とあるファミレスに若者が5人集まっておりました
この物語はそんな一風変わった五人の物語
元スレ
▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-6冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276186522/
とあるファミレス
垣根「突然だが、お前らに質問がある」
一方通行「コーヒーうめぇ」ゴクゴク
削板「お握りうめぇ」モグモグ
麦野「シャケ弁うめぇ」モグモグ
御坂「こ、紅茶うめぇ」ゴクゴク
垣根「聞けよ、それと最後、無理に皆に合わせなくていいと思うぞ」
御坂「うっ……、ど、どうせまた下らないことでしょ? 聞くだけ無駄よ」バレ
テーラ
垣根「失礼な、今回も大真面目だ」
麦野「前は……、何だっけ?」
削板「確か、『一緒に大根踊りしようZE☆』だったな」
垣根「違うぞ、それは前々回。前回は『トーア毛布を店から買い占めるぞ祭』」
麦野「アホすぎる提案が多くて把握し切れないわ」
一方通行「把握したらそれこそアホの仲間入りだぜェ」
垣根「お前らアホアホ言うな、俺がアホの子みたいじゃ無いか」
削板「アホなんだよ」
他全員「お前もな」
削板「(´・ω・`)」
垣根「で、質問だけどさぁ、お前らの【怖いもん】て何?」
一方通行「お前の年中春な頭ン中」
麦野「お前のピンクな思考回路」
削板「お前の灰色の脳細胞」
御坂「お、お前の……、お前のー……、んーと……」
垣根「お前ら酷いぞ、それと最後、思い付かないんだったら以下略」
御坂「……、怖いものって何でも良いの?」マタモヤバレテーラ
垣根「うん」
御坂「なら、ナメクジね、口にするのも悍ましいわ」ゾッ
削板「女子らしいチョイスだけど、なんでだ?」
御坂「ヌメヌメでネチョネチョだから」
麦野「……、カタツムリは?」
御坂「あれは殻が有るから可愛いのよ」
一方通行「判断基準分かンね」
垣根「なるほどなるほど……、次、麦野」
麦野「私? 私はムカデね。あのなんだか堅そうな背中が気持ち悪い。
あとあの多すぎる足は何? 何のため? ねぇ一方通行、何のため?」
一方通行「知らねェよ」
御坂「確かに私も虫は大嫌いね」
削板「女子って分かんね」
垣根「お前は乙女心の「お」の右上の点も理解出来ないだろうな」
削板「マジで」
垣根「大マジ」
一方通行「ハッ! ご愁傷s「お前もな一方通行」(´・ω・`)」
垣根「んじゃ、次は削板」
削板「オレか?、オレはアレだなぁ……、タスキ」
垣根「えっ」
削板「えっ」
垣根「タスキ?」
削板「タスキ」
垣根「タヌキじゃなくて?」
削板「タスキ」
一方通行「タスキってアレか?、駅伝で使われるっつゥ、アレか?」
削板「そうだよ、ソレ」
麦野「何それ怖い」
削板「うん、怖いんだ」
御坂「いや、だからそうじゃなくて、ていうかもう、え、えぇぇぇ……?」
一方通行「ナメクジ以上に訳分かンねェ」
垣根「まぁ、まて落ち着けお前ら理由を聞こうじゃないか。なんで?」
削板「いや、ハチマキにするには長すぎるし、帯にしては短すぎるし……、ホン
ト何アレ怖い」
一方通行「……」
垣根「……」
御坂「……」
麦野「……」
削板「?」
垣根「レベル5が4人いても分からないとはな……」
一方通行「超難問だなァ」
御坂「ん? え、中途半端が怖いって事? あれ?でも、ハチマキは頭に巻くの
にベストな長さって事でしょ? という事はタスキは肩から体にかけるのにベス
トな長さなんだから……、? え、何、駅伝が怖いの?」
麦野「真面目に考えなくていいと思うわよ、ほら、あの子アホの子だから……」
削板「おい」
御坂「……それもそうね、うん気にしない」
削板「おい」
一方通行「次行こォぜ、次」
垣根「次お前だけどな、一方通行」
一方通行「………………」
削板「ん? どうした皆言ったんだからお前も言えよ」
一方通行「……、嫌だ」
削板「有りかよ」
垣根「無しだよ」
垣根(ぶっちゃけ本命コイツ何だよな……)
一方通行「無理不可拒否却下どっか行け」
御坂「小学生の時有ったわねそれ「無理不可拒否却下どっか行け~♪」、てね」
麦野「ガードが堅いわね……」
垣根「ほら言えって」
垣根(さぁはやく!!)
一方通行「そういえば……昨日の夜食べた赤飯はこわかったな」
一方通行(そういやなンで赤飯だったンだ……?)
垣根「その『こわい』じゃねぇよ!!」
削板「ほら、根性出して言っちまえよ」
一方通行「根性なンて知りませンー」
御坂「小学生ね」
一方通行「これ言うぐらいだったら小学生でも全然構わねェ」
麦野「そんなに言いたくないのかにゃーん?」
一方通行「あァ」
削板「なんでそんなに言いたくないんだよ」
一方通行「お前らぜってェ笑うからなァ」
垣根「笑わねえし誰にも言わないから、俺にだけでも教えてくれないか? この
冷蔵庫かけるからよ」ポンポン
一方通行「それ無くなったらお前死ぬぞォ?」
垣根「それでもだ」
一方通行「……」
垣根「……」
一方通行「……、耳かせ」
垣根「お、おぉ」
垣根(HIT!!)
他全員「……」ドキドキ
垣根「へ?」
他全員「……?」ドキドキ
垣根「ふんふん、あの緑色の奴だよな」
他全員(緑色……?)モワモワ
御坂(ピーマン……?)
麦野(キュウリ……?)
削板(セロリ……?)
垣根「えぇー……? マジ?」
一方通行「マジ」
垣根「いや、でも……? えぇー……?」
他全員(すごく気になる)モンモン
一方通行「他の奴に教えンなよ」
垣根「言っても信じねえだろ……、これは」
一方通行「かもなァ、だから次だ次」
垣根「全員聞いたから次俺かよ」
垣根「つーか、この俺に怖いもんなんてねぇけどよぉ、強いて言うならそうだな
ぁ……、俺自身から溢れ出すカッコいいオーラ?」
一方通行「コーヒーもらうぞォ」ガチャ
垣根「聞け、そして開くな」
御坂「あ、紅茶お願い」
一方通行「ン」ポイ
垣根「おい」
御坂「サンキュー」パシッ
麦野「私も紅茶」
一方通行「ほらよォ」ポイ
垣根「……」
麦野「ありがと」パシッ
削板「スマン、ラムネ取ってくれるか」
垣根「……」
一方通行「これk「えい」バタン 痛てっ!」
一方通行「……」プチッ
垣根「あ、スンマセーン。腕細すぎてー気付かずドア閉めようとしちゃいました
ぁ」
一方通行「ハァァァァ? なに言ってンだァ三下の分際でェ、愉快に素敵に三下
から生ゴミに変えてやらァ」
他全員(まーた始まった(ノ∀`))
垣根「ん? モヤシが何か言ってるけど俺モヤシ語分かんねぇからよぉ、せめて
日本語で頼むわモヤシ」
一方通行「ハッ! そう言うお前のメルヘンな毒電波的妄想は、痛いブログにで
もアップしとけよォ。良かったなァ、メルヘンが世界中に広がるぜェ」
削板「お前らうるさいぞ。やるなら外でやれ。他の客に迷惑だ」
御坂「ていうか冷蔵庫の中に飲食物全部持ち込みで、一円も払ってない私達は客
って言うの?」
垣根「持ってて良かった冷蔵庫!」
麦野「水出してくれるから多分客」
一方通行「その気になればこの店の出資者になれるから多分株主」
削板「お前は何を言ってるんだ」
垣根「そうだぞお前八兆の借金あるだろ」
一方通行「借金は踏み倒す物だ、って教えられただろォ?」
麦野「教えられてないわよ」
一方通行「……そォかよォ」
一方通行(木原くンめ嘘か……)
御坂「アンタ……、日本の借金でも背負ってんの?」
一方通行「違ェよ」
麦野「お金、貸そうか?」
一方通行「三下に貰うほど落ちぶれてねェよ」
削板「ちゃんと食ってるか?」
一方通行「うるせェ、嫌味かよ」
御坂「筋肉つけなさいよ」
一方通行「肉は食ってるっつゥの」
垣根「どうせ肉だけ、だろ」
麦野「食べた肉はどこ行ったのよ」
一方通行「知るか」
麦野「嘘ね、嘘に決まってるわ! さぁ、教えなさい! さぁ早く!!」
御坂「わ、私も! 私も気になる!!」
削板(なんか知らんが、危機迫るモノがあるな。怖い)
垣根「おいおい、お前ら。タンパク質が集まる所なんて、アソコしかねぇだろう
が。羨ましいぜ第一位」
一方通行「お前ちょっと黙れ。真剣に」
麦野「あー、なるほどねぇ、だとしたら無理ねぇ」
削板「その発想は無かった」
御坂「……? ………………!!! ~~~~!!!! …………///」ボンッ
シューシュー
垣根「……、おい麦野これが女の子の反応だろ」
麦野「グビグビグビ……、プッハー! やっぱり紅茶は喉越しね! ん、なんか
言った?」
垣根「違ぇよ、香りだよ、あと話聞けよ」
麦野「恥じらい? んなもん母親の×××の中に忘れて来たわ」
垣根「だめだコイツ」
御坂「///」シューシュー
削板「その内、御坂もこうなるんじゃ無いだろうな」
一方通行「そうなったらもう終りだなァ。ンじゃ、俺はァ用事があるからもう帰
るわ」
御坂「バイバーイ、借金返済頑張ってねー」
麦野「応援してるにゃーん」
削板「根性だ、根性で返せ」
垣根「泣き付いて来たら一秒一割で金貸してやるよ」
一方通行「フン、またなァ」カランコロン アリガトーゴザイマシター
垣根「お前ら集まれ、超速報。一方通行の怖いもんが判明」
麦野「なに!? なに!?」サッ
御坂「一方通行はもう居ないから、さぁ話して」サッ
削板「あんなに言いたくないなら余程のモノなんだろうな」サッ
垣根「それはな……」
他全員「……」ワクワク
垣根「何とな……!」
他全員「……」ドキドキ
垣根「ゲコ太グッズ」
御坂「」
麦野「え?」
削板「「げこた」ってあのカエルのストラップとかの奴か?」
垣根「あぁ、それにグッズって事は恐らくケロヨンも入るぞ」
御坂「」
麦野「おーい、色んな意味でそろそろ戻ってきなさい」ユサユサ
御坂「はっ! 一方通行は!? 一方通行はどこ!?」
削板「落ち着け」
御坂「わ、私今から説得してくる」
垣根「だから、落ち着け俺に一つ……、策がある」
麦野「紅茶うまうま」ガチャ ゴクゴク
垣根「開けるな、聞け、そしてデジャビュ」
削板「策って何だよ?」
御坂「……?」
垣根「まず初めに一方通行に不平不満有る奴、手ぇ上げろ」ノ
御坂「ゲコ太が嫌いとか訳わかんない」ノ
麦野「シャケ弁の素晴らしさがわかんないとか意味不明」ノ
削板「根性理解出来ないとか考えられない、あと……」ノ
垣根「あと?」
削板「第七位ってことでなめられてる気がする(´・ω・`)」
他全員「……」
削板「(´・ω・`)」
垣根「許せないな、第一位」
御坂「第一位には然るべき罰が必要ね」
垣根「そう、正しくそれだ」
麦野「?」
垣根「今回の俺の策は神や天使、はたまた月に変わり奴に、一方通行に【罰】を
与える」
削板「何だと……、そんなこと可能なのか?」
垣根「奴は全てのベクトルを操作し、それ故に奴は最強だ。しかし奴にも弱点が
ある事がついさっき判明した」
御坂「ゲコ太グッズね……」
垣根「ああそうだ。そのゲコ太グッズを奴の元に送りつけたら、一方通行は泣き
叫ぶだろう!」
他全員「!!」
麦野「だけど、具体的にどうやるの?」
垣根「事を進めるには、必ず下準備が必要だ。お前らには幾つかやってもらいた
い事がある」
垣根「まずは……、ゲコ太グッズを全て店から買い占めるんだ」
削板「買い占める……?」
麦野「私たちレベル5にはそれを行える財力はあるわね……」
垣根「ああ、レベル5が4人いるんだ。不可能は無い」
御坂「ケロヨンとピョン子も?」
垣根「ケロヨンとピョン子も」
削板「ちょっと待ってくれ」
垣根「なんだ?」
削板「どれがどれか見分けつかないんだが」
垣根「大丈夫、美琴センセーが知ってる。 後で教えてもらえ」
削板「え、いや画像くれt「後で説明してあげるわ!」キラキラ ……、お、お
ぉ……、よろしく頼む……」
垣根「それじゃ、一週間後の12月24日の深夜零時にこの場所で」ガタッ
垣根(削板ざまぁ)
麦野「今から、買い占めても構わないよね?」ガタッ
垣根「もちろん、じゃあな」ガチャ カランコロン アリガトーゴザイマシター
麦野「まずは、あそこから……」ブツブツ ガチャ カランコロン アリガトーゴ
ザイマシター
御坂「さて、説明してあげるわ! いい? まずはこれがゲコ太って言ってスー
ツとヒゲが特徴ね」
削板「ふむふむ、ゲコ太はスーツとヒゲが特徴、と」メモメモ
削板(理由はどうであれ、せっかく説明してくれるんだからしっかり聞かなきゃ
失礼だな、大体、そんなのは根性無しがやることだ)
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
一週間後、12月24日(土) とあるレストラン 深夜零時
垣根「段ボール約500個分か……、けっこう集まったな」
御坂「他にも、ぬいぐるみとか置物とか入れた段ボールも合わせたら恐ろしい数
になるわよ」
垣根「うん、まぁイケるだろ」
削板「で、これからどうするんだ?」
垣根「まずこいつらを俺の能力でコーティングする」シュピーンシュピーン
削板「コーティング? なんでまたそんな事するんだ?」
垣根「衝撃に耐えさせるためだよ」シュピーンシュピーン
麦野「……、何する気?」
垣根「一方通行の家の中に投げ入れる」シュピーンシュピーン
御坂「この数を……?」
垣根「うん。あ、もちろんお前らにも手伝ってもらうからな」シュピーンシュピーン
ーン
麦野「この量だと小山が出来るわね」
御坂「……ゲコ太山……うふっ」ウットリ
麦野「ゴメン、何にウットリしてんのかわかんない」
削板「もうこれだと爆撃って言った方が良いんじゃねぇか?」
御坂「……ゲコ太爆撃……うふふっ」ウットリ
麦野「アホ削板余計なこというな黙れ死ね」
削板「(´・ω・`)」
垣根「コーティング終了。次に弾を装填する」シャキーン
麦野「何に……?」
垣根「冷蔵庫」
麦野「」
御坂「そんな機能有ったけ……?」
垣根「ここ一週間、ゲコ太グッズ買った後に寝る時間も削って改造した。言うなれば、ボンドカーならぬ、カキネフリーザー」キリッ カチャカチャ カシュンカシュン
麦野(だせぇ……)
御坂(ださっ……)
削板(だっせ……、だけど)
削板「寝る時間も削って作業するなんて根性あるな、お前」
垣根「フッ、褒めても何も出ねぇぞ」カチャカチャ カシュンカシュン
御坂「褒めたら調子のるから褒めなくてもいいと思う」
垣根「残念だったな俺は褒めなくても伸びる子だ。さて、装填は完了した。では、これより『緑の雨(グリーン・レイン)作戦』、略してGR作戦を開始する!!」
麦野(だせぇ……)
御坂(ださっ……)
削板(だっせ……)
一方通行のマンション近くの公園 深夜一時四十分
垣根「さて、ここから見えるが、あのマンションの13階の部屋が標的の部屋だ」
麦野「同居人もいるんでしょ?」
垣根「ああ、女二人に幼女一人な。別段気にしなくてもいいだろ」
垣根「お前ら、もしもの反撃にそなえてこの公園から出るなよ」
御坂「オッケー」
麦野「ん、わかった」
削板「根性の見せ所だな」
垣根「んじゃ、俺は冷蔵庫の最終確認と調整するわ」ガチャガチャ
御坂「私たちも材料確認しましょ」
垣根(弾の有無……、OK。弾のリストとの一致……、OK。)ガチャガチャ
削板「俺達が投げる分はこれだな!」カパッ
垣根(弾のコーティング……、OK。)
麦野「うわぁ……、何これ子供用のパンツも入ってる……」
垣根(後は軌道を冷蔵庫に入力するか……)ガチャガチャ
削板「これも投げるのか……」
垣根(しかし思ったが、あいつの泣く姿も見ないとな……)ガチャガチャ ピタッ
御坂「お、おおお、お菓子とかもあるわね」(パンツ可愛いなぁ……)
垣根(お! そうだ、弾にカメラつけよう)シュピーンシュピーン
削板「他には目覚まし時計」
垣根(それと、勤労者の冷蔵庫に対して何にも無しってのもな……)
麦野「寝具一式に文房具一式」
垣根(よし、昨日見たアニメのセリフをちょっとアレンジして)
御坂「ジュースに衣類品」
垣根(俺の為に生まれたのならせめて俺を救ってみせろ)キリッ
削板「改めて見るとやっぱりすごい数だな」
垣根(かっけぇ……、最高だこれ以上に無いほど最高だ……)
麦野「日用品って、グッズに入るの?」
垣根(おっと、そうだ軌道入力しなくちゃな)ガチャガチャ
垣根(完了、と)
垣根「おーい、お前ら集合」
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
深夜二時
垣根「最終チェックも終わった。お前ら準備はいいか!」
御坂「大丈夫よ!」
麦野「いつでもいいわ!」
削板「まかせとけ!」
垣根「よし、俺「食らえぇぇぇ!」の為「根性だぁぁぁぁぁぁぁぁ!」のならせめて「行っけぇぇぇ!」ちょ、お前らうるせぇぇぇぇぇ!黙れよぉぉぉぉ、って言うかもう勝手に始めたし…………(´・ω・`)」
垣根「もうどうでもいいや」ピッ シュババババババ
御坂「てやあぁぁぁぁ!!」バーンバーン
削板「根性根性根性根性根性!!」ドカーンドカーン
麦野「オラァァァアァァァ!!」バヒューンバヒューン
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
──────
深夜二時四十分
垣根「ちぃ! 弾切れか……おいお前ら! 今から各自で弾補充だ!」
御坂「わかったわ!」
垣根「俺は北側に行く! 削板、お前は東だ! 麦野は西で御坂は南! 十分後にまたここに集合!」
──────
──────
二時五十分
垣根「コーティング終了! 泣き叫べぇぇぇぇええぇぇえ!! 第一位ぃぃぃぃ
ぃ!!」ピッ シュババババババ
削板「おおぉぉぉぉぉぉぉ!!」ドカーンドカーン
麦野「オラオラオラオラァァァ!!」バヒューンバヒューン
御坂「うおぉぉぉぉぉぉ!!」バーンバーン
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
──────
三時十分
御坂「お、終わった……?」ハァハァ
削板「終わったはいいがこれからどうすんだ……」ハァハァ
麦野「ど、どうすんの……?」ハァハァ
垣根「よ、よくやったお前ら。こ、こ、この後は……しょ、証拠隠滅の後にファ
ミレスに戻るぞ」ハァハァ
麦野「しょ、証拠隠滅?」
垣根「あぁ、不安はゼロにしておきたいからな」ハァハァ
麦野「よ、よし任せて」バヒューンバヒューン
垣根「こ、公園が焼け野原に……。誰がここまで……、あーもーめんどくせぇ。
さっさとファミレス行くぞ」フラフラ
削板「ていうか、もう爆心地だ……」
御坂「今は、何も考えずに戻りましょ……」フラフラ
麦野「シャケー、シャケべーん」フラフラ
削板「おーい、俺を置いてくなー」フラフラ
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
・
ここで時間は前後し、場所は黄泉川家に移る
黄泉川家:深夜一時五十分
黄泉川「……」カタカタ
黄泉川「そろそろ一息いれるか……」スッ
黄泉川(いつの時代もデスクワークは面倒じゃんよー)カチャカチャ コポコポ
黄泉川(あー、お茶が美味しいー。)ズズッ
ヒュルルル
黄泉川(ん? なんだあれ?)ズズッ
パリーン!!
黄泉川「!! 何だ!?」サッ
黄泉川「……ゲコ太……?」ジーッ
ボトボトボトボトッ!!
黄泉川「うわぁ!! ま、まだ来るじゃん……」
芳川「愛穂ー、うるさいわ、静k……何これ」ガチャ
黄泉川「桔梗、良いタイミングじゃん! 一方通行を起こしてきてほしいじゃん
!」
芳川「え、え? わ、分かったわ……」タッタッ
黄泉川「頼むじゃん!」
黄泉川(だけど一体あれは何だ……?)
黄泉川(ゲコ太グッズなのは分かるけど得体が知れない……)
黄泉川(もし、いつかの事件の様に爆発物だったら早急に非難するべきだが……
)
黄泉川(だけど、どうにもそんな感じはしないし……)
黄泉川「ま、成るように成るじゃん」
黄泉川「しかし、外の公園からの雄叫びが気になるじゃん……」
黄泉川「方向的にも関係有りそうだけど今はどうしようも無いじゃん」
ガチャ
芳川「愛穂、連れて来たわ」ズルズル
一方通行「おいコラァ! 離せェ! ……ン?」
黄泉川「よし、危険だから桔梗は打ち止めのt「心配いらねェよ」へ?」
一方通行「だから、ソレは別に危険なモンじゃねェよ」
黄泉川「な、何で分かるじゃん……?」
一方通行「俺が頼んだンだよ」
黄泉川「」
芳川「」
一方通行「やっぱり窓からか、アイツら単純だなァ」
芳川「き、君にこんなカワイイ趣味があったなんてね……予想外だわ」
一方通行「俺じゃなくてあのk「うーみんなうるさーい、ってミサカはミサカはお
ねむな目をこすt……、何あれ」あー……、ちょうど良いか」
一方通行「オイ、喜べクソガキこれ全部お前のモンだ」
打ち止め「え、えーーーー!! こ、このゲコ太グッズ全部!?」
一方通行「オォ、全部だ」
打ち止め「やったーーーーー!! ってミサカはミサカは体全体で喜びを表現し
てみる!!」クルクル
黄泉川「分かったような分からないような……」
芳川「あ、止んだ。また来たりしないわよね?」
打ち止め「わーい、やっぱりサンタさんは居るんだね、ってミサカはミサカは気
付いてみる!」
芳川「サンタさん……?」
黄泉川「サンタさんは窓割ってまでプレゼント届ないじゃん」ボソッ
一方通行「カカッ、オイお前らも何か欲しいもんあるか?」
終り
347 : 垣根「ふぁみれす!」33/33[] - 2010/06/13 13:44:59.02 bPy8/Bo0 33/33これにて終了です
途中まで擬音が全角カタカナに気づいた時の絶望と焦燥は異常