上条「無人島へ行くぞ!」 美琴・黒子「…はい?」
美琴「こ、このサイト……はっ!?」 【前編】 【中編】 【後編】
○このSSについて○
・上琴SSなんだよ。
・以前書いた時に出したオリキャラをどうしてもまた使いたくて書き出したSSなので期待しちゃダメなんだよ。
・日常な話でほのぼの平和な展開かも。
・原作より10年後の話(スタートが)…なんだけど主に過去の話なので、ごちゃごちゃしたらごめんなさいなんだよ。
・台本形式なんだよ。
・ゆっくり更新していくんだよ。sageでいくかも。
・そげぶ(キャラ崩壊)注意なんだよ。
元スレ
上条一家の夏休み
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280674438/
ミーーーーーーーーーンミンミンミン、ジーーーー
ミーーーーーーーーーンミンミンミン、ジーーーー
夏某日上条家―――
上条「ただいまー、外あじー…」ガチャッ
みこ「ぱぱー」テテテテ
美琴「当麻おかえりー」スタタタ
上条「ただいま美琴。ただいまみこたんっ」ヒョイミコタン
みこ「みこね、たまねぎたべれたー」
美琴「頑張ったんだよねー」
上条「おぉ。すごいじゃないか。よしよし」ミコタンオロシテナデナデ
みこ「ふにゃー」テレテレ
美琴「…」モジモジ
上条「ん? なで…なで?」ミコトタンナデナデ
美琴「ふにゃー」トロトロ
美琴「そういえば夏休みっていつからだっけ?」シゴト
上条「今週末…だからあと3日仕事があるな」
みこ「ぱぱだっこ…」テノバシテセノビ
上条「はいはい、…ほっ」ヒョイミコタン
みこ「えへへ」ルンルン
美琴「夏休みどこか行きたいなー」ウワメ ジー
上条「いいよー。暑いし、海の方にでも行くかー。なー、みこたん?」
みこ「みこ、ぱぱとままとあそぶ」
上条「よしよし」
みこ「えへー」
美琴「あはは。あ、そういえばお風呂にする? それともご飯?」
上条「先にお風呂にするかな。みこたん一緒に入ります?」
みこ「はいるー」
美琴「じゃあ料理温めなおしておくね?」
上条「よろしくー、ところで美琴」ポンッ カタニテ
美琴「///」カァァ
上条「今回はエロス無しだって」
美琴「」
美琴「うぅ…」シクシクシクシク リョウリアタタメチュウ
みこ『ぱぱー、せなかあらってあげるー』フロバカラノコエ
上条『おぉ。みこたん優しいなー。じゃあよろしくー』
みこ『うん! えへへー』ゴシゴシ
美琴「うぅ…、私は幸せよ?」
美琴「当麻はみこちゃんに優しいし、みこちゃんは元気いっぱいだし」
美琴「でもさ? 夫婦なんだから営みっていうかさ? 愛を下さいっていうかさ?」モジモジ
みこ『ぱぱあれ見せて、あれ見せてー!』
上条『え!? だ、ダメダメ! あれはみこたんには15年早いの!』
みこ『う…』ウル
上条『あぁあああ…わ、わーったよ!! 今回だけだからな! もうやらないよ!』
みこ『うんっ!』パァァ
上条『んんんんんんんんんんん………、一角獣の―――』
美琴『アンタって奴はーーーーーーーーーっ!!!!』ビリビリーーッ
上条『ぎゃあああああああああああっ!!!』ビビビビビ
みこ『ぱぱーーーーーーっ!!!!』フェェェェン
みこ「ぱぱ、はい。あーん」スッ
上条「あー…むっ。うん、うまい。はい美琴。あーん」モグモグ スッ
美琴「つーん」プイ
上条「あー…、だからごめんって言ってるじゃないですか」シビレナオッタ
美琴「ご、ごめんじゃ済まないって言ってるでしょ! 大体当麻は―――」ガミガミ
みこ「うっ…」ウル
美琴「あ…」ズキ
上条「あぁ…、よしよし。おいで、みこたん」サッ ダッコ
みこ「…えへ。ままぁ…、ぱぱをゆるしてあげて」ウルウル
美琴「みこちゃん…、わかった」ハァ
上条「いいの?」
美琴「喧嘩してるところ見せるわけにもいかないでしょ」
上条「ありがとう、美琴」パァァ
美琴「っ! ほ、ほら! さっさと食べちゃいなさいよ! 折角温めたのに冷めちゃうでしょ!」ドキッ ツンツンツンデレ
上条「うーい」モグモグ
美琴「///」ドキドキ
夜―――
美琴「昔昔金銭感覚が麻痺している女の子2人を無人島へ連れて行き、生産の厳しさを教えてくれた男の子がいました」
みこ「うんうん」ドキドキ
美琴「時には海に潜り、時には熊と戦い、時にはお家を作ってくれました」
みこ「うん」ドキ
美琴「しかしその無人島生活で一番辛かったのはお米を作る事でした」
みこ「んー…」ウトウト
美琴「それでも3人は力を合わせてお米を作る事に成功し…って、寝たわね」パタンエホントジル (ヨイコノエホンシリーズ)
みこ「すー、すー」ムニャムニャ
美琴「」ニヤ
美琴「みこちゃん寝たわよー」スタスタ リビングヘ
上条「おー、ご苦労様。じゃあおいで」
美琴「///」スタスタ
上条「美琴はホントに甘えん坊ですねー」ミコトタンノウシロカラギュウ
美琴「うっ、うっさいわねー。黙ってギュってしてて」ツン
上条「ふーん。あ、そう。素直にならないのね。じゃあもう寝ちゃおうかなー」
美琴「ふぇ!? あ、その…あのっ!」アワワワ
上条「じゃあおやすみー」タチアガル
美琴「ふにゃーーっ!?」ダキッ
上条「おや、どうしましたか美琴さん」
美琴「…」ギュ
上条「あの…、美琴さん?」
美琴「…」ギュッ
上条「えっと…」
美琴「…」ギュゥゥゥッ
上条「……はぁ」ギュッ
美琴「///」テレテレ
ガチャッ シンシツノドアヒラク
美琴「っ!」ドキッ ババッ カミジョウサンカラハナレル
上条「ん?」チラッ
美琴「///」ドキドキ
みこ「ままぁー…」ウルウル
美琴「み、みこちゃんどうしたの?」ドキドキ アセッタ
みこ「おねしょしちゃった…」ウルウル
美琴「あ、あぁ…おねしょね。うん。わかった。じゃあお着替え持ってお風呂行こうね?」ヒョイミコタン スタスタ
みこ「うん…」コク
上条「じゃあ俺先に布団に入ってるなー」
みこ「ぱぱぁー…、みこもいっしょにねるー…」ウルウル
上条「いいよー。じゃあ美琴よろしくな」
美琴「う、うん…」モウチョットギュッテシテホシカッタナァ モジモジ スタスタ
その後―――
上条「じゃあ電気消すなー」
美琴 みこ「「はーい」」フトンハイッテル
上条「はい、ぽちっとな」デンキOFF
みこ「えへー、ぱぱ。ぱぱはここ」
上条「はいはい」
みこ「えへへ」ミギカラカミジョウサンギュッ
美琴「えへへ」ヒダリカラカミジョウサンギュッ
上条「(親子で寝る時は普通真ん中は子供のはずなのに…)」オレマンナカ
上条「じゃあ、おやすみー」
美琴「みことー」
上条「とうまー」
みこ「……ふぇぇぇ」ポロポロ
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「…ふにゃー」テレテレ
次の日―――
上条「よっしゃー、じゃあ勤務に励んでくるかな」スーツ
美琴「ほら、ネクタイ曲がってる」クイクイ
上条「いつもすみませんねー、美琴さん」テレ
美琴「…えへ。はいお弁当」サッ
上条「おーう。じゃあいってきますー、んっ」ミコトタンノハナニチゥ スタスタ
美琴「///」ボンッ
美琴「えへ、えへへ……へ?」ドキドキニヤニヤチラッ
みこ「ほぇー」ジー
美琴「みっ、みこちゃんっ!」ギャース
みこ「ままずるい! みこもみこもー!」ピョンピョン
美琴「ぱ、パパが帰ってきたらね」ヒョイミコタン
みこ「あう」
朝ごはんの後―――
美琴「はい。これがパパとママがまだ学生だった時の写真よ」サッ アルバム
みこ「おー、ぱぱもままもかわいいー」ジー
美琴「パパ『は』あまり変わってないわよね」ナデナデ
みこ「ままもあまりかわってないー」ジー
美琴「な、なななにを言ってるの、みこちゃん! ママはこんなにも―――」ガクガクガクガク
みこ「おっぱい小さ……むぐっ」クチニテ
美琴「///」
みこ「んもんも」フグフグ
美琴「み、みこちゃん。他の人には内緒ね」アウアウ
みこ「ふぁい」コクコク
美琴「ほっ…」
みこ「んー…、ぱぱやさしかった?」ジー
美琴「そうね。ママの方がちょっとツンツンしてたかもね」イマモチョットダケゴニョゴニョ
みこ「ほぇー」ジー
♪~ ♪~ ♪~ ケイタイデンワノオト
美琴「あら、電話だわ。はーい」スタタタ
みこ「…」ジー
みこ「みこ、むかしのぱぱとままにあいたい」キラキラ
美琴「黒子から…。もしもし?」ピッ ケイタイ
黒子『はぁ…はぁ…はぁ…、お、お姉さまの生声…!』ジュルリ
美琴「」ピッ デンワキル
美琴「さーてと、みこちゃん―――」
♪~ ♪~ ♪~ ケイタイデンワノオト
美琴「…」
美琴「も―――」ピッ ケイタイ
黒子『お姉さま! あんまりですわ!』
美琴「あら黒子、どうしたの?」ハテ
黒子『お姉さまに会いたくなりましたの! 黒子は…黒子はもう――――あぁぁ、嘘ですの! お暇でしたらお昼でもと思いまして』ハァハァアセアセ
美琴「あぁ。いいわよ。みこちゃんも一緒だけどいいわよね?」
黒子『もちろん大歓迎ですわ!』ハァハァ
美琴「じゃあいつもの所でねー、うん。ばいばーい」ピッ デンワキル
美琴「…ふぅ。お昼までに洗濯して掃除して洗い物してみこちゃんと一緒に遊ばなきゃ」スタスタ
美琴「みこちゃーん、ママ洗い物しちゃうから大人しくアルバム見ててねー…って、あら?」スタタタチラッ
ミコタンガハイッテルデアロウフトンコンモリ
美琴「みこちゃん寝ちゃったのか。じゃあ今の内に掃除とかやっとこう!」アサゴハンハクルリンパ スタタタタ
布団「」コンモリ
もう恐らく感づいているであろう10年前…はちょっと都合が悪いので9年前の学園都市第7学区の公園―――
キィィィィィィィィィィィィィィィンンン…、ぽてっ
みこ「いてててて…」シリモチ
みこ「…ふぇ?」パチクリ
みこ「???」キョロキョロ
みこ「ままー?」キョロキョロ
みこ「…」シーン
みこ「ままー?」キョロキョロ
みこ「…」シーン
みこ「……………うっ」ウルウル
みこ「…ふぇぇぇぇぇ」ポロポロ
黒子「あら? どうしましたの?」ヌッ
みこ「ふぇ?」チラリ
初春「白井さーん。この子迷子ですよ、きっと」ウン
黒子「その様ですわね。全くこんな小さな子を放っておくなんて―――」プンプン
みこ「あ…」プルプル
初春「ん?」チラッ
黒子「え?」ジー
みこ「くろこーーーー!」ピョーン ダキッ
黒子「なっ、ななななななんですのこの子はっ! 何故わたくしの名前を!」アセアセ
初春「白井さんがどこかで助けた子じゃないんですか?」ジー
みこ「おはなー」ジー
初春「」
みこ「くろこー、みこ、ままにあいたい」ウルウル
黒子「はぅっ!」ズキューン
初春「」
みこ「くろこー」ウルウル
黒子「こっ、この破壊力…! お姉さまに引けをとらないこの破壊力は一体ぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!」ガクガクガク
初春「」
みこ「……うっ」ウルウル
黒子「あぁぁ…、わ、わかりましたわ。一緒に探しましょう」ヒョイミコタン
みこ「うん!」パァァァ
黒子「」ダラー
初春「し、白井さん。涎」タレテル
黒子「おっと…」ズズー
黒子「みこちゃんですの?」テニギッテ、テクテク
みこ「うん。くろこ、みこのなまえわすれちゃったのー?」ウルウル
黒子「も、もちろん覚えてますわ」ハナシアワセル
初春「何歳なんですかー?」
みこ「さん」テヲパー
初春「…? 3歳? 5歳?」
みこ「さん!」パー
黒子「もっ、ももももももももももももも……」モエモエモエモエモエモエモンモンモンモン
初春「」
みこ「さんー」パー
初春「ま、まぁ…3歳~5歳って事ですよね」ウン
風紀委員支部―――
初春「はいどうぞ。オレンジジュースです」サッ
みこ「ありがとう、おはなー」チュー ウマウマ
初春「」
黒子「うーん…」ジー
初春「…? 白井さんどうしたんですか?」ウナッテ
黒子「何かこの子からお姉さまのオーラを感じますわ」ジー
初春「御坂さん? …そういえば似てますね、御坂さんに」ジー
みこ「ふぇ?」カオアゲル
黒子「ぐっ…」ダメージ
初春「た、確かにちょっとくるかもしれませんね…」モンモン
黒子「と、いう事でお姉さまを呼んでみましょう。何か分かるかもしれませんわ!」デーン
初春「そうですね。私は公園周辺のモニターチェックしてます」スタスタ
みこ「うまうま」チュー ジュース
黒子「」ダラー
初春「白井さん、涎」タレテル
黒子「おっと…」ズズー
初春「」
黒子「っと、お姉さまお姉さま…」ピッピッピッ
その頃の美琴―――
美琴「ちょっとアンタ」
上条「んぁ? おぉ、御坂か。どした」
美琴「アンタんとこの高校いつから夏休みなワケ?」
上条「俺んとこはー、明後日からだな。明日まで学校」ウン
美琴「ふ、ふーん。アンタどうせ夏休み暇でしょ? わ、私が遊びに行ってあげなくもないけど!」ツンツン
上条「( ゚ω゚ )遠慮しときます」
美琴「なんでよ! このっ…」ビリビリッ
上条「わっわっわっ! それ! 理由はそれです!」ビッ
美琴「な、なによ。何が何だって?」
上条「お前が家に来る度に家電が最新式になっていくんだよ」ハァ
美琴「別に私がちゃんと弁償してるからいいじゃない。エコポイントも結構貯まったわよ」ウン
上条「金がもったいねぇって事だよ!」ガクガクミコトユスル
美琴「ふぇ? ちょっ、まっ!」ドキドキアウアウアウ
上条「とにかく俺の部屋来るんなら電撃は絶対使用不可な。使ったら立ち入り禁止にすんぞ」
美琴「わ、私はレベル5の電撃使いよ? そんなの余裕余裕」アハハ
上条「…」ジー
美琴「な、なによ」ソンナミラエルト…ドキドキ
上条「……ま、別に来る分にはいいけどな。どーせ、暇だし」ホシュウナケレバ
美琴「ほ、ホント?」パァァ
上条「でも俺んち来ても何もねぇけど」ポリポリ
美琴「そ、そんなの大丈夫よ! 私が何かすごいの持っていくから!」ドキドキ
上条「そっか。まぁ…、じゃあそのうちな」スタスタ
美琴「う、うん。また…ね」ドキドキ
美琴「…」
美琴「キターーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」ビリビリビリビリッ
通行人A「」ヒソヒソ
通行人B「」ホラ、アツカッタカラ
美琴「えへ、えへへ…」ドキドキ
美琴「きょ、許可は取ったし? これで何も理由考えずに遊びに行けるわよね」ドキドキ
美琴「えへ、えへへ…」ニマニマ
♪~ ♪~ ♪~ ケイタイデンワ
美琴「ん? 電話だ。黒子から?」ピッ
黒子『もしもし、お姉さま?』
美琴「なに黒子? 私今勝利の余韻に浸ってるところなんだけどー」
黒子『余韻? よく分かりませんが、ちょっと177支部まで来てほしいんですの』
美琴「…まぁ、別にいいけど。何かあったの?」
黒子『ちょっと迷子の女の子がいまして…、お姉さまそっくりなんですのよ』ボソボソ
美琴「私にそっくりー? わかった。行く」
黒子『お願いしますわ』
美琴「うーい。じゃあ切るわね」ピッ
美琴「私にそっくり…? ま、まさか新しい妹達なんじゃ……!」ゾッ
美琴「くっ…!」ダタタタタタタタタッ
美琴「(あの計画は一年前に中止になったはず…!)」タタタタタ
美琴「(で、でもその後に番外個体が…)」タタタタタ ※ロシアで会った設定
美琴「(うそ、嘘でしょ? また新しい妹達なんて!)」タタタタタ
美琴「(もし妹達なら私の事を『お姉さま』って呼ぶから一発で――――)」ダダダッ
バンッ ドアアケル
美琴「黒子っ!!!!!」ハァハァハァ
黒子「あ、お姉さま。お待ちしておりましたわ」
初春「御坂さん、こんにちはー」カタカタ モニターチュウ
美琴「ど、どこなの…! その女の子―――」
みこ「あ、ままーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」パァァァ
黒子「」
初春「」
美琴「………ふぇ?」
みこ「ままぁー…、ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇん」テテテテテテ ダキッ
美琴「え? えっ? ええっ!?」オロロロ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇ…、ふぇぇぇ…」エーンエーン
美琴「あ、あああああの…えっと、その…。く、黒子これは一体…」オロオロ
黒子「」
美琴「黒子?」ドシタ?
初春「」
美琴「初春さん?」ドシタノ?
みこ「ままぁ…、だっこ…」プルプル
美琴「えっと…、ママって私の事?」
みこ「うん」コク
美琴「あ、そっか。私をママだと思ってるのね。やたら昔の私に似てるし」ジー
みこ「だっこ…」プルプル
美琴「はいはい」ヒョイオンナノコ
みこ「えへー」ポワポワ
美琴「(よかったぁ。新しい妹達じゃない…)」ホッ ※ちなみに言うとこれはフラグではありません。もう妹達関係の話は終わりです。
黒子「お姉さま」ヌッ
美琴「あ、黒子。一体この子は何な―――」チラッ
黒子「どういう事ですの?」オォォ
美琴「え?」
黒子「いつこの子を産んだんですの?」オォォ
美琴「は、はぁっ!? …し、知らない知らない! この子は勘違いしてるだけだって!」オロオロ?
みこ「う…」ウル
美琴「えええええええっ!? えっとえっと…あうあうあうあうあう」オロオロオロロ
黒子「誰の子ですのーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」ピョーン
美琴「う、うわああああああああああああっ!!!!! こ、このっ!!!!!」ビリビリッ
黒子「はぅっ!?」ビクンビクン キモチイィ
初春「――――はっ! し、白井さん!」ガバッ
黒子「お姉さまがお姉さまがお姉さまが…、夢ですわ夢ですわ夢ですわ」ブクブクブク
初春「」
美琴「いっ、今のうちにっ!」タタタタタッ
みこ「あぅ」サレルガママ
公園―――
美琴「はぁ、はぁ、はぁ…。こ、ここまで来れば大丈夫でしょ」ベンチニスワル
みこ「ままだいじょうぶ?」シンパイ
美琴「はぁ…、はぁ。大丈夫よ。ところで…、あなた、お名前は?」
みこ「ふぇ? まま、ままもみこの事忘れちゃったの?」ウルウル
美琴「みこ? みこちゃん?」ナマエ
みこ「うん」コク
美琴「えっと…、みこちゃん? みこちゃんのママのお名前は?」
みこ「ままはみこと」
美琴「みこっ…」
みこ「ままぁー」ギュッダキツク
美琴「あうあうあうあうあう」
みこ「えへ」ポワポワ
美琴「(ちょっと待ってちょっと待って。私いつ母子手帳作ったっけ? って言うかいつ初体験を? って言うかいつアイツに告白を?)」オロオロオロオロ
美琴「(あ、アイツっつってもあの馬鹿じゃないわよ!? あ、いや…でもアイツ以外ありえないって言うかそれしか考えられないっていうか、えへへ)」イヤンイヤン
美琴「(そ、それにしても…)」ジー
みこ「えへ」ニコリ
美琴「(可愛いなぁこの子…。髪の毛は黒くて癖があってちょっとツンツンしてるけど…、ツンツン?)」ポワポワ ピタァ
みこ「?」
美琴「そ、そそそそそそういえば…」プルプルプル
みこ「まま?」
美琴「み、みこちゃん。みこちゃんのパパのお名前は…?」ドキドキ
みこ「ぱぱ? ぱぱは…、えっとえっと……ふぇぇぇぇ」ウーンウーン ウルウル
美琴「あぁぁ…、いいのいいの。よしよし」ナデナデ
みこ「ぇぇぇ…、んっ…ふにゃー」テレテレ
美琴「(うん。間違いないわ。この子は本当に私の子みたい!)」デーン フニャーシテルシ
みこ「ままぁー、みこぱぱにあいたい」ウルウル
美琴「パパ? うーん…、パパって言われてもなぁ」ポリポリ
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
美琴「あああぁぁああ…、えっとえっと…、そ、そうだ! なにか手がかりは…」ミコタンノフクパタパタ
みこ「…あは、あははははは、ままくすぐったいー」キャッキャッ
美琴「ん? これは?」フクノウチガワニツイテルナンカセイサクモトトカカイテアルヤツ
美琴「(あれ…、みこちゃんのこの服…今から9年後に作られてるけど…)」コレハ?
美琴「うーん」
みこ「まま?」ドシタ
美琴「あ、えっと…みこちゃんはどこから来たの?」ハテ
みこ「おうちー」
美琴「うーーん…」
その頃の支部―――
初春「白井さーん! 起きてくださーい!」ユサユサ
黒子「」ブクブクブクブク
初春「…こうなったら」スッ
初春「白井さん。御坂さんが着替えてますけど」ボソッ クロコノミミモト
黒子「初春ッ! あなたは部屋から出て行ってくださいまし!」ガァァァァ!
初春「」
黒子「あ、あら? お姉さまは?」キョロキョロ
初春「御坂さんなら女の子連れて外に」
黒子「そうでしたわ! あのみこっていう子がお姉さまの子なのは本当ですのっ!?」
初春「そ、そんなワケないじゃないですかぁ。あの子は3~5歳なら御坂さんが産んだのは10歳~12歳ですよ? 小学生ですよ?」
黒子「まぁそれもそうですわね。あまりの出来事に我を忘れてましたわ」オホホデスノ
初春「あはは」
みこ「でね、ぱぱとままはいってきますのちゅーしてたの」
美琴「ふ、ふにゃー…って、うぅん! なっななな何よそれ! 私がそんなにデレッデレになるの!?」アウアウ
みこ「ねるときもね、みことままでぱぱをぎゅってしてねるの」
美琴「あわあわわわ…」ドキドキ
みこ「でもね、おやすみのときに、おやすみーみことーとうまーっていうんだけど、みこだけしりとりできないの」ウル
美琴「あわわわわわ…わ?」ピタッ
みこ「おやすみこーじゃ、ぱぱもままもないちゃうの」ウルウル
美琴「ちょっ、ちょっと待って!」ストップ ミコタンノクチプニ
みこ「むふー」プニラレ
美琴「い、今みことーとうまーって言った…わよね?」アセアセ
みこ「うん」コク
美琴「…」
みこ「…?」ハテ
美琴「とうまってーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」アウアウーッ
みこ「」ビクッ
美琴「と、とうまがパパ…、私の夫…、夫婦…、子供…、けっ結婚…」プスプス
みこ「ままー?」ツンツン
美琴「み、みこちゃん!」ガシッ
みこ「ふぇ?」
美琴「パパに会いに行くわよっ!」ヒョイミコタン
みこ「ほんとに? わーい!」パァァ
美琴「///」ドキドキ
みこ「あ、でもぱぱおしごとしてるんだ…」シュン
美琴「ふぇ? だ、大丈夫よ。きっと今頃は大きな欠伸しながら柿ピーでも食べてるわ」タタタタタタ
みこ「えへー」
その頃、恐らく向かわれているであろう上条さんの部屋では――――
上条「ふぁぁぁあああああああああああああああああああっ」アクビ
Index「とーま、おなかへったー」
上条「ほい、柿ピー」サッ
Index「ありがとうなんだよー」ポリポリ
上条「マジ柿ピー神様ですなー。新潟最高だぜー」ポリポリ
Index「あ、とーま。私今日は小萌の所で焼肉パーティーがあるんだった」ポリポリ
上条「おぉ、そうなのか。ちゃんとお礼するんだぞ?」
Index「神様に感謝するんだよ」ポリポリ
上条「いや小萌先生にさ」
Index「もちろんなんだよー」ポリポリ
上条「じゃあ…、後何回このSSに出れるか分からないけど。またな」
Index「え? い、今なんて…」ガクガク ポリポリ
上条「小萌先生によろしくなー」
Index「とうまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ザーッ モゴモゴ イッキグイ
公園~上条さんの部屋までの道―――
美琴「みこちゃんはパパに会ったらどうするの?」テクテク
みこ「あたまなでてもらって、だっこしてほしい」テテテテ
美琴「みこちゃんはパパの事好き?」
みこ「うん。だいすき。やさしいしかっこいいもん!」コク テレテレ
美琴「そっかそっか」ニヤニヤ
みこ「ママもだいすき! やさしいし、おいしいたまごやきつくってくれるから」パァァ
美琴「えへへ、ありがと。もうすぐ着くからねー?」テクテク
みこ「うんっ! えへへ」ポワポワテテテテ
美琴「(絶対大丈夫! 優しくて格好よくて黒髪でツンツンでとうまで私が好きになる奴なんて…、アイツ以外ありえないんだから!)」フニャー
上条さんの部屋―――
上条「うわぁ…、冷蔵庫の中卵3個ともやししか入ってねぇや」ガラーン
上条「どうしよう…買出し行かないとダメだなー」ウーン
上条「まぁ、とりあえず浴槽の布団干そう。今日からはベッドで思い切り寝れるしな」ウン
上条「ほいほいほい。ほいっと! ふぅ」フトンホス
上条「本も本棚に戻してっと…、ったくアイツは読んだら戻せっつーの。つか覚えるんだから読むなっつーの」モドシモドシ
上条「床に散らばってるゴミも全部捨てて…と」ウン
上条「うわぁ…、見事に綺麗になったが物がねぇなぁー」ガラーン
上条「ベッドにテレビにテーブルに本棚にクッション。それだけ! スフィンクスもあいつが連れてったもんなぁ」ジャーン
上条「はは。まぁ男の一人暮らしなんてこんなもん―――」ウンウン
ぴんぽーん♪
上条「…ったく。誰だよ、この悲壮感に包まれてる時に押しかける奴は!」スタスタ
上条家前―――
美琴「なかなか出ないわね」ピンポンピンポーン
みこ「ぱぱぁー、みこだよー。あけてー」コンコンコンコン
上条「はいはいはいはい。一回鳴らせば分かりますってー…って御坂か」ガチャッ ドシタ?
美琴「あっ…」ドキンッカオマッカ
上条「…?」ミサカサン?
美琴「ああああああの…、こ、この子…」サッミコタン ドキドキドキドキ
上条「ん?」チラッ
みこ「」プルプルプル
上条「ん? どうしたんだこの子? 妹? じゃないよな? お前一人娘って言ってたし、妹達にしてはちんちくりんだし」ジー
みこ「…ぁ」プルプルプル
美琴「(みこちゃん言って! 言っちゃって! パパって言っちゃって!)」ドキドキドキ
みこ「ぱぱぁーーーーーーーーーーーー!!!!」パァァァ
上条「…………………………へっ?」
美琴「キタ――――――――――(・∀・)――――――――――――ッ!!!!!」オォォォォGJデスミコチャン
みこ「ぱぱぁぱぱぁ…、ふぇぇぇぇぇ」テテテダキッ
上条「こっ、これは…って、おい御坂。お前何か知ってんだろ? この子連れて来たんだか―――」チラッ
美琴「ふにゃー」トロローン
上条「ええええええええええええええええええええええっ!!???? 何だってそのような状態にぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!????」ドキーン
みこ「ぱぱ、だっこ…」プルプル
上条「いやいやいや。さっきからパパーパパー言ってますけど違いますよ? 上条さんは女の子と桃色イベントはあっても決して一線を越えない鋼のように硬いジュニア…じゃなかった、理性があるんですからね?」
みこ「うっ…ふぇぇぇぇ」ポロポロポロ
上条「あああああああああぁぁ…、わ、わーったよ。だっこだな? だっこでしょ? だっこしよう!」ヒョイミコタン
みこ「…えへ」テレ
上条「一体何が起こったと言うんだ…。わたくしめが何をしたと…?」ジー
美琴「///」プスプスプス
上条「えっと、御坂さん? とりあえず部屋に入れよ。玄関先でこんな状態を土御門なんかに見られたら翌日学校で殺されかねないしさ、うん。…うん?」チラッ
土御門「」プルプルプル
上条「Oh......」ナンテコッタ
土御門「カミやん、これはどういう事にゃ?」プルプル
上条「まっ、待ってください土御門さん! わたくしも何が何やら…」ミコタンダッコシテオロオロ
土御門「分からないと言うのか? カミやんが持ってるその子は、まさにカミやんとそこの常盤台の子を足して2で割ったようななりをしてるんだぜぃ?」
上条「そっ、そう言われてみれば確かに…って! ち、違いますよ!? あのあの! あうあうあうあうあう」オロオロオロオロ
土御門「言い訳は見苦しいにゃ! デルタフォースを裏切った恨みっ! 喰らえカミやん! 風水魔術――――」カッ
上条「や、やべっ―――」ミコトタンノテヲヒイテヘヤヘ
美琴「ふぇ? ちょっ――」ドキドキテニギラレチャッタエヘヘ
土御門「あっ! 逃げるのかカミや―――」ダッ
舞夏「ほいっ!!!」ガンッ フライパン
土御門「」バタァァァン
舞夏「ったく騒がしいから覗いてみれば…、何やってんだよー兄貴ー」ツンツン
土御門「」シーン
舞夏「ま、いっか。とりあえず部屋に戻ろうなー」ズルズル
土御門「」
上条さんの部屋ん中――――
上条「で、だ」
美琴「う、うん」
みこ「えへへ」ルンルンルン
上条「この状況は一体なんなんでせう? 上条さんは寛大なので全てを聞き入れつつ、その全貌を明らかにしたい次第であります候」マジデ
美琴「え、えっと…」モジモジ
上条「ん?」
美琴「この子はみこちゃんって言って、多分今から9年後から来た子みたいなの」モジモジ
上条「ふんふん」ナルホド
美琴「で、でね。この子のママは私で…、パパは…アンタみたい」カァァ
上条「ふんふん…、ん?」エ?
美琴「どうして未来から来たのか分からないけど…、親の私が来るまで私達で面倒みたいと」モジモジ
上条「え、ええっと…?」
美琴「責任、取りなさいよね?」カァァ
上条「ま、まさか――――――」ドドドドーン ピシャーン ゴロゴロゴロゴローン
この時、上条当麻の脳内には数々の如何わしい推測が浮かび上がる!
いつ御坂と付き合ったのか、とか。
いつ御坂を抱いたんだっけ、とか。
いつ御坂と式を挙げたんだっけ、とか。
てかどっちから告白してどっちからプロポーズしたんだっけ、とか。
まぁ美琴と同じ事を上条さんも考えていたのだ!
上条「(俺)」ジー カガミデミル
上条「(御坂)」ジー ギョウシ
美琴「///」カァァ
上条「(んで…、みこちゃん? だっけか)」ジー ギョウシ
みこ「えへ」ニコ
上条「ふんふん。確かに俺にも御坂にも似ているな。なぁんだ、じゃあやっぱり俺と御坂の子なのかぁ。嘘付けるほどお前器用じゃないもんな。あっはっはっ!」イヤァ
上条「――――って、信じられるか! そんな事ォォォォォォォッ!!!!!」ガァァァァ
みこ「っ! …ふぇぇぇぇぇぇぇ」ビックリポロポロ
上条「ああぁぁ…、えっとえっと。なでなで」ミコタンナデル
みこ「ふぇぇ? …えへへ、へへ。ふにゃー」ナデラレテレテレ
上条「そっかー。3歳か5歳になるのかー」アグラカイテダッコチュウ
みこ「うん」コク
美琴「信じてくれた?」
上条「全てを受け入れる事にした」マジデ
美琴「///」カァァ
上条「それにしても、みこたんほっぺた柔らかいな」プニプニ
みこ「むふぇー」プニラレ
美琴「わ、私も触りたい!」サッキサワッタケド カミジョウサンノトナリヘ スタスタ
上条「ほい。御坂」サッミコタン
美琴「ホントに柔らかいわねー。このくらいの子が一番柔らかいのかな?」プニー
みこ「ふぁい」プニラレ
美琴「…はっ!」コ、コノコウズハッ!?
上条「ん?」デン オット
みこ「むふ?」デデン ムスメ
美琴「///」パンカララーン ツマ
美琴「ふにゃー」ポテン ミコタンイルノデロウデンシナイヨウニガンバッテル
上条 みこ「」
上条「んー」ジー
みこ「えへ」テレ
美琴「///」スススッ カミジョウサンニチカヅク
上条「んーんー」ミコタンホッペプニプニ
みこ「むふぇむふぇ」プニラレ
美琴「かっ、可愛いわね。この子…」カミジョウサンノスグトナリデドキドキ
上条「そうな。可愛いな」ジー
美琴「ふにゅ…」トロロローン
みこ「ままぁ、みこおなかへった」グゥ
美琴「ふぇ? あ、あぁ…ごはんね。えっと…何かある?」レイゾウコ
上条「残念ながら卵ともやししかない」マジデ
みこ「たまご?」ピクッ
美琴「ん? あー…、そうえいばみこちゃんは玉子焼きが好きだったわね。じゃあ私が作ってあげるわ! 卵貰うわよ?」スタスタ
上条「あぁいいよ。でも死んだな。俺」マジデ ナンカカイニイカネェト
美琴「はい。出来たわよー」スタスタ サッタマゴヤキ
みこ「わーい。ままのたまごやきだー」キラキラ エヘー
上条「何かすげぇな」ジー
美琴「そう? 別に普通じゃない。はい、みこちゃん」
みこ「えへへ…あむ。ふぁふぁふぁふぁ…」アツイ
美琴「あわわわ! ごめんね、熱かったわね。ふーふー…、はい。あーん」サッ
みこ「あー…むっ。ほふほふ…」ポワポワ
美琴「どう?」
みこ「おいしい!」パァァァ
美琴「(かっ可愛い!) …ん?」ズキューーーン ポワワーン チラッ
上条「」ダラーヨダレ
美琴「」
みこ「はむはむ」モグモグ
上条「」プルプルプルプル
美琴「えっと…」
みこ「もふ?」ホオバッテポッペパンパン
上条「」グゥ
美琴「アンタ…お腹減ってるの?」チラッ
上条「……………うん」コク
みこ「…んぐっ。ぱぱにもあげる。はい! あーん!」サッタマゴヤキ
上条「いいの?」ダララー
みこ「うん」コク
上条「みこたんっ…! 天使だぜっ! あむっ!」パクリンチョ
みこ「えへ」
美琴「ど、どう…?」ドキドキ
上条「うめぇ…」ツーナミダ
美琴 みこ「」
上条 みこ「「ごちそうさまでした」」ペコリ
美琴「玉子焼き一つでそんな大げさねぇ」
上条「いえいえ、これで上条さんは三日は死にませんよ」マジデ
美琴「はぁ?」
上条「ところで…、親が迎えに来るまでみこたんどこにいればいいの?」
美琴「ここ」
上条「…ん?」
美琴「ここよここ。アンタの部屋」
上条「なっ…なんで?」オロオロ
美琴「私の部屋は相部屋だし寮監が厳しいし。それに比べてアンタの部屋は誰がいても大丈夫でしょ?」
上条「し、しかし――」オロリ
美琴「…まさかアンタ、自分の子供を捨てるって言うのね!」ウル
上条「」
美琴「私に全て押し付けて自分だけ逃げるっていうのね? こんなに可愛い子を……うぅ」ポロポロ
上条「お、おい…」オロオロ
みこ「ままぁ…」シンパイ
美琴「みこちゃん…」ギュッ
美琴「ふぇぇぇぇ…」エーン
みこ「ままなかないで…」ウルウル
上条「」
美琴「ふぇぇぇ…」エーンエーン
みこ「うっ、ぐすっ…ふぇぇぇぇ」ポロポロ
上条「」
美琴「ふぇえぇぇ…」エーン
みこ「ふぇえぇぇ…」エーン
上条「だあああああああああああああああああああああああっ!!! もう分かったよ、ちくしょう! 俺の部屋で面倒見ればいいんだろ?」ガァッァァ
美琴「じゃあよろしくね?」ケロッ
上条「」
みこ「ままのさくせんどおりだね」パァァ
上条「」
上条「まぁ、ここにいるのはいいとして一つやらなくてはいけない事があります」ウン
美琴「なに?」
上条「もし、みこたんが事故か何かでこの時代に来たのなら親はすげー心配してるだろ?」
美琴「あ、そ、そういえばそうね…」オロオロ ダイジョウブヨ、ミライノワタシ
上条「その為に郵便局に行きましょう」
美琴「はぁ? なんでよ」
上条「なんでも未来の自分に送る手紙があるとかないとか。今日出して届けてもらうのが9年後とかね」ウン
美琴「ふーん。そんなのあるんだ」シランカッタ
上条「てワケで行くぞ」タチアガル
美琴「う、うん」スッ
みこ「ぱぱ、かたぐるま…」テノバシテセノビ
上条「はいはい…、どうぞ」シャガム
みこ「んしょ…、えへ」ポワポワ
上条さんの部屋~多分あるであろう郵便局までの道―――
上条「そういやもう遅いけどお前門限いいのかよ」トキワダイ
美琴「ふぇ? う、うん…。そうね、門限…」
上条「寮監厳しいんだろ? 早く帰った方がいいんじゃねぇの?」シカラレルゾ?
美琴「そ、そう…だけど」モジモジ
みこ「ふぇ? ままどっかいっちゃうのー?」ウル カタグルマチュウ
美琴「へ? あ、寮に帰るだけ―――」
みこ「おうちでみんなでねたいー」バタバタ ダダコネ
上条「うおおおおおっ」アブネェアブネェ
美琴「…!」ピコーン マメデンキュウ
上条「ん?」
美琴「きょ、今日アンタの部屋泊まる!」デーン
上条「…え」
美琴「かっ、勘違いしないでよね! みこちゃん! みこちゃんが心配なだけなんだからね!」ツンツンツンデレ ベツニアンタナンカゴニョゴニョ
上条「」
郵便局―――
上条「げっ。そういや窓口もう閉まってる時間じゃねぇか…」ドドーン
美琴「別に明日でもいいんじゃない? 届く日を今日にすればいいだけだし」ウン
上条「そんなもんなのかなー」ラクダナ、SSッテ
美琴「」
上条「じゃあ何か飯食って帰るか。今からじゃ作るのめんどくせぇしさ」ファミレストカデ
みこ「わーい♪」バタバタ
上条「うおおおっ」アブネェアブネェ
美琴「じゃ、じゃあ今日お世話になる代わりに私が奢ってあげるわよ」モジモジ
上条「え、いや、いいよ。悪いし」ウン
美琴「い、いいから! どーせヒモ条になるだの言うんでしょ?」
上条「なぜ分かった」
美琴「アンタ毎回同じ事言ってるじゃない」
上条「」
美琴「ホラ、早く行こ。お腹減った」スタスタ
上条「美琴さん…、女神さまですか…」キラキラ
みこ「ほぇー」
ファミレス―――
カランカラン イラッシャイマセー テキトウナトコロスワッテクダサーイ
上条「ふぅ」スワル
みこ「んしょ」スワル
美琴「///」スワル
上条「………あのな」
みこ「ふぇ?」
美琴「な、なによ」モジモジ
上条「何故4人対面な席なのにこっち側にしか座らないのか」
みこ「みこいつもぱぱとままのとなりー」ルンルン
美琴「わ、私はみこちゃんの隣がいいだけよ」ツン
上条「…ま、いいか。奢ってもらう立場だし…ん?」ハァ チラッ
カランカラン イラッシャイマセーコンチクショー
打ち止め「結構空いてるねってミサカはミサカははしゃいでみたりっ」ルンルン
一方通行「おィ打ち止め。あンま言ってやンな」スタスタ
上条「…!」ピキーン ナンカキケンナヨカンガスル
上条「っ!」ババッ ミコトタンノカタダキヨセテメニューデカオカクス
美琴「へ? ちょっ―――」グィ
みこ「ふぁ」ハサマレ
上条「静かに」イケテルAA
美琴「///」ボンッ チカイウエニカッコイイ
みこ「///」ポンッ パパァ…
一方通行「こンだけ空いてたら広ェところに座らせてもらうか」スタスタ カミジョウサンノテーブルトオリスギル
打ち止め「そうだね」ッテミサカハミサカハ
打ち止め「…ん?」ピタッ チラッ
上条 美琴 みこ「」カタカタカタ
打ち止め「あ、あれ? お姉―――」スッ
一方通行「おィ、早く来てオーダーしろ」ハラヘッタ
打ち止め「……はーい」ッテミサカハミサカハ スタスタ
上条 美琴 みこ「」ホッ
上条「うーん…、何にすっかな」メニュージー
みこ「んにゃんにゃ」ルンルン
美琴「あれ? みこちゃんはもう決まったの?」ハテ
みこ「ふぇ? みこはままとおなじやつたべるの」イツモ
美琴「わ、私と同じやつかー」ウーンウーン
みこ「ままあまりおそとでごはんたべない」ウル
美琴「(恐らくこれが原因ね…、未来の私…)」ウーン
上条「俺ミラン風ドリアにすっかな」ウン
美琴「…! じゃ、じゃあ私も――」
みこ「うっ…」ウル
美琴「―――じゃなくて、えっと…、これ、かな?」ハンバーグ
みこ「うぅ…」ウルウル
美琴「そ、それともこっちにしようかなー」カレー
みこ「…ふぇぇ」ポロリ
美琴「や、やっぱりコレよね! うん!」オコサマランチ
みこ「……えへ」ニパ
美琴「」ホッ
美琴「あ、そうだ。ちょろっとアンタ」アンタヨアンタ
上条「ん?」
美琴「私ちょっと黒子に電話入れてくるから注文お願いね。お子様ランチ2個」
上条「え? 御坂さんお子様ランチ食べるの? 中学生なのに?」プププ
美琴「お願いね?」コイン ビリビリ
上条「かしこまりました」コク
美琴「みこちゃんはここにいてね。すぐ戻るから」ナデナデ
みこ「うん。はやくかえってきてね」コク
美琴「もちろんっ」スタスタ
上条「…」
みこ「…」ジー カミジョウサンミテル
上条「っ」ミズ コクリ
みこ「っ」ミズ コクリ
上条「ふぅ」コップオク
みこ「ふぅ」コップオク
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「…ふにゃー」テレテレ
ファミレスの前―――
美琴「えっと…黒子、黒子…」ピピピッ プルルルルル
黒子『お姉さま!』ガァァァァッ
美琴「う、うわっ! く、黒子ぉ?」モシモシ?
黒子『一体何してるんですの! もうすぐ門限―――』アセアセ
美琴「そ、その事なんだけどね? 今日ちょっと帰れそうにないのよ」アハハ
黒子『……はい?』ピタァ
美琴「りょ、寮監にもそれとなく言っておいてっ」
黒子『そ、そんなの無理ですわ! 玄関で仁王立ちしてるんですのよ?』ドキドキ
美琴「うまく言ってくれたらぁー、黒子のためにお土産買って行くからさぁー」ネ?
黒子『任せてくださいですの』キリッ
美琴「あは、じゃあよろしくねー」
黒子『でも明日は帰ってきてくださいですのー!』
美琴「分かってるって、じゃーねー」
黒子『はぁ、はぁ…お待ちして―――』ピッ
美琴「…ふぅ。さーてと、もうオーダー取ったかしら」スタスタ
常盤台女子寮208号室―――
黒子「」ドキドキ
コンコン ノックシテモシモーシ
黒子「」ビクッ
シライー イルンダロー?
黒子「」ドキドキ ヘヤノデンキケシテル
ミサカガマダカエッテキテナインダガー
黒子「」ドキドキ
イナイノカ…? スタスタ シーン
黒子「」ホッ
寮監「いるじゃないか」ヌッ
黒子「ひっ―――」
ゴキッ…
ファミレス内―――
美琴「はっ」ゾクッ
上条「…? どした御坂?」
美琴「う、うぅん。なんでも…」クロコ…
みこ「くろこねてるー」
美琴「」
上条「???」クロコ?シライ?
店員「お待たせしやしたー、ミラン風ドリア(ミラノダービーver)とお子様ランチ2個になりやすー」ドウゾ
上条「きたー!」
みこ「えへー」ニマニマ
美琴「おいしそうね、みこちゃん」ナデル
みこ「うん」コク
店員「(可愛いかも…)」ドキドキ
一方通行「料理おっせぇなァ」イライラ
打ち止め「夜って言っても平日だし、少ないスタッフさんでやってるんだよ」ッテミサカハミサカハ
一方通行「」チッ ドリンクバーノコーヒーグビッ
店員「お待たせしやしたー、デミグラスハンバーグステーキ2個になりやすー」ドウゾ
打ち止め「きたー!」ルンルン
一方通行「やっと来たか」コトッ コップオク
打ち止め「あ! あなたの方がポテト大きいかも」ッテミサカハミサカハ ウルウル
一方通行「おっと…」カンカラーン ナイフオトス
打ち止め「あれ、落としたよ」ッテミサカハミサカハヒロオウトスル テーブルノシタモグル
一方通行「」ササッ ポテトチェンジ
打ち止め「はい」ナイフ サッ
一方通行「すまねェなァ」ナイフ フキフキ
打ち止め「あれ? ポテト大きくなったかも」ッテミサカハミサカハ キラキラ
一方通行「さっきと一緒だろォが。冷めないうちにさっさと食っちまえよ」モグモグ
打ち止め「はーい」イッタダッキマース ムシャムシャ
一方通行「」チッ
店員「(あれ、何このいい人…)」ジーン
美琴「はいみこちゃん。あーん」サッ ノリタマゴハン
みこ「あー…むっ。ふぇへへ…」モグモグ
美琴「おいし?」
みこ「うん」コク
美琴「えへへ」カワイイナァ
みこ「ぱぱにもあげるー」サッ カラアゲ
上条「へ? いーよ、いーよ。みこたんが食べな」ナデナデ
みこ「んー」カラアゲ グィッ
上条「えっと…」ミコトタンチラッ
美琴「もらってあげれば?」
上条「あ、あぁ…。ありがとな、みこたん」ナデナデ
みこ「えへー、あーん」
上条「あー…むっ」パクモグモグ
みこ「おいし?」
上条「おいしいよ」
みこ「えへへ」テレテレ
美琴「(いいなぁ…)」クチモトニユビ
上条「ん? お前ドリア食いたいの?」チラッ
美琴「ふぇ? あ、いや…べ、別にそういうわけじゃ」アセアセ
上条「欲しいならやるよ。ほい」サッ ドリア&スプーン
美琴「(すっ、スススススススプーンまでついてきた! こ、これはこれで食べないとダメよね? 自分の使ったら嫌な気持ちになっちゃうもんね?)」ウンウン シカタナイ
美琴「じゃ、じゃあ…貰うわよ?」ドキドキチラッ
上条「おぉ」
美琴「(だ、大丈夫。平常心平常心…)」カタカタ
美琴「」パクリ
美琴「///」ボボンッ
上条「」
みこ「おわ、けむりー」ママスゴイ
美琴「///」プスプスプス
上条「お、おい御坂…大丈夫か?」オロオロ
美琴「///」コク スプーンクワエタママ
上条「そ、そうか。じゃあ…、ドリアいい?」
美琴「///」フルフル クビフル
上条「え? もっと食うの?」
美琴「///」コク
上条「そ、そうか。まぁ…好きなだけ食えよ」ウン
美琴「///」サッ ミコトタンノオコサマランチ
上条「え? これくれんの?」モツ
美琴「///」コク
上条「ま、まぁあれな。味一緒だと飽きるもんな」ウン
美琴「///」コクコク
上条「もぐもぐ…、お。結構いけるな」ウマイ ミコトタンシヨウノフォーク
美琴「//////」プスプスプス
食後、ファミレス前―――
上条「いやー、美味かった。ありがとな、御坂」クッタクッタ
美琴「べ、別に…」モジモジ
みこ「ぷふっ」ゲップ
上条「あ、そういや俺の部屋に泊まるのはいいけどパジャマねぇんじゃねぇの? それじゃ寝れないだろ?」
美琴「あ、そういえばそうね」ウーン
カランカラーン アザシター
打ち止め「美味しかったねってミサカはミサカは満足気に歩いてみたり」ルンルン
一方通行「早く帰ンぞ」スタスタ
打ち止め「はーい」ルンルン
上条「まぁシャツでよければ貸すけど」
美琴「そ、そうね。し、下は…」ドウシヨウ
上条「ん?」
美琴「(た、短パンでいっか…)」ウン
帰り道―――
上条 美琴「「そー、れっ」」サユウカラミコタンノリョウウデモッテプラプラー
みこ「きゃっきゃっ♪」アハハ
上条「明日はやる事いっぱいあるな。郵便局行くし、みこたんの服とか下着も買わなきゃだし」ウーン
美琴「わ、私も行く」モジモジ
上条「俺センスねぇからなぁ。よろしくお願いしますよ。あぁ、でもまた出費…」ウルウル
美琴「こ、この子が帰る時に持たせてあげれば未来に持って帰って±0よ」ウン
上条「そうかもしれませんがねぇ…」
みこ「ぱぱーままー、もういっかい」クイクイ
上条「はいはい」
美琴「じゃあいくわよ? そー、れっ」プラプラー
みこ「きゃっきゃっ♪」アハハ
上条「……まぁ、いっか。何か楽しそうだし」ミコタン
美琴「う、うん」ドキドキ
上条さんの部屋―――
みこ「ただいまー」ガチャ
上条「ただいまー」スタタ
美琴「た、ただ…いまっ」ボソボソ
みこ「あついー」エロロー
上条「クーラータイマーセットしとくんだったな」ミスッタ ピッ クーラーON
美琴「部屋涼しくしてる間にお風呂入っちゃえば?」
上条「おぉ、それいいな。じゃあ…、どうしよう」ミコタン ジー
みこ「みこぱぱとはいるー」テノバシテセノビ
上条「おぉ、そっか。じゃあ俺先入るな? お前のシャツは…、適当に干してあるやつ使っていいからさ」ウン ヒョイミコタン
美琴「わ、わかった…」カァァ
上条「あ、みこたんも着替えねぇんだな。えっと…、ワイシャツでい―――」スッ テノバス
美琴「っ!」ガシッ
上条「…? どした御坂」
美琴「…」カミジョウサンノフクツカンデウツムイテル
上条「……お前これ着んの?」ワイシャツ
美琴「///」コク
美琴「えへ、えへへ…」ベッドニヨリカカッテタイイクスワリチュウ
みこ『ぱぱー、せなかあらってあげるー』フロバカラノコエ
上条『おぉ、みこたんやさしいなー。じゃあよろしくー』
みこ『うん! えへへー』
美琴「ふにゅ…、こ、これが結婚した時の幸せなのかしら」ドキドキ
美琴「アイツはみこちゃんに優しいし? みこちゃんも元気そうだし?」エヘヘ
美琴「…」
美琴「あーもう! なんかもう!」カァァ イヤンイヤン
みこ『ぱぱあれみせて、あれみせてー』キラキラ
上条『あれ?』
みこ『うん』コク
上条『あれって…、どれ?』ハテ
みこ『こう、いっかくじゅうの―――』ユビデモノマネ
上条『ぎゃーーーーーーっ!!! み、みこたんっ! 女の子がそんなのしちゃいけませんよっ!』ガシッ
みこ『ぱぱいつもやってくれるのにー』ウルウル
上条『な、何やってんだ未来の俺…』アホカ
美琴の番―――
美琴『うわっ、何よ。リンスないじゃない』キョロキョロ
美琴『浴槽にもお湯入れてないし…、アイツシャワーだけで済ましたのか』ハァ
美琴『とりあえずシャンプーね』ゴシゴシ
美琴『…あ。アイツの匂い』クン
美琴『………シャンプーの匂いだったのね』
美琴『…』
美琴『////////////』ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
美琴『えへ、えへへへへへへ…』ニヤニヤ
みこ「ぱぱぁー…、なんかへんなこえがする」ウルウル
上条「よしよし、大丈夫。そのうち聞こえなくなるから」ナデナデ
みこ「えへー」テレテレ
脱衣所―――
美琴「ふぅ」サッパリ
美琴「」フキフキカラダフキ
美琴「…」ジッ カミジョウサンノワイシャツ
美琴「///」テレテレ
美琴「…」モゾモゾ キテミル
美琴「///」テレテレ
美琴「…」スッ クンクン ニオイカグ
美琴「///」テレテレ
美琴「えへへ…、へ?」ニマニマ チラッ
みこ「ほぇー」ジー
美琴「みっ、みこちゃんっ!?」ギャーーース
みこ「まま、みことおっぱいあまりかわらないー」デデーン トキニコドモハザンコクナコトヲイイマス
美琴「」バララーーン ハハノプライド バララララ…
美琴「うぅ…」orz シクシク
みこ「ままなかないで…」シンパイ
美琴「みこちゃん…」ミコタンギュッ ハハハキョニュウナノニ… ゴメンネミコチャン ミコチャンモキニスルヨウニナッチャウカモ
みこ「?」ハテ
風呂の後―――
上条「問題が発生した」
美琴「なによ」ワイシャツ&タンパン ドキドキズキズキ マダココロノキズアリ
上条「寝るところなんだけど、敷布団が足りねぇ」
美琴「これあるじゃん」カミジョウサンノ
上条「いや、これは俺が風呂場で…」ポリポリ
美琴「はぁ? アンタ風呂場で寝てるわけ?」
上条「だって…、部屋の中には食の神様が住んでるし…」モジモジ
みこ「みこぱぱとままとねたいー」クイクイ カミジョウサンノズボン
上条「う、うーん…でもなぁ、みこたんはまだしも御坂は…、なぁ?」チラッ
美琴「わ、私は別にいいわよ」モジモジ
上条「え?」
美琴「みこちゃんが一緒に寝たいっていうなら寝てもいいって言ってんの!」ツンツン
上条「で、でも…浴槽に3人は無理だし…、痛いし」オロオロ
美琴「べ、ベッドで3人で寝ればいいじゃん」カァァ
上条「」
上条「いや、無理だろ。神様でさえベッド半分使うのに、俺+みこたん+御坂なんて」
みこ「…ふぇぇ」ポロポロ
美琴「あー、また泣かしたー」
上条「ぐっ…! だって無理なもんは無理なわけで」オロオロロ
みこ「ふぇぇぇぇ」ポロロロロ
美琴「あーあ」
上条「…………わかりましたよ。でも俺外側な。落ちると危ないし、真ん中みこたん、壁側御坂でいいだろ」ハァ
みこ「…ぱぱいつもまんなかなのにー」ウルル
上条「へ? 俺が真ん中なの? なんで? 普通みこたんが真ん中なんじゃ…」オロオロ
みこ「みこもままも、ぱぱのことぎゅってしたいから、ぱぱまんなか」エヘ
上条「」
美琴「//////」ボンッ
上条「(未来の俺…、娘に甘く、妻に甘く、相当にいいパパやってんなー)」トオイメ
上条「でも今回は俺が外側な。危ないから」ナデル
みこ「うん…」シュン
美琴「///」プスプス
上条「じゃあ電気消すぞー」
美琴 みこ「「はーい」」フトン
上条「ぱい、ぽちっとな」デンキOFF
みこ「えへへ」ルンルン
美琴「(ま、まさかコイツの部屋で一夜を明かす日が来るなんて…)」アウアウアウアウ
上条「洗濯物も干したし…、あ、クーラーはタイマーセットか。2時間後くらいに消えるようにすればいいか」ポチ
美琴「あ、ねぇ。私の携帯テーブルの上にあるんだけどさ、アンタの充電器で充電出来る?」
上条「ん、どれどれ? ……おー、大丈夫大丈夫。ぴったり」
美琴「よろしくー」
上条「頻繁に充電なくなるのか? 俺なんか3日とか2日に一回だぜ」ウン
美琴「女子中学生の携帯依存率ハンパないし」
上条「ふーん」マ、ベツニイイケド
みこ「ぱぱはやくー」キテ
上条「はいはい」ヨット
美琴 みこ「///」ドキドキ
上条「きつい」ギュウ
みこ「えへ」ギュウ
美琴「確かにきついわね」ウン ギュウ
上条「皆がみんな、仰向けは無理だ。御坂、お前と俺は横になろう」ウン ソウシヨウ
美琴「ふぇ? あ、うん。そうね」モゾモゾ
上条「よっと。おぉ、さっきよりマシ」モゾモゾ フゥ
美琴「(め、目の前に顔が…)」プスプス
みこ「えへへ」カミジョウサンギュッ
上条「ん? おぉ、この、みこたんのサイズ…まるで抱き枕のようだ」ギュッミコタン
みこ「ふ、ふふふ、ふにゃー」ドキドキドキ
美琴「」ジー イイナァ
上条「じゃあもう寝ようぜ。学校明日もあるし」
美琴「そ、そうね。そういえば忘れてたわ」ドキドキ
上条「じゃあおやすみー」
みこ「…」
美琴「おやすみー」
みこ「…ふぇぇ」ポロポロ
上条「よしよし」ミコタンナデナデ
みこ「ふにゃー」トローン
夜中―――
みこ「んぁ」パチ
みこ「んー…」ゴシゴシ
上条「」スースー
美琴「えへ、えへへ」ニマニマ スヤスヤ
みこ「…」ポケー
みこ「おしっこ」テテテテ
みこ「ほぇー」ジャー スッキリ テテテテ
みこ「…あ」ベッドチラッ
ベッドハイチズ| 上条さん 美琴 空 |壁
みこ「ふぇぇ…」ポロポロ
みこ「んっ」グスン
みこ「ままきもちよさそう」ジー
美琴「えへへ」ニヤニヤ ムニャムニャ
みこ「よしよし」ナデナデミコトタン
美琴「ふにゃー」
みこ「えへ、おやすみこー」モゾモゾ スヤスヤ
ベッドハイチズ| 上条さん 美琴 みこ |壁
朝―――
チュンチュチュン
上条「んぁ? あー…、朝かー」ムニャリ
上条「ん? あー、そういえばみこたん抱いて寝たんだっけ」ギュッ
上条「よしよし、結構大きくなったな」ウン ナデナデ
上条「髪の毛も茶色になっちゃって」ワサワサ
上条「あー、今何時だー…って、あれ?」チラッ
みこ「んにゅー」スヤスヤ カベガワ
上条「いる…」
上条「じゃあ…、このみこたんは誰?」チラッ
美琴「///」プスプスプスプス
上条「みっ、美琴たーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!!!」ギャアアアア
みこ「っ!」ビクッ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ポロポロポロポロ
上条「あああぁぁ…、み、みこたん! えっとえっと…、よっと…、よしよし」ミコトタンニモットヨリソッテミコタンナデナデ
美琴「あ、あぅ…」ドキドキドキドキ
その後―――
上条「申し訳ありませんでした」ドゲザ ミコトタンガキテタワイシャツ キガエマシタ
美琴「べ、別にいいわよ。気にしてないし」ムシロキモチヨカッタシ トキワダイセイフク シタギカワキマシタ
みこ「ままー、おなかへったー」グゥ
美琴「へ? あ、あぁ…朝ごはん…、って」ア
上条「もやししかねぇ」ドドーン
美琴 みこ「」
上条「ちょっとコンビニで買ってくるわ、何がいい?」
美琴「私サンドイッチー」
みこ「ままのたまごやきー」
上条「はいよ。サンドイッチと生卵な」ウン
上条「じゃあちょっと待っててくれー」ガチャ タタタタタ
美琴 みこ「「えへへ」」
美琴「うん。乾いてる。はい、みこちゃん? 着替えようね」
みこ「うん」コク
美琴「あは、洋服ぶかぶかだったね。寒くなかった?」
みこ「あったかかったー」エヘー
美琴「そっか。今日新しいお洋服買いに行こうね」ナデナデ
みこ「えへー。みこ、げこたがいい」
美琴「………今、なんて?」ソラミミ?
みこ「げこたのおようふくがいいー」
美琴「げ、ゲコ太の良さが分かるのね?」プルプル ミコタンノリョウカタツカム
みこ「うん。げこたかわいい。しんし」ポワポワ
美琴「みこちゃんっ。やっぱり私の子だわっ!」ギュッ
みこ「わわっ、えへへ…」テレテレ
Index「ただいまなんだよー」ガチャッ
美琴 みこ「「…ふぇ?」」チラッ
Index「とうまー、朝ごはん食べたけど食べたいー…って、短髪?」
美琴「お邪魔してます」
みこ「してますー」
Index「遊びに来たの? とうまは?」ハテ キョロキョロ
美琴「アイツならご飯がないからってコンビニにごはん買いに行ったわ」ウン
Index「ごはん!?」doki
上条「ただいまー」ガチャッ
美琴「あ、帰ってきた」
みこ「ぱぱー」テテテテ
Index「とうまー」スタタタ
上条「お? おぉ、おかえ―――」
Index「ごはん食べたいんだよーーーっ!!!」ピョーン
上条「」サッ ウマイボウ
Index「」ピタッ
上条「」スー スー ユックリウゴカシテ、メデオワセル
Index「」ジー
上条「ほい」アゲル
Index「ガブガブガブガブガブガブガブガブガブッ!!!!」ゴォォォ
みこ「ほぇー」
スフィンクス「」
美琴「」テナズケテル
上条「御坂。お前先にみこたんの玉子焼き作ってくれよ」ホイ、タマゴ
美琴「おっけー…って、なんで半分割れてるわけ?」
上条「いやぁー、まぁ、うん。色々あってさ」エヘヘ
美琴「(みこちゃんには割れてないので、割れてるのも使えるからスクランブルにでもしよう)」ウン
上条「あとこれお前のサンドイッチな」オク
美琴「ありがと」ジュー タマゴヤキチョウリチュウ
上条「んで、恐らく戻ってきてるだろうと思ってお前らにも買ってきたぞ」スッ
Index「さすがとうまなんだよ!」パァァ
スフィンクス「にゃー」グゥ
みこ「しろにゃんにゃん」ナデナデ
スフィンクス「ごろろろ…」キモチイイ
上条「おまえにはツナマヨおにぎりと100円プリンな。おにぎり半分くらいはスフィンクスのね」ワケル
Index「わかったんだよ」
上条「ほいスフィンクス」サッ ツナマヨオニギリハンブン
スフィンクス「にゃー」アリガトウ モグモグ
みこ「かわいい」ポッ
美琴「玉子焼きできたわよー」スタタタ
みこ「わーい」パァァァ
上条「みこたん、これも」サッ テマキシャケオニギリ
みこ「ぱぱありがとう」エヘ ウケトル
美琴「…アンタは何食べんのよ?」チラッ
上条「これ」サッ カップラーメンサイアンカノヤツ
美琴「」
上条「お湯、お湯…」スタタタ
美琴「(あまり買って済ますのはよくないわね…)」エイヨウモコイツノサイフノタメニモ
Index「うまうま」プリンハタベルノユックリ
スフィンクス「」ガツガツ
美琴「はい、みこちゃん。おにぎり開けたわよ」サッ
みこ「ありがとままー」エヘ
美琴「ふー、ふー…はい。あーん」タマゴヤキ
みこ「あー…はむっ。ふぇへへ」ウマウマ
美琴「どう?」
みこ「おいしい!」パァァ
美琴「ぐっ…!」カワエェ
ヤカン「ぴー!」デキタゼー
上条「はいはい」ケス
ヤカン「ぴぃー…」シオシオ
上条「線やや下がベストなわけでですね」トクトク
ヤカン「」シーン
上条「よし、3分待ち」テクテク
美琴「あ。アンタも食べるなら食べてね」タマゴ
上条「おぉ、さんきゅー」ドッコイショ スワル
Index「うまうま」ペロペロ プリンノヨウキナメル
スフィンクス「んー…」シャシャシャシャシャ ウシロアシデカオカイテル
みこ「うまうま」タマゴヤキ&シャケオニギリ
美琴「はむっ、んむんむ」サンドイッチ&スクランブル
上条「んー」マッテル 3フンナゲェ
食後―――
みこ「ふぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇん」エーンエーンポロポロ
上条「あああぁぁ…、そんな泣かれても…」オロオロ
美琴「あうあう…」オロオロ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇ…」ポロポロ
上条「あー、だから昼には帰るって言ってるじゃないですか」ガッコウ
みこ「ふぇぇぇぇぇ…」ポロポロ
上条「ダメか…」
みこ「うっ、うっ…」グスングスン
美琴「んー……、あ」ピン マメデンキュウ
上条「お」ナンカツイタ
美琴「みこちゃん、あのね…」ゴニョゴニョ
みこ「………ふぇ? ほんとう?」ウルウル
美琴「うん」コク
みこ「…まってる」グスン
美琴「偉いぞー」ナデナデ
みこ「えへ」テレ
上条「すげぇ」ソンケイ
上条 美琴「「じゃあいってきまーす」」
みこ「はやくかえってきてね」ウルウル
上条 美琴「「はい」」スタスタ
みこ「えへへ、いってらっしゃーい」パタパタ テヲフル
みこ「…」
みこ「」グスン
スフィンクス「にゃー」スリスリ
みこ「ふぇ?」
スフィンクス「にゃー」
みこ「ふぇぇぇ…」ウルウル ヒョイスフィンクス
スフィンクス「」ペロペロ
みこ「……えへ」ポワポワ
上条さんの部屋~学校―――
美琴「…」ドキドキ スタスタ
上条「ふんふんふーん」テクテク
美琴「…」ドキドキドキ スタスタ
上条「そういやさ」テクテク
美琴「ひゃ、ひゃい!」ビクッ
上条「な、なんだよお前」ビクビク
美琴「え、いや、あの…んんっ! な、なに?」オロオロ
上条「お前の学校は何時に終わるの?」テクテク
美琴「きょ、今日は…結構早く終わるわよ。11時とか」ウン
上条「お、一緒くらいか。じゃあ…11時半に自販機前でいいか?」テクテク
美琴「ふぇ? で、デート!?」ドッキーン スタスタ
上条「…じゃなくて、みこたんの服買ったり郵便局行ったりするんだろ?」テクテク
美琴「う、うん」ソウダッタ
上条「遅刻すんなよー」オレコッチダカラマタナー
美琴「あ、アンタもね」マタネー
美琴「…」
美琴「…ふにゃー」トロローン
上条さんの教室―――
上条「うーす」テクテク
土御門「おっす、カミやん」
上条「(あ、あれ…普通だ)」
土御門「…? どしたにゃー?」ハテ
上条「い、いや…なんでも」アハハ
土御門「んー…」コキコキ
上条「…? どしたの?」
土御門「何か昨日の夜から調子悪いんだにゃー、記憶も曖昧だし」コキコキ
上条「そ、そうなんですか…」アハハ
土御門「まぁ気付いたら舞夏の膝枕っていうラッキーイベントがあったからいいんだけどにゃー」
上条「そ、それは良かったですね」アハハ
学舎の園入り口―――
美琴「ふぅ。間に合いそうね」スタタタ
黒子「お姉さま」ヌッ
美琴「ぎゃああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」ドッキーン
黒子「わたくしですわ」
美琴「く、黒子…驚かせないでよ」ドキドキ
黒子「申し訳ありませんですの」
美琴「あ、黒子。昨日はごめんね? 大丈夫だった?」
黒子「昨日? あぁ、何か気付いたら朝でしたわ」ウン
美琴「」
黒子「…ん?」クンクン
美琴「な、なによ。人の匂いクンクン…」アセ
黒子「……お姉さまからあの殿方の匂いがしますわ」プルプル
美琴「ふぇ!?」ドキッ
黒子「お姉さま! まさか昨夜帰らなかったのは殿方のお部屋にお邪魔していたからではーーっ!!!!」ガァァ
美琴「えっと…、その…あの……」アウアウ
黒子「何ですの、その反応はーーーーーーっ!?」ムキーーッ ルイジンエン ブチコロシカクテイデスワーッ
上条さんの教室―――
青ピ「小萌先生来たでー」スタタタ
全員「」サササ セキニツク
ガラッ
吹寄「きりーつ」ガタッ
全員「」ガタッ
吹寄「れーい」サッ
全員「」サッ
吹寄「ちゃくせ……え?」チラッ
全員「?」ハテ チラリ
小萌「」カタカタカタカタカタカタカタカタ ゲッソリ
全員「」
昼前の上条さんの部屋―――
Index「もうすぐお昼なんだよー」グゥ
みこ「!」ピク
スフィンクス「にゃー」
Index「とうまがそろそろ帰ってくるんだよー」グゥゥゥ
みこ「みこ、おむかえいくー」テテテテ
Index「勝手に部屋を出ちゃダメなんだよー」スタタタ
みこ「」サッ ウマイボウノアマリ
Index「」ピタァ
みこ「」スー スー ユックリウゴカシテ、メデオワセル カミジョウサンノマネ
Index「」ジー
みこ「はい」サッ アゲル
Index「ありがとうなんだよ!」ガツガツガツガツ
みこ「」ピュー テテテテテ
Index「…ぱぁ、美味しかったんだよって、あれ? あの子は?」キョロキョロ
スフィンクス「にゃー…」3サイクライノコニ…
Index「あー、トイレかも! ところであの子は誰?」ハテ
公園、自販機前―――
上条「おぉ、時間前に着いたー」マダミサカキテネェカ
上条「それにしてもあっちぃな。ジュースでも飲むか」ジハンキ カシュンカシュン オサツハキケンナノデコゼニデ
上条「えっと…、ザクロコーラっと」ポチガゴン
みこ「ぱぱ、みこも」カミジョウサンノアシモト
上条「おぉ。じゃあ自分で飲みたいの押しな」ヒョイミコタン
みこ「んー…、これ」ピッ ガタン ヤシノミサイダー
上条「やっぱり御坂の子だなぁ」ウンウン
みこ「ぱぱあけてー」サッ
上条「おぉ。……はい」プシュ サッ
みこ「ありがとう」パァァ
上条 みこ「「んぐ、んぐ、んぐ、んぐ…」」ゴクゴクゴク コシニテヲアテテノム
上条「ぶはっ! なっ…、なななななな何故みこたんがここにににににににっ!?」ゴホゴホオロロロー
みこ「ふぇ?」ミアゲル
上条「こ、ここまで一人できたの?」ヒョイ ジー
みこ「うん」コク
上条「あいつには頼んでなかったけど…、うまく抜け出せたなー」
みこ「おかしあげた」
上条「」
みこ「えへ」
上条「(あれ…、何か御坂の片鱗がここでも?)」ユクユクハ ドキドキ
みこ「んぐんぐ…」ヤシノミサイダー
♪~ ♪~ ♪~ ケイタイ
上条「あれ、電話…。御坂からか」ピッ
美琴『も、もしもーし』ドキドキ
上条「おぉ、どした?」ハテ
美琴『あ、あのさ…』オロロ
上条「?」
黒子『お姉さま! 誰とお話してるんですの!? まさか、まさかあの殿方!? おのれ類人猿ーーーーっ!!!!』キィィィィ
上条「」
美琴『黒子落ち着いて!』ビリビリッ
黒子『あぁぁ!』キモチイィ ゾクゾク
上条「」
美琴『あ、あのさ』モジ
上条「ん、んぁ?」
美琴『昨日泊まるって言った時にお土産買ってあげる約束してたんだけど忘れちゃって…、今セブンスミストなんだけどさ』オロオロ
上条「あーそうなの? じゃあ俺らもそっち行くよ」
美琴『俺ら? みこちゃんもうそこにいるの?』
上条「うん。なんか足元にいた」
美琴『』
上条「あ、でも先に郵便局寄ってから行くからー…、12時半前には着くわ」ウン
美琴『わかったー』
上条「じゃーなー」
美琴『う、うん』ピッ ツーツーツー
上条「…」
上条「さて」ジー
みこ「うまうま」コクコク
上条「それ飲んだらパパとママに手紙書こうな」ナデナデ
みこ「うん」コク テレテレ
セブンスミスト―――
黒子「お姉さま! これなんかどうでしょうか?」スケスケパンツ
美琴「アンタそういうパンツ好きねぇ」
黒子「女の嗜みですわ」フンヌ
美琴「もっと中学生らしいパンツとかあるでしょうに」ハァ
黒子「小学生パンツのお姉さまに言われたくないですの」
美琴「」グサッ
黒子「ところで…、誰と話してましたの?」ケイタイデ
美琴「ふぇ? えっと…、あの…」オロオロ
黒子「……鉄矢を研いでおいた方がよろしいですわね」チャッ
美琴「だ、ダメよそんな事しちゃ! みこちゃんに当たったらどうするの!」アセアセ
黒子「みこちゃん? みこちゃんって…昨日の迷子ですわよね? …そういえばあの子どうしたんですの?」ハテ
美琴「…」モジモジ
黒子「…」
美琴「かくかくしかじか」ナイショナイショ
黒子「」ブチン クロコノナニカガキレル
美琴「///」テレテレ
郵便局―――
上条「みこたん字書けるの?」
みこ「みこだけ」ミコ
上条「おぉ、そっかそっか。じゃあ俺がそれっぽいの書くから最後はみこたんに名前書いてもらおうかな」ウン
みこ「うん」コク
上条「えーーーっと…、『突然ですが娘さんが9年前の上条さん家にやってきました。理由はわかりませんが、迎えに来てあげてください』っと」カキカキ
上条「後は適当に書いておけば大丈夫だろ」SSダシ
みこ「?」ハテ
上条「じゃあここにみこたんの名前よろしくー」サッ カミトペン
みこ「うん」コク
みこ「みー」カキカキ
上条「お」
みこ「こー」カキカキ
上条「……普通にうまい」
みこ「えへ」テレ
上条「じゃあこれ9年後の昨日に届けてくださーい」サッマドグチ
係員「はーい」イロイロジュウショトカノカンケイガアルケドハナシススマナイノデOKッス
セブンスミスト―――
美琴「遅いわねー」イライラ
黒子「」
美琴「もう2分も過ぎてるじゃない」イライラ
黒子「」
美琴「あーーーーー…」イライラ カタカタカタカタ
上条「おーい、御坂ー」テクテク
みこ「ままー!」カミジョウサンニカタグルマチュウ
美琴「あ…」パァァ キュンキュン
上条「すまん、ちょっと遅れた」
美琴「う、うぅん。いいわよ、別に」モジモジ
みこ「まま、ぱぱはわるくないの。みこがつかれたって」ウルウル
美琴「よしよし」ナデナデ
みこ「えへ」テレ
黒子「」
上条「―――と、言うわけで子供服売り場に来たわけなんですが」
美琴「う、うん」
上条「あれは何でせう?」チラッ
美琴「あー…」チラッ
黒子「はぁぁぁあぁ、やはりわたくしの目に狂いはありませんでしたわ! 会った瞬間にお姉さまの面影を感じましたもの!」ハァハァ ミコタンダッコチュウ
みこ「くろこー」
黒子「」ダラー
みこ「よだれー」
黒子「おっと…」ジュルリ
みこ「きれいになった」ニパ
黒子「くぅぅぅぅぅぅぅぅ…、お姉さま! この子の! この子のお洋服、是非この黒子がチョイスを―――」ハァハァ
美琴「アンタが選んだのじゃみこちゃんが可哀相だからダメ」キッパリ
黒子「」グサッ
美琴「みこちゃん、これは?」ゲコタノTシャツ
みこ「かわいい」ポワポワ
美琴「えへへ、こっちもいいね」ケロヨン
みこ「うん」コク
美琴「こっちも捨てがたいし…」ピョンコ
みこ「えへー」ニヤニヤ
上条「完璧にカエルの虜になっている…」ジー
黒子「もし」ヌッ
上条「お? おぉ白井、どした?」ハテ
黒子「お願いがございますの」ハァハァ
上条「ん? 何だよ」
黒子「是非わたくしをお姉さま&みこちゃんの露払い役に抜擢をば―――」ハァハァ
上条「」
美琴「おまたせー」スタタタ ミコタンノテニギッテ
みこ「せー」テテテテ ヒッパラレ
黒子「何だったらこの黒子、上条さんのお部屋に住み着いてお世話をしても……、あ」ハァハァ チラッ
上条「え?」チラッ
美琴「」プルプルプルプル
黒子「お、お姉さま?」
上条「御坂、どした?」ハテ
美琴「」プルプル
黒子「……みこちゃんの話ですわ」ウン
上条「みこたんの話な」ウン
美琴「…し、知ってるわよ!」アハハ
みこ「ままのて、あせかいてるー」
美琴「///」
クレープ屋さん―――
上条「クレープ4つ買うてきたでー」ハァ スタスタ
美琴 みこ 黒子「「「わーい」」」
上条「チョコいちごのひとー」2ツ ササッ
美琴「あ、私」モツ
黒子「わたくしもですわ」モツ
上条「んで俺とみこたんはチョコバナナね、はいみこたん」サッ
みこ「ぱぱありがとうー」モツ
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「ふにゃー」テレテレ
美琴「…」ジー
上条「ん?」チラッ ミコトタン
美琴「あ、ありがと」モジモジ
上条「お、おぉ。別にいいよ」モグモグ
美琴「…」チッ
黒子「(狙いがバレバレでも上条さんには通じないのですわね)」オネエサマ…
上条「数の利という言葉がありますよね」
美琴「うん」
黒子「まぁ…」
みこ「けぷっ」クレープ
上条「つまりはお一人様1つずつでも4人いれば4つ買えるって事ですよね」ウン
美琴「まぁ…」
黒子「そうですわね」ウン
みこ「ぱぱだっこ…」プルプル テノバシテセノビ
上条「というわけで特売に行きましょうか」ヒョイミコタン
みこ「えへー」
美琴「素直に買い物に付き合ってて言えばいいのに」
上条「それだと1レス短くなるしさ」ウン
黒子「何の話ですの?」
スーパー―――
上条「卵Lサイズ10個入り98円!」パァァァ
上条「納豆三連パック一個54円!」パァァ
上条「あ、みこたん納豆食べれる?」ハテ
みこ「うん」コク
上条「おぉ、よしよし。みこたんは何でも食べるから大きくなるぞー」ナデナデ セノハナシダケド
みこ「えへー」テレ
美琴「」A ガガーン カンチガイ
黒子「」AA ガガガーン カンチガイ
上条「食パンも安いし…、みこたん。みこたんはラッキーガールなのか」ヒョイミコタン
みこ「?」ハテ
上条「よしよし」ミコタンナデナデ
みこ「ふにゃー」テレテレ
アリガトーゴザイマシター
上条「あ」ソラチラッ
美琴「どうしたの?」
上条「何か雨降りそうだなー」ウヘェ
黒子「そういえば今日の夜は雷って言ってましたわ」ウン
上条「マジかよ。でもそんなに怖くないのは何故?」チラッ
美琴「さぁ?」
上条「…」
みこ「うまうま」チョコカッタ
黒子「お姉さま、今日は帰らないと流石に寮監の逆鱗に触れますわよ」
美琴「ふぇ? そ、そうだったわね」
黒子「仕舞いには黒子の首が180度回転するんですの」ゾクッ
美琴「分かったわよ、今日は帰る。じゃあアンタ、これ」サッ ミコタンノフク
上条「おぉ」モツ
みこ「ままどっかいっちゃうのー?」ウル
美琴「ちょっとね。でもすぐに来るから大人しく待っててね」ナデナデ
みこ「…うん」コク ウルウル
美琴「偉いな、みこちゃん」ナデ
みこ「えへ」ニパ
ちなみに未来の昨日の上条さん家―――
美琴「よくよく考えたらみこちゃんが入っただけでこんなに布団もっこりしないわよね」ジー
布団「」ビクッ
美琴「」ジー
布団「」ビクビク
ぴんぽーん♪
美琴「あれ? 誰かしら、はーい」スタタタ
ユウビンデース ハンコオネガイシマース アリガトウゴザイマシター
美琴「私と…当麻宛? 消印は9年前…、差出人は……みこちゃんっ!?」ドキッ
美琴「」チョキチョキアケル ナカヨム
美琴「う、うそっ!? だってみこちゃんは…、はっ!?」ダダダダダ ババッ フトントル
ゲコ太人形(大)「」
美琴「ゲコ太ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ガガーン
♪ 何か悲しい音楽
美琴「orz」ガクッ スポットライト
美琴「嵌められた…」ヒュウウウ
美琴「まだ3歳の、みこちゃんに嵌められた…」
美琴「仮にも昔は常盤台のエースだとか第3位とか言われたのに…」ウゥ
美琴「そういえば生体電気を感じなかったわね…」
美琴「うぅ…、ゲコ太ぁ…私を騙したなぁ…」ヒョイゲコタニンギョウ
ゲコ太「」
美琴「うぅ…」シクシク
ぴー、ぴー、ぴー…
美琴「あ、洗濯機終わった。…って、こんな時にガックリしてる場合じゃなかった! 当麻に教えないと!」スタタタタタ
時代を戻し、場所は上条さんの部屋―――
上条「ただいまー」ガチャ
みこ「ただいまー」テテテテ
スフィンクス「にゃー!」ピュー
上条「ん? どしたの?」ジー
スフィンクス「にゃにゃにゃー」ワタワタ
みこ「ほぇー?」ヒョイスフィンクス
上条「そういやあいつは?」チラッ
Index「」シーン
上条「」
みこ「」
スフィンクス「にゃー…」シュン
その後―――
Index「ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブッ!!!!」ゴォォォォ
上条「」スゲェ
スフィンクス「」カツカツカツカツ モグモグ
みこ「えへ」カワイイ
Index「まったくとうまは! 危うく餓死するところだったんだよ!」ガァァ
上条「半日食わないだけで死ぬかよ…」ハァ
Index「そもそも昼には帰るって言ってたんだよ! どこで美味しいもの食べてたの?」ギラッ
上条「ほい、これもやるよ」サッ
Index「ありがとうなんだよ!」ガブガブ
上条「(うんうん)」モグモグ
みこ「うまうま」モグモグ
上条「どう? みこたん。上条さん特製のチャーハン(お好みでコチュジャン)は?」
みこ「おいしい!」パァァ コチュジャンナシ
上条「そっかそっか」ナデナデ
Index「これ直舐め…ぺろっ、がぼろろろろろろろろ!」ゴホッゲホッ コチュジャン
その頃の神奈川県某所―――
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…
ピシャァァァァァァン!!!! ゴロロロロロ…
詩菜「第2回、上条当麻と御坂美琴の結婚フラグを何とか成立させよう会ー」
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」パチパチパチパチ ハクシュ
美鈴「まず最初に第一回(大覇星祭前)の時に不参加だった父からお詫びを申し上げます、パパ」チラッ
旅掛「はい」ガタッ ススッフトコロカラカミトリダス
刀夜 詩菜「」ジー
旅掛「…んんっ!」セキバライ
旅掛「えー、この度は、第一回上条当麻と御坂美琴の結婚フラグを何とか成立させようの会を欠席してしまい、誠に申し訳ありませんでした」オジギ
旅掛「大覇星祭では色々なフラグが立ち、あと一歩のところだったようですが、そのあと一歩を止めたのは俺かもしれません」
旅掛「もしその場に俺もいたならば、娘を押し倒した手前責任を問わせ、結婚させていたかも分かりません」
旅掛「しかしそれでは上条当麻くんの気持ちを考えていない事になるので、今回は前回の不参加も含め、素晴らしいプランを考えてきました」
刀夜 詩菜 美鈴「…!」デデーン
旅掛「この4人の中で上条当麻くんに顔が知れてないのは俺だけです」
旅掛「それに加え、自分自身結構な面構えであります」スキルアウトリーダー
刀夜 詩菜 美鈴「」コクコク
旅掛「作戦はこうです。俺が上条当麻くんに絡む、最大に脅す、上条くんピンチ、そこへ美琴ちゃん参上、俺は逃げて目出度くフラグ成立」
詩菜 美鈴「おー」パチパチ
旅掛「///」テレテレ
刀夜「…」
詩菜「…刀夜さん?」ドシタ?
刀夜「一つ…、問題が…」
旅掛「何でしょう?」ハテ
刀夜「それでは仮に成功した時に、私達の挨拶時相当に気まずい空気になるのでは…」
旅掛 詩菜 美鈴「…」
刀夜「…」
詩菜「それでは会議を始めましょうか」スッ
刀夜 美鈴「」コク
旅掛「」カタカタカタカタ
詩菜「ではどんどんと意見を言っていってください」ホワイトボード
美鈴「2人でどこかに遊びに行ってもらう」
刀夜「他のフラグを回収させない」
旅掛「俺が絡んで風紀委員を―――」
美鈴「私が頑張って美琴ちゃんの格好をして上条くんに急接近」
刀夜「娘さんへの更なるフラグ」
旅掛「俺が絡んで警備員を―――」
・
・
・
詩菜「以上、36の意見の中から3つに絞れました」
詩菜「まず一つ、美鈴さんが美琴さんの格好をし当麻さんに急接近」
旅掛「異議あり」テヲアゲル
詩菜「どうぞ」タビカケサン
旅掛「美琴ちゃんはまだ中学生だ。こんなダイナマイトボディではすぐに感づかれる」ソモソモセノタカサガチガウシ
美鈴「そうかしら?」パッツパツ
刀夜「うぅむ。男はそういうところにだけは敏感だからな」ウンウン
詩菜「刀夜さん?」ピッ トウヤノクビモトニペン
刀夜「」ビクビク
詩菜「では次、もう四の五の言わせずにいきなりお見合い」
刀夜 旅掛「うーん…」
美鈴「結構いいと思うけど」
詩菜「それではやっぱり当麻さんの気持ちの問題ですよね」
美鈴「んー」
詩菜「これは保ですね」キュッキュッ
刀夜 美鈴 旅掛「」パチパチ
詩菜「では最後、上条御坂両家で夏休み家族旅行に行く」ナツヤスミダシ
刀夜 美鈴 旅掛「そ れ だ」ガタッ
刀夜「いかに鈍感でフラグ男で馬鹿でアホな当麻でも」デン
美鈴「夜中の美琴ちゃんの色っぽさには我を忘れ」デン
旅掛「あらあら不思議、翌朝には子供がおはようございますって事だな!」デンデロデーン
詩菜「子供が出来たら私達、おじいちゃんおばあちゃんですね」アラアラ
美鈴「この年でおばあちゃん…」ゾクゾク
刀夜「旅行計画を立てないといけないな」
詩菜 美鈴 旅掛「」コク
詩菜「ではそれは次回という事で、これにて第二回上条当麻と御坂美琴の結婚フラグを何とか成立させようの会を終わりにしますー」
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」パチパチパチパチ
その頃の上条さんの部屋―――
Index「」シーン ベッド
みこ「うごかなくなった」←ウワサノコドモ
上条「こいつは飯食らったらこの状態になるんだよ。とりあえず敷布団を…」ババッ
Index「」コロン
みこ「おー」パチパチ
スフィンクス「」スヤスヤ クッションノウエ
みこ「えへー」カワイイ
上条「じゃあ風呂に入るか」ヒョイミコタン
みこ「うん」コク
上条「あ、そういえば今日服とか下着買ったんだ」ミコタンイッカイオロス フクロゴソゴソ
上条「ゲコ太パジャマ」サッ
上条「ケロヨンのシャツ」ササッ
上条「ピョン子の下着」サササッ
上条「オールカエルじゃねェかァ…」
みこ「えへー」テレテレ
風呂入って浴槽拭いて布団敷いた後―――
上条「ホントにここで一緒に寝るの?」
みこ「うん」コク ゲコタシリーズフルソウビ
上条「とりあえず俺が下じゃないとみこたんが大変だから…」ヨット
上条「よし、カモーンみこたーん」サッ
みこ「わーい」ピョーン ポテ カミジョウサンノウエニウツブセ
上条「おぉ、丁度いい温かさ&重さ。んんんー」ギュッミコタン
みこ「ふ、ふにゃー…」テレテレ
上条「でも風邪ひいちゃうとダメだから一応は毛布かけような」ババッ
みこ「うん」ギュッカミジョウサン
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「ふにゃー」トロローン
夜中、常盤台女子寮208号室―――
ザーーーーーーーーーーー… アメフッテキタ
ピシャアアアアアンンン!!!! ゴロロロロロ…
美琴「みこちゃん大丈夫かな、大丈夫かな」ウロウロオロオロ
黒子「お姉さま、少しは落ち着いてくださいまし」
美琴「そんなの無理よ! だってみこちゃんは私とアイツの…こっここ…」コケコッコー
黒子「」
美琴「そ、そうだ! 電話! 電話しよう!」サッ ゲコタケイタイ
黒子「」
美琴「TV電話なら顔も見れるし!」ピポパ プルルルルル
黒子「」
上条さんの部屋…つか風呂場―――
♪~ ♪~ ♪~ デンワナル
みこ「ほぇ?」オキテタ
上条「んー」ネテル
みこ「ぱぱー、でんわだよー」ホッペプニー
上条「むふー、みこたーん…」ムニャムニャ ギュッミコタン
みこ「わわわ…えへ、えへへ」トロトロ
みこ「……あ、でんわでないと」ンー テヲノバス
みこ「」ムンズケイタイ
みこ「はい、かみじょーです」ピッ
美琴『ふぇ? あ、あれ? みこちゃん?』
みこ「ままー!」パァァ
美琴『ごめんね、夜中に』
みこ「いいよー」エヘヘ
美琴『ねぇアイツ…えっと、その、パ…パパは?』カァァ
みこ「ぱぱねてるー」
美琴『そ、そうなんだ。で、でさ、ちょっと電話を顔から離してもらえる?』ガメンマックラ
みこ「ふぇ?」サッハナス
美琴『おー、みこちゃん』ガメン
みこ「ままー!」パァァ
美琴『雷平気?』シンパイ
みこ「うん」コク
美琴『そっかそっか。えへへ、パジャマ可愛いね』
みこ「えへー」テレテレ
上条「んー?」モゾモゾ
みこ「わわわ」グラグラ
美琴『みこちゃん?』ドシタ?
みこ「みこ、ぱぱのうえでねてる」
美琴『そ、そうなんだ』イイナー
みこ「ぱぱみる?」
美琴『ふぇ? そっ、そそそそそうね! どんなマヌケ面で寝てるのか拝見しようかしらね』アハハ
みこ「はい」カミジョウサンニムケル
上条「んー」ZZZ
美琴『っ!』ピッ ロクガボタン ケイタイコウセイノウ
みこ「ぱぱねててもかっこいいね」ポワポワ
美琴『そっ、そうかしら』ドキドキエヘエヘロクガチュウ
みこ「ふぇ? ぱぱかっこいいもん…」ウルウル
美琴『へ?』オロロロクガチュウ
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
美琴『あああぁぁ…、うんうん! か、かっこいい!』ドキドキフォローダケドホンネロクガチュウ
みこ「…えへ」
美琴『///』カァァロクガチュウ
みこ「でね、ぱぱといっしょにじゅーすのんでたらぶーって」
美琴『あはは、それはビックリするわよねぇ』
みこ「それでね、…っと、んー…」ウトウト
美琴『あ、みこちゃん眠いよね。ごめんね』オロロ
みこ「んーん、ねむく…」ウトト
美琴『あは、また後で遊ぼうね』
みこ「うん」コックリコクコク
美琴『それじゃ、またねー』
みこ「まま、おやすみこー」
美琴『おやすみことー』ピッ
みこ「えへー」
みこ「…」サッ ケイタイモドス
みこ「んにゅ…」ポテ カミジョウサンニウツブセル
上条「んぁー」ギュッミコタン
みこ「///」テレテレ
常盤台女子寮208号室―――
黒子「すーすー」ZZZ
美琴「…寝てるわね」カクニン
美琴「」ババッ モウフカブル
美琴「…えへ」ピッ ロクガミル ケイタイイヤホン
上条『んー』スゥスゥウツッテル
美琴「///」テレテレ ピピピピボリュームアゲル
上条『んー』モゾモゾミコタンギュッ
みこ『わわわっ、えへ、えへ』ガメングラグラ
美琴「///」キュンキュンキュンキュン
美琴「ふにゅ…」ウトウトトロトロ
美琴「……おやすみ、みこちゃん。…と、当麻」カァァ チョウコゴエ フニャー
翌日、常盤台女子寮―――
美琴「えへ、えへへ」キガエキガエゴソゴソ
黒子「お姉さま」ヌッ
美琴「ぎゃあああああああああああああっ!!!!」ビックラコイタ
黒子「わたくしですわ」
美琴「く、黒子! いきなりテレポートしてくんなって何度言えば―――」ドキドキ
黒子「こんなに朝早くから何処に行きますの?」ジロ
美琴「」ギクッ
黒子「」ジー
美琴「じょ、ジョギングよ」ツン
黒子「」ニヤ
美琴「へ?」ニヤ?
黒子「なら黒子もご一緒しても構いませんわよね?」デデーン
美琴「」シマッタァー
美琴「ふ、ふん。テレポートばっか使ってる黒子が一晩中ローファーで走り続けれる私と並んで走るなんて―――」オロオロ
黒子「離れたらテレポートしますので」
美琴「私のコースは数々の試練を乗り越えなくては走り抜けられない―――」オロオロ
黒子「上等ですの」
美琴「最後には自販機に蹴りを入れる練習も―――」オロオロ
黒子「ジャッジメントですの」
美琴「…」
黒子「…」
美琴「」カクカク
黒子「……上条さんのお部屋に行くのですわね?」ジロ
美琴「///」コク
黒子「黒子も行きますわ!」ミコターン!
美琴「うぅ…」シクシク
上条さんの部屋の浴槽―――
目覚まし「ぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!」アサダゼー
上条「ん」カチッ
目覚まし「」シーン
上条「ん…」スヤ…
みこ「ぱぱー! あさだよー!」カミジョウノウエデバタバタ
上条「おおおおおっぉぉおお…」
みこ「おきてー」ホッペムニー
上条「ふぁれ? ふぃこふぁん」アレ?ミコタン
みこ「みこおなかへった…」グゥ
上条「んぁ、…あー、飯か。はいよ」ヨッコイショ
みこ「…」ジー
上条「おはよ」ナデナデ
みこ「えへー」テレル
朝食―――
上条「御坂…えっと、ママのには敵わないけど。ほい」メダマヤキ
みこ「おー」パパスゴイ
Index「パンに目玉焼きとは超豪華なんだよ!」パァァ
スフィンクス「」モグモグ ネコカン
上条「はい、みこたん。あーん」スッ
みこ「あーむっ。もぐもぐ」
上条「どう?」
みこ「おいしい!」パァァ
上条「そっかそっか。でも今度はママに玉子焼き作っといてもらおうな」ナデナデ
みこ「ぱぱのもおいしいのにー」モフモフ
Index「ところで今更なんだけどなんでとうまがパパで短髪がママって呼ばれてるの?」ハテ
上条「(訳)」カクカクシカジカ
Index「世の中には理解出来ない不思議な事に満ち溢れているんだよ」ホォ
みこ「ぱぱー、あそぼー」ギュッ
上条「はいはい」ヒョイミコタン
みこ「えへー」
Index「とうまー、暇だよー、つまんないんだよー」バタバタ
上条「んー…」ッテイワレテモナァ
スフィンクス「にゃー」ヒマ
上条「んー…」
美琴 黒子「「お邪魔しまーす(ですの)」」ガチャッ
みこ「あ、ままー! くろこー!」パァァ
上条「うーーーーーん…」カンガエル
上条「…」
美琴「…」
みこ「えへー」パタパタ ミコトタンノフトモモノウエ
黒子「…」ジー ミコタンギョウシ
Index「…」
スフィンクス「…」ニャー
上条「ひらめいた!」ピキーン 100%カイヒ
美琴 みこ 黒子 Index スフィンクス「」ビクッ
上条「暑いし、プールにでも行くかー」
みこ Index「「わーい!」」パァァ
スフィンクス「にゃー!」スズシイ
黒子「(プール…、水着…)」ジュルリ クロコモイキマスワ
美琴「(水着…、あぅ)」アウアウ
昼前―――
上条「そういや、みこたん水着ないのか」ヒョイミコタン
みこ「おうちー」
美琴「浮き輪とかも買ったほうがいいかもね」ウン
Index「猫用もお願いなんだよ」スフィンクス
スフィンクス「にゃー」オネガイシマス
黒子「(あるんですの?)」ハテ
上条「じゃあ例のごとくセブンスミストだな」ウン
Index「私とスフィンクスは諸事情により待ってるんだよー」ヒョイスフィンクス ミズギアルシ
上条「あ? お前はまたそうやって自分だけ楽しようと―――」
Index「少人数の方が書きやすいんだよ」SS
上条「…ごめんな、変な気ぃ使わして」>>1ノタメニ
Index「出番貰えてるお礼なんだよ」
スフィンクス「にゃー」ケッコウデテル
美琴 黒子「「…」」ホロリ
上条さんの寮の周辺―――
詩菜「全員配置につきましたか?」トランシーバー
刀夜「こちらアルファ1。配置完了」ザザッ
美鈴「アルファ2。同じく完了」ザザッ
アルファ3「」シーン
詩菜「…?」タビカケサン?
美鈴「パパ、どうしたの?」ザザッ
アルファ3「…だから違うって言ってるだろう。俺は決して怪しい者じゃ! 確かに見た目は怖いけど」ザザッ
詩菜 刀夜 美鈴「」
旅掛「…こちらアルファ3。すまない、風紀委員に捕まっていた。何とか誤解は解けたが」ザザッ
美鈴「パパはこの作戦に向いてないんじゃない?」タダノマフィアヨ
旅掛「」ガガーン
刀夜「それより母さん本当なのか? 当麻の部屋に美琴さんが入って行ったってのは?」ドウゾ ザザッ
詩菜「はい。丁度4時間程前に確かに入っていったみたいです」アルファ1ドウゾ ホンブニイマス
美鈴「美琴ちゃんも意外と積極的だったわね」ウーン カナガワカラトンデキテヨカッタ
旅掛「しかし親に挨拶も無しに手を出そうものなら…」チャキッ ナンカダス
刀夜 詩菜 美鈴「」
ガチャッ カミジョウサンノヘヤノドアヒラク
刀夜 美鈴 旅掛「!!!!」ババッ カクレル
詩菜「…?」
刀夜「当麻の部屋のドアが開いた」ドウゾ ザザッ
詩菜「!」
上条「うっはぁ…外はあっちぃなー」ジメジメ
美琴「うわっ! ホントねー」ムシムシ
美鈴「美琴ちゃんと当麻くんを目視! きゃーーっ! 何なの何なの!? やっぱりそうなのーーっ!?」ドキドキドウゾ ザザッ
旅掛「かっ、かかかかか…通い妻ままままままま」カクカクカクカクドウゾ ザザッ
美鈴「パパ落ち着いて」ドウゾ ザザッ
旅掛「…はっ! あ、危なかった。もう大丈b――――」フゥ ドウゾ
みこ「ぱぱー、ままー、まってー」テテテテ
刀夜 美鈴 旅掛「」
詩菜「…?」ミナサン? ドウシマシタドウゾ?
刀夜「……はっ!? な、何だったんだ今のはっ!?」ハァハァドウゾ
美鈴「な、何ってあの見た目からすると当麻くんと美琴ちゃんの子よ!」キャーッ!ドウゾ
詩菜「あらあら。当麻さんったらもうそんなところまで」トウヤサンノコネドウゾ
刀夜「」ズキッドウゾ
美鈴「あれ? そういえば…」パパドウシタドウゾ?
アルファ3「」シーン
刀夜「…?」アルファ3?
美鈴「あ! あれ!」ゼンポウニジホウコウドウゾ
旅掛「」フラフラー カミジョウサンタチニチカヅク
詩菜 刀夜 美鈴「アルファ3ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ナニヤッテンノ!
旅掛「」ブツブツ
詩菜「アルファ3が何か喋ってます」ドウゾ
刀夜「音声拾って」ドウゾ
詩菜「」キュウウウウウ
旅掛「確かにあれは美琴ちゃんの遺伝子を受け継いでいる。俺には分かる。分かるぞ。昔の美琴ちゃんにそっくりだ」フラフラ
詩菜 刀夜 美鈴「」
旅掛「しかしあれは3歳はいっている…。つまり美琴ちゃんは小学生の時にしゅっしゅしゅしゅしゅ…」シュッシュッポッポ
旅掛「それにしても…」ジー ミコタンミテル
みこ「えへー」カミジョウサントミコトタンニベッタリ
旅掛「可愛ェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」ガァァァ
詩菜「」プッ フキヤ
旅掛「」プスッ バタン
上条 みこ 美琴「ん?」クルッ フリムク
黒子「お姉さまー、待ってくださいですのー」スタタタ ドウシマシタノ?
美琴「今なんか聞いた事のある声が…」ソラミミ?
上条さん一向が行った後―――
旅掛「」シーン
美鈴「詩菜さん、助かりました」ミツカルトコロダッタ
刀夜「母さん、大丈夫なのか?」コレ ハリユビサス
詩菜「寝てるだけです。体に害はありません」プスッ ヌク
刀夜「」ビクビク
美鈴「とりあえず本部に帰りましょう」タビカケサンヨッコイショ
刀夜「手伝います」ヨイショ
詩菜「旅掛さんが起きたら第3回会議が必要ですね」
美鈴 刀夜「」コク
旅掛「」シーン
セブンスミスト―――
美琴「カート持ってきたわよー」スタタタコロコロ
上条「よし、乗り込めみこたん!」ヒョイミコタンカートニノセル
みこ「……ふぇぇぇぇぇ」ポロポロ
上条「え」オロ
美琴「ふぇ?」オロロ
黒子「これはきっと黒子にだっこしてほしいんですわ!」ヒョイミコタン
みこ「ふぇぇ…」ウルル
黒子「はぅっ!?」ズキューン ポテ カートニミコタン
みこ「…ふぇぇぇぇぇ」ポロポロ
上条「あああぁぁ…、な、何がダメなんだ? 昨日も来たのに…」オロオロ
美琴「昨日との違いは…、みこちゃんをカートに乗せたかアンタがだっこしたかね」デデーン
上条「だっこ?」ヒョイミコタン
みこ「……えへ」ポワポワ
上条「」
美琴「カートに乗りたがらない子供ってのも珍しいわね」ウーン
黒子「お子様パンツを穿いてる15歳も珍しいですわ」デーン
美琴「」
水着売り場―――
黒子「これなんてどうですの?」サッ
美琴「黒子…、アンタそんな際どい水着をみこちゃんに着せようっての?」ピリピリ
黒子「はいですの!」キリッ
美琴「」ビリビリッ
黒子「あばばですの!」キモチイィ
みこ「くろこー!」
美琴「やっぱこれかなぁー」ヒョイゲコタミズギ
みこ「えへー」ニパニパ
真っ黒子「」プスプス
上条「(暇だなー)」ケイタイピピピ
遊具売り場―――
上条「プールじゃビーチボール迷惑だろうし…」ウーン
みこ「おふねのりたい」クイクイ カミジョウサンノズボン
上条「ふね? あー…、乗れるやつか」エット ゴソゴソ
黒子「(猫用の浮き輪ですの…?)」プルプル ミツケタ
美琴「これなんてどう?」サッ ゲコタ
上条「…お前な、どんだけカエルで統一させる―――」
みこ「えへー」ジー
上条「」
美琴「決まりのようね」ニヤ
上条「ま、まぁ…じゃあアイツ呼んでプールに行くか」ウン
黒子「ところでどこのプールに行くんですの?」ハテ
上条「さっきお前達が水着選んでる間に調べたんだけど…、近くに『何か凄いプール』ってのがあるみた―――」
美琴「それはダメ」
上条「」クワシクハサイトデネ!
アクアマリンセブン(プールの名前)―――
Index「とうまー」スタタタタ ミズギモッテキタ
上条「おぉ、来たか。水着ありがとな」
Index「屋台のためなんだよ!」デデーン ホンネ
上条「」
スフィンクス「にゃー」
みこ「まま、くろこは?」クイクイ ミコトタンノスカート
美琴「黒子は自分のと私の水着一式取りに行ってくれてるの」
みこ「ほぇー」
上条「しかし夏休み初日なだけあって結構混んでるなぁ」アチーシ
美琴「アンタ先行って場所取りしてきてよ」
上条「げっ、マジかよー」
美琴「そういうのは男の仕事でしょー」ツン
上条「はいはい」ハァ スタスタ
Index「私も行くんだよー」ヒョイスフィンクススタスタ
スフィンクス「にゃー」アツイ
着替え終わって―――
上条「あいつおせーな」イライラムシムシアツイ
Index「おまたせなんだよー」パタパタ スクミズ ムナモトノナマエハ 。
上条「やっと来たか。何やってたんだよ?」ハテ
Index「スフィンクスは連れて行っちゃダメって言われたから、何とか人形に見せてきたんだよ」
上条「」
スフィンクス「」ウゴカナイ
上条「…これ、生きてるよな?」ツン
スフィンクス「にゃー」
上条「」ホッ
Index「早速場所取りなんだよ! 屋台の近くがいいんだよ!」パァァ
上条「日陰でプールの近くな」
Index「とうまーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ガガーン
入り口―――
美琴「それにしても黒子遅いわねー」テレポーターノクセニ
みこ「ままあついー」ヘナヘナ
美琴「あぁぁ…、大丈夫? …はい、ジュース」サッ
みこ「ありがとうー、んぐんぐ…」クピクピ
美琴「大丈夫?」ミコタンノアセフキフキ
みこ「うん」コク
美琴「よしよし」ナデナデ
みこ「えへー」
黒子「お姉さま! お待たせしましたわっ!」シュピッ
美琴「おっそいわよ黒子! 一体何やって―――」ガァァ
黒子「お姉さまのパットが無くて探してたんですの」
美琴「」
黒子「色々ありましたが、一番自然っぽく見えるやつでいいですわよね?」パット
美琴「///」コク
女子更衣室―――
みこ「」モゾモゾ
美琴「(勝った)」アタリマエ
黒子「」モゾモゾ
美琴「(勝った)」トシシタダシ
美琴「」モゾモゾ
美琴「」チラリ
美琴「…」
黒子「…一年前と大して変わりませ―――」
美琴「言うなーーーっ!!!」ビリビリッ
美琴「はい、いいわよ」ミコタン
みこ「えへー」ゲコタ
黒子「みこちゃんは分かりますが…」クロコキワドイミズギ
美琴「なによ」
黒子「お姉さまのその水着はないんじゃありませんの? 持ってきといて何ですが」13ワダカ14ワダカノフリフリミズギ
美琴「べ、別にいいじゃない。可愛いんだし」ツンツン
黒子「もう中3ですのに」
美琴「」グサッ
黒子「しかもフリフリじゃパット入れても分からないじゃありませんの」
美琴「」ガガーン
黒子「ま、それはさておき行きましょうか」アツイデスシ
みこ「ままはやくー」クイクイフリフリ
美琴「ううぅ…」ヒョイミコタン
みこ「ふぇ?」ママ?
日陰―――
上条「おーい、こっちこっちー…ってぶはっ!?」ボロロー
みこ「ぱぱー!」テテテテ
美琴「(えっ!? うそ!? ま、まさかアイツ私の水着姿で!? あうあうあう)」エヘヘヘヘ
上条「…白井。お前なんつーかっこしてんだよ」
美琴「」ビキッ
黒子「なにか?」キワドイ
上条「あ、いえ…なんでも」モジモジ
美琴「お、おまたせー」ヒクヒクカオヒキツッテル
上条「お? おぉ、どうよこの場所」デーン
美琴「ま、まぁアンタにしてはいい位置ね」アハハ
上条「だろー?」アハハ
美琴「…」
上条「…?」ナニ?
美琴「泳ぐわよ!」ビリビリ
上条「おまっ! それはここでは絶対禁止だぞ!」ヒィィ
上条「泳ぎに行く前に―――」チラッ
みこ「ふぇ?」チラッ
美琴「何よ?」チラッ
黒子「?」ハテ
Index「」シーン
スフィンクス「にゃー」
みこ 美琴 黒子「」
上条「スフィンクス、こいつよろしくな」ナデナデ
スフィンクス「にゃーん」ハーイ
上条「じゃあ行くかー」
みこ「ぱぱだっこ…」テノバシテセノビ
上条「はいはい…ほっ」ヒョイミコタン
みこ「えへへー」ルンルン
Index「」シーン キュウシモード
波のプール―――
上条「ふーっふーっ」クウキイレル
ゲコ太(痩)「」フワリ
みこ「おぉー」フクラム
上条「…がぁっ! つ、疲れた…」オヨグマエカラ
美琴「なっさけないわねー。ちょっと貸して」バッ ウバウ
上条「おぉぉ」
美琴「こんなの一発で…、ふーーーーーーっ!」プクーー
ゲコ太(完)「」ジャーン
みこ「おぉぉぉ」ママスゴイ
上条「お前すげーな」ソンケイ
黒子「さすがお姉さまですわ!」パァァ センスイガイハバツグンデスノ
美琴「!!!!!!」ドキーーン
上条 みこ 黒子「?」ドシタ?
美琴「/////////////////////」プルプルプルプルプスプスプスプクー
上条「あの…、御坂、さん?」ソロソロ…
ゲコ太(肥)「」モウヤバイ
みこ「ままーーーーっ!!!」ヒィィィ
ゲ コ 太 (散) 「」パンッハレツ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇぇぇぇん」エーンエーンポロポロ ゲコタァー
緑のビニールっぽいの「」シーン
美琴「あうあうあうあうあう」オロオロ
黒子「何で破裂させるまで膨らませたんですの」
美琴「だ、だって…勿体無いっていうか…、気付いたらパンパンだったっていうか…」モジモジ
みこ「ふぇぇえぇぇぇ…」ポロポロ
美琴「あうあう…、ご、ごめんねみこちゃん」ナデナデシオシオ
みこ「うっ、うっ…」グスングスン
美琴「みこちゃん…」シュン
上条「待たせたな」デデーン フネノウキ(ゲコタ) デキテル
みこ「ぱぱーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」パァァァ
上条「はいよ、みこたん」サッゲコタ
みこ「えへー」ウケトル
美琴「あ、アンタ! どこでそれを!? このプールじゃ売ってないのに」オロオロ
上条「セブンスミストまで走って買ってきた」デーン
黒子「なっ!」カッケェ
みこ「げこたー」エヘエヘ
美琴「あ、あの…さ」モジモジ
上条「…?」ドシタ?
美琴「あ、ありがと」カァァ
上条「気にすんなよ。欠陥品だったのかもしんねぇしさ」ナデナデミコトタン
美琴「///」ボンッ テレテレ
黒子「」ギリギリッ シカシサッキノカッコヨサニメンジテユルスンデスノ イライラ
上条「じゃ、泳ごうぜー。走っていったら汗かいたぜ」ヒョイミコタンゲコタニノセル
みこ「えへ、えへ」ルンルン
美琴「///」プスプス
黒子「お姉さまから煙が…」インカ?
その頃―――
Index「10…、9…、8…、7…、6…」チッチッチッ
スフィンクス「にゃ?」ハテ
Index「5…、4…、3…、2…、1…」チッチッチッ
Index「正午なんだよ!」ガバッ
スフィンクス「」ビクッ
Index「あ、あれ? とーまは?」キョロキョロ
スフィンクス「にゃー」ナニカモッテル
Index「ん? こ、これはお金!」デデーン1000エン
スフィンクス「にゃー」アトメモ
Index「『起きたら何か食べててくれ。でも千円しかないから考えて買えよ』だって」メモ
スフィンクス「にゃー」
Index「ちょっと買ってくるんだよ!」スタタタタタ
スフィンクス「にゃ」コロン
波のプール―――
みこ「わーーーーーーーーーい」スイー ナミノリ
上条「きたー」ウケトメ ギュッミコタン
みこ「えへへ」ニコニコ
上条「どうだみこたん。乗り心地はいいか?」ゲコタ
みこ「うん! えへへ、ありがとうぱぱー!」パァァ
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「ふにゃー」テレテレ
美琴「おーい、早く来てー」テヲフル フカイホウニイル
黒子「もう次の波が来ますわよー」
上条「はいはい」ゲコタオス コッチニシライノホウガイイキガスルケド
みこ「えへへ」
ワーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
美琴「何か騒がしいわね」ムコウノホウ
黒子「何があったんでしょう?」ハテ
上条「さぁ? ってかもう昼だな」トケイミル
みこ「ぱぱ、みこおなかへったー」グゥ
上条「よし、じゃあ昼飯にするか」ゲコタ&ミコタンスイー
みこ「えへー」スイラレー
美琴「私も行くー。黒子、アンタ何がいい?」オヒル
黒子「お姉さまとみこちゃんと同じものを3人で交換しあって―――」ハァハァ
美琴「カキ氷のシロップ無しね。わかった」バチャバチャ
黒子「お姉さまーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!」ヒィィィ
屋台付近―――
ワーーーーー ワーーーーー
上条「何がそんなに盛り上がってるんですか?」
屋台のおっちゃん「あぁ、今大食い大会をやっててね。ウチの焼きそばなんだがチャレンジャーがめちゃくちゃいい食いっぷりで」アハハ
上条「チャレンジャー? 大食い?」ピクッ
おっちゃん「お陰でウチも儲かってるよ。他のお客さんも買っていってくれるしね」
みこ「ぱぱ、みこもー」ダラーヨダレ
上条「じゃあ俺らも焼きそば買うか。御坂も焼きそばでいい?」
美琴「いいわよー」
上条「じゃあ白井の分と…、あいつには千円あげたから大丈夫か。すみませーん、焼きそば4つとフランク4つください」
おっちゃん「まいどっ!」ジュー
上条「出るまでちょっと大会見てくるか、御坂はみこたんとここにいてくれ」スタタ
美琴「おっけー。出来たら戻ってるわよー」
みこ「ぱぱはやくきてねー」パタパタテヲフル
上条「うーい」タタタ
おっちゃん「(ぱぱ…? え? このおじょうちゃんがママ? 学園都市…、実におもしろい)」ジュージュー フクヤマサンジャナイヨ
大食い大会会場―――
実況『さぁ! いよいよ残り1分となりました! 果たして優勝は誰の手にっ!?』オォォォォ
チャンピオン「」シーン
実況『おおーっと、ここでチャンピオンの手が止まった! 完全に白目をむいているっ! 目、鼻、口、耳から麺がこんにちはしているーーーっ!!』メシクイナガラヨンデタラゴメン
チェレンジャー「ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブッ!!!!」ゴォォォ
実況『』スゲェ
ドクター「」フルフル ストップ
実況『ああっと! ここでチャンピオンサイドドクターストップーーーっ!!!!』ワーーッ
実況『焼きそば完食の皿、チャンピオン59皿。チャレンジャー101皿。優勝は…、チェレンジャー『しすたー』さんだーーーっ!!!!』ワワワワァァァ パチパチパチパチ
Index「ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブッ!!!!」ゴォォォ102
実況『あ、あの…しすたーさん?』オロオロ
Index「ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブッ!!!!」ゴォォォ103
実況『ひぃぃ! だ、誰か止めろーーーっ!!!!』ダダダダ
上条「何やってんだアイツ…」
シートのところ―――
黒子「猫缶余ってましたわ」サッ
スフィンクス「にゃー」アリー カツカツカツカツ
美琴「黒子おまたせー」スタタタ
みこ「くろこー」テテテテ
黒子「お姉さま! みこちゃん!」パァァ コレハハーレム
上条「おーっす」スタタタ
黒子「」チッ
美琴「あれ、結構早かったわね」
上条「俺が行った時にはもう終わってたんだよ」
みこ「ほぇー」
黒子「何があったんですの?」
上条「大食い大会がやっててさ」ウン
美琴「それで?」
上条「優勝コイツだった」サッ
Index「もぐもぐ」ヤキソバ
美琴 みこ 黒子「」
スフィンクス「にゃー」スゲェ
Index「優勝の景品はコレだったんだよ」サッ
上条「なになに…?『孤島へご招待! 親子3人で行く2泊3日宿泊券!』」ピンポイント
美琴「(親子?)」ピクッ
黒子「(3人?)」ピクッ ワタクシ+オネエサマ+ミコチャン
みこ「おいしいね」モグモグ ヤキソバ
スフィンクス「にゃー」ネコカンウマシ
Index「それ食べられるの?」コトウ
上条「え? あぁ、まぁそうな。招待券じゃ料理とか出してくれるのかもな」ウン
Index「それは是非行ってみたいんだよ!」パァァ
上条「まぁお前が貰ったのだしな、ほい」サッ
Index「親子3人って?」ハテ
上条「まぁ…、お前ならあと男と子供一人じゃない?」オヤコニハミエナイダロウケド
美琴「…!」デデーン
Index「んー」
美琴「アンタ…ちょっと、こっちきて」グイ
Index「短髪?」ヒッパレ
上条「?」
黒子「」マサカ
上条「うまいな」ヤキソバモグモグ
黒子「確かに屋台で食べる焼きそばは別格ですわ」モグモグ
みこ「もふー」フランクマルカジリ
上条「あぁぁ、みこたんちょっとまってな」スススッ ヒトクチサイズニ
上条「ほい、みこたん。あーん」サッ
みこ「あー…はむっ。ふぇへふぇへ」モグモグ
Index「ただいまなんだよー」スタタタ
上条「おぉおかえり。どこ行ってたんだよ」
Index「ちょっと闇の取引をしてたんだよ」
上条「はぁ? …ん?」チラッ
美琴「///」モジモジ
黒子「お姉さま?」
みこ「まま?」
美琴「あ、あの…さ」モジモジ
上条「?」ハテ
美琴「これ、行こ」カミジョウサンヘサッ オヤコサンニンケン
黒子「」
Index「学園都市の繁華街で食べ放題1週間の旅と交換だったんだよ」チケット
アクアマリンセブン、某所―――
???「聞いたか?」
???「美琴ちゃんやるわね…」
???「と言いますかこんな?は意味がないですね」
旅掛「それもそうですな」?トル
美鈴「それよりパパ、あのチケットの宿泊先今から取れない?」オモシロソウ
旅掛「うむ。調べてみよう」ピポパ モシモシ?オレダ チガウ、マフィアジャナイ
詩菜「ところで刀夜さんは…?」キョロキョロ
女の人「えぇーっ? 神奈川から来たんですかぁ?」スッゴーイ
刀夜「いやー、息子に会いにね」アハハ
詩菜「」プッ フキヤ
刀夜「」プスッ バタン
女の人「」
流れるプール―――
Index「」シーン プカーゲコタニノッテル
上条「大丈夫だよな?」ウエムイテルカライキハデキルシ
スフィンクス「ZZZ」プカー ネコヨウウキワ
美琴「あー楽ちん」プカー ゲコタニツカマッテル
黒子「そうですわね」プカー オナジクゲコタ
みこ「えへー」カミジョウサンニカタグルマ
上条「んー」カタマデモグッテル
みこ「ぱぱ、もっとはやくー」ホッペムニー
上条「ふぁい」テーンテーンテーンアルク
みこ「きゃっきゃっ♪」エヘヘ カミジョウサンノホッペペチペチ
美琴「…あ、足―――」ジー
黒子「お姉さま。足がつっちゃったとか言って上条さんにしがみ付くのは無しですわよ」
美琴「」ギクッ
ウォータースライダー―――
みこ「ぱぱといっしょにすべるー」ジー
上条「これみこたん行けるのか?」
黒子「お子様の場合は保護者同伴みたいですわ」7サイイカ
上条「じゃあ大丈夫か」
美琴「あ、あの…さ」モジモジ
上条「どした御坂?」ハテ
美琴「こ、これ…3人用なんだけど…」モジモジ ウキワミタイノ
上条「え? そうなの?」
みこ「ままもいっしょにすべろー」エヘー
美琴「///」ヤッタ
黒子「そ、そんなのダメですわ! お姉さまはわたくし―――」アセアセ
みこ「うっ」ウル
黒子「――はこの子と待ってますので楽しんできてくださいまし」スフィンクス&Index
上条「悪いなー」ヨロシクー
みこ「ぱぱだっこ…」テノバシテセノビ
上条「はいはい…ほっ」ヒョイミコタン スタスタ
美琴「じゃ、じゃあ…ごめんね黒子。ちょっと行ってくる」スタタタ
黒子「」カクカク
スライダー入り口―――
上条「ところでさ」
美琴「なによ」
上条「みこたんは一番後ろじゃ危ないし、かと言って真ん中でも危ないしで一番前」
美琴「うん」コク
みこ「わーい」ルンルン
上条「で、お前どこに座るよ? 真ん中? 一番後ろ?」
美琴「ふぇ? わ、私?」オロオロドキドキ
上条「俺はどっちでもいいけど…、一番後ろだとお前に捕まってないといけなくなる」
美琴「///」ボンッ
美琴「(そ、そんな事になったら絶対ふにゃーってなってみこちゃんが危険に…)」ガクガクアブナイ ケドヤッテホシイ
美琴「そ、そうね。アンタ変な所触りそうだし私が一番後ろにするわ」ツンツン
上条「何だよ変なところって…」ハァ ツカムトコロナンカネェジャントカイッタラコロサレル
美琴「あぅ…」プスプス
係員「よろしいですかー?」
みこ「えへー」マエ
上条「いつでもOKっす!」マンナカ ミコタンギュッ
美琴「えへ、えへへ」ウシロ
上条「おい御坂」クルッフリカエル
美琴「ぎゃ、ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!!! こっち向くな! 顔が…顔が大変な事に!」ニマニマ
上条「はぁ? お前もうちょっと掴まれよ。結構スピード出るみたいだぞ」
美琴「ふぇ!? …そ、そうね! 落ちると危ないもんね!」アセアセ
上条「そうですよ」
美琴「じゃ、じゃあ…、ん」ギュッカミジョウサン
上条「(はぅっ!? 自分から言っておいて何ですが御坂さんの慎ましい何かが!)」ドキドキ
美琴「///」ドキドキ
上条「だ、大丈夫か?」ドキドキ
美琴「う、うん…。大丈b――――」ドキドキド
係員「はい。いってらっしゃーーーーい」オス
上条 美琴「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!???????」」ゴォォォォ
みこ「ふぁーーーーーーーーーーーーーーーーー」シャァァァァ
係員「ちっ」カーーッ、ペッ
他の客(男)「」ウンウン ヨクヤッタ
上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!???????」ゴォォォォォ
美琴「んんん~~~~っ!!!!」ギュウウウ カミジョウサン
みこ「えへ、えへへー」キャッキャッ
上条「は、はぇーーーーーーーーーーっ!!! つか長ぇーーーーーーっ!!!!」ゴォォォォギュッミコタン
みこ「ふ、ふにゃー」トロローン
美琴「///」プスプスプスプス
上条「おぉぉぉぉぉぉぉっ!!!! おぉぉぉぉぉぉっ!!!」グルングルングルン
みこ「きゃーーーーーっ♪」エヘヘヘヘ
美琴「えへへへへへ」チガウイミデ
ぴかっ―――
上条「! で、出口―――――」ハッ
どっぼーーーーーーーーーーーーーーーーんっ
上条「ごほっごほっ…! …はっ! み、みこたんはっ!?」キョロキョロ
みこ「えへー」カミジョウサンヲマエカラギュッ
上条「」ホッ
上条「あ、あれ? 御坂は?」キョロキョロ
美琴「えへー」カミジョウサンヲウシロカラギュッ
上条「えっと…」
美琴「えへー」ニマニマ
みこ「えへー」ニヤニヤ
上条「離れてくれないと歩きにくいっていうか」ナントイウカ ミコタンダッコ、ミコトタンオンブ
美琴「えへー」テレテレ ギュッハナレナイ
みこ「えへー」トロトロ ギュッハナレナイ
上条「…ダメか」ハァ
黒子「お姉さま! いつまでへばりついてるんですの!」イライラ
美琴「ふぇ!? く、黒子!」ドキッ
黒子「もうスライダーは終わったんですからくっついてる必要はないんですの!」イライラ
上条「そうだぞ、御坂。みこたんならまだしもお前―――」
美琴「痛っ」カオユガメル
上条「え?」
美琴「今ので足挫いちゃったみたい」イテテテ
黒子「はっ! 上条さん騙されては―――」コレハシバイデスワ
上条「そうなのか? しょうがねぇな、シートんとこまで連れてってやるよ」スタスタ
黒子「」
美琴「///」テレテレオンブチュウ
みこ「えへー」パパァーダッコチュウ
Index「」シーン
スフィンクス「くぁ…」ヨクネター
スライダー~シートまでの道―――
上条「ふーふふん、ふーふふん、ふんふんふーん♪」ナントモイエナイハナウタ&ココチヨイユレ&カミジョウサンノアタタカサ スタスタ
みこ「んにゃ…」ウトウト
美琴「ふにゅ…」ウトウト
上条「おや、みこたん寝ちまうな」フーフフン スタスタ
みこ「んー」スヤ
上条「はは、おい見ろよ御坂。みこたん寝ちまっ―――」アハハ ツカレタンダナ スタタ チラッ
美琴「すー」ZZZ
上条「」
上条「こいつら…」ハァ スタタ
上条「…」ンー スタスタ
上条「ふーふふん、ふーふふん、ふんふんふーん♪」スタスタコモリウタ
みこ 美琴「「ふにゃー」」テレテレトロトロ
スライダー出口―――
黒子「」
Index「」シーン
スフィンクス「んー」シャシャシャッ カオカク
黒子「」
Index「」シーン
スフィンクス「んー」カラダノバス
黒子「」
Index「」シーン
スフィンクス「にゃ?」ハテ
黒子「」
Index「」シーン
スフィンクス「にゃー」スタタ サキカエッテルー
シートの所―――
みこ「んー」コロン
美琴「んー」コロン
みこ「えへ」ニヤ
美琴「えへ」ニヤ
みこ「むにゃむにゃ…」ギュッミコトタン
美琴「むにゃむにゃ…」ギュッミコタン
みこ「ふにゃー」テレテレ
美琴「ふにゃー」テレテレ
みこ「すー」スヤスヤ
美琴「すー」スヤスヤ
上条「仲いいな、こいつら」マァ オヤコダシ
上条「…」ジリジリ ヒザシ
上条「」ササッ ミコトタントミコタンガヒヤケシナイヨウニパラソル
上条「ふぅ」カンペキ
ちょっと後―――
みこ「んぁ?」ハッ メザメル
みこ「んー…」メ、ゴシゴシ
美琴「えへえへへ」フニャフニャ
みこ「ままぁー」ホッペムニー
美琴「ふぁいー」ムニラレ
みこ「むー」オキナイ
みこ「…あれ? ぱぱ?」キョロキョロ
みこ「…」シーン
みこ「うっ…」ウル
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
みこ「……おしっこ」ムズ
みこ「ままーおきてー」ムニームニー
美琴「ふぇへへ」ダメダヨ、トウマァー
みこ「あぅー」モジモジ
美琴「すーすー」ZZZ
みこ「あうあうあう…」モジモジモジ
上条「あれ、おー! 起きたか、みこたーん」スタスタ カミジョウサントイレイッテテナァ
みこ「ぱぱーっ!」パァァ
上条「へ?」
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇん」テテテテテテ
上条「おー、よしよし。どした?」ヒョイプルプルミコタン
みこ「おしっこ…」プルプル
上条「え? おしっこ?」ヨシ トイレイクカ
みこ「」プルプル
上条「…………もう?」デチャウ?
みこ「」コク
上条「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!」ダダダダダダ
トイレ―――
上条「ギ、ギリギリセーフ…」ハァハァ ジョシトイレハイルユウキナイノデダンシトイレ
みこ「ぱぱーいるー?」ドアノムコウ
上条「いるよー」
みこ「……いるー?」
上条「いるよー」
みこ「えへー」
ガチャッ ミコタンガハイッテルトナリノトイレノドアヒラク
上条「ん?」チラッ
旅掛「ふぅー…、ん? あ」スタスタ チラッ
上条「…?」ハテ
旅掛「」ミツカッタ
旅掛「」カタカタカタカタ
上条「あ、あのー…」
ジャー ミコタンガハイッテルトイレノドアヒラク
上条「お」キタ
旅掛「っ!」シュピッ カクレル
みこ「ほぇー」スッキリ
上条「おぉみこたん。もういいの?」ハテ
みこ「うん。ぱぱありがとー」コク エヘヘー
上条「よしよし、じゃあ手洗って帰ろうか。みさ…ママが待ってるしね」ナデナデ
みこ「はーい」テテテテ ピタ フェェェ テアラウトコロニトドカナイ
上条「ほい」ヒョイミコタン
みこ「んー」ジャブジャブ
上条「…あれ、そういえば」チラッ ミコタンチュウ
みこ「んー」ジャブジャブ
上条「さっきの人どうしたんだろう」ミコタンチュウ
みこ「あらえたー」テ
上条「おぉ。よしよし、じゃあ行こうかー」カタグルマ
みこ「えへー」ニコニコ
トイレ シーーーーン…
旅掛「」ヌッ
旅掛「…ほっ」
旅掛「何とか美琴ちゃんの父親だと知られずに済んだ」アブネェ
旅掛「……しかし」
旅掛「やたら懐いていたな」ミコッテイウノカ
旅掛「いいパパっぷりだったし…」ウーン
旅掛「…」
旅掛「これは早急に第3回上条当麻と御坂美琴の結婚フラグをなんとか成立させようの会を開催しなくてはっ!!!!」ダダダダダ テジャブジャブ ダダダダ
旅掛「…あれ? でも子供いるんじゃ、もしかしてもう?」シラナイウチニ?
シートんとこ―――
美琴「あうあうあう」オロオロ
美琴「スライダー滑り終わったと思ったらアイツにおんぶされて(して)、ここに向かってたと思ったら意識失って…」アウアウ
美琴「起きたらアイツもいないし、みこちゃんもいないし…」クロコモアノシスターモ オロオロ
スフィンクス「にゃー」
美琴「猫は帰ってきたけど…」ナデナデ
スフィンクス「にゅー…」セイデンキ
美琴「あぅ…」シュン
みこ「ままー」パタパタテオフル カタグルマチュウ
上条「おーす」スタスタ
美琴「あ…」パァァ
上条「ほい、着いた」ミコタンオロス
みこ「ままただいまー」エヘ
美琴「ど、どこ行ってたの?」ミコタンナデナデシナガラカミジョウサンチラッ
上条「トイレだよ、トイレ」ウン
美琴「そ、そっか」
みこ「ままおこしたのにおきなかったー」
美琴「あぅ…、ごめんね? みこちゃん」シュン キモチノイイユメヲミテテサ
みこ「いいよー」エヘー
上条「そういやアイツと白井まだ帰ってきてないのか」キョロキョロ
美琴「そうみたい…」
スフィンクス「にゃー」チナミニマダスライダーニイマスヨ
みこ「よしよし」スフィンクスナデナデ
スフィンクス「ごろろろ…」キモチイイ
美琴「じゃ、じゃあさ」モジモジ
上条「ん?」アグラノウエニミコタン
みこ「にゃーんにゃん」モモノウエニスフィンクス ナデナデ
スフィンクス「にゃー…」ゴロロロ
美琴「黒子達が帰ってくる前に決めちゃおうよ」モジモジ
上条「決める? なにを?」ハテ
美琴「こ、これよ。これ」サッ チケット
上条「あー孤島宿泊券ね。決めるって…、あー、行く日か」ウン
美琴「アンタ相変わらず補習があるんでしょ? だから入ってない日が3日続いてる日を教えて」
上条「ちょっと待ってな」ピピピ ケイタイ
美琴「」モジモジ
みこ「にゃんにゃん」スフィンクスノマエアシヒョイヒョイ
スフィンクス「にゃうー」オロロ
上条「あ」コレハ…
美琴「?」ドシタノ?
上条「3日連続で補習無しは明日から3日しかねぇ」キリッ
美琴「」
上条「お、おい…何でいきなり帰り支度なんか…」オロオロ
美琴「今から急いでセブンスミストに買い物行くからに決まってるでしょ!」バタバタ
上条「き、決まってるんですか」オロオロ
みこ「ほぇー」スフィンクスダッコチュウ
スフィンクス「にゃうー」ダッコサレ デモミコタンチッチャイノデアシツイテル
美琴「せ、せっかく色々遊ぶところあるみたいだからその準備もいないと!」ワタワタ
上条「遊ぶところー? どれどれ」チケット
透き通った海と空! 最高のプライベートビーチ!
ふかふかのベッドと広い大浴場でお客様の疲れをとります! 露天風呂もあったりなかったり!
夜遅くに泳ぎたい時には備えのプールで!
ホテルの後ろは森になってますが、森は浅く、凶暴な動物も危険な虫もいないので安心です! 多分。
夏にはカブトムシなども獲れますよ!
上条「…いいな」
美琴「でしょ! だから色々準備しないと」カタスカタス
上条「んー…、でも確か前にもこんな招待券が来たような…」オモイダセナイ キオクソウシツノマエカ
美琴「あ、黒子達呼んでこないと」カエルッテ
みこ「みこがよんでくるー」テテテテ
美琴「あ、みこちゃんだけじゃダメよ!」マイゴニナッチャウ
上条「俺に任せろ!」スタタタタタ
そして案の定迷子なみこたん―――
みこ「ふぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇん」エーンエーンポロポロ
みこ「ぱぱぁー、ままぁー…」ポロポロテテテテ
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
係員「どうしたのー? 迷子になっちゃったのー?」メノマエ
みこ「ふぇぇぇ…?」チラリ
係員「パパとママと一緒に来たのかなー?」ナデナデ
みこ「…うん」コク
係員「そっかそっか。じゃあパパとママも探してるから一緒に迷子センター行こうね」
みこ「…うん」コク テテテテ
迷子センター―――
係員「さて、お嬢ちゃんのお名前は?」ナンテイウノ?
みこ「みこ…」ウルウル
係員「みこちゃん…と。何歳かなー?」
みこ「さん…」デモテハパー
係員「ん? 3歳? 5歳?」ドッチ?
みこ「さんー」パー
係員「…ま、まぁ3歳~5歳って事ね。パパのお名前は?」カキカキ
みこ「………ふぇぇぇ」ポロポロ
係員「あぁぁ…、大丈夫。ママのお名前は分かるかな?」
みこ「…ままはみこと」ウルウル
係員「みこと…ね。じゃあ今アナウンス入れるか―――」スタスタ
上条「すみません…、迷子になってるであろう子を探してたら迷子になっちゃって……、3歳くらいの女の子なんですが…」ペコペコ アトウォータースライダーッテドッチデスカ?
みこ「あ、ぱぱーーーーーっ!!!!!」パァァァ
係員「」
シートのとこ―――
美琴「アイツ遅いわね。黒子に何か言われてるのかしら…」ウーン
ぴんぽんぱんぽーん♪
美琴「ん?」
アナウンス『本日はアクアマリンセブンにお越し頂き誠にありがとうございます。お客様に、迷子のお知らせをいたします』
美琴「迷子? …まさかみこちゃん!」ガタッ
アナウンス『第七学区よりお越しのー、御坂、美琴さま。第七学区よりお越しのー、御坂、美琴さま。お子様と…えっと、旦那さん? え? 違うんですか?』デモパパッテ
美琴「」
アナウンス『えー、お子様とー、お子様のお父様が迷子になっております。至急ー、迷子センターまでーお越し下さいませー』
ぽんぽんぽんぽーん♪
美琴「…」
迷子センター―――
美琴「すみませんすみません、うちの子と…ぱ、ぱぱぱパパがお世話になりました」カァァ ペコペコドキドキ
上条「」プスプス
みこ「ぱぱー」ツンツン ウゴカナイ
係員「い、いえ…」ソンナ
美琴「そ、それじゃあ…ほら、行くよ。みこちゃん」ヒョイミコタン
みこ「ぱぱはー?」ウル
美琴「ほら、いつまで伸びてるのよ。行くわよ」ビリビリッ
上条「あばばばばばばばばっ!」シビレル
係員「」
上条「あ、あれ?」ココハ?
みこ「ぱぱー!」パァァ
上条「おぉ、みこたん…と」チラッ
美琴「///」プスプス
上条「どした御坂」ジー
美琴「な、何でも…」モジモジ
スライダー出口―――
日焼けで真っ黒子「」
日焼けで黒シスター「」シーン
美琴「黒子ー」スタタタ
真っ黒子「お姉さまっ!?」ピクン
みこ「くろこー」テテテテ
真っ黒子「はぁぁぁぁぁあああああああっ!!!! た、たまんねぇぇぇえええええええっ!!!!」ゾクゾク
上条「…こいつはまだ起きないのか」Indexツンツン
スフィンクス「にゃー」ツギオキルノハ3ジノオヤツノジカン
上条「んー…」
上条「おやつだぞー」ボソッミミモト
Index「食べるんだよっ!」ガバッ
スフィンクス「」
美琴「黒子、帰るわよ」ハヤクシタクシテ
真っ黒子「はい?」ナンデ? マダ3ジマエデスワヨ?
みこ「かいものー」
真っ黒子「お供しますわっ」キリッ
美琴「あー…、買い物は私たちだけで行くからさ、黒子は先帰っててくんない?」
真っ黒子「な、なんでですの! わたくしもお姉さまや、みこちゃんと一緒に―――」ガァァァ
みこ「くろこーまっててー」
真っ黒子「御意ですわ」キリッ
Index「なんだ。まだ3時じゃないんだよ」スッ ネル
上条「」サッ フランクフルトノアマリ
Index「」ムクリ
上条「よし、じゃあ帰ろうぜー」スタスタ フーラフラフランク
Index「」フラフラー マツンダヨトウマァー
スフィンクス「にゃー」スタタタ スゲェ
セブンスミスト―――
上条「虫網も買うの?」
美琴「だって…」チラッ
みこ「えへー」ムシカゴジー
上条「みこたんカブトムシ好きなの?」
みこ「うん」コク カッコイイ
美琴「じゃあ…パ、パパに獲ってもらおうね」カァァ
みこ「うん! ぱぱ、かぶとむしとってー」ズボンギュッ
上条「お、おぉ…運が良ければね」ウン オレジャカクジツニトレナイケド
みこ「えへー」ポワポワ
美琴「一緒に探すなら日焼け止めと虫除けスプレー、帽子にリュック…」ブツブツ
上条「えっと…御坂さん? そんな重装備にしなくてもいいのでは?」フツウニワンピサンダルトカデ
美琴「あまりカブト捕りを甘くみると痛い目にあうわよ!」ガァァ
上条「そ、そうなんですか…」アハハ
色々買って上条さん家―――
上条「…で、色々買った結果」チラッミコタン
みこ「えへー」パンパラリーン ムギワラボウシ+ミドリトシロノミズタマワンピース+ゲコタノクツシタ+ゲコタノクツ+ミドリノムシカゴ+ムシアミ+ゲコタノリュック(小)+ゲコタノスイトウ+ゲコタノタオル
上条「緑すぎやしませんかね」コレハ ミドタン
美琴「その他にゲコ太の水着にゲコ太のバスタオル、下着はケロヨンとピョン子でパジャマもゲコ太の着ぐるみバージョンよ」ササッ
上条「…これお前の趣味に合わせてるわけじゃねぇよな?」モシカシテ
美琴「そんなんじゃないわよねー?」ヒョイミコタン
みこ「うん! みこげこたすきー」エヘヘ
美琴「ほらね」フン
上条「(いや、確実に洗脳を…)」ガタガタ
美琴「はっ! いけない! 大切なもの忘れてた!」ガタッ
上条「な、なんだ!?」ドキッ
みこ「ふぇ?」ハテ
美琴「リュックにキーホルダー(ゲコ太)つけるの忘れてたわ」ツケル
上条「」イラネェ
みこ「えへー」ルンルン
Index「」シーン ベッドデ
スフィンクス「ZZZ」クッション
その後―――
美琴「それじゃあ、明日遅刻しないでね」ゲンカンデクツトントン
上条「ありがとなー」
みこ「ままぁー…、また行っちゃうの?」ウルウルミアゲル
美琴「ごめんね。今日も帰らないと」リョウカンニイロイロイッテコナイト ナデナデ
みこ「うぅ…、おきたらすぐきてね」ウルウル
美琴「もちろんっ。じゃあ…また明日ね!」バタン タタタタ…
みこ「…」
上条「…」ミコタンチラッ
みこ「」プルプル
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「…えへ。ままはやくきてくれるといいね」テレ
上条「そうだな」ナデル
風呂の後―――
上条「みこたん暑くない?」
みこ「うん」コク ゲコタキグルミパジャマ
上条「じゃあパパはお風呂拭いてくるから、みこたんはトイレにいってきな」
みこ「はーい」テテテテ ゲコタハシル
上条「むぅ…」カエルガニソクホコウシトル
上条「あ、そういえば」チラッベッド
Index「」シーン
上条「メモでも残しておくか」カキカキ
上条「『起きたら多分いませんが、3日後には帰るので明日から御坂から貰ったチケットで旅をしてきてください。朝ごはんは例の所にあります』…っと」カキカキ
スフィンクス「にゃー?」ナニシテンノ?
上条「こいつの事よろしくな」ナデナデスフィンクス
スフィンクス「にゃっ!」
上条「よしよし」
スフィンクス「ごろろろ…」キモチイイ
みこ「ぱぱー」テテテテ
上条「おや、みこたん。おしっこしてきた?」
みこ「うん」コク
上条「あ、風呂まだ拭いてないや」イケネ
みこ「もう、ぱぱ、めっ」プンプン
上条「ごめんなー」ナデナデ
みこ「ふにゃー」トロローン
風呂場―――
上条「カモーン、みこたーん」ヨクソウデネテル
みこ「とー」ピョーンポテッカミジョウサン
上条「よしよし」ナデナデカエルミコタン
みこ「ふにゃー」テレテレ カミジョウサンニウツブセチュウ
上条「明日もたくさん遊べるぞー」ヒョイミコタンタカイタカイ
みこ「かぷとむしとれるー?」ジー
上条「頑張って探そうな」
みこ「うん! えへー」ポワポワ
上条「じゃあ明日のために早く寝ますかね」ミコタンオロス
みこ「うん」コク
上条「んー…、それにしても、みこたんのこの異様な抱き心地は一体…」ギュッミコタン
みこ「あぅー…」フニャー
常盤台女子寮208号室―――
美琴「これもいるし…、制服は…いらないか。別に」ゴソゴソポイチョ
黒子「お姉さま」ヌッ
美琴「ぎゃあああああああああああっ!!!」
黒子「わたくしですわ」
美琴「く、黒子! アンタねぇ何回同じ事言わせる―――」ガミガミ
黒子「どこか行かれるのですか?」ソンナジュンビナサレテ
美琴「へっ? えっと…あの、そう! 合宿よ!」デデーン
黒子「合宿ですの? 部活などには入られてませんわよね?」ナンノ?
美琴「それは……、そう。レベル5のみ参加の超極秘な合宿なの!」アハハ
黒子「……今思い切り言い放ちましたけど」ダイジョウブデスノ?
美琴「う、うん。私は黒子の事信じてるからさ」アハハ
黒子「お姉さま…わかりましたわ! 存分に合宿されてきてくださいまし!」テギュッ
美琴「」ホッ
黒子「お姉さまの留守中はこの黒子が責任を持ってみこちゃんのお世話を致しますわ!!!」デデーン
美琴「」シマッタァー
学園都市第七学区某ホテル―――
詩菜「第3回上条当麻と御坂美琴の結婚フラグを何とか成立させようの会ー」
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」パチパチパチパチハクシュ
詩菜「今回の議題は前回に挙げられた旅行のプランなんですが―――」
刀夜「それは当麻達が行く孤島での予約が取れたのでOKだろう」ウン
美鈴「ですね。ありがとね、パパ」
刀夜 詩菜「「ありがとうございます」」ペコ
旅掛「いやいや」ソンナ
刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチ
旅掛「しかし今回の会議はそれだけにあらず」マジデ
美鈴「むしろこっちが本題ね」マジデ
刀夜「当麻…、まさかお前が小学生に手を出そうとはな…」クッ
旅掛「…」
刀夜「御坂さん。申し訳ありません。うちの当麻が―――」ガタッ
旅掛「いえ」ピタットウヤトメル
刀夜「?」
美鈴「…?」パパ?
旅掛「確かにちょっとばかし時期は早かったかもしれませんが、俺たちが今ここであーだこーだ言ったところでどうにもならないでしょう。それに実は今日の昼間上条くんに会ってしまったんです」グウゼンニ
刀夜 詩菜 美鈴「!!!」マジカ
旅掛「上条くんをパパと呼んでいた子、みこちゃん、という名前の子でした。あの子は本当に上条くんに懐いているようで」ムカシノミコトチャンノヨウデカワイカッタナァ…
刀夜 詩菜 美鈴「…」
旅掛「既に生まれた命なら最大限サポートしてあげるのが我々の勤めではないでしょうか?」チガイマスカ?
刀夜 詩菜 美鈴「…」シーン
刀夜 詩菜 美鈴「」パチッ…
刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチパチパチ…
刀夜 詩菜 美鈴「」ワーーーッ ガタッスタンディングオベーション パチパチパチパチ
旅掛「///」テレテレ
詩菜「でば、ぼんびずぼばばび…」ナイテル
刀夜「母さん…、ほら」ティシュー
詩菜「ずびばぜん、どーやざん…」
刀夜「よし、綺麗」ウン
詩菜「///」テレテレ
美鈴「パパもかっこよかったわよ」
旅掛「///」テレテレ
詩菜「では今回の議題。最早結婚フラグが立っているので、この会議の名前を変えたいと思います」
刀夜 美鈴 旅掛「」パチパチ
詩菜「ではどんどんと意見を」ホワイトボード
美鈴「上条当麻と御坂美琴の愛の巣を守ろうの会」
刀夜「上条当麻にこれ以上他の女の子とフラグを立てさせないの会」
旅掛「みこちゃんファンクラブ」カイチョウハオレ
美鈴「上条当麻と御坂美琴をもっともっといちゃいちゃラブラブちゅっちゅさせようの会」
刀夜「フラグブレイカーへの道、上条当麻を育成計画」
旅掛「みこちゃんをこの上なく愛でようの会」カイチョウハオレ
詩菜「では次回の第4回からは『みこちゃんをこの上なく愛でようの会』に決定しましたー」パチパチ
刀夜 美鈴「」パチパチパチハクシュ
旅掛「まさかの採用とは」パチパチ
詩菜「では会長を旅掛さん。副会長に刀夜さん、美鈴さん。会計私で」
刀夜 旅掛 美鈴「」パチパチパチハクシュ
詩菜「では新会長から一言頂きます」チラッ
刀夜 美鈴「」ジー
旅掛「んんっ!」セキバライ ガタッ
旅掛「この度は、みこちゃんをこの上なく愛でようの会の会長に推薦していただき誠にありがとうございます」ペコ
刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチパチハクシュ
旅掛「わたくしが新会長になったからには全力をあげて我らが天使、みこちゃんをこの上なく愛でるプランを考えたい次第であります」
刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチパチ
旅掛「まずは、このファンクラブ成立を記念し直接本人にコンタクトを取りたいと思います」
刀夜 詩菜 美鈴「おぉ…」マジカ
旅掛「わたくしが仕入れた情報によれば例の孤島へあの一家が出向くのは明日かららしいのです」ショルイ
刀夜 詩菜 美鈴「!!!」サスガカイチョウ
旅掛「そこで我々は先回りし、みこちゃんが島へ到着されたら一日目は温かく見守り、二日目に熱烈な歓迎を致しましょう」
刀夜 詩菜 美鈴「」オォォ パチパチパチハクシュ
そんな事になってるとは知らない上条さん家の早朝―――
目覚まし「ぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!」アサダゼーデモマダゼンゼンハヤインダゼー ホラケスンダロ? モウヒトオモイニヤッテク――
上条「んー…」カチッ
目覚まし「―――…」シーン
上条「あー…、朝か」ンー!セノビ
みこ「んにゅー」スヤスヤ
上条「さすがにみこたん起きてないか」ジー マダ5ジダシ
みこ「んにゅー」カミジョウサンノウエデネテル
上条「よしよし」ナデナデカエルミコタン
みこ「えへー」ニマー
上条「みこたんが寝てる間に着替えちゃいますかね」スッ オコサナイヨウニオロス
みこ「………ふぇぇぇ」ポロポロ サミシイ
上条「あ、あら?」ノセル
みこ「…えへー」ニマー
上条「」スッ オロス
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
上条「むぅ…」ドウシヨウ マタノセル
みこ「えへー」ポワポワスヤスヤ
公園、自販機前―――
上条「おまたせー」スタスタ
美琴「おっそいわよ、いつもいつも! 大体アンタは時間通りに…むぐっ!?」クチニテ
上条「しー」メデセナカノホウチラチラッ
美琴「あ」
みこ「んゅー」スヤスヤ
美琴「あは。まだ早いもんね」
上条「です。だからあまり大きな声出すなよな」
美琴「わ、わかったわよ」ナンカナットクイカナイケド
上条「ちなみに遅れた理由は着替えに苦労したからです。主に俺の」ウン
美琴「ま、もういいわよ。…って、あ。ちょっと、みこちゃん涎が…」スッハンカチフキフキ
みこ「えあー」キレイキレイ
美琴「はっ!」コ、コノコウズハ
上条「?」
美琴「///」ボンッ
上条「」
美琴「あ、あぅ…」モジモジフウフミタイ
みこ「ふぇー」ママァームニャムニャ
どっかの船乗り場―――
上条「…誰もいないな」ウン
美琴「誰もいないわね」
みこ「いないー」ミコタンオキタ
上条「ま、とりあえず船に乗って待つか。前もそうだったし」ウン
美琴「前?」ハテ
上条「何でもないです」
みこ「みこ、まえこれのっむぐっ」クチニテ
上条「あはは」
みこ「んももも…」
美琴「……まぁ、早く乗りましょ」
上条「じゃあ俺から…、ほっ」ピョーンスタッ
上条「よし、大丈夫そうだな。カモーン、みこたーん!」サァ
みこ「とー」ピョーン
上条「よっ」ギュッミコタン
みこ「えへー」テレー
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「ふにゃー」トトロ
上条「よし、御坂も来いよ」サァ
美琴「わ、私は一人で大丈夫よ」ドキドキ
上条「いいからいいから。カモーン、美琴たーん!」サァサァ
美琴「みっ!? みこっ、みこみこみこみこっ!?」アウアウアウアウ
上条「」
みこ「まま?」ヨンダ?
美琴「ふ、ふにゃーーーーーーーっ!」ピョーン
上条「よいしょー!」ウケトメェミコトタン
美琴「あぅ…」ギュッカミジョウサン
上条「……大丈夫か?」
美琴「………う、うん」ドキドキドキドキ
みこ「まままっかー」ジー
美琴「///」プスプス
移動中―――
美琴「いきなり動き出したわけだけど」コレッテ?
上条「全自動な船なんだよ、きっと」ウン フネノナマエハ、コマケェコタァキニスンナゴウ
美琴「何か冷静ね」
みこ「んしょ」ポテッ フネノソコニスワル ゲコタバッグゴソゴソ
美琴「あ、みこちゃんダメよ。お椅子に座らないと」ソゴレチャウ ヒョイミコタン イスニスワラセル
みこ「あぅ」
上条「何探してるの?」チラッ
みこ「んー…、あ。あったー! これー!」パァァ サッカミジョウサンノケイタイ
上条「あれ、俺の携帯。みこたん持ってたのか」サガシテタ
みこ「よる、ままとでんわしてたー」エヘー
上条「……お前な。まだ小さいんだから夜更かしさせるなよ」
美琴「あぅ…」ダッテ
その頃の上条さんの部屋―――
Index「いよいよこの券を使う時が来たんだよ!」ジャジャーン タベホウダイツアーケン
スフィンクス「にゃー」
Index「私はこの券を使い繁華街の生きる伝説になるんだよ!」ジャジャーン
スフィンクス「にゃー…」ホントウニナリソウデコワイ
Index「そんなワケでレッツゴーなんだよ!」カモーン、スフィンクースッ!
スフィンクス「にゃー!」ピョーンピトッIndex
その頃の常盤台女子寮208号室―――
黒子「」ウロウロウロウロ
黒子「」ウロウロウロウロ
黒子「」ウロウロ ピタッ
黒子「お姉さまがお留守でわたくししかみこちゃんのお世話が出来ないって時に『会った瞬間に泣き出して止まらなくなる病』なんていう難病にかかるなんて…」オロオロ
黒子「みこちゃん大丈夫ですの? 大丈夫ですの?」ウロウロウロウロ
孤島到着―――
上条「ん~~…、着いたーーーっ!」セノビー
みこ「わーーーーい!」テテテテテテテテテ
美琴「あ、みこちゃん一人で行っちゃダメよー!」スタタタタタ
上条「元気だなぁ…って、あれ? 俺らの他にも足跡あるな」ケッコウタクサン
上条「まぁ流石に俺らだけじゃないか」ウン
美琴「つかまえたっ」ヒョイミコタン
みこ「あぅー」バタバタ
上条「おーい、先にチェックイン済まそうぜー」
美琴「わかったー」スタタタ
みこ「ちぇっくいんってなに?」ハテ
ホテル内―――
上条「…」
美琴「…」
みこ「ほぇー」キョロキョロ
上条「…」
美琴「…」
みこ「ぱぱ」ママ? キョロキョロ
上条「……ここにも誰もいないのな」キョロキョロ
美琴「…でも部屋の鍵は用意されてるわね」ジャラッ
上条「ま、とりあえず部屋に行くか」ハナシススマンシ
美琴「」カクカク
みこ「ぱぱだっこ…」テノバシテセノビ
上条「はいはい、ほっ」ヒョイミコタン
みこ「えへー」ルンルン
上条さん一行の部屋―――
上条「おー、結構いい部屋だな」ケッコウヒロイシ オチツイタワシツ
美琴「そ、そうね」ドキドキ
上条「あれ。ベッド無いのか」マァ、ワシツダシナ
美琴「し、敷き布団ならあるわよ」ドキドキ
みこ「ぱぱとままとねるー」ダッコチュウ
上条「へ? また三人で寝るの?」オロオロ
美琴「み、みこちゃん…!」プスプス
みこ「ねるー…」ウルウル
上条「あぁぁ、分かった分かりましたよ」ネマスネマスイッショニネマス
みこ「えへ」テレー
美琴「///」GJ
んで―――
美琴「みこちゃんの日焼け止め&虫よけし終わったわよー」
上条「おーっす。お前も大丈夫か?」ムシヨケトカ
美琴「大丈夫よ」バッチリ
上条「みこたんも、道具持ったか?」チラッ
みこ「うん」コク ゲコタシリーズフルソウビ
上条「よし、じゃあ行くか! カブト獲りっ!!!」デデーン
美琴「でもこんな昼間から行って本当に獲れるの? 朝方とかじゃなかったっけ?」カブトムシトカッテ
上条「大丈夫」SSダカラ
美琴「」
みこ「ぱぱー、おおきいかぷとむしとってー」
上条「よし、パパがみこたんがえへーってなるくらいのカブトを獲ってやるからな」ヒョイミコタン
みこ「えへー」ポワポワ
森っぽい所―――
美琴「そういえばさ、ご飯とかどうなのよ?」ココッテ
上条「ん? 出るだろ? スポットが当たらない裏方さんが頑張ってくれてるよ」ウン
美琴「」ツゴウイイナ
上条「さて…、じゃあ早速カブト探しでもしますかね」サッ ミコタンオロス
みこ「わーい」テテテテテテテテテ
美琴「あ! みこちゃん! 一人で行っちゃダメだってば!」スタタタタタタタ
上条「元気だなー…、ん?」ウンウン、ウン? チラッ
カブト「」カサカサ
上条「」
みこたん美琴たんサイド―――
美琴「つかまえたっ」ヒョイミコタン
みこ「あぅー」バタバタ
美琴「一人で行っちゃダメって言ったでしょ」メッ
みこ「ふぇぇ…」ゴメンナサイ
美琴「カブトムシ見つけたの?」キョロキョロ
みこ「うぅん」フルフル
美琴「じゃあ一緒に探そうね」ナデナデ
みこ「うん」コク
美琴「あ、それと暑いから飲み物はちょくちょく飲んでね? はい」ゲコタスイトウ コポコポ サッ
みこ「ままありがとー、んむんむ」サッ ウケトル ゴクゴク
美琴「よしよしっと」タオルデミコタンノアセフキフキ
みこ「んむんむ」ゴクゴク
上条さんサイド―――
上条「うぅむ」ジー
カブト「」カサカサ
上条「ところでカブトムシってこれでいいんだっけ?」キオクガネェ
カブト「」イインダヨー カサカサ
上条「何か、虫かご買った時についてくる写真みたいな紙に写ってたやつに似てるけど…」ジー
カブト「」ホンチュウデスカラ カサカサ
上条「写真の奴には角があったような…」ジー
カブト♀「」ア、オスノホウデスネ ソレ カサカサ
上条「やっぱこいつじゃないか」タブンデカイゴキブリトカダロ ウン
カブト♀「」ゴキブリジャネェ カサカサ
みこたん美琴たんサイド―――
美琴「むっ! この木の上の方に何かしらの反応!」ピクッ
みこ「まますごいー」パチパチ
美琴「んー…、でも木じゃ登っていけないし…」ドウシヨウ
みこ「かぷとむしはきをけったらおちてくるよ」
美琴「ける? あぁ、蹴るのね! 任せてみこちゃん、蹴るのは得意よ!」エヘ
みこ「ままー」エヘー
美琴「ちょっとこれ持っててね」サッ ムシアミ
みこ「はーい」ウケトル
美琴「よし…、じゃあ行くわよ!」スタスタステップ
みこ「」ドキドキ
美琴「んー…、チェイサーーーーーーっ!!!」ズガンッハイキック
木「」グラグラグラグラッ
みこ「おぉぉ」ママスゴイ
蜘蛛「」ポテッ ミコタンノムナモト シカモケッコウナサイズ
美琴 みこ「」
美琴「」カタカタカタカタ
みこ「」カタカタカタカタ
蜘蛛「」カサカサ スゲェダイジシンニアッタヨウナ
美琴「……はっ! み、みみみみみ…みこちゃん! お、落ち着いてね? 今取るから!」ドキドキ
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
美琴「み、みこちゃん分かるよ。怖いのよね?」
みこ「」コクコク
美琴「怖がるのは悪い事じゃないのよ。ママも今すごく怖い」ガクガク
みこ「…ままも?」ウルウルプルプル
美琴「うん」コク
みこ「ままぁ…、みこもがんばる」ウルウル
蜘蛛「」ネムイノニー カサカサ テノヒラサイズ
美琴「も、もう少し…」クモ
蜘蛛「」ピョーン ピトッ ミコトタンノムナモト
みこ「あ」
美琴「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」バタバタ ハタキオトス
みこ「っ! ふぇぇぇぇぇぇ……」ビックリポロポロ
美琴「あぁあ…、ご、ごめんねみこちゃん! で、でも今はここを離れないと」ヒョイミコタンスタタタ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇん!」エーンエーンポロポロ
上条さんサイド―――
上条「またゴキブリかー。カブトってなかなかいないんだなー」ウゥム
カブト♀「」カブトナノニ カサカサ
上条「んー…、もっと上の方には……」ジー
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドッ!
上条「ん?」ナンダ?チラリ
美琴「ふにゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」ダダダダダダダダダダ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」ポロポロ
上条「ど、どしたの」ソンナアワテテ ミコタンナイテテ
美琴「ふにゃっ! ふにゃふにゃふにゃっ! ふぇぇぇ…」ワタワタアウアウポロポロ
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロテヲノバス カミジョウサンニダッコサレタイ
上条「えっと…、何だかよく分からないけど、よしよし」ミコタン&ミコトタンナデナデ ヒョイミコタン
美琴 みこ「ふ、ふにゃー」シクシクウルウルドキドキフニャフニャ
上条「あのな」
美琴「なによ」ツン
みこ「えへー」ルンルン
上条「こんなんじゃ獲るのに日が暮れちまうよ」ハァ
美琴「だって…」カミジョウサンノウシロニカクレテル
みこ「ふぇー」ダッコチュウ
上条「蜘蛛の一匹や二匹でそんなビクついちゃって。可愛らしいところもあるんですね、美琴たんも」ハハハ
美琴「あ、アンタはあの蜘蛛のサイズを見てないからそんな事が言えるのよ!」ビクビク
上条「大きいっつっても手のひらくらいだろ? 所詮は」ハハハハハ
美琴「手のひらサイズの蜘蛛なんて見た瞬間に誰でも逃げ出すわよ!」シカモクッツイタシ
上条「ははは…、は?」チラッ
美琴「え?」チラッ
みこ「ふぇ?」チラリ
蚊とんぼ「」プーン
上条「」
美琴「あ、蚊とんぼだ。初めて見た」ジー
みこ「かとんぼ?」ピクッ ナゼカヒトリ
美琴「ん? どうしたの? みこちゃん?」
みこ「かとんぼはたしか…、ぱぱが」ウーン
美琴「アイツ? あれ? そういえばいないわね。どこに行ったのかし―――」キョロキョロ
上条「」キノカゲ
美琴「」
みこ「ぱぱかとんぼきらいなのー」
美琴「へ? アンタ蚊とんぼダメなの?」
上条「」コク
美琴「蜘蛛は大丈夫なのに?」
上条「」コクコク
美琴「…」
みこ「ね?」
上条「///」テレ
美琴「( ゚3゚)ぶっ」フキダス
美琴「あーーーーっはっはっはっ! あっああ…、アンタ! こんなほっそいのがダメなのか!」アハハハハハハ
上条「なっ! 蚊とんぼバカにすんな! 触れられた時の何とも言えない感じが……」ゾクゾク
美琴「あはははは! ま、まぁ蚊とんぼいたら私の後ろにでも隠れて縮こまってなさいよ!」アハハハハ ハライテェ
上条「うぅ…」オロオロ
みこ「ぱぱー、みこのうしろにもかくれていいからもどってきなさいー」ハヤクー
上条「はい…」モジモジ
美琴「あはは。それにしてもアンタが蚊とんぼ苦手なのが意外すぎて笑いが止まらないわ」ククククッ
上条「てめぇ…、蜘蛛出ても助けてやらねぇぞ…」アンマワラウト
美琴「」ピタッ
みこ「ふぇぇ…」ポロポロ
上条「あぁ。みこたんは助けてあげるからねー」ヒョイミコタン
美琴「あ、ああああああの!」オロオロロ
上条「まぁ、お前もついでに助けてやるよ」ウン
美琴「ついでって何よ!」ビリビリッ
上条「どーどー」アタマニテ
美琴「あぅ…」プスプス
上条「全然いねぇな…」キョロキョロ
美琴「アンタ本当に見てないの?」カブト
上条「俺はやたら太ったゴキブリしかみてねぇな」ウン
美琴「ゴキブリなんて獲ったら大変な事になるわよ」マジデ
上条「だろー? うーん…」キョロキョロ
みこ「あ。ぱぱあれー!」ユビサシ
上条「ん? どしたみこたん」ジー
みこ「あれー。かぷとむしー」
上条「なに!? ど、どこ!」キョロキョロ
美琴「なになにいたの!?」ザッキョロキョロ
みこ「あのきのうえー」ジー
カブト♂「」カサカサ
上条 美琴「「いた――――(・∀・)――――ッ!!!」」GJミコタン
上条「しっかし…、やたら高い所にいるな」ジー
美琴「私に任せて!」チェイサースルワ
みこ「ままがんばってー」ドキドキ モウダッコシテナイ
上条「蜘蛛は落とすなよー」
美琴「」ビクッ
美琴「や、やっぱこっちで…」ビリビリコイン
上条「おまっ! そんなん撃ったらせっかく見つけたカブトが粉々になるわ!」ミコトタンノテギュッ イマジンブレイク
美琴「あ! な、なによいきなり!」テナンカニギッチャッテ ドキドキ
上条「だ、だから危ないからやめなさいってことですよ」ジト
美琴「そ、そんな事言ってる場合じゃ―――」チカイチカイカオチカイ ヤダ、カッコイイ
カブト♂「」ブンッ アバヨ トンダ
上条 美琴「」
上条「……はっ! 飛んじまったじゃねぇか!」アワワワ
美琴「待てーーーっ!」スタタタタタ
上条「いでででで! 腕引っ張んな!」チギレル
美琴「あ、アンタが握って離さないからでしょうが!」スタタタタ
みこ「ほぇー…」ポケー
上条さん美琴たんサイド―――
上条「はぁはぁはぁ…、んぁっ! ど、どうだ? どこかに止まったか?」ツカレタ
美琴「もう! アンタがちんたら走ってるから見失っちゃったじゃない!」プンプン デモテハハナサナイ
上条「お前…、人を散々振り回しておいてって…、おい。みこたんは?」キョロキョロ
美琴「あ! いけない!」オイテキチャッタ
上条「いけないじゃねぇよ! 蚊とんぼに襲われたらどーすんだ!」ガァァ
美琴「んなの大丈夫よ! アンタじゃないんだから!」
上条「と、とにかく戻るぞ!」ミコトタンノウデヒッパッテスタスタタ
美琴「ちょ、ちょっと…!」テレレーン
上条「しかしカブト追いかけて手ぶらじゃ…」ミコタンカナシムカモ
美琴「ま、また三人で探せばいいのよ。見たんだからいるわけだしさ」ドキドキモットツヨクニギッテモイイワヨ
上条「しかし俺たち二人で追って見つけられなかったんだから三人じゃもっと―――」
みこ「あ、ぱぱー、ままー」
カブト♂「」カサカサ イル
上条 美琴「」
上条「え、えぇっと……それは?」ナニ?
みこ「かぷとむしー!」パァァ
美琴「み、みこちゃんが獲ったの?」ヒトリデ?
みこ「えっとね」ポワワーンカイソウ
ちょっと前、みこたんサイド―――
シーン…
みこ「ぱぱぁー、ままぁー」ウルウル
シーン…
みこ「……ふぇぇぇ」ポロポロ
カブト♂「」ブンッ ピタッ ミコタンノムギワラ
みこ「ふぇぇぇ?」チラッ
カブト♂「」カサカサ
みこ「…いた」ジー
カブト♂「」カサカサ
みこ「えへ、えへへー」ポワワワ
みこ「―――って」エヘ
上条 美琴「」
カブト♂「」カサカサ
美琴「…はっ! 早く虫かごに入れないと」オロオロ
みこ「かぷとむし、ここがいいって…」ウルウル
上条「へ? そう…なの?」カブトチラッ
カブト♂「」コクッウナズク
上条「」
ちょっと後―――
上条「一応虫かごの中身をそれっぽくしましたー」スタスタ
美琴「ご苦労様ー。みこちゃん? 夜寝るときはこの中にカブトムシ入れようね?」
みこ「ふぇぇ…、いいの?」ジッ
カブト♂「」コク
みこ「いいって」カプトムシ
上条「みこたんもう友達になったのかー。すごいなー」ナデナデ
みこ「えへへ」テレテレ
美琴「名前決めるの?」コノコノ
みこ「んー…」ジー エットネ
上条「考えておきな」ナデ
みこ「うん」コク
上条「じゃあカブトもゲットしたし帰るかー」ムシカゴイッコシカナイシ
美琴「そうね」ウンハヤクカエロウ べ、ベツニクモガコワインジャナイカラネ?
みこ「ぱぱ、だっこ…」テノバシテセノビ
上条「はいはい、ほっ」ヒョイミコタン
みこ「えへー」ルンルン
カブト♂「」カササ
上条さん達の部屋―――
上条「すげぇ汗かいちまったなー。風呂でも入りに行くかー」ダラー
美琴「大賛成~」アセキモチワルイ
みこ「かぷとむし…」プルプル
上条「お風呂に連れて行くのは可哀想だから置いてこうな」ナデナデ
みこ「うぅ…、ごめんね」ムシカゴヘ
カブト♂「」カサカサ
美琴「大浴場行くのよね? みこちゃんどっちに入るー?」チラリ
みこ「きょうはぱぱとはいるー」テノバシテセノビ
上条「よっしゃー、行くか。みこたんっ」ヒョイミコタン
みこ「あしたはままとはいるー」ジー
美琴「わかった」ナデナデ
みこ「えへー」ポワポワ
大浴場男子更衣室―――
上条「あれ、誰か入ってるな」カゴニフクハイッテル
みこ「んんー…」フクヌグノニアタマガヒッカカッテヌゲナイ バタバタ
上条「あぁ…、みこたん待ってな」ゴソゴソ
みこ「ふぇぇぇ…」ナントモイエナイカッコ タブンポロポロ
上条「ほいほいっと。はい」ヌガス
みこ「ぱぱー!」パァァミエル
上条「ちょっと待っててな。…うげぇ。汗で脱ぎづらいな」ヌギヌギ
みこ「ぱぱー、みこもそれほしい」ジュニアユビサシ
上条「これはあげれません」キッパリ サッ ジュニアカクス
みこ「ふぇぇぇ…」ポロポロ
大浴場内―――
上条「はい。いいよー」ミコタンノアワジャー
みこ「ありがとーぱぱー。こんどはみこがあらうー」
上条「おぉ。みこたん優しいなー。じゃあよろしくー」セナカ
みこ「うん! んしょんしょ…」ゴシゴシ
上条「おぉぉ…、この感じ…、いいね」ナントモイエン
みこ「はい。どうぞ」デキタ
上条「ありがとなー、みこたん」ジャー
みこ「えへー」テレテレ
上条「んじゃ湯に浸かりますかね」ヒョイミコタン
みこ「うん」コク
かぽーんっ
上条「うぃ~…」チャポン
みこ「ほぇ~…」カミジョウサンニヒョイサレナガラ
上条「いい湯ですなー…」
みこ「ですなー…」
上条「癒されますなー…」
みこ「ますなー…」
上条「おやおやみこたん。露天風呂もあるようですぞ」チラッ
みこ「ろてんぶろってなに?」ハテ
上条「んー…、外で入るお風呂…かなぁ?」タブン
みこ「ほぇー。みこ、ろてんぶろにはいるー」
上条「よし。じゃあ行ってみますかね」ジャバッタチアガル
みこ「うん」コク カミジョウサンニヒョイサレチュウ
その頃の女湯―――
かぽーんっ
美琴「なかなかいい湯ね、広いし」ツカレトレルワ
美琴「みこちゃんに感謝しないとね。親子券だからアイツと2人じゃ来れなかったわけだし…」フタリデコレナイワケジャナイケド
美琴「…」ブクブク
美琴「…でもアイツもさ、もう少し私に構ってくれてもいいんじゃない?」モジモジツンツン
美琴「わ、私との子供に優しいのは嬉しいけどさ?」モジモジ
美琴「もう少しさ? ふ、夫婦って事で来てるんだからさ? き、キスだの好きだの愛してるだのぶくぶく…」プスプスケムリ
美琴「って! 何なのこの夫の愛が娘に向けられて欲求不満な新妻のような感じはーーーっ!」ザブーンタチアガル オネガイダカラスコシキモチノセイリヲサセテー
男湯―――
美琴『ふにゃー!ふにゃにゃーーーーーーっ!!!』アウアウーッ カベノムコウカラノコエ
みこ「ぱぱ…、ままが」フニャフニャシテル
上条「大丈夫。その内治まるから」ハヤクロテンブロニイコウネー? スタスタ
みこ「ままだいじょうぶかなー」ジー
露天風呂、男湯―――
上条「おぉ、広いなー」ロテンブロ
みこ「ぱぱー、みこはやくはいりたいー」バタバタ
上条「よし、いくぞみこたんっ」チャポン
みこ「ふぇ…」プルプル
上条「おぉ…」プルプル
上条 みこ「……ふぇー」トローン
上条「いい湯ですなー…」トロ
みこ「ですなー…」トロ
上条「何かつるつるしますなー…」ツル
みこ「しますなー…」ツヤ
スススー・・・、ロテンブロノユゲガハレテユク
上条「あれ?」チラッ
旅掛「あ」ロテンブロハイッテル アタマニタオル
みこ「あ!」
上条「あれ…、確か昨日プールで会った……」トイレデ
旅掛「あ! いや…その、あはははは! 奇遇ですな、こんな所―――」アハハ
みこ「おじちゃーん!」パァァ ジャブジャブチカヅク
旅掛「」ピタァ
上条「…え? おじちゃん?」ドユコト?
みこ「おじちゃんもきたのー? みすずちゃんもいるのー?」ジーメノマエ
旅掛「」
みこ「……? おじちゃーん? おじちゃんってばー」クイクイ タビカケノアゴヒゲヒッパル
旅掛「」
みこ「うっ………、ふぇぇぇぇぇ」ポロポロポロ
旅掛「はっ!」コ、コノコウケイハッ
みこ「ふぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇん」エーンエーンポロポロ オジチャンナニモイッテクレナイー
旅掛「」ホワワー
――旅掛フラッシュバック――
美琴『ふぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇん』エーンエーンポロポロ
旅掛『あぁぁ…、なんで急に泣き出すんだ』オロオロ
美鈴『美琴ちゃんはパパに高い高いしてほしいのよねー?』ナデナデ
美琴『っ…、っ…』コクコク
旅掛『何だそんなことか! よしよし、高い高いしてやろうな』ヒョイミコトタン
美琴『ふぇぇぇ…?』ピタリナキヤム
旅掛『ほーら、高いたかーーーーーーいっ!』ヒョイヒョーイミコトタン
美琴『…えへ、えへへ』ニマニマ
――――――――――――――
みこ「ふぇぇぇぇぇぇんふぇぇぇぇぇぇん」エーンエーンポロポロ
旅掛「…と、…ん」ガシッ ミコタンノリョウワキツカム
みこ「ふぇぇぇ…?」ピタリナキヤム
旅掛「美琴ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!!」ザップーン!タチアガル ヒョイミコタン
上条「」デケェ イヤ、ナニトハイイマセンケドネ?
旅掛「高いたかーーーーーい!!!」ヒョイヒョーイミコタン
みこ「…えへ、えへへ」ポワポワ
旅掛「美琴ちゃーん! 美琴ちゃぁぁぁあああああああああああああああああああん!!!」タカイタカーイ
上条「あ、あの…」
旅掛「美琴……、あ」ピタ
上条「す、すみません。うちの子が…、ほら、みこたん。お風呂の邪魔しちゃダメでしょ」
みこ「ぱぱー、おじちゃんはままのぱぱだよー」
上条「………え? ママのパパ?」チラッ
旅掛「な、なぜそれを…」プルプルプルプルフルエル ミコタンモプルプル
上条「えっと…、み、御坂…さんの、お父さん?」モシカシテ
旅掛「…」
旅掛「初めまして、上条当麻くん。俺は旅掛。美琴の父親の御坂旅掛だ。よろしく」キリッ デモフルチン
上条「え、あ、その…、よ、よろしくお願いします」ジャブッタチアガル ペコペコフルチン
上条御坂両家の部屋―――
美琴「で、よ」ユカタ
旅掛「」ビクビク セイザ
美琴「いつから後ついてきてたのよ」
旅掛「な、なんの事だか…俺たちはたまたまこのホテルに―――」ビクビク
美琴「い・つ・か・ら・つ・い・て・き・た・の・?」ビリビリタイデン
旅掛「き、昨日くらいから」ビクビク
美琴「」スッ レールガン
旅掛「ま、待て美琴ちゃん! その…、3日前くらいからでした!」アワワワワワ
美琴「…はぁ」スッ ウデオロス
旅掛「だって…なぁ?」トナリチラッ
美鈴 刀夜 詩菜「」コクッ セイザチュウ
上条「父さん達もいい年して何やってんだよ…」ハァ
刀夜「異議ありっ!」ガタッ
上条「」ビクッ
刀夜「確かに少々大人気ない所もあるだろうが、私たちの事をとやかく言う前にその膝の上の子は何なんだ!」デデーン
上条「え?」チラッ
みこ「ふぇ?」チラッ カミジョウサンノヒザノウエデルンルンタノシソウ
詩菜 美鈴「そーだそーだ!」シイナハソウデスヨソウデスヨ
上条「何って言われても…なぁ?」ヒョイミコタン
みこ「ぱぱー」エヘー
美鈴「美琴ちゃん水臭いじゃない。結婚してる事黙ってるなんてー」コドモウンダノモダマッテルナンテ
美琴「けっ、けっこっ!? そ、そんなのいつしたって―――」ドキドキ デモイツカハ
詩菜「あら? もしかして結婚前に?」アラアラ
刀夜「当麻! その子は何歳なんだ?」ガァァ
上条「みこたん?」クルン トウヤニムケル
みこ「さんー」テヲパー
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「ぐっはっ!?」ザクッ ナニカニムネヲツラヌカレル
上条 美琴「」
刀夜「ぐっ…、と、当麻ァ…。仮に3歳だとしても母である美琴さんは15歳…つまりは12歳の時に出産…、つまりは11歳くらいの時に」ガタガタ ハァハァ
上条「え?」ナンダッテ?
美琴「///」ボンッ
上条「」
美琴「ふにゃー」ポテン キゼツ
みこ「ままーっ!」フェェェ
美琴「えへ、えへへ…」キゼツチュウ
みこ「ままー」ツンツンホッペ
旅掛「未来から来たって?」マジデ?
上条「はい」コク
美鈴「なーんだ、残念。美琴ちゃんの子じゃないのかー」ハァ
上条「いや、御坂の子みたいですよ。9年くらい後の」ウン
詩菜「パパは当麻さん?」
上条「…みたいですけど」ミコタンガイウニハ
刀夜「やはりな! 私は最初から当麻の事を信じてい―――」ハッハッハッ
詩菜「」プッ シキンキョリフキヤ
刀夜「」プスッ バタン
上条「」
旅掛「つまりは俺たちの『上条当麻と御坂美琴の結婚フラグを何とか成立させようの会』の成果が!」パッパラー
上条「」
美鈴「パパ、今は『みこちゃんをこの上なく愛でようの会』でしょ」
旅掛「そうだった!」ヤベ
上条「」
刀夜「」シーン
みこ「たびかけおじちゃん」ジー
旅掛「はぅっ!?」ザクッ ナニカガツラヌク
みこ「みすずちゃんー」ジー
美鈴「ううっ!」グサッ ナニカニツラヌカレル
みこ「とうやおじちゃん」ンニュ?
刀夜「」シーン キゼツチュウ
みこ「しーなちゃん」ジー
詩菜「あらあら」ウフフ
みこ「ままー」ツンツンホッペ
美琴「えへ、えへへ」ニマニマ キゼツチュウ
みこ「ぱぱー」テテテテ
上条「…って、感じみたいですが」ヒョイミコタン
みこ「えへー」ルンルン
詩菜「なるほどー」フンフン
旅掛 美鈴「な、なるほど…」ハァハァ ムネオサエテクルシソウ
上条「」
みこ「ぱぱー、みこおなかへった…」グゥ
上条「おぉ、そろそろ夕飯時だもんなぁ。何か用意―――」
旅掛「それだったら部屋に直接持ってきてくれるみたいです」ザッメノマエ
上条「うおっ…、そ、そう…なんですか」
旅掛「先程はお風呂場で失礼しました。わたくし、こういう者です」サッメイシ
上条「なになに…?『みこちゃんをこの上なく愛でようの会会長兼企画営業取締役社長 御坂旅掛』……え?」チラッ
美鈴「私はこういう者です」サッメイシ
上条「『みこちゃんをこの上なく愛でようの会副会長兼育成補佐副主任 御坂美鈴』…」
詩菜「私と刀夜さんはこれです」サッメイシ
上条「父さんが『みこちゃんをこの上なく愛でようの会副会長兼会計補佐 上条刀夜』で、母さんが『みこちゃんをこの上なく愛でようの会会計兼育成補佐主任 上条詩菜』…」
旅掛「我々の『みこ愛会』は昨日の設立と同時にホームページを立ち上げ、日に1万アクセス(予定)、会員も一年後には1億を越えるでしょう」サッ ノートパソコン
上条「」
旅掛「あと企画としてみこちゃんグッズ、主に抱き枕やリ○ちゃん人形の人気を上回る人気が予想されるみこちゃん人形、フィギュア、50音の動きが楽しめるカルタや52種のポーズがあるトランプなどがあります。ゆくゆくは会社を立ち上げ、みこコーポーレーションの社長に就任していただきCMデビュー、しかし芸能の世界へは接触なし。目標は学園都市全学区に子会社を置き、次に日本の各県、最終的には世界各国に―――」ハァハァ
美琴「んな事出来るかーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ビリビリーーーッ
旅掛「あばばばばばばばばばばばばばばばっ!!!!!!」シビビビビビ
詩菜 美鈴「会長ーーーーーーーーーーっ!!!!」ヒィィィ
美琴「アンタらは仕事の休み中そんな事やってたのか!」ビリビリタイデン
旅掛「」プスプス
刀夜「」シーン
みこ「おじちゃんたちうごかないー」ツンツントウヤハホッペ ツンツンタビカケハアゴヒゲヒッパル
美鈴「だってぇー、暇なんだもん」ダイガクモ
上条「」
詩菜「でもホントにこの子可愛いですねー」ヒョイミコタン
みこ「しーなちゃんー」エヘ
詩菜「ふふ」ポッ
美鈴「詩菜さん! わ、私にも…」ドキドキ
詩菜「はい」サッミコタンワタス
みこ「みすずちゃんー」エヘ
美鈴「うっ…!」コ、コノコウケイハッ
―――美鈴フラッシュバック―――
美琴『』プルプルプル
美鈴『あれー? どうしたの? 美琴ちゃん』ジー
美琴『ままぁー…、かえるさんが…』サッカエルニンギョウホツレチャッテル
美鈴『あらー。指が外れちゃってるね』ジー
美琴『…ふぇぇぇぇ』ポロポロ
美鈴『よしよし。今日はもう遅いから寝ようね。カエルさんは怪我しちゃってるから病院に行かないと』
美琴『かえるさんなおるー?』ウルウル
美鈴『もちろん。カエルさんも美琴ちゃんとまだまだたくさん遊びたいみたいだしねー』ミコトタンネカセル
美琴『かえるさん…』ウルウルスンスンウトウトスヤスヤグスン…
朝―――
チチチ…、コトリナク
美琴『んぁ?』ハッ
美琴『んにゅー…』メ、ゴシゴシ
美琴『ふぁ~…あ』アクビ チラッ
カエル『』キラリーン ナオッテル
美琴『かえるさんーーーっ!』パァァァ
美琴『ままー! かえるさんがなおったー!』テテテテ パンダキグルミパジャマデカエルノニンギョウモッテ
美鈴『よかったねー』ナデナデ
美琴『えへ、えへへ』ポワポワ
――――――――――――――――――
美鈴「」シーン
みこ「みすずちゃん? どーしたの?」ハテ
美琴「ちょ、ちょっと…どうしたのよ?」オロオロ
詩菜「これは昔を思い出してますね」ウン
上条「昔? あぁ…、御坂の子供の頃か。やっぱ似てるの?」
美琴「まぁ、髪の毛の色が違うだけで。私も初めて見た時ビックリしたし」ウン
美鈴「…美琴、ちゃん」ギュッミコタン
みこ「むふっ」ダキシメラレ ヤワラカイ
美琴「ちょ、ちょっと…、美琴は私よ。その子はみこちゃん」ヒョイミコタン
美鈴「あぁぁ…美琴ちゃん。美琴ちゃんを返して…」プルプル
詩菜「性格も昔の美琴さんそっくりのようですね」ウン
上条「…と、いう事はみこたんも行く行くは御坂のように―――」ガクガク
美琴「私が何だって?」ピタッ クビモトニタイデンシタコイン
上条「……か、可愛くなるのかなぁって」アハハ
美琴「かわっ!?」ボボボンッ
上条「」
美琴「ふ、ふにゃー…」ポテン キゼツ
みこ「ままー!」シッカリ
んで―――
旅掛「第一回、みこちゃんと一緒に寝る権利を得るおいで大会ー」
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」パチパチパチパチハクシュ
上条 美琴「えっと…」オロオロ
みこ「ほぇー」ジー
旅掛「この大会はトーナメント形式です。俺たち一同がみこちゃんと離れて平行に並び、一斉においでをします。一回戦は6人中3人抜け、そしてその次の決勝戦で3人中1人になります」
刀夜 詩菜 美鈴「」フムフム
上条 美琴「…」
旅掛「そして晴れて優勝した人のみ、みこちゃんと添い寝出来る権利を獲るのです!」
刀夜 詩菜 美鈴「」オォォォォォ!!! パチパチパチパチ
旅掛「ちなみにみこちゃんを物でつるのも可ですが、それをしてこなかった日にはとてもやるせない気持ちになるのでオススメ出来ません」
刀夜 詩菜 美鈴「」マジカヨ…
上条 美琴「…」
旅掛「では早速大会を開始します!」ヒョイミコタン スタスタ ミコタンヲヘヤノスミヘ
みこ「たびかけー」ヒゲクイクイ
旅掛「いてててて…」
美琴「…どういう事?」コレッテ
上条「まぁ…、とりあえずみこたんに来てもらえればいいんだろ」オイデデ
1回戦第1試合―――
上条 美琴 刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「おいでー!」サァ
みこ「わーい」テテテテ カミジョウサンノホウコウ
美鈴「はっ! まずいっ!」サッ カエルノニンギョウ
美琴「アンタ! それ私の人形じゃない!」ナンデモッテンノヨ
みこ「ぱぱー」テテテテ ミテナイ
美鈴「」
旅掛「だから言わんこっちゃない! 物なんかに頼るから!」ジャラジャラ ナンカオトナルヤツ
みこ「」テテテテ キイチャイナイ
旅掛「」
刀夜「ここだけは息子に負けるわけにはいかない!」サッ ドッカノオミヤゲノナントモイエナイニンギョウ
みこ「」テテテテ キョウミモシメサナイ
刀夜「」
詩菜「こうなったら秘密兵器を」サッ カミジョウサンニンギョウ(ミコタンサイズ)
みこ「」ピタッ
上条「」
詩菜「みこたーん、おいでー」カミジョウサンニンギョウワキワキ フクワジュツ
みこ「えへー」テテテテ シイナホウコウ
美鈴「すごいわ、詩菜さん! 何というクオリティ! …ん?」ドキドキ チラッ
美琴「えへー」スタタタ シイナホウコウ
詩菜 美鈴「」
旅掛「何という美琴ちゃんホイホイ!」ドキドキ
刀夜「な、何故だ…。私の人形とどこが違うと…」ガクガク
上条「みこたーん! それは罠だー! カムバーック!」
みこ「ふぇ?」ピタリ
美琴「えへー」ヒョイカミジョウサンニンギョウ
詩菜「はっ!」シマッタ
上条「カモーン、みこたーん!」サァ
みこ「ぱぱぁー」テテテテテテ
上条「きたー!」ヒョイミコタン
みこ「えへー」テレテレ
詩菜 旅掛 美鈴「くっ…、しかしあと2人に残れば…!」ガクガク
美琴「えへ、えへへ…へ? あ、あれ?」ポワポワキョロキョロ
刀夜「素材が違うのか?」ジー カミジョウサンニンギョウ
1回戦第2試合―――
美琴 刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「おいでー!」サァ
みこ「わーい」テテテテ ミコトタンホウコウ
美琴「そのままよー、みこちゃーん!」エヘヘ
上条「」ポケー ガイヤ
刀夜「くっ…! それならこれだ!」サッ キワドイミズギ
みこ「ままー」テテテテ キョウミモシメサナイ
詩菜「」プッ シキンキョリフキヤ
刀夜「」プスッ バタン
上条「」
みこ「」テテテテ モウスグミコトタン
旅掛「くっ、みこちゃんは止められないのか!」ギリギリ
美鈴「みこちゃんが止められないなら…、この上条くん抱き枕の出番よ!」サッ
美琴「!」ピクッ
旅掛「」
>>436さん
テンションで言わせてしまったんですが、不快になったらごめんなさいなんだよ。
普段は「母」…とかでしたっけ?
美鈴「そら行け、美琴ちゃーん!」ダキマクラロウカニコロコロコロ
美琴「えへー」スタタタタ
上条「御坂ー! 騙されるなー! ってか何やってんだー!」オーイ
旅掛「娘の事を知り尽くしている…!」ゾクゾク ジャラジャラ オトナラスヤツヤッテル
美鈴「そしてこれよ!」サッ コンボ!ゲコタニンギョウ
みこ「!」ピクッ ミタ
美鈴「みこちゃんー、一緒に遊ぶゲコ~♪」ゲコタニンギョウルンルン
みこ「あそぶー!」テテテテテ
旅掛「くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ジャラジャラジャラジャラジャラ
詩菜「みこたーん」カミジョウサンニンギョウ&フクワジュツ
みこ「」ピタッ
詩菜「パパと遊ぼうー」カミジョウサンニンギョウルンルン
美鈴「詩菜さん! ……いやいやゲコ太と遊ぼう~」ニンギョウルンルン
みこ「ふぇ? ふぇ? ふぇぇぇぇ…」キョロキョロポロポロ
詩菜 美鈴「」
美琴「…ったく、何がアイツの抱き枕よ。普通のクッションじゃない…」ブツブツ ベ、ベツニホシイワケジャナイケドネ?
みこ「ままぁー…」フェェェェンテテテテテ
詩菜 旅掛 美鈴「」
美琴「ど、どうしたの? みこちゃん」ヒョイミコタン
みこ「いっしょがげこたとぱぱにあそぶってぇー…」ポロポロ
美琴「???」ナンダッテ?
1回戦第3試合―――
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「おいでー!」サァ
みこ「わーい」テテテテ トリアエズハシッテイク
上条「何だってあんな手にひっかかったんだよ」ジトー
美琴「ちょ、ちょっとどんな感じなのかなーって思っただけよ。別に深い意味は…」ゴニョゴニョ カァァモジモジ
刀夜「ここはもう正々堂々と勝負するっ!」オイデー
詩菜「あらあら刀夜さん。見上げた心意気ですけど、残念ながらここは私がもらいますよ」オイデー
旅掛「う、腕がつった…」ジャラジャラシスギテ ズキズキ
美鈴「今がチャンスよ!」オイデー
みこ「あ」ピタッ
上条 美琴 刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「?」ハテ
みこ「」テテテテテ ヘヤデテイク
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」
みこ「えへー」テテテテ ムシカゴモッテモドッテキタ
カブト♂「」グゥ ハラヘッタ
上条 美琴 刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」
旅掛「さーってと、そろそろご飯が来るなー」ンーセノビ
美鈴「そうね」サササッ ザブトンヨウイ
詩菜「支度しないといけませんね」サササッ トウヤトテーブルヨウイ
刀夜「いてて…、足痺れた…」ズキズキ
上条「え、えぇっと…次は決勝戦って言ってませんでしたっけ?」タシカ
刀夜「そんなのお前達2人と1匹でやってなさい」
上条「」
美琴「ちょっと。何で座布団5枚も用意してんのよ。4人部屋でしょ?」ジー
旅掛「え? あぁ、これは―――」スッ タチアガル
上条 美琴 みこ「?」ハテ
旅掛「第一回、みこちゃんの隣でご飯を食べる権利は誰が得るのか大か―――」
美琴「もういいっつの!」ビリビリッ
旅掛「あばばばばばばばばばばばばばばっ!!!!!」シビビビビビ
刀夜 詩菜 美鈴「会長ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」ヒィィィィ
食事の後、上条さん一行の部屋―――
上条「布団が仲良く3つ並んでる…」ジー
みこ「えへー」ポワポワ
美琴「み、みこちゃんが可哀相だからよ? 別に私はもっと離れてもいいんだからね?」アセアセ
上条「でもまだ寝るのは早すぎるよな。えっと…、まだ8時だしさ」ケイタイ
美琴「ゆっくりしてていいんじゃない? みこちゃんも…」チラッ
みこ「おいでー、ごはんあげるー」サッ カッテオイタゼリー
カブト♂「」ゴソゴソ ゼリーチュー
みこ「えへー」ジー
上条「…まぁ、ゆっくりでいいか。朝も早かったし」ゴロンフトン
美琴「…」ススス カミジョウサンニチカヅク
上条「ん?」チラッ
美琴「」ピタ ピューピュークチブエ
上条「んー」ミコタンミル
美琴「///」ススス カミジョウサンニチカヅク
みこ「このこのおなまえ、かぷとにしようー」ネ?
かぷと「」コク
上条「明日は何すっかな」ウーン
美琴「今日は山ってか森だったから、明日は海で泳ぐのがいいんじゃない?」セッカクミズギモッテキタンダシサ
みこ「かぷと…」シュン
かぷと「」キニスンナ
みこ「…えへ」
上条「じゃあ明日は海で―――」
旅掛「バーベキューなどが楽しめるみたいですよ」ザッ
上条 美琴「」
みこ「あ、たびかけー」オジチャン
旅掛「許可を得て釣りや漁なども可能みたいです。食材は一通りでますが、自分で獲ったり、釣った魚がその場で食べれるのも人気みたいです」メモ
刀夜「ここは私の釣りのテクを見せてやるかな」フフフ
美鈴「みこちゃんは危ないから浅瀬で私たちと遊んでようねー?」ヒョイミコタン
詩菜「ねー?」ジーミコタン
みこ「みこ、おやまつくるー」エヘー
詩菜 美鈴「うんうん」ポワポワ カワイイ
上条 美琴「…えっと」ナンデココニ?
美鈴「美琴ちゃーん。暇よー、何か持ってきてないの?」ハテ
美琴「んな事言われても…、んー…」ゴソゴソバッグ
みこ「みこ、とらんぷもってきたー」ゲコタバッグヘテテテテ
美鈴「さすがみこちゃん!」パァァ
刀夜 詩菜 旅掛「」パチパチパチ
みこ「」コケッ ポテン
上条「あ」
みこ「…」パチクリ
美琴「み、みこちゃん大丈夫?」アセアセ
みこ「……ふ」プルプル
みこ「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……、ぱぱぁー…」テテテテテテ
旅掛「大変だ! 救急車!!!」アセアセピッポッパ
上条「あぁぁ…、よしよし」ナデナデサスサス
みこ「ぇぇぇぇ…? えへ、えへへ」シクシクテレテレ
旅掛「」
んで―――
旅掛「第一回、みこちゃんをこの上なく愛でようの会ー」
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」パチパチパチハクシュ
上条「なんで俺たちまで…」パチパチ
美琴「はぁ」パチパチ
みこ「おー」パチパチ ヨクワカラナイケドハクシュ
かぷと「」コンコン ツノデテーブルタタク ハクシュノツモリ
旅掛「少々プランが狂ってしまいましたが、交流も出来ましたし『みこ愛会』は素晴らしいスタートをきりました」
上条 美琴 みこ 刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチ
旅掛「活動内容は主に愛でる事ですが、折角の3世代家族旅行なのでみこちゃんに暇させてはいけません」
上条 みこ 刀夜 詩菜 美鈴「」パチパチ
美琴「さ、3世代…って」ボンッカァァ ソ、ソレハツマリリョウケコウニンノナカッテコト?アウアウ
旅掛「…と、いうワケで。トランプで遊びたいんですが」サットランプ
みこ「えへー」
旅掛「」ハァハァ
上条「」
詩菜「みこちゃん、トランプでは何が出来るんですか?」ジー
みこ「ぱぱぬきー」
上条「え? 俺?」ヤッチャダメナノ?
みこ「ふぇ? ぱぱもいっしょにぱぱぬきやるー…」フェェ
美鈴「ババ抜きじゃない?」
みこ「…うん」コク
上条「よしよし」ナデナデ
みこ「ふにゃー」テレー
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「」イイナァ
何故か部屋は真っ暗でテーブルの周りだけにライト点いてる―――
美鈴「さ、ジョーカーよ」サッ ヨクマゼテネ?
美琴「よくきって」チラッ
上条「分かってる…」ゴクッ シャシャシャシャシャシャシャ
シュッシュッシュッシュッ カードクバル
パサパサッ ペアステル
旅掛「さ、始めようか。第二回みこたんと添い寝出来る権利を得るババ抜き大会を―――!」ニヤ
【みこたんと添い寝出来る権利を得るババ抜き大会・公式ルール】
・普通のババ抜きと同じで勝ち抜き戦
・上条さんサイド(上条さん、美琴たん、みこたん、かぷと)と上条御坂両家サイド(刀夜、詩菜、旅掛、美鈴)で争い、勝った方がみこたんと寝れる権利を得れる。
・上条御坂両家サイドが勝った場合、2回戦目を行い、今度は1抜けの者が寝れる権利を得れる。(上条さんサイドの場合は川の字になるので大丈夫)
・かぷとは引くカードを角で指す。
・不公平ないようにメンバーの間に相手のメンバーを挟む。
・上条さん→旅掛さん→美琴たん→詩菜さん→みこたん→美鈴さん→かぷと→刀夜さん→上条さん…という回り。スタート場所は自由。
刀夜「(これなら私でも勝てるかもしれん)」ニヤ
詩菜「(ふふ。みこちゃんから引くなら分かりやすくていいですね)」ニヤ
美鈴「(う、うわー。みこちゃんにババ引かせちゃったらどうしよう)」アワワワ ババアル
上条「(やばい。確実に残る可能性が高い!)」デデーン
美琴「(きっとあの馬鹿の事だから不幸で全然揃わないに違いないわ。ここは私がいち早く上がって相手にプレッシャーを…!)」グッ
みこ「(さんー、よんー、ななー、…ふぇ? これなんだっけ? えっとえっと…、ふぇぇぇ)」ウルウル チナミニK(キング)
かぷと「」サンマイダケ
旅掛「さぁ、最初は誰から引く?」チラッ
みこ「さいしょみこからひくー!」ハイハーイテヲアゲル
美鈴「はい。私のを引いてね」サッドキドキ イマハババヒカナイデ
みこ「えっとえっと…、んー…これっ!」サッ ヒク
美鈴「!!!」デーン
みこ「あ…」プルプル
上条 美琴 刀夜 詩菜 旅掛 かぷと「?」ハテ
みこ「そろったー」エヘ
美鈴「」ホッ タスカッタ
上条「ナイスだ、みこたん!」
美鈴「次は私ね。えっと…」ジー
かぷと「」ドウゾ テーブルニフセテアル
美鈴「これっ! …いぇーい! あるある!」サッ ステル
かぷと「」クルッ トウヤノホウミル
刀夜「(ふ。カブトムシなんかにこの薄い確率を指し当てられるものか)」ニヤニヤ
かぷと「」ツンツン カードツツク
刀夜「ん? これか? はい」サッ カードフセル
かぷと「」ツノデヒョイカード ジー
かぷと「」ツンツン コレトコレ
刀夜「…なんだ?」ジー
みこ「かぷともそろったんだよー」ジー
刀夜「ま、まさか!」クルルン
かぷと「」デーン 4ト4
刀夜「」
刀夜「うぅ…」ソロワナカッタ
上条「俺もだ…」ウゥ
旅掛「ふっ」ニヤッ パサッ
上条「あ! おい御坂! 揃わないの引かせろよ!」ガァァ
美琴「そんなん出来るか! 運なんだから!」ガァァ
詩菜「どうぞ、美琴さん」サッ
美琴「…んー、んっ! 揃ったぁ! ふん、どーよ!」パララァ
上条「ぐっ…」ナカマナノニ
美鈴「美琴ちゃんダメよ。子供の前で喧嘩しちゃ」メッ
みこ「ふぇぇ…」ウルウル
美琴「うっ」ズキ
詩菜「次は私……、あら。ありがとね、みこちゃん」サッパラ
みこ「ぇぇぇ…? …えへー。しーなちゃん、よかったねー」パァァ
刀夜 詩菜 旅掛 美鈴「(癒される…)」ジーン
上条 美琴「うぅ…」ハンセイ
かぷと「」ワキワキ
その後―――
かぷと「」パサ ワキワキワキ
上条「まさかのカブトが一番乗りとは…」オレナンカゼンゼン シカモババマワッテキタシ
刀夜「アイアムナンバーツーーーーッ!!!!」ガァァァパサッ
上条「くっ…!」コレデイーブン
美琴「…っ! やった! あがりよ!」パァァ
上条「よし! でかした美琴たん!」パァァ
美琴「みこっ!?」ボボンッ フニャーポテン
詩菜「あら。私も上がりですね」パサ
みこ「しーなちゃんおめでとー」パァァ
詩菜「みこちゃんのお陰ですよ」ナデナデ
みこ「えへー」テレテレ サッサッ ソロワナイ
みこ「…ふぇぇぇ」ポロポロ
美鈴「」
美鈴「わ、私は…」ドキドキ
上条「(引けっ! 引け美鈴さん! 一番左のジョーカーを―――)」ハァハァハァ
美鈴「あ、悪いわね。当麻くん」サッ マンナカノカードデソロッタ オワリ
上条「」
みこ「みすずちゃんおめでとー」エヘー
美鈴「ありがとー、みこちゃん」ナデナデ
上条「」カクカク
旅掛「」ガタガタ
美琴「えへー」キゼツチュウ
残り、上条さん、旅掛さん、みこたん―――
上条「…ダメだ」ハァ ノコリ2マイ イチマイハジョーカー
旅掛「…俺も」ハァ ノコリ2マイ
みこ「えっとえっと…」カミジョウサンノキョロキョロ ノコリ1マイ
上条「(みこたん! 左のカードは引いちゃだめだ! 引いちゃダメだーーーーっ!!!)」メデウッタエル
みこ「ふぇ?」チラリキヅク
上条「」プルプル
みこ「んんー、こっち―――」ヒダリ
上条「」シュピッ サユウイレカエ
みこ「ふぇ」オロ?
刀夜「当麻! それは無しだぞ!」ガァァァ
上条「え? なになに? ど、どうしたんでせうー?」アセアセ
みこ「あーーーーーー!」
上条「」ビクッ
みこ「ふぇぇぇぇ…」ポロポロ ジョーカーヒイチャッタ
上条「」
上条「(…くそっ! こうなったら何が何でも俺が先に上がらなくては! 御坂の父さんが先に上がったら…アウトだ!)」アトハミコタンニタクス
旅掛「どうぞ」サッ
上条「(どっちだ…、右か? いや、やっぱり左?)」
上条「(…と、思わせて左か? いや待て。右を取るを思わせて左を取ると御坂の父さんは思ってるかも…)」ハァハァ スゴイアセ
上条「(いやいや、複雑に考えるな)」ハァハァ
上条「(つまりは1か0か、イエスかノーか、男か女、巨乳か貧乳って事だよな?)」ハァハァ
上条「(巨乳か貧乳だったら、やっぱり巨―――)」エヘ
美琴「」ギラリ ナゼカタチアガリニラミツケル
上条「(…、ひ、貧乳だよな)」ウン
美琴「///」ドキドキ
上条「」ビクビク
旅掛「日が明けちゃうから前に早く」サァ
上条「くっ…」ニギヒダリ…ヒダリッ!
でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん…
旅掛「」ニヤリ
上条「あぁぁ…」ツツー アセガオチル
ぽたんっ…
ブワッ カードアワセル
上条「あ…」ソロッタ
♪ 何か感動的な曲 じゃんら~ら~~♪
上条「やったぁ…! 俺は長く苦しい戦いに、勝ったぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」ガタッ タチアガル プルプル
美琴「アンタ!」ガタッ ヤッタノネ
旅掛「あ」パサ ソロッチャッタ
みこ「ふぇぇぇぇ…、かーどのこったー」ウルウル
上条 美琴「」
上条「そ、そう。ジョーカーが残ったから俺たちの勝ちだよなー」ヒョイミコタン
美琴「そ、そうね。私たちもう寝るからさ。お、おやすみー」アハハー
旅掛「そんな事が許されるとでも思っているのか!」ガァァァ
上条 美琴「」ビクッ
刀夜「そうだ! 潔く負けを認め、みこちゃんをこちら側へ渡せ!」ガァァァ
上条「うぅ…、ん?」ミコタンチラリ
みこ「んにゅー」ウトウト
美琴「あ、あら? みこちゃん寝ようよ」ジー
旅掛「それは大変だ! 早く俺の布団で寝かせないと!」ヒョイミコタン
みこ「……ふぇぇぇぇ」ポロポロ
旅掛「」
美鈴「パパじゃ髭が痛いからダメなのよ! ここは私が―――」ヒョイミコタン
みこ「ふぇぇぇぇ…」ナニカヤワラカクテキモチイイケドポロポロ
美鈴「」
刀夜「やはりここは当麻に似ている私が―――」ヒョイミコタン
みこ「ふぇぇぇぇ…」ポロポロ
刀夜「」
詩菜「んー…、やっぱり当麻さんじゃないとダメなんしょうか?」サッカミジョウサンニミコタン
上条「よしよし」ヒョイミコタン
みこ「ぇぇぇ……、えへー」ポワポワ
刀夜 旅掛 美鈴「」
詩菜「それじゃ当麻さん、美琴さん。みこちゃんをよろしくね? また明日一緒に遊びましょう」
上条「え? あ、うん。ま、またな」
詩菜「ほら、行きますよ。刀夜さん」ズルズル タビカケトミスズモ
美琴「…何か、アンタのお母さんいい人なのね」
上条「まぁ、孫が出来て嬉しいんじゃないか?」ボセイホンノウテキナ
美琴「ま、孫…」ドキドキ
みこ「ぱぱぁー、ままぁー」ウトウトンニュンニュ
上条 美琴「…」ジー
上条「まぁ、ちょっと早いけど寝るか」ウン
美琴「そ、そうね」ドキドキ
みこ「えへー」ポワポワ
美琴「え。みこちゃんそこなの?」ジー
みこ「んにゅー」タレー カミジョウサンノウエデウツブセダイモンジ
上条「だって下ろすと…」サットナリニネカス
みこ「…ふぇぇぇぇぇ」ポロポロ サミシイ
上条「……って、なるし」モドス
みこ「…えへ」ポワポワ
美琴「いいなぁ…」ボソ
上条「ん?」ナンダッテ?
美琴「え? あ、う、いや! その……お、おやすみっ!」ババッフトンニマルマル
上条「お、おぉ…」ドシタンダ
美琴「…」
上条「んー」メ、ツムル
みこ「えへー」テレー
美琴「…」
上条「…」
みこ「んー」スヤスヤ
シーン…
美琴「ね、ねぇ…」オキテル?
上条「ん?」ネソウ
美琴「も、もうちょっとそっち行っていい?」モジモジ マックラデキヅカナイケドマッカッカ
上条「ん? 寒いの?」
美琴「寒いっていうか…その…」アウアウ
上条「まぁ、別にいいけど…」
美琴「じゃ、じゃあ…」スススチカヅク
上条「そんなんじゃ変わんねぇじゃん」ジー
美琴「う、うん」ススス
上条「明日楽しみだなー…」ウトウト
美琴「う、うん」ドキドキ
上条「ふぁぁぁ…、ねむっ…」ウトウト
美琴「ご、ごめんね。起こして…」モジモジ
上条「いいよ。じゃあ、おやすみ、御坂ー…」スカー
美琴「…」ジー ネタノカクニン
美琴「///」スススピトっカミジョウサンニクッツク デモハズカシイノデセナカダケ
美琴「お、おやすみ……、みこちゃん。と、ととっ…」トウフ
深夜―――
みこ「んぁ」ウト メザメル
みこ「んにゅー…」メ、ゴシゴシ
みこ「…おしっこ」プルプル
上条「すーすー」スヤスヤ
みこ「ぱぱぁー…」ホッペプニー
上条「むふー」プニラレ
みこ「ふぇぇ…」ウルウル
美琴「えへへ…」ドキドキスヤスヤ カミジョウサンニピッタリ
みこ「ままぁー…」ホッペプニー
美琴「むふぁー」プニラレ ダメヨ、トウマ
みこ「ふぇぇ…」プルプル
みこ「…ぐすん」ヒトリデデキルモン ヨロヨロタチアガル
みこ「わわわっ」グラグラッ
ずぼっ―――!!! センサイナナニカヲフミツケル
上条「ピャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!????????」ビクーーーン
みこ「っ!!!! ふ、ふぇぇぇぇぇぇぇ…」ビックリ ポロポロ デモナントカタエタ
美琴「う、うわっ! な、何よなになにっ!?!?? ど、どしたのみこちゃん!」ガバッアセアセ
みこ「ままぁー…」プルプルプルプル
美琴「はっ! トイレ!」ヒョイプルプルミコタンスタタタタタ
上条「」パクパクパクパク
ジャー ガチャッ
みこ「ほぇー」テテテ
美琴「大丈夫だった?」ハテ
みこ「うん。ままありがとー」コク エヘー
美琴「よしよし、じゃあ手洗って寝ようね」ヒョイミコタンテアライバ
みこ「んー」ジャブジャブ
アァァァアアァァアァァ… ナニカブキミナコエ
みこ「」ピタ
美琴「」ピタリ
ウァァアアアァァァァアァァァァ… ウメキゴエ
美琴 みこ「」カタカタカタ
みこ「…ふぇぇぇぇ」ポロポロ コワイ
美琴「み、みこちゃん大丈夫よ! 近くに怪しい電磁波は…!」ビクビク
みこ「ままぁー…」プルプルウルウル
美琴「と、とりあえず早めにパパの所戻ろう!」ヒョイミコタン タタタタタ
みこ「ぱぱぁー…」フェェェ
上条さんがいる布団―――
美琴「ちょ、ちょっとアンタ起きて!」ナンカヘンナコエガ ユサユサ
みこ「ぱぱぁー」フェェェェ ユサユサ
上条「あぁぁああぁぁぁぁぁぁあぁぁ…」コエノヌシ シクシク ウズクマッテナイテル
美琴 みこ「」
【後編】 に続きます。