一方「やめてェーーッ!!」
シスターズ「ミサカは…ミサカは…ミサカは…」
一方「マジ、勘弁してェーーッ!!」ハアッハアッ
シスターズ「ミサカは…ミサカは…ミサカは…」
元スレ
一方通行「助けてェーーッ!!」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1290232411/
一方「そゥだ、上に逃げりゃァ…!」バン!
シスターズ「……!!」
一方「へっ、ここまでは、流石にィ……」
シスターズ「……ミサカは」
一方「…うぎゃァァァァァーーッ!!」
一方「うわァァァァーーッ!!」バン!
シスターズ「また、逃げましたとミサカは」
シスターズ「早く追いかけないと、とミサカは」
シスターズ「これ以上の実験の遅れは、とミサカは」
シスターズ「ミサカミサカミサカミサカミサカミサカ」
一方「ぎゃあァァァァァーーッ!!」
風車の上―――
一方「へっ、ここまでくりゃァ、簡単にはァ……」
シスターズ「ウロウロ」
一方「へっ、ざまァみろ…」
シスターズ「ガシッ」
一方「へっ?」
シスターズ「ガシンガシンガシン」
一方「えええっ?!」
シスターズ「ガッシーン!!」
一方「ぎゃあァァァーーッ!?まさかの、ミサカタワーッ!!!」
シスターズ「ミサカ…ミサカ…ミサカ…」
一方「こっ、こっちに来るゥーーッ」
ヒョコッ
シスターズ「…ミサカは」
一方「うぎゃァァァァァーーッ!!!」
一方「ヒィィィィィッ」ダッ
シスターズ「また逃げましたと、ミサカは」
シスターズ「やれやれ、またやり直しと、ミサカは」
シスターズ「さっさと、追いかけようと、ミサカは」
シスターズ「ミサカミサカミサカミサカミサカミサカ」
一方「ヒィィィィィッ」
男子トイレの中―
シスターズ「ミサカ」バタンッ
ゴミ箱の中――
シスターズ「ミサカ」バタンッ
マンホールの中―
シスターズ「ミサカ」ガランッ
シスターズ「ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカ」
一方「うぎゃァァァァーーッ!!止めてェーーッ!!」
一方「ハァッハァッ、流石に家までにィは…」カチャッ
一方「…………」
ギッシリ、ミサカ
シスターズ『ミサカは』
一方「………」バタン
一方「――と、言う夢か」ハハッ
シスターズ『………』ジーーッ
一方「…………へっ?」
シスターズ『ミサカは』
一方「うぎゃァァァァァーーッ!!」ダッ
一方「堪忍してェーーッ」
シスターズ『………』ドドドドドッ
一方「なンか、喋れェェェェーーッ」
シスターズ『ミサカは』
一方「やっぱ、いいィィィーーッ!」バタバタ
一方「そ、そゥだ、電話だっ!誰か助けを――ッ」ピッピッ
ステイル『もしもし?誰だい』
一方「…………」
一方「間違ェたァァーーッ!!」
一方「ぎゃあァァァーーッ!迫って来るゥーーッ」
ガシャン
一方「電話落としたァァァーーッ!!」
シスターズ『…!?』
一方「あいつらァ、電話を奪いあってやがる…。今のうちッ!って、へっ?」
シスターズ『ミサカミサカミサカ……』
一方「前からも、現れたァ!?」
一方「う、後ろからも!」
シスターズ『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカ』
一方「挟まれたァーーッ!?」
シスターズ『………』ザッ
一方「ヒィッ!?」ビクッ
一方「ぎゃあァァァーーッ!!」ダッ
ドボーンッ!
シスターズ「橋の上から飛び降りやがった、とミサカは」
シスターズ「早く追いかけないとと、ミサカは」
シスターズ「勇気を持って飛び降ります、とミサカは」
シスターズ『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカ』
一方「ヒィィィィ!」
一方「ヒィィィィ、飛びィ降りたァミサカの川のぼりィ!」
シスターズ『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカ』
一方「ぎゃあァァァァーーッ!!こっち来んなァーーッ!!」バシャバシャ
シスターズ『……』ザバザバ
そう、俺は後悔していた。まさか、こんな事になるとは――。
―一昨夜
俺は『グループ』の連中と仕事をしていた。仕事自体は簡単だったが、その後が、まずかった。
土御門「おいっ、何してる!?」
一方「……音楽、聞ィてただけですゥ」
ブッ!
一方「テメェ、何しやがる!」
土御門「それは、こっちのセリフだ!」
土御門「いいか、お前はこの音楽を学園都市に流してしまった!」
一方「…それが、何なんですゥー?」
土御門「この音楽を聞いたヤツは、ある一定以上の好意を寄せる人間に対し、積極的かつ素直になる!」
…俺は適当に聞き流した。はっきり言や、期待してた。あのクソガキが、ぐふふふふふ。
そう、あの時はまだ――
打ち止め「おかえり、一方通行!ってミサカはミサカは溢れる思いを包み隠さずダイビング!!」
一方「…オォって、いきなり、全裸ダイビング!!」
打ち止め「溢れる思いで、只今、MNWは暴走中っ!!」
一方「へっ?」
シスターズ『……』ギロン
―――――
一方「はァ、参ったなァ」フウ
一方「とりあえず、撒ィたが…」チラッ
「おいっ、一方通行!!」
一方「!!」ドキッ
「助けてくれ、追われてるんです!!」
一方「…何やってンですかァ、三下ァ」
上条「いや、昨日いきなり、みんなの様子がおかしくなって、一晩中追いかけまわ「あーっ、とーまだ!」
御坂「見つけたわよー、当麻」
小萌「さっさと、私達の愛の毒牙にかかって下さい!」
姫神「とーま」
御坂妹「とーま」
『とーまとーまとーまとーまとーまとーまとーま』
上条「うわわわわわ、また来たーーッ!って、逃げるな一方通行!置いてかないで下さい!!」
一方「やかましィ!俺も追われてるンですって、前からも来たァ!!」
『とーまとーまとーまとーまとーまとーまとーま』
『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカ』
上・一「うわわわわ」
上条「ダメだ…」
一方「どうやっても」
上・一「逃げられない」
シスターズ『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカァァァーーッ!!』
『とーまとーまとーまとーまとーまとーまとーまとーまァァァーーッ!!』
上・一「ぎゃあァァァァーーッ!!!」
プルルル…。
土御門『は~い、上やん。ご機嫌かにゃ~』
上条「つっ、土御門!?」
土御門『そんな、大ピンチな上やん達に脱出のヒントをあげちゃうにゃ~』
上条「早くして早く!もう上条さんは、上条さんはァァァーーッ!!」
土御門『そんじゃ、もったいぶらずに言うんだぜい』
土御門『上やん、着けてるものを遠くに投げるんだにゃ~。それじゃ、グッドラックだにゃ~』プツ
上条「……」
一方「……」
上・一「やるしかないっ!!」
上条「そーれ、上条さんの靴ですよー」
『ギャー、ワー!』ドドドッ
上条「ほーら、Yシャツですよー」「靴下ですよー、って一方通行も早く!」
一方「あ、あァ。おら、靴だァーーッ」
シスターズ『………』ドドド
一方「おっ、おィっ」
上条「ああ、いけるかもっ」
「ほーら、ズボン」「ほーら、ベルト」「シャツ」
上条「そして、」
一方「最後は、」
上・一「「パンツだァーーッ」」
『『ウオオオォーーッ!!』』
上条「今だ、包囲が解けたっ」
一方「行くぞォ!」ダッ
上条「ああ!!」ダッ
ギャーギャーワーワー!!
上条「なんとか脱出出来たな」ハアハア
一方「でも油断は「いっ、一方通行!?」
一方「よっ、黄泉川!?」
黄泉川「……」カシャン
一方「へっ?」
黄泉川「た、逮捕するじゃん…。…愛の」
一方「…ぎゃあァーーッ!!」
一方「ヤったな…」ハアハア
上条「ああ、ヤってしまったな…」ハアハア
黄泉川「……」ピクピク
一方「流石のコイツも、二輪差しは効いたみてェだな」
ピピピ
土御門『にゃにゃにゃ~ん。土御門さんだぜい。上やん、ご苦労さまだにゃ~』
上条「お前、どっから電話かけてんの!?」
土御門『それは秘密。さて、現在の状況を打開する方法が分かったんだぜい』
上条「本当か!?」
土御門『もちろんだぜい』
土御門『一昨日、一方通行と行ったビルの中、同じ部屋に今回の事件をとく鍵かあるですたい』
上条「まずは、そこに行けばいいんだな」
土御門『上やん、毎度苦労をかけるな。』
土御門『今回も、学園都市の命運がかかっている。宜しくたの「アニキ、イッチャウー」
上条「…土御門のヤツ、妹とヤリながら電話してやがったのか。って、一方さーん何やってんのー」
一方「黄泉川から金と服をとってる」ゴソゴソ
上条「まんま、追剥だ…」
一方「ほっとけ」
一方「さて、黄泉川も、大事をとって、大型ロッカーに突っ込んどいたし、」
上条「その時点で大丈夫じゃないけどな」
一方「そろそろ行きますかァ、っと」
上条「どうした?」
一方「黄泉川のバイブのスイッチ、入れるの忘れてた」
上条「さて、問題のビルまでやって来たが…」ガサ
一方「黄泉川のヤツは、今ごろ悶絶してる頃だろうがァ、深く考えなィ様にしよゥ」
黄泉川『ンンーーッ』プシャアァー
土御門『にゃにゃにゃ~ん。土御門さんだぜい。どうやら、ビルまでは無事に辿り着けたようだにゃー」
上条「まあな」
土御門『だが、ここからが本番。ビルには、シスターズと、上やん狙い組が集結してるんだぜい』
上条「どういうご都合主義だよ!?」
土御門『さあ?どちらにしろ、ここが最後のたたか「アニキ、ソコダメェ!」プツ
上条「だから、妹とヤリながら電話して来んなーーッ!、っと、様子はどうだ、一方通行?」
一方「あァ、中々厳重な警備だァ」
一方「裏口は駄目、最も警備がきつい。かと言って、相手の裏をかくのは、至難の技だなァ」
上条「確かに、あの妹達は、平気でエアダクトやダストシュートにも潜んでそうだしな」
一方「と、なれば残るは…」
上条「正面突破って事か…」
上条「それに、その部屋は8階なんだろ?どうやって昇る気だ?」
一方「確かに、普通の方法じゃ昇れねェ。だったら、」ニヤ
一方「普通じゃねェ方法で昇ればいいンだよ」
上条「へえ、どんなほうほ「見つけました、と二人の半分はだ、むぐっ?!」ジタバタ
上条「………」
一方「………」
シスターズ『………』
上・一「「見つかったァァァーーッ!!」」
一方「こうなりゃ、作戦もクソもねェ!正面突破だァッ!!」ダッ
上条「なら、思わせぶりに喋んなあぁーーッ!!」ダッ
シスターズ『ミサカァーーッ!!』ジャキーン!
上条「うおおっ、すげぇ数じゃねーか!何か策でもあるのか!?」
一方「あるとすれば、ただ一つ…」
上条「!あれをやるって言うのか!?」
一方「それ以外に道はねェ!!」
上条「仕方ない、か。ウオオッ!!」
上・一「「必殺!アンダーフラッシュ!!」」
説明しよう!アンダーフラッシュとは、秘部をチラリと相手に見せる事で、相手の隙と、動揺を誘う技なのだ!!
シスターズ『………!!』
バタバタバタッ!!
上条「スゲエ!妹達が鼻血を出しながら、次々と倒れていく!!」
一方「よしッ!このまま、玄関突破「お待ちなさいとミサカは」
上条「胸チラッ!!」チラッ
シスターズ「セロリ本命でも、アナタの胸チラッ」ブハァ!
上条「よし、なんとか効いた!」
一方「すまねェ!」
上条「気にするな!」ニッ!
上条「よーし、エレベーターまで辿り着いた!!」
一方「来い来い来い来い早く来いィ!!」
シスターズ『ミサカァーーッ!!』
上条「クソッ」
上・一「「セクシー・バスト・アタック!!」」
シスターズ『!!』バタバタバタッ!
チーン
上条「来たぞ!」
ウィーン
シスターズ「甘いですね、中に誰も乗っていない「ダイレクト・アンダー・アタック!!」ムギュ!
シスターズ「はう…」バタ
一方「よし、早く閉めろ!」バタン
シスターズ「ちっ、逃がしましたね。しかし、行く先は分かっていると、ミサカは確信の笑みを浮かべます」ニヤリ
チーン
シスターズ「さあ、観念なさいとミサカ達は――何!?」
シスターズ「エ、エレベーターの中には誰もいないとミサカは―」
シスターズ「そっ、そんなはずはないと、ミサカは―」
シスターズ「けど!現実には!と、ミサカは―」
シスターズ『ミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカミサカーーッ!!』
上条「どうだ、エレベーターの上に登り、そこから9階まで行ってるとは思うまい!」
一方「よーしィ、このまま一気にィ!!」
「甘いですね」
上・一「「なにっ!!」」
「正当派はセロリ派などと出来が違いますと、ミサカは「「アンダーフラッシュ!!」」
上条「なにッ!?アンダーフラッシュが通じない!!」
正当派「一度見た技はミサカ達には通用しないと、ミサカは勝利を宣言します」ボタボタボタ
正当派「さあ、覚悟を決めて下さいと、ミサカは舌舐めずりながら、にじり寄ります」ジリジリ
上条「…どうする!」
土御門『そんな困った時の土御「ダメェ、いっちゃう!」
上条「おいっ、土御門!舞夏の声がだだ漏れだぞ!」
土御門『それはすまないぜい』パンパンパン、アンアンアン
トーマ…トーマ…トーマ…トーマ…トーマ…
一方「おいィ!ヤツら、迫って来てるぞォォォッ」
土御門『任せるにゃ~。とっておきをお見舞いしてやるぜい』
上条「と、言ってる間にも、うわわわわ!」
正当派『とーまとーまとーまとーまとーまとーまとーまとーまとーま』
正当派『とーまあぁぁぁぁぁ!!!』バッ!
『…ミサカ、好きだよ』
正当派『!!!!!』
上条「妹達が、キンチョーでうたれた蚊のごとく、床に落ちていく…」
土御門『これぞ、上やんハニーボイス!とっておきなんだぜい~』
上条「ああ、サンキュな土御門」
土御門『どういたしま「あああ!アナルでイクウゥゥゥ!」
上条「だから、ヤリながら電話すんじゃねぇぇぇ!!」
一方「ようやく、ここまで来たなァ!」
上条「…人間として、大事なものを随分と失った気がするがな」
一方「さて、最後の仕上げを」
「…待ちなさい」
上条「げっ、その声は…」
御坂「…とうとう、来たのね」
打ち止め「私もいるよって、ミサカはミサカは手をふりふり!」
一方「打ち止めァッ!?」
打ち止め「えへへっ、って笑いながらミサカはミサカはあなたにそっと、よりかかり…」トサッ
打ち止め「あなたをそっと押し倒し、抱いて欲しいって、本当のキモチを伝えてみる…」エヘッ
一方「……!」グハッ!
上条「一方通行ォォォッ」
御坂「どうやら、あっちはかたずいたみたいね」
上条「くっ…」
御坂「次は、アンタの番よ!!…とーま///」スッ
上条「…何!?」
ポスッ
上条「へっ?みっ、御坂サン?」
御坂「…とーま、大好き!」キュッ!
上条「…えええっ?!」
御坂「…なんてね」スッ…
上条「なんだ、御坂からかうな」ホッ
御坂「…少し、素直になっただけ」クルッ
御坂「…アンタが、ううん、とーまが私を見てくれなくてもいい。気持ちになんて答えてくれなくてもいい」
御坂「とーまが何時も、人の為に傷つき、誰に見られる事なく、誰かを助ける様に、私もとーまを助ける」スッ
御坂「…あなたを愛してもいい、ですか?」
御坂「…ううん、答えなくても、いい。私はあなたを愛してるから」キュッ
上条「ぎゃあァァーーッ!おっ、落ち着け御坂ァーーッ!!」
御坂「うん!落ち着いてる。あなたを好きだって、素直になってからずっと」ニコッ
上条「ぎゃあァァーーッ!全然落ち着いてねぇーーッ!なんなんですか、この空前絶後の破壊力ーーッ!!」ズザザーッ
御坂「とーま、そこ、苦しそう」
上条「へっ?」モコッ
御坂「私が直し「そこまでなんだよ、短髪!!」
上条「イっ、インデックス!?」
インデックス「全く、目を少し離すとすぐ抜けがけしようとしてっ!」
インデックス「…私が代わりにしてあげるね」スッ
上条「えっ?」
インデックス「大丈夫。何時もは言えないけど、触って、とーま」ポフッ
上条「ぎゃあァーーッ!!まさかの二段重ねェーーッ!熟カレーも顔負けェーーッ!!」
小萌「待ちなさい、シスターちゃん!!」ドン!
上条「小萌せんせーーッ、助けに――」
小萌「一番絞りは、先生に「ぎゃあァーーッ!一番ストレートに来たーーッ!!」
姫神「待って。わた「おっと、そこまでと、ミサカは横から口を挟みます」
上条「姫神ィィィーーッ!一行も喋れなかったァァァーーッ!!」
御坂妹「そして、今こそ決戦の時だと、ミサカは改めて気合いをいれます」フンスッ
上条「御坂妹ォォーーッ、お前もかァーーッ!」
御坂「さあ、覚悟して、とーま♪」
インデックス「とーま」
小萌「とーま」
姫神「とーま」
御坂妹「とーま」
『とーまとーまとーまとーまとーまととーまとーまとーまとーまとーまとーま』
上条「ぎぃやあぁぁぁぁぁーーッ!!!!」
一方「しっ、しっかりしろ三下ァーーッ!!」
上条「わ、分かった、ってお前は打ち止めに乗っかられてるだけじゃねーかぁぁぁーーッ!!」
一方「俺にとっちゃァ重いンですゥーーッ!愛の隕石なんですゥーーッ!!」
土御門『上やーん』
上条「つっ、土御門!助け『ファイトだぜ「モウ、コワレッ!」
上条「だから、ヤリながら電話すんなーーーッ!!」
『ミサカ…ミサカ…ミサカ…ミサカ…』
『トーマ…トーマ…トーマ…トーマ…』
上条「くっ、他の奴らも迫ってやがる…。どうする!?」
一方「どうするっても、最早あれを使うしかねェ!!」
上条「!!本当に、いいのか」
一方「あァ、やるしかねェっ」
上条「ならっ」カッ
上・一「「ラブ・アンド・アイビーム!!」」ガカァッ!!
御坂「何っ、これ!」
打ち止め「あ、あなたからの余りの熱視線に、ミサカはミサカはダメ、イッちゃう!!」
バタバタバタッ
上条「やったか…」
一方「あァ、だが本当の相手は、ドアの、壁の向こうだァ…!」
『ミサカァーーッ!!』
『トーマァーーッ!!』
上条「来たか…、よし!」スッ…
一方「これが、俺達の…」ヌギッ!
上・一「「全力全開!!」」ババッ!!
『………!!?』ゴクリッ!!
上・一「「ゼンラ・セクシー・ダイナマイト!!!」」
『……………!!!』
説明しよう!「ゼンラ・セクシー・ダイナマイト」とは、あえて、相手の眼前で全裸になる。そして、胸や股間を恥ずかしげに隠す事で、そのセクシーさをアピールする技なのだ!!そして――
上・一「「ヒィィィト!エンドォォォォ!!!」」
『!!!!!!!』ブシュウアァァァーーーッ!!!
そして、機を見て、一気にセクシーさを解放させる、まさに、上条と一方通行の最終兵器なのだ!!
ドゴオォォォーーッン!!
上・一「「……へっ?」」
そして、余りあるセクシーエネルギーが何処かで爆発しようとは、流石に二人とも考えてはいなかったのだった!!!
そして、見事一方通行が流した音楽と逆の音楽――ワクチンプログラムを流した二人だったが――
上条「どうだ、そっちは?!」
一方「…大丈夫みてェだ!」
今だに、追いかけられていた!!
土御門『にゃにゃにゃ~ん。土御門さんだぜい』
上条「土御門!?どういう事だ!全然治ってねーじゃねえか!!」
土御門『落ち着け上やん。別に、そのワクチン、速攻性だとは言ってないんだぜい』
上条「なんですと!?」
土御門『そのワクチンを聞いた後、三日ほどで症状のピークを迎え、その後四、五日で治るんだぜい』
上・一「「なんですとーーッ!!」」
上条「それじゃ、あと一週間も逃げ続けんのか!!」
土御門『ま、報酬は出したから。二人の幸運を「アニキ、ニホンモサシチャダメェー!!」プツ
上・一「「だから、妹とヤリながら電話すんなーーーッ!!」」
「…何やっているんですか?」
上条「かっ、神裂!」
神裂「土御門から言われて来たのですが…」
上条「そっ、そうか。なら、助けてください!」
神裂「そうですか…。ほかならない貴方の事。力の限り御助力します!」
上条「そうか、助かるっ!って、神裂さーん、何でそんなに、息が荒いんです!?上条さん、身の危険を感じますの事よ!?」
神裂「分からないんです…。今朝、この街に来てからずっと貴方のこ「セクシービーム!」
神裂「あう…」ドサッ
上条「ふう、危ないとこだった…」
一方「待てよ、コイツ、今朝来たって言ってたよなァ…」
上条「…まさか、五和達やオルソラ、アニェーゼ部隊も来てるんじゃ…」ガタブル
一方「…だから、お前は一体どンだけモテテるンですかァーーッ!?」
ミツケタワヨ!コンドコソ…
ミサカ…ミサカ…ミサカ…
トーマ…トーマ…トーマ…
『ミサカァーーッ!!』
『トーマァーーッ!!』
上・一「「うわわわわ」」
上条「逃げるぞっ!」ダッ
一方「チクショーーッ!」ダッ
こうして逃げ出した、上条当麻と一方通行。二人が人間の尊厳を切り売りしながら逃げのびるのは、また別の話である。
一方「助けてェーーッ!」
上条「不幸だァーーッ!」
終わり