劇場版[新編]叛逆の物語のネタバレを含みます
さやか「・・・・・・は?アンタ、いきなり何言ってんの・・・?」
ほむら「気づいたの。私達二人だけ、一度も本編で私服を着ていないという事に。あの佐倉杏子でさえ服を持っているというのに…」
さやか「いや、杏子は寧ろ制服の方がレアなんだけど・・・」
ほむら「決まりきった服装だけではまどかの注目を得られない。私達も服を買いに行きましょう」
さやか「いや、服装変えるだけならクローゼットから出せばいいんじゃない?」
ほむら「・・・・・・!貴女まさか・・・、私服を持っていると言うの!?」
さやか「持ってるわよっ!!女の子ですもの、ええ!てゆーか、新編のオープニングで季節物の服着てたでしょうが!」
ほむら「・・・・・・(ギリッ)!!この裏切り者・・・!」
さやか「何で私服持ってる方が珍しいみたいな言い方なのよ・・・。まさか、アンタ・・・その制服が一張羅なんてことは・・・」
ほむら「私は本編で、と言ったはずよ?オープニングはノーカンね(ファサ・・・」
さやか「話逸らしたな・・・。ま、いいけど。でも、それならアタシじゃなくてまどかを誘えばいいじゃない。
普通に遊びに行くことまでケチつけるつもりはないよ?」
ほむら「まどかはちょっとその・・・ね。避けられているみたいなの」
さやか「・・・何やったの?」
ほむら「リボンを結んであげただけよ」
さやか「スキンシップじゃない。それを許してくれたのに避けられてるの?」
ほむら「許してくれたんじゃなくて、私から結んだの。私のリボンを」
さやか「お前のかよっ!?一々愛が重いわ!」
元スレ
ほむら「美樹さやか。服を買いに行くわよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1384842770/
ほむら「そういうわけで美樹さやか。貴女を指名することにしたわ」
さやか「・・・一応聞くけど、一人で選ぶという選択肢はなかったの?」
ほむら「・・・・・・その、私はまどかと出会うまではずっと入院生活だったし、服とか選んだことなくて・・・。
一人でお店に入るのは抵抗が・・・」
さやか「(ポリポリ・・・)悪魔のくせに、変なところでヘタレねー・・・」
ほむら「し、仕方ないでしょう。まどかや巴マミと遊んでいた時は、殆どお茶を飲んでお喋りしていただけ
だったもの・・・。 ショッピングみたいなお金の掛かる遊びはしたことがないの」
さやか「まあ、学生だものねー。アタシも恭介にあげたCDは厳選してたし。・・・あれ?今はお金あるの?」
ほむら「ええ」
さやか「それも悪魔の力?・・・まさか、偽札じゃ・・・」
ほむら「とんでもない。真っ当なお金よ」
さやか「ふーん?バイトでも始めたの?悪魔のくせに」
ほむら「違うわ。佐倉杏子のやり方を少し真似ただけよ」
さやか「おま(ガシッ)わり(カチッ)さーーーーーーーーん!!」
ほむら「誤解しないでちょうだい。私はATMを破壊するような無粋な真似はしないわ」
さやか「時間を止めながら言っても説得力ないわ!ならどこから盗んできたのよ!?」
ほむら「行きつけのヤクザ事務所とチャイニーズマフィアの取引現場から失敬してきただけよ。決して汚いお金ではないわ」
さやか「ツッコミどころが多すぎる!アンタのせいで濡れ衣からマフィアの抗争が始まっちゃいそうだよ!」
ほむら「心配には及ばないわ。札束を抜いたところにはキュウべえを詰めてきたから」
さやか「何の解決にもなってない!!」
ほむら「今頃、飛び交う銃弾の中を必死で逃げ惑っているでしょうね・・・。クスクスクス・・・」
さやか「悪魔だ・・・本物の悪魔がいる・・・」
ほむら「お世辞は不要よ。では行きましょう。そろそろバスが来るわ」
~繁華街~
さやか「さ、着いたよ」
ほむら「ここが貴女のお奨めのお店?・・・・・・随分大きいのね」
さやか「色んなブランドが入ってるからねー。コレっていうお目当てが無いなら、こういう所で色々見て回るのが
一番じゃないかな」
ほむら「なるほど・・・」
さやか「それじゃ、テキトーに冷やかしてきますか」
~店内~
ほむら「・・・!これは・・・」
さやか「ん?なんかいいのあった?」
ほむら「この繊細な装飾、背徳的なデザイン・・・。これこそ、魔なる者となった私に相応しい・・・!」
さやか「・・・・・・ほむら。これどこで着るの?」
ほむら「勿論、外出時よ」
さやか「ベビードールは外出着じゃないっ!!」
ほむら「貴女も悪魔となった時の私の姿は見たでしょう?大して変わらないじゃない」
さやか「いや、アレだって街中歩く格好じゃないんだけど」
ほむら「あの服はダメになってしまったから、丁度良かった」
さやか「え?あれ服?イメージ映像じゃなかったの?」
ほむら「高温で乾燥機にかけたら縮んでしまったわ」
さやか「ナイロン製かよっ!?」
ほむら「これで『変身してもしなくても制服しかない女』のイメージを払拭出来る。
大手を振って日常シーンに参加出来るわ」
さやか「出来ないからね。私たちが行き着く先は魔女であって、痴女じゃないからね」
ほむら「どちらも大して変わりないでしょう」
さやか「円環に導かれた全ての魔法少女に謝れ!
・・・大体、こういうのはマミさんみたいな大人っぽい人にしか似合わないでしょ。
アンタみたいなまな板が着るような服じゃ・・・って、ほむらから呪いよりも禍々しいオーラが!」
ほむら「美樹さやか・・・!悪魔の心を削るとは、流石女神の騎士と言ったところかしら・・・!」
さやか「うわ、心底悔しそう・・・。そこまで気にするなら、世界を改変したついでに体格も変えればよかったじゃない」
ほむら「繰り返した。私は何度でも繰り返した。しかしどんなに繰り返しても、結果は変わらなかった・・・。
遺伝子の前には、努力など蚊ほどの意味も為さなかった・・・」
子供使い魔《ワッツァットゥー(べちゃ)》
子供使い魔《ワッツァットゥー(ぐちょ)》
さやか「自虐の気持ちはよくわかったから。店の中で柘榴浴びるのはやめて」
ほむら「持てる者に持たざる者の気持ちはわからないわ・・・」
さやか「アタシらまだ中学生なんだから、そこまで気にする必要ないでしょ。まどかだって似たようなもんだし。
ほら、まどかと同じブラを使えると思ったら気が楽でしょ?」
ほむら「どう楽になるのか分からないけど、それは無理ね。確かにカップは同じだけど、まどかはもっと小柄よ。
私が付けるとワイヤーがキツいもの」
さやか「そうなんだー。・・・えっ?」
ほむら「え?」
さやか「なんでまどかのブラのつけ心地なんて知ってんの?」
ほむら「……………」
さやか「……………」
ほむら「全く、人間の好奇心とは厄介ね。真実なんて知りたくもないでしょうに」
さやか「いや、すごく知りたいんだけど」
ほむら「これがダメと言うのなら、貴女ならどんな服を選ぶというのかしら?」
さやか「強引に話題を戻したな・・・。まあ、深くは考えないことにしよう。
・・・・・・ん~、そうねぇ・・・これとかいいんじゃない?」
ほむら「黒基調なのはいいけど・・・少し細すぎないかしら?・・・まさか、胸がないからとバカにしているの?」
さやか「胸から離れなさい。んと、アンタみたいな細身はラインを見せる方がいいと思うんだよねー。
で、こっちのベストを重ねてこう、シックな雰囲気の中にお嬢様っぽさを入れるみたいな?
ああ、こっちのゴスロリっぽいのもいいかもねー。アンタの黒髪に似合いそう。
いや、それともギャップ萌えを狙って白のフリルという手も・・・!」
ほむら「た、楽しそうね・・・」
さやか「まあねー。アンタはまどかや仁美とは全然違うタイプだからねえ、一度黒髪ロングの美少女を着せ替えさせて
みたかったのだー♪」
ほむら「びっ・・・コホン、・・・貴女、私をマネキンか何かと勘違いしていないでしょうね・・・」
さやか「してないしてない。さ、まずはこの服から行ってみようかー♪」
ほむら「・・・・・・もうこんな時間になっていたのね」
さやか「いやー、土曜の午後を丸々ショッピングで潰すなんて、随分久しぶりな感覚だねー」
ほむら「思っていたよりいい買い物が出来たわ。礼は言っておきましょう、美樹さやか」
さやか「へいへい。ご満足いただけて光栄でございますー」
ほむら「言葉だけというのも何だから、お茶くらいご馳走す・・・」
まどか「あれっ?ほむらちゃん。それと・・・クラスの美樹さん?」
ほむら「まっ、まどか!?」
さやか「うわっ、まどか・・・じゃないや、鹿目さーん。偶然だね~・・・アハハ」
ほむら「ま、まどか、これはその・・・!」
まどか「うわー、ほむらちゃん、その服かわいいー」
ほむら「そ、そう?(ああ・・・感謝するわ、美樹さやか・・・!)」
さやか「ま、アタシのチョイスだからねー」
まどか「そうなの?二人で一緒に服を買うって、なんかデートみたいだね!」
ほむら「そ、そう・・・?(心底恨むわ、美樹さやか・・・!!)」
まどか「あ、ゴメンねデートの邪魔しちゃって。ウェヒヒッ。それじゃ、私はこれで」
ほむら「え?ちょっとまってまどか・・・」
まどか「巴さん、なぎさちゃん、待たせちゃってゴメンなさい」
マミ「鹿目さんのお友達?」
まどか「はい、クラスメイトなんです。仲良さそうですよね。私も女の子同士でいいからデートしてみたいなー」
マミ「うふふ、じゃあ、今度私としてみる?」
まどか「ホントですか?うわぁ、楽しみです!」
なぎさ「巴さん、鹿目さん、はやく行きましょう。なぎさは巴さんの作ったチーズケーキが楽しみなのですー」
マミ「はいはい。急がなくても無くなりませんからね」
さやか「……………」
ほむら「……………」
さやか「あの三人、お互いの記憶が無いのにもう仲良くなったんだ…」
ほむら「……………」
さやか「(ポン)まあ、これからだよ・・・」
ほむら「まどかっ!まどかあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
その後、クラスでペアを組まされる時、クラスメイトが不自然な動きでほむさやを誘導するようになりましたとさ。
さやか「いや、マジごめん」
ほむら「…………。(べちゃ)(ぐちょ)(びちゃ)」
おしまい


これはいいキャラクターになりそうだな