18 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:03:11.69 DwK/q+Qf0 1/11

「朝起きると大変なことになっていた」

バナナ<オイッスー

「俺の息子がバナナになってる」

「……え、なにこれ。バナナ? バナナなの? 俺の象さんは果物になったの?」

「……夢か」

「こういう時はもう一回寝れば、覚めるよな」



「……違う、夢じゃない。これは、現実だ」

バナナ<セヤナ

「ぎ、ぎゃああああああ!! チ
○コがバナナになってるうううう!!」

バナナ<セヤナ

「うわあああバナナだあああ!! バナナだあああああ!!」

バナナ<セヤナ

元スレ
[二本立て]幼馴染「倍返しなんだから!!」/男「チ○コがバナナになった」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394694946/

19 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:08:39.81 Fes8w9Gn0 2/11

「うるさいクソ兄貴! いつまで寝てるつもりっ!?」バンッ

「あ、妹! これを見てくれ!」

「ちょっ、なに汚いもの見せ付けてるのよ!? 最低!!」プイ

「俺の息子がバナナになってるんだよ! 顔を背けないでちゃんと見てくれ!」

「童貞こじらせたからって、妹にセクハラするなんて!!」

「本当にバナナなんだよ! 純粋なまでにバナナなんだ!」

「なに訳の分かんないこと言って……」チラ


ドクンッ……!


「っ……!?」

(な、なに、この胸の高鳴りは……?
兄貴の……お兄ちゃんのバナナを見てると、身体が熱くなって……っ!)

「っ……はあっ……!」

「お、おい。どうした……?」

(お兄ちゃんのバナナ……。まるで甘熟王みたいな素敵なバナナっ……!)

「な、なんか目が怖いぞ……? ってか、顔ちかいって……!」

「はあ……はあ……」クンクン

「匂い嗅ぐなって……!」

(……私、どうしちゃったの?
この匂いを嗅ぐと頭が真っ白になっちゃう……!
あたまの中、とかされちゃう……!)

「おにいちゃん……」トロン

「うっ……」

(あ、あれ、俺の妹ってこんなに色っぽかったけ?)

21 : 連投…だと… - 2014/03/13 18:10:49.23 Fes8w9Gn0 3/11

「ねえ、たべていい……? おにいちゃんのバナナ、パクッてたべていい……?」

バナナ<エエンヤデ

「あはっ……」キュッ

「うっ……」

チュッ

「っ……やめ……!」

ペロ…チュル…

「……おいひい。そろそろ……いただきまーす」アーン


「っ!?」ゾクッ


「や、やっぱりダメだ! じゃあな!」ダッ

「あ……!」


22 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:14:21.72 fqm67B3C0 4/11


通学路にて

「あぶねー。チ○コ食われそうになった。いやバナナだけど」

「ってか、制服も着てねえ……。バナナだからパンツも履けないし。
バスタオルは巻いてるけど、こんな状態で人に見つかったら人生詰むわ」

幼馴染「あら、イヤだわ。もう変態が出る季節なのね」

「げっ」

幼馴染「110番はこういう時の為にあるのね」

「いや、違うんだよ。これには深い訳があるんだ」

幼馴染「へえ? 屋外で下半身にバスタオルを巻いて、しかも陰茎を大きく膨らませてるのは、どういった訳なの?」

「こ、これは別におっ勃ててるわけじゃないんだ!
バナナなんだよ! 朝起きたら股間がバナナになってたんだよ!」

幼馴染「……こういう時は110番と119番のどちらがいいのかしら?」

「ほんとなんだ! ほら!」バサッ

幼馴染「ちょ、ちょっと! 私たちにそういうのはまだ早いわよ!
もう少し段階を踏んでから……」チラ


ドクンッ……!


幼馴染(えっ……? なんで? あのバナナから目が離せない……)

「な、本当だろ!? どうすりゃいいんだよ、これ」

幼馴染「……おいしそう」

「そう、美味しそうなんだよ……はい?」

23 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:17:33.86 EacCLCIp0 5/11

幼馴染「すごく立派ね……。思わずうっとりしちゃうわ……」トローン

(こ、これは、妹と同じ現象!?)

幼馴染「はあ……逞しい形……。まるで甘熟王みたい……」スリスリ

「ちょっ、頬ずりなんかしちゃ……」ビクビク

幼馴染「ふふ、可愛い。……すごく愛おしい」チュッ

レロッ…ズズッ…

「う、うあ……」

(ヤバい……すげえ気持ちいい……!)

幼馴染「ねえ、食べていい……? お願い、食べさせて……?」

バナナ<モチロンヤデ

幼馴染「ふふ、ありがとう」ニコ

(……ああ、やっぱりこいつの笑顔は可愛いな)

幼馴染「いただきます……」アーン

「……!?」ハッ

「ダメだ! そんなのダメだ! 悪い! じゃあな!」ダッ

幼馴染「あっ。そんな……」


24 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:19:44.96 EacCLCIp0 6/11





「公園まで逃げて来たぞ。下半身丸出しだし、どうすりゃいいんだ……」

「取り敢えず、陰の方に隠れよう」





「さて、これからの事について考えないとな……」

「あっ、お前もサボりか」

「うわ、ビッチだ」

「あん?」

「ビッチと話すつもりはない。失せろ、今すぐ」

「な、なんだよ。そもそもなんでチ○コ丸出しなん……」チラ


ドクンッ……!


「……っ!?」

(うそ、まるで甘熟王プレミアムリッチみたいな、魅力……)

「た、食べたい……」

ガシッ

「え?」

「ビッチはそういうの良いから」

ポイッ

「ひでぶっ」ベチャッ

「中古品に用はないんだよ」

「」

バナナ<カワイソウヤ…


25 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:21:17.21 EacCLCIp0 7/11



「……はあ。これからどうしようかな。何も妙案が思いつかねー」

「……陽射しが暖かいし、ちょっと寝るか。
起きたら治ってるかもしれないしな」





幼女「うぅ、昨日からなにも食べてないよぅ……。
どうして、あたらしいお母さんはイジワルするの……?
ぐすっ、おなかすいたよぅ……」

……ちゃん。

幼女「……?」

……うちゃん。

幼女「こっちからコエがするぅ……」

お嬢ちゃん。

幼女「……わたし? わっ、だれか寝てる」

バナナ「お嬢ちゃん」

幼女「……バナナ?」

バナナ「せや、バナナや」

幼女「わー、バナナって、しゃべるんだ!」

バナナ「知らんかったか? 常識やで」

幼女「わー、すごい! あ、こんにちはっ!」

バナナ「おう、ご丁寧にどうも。お嬢ちゃん、良い娘やな」

幼女「えへへ!」

グウゥー

幼女「あ……」

26 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:23:45.96 JmdVxyyO0 8/11

バナナ「お腹が空いてるんやな」

幼女「うん……。昨日からなにも食べてないの」

バナナ「そうか……。……そんなら、ワイを食べい」

幼女「え? で、でも、そしたらバナナさんは……」

バナナ「ええんや。生き物はな、皆、お腹をいっぱいにして、また生きていこうと頑張れるんや」

幼女「でも……」

バナナ「わいはバナナ。食べてもらうのがワイの幸せなんや。
しかも、美味しく食べてもらうもらえるなら、これ以上の幸せはないんや」

幼女「……」

バナナ「お嬢ちゃんは、今は、辛いのかもしれへん。
でもな、生きるんや。
いつか、幸せになれるまで、生きて、生きて、生きるんや!」

幼女「バナナさん……」

バナナ「……これまで生命を繋いでくれた食べ物に感謝するんやで。
そして、これから生命を繋いでくれる食べ物に感謝するんや。
そうすれば、きっと、幸せになれるんや」

幼女「……うん!」

バナナ「それとな。他の奴らは、間違えてたが……バナナは剥いて食べるものなんやで!」

幼女「うん!」

ムキッ

「おふっ……」ビクンッ

幼女「……いただきます!」


バナナ(……ワイは、幸せ者やな)

27 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:25:19.88 JmdVxyyO0 9/11



その後、私はバナナさんの言葉通り必死に生きた。

辛いことは何度もあった。数え切れないほどの涙を流した。

それでも、生命を一日一日繋いでいった。

大人になった私は、とある食品会社の、人道支援を立案する部署で働いている。

世界には貧困や飢餓、哀しさが犇(ひし)めいている。

だから、私があの時に、心も体も救われたように、私も誰かを幸せにしたい。

それが、私の幸せ。


完熟


29 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 18:34:15.46 KnJVxQ8S0 10/11

お、おつ
なんだろうかこの困惑する感じ……


31 : 以下、2013年にかわりまして2... - 2014/03/13 19:56:04.11 bt05uCB+0 11/11

腹筋崩壊した

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