一方通行「(コーヒー買いに来ただけなンだがチビガキに絡まれた)」
一方通行「誰だ、テメェ?どこかで見た顔だが……」
絹旗「絹旗最愛です。おや、その顔は超覚えがあるみたいですね。」
一方通行「……アイテムの人間が何の用だ?」
絹旗「『暗闇の五月計画』」
一方通行「…………なるほどな」
絹旗「ええ、超察しが良くて助かります」
元スレ
絹旗「見つけましたよ、第一位!」一方通行「あァ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1333864619/
一方通行「チッ……あァ、よォく知ってンぜ。置き去りに俺の人格データを埋め込んだふ
ざけた計画だろォ?」
絹旗「超そのとおりです。さすが第一位」
一方通行「で、なンだァ、チビガキ?まさか俺に復讐しよォなンて考えてンじゃねェよなァ?」
絹旗「ええ、超責任を取ってもらいに来ました」
一方通行「責任だァ?」
絹旗「私の体をこんなにしておいて……超許せません」
一方通行「誤解を招く言い方はやめろォ!」
絹旗「でも超本当のことですし」チラッ
黒夜「…………」コクッ
一方通行「チッ……面倒くせェ」カチッ
黒夜「微温湯に浸かりすぎたんじゃねェのか?隙だらけだァ!!」ドゴォ!!
一方通行「あァ?」キィィン
黒夜「しまっ……」ドゴォ!!
絹旗「なんでスイッチいれた後に仕掛けるんですか!超馬鹿なんですか黒夜!」
黒夜「チッ……うるせェよ絹旗ちゃァン!?テメエもちゃンと注意引いとけよ!」ボンバーランス
絹旗「計画どおりに進められない黒夜に超問題があるんです!」オフェンスアーマー
黒夜「ンだとコラ!」
絹旗「やるって言うなら超相手になりますよ!」ゴゴゴ…
黒夜「上等だゴラァ!」ゴゴゴ…
一方通行「(帰るか……)」スタスタ
絹旗「見つけましたよ、第一位」ゼェハァ 一方通行「あァ?」
一方通行「(家から出たら昨日の二人……打ち止めが迷子だっていうのに……)」
絹旗「昨日はよくも超逃げてくれましたね」ビシッ
黒夜「でも今日は逃がさないからな。お前みたいなモヤシ一捻りにしてやるぜ」ビシッ
一方通行「…………」イライラ
黒夜「え、無視?言い返せねえの?だっせぇ」
一方通行「…………」イライラ
黒夜「あ、第一位はコミュニケーション不全のレベルも第一位ってか?ひはは」
一方通行「」プチッ
窒素姉妹「」ガクガクブルブル
黒夜「その、なんていうか調子に乗りました」ドゲザー
絹旗「超申し訳ありませんでした!」ドゲザー
一方通行「(さすがに大人げねェか……?)」
黒夜「なんであんなにキレたんだろうな」ヒソヒソ
絹旗「絶対黒夜が超余計なこと言ったせいです」ヒソヒソ
黒夜「でも本当のことだし」ヒソヒソ
絹旗「言っていいことと悪いことがあるんですよ」ヒソヒソ
黒夜「モヤシがダメだったのか?じゃあ白アスパラとかどうよ?」
絹旗「それじゃ超変わってないじゃないですか!っていうか声大き……」ヒソヒソ
一方通行「(黒い方は半殺しでも良かったかもなァ)」ジロリ
黒夜「な、なんだよ」
一方通行「なんでもねェよ」
黒夜「なんでもないならこっち向いてんじゃねェよ。異性が気になるお年頃ですかァ?」プークスクス
一方通行「チビガキに欲情するほど相手には困ってねェよ」ハァ
黒夜「誰がチビガキだコラァ!」
絹旗「でも幼女と超同棲してましたよ」
黒夜「プッ……『チビガキに欲情するほど相手に困ってねェよ(キリッ』とか言っておきながらロリコンかよ」ギャハハ
一方通行「……なるほどォ、もっときついオシオキが必要みてェだなァ?」
黒夜「否定できないから暴力に訴えるとか最低な男じゃん!」ギャハハ
一方通行「」プチッ
黒夜「ほんとすいませんでしたもう二度とロリk……とかいわないのでベランダから逆さ吊りはやめてくださいお願いします」
一方通行「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかか!」
黒夜「(ダメだぶち切れてる)」
絹旗「あ、お茶超いただきます」
黒夜「絹旗ちゃァァァァン!?なァに寛いでるンですかァァァァ!?」
絹旗「一方通行の好意を超無下にはできませんし」クスクス
黒夜「テメェェェ!絶対楽しンでるだろ!その顔絶対バカにしてるわ!」フシャー!
絹旗「そんなことないですよ」プゲラ
黒夜「ゴラァアァアァ!!!許さン!絶対許さないからな!絹旗ちゃァン!っていうかマジで頭に血上ってきた……」
一方通行「おォ、もうちょっとで死にそうだなァ」
黒夜「そろそろ助けて!本当に頭パーンってなるから!」
絹旗「超仕方ないですね……一方通行、本当に超死にそうですからやめてください」
一方通行「さすがに目立つからなァ」ヨイショ
黒夜「うう……助かった……」グルグル
絹旗「なんか超キャラ崩壊してましたね」
黒夜「新約での扱いは多分こんな感じだぜ」
絹旗「今日はこの辺で超失礼します」ペコリ
黒夜「あ、明日は覚悟しとけよ!あと絹旗ちゃんはこのあと屋上な」フラフラ
一方通行「……明日も来るのかよ」
絹旗「見つけましたよ、第一位!」ボロッ 一方通行「あァ?」
絹旗「というか奇遇ですね一方通行」
一方通行「(迷子の打ち止め探してたンだが……またかァ)」
一方通行「ってどうしたンだァ?さっきの格好に似てるが……最近はダメージパーカーとか流行ってんのかァ?」
絹旗「あのあと黒夜にボコボコにされたとかいうことは超ないんですよ」ボロッ
一方通行「ふゥン」
絹旗「さぁ勝負です一方通行!」
一方通行「どっかで聞いたようなやり取りだな」
美琴「ヘクチッ!」
黒子「大丈夫ですの、お姉様?」
美琴「大丈夫よ……誰かが噂してるのよ、きっと」
黒子「さすがは私のお姉様!そこに痺れる憧れるゥ!」
美琴「黒子ー?戻ってきなさーい?」ペチペチ
一方通行「そういえば黒いのはどうしたァ?」
絹旗「え、黒夜ですか?カミジョウさんという人に会いに行くとかいってたので別行動です。多分例の公園あたりに……って情報を引き出そうなんて甘いですよ」チッチッチ
一方通行「(ちゃっかり喋ってやがる……というかあの黒夜も篭絡してンのか。さすがヒーローだぜ……)」
絹旗「ですから今は超私一人です!勝負……と行きたいところですが」
一方通行「あァ?」
絹旗「流石に一人で相手にできるような相手ではないので今回は超一時休戦です」ビシッ
一方通行「そォかよ。俺は忙しンでなァ」スタスタ
絹旗「しかしちょっと超待ってください!ウェイトウェイト!」
一方通行「あァン?」
絹旗「実は今日は超観たい映画があるんですよ」
一方通行「それで?」
絹旗「超反応薄いですね。ここにその映画のチケットが二枚あります」
一方通行「なンだそりゃ?聞いたことねェタイトルだな」
絹旗「そりゃもう超素晴らしいC級映画ですから」フンス
一方通行「(どっちなンだ……?)」
絹旗「という訳で一方通行」ガシッ
一方通行「腕つかンでどうした?」
絹旗「超行きますよ!」グィ
一方通行「ちょ、おい!引っ張るんじゃねェ!」
映画館前
一方通行「クソ、気分わりィ……」ゲロゲロ
絹旗「だ、大丈夫ですか?」
一方通行「あァ、大丈夫だ」フラフラ
一方通行「(こいつ本来の目的忘れてンなァ……)」
絹旗「もうすぐ始まりますから早くいきましょう!」
一方通行「あ、あァ」フラフラ
マスコット?「(セロリたんキタァァァ!)ごゆっくりどうぞーとミs……おっと危ない危ない」ハァハァ
絹旗「(こんな単館映画にマスコット?超珍しいですね。息も超荒いですし)」
一方通行「あァ?どうした?」
絹旗「いえ、何でもありません。早くいきましょう!」
マスコット?「彼女連れで映画館とは暗がりで何をするのかナニをするのか気になりますとミサカは着ぐるみを脱ぎつtあばbbbbb」
????「もう、あの人に迷惑かけちゃダメなんだよってミサカはミサカは(ry」
~上映中~
絹旗「おォ……」キラキラ
一方通行「(つまンねェ……)」ゲンナリ
ザワザワ……ハマヅラ……オ、オウ……
セロリスネークチュウデストミサカハホウコクシマス……ザワザワ……
ザワザワ……キキョウ、3セキツカウノハヤメルジャン……ワタシ、アマイカラ……ジブンニイチバンアマイカラ……
一方通行「(でもそれなりに人は居るンだなァ……見てねェみてェだが……)」
絹旗「見知った顔がいますけど、超気のせいですよね」ボソ
一方通行「あァ?暗くて見えねェぞ?」
絹旗「(能力なしだと視力も超落ちるんですね……)」
絹旗「それより、映画は超静かに見て欲しいですね」ギリギリ
一方通行「おい、座席投げようとすンな」
~上映終了~
絹旗「あのラストは超衝撃的でしたね!まさかヒロインがエイリアンだったなんて!」キラキラ
一方通行「あァ、そォだな」ゲンナリ
絹旗「それに途中で出てきた村人Aがあんな伏線になってるとは!」キラキラ
一方通行「あァ、そォだな」ゲンナリ
絹旗「また今度一緒に映画見に行きましょうね」キラキラ
一方通行「あァ、そォだな」ゲンナリ
絹旗「一方通行?超ノリが悪いですよ?」
一方通行「あンなつまんねェ映画で盛り上がれる方がすげェわ」
絹旗「まったく……あの超馬面のほうがまだノリがいいです」
一方通行「あァ?馬面?」ピクッ
絹旗「いえ、超なんでもないです。っていうか超美少女の絹旗ちゃんと一緒にいられるっていうのに超テンション低いなんて信じられません」
一方通行「(コイツ完全に俺に突っかかってくる理由忘れてンなァ)」
絹旗「(急に超遠い目をしました。私が話しかけているのに超失礼です!)」
打ち止め「あ、やっと見つけたってミサカはミサカはあなたに飛びついてみたり!」ダキッ
一方通行「打ち止めァ!どこに行ってた!?」キャッチ
打ち止め「ミサカはずっと待ってたのに見つけてくれないからMNW使って探したんだよってミサカはミサカは懇切丁寧に説明してみる」
絹旗「あらあら見せつけてくれますね、一方通行。やはり黒夜の言うとおりロリk子供ずきなんですね」
打ち止め「ムッ、ミサカは子供じゃないよってミサカはミサカは……ってあなた誰?」
絹旗「あ、私は絹旗最愛です。決してもあいではないですよ」
一方通行「活字でしかわかンねェネタを振るんじゃねェ」
打ち止め「私は打ち止めっていうのってミサカはミサカは元気に答えてみたり!ところでこの人とはどういう関係?」
一方通行「…………」
絹旗「(なんて言いましょうかね)」
打ち止め「……言いたくないんだね、分かったってミサカはミサカは肩を落としてみる」
絹旗「何か、超嫌な予感がします」
打ち止め「ミサカに隠れて浮気なんて……ってミサカはミサ……」グスッ
絹旗「なっ///」カァッ
一方通行「はァ?ンなわけねェだろォ」
絹旗「」イラッ
絹旗「(あれ、なんで今イラッとしたんでしょう?超意味不明です)」
打ち止め「でもでもってミサカはミサカは17600号から楽しそうに映画見てたって報告受けたよ?」
一方通行「だからあンなつまンねェ映画をよォ……って妹達も見てやがったのか」
打ち止め「ロシアから変t20000号も変装して見に来てたみたいだよってミサカはミサカは密告してみたり!」
一方通行「アイツも来てやがったのか……」
絹旗「(あの超変なカエルのマスコットですかね)」
打ち止め「それで、この人とはどういう関係ってミサカはミサカは二度目の質問!」
一方通行「(俺を殺しに来たとか言えねェしなァ……)」ウーン
一方通行「…………」
絹旗「じ、じつはですね」
一方通行「コイツは生き別れの妹だァ」
絹旗「なっ」
打ち止め「あれ、妹さんなのってミサカはミサカはちょっと安心してみたり」ホッ
一方通行「あァ、だから心配すンなァ」ワシャワシャ
打ち止め「人の多いところで撫でるのはやめてってミサカはミサカは注意してみる」ギュッ
一方通行「抱きついてるほうが不自然だと思うんですけどォ?」ワシャワシャ
絹旗「(一方通行が超お父さんです)」
打ち止め「キヌハタはこの人の妹さんなんだよねってミサカはミサカは質問してみる」
絹旗「え、あ、ええ。超そのとおりです」
打ち止め「じゃあゆくゆくはミサカの妹だねってミサカはミサカは結婚宣言してみたり///」
一方通行「あァ、相手にしなくていいぞ」
絹旗「さすがセロリですね」ボソ
一方通行「何か言ったかァ?」
絹旗「いえ、超なんでもないです」キリッ
一方通行「ふン。じゃあ帰んぞ」
打ち止め「うんってミサカはミサカは元気に返事してみる!」ギュッ
絹旗「(超ナチュラルに手繋ぎましたね。まるで保護者です)」
一方通行「お前も気を付けて帰れよ」
絹旗「は、はい!また明日!」
一方通行「(やっぱりまた来る気かよ)」
黒夜「絹旗ちゃん……」グスッ
絹旗「おや、黒夜どうしたんですか?」ナデナデ
黒夜「上条さんが女と一緒にファミレスでパフェ食ってた……」ウワーン
絹旗「それは超残念でしたね」ナデナデ
絹旗「(頭撫でてるのに文句を言わないとは超落ち込んでますね。こういう黒夜は可愛いのに)」
黒夜「あれ、絹旗ちゃんまだそんな格好してたの?露出狂?」プゲラ
絹旗「(前言撤回。超可愛くないです)」窒素パンチ
絹旗「見つけましたよ!一方通行!」一方通行「あァ?」
一方通行「(チビガキ共を避けて公園通ったのになンでいンだよ……)」
絹旗「今日こそ積年の恨みを超晴らすときです」ゴゴゴ
黒夜「修行してパワーアップした私らの力見せてやる!」ゴゴゴ
一方通行「いつにも増してファンシーだなァ」
絹旗「ファンシーではありません!超可愛いと言って欲しいものです」フンス
黒夜「超可愛い(笑)」
一方通行「黒夜はファンシーっつうかファンタジーだよな、存在が」
黒夜「ウガアァアァアァ!!コロス!」ボンバーランス!
一方通行「はい反射ァ。ご苦労さン」
絹旗「正攻法では勝てないですよ」ヒソヒソ
黒夜「わかってるけどよォ…」ヒソヒソ
上条「げっ、一方通行に……黒夜?こんなところで何してんだ?」
黒夜「!!」キラン
一方通行「おォ、三下ァ……テメェの方こそこンなところで何してやがる?」
上条「ああ、今日はオープン記念で安売りのスーパーがあるからな」
一方通行「そンなことでこの公園を通りやがったのか」
上条「そんなこととは失敬な!上条さんの家計的にオープン記念の大安売りは生命線と言っても過言ではありませんのことよ!?」
一方通行「ハッ、そォかい。そうはいってもあの暴食シスターが居る限り生命線は断ち切れてるけどなァ」
上条「それは言わないお約束です……」
一方通行「(そういえば昨日黒夜が会いに行ったって言ってやがったか?)」
一方通行「そォいやテメェ昨日そいつにあったか?」
上条「は?なんのことでせうか?」
絹旗「(あちゃー)」
黒夜「」パクパク
一方通行「そこの黒いのがカミジョウさンってのに会いに行ったらしいぜェ?」
上条「なっ」
黒夜「何で一方通行が知ってンだよ!」ムキー
絹旗「私が超教えました」フンス
黒夜「」
上条「その、気づかなくて悪かったよ。でも会いに来たんなら声くらい掛けてくれたらよかったのに」
黒夜「……いだろ」
上条「へ?」
黒夜「彼女とイチャコラやってるところに入れるわけないだろォォォォ!!」ギャース
上条「ええええええっ!?上条さんには彼女なんていませんのことよ!?」ダラダラ
黒夜「でも昨日ファミレスで女とパフェ食ってたじゃん……た、楽しそうだったし……」モジモジ
絹旗「(なにこのかわいい生物)」
上条「あ、あれは『外』から来た友達に学園都市を案内してただけで……」
黒夜「でもあの女もまンざらじゃないみたいだったじゃねえかァ!あンのおしぼり女ァァァ!!」
絹旗「(おしぼり?)」
一方通行「(おしぼり?)」
上条「そ、それは関係ないんじゃ……」
黒夜「関係ありますゥ!上条さんもやっぱりああいう……む……胸が大きいほうがいいんですかァ?」
上条「は?なんでまたそんな飛躍を……」ダラダラ
黒夜「(やっちまったァァァァ)」カァァ
黒夜「ととと、とにかく!あの女は彼女じゃねェンだよなァ?」
上条「ただの友達だって!」
黒夜「そっかぁ……よかった」ボソ
上条「え、黒夜何か言ったか?」
黒夜「なななンでもないっての!か、顔近ェンだよ!」カァァ
上条「?そうか、なんでもないならいいんだ。それより一方通行と何してたんだ?」ギロッ
一方通行「(三下ァァァァ!話戻すンじゃねェェェ!)」
絹旗「そうでした。超思い出しましたよ、一方通行!勝負です!」
一方通行「ったく、勝てねェのに勝負、勝負ってよォ……」
上条「なんかどこかで見たような……」
一方通行「それはお前が一番よく知ってると思うがな」
上条「うーん、どこだったっけ……」
一方通行「お前一回あのカエル医者に頭見てもらえ。絶対どこか飛ンでるぞ」
上条「(実際一回診てもらってるってツッコミは出来ないよな)」
一方通行「そォいや、テメェは買い物に行く途中だったよな?」チラッ
上条「へ?あ、ああぁあぁあ!卵、卵が売り切れちまう!」
一方通行「ほら急げ急げ。時間はねェぞ」
黒夜「わ、私も付いてっていいか?」
上条「黒夜!?もちろんだ!一緒に行くぞ」
絹旗「」
一方通行「ご愁傷さまァ」
絹旗「今日は超これくらいにしておいてあげますよ」ガクガク
一方通行「はいはいまたなァ」
絹旗「(明日も超行っていいってことでしょうか)」
一方通行「(どうせ明日も来るんだろうなァ)」
絹旗「超見つけましたよ!一方通行!」 一方通行「あァ?」
一方通行「(とうとう家に乗り込ンできやがったかァ……見つけましたよって状況じゃねェだろ……)」
絹旗「さぁ今日こそ超決着をつけましょう!」
一方通行「また黒夜は三下のところかァ?」
絹旗「ええ、超そう言ってました。なので今日は私一人です」ドーン
一方通行「そォかァ」
絹旗「まぁ黒夜に落とせる相手とは超思えませんけどね」プークスクス
一方通行「倍率1万以上だからなァ」
絹旗「そ、それは超笑えませんね……」
一方通行「(あれ、そういえば今日打ち止めがあのシスターと遊ぶとか言ってやがったな)」
一方通行「なァンか嫌な予感がするぜ」
絹旗「超どうしたんですか?」
一方通行「映画館で会った打ち止めってクソガキがいただろォ?」
絹旗「ああ、最終信号ですね」
一方通行「知ってたのか?」
絹旗「まぁ……(第三位のそっくりさんから聞いたとかは超言えませんけど……)」
一方通行「あいつはちょっと目を話したらすぐ迷子になりやがるからなァ。今日は見張りをつけさせてンだよ」
絹旗「超見張りですか?」
一方通行「あァ。“あいつ”なら絶対黒夜を気に入ると思うンだよなァ」
絹旗「なんか超嫌な予感がしてきました」
一方通行「だよなァ」
ガチャ
黒夜(猫耳)「一方通行ァァァァ!!」ボンバーランス!
一方通行「遅かったかァ」ハンシャ
絹旗「ちょ、黒夜!?ぷっ、超どうしたんですかその格好!?」アハハ
黒夜「チクショウ……」ガシャン!
一方通行「こっちに猫耳投げンな。壊れンぞ」
絹旗「超何があったんですか?」
黒夜「実は……」
黒夜(猫耳)「ちょっと上条さん助けて!」ジタバタ
番外個体「ほら、動かないでよ。ミサカがせっかくメイクアップしてあげようとしてるのに」ニヤニヤ
黒夜(猫耳)「その笑顔がこええンだよ!ていうか何で手錠かけられてンだ!?」
番外個体「だってアナタ逃げるし」
黒夜(猫耳)「そりゃ逃げるわ!上条さん何か言ってくれよォ!」
上条「ん、結構似合うんじゃないか?」
黒夜(猫耳)「」
黒夜(猫耳)「え、マジ?」キラキラ
上条「お、おう……(なんか表情がコロコロ変わる奴だなぁ)」
番外個体「あれ、もう嫌がんないの?つまんないじゃん」
黒夜(猫耳)「猫耳属性がついた私に敵はないぜェ!ほら、どんどんメイクアップしてみろよォ!?」
番外個体「あ、いいの?」キラキラ
黒夜(猫耳)「え、何だよその顔、ちょ、やっぱ寄るな!いや、やめてェェェェ!!」
上条「……上条さんは何も見てませんのことよ」バタム←バスルームのドアを閉めた音
打ち止め「……ミサカマジ空気ってミサカはミサカはMNWで実況してみる」
絹旗「で、超隙を付いて逃げてきたと」
黒夜「あ、あァ……そういうことになる……けど……」ゼェハァ
一方通行「…………まァ災難だったな」
黒夜「災難で済むかよ!せっかく上条さんとデ、デートしようと思ったのに監禁プレイとか意味わかンねェ!」
絹旗「……黒夜がそっちに目覚めたら私は超どうすればいいんでしょう」
一方通行「……オマエはオマエでいいだろォ」
黒夜「なに二人して遠い目してんだァァァ!ていうか絹旗ちゃん一方通行と馴染みすぎじゃねェ!?」
絹旗「なっ、何を失礼な!私は一方通行の私生活を観察して超隙を探ってるんですよ」
一方通行「(まぁいくらでも隙見せてやってるンだがなァ)」
絹旗「それより一方通行、玄関の方が超騒がしいですよ」ガヤガヤ
黒夜「……な、なぁ一方通行」
一方通行「なンだ黒いの」
黒夜「よかったら匿っ「やっほう、遊びに来たよ!」」
一方通行「遅かったみたいだなァ」ポンポン
番外個体「あれぇ?さっきの迷える子猫ちゃんじゃん。パーツ持ってきたしここでやる?」
黒夜「」
絹旗「超気絶してますね」
一方通行「オマエ何したンだよ」
番外個体「忘れたの?ミサカはあなたを殺すために作られ……?あれ?この子あなたじゃないよね?」
一方通行「見りゃ分かンだろ。俺が好き好ンで猫耳付けるように見えンのか」
黒夜「私だって好き好ンでつけたわけじゃねェよ!」
絹旗「あ、超起きました」
番外個体「なんかこの子にはあなたと近いものを感じるからさ」
一方通行「いろいろあンだよ」
黒夜「……ふん」
番外個体「なんかワケありみたいだね。ぎゃは☆」ワキワキ
黒夜「だからワキワキしながら近寄ってくるンじゃねェ!」
番外個体「女の子はオシャレしないと、ね?」ジリ…
黒夜「ね?じゃねェ!もう怒った。一般人でも容赦しない」ウガー
絹旗「この人も第三位に似てますね。まぁ胸とかは及ぶべくもないですが」
黒夜「絹旗ちゃんそれブーメランだわ」
絹旗「へ?超なんのことですか?」
黒夜「……なんでもねえ。なんか萎えちまったぜ」
番外個体(……この子のパーツみたいだけど、この猫耳、私にもつけれるかな?)イジイジ
番外個体「電気で調節して……お、意外と出来るもんだね」
一方通行「…………」
絹旗「…………」ウワァ
黒夜「…………」シラー
番外個体「…………!」
番外個体「わわわ忘れて!ていうか別に一方通行に見せに来たわけじゃないんだけど!こっちみんなもやし!白アスパラ!」ガシャン!
絹旗「第三位の超遺伝子ですね」ヒソヒソ
黒夜「ていうか一方通行愛とかなんなんだよ」ヒソヒソ
絹旗「」イラッ
絹旗「それを言うなら黒夜だってあんな超女ったらしのどこがいいのか超理解できませんね」フンス
黒夜「ハァァァ!?なンで上条さンが出てくるンだよ!今は番外個体の話だ……ははーん、黒夜ちゃん、ちょっと気づいちゃったぜ?」
絹旗「自分で黒夜ちゃん()とか超キモイです。さすが超黒夜ですね」
黒夜「絹旗ちゃん、一方通行にほの字だろ?」ニヤニヤ
絹旗「ハァァァ!?そそそんな事あるわけな、ないじゃないですか。ていうかほの字っていつの時代!?結局超死ぬって訳ですかこいつときたらァァ!」オフェンスアーマー!
黒夜「誰だかわからない口調になってるぜ」ギャハハ
絹旗「うううるさいですよ黒夜!」
黒夜「可愛いなー絹旗ちゃァァ……ン?」ガシッ
番外個体「メイクアップしてあげるからむむ、向こう行こう!それがいい!」カァァ
黒夜「え、ちょォォォ!?照れ隠しに連れてくンじゃねェ!!」ジタバタ
一方通行「……番外個体ってあンなやつだったかァ?」
絹旗「サァ?チョウシリマセンケド」カクカク
一方通行「(何でカタコトなンだ?)」
上条「せっかく付いてきたのに……今なら■■の気持ちがわかる気がする……!」
打ち止め「ただいまーっ!ってミサカはミサカは……どうしたのヒーローさん?」
一方通行「おォ、打ち止め、番外個体の相手してやってくれ」
打ち止め「へっへ~ん、妹のお世話はお姉さんがするんだぜ!ってミサカはミサカはお姉さんっぷりを発揮してみたり!」トテトテ
一方通行「任せた。三下もわざわざ連れてきてやってくれてありがとよ」
上条「ありがとうってお前に言われるとすごく新鮮だな」
一方通行「う、うるせェ!ここで決着つけたいようだなァ?」
上条「ひぃ!?なんでそんなに機嫌が悪くなってるんでせう!?」
絹旗「……そんなことより、この前あったのに超挨拶もしてませんでしたね。私は絹旗最愛と言います。黒夜から超聞いてるかもしれませんが」
上条「(超……?)ああ、黒夜の友達か。俺は上条当麻っていうんだ。よろしくな」スッ
絹旗「友達……とはちょっと違いますけど、超よろしくお願いします」ギュッ
キュピーン
絹旗「(私の窒素装甲が超破られました!油断させといて宣戦布告とは超いい度胸ですね)」ゴゴゴ……
上条「何か不穏な空気を感じるんですが……」
一方通行「はいそこまでェ」カチッ
絹旗「ちょ、一方通行!超邪魔しないでください!」ジタバタ
一方通行「あんまり騒ぐと血液逆流させてミンチにすンぞ?」
絹旗「……超すいませんでした」ペコリ
上条「い、いや……別にいいんだけど。なんか仲のいい兄妹みたいだな」
絹旗「何言ってるンですか超三下さァン?」
上条「すみません」
絹旗「それで?」
上条「はい?」
絹旗「はい?じゃありませんよ。さっきあなたは超何をしたんですか?」
上条「ああ、俺の右手は幻想殺しっていってな、異能の力ならそれがたとえ神様の奇跡であっても消し去ることができます、はい」
絹旗「(なるほど、さっき窒素装甲が超破られたのはその右手のせいだったんですね)」
絹旗「(あれ、ってことは……)」
絹旗「すみません、一方通行。ちょっと用事を思い出したので失礼します」
一方通行「あ、おい!黒夜はどうすン……いっちまいやがった……」
上条「あのー」
一方通行「なンだ三下ァ」
上条「いや、あいつらとどういう関係なのかなーって思っただけだよ」
一方通行「そォだなァ。余計なこと聞いてプラズマで地面ごとえぐられるのと黙って帰るのとどっちがいい?」
上条「すみませんでしたぁぁぁ!!」ズサァァ
一方通行「ま、余計なことは聞くなってことだ。知りすぎれば早死するぜ?」
上条「き、気を付けます」ガクガクブルブル
一方通行「お前にとっちゃ今更って話だろォがな。絶対能力者実験に第三位のクローン、ヒューズカザキリの件も第三次世界大戦の筋書きも大体知っちまってるンだろ?」
上条「成り行きで」
一方通行「成り行きで知るようなレベルじゃねェだろ」
上条「もう上条さんにも何がなんだか……」
一方通行「そンな中途半端だから色々巻き込まれンだよ。三下は三下らしくヒーローごっこでもしてりゃいい」
上条「その言い様はちょっとひどいのでは!?」
一方通行「お前らしいだろ?なァヒーロー?」
上条「嫌味かちくしょう!」
一方通行「ふン。オラ、もォ帰れ。あのシスターが待ってんじゃねェの?」
上条「……黒夜とか絹旗との関係はよくわかんねえけど、お前があいつらを守りたいって思ってるのはなんとなくわかるんだ。ちゃんと守ってやれよ。じゃ、またな」
一方通行「余計なお世話だ」
一方通行「…………」
一方通行「守りたいもの……ねェ」
芳川「どうしたの一方通行?こんなところで感傷に浸るなんてあなたらしくないわ」ヒョコ
一方通行「っ!うるせェぞクソニートが!どっから湧いてきやがったンだ……そろそろ番外個体止めてやってくれ」
芳川「ふふ……あなたらしくないけど、何か思うところがあるのね。変わることは大事だと思うわ」
一方通行「じゃァテメェはさっさと就職先見つけろよ」
芳川「私甘いのよ」
一方通行「…………さっさとあいつを止めてやってくれェ。俺じゃ逆効果みてェだしなァ」
芳川「彼女も変わったわね」
一方通行「面倒くさい方向になァ」
番外個体「ふう……ミサカの自信作なんだけどどう思う一方通行?」
打ち止め「ミサカも手伝ったんだよってミサカはミサカは胸を張ってみたり!」
黒夜「」ズーン
一方通行「メイクっていうよりこりゃァ特殊メイクだろォ」
番外個体「なっ、ミサカのセンスがわかんないの?やっぱりこのもやしには美的センスがないんだね。どおりでウルトラマンシャツなんて着て外で歩けるわけだよ」
一方通行「うるせェ。おい黒夜、こっち向け」クイッ
黒夜「ちょ、何すンだよ!」
一方通行「…………よォし、解析終了。油分を分解」
黒夜「は?ってすげェ!ドロドロ落ちてやがる!」
芳川「ベクトル操作って便利ねぇ」
番外個体「ミサカの自信作だったのに!ひどくない?」
一方通行「……テメエの名誉のためにも感想はノーコメントにしといてやンよ。さっさと帰れ黒いのォ」
黒夜「ふン!もう二度とくるかバーーーカ!!」
一方通行「おォ、二度と来んなド三下が」
黒夜「う、ううるせェ!覚えてろよォォ!!」
番外個体「バイバイクロちゃーん」
黒夜「うるせェ!」バタム
花見編
絹旗「見つけましたよ!一方通行!」一方通行「あァ?」
絹旗「こんなところで会うなんて超奇遇ですね」
一方通行「さっき見つけましたよって言わなかったか?」
絹旗「挨拶みたいなものですからお気になさらず。一方通行も花見ですか?」
一方通行「まァな。女共が行きてェっつうから連れてきた」
絹旗「女共……」
一方通行「変なこと考えてんじゃねェよ。同居人3人とニート1匹だ」
絹旗「そうですか」ホッ
一方通行「ったく……黒夜はどォした?」
絹旗「さぁ?花見行くのは伝えておきましたが、あの性格ですから来ないかもしれません」
一方通行「俺が言うのもなんだが、めんどくせェ性格してンなァ」
絹旗「まったくです。誰に似たのやら」
ワーワー
絹旗「向こうの方が超騒がしいですね。学生グループみたいですが」
一方通行「あァ?何だあいつら?」
青ピ「上やん、向こうで美少女二人がこっち見てるんやけど、まさかまた上やんの……?」ゴゴ……
土御門「それは由々しき事態だにゃー。どれどれ、どk」
一方通行「よォ、土御門くゥン?」
上条「」
土御門「」
青ピ「ありゃ、よく見たら男の子やん。しかもつっちーの友達なん?」
土御門「あ、あぁ、そうだ。ちょっと向こうで話してくる」
青ピ「ん、さっきのつっちーなんか変やなかった?」
上条「き、気のせいじゃないか?」
青ピ「さよか?まぁええわ。あ、小萌せんせー、荷物持たせてくれへん~?」
土御門「なんでここにいる。それでそこの美少女は誰だ。このロリコンめ」
一方通行「生粋のロリコン軍曹が何言ってやがる。後半は嫉妬じゃねェか」
土御門「うるさいんだにゃー!あんなチビロリといちゃいちゃしやがって!俺だって、俺だって上やんの誘いじゃなかったら舞夏と花見にきたかったぜぃ!ていうかお前の周りに幼女多過ぎるんだにゃー!羨ますぎるぞ、クソッ!ロリに勝るものなし!もちろん、舞夏が最高だけどにゃー」
絹旗「」プルプル
一方通行「あ」
土御門「なんだ?今更ロリコン疑惑を否定しても無駄だぜぃ」
絹旗「黙って聞いていたら人のことをロリだのちびだの……超ゆるしません!」ボコッボコッ
土御門「当たったら痛いじゃすまないにゃー!!ちょっと落ち着くんだぜぃ!でもロリに殴られて死ぬなら本望だにゃー……」
絹旗「うわぁ……」ピタッ
一方通行「俺でも引く」
土御門「あ、一方通行に引かれるなんて俺の人生終わったぜぃ……」
一方通行「おい絹旗、そいつ抑えてろ」
絹旗「超了解です」ガシィッ
土御門「」
青ピ「なぁ上やん、つっちー帰ってくるの遅いんやない?」
上条「確かに言われてみれば。ちょっと見に行くか?」
青ピ「さんせー。いくで!」
土御門「ゼェハァ……た、ただいま……」
青ピ「おお、つっちー!遅いから心配してもうたやん!何しよったん?」
土御門「ちょっと天国を見てきた……にゃー……」バタン
上条「土御門!?」
姫神「もう。死んでる。」
吹寄「3バカデルタフォースなんて呼んでたけど居なくなるとさみしいものがあるわね」
青ピ「つっちー、なんでや!なんでやぁぁぁあ!」
小萌「みなさん悪ふざけがすぎるのですよー!!」
一方通行「まったく、あいつがブレインだったなンて誰が信じるんだ」
絹旗「はい?何か言いました?」
一方通行「なンでもねェよ」
絹旗「そういえば一方通行の連れの方は?どこにも見当たりませんけど」
一方通行「あァ、向こうで飲んでるんじゃねェか?」
絹旗「何で一緒にいないんですか?」
一方通行「ああ、それはだな……」
黄泉川「一方通行~みんなと離れて何してるかと思えばこんなところで逢い引きじゃん?やるじゃん」
一方通行「違ェよ、酔っぱらい。つゥか、ガキもいるところで飲んでんじゃねェよ」
黄泉川「大丈夫じゃん、桔梗がみてくれてるじゃん。そんなことよりお前も飲め~」
鉄装「ちょ、黄泉川さん!なに未成年にお酒勧めてるんですか!」
一方通行「誰だこのババァは」
鉄装「な、せっかく止めに来たのに……」
一方通行「チッ、いいからこの酔っぱらいどっかに連れてけ」
鉄装「は、はい!ほら、行きますよ!」
黄泉川「じゃんじゃーん!じゃんじゃんもんじゃん!」
鉄装「もう!何言ってるんですか!早くいきますよ!」
一方通行「…………」
絹旗「…………」
芳川「あら、愛穂がこっちに来なかった?」
一方通行「向こうに連れてかれてったぞ」
芳川「警備員のグループね。まったく、愛穂の酒癖の悪さは本当にどうにもならないわね」
一方通行「あァ。ガキ共は?」
芳川「大丈夫よ。番外個体が友達を見つけて打ち止めと一緒に遊んでくれてるわ」
一方通行「番外個体の友達?ずいぶんと物好きがいたもンだな」
絹旗「一方通行、私は超嫌な予感しかしないんですが」
一方通行「奇遇だな、俺もだ」
番外個体「へん☆しん!」ビリビリ
黒夜「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」キラッ☆
打ち止め「すごーい!ってミサカはミサカは番外個体の二人羽織りに驚嘆してみたり!」
番外個体「ふふん、ミサカの能力を使えばこのくら……痛っ!また!?なにすんのさ!」
一方通行「悪い子にはオシオキだ」
黒夜「今は一方通行が天使に見えるぜ……」
一方通行「そりゃ重症だな。カエル医者に診てもらえ」
絹旗「黒夜、超大丈夫ですか?ていうかいつから来てたんです?」
黒夜「絹旗ちゃんが来るより前……ダメだ、もうしゃべる気になれねえ」
絹旗「よーしよーし、いいこいいこ」ナデナデ
黒夜「絹旗ちゃァァン?」
絹旗「ふふふ、久しぶりに優位に立ちましたよ、黒夜。私はあの日の敗北を超忘れたわけではないんですよ」
黒夜「ぐぬぬ」ジタバタ
番外個体「いいこいいこ」ナデナデ
黒夜「」ビクゥ!!
一方通行「完全にトラウマ植え付けられてるじゃねェか……」
打ち止め「ねぇねぇ、ミサカもやっていい?ってミサカはミサカはあなたに相談してみたり」
一方通行「はァ……」
打ち止め「あ、どこ行くの?」
一方通行「避難だ、避難。お前もこっち来とけ」
打ち止め「?よくわかんないけどそっちに行ってみる」
黒夜「おぉぉぉぉおおおおらぁぁああああ!!!!」
絹旗・番外個体「わっ」
黒夜「はっ、絹旗ちゃァン?私をナメんじゃねェぞ……こうなったら本気で……本気で……あれ?」
一方通行「イルカの人形なら没収済みだ」
打ち止め「わ、いつのまに!」
黒夜「…………」
絹旗「黒夜ちゃん」ニヤニヤ
番外個体「クロちゃーん」ニヤニヤ
黒夜「何で……何でだよぉ、グスッ」
一方通行「こんな危ねェもん放置しとけるか」
黒夜「う、うわぁぁぁぁぁああああん!!」ダッ
絹旗「あ、超逃げました!」ダッ
番外個体「ミサカも行こうかな」ニコニコ
打ち止め「あなたはいかないの?」
一方通行「はァ?ガキ共と遊んでやる気分じゃねェンだよ」ヨッコイショ
打ち止め「じゃあここでお花見しよっかってミサカはミサカは特等席にダーイブ!」
一方通行「チッ、おい降りろ打ち止め!」カチッ
打ち止め「(そういいながらチョーカーのスイッチ入れるあなたの優しさにミサカは///)」
一方通行「クソッ、芳川どこ行きやがった……」
上条「一方通行、一人?あ、二人か。よかったらこっちと合流しようぜ」
一方通行「あァ?なンで俺がお前らといssy「わーい!一緒にお花見!ってミサカはミサカはテンションMAX!」」
上条「ははっ、打ち止めが喜んでるし、お前も来いよ。知らないやつばっかりで気遣うかもしれねえけど」
一方通行「……なまじ知ってる奴がいるから行きたくねェンだよ」
上条「そ、そうか。じゃあ打ち止めだけでも」
一方通行「……分かった、分かった。俺も行く」
吹寄「上条、そちらの方は?」
一方通行「一方通行だ。よろしくゥ」
吹寄「あ、ご丁寧にどうも。私は吹寄制理です」
青ピ「あ、ワイは青ピって呼んでくれたらええで!」
姫神「姫神。秋s」
小萌「あ、一方通行ちゃん!お久しぶりなのですー!」
姫神「ふふ。喋れただけ。マシ。ふふふ」
土御門「一方通行がこっちに来るなんてにゃー。明日は雪が降るぜぃ」
一方通行「土御門、後でコロス」
打ち止め「(あなた楽しそうってミサカはミサカはこっそり笑ってみたり)」
小萌「なんだかよくわかりませんけど、とりあえず乾杯しましょうか」
小萌「みなさんジュースは持ちましたですか?」
一同「はーい」
小萌「ではでは、かんぱいなのですー!」
一同「かんぱーい!」
打ち止め「かんぱーいってミサカはミサカはコップを掲げてみる!」
一方通行「はァ……」
絹旗「見つけましたよ、一方通行」一方通行「絹旗か」
一方通行「ったく、こう毎日毎日、よく飽きねェな」
絹旗「いえ、今日は超勝負しにきたわけじゃないんです」
黒夜「そういうこと。そう構えないで聞いてくれよ」
一方通行「じゃァ何の用だ?」
黒夜「簡単に言っちまえば、もうあんたを追い回すのは止めるって話」
一方通行「また急だな。ま、始まりも急だったから驚きはしねェが」
絹旗「案外あっさり納得するんですね。油断させるための罠だとは思わないんですか?」
一方通行「油断させたところで俺がお前らに負けることはねェよ」
黒夜「相変わらず自惚れてんなぁ。殺したくなるぜ」
絹旗「まぁ第一位らしいと言えば超第一位らしいんですけどね」
一方通行「で、何でその結論に行き着いたンだ?」
絹旗「勝てない戦いをいつまでもしても不毛ですし」
黒夜「一方通行のお仲間には私は勝てる気がしねえし」
絹旗「結局あきらめたっていうのが超正しいんですかね?」
黒夜「潔くねえとな」
一方通行「そんな理由かよ」
絹旗「まぁ。簡単に言うとそんなところですよ」
黒夜「まぁな。元々一方通行を狙ったのも暇つぶしだしなぁ」
一方通行「そォかい」
黒夜「ま、しばらくは楽しめたぜ、一方通行。私はしばらく元の根城に戻るとするわ。そこからまた、今度は本気であんたの首を狙いに行くさ」
一方通行「いつでも来い。お前らには負けねえよ」
黒夜「ひっはは。そうはいかねえさ。楽しみにしてろよ」
絹旗「窒素爆槍のブースターはさすがに超早いですね。もう見えないところまで……」
一方通行「……で、これからお前はどうするンだ?」
絹旗「いつもの生活に戻りますよ。まだ暗部の仕事は少なからず残ってますし」
一方通行「じゃあ」
絹旗「でも、その前に映画でも見に行きましょうか」
一方通行「あァ?」
絹旗「あァ?じゃなくてですね、この前映画見に行った時のこと覚えてますか?」
一方通行「お前が俺を倒すチャンスをフイにして見に行った時だな」
絹旗「そ、それはいいんです!で、終わったときに超言ったじゃないですか」
一方通行「あァ?なんだァ?」
絹旗「『また一緒に映画見に行きましょうね』って」
一方通行「へェ、覚えてねェけど」
絹旗「『もちろんだ。お前の頼みならいつでも行ってやるぜ』キリッ」
一方通行「それぜってェ俺じゃねェわ」
絹旗「超バレましたか」
一方通行「騙す気もなかっただろォが」
絹旗「てへ☆」
絹旗「でも一緒に行くという約束をしました」ハイ
一方通行「…………で?」
絹旗「はい?」
一方通行「そォだとしても、俺が行く理由にはならねェだろ」
絹旗「約束があります」
一方通行「こンな悪党が約束なンて曖昧なもの守ると思ってンのか?」
絹旗「守りますよ」
一方通行「根拠がねェ」
絹旗「だってあなたは私の、最愛の第一位なんですから」ギュッ
Fin
146 : ◆xB04K4i62o[sag... - 2012/04/13 23:47:12.34 /+nIF3FV0 75/75以上で終わりになります。
終始gdgdの展開というか分かりにくくて申し訳ないです。
最後もなんだかなぁって思いましたが、とりあえず綺麗風味に仕上げてみました。
またいつか腕を磨いて戻ってきたいと思います。
ではでは、またいつの日か。