―放課後―
キーンコーンカーンコーン
さやか「あーやっと終わった!」
ほむら「帰りましょう、まどか」
まどか「あっ、ご、ごめんねっ、今日は用事があるから先にっ」
ほむら「そ、そう……わかったわ、またね、まどか」
まどか「うんっ、またねっ!」タッ
さやか「最近、まどかが先に帰ること多いね」
元スレ
ほむら「監視をしましょう」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1319021371/
ほむら「………」ホムーン
さやか「ほらほらそんなに落ち込まないの! 景色でも見て元気を……ってあれ?」
さやか「杏子だ、最近よく来るなぁ」
さやか「んっ、まどかと杏子が合流……」
ほむら「……さやか」
さやか「ん?」
ほむら「今から、私の家にこない?」
―ほむホーム―
さやか「ほむらが家に呼んでくれるなんて珍しいね」
ほむら「……そういう状況なのよ」
さやか「どういうこと?」
ほむら「最近、まどかと杏子が一緒に居ることが多くないかしら?」
さやか「ん……確かに……」
ほむら「そこで、私は考えたのよ」
さやか「な、何を……?」
ほむら「まどかの監視をしよう、と」
さやか「ど、どうやって?」
ほむら「準備に抜かりは無いわ」バッ
さやか「この映像……まどかの部屋……」
ほむら「監視カメラ4台を設置したわ」
さやか「いやこれって犯罪……」
ほむら「そんなことを言ってられるかしら?」
ほむら「まどかと杏子が一緒に居ることが多いということは、この部屋に杏子が来る可能性もあるのよ」
さやか「な、なるほど……」
さやか「………監視するしかないね」
ほむら「……そろそろまどかが帰ってくる頃ね」
さやか「杏子と合流してたから、一緒に来るかも……?」
ほむら「……! 来た!」
さやか「杏子も一緒だ……」
さやか「……何か話してる……?でも聞こえない……」
ほむら「……盗聴器も用意すればよかったわ……」
さやか「映像だけじゃわからないこともあるもんね……」
―まどかの部屋―
杏子「……これで準備は整ったのか?」
まどか「うん、バッチリだよ! 手伝ってくれてありがと!」
杏子「しっかし、まどかがこんなことするなんてな……」
まどか「えへへ」
まどか「それじゃ早速……!」ピッ
杏子「おっ、しっかり映ってるな……って何!?」
まどか「えっ!?な、何でっ!?」
杏子「なんでほむらの部屋にさやかが居るんだ!?」
まどか「ほむらちゃんの私生活を覗くために仕掛けたのに、さやかちゃんが居るだなんて!」
杏子「仕掛けたのはあたしだけどな……でも一体どういうことなんだ……」
杏子「確かに以前よりは仲良くなったとは思うけど……」
まどか「ほむらちゃんがさやかちゃんと……」
杏子「……まぁ落ち着こうぜ、まどか」
杏子「ここはじっくりと監視するとしようじゃないか」
まどか「……そうだね! ちょっとお菓子と飲み物用意してくるね」
杏子「おっ、さんきゅ!」
ほむら「……モニター見てとても驚いてたわね」
さやか「何の映像見てたんだろう……カメラの位置的に見えない……」
ほむら「それと、まどかが部屋から出て行った様だけど、どうしたのかしら」
さやか「んー……杏子がちょっと機嫌良さそうだし、お菓子とか持ってくるんじゃないかな?」
ほむら「まどかが戻ってきた……お菓子と飲み物を持ってるわね」
さやか「ほら、あたしの言った通り!」
ほむら「……別に誇るようなことでは無い気がするけれど……」
ほむら「二人とも、また映像を見てるわね」
ほむら「……ちょっと飲み物とか用意してくるわ」
さやか「ありがとー」
まどか「ほむらちゃんがどっか行っちゃったね」
杏子「さやかはモニターに釘付けだなぁ、何を見てるのやら」
まどか「光が反射して映像が見えないね……」
杏子「よっぽど興味がある映像に違いないな……」
まどか「これはかなり長い戦いになる気がするよ!」
杏子「あたしは食い物さえあれば、どんな長い時間だって戦ってやるさ!」
まどか「頑張ろうね、杏子ちゃん!」
杏子「あぁ!」
さやか「な、なんかすごい気合……」
ほむら「お待たせ」コトッ
さやか「おっ、ありがとね」
ほむら「それで、二人の様子は?」
さやか「すごい気合入ってる」
ほむら「………」
さやか「いやほんとだって! ほらっ!」
ほむら「……確かに……この気合の入り用……」
さやか「……あたしも負けないように、気合入れないといけない気がしてきた」
ほむら「……そうね、どうやら長期戦になりそうだし」
さやか「よっしゃ、やるぞっ!」
―2時間後―
ほむら「……あの二人、ずっと映像に釘付けで、全然行動を起こさない……」
さやか「ほんと何の映像見てるのよ……」
ほむら「……そろそろ夕飯の時間だけれど」
さやか「ん、そうだね……よしっ、あたしが料理作ってあげる!」
ほむら「……大丈夫?」
さやか「任せなさい! これでも日々練習してるよ!」
ほむら「ならお願いするわ。台所は自由に使っていいわよ」
さやか「ありがと」
まどか「二人とも映像に釘付けで、動かないね……」
杏子「なんかつまんねえなぁ……」
まどか「……あっ、さやかちゃんが動いた」
杏子「んー、時間的に夕飯関係じゃねーかな?」
まどか「そういえばもうそんな時間……」
コンコン
知久「まどか、ご飯ができたよ、それと佐倉さんの分も作ったから、食べていかないかい?」
まどか「はーい! どうする?杏子ちゃん」
杏子「い、いいのか?」
まどか「もちろんっ!」
さやか「ふーっ、できたっ!」
ほむら「……美味しそうね」
さやか「まぁ簡単な物だけどね」
さやか「それで、二人の様子は?」
ほむら「二人揃って部屋から出て行ったわ、夕飯でも食べていると思うわ」
さやか「そっか、それじゃあ、あたし達も食べよっか」
ほむら「そうね、いただきます」
杏子「あー美味しかった!」
まどか「パパの料理はとっても美味しいからね!」
杏子「さてとっ、二人の様子は……」
まどか「……ご飯食べてるね」
杏子「まぁそうだよな」
まどか「さて監視の続きを………あっ!」
杏子「ん? どうかしたのか?」
まどか「……数学の宿題あるの忘れてた……」
まどか「ど、どうしよう……」
杏子「……数学は手伝える自信ねーわ……」
まどか「……自分一人でも頑張る!」
ほむら「……ご馳走様でした」
さやか「どうよ、さやかちゃんの料理の腕前!」
ほむら「……美味しかったわ、ありがとう」
さやか「な、なんか素直に言われると照れるなぁ……」
さやか「さ、さて二人は何してるのかなっと……」
ほむら「杏子は変わらず映像を注視、まどかは……勉強机に向かっているわね」
さやか「……あっ!」
ほむら「どうかしたの?」
さやか「数学の課題が………助けて、ほむら!」
ほむら「……仕方ないわね」
さやか「ありがと!ほむら!」
杏子「ん、なんかさやかが急に教科書とノート広げて……って」
杏子「あいつも課題やってねーのか……」
杏子「向こうはほむらが手伝ってる分、早く終わるかもなぁ……」
まどか「うぅ……ずるいよ、さやかちゃん……」
杏子「……まぁ、頑張れよ……まどか」
杏子「(……さっきからなんか引っかかってるんだよなぁ……)」
杏子「(あいつら、あたし達と同じ様な行動とってるしなぁ……)」
杏子「(……っ!………あたしの予想が正しければ……!)」
杏子「(決定的な証拠を押さえるとするかな……)」
ほむら「……ここをこうするのよ」
さやか「なるほど! 解りやすくて助かるよー」
ほむら「これくらい本当は一人でやりなさいよ」
さやか「まぁまぁ、そう固い事言わないの!」
ほむら「はぁ………ん?」
さやか「どうしたの?」
ほむら「杏子の様子が……?」
さやか「……んー、まどかが机に向かってるし、暇なんじゃないかな?」
ほむら「ならいいけど」
杏子「(さてと、大体ありそうな場所の目星は付いたし……)」
まどか「……さっきから何してるの?杏子ちゃん」
杏子「……なぁまどか」
まどか「??」
杏子「人を思いっきり驚かすようなモノって無いか?」
まどか「驚かす……んー……」
まどか「そういえばこの前、ネットで怖い画像を見つけたような……」
杏子「よし、ちょっとそれ用意しといてくれ」
杏子「あとちょっと、探し物をさせてもらうよ」
まどか「探し物……?」
杏子「へへっ、やっぱり見つかったな」
杏子「4台見つかったか、これで全部かは解らないけど十分だな」
まどか「杏子ちゃん、それ何……?」
杏子「そうだなぁ、まぁカメラだわな。おそらく盗撮用」
まどか「盗撮!?」
杏子「まぁそう焦るなよ、犯人はほむら辺りだろ」
まどか「ほむらちゃん……?」
杏子「たぶんな。 それで、例の画像は用意できたか?」
まどか「う、うん……」
杏子「よし、カメラを設置してっと……」ニヤニヤ
まどか「……!! ビックリ系は突然来るのが定番だから、ここは黒い布で隠しといて……」
杏子「おっ、やるねぇ。 よしっ!あとはあいつらが気付くのを待って……!」
さやか「……終わったー!」
さやか「いやー、ほんとありがとね、ほむら!」
ほむら「……ご飯のお礼ってことにしておくわ」
さやか「うん! さてと、また監視に戻りますか……ってあれ?」
ほむら「画面が真っ暗ね……故障でもしたのかしら……?」
さやか「んー、どういうことなんだ……?」
ほむら「これじゃあ何も見えな――――!?!?!??!」
さやか「!?!?!!?!?!?」
ほむさや「きゃああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁあぁ!?」
まど杏「あはははははははは!!」
杏子「やっべ、なんだあの驚き様!」
まどか「すごい面白いね!」
杏子「まぁ、人のことは言えないけど、監視してた罰だな」
杏子「さてと、もう夜も遅くなってきたな」
杏子「帰るとするかなぁ」
まどか「最近はマミさんの家でお世話になってるんだっけ?」
杏子「まぁな……なんだかんだであいつは優しいからさ……」
まどか「そうだね………それじゃ、またね」
杏子「あぁ、またな」
ほむら「………はぁ」
さやか「………」
さやか「今日はもう帰るね……」
ほむら「そう……」
さやか「またね、ほむら……」
ほむら「えぇ、また」
ほむら「………さて」ガサゴソ
ほむら「……やっぱり出てきたわね……」
ほむら「杏子にしてやられたわ……」
―翌日放課後、ほむホーム―
ほむら「あなた達二人を呼び出した理由は……わかってるわよね?」
杏子「あー、やっぱほむらも気付いたか」
ほむら「当然よ、あんなことされたら……」
さやか「どういうこと?」
ほむら「まどかと杏子も、私の部屋にカメラを仕掛けて監視をしていたの」
さやか「………なるほど」
まどか「二人が驚いてる姿、しっかり見ちゃったよ」
杏子「あれは傑作だったな」
ほむさや「………」
杏子「まぁ、今回はお互い様っていうことでな」
ほむら「明らかに私達のほうが、損をしている気分だわ……」
さやか「だよね……」
まどか「……そこでね、二人に提案があるの」
ほむさや「??」
まどか「今度はマミさんの監視をしようと思うの! 四人で!」
ほむさや「!?」
杏子「カメラはあたしが仕掛けておくぜ」
ほむら「………面白そうね」
さやか「あたしも興味でてきた!」
ほむら「カメラだけではなく、盗聴器も仕掛けておくといいわ」
ほむら「映像だけじゃ、何をやっているかわかりにくいことがあるから」
杏子「なるほどな、あたしに任せな!」
さやか「頼んだよ、杏子!」
まどか「ウェヒヒ、それじゃあ監視スタートは明日からね!」
まどか「監視場所は、ここでいいかな?」
ほむら「大丈夫よ」
まどか「ありがとっ!」
―翌日―
杏子「準備はバッチリだぜ」
さやか「あとはマミさんの帰りを待つだけだね!」
まどか「早く帰ってこないかなぁ」
ほむら「お茶とお菓子持ってきたわよ」
まどか「ありがと、ほむらちゃん!」
杏子「とりあえずのんびりするとしようかな」
さやか「それでさー―――」
杏子「なんだそりゃ、笑えてくるね!」
ガチャッ
まどか「あっ、マミさん帰ってきたよ!」
さやか「何っ!?」
ほむら「手に何かもってるわね」
杏子「んー……ありゃ行き着けのケーキ屋の箱だな」
杏子「たまに買って来て、あたしもよく貰ってるなぁ」
まどか「そういえば私達も何度か……」
さやか「……あっ、キュゥべえ」
ほむら「……居たわねそんな奴」
杏子「まぁしばらく様子を見るとしますかね」
さやか「そうだね」
―マミホーム―
マミ「ただいまーっと……」
マミ「今日は佐倉さん居ないのね……」
キュゥべえ「寂しそうな顔をしているね」
マミ「そうね、最近は一人で居ることが多いから」
キュゥべえ「僕が居るじゃないか」
マミ「あなたは人じゃないでしょう?」
キュゥべえ「………」
マミ「まぁ皆忙しいのだろうし、仕方ないわよね」
マミ「さて……ケーキでも食べますかっ」
キュゥべえ「僕の分は当然用意してあるよね?」
マミ「無いに決まってるじゃない」
キュゥべえ「………」
マミ「食べる前に、紅茶を用意しないとっ!」
マミ「準備できたっ! いただきます」パクッ
マミ「~~~♪ やっぱり美味しいわね」
キュゥべえ「少しくらいわけてくれても、いいんじゃないかな?」
マミ「あなたにあげるケーキなんて無いわよ」
マミ「美味しかった!ご馳走様でした」
キュゥべえ「結局一口も……」
マミ「………はぁ」
キュゥべえ「………マミ」
マミ「何よ………」
キュゥべえ「一人で食べるケーキは楽しかったかい?」
マミ「………」
キュゥべえ「……やはり、五人で揃って食べることと比べると、天と地ほどの差があるようだね」
キュゥべえ「当然のことさ、誰だって一人は寂しい。仲の良い友人が居る時は特にね」
まどか「……キュゥべえが何か良いこと言ってる……ような……」
さやか「まぁ確かに、皆で食べるケーキは特別美味しいよね」
杏子「そうだなぁ……」
まどか「なんだかマミさん含めた皆でケーキ食べたくなってくるよ」
さやか「そうだね、まどか」
ほむら「………」
杏子「どうした? ほむら」
ほむら「いえ、何でも無いわ……」
マミ「……そうよ、あなたの言う通り」
マミ「寂しいのよ、一人は」
キュゥべえ「……ところでマミ、君はケーキとかを自分で作ったりするよね」
マミ「……えぇ、といっても、簡単な物だけれど」
キュゥべえ「なら、今度皆を集めてマミのケーキをご馳走しなよ」
キュゥべえ「皆きっと喜んでくれるさ」
マミ「………」
キュゥべえ「それにね、寂しいのはマミだけじゃないと思うんだよ」
キュゥべえ「まどかも、さやかも、ほむらも、杏子も、マミと会ってなくて寂しいんじゃないかい」
キュゥべえ「……もっとも僕の推測でだけれどね」
マミ「キュゥべえ………」
マミ「なんか元気付けられた感じね」
キュゥべえ「僕は自分の考えをそのまま口にしたに過ぎないよ」
マミ「そう……でも、ありがとう」
マミ「ふふっ、皆に振舞うケーキを考えないとね!」
キュゥべえ「その意気だよ、マミ」
マミ「なんだか楽しくなってきたわ!」
キュゥべえ「それは良かった」
キュゥべえ「試作品の味見とかは任せてよ」
キュゥべえ「(これでケーキを大量に……)」
マミ「そうね、お願いしようかしら」
キュゥべえ「(計画通り)」
まどか「……マミさんが優し過ぎるよ」
ほむら「監視してることに罪悪感が……」
さやか「もう止めにしない……?」
杏子「そ、そうだな……」
杏子「……ちょっと今からマミの家行ってくるわ」
まどか「わ、わたしもっ」
さやか「あたしも行こうと思ってた」
ほむら「決まりね、行きましょう」
―マミホーム―
ピンポーン
マミ「?? 誰かしら……」ガチャッ
まどか「こ、こんにちは、マミさんっ」
マミ「鹿目さん!?それに、美樹さんに暁美さんに佐倉さん……」
マミ「皆揃ってどうしたの……?」
まどか「そ、それはその……マミさんに会いたかったから……かなぁ」
さやか「き、急に押しかけちゃってすいません! 迷惑でしたか……?」
マミ「……ふふっ、そんなことないわよ、ほら玄関で立ち話もなんだし、上がって!」
まどか「はいっ、お邪魔しまーす」
マミ「これから夕ご飯作るけれど、皆食べていく?」
まどか「いいんですかっ!?」
マミ「もちろんよっ!」
まどか「ありがとうございますっ!」
さやか「マミさん、あたし、手伝いますよー」
マミ「本当? ありがとう、お願いするわ」
杏子「さて、カメラと盗聴器の取り外しをするとしますか」
ほむら「そうね、さっさと終わらせましょう」
杏子「よしっ、これで全部かな」
ほむら「もう誰かを監視するなんてことは、止めにしましょう」
杏子「そうだな」
まどか「ほむらちゃん、杏子ちゃん、そろそろ出来上がるみたいだよー」
杏子「おっ、待ってましたー!」
ほむら「あなたは食べるの専門だものね」
杏子「なんだとっ!?」
マミ「(やっぱり、皆と居るととても楽しいわね)」
キュゥべえ「よかったじゃないか、マミ」
マミ「そうね……」
キュゥべえ「さてと、僕はちょっと出かけてくるよ、楽しい一時を大切な人と過ごすと良いよ」
キュゥべえ「それじゃ……」スゥッ…
マミ「………あとで何か作ってあげようかな」
マミ「はい、皆できたわよ!」コトッ
杏子「さすがマミの料理だな」
さやか「あたしも手伝ったんですけど!」
マミ「それじゃ、いただきましょうか!」
まどか「いただきますっ!」
さやか「いただきまーす!」
ほむら「いただきます」
杏子「いただきます!」
マミ「はい、召し上がれ!」
終わり
後半駆け足すぎたかな……
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました


マミさんとばっちり過ぎるwww