた頃からできた
しかも私ができるのは『タイムスリップ』ではなく『タイムリープ』の方
この双方の違いは、『過去の世界に行く』のか『時間が戻る』かの違い
タイムスリップは過去の世界に行く。つまり現在の自分と過去の自分が同じ場所に混在する。例えば、『タイムマシンで過去に行く』などはタイムスリップになる
タイムリープは時間が戻る。つまり過去の自分になると言うこと。例えば『強くてニューゲーム』は、タイムリープになる
私ができるのは、タイムリープ……強くてニューゲームの方
でも私ができるタイムリープは少し違った。
私のタイムリープは、現在の姿のまま過去に戻る。だからあまりたくさんの時間を戻ると、体の大きさなどで周りの人に怪しまれてしまうため多くの時間は戻れない。それに、私が生まれた日よりも前には戻れない
でも未来もこの姿のまま未来にも行ける。しかも普通のタイムリープと違って、自分が生きているはずがないほど未来でも行ける
物心付いた頃から使えたタイムリープは、誰でもできることだと思っていた
だから私はタイムリープを使っていろいろなことをした
テストがある時は、未来へ行き答えを見てそのテストを受けた。だから満点は当然だった。他の人は
「100点とかすごいね!!!」
とか言ってたけど、人は皆タイムリープが使えると思っていた私は、『逆に何で満点を取れないんだ?』とか思った。
好きな人に告白をして振られた時には、それを無かった事にしたりした。
しかし私は気が付いた。普通の人は時間を飛べないと
この時私は自分のやったことを後悔した
普通の人はやり直しが効かない人生を自分は何度も行き来している
自分の失敗を無かった事にしてる。なのに成功したら残しておく……
こんな卑怯な私がこの世界で生きていていい訳が無い
そう思った私は、一番の友達に
「私実はタイムリーパーだったんだよ」
と言って私はこの時代から逃げた。私を知っている人がいないほど遠い未来へと
10年…50年…100年…150年…200年と飛んでいくうちに、知り合いは誰一人いなくなった
この広い世界で、また私は人生をやり直そうと決意した
人生がやり直せる私はやはり卑怯者だと思った
私はどこだかわからない道を、ひたすら歩いた
すると家の前で、もの凄い機械をいじっている人がいた
私はその人が何を作っているのか気になったので、『何を作っているの?』と聞くとその人は
「ん?タイムマシンだよ」
と答えた。私はその人の声に聞き覚えがあった。記憶の物より掠れているが、確かにその声だった
私はその声の人が自分の一番の友人だと気づいた。
私は知っている人がいるこの時代が怖くなってまた時間を飛んだ。
500年ほど飛んだ世界はさっきの世界とは思えなかった。
空は青くない、水は黒い……
そんな世界で私は人生をやり直そうと二度目の決意をした。
私はまたどこだかわからない道を歩いていた
するとまた機械をいじっている人がいた
まさかと思って声をかけてみた……そのまさかだった
私はまたその人から逃げるように時間を飛んだ
さらに100年飛んでもその人はいた
200年飛んでもまだいた
300年、400年……
何年飛んでもその人は存在した。人間の寿命を遙かに越える年月を飛んだのに……
私はその人から逃げるように時間を飛び続けた。
いつしか私は思った
私は人生をやり直せないんじゃないかと……
私は絶望した。 もう一度飛んで彼がいたらもう……
そう思って時間を飛んだ
するとその世界にはもう彼がいなかった……
私は飛び跳ねて喜んだ。 私は彼から逃げるために、時間を飛び続けて20歳の年を取って37歳になっていた
私の人生はここからまた始まるんだ
知らない世界で生きていくんだ
私はこの世界に大きな希望を持ちながら、大きな一歩を踏み出した
~fin~
10 : アナアキ ◆IYbi.dCFgs - 2014/04/30 01:25:19 rOSQVEA. 10/11もう10レス行かないのが当たり前になってきてしまった……
はいこのSSは終わりです
物語を長くする方法が知りたい……
12 : 以下、名... - 2014/04/30 08:26:17 CD5Ihfjk 11/11ショートショートってことで良いんでね?