上条「フンフンフフ~ン♪」
美琴「勝負よ!上条当麻!」
上条「またか」
美琴「いいからさっさと勝負しなさい!」
上条「ハイハイ」
美琴「行くわよーーー!!」
ツルッ
美琴「えっ?」
上条「あっ」
ゴッチーン!
元スレ
美琴「滑ってゴッチン!!」黒子「ですの」
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281704626/
美琴「ヴッ!?」
上条「御坂!?・・・ん?バナナの皮?」
上条「バナナの皮で滑ったのか。なんてベタな・・・」
上条「って、そんな事を言ってる場合じゃない!おい御坂、御坂!」
美琴「・・・・・・」
上条「気を失ってる・・・すぐに病院だ!」
黒子「あら?類人猿さん・・・・・・!!お姉様!?」
上条「白井か」
黒子「お姉様!・・・・・・あなた、お姉様に何をしたんですの!!」
上条「何もしてねえよ!いつものように勝負挑んできたら御坂がバナナの皮で滑って頭打って気を失ったんだよ!」
黒子「なんですと!?あなた、どうしてすぐに救急車呼ばないんですの?」
上条「今呼ぶところだよ!」
黒子「ああ・・・・・・お姉様、どうかご無事で・・・・・・」
病院
カエル医者「特に頭部には異常は見当たらなかったから大丈夫だと思うよ」
上条「良かった・・・」
カエル医者「後は目覚めるのを待つだけだね」
黒子「ああ、黒子は寿命が縮まりましたの」
黒子「それもこれもこの類人猿のせいで・・・」
上条「オイオイ、そりゃないだろ。アイツから仕掛けてきたのにさ」
黒子「何をおっしゃるの?そもそもあなたが原因でお姉様の美しい頭部に傷が付いたんじゃなくて?」
上条「ハア!?」
美琴「う・・・・・・ん」
上条「そもそもアイツがバナナの皮に気が付かなかったのがいけないんだろ!」
黒子「あなたがあんな所にいたのが悪いんじゃなくて?」
美琴「うーん」
上条「俺がどこにいようが勝手だろ!」
カエル医者「二人共」
上条・黒子「何です(の)!」
カエル医者「彼女、起きたよ」
上条・黒子「!!」
美琴「ここは・・・・・・」
上条「御坂!」
黒子「お姉様!」
美琴「私、一体・・・・・・」
黒子「ここは病院です。お姉様」
上条「お前バナナの皮で滑って頭打って気を失ったんだよ」
上条「でも良かった。大丈夫みたいで」
黒子「黒子はお姉様が一生目覚めないかと思いましたの」
美琴「そっか・・・・・・ごめんね。当麻さん、黒子ちゃん」
上条「ホント、心配したんだぜ・・・・・・えっ?」
黒子「お、お姉様、今何と・・・・・・」
美琴「えっ、私今変な事言った?当麻さん、黒子ちゃん」
上条・黒子「・・・・・・」
上条・黒子「えっ?」
黒子「・・・・・・お姉様、あなたは本当にお姉様なのですか?」
美琴「何を言ってるの?黒子ちゃん。私はあなたの知ってる御坂美琴よ」
黒子「嘘です!私の知ってるお姉様は黒子の事を呼び捨てにしてました!」
美琴「く、黒子ちゃん・・・・・・」
上条「まさか、頭を打ったせいで性格が変わったのか?」
カエル医者「もしかしたらそうかもしれないね」
黒子「な、なんと・・・・・・」
黒子「お姉様は、お姉様は元に戻るのですか?」
カエル医者「うーん、脳にはどこにも異常は見当たらなかったからなあ」
カエル医者「一時的にそうなってるのかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
黒子「元に戻る方法は?」
カエル医者「わからない。でも、もしかしたらまた頭を打てば戻るかもね」
黒子「あなた何でも治せる医者でしょう?」
カエル医者「症状がベタすぎるからしばらく様子見だね」
黒子「そんな・・・・・・」
美琴「?」キョトン
その後病院を出て・・・
美琴「ごめんね、心配かけさせちゃって」テクテク
黒子「・・・・・・いえ」テクテク
上条「お、おい、どうするんだよ」ヒソヒソ
黒子「・・・・・・」
上条「おい白井」
ピタッ
美琴「?どうしたの?黒子ちゃん」
黒子「お姉様、しばしお待ちくださいまし」
美琴「?」
シュン
上条「消えた・・・・・・」
シュン
黒子「ただいま戻りましたの」
上条「おい、そのバナナどうしたんだよ?」
黒子「買いました」ムキムキ、モグモグ、ゴクン
黒子「・・・・・・さて」ポイッ
美琴「?」
上条「まさか・・・・・・」
黒子「お姉様、このバナナの皮で滑って下さいまし」
美琴「えっ?」
上条「お、おい白井」
黒子「お姉様の美しい頭部に傷を付けるのは抵抗感がありますが、元の性格に戻るためには同じ方法を使うしかありませんの」
黒子「さあお姉様!このバナナの皮で滑って下さいまし!」
美琴「そんな、怖くてできないよ・・・・・・」
黒子「何をおっしゃるのですか?そうしなければお姉様が元に戻りません!」
美琴「元に戻るって、私はいつも通りよ」
黒子「いいえ、私の知ってるお姉様の性格とは全然違います!」
黒子「さあ、滑って下さいまし!」
美琴「うっ・・・・・・」
美琴「・・・・・・」テクテク、ピタッ
黒子「それを踏んで滑るのです!」
美琴「・・・・・・」プルプル、フミッ
美琴「・・・・・・やっぱり出来ないよ~」
黒子「う~、こうなったら黒子が無理矢理でも転ばせて・・・・・・」
美琴「イ、イヤ、当麻さ~ん」ギュッ
黒子「!?」
上条「うお!?」ドキッ
美琴「黒子ちゃんが怖いよ・・・・・・」プルプル
黒子「お、おおおお姉様!?」
上条「白井、とりあえずやめにしないか?御坂だってこんなに怯えてるし」
上条「しばらく様子を見てから考えよう」
黒子「・・・・・・わかりましたの」
prrrr
黒子「!こんな時に・・・・・・」
黒子「もしもし・・・・・・銀行強盗!?」
黒子「お姉様、銀行強盗が隣町で起きてますの!」
上条「何!?」
黒子「これからテレポートで移動します。お姉様も一緒に!」
美琴「う、うん。それじゃあ当麻さん、私行くね」
上条「お、おう。気をつけろよ」
美琴「はい」
シュン
上条「あの性格の御坂で大丈夫なのか・・・」
パリィン!
「キャアアアアアアア!」
強盗A「動くんじゃねえ!」
強盗B「とっとと金を入れろ!」
黒子「ジャッジメントですの!」
強盗A「クソ、もう来たか」
美琴「あ、あなたたちぃ、銀行強盗なんてやめなさぁい」ビクビク
黒子「うっ、なんて気迫のない言い方」
美琴「い、言うことを聞けば、何もしません。今すぐ投降しなさぁい」
強盗B「うるせえ!こっちには人質がいんだ!」カチュ
人質「ヒイ」ビクッ
美琴「だ、駄目え!」
黒子「お姉様、私(わたくし)に考えがあります」
美琴「どういうのなの?黒子ちゃん」
黒子「人質に取っているあの強盗(B)の銃を私のテレポートで奪います」
黒子「そしたらもう一人の強盗(A)は視線を私の方に向けるはずです」
黒子「その時にお姉様は銃を持ってる強盗(A)に電撃を放って下さいまし。おそらくもう一人の方(強盗B)もそれに驚いて隙が出来るでしょう」
黒子「後は私がテレポートで人質を救出して、お姉様はもう一人の方(強盗B)に電撃を放てば一件落着ですの」
美琴「・・・・・・出来ないよ」
黒子「は?」
美琴「いくら相手が強盗だからってそんなひどい事出来ないよ・・・・・・」
黒子「はああ!?」
美琴「暴力は駄目だよ。黒子ちゃん」
黒子「な、何を言ってるのですかお姉様!それじゃあどうやって解決するというですか?」
美琴「ここは話し合いで解決を・・・・・・」
黒子「そんな相手に見えますか!」
強盗A「ごちゃごちゃうるせえ!」バンッ!
「キャアアアアアアア!」
黒子「くっ、まさかお姉様がここまで変わってしまうなんて・・・・・・一体どうしたらいいんですの!」
「ねえ、あの人、もしかして学園都市で第三位の『超電磁砲』じゃない?」ヒソヒソ
「ホントだ!良かったあ~。これで私達助かるのね」
強盗A「ち、超電磁砲だと!?」
強盗B「マ、マジかよ・・・・・・」
ガシャン
黒子「へっ?」
強盗A・B「すいませんでしたー!命だけは勘弁してください!」ペコッ
美琴「良かったあ。わかってくれたのね」
黒子「あ、呆気ないですの・・・・・・」
その後
佐天「・・・・・・本当に御坂さん?」
美琴「そうよ。佐天さん」ニコニコ
初春「性格が全然違いますね」
固法「で、これからの事はどうするの?」
黒子「しばらく様子を見ますの・・・・・・」
黒子「ハア、それにしてもまさか戦闘の面においてもここまで消極的になるとは、学園都市第三位の意味がないですの」
黒子「相手(強盗)が小心者だったから助かりましたけど、この先また同じ事が起きたらどうなるのやら・・・・・・」
佐天「でもこういう性格の御坂さんも新鮮ですね」
黒子「私にとっては前の性格の方が良いですの・・・・・・」
黒子(・・・・・・でもまあ、この性格のお姉様もまたお姉様なのですね)
黒子(前の性格に戻って欲しいですが、この性格を受け入れるのも考えに入れとくべきなんですかね・・・・・・)
黒子(戦闘の方は不安が残りますが、そこは出来るだけ元に戻るよう何とかするしかありませんの)
カサカサ
初春「!?キャア!ゴキブリ!!」
佐天「嘘!?」
美琴「キャアアアアアアアアアア!!!」
黒子・佐天・初春・固法「えっ?」
美琴「イヤアアアアアアアアアア!!!」
バチバチバチバチバチ!!!!!
黒子「ちょっ、お姉s」
バチバチバチ!
佐天「キャアアアアア!?」
初春「み、御坂さん!?」
固法「ちょっと御坂さん、こんな所d」
美琴「ゴキブリはイヤアアアアアアアア!!!」
バチバチバチバチバチ!!!!!
プシュウウウウウ・・・、バチバチ・・・
美琴「こ、恐かった・・・・・・」
佐天「う、初春、大丈夫?」フラフラ
初春「は、はい。なんとか・・・・・・」
固法「設備がメチャクチャ・・・・・・」
黒子「や、やっぱり、元の性格に戻って欲しいですの・・・・・・」プスプス
深夜
黒子「・・・・・・元の性格に戻って欲しいですがもしかしたら夜ばいが成功するかもしれませんね」
黒子「今のお姉様なら電撃はおそらく放たない・・・・・・」
黒子「本当は本来のお姉様の性格の時の方が燃えますが贅沢は言ってられませんの」
黒子「グフフフフ」
美琴「スッー・・・・・・」スヤスヤ
黒子「ぐっすり眠ってますね」
黒子「では・・・・・・」ギシッ
美琴「スッー」
黒子「ああ・・・・・・お姉様の寝顔、いつ見てもかわいらしい。唇も麗しいですの」
黒子「まずはお腹を・・・・・・」スリスリ
美琴「んっ・・・・・・」
黒子(ニョホー!お姉様のお腹を触るのは久しぶりですのー!)
黒子「お姉様ったら、ちょっとお腹がプニプニしてますの」
黒子「食べ過ぎは良くないですの」
黒子「でもこのちょっとプニプニしたお腹、ハアハアしますの」プニプニ
美琴「あん・・・・・・」
黒子「イケないイケない、次はお姉様のお胸を・・・・・・」ツツツ
ムニムニ
黒子「ハア、ハア、お姉様のお胸をこうやって触れるのはたまらないですの」ジュルル
美琴「うん・・・・・・!!黒子ちゃん!?」
黒子「チイ!バレましたか!」
美琴「えっ?黒子ちゃんどこ触ってるの?ちょっ、そこはダメェ!!」
黒子(電撃が来ない、チャンスですの!)
黒子「黒子スペシャルですの!」クリクリクリ
美琴「きゃうん!?」ビクンビクン
美琴「黒子ちゃん夜ばいはダメェ!!」
黒子「観念してくださいましお姉様!」
美琴「いや・・・やめて・・・」
黒子(うっ・・・ちょっと心が痛みますの)ズキン
黒子「ですが今がチャンス、黒子はお姉様と添い遂げますの!」
ズルッ!
美琴「!?黒子ちゃん下はやめて!」
黒子「行きますよお姉様!」クチュクチュ
美琴「あふぅん!!」ビクンビクン
黒子「黒子エクストリーーーーム!!」
美琴「やめてええええええええ!!!」
黒子「・・・・・・」
美琴「ウッ・・・・・・ウッ・・・・・・?」ポロポロ
黒子「駄目ですの・・・・・・いくら黒子でもここまで嫌がるお姉様を襲うのは出来ませんの」
黒子「やはりこんなのは私(わたくし)は望みませんの」
バッ!
美琴「・・・・・・?」
黒子「申し訳ありませんお姉様!」
美琴「黒子ちゃん?」
黒子「黒子が間違ってました!お姉様、黒子に罰を与えてくださいまし!電撃を放ってくださいまし!」
美琴「そ、そんな事出来ないよ」
黒子「えっ?」
美琴「私達友達なんだよ。友達にそんな酷い事出来ないよ」
美琴「だから今日の事は忘れましょ。ね?」
黒子「ああ・・・・・・お姉様、なんと慈悲深い・・・・・・」ブワッ
黒子「お姉さまあああああああ!!ごめんなさああああい!!!」ダキッ
美琴「よしよし」ナデナデ
黒子(・・・・・・しかし、あそこまでされて能力を使わないのは本当に重傷ですの)
黒子(やはり戦闘の方は本当に何とかしなければいけませんの。このままでは第三位の地位も危ういですの)
翌日
美琴「黒子ちゃん、今日はどうしたの?外に呼び出して」
黒子「お姉様、黒子はお姉様が戦いにとても消極的なのが不安でしょうがないですの」
美琴「う、うん」
黒子「ですから、お姉様が出来るだけ戦闘に積極的になる様にリハビリをします」
美琴「リハビリ・・・・・・」
黒子「お姉様、あそこに空き缶があります」
黒子「あの空き缶目掛けて電撃を放ってください」
美琴「うん」バチバチ
バン!カランコロン
黒子「では、次は超電磁砲を弱めでいいですからあの水の入ったペットボトルに当ててください」
美琴「わかったわ」チャリーン、バチバチ、ピン!
ドォウウウウン!!
ドパァン!
黒子(物に対しては普通に能力が使えるのですね)
美琴「やったよ黒子ちゃん」
黒子「ではお姉様、突然ですが次は模擬戦を行います」
美琴「えっ?」
黒子「黒子を敵だと思って攻撃してくださいまし」
美琴「だ、駄目よ。そんな事出来ないよ」
黒子「お姉様、これは模擬戦です。なにも本気で攻撃する必要はありません」
美琴「模擬戦でも友達を攻撃する事なんて出来ないよ!」
黒子「むう、ですがお姉様、いつまたスキルアウトが事件を起こすかわかりません」
黒子「スキルアウト対策のために私達がいます。いざという時に攻撃が出来なければ意味がないですの」
黒子「それにお姉様は学園都市第三位の能力者。お姉様がそれでは示しがつかないですの」
黒子「ですからお姉様、黒子に電撃を放ってくださいまし」
美琴「うーん」ビリビリ
美琴「・・・・・・やっぱり出来ないよ」
黒子「ハア・・・・・・でもこれもお姉様のためですの。お姉様、続けますよ」
数時間後
黒子「お姉様、今日はこのくらいにしときましょう」
美琴「うん。ごめんね黒子ちゃん、私のために」
黒子「構いません。元は私から誘ったのですし」
黒子「黒子はお姉様のためなら何だってしますの」
黒子(結局、今日は攻撃するところまでには行きませんでしたの)
黒子(まあ相手に直接当てる以外には能力を使う事が出来るのがせめてもの救いですの)
黒子(しばらくはサポート役ですわね)
数日後
上条「御坂の奴、戻ったかな・・・・・・」
昨日の夜
上条「なあインデックス」
禁書「なあに?とうま」
上条「御坂の事で聞きたい事があるんだ」
禁書「短髪がどうかしたの?」
上条「実はこの前御坂がバナナの皮で滑って頭を打ったんだ。そしたら御坂の性格が今とは全然違う性格になったんだよ」
上条「何か元に戻す方法はないか?」
禁書「うーん、魔術関連ならまだしもそういうベタなのはわからないんだよ」
上条「そうか・・・・・・」
上条「まだあのままなのかな・・・・・・」
美琴「あの・・・・・・」
上条「うおっ!?み、御坂」
美琴「あの、当麻さん、突然で申し訳ないんですけど・・・・・・」
上条「な、何だ?」
上条(そういえば頭を打ってから名前で呼んでるんだよな。なんか妙な気分だな)
美琴「こ、今度の日曜日、私とデートしてください!」
上条「へっ?」
黒子「デートォ!?」
美琴「うん、日曜日に当麻さんとデートするの」
黒子「いけませんお嬢様!あんな類人猿とデートなど!」
美琴「そんな・・・・・・どうしてそんな事言うの?」ウルウル
黒子「うっ、それはお姉様があの類人猿の毒牙にかかってしまうかもしれないからです」
美琴「当麻さんはそんな事しないよ!」
美琴「お願い黒子ちゃん!」
黒子「・・・・・わかりました。お姉様の意思を尊重します」
美琴「ありがとう黒子ちゃん!」
日曜日
上条「ここで待ってればいいんだよな」
美琴「当麻さーん」タタタッ
上条「お、おう御坂」
美琴「ごめんなさい。もしかして待たせました?」
上条「いや、大丈夫だよ」
上条(まだ戻ってないのか)
美琴「・・・・・・」
上条「?どうかしたのか?」
美琴「あの・・・・・・デートの前に当麻さんに謝りたい事があるんです」
上条「何だ?」
美琴「いつも当麻さんに勝負を挑んでた事です」
美琴「当麻さんの都合を無視して私の自分勝手で当麻さんにはいつも迷惑を掛けて・・・・・・その、本当にごめんなさい」ペコッ
上条「い、いや、いいよ別に。気にしてないから」
美琴「それと・・・・・・」
上条「それと?」
美琴「私だけ名前で呼ぶのはアレですから、私の事も名前で、美琴って呼んでください」カアア
上条(カ、カワイイ!)
上条「そ、それじゃあ行こうか。ミサ・・・・・・美琴」
美琴「はい///」テクテクテク
黒子「・・・・・・」
黒子(変装中)「お姉様は渡しませんよ。類人猿」
その後、デートする二人をストーキングし続ける黒子
黒子「あ~、お姉様、そんなにあの殿方に近づいちゃ駄目ですの」
美琴「楽しいですね」
上条「あ、ああ」
美琴「・・・・・・」ギュッ
上条「!?」
美琴「あ、あの、手を繋ぐの嫌でしたか?」
上条「い、いや、そんな事ないよ」
上条(これじゃあまるで恋人同士じゃないか!)
黒子「キッー!!あの類人猿!お姉様に触れるんじゃないですのーー!!!」
子供「ママー、あの熟女Voiceのお姉ちゃん恐いよー」
お母さん「シッ、見ちゃダメ!」
グッ~
上条・美琴「あっ」
上条「そ、そろそろご飯にでもしようか」
美琴「そうですね」
美琴「あっ、ちょうどあそこにファミレスがありますし、あそこで何か食べましょう」
上条「そうだな」
黒子「お姉様達、ファミレスに入りましたね」
黒子「黒子も行きますの」
上条「・・・・・・」
美琴「あの、何か?」
上条「いや、何でもないよ」
上条(何だろう、今の御坂ってホント、普通のお嬢様って感じだな)
上条(こういう御坂も悪くないな)
上条(いや、でもやっぱり元の性格に戻った方が良いのだろうか?でもこっちの御坂の方がいい子だしなあ。うーん)
美琴「どうしたんですか当麻さん?黙っちゃって」
上条「あ、ああ、飯はまだかなーって」
美琴「あっ、私のパフェが来ました」
黒子「・・・・・・一体何を話してるのかよく聞こえませんの。近づきたいですがバレる恐れもありますね」
黒子「しばらく様子見ですの」
ブィーン
店員「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「五人だ」
店員「お煙草はお吸いになりますか?」
「煙草は吸わねえ。その代わり・・・・・・」
テロリスト「銃はぶっ放すけどな!」
ダダダダダッ
上条・美琴・黒子「!!!」
キャー!ワッー!
テロリストA「騒ぐんじゃねえ!ぶち殺すぞ!」
テロリストB「お前ら床に伏せろ!」
上条「なっ、何だ!?」
黒子「テロリスト!?」
テロリストC「おとなしく言うことを聞けばとりあえず殺しはしねえ」
上条「テロリストか?おいおい嘘だろ?何でこんな所に?」
「ヒイイイイ」
テロリストD「そうだ。それでいい」
ザッ、ザッ、ザッ
上条(こっちにやってくる)
バッ
上条(!!御坂?)
黒子(お姉様!?)
美琴「あ、あなたたちぃ!わ、私は第三位の超電磁砲です!」
美琴「こんな酷い事はやめなさぁい!」ビクビク
テロリストB「超電磁砲だと!?」
テロリストA「・・・・・・いや、よく見ろ。この女、震えてやがる。ハッタリだ」
テロリストB「んだよ、驚いちまったじゃねえか」
美琴「ハ、ハッタリじゃありません。私は本当n」
テロリストD「黙れ!殺すぞ!」カチャ
美琴「ヒッ!」ビクッ
上条「御坂!」
黒子「くっ、今のお姉様じゃまだ」バッ
黒子「ジャッジメントですの!」
「!!!!!」
上条「白井!?」
美琴「黒子ちゃん?」
黒子「無駄な抵抗はやめなさい!」
テロリストC「クソ、今度は本物見てえだ」
黒子「あなたたち、どうしてこんな事をするんですの?」
テロリストA「俺達はな、お前ら見たいな幸せそうな連中を見てるとイライラするんだよ」
テロリストA「特にファミレスに来てる奴らなんてどうだ?家族や友達、どいつもこいつもマヌケな面してやがる」
テロリストA「だからここを占拠して一人ずつ殺してやろうと思ったのさ」
黒子「狂ってる・・・・・・動機がめちゃくちゃですの」
黒子「あなたたちを捕らえます」
テロリストA「出来るかな?」グイッ
美琴「きゃっ!?」
黒子「!?お姉様!!」
テロリストA「俺達がこの女を人質にしても出来るかな?」
上条「御坂!!」
テロリストD「動くな!」
上条「くっ・・・・・・」
黒子「この卑怯者!」
テロリストE「なんとでも言え」
テロリストD「そこのお前、このジャッジメントと並んで手を上げろ」
上条「(今は従うしかないか)・・・・・・わかった」
テロリストC「よーし、それでいい」
上条・黒子「・・・・・・」
上条「白井、お前何でこんな所にいるんだよ」ヒソヒソ
黒子「私の勝手です」ヒソヒソ
上条「つうか何で御坂は何もしないんだよ」ヒソヒソ
黒子「お姉様はあの日から戦闘には消極的になったんですの。だから例え相手がテロリストでも攻撃は出来ないんですの」ヒソヒソ
上条「何だって!?」
テロリストB「喋るな!」
上条・黒子「くっ・・・・・・」
テロリストE「ヘヘヘ、このまま客を一人ずつ殺してやる」
テロリストA「妙な真似でもしてみろ。その時はこの人質も一緒に皆殺しにしてやる」カチャ
美琴「い、いやあ」
黒子「お姉様!」
上条(どうすれば、一体どうすればいいんだ!)
美琴「いや・・・・・・」
カサカサ
美琴「・・・・・・?」
カサカサ
美琴「ゴキ・・・・・・ブリ・・・・・・!?」
美琴「イ、イヤアアアアアアアアアア!!」
テロリストA「何だ!?この女急n」
美琴「ゴキブリはイヤアアアアアアアアアア!!!!!!!」
バチバチバチバチバチバチバチ!!!!
テロリストA「ギャアアアアアアア!!」
テロリストB「どうした!?」
バチバチバチ
テロリストB「ギャアアアアアアア!!」
テロリストC・D・E「何だ!?」
バチバチバチバチバチ
テロリストC・D・E「アバババババババ!!!?」
黒子「お姉様!?」
バチバチバチ
黒子「くっ!」シュン
上条「危ねえ!」バッ!バシュウウウン
上条「御坂落ち着け!テロリストはもう倒したんだよ」
美琴「来ないでーーーーーー!!」
バチバチバチバチ!パリン!ドォン!
シュウウウウウ・・・
美琴「こ、恐かった・・・・・・」
上条(お前が一番恐いよ・・・・・・)
テロリスト達「」ピクピク
黒子「テロリストもやられてますの。連絡ですね」ピポパポ
美琴「グスッ、当麻さ~ん」タタタッ
ヌルッ、ツルッ
美琴「えっ?」
上条・黒子「あっ」
ゴッチーン!
美琴「ヴッ!?」
上条「御坂!」
黒子「お姉様!」
上条「何でまた・・・・・・これはパフェ」
上条「そうか。さっきの電撃でパフェの容器が壊れてパフェが床に落ちたんだな。それに足を滑らせたんだな」
黒子「そんな説明はいいからさっさと救急車を呼びなさい!また気を失ってますの!」
上条「そ、そうだった。待ってろ御坂!」ピポパポ
その後
上条「客もファミレスから出たみたいだな」
黒子「とりあえずお姉様を椅子の上に横にさせましたが救急車はまだですの?」
上条「もうそろそろだと思う」
黒子「お姉様、どうかご無事で・・・」
美琴「う、うーん・・・」
上条・黒子「!!」
美琴「あれ、私・・・」
黒子「お姉様!」
上条「御坂!」
美琴「アンタ達何やってるのよ?」
黒子「こ、これはまさか・・・・・・」
上条「戻ったのか?」
美琴「何が戻ったの?・・・・・・!!!!!!!」
美琴「あ・・・ああああああああ!!!!?」
黒子「お姉様!?」
美琴(思い出したわ!わ、私、アイツをデートに誘ったんだ。)
美琴(そ、それで、私アイツの事名前で呼んで、私の事名前で呼ばせて、し、しかも手まで繋いで・・・)カアアアア
上条「み、御坂?」
美琴「!!」
美琴「あ、あわわ」カアア
美琴「よ、寄るなーーーーー!!」バチバチ
上条「うお!?」バッ!バシュウウン
上条「何するんだよ!」
美琴「うるさーーーーーい!!!!」バチバチ
上条「うおおおおお!!」
黒子「お姉様が、お姉様が元に戻りましたのーーーーー!!」パアアアア
美琴「くーろーこーーーー!アンタあの夜よくも襲ってくれたわねーーーー!!」バチバチ
黒子「あ゙あ゙あ゙あ゙ん!!お゙ね゙え゙ざま゙の゙でんげぎびざじぶり゙~~~~~!!!!!」ビクビク
上条「ハア、やれやれだよ」
数日後
上条「フンフンフフ~ン♪」
美琴「勝負よ!上条当麻!」
上条「またか、『美琴』さん」
美琴「ちょ、き、気安く名前で呼ばないでよ」カアア
美琴「い、行くわよ!」
上条「はいはい」
バチバチバチバチバチバチバチ!!
上条(いつもと変わらない日常に戻ったな)
ツルッ
上条「えっ?」
美琴「あっ」
ドン!
上条「痛てて・・・、とっさに頭をガードしたから助かったぜ」
上条「上条さんはそんなベタな展開にはなりm」
バチバチバチ!
上条「ギャアアアアアアア!?」
美琴「(やばっ、無事だったからつい攻撃しちゃった)だ、大丈夫?」
上条「ふ、不幸だ・・・・・・」ガクッ
終わり