~公園~
綾乃「あら船見さん」
結衣「綾乃……こんにちは」
綾乃「どうしたの、こんな時間にこんな所で」
結衣「うん、ちょっと探しものしててね……綾乃は?」
綾乃「私も、ちょっと用事があって……けど、もう帰る所よ」
結衣「そっか」
綾乃「あんな事があった後ですもの、家族を心配させるといけないしね」
結衣「……そうだね」
綾乃「じゃあね、船見さん」
結衣「じゃあね」
フワッ
結衣(あ……)
結衣(今、京子の匂いが……)
元スレ
結衣「綾乃から京子の匂いがする」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1384596641/
~翌日~
~生徒会室~
綾乃「ふら、船見さん、いらっしゃい」
結衣「こんにちは、綾乃」
綾乃「珍しいわね、船見さんが1人で生徒会室に来るなんて」
結衣「うん、ちょっと聞きたい事があってね」
フワッ
結衣「……」
綾乃「船見さん?」
結衣「あ、ごめん」
結衣(また……京子の匂いがした)
結衣「綾乃はさ、強いよね」
綾乃「え?」
結衣「あんな事があったのに、ちゃんと生徒会の仕事をこなせるんだもん」
綾乃「……」
結衣「それに引き換え、私は駄目だな」
綾乃「船見さん……」
結衣「部活にも、もう出てないし……京子の残り香だけを探す毎日だ」
綾乃「……」
結衣「……」
結衣「綾乃はさ、京子が好きだったんだろ?」
綾乃「……!」
結衣「前からね、何となく感じてたんだ」
綾乃「……そう」
結衣「うん……」
綾乃「……」
結衣「だからこそ、綾乃の事を強いって、尚更思う」
綾乃「……別に、私は強くなんて無いわ」
結衣「そう?」
綾乃「ええ……」
綾乃「こうやって、毎日毎日忙しく生徒会の仕事をしてるのだって、気を紛らわせるためにしてるような物よ」
結衣「そっか……」
綾乃「私からしたら、船見さんの方が強いなって思えるわよ?」
結衣「私が?」
綾乃「ええ、だって式の時も全然泣いてなかったし……」
結衣「……うん、何か、実感がわかなくてね」
綾乃「そう……」
結衣「だって、突然あんな事言われても、実感なんて湧くはずないよ」
綾乃「……」
結衣「京子の、遺体だって見せてもらえなかったんだし」
綾乃「……仕方ないわよ、頭部が、無かったって話なんだし」
結衣「……」
綾乃「……」
結衣「……何処行ったんだろうね、京子の頭」
綾乃「……何処行ったのかしらね、歳納京子の頭」
結衣「綾乃はさ、もし会えるなら、もう一度京子に会いたい?」
綾乃「……ええ、会いたいわね」
結衣「……そっか」
綾乃「……」
結衣「……」
フワッ
結衣「……やっぱり、するね」
綾乃「え?」
結衣「うんん、何でも無いよ、綾乃」
~翌日~
~生徒会~
結衣「綾乃、こんにちは」
綾乃「いらっしゃい、船見さん」
結衣「仕事、忙しい?」
綾乃「別に忙しくないわよ、昨日も言ったけど、気を紛らわせる為にいっぱい仕事し過ぎちゃったから」
結衣「そっか」
綾乃「……船見さん?そのかばん、何か持ってきたの?」
結衣「ああ、うん、ちょっとね……よっと」
綾乃「板?」
結衣「うん、実家にね、古いものが置いてあったんだ」
綾乃「何かしらこれは」
結衣「……こっくりさん」
綾乃「え?」
結衣「綾乃は、こっくりさんって知ってる?」
綾乃「ええ、知ってるわ、紙とコインを使ったおまじな遊びよね?」
結衣「うん、正確には『こっくりさん』と呼ばれる霊と交霊する儀式なんだ」
綾乃「そうそう、そんな感じ」
結衣「けどね、実際に現れる霊は固有の『こっくりさん』と呼ばれる霊じゃないらしいんだ」
綾乃「どういうこと?」
結衣「近くにいる霊を『こっくりさん』として招き寄せる儀式なんだよ」
綾乃「近くにいる……霊……」
結衣「そう」
綾乃「……」
結衣「……」
綾乃「もしかして、船見さん」
結衣「うん、そうだよ、綾乃」
結衣「私は、京子の霊を『こっくりさん』として呼びよせるつもり」
綾乃「そんな事……」
結衣「可哀そうだって思う?」
綾乃「……」
結衣「けどね、私はどうしても京子ともう一度会いたいの」
綾乃「……」
結衣「綾乃だって、そう言ってただろ?」
綾乃「……けど、けど本当に歳納京子が現れるとは限らないし」
結衣「それは大丈夫だと思うよ」
綾乃「え?」
結衣「……ま、駄目でもともとだからさ、やってみない?」
綾乃「……」
結衣「これ、1人では無理なんだよ、私を助けると思って……ね?」
綾乃「……判ったわ」
結衣「ありがと、綾乃」
結衣「今回は紙じゃなくて私が持ってきた板を使うね」
結衣「年季が入った物の方が成功率は高いはずだから」
結衣「あとは、京子の生まれた年の5円玉も用意したし……」
結衣「あ、この五円玉って言うのも、ご縁にかけてるんだ」
綾乃「……色々と準備がいいのね、船見さん」
結衣「うん、事前に準備を整えるのが私のスタイルだからね」
綾乃「……」
結衣「よし、準備完了……と」
結衣「綾乃、一応確認するけど、こっくりさんのルールは知ってるよね?」
綾乃「ええ、知ってるわ」
結衣「じゃあ、始めるね……」
綾乃「ええ……」
「「こっくりさん、こっくりさん」」
「「どうぞこちらにおいでください」」
「「もしいらっしゃったなら、鳥居からの前までコインを動かしてください」」
結衣「……」
綾乃「……」
スーーーーッ
結衣「……!」
綾乃「う、動いたわ……」
結衣「うん……ちゃんと鳥居の絵の所まで行ってくれたね」
結衣「最初の接触としては良い感じかな」
綾乃「あ、あの、船見さん?」
結衣「なに?」
綾乃「これ、船見さんが動かしてるわけじゃないのよね?」
結衣「……違うよ、綾乃」
綾乃「そ、そう……」
結衣「よし、じゃあ質問してみようか」
綾乃「質問?」
結衣「うん、こっくりさんは質問に答える為に呼ばれた者だから、質問しないと怒っちゃうよ」
綾乃「じゃ、じゃあ、貴女は歳納京子ですかって質問を……」
結衣「駄目」
綾乃「え?」
結衣「相手の名前を聴くのはタブーだよ……ここに来てるのは、あくまで『こっくりさん』なんだから」
綾乃「そ、そうなの……」
結衣「けど、直接聞きさえしなければ、相手が誰かを特定できる方法は有ると思う」
綾乃「直接……聞かないで……」
結衣「うん」
綾乃「……判ったわ」
綾乃「……じゃあ、質問するわ」
結衣「うん」
綾乃「……こっくりさん、こっくりさん」
結衣「……」
綾乃「……」
結衣「……」
綾乃「……貴女は、私の事が、好きですか?」
グンッ
結衣「……!?」
綾乃「動いたわね」
結衣「う、うん、凄い力だった」
綾乃「そう?」
結衣「えっと……コインが辿った文字は……」
だ
い
す
き
結衣「……」
綾乃「……」
綾乃「良かった……良かったわ……本当に良かった……」
結衣「綾乃?」
綾乃「これ、本物の歳納京子よ、本物だわ……」
結衣「……」
綾乃「また会えて、本当に良かった……」グスッ
結衣「……」
綾乃「私も、大好きよ、大好きだったの、歳納京子……」
結衣「……」
綾乃「あ、ご、ごめんなさいね、泣いちゃって」
結衣「いいよ……」
綾乃「私の質問は、これで終わりよ……」
綾乃「これだけで、随分満たされたわ……」
結衣「そっか……」
綾乃「船見さんも、質問するのよね?」
結衣「うん」
綾乃「じゃあ、続けましょう」
結衣「そうだね」
綾乃「……」
結衣「……こっくりさん、こっくりさん」
綾乃「……」
結衣「貴女の首を取ったのは誰ですか」
綾乃「……!?」
結衣「……」
綾乃「ふ、船見さん?貴女なんて質問を……」
グインッ
綾乃「……!?」
結衣「……!?」
綾乃「こ、こいんが動いた……!」
結衣「さっきより強い力が……」
綾乃「え、えっと、コインが辿った文字は……」
に
綾乃「に?」
げ
て
結衣「げて?」
に
げ
て に
げ
に
げ て に
て げ
て
に て
げ に
げ
て
綾乃「逃げてって……何から逃げるのかしら」
綾乃「変な歳納京子、逃げる事なんて何も無いのに」
結衣「……」
綾乃「船見さん?どうかしたの?」
結衣「……綾乃はさ、さっき、京子の事、好きって言ったよね」
綾乃「……言ったかしら」
結衣「うん」
綾乃「……そうね、言ったわね」
結衣「京子に告白とか、しなかったの?」
綾乃「……」
結衣「……」
綾乃「……したわ」
フワッ
結衣(あ……また、京子の香りが……)
綾乃「……ちょうどね、歳納京子があんな事になる数時間前にね、告白したの」
綾乃「わたし、ちゃんと勇気を振り絞ってしたのよ告白、千歳とかにも後押しされたけどね」
綾乃「歳納京子をね、体育館の裏に呼びだして告白したの、好きですって言ったの、伝えたの」
綾乃「前の日からね、寝ないで告白文句を考えてたのよ、いっぱいいっぱい考えて」
綾乃「今までも努力してたわ、歳納京子の明るさに負けないくらいの自分になろうって」
綾乃「生徒会に入ったのもそのためだったしね、全ては歳納京子の為だったの」
綾乃「あの日の為に全部費やしたの、だからね、だから、その告白が」
結衣「綾乃……?」
綾乃「……告白、が」
綾乃「ふ、ふふふ、あははは……」
結衣「どうしたのさ」
綾乃「別に、何でも無いわ……」
結衣「それで、どうなったの?」
綾乃「え?なにが?」
結衣「京子に告白して、どうなったの?」
綾乃「……ふふふ」
結衣「綾乃?」
綾乃「勿論、勿論成功したわよ、当たり前よ、当たり前なのよ、ふふふ……」
結衣「……」
綾乃「告白にOKして貰って、そのまま別れて荷物を持って家に帰ったわ」
結衣「……」
綾乃「家に帰ったの……」
結衣「……そっか」
結衣「綾乃はさ、嘘つきだよね」
綾乃「え?」
結衣「大うそつきだ」
綾乃「……嘘なんて、ついてないわ」
結衣「……」
綾乃「どうして、そんな事を言うのかしら、船見さん」
結衣「……」
綾乃「……」
結衣「あのね、綾乃に告白された後、京子は一度私に連絡を入れてるんだよ」
綾乃「……!」
結衣「だからね、私にはわかるんだ、綾乃が嘘をついてるって」
綾乃「……嘘じゃないわ」
結衣「嘘だよ」
綾乃「何も嘘なんてついてないわ」
結衣「嘘」
綾乃「ほんとうよ!」
シャッ
に
げ
て
結衣「綾乃は、京子から告白の返事を貰った時、キス、したでしょ」
綾乃「……!」
結衣「京子ね、凄く嬉しそうにそれを私に言って来た……」
綾乃「……そ、そう……歳納京子は、本当におしゃべりね……」
綾乃「誰にも言わないでって、いったのに……いった、のに……」グスッ
結衣「綾乃?京子ともう一度、キスしたいの?」
綾乃「……ええ、したいわ」
結衣「そっか……」
シャッシャッシャッ
に
げ
て
結衣「綾乃がそう言うんじゃないかなと思って、今日は鞄の中に入れて連れてきたんだ」ゴソゴソ
綾乃「ちょ、船見さん?何してるの?」
結衣「ちょっと待ったね……はい、お外だよ」ゴソゴソ
綾乃「……え」
結衣「ごめんね、京子、狭い所に居れちゃって」
京子「……」
綾乃「と、としのうきょう……こ」
結衣「ごめんね、綾乃、京子は私の所にいたいってさ」
結衣「ね?京子」
京子「……」
綾乃「あ、貴女……貴女まさか……」
結衣「うん、最初はね、京子も判ってくれなかったんだ」
結衣「いっぱい説明したんだけどね」
結衣「京子には私の方がふさわしいって」
結衣「最後には京子、泣きだしちゃって……」
結衣「私考えたんだけど、京子の喉が悪いんだと思うんだよ」
結衣「あんな言葉を私に投げかけるなんて、絶対おかしいもん」
結衣「だからね、京子の喉を切ってあげたの」
結衣「そしたら!京子は私の悪口言う事なくなったんだ!」
結衣「私の事気持ち悪いとか言わなくなった!それどころか!」
結衣「私の言う事は何でも聞いてくれる!何時も笑ってくれる!」
結衣「ずっと一緒にいてくれる!そんな理想の京子になってくれたんだ!」
結衣「これってすばらしいよね!?綾乃にならこの素晴らしさ判るよね!?」
綾乃「……」
結衣「けどね、一つだけ困った事があったんだ」
結衣「それはね、匂い」ボソボソッ
結衣「何でか判んないけど、何日か経ったら、京子から変なにおいがし始めたんだ」ボソボソッ
結衣「あ、これ京子には秘密ね、京子知ったら悲しむから」ボソボソッ
綾乃「……」
結衣「多分ね、京子は匂いを何処かに落としちゃったんだと思うんだ」
結衣「だから、京子が良く遊ぶ所を探してたんだよ」
結衣「公園とかね……あ、前にあそこで綾乃に会ったよね」
結衣「その時、綾乃から京子の匂うがしたんだよ」
結衣「不思議だよね、京子は家にいるのに」
結衣「それでね、ちょっと思ったんだ……」
結衣「ひょっとしたら、京子の魂の一部が、綾乃と一緒にいるんじゃないかなって」
結衣「ほら、京子は優しいからさ、綾乃が悲しんでるのを見て、多分放っておけなかったんだよ」
結衣「けど、けどね、それっておかしいよね」
結衣「京子の物は、京子の所へ返さないと行けないよね?」
綾乃「……」
結衣「だからね、だから、綾乃?」
綾乃「……」
結衣「今からこの包丁で……」
綾乃「船見さん」
結衣「え?なに?」
綾乃「……こっくりさんのルールって知ってるわよね」
結衣「……そりゃ知ってるよ、綾乃」
綾乃「じゃあ、こっくりさんをするにあたって、してはいけない事を言ってみて」
結衣「……今さら、そんな事言う必要あるの?」
結衣「私がこっくりさんを用意したのは、あくまで京子の霊がここにいるって確証を得たかったから」
結衣「それが判ったらもうこっくりさんなんて……」
綾乃「……」
結衣「……まあいいよ、綾乃の最後のお願いだし」
綾乃「……」
結衣「1:相手の事はこっくりさんと呼ぶ事……正体に着いて直接質問しない」
結衣「2:何か1つは質問をしないと失礼にあたる、その場合は帰ってもらえない」
結衣「3:こっくりさんに帰って貰う時はちゃんとお願いして鳥居に戻ってもらう」
結衣「こんなものかな?」
綾乃「抜けがあるわよ、船見さん」
結衣「……そんなの、どうでもいいよ」
綾乃「4:こっくりさんをしている時は……」
結衣「ばいばい……綾乃」
「決して、コインから指を放してはならない」
ガチッ
綾乃「……」
結衣「……ん?」
綾乃「……」
ガチガチガチッ
結衣「何の……音だろ……」
結衣「綾乃……?」
綾乃「……」
結衣「じゃ、ないよね……そ、それに、何?」
結衣「誰かの、視線を感じる、誰?」
結衣「あ、綾乃じゃないし、おかしいよね、この部屋には私と綾乃しか……」
ガチガチガチガチガチガチッ
結衣「……」
結衣「きょう……」
ガチガチガチガチガチガチッ
結衣「こ……?」
結衣「ど、どうして、そんな目で私を睨むの?」
ガチガチガチガチガチガチガチガチガチッ
結衣「どうして、そんなに歯を剥き出しにして睨むの?」
結衣「そ、それに……こ、この匂い」
結衣「お、おかしいよ、京子、だって出る前にいっぱい消臭剤まいてあげたのに」
結衣「あ、あれだけ撒けば、数日は持つはずなのに、ど、どうして京子の匂いが」
結衣「く、腐った匂いがするの?や、やめて、やめてよ、京子は腐ってなんかいない」
結衣「京子は自分の意思で私の所にいてくれてるんだから腐るはずない死んで何かない」
結衣「だから臭くなんて無い死臭なんてしない、ね?そうだよね京子」
ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチッ
結衣「や、やだやめて、そうだ、口で息をすれば匂いは……」
結衣「ど、どうして?鼻で息してないのにどうして死臭がするの?」
結衣「い、いやだ、いやだよ、こんな京子嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
結衣「匂いなんてしないしないしないはずなんだお願いもう許して私の京子を帰して」
結衣「見るな私を見るな京子はそんな目で私を見ない違うそんなの京子じゃない」
結衣「お前誰だ誰だ変なにおいがするこわいあっち行けあっち行け来るなこっち来るな」
結衣「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
結衣「臭い……臭いよ……怖いよ……」ガチガチガチッ
綾乃「……」
綾乃「こっくりさん、こっくりさん、お帰り下さい」
綾乃「お帰り下さるなら、鳥居までお越しください」
スッ
綾乃「……」フゥ
綾乃「良かった」
綾乃「船見さん」
結衣「怖い怖い怖いよ匂いが来るよ追いかけてくるよ」ガチガチガチガチッ
綾乃「私もね、探してたの」
結衣「助けてお願いします京子助けて助けて」ガチガチガチッ
綾乃「無くなっちゃった、歳納京子の頭を探してたの」
結衣「手にね京子の血がついたのそれが凄く臭かったの凄くショックだったの」ガチガチガチッ
綾乃「返してくれて、ありがとうね、船見さん」
京子「……」
綾乃「さ、歳納京子、一緒に帰りましょう、私の家へ」
綾乃「ご飯を食べさせてあげて、一緒にお風呂に入って、一緒に眠りましょうね」
京子「……」
結衣「京子の匂いが腐った匂いが」ガチガチガチッ
綾乃「もう、船見さんったらおかしな人ね……」スリスリ
京子「……」
結衣「匂いがするよ匂いが追いかけてくるよ」ガチガチガチガチッ
綾乃「歳納京子は、良い匂いしかしないのに」スリスリ
完
に
げ
て