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杏子「JKお散歩?」ほむら「ええ」
さやか「ホワイトクリスマス?」まどか「うんっ」
~ほむらの家~
12月31日 午後11時59分
TV「3・2・1!」
TV「明けましておめでとうございます!」
TV「2014年の始まりです!」
ズルズル…
ほむら「……」
ほむら(あ、今年も年越しそばを食べ切る前に年が明けてしまったわ…)
元スレ
まどか「明けましておめでとうございますっ」ペコッ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1388554794/
ほむら(思いかえれば去年もいろいろあったわね…)
ほむら(JKお散歩事件に…ホワイトクリスマス…まどかと過ごせて最高だったわ…)
ほむら(…さあ、2014年が始まったわね)
ほむら(ふふふっ、昨年に続き、今年はどんな悪いことをしようかしら…)
ほむら(私は悪魔なんだから、悪いことをするのは当然ね)
…ゴックン
ほむら「……ふう」
ほむら(ようやく食べ終わったわ)
ほむら(そもそも量が多いのよ、どん兵衛は)
ほむら(もっと女の子サイズに作れないのかしらね)
ほむら(それにしても、年末年始すら娘に会わない両親ってどうなのかしら)
ほむら(まあ…別にいいのだけれど…)
ほむら(私は悪魔…悪魔は孤独…孤独で当然なのよ)
ほむら(だいたい悪魔が親に頼ってるってどうなのよ…!)
ほむら(そんなの悪魔じゃないわ…!)
ほむら「…ふふふっ」
ほむら(今はそんなこと、どうでもいいのよ…)
ほむら(だって、明日は…)
1月1日
~ほむらの家~
…ピンポーン
ほむら「はーい!」
ガチャ…
まどか「明けましておめでとうございますっ」ペコッ
まどか「ほむらちゃんっ!」
ほむら「まどか…!待ってたわ…!」
ほむら「明けまして、おめでとう」
ほむら「そ、その格好…」
まどか「うぇひっ、ど、どうかな…?」
まどか「晴着、着てきたんだけど…に、似合うかな…」
ほむら「…か、可愛いわ…すごく似合う!!」
まどか「そ、そうかな…ありがと」
まどか「ほむらちゃんは、晴着しないの…?」
ほむら「…え、わ、私は…いいわ…似合わないし…」
まどか「そんなことないよっ」
まどか「絶対に似合うよっ」
ほむら「そ、そうかしら…」
まどか「うんっ」
ほむら「そうね…まどかが言うなら…来年は…私も晴着で行こうかしら」
まどか「うんっ!来年も一緒にいこっ!」
ほむら「ええ、もちろんっ」
~見滝原市内~
…スタスタ
ほむら「新年早々いい天気ね、今日は」
まどか「うぇひひっ、だねっ」
まどか「私、初詣なんて久しぶりだからっ」
まどか「なんか楽しくってっ」
ほむら「ふふふっ…子どもみたいで可愛いわね、まどか」
スタスタ…
??「あ、きたきた、おーい、こっちこっち~」
??「って!ええっ!」
ほむら「!!」
さやか「なんであんたがいるの!?」
ほむら「なんであなたたちがいるの!?」
マミ「あら、暁美さんも来る予定だったのね」
杏子「なんだ、アンタも呼ばれてたのか」
なぎさ「明けましておめでとうなのですっ、ほむら」
さやか「ちょ、ちょっと、まどか~どういうこと!?」
ほむら「…まどか、これは…」
まどか「ご、ごめんなさい…二人とも…」ペコッ
まどか「せっかく初詣に行くんだから、みんなで仲良く行きたいなって…思って…」
まどか「さやかちゃんたちには、ほむらちゃんが来ること内緒にして」
まどか「ほむらちゃんにはさやかちゃんたちが来ること内緒にしてたの…」
まどか「本当に、本当にごめんなさいっ…」
さやほむ「……まどか…」
まどか「せっかくだったから、みんなが仲良くなれるきっかけになったらな、って…」
さやか「……」
さやか「あーあ、もう!呼んじゃったなら、仕方ないじゃんっ」
さやか「ほら、あんたも一緒に行くよ!」
ほむら「……」
ほむら「別に私はまどかと一緒なら構わないわ…」
さやか「素直じゃないやつ、だから苦手なんだよねっ」
ほむら「あなたが人に言えた立場かしら?」
さやか「なにを~っ、この悪魔め~」
杏子「なあ、なんだかんだでこの二人、別に仲悪くないじゃん」
マミ「ふふっ、そうね、鹿目さんが心配することないんじゃないかしら」
なぎさ「みんな仲良しが一番なのですっ!」
~見滝原神社~
ガヤガヤ
ワイワイ
さやか「うわ~人多いね~」
まどか「も、もうちょっと早く来ればよかったね」
マミ「みんな、はぐれないようにね」
杏子「お、たい焼き売ってあんじゃん」
さやか「ちょっと杏子、後にしなよ~」
マミ「なぎさちゃんは私と手繋いで」
なぎさ「はいなのですっ!」
ギュ
マミ「これで大丈夫ね」
ほむら「……」
ほむら(これはいいチャンスね…)
ほむら「まどか、私たちも手を…」
さやか「まどか、あたしの手ちゃんと握っててね」
まどか「うんっ」
ギュ…
ほむら「…っ!」
ほむら(美樹さやか…やはり貴女は…私を怒らせたいようね…!)
杏子「おいおい、アンタ鬼みたいな顔になってんぞ」
ほむら「……」
杏子「アタシたちも手繋ぐか?」
ほむら「…なんであなたなんかと…!」
杏子「ひっでえなあ」
杏子「でも、そう言われるとなおさら、したくなんだよね~っ」
ほむら「!」
ギュッ…
ほむら「ちょ、ちょっと離しなさい!」
杏子「いいじゃん、別に」
杏子「これで、はぐれる心配なしだなっ」
ほむら「…っ」
ほむら(どうして悪魔の私が新年早々こんな辱めを…!!)
~~~~~~~
さやか「はあ、やっとついたね~」
さやか「人多すぎでしょ」
まどか「でも、たまにはこういうのもいいね」
マミ「はぐれなくて良かったわ、なぎさちゃん」
なぎさ「マミがずっと手を握っててくれたからですっ」
さやか「あれ、あんたたちも仲良くやってんじゃん」
ほむら「こ、これは…!杏子が勝手に…!」
杏子「いや、こいつがさ~」
杏子「はぐれそうで怖いから、手繋いでいい?って」
杏子「アタシに頼んできてさ~」
杏子「仕方なくな~」ニヤニヤ
ほむら「な…!私はそんなこと…!」
さやか「あ~れ~意外と可愛いとこあるじゃんっ、ほむら~」
さやか「もっと悪魔みたいに怖い奴だと思ってたのにな~」ニヤニヤ
ほむら「くっ…!」
ほむら(あなたたち…本気で私を怒らせたいようね…!)
ほむら(見ていなさい…必ずこのお礼はさせてもらうわ…!)
まどか「うぇひひっ、ほむらちゃんったら」
さやか「さて本堂にもついたし」
さやか「さっさとお参りしちゃおっか」
まどか「うんっ」
杏子「さんせ~い」
マミ「そうね」
なぎさ「はいなのですっ」
ほむら「……」
スタスタ…
さやか「さあ、お賽銭、お賽銭」
さやか(ん~、ま、お年玉もあることだし、奮発しちゃえ!)
さやか つ\300
カラーン!カラーン!
マミ「あ、お賽銭ね、なぎさちゃんの分まで出しといてあげるわ」
なぎさ「ありがとなのです!」
マミ(う~ん、今月もちょっと生活費がね…でも年上の私がケチなのもあれだし…)
マミ(なぎさちゃんのも含めて…これでいいでしょ!)
マミ つ\600
カラーン!カラーン!
杏子「はあ?お賽銭?」
杏子「これしかもってねえよ」
杏子 つ\50
カラーン!
まどか「あ、お賽銭か…」
まどか(みんないくら入れてるんだろ~)
まどか(私、久しぶりだから、わかんない~)
まどか(これでいいよねっ)
まどか つ\500
カラーン!
ほむら「……お賽銭ね」
ほむら(…よく考えてみたら、どうして神はお金なんて取るのかしら)
ほむら(私は悪魔でも、他人からお金なんてもらって、嬉しくもなんともないのに…)
ほむら(そもそも、私は悪魔なのよね、なんで神に何か願わなきゃならないのよ…くだらないわ…)
ほむら(でも、みんな入れてるようだし…私だけ、いれないわけにはいかないわね…まどかも見てるわ)
ほむら(そうね…100円くらいでいいでしょ…むしろ100円でも感謝されるべきだわ…!)
スッ…
ほむら「!!」
ほむら(財布に万札と5円玉しかない…)
ほむら(しまった…!昨日くずしておけば…!)
まどか「…どうしたの、ほむらちゃん?」
まどか「早くしないと、後ろ混んでるよ?」
ほむら「…う、うんっ」
ほむら(どちらにするべきか…!)
ほむら(まどかが見てる前で…5円はさすがに!)
ほむら(だからって…一万なんて…!!)
ワイワイ
ガヤガヤ…
ドンッ
ほむら「あっ」
ほむら つ\5
カラーン!
ほむら(押された反動で、つい手に持っていた5円玉を入れてしまったわ…)
まどか「うぇひひっ、ほむらちゃんったら、5円なんだねっ」
ほむら「ち、違うのよ…まどか、これは…!」
まどか「でも、5円ってことは、ご縁があるってことにかけてるんでしょ?」
まどか「ほむらちゃんも粋なことするねっ」
ほむら「…そ、そうじゃなくて」
さやか「さあ、全員お賽銭いれたね~」
さやか「んじゃ」
ジャラーン
ジャラジャラーン!
パン
パン!
その後
………
マミ「ねえ、みんな、何をお願いしたの?」
さやか「あたしは、あたしも含めて、みんなが元気に過ごせますようにって…」
杏子「アタシは、去年よりももっとうまいもんがたらふく食えますようにって」
さやか「あんたは相変わらず食べることしか考えてないのね」
なぎさ「なぎさは、マミのチーズケーキがもっと食べれますようにって、お願いしたのです!」
さやか「あんたも杏子と同じかっ!」
まどか「私は、みんなが仲良く幸せに暮らせますようにって…」
ほむら(ふふっ、まどからしい願い事ね)
さやか「なーんか、みんな考えることは同じだね~」
さやか「そういうマミさんは何をお願いしたんですか?」
マミ「私も似たような感じよ」
マミ「みんなで仲良く、幸せに暮らせますようにって…」
まどか「あ、私のお願いしたことと同じですっ」
まどか「そういうのいいですよね、マミさんっ」
マミ「ええ」
さやか「んで、あんたは?」
ほむら「え、私…?」
さやか「うん、あんたは何をお願いしたの?」
ほむら「…別にいいでしょ、私なんて…」
ほむら(…実は貴女に不幸が訪れますように…)
ほむら(なんて、口が裂けても言えないわね…)
ほむら(そもそも、私が願ったことなんて実現するんだから、別に願う必要なんてないのよ)
さやか「…ふーん」
ほむら「何…?」
さやか「いや、あんたもさ、まどかやマミさんみたいなことお願いしてたら」
さやか「なーんか変わるのかなって…思ってさ」
ほむら「……」
ほむら「どういう意味かしら…」
さやか「なーんでもないっ」
マミ「さあ、じゃあ、これからどうしましょうか?」
さやか「とりあえずお茶ですかな~」
杏子「たい焼き買ってきていいか」
まどか「あ、ごめんなさい、私は家に帰らないと…」
さやか「ああ、そうだったね、まどかんとこは家でお正月するんだっけ」
まどか「うんっ、ごめんね、みんな」
マミ「じゃあ、とりあえず今日は解散ってことでいいかしら」
マミ「なぎさちゃんはどうする?」
なぎさ「なぎさはマミの家に行くのです!」
さやか「あ、なぎさだけずるいぞ~」
マミ「ふふっ、じゃあ、あなたたちも寄ってく?」
さや杏「はーいっ」
杏子「あ、でもその前にたい焼き買ってこうぜっ」
さやか「あんたはどんだけたい焼き食べたいのよっ」
マミ「暁美さんは?どうするの?」
ほむら「……わ、私は…」
ほむら(まどかがいないなら、私も帰るわ…)
ほむら「私も…今日は帰るわ…」
マミ「そう?残念ね、じゃあ、また誘うわね、暁美さん」
さやか「なになに?ほむら来ないの?」
ほむら「…来てほしかったかしら?」
さやか「いんや、別にぃ~」
ほむら「……ふん」
まどか「いいの?ほむらちゃん…?」
ほむら「いいのよ、私も家で用事があるから…」
マミ「じゃあ、この辺で」
なぎさ「バイバイなのです、まどか、ほむら」
さやか「まったね~まどか~、ほむらも~」
杏子「じゃあな~」
まどか「バイバイ、みんな~、またね~」
ほむら「また…」
ほむら「途中まで一緒に帰りましょ?まどか」
まどか「うんっ」
…スタスタ
まどか「…ごめんね、ほむらちゃん」
ほむら「?」
まどか「さやかちゃんたちが来ること黙ってて…」
ほむら「いいのよ、別に…」
ほむら「悪いことをしたわけではないわ…」
まどか「うん、ねえ…ほむらちゃん」
ほむら「ん?」
まどか「もし良かったらね、またいつか、今日みたいに…みんなで集まって、仲良くしてくれる?」
ほむら「…そうね、たまには悪くないかもね」
ほむら「それに、あなたがいてくれるなら…」
まどか「それなら良かった、みんなで仲良くしたが絶対楽しいよっ」
まどか「うぇひひっ、今年はいい年になりそうっ」
ほむら「ええ、そうね」
ほむら(まどかが願うなら、私はどんな世界にでもしてあげるわ…)
ほむら(あなたが望む世界に)
ほむら(あなたが皆の幸せな世界がいいと言うのなら、私がしてあげる)
ほむら(ふふっ、私にとっても今年はいい年になりそうだわ)
数日後
~さやかの家~
さやか「ない!!」
杏子「あん?どうしたんだよ」
さやか「ないっ!ない!ない!!」
杏子「だから、何がだよ」
さやか「お年玉だよ!お年玉!!」
さやか「全部まとめて貯金箱の中に入れてたのに~!!」
さやか「あんた!取ったでしょ!!」
杏子「なんで、あたしがそんなことしなきゃなんねーんだよ…」
さやか「もう~!!どうして~」
同じ頃
~ほむらの家~
ほむら「ふふふっ、滑稽ね、美樹さやか…」
ほむら「私にあんなことをした罰よ…」
ほむら「貴女のお年玉は、私とまどかのデート代にでも使わせてもらうわ…」
ほむら(それにしても、最近…私もやることが小さくなってきたわね…)
ほむら(悪魔なのだから、もっと酷いことをしてもいいはずなのに…)
ほむら(まあでも、あの子にはこのくらいが一番いい罰かしら)
ほむら(ふふふっ、本当に今年はいい年になりそうだわ)
ほむら(そうね…せっかくだもの、悪魔らしくはないけれど)
ほむら(私も一つ願ってみようかしら)
ほむら(今年が皆にとって、良い年になりますように)
64 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2014/01/01(水) 16:54:17.53 SgDUXLhN0 38/38以上で終わりです。
今回はほのぼの中心になり、まどほむ要素薄くて
すいませんでした。
また機会があったときには
支援等していただくと幸いです。