初春「佐天さん。システムスキャンの結果はどうでした?」
佐天「うん。能力身についてたよ」
初春「おめでとうございます。どんな能力ですか?」
佐天「角栓がきれいに取れる能力だよ」
初春「へえ。凄い能力ですね」
元スレ
佐天「角栓がきれいに取れる能力かあ……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347373848/
初春「どんな感じなんです?ちょっとやってみてくださいよ」
佐天「んー……なれてない内に自分に能力使うのは恐いからなあ……」
初春「そうですか」
初春「ん?」
美琴「あーあ。アイツに会えないかなあ……」
初春「アレでいいんじゃないですか?」
初春「御坂さーん」
美琴「あ、佐天さんに初春さん」
初春「御坂さん、実は佐天さんがとうとう能力を取得したんですよ」
御坂「本当に?おめでとう佐天さん」
佐天「いやー、ははは」
御坂「ねえねえどんな能力なの?」
佐天「角栓がきれいに取れる能力です」
御坂「……角栓?」
佐天「あれ。もしかして御坂さん角栓知りません?」
御坂「う、うん……」
初春「この動画がわかりやすいですかね」カタカタ
御坂「どれどれ」
数分後
御坂「おげぇ……うげぇ~~~」キラキラ
初春「吐いちゃいましたね」
佐天「御坂さん大丈夫ですか?」
御坂「こ、この人病気なんじゃないの」
初春「病気じゃありませんよ。誰にだってあります。御坂さんにだってあります」
御坂「うう、そんな……」
佐天「御坂さん、肩のところ見てみてください」
美琴「え?」
美琴「あ、ちょっと膨らんでる。いつのまに出来たんだろ……」
佐天「毛穴に雑菌が入った状態で毛穴が塞がってしまったんです。ニキビと似た状態ですね」
佐天「この時の角栓は白色で少し柔らかいのが特徴です。更に膿みや血しょうも詰まっています」
美琴「う……そうなんだ」
佐天「大丈夫私がいますから」
佐天「素人が下手にいじると色素沈着と毛穴拡大で穴ぼこチーズになります」
初春「チーズからチーズが出るって面白いですね」
佐天「なはは。じゃあさ、ミルクに浸したイチゴってのはどう?」
初春「佐天さん冴えてますねえ」
佐天「なはははは」
美琴「チーズ……イチゴ……」
美琴「おげええええ」
佐天「そこで私の出番です」
佐天「御坂さん、好きな人がいるんでしょ?」
佐天「大丈夫。私が御坂さんの角栓をきれいに取って、跡が残らないようにしてあげます。私の部屋に行きましょう」
美琴「うぅ、佐天さんありがとう」
初春「気にしなくていいですよ。私たち友達じゃないですか」
美琴「うん……う、うん?」
美琴「あの、もしかして初春さんも見るの?」
初春「当たり前ですよ。私たち友達じゃないですか」
美琴「う、うん……」
御坂(見ないで欲しいんだけどな……)
とある女子寮
佐天「体の隅々まで見てみます。上に着てるもの脱いじゃってください」
美琴「うん……」シュルリ
美琴(うわあ~……ゲコ太ブラジャーとか小さいおっぱい見られるの恥ずかしいよ~~~!)ギュッ…
佐天「うーん。顔にも体にも背中にもそれっぽいの見当たらないなあ」
初春「シミや毛も皆無ですねえ」
初春「仕方ないのでこの辺りに作っちゃいましょう」
佐天「出来るかなー」ビビビ
プクッ
初春「あ、いいですね佐天さん。その調子です」
初春「このタイプのは押してもなかなか取れないんですよ。ホラ」ギュウウウウ
美琴「痛い痛い痛い!」
初春「ね?」
美琴「ね?じゃないわよ!」
佐天「これはまだ中期ってとこか。もう少し成長させるかな」プクー
美琴「え?やだ、パンパンに膨らんで」
初春「やっ!」ギュッ
パンッ
美琴「きゃあ!」ブビチャチャッッ
初春「うわ。血と白いヘドロがティッシュにへばり付きましたよ。ネズミが爆散した時とそっくりです」
初春「汚いですねえ。でもカタルシスありましたよね」
美琴「うぷ」
初春「あー、これは跡が残りますね」
美琴「え……?」
佐天「大丈夫。私が治してあげます」シュウウウ
美琴「な、治った!」
初春「良かったですねえ」
美琴「う……うん……」
美琴(……あれ?中身飛び散らせないで最初から治せば良かったんじゃ)
初春「膿や血しょうも作れるんですね。これはバリエーションが楽しめますよ」
佐天「あとで白ヘドロ100%のを顔に作って、鏡の前で爆発させよう」
初春「そうですね」
初春「あ、御坂さん。こっち側の肩にも角栓出来てますね」
美琴「え!?嘘!」
佐天「これは黒ずみタイプですね。マニアの間ではお宝と呼ばれています」
美琴「お、お宝……」
美琴「……あれ?どこも膨らんでないわよ」
初春「黒ずみタイプは膨らまないんですよ。さっきのと違って詰まってるのは角栓だけですから」
初春「ほら、ここの毛穴、よく見ると黒ずんで少し広がってます」
美琴「そ……そうね」
佐天「今度は御坂さんが自分で取ってみてください」
美琴「え……」
美琴「ね、ねえ佐天さん。角栓取らなくても佐天さんなら治せるんじゃないの?」
佐天「それが治せないんですよ。角栓取ってからじゃないと」
佐天「大丈夫。黒ずみタイプは痛くないですよ」
初春「カタルシス感じられますよ」
美琴「うぅ……」スッ
美琴「……」グッ
美琴「……ぅ」プク…
美琴「……ぅぅぅ」プ…プ…
初春「佐天さん、御坂さんにサービスしてあげてください」
佐天「よしきた」ビビビ
美琴(え?急に膨……)プククク
美琴「きゃあ!」ブポポッ
佐天「あ、取れましたね」
初春「黒いのは頭頂部だけなんですよね。本体はクリアイエローの通称琥珀と、白色の通称ミルクキャンディに大別されます」
初春「ミルクの方がツルツル感が若干上ですかね。御坂さんのこれはミルクキャンディです」
初春「見てあげてください。御坂さんが産んだんですよ」
美琴「え?……デカッ!!」
美琴「え!?ちょ、米粒ぐらいあるわよ!これ本当に私の毛穴の中に入ってたの!?」
佐天「そうですよー。このだらしなく広がった毛穴がその証拠です」
初春「凄いですよね、人体」
美琴「ひいいいいいいい!」
美琴「さ、佐天さん早く私の毛穴閉じて!」
佐天「わかりました」シュウウウ
美琴「よ、良かった」
初春「どうです御坂さん。気持ち良かったでしょう」
美琴「そんなわけ……!」
佐天「……」
初春「……」
美琴「……」
美琴「……す、少しだけ、スッキリしたかも……?」
佐天・初春「ヘーイ!」パシ!
佐天「じゃあ、次は顔いってみましょうか」
初春「顔の角栓を押し出した時の快感はマジでヤバイですよ」
美琴「え?い、いや……流石に顔の毛穴に角栓が詰まってたら気付くわよ」
佐天・初春「……」
初春「佐天さん大丈夫ですよ。御坂さんの顔面を穴ぼこチーズinチーズにしちゃいましょう」
初春「私、御坂さんが快感とおぞましさの間で悶えるところを見たいです」
佐天「うーん。やっぱり、急に顔に角栓が現れたら、流石に怪しまれるんじゃないかな」
初春「だってここからが本番じゃないですか」
美琴「ね、ねえ、二人とも何話してるの……?」
佐天「いえ、なんでもありません」
佐天「御坂さんは、背中だけ角栓の詰まりが酷いですね」
美琴「げ、本当?」
初春「ヤバ過ぎですね。プロでもドン引きするレベルです」
美琴「さ、佐天さん!」
佐天「大丈夫。任せてください」
佐天「初春手伝ってよ」
初春「ホイきた」
佐天「うつ伏せになってくださいね」
美琴「う、うん」
佐天「能力全開ッ!!」ビビビ
ゾワ… ゾワワワ…
美琴「……うっ」
美琴(なんだか背中が急に痒くなってきた……)ムズムズ
佐天「さ、全部初春のものだよ」
初春「佐天さん、ゴチになります」
初春「それではまずこの子から……」チョイ
ブポポッ
美琴「なうっ!」
初春「!?」
初春「弾ぜた!?」
美琴(な、何?今の衝撃は……?背中に電流が走った!)
美琴(チリチリとした痒みが一気に快感へと変わるこの感覚……さらにそこにマッサージ効果も合わさって……)
美琴(極上の耳かきと同等……?い、いや……それ以上……!?)
美琴(はにゃ~~~ん!!)
初春「佐天さん!こ、これはっ!」
佐天「初春のために黒ずみ角栓を限界まで詰め込んだからね。心行くまで絞り出すがいいよ」
初春「ありがとうございます!」
初春「ハアアアアアッ!!」グイグイ ギュッギュッ グリグリ
美琴「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」ブポポポポポポプリプピィッ
初春「いやー、堪能しました」
佐天「ティッシュが重いよ。もはや山だねこれは」
初春「まさに黄金郷ですね。ナウシカが飛んでくるレベルですよ」
初春「ヤフオクに出品したら売れるんじゃないですか?」
佐天「ご飯にかけてもいいかもね」
初春「白井さん嬉々としてパクつきそうですね」
佐天「御坂さんに見せたいけど、流石にばれちゃうかな」
初春「でしょうね。せめて、背中の穴ぼこチーズと黄金の山は画像データとして残しておきましょう」パシャパシャ
佐天「……あれ?ヤバッ」
初春「どうしました?」
佐天「どうやら私の能力じゃ、広がった毛穴を消すことは出来ないみたい」
佐天「ほら、こっちの毛穴を閉じるとそっちの毛穴が開いちゃう」
初春「これは困りましたね」
佐天「うーん、1ヶ所に集めれば5センチ四方ぐらいにおさま……」
佐天「……」
初春「……」
佐天・初春「おげええええええええええ!!!!」
初春「ヤバイですよ!下手な蓮コラ顔負けの破壊力です!」
佐天「このままじゃ御坂さんが自殺しちゃうよ……」
初春「……」
初春「まあ、背中だったら御坂さんは見えませんし」
初春「あとは白井さんがフォローしてくれますよ」
佐天「それもそうだね」
初春「御坂さーん。そろそろ起きてくださーい」ベシベシ
美琴「うう~ん……」
美琴「……はっ」
美琴「あれ?……寝ちゃってた……?」
佐天「ええ、それはもうぐっすりと」
初春「御坂さんがヨダレ垂らして寝てるところバッチリ見ちゃいました」
美琴「うぅ、恥ずかしい……」
美琴「佐天さん、初春さん、今日はありがとう」
初春「いえいえ、お気になさらずに」
佐天「一度広がった毛穴は、通常二度と元に戻りませんから。気をつけてくださいね」
美琴「うん。佐天さんから貰ったこの肌は、一生大事にするわ」
初春「ホント大事にしてくださいね」
御坂「またねー」タッタッタッ
佐天「行っちゃったね」
初春「行っちゃっいましたね」
初春「先に御坂さんで試して正解でしたね」
佐天「うん。私たちは入念にスキンケアをした上で、ほどほどなところで抑えておこう」
初春「今日はオロナイン鼻パックどうします?」
佐天「んー……」
初春「……」
佐天「……」
佐天「……また今度にしようか」
終