結衣「そ、そうだよな!」
京子「ほら、うち女子中じゃん?レズなんていたら気持ち悪くてたまんないよーっ」
結衣「ほ、ほんとそれだな!」
京子「じゃあ、私彼氏とデート言ってくるからー」
結衣「お、おう!」
ガラ
ピシャッ
元スレ
京子「きゃははっ。レズとかマジないよねー!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396717264/
結衣「京子…」
結衣「京子京子京子…!」
ドアの向こう
京子「結衣ぃ…」ぐすん
彼氏「お、京子。遅いぞー」
京子「ごめんごめん」
京子(なんで私は、好きでもない男と付き合ってるんだろう)
京子(こうすれば、結衣のこと忘れられると思ったけど)
京子(結衣ぃ…)
彼氏「そろそろ、俺たちも一ヶ月だな」
京子「そうだね」
彼氏「そろそろ…だよな」
京子「え?」
彼氏「ここは人通りも少ないし」
京子「な、なに?」びくびく
彼氏「えっち…しよ?」
京子「え!?」
京子(最低!こんなやつだったの!?)
彼氏「…」がしっ
京子「や、やだっ、やだ!」
彼氏「おお、嫌がる演技…そそるねぇ」
京子「結衣ー!」
彼氏「…」ぴたっ
京子「…っ」ぱっ
彼氏「なんだよお前、ゆいゆいゆいゆい!結衣ちゃんばっかり!レズかよお前」
京子「…」
彼氏「レズとか引くわ。なんか見た目が可愛かったから告白したけどよ、別に最初から体目当てだったし」
京子「…」
彼氏「じゃあな。女通しでよろしくやってろよ」
たったったった…
京子「…うう」じわっ
京子「結衣ぃっ、結衣ぃっ」ぽろぽろ
京子「結衣ぃ…だいすきだよ、愛してるよ、結衣」
京子「でも、この気持ちを伝えたら、友達関係も崩れちゃうかもしれない」
京子「だから、私はこのまま気持ちを内に秘めたまま、苦しいのに元気なふりをするしかない」
京子「でも、もう、疲れちゃったよ…」
結衣の家
京子「結衣ー!」
結衣「なんだ、京子か。入れよ。彼氏とデートじゃなかったのか?」
京子「別れたー」
結衣「え?」
京子「もういいよ、あんなやつ」
結衣「そうか」
…
結衣「なあ、京子」
京子「ん?」
結衣「私、県外のH高校を受けようと思うんだ」
京子「え?」
※二人はいま高3です
京子「そんな、二人で七森高等部に行くって約束したじゃん!」
結衣「知ってるよ、私。京子が県トップ校がA判定なこと」
京子「…」
結衣「京子はそこに行ってさ、勉強頑張って、京大でも東大でも目指せばいいよ。京子ならいける」
京子「…」
結衣「H高校って陸上が有名だろ?私、そこで陸上始めようと思うんだ。お互い、いつまでも一緒にいず、自分の得意分野で…」
京子「やだ…」
結衣「え?」
京子「やだ!」
結衣「いや、だからいつまでもいつも一緒ってわけには…」
京子「やなの!結衣、いかないで!私のそばから離れないで!」
結衣「京子…?」
京子「…」ぽろぽろ
結衣「どうしたんだよ、京子。私だって、別に京子と離れたいわけじゃ…」
京子「結衣ぃ!」だきっ
結衣「京子!?」
京子「やだ、やだ、いやなのぉ…。結衣から離れたくないよ…」
結衣「京子、レズみたいだぞ」くすっ
京子「レズじゃないもん…」
結衣「レズじゃないんだろ?」
京子「ただ、好きな人が女の子だっただけだもん。そりゃそうだよ、こんなにかっこよくて、可愛くて、頼りになる幼馴染がいたら、誰だって好きになるよ…」
結衣「きょう…こ?」
京子「…」ぎゅーっ
結衣「…」
京子「…」
結衣「京子…私は…」
京子「帰る」
結衣「え?」
京子「じゃあね、結衣」
結衣「ちょ、ま…」
バタン
京子「どうしよう、告白しちゃった…」たったった…(走ってる)
京子「もう、無理だ。無理だよ…」ぽろぽろ
結衣「どうしよう…」
結衣「私は、京子が好き」
結衣「でも、私も京子も、女の子」
結衣「京子も、私のことが好き…?」
結衣「どうしよう…」
結衣「いや、考える前に、京子が傷ついてるんだ!」
結衣「追いかけなきゃ…」
京子「わー!!!」ぽろぽろ
京子「なんで、なんで私は女なんだよー!」
結衣「京子!」
京子「結衣!?」
結衣「」だきっ
京子「結衣…?」ぐすん
結衣「京子…」
京子「は、離して…」
結衣「え?」
京子「私は、レズなの!同性なのに結衣のことが大好きな、同性愛者なの!」
結衣「…」
京子「い、今だって、結衣に抱きしめられて、ドキドキしてるの!」
結衣「…」ぎゅうううう
京子「気持ち悪い…でしょ?」ぽろぽろ
結衣「そんなわけないだろ」
京子「ゆ、結衣は優しいから、そんなこと言ってるんだ」
結衣「そんなこと言ったら、私いま興奮してるから」
京子「ふぇ?」
結衣「私は、京子を抱きしめて、興奮して、Hな気分になってて、あそこが…」
京子「わー!わー!もういい!////」
結衣「…」にやっ
結衣「京子…」
京子「な、なに?」
結衣「好きだよ」
京子「…私も」
結衣「私からいえなくてごめんね」
京子「ううん」
結衣「いつから、私のこと好きだった?」
京子「わかんない。もう、幼稚園の頃から好きだったかも」
京子「とってもかっこよくて、頼りになる幼馴染だったから」
結衣「そんなことないよ」
京子「そんなことある!」
結衣「ほら、私変態だし。今だって、京子と手をにぎってるから、あそこが…」
京子「もういいから!キャラ違うから!////」
結衣「…」にやっ
京子「ゆ、結衣は…私のこと、いつから好きだった?///」
結衣「自分の気持ちに気がついたのは、中三になってからかな」
京子「…遅いね」
結衣「まあ、京子と一緒にいたときから京子が好きで、京子以外の子を好きになったことなんてないから、わかんなかった」
京子「結衣…」てれてれ
結衣「京子…」ほっぺにちゅっ
京子「ひゃう///」
結衣「京子」
京子「なあに?」
結衣「いつかえろいこともしような」
京子「最低か!」
おわり