※ご注意
禁書SS まったり系なのでバトル、シリアス等はありません
おそらく上琴目録。所により他キャラも登場するかも
元スレ
美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326123565/
CASE 1 年賀状
美琴「ねぇねぇ!」
上条「ん?」
美琴「アンタから年賀状が届かないんだけど」
上条「そりゃ出してねえから届くわけないじゃん」
美琴「はぁ!? なんで出さないのよ!」ガァァ
上条「普通出さないだろ」
美琴「なんでよ!?」
上条「いや、だってさ…」
美琴「元旦から毎日楽しみに郵便屋さんを待ってた私の純情を返せ!」
上条「……朝っぱらから郵便受けの前でソワソワしてると思ったら、そういうことだったんかい」
美琴「べ、別にいいでしょ!?///」
上条「風邪引かれたら大変だからやめような?」
美琴「だって……!」
上条「大体一緒に住んでるんだから年賀状なんて出さないだろ?」
美琴「あ、そっか」
禁書「お餅うまうま」モグモグ
CASE 2 初詣
美琴「ねぇねぇ!」
上条「今度はなんだ?」
美琴「五円ちょーだい!」
禁書「私もー!」
上条「はいはい、そんじゃあ御参りすっか」
チャリーン パンパン!
上条(去年よりエンゲル係数が下がりますように……)
禁書(みんなが幸せでありますように……)
美琴「今年こそアイツに思いが通じますようにっ!」
CASE 3 おみくじ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「おみくじ引きたい!」
禁書「私もー!」
上条「そうだな。折角だから引いてくか。……どうせ大凶だろうけど」
チャリーン
美琴「大吉ね。ふっふーん、まあこんなもんよね」ドヤッ
禁書「末吉なんだよ。末にいいことがあるのかな?」
上条「おおーっ!? 中吉だ!」
禁書「運気ゼロのとうまが!?」
美琴「でも金運が最悪、あと女難の気ありだって」ケラケラ
上条「結局不幸なのかよ……」ズーン
参拝客((((クソがっ! テメエのどこが不幸なんだ!))))イライラ
CASE 4 お年玉
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「お年玉ちょーだい!」
禁書「私もー!」
上条「ちょっ、貧乏な上条さんにたかりますか!? インデックスはともかく、御坂は俺より金持ちじゃねーか」
美琴「えー、いいじゃん。ケチケチすんなー」
禁書「すんなー」
上条「むう……。ちょっと待ってろ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「ほらよ、お年玉」
禁書「わーい、ってこれスーパーボールなんだよ!?」
上条「上条さんにはそれが精一杯なんです……」
美琴「あはは、見て見て! ベランダから下に投げたら……ほらー、帰って来た!」キャッキャッ
上条「よかったな」
禁書「私もやってみる!」ポイッ
ヒューーーーーーーーン メキョ!!
土御門「痛ってええええええええええ!!? て、敵襲かっ!?」キョロキョロ
CASE 5 お雑煮
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「お雑煮になんだけど、いくつお餅入れる?」
禁書「えっとね! えっとね! んん~、十個っ!」
上条「俺は二個で」
美琴「オッケー♪」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条美琴目録「「「いただきまーす」」」
上条「……ん、出汁が効いてて旨いな」モグモグ
美琴「んんーん。んぅぅんん?」ビローーン
上条「どんだけ餅を伸ばしてんだよ……」
美琴「ん! ………ふぅ、よく伸びるお餅ねぇ」
上条「実家から送られてきたんだよ。インデックスも喉に詰まらせないように良く噛んで――」チラッ
禁書「…………」グッタリ
上琴「「インデェェェェーーーーーーーーーックス!!?」」ガビーン
CASE 6 羽根突き
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「羽根突きで勝負よっ!」ビシッ
上条「いいけど……やっぱり負けたら罰ゲームか?」
美琴「当然!」
上条「しょーがねえなぁ」
禁書「私は寒いからパスー。スフィンクスと炬燵でお昼寝するんだよ……zzz」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「いつでもいいぜ。かかってきな」
美琴「いっくわよー! 超電磁……サァァアアアアアアアーーーーーーーブ!!!!!」ビリビリ
バシューーーーーーーーーーーーーー
土御門「さっきの攻撃は一体……うにゃ!?」
ズドォォォォォォォォォォォォーーン!!!!
土御門「…………」プスプス
上条「つ、土御門おおおおおお!?」
美琴「わ、わざとじゃないわよ……?」オロオロ
CASE 7 お詫び
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「お隣の土御門さんにお詫びに行こうと思うの」
上条「……是非そうしてくれ」
美琴「だ、だからね、その……ついて来て欲しいんだけど……///」モジモジ
上条「はいはい」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土御門「それで謝りにきたのかにゃー?」
上条「悪いな。ほら、御坂」
美琴「ご、ごめんなさいっ!」ペコリ
土御門「律儀な子だにゃー。オレは気にしてないから頭を上げるぜよ」
美琴「ほんとですか……?」オズオズ
土御門「男に二言は無いんだぜい」
美琴「メイド服を着てご奉仕しなくても、許してくれるんですか……?」
土御門「カミやん、お前……」ジトー
上条「あ、あははは……」
CASE 8 みかん
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「えいっ♪」ピュッ
上条「ぎゃあああああ!? 目が、目がああァァァーーーーーー!!?」ゴロゴロ
美琴「……スゴイ威力ね、流石みかん汁」ゴクリ
上条「お、おまっ! ふざけんな!」
美琴「昔ね、パパもアンタと同じリアクションをとってたわ」
上条「悪魔かおまえはっ!!」
美琴「ママにも怒られたのよね~」
上条「じゃあその時に学べよ! みかん汁を人に向けてはいけない――」
美琴「それっ♪」ピュッ
上条「んぎゃああああああああああああああああ!!?」ゴロゴロ
禁書「きなこ餅が……おいしいんだよ……」スヤスヤ
CASE 9 炬燵
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「炬燵っていいわよねぇ。まさに文化の極みだわー」ヌクヌク
上条「確かに」
美琴「ふふっ、炬燵でヌクヌクするために、アンタんちに移住したといっても過言ではないわ」
上条「マジかよ……」
美琴「マジよ。ねー、スフィンクスー♪」
スフィンクス「にゃー」
上条「まあなんでもいいけどな。それより晩飯どうすっかなぁー」
禁書「すき焼きが食べたいかもっ!!」シャキーン!
上条「却下」
禁書「ええーーーっ!?」
美琴「すき焼きなら出来るわよ? 年明け前に材料一式は買い揃えてあるから」
禁書「やっぱりみことは天才なんだよ!」パァァ
美琴「あっははは、それ程でもあるかもねー」
上条「もうご利益が……。今年は幸先がいいなぁ」ホッコリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
黒子「お姉様ぁ……。黒子は、黒子は寂しいですの……」グッスン
初春「白井さんも炬燵に入りましょうよ。御坂さんをして、白井さんより魅力的な炬燵ですよ?」
黒子「うわあああああああんっ!!」メソメソ
佐天「あぁ……おこたにミカンは鉄板ですねぇ」モキュモキュ
CASE 10 うたた寝
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「今日はこのまま炬燵で寝ていい?」
上条「風邪を引くからダメです。ベッドに寝代わりなさい」メッ
美琴「ええーっ、たまにはいいでしょ? ねえってばぁー」ユッサユッサ
上条「だーめ」
美琴「インデックスとスフィンクスも寝てるし、みんなで雑魚寝しようよ!」
上条「お前とインデックスはベッド。スフィンクスは炬燵。そして上条さんはバスタブ。OK?」
美琴「ああーなんだか急に眠くなってきたー」ボーヨミ
上条「お前なぁ……」
美琴「おのれ睡魔めー。うわーやられたー」パタリコ
上条「…………」
美琴「ぐぅ……ぐぅ……」
上条「はぁ、俺だけでも寝代わりますか」
美琴「ッ!?」ギュッ
上条「スウェットの袖を握ってやがる……」
美琴「ぐぅ……ぐぅ……」アセアセ
上条「……しょーがねぇなぁ。今日だけだぞ?」
美琴「…………ッ!」コクコク
上条「おやすみ御坂、インデックス」
禁書「お正月から……みんな仲良しで……幸せなんだよ……お餅おいしい……」スヤスヤ
12 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/01/10 00:51:37.87 kXsFvdg10 12/643といったところで今回は終了
一先ずCASE 100を目指して書いていこうかとー
CASE 11 福袋
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「初売りで福袋を買ってきたのよ」ジャーン
禁書「わあー、何が入ってるのかな?」ワクワク
上条「どうせ体のいい在庫処分だろ」
美琴「夢がないなぁー。せっかくの縁起物なんだから楽しもうよ」ヤレヤレ
禁書「みことの言うとおりかも! とうまは夢が足りないんだよ」
上条「福袋ひとつで偉い言われようだ……」
美琴「それでは開封します!」
禁書「何が出るかな♪ 何が出るかな♪」
美琴「まずは一つ目……じゃーーん!」
上条「……何の変哲も無いオセロなんだが」
美琴「う~ん、ゲームコーナーの福袋なんだけど、すっごいアナログなのが出たわね」
禁書「もう一個入ってるみたいだよ」
上条「どれどれ……DX人生ゲーム。また古いのが出たな」
美琴「ま、まあみんなで遊ぶのには丁度いいじゃない!」
禁書「早速遊んでみよー!」
CASE 12 オセロ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「せっかくだし負けたら罰ゲームってのはどう?」
上条「お前 罰ゲーム好きだよなぁ。別にいいけどさ」
電磁目録「「…………」」ニタァァ
上条「ん、なんだよ?」
美琴「べっつにぃ~。それより勝負よ勝負! こてんぱんにしてあげるから覚悟なさい!」
上条「ハッ、やれるもんならやってみな!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「はい、これで止めよ!」パチ
上条「ば、盤上が真っ白だ……」
美琴「弱いわねぇ~アンタ」ニヤニヤ
上条「こんなのインチキだ! 一つ残らずひっくり返されるなんてあり得ねーだろ!?」
美琴「オセロなんて打てるパターンに限りがあんのよ。第三位の演算力なめんな」ドヤッ
上条「くそっ、エリートめ……」
禁書「みことが凄いんじゃなくて、とうまが弱すぎかも」
上条「ほぅ……言うじゃねーか。上条さん、久々にキレちまったぜ」ムカッ
禁書「ふふん、身の程を教えてあげるんだよ!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「これでお終いだね」パチ
上条「ば、盤上が真っ白だ……リターンズですかそうですか」ガックリ
禁書「あらゆるパターンを記憶している私に勝とうなんて百年早いんだよ」ドヤッ
上条「……二度とお前らとはオセロしねーよ」
CASE 13 人生ゲーム
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「次は人生ゲームで勝負よっ!!」
上条「なんという鬼畜。上条さんの不幸体質を知ってるくせに運ゲーで勝負なんて。美琴センセーは陵辱プレイをご所望ですか?」
禁書「大丈夫だよ。みことも私も運に見放されてるから」ニコニコ
美琴「アンタほどじゃないにしろ、絶望との遭遇率はカンストしてるもんねー」ケラケラ
上条「……言ってて悲しくないか?」
電磁目録「「あはははは……」」シクシク
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「よっしゃ、結婚マスに止まったぞ! もちろん結婚しま――」
美琴「却下」
上条「はぁ? ゴール時のボーナス的に考えて結婚して損はないはずだろ?」
禁書「損とか関係ないんだよ。結婚なんて認められないかも」
上条「理不尽だ……」
美琴「よーし、次は私の番ね。ルーレットを回してっと……3、ね」
上条「俺と同じマスかよ。てことは……」
美琴「け、結婚する? わわ、私はべべべ別に構わないっていうか、なんていうか……///」モジモジ
上条「……なにそのリアクション」
CASE 14 罰ゲーム
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はぁ……罰ゲームだろ?」
美琴「わかってるじゃない。いい心がけね♪」
禁書「たい焼き たこ焼き ホットドッグ クレープ アイス ケーキ プリン……。うう、迷っちゃうんだよ」ジュルリ
上条「どれか一つでお願いします……。つーか食い物ばっかじゃねえか」ゲンナリ
禁書「う~ん、ならアイスがいいかも♪」
上条「このクソ寒い日にアイスかよ……」
禁書「暖かい炬燵に入りながら、冷た~いアイスを頂くの。最高の贅沢だと思わない?」
上条「うわぁー」
美琴「ダメ人間の発想よねー」
禁書「むうっ! 私知ってるもん! 電気はえころじぃなエネルギーなんだよ! ふーりょくはつでんだから地球に優しいんだもん!」
上琴「「…………」」ポカーン
禁書「ふふーん、ぐぅの音も出ないのかな?」
上琴「「インデックスがアニメとグルメ番組以外を見てたなんて……」」
禁書「どういう意味かな!?」
CASE 15 アイス
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「みんなで食べ比べしましょう!」
禁書「さんせー!」
上条「いや、あのな……」
美琴「じゃあ早速、一口貰うわね。はむっ……」パクッ
上条「ああっ!? 三分の一もっていかれた!?」
禁書「次は私の番だね♪ あーむっ……」ガブリ
上条「ちょっと待てーーーー!? 全部食うとか何考えてんだ!?」ガビーン
美琴「結構イケるわねぇ」
禁書「お口の中が爽やかで、悪くない後味かも」
上条「人のアイスを食い散らかしておいて、言う事はそれだけか……」
美琴「まあまあ、怒んないでよ。ほら、あ~ん」スッ
上条「お、おう。はむっ……」パクッ
美琴「どう?」
上条「ん、おいしいな。インデックスのは……」
禁書「……けふっ」
上条「この野郎!? 全部食いやがった!?」
CASE 16 浦島太郎
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「浦島太郎って上島○兵のご先祖さまに違いないわ」
上条「…………はぁ?」
美琴「インデックスに昔話を聞かせてたら気付いたのよ」ドヤッ
上条「なに言ってんだお前?」
美琴「察しが悪いわねぇ。乙姫は何て言って玉手箱を渡したか知ってるでしょ?」
上条「えーっと確か、絶対開けないでください……だったっけ」
美琴「そう。なのに浦島太郎は開けちゃうのよ。開けるなよ? 絶対に開けるなよ? っていう振りだと勘違いしちゃったのね」
上条「寧ろその場合、乙姫が上島○兵のご先祖さまって事にならないか?」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「その可能性は思いつかなかったわ!」
上条「お前、実はバカだろ」
CASE 17 パートナー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「よく考えたら私たちって何かしらのパートナーが居るのよね」
上条「ん~、俺にインデックス、御坂に白井、あとは……一方通行に打ち止めみたいな?」
美琴「そうそう」
上条「でもインデックスはパートナーっつーか、スフィンクスと同じレベルな気がするなぁ」
禁書「ひどっ!?」ガビーン
美琴「仕方ないわよ。実際、妖怪食っちゃ寝だもんね」
禁書「みことまで!?」
上条「その点、白井は頼りになるんじゃないか? 風紀委員だし」
美琴「……それを潰して余りあるくらい変態なのよ」ドンヨリ
上条「あぁ……」
美琴「だからインデックスは今のままでいいのよ。こんなに素直で可愛いいんだもん」ナデナデ
禁書「そ、そうなのかな?///」テレテレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
白井「お姉様が寮に帰ってこないのは、きっとわたくしの愛が足りないせいですの!」
初春「えー、白井さんが変態すぎるからだと思いますけど」
佐天「初春……」
白井「ハァハァ、お姉様……嗚呼お姉様……お姉様」ハァハァ
佐天「なんで五・七・五?」
CASE 18 携帯
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「携帯見せて」
上条「……何を企んでいやがりますか、お嬢様?」
美琴「アドレスの登録人数で勝負よ! って思ったんだけど、私のアドレス帳 全然埋まってない……」グッスン
上条「あ、あー……友達は数じゃなくて質だから気にすんな」
美琴「そうかしら……?」
上条「おう」
美琴「因みにアンタは何件登録してるの?」
上条「えーっと、……一万千ちょい?」
美琴「わああああああん!! アンタなんか嫌いだぁぁーーーーー!!!」タッタッタ
禁書「……サイテーかも」ジトー
上条「ええっ!? 大半は妹達とイギリス清教絡みのアドレスなんですけど!?」
CASE 19 フォロー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「見て見て! じゃーーーん!!」パカッ
上条「おおー、あとちょっとでアドレス一万件超えそうだな」
美琴「ふふっ、妹達にね『お姉様とアドレス交換したい』って言われてね、一気に増えたの!」ニッコニコ
上条「よかったな」
美琴「うん! あ、もうアンタにも負けないんだからねっ!!」ビシッ
上条「まだまだ二千近く開きがありますけど?」
美琴「そのくらいすぐに縮めてみせるわよ!」
上条「はいはい」
禁書「……(クールビューティーに頼み込んだ甲斐があったね、とうま)」ホッコリ
CASE 20 枕
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「枕交換して!」
上条「高さが合わなかったのか?」
美琴「そうじゃないんだけど……ただ何となく、ね?///」モジモジ
上条「ふーん、別にいいけど」
美琴「あ、ありがと……///」テレテレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「えへへー」ニコニコ
禁書「何かいい事でもあったの?」
美琴「んふふー、コレよコレ!」ポフポフ
禁書「……とうまの枕?」
美琴「うん、私のと交換してもらったんだ♪」
禁書「いいなぁ~……」
美琴「サイズも大きいし、二人で使いましょ?」
禁書「いいの!?」
美琴「そんなの当たり前じゃない。さ、早く寝よう?」
禁書「うんっ! おやすみ、みこと」
41 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/01/10 20:28:56.81 kXsFvdg10 23/643といったところで今回は終了
このSSは日常生活で拾ったキーワードを、上琴目録エンジンでコンバートしてるだけですので
細かい理屈や理論はスルーして頂けると助かりますー
CASE 21 たまご焼き
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「アンタのたまご焼きが美味しすぎるんだけど!」
上条「そうか?」
禁書「とうまのたまご焼きは甘くて大好きなんだよ」
上条「砂糖しか入れてないからな」
美琴「え、お出汁は?」
上条「そんな贅沢品は使えませんことよ」
美琴「……(学校の先生はお出汁を入れたほうが美味しいって教えてくれたのに……)」ワナワナ
禁書「しいなのと同じ味だよね」
上条「親子だし多少は似ちまうもんかもな」
美琴「先生の嘘つきぃぃーーーーーーーーーーーー!!!」ガァァ
幻想目録「「ッ!?」」ビクゥ
CASE 22 洗濯
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「洗濯するからスウェットを脱いで」
上条「ん」ヌギヌギ
美琴「ぎゃああああああ!? 目の前で脱ぎだすんじゃないわよ!?///」カァァ
上条「おお、悪いな」
美琴「ままま、まったくっ!! 私だって女の子なんだから気を遣ってよね!///」
上条「へーへー」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「んんー、いい天気。絶好の洗濯日和ね」パンパン
上条「干すの手伝うぞ」パンパン
美琴「ありがと……ってぎゃああああああああああ!?」
上条「な、なんだ!?」
美琴「平然と私のパンツを干してんじゃないわよ!?///」ギャース
上条「はぁ?」
美琴「~~~~~~~~~ッッ!!///」
上条「インデックスので慣れてるから、別になんとも思わないっつーの。大体こんなカエルパンツに…」
美琴「死ねええええぇぇーーーーーーーーー!!!///」シュッ
バキッ
上条「がふっ!?」
禁書「みことは何を怒ってるんだろうね?」
スフィンクス「にゃー」
CASE 23 にわか雨
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「そろそろ夕飯の買出しに……雨っ!?」
上条「そりゃ不味い。さっさと洗濯物を取り込まねーと」
美琴「うん! ってナチュラルに私のパンツを取り込むなやこらーーーーーーー!!!」タックル
上条「あぶねっ!?」ヒラリ
美琴「へ……きゃああああああああああ!?」ドンガラガッシャーン!!
禁書「頭から物干しに突っ込んだんだよ……」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「うぅ、痛い……」グッスン
禁書「大丈夫?」
美琴「だいじょばない……」
上条「あーあ、でっかいタンコブが……。こりゃ冷やした方がいいな」
美琴「誰のせいよぉ……」
上条「はいはい、全部上条さんのせいですよ」
スフィンクス「…………」ジー
美琴「スフィンクス?」
スフィンクス「にゃあ」ペロペロ
美琴「……ッ!?」
禁書「こら、みことのタンコブを舐めたらダメ。ベトベトになっちゃう」
スフィンクス「にゃー……」ションボリ
美琴「…………」プルプル
禁書「みこと?」
美琴「や~んスフィンクス可愛いぃぃ~~~~~~!!」ギューーーッ
スフィンクス「にぎゃあああああーーーーー!!?」ジタバタ
上条「おー、嫌がってる嫌がってる」
CASE 24 猫ちゃんのキモチ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「スフィンクスに嫌われた……」ズーン
上条「そりゃあ あんだけ強く抱きしめればそうなるだろ」
美琴「そんなぁ……。私が触れる数少ないにゃんこなのにぃぃ……」
禁書「みことも悪気はなかったんだよ。だから許してあげて?」
スフィンクス「…………」ツーン
美琴「もうしないから許して……?」
スフィンクス「ふかーーーーーっ!!!」キシャァァァ!!
美琴「!?」ビクッ
上条「取り付く島もないな」
美琴「うわぁぁ~~~ん!!」メソメソ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「とうまとうま。このままだと みことが可哀想なんだよ」
上条「しゃーねぇなぁ。秘密兵器を使いますか」スッ
禁書「なぁにそれ?」
上条「どんな猫でも一発KO! 魔法の布ってヤツだ」
禁書「えっと、『猫ちゃんのキモチ マタタビシート』って書いてあるんだけど……」
上条「細けぇこたぁいいんだよ。こいつを泣き疲れて寝てる御坂のそばにセットして――」
CASE 25 仲直り
美琴「……んぅ?」
スフィンクス「にゃー」
美琴「あれ……? スフィンクス?」ナデナデ
スフィンクス「にゃぁ~ん♪」ゴロゴロ
美琴「あ……」パァァ
CASE 26 仲良し
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ほらっ!!」
スフィンクス「にゃー♪」ダッコ
上条「おー、仲直りしたのか」
美琴「当ったり前でしょ! なんたって私とスフィンクスは仲良しだもん。ねー♪」ニコニコ
スフィンクス「にゃお!」
上条「そっか。良かったな」
美琴「うん!」
禁書「一件落着なんだよ」ホッコリ
CASE 27 お裾分け
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「色々あって買出しに行きそびれちゃった……。どうしよう?」ションボリ
上条「う~ん、困ったなぁ。米と調味料しかないぞ」
禁書「それはピンチかもっ!?」ギャース
美琴「もう最終下校時刻過ぎちゃってるから買出しに行けないし……」
ピンポーン
上条「はいはーい、今出ますよっと」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土御門「カミやーん、お晩ですたい」
上条「おう。こんな時間に珍しいな」
土御門「いや~、今日は舞夏がメシを作りに来てくれたんだにゃー」
上条「はは、相変わらず仲がいいな」
土御門「当然! で、だ。舞夏が張り切っちまってシチューを作りすぎたんですたい」
上条「まさか……!」
土御門「余らせるのは勿体無いから、お裾分けだにゃー」
禁書「きゅ、救世主が降臨したんだよ!」
CASE 28 舞夏のシチュー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「このシチューってば、私のよりずっと美味しいんだけど!?」
土御門「そりゃそうぜよ。何と言っても舞夏の愛情シチューだからにゃー」ドヤッ
美琴「舞夏かぁー。流石はメイドさんね」
土御門「義妹とメイドの最強コラボだぜい?」
美琴「最強……」チラッ
上条「おい、御坂に変なこと吹き込むんじゃねぇよ」
土御門「なんだと!? 義妹とメイドの何処が変なんだ!!」ガァァ
上条「テメエの性癖全般がおかしいんだよ!」
禁書「おかわりおかわり♪」
CASE 29 メイドさん
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなん、ぶふぉっ!?」
美琴「じゃーん! 美琴ちゃんメイドverでーす♪」
禁書「わぁぁ、とっても似合ってるんだよ!」
美琴「ふふっ、ありがと」
上条「…………///」プイッ
禁書「とうま! 女の子がオシャレしてるんだから、褒めてあげるのが紳士の嗜みかも」
上条「んなこと言ったって……」
美琴「……似合わないかな?」オズオズ
上条「そんなことないぞ! か、かわ……///」
美琴「かわ?」
上条「かわうそって可愛いよな! あはは、おやすみーっ!!///」スタコラサッサー
禁書「男のツンデレなんて見苦しいだけなんだよ」
CASE 30 ツンデレ
美琴「ねぇ、インデックス」
禁書「なにかな?」
美琴「アイツ、さっき顔が赤かったよね……?」
禁書「真っ赤っかだったかも」
美琴「そっかぁー。ちょっとはその、か…かわいいとか思ってくれたのかな?///」モジモジ
禁書「当たり前だよ。みことはとっても魅力的だもん」
美琴「……そ、そうかしら///」テレテレ
禁書「とうまの鈍感さ加減は常軌を逸してるんだよ。さっきも自分が照れてるって自覚がないんじゃないかな」プンプン
美琴「ふふっ、それはそれで可愛いわね」クスクス
禁書「そんな風に思っちゃう、みことも大概なんだよ……」ヤレヤレ
美琴「あ、あはは……///」
禁書「明日から学校なんでしょう? もう寝ないと起きられないよ」
美琴「はぁーい」
禁書「おやすみなさい、みこと」
美琴「うん、おやすみー」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「なにドキドキしてるんですか上条さんは!? 相手は中学生なんだぞ!///」ドキドキ
上条「しかも御坂だぞ!? ビリビリで怒りっぽくて、最近は素直で普通に可愛いかも、って違ぁぁーーーーーう!!」ブンブン
上条「クソッ、明日から朝早いのに眠れないじゃねえか……」モンモン
71 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/01/11 20:21:21.20 0G7wxUfT0 34/643といったところで今回は終了
稀にいちゃいちゃはあっても、ラブちゅっちゅは無いのでご了承くださいませー
CASE 31 お弁当
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「はい、お弁当っ!」ジャーン!
上条「おおーっ、スゲー! 御坂が作ったのか?」
美琴「まあね」ドヤッ
禁書「私の分は!?」
美琴「もちろん用意してるわ。ほらっ!」ズシーン!
禁書「わぁー、ありがとう みこと!」パァァ
上条「……(なんつーデカさだよ。俺の弁当箱の三倍以上じゃねーか!?)」
美琴「それじゃ途中まで一緒に行きましょ」
上条「あ、ああ」
禁書「二人とも、いってらっしゃい」フリフリ
上琴「「いってきまーす」」
CASE 32 通学路
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「今日は始業式だから早く終わるでしょ? 帰ったらインデックスも連れて遊びに行かない?」
上条「……冬休みだけでも大変だったのに、新学期早々 ガキのお守りだなんて不こ――」
美琴「あはっ♪」バチバチ
上条「――上条さんは全然オッケーですのことよ!?」
美琴「よろしい」
上条「あ、学舎の園って向こうだろ」
美琴「ちぇっ、もう分かれ道か……」
上条「はは、なに拗ねてんだよ。そんなに上条さんと離れたくないんですかぁ?」ニヤニヤ
美琴「んなっ!? そそ…そんなわけない! ……わけじゃないけど、うう……///」モジモジ
上条「え、なにそのマジっぽい反応?」
土御門「…………」ピロリーン♪
CASE 33 密告者
上条「はよーっす」
青ピ「…………」ゴゴゴゴ
姫神「…………」ゴゴゴゴ
吹寄「……上条、貴様という男は」ゴゴゴゴ
上条「な、なんだよ?」
青ピ「カミやんの裏切りものォォーーー!!! 常盤台の子とデキとんやてワレ!?」ガァァ
姫神「……この。ロリコン」
上条「はぁぁ!?」
吹寄「しらばっくれるつもり? 動かぬ証拠があるのよ!!」ズイッ
上条「俺と御坂の写メ……? っていつの間に!?」
青ピ「吹寄裁判長、判決を!」
吹寄「死刑」
上条「はやっ!? アメリカもビックリなスピード裁判ですね!? つーか俺は無実だ!」
土御門「やれやれ、同棲までしておいて往生際が悪いにゃー」
一同「「「同棲……だと……」」」
上条「あ、終わった」
CASE 34 デルタフォース
上条「ちくしょう……酷い目にあった……」ボロボロ
土御門「当然の報いぜよ」
上条「お前がいらん事を暴露したからだろうがっ!!」ガァァ
青ピ「でも事実なんやろ?」
上条「うぐっ、客観的に見ればそうかもしんねーけど……」
土御門「実際は子守り状態。よく言って手の懸かる妹分ってとこかにゃー?」ケラケラ
上条「テメエ……知っていながらあの仕打ちか……!」
青ピ「ええやん、中学生に甘えてもらえるんなら。僕もあやかりたいわぁ~」
上条「まあ……うん、悪くはないな///」テレテレ
青ピ「……土御門君、コイツ塩にしてもええかな?」イラッ
土御門「奇遇だな。オレもそう思っていた」イラッ
上条「なんで!? てか口調がシリアスモードになってる!?」
吹寄「新年を迎えても、三馬鹿(デルタフォース)は相変わらずね」ヤレヤレ
姫神「……許すまじ。常盤台の女」
CASE 35 美琴弁当
美琴『ねぇねぇ!』
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴『お弁当おいしかった?』
上条「今食べてるとこ」
美琴『それでそれで? 煮物とか頑張ってみたんだけど どうかな?』
上条「煮物? おお、これか。はむっ……」モグモグ
美琴『…………』ドキドキ
上条「ん、よく味がしみてて美味しいぞ」
美琴『よかったぁ……』ホッ
青ピ「なんやのアレ? 不幸な僕への当て付けなん?」イライラ
土御門「舞夏の弁当は最高ぜよ」モグモグ
青ピ「お前も裏切りものやったんかっ!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「んん~~~っ! とってもおいしい!!」パクパク
スフィンクス「にゃー?」
禁書「スフィンクスのごはんもあるんだよ」スッ
スフィンクス「にゃぁ~ん♪」モグモグ
禁書「早く帰ってこないかなぁ」
CASE 36 美琴弁当・裏
美琴「ねぇねぇ!」
上条『はいはい、今度はなんだ?』
美琴「お弁当おいしかった?」
上条『今食べてるとこ』
美琴「それでそれで? 煮物とか頑張ってみたんだけど どうかな?」
上条『煮物? おお、これか。はむっ……』モグモグ
美琴「…………」ドキドキ
上条『ん、よく味がしみてて美味しいぞ』
美琴「よかったぁ……」ホッ
黒子「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれぇぇッ!!! 類人猿めぇぇぇ!!!」ギリギリ
美琴「黒子」
黒子「お姉様ッ!? やっと黒子の存在に気付いて――」パァァ
美琴「電話中だからうるさくしないで」
黒子「……はいですの」ショボーン
美琴「一応アンタの分も作ったから、良かったら食べて?」スッ
黒子「信じておりましたわぁぁーーーー!!! お姉様ぁぁーーーーーーーー!!!」イヤッホゥ!!
CASE 37 魔法少女
美琴「ねぇねぇ」ヒソヒソ
上条「はいはい、今度はなんだ? つーか寒いから早く部屋に入れよ」
美琴「しーっ! インデックスが何かしてるんだけど」ヒソヒソ
上条「うん? どれどれ……」ソロー
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
テレビ『――次回もお楽しみに!』
禁書「ほえ~、魔法少女……ちょっとカッコいいかも!」
スフィンクス「にゃあ?」
禁書「えっと確か……魔術少女、フィジカル☆インデックス! あなたの煩悩 食べちゃうゾ♪」キラーン
スフィンクス「にゃにゃー!?」ガビーン
禁書「そうだ! スフィンクスをお供の使い魔に任命するんだよ!」
スフィンクス「にゃにゃにゃッ!?」フルフル
禁書「あははー♪ なかなか様になってるかも」ニコニコ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上琴「「~~~~~~~~ッッ!?」」プルプル
CASE 38 聖女☆陵辱
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「魔術少女、フィジカル☆インデックス! あなたの煩悩 食べちゃうゾ♪」キラーン
上条「ぶふぉっ!?」
禁書「な、な、な、な///」カァァ
上琴「「あはははははッ!!!」」ゲラゲラ
禁書「なんで知ってるのぉぉぉーーーーーーーーーーー!!??///」ギャース
上条「ククッ、そりゃ見てたからな。ポーズまで決めてノリノリだったじゃん」ニヤニヤ
美琴「スフィンクスが使い魔なのよねー?」ニヤニヤ
禁書「いやああああああああ!? そんな目で見ないでぇぇーーーーー!!!///」イヤンイヤン
美琴「折角だし、おもちゃ屋さんで魔法少女グッズを買おっか?」
上条「財政的にはヤバイけど、これは必要経費だな」ウンウン
禁書「忘れてっ!? お願いだから忘れてよぅ……///」
上琴「「魔術少女、フィジカ――」」
禁書「きゃああああああああああ!? もうやめてぇぇぇーーーーーーーー!!!///」
上条「いやぁー、カメラで録画しとくべきだったな」
美琴「ねぇねぇ! もう一回やってみてよ!」
禁書「……暇を持て余した結果がごらんの有様なんだよ///」ガックリ
CASE 39 引き篭もり
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「インデックスがお風呂場に引き篭もっちゃった」
上条「少し弄りすぎたかな?」
美琴「あはは、恥ずかしがる姿があんまり可愛いもんだから、つい……」テヘヘ
上条「とにかく謝ってみよう。……インデックスー? 俺たちが悪かったから開けてくれー」コンコン
シーン……
美琴「あちゃー、完璧にへそを曲げちゃってるわね」
上条「一応秘策ならあるんだが」
美琴「ほんとに!?」
上条「ああ……。だけど未曾有の大恐慌が上条家を襲うことになるッ!」
美琴「この際、背に腹は変えらんないわ。負担は私も負うからやりましょう!」
上条「わかった! 二人でインデックスを救い出そう!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「インデックス、ドアを開けてくれ。そうしたらお前に――――
CASE 40 オペレーション・天岩戸
禁書「ねぇねぇ!」
上条「なんだ?」
禁書「ほんとにどのお皿でも食べていいのかな!?」ワクワク
美琴「好きなだけ食べなさい。今日は美琴センセーの奢りだから」
禁書「やったぁー! ウニにイクラに中トロを三皿ずつー!」
上条「初っ端から飛ばすなぁ」
美琴「回転寿司なら安いもんよ。ヒラメとつぶ貝お願いしまーす!」
上条「……これが格差か。タマゴとエビを一皿ずつー!」
美琴「しょぼっ! もっと高いの頼みなさいよ」
上条「贅沢は敵なの! 美味しいもんは極力口にしないのが節約のコツなんです!」ガァァ
禁書「ん~~♪ ウニおいしぃ~♪」モグモグ
美琴「ヒラメも新鮮でおいし♪」モグモグ
上条「……豪華な晩飯のはずなのに、虚しいのはなんでだ?」モグモグ
禁書「はい! 中トロをあげるから元気を出して?」スッ
美琴「私もつぶ貝をあげるから」スッ
上条「お前ら優しいなぁ……」ホロリ
美琴「あはは、何泣いてんのよ」
上条「泣いてねーよ。わさびが目に沁みただけだっての。てか中トロうまっ!?」モグモグ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「あーおいしかった♪」
美琴「回転寿司も意外に侮れないわね」
上条「上条さん、生まれて初めて中トロなんて食べましたよ」
美琴「貧乏くさいわねー」ケラケラ
上条「くさいんじゃねえ! ガチで貧乏なんですぅ!」
禁書「お金が無くっても、とうまとみことが居れば私は幸せなんだよ」ニコニコ
美琴「ふふっ、そうね」ニコニコ
上条「……いい話のつもりだろうが、テメエらが食った金額は上条家一ヶ月分の食費に相当するんだからな」クドクド
美琴「お腹も膨れたし、次はカラオケに行こっか?」
禁書「うん!」
上条「聞いちゃいねえ……」ゲンナリ
95 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/01/14 01:17:20.45 V43fKPiV0 45/643といったところで今回は終了
先に終わらせる事があるので、次回はちょこっと間があくかもですー
CASE 41 カラオケ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「せっかくカラオケに来たんだから、点数で勝負よっ!」ビシッ
上条「例によって最下位は罰ゲームなんだろ?」
美琴「もちろん!」
禁書「えーっ!? 私、カラオケ初めてなんだよ!?」
上条「いやいやインデックスさん。勝負の世界は非情なんです。新兵だろうがベテランだろうが、弾は平等にぶち当たるんです」
禁書「うう、とうまのいじわる……」ショボン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「――加速する~そのいた~みから~ 誰かをきっと~まも~れるよ~♪」
上条「マジでうめぇ……。サシの勝負だったら絶対負けてるだろ」
禁書「勝てる気がしないんだよ……」ズーン
上条「はは、折角なんだし楽しもうぜ! 御坂だってインデックスには酷い罰ゲームなんてさせないだろうし」
禁書「……そだね」
美琴「――そ~の~先に遥かな~想いを~♪」
上条「おおー! 御坂って歌上手いんだな」パチパチ
禁書「カッコよかったんだよ!」パチパチ
美琴「ありがと。まあ黒子たちと結構よく来るしねー♪」
上条「ん? 採点が終わったみたいだ」
ジャーン!
禁書「きゅ、94点!?」
美琴「ふっふーん、どうよ?」ドヤッ
上条「初っ端から未知の領域なんですけど……」ポカーン
CASE 42 一級フラグ建築士
上条「――いつか掴む 現実の~僕が~ 君にな~るよ~♪ ……どうだっ!?」
ジャーン!
禁書「そんな……」
美琴「89点……。結構やるわね」
上条「おおっ! 自己ベスト更新!」
禁書「二人とも上手すぎるんだよ……」ションボリ
美琴「大丈夫よ」ナデナデ
禁書「……みこと?」
美琴「インデックスが悲しい思いをしなくて済むようにするから」
上条「なに言ってんだ?」
美琴「初心者のインデックスにハンデをちょうだい」
上条「10点水増しするとか?」
美琴「いいえ、私とのデュエットの得点を採用するってのはどうかしら?」
上条「……(いくら御坂が上手くても89点を越えるのは無理だろ。ここでOKしても上条さんの負けにはならないハズ!)」
美琴「あれ? もしかして怖気ついちゃった?」
上条「オーケー、そのくらいのハンデは問題ねーよ」
美琴「よっし、それじゃ一緒に歌いましょ」
禁書「うん、よろしくね!」
CASE 43 賛美歌
禁書「みこと、いつでもオッケーかも」
美琴「うん。……それじゃあ」
電磁目録「「私たちの歌を聴けぇぇーーーーーーーー!!!」」
電磁目録「「――Joy to the world! The Lord is come」」
上条「……英語?」
電磁目録「「Let earth receive her King」」
上条「……(な、なんだこれ? クリスマスの曲?)」
電磁目録「「Let ev'ry heart prepare Him room」」
上条「……(意味はわかんねーけど、上手いってことはわかる)」
電磁目録「「And heaven and nature sing」」
上条「……(それに聞いてるだけで、何だか幸せな気持ちに……)」
電磁目録「「And heaven and nature sing」」
上条「……(はは、これが試合に勝って勝負に負けたってヤツなんかな)」
電磁目録「「And heaven and heaven and nature sing 」」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
電磁目録「「――And wonders, wonders of His love」」
美琴「……ふぅ」
禁書「とうま、どうかな?」
上条「スゲー良かった! 曲も何も知らなかったけど、二人とも輝いてたよ。こんなの初めてだ!」パチパチ
禁書「えへへ///」テレテレ
美琴「私たちが組めば、ざっとこんなもんよ!」
ジャーン!
上条「お、点数も出……あ、あれ……?」
禁書「やったよ みことっ! 100点満点だって!!」キャッキャッ
美琴「これで私たちの負けは無くなったわね♪」
上条「試合にも負けてた……」ガビーン
CASE 44 敗者
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「罰ゲーム、なんにしよっか?」
上条「……なるべくお金のかからないのでお願いします」
禁書「お腹はへってないし、う~ん……」
美琴「逆立ちで学区一周とか?」ニッコリ
上条「死ぬわっ!」
美琴「じゃあ多摩川で寒中水泳は?」ニッコリ
上条「だから死ぬっての! なんですか、お前はそこまでして上条さんを亡き者にしたいんですか!?」
美琴「わがままねぇ。仕方ないから そこのレンタル屋さんで勘弁してあげる」フフン
禁書「カナミンがいいかも!」
上条「……出来れば旧作でお願いします」
CASE 45 レンタルビデオ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ここってレンタルだけじゃなくて、ゲームも売ってるわ。ちょろっと見て…」
上条「見ると欲しくなるからダメ」
美琴「ちぇー」
禁書「とうまとうま! 私はこれに決めたんだよ」スッ
上条「はいはい、御坂もさっさと選べよ」
美琴「急かさないでよ。う~ん、なんかいまいちパッとしないラインナップなのよねぇ」
上条「おっ、ホラー映画か。久しぶりに借りてくかな」
美琴「ホ、ホラー?」
禁書「ジャパニーズホラーは怨念や情念の怖さが醍醐味だよね。シスターとしては興味をそそられるんだよ」
上条「だよなー。よし、貞子! キミに決めたっ!」
美琴「ッ!?」ビクッ
禁書「みこと?」
美琴「ななな、なんでもない! あはは、早く借りて帰りましょ」アセアセ
上条「そうだな」
CASE 46 呪いのビデオ
美琴「ねぇねぇ……」クィクィ
上条「はいはい、今度はなんだ? ていうか服を引っ張るな」
美琴「やっぱりビデオ見るのやめない?」
上条「はぁ? 折角借りたんだから見なきゃ損だろ」
美琴「で、でも……」オロオロ
禁書「でぃーぶいでぃーセット完了なんだよ!」
上条「んじゃ再生っと」pi
美琴「うぅ……」
禁書「みこと、もしかして怖いの?」
上条「ククッ、なんですかぁ? 美琴センセーともあろうお方が、ホラー映画にビビッてるんですかぁ?」ニヤニヤ
美琴「び、ビビッてなんかないわよっ!!」
禁書「無理しなくてもいいんだよ?」
美琴「無理してない! いいわ、そこまで言うなら見てやろうじゃない!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
テレビ『の、呪いは終わったんじゃなかったのか!? ひぃ、く、来るなぁ!!』
美琴「や…やだ……」ビクビク
幻想目録「「…………」」ニヤニヤ
テレビ『ぎゃあああああああああああああああああ!?』
美琴「きゃあっ!?」ビクッ
上条「……インデックス、ちょっといいか」ヒソヒソ
禁書「なにかな?」ヒソヒソ
テレビ『く~る~きっと来る~♪』
美琴「……そ、そんなに怖くなかったわね」
シーン……
美琴「あ、あれ……?」
CASE 47 そして誰もいなくなった
美琴「ねぇねぇ」オドオド
シーン……
美琴「インデックスー? スフィンクスー?」
シーン……
美琴「アンタも隠れてないで出てきなさいよ!」
シーン……
美琴「ねぇってばー!」
ガタッ
美琴「!?」ビクッ
シーン……
美琴「お、お風呂から音が……。ね、ねぇ、二人ともお風呂場にいるの?」ガクブル
ガチャ
美琴「……いない」
ゲコッ ゲコッ ゲコッ ゲコッ
美琴「ッ!? あ……アイツから電話!」パァァ
pi
美琴「もしもし! 急に居なくならないでよ、びっくりしたじゃないっ!」ガァァ
電話『…………』
美琴「ねぇ、聞いてんの? 何か言いなさいよ!」
電話『…………ばん…だ』
美琴「はぁ? よく聞こえな――」
電話『 次 は オ マ エ の 番 だ 』
プツッ
美琴「へ……? え、な、なに……今の? 次は私の番って……アイツの声じゃなかったし……ま、まさか呪い!?」ガクガク
プツ
美琴「きゃっ!? ま、真っ暗!? なんで!? こんな時に停電なの!?」アウアウ
CASE 48 開かずの扉
美琴「うぅ、暗いよぅ……ってそうだ! 電撃を照明代わりにすれば――」ハッ
――うちに住むのは構わないけど、室内でビリビリは禁止な。もし破ったら即退去ってことでよろしく
美琴「そんなのやだっ!」
スゥ……
美琴「ひっ!? 今そこに何かが……」ビクッ
シーン……
美琴「あ、アンタ! いいい、いい加減にしなさいよっ!?」オロオロ
シーン……
美琴「私を脅かそうったって、そうはいかないんだか――」
カタッ
美琴「きゃああああああああああああああああああああ!!!」ダダッ
ガチャガチャ
美琴「なんで玄関が開かないの!?」
ガチャガチャ
美琴「開けて! 開けてよォォォ!!!」
ガチャガチャ
美琴「もうやだぁぁ……」メソメソ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「あ、やべっ、泣いた」ソトカラドアオサエチュウ
禁書「とうまの馬鹿っ!! やりすぎなんだよ!」
CASE 49 お風呂
美琴「…………」ブクブク
禁書「ごめんね、みこと。悪気は無かったんだよ」
美琴「…………」ブクブク
禁書「なんでもいうこと聞くから許して?」
美琴「……髪を洗って」
禁書「洗髪?」
美琴「うん……。目を瞑って洗うと怖いから洗って欲しい」
禁書「お安い御用かも」ニッコリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土御門「カミやんちの前に粗大ゴミが捨てられてるぜよ」
舞夏「違うぞー兄貴ー。これ上条当麻だ」ツンツン
上条「」プスプス
CASE 50 川の字
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ……つーか問答無用で焼きやがって……」ボロッ
美琴「ふんだ、自業自得でしょ」
禁書「みことの言う通りなんだよ」ウンウン
上条「……自分だけちゃっかり難を逃れやがって」ジトー
美琴「どうせアンタが唆したんでしょーが。インデックスがあんな意地悪するはずないもん」
上条「はいはいそうですよー。上条さんは意地悪ですよー」
禁書「ブレイカーまで落とすなんて、やりすぎかも」ヤレヤレ
上条「やるなら徹底的にってな!」キリッ
美琴「反省しろー!」ポカッ
上条「痛っ!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「もう遅いし寝ましょうか」ゴソゴソ
禁書「そうだね」ゴソゴソ
上条「………」
禁書「とうまも早くお布団に入れば?」
美琴「風邪引いちゃうわよ?」
上条「……何ゆえに川の字に布団が敷かれているのでせうか?」
美琴「美琴センセーを泣かせた罰っ!」
上条「なるほど。で、怖いからみんなでネンネしたいと?」ニヤニヤ
美琴「こ、怖くなんてないわよ! ただ……そう! 一応警戒しておこうっていう私なりの配慮っていうか……別にいいでしょ!?///」
上条「あはは、一体何に警戒するんだよ」ヘラヘラ
美琴「そりゃお化けとか…」
カタッ
美琴「ひぇっ!?」ビクッ
幻想目録「「…………」」プークスクス
美琴「わ、笑うなぁ! ちょっとビックリしただけよ!///」カァァ
上条「はいはい、分かったからもう寝ましょうね」ニヤニヤ
美琴「ああーっ! アンタ馬鹿にしてるでしょ!? 私は全っ然! これっぽっちも怖くないんだからね!///」
禁書「みことは怖がりさんだね、スフィンクス」クスクス
スフィンクス「にゃあ」
128 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/01/29 20:42:29.48 6QRyv9MS0 56/643といったところで今回は終了
やっとターニングポイントに到達! って半月もかかってるー!?
CASE 51 早起きは三文の徳
禁書「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
美琴「んぅ、もう朝ぁ……?」ショボショボ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
美琴「まだ六時か、ていうか二人とも一晩中手をつないでくれてたんだ……///」ホッコリ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
禁書「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
スフィンクス「にゃあ」
美琴「お腹空いたの? でもちょっとだけ待ってもらえるかな」
スフィンクス「にゃおぅ」
美琴「ごめんね。もう少しだけこのまま……///」ギュッ
幻想目録「「…………」」スヤスヤ
CASE 52 お散歩
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「今日はお休み! 空は雲ひとつありません!」
上条「そうだな」
美琴「そしてアンタは金も無ぇ、甲斐性も無ぇ、遊んでる時間もあんまり無ぇ」
上条「余計なお世話だ! ……ったく、宿題の邪魔すんなよ」
美琴「宿題なんて私にかかれば ちょちょいのちょいよ。大体、明日やれる事は明日に回すべきでしょ」
上条「……だから?」
美琴「みんなでお散歩に行きましょう!」
禁書「さんせー!」キャッキャッ
上条「テンション高いなぁ、お前ら」ヤレヤレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「インデックス、あそこにプリムラが咲いてる!」
禁書「わあ、ピンクに黄色に赤も咲いてるね」
美琴「私はピンクが可愛くて好きかなー」キャッキャッ
禁書「黄色も温かいイメージで素敵かも」ウフフ
上条「花ねえ……。菊とかなら食えるけど、これは無理そうだな」
電磁目録「「…………」」ジトー
上条「な、なんだよ。その可哀想なものを見るような目は」タジタジ
CASE 53 遭遇
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「あそこにクソムカつく白いのがいるわ」
上条「んー? ……ああ、一方通行のことか」
禁書「ご飯を奢ってくれた優しい人だよ?」
上条「あのなインデックス。知らない人にたかるのはダメだし、ついて行くのはもっとダメなんだぞ」メッ
禁書「はぁーい」
上条「絶対わかってないだろ……。返事だけは花丸なんだが」ヤレヤレ
美琴「とにかく、あんなのと顔を合わせたら 折角のお休みが台無しになるから行きましょ」
上条「そこまで嫌わなくても……」
美琴「私は嫌いなものを嫌いって言える女なのよ」ドヤッ
禁書「ドヤ顔で威張られても困るんだよ……」
美琴「フン、白昼堂々と幼女を連れまわすロリコンなんて逮捕されるべきと思わない?」※ハワイの一件以来、非常に険悪な関係です
一方通行「オイ、誰のこと言ってやがンだァ?」
CASE 54 不倶戴天
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ? ってか一方通行が凄絶な形相でお前を睨んでるぞ」
美琴「放っておけばいいのよ。どうせ『オマエらと馴れ合うつもりはねェ』なんて中二っぽい事考えてるに決まってるわ」
一方通行「……ケンカ売ってンのか三下ァ」イラッ
美琴「はぁ? 自意識過剰なんじゃないの? ナルシストとかキモイんですけどー」
一方通行「オーケー、スクラップ確定だクソボケがァァァッ!!!」ガァァ
美琴「上等じゃない。いつまでも最強とか調子に乗ってんじゃないわよこらーーーーーー!!!」ガァァ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「と、とうま!? いきなり怪獣大決戦が始まったんだよ!?」オロオロ
上条「危ないから離れてような」
打ち止め「もう、またお姉様とじゃれあってる、ってミサカはミサカは辟易してみたり」ヤレヤレ
上条「おっす、打ち止めも一緒だったのか」
禁書「久しぶりだね」ニコッ
打ち止め「うん! お久しぶりー、ってミサカはミサカは元気いっぱい挨拶してみる!」
番外個体「一応ミサカもいるんだけど?」
上条「はは、お前らって本当に仲がいいよな」
番外個体「ヒーローさんたちには負けるよ」ニヤニヤ
CASE 55 悪巧み
番外個体「ねぇねぇ、ヒーローさん」
上条「ヒーローさんはやめてくれ。俺には上条当麻って名前があるんだからさ」
番外個体「細かい事は気にしない。んで、あっちでケンカしてる二人を何とかしたいんだけど、協力してくんない?」
上条「いいけど、迂闊に近寄れないぞ」
番外個体「大丈夫。ミサカに考えがあるから、ちょっと耳をかして」
ゴニョゴニョ
上条「ふむふむ、なるほどなぁ」
番外個体「いい考えでしょ?(ケケケ、第一位もお姉様もからかえる絶好のチャーンス♪)」ニタァァ
禁書「邪悪な笑みなんだよ……」
打ち止め「多分ろくでもない事を企んでるの、ってミサカはミサカは溜息を零してみたり」ハァ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「デカイ口叩いておいて、結局その程度かよ。まァオリジナルっつっても所詮は三下か」
美琴「まだまだここからよっ! 私の全力、受けてみなさ……え?」ピタ
一方通行「この俺を前に余所見たァ、随分と余裕じゃねェ……か?」ピタ
番外個体「もう、どこ触ってるのよ とーま☆」イチャイチャ
上条「ハハハ、堅い事いうなよ ハニー♪」イチャイチャ
番外個体「やだぁ、ハニーなんて恥ずかしいっ♪ いつもみたいにワーストたんでいいってばぁ♪」イチャイチャ
上条「ワーストたんは我侭だなぁ」イチャイチャ
美琴「……なにあれ?」ワナワナ
一方通行「さ、さあなァ(悪意を拾いすぎてイカレちまったのか?)」ゾクッ
CASE 56 真・ツンデレ
美琴「ねぇねぇっ!!」
上条「この後どこ行こうか?」
番外個体「あなたが決めてよ。ミサカはどこにでも着いていくから♪」
上条「う~ん、やっぱここはデートの定番――」
美琴「ねぇ……っつってんだろ無視すんなやこらーーーーーーーっ!!!」ガァァ
上条「ん? なんだ御坂か」
美琴「なんだじゃねーっつの! アンタ、私の妹に何を……」
番外個体「何ってデートに決まってんじゃん」シレッ
美琴「は……はぁぁ!?」
番外個体「ミサカたちの邪魔してないで、お姉様は第一位といちゃついてなよ」ニタニタ
美琴「誰があんなのと! あ、アンタも勘違いしないでよねっ!!」
上条「おおー、ツンデレだ」
美琴「ツ、ツンデ……ッ!?///」ガビーン
禁書「誤解を招くツンデレかも……」
打ち止め「でもケンカするほど仲がいい、ってミサカはミサカは危機感を覚えてみたり」
一方通行「三下なンざ、こっちがお断りだっての」
CASE 57 誤解
番外個体「ねぇねぇ、とーま♪」イチャイチャ
上条「なんだい、ハニー♪」イチャイチャ
番外個体「だからハニーはやめてってばー♪」イチャイチャ
美琴「ぐぬぬ……ッ!! そのやりとりは私の専売特許なのにぃぃ!!」ギリギリ
禁書「……二人ともノリノリなんだよ」ボソッ
美琴「インデックス」
禁書「な、なにかな!?」
美琴「あのデレデレしてるバカを引き剥がすから協力して」
禁書「え、えーっと」オロオロ
一方通行「無粋な真似すンじゃねェ。そンなだからオマエは三下なンだよ」
美琴「んなっ!? アンタだって嫌じゃないの!?」
一方通行「あァ? 何がだ?」
美琴「あの子はアンタの大切な……お、女の子でしょ?///」カァァ
一方通行「ハッ」
美琴「こ、この……! 馬鹿にしてッ!」イラッ
一方通行「あのガキが幸せなら 俺はどうこう口出しするつもりは無ェ。寧ろ厄介払いになって好都合だ」クックック
美琴「そんな……」
打ち止め「あれー? なんだか話が変な方に向かってる? ってミサカはミサカは大混乱」ハテ?
禁書「昼ドラみたいになりそうなんだよ……」ガクブル
CASE 58 スーパー美琴シネマ R15指定
美琴「ねぇねぇ!」
上条「美琴……もう終わりにしよう。俺たちは終わったんだよ」
美琴「なんで!? どうしてそんな事言うの!?」ユッサユッサ
番外個体「見苦しいよお姉様」
美琴「~~~~~ッッ!!」
番外個体「とーまはミサカのものだから。負け犬さんはどっか行ってよ」シッシ
美琴「嘘よっ!! きっと何か弱味を握られてるのよ! そうなんでしょ!?」
上条「…………」フルフル
番外個体「ギャハ☆ お姉様はオワコンなの。妹より優れた姉なんて存在しないの。いい加減気付けよ」ケラケラ
上条「今日からワーストたんと同棲すっから、お前は自分の寮に帰ってくれ」
◇◇◇
◇◇
◇
美琴「…………」プルプル
禁書「みこと?」
美琴「やだぁぁ!! そんなのやだよぅ……」グスッ
一同「「「「「ッ!?」」」」」ビクッ
CASE 59 リミットブレイク
美琴「…………ッ」ギューーーッ
幻想目録「「痛たたたたたっ!?」」ミシミシ
美琴「…………ッ!」ギューーーッ
禁書「み、みこと? 強く抱きしめすぎッいたたた!?」ミシミシ
上条「落ち着け! 頼むから落ち着いてくれ御坂ぁっ!?」ミシミシ
美琴「やだっ!!」ギューーーッ
上条「やだってお前……あだだだっ!?」メキメキ
美琴「絶対に出て行かないっ! あの部屋は……アンタとインデックスは、私の居場所だもんっ!!」ギューーーッ
禁書「きゃああーーー!? お、折れる、折れちゃうーーー!?」メキョメキョ
一方通行「激しい愛だなァ……」
番外個体「やりすぎちゃったか……てへっ♪」
打ち止め「てへ、じゃないよ!? ヒーローさんたちから何かが軋む音が聞こえてくるよ!?」ギャース
CASE 60 姉ちゃんとしようよ♪
打ち止め「お姉様 冷静になってー! 全部 番外個体のイタズラだから大丈夫だよ、ってミサカはミサカはお姉様に縋りついてみたりぃぃ!」
美琴「ふぇ……?」
幻想目録「「あふん……」」パタリ
打ち止め「しっかりしてっ!? ヒーローさん! シスターさぁぁぁん!!」ユッサユッサ
禁書「も、もうダメかも……」ピクピク
上条「スフィンクス……上条さんは疲れたよ。あ、天使がお迎えに……」ピクピク
打ち止め「幻覚が見えてるーーーーー!? ってミサカはミサカは ああもうっ、しっかりしてーーーー!!」ガビーン
禁書「私の灰は、エーゲ海に撒いて欲しいんだよ……」ガクリ
打ち止め「寝ちゃダメぇぇええええええ!! 寝たら死んじゃうーーーーーー!!!」ペチペチ
上条「くっそぅ、御坂のヤツ 馬鹿力を発揮しやがって……」ガクリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
番外個体「ありゃりゃ、なんだか大変なことになっちゃったぜ☆」キラッ
一方通行「オマエ、ろくな死に方しねェぞ」
番外個体「あっれー? 第一位がミサカの心配をしてるのかにゃーん?」ニヤニヤ
一方通行「随分と余裕だなァ。アレが見えないのか?」
番外個体「え……??」
美琴「妹ォォ……よくも……よくもこの姉を謀ってくれたわね」バチバチッ!!
番外個体「げぇっ!? お姉様ってば殺る気満々!?」
一方通行「楽しい楽しい鬼ごっこの開幕ってかァ?」クックック
番外個体「笑い事じゃないよ!? あわわわ、お、お姉様? さっきのはミサカ風の軽いおちゃっぴーなわけで……」ガクブル
美琴「黙りなさいっ!! アンタは電撃お尻ぺんぺん百回の刑だから覚悟なさいっ!!」ダダッ
番外個体「もうしないから許して!? てかお尻ぺんぺんは絶対にイヤだああああああああああああ!!!」スタコラサッサー
一方通行「ハァ、アホばっかだなァ」ヤレヤレ
162 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/01 22:06:08.65 9+Z2VwZx0 67/643といったところで今回は終了
基本的にレベル5はみんな仲が悪いんですよねー。つーか殺し合いばっかのような……
CASE 61 お仕置き
上条「やれやれ、酷い目にあったなぁ」
禁書「私なんて完全にとばっちりなんだよ……」ゲンナリ
打ち止め「もう、番外個体のイタズラなんかに乗るからだよ、ってミサカはミサカは呆れてみたり」
上条「いやー、なんか面白そうだったからつい」
打ち止め「つい、じゃないの! 反省しないとダメだよ! ってミサカはミサカは注意してみる!」メッ
一方通行「ガキに説教されるなンざ、オマエも焼が回ったもンだな」クックック
禁書「説教人間が説教されてたら世話無いかも」クスクス
上条「う、うるせーよ」プイッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
番外個体「お、お姉様? ミサカ、反省してるから許して欲しいなーって……」
美琴「お手洗いは済ませた? 神様へのお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えながら命乞いをする心の準備はオーケー?」ニッコリ
番外個体「こわっ!? それ女の子がしちゃダメな表情だよ!?」ガクブル
美琴「それじゃいくわよー。ひとーつ!」ビリビリ
番外個体「ま、待っ、きゃんっ!?」
美琴「ふたーつ!」ビリビリ
番外個体「ひんっ!? ちょ、いくらなんでも恥ずかし――」
美琴「みーっつ!」ビリビリ
番外個体「あひんっ!? だ、誰か助けてぇぇーーーーーーーー!!!」
上条「一方通行、助けてやれよ」
一方通行「ハァ? オマエがオリジナルを止めてやれよ」
幻想通行「「…………」」
一方通行「ほっとくかァ」
上条「ん、そうだな」
最終目録「「あきらめ早っ!?」」ガビーン
CASE 62 そして誤解は加速したっ!!
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「……さっき妹とベタベタしてたの、ほんとに演技だったのよね?」オズオズ
上条「当たり前だろ。モテない上条さんには過ぎた幻想だっつーの」
美琴「そっかぁ……」ホッ
上条「ま、打ち止めと番外個体は一方通行に御執心みたいだしな」
禁書「私たちも負けないくらい、仲良し三人組なんだよ!」
上条「はは、そうかもな」
美琴「かもじゃないわよ」クスクス
上条「まあなんにせよアレだ。番外個体たちには悪いけど、俺は御坂を応援してるから」ナデナデ
美琴「ちょっ、あたまっ、な、撫でっ!?///」カァァ
上条「でもあんまりツンツンしてると嫌われちまうぞ?」
美琴「う、うん……///」モジモジ
上条「いやーまさか御坂が一方通行に惚れてるなんてなぁ。上条さんは全く気付きませんでしたよ」ヘラヘラ
美琴「……………………………………はい?」
禁書「と、とうま?」
上条「いろいろと障害は多そうだけど頑張れよ!」ニコッ
美琴「ち、違っ!? そんなハズないでしょーが!!」アセアセ
上条「はいはい、ツンデレですね。つーか俺にしてどうすんだよ」ケラケラ
美琴「ううぅぅ~~~~、なんでこうなるのよぉぉ……」ガックリ
禁書「……(どうして自分以外の事は無駄に敏感なんだろう。あさっての方向にぶっ飛んでるけど……)」
CASE 63 空回り
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「私は一方通行なんて好きでもなんでもない! ていうか寧ろ大っ嫌いなの!」
上条「はは、わかってるって」ニコニコ
美琴「いくら妹達の恩人だからって、絶対に許したりしないんだから!」
上条「普通はな。だけど御坂は優しいから許したんだよな?」ニコニコ
美琴「んなわけあるかーー!!」ガァァ
上条「照れるなって。上条さんはちゃーんと理解していますことよ?」ニコニコ
美琴「……わかった。もう直球で行くしかないみたいね」
禁書「みこと、ふぁいとー!」
上条「ん? なんだ?」
美琴「わ、私は……アンタのことが、だ、大好きなの! いい加減気づけこのバカっ!!///」
上条「そ、そうか///」
美琴「……ア、アンタはどうなのよ///」ドキドキ
上条「もちろん大切に想ってる。御坂には誰よりも幸せになって欲しいからな」キリッ
禁書「うんうん!」
上条「だからインデックス、俺たちで御坂の恋が叶うようにサポートしような!」
電磁目録「「…………」」ポカーン
CASE 64 大破局
上条「なあ御坂」
美琴「なによぉ……」
上条「よく考えたら今の状況は不味いと思うんだ」
美琴「考えるまでもなく不味いわよ。最悪と言っても過言ではないわ……」ドンヨリ
上条「だろ? 友達とはいえ、別の男と暮らしてるなんてマイナスでしかないもんな」
美琴「え? なんの話?」
上条「俺たちの同居の話に決まってるだろ。んで話を戻すけど、お前自分の寮に戻れ」
美琴「な、なんで……?」プルプル
禁書「とうまっ!! 言っていい冗談と悪い冗談があるんだよ!!」
上条「冗談なんかじゃねーよ。俺は御坂のためを思ってだな――」
美琴「~~~~~~~~ッッ!!」ダダッ
禁書「みことっ!?」
上条「……俺、何か不味いこと言っちまったのか?」
禁書「言いまくりなんだよ! とうまのアホっ! 鈍感っ! スカポンタン!」ガァァ
上条「そ、そこまで言う?」ガーン
禁書「役立たずは家に帰って反省してて! みことは私が連れ戻すから!」テッテッテ
上条「…………」ショボーン
CASE 65 汝の隣人を愛せよ
禁書「ねぇ、みこと。隣いいかな?」
美琴「…………」
禁書「よいしょっと。へへ、土手に座ってお話なんて、すっごくベタかも」
美琴「…………」
禁書「とうまって酷い人だよね。みことのアプローチを悉く曲解して、悲しませて、まったくもう」プンスカ
美琴「…………」
禁書「信じられないんだよ。みこともあんな朴念仁のどこがいいの?」
美琴「私は……」
禁書「恋は盲目っていうのかな? 一度距離をとってみるのもアリなのかも。そうしたら――」
美琴「ダメっ!!」
禁書「…………」
美琴「それだけはダメよ! やっと少しずつ距離が縮まって、インデックスとも仲良くなれたのにっ!」
禁書「そうだね」
美琴「アイツもインデックスも、超電磁砲じゃなくて、在りのままの私を見てくれる。なのにそれを奪われたら……」ジワッ
禁書「大丈夫だよ? 誰にも みことの居場所を取り上げたりさせないから」ナデナデ
美琴「で、でも、アイツが……」
禁書「みことの中のとうまは、さっき私が言ったみたいな酷い人?」
美琴「ううん……」フルフル
禁書「だよね。とうまはバカでアホで鈍感でバカだけど、みことや私が悲しんでるのを放っておくような人じゃないもん」
美琴「うん……」
禁書「なら全部受け入れて信じればいいんだよ。鈍感なのも、誰より優しいのも、みことを大切に想ってるのも、全部 上条当麻なんだよ」
美琴「難しいなぁ……」
禁書「ふふっ、みことならきっと出来るよ」ニコッ
美琴「うん、頑張ってみる」ゴシゴシ
禁書「久々にシスターっぽい事をしたんだよ。あ、とうまだ」
CASE 66 雨降って地固まる
上条「おおーい! やっと見つけた」タッタッタ
禁書「とうま!」
上条「わりぃ、居ても立ってもいられなくってさ」
禁書「また みことを泣かせたりしたら……わかってるよね?」ニッコリ
上条「ああ」
禁書「だったら即行動っ!!」グイッ
上条「おっとっと、……御坂」
美琴「な、なによ」
上条「ごめんな。俺が無神経だったからお前を悲しませちまったんだよな」
美琴「……別にアンタだけが悪いんじゃない」ボソッ
上条「それでも俺に非があるのは明らかだ。具体的に何が悪いのかはわかんねーけどな!」
美琴「ぷっ、それじゃ全然ダメでしょーが」クスッ
上条「笑うなよ。お馬鹿な上条さんにだって大切なとこだけは、ちゃんと理解してるんだぞ」
美琴「大切なとこ?」
上条「御坂を泣かせない。いつだってお前が笑っていられるようにしたいんだ」
美琴「え……ええーーっ!?///」ボンッ
上条「だから人任せにするのは金輪際無しだ。もう決めた」
美琴「そそそ、それって……///」アウアウ
上条「考えるまでもないくらい簡単なことだったんだよ。俺が御坂を幸せにすれば良かったんだ」
美琴「ぷ、ぷ、プロっ、プロポ……ッ!?///」
上条「覚悟しとけよ。もういいですって呆れちまうくらい、ずっと一緒に居るんだからな!」
美琴「ふ」
上条「ふ?」
美琴「ふにゃーー///」ビリビリビリビリッ!!!
上条「ぎゃああああああああああああああ!? 漏電ッ、かつて無い規模の漏であばばばばばばばッ!!??」シビビビ
禁書「ああっ!? みことのビリビリが幻想殺しを突破しあばばばばばばばッ!?」シビビビ
CASE 67 羞恥プレイ
打ち止め「ねぇねぇ、ってミサカはミサカはあなたの袖を引いてみる」クイクイ
一方通行「なンだ?」
打ち止め「番外個体なんだけど……」チラッ
番外個体「クソッ! あの暴力姉め、公衆の面前でミサカに恥をかかせやがって……ッ!!」ムカムカ
一方通行「ほっとけェ。自業自得だろうがよ」
番外個体「干渉されるのもアレだけど、そこまで無関心決められるとなんかムカつくですけどー?」イラッ
一方通行「じゃあなンだ? ぺンぺンされたケツが二つに割れて大変ですねェ、とでも言ってりゃ満足か?」ニヤニヤ
打ち止め「お尻は最初から割れてるよ?」ハテ?
番外個体「むっかー! マジでムカついた!」
一方通行「衆人環視の中で羞恥プレイたァいい趣味してンな。けどよォ、お尻ぺンぺンが許されるのは小学生までだよなァ?」ニヤニヤ
番外個体「こ、この……っ!!」
打ち止め「でもでも、ミサカたちはみんな0才だよ? ってミサカはミサカはぶっちゃけてみたり」
一方通行「あァ許されるわァ。それは許されちまうわァ」プークスクス
番外個体「~~~~~~~~ッッ///」プルプル
一方通行「帰ったら黄泉川たちにも教えてやンねェとな」ニタァァ
番外個体「えっ、ちょ、やめてよ!?」
一方通行「俺がやめろっつって、オマエがやめたためしがあるか?」
番外個体「……あるよ?」シレッ
一方通行「よォォし、嘘つき確定! クソガキの醜態はネットの大海に放流決定だ、ギャハハハハハハ!!!」
打ち止め「……携帯を弄ってるなーって思ってたけど録画してたんだ、ってミサカはミサカはあなたの性格の悪さに戦慄してみたり」ゾクゾクッ
番外個体「待って!? 嘘ついたのは謝るから待ってっ!?」アセアセ
シーン……
番外個体「あ、あれ?」
打ち止め「あの人なら飛んで帰っちゃったよ、ってミサカはミサカは悲しい現実を伝えてみる」
番外個体「いやあああああああああああ!?!? 誰でもいいから第一位を止めてぇぇーーーーーー!!!」ギャース
打ち止め「……(あの人は優しいからきっと口だけで実行しないよ。多分……おそらく……きっと……もしかしたら……あれー?)」
CASE 68 平常運転
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「あははっ、なんでもな~い♪」ニコニコ
上条「なんだよそれ」クスッ
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なにかな?」
美琴「嬉しくなっちゃったから呼んでみただけ~♪」ヒャホゥ
禁書「ふふっ」クスクス
美琴「ところで、どうして二人とも煤けてるの?」
上条「あー、なんつーか」ボロボロ
禁書「……愛の代償なんだよ」ボロボロ
上条「あ、あはは……こんなの安いもんだから気にすんな」ボロボロ
美琴「???」
CASE 69 手をつなぐ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「三人で手をつないで帰りましょ」スッ
禁書「うんっ!」ギュッ
上条「…………」
美琴「んっ」スッ
上条「いやいや御坂さん? いくらなんでも往来で手をつなぐって……」アセアセ
美琴「んんっ!」スッ
上条「いや、だから……」オロオロ
美琴「もうっ、じれったいわね!」ギュッ
上条「おおっ!?」
美琴「じゃあ帰りましょ♪」
禁書「今日の晩ご飯はお鍋がいいかも!」ワクワク
美琴「んー、鶏団子のお鍋なら出来るかな?」
禁書「やったぁー♪ とりだんご、とりだんご♪」
上条「あのー、世間の目が大変厳しいのですが、そろそろ手を離しても――」
美琴「今アンタの左手と手をつないでるんだけど?」ニッコリ
上条「テメェ!? 無邪気に見せかけて脅迫しやがりますか!?」
美琴「ふっふーん、私はアンタに幸せにしてもらうんだもーん。もう我慢なんてしないんだから♪」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
青ピ「またカミやんだけ美味しい思いをしやがってッ!! 寒いわぁ……。心もカラダもカッチカチやで……」ブルブル
土御門「ならうちに来るかにゃー? 舞夏も鍋を作るってメールが来てるんだが」
青ピ「持つべきものは友達やなぁ!!」パァァ
土御門「メシ食ったらカミやんちに突撃ですたい」
CASE 70 来訪者
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「テーブルにカセットコンロを出して欲し――」
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
上条「うるせえええええええええ!!! 連打すんなっ!!」ガチャ
青ピ「こんばんわー♪」
バタン ガチャ
「ちょっ!? 問答無用で閉めんといてーー!?」ピンポンピンポンピンポン
美琴「い、いいの?」
上条「無視だ無視。うちは変態お断りなんです」
禁書「こもえも頭を悩ませてたんだよ。いろんな意味で……」ゲンナリ
上条「ダチとしてはいい奴なんだけどな」
「カミや~ん、開けて…熱っ!? なんなんこの赤い人!? めっちゃ熱っ!?」
「おまっ!? オレまで焼くつもりかにゃ!?」
「撤退! 消し炭にされんうちに撤退やー!」
禁書「なにか不穏当なワードが聞こえたような……」
上条「気にしたら負けだろ。とりあえず晩飯にしようぜ」
禁書「とりだんごっ!!」クワッ
美琴「ふふっ、もう出来てるわよー」
ピンポーン
182 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/02 20:37:46.67 JQMXBNHI0 78/643といったところで今回は終了
最強寒波ってなんですか!? 最強内閣といい、世間では中二病が蔓延している様子ー
CASE 71 ヤックデカルチャー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「大変よ!? ゼントラーディが攻めてきたわ!」
ステイル「…………」
禁書「みこと、この人は巨人族じゃないんだよ」
美琴「うそっ!?」ガビーン
ステイル「……上条当麻、彼女は英国紳士をなんだと思ってるんだい?」
上条「悪気はないんじゃないか? あ、あはは……」
ステイル「まったく、これだから学園都市は好きになれな……ん?」クイクイ
美琴「ヤックデカルチャー!」
ステイル「安心してくれ。キミたちに危害を加える意図はない」
幻想目録「「なんか会話が成立してるーーーー!?」」ガビーン
CASE 72 ギフト
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ステイルさんからジュースの詰め合わせを頂いたんだけど」
上条「こりゃまた凄い量だなぁ」
ステイル「うちのクソBBA……もとい、最大主教宛てのギフトなんだけどね。どうせ腐らせるだけだから持ってきたんだ」フフン
上条「勝手に持ち出すのは流石に不味くないか?」チラッ
禁書「ぷはっ、おいしぃーっ!? これ高級品だよ!」ゴキュゴキュ!
美琴「ほんとだ! 結構どころか一流ワイナリーのジュースじゃない!」コクコク
上条「……ありがたく頂戴します」ガックリ
ステイル「キミも苦労してるみたいだね……」ポンッ
上条「ハハハ、ガキのお守りは慣れっこですよ」ホロリ
CASE 73 お仕事
上条「んで、用件はなんだ?」
ステイル「特にないよ。たまたま仕事で学園都市に来たから、そのついでさ」
上条「お前も土御門も大変だなぁ」
ステイル「平和なうちに苦労しておけば、後々楽が出来るものだからね。先行投資みたいなものだ」
上条「そういう水面下のアレコレなんて、俺にはさっぱりわからん」
禁書「とうまはバカだもんねー」クスクス
ステイル「ククッ、そうか、キミもそう思うのか」クックック
上条「テメエら……」イラッ
美琴「違うわよインデックス」
上条「御坂! 上条さんはお前を信じてたっ!!」パァァ
美琴「コイツは馬鹿の中のバカ。キングオブバカなのよ!」
上条「……バカじゃないもん」グスッ
CASE 74 お鍋
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「折角だからステイルさんに夕飯を振舞いたいんだけど、いい?」
禁書「お鍋はみんなで囲んだ方がおいしいから賛成だよ」
上条「こう言ってるけど、都合は大丈夫か?」
ステイル「ああ、問題ない。ご相伴にあずからせてもらうよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「はふ、はふ……んー! ポン酢の酸味がおいしーっ!!」モグモグ
ステイル「これがジャパニーズ・ナベか。体の芯から温まる、素晴らしい料理だね」モグモグ
禁書「そうなんだよ。あ、お豆腐が丁度いい感じだから よそってあげるね」
ステイル「……自分で出来るから、キミは食べるのに専念したらどうだい?」プイッ
禁書「むぅ、あなたはお客さんなんだから黙ってもてなされるんだよ!」ヒョイヒョイ
ステイル「ああ!? 一度にいっぱい入れたら、熱っ!?」
上条「炎の魔術師が鍋を熱がってる……っ」プルプル
美琴「お箸だとお豆腐が崩れちゃうから、お玉を使わないとダメよ」メッ
CASE 75 お給金
ステイル「そうだ。今月の給料の件なんだが、いつも通り全額寄付でいいかい?」
禁書「うん」
上条「え、給料って……?」
ステイル「彼女は必要悪の教会所属の魔術師だよ? 当然 手当が出るにきまっているだろう」
上条「ええっ!? そんな話聞いてないぞ!?」ガビーン
禁書「そうだっけ?」ハテ?
上条「そうだよ! つーか寄付ってなんだよ!?」
禁書「えっとね、恵まれない人たちを支援するための基金に寄付してるんだよ」
上条「……因みにおいくら万円?」
禁書「さあ? 私は知らないよ」
ステイル「円換算で、月に100万弱といったところかな」シレッ
上条「…………」ピシリ
禁書「私にはとうまとみことが居るから幸せなんだよ。でも世の中には不幸な人だってたくさん居るから……」
美琴「せめて寄付を、ってわけか。うん、偉い偉い」ナデナデ
禁書「えへへ///」テレテレ
上条「……(言えねえ……食費くらい入れろなんて、とても言えやしねぇ……)」シクシク
CASE 76 お見送り
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ステイルさんのお見送りに行きましょう!」
ステイル「気を遣う必要はない。玄関までで十分さ」
上条「もうすぐ最終下校時刻だから、タクシー乗り場まで見送りに行こうな?」
禁書「うん!」
ステイル「やれやれ……」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「そんじゃ気をつけてな」
ステイル「キミに心配される謂れは無い。キミこそ破産しないように精々苦労するといい」ニヤリ
上条「けっ、相変わらず憎たらしいな! 御坂と同い年とは思えない可愛げの無さだ」
美琴「ヤックデカルチャー!?」ガビーン
上条「それはもういいっての!」ビシッ
ステイル「……今の生活は楽しいかい?」
禁書「もちろんだよ。でも、どうしてそんな事を聞くの?」
ステイル「意味なんてないさ。ただ、なんとなくね」
禁書「よくわかんないけど……またね」ニコッ
ステイル「……ああ、機会があればまた」
CASE 77 妖怪一足りない
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「コンビニに寄って、スイーツを買いましょう!」
禁書「はいはい! 大さんせーなんだよ!」ピョンピョン
上条「ステイルにジュースを貰ったばっかだろ」
禁書「とうまは何もわかってない! ジュースとデザートは別物なの。バナナがおやつにならないのと同じくらい大切なことなんだよ」
上条「はぁ、もう好きにしてくれ……」ゲンナリ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
店員「お会計は\450になります」
上条「えっと、四百と四十、一、二……八、九、あれ? 一円足りない」
禁書「ひぃ!? 『妖怪一足りない』が出たんだよ!?」
美琴「な、なんなのそれ……?」
禁書「双六なんかで とうまを絶対に上がらせない恐怖の妖怪なんだよ。たまにテストや、今みたいにお金を払う時にも現れるの!」
美琴「それって単にツイてないだけなんじゃ……」
上条「いいから一円貸してっ!?」
CASE 78 トライにゃんグラー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「私の方が好きよね!?」
上条「は……?」
禁書「そんな事ないんだよ! きっと私の方が好きに決まってるかも!」
上条「え、えーっと……」アセアセ
電磁目録「「ねぇ、どっち!?」」
上条「いやぁ、甲乙つけ難いと言いますか、上条さん照れちゃいます///」テレテレ
美琴「はぁ?」
禁書「とうまが、じゃなくてスフィンクスが、ってことなんだけど」
上条「……ですよねー」ガックリ
CASE 79 動画サイト
佐天「ねぇねぇ、これ見て」
初春「なんですか、佐天さん」
佐天「某有名動画サイトなんだけどね? このAxって人の投稿動画が可愛いの!」
初春「わぁー、わんちゃんや猫ちゃんの動画がいっぱいですね」キラキラ
佐天「可愛いでしょ? でもそれだけじゃなくって、この動画を見てよ」カチッ
初春「……え、この子ってアホ毛ちゃん?」
佐天「知ってる子なの!?」
初春「は、はい。少し前に一度だけ会ったんです」
佐天「へぇー、世間って狭いものなんだねぇ」
初春「そうですね。……それにしても動画のアホ毛ちゃん、すっごく可愛いですね」ホッコリ
佐天「だよねー。これは愛がないと撮れないよ」ウンウン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「へっくし! なンだ風邪かァ?」
打ち止め「はい、風邪薬だよ、ってミサカはミサカはナイスタイミングで渡してみたり」スッ
一方通行「ガキはもう寝る時間だ。さっさと部屋に戻りやがれ」シッシ
打ち止め「はぁーい」テッテッテ
一方通行「……さて編集編集」カチカチ
CASE 80 寝相
美琴「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
禁書「んぅ~……」コロコロ フトンマキマキ
美琴「うぅ……さむい……」ブルブル
禁書「むにゃ……むにゃ……」スヤスヤ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ガチャ
美琴「…………」フラフラ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
美琴「…………」ゴソゴソ
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
美琴「ん……あったかぃ……」スヤスヤ
212 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/03 21:46:19.88 R5oPv6i40 89/643といったところで今回は終了
なんだかんだでCASE 80到達! あと二回で目標達成ですなー
CASE 81 夢
上条「ぐぅ……ぐぅ……」スヤスヤ
美琴「んぁ……? なんかゴツゴツしてる……?」ハテ?
上条「んぉ……? なにか柔らかくていい匂いがする……」ハテ?
上琴「「…………」」
上条「あー、こりゃ夢だな。御坂が俺の上に乗っかってるなんて夢に決まってる」ウンウン
美琴「うん、これはきっと夢。アンタの意外に逞しいカラダの感触なんて夢に決まってるわ」ウンウン
上条「だったら抱きしめても問題ないよな?」
美琴「ぎゅーってして……?///」ポッ
上条「……ん、柔らかくて気持ちいいな」ギューッ
美琴「うん……好きな人に抱かれるのって こんなに気持ちいいんだ。知らなかった……///」モジモジ
上条「おー、夢のせいか御坂が素直だ」
美琴「せっかくだもん、夢の中でくらいアンタに……当麻に甘えたいもん///」
上条「やべぇ……。現実ならいいのにとか思っちまった」
ガチャ
禁書「とうま! みことが何処にも居ないんだ……よ?」ピシリ
CASE 82 お説教
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなん――」
禁書「私語を挟まないっ!! 今二人は私にお説教されてるんだよ!!」ガァァ
上琴「「す、すみません」」
禁書「まったくもう……仲良くするのはいい事だけど、節度は守るべきかも!」プンスカ
上条「いや、守ってましたよ? でも何故か朝起きたら御坂が…」
禁書「いい訳しない!」
上条「はい……」ションボリ
禁書「みこともガードが甘すぎ! もっと貞淑であるべきかも!」
美琴「それはわかるけどね? そ、その……///」モジモジ
禁書「なにかな?」
美琴「今夜も潜り込んじゃうかも……///」カァァ
禁書「みぃ~こぉ~とぉぉ?」ブチッ
美琴「だ、だって気持ちよかったんだもん!///」
禁書「とうまの馬鹿が染っちゃったのかな!?」
上条「……///(来るのか!? 今夜も来ちゃうのかっ!? よっしゃぁぁーーって何考えてんだ俺ーーーー!?)」モンモン
CASE 83 レコーダー
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「レコーダーのランプが点滅してるわよ?」
上条「あ、本当だ。ハードディスクの容量が足りてないみたいだ」
美琴「何か消さなきゃ録画できないってことか」
禁書「!?」
上条「まあ中身はインデックス用のアニメばっかなんだよな。適当に消せばい――」
禁書「だ、ダメっ!!」クワッ
上条「見終わったヤツなら別にいいだろ?」
禁書「ダメダメっ!! どれも名作揃いなんだよ!? それを消すなんてとんでもない!?」アセアセ
美琴「ふぅ~ん、じゃあインデックスのオススメを見てみましょうよ」
上条「はぁ?」
美琴「常盤台の寮ってテレビがないから、アニメとか全然見れなかったのよねー」
禁書「んっとね、これが一押しなんだよ!」pi
上条「……ふぇいとぜろ?」
CASE 84 サーヴァント
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「今見たのに出てきたサーヴァントに勝てる気がしないわ!」
禁書「仮にも英霊って設定だから当然かも。最弱のアサシンですら超人的な強さなんだよ」
上条「……どうにも主人公を好きになれなかったんだが」
美琴「戦術がえげつなかったもんねぇ。つーかどいつもコイツも人でなしばっかだったじゃん」
禁書「ま、まあ魔術師は基本的にそういうものだから」
上条「けどランサーはカッコ良かったな! いかにも騎士って感じだったし、宝具もなんか親近感が湧いたし」
電磁目録「…………」ジトー
上条「な、なんだよ?」
禁書「……とうまがマスターならサーヴァントはディルムッド一択に違いないんだよ」
美琴「この天然タラシめ」イラッ
CASE 85 魔法少女 再び
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なぁに、みこと?」
美琴「この前ごっこ遊びしてた魔法少女って、なんてタイトルなの?」ニヤニヤ
禁書「ッ!?」
上条「お、おい」
美琴「なんだったっけ? たしか――」
禁書「ッ……シスター・チョークスリーパァァァーーーーーッ!!!」
キュッ
美琴「かひゅ!?」ドサッ
上条「み、御坂ぁぁーーーー!?」ガビーン
禁書「魔術など花拳繍腿、関節技(サブミッション)こそ王者の技よ!」
上条「かけんしゅうたい……? って言ってる場合か! お前どうして御坂を……」
禁書「魔法少女ごっこなんて無かったんだよ。そうだよね?」
上条「いや、この前――」
禁書「 そ う だ よ ね ?」ニッコリ
上条「はい! 魔法少女なんてありませんでした!」キリッ
CASE 86 号泣
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「これは私たちにとって必要不可欠なものだと思うの。だから考え直さない?」
上条「却下」
美琴「で、でもアンタだって好きなんでしょ?」オロオロ
上条「あのな御坂? どんな事にも終わりは来るんだよ。いつまでも先延ばしにしても意味が無いだろ?」
美琴「そんな……!?」
上条「御坂には無理だろうから俺がやる。さあどいてくれ」
美琴「イヤっ!! 絶対にどかない!」イヤイヤ
上条「……いい加減にしないと怒るぞ?」
美琴「どうしてこんな事するの!? 私がここまでお願いしてるのに……ッ! ねぇ、答えてよぉっ!!」ブワワ
上条「埒が明かねえ……。インデックス、御坂を押さえてくれ」
禁書「みこと、今回は とうまが正しいと思うよ?」ギューッ
美琴「は、放してぇぇぇ!! いやああああああっ!!」ジタバタ
上条「今のうちに片付けますよーっと」テキパキ
美琴「おこた仕舞っちゃやだあああああーーーーーーーー!!!」ポロポロ
CASE 87 いじける
禁書「み、みこと?」
美琴「うっうっ……裏切り者ぉぉ……信じてたのにぃぃ……」メソメソ
禁書「寒波も過ぎたから、もう炬燵は必要ないと思うよ?」オロオロ
上条「そうそう、エアコンだけで十分です」
美琴「そういうんじゃないのよぉ……甲羅を奪われたカメがどうなるか知ってる?」
禁書「えっと……」
美琴「ノコノコみたいに無残に死んじゃうの。アンタは私に死ねって言ったも同然なんだから……」シクシク
上条「大袈裟すぎるだろ」ヤレヤレ
美琴「アンタは裸で外を歩けるっていうの!?」
上条「意味わかんねーよ!? お前にとって炬燵は服なのか!?」ガビーン
美琴「うぅ~~、おこたぁ……おこた返してよぅ……」グッスン
禁書「……最近、私のほうがしっかりしてる様な気がするんだよ」
CASE 88 甘やかす
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「おこた暖かいわよー。ほら、アンタたちも入りなさいよ」ヌクヌク
禁書「アッサリ根負けしちゃって、……情けない」ハァ
上条「だって仕方ないだろ? まさか御坂があんなに愚図るなんて思わなかったしさ」
禁書「それでもだよ。まったく、とうまの甘やかし癖には困ったものかも」ヤレヤレ
上条「ほう……そんな風に言うのか。わかった、今後お前が食い物をねだっても、上条さんは断腸の思いで却下するとしよう」
禁書「わぁーい、炬燵さいこーなんだよ!」ボーヨミ
美琴「でしょー?」ニコニコ
上条「聖職者にあるまじき掌返しですね……」
CASE 89 マッサージ
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「そんなとこでひっくり返ってたら邪魔なんだけど」
上条「身体がバキバキで動きたくありませんのことよー……」グッタリ
美琴「ふ~ん……じゃあ、えいっ!」フミッ
上条「うおっ!?」
美琴「昔ね、パパの背中をこうやって踏み踏みしてあげたら気持ちいいって言ってたんだけど、どう?」フミフミ
上条「んんーー、中々いい感じ。あ、肩甲骨の辺りを頼む」
美琴「りょーかい。んふふ、ここがええのんかー、うりうり♪」フミフミ
上条「あ゛~~~~、踵がジャストフィット~~~」
美琴「あはは、お客さん凝ってますねぇー?」フミフミ
禁書「スフィンクスもブラッシングしてあげるね♪」
スフィンクス「に、にゃあっ!?」スタコラサッサー
禁書「あ、こらっ! 逃げたらダメなんだよ!」
CASE 90 大脱走
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「大変よ、スフィンクスが脱走したんだって!」
禁書「ベランダを伝って外に逃げちゃった……」ショボーン
上条「そんなに慌てなくても、腹へったら帰ってくるんじゃねーの?」
禁書「外は車も走ってるし、危険がいっぱいなんだよ……?」ウルウル
上条「はぁ、しゃーねぇなぁ。寒くないように厚着して探しに行くぞ」
美琴「そうこなくっちゃ♪」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「寒ィ……。なンでこの俺がパシられてンだ?」
打ち止め「ヨミカワもヨシカワも忙しいからミサカたちに白羽の矢がたったのだ! ってミサカはミサカはハイテンション!」
番外個体「夕飯の買出しの何処が楽しいのやら」ヤレヤレ
一方通行「だりィからさっさと済ませて帰……」ピタ
スフィンクス「にゃー?」ハテ?
一方通行「猫ちゃン……」キュン
番外個体「ぶふっ!?」
237 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/07 20:31:18.15 VvoQuIMA0 100/643といったところで今回は終了
何か忘れてると思ったら、節分ネタを組み込みそこねちゃったー!?
CASE 91 衝撃
番外個体「ねぇねぇ! 今なんて言った!? ミサカ、すっごい愉快な単語をキャッチしたんだけど!」ゲラゲラ
一方通行「何って、猫ちゃンの事か?」
打ち止め「わぁー、この猫ちゃん三毛猫だよ! ってミサカはミサカは近寄って撫でてみたり♪」ナデナデ
一方通行「おいクソガキ、猫ちゃンは顎の下を撫でてやると喜ぶンだ」
打ち止め「えーっと、こう?」ナデナデ
スフィンクス「にゃあ♪」ゴロゴロ
一方通行「嬉しい時は、そうやって喉をゴロゴロ鳴らすンだ。覚えとけ」
番外個体「あ、あの……」オズオズ
一方通行「あァン?」
番外個体「冷酷非情な第一位が猫ちゃんなんて、全然似合わないんですけど……」
一方通行「何言ってンだコイツ?」
打ち止め「猫ちゃんがどうかしたの? ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」
番外個体「猫ちゃんだよ!? おっかない第一位が猫ちゃんとかほざいてんだよ!?」
通行止め「「???」」ハテ?
CASE 92 自由
打ち止め「ねぇねぇ、番外個体は何を怒ってるの?」
一方通行「ほっとけェ。どうせ思春期を拗らせちまったとかだろ。それより猫ちゃンだ」ナデナデ
スフィンクス「にゃ~ん♪」ゴロゴロ
番外個体「……(おかしいっ、第一位が猫ちゃんなんて、こんなの絶対おかしいよ!?)」ワナワナ
禁書「あーーっ!! スフィンクスだ!!」テッテッテ
美琴「あ、ほんとだ!」タッタッタ
打ち止め「あれー? この猫ちゃんはお姉様の? ってミサカはミサカは意外な事実に驚いてみる」
美琴「そうよ、スフィンクスは私のにゃんこよ!」
禁書「……(ふふ、ほんとは私のペットなんだけどなぁ)」ニコニコ
一方通行「チッ」
美琴「なに? なんか文句でもあんの?」イラッ
一方通行「別に」
番外個体「くふふ、第一位が気に入らないお姉様に朗報だよ」ニヤニヤ
美琴「な、なによ」
番外個体「そこの冷血漢はねぇ、お姉様の猫にあろう事か『猫ちゃン』とか言って触れ合ってたんだよ! あひゃひゃひゃ似合わねー!!」ゲラゲラ
美琴「……?」ハテ?
番外個体「……あ、あれ? 可笑しくないの? 猫ちゃんだよ?」オロオロ
美琴「え、だって」キョトン
禁書「スフィンクスは何処からどう見ても猫ちゃんなんだよ?」
番外個体「ぐああぁぁーーーーッッ!? 駄目だコイツら、ミサカと価値観を共有できねーー!!」ギャース
CASE 93 正義
美琴「アンタが何を言ってるのかサッパリだけど、一つだけ絶対の真理があるわ」
番外個体「し、真理?」タジタジ
禁書「有史以来、何時でも何処でも誰でも! この真理だけは覆せない」
一方通行「善も悪も関係ねェ。理解も定義も必要ねェ」
美琴「そう! 全てはスフィンクスに集約されていると言っても過言じゃないっ!!」
番外個体「なんなのそれ!? み、ミサカ……そんなの知らない! わかんないよ!?」オロオロ
一方通行「だからオマエはガキなンだよ」ニタァァ
番外個体「クソッ、適当な事並べてるだけだろ絶対! そこまで言うならミサカにも分かるように説明してみなよ!!」
超一方目録砲「「「 かわいいは正義!!! 」」」ドヤッ!!
打ち止め「おおーーっ!!」パチパチ
番外個体「フリーダムすぎる……援軍は、味方はいないの……?」
CASE 94 運命
美琴「ねぇねぇ!」
番外個体「……なに」ゲンナリ
美琴「スフィンクス、かわいいでしょ?」ズイッ
スフィンクス「にゃあ」
番外個体「う……ま、まあ確かに可愛いけどさ」
一方通行「おいコラ三下。猫ちゃンを抱く時は、ケツを押さえてやらねェと怖がらせちまうだろォが」ギロッ
美琴「ッ!?」ビクッ
上条「おおーい、やっと追いついた……。闇雲に探し回っても、ってあれ?」タッタッタ
美琴「!!」ササッ
上条「どうしたんだ? 背中に張り付いたりして」
一方通行「猫ちゃンを雑に扱ったから軽く躾けただけだ」ヤレヤレ
上条「へ……? 猫…ちゃん?」
打ち止め「うん! 猫ちゃん! ってミサカはミサカは肯定してみたり」
上条「~~~~~~~~~~~ッッ!?」プルプル
禁書「とうま?」
上条「あはははははッ!! 一方通行が猫ちゃんって!! それはねーよ!」ゲラゲラ
一方通行「…………」ムカムカッ
番外個体「……ッ!!(仲間だっ!! 待望のまともな感性の持ち主が来た!!)」
CASE 95 統計
美琴「ねぇねぇ!」
上条「は…はいはい、こ、今度はなんだ……? つーか痛くて死にそうなんですけど……」ボロボロ
美琴「猫じゃない。にゃんこ、もしくは猫ちゃんでしょう?」メッ
上条「いや、大の男にそれはキツイといいますか……」
美琴「ペットに話しかける時、赤ちゃん言葉になるってのは統計的にも立証されてるの。だから恥ずかしい事じゃないわ」
上条「統計って、どこ調べだ?」
美琴「ミサカ調べ」シレッ
上条「へぇ……って全部お前の遺伝子持ちじゃねぇか!!」
番外個体「そうなの……? 妹達ってアホの子ばっかなの?」ワナワナ
打ち止め「猫ちゃん♪ 猫ちゃん♪ ってミサカはミサカはそっと抱きしめてみたり」ギュッ
スフィンクス「なぅー♪」ゴロゴロ
一方通行「…………」
禁書「携帯をラストオーダーたちに向けて何をしてるの?」
一方通行「俺に課せられた義務みてェなもンだ。気にするな」シッシ
CASE 96 歩み寄り
美琴「ねぇねぇ」
一方通行「あァン?」
美琴「今日は少しだけ、アンタのこと理解したわ」
一方通行「…………」
美琴「アンタは最低最悪の極悪人だけど、嫌いなことに変わりないけど……」
一方通行「このヤロウ……ッ」イラッ
美琴「それでも、猫スキーな仲間だってのは認めてあげる」
一方通行「ッ!? オマエ……」
美琴「ふんっ! それが最大限の譲歩だから!」プイッ
禁書「いつか二人が、もっと仲良しになれればいいね♪」
上条「そうだな」
打ち止め「大丈夫だよ。あの人は本当に優しい人だから、ってミサカはミサカは確信してみる」
番外個体「えー、そんなのミサカつまんなーい」ブーブー
一方通行「超電磁砲、勘違いすンな」
美琴「は、何をよ?」
一方通行「猫スキーじゃねェ……猫ちゃンスキーだろうが」キリッ
美琴「!?」ガーン
番外幻想「「~~~~~~~~~~ッッ!!!」」プルプル
CASE 97 お好み焼き
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「せっかくだからお好み焼きパーティーをしましょう!」
禁書「はーい! 私はさんせーなんだよ!」シュビッ
打ち止め「ミサカもー! ってミサカはミサカは元気いっぱい挙手してみたりー!」シュビッ
上条「何が折角なのかはわかんねーけど、いいんじゃないか?」
一方通行「待ってろ。黄泉川に連絡してみる」pipi
番外個体「ったく、最終信号には激甘だねぇ」ヤレヤレ
美琴「スフィンクスともっと戯れたいからじゃないの?」
番外個体「さ、流石にそれは……」
上条「いくらなんでも、なあ……?」
一方通行「買出しはいいから楽しンでこいだとよ」pi
CASE 98 ペットの入店お断り
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「スフィンクスを店内に連れて入っちゃダメだって……」ションボリ
上条「スーパーは仕方ないよな。それじゃあ誰かが店の外でスフィンクスの世話を――」
一方通行「俺がする」ズイッ
上条「え……?」
一方通行「 俺 が す る 」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
黄泉川「一方通行たちは友達とお好み焼きパーティーをするんだと」
芳川「ふーん、珍しいこともあるものね」
黄泉川「よって買出し部隊は全滅。我が家の夕飯はカップ麺に決定じゃん」
芳川「待ってちょうだい! それでは栄養が偏ってしまうわ」ガタッ
黄泉川「赤と緑、どっちがいい?」
芳川「いやっ! カップ麺は嫌よっ!! 研究職時代に食べ飽きて、今じゃ見るだけで吐き気がするのよ!?」ガァァ
黄泉川「じゃあ外食にするじゃん?」
芳川「折角だから、私は赤のほうを選ぶわ」ストン
黄泉川「そんなだから引き篭もりニートなんてレッテル貼られるんじゃん」ヤレヤレ
芳川「直射日光、及び月光にあたると灰になっちゃうのよ」シレッ
黄泉川「桔梗……(出前を取ればいいってのは黙っておこう)」
CASE 99 広島風
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「お野菜をたくさん食べたいから広島風でいいわよね?」
上条「了解、んじゃ俺はキャベツを刻むわ」トントントントン
禁書「私はおこたにホットプレートを出すんだよ!」
一方通行「ガキが重いものを持つンじゃねェよ。ほら、寄越せ」ヒョイ
禁書「むむ、それならお皿を並べるんだよ!」
番外個体「一応お呼ばれしてもらってるからね。お皿くらいミサカが運ぶよ」ヒョイ
禁書「むむむ! それならソースとマヨネーズを……」
打ち止め「買ってきたソースとマヨネーズを開封しておくね、ってミサカはミサカはお手伝いに励んでみたり」
禁書「…………」クスン
美琴「インデックス、手が空いてるなら、玉が残らないように生地をよくかき混ぜてもらえる?」
禁書「まかせて欲しいかも!」パァァ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ジュー ジュー
禁書「んぅ~~~っ! もぐもぐ……お好み焼きにお餅は相性バツグンかも♪」ビローン
美琴「お正月の余りがあったから入れてみたんだけど」
番外個体「普通にイケるね」モグモグ
打ち止め「チーズも香ばしくっておいしいよ、ってミサカはミサカはもぐもぐ……」
上条「ははは、慌てなくても次が焼けるから。インデックスみたいに餅を詰まらせたら大変だぞ」ニコニコ
禁書「も、もうっ! とうまはデリカシーが足りないんだよ!///」カァァ
美琴「あの時はビックリしたわよねー。なんか白目剥いてたし」ニコニコ
禁書「みことも酷いんだよ! あ、アクセラレータも黙ってないで私の味方をして欲しいかも!///」チラッ
一方通行「…………」ピクピク
禁書「きゃああーーーーーーっ!!! 白目剥いて倒れてるぅぅーーーーー!?」ガビーン
CASE 100 こンなに嬉しいことはない
「ここは何処だ……? たしか俺は餅を喉に詰まらせちまって、そのまま……」
――ねぇねぇ! ニャン?
「誰だ……俺を呼ぶのは……?」
――しっかりして! ニャーン
「ハッ、悪党の俺にお似合いの最期じゃねェか……。もうほっとけよ……」
――やだよ!? 死んじゃヤダよぉぉ!! ニャー!
「泣くなよ……。俺なんかのためにオマエが泣くなよ……」
――お願いだから帰ってきて……! 我侭なんてもう言わないから、ってミサカはミサカは…… ニャオ
「……いつの間にか、俺にも帰る場所があったのか……」
――アクセラレータッッ!!! ニャー?
「そうか……こンなに嬉しいことはねェ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「ごふっ! がはっ! げほっげほっ! ハァ…ハァ……あァ?」
打ち止め「うわああーーーん!! 一方通行がーー!! ってミサカはミサカは……ッッ!!!」ポロポロ
番外個体「一方通行、餅を詰まらせて死す、なんつって」ケラケラ
美琴「なに不謹慎なこと言ってんのよ!? きっと大丈夫だから打ち止めも泣き止んで!?」アタフタ
禁書「じんこうこきゅーをするんだよ!? とうま、まうすとぅまうすなんだよ!?」アタフタ
上条「インデックスも落ち着け。一方通行なら水を飲ませたら落ち着いたから」
一方通行「何やってンだかなァ……。てかさっきの声とぬくもりは一体……?」
スフィンクス「にゃーん?」スリスリ
一方通行「オマエかァ……俺を連れ戻してくれたのは。ありがとうな、スフィンクスちゃン」キュンキュン
上条「……スフィンクスは雄なんだけどなぁ」ヤレヤレ
264 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/13 21:09:04.38 EwKOmA/H0 111/643といったところで今回は終了
目標達成っ!! ってオチが一方通行になってる!? 上琴目録SSなのに!?
これはイカンでしょ、ってなわけで延長戦いきますー
CASE 101 バレンタイン
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なにかな?」
美琴「明日はバレンタインデーよ!」デデン
禁書「!?」ビクッ
美琴「は、恥ずかしいけど、アイツにチョコを渡したいなぁ……なんて考えてるんだけどね? インデックスも一緒にどうかな?///」テレテレ
禁書「聖バレンタインの虐殺……血のバレンタイン……」ガクブル
美琴「ほ、ほら、二人でチョコケーキを作ってね? 夕飯は奮発して、ちょっとしたパーティーみたいなノリなら渡しやすいかなーって///」モジモジ
禁書「それとも聖バレンティヌス? た、たしかに恋人の守護神だけれども、その最期は血に濡れて……」ガクガク
美琴「ど、どうかな?///」
禁書「みことは恐ろしい子なんだよっ!!」クワッ
美琴「ふぇ……?」
CASE 102 齟齬
美琴「あっはははははは!」
禁書「わ、笑わないで……///」カァァ
美琴「チョコを渡すのは日本だけの習慣って知ってたけど、ぷくくっ」プルプル
禁書「私は敬虔なシスターだから仕方ないんだもん……///」プイッ
美琴「ごめんごめん、もう笑ったりしないから」
禁書「まったく、みことは不謹慎なんだよ。明日はお祈りをして過ごすのが十字教徒のスタンス――」
美琴「じゃあ残念だけど、インデックスはパスかしら?」
禁書「参加しないなんて言ってないかも!?」
CASE 103 打ち合わせ
禁書「ねぇ、みこと」
美琴「うん?」
禁書「ケーキの作り方なんて知らないんだけど」
美琴「インデックスは食い専だもんねー」ニヤニヤ
禁書「舌には自信があるんだよ」ドヤッ
美琴「あはは、褒めてないんだけどなぁ……。まあいいや、材料の買出しは私が行くから、インデックスは部屋の飾りつけをお願い」
禁書「……わっか?」
美琴「そう、わっかを作って飾るの」
禁書「それなら任せてくれて平気かも!」
美琴「そんじゃ材料を調達しに行きますか!」ガチャ
禁書「色紙♪ 色紙~♪ ……あとハサミ?」チョキチョキ
スフィンクス「にゃあ!?」ビクッ
CASE 104 売り切れ
美琴「勢い勇んで買出しに来たのはいいんだけど……」
ガラーン……
美琴「どうして肝心のチョコが売り切れてんのよ!?」ギャース
佐天「あれ? 御坂さん?」
美琴「うえっ!? さ、佐天さん!?」
佐天「奇遇ですね~。しかしお菓子売り場……しかもチョココーナーにいるとなれば」ニヤニヤ
美琴「あ、あはは……な、なんの事かなぁー?」アセアセ
佐天「例の同棲してる彼に渡すんですよね!!」
美琴「どどど、同棲っ!? わたっ、私は居候させてもらってるんであって、そそそんな事実はありませんのことよ!?///」カァァ
佐天「そんな動揺しなくても。日本語が変ですよ」クスクス
美琴「ううう……///」
佐天「御坂さんの彼氏、たしか……上条さんでしたっけ?」
美琴「かかか彼氏ッッ!!??///」ボンッ
佐天「違うんですか?」
美琴「ち、違っ!? まだっ、そのっ!? ああああーーーーもう訳分かんない!!!///」アウアウ
佐天「……(面白い人だ)」ニヤニヤ
CASE 105 失ったもの
禁書「ねぇねぇ、みこと!」
美琴「……なぁに?」ドヨーン
禁書「元気ないね。出先で何かあったの?」
美琴「友達からチョコを分けて貰えたけど、代わりに大切なものを失くしちゃったのよ。先輩としての威厳とか……」
禁書「大丈夫」ニコッ
美琴「インデックス……」
禁書「少しおバカなほうが男の人にモテるって、テレビで言ってたんだよ!」
美琴「バカって言うな!」プンスカ
禁書「みことは天才だと思うよ? でもとうまが絡むと途端に残念になるのが玉にキズかも」ヤレヤレ
美琴「~~~~~~~~ッッ!!///」
スフィンクス「にゃー」ペロペロ
美琴「スフィンクス~~、インデックスがいじめるぅぅ」ギューッ
スフィンクス「にゃっにゃっ!?」ジタバタ
ガチャ
上条「ただいまー」
美琴「!?」
CASE 106 家なき子
上条「ん? なんだこれ、生クリームにグラニュー糖って、お菓子でも作るのか?」
美琴「ああっ!! なにアレ!?」ビシッ
上条「へ?」クルリ
美琴「チャンス! ああーっと、手と足が同時に滑ったぁぁーーーーー!!」ガシッ
上条「み、御坂さん……?」
ガチャ ポイッ
上条「うおっ!?」ドサッ
パタン ガチャ
美琴「ふぅ……間一髪だったわね」ヤレヤレ
禁書「電光石火のスピードで とうまを家から閉め出したんだよ……」ポカーン
美琴「前日にバレちゃったらつまんないでしょ?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カァー カァー
土御門「最近は日が落ちると、めっきり冷え込むから大変だにゃー、ってあれは?」
上条「…………」カチカチカチカチカチ
土御門「何があったんだカミやん!?」ガビーン
上条「……同情するなら……おうちに入れて……」カチカチカチカチカチ
CASE 107 悪友
土御門「どうだカミやん、少しは暖まったかにゃー?」
上条「すまん、助かった。……本当に助かった」ヌクヌク
土御門「んで? 何をやらかしたんだ?」
上条「こっちが聞きてーよ。家に帰ったら問答無用で部屋を叩き出されたんだ」ションボリ
土御門「心当たりは?」
上条「ねーよ、ねえ。まったくこれっぽっちもない」
土御門「ふーむ……ハッ! ま、まさか……」ギクッ
上条「なんだよ?」
土御門「……この前カミやんちに行ったとき、ベッドの下にこっそり忍ばせておいた、例のブツを発見されたか」ボソッ
上条「お、おい、例のブツってなんだよ!? 嫌な予感しかしねーぞ!?」
土御門「端的に言って、エロ本ですたい」ニッコリ
上条「おまっ、ふざけんな!! 絶対それが原因だよ! よりによって御坂が居るのに、なんてことしやがるッ!!」ガァァ
土御門「いやぁ、ハハハ///」テレテレ
上条「なんで照れてんだ!? 褒めてねーよ!?」
土御門「まあまあ、こんな時は飲んで忘れるに限るぜよ」カシュ
上条「なんの解決にもならねーだろうが! ああもうっ、不幸だぁぁーーーーーーーーー!!!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「できたーー!! チョコレートケーキ、我ながらいい出来だわ!」
禁書「クラッカーに飾りつけ用のモールとわっかも完成したんだよ!」
美琴「あとはアイツに見つからないトコに隠したら準備オッケーね♪」
禁書「……ところで とうまは? 外はもう真っ暗なんだよ」ハテ?
美琴「あはは、勢いで追い出しちゃったけど鍵は持ってるし、そのうち帰ってくるでしょ」
禁書「み、みこと? そこに置いてあるのって、とうまの鍵と携帯じゃないかな? ……あとお財布も」オズオズ
美琴「……え゛」
禁書「この寒空に一文無し……?」
美琴「さ、探しに行かなきゃ!!」ダダッ
禁書「待って、私も探すから!?」テッテッテ
CASE 108 家主の帰還
ピンポーン
上条「インデックスー? 御坂ー? そ、そろそろ開けて欲しいなぁー、なんて……」
シーン……
上条「お前らが見つけたであろう禁書は上条さんのあずかり知らぬもの、っつーか土御門の仕業なんだよ!」
シーン……
上条「いやしかし全く興味が無いかと問われれば答えに窮するといいますか……と、とにかくスミマセンでしたぁぁ!?」
シーン……
上条「おかしいな……。よく考えてみれば、明かりはついてるのに物音ひとつ聞こえない……まさか!?」
ガチャ
上条「御坂!? インデックス!? いないのかッ!! ……ってこれは?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「とうまぁーーーーー!!!」キョロキョロ
美琴「どうしよう……何処にもいない」オロオロ
禁書「河原の方に行ってみよう! まだあっちは探してないから」
美琴「もしかしてスキルアウトに絡まれたりしたんじゃ……!? それとも何か事故に……!?」
禁書「しっかりして!! とうまならきっと大丈夫。だから今は精一杯探そう?」
美琴「う、うん」
CASE 109 サプライズ
美琴「ねぇどうしよう、アイツが見つかんないよぉ……」グスッ
禁書「もしかしたら入れ違いになったのかも」ムムッ
美琴「私のせいだ……私がアイツを……うぅっ……」
禁書「泣いたら負けなんだよ! みことは弱気になってるだけ。マイナスのイメージなんかに負けないで!」
美琴「で、でも……」
禁書「なら想像してみて。こんな時、とうまならどうする?」
美琴「…………ッ」
禁書「みことが感じてる不安なんて幻想なんだよ。そのつまらない幻想がみことを苦しめるっていうのならっ!」
美琴「まずは……そのふざけた幻想をぶち壊す!!!」
禁書「だよね?」クスッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「灯台下暗しって言うし、案外スタート地点に答えはあったりするものかも」
美琴「そうね……」ガチャ
パンッ! パンッ! パンッ!
美琴「きゃっ!?」ビクッ
上条「ハッピーバレンタイン!! ……イブ?」
禁書「わぁぁ、綺麗に飾り付けてるんだよ!? とうまがやったの!?」
上条「まあなー。ケーキやらなんやら出しっぱなしだったから、上条さんにも察しがつきましたよ」
美琴「……いたぁ」ウルッ
上条「ちょ、ええーーっ!? なにゆえに涙目に!? どこか痛いのか!?」オロオロ
美琴「無事だった……ッ。ほんとに……ほんとによかったよぉぉ……」ギューッ
上条「は、離れてください御坂さん!? 当たってる、柔らかい何かが当たってますからっ!?///」
禁書「はぁ……そこは黙って抱きしめてあげるのが甲斐性かも」ヤレヤレ
CASE 110 手作り
美琴「ねぇねぇ……」
上条「うん?」
美琴「い、一応ね? その……手作りなんだけど……///」モジモジ
上条「だろうなぁ、作りっぱなしで片付けは俺がやったわけだし」
美琴「うぐっ」グサッ
上条「でもまあ……うん、うまいっ!!」モグモグ
美琴「ほんと……?」
上条「当たり前だろ。御坂の料理の腕前は知ってるし、それに……」
美琴「それに?」ハテ?
上条「生まれて初めて貰ったバレンタインチョコだからな」ニコッ
美琴「…………///」テレテレ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「スフィンクスにもケーキが届いてるんだよ」スッ
スフィンクス「にゃあ♪」モグモグ
禁書「差出人欄にはAxって書いてあるけど、誰なんだろう?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
一方通行「うィっくしッ!!」ズルズル
番外個体「うわっ、汚ねえ!? てかオヤジ臭え!?」
打ち止め「誰かがあなたの噂をしてるのかな? ってミサカはミサカは推測してみたり」
一方通行「チッ、どうせ碌でもない噂だろうがな…………あっ!」
番外個体「なに? もしかして浮いたネタの一つでもあんの?」ニヤニヤ
一方通行「一日間違えた……」ガーン
番外止め「「……なにを?」」キョトン
283 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/15 21:00:16.53 ostneB+J0 122/643といったところで今回は終了
猫ちゃん用のケーキって、人間さま用より高いんですねー
CASE 111 複雑な乙女心
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「昨日、初めてチョコを貰ったって言ったよね……」オズオズ
上条「言ったな」
美琴「でもアンタは記憶を失ってる。だから……その、去年以前にチョコを貰った可能性もあるのよね」ションボリ
上条「あー、たしかになぁ……」
美琴「それにアンタって結構……も、モテたりするんだろうし! いいい、いっぱいチョコを貰うのよね!?」アワアワ
上条「あはは、無い無い」ヘラヘラ
美琴「じゃ、じゃあね!? 私以外のチョコは、あの……出来れば貰ったり……シナイデホシイ」ゴニョゴニョ
上条「ん? よく聞こえないぞ?」
美琴「う、ううん、なんでもないから気にしないで。あ、あはは……///」
禁書「……(とうまの事だもん。きっとみことをガッカリさせるに違いないんだよ。こうなったら私が一肌脱ぐしかないかも!)」メラメラ
スフィンクス「Zzzz……」
CASE 112 慟哭、そして……
青ピ「なぁなぁ、カミやん」
上条「な、なんでせうか?」ビクッ
青ピ「そのパンパンに膨れ上がった紙袋は……なんなん?」ギロッ
上条「チョチョチョ、チョコですが何か!?」
青ピ「ほぉ、景気のええ話やなぁ。……時にカミやん、格差社会についてどう思う?」
上条「よ、よくはないと思いますが、上条さん如き凡人にはどうにも出来ない――」
青ピ「因みに僕はゼロ個や。レベルと同じゼロ。……カミやんは?」ニッコリ
上条「…………」フルフル
青ピ「怒らへんから正直に言うてみ?」
上条「……百個くらいかな」
青ピ「百個っ!? みんな聞いた? これは死刑もやむなしやろ?」
男子一同「異議なし!! というか今すぐ死ね! この格差を広げる権化めッッ!!!」
上条「テ、テメエらそれがクラスメイトに対する言葉かよ!?」ガビーン
青ピ「カミやんが悪いんやない。キミのフラグ体質がイカンかったんや」
上条「知るかそんなもん! そう簡単に、殺られてたまるかぁぁーーーーーーッッ!!!」ダダッ
青ピ「逃げても無駄やで! 総員、見敵必殺! 資本主義の豚を血祭りにあげるんやーーー!!!」
男子一同「うおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
吹寄「ったく、本当に馬鹿ばっかりね。あんたは参加しないの?」ヤレヤレ
土御門「オレは本命さえ確保出来れば、他はどうでもいいにゃー♪」ニヤニヤ
姫神「この。シスコンめ」
CASE 113 義理チョコ
神裂「ステイル、あなた宛にあの子からチョコレートが届いてますよ」スッ
ステイル「ッ!?」パシッ
神裂「……(今の反応速度、聖人に匹敵する速さだった!?)」
ステイル「お、おお……主よ、今まで一度もあなたの存在を信じておりませんでしたが、今日から信じます!!」ニコォォォ!!
神裂「……ッ(なんという笑顔ッ! ステイルが年相応の笑顔を!?)」ガビーン
ステイル「わざわざ僕のためにイギリスまで送ってくれるなんて……! ああ……勿体無くて食べれない」
神裂「……(言えない。私も頂いたなんて、口が裂けても言えません!)」
ステイル「ハハハハ、世界はこんなにも素晴らしかったんだな! 今なら上条当麻とすら友誼を結べそうだよ!」ニコニコ
神裂「……(まして建宮たちも貰っているなんてッ!! 神はあまりにも残酷すぎる!)」
ステイル「おっと、僕としたことが少々浮かれすぎてるようだ」
神裂「……(浮かれるというレベルではありません! 寧ろイカレてました!)」
ステイル「そういえば建宮と仕事の打ち合わせが このあと入っていたな」
神裂「……ッ(いけません!?)」
ステイル「神裂、建宮は何処に――」
神裂「はあああっ!!」シュッ
ドゴッッッッ!!!
ステイル「ごっ、がああああああああああああああああああ!!??」バターン!
神裂「許してください、これも平和のため……。今のうちに緘口令をしかねば!!」
CASE 114 Only my precious
黒子「お~ね~え~さ~まぁ~ん♪」ギューーッ
美琴「ちょ、黒子!?」
黒子「今日のバレンタインのため、黒子は心を込めてチョコを作りましたの!」
美琴「へぇ、あんたにも気になる男子がいたのか」
黒子「んな訳ありませんの! わたくしがお慕い申し上げますのは、この世でお姉様ただ一人ですのにぃぃ!!」プンスカ
美琴「はぁ……私は遠慮しとく」
黒子「ぐへへ、そのように素っ気無い態度をとられても、黒子は全てお見通しですのよ?」ニタァァ
美琴「へ? なにが?」
黒子「またまたー。お姉様も用意してらっしゃるんでしょう? わたくしへの本命☆チョコ♪」
美琴「……ごめん、ないの」
黒子「ほーら、わたくしの思った通り無い……ってどういうことですのっ!? わたくしたちの初バレンタインですのよ!?」ガーン
美琴「こ、今年からはアイツ以外にはあげたくないっていうか……この想いには真摯でいたいっていうか……///」モジモジ
黒子「きいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!! なんですのその恋する乙女な表情は!?」ギリギリ
美琴「もう、からかわないで……///」イヤイヤ
黒子「正気に返ってくださいまし! あのような朴念仁、お姉様に相応しくありませんの!!」
美琴「アイツは朴念仁なんかじゃないわよ!! 私を幸せにしてくれるって言ってくれたもん!!」ガァァ
黒子「は…あ……? い、今なんと……?」プルプル
美琴「え……あ、やだっ!? いいっ、今のなし!?///」ワタワタ
黒子「……認めませんの」
美琴「うう、恥ずかしぃぃ……///」
黒子「このままでは終わりませんのォォーーーーーーーーーーーー!!!!」ウガァァ!!
CASE 115 コーヒーゼリー
打ち止め「ねぇねぇ! 今日はバレンタインだよ、ってミサカはミサカはぐうたらしてるあなたを起こしてみたり!」ユッサユッサ
一方通行「……だりィ、やる気が出ねェ」
番外個体「ありゃ? いつにも増して無気力じゃん」
一方通行「なンで焦っちまったンだ、俺は。あァ……モフりてェ」
打ち止め「よくわからないけど、はい! ってミサカはミサカは感謝の気持ちを差し出してみる」スッ
一方通行「気持ちだけ貰っとく。甘いもンはダメなンだ」
番外個体「チョコなんて一言も言ってないよ? 騙されたと思って受け取りなよ」ニヤニヤ
一方通行「はァ? ……これは、コーヒーゼリー?」
打ち止め「うん、あなたの大好きなコーヒーのお菓子だよ、ってミサカはミサカは自信満々にスプーンを渡してみる」
一方通行「……うめェ」モグモグ
打ち止め「ほんとに!?」
一方通行「嘘は言わねェよ」
打ち止め「もうっ! それならもっと嬉しそうにすればいいのに、ってミサカはミサカは少し納得がいかなかったり!」
一方通行「クソガキ、オマエは俺にどンなキャラを期待してるンだっつの」ヤレヤレ
番外個体「……いつもの第一位だ。この前のはミサカの気の迷いだったのかな?」ウーン?
CASE 116 産地直葬
ピンポーン
配達員「受け取りのサインをお願いします」
禁書「かみじょう、っと」カキカキ
配達員「上条さんは国際派なんですねー。これ全部、海外からのお荷物でしょう?」
禁書「た、大した事でもないんだよ。はい、サインはこれでいいのかな?」
配達員「ええ、ありがとうございましたー」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「いつわを筆頭にチョコの大軍。これは壮観かも……」ゴクリ
スフィンクス「にゃー」
禁書「神に仕えるシスターが贔屓するのは、いけない事だけど……覚悟を決めるんだよ」キリッ
スフィンクス「にゃにゃっ!?」
禁書「スフィンクス……キミのご主人様の決死の特攻……最期まで見届けてね?」ニコッ
スフィンクス「にゃーーっ!?」
禁書「例えいつわ達に恨まれても! 親友のために私は逝くんだよ!!」ムシャムシャ バクバク
CASE 117 戦果
美琴「ねぇねぇ!」
上条「うぅ……全身が痛い。あいつら滅茶苦茶しやがってぇぇ……」ボロボロ
美琴「ど、どうだった? いっぱい貰えた……?」ドキドキ
上条「……驚きの戦果ですよ。そこの紙袋」
美琴「え……ええーーーーっ!? ちょっと何これぇ!? 大きな紙袋が二つもパンパンになるってどんだけ……」ガビーン
上条「貰える心当たりなんかねーし、恐らく記憶を失くす前に色々あったんだろ。昔の俺は一体何者だったんだろうな……」ゲンナリ
禁書「とうま、このチョコどうするの?」
上条「義理とはいえ、くれた子には申し訳ないけどさ、インデックス、食べてもらっていいか?」
禁書「任せて欲しいんだよ!(げふっ、……さすがにチョコは飽きたけど、まだまだやれるんだよ!!)」
美琴「いいの……?」
上条「う~ん、不思議とチョコを欲しいって思わなかったんだよなぁ」
美琴「え?」
上条「上条さん的には昨日のケーキで満足っつーか、うん……きっと満たされたんだよ」
美琴「そ、そっか……///」
上条「顔が赤いぞ?」
美琴「あ、赤くなんてないわよ! それより、ら、来年も貰ってくれる……?///」カァァ
上条「お、おう。もちろんだ」
CASE 118 もういない、あなたの為に
禁書「ふふっ、みこともとうまも嬉しそう」クスッ
スフィンクス「にゃー……」ブルブル
禁書「ベランダは冷えるね。まだまだ春は来ないみたい」ギューッ
スフィンクス「…………」
禁書「必要悪の教会のみんなには、みことに手伝ってもらってチョコを送れたんだけどね……」
スフィンクス「…………」
禁書「本命チョコは渡せないんだよ」
スフィンクス「…………」スリスリ
禁書「慰めてくれるの? ……ありがとうね」
スフィンクス「にゃあ」
禁書「どうして気付いてあげられなかったのかなぁ……。私のために命まで投げ出してくれたのに」
スフィンクス「…………」
禁書「私だけは絶対に気付かなきゃいけなかったのに……ずっと一人ぼっちにしちゃってた」
スフィンクス「…………」
禁書「でも、せめて……想い続けるくらいは許してくれるよね……?」
スフィンクス「…………」
禁書「ハッピーバレンタイン――」
CASE 119 女の勘
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「なんだかインデックスの様子が変じゃない? 今だってベランダで黄昏てるし」
上条「たしかに」
美琴「憂いを帯びた瞳、何処か儚げな表情……これは空腹のサインよ!」
上条「そうか? 俺には寂しさに耐えてるように見えるんだが……」
美琴「いいえ、間違いないわ。女の勘がビリッと告げてる!」
上条「……当てになるのかそれ?」ジトー
美琴「任せなさい! 伊達に十四年も女をやってないわ」ガチャ
上条「そこはかとなく不安だ……」
CASE 120 家族
上条「よっ、こんなとこに居たら風邪引くぞ」
禁書「うん……」
上条「空が真っ赤だなぁ」
禁書「綺麗な夕焼けだね」
上条「…………」
禁書「空がこんなに近い……ここならちょっとは距離を縮められるかなって思うんだ」
上条「天にまします我らの父よー、ってヤツか?」
禁書「ぶっぶー、ハズレ」クスッ
上条「あーあ、神様フラれてやんの」
禁書「内緒だよ? いつもの私は敬虔なシスターさんなんだから」
上条「敬虔ねえ、暴食は七つの大罪の一つじゃなかったっけか?」ニヤニヤ
禁書「と、とうまっ!」
上条「好意的に言って、食いしん坊ってとこか?」
禁書「どこに好意があるのかな!?」
上条「あはは、その調子なら大丈夫だよな。大体お前にシリアスは似合わないっての」
禁書「……とうまのくせに生意気かも」ボソッ
上条「家族のフォローに対して、それは酷くない!?」ガビーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「じゃじゃーん! 今晩は奮発してステーキにしましたー!!」
禁書「ビーフ!? とうま、松坂ビーフなんだよ!?」ジュルリ
上条「いやいや、流石に松坂牛なわけが…」
美琴「よくわかったわね」
上条「ええっ、マジで!?」ガーン
禁書「蕩ける食感ッ! ビーフ本来の臭みの無い味わいッ! そして最高の焼加減ッ! グッドなんだよ!」モグモグ
上条「うめぇ……つーかいくらすんだよこの肉」モグモグ
美琴「インデックスも元気出たみたいだし、いくらでもいいじゃない」ニコニコ
禁書(もう あなたには会えないけれど、私にはお互いを思い合える家族がいます。だから心配しないでください。いつか……また会う日まで)
300 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2012/02/17 22:49:20.18 fPSgQi9u0 133/643といったところで今回は終了
一巻でお亡くなりになった上条さんにも救いが欲しい……
【中編】に続きます
本編でもこれぐらい素直になれたらなー