佐天「う、うぅ……こんなのが私の能力だなんて」
初春「佐天さーん!新しい能力に目覚めたってほんとですかー!」
佐天「うん、一応ね」
初春「凄いじゃないですか!おめでとうございます!」
佐天「凄くないよ……」
初春「どうしたんですか?もっと喜びましょうよ!」
佐天「こんな能力で喜べないって……」スッ
初春「手を使って何かする能力なんですか?」
佐天「これだよ」ポタッポタッ
初春「なんか透明な液体が出てますけど」
佐天「舐めてみる?」
初春「え?毒とかじゃないんですか?」
佐天「おいしいよ……」
初春「じゃあ……」ペロッ
佐天「……」
元スレ
佐天「指先から甘い蜜を出す能力かぁ……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1369256022/
初春「なんか説明し辛いですけど、おいしいです!」
佐天「どんどん出るよー」
初春「ふぁい……これ意外と凄い能力じゃないですか?」
佐天「何に使えるのかわからないよ……」
初春「ちょっとずつ瓶に溜めて販売するとかどうですか?」
佐天「売れないでしょ絶対……」
初春「おいしいから売れますよ!」
佐天「見知らぬ人間の体液なんて誰が買うのさ……」
初春「佐天さんの容姿ならきっとおじさん相手にジャンジャン売れますよ」
佐天「もうそれ能力関係無いし……」
初春「う……」
佐天「初春がさっき言ったみたいに毒でも出れば使い道あったかもね」
初春「そんな事ないですよ!」
佐天「え?」
初春「毒なんて誰も幸せにしませんよ。
それに蜜の味は凄くおいしいですし、絶対使い道があるはずです!」
佐天「初春……ありがとう」
初春「ここはやっぱり手からコインを打ち出す御坂さんの助言を賜りましょう」
佐天「レールガンならぬハニーガンってね」ピチャッ
──
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初春「御坂さん、来ていただいてありがとうございます」
御坂「暇だったから気にしないで。で、どうしたの?」
初春「実は佐天さんがついにレベル1になったんですよ!」
御坂「え!やったじゃない!」
佐天「あはは……そうですね」
御坂「どうしたの?もっと喜んでもよさそうなのに」
佐天「御坂さんの能力と違って下らない能力なんで……」
御坂「私も最初は静電気程度だったから大丈夫よ。
どんな能力でもレベルが上がっていけば強力になるから。」
佐天「例外もあると思いますよ……」
御坂「そんな事……どんな能力なの?」
佐天「これです」ポタポタッ
御坂「へ?なんか指先が濡れてるけど……」
佐天「これが私の能力です……」
御坂「……」
初春「み、御坂さん!これただの水じゃないんですよ!」
御坂「そうなの?」
初春「はい!甘い蜜のような味がするんです!」
御坂「蜜……珍しい能力ね」
佐天「いっそ役に立たない能力と言ってくれた方が……」
御坂「まだ目覚めたての能力だから弱弱しく見えちゃうのよ。
毎日使ってれば凄い能力になるわ、きっと」
佐天「そう言ってくれますか……」
初春「私も舐めてみましたし、御坂さんもどうですか?」
御坂「そうね、ちょっと気になるし。佐天さん、いい?」
佐天「いくらでもどうぞー」
御坂「どう舐めれば……こ、こうかな?」チュ
佐天「はぅ……っ」
御坂「ほんとだ、あまーい」チュパチュパ
佐天「み、御坂さぁん……」
御坂「なんか説明できない感じの味かも」チュパチュパ
佐天「も……もう終わりです!終わり!」
御坂「もうちょっとだけ……」チュパ
佐天「だ、だめぇ!」ポタタッ
初春「キマシッ……」
御坂「なんか舌で指をくるくるすると蜜がいっぱい出る気がする」
佐天「はぁ……はぁ……なんか凄かったです」
御坂「おいしかった~」
結局何の助言も得られなかった。
あれから御坂さんは私と会う度に指をくわえてくるようになった。
御坂「……佐天さんっ♪」パクッ
佐天「ひゃああっ!」
御坂「ご、ごめんね」
佐天「いきなりくわえるのはやめてくださいよぉっ!」
御坂「びっくりさせたらいっぱい出るかなと思って……」
佐天「知りませんよそんなのぉ……」
御坂「舐めてもいい?」
佐天「勝手にしてくださいっ」
御坂「やったー、はむっ」
佐天「ん……」ビクッ
御坂は両手で佐天の手首を優しく掴み、佐天の人差し指の
第一関節までを唇でくわえた。
佐天(いつも思うけどこの光景って……めちゃえっちだよね)
御坂「ちょっと出が悪いかな~?」
そう言うと御坂は舌を爪の間に押し付け、細かくにゅるにゅると動かし、
ほじくるような動きで蜜を絞り出そうとした。
佐天(く……ぅ……っ!なんかまたうまくなってるし~……!)
御坂「佐天さん可愛い……」
指をくわえながらもごもごと口を動かすと、佐天の体が小さく跳ねた。
電気が走ったような初めての快感だった。
佐天「御坂さ……も……やめ」
御坂「だめー」
ゆっくりぬめぬめと舐め回したかと思うと、急に指を吸って締め付けたり、
御坂の指フェラは音が立つほどに激しくなっていた。
佐天の足は生まれたての小鹿のようにぷるぷると震えていた。
佐天「もう……だめぇ」
佐天はその場に座り込んでしまった。
佐天の顔は紅潮し、眼は涙がこぼれそうなほど潤っていた。
御坂「ふぅ、ごちそうさまー。また舐めさせてね佐天さん!」
佐天「はぁ……はぁ……」
──
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──────────
御坂「佐天さーん」
佐天「あ、御坂さん」
御坂「また、舐めてもいい……?」
佐天「それが……駄目なんです」
御坂「え!な、なんで?」
佐天「この蜜の成分を分析した結果、中毒作用があるらしくて。
簡単に使う事はできなくなっちゃったんですよ。
だから……我慢してください」
御坂「そんなの……やだ」
佐天「1,2週間もすれば成分が完全に体から抜けるそうなので、
ちょっと我慢してください」
御坂「それって体に悪い訳じゃないんでしょ?」
佐天「ええ……中毒作用以外は何もないですけど」
御坂「じゃあ舐めてもいい?」
佐天「だ、駄目ですって!」
御坂「なんで駄目なの?」
佐天「さっき言ったじゃないですかぁ!中毒作用があって……」
御坂「毒じゃなければいいじゃない」
佐天「私はいいですけど、御坂さんが辛いですよ?
私がいない間ずっと我慢しなきゃ駄目ですし」
御坂「……」
佐天「ね?だから我慢してください」
御坂「……じゃあ一緒に住も!」
佐天「へ……?」
御坂「一緒に住めば全部解決するわ!」
佐天「い、いや……そういう問題じゃ」
御坂「佐天さんは私と一緒に住むの嫌……?」
佐天「いや……じゃないですけど。
お金とかかかりますし……」
御坂「お金なら私が全部出すから大丈夫よ!」
佐天「でもそれじゃ御坂さんに悪いです」
御坂「私は佐天さんの指が舐められて嬉しいし、何も悪い事なんてないわ。
それに……佐天さん以外の人がその能力持っててもこんな提案しなかったし……」
佐天「御坂さん……」
こうして私と御坂さんは二人で新しいマンションを借りて住む事になった。
黒子さんとはかなり揉めたみたいだけど、中毒成分を抜く為に一時的になんたらかんたらって言って
説得できたみたい。
私の能力もレベルが上がってきているのか、蜜の量を意図的に増やせるようになり、
ちょっと時間をかければ小瓶を満たせるくらいの量は出せるようになった。
それでも御坂さんは直接私の指をくわえてくる。
ベッドで寝ている時も私の指をちゅーちゅー吸ってくる。赤ちゃんみたいで可愛い。
最初はいらない能力だと思ったけど……今はこの能力で良かったと思ってる。
──
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御坂「んん……涙子おはよう」
佐天「おはようございます♪」
御坂「はむっ」
佐天「朝からいきなり~!」
御坂「んふふ」チュー
佐天「私も御坂さんの吸います!」チュー
御坂「私だけが吸うの~」チュー
~終わり~