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前スレ⇒【 百合子「お兄様…」一方通行「……へ?」 】
7月19日 お昼
美琴「あ、いたいた。おーい!百合子ー!」ブンブン
黒子「シスターさんもご一緒ですのね」
百合子「御坂さーん!黒子さーん!」パタパタ
禁書「お腹すいたんだよ」グキュルルル-
百合子「お二人ともお疲れ様です」
美琴「やーっと明日から夏休みよ!んんー!遊ぶぞー!」
黒子「今年は百合子さんもいますし、楽しくなりそうですね」
元スレ
一方通行「百合子、コーヒー淹れてくれ」百合子「はいっお兄様♪」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1273769854/
ファミレス-ガールズトーク-
美琴「そういえば一方通行と打ち止めは?」
百合子「打ち止めさんは今日は病院で妹達さんと会っています。えと、お兄様は…お誘いしたのですが…」
黒子「?」
百合子「昨晩、芳川さんが借りてきたホラー映画観賞会に付き合ってたのでまだ寝てます」
美琴「自堕落…」
百合子「あっ、あとお兄様暑いの苦手なので…最近は日が暮れる前後にしかお外出ないんです!」アワワ
禁書「それ、あんまりフォローになってない気がするんだよ」
美琴「ねね、それより夏休みどっか旅行とか行ってみようよ!」
百合子「旅行、ですか?」
美琴「海!私、海行きたいんだー」
黒子「お姉様、先日海水浴や旅館のパンフレットを色々見ていたと思ったら…」
禁書「日本の旅館ってすっごい素敵なんだよ!」
百合子「わぁ、楽しみです♪」
美琴「OK!決まりね!なんかリクエストとかある?私はバーベキューしたいし、スイカ割りもしたいんだけど…」
百合子「そう、ですねー…あ。あまり人で混雑しなさそうなところ…とか…。お兄様、人が多いところは苦手なので…」
黒子「そうですわね…どちらかというと田舎っぽさのあるのんびりしたところの方がゆっくり楽しめそうですの」
美琴「りょーかい!あんたは?何かリクエストある?」
禁書「おいしいものがいっぱい食べれればいいんだよ!」
美琴「そーいうと思ってた!任せて!私がみんなのリクエストを叶えるプランを立ててみせるわ!」グッ
黒子「日程はどうしますの?黒子は来週の木曜日まで風紀委員の研修などがありますので、それ以降でしたら…」
美琴「あ、そっか…じゃー金曜からでいいんじゃない?2泊3日くらい?」
百合子「私はそれで大丈夫です」
禁書「私も大丈夫なんだよ!あ、とうまはどうなんだろ…」
黒子「あの殿方でしたら暇そうなので大丈夫じゃないですの?」
禁書「それもそうだね!」
美琴「一方通行も平気そうかしら?」
百合子「たぶん…。今日帰ったら聞いてみます」
コンコン
美琴「?…今窓が叩かれたような………!!」
禁書「あ、とうまだ!ナイスタイミング!なんだよ!!」
上条「よぉ!インデックスが今日は御坂たちとファミレス行くって言ってたから寄ってみたんだ。俺も同席していいか?」
美琴「しっ、仕方ないから同席させてあげるわっ!///」
黒子「お姉様、さっきのお話をした方がよろしくなくて?」
美琴「あっ、そ、そうだった…!」
上条「話?」
禁書「そう!みんなで旅行に行こうって話してたんだよ!」
美琴「黒子が来週の木曜まで風紀委員の仕事があるから、その次の金曜から2泊3日くらいで、って考えてるんだけど、あんたも…行く、でしょ?」ゴニョゴニョ
上条「えっ、金曜日?」
百合子「あわわ、何かご予定がありましたか?」
上条「…………補習が………」
美琴「補習ぅ!?…あれ?でも期末はまぁまぁ成績良かったって喜んでたじゃない?一方通行に教えてもらったって…」
上条「数学は、そう、上条さん史上最高の78点ですよ」
黒子(学園都市第一位の頭脳を借りて、それでも78点ですの…?)ゴショゴショ
禁書(しっ!そこは突っ込まないであげてほしいんだよ!本当に大喜びで珍しく食卓にお肉が並んだんだから!)ゴニョゴニョ
上条「でも、それ以外を勉強するのを忘れてて………」
美琴「………………………」
百合子「ごっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!お兄様もあれから数学の教え方を色々考えてて…あの、数学しか…考えてなくて…。
お、お兄様も真剣だったんです!それでっ、あの、…力を入れ過ぎちゃって…他の教科のこと…忘れちゃってて…お、お兄様も悪気はなくて…
あのっ、ご、ごめんなさいぃぃ!!」ウワァァン
禁書「ゆっ、ゆりこ落ち着くんだよ!元はと言えば他の教科のことをすっかり忘れてたとうまが悪いんだよ!ゆりことあくせられーたは悪くないんだよ!」アワワ
上条「そ、そうだぞ!それに上条さんは万年補習組で慣れてるからな!日常みたいなもんだよ!それに人生最高点の78点を取れたんだ!本当に感謝してるんだぜ!」
百合子「ふぇぇ…」
美琴「で、あ、あんたはいつまで補習なの?」
上条「あー、その金曜日の昼まで。そっからは特に予定はないぞ」
美琴「じゃー、金曜の昼…じゃードタバタしちゃうから、…じゃー土曜日?」
上条「んー、月曜日からの方が都合がいいかな…旅行行くなら少し着替えとか買いたいし、土日の間に部屋の掃除もしたいし…。
っていうか御坂はなんでそんなに急いでるんだ?」
黒子「お姉様は一刻も早くみなさんと遊びたいんですのよ」
美琴「くっ、黒子っ!」
禁書「短髪って子どもっぽいー」
美琴「こ、子どものあんたに言われたくないわよぉ!」
百合子「旅行、楽しみですねー」ホワホワ
美琴「んー、じゃー月曜日からかー…。はー、それまで何してようかなー。黒子と初春さんは風紀委員で一日中いないし、佐天さんも実家に帰るって言ってるし。
あ、ねぇねぇ百合子、百合子はどこか行きたいとことかある?他の学区とかまだ行ったことないでしょ?」
百合子「ふぇ?え、わ、私ですか…?えっと…と…んんー…」
美琴「水族館とかー、プラネタリウムもあるし、遊園地はみんなで行きたいけど…買い物とかー…」
百合子「むむむぅ…。………あ!学校!学校行ってみたいです!」ポン
禁書「学校?」
百合子「はいっ!知識としてはあるのですが、実際行ったことなくて…授業とかどういう風にしてるのか…とかちょっと気になっていたんです…」
上条「そーいや一方通行も最近はやたら学校の話題を聞いてたなぁ…。そっか…それならちょっと俺の担任に聞いてみようか?」prrrr
子萌『はいはーい、どうしましたか?上条ちゃん。通知表のことで相談なのですか?』
上条「いや、それに関しては忘れさせてください。…えっと、俺の友人でちょっとワケありで学校に行ったことのない子がいるんですよ。それで、見学とか出来ますかね?」
子萌『うーん…そうですねー…先生の時間がある時ならー…。あ、補習最終日は午前中まででしたね。そのあとなら大丈夫ですよー』
上条「本当ですか?ありがとうございます。…百合子ちゃん、大丈夫だってよ!来週の金曜の午後からなんだけど、平気?」
百合子「ひゃ、わ…あわわ、いいんですか?…あぅ、あ、ありがとうございますっ!」
子萌『上条ちゃーん?また女の子ですか?…むー…、その子がそこにいるなら代わってもらってもいいですか?』
上条「えっ、あ、はい?…百合子ちゃん、電話…」
百合子「ふぇ?あ、……えと…あの、お電話代わりました…あの、ありがとうございます!」
子萌『大丈夫なのですよ。初めまして。上条ちゃんの担任の月詠子萌と言います。子萌でいいのですよ』
百合子「ひゃ、は…はい!こ、子萌、先生…!あ、わ、私は百合子と申しますっ!よ、よろしくお願い致しますっ」ペコッ
子萌『よろしくなのですよー百合子ちゃん。それでですね。学校に行ったことがないとのことですが、その辺は先生も詮索はしませんので安心してください。
見学がしたい、とのことですがー…』
百合子「はっ、はい!ご、ご迷惑おかけします!!」ペコッ
子萌『そこで、先生から提案なのですが、授業体験をしてみませんか?補習が終わってからは先生も時間があるので1時間くらいなら教室で授業してあげるのですよ』
百合子「えっ、ほ、本当ですか!?…わ、私…授業…受けていいんですか…?」
子萌『もちろんなのですよ。上条ちゃんのお友達で上条ちゃんのお願いですからね。先生も頑張るのですよー』
百合子「ひゃ、わ、…あ、ありがとうございますっ…!!………あっ、あの…大変厚かましいのですが……も、もう一人…呼んでもいいですか?」
子萌『大丈夫なのですよ。上条ちゃんも一緒に受けさせるつもりですし、たくさんいた方が楽しいですからね』
百合子「あ、ありがとうございます!!本当にありがとうございます子萌先生っ!…わ、わぁ…う、嬉しいです…えへへ…楽しみですー」
美琴「良かったわね、百合子。…それにしても、高校ってどんな勉強してるの?」
上条「上条さんにもさっぱり」
黒子「いい機会ですの、わたくしたちもその体験授業に参加してよろしいでしょうか?」
百合子「こ、小萌先生はたくさんいた方が楽しい、って言ってました…」
上条「それなら俺が明日補習の時に聞いておくよ」
禁書「とうま!私も学校行って授業受けてみたいんだよ!」
上条「じゃー、いつものメンツで聞いておくか」
***
夕方
打ち止め「たっだいまー!!ってミサカはミサカは豪快に玄関を開けてみたり」バタン
百合子「ただいま戻りましたー」
一方通行「おいクソガキ、てめェもう少し静かに…ぐェ!」ドサッ
打ち止め「学校に旅行!学校に旅行だよってミサカはミサカはソファで横になってるあなたにダイブしてみる!」
一方通行「意味が解ンね」
百合子「来週の金曜日、当麻さんの学校で授業を受けるんですよー!」
一方通行「…へ?」
打ち止め「ユリコがね、学校に行ってみたいって言ったら、話が進んで見学&体験授業してくれることになったんだよってミサカはミサカはあなたに教えてみる」
一方通行「…へ、…へェ…そりゃァ、良かったなァ…ま、まァ、…楽しンで来いよォ…」ソワソワ
百合子「お兄様も一緒に行きましょう!ぜひっ!!」ズイッ
打ち止め「そうだよー!みんなで来ていいって言ってたよ!ってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張ってみたり」グイグイ
百合子「お、お兄様も学校のこと気にしてたのでっ…あの、行きましょう!!みんなで授業受けてみましょう!!」グイグイ
一方通行「………………あァ…えっと…」
打ち止め「………!」キラキラ グイグイ
百合子「………!」キラキラ グイグイ
一方通行「………そ、そこまで言うなら…い、行ってやらねーこともねェけど…」
打ち止め・百合子「「!!」」パァァ
打ち止め「やったー!いえーい!みんなで学校だーってミサカはミサカはいえーい!ってしてみる!いぇーい!」バンザイ
百合子「ぃ、いぇーい!///」バンザイ
一方通行「…で、学校の件は解った。旅行はなンだ?」
百合子「いぇい!」ビシッ
一方通行「こっち向いてピースされても解ンねェぞ。なンだその無駄にいい自信に満ちた笑顔は…」
打ち止め「えっとね、お姉様が海に行きたいってことで、再来週の月曜日から2泊3日でどこか旅館に泊って遊ぼうって言ってたんだって
ってミサカはミサカは「いぇーい!」が気にいったユリコの代わりに説明してみる」
百合子「海行ったり、バーベキューしたり、花火したりするみたいです!どれも初めてだから、…はぅ…今からもうドキドキしてます…!」
一方通行「つーか俺ら学園都市から出られンのか?」
打ち止め「………な、なんとかなるはず!ってミサカはミサカは根拠もなく言ってみたり!」
百合子「あわ、あわわわわ!!…わ、私や打ち止めさん、インデックスさんはIDないですもんね!…ど、どどどど、どうしましょうお兄様!!」オロオロ
一方通行「その前に俺も出られるか解ンねェンだけど…?」
百合子「はぅあ!!」ガーン
打ち止め「でも、あなたってやろうと思えば学園都市からだって出られるでしょ?ってミサカはミサカはなんでもありっぽい一方通行の存在を信じてみたり」
***
体験授業当日・金曜日
美琴「無理だったらあんたには能力で壁を越えてもらおうと思ってたんだけどね、ほら、許可証貰えたわ」ヒラヒラ
一方通行「………よォく発行出来たもンだなァ……つーか、ダメ。暑っちィ。中入ろうぜ…」ジリジリ
黒子「インデックスさんがまだですの」
御坂妹「時間的にはまだ余裕はありますが…」
百合子「わー、このスケジュール全部御坂さんが作ったんですか?…えっと、学園都市から出て近くの駅から電車で東京駅まで、東京駅から新幹線…
すごいですー!新幹線ですよ!新幹線!電車もまだ乗ったことないから何から何まで楽しみですねー」
打ち止め「東京って人がいっぱいなんだよねー…学園都市じゃないから色んな年齢層の人がいっぱいなんだろうなー…ってミサカはミサカは妄想を膨らませてみる」
禁書「お待たせー!」ペッタペッタ
一方通行「おっせェぞシスター!溶けるかと思ったじゃねェか!」
禁書「あ、あくせられーたもかき氷食べる?」シャックシャック
一方通行「寄り道してやがったな…!」
百合子「そ、それがかき氷ですか!うわー、初めて見ました!」
禁書「冷たくておいしいんだよ!一口どうぞ」
百合子「ありがとうございますー!…あー…んむ、はわ!おいしいですね!冷たくてさっぱりしてて…えへへー」
御坂妹「それでは、学校に入りましょう。ちょうど午後になった頃ですし…」
とある学校・玄関
上条「よー!みんな揃ってるか?」パタタタ
禁書「とーま!」ブンブン
美琴「時間ぴったし、ね。こっちも全員揃ってるわ」
御坂妹「感覚共有もばっちりですとミサカはMNW配信中の旨を伝えます」
打ち止め「他の妹達も学校は初めてだもんねーってミサカはミサカは我慢できずに廊下を走ってみたり!」トテテテー
一方通行「おいっ!転ぶなよ!!」
打ち止め「大丈夫ーってミサカはミサカは「こらー!」
小萌「廊下は走っちゃダメですよー」
上条「あ、子萌先生…」
打ち止め「ご、ごめんなさいってミサカはミサカは……あれ?」
一方通行「あン?…このちっせェのは…」
小萌「打ち止めちゃん、一方通行ちゃん。相変わらず元気そうでなによりなのですよー」
上条「…あれ?知り合い?」
小萌「この二人に関しては昨日、黄泉川先生から聞いていたのですよー」
上条「あ、そっか…一方通行たちは黄泉川先生んとこに世話になってるしな…」
小萌「それ以前にもちょっと会ったことがあるのですが、それは置いといて…。えっと、私が上条ちゃんの担任の月詠小萌で今日はあなたたちを案内するですよー」
美琴「………先生?」
黒子「ど、どう見ても小学生にしか見えませんの…」
御坂妹「いえ、お姉様、この人は本当に先生ですとミサカは以前上位個体を通じて知っていたことを告げます」
小萌「えっと、あなたが御坂美琴さんですね。学園都市第三位さんということで先生もお名前は知ってたのですよー。常盤台とは違って平凡な学校ですが
楽しんでいってくださいね」
美琴「は、はい!よろしくお願いします」ペコッ
小萌「えっと、そして美琴さんの妹さん、ですね?…あなたもワケありとのことですが…特に詮索はしないので、今日一日は普通の学生になった気持ちで
良い思い出を作っていって欲しいのですよ」
御坂妹「はい、ありがとうございますとミサカは深々とお辞儀します」ペコッ
小萌「白井黒子さん、は…えっと風紀委員もやっているのですよね。レベル4の空間移動能力者さんとお伺いしてます。風紀委員でさまざまな学校の生徒さんと
触れ合うことが多いと思いますが、立場の違いや生活環境の違いをここで学んで風紀委員活動に役立ててほしいです」
黒子「はい、この体験を学園都市を守る風紀委員として役立てたいと思います」ペコッ
小萌「シスターちゃんはとっても知識欲が高いですからね。学生さんになった気持ちでたくさんのことを吸収してもっともっとたくさんのことを覚えて欲しいのですよ」
禁書「もちろん!任せて欲しいんだよ!」
小萌「打ち止めちゃん。もしかしたら高校の授業はあなたには難しいかもしれませんが、いつかのためにこの雰囲気だけは覚えていってほしいのですよ」
打ち止め「はっ、はい!小萌先生!ってミサカはミサカはぐっと握り拳を掲げてみる!」グッ
小萌「一方通行ちゃん。まさか学園都市で一番の優秀さんを生徒さんに出来るとは思ってなかったのですよ。あなたにとってはとてもつまらない授業かもしれませんが
みんなと一緒に受ける授業の楽しさを覚えて、そして忘れないでほしいのですよ」
一方通行「…………あァ」
小萌「そして、えっと…」
百合子「ひゃ、ぁ…」アワワワ
小萌「学校に行ってみたいと言ってくれて先生は本当に嬉しいのですよ、百合子ちゃん。お陰でこんなにたくさんの子たちが集まってくれました。
たくさんたくさん思い出を作っていってくださいね」
百合子「はっ、はい!本当にありがとうございます!わ、私なんかの我がままのためにみなさんに尽力していただいて…、たくさんたくさん思い出を作ります!」
小萌「頑張ってくださいなのですよ。…そして、上条ちゃん?」
上条「えっ?お、俺っすか?」
小萌「今日は、今回の補習の復習も兼ねてるのでいっぱい当てていきますよー」
上条「ふっ、…不幸だ…」ガクッ
***
小萌「えーと、最後はここですね。体育館です。雨の日の体育はもちろん、集会や卒業式入学式の際もここを使うのですよ」
上条「夏の暑さと冬の寒さはホントひどいぜー」
黒子「…天井にボールが挟まってるのですが…」
上条「時々バスケボールを飛ばして挟まるかどうかやってたなー…」
小萌「もー、学校の備品なんですからねー!」
百合子「あ、ボール転がってますねー」トテテテ
百合子「えへへー」コロコロコロコロ
打ち止め「ユリコ、それバスケットボールだよ!シュートしてみてー!ってミサカはミサカは楽しそうにボールを転がしてるユリコに催促してみたり」
小萌「遊んでもいいですが怪我しないように気を付けてくださいね」
美琴「大丈夫?」
百合子「あそこのカゴみたいなとこに入れればいいんですよね?……えいっ!」ブンッ
コテン テン コロコロコロ…
一方通行「全然届いてねェじゃねェか」
御坂妹「あなたに似て非力なんですねとミサカは少しだけ口端を釣り上げます。ニヤッ」
一方通行「………言っとくが俺はやらねェぞ」
上条「百合子ちゃん、こうやってひじを曲げて狙いを定めて投げてみるんだよ、そうするとっ…」ボスッ
美琴(かっ、かっこいい…!)キュン
黒子「…お姉様…」ハァ
御坂妹「時間がなくなってしまいますよ。次のところに向かいましょう。とミサカはボールを投げる気まんまんの上位個体を窘めます」
打ち止め「むー…それもそうだね。ってミサカはミサカは素直にボールを置いてみたり」
小萌「それでは、教室に行きましょうか。上条ちゃん、みんなを教室に案内してあげてください。先生はプリントを取ってくるので」
上条「解りましたー。んじゃーこっちだから…」
教室
打ち止め「わー!これがあなたの教室?ってミサカはミサカははしゃいでみたり♪」
御坂妹「あなたのお席はどこですか?とミサカは感動を隠しつつ訊ねてみます」
上条「ん?あの端っこの席。カバンかかってるだろ?」
美琴(あ、あれがこいつの…机…!!)ジーッ
上条「ん?…御坂、どうした?俺の机気になるか?」
美琴「えっ、あ…あ、えっと…その!」アワワ
上条「…あー!お前んとこの学校と机も違うのか?座ってみるか?」ガタッ
美琴「えっ、あ…う。うん…///」ストン
美琴(うわわわ、座っちゃった…座っちゃった…!あいつの、椅子に…!!///)
一方通行「あからさまなのにどうして気付かねェンだよあいつ…」
黒子「お姉様も周りに気付かれてないと思ってるんですのよ。あれで」
御坂妹「お姉様、次!早く!私に代わってください!とミサカは催促します!順番!順番!!」
百合子「わ、私も座ってみたいです…!ど、どこに座ればいいのかな…」ドキドキ キョロキョロ
上条「あぁ、そこだったら女子の席だし座っても問題ないよ。ま、好きなとこ座ればいいんじゃないか?」
打ち止め「じゃぁミサカは一番前の真ん中!!ってミサカはミサカは着席してみたり!」ガタ
百合子「そ、それでは…、私は打ち止めさんのお隣で♪」カタッ
打ち止め「あなたも前で一緒に座ろうよってミサカはミサカはキョロキョロしてるあなたを呼んでみたり」
一方通行「んン?…俺ァそンな前はご遠慮願うぜ」
禁書「えー?じゃー私はゆりこの隣に座るんだよ!」ガタッ
百合子「えへへー、よろしくお願いします、インデックスさん♪」
打ち止め「前が嫌ならあなたはミサカたちの後ろに座ればいいと思うの!ってミサカは後ろの机を叩きながらあなたを見てみる」ペチペチ
一方通行「…しゃァねェなァ…」スタスタ ストン
上条「御坂はどうすんだ?みんな前行ってるぞ?行かなくていいのか?」
美琴「わ、…私はもう少し…ここで…///」
上条「あぁ、窓際だと景色見れていいよなぁ」
黒子「お姉様、妹さんの顔がだんだん曇ってきましたのよ。代わってあげたほうがよろしいと思いますの」
美琴「うっ、…それもそうね…。私も前の方に行くわ」
御坂妹「やったーとミサカは意気揚々とあなたの席に座ります」ストン
上条「一番後ろって見られてないようで結構見られてるんだよな。前の方が案外死角になるらしいぞ?」
御坂妹「教壇から見えば一目瞭然ですが、昼寝や早弁には適しませんねとミサカは無意味に机を撫でまわします」サワサワ
上条「だよなー、よっし俺も今日は前で受けてみるかなー…、おー、一方通行、隣座らせてもらうぜ」ストン
一方通行「だから気安く隣に来るンじゃねェよ…」
上条「まぁまぁ。御坂妹、白井もこっち来いよ?俺の席なんかつまんねぇぞ?」
御坂妹「ありがとうございます。堪能させていただきました。とミサカはMNW代表として感謝の旨を伝えます」
黒子「お姉様、お隣よろしいですか?」
美琴「うん。結局みんな前に集中しちゃったわね」
打ち止め「みんなで固まって受ける方が絶対楽しいよってミサカはミサカはワクワクしてみたり」
ガラッ
小萌「お待たせしましたー。ありゃ、みなさん着席済みですか助かりますー」パタパタ
禁書「こもえ!早く授業やりたいんだよ!」
小萌「さすがシスターちゃんは知識欲高いですねー、感心なのですよー。では、プリントとペン配りますよー」
打ち止め「はーい!ってミサカはミサカはコモエ先生からプリントとペンを受け取ってみたりー♪」
美琴「なんかいいわねーこういう和やかな感じの授業って…」
小萌「はい、全員に回りましたねー。では、授業を始めるのですよー」
百合子「はっ、はい!」シャキッ
一方通行「あんま気張ってると疲れるだけだぞ?もっと力抜けよ…」
百合子「………」ヘニャ
禁書「ゆりこ、それじゃあ項垂れてる人だよ!」グイグイ
御坂妹「楽しみすぎてテンションの調節がうまく出来ないみたいですねとミサカは机に突っ伏した百合子さんが昔流行した「たれパンダ」に見えてきました」
打ち止め「ユリコー、大丈夫ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
百合子「はうぅ…き、緊張してきちゃって…」アワワ
美琴「初めての授業だもんねー」
上条「その純粋さが俺にも欲しい」グッタリ
一方通行「お前まで突っ伏してンじゃねェよ、暑苦しい…」
小萌「リラックス、リラックスですよー。それでは、まぁ、体験授業なので簡単ですが、能力者の心理学について今日はやりますですよー」
小萌「まず、「自分だけの現実」。パーソナルリアリティですね。これは心理学の概念からするとー…」
打ち止め「わぁぁ、授業っぽい!ってミサカはミサカはうきうきしてみたり」
小萌「打ち止めちゃん、授業始ってるので静かにしなきゃダメなのですよー」
***
小萌「―――はい、それでここで大事になってくるのが自己認知ですねー。自分を知ることで自分だけの現実をより高めることが大事なのですよー」
美琴「すごーい。この先生の授業すっごい解りやすいわ…」
百合子「はっ、はい!…あ、あの…先生質問ですぅ!」シュバッ
小萌「はいはい百合子ちゃん。先ほどから積極的に質問してくれて嬉しいのですよー」
百合子「あの、雑誌とかで…性格診断とか…よくありますけど、それも自分を知ることになるんですか?…当たっててびっくりするのですがー…」
小萌「性格診断、確かに多いですねー。人は元々自分を知りたいと思っているからですねーきっと。でも、あの診断当たってて当たり前なんですよ?」
打ち止め「えっ?そうなの?ってミサカはミサカは新事実に驚いてみたり!」
一方通行「そりゃ、自分でやってりゃ当たるのは当然だろ?」
小萌「一方通行ちゃんの言うとおりですよー。「あなたは明るい性格だと思いますか?」と聞かれて「はい」と答える。
そうすると結果が「あなたは明るい性格の人です」になるのは当然なのですよ」
上条「あ、そっか……」
小萌「上条ちゃん、ここやりましたよ?…まぁ、自分の性格を把握できてない人には解りやすくまとめてくれるという利点がありますね」
禁書「じゃあ、もし自分の解ってない部分があったらどうするの?」
小萌「ジョハリの窓、というのをご存じですか?シスターちゃん」
禁書「あ、4つの窓のことだね!」
黒子「自分も他者も知っている自分の部分、自分しかしらない自分の部分、他者しか知らない自分の部分、自分も他者も知らない自分の部分、ですわね」
小萌「そうですそうです。その他者しか知らない自分の部分を自分も知ることが大事ですね。この中では…そうですね。
一方通行ちゃんは自分しか知らない自分の部分や他者しか知らない自分の部分が大きそうですね」
一方通行「はァ?」
小萌「人間関係を円満にしたいと思ったら自分も他者も知っている自分の部分を広くするといいのですよ。そうすると自然と自分も他者も知らない自分の部分、
未知の部分が小さくなっていき、新しい自分を発見することが出来ます。これも能力を伸ばす秘訣なのですよ」
御坂妹「確かに一方通行は自己理解が足りていないかもしれませんね。とミサカは納得します」
打ち止め「意外と寂しがり屋さんなのにこの人自覚ないもんねってミサカはミサカは便乗してみる」
一方通行「はァァ!?そンなわけねェだろ!?」
美琴「えー、結構合ってるわよ?それにあんた結構世話焼きな部分あるし。自分のことには結構鈍感よね?」
黒子(お姉様もその通りなのですが…)
上条「あー、それ解るわ。素直じゃないっつーかなんつーか…」
一方通行「……ねェよ…、ねェよ…」
小萌「さっそく一方通行ちゃんの他者しか知らない自分の部分が出て来ましたねー。ちゃんと受け止めることが大事なのですよ?」
百合子「自分も他者も知らない自分の部分…かぁ…」
***
キーンコーンカーンコーン
小萌「うん、ちょうどいいタイミングですね。では、授業はおしまいです。どうでしたか?」
百合子「と、とても楽しかったです!…えへへ…す、素敵な体験が出来ました…」
美琴「小萌先生、うちの学校に来てほしいなー。すっごく解りやすいし、楽しいし…ね、黒子」
黒子「本当ですわね。と言いますか、上条さんはどうしてこの解りやすい内容でも頭を抱えているんですの?」
御坂妹「MNW内で現在それぞれの性格の把握や暴露大会が始まっています、とミサカはやや負荷がかかり気味のMNWを静めてほしいと上位個体に相談します」
打ち止め「ミサカにとってもすごく解りやすかったなー。みんな能力を伸ばしたがってるからいいんじゃないかな?ってミサカはミサカはさりげなく放置宣言」
上条「インデックスはどうだ?科学的な話も多かったけど…」
禁書「面白かったんだよ。私たちでも成長に応用出来そうなこともあったし!」
一方通行「………なんつーか、途中で俺の辱め大会になってなかったか?気のせいじゃねェよなァ?」
小萌「でも、一方通行ちゃんは以前会った時よりずっとずっといい表情なのですよ。前より、自分のことを見つめることが出来てると思うのです」
打ち止め「ちょっとネガティブに行き過ぎなところがあるけどねってミサカはミサカはこの人の欠点を上げてみたり」
小萌「そこをちゃんと自覚出来てれば大丈夫ですよ。一方通行ちゃんが自分を変えようとしていることは先生にも解りますよー」
百合子「あ、あの小萌先生ー…きょ、今日は本当にありがとうございましたっ」ペコッ
小萌「こちらこそとても楽しかったのですよー」
黄泉川「あっ、終わったじゃん?」
上条「黄泉川先生?」
打ち止め「わーい、ヨミカワーってミサカはミサカはヨミカワに抱きついてみる」ダキッ
黄泉川「お疲れさまじゃん。あ、百合子ー。はい、お弁当箱。今日もおいしかったじゃんよ!」
百合子「ありがとうございますー。確かに受け取りましたー♪」
打ち止め「ヨミカワは今日は帰るの遅いんだよね?ってミサカはミサカは最終確認してみたり」
黄泉川「うん。いっぱい飲んでくるじゃん。桔梗も遅いみたいだし、3人でよろしく頼むよー」
百合子「はいっ、あんまり飲みすぎちゃダメですよぉ?」
黄泉川「だいじょーぶだいじょーぶ。酔っても絡むのはこいつだけにするじゃんね」ワシャワシャ
一方通行「やァめェろォォ!髪がぐしゃぐしゃになンだろォが!!」ワシャワシャワシャワシャワシャ
美琴「んー、ついに月曜日は旅行かー!あーん、楽しみ!!」ワクワク
小萌「みんなで行くのですか?怪我に気を付けて楽しんで来て下さいなのですよー」
上条「御坂妹は行けないんだよなー…残念だけど…」
御坂妹「調整もあるので、学園都市からは出られません。上位個体が常時共有感覚を開放してくれるのでそちらで楽しませてもらいます。
とミサカは上条当麻を心配させないようにフォローします」
黒子「素敵なお土産を買ってくるので楽しみにしていてくださいな」
禁書「おいしいものいっぱい食べられるといいなー…」
打ち止め「私もおいしいものいっぱい食べて下位個体たちと楽しむよ!ってミサカはミサカはシスターさんと意気投合してみる」
百合子「明日明後日で旅行に持って行くお洋服などを詰めましょうね♪」
黄泉川「あはは。若いうちにいっぱい遊んでいっぱい思い出作っておくじゃんね」ワシャワシャ
一方通行「いーつまーでェ!人の髪ぐしゃぐしゃにしてやがるンだァァ!」
***
夕方
百合子「♪」
打ち止め「ユーリコー♪今日のお夕飯は何かな?ってミサカはミサカはワクワクしながら聞いてみる!」
百合子「今日は打ち止めさんの大好きなハンバーグですよ~」
打ち止め「やったー!ってミサカはミサカは嬉しさのあまりくるっと一回転してみたり」クルッ
百合子「旅行の荷物とかは大丈夫ですか?新しいお洋服やトラベルセットとかは明日買いに行くとして…」
打ち止め「そうだね、そろそろ荷物整理しないと!じゃぁミサカはこれから持って行くもの考えとくね!ってミサカはミサカはお部屋に戻ってみる」パタパタ
百合子「えへへー、旅行♪旅行♪みんなで旅行♪楽しみだなぁ~♪」
一方通行「何歌ってるンだ?」
百合子「ひゃぅあ!?///」ビクッ
一方通行「あァ、夕飯の支度中か…」
百合子「はっ、はい、今日はハンバーグです…!…あ、あの何か用事でしょうか?」アワワ
一方通行「いや、手隙ならコーヒー淹れてもらおうと思ったンよ」
百合子「あっ!そ、それでしたらすぐ淹れますので…!」アワワワ
一方通行「あー、いいって…。そンな急ぎじゃねェし…。………あ、あのよォ……。…………な、なンか手伝うか?」ゴニョゴニョ
百合子「ひゃ、え!?…えっ、あの、あ…そそそそんな悪いです…!」オロオロ
一方通行「……俺が、やりてェンだよ。…お前の邪魔じゃなきゃ…なァ」
百合子「あうっ!?…はうぅ、そ、それでは…えと…えと…こ、これ…人参をすりおろしてもらっても…いいですか?///」オロオロ
一方通行「ン」
百合子「お、おおおお兄様は旅行の荷造りとかは…だ、大丈夫ですか?」トントン
一方通行「テキトーに服とか詰めればいいンだろ?」ザリザリ
百合子「荷造りにも色々コツがあるみたいですよ?今、打ち止めさんが持って行くものを考えてるみたいですがー…」
打ち止め「ユリコー、どうしよー旅行カバンに全部入らないかもーってミサカはミサカは不安になってきて…あれ?二人で夕飯作ってるの?」
百合子「はい♪お兄様が手伝ってくれてます♪」
一方通行「全部入らないって…お前2泊だぞ?どンだけ詰め込むつもりだ?」
打ち止め「お洋服に、パジャマにー下着にー、水着でしょ?あと、一緒に寝てるうさぎのぬいぐるみにー…」
一方通行「どう考えてもぬいぐるみはいらねェだろ…」
打ち止め「あ!あなたの力で荷物をコンパクトに出来るんじゃないかな?ってミサカはミサカは手をポンと叩いてみたり!」
百合子「あ!それならぬいぐるみも入りそうですね!」
一方通行「お前ら人の能力を何だと…」
打ち止め「ねぇねぇ、ミサカもユリコのお手伝いしたいなーってミサカはミサカはお願いしてみたり」
百合子「ふぇ?え…と…えと…じゃ、じゃぁ、茹でたじゃがいも…うん、もう冷えてますね。これの皮をむいてもらってもいいですか?」
打ち止め「了解!ってミサカはミサカはユリコからボウルを受け取ってみる」
百合子「あの…本当にありがとうございます…打ち止めさんも、…お兄様も…えへへ…」
打ち止め「お礼を言うのはミサカたちの方だよってミサカはミサカはユリコにお辞儀してみる」ペコッ
百合子「えぅ?」キョトン
打ち止め「今日の学校も、ユリコが行きたいって言ってくれたからミサカたちも行けたんだし…ねっ?ってミサカはミサカはあなたに同意を求めてみたり」
一方通行「…まァな。…俺があいつから学校の話を聞いてたから…気を利かせてくれたンだろ?…悪かったな…」
百合子「そっ、そんなことないです…!わ、私の我がままに…みなさんを付き合わせてしまって…あの…あの…ひゃう?」ワシャワシャ
一方通行「俺は…結構楽しかったぜ?」ワシャワシャ
打ち止め「ミサカもすっごく楽しかったよ!ってミサカはミサカは髪をわしゃわしゃされてるユリコを見てみたり」
百合子「………、…えへへっ///」ニパッ
***
月曜日・旅行当日
AM8:00
美琴「出席を取りまーす♪」
上条「いや、全員いるって…」
美琴「い、いいじゃない!やってみたかっただけよっ!!」
禁書「早く!早く行こうよぉ!」ワクワク
百合子「えへへ、えへへへへへへ…!」ワクワク
打ち止め「お、お姉ちゃん、ミサカもう浮き輪膨らませてもいいかな!?ってミサカはミサカはジャッジメントのお姉ちゃんに訊ねてみたり」ワクワク
一方通行「まだ学園都市すら出てねェンだぞ…、なンでお前らそンなに楽しそうなンだよ…」グッタリ
黒子「あらあら、暑さに弱い方は大変ですわね」パタパタ
美琴「あ、そうそう。あのね、私とあんたと黒子と一方通行は外出許可証取れたから学園都市から出れるのよ」
上条「それは金曜日に聞いたぞ?……あれ?ってことは…」
美琴「インデックスと、百合子と打ち止めはもともと学園都市の人間じゃないからIDも発行されてなくて、出られないのよ」
「「「え?………えぇぇぇぇぇえええええええ!!!?」」」
禁書「ど、どうしよう!折角とうまに新しい服を買ってもらってフル装備でここに立っているのに!全部無駄になっちゃうんだよ!」
打ち止め「う、浮き輪は!?ミサカたち一生懸命マイ浮き輪を選んできたのに
ってミサカはミサカは3人で浮き輪コーナーに2時間いた思い出が走馬灯のように駆け巡ってるぅ!」
百合子「りょ、こう…、うみ…、みんなで…いっぱい…あそび…たかった…ですぅ…」ジワァ
一方通行「超電磁砲てめェ!!なんで今になってそンなこと言い出すんだァァァ!!!」
美琴「ごめん、私も今朝気付いたの…」
黒子「そ、それで、朝食を取りながらお姉様と考えたのですが…」
上条「いい案でも浮かんだか?…つっても…許可証があるとはいえ、結構チェック厳しいだろ?…あの壁だって越えられるのは一方通行くらいだろ?」
美琴「そう、それで、一方通行には能力を使ってあの壁を越えてほしいのよ。打ち止めとインデックスを抱えて…」
一方通行「許可証持ってる俺が壁越えても意味ねェだろ。それに百合子はどうすンだ。俺にもう一度戻れってェか?人使い荒すぎねェか?
つーかお前ら人の能力なンだと思ってンだよ。マジで」
黒子「百合子さんは一方通行さんの許可証とIDで普通にチェックを越えていただくんですの。クローンなら指紋認証なども一致しますし…」
百合子「にゃ、にゃるほど…!」グスン
禁書「確かに百合子ならあくせられーたと全く同じだからなりすませば検問という名の壁を越えられるんだよ!」
一方通行「そォいうワケか。急ごしらえの策にしちゃまァまァだな…。しょォがねェから乗ってやンよ」
美琴「助かるわ。じゃあ、一方通行と百合子はとりあえず服交換してきて」
***
パタパタ
百合子「お、お待たせしましたー」(一方通行服装備)
一方通行「…………もォ、いや……」(百合子服装備)
百合子「お、お兄様…、あの…隠れてたら…あの…出発出来ませんので…えと…あの、手、手繋いで一緒にみなさんのとこ行きましょう!ねっ?」
美琴「そっ、そぉ、よ!くふっ…か、隠れてたら…あはは…いつまで経っても…!あはは!」
上条「お、おい、御坂…そんな…一方通行は、俺たちが全員で…ははっ、…旅行行くために…一肌脱いで…ぶはっ!」
一方通行「てめェらが勧めておいてなンなンですかァ!そのリアクションはよォ!!ちっくしょォ!!」
打ち止め「唯一の救いはユリコがミニスカワンピの下にホットパンツを穿いてたことだねってミサカはミサカはあなたのスカートを捲ってみる」チラリ
百合子「あ、そのホットパンツ、裾の部分のレースがちらっと見えてすっごく可愛いんですよー…。………えへへ、お兄様のお洋服ぅ…」テレテレ
美琴「ゆっ、百合子、その格好でその仕草はっ、あは、も…限界!あははははは!!」バンバン
上条「おい御坂…そろそろ本題に戻…あはははははは!!!」バンバンバン
一方通行「てめェらマジで旅行前に一度潰さなきゃなンねェみたいだなァ?」ゴゴゴゴゴ
禁書「………あくせられーた、あんまり迫力ないかも」
黒子「はいはい。それでは、一方通行さん、この壁の先の大通りに駅がありますので、先に3人で行っててくださいな。わたくしたちも検問を抜けたらすぐに行きますので」
***
一方通行サイド
一方通行「チッ、なンなンだろォなァ今日は…初っ端から厄日か?三下の不幸でも感染したンかよ…」ブツブツ
打ち止め「ユリコの姿でそんなだらけた格好しないで欲しいの!ってミサカはミサカはベンチに項垂れてるあなたに注意してみたり」
禁書「ゆりこはあんなに嬉しそうだったのに、あくせられーたはなんでそんなに不機嫌なの?」
一方通行「こンなひらっひらした服着て喜ぶ男がいたとしたらな、そいつはもう人間じゃねェ。ただの変態だ」
打ち止め「あなたが変態さんでもミサカは大丈夫だよ!ねっ、それより早く!早くお外出たい!ってミサカはミサカは地団太を踏んでみる」ダンダン
禁書「私も空飛んでみたいんだよ!」
一方通行「………、ったく…わァったよ。掴まれ。一気に行くぞ」カチッ
打ち止め「わーい!ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみたり!」ダキッ
禁書「あくせられーた大好きー!」ダキッ
一方通行「…とりあえず光のベクトルも操作して…第3者の目に映らないようにしないとなァ………、ン。行くぞ」トンッ
ヒュァ
禁書「おー!科学っていうのは本当にすごいね。術式を必要とせずに空を飛べるなんて…」
打ち止め「すごいすごいー!街がどんどん遠くなってるー!ってミサカはミサカははしゃいでみたり!」
一方通行「打ち止め、俺の杖落すンじゃねェぞ」
禁書「もう壁を越えるのに学園都市の端が見えないかも!本当に広いんだね、この街は!」
打ち止め「わぁ!こっちは外だよね!ってミサカはミサカは感動してみる!」
一方通行「だァァ、うっせェ…。こっちはさっきからスカートがひらひらしててすげェ違和感なンですけどォ!」
打ち止め「ユリコは大丈夫かなぁ…ってミサカはミサカは壁のを見つめながら心配してみたり」
禁書「待ち合わせの駅ってあそこに見えるやつかな?」
一方通行「…はァい到着!……なンだ、意外とあっさり出れたな…。ンじゃ駅までさっさと行くぞ…」カチッ
打ち止め「わぁぁ!外だ外だー!風車もないし、なんだか空が広く感じるねーってミサカはミサカはダッシュしてみる!」ダダッ
禁書「とうまたちが来る前にあれ!コンビニ行って食べ物買いたいんだよ!」ダダッ
打ち止め「ミサカもコンビニ行ってみたい!中と置いてるもの違うのかなってミサカはミサカはコンビニに向かってみる」ドタタタ
一方通行「てめェら感謝の言葉もなしかよォ!!つーか勝手にちょこまか動くンじゃねェ!!!」
禁書「大丈夫!あそこのコンビニにいるから!あくせられーたも早く来てねー!」トタタタタ
一方通行「そういう意味じゃねェェェ!!!!」
外壁に関して俺、漠然と30~50mくらいあるんじゃねぇかと思ってたんだが
今禁書wiki見たら5m…って
15巻の150Pとか見るともっとドーン!バーン!ってそびえてる印象だったぜ…
このSSだと外壁はドーン!バーン!ってそびえてるってことにしてくれ…
***
百合子サイド
百合子「……………」ドキドキ
検問のおじさん「へー、みんなで旅行?どこに行くんだい?」
上条「えーと、海?………おじさん、スキャンこれでいいのかな?」
検問のおじさん「うんうん、大丈夫だよ。えーと上条当麻くんだね。気を付けていってらっしゃい!…じゃー次は…」
黒子「ではわたくしが。これがIDですの」
百合子「…………ほへー、なんだかハイテクですねー」キョロキョロ ボソボソ
美琴「認証とか厳重にやるから夏休み入ったばかりだとこれであちこち行列出来るみたいよ」ボソボソ
百合子「今日は全然人いないですねー」ボソボソ
美琴「朝一だし、みんな土日を見計らって行ったのかもねー」ボソボソ
黒子「……これで、大丈夫でしょうか?」
検問のおじさん「うん。白井黒子ちゃん、レベル4かーすごいなー!解ってると思うけど外では能力の行使は厳禁だから気を付けてねー」
黒子「はいですの。風紀委員として規律はしっかり守りますの」
検問のおじさん「うんうん。じゃー次は…」
美琴「あ、それじゃ彼から…(百合子、頑張ってね)」ボソッ
百合子「………!」コクコク
検問のおじさん「はい、それじゃIDと許可証を見せてねー」
百合子「………!」ギクシャク
検問のおじさん「じゃーそこでスキャン受けてねー。緊張してるみたいだけど大丈夫?」
美琴「あー、こいつ学園都市来てから外出るの初めてなんですよー」
検問のおじさん「へー!それじゃー外の街並みとか変わってて驚くかもしれないねー」
百合子「………、あ、の…これでいい、ですか?」ドキドキ
検問のおじさん「はいはい……、んん?」
百合子「はぅ!?」ビクッ
上条・黒子「「………!」」ドキドキ
美琴「な、何か………?」
検問のおじさん「いやー、レベル5っておじさん初めて見たよー!えーと、名前…?名前?」
上条「あっ、あー!こいつ色々あって名前がそのまま能力名なんですよ!」アワアワ
検問のおじさん「へー…、そうかいそうかい、おじさんにはよく解らないけど若いのに色々苦労もあるんだろうねー。初めて出る学園都市の外かー。
いやー、おじさんも噂でしか聞いてないけど、レベル5ともなると色々な研究機関で解析したりとか大変なんだろうねー…。
外出期間は短いけど、外にいる間は学園都市のことは忘れていっぱい楽しんでくるんだよ?…あ、これ、のど飴あげようね」ポサッ
百合子「えっ、…あ、ありがとうございます…?……?…??」キョトン
検問のおじさん「さぁ、この扉を開けたら外だよ!たくさん遊んできな!」キラキラ
百合子「は、はい…!」ペコッ
検問のおじさん「……いやー、若いのにあんなに真っ白だなんて…」
美琴「………おじさん、確かにあいつはかなり苦労してるけど、別にそれで髪が白いわけじゃないわよ?」ハァ
百合子も突破完了。
***
美琴「んー!なんとか突破出来たわねー!」
百合子「は、はぅ…き、緊張しました…」クテッ
上条「よっし、それじゃー一方通行たちと合流すっか!」
黒子「駅はこちらですのよ」
百合子「はっ、はい!……ふわぁ…これが学園都市の外ですかー…えへへ…」
美琴「やっぱり中と外じゃ景色も少し変わるわよねー」
上条「はー!いい天気だなー…。あ、そこのコンビニで飲み物買ってっていいか?暑くてさー喉乾いちゃったよ」
美琴「そうね、少しくらいなら…あれ?あそこにいるのって…」
百合子「あっ、お兄様!」トテテテ
禁書「あくせられーた!あの肉まんも買ってほしいかも!あとね、このサンドイッチも!」
打ち止め「ミサカはね、シュークリームと、ソフトクリームがいいなーってミサカはミサカはあなたのスカートを引っ張ってみる」グイグイ
一方通行「なンで夏場に肉まンっつーチョイスなんだよ!あとソフトクリームなンか食って歩いてたらすぐ溶けンだろォが!」
禁書「すみませーん、この肉まんとコロッケとフランクフルトとこのサンドイッチくーださい♪」
一方通行「あっ!お前何勝手に…!」
打ち止め「あと、このシュークリームとソフトクリームのバニラもくーださいってミサカはミサカはシスターさんに便乗して一緒に注文してみる」
一方通行「…………、会計、まとめて…で、お願いします…」
上条「すまん、一方通行…」
美琴「すごい勢いで振り回されてるわね…」
黒子「さすがの一方通行さんもこの無邪気組には勝てないようで…あら?」
百合子「ふわぁぁ!あのパフェすっごくおいしそうですね!!」キラキラ
上条「……か、買ってあげようか?」
百合子「はぅ!?い、いえ、あのそんな、お、おいしそうですけど、た、食べたいわけじゃなくて…!!」アワワワ
一方通行「あーすみませン、あとあの桃のパフェも一つ追加で」
百合子「あっ、…え?」
一方通行「食いてェンだろ。ンな今にも涎垂らしそうな顔してよォ…」フゥ
黒子「あら、ではわたくしはこの抹茶アイスを一つ」
美琴「あ、それじゃー私はマンゴーパフェで」
上条「へ?…あー、んじゃー俺は…インデックスのこともあるし、遠慮気味にガリガリくんで…」
一方通行「おい待てコラ」
百合子「あっ、あの、…お兄様!ありがとうございますっ!」ペコッ
一方通行「……………、今回だけだかンな…」フイッ
シャクシャク
モグモグ
美琴「んー、おいしいこれ!」モグモグ
上条「つーかいきなりこんなのんびりしてていいのか?」ガリガリ
黒子「まぁ、このメンバーですのでスムーズに新幹線の時間に間に合うとは思ってませんの。ちゃんと余裕持って早めに出てるから大丈夫ですわ」モグモグ
スタスタ
一方通行「つーかお前らなンで感謝の言葉がねェわけ?」
百合子「わぁ、パフェー♪」トテテテ
打ち止め「あーもう服が戻っちゃったーってミサカはミサカは残念がってみる」
禁書「はい、百合子っ」
百合子「ありがとうございます、えへへ…、お兄様、いただきます♪」パクッ
一方通行「おォ」
上条「あれ?一方通行は何か食べないのか?」
一方通行「別に。そンな腹減ってねェし…」
百合子「あの…、これ、ちょっと食べてみますか?おいしいですよ?…あーん♪」スッ
一方通行「ン?…じゃァ一口貰っとくわ……ンむ」パクッ
百合子「えへへー」
打ち止め「ミサカも一口下さいな♪ってミサカはミサカは百合子にお願いしてみる」
百合子「いいですよー、はい、あーん♪」
打ち止め「あーん♪」パクッ
上条・美琴((………一方通行が「あーん」で食べた………))
禁書「ごちそうさまでしたー!」
黒子「早ッ!?…あ、あれだけの量をもう食べてしまったんですの!?」
百合子「インデックスさんも少し食べますか?はい、どうぞ♪」アーン
禁書「わぁい!ありがとうゆりこ!あーん♪」パクッ
百合子「黒子さんもいかがですか?」
黒子「あ、…えと…わたくしは後でで大丈夫ですの。お先にお姉様どうぞ」
美琴「えっ?…いいの?じゃー私もー♪えへー、実はおいしそうで気になってたんだー」
百合子「はぁい♪」アーン
美琴「わーい♪」パク
百合子「当麻さんはいかがですか?」
上条「あ、あり……、い、いやぁ、上条さんは遠慮しておきますよ~!あははは」
上条(一方通行がすごい目でこっちを睨んで来てるぅぅぅぅ!!)ガクブル
百合子「では、黒子さんどうぞー……、黒子さん?」
黒子「うふ、うふふふふふありがとうございます百合子さん!では、堪能させていただきますの!」パクッ
百合子「おいしいですか?」ニコッ
黒子「えぇ、お姉様との間接キス込みだと思うとより一層おいしさが際立ちますの!!」グッ
美琴「………なぁんか、最近そういう描写が少なかったから忘れてたわ、あんたのキャラ…」ハァ
黒子「描写が少ないだけでわたくしのお姉様への想いは常に溢れておりますのよ!」キラキラキラ
禁書「急に肌つやが良くなってるんだよ!」
上条「白井は相変わらずキャラが濃いよな」ガリガリ
打ち止め「こ、これが愛の力なのねってミサカはミサカはジャッジメントのお姉ちゃんのきらめき具合に驚いてみたり」モグモグ
一方通行「ただの変態だろォが…」
百合子「でも、誰かを愛せるってとても素敵なことですよねー」モグモグ
***
東京駅
黒子「うん、時間も余裕がありますわね。普段はあまり来ない場所ですし、少し見て回りますか?」
禁書「わぁ!東京駅の外観って有名だよね!生でちゃんと見てみたいんだよ!」
美琴「そうね、時間も余裕あるし…えっと、外観を見るなら…丸の内中央口だっけ?」
打ち止め「妹達からの情報で「ステンドグラス」も見てほしいってミサカはミサカは妹達の要望を伝えてみる」
黒子「それも中央口近くでしたわね」
上条「とりあえず一回出てみるか?人多いからはぐれないようにな!………ん?」
ザワザワ
百合子「す、すごい…大人の方たちがいっぱいですねー…」キョロキョロ
一方通行「確かに学園都市じゃァ見れねェ光景だよなァ…」キョロキョロ
百合子「そうですよねー…。こんなに激しい往来もあんまり見ませんもんねー…」
ザワザワ
百合子「………?………なんだか、見られてるような…?か、髪の毛とか何か付いてますか?」アワワ
美琴「しまった!私たちは慣れ過ぎてたけどあのもやし兄妹真っ白だから目立ち過ぎるわ…」ハァ
上条「そりゃ傍から見ればアルビノの双子みたいだもんなぁ…」
美琴「百合子、一方通行!こっちこっち!」ピョコピョコ
百合子「あ、御坂さん!…わぷっ」ドン
百合子「はうぅ、ご、ごめんなさいぃ…」
男性「ねぇねぇ、君すっごい珍しい外見だよね?写真撮っていい?」カチャ
百合子「ふぇ?えと…?」キョトン
禁書「あっ、百合子が男の人に絡まれてるんだよ!助けに行かなきゃ」ダッ
ガシッ
上条「あー…、やめとけインデックス。巻き込まれるぞ?」
禁書「え?」
黒子「「お兄様」がお怒りのようですの」
打ち止め「能力は使っちゃダメって言われたのにねってミサカはミサカはスイッチに手を伸ばしたあの人を見てみる」
美琴「まぁ、あいつならさりげなくうまくやるわよ」
百合子「写真、ですか?…えと、私を撮ってもあまり価値はないと思うのですがー…?」キョトン
男性「一枚だけ一枚だけ…!」
ヒュッ パシン!!
カツン…カラン…カラカラ…
男性「うわっ!?け、ケータイがすっ飛んだ!?」バタバタ
百合子「あ……、行っちゃいました…」
一方通行「なァにしてンだお前はァ」ワシャワシャ
百合子「ひゃん!?…ご、ごめんなさいぃー、人がいっぱいでうまく避けれなくてー…」ワシャワシャ
一方通行「…ったく…さっさと行くぞ」グイッ
百合子「はっ、はいっ!」
禁書「ゆりこ大丈夫だった?」
百合子「…?……あ、大丈夫ですよぉ!今度はちゃんと前を見てぶつからないように避けて歩きますから!」グッ
打ち止め「そういう意味じゃないんだけどーってミサカはミサカはユリコも究極の天然さんなのかもって思ってみたり…」
美琴「手を扇いで作った風で空気砲みたいにしたってとこかしら?」
黒子「すごい勢いでケータイが吹っ飛んで行きましたが…」
一方通行「ケッ、…別に壊しちゃいねェよ。…でェ、次どこ行くンだ?」
上条「まだ時間あるから東京駅観光…ってとこかな」
一方通行「東京駅…、あァ赤レンガ見るのか?」
上条「そ。有名どころだからおさえておかないとな」
百合子「み、みみ見たいです!!歴史ある建物ですもんね!!」
美琴「それじゃ、行ってみましょう!えっと、中央口は、あっちね」
トテトテ
打ち止め「ヨミカワにデジカメ買ってもらったのーってミサカはミサカはシスターさんに見せてみる」
禁書「でじかめ…は、カメラで撮った写真が見れるんだよね。ふふん!ハイテクが苦手でもこれは簡単そうなんだよ。ここのボタンを押してー…」
パシャ
禁書「ふぎゃぁああ!目がー目がー!」
打ち止め「そっち反対ー!ってミサカはミサカは目を抑えてるシスターさんに注意してみるぅ!」アワワ
一方通行「なにしてンだ…お前たち…」
黒子「あ、ここですわね。ここから出て、少し歩いて振り返ればー…」クルッ
百合子「わぁあ…!赴きある佇まいですねー…。綺麗ー…」
打ち止め「ちなみに現在東京駅は復元工事が行われてて2011年いっぱいまで工事してるみたいだよってミサカはミサカはMNWからの知識を交えつつ
『このSSだと工事してない』ってことでよろしくお願いしますって頭を下げてみる!」ペコッ
美琴「写真撮ろう!ほらほら、この辺なら邪魔にならないし…!」
上条「なんかすげー田舎者みたいだな、俺達」
黒子「学園都市なんて閉鎖された別の国のようなものですからね」
打ち止め「技術力は学園都市の方が上なのに、なんだか外の方がいいなーって思うのはないものねだりなのかなってミサカはミサカは首を傾げてみる」
百合子「ちょっとした異国気分ですね♪」
美琴「写真お願いしてきたからみんな集合してー!」
一方通行「俺、パス」スタスタ
ガシッ
一方通行「あァ?」
百合子「い、一緒に撮りましょう…!ま、また来れるかも解りませんし…!来れたとしてもまたこのメンバーで…撮れるとも限りませんし…」ウルウル
一方通行「う……」
打ち止め「空気読めー!ってミサカはミサカは問答無用であなたの腕をひっぱってみたり」グイグイ
黒子「あなたはもう少し協調性を持った方がいいと思いますの。こういう写真に写ってないと数年後後悔するものですのよ?」
上条「あははは、写真避けまくってたら卒業アルバムで全然写ってないとかたまに聞くよな!」
禁書「ま、またビカッ!って光るのかな…!」
美琴「ほーら!ちゃんとまとまってよ、もぉ!!…すみません!それじゃーお願いしますー!」
***
新幹線内
美琴「うん。バッチリ!ステンドグラスも綺麗に撮れてるわよ」
打ち止め「もっともっといっぱい写真撮りたいねってミサカはミサカはお姉様のお膝の上ではしゃいでみる♪」
上条「そういえば、新幹線で○○県入ったら次はどうすんだ?」
黒子「そこからバスで終点まで向かって徒歩で15分くらいですの」
一方通行「はァァ?そンなに距離あンのかよ?」
美琴「ちょっと隠れ家っぽいとこみたいだからねー。でも、海近いし料理おいしいし、何より観光客が少ないみたいよ。のんびり出来そうでしょ?」
禁書「観光客が少ないって…辺鄙なとこなの?」
黒子「そうではなくてあまり人に知られていない隠れた名店、みたいなところですわ。それなりにいい宿ですし」
美琴「ま、普通の学生じゃまず泊れないわよね」
上条「………なんですと?…ちょっと待って下さい御坂センセー。上条さんはあなた様に『宿泊費?いいっていいって私が言いだしっぺだし!
あんたが貧乏なのは百も承知よ!まとめて宿取ってて割引も利いたし大した額じゃないから私が全員分払っといたわ!』って言われてたんですが…」
美琴「うん?そうね、言ったわね…それがどうかした?」
上条「大した額じゃないって言葉と普通の学生じゃ泊れない…は矛盾してませんでせうか?」
黒子「お姉様の金銭感覚がややおかしいのは今に始まったことじゃありませんわ」
上条「あー…、時々忘れるけど御坂や一方通行って実はすげー奴なんだよな…」
一方通行「時々忘れるってどういうことだよ」
上条「なんつーか、普通に馴染み過ぎてて…。最初の頃は「うわ、一方通行だ!やべぇ!」と思ってたけど、最近じゃいたって普通の友人になっちまってるし…」
一方通行「………、なンだよ、そりゃ…」
上条「慣れって怖いな。俺、いつの間にか一方通行も「普通の学生」って思ってたよ」
一方通行「別に俺ァ普通のつもりだけどなァ。あァ、アレか?こーいうのが風評被害ってかァ?」
上条「ははは、悪い悪い!…御坂も有名人だけどこーやってつるんでる限り普通の女の子だもんな」
美琴「だって私、普通の女の子だもん」
禁書「ちょっとビリビリしてるだけで?」
美琴「ビリビリ言うな!」
黒子「ですが、そういう風に普通に見られないのがお姉様たちなんですのよ。必ずと言っていいほど肩書きが付いて回るのですし…」
美琴「ま、そんなこと言ってたらキリがないしね。こいつが言ったようにこのメンバーでいる時は私も自分が「レベル5」ってこと忘れられるし」
上条「能力が高くても低くても面倒だよなぁ…」
黒子「どんな地位の人間でも悩みはあるものですの」
美琴「私は少しづつレベルが上がっていった、目の前の壁をとにかく夢中で越えてたらレベル5になってたけど…」ジッ
一方通行「あン?」
美琴「………なんかねー…時々あんたがすごく小さくて脆そうに見えるのよ…。あんたの不器用さが解ってからは特にね…」
一方通行「同情なンてまっぴらごめンだね」
美琴「同情なんかしないわ。ただ…少し…嫌いになれないだけよ」
一方通行「………チッ…。…おい、百合子ォ、コーヒーくれ!………百合子?」
百合子「……すぅ………すぅ…」
打ち止め「シー!百合子寝ちゃってるの。静かにして!ってミサカはミサカは人さし指を口元に添えてみる」
一方通行「……だから昨日早く寝ろっつったのによォ…。打ち止め、お前代わりに水筒取れ」
黒子「あら、百合子さんの作ったコーヒーは随分と長続きしますのね?」
一方通行「………うっせェ」
美琴「寝顔撮ったよー。うん、可愛い可愛い」
上条「ちょっと拝見…、うぉ…確かに可愛いな…」
一方通行「おい、何勝手に写真撮ってンだよ!」
美琴「思い出思い出。ほら、可愛く撮れてるわよ?」チラッ
一方通行「……………」
黒子「……その様子だと消さなくても良さそうですの」
禁書「……でも、百合子の寝顔が可愛いってことはあくせられーたの寝顔も可愛いってこと?」
美琴・上条・黒子「「「……………」」」ジッ
一方通行「おい、カメラと人の顔交互に見ンのやめろ」
打ち止め「寝顔は本当に見分けつかないよってミサカはミサカは教えてみる」
美琴・上条・黒子「「「…………」」」ジーッ
一方通行「だからやめろ!」
打ち止め「これ、前にヨミカワが写真撮ってたヤツ。ミサカのケータイにも入ってるよってミサカはミサカはケータイの写真データを提示してみる」スチャ
美琴「………コラ?」
一方通行「オイ」
上条「いやいやいや、これはどっちも百合子ちゃんだろ?」
黒子「これで、目が覚めたらこうなるんですの…?」チラッ
禁書「これは、寝起きドッキリをやるべきかも…」
打ち止め「あ、賛成ー!ってミサカはミサカはこの人のイメージアップのために挙手してみる」
一方通行「イメージアップじゃねェだろ!こいつら絶対俺をバカにしてンぞ!!」
百合子「すぅ…すぅ…」zzz...
***
美琴「百合子ー…」ユサユサ
百合子「ふにゃ……はぅ?」トロン…
黒子「そろそろ新幹線到着しますのよ」
百合子「…………、………あぅ!?…あ、わ、私、寝て…!?…あれ?…あれ!?」オロオロ
一方通行「おー、ばっちり寝てたぞ。緩み切った顔でなァ…」
百合子「ひゃ、あ!?す、すみません!すみません!!」ペコペコ
上条「あはは、よく寝てたけど疲れてたのか?」
百合子「き、昨日は楽しみで…あんまり寝付けなくて…、あうぅ…」ショボン
打ち止め「ずっと楽しみにしてたもんねってミサカはミサカはユリコの頭を撫でながら言ってみる」
百合子「ふぇぇ…みなさんとおしゃべりしたかったのにぃ…」シュン
美琴「大丈夫!まだまだお楽しみはこれからよ!」
禁書「これからいっぱい遊ぶんだよゆりこ!」
百合子「…そう、ですよね!…えへへ!」ニコッ
***
旅館到着
一方通行「あっつゥ…、疲れた…」ゼィゼィ
上条「…15分しか歩いてないのにか?」
打ち止め「旅行カバンもあったし、この炎天下だもんねってミサカはミサカはしゃがみ込んでるあなたをフォローしてみる」
百合子「お、お水どうぞー…」
美琴「チェックインしてくるね!ちょっとそこで待ってて」
黒子「わたくしも手伝いますの」
禁書「隠れ家的って聞いたけどすっごく綺麗なとこなんだよ」
打ち止め「ね。もっとひっそりした暗い感じだと思ってたけど建物もおっきいし、こーいうのを伝統の日本家屋って言うのかなってミサカはミサカは感動してみる」
上条「しっかし…本当に高そうだなぁ…。うーん…御坂には世話になってるし何かお礼しなきゃなぁ…」
打ち止め「そうしてあげて欲しいな。お姉様すっごく喜ぶと思うってミサカはミサカは笑いかけてみたり」
一方通行「あー…もォ、動きたくねェ…」グッタリ
百合子「お、お兄様、大丈夫ですか?あわわ…あの、のど飴舐めますか?」オロオロ
美琴「お待たせー。部屋案内してもらうから…ってあんたまだぐったりしてるの?」
百合子「あ、あの、みなさん先に行ってて下さい。私、お兄様の体力が戻ったら一緒に行きますので…」
美琴「そう?じゃあ先に行ってるわ。部屋は○○室ね!」
パタパタパタ
百合子「………風が通って気持ちいいですねぇ…」
一方通行「そォだな…」
ソヨソヨ
百合子「………、なんだか…まだ夢の中にいるみたいです。研究所を出たばかりの頃は…今、こんな風に過ごせてるなんて…考えられませんでしたから…」
一方通行「それを言ったら俺もそォだけどなァ…」
百合子「そう、なんですか?」
一方通行「………………打ち止めから聞いてるンだろ。今までのこと……」
百合子「あ、…えと……はい…。…ご、ごめんなさい…」
一方通行「お前が謝る必要はねェよ。全部しょうもねェ事実だってンだ。………むしろ…、オリジナルがこンな最低のクズ野郎ってェのを、お前に詫びなきゃいけねェよ」
百合子「そ、そんなことないです!!…お兄様は、…確かに…許されてはいけないことをしました。…でも、…こうやってみなさんとここにいれる、ということは…
きっと、みなさん…お兄様を…認めようと一生懸命なんだと思います…。お兄様も、その気持ちを無下にしていないですし…本当は解っているんですよね?」
一方通行「………。一人でも…」
百合子「?」
一方通行「俺ァ…一人で生きて行くンだ。誰かを思えば、その思いが好意でも嫌悪でもどっちにしろ傷付けるようになっちまう。…って考えてた。
けどなァ…、無理だったンだよ。結局は俺も人間だったってことだ。…一度、人と触れちまったら…どうしようもなくその温もりが忘れられなくなった…」
一方通行「そンなもの俺には必要ねェから捨てちまおうって思ったこともあった。けど、無理だったンだよ。…そうこうしてるうちに……俺に触れてくるヤツが増えて行った。
…まるで俺に人の温もりを覚えさせるようになァ…。最初は腕を引かれても動かなかったけどよ…、引く手がどンどン増えて行っちまった……。
結局、俺は引っ張られちまった。振り解こうと思えば、能力を使えば簡単にそこから逃げられたのにな……、…そォいうことだよ」
百合子「………えへへ、…みなさんが聞いたら…喜んでくれますよ?」
一方通行「馬鹿言うな…、言えっかよ…ンなこと…」
百合子「それじゃあ…これは私とお兄様、二人の秘密ですね♪」
一方通行「…お前は強いよなァ…」
百合子「私は…本質はお兄様と同じです。…私はお兄様です。…少し、臆病なお兄様なんですよ」
一方通行「………俺が言うのもなンだけどよ…、お前はお前だろ…。お前は、俺に関係なくお前の好きなように生きてりゃいいンだよ」
百合子「好きなように、ですか?」
一方通行「…好きなことしてりゃいいンだよ」
百合子「………それでは…」ピトッ
一方通行「!?」ビクッ
百合子「えへへー…。こうやってお兄様にくっついているのが私は好きなんです…」ニヘッ
一方通行「………やっぱお前、強ェわ…」ナデナデ
百合子「えへへ…」ギュッ
一方通行「……風が…気持ちいいな…」
百合子「潮風の香りですね…」
一方通行「……行くか?」
百合子「はいっ♪」ニコッ
***
美琴「あ、来た来た」
一方通行「…広いな…」
美琴「とりあえず3部屋取ってるけど…部屋割りどうする?あんたら男たちはセットでいいとして…」
百合子「3部屋!?…そ、そんなに取ってるんですか!?」
美琴「2人部屋2つと3人部屋1つでね」
禁書「私はどこでもいいんだよ」
百合子「わ、私も…!」
上条「とりあえず上条さんは隣に荷物置いてくるわ。行こうぜ一方通行」
一方通行「あァ」
美琴「まー、適当にその場の流れでいっかー。明日もあるしね…ねっ、黒子…」
黒子「黒子は、黒子はお姉様と一緒に寝たいんですのぉぉおおお!!!!」
美琴「あんた…普段から同じ部屋で寝てるでしょうが…」
黒子「浴衣で肌蹴た寝姿のお姉様をぉぉおお!!」
ビリッ
美琴「私はあんた以外希望!」
打ち止め「お姉様、ミサカはジャッジメントのお姉ちゃんと寝てみたいなーってミサカはミサカは希望を述べてみる」
美琴「打ち止め!?大丈夫!?今の電撃が当たった!?」
黒子「………あんまりですの…」
打ち止め「そうじゃないんだけど…、お姉ちゃんすっごく優しいし…もっと色々お話してみたいなーってミサカはミサカはお姉ちゃんとの距離を縮めてみたいことを伝えてみたり」
美琴「そっか!そういえば、打ち止めと黒子はそこまで一緒にいたことないもんね。…ま、黒子なら打ち止めを任せても大丈夫でしょ?」
黒子「えぇ。それでは、打ち止めさんあちらの2人部屋に行きましょうか?」
打ち止め「はーいってミサカはミサカはお姉ちゃんに付いていってみる」トテテテ
美琴「変なことされそうになったらすぐ言うのよー!」
黒子「お姉様、いくらわたくしでも打ち止めさんには手を出しませんのよ?」
美琴「冗談よ。私だってあんたのことは信頼してるんだから」
黒子「ふふふ、お姉様…すぐに黒子のことが恋しくなりますのよ!!」
禁書「いってらっしゃーい」
百合子「えへへ、御坂さん、インデックスさんよろしくお願い致します」ペコッ
美琴「うん!よろしくお願いします♪」
禁書「よろしくお願いしまーす」
美琴「えっとね、さっそくなんだけど…やっぱりさ…海!!!」
百合子「海っ!?」ガタッ
禁書「海!!?」ガタッ
美琴「海!行こう!!!!」
***
ドタタタ
美琴「あんたたち!!海行くわよ!」バターン
上条・一方通行「「海?」」
美琴「何早くもテーブルに突っ伏してだれてるのよ!一方通行に至っては寝転がって何してるの?……ま、そんなことより夕飯まで遊びましょうよ!」
一方通行「折角の和室だぜ?畳の感触味わったりしてもいいだろォが」
上条「いやー、やっぱこう、のんびり出来る空間っていいよなー…ここにいる間は宿題のことも忘れよう…」
上条・一方通行「「………はー………」」マッタリ
美琴「海ー!!!何和んでるのよ!遊ばないともったいないじゃない!!」
上条「いやー、それもそうなんだけどさ…こう、一回落ち着いちまうと…なぁ?」
一方通行「なっ」コクコク
美琴「……………打ち止めー!百合子ー!!一方通行は海行きたくなっ」ムグ
一方通行「行かないとは言ってねェだろォが!!」
上条(一方通行も動かしやすくなってきたなー…やれやれ、上条さんも支度しますか…)ヨイショ
打ち止め「海ー海ー♪ってミサカはミサカはお姉ちゃんに膨らませてもらった浮き輪を抱えてみたり」
百合子「お着替えは、向こうで出来るんですよね?」
黒子「えぇ、海沿いに宿泊者用の簡易施設があるようですの」
百合子「海…えへへ…楽しみです」
禁書「ゆりこは海見るの初めてだもんね」
打ち止め「ミサカは共有感覚で見たことあるけど、プールとは全然違うんだよ!ってミサカはミサカは身ぶり手ぶり伝えてみたり」
美琴「ただいまー、あいつらも呼んできたからさっそく行きましょう」
打ち止め「うわーい!ってミサカはミサカは廊下に出てみる」パタタ
一方通行「もう浮き輪膨らませてンのか?」
打ち止め「うん!すぐ海に入れるように!ってミサカはミサカはくるっと回って見せたり。ほら、行こう行こう!」グイグイ
一方通行「引っ張ンなくてもちゃンと付いてってやっから…」トコトコ
上条「よーっす、おまたせ」ヒョコ
禁書「とうま!私たちも早く行こう!」トタタタ
***
美琴「百合子…転ばないようにね」
百合子「だ、大丈夫ですー…」フラフラ
黒子「本当に楽しみなんですのね」
打ち止め「あ、このつばの広い麦わら帽子被ってた方が安全じゃないかな?ってミサカはミサカはまだ海を見まいと後ろ向きで歩く百合子に提案してみたり」
百合子「あ、そ…そうですね!」ポスッ
禁書「それで下向いて歩いてればまだ海は見えないし、足元は見えるから危なくないんだよ」
一方通行「へー…、マジで海だな」
上条「マジも何も海だろ?」
美琴「あれ?あんたも海初めて?」
一方通行「あァ。ま、こいつよりはテレビとかで見てるからな…新鮮さはねェよ」
禁書「わー!砂浜温かいんだよ!」
打ち止め「わーい!ってミサカはミサカはダッシュして…あうっ」グイッ
一方通行「着替えてからにしろってェンだよ、濡れるぞ」
美琴「ほら、百合子、着いたよ♪帽子取ってごらん」
百合子「はぅ!…あわわ…ドキドキします…」ソッ
黒子「とてもいい天気で綺麗な景色になってますの」
百合子「…いち、に…の…さん!」パチッ
ザザ・・・ザザァ
百合子「ふわぁ……!」フルフル
美琴「……ふふっ、…どう?…初めて見た海は?」
百合子「あう…、う…」フルフル
百合子「うみぃーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」ダッ
「「「!!?」」」
百合子「きゃーーーー!!!」パタタタタ
禁書「ゆっ、ゆりこが海に向かって全力で走っていくんだよ!!」
百合子「わーーーーーー!!!!!」パタタタタ
ドテッ
打ち止め「砂に足を取られて波打ち際で転んだ!ってミサカはミサカはユリコの突然の動きに付いていけなかったり」
ザバーッ
美琴「そして波に飲まれたー!!!」
一方通行「百合子ォォおおお!!」カチッ
上条「一方通行も追いかけて行ったぞ!」
黒子「………スイッチ入れてませんでしたか?」
ザバー
一方通行「おい!百合子、大丈夫か?」
百合子「…………っ」フルフル
一方通行「百合…っ」
百合子「あははははははは!!!ざばーって!ざばーってなりましたよお兄様!あははは!!」ケラケラ
一方通行「………はァ?」
百合子「あははははは!!たっ、楽しい!すっごく楽しいです!!あははは!!」ケラケラケラ
一方通行「………お、おォ…そォか…そりゃ…良かっ」ザバーッ
上条「二人とも波に飲まれた!!!」
打ち止め「あんなに思いっきり笑ってるユリコって初めてみたかも…ってミサカはミサカはびしょびしょになった二人にタオルを持って行ってみたり」
百合子「あはははは!また…ざばーって!すごいです、すごいですね!!海ですよ!波ですよ!!きゃー!!」バンザイ
一方通行「……解った、解ったから…百合子、とりあえず落ち着け」ポタポタ
打ち止め「ユリコー!あなたも大丈夫?ってミサカはミサカはしゃがみ込んでる二人を見てみる」
百合子「はいっ!楽しいです!」
一方通行「……まァ、お前が楽しいならいいンだけどよォ…」
打ち止め「ユリコもいきなり走っていくからびっくりしたよってミサカはミサカはユリコに笑いかけてみたり。はい、タオル」
百合子「………え?」
上条・美琴・黒子・禁書「「「「………………………(苦笑)」」」」
百合子「………………………はぅ!?///」カァァ
一方通行「お前って時々予測不可能な動きするよなァ…」ケケケ
百合子「ひぅ!…あ、あ…の…ひゃわ…!!あぅううう~~っ///」
打ち止め「本当に突発的なテンションだったんだねってミサカはミサカは真っ赤になって顔を抑えてるユリコをなでなでしてみる」ナデナデ
百合子「……は…恥ずかしい…です…///」
トボトボ
美琴「おっかえりー。波に飲まれてたけど平気だった?」
百合子「は、はい……、なんだか…もう……ご、ごめんなさい///」
上条「いやいや、ちょっとびっくりしたけど初めて見た海だったわけだし?」
百合子「…ず、ずっと…海ってすごく見てみたかったんです…、そ…それで、目の前全部が海になったから…なんだかわけわからなくなっちゃって…///」
黒子「そ、そういうものですのよ!…わ、わたくしだってお姉様のお風呂上がりの濡れた姿を見ると頭がショートしてダイブしてしまいますもの!」
美琴「ちょっと待て」
***
禁書「いっくよー!」パシャパシャ
打ち止め「わーいわーい!ってミサカはミサカはシスターさんと水を掛けっこしてみたり」パシャパシャ
黒子「お姉様ぁ~ん♪日焼け止めはしましたの?わたくしが塗って差し上げますのよー」
美琴「いいって言ってるでしょうが!!」
上条「プールの時も思ったけど、…いい光景だよなー…」
一方通行「くっだらねェ」
百合子「あの、あの…お兄様と当麻さんは遊ばないんですか?」
上条「いや、あの女の子だけのキラキラした空間は入りずらいんだよなー…」
一方通行「………どの口がほざいてやがる…」ハァ
上条「へ?」
一方通行「お前も気にしないで向こうで遊んで来いよ。気が向いたら俺も行くからよォ」
百合子「あぅぅ…残念ですが仕方ないですね。では、いってきまーす!」トテテテ
美琴「あ、来た来た。百合子ー!」
百合子「す、すみませんお待たせしてしまって…」
黒子「お二人は来ないんですの?」
百合子「女の子だらけで行きにくい…って言ってました…」ショボン
打ち止め「プールの時も一緒だったのに今さらだねーってミサカはミサカはこっちを見てる二人に向かって手を振ってみたり」
禁書「そういえばさっきとうまが『釣り竿借りれるみたいだしやってみようかな』って言ってたんだよ」
美琴「釣り?………あの二人が?…ぷは、想像したらなんかおかしいー!」ケラケラ
打ち止め「確かにおかしいかも!あははっ!ってミサカはミサカはお腹を抱えてみる!あはは」
黒子「あら、上条さんの方がどこかへ…本当に釣りをするみたいですね」
禁書「私たちは私たちで遊ぶんだよ!」
百合子「はぁい♪…えへへ、ちゃんと浮き輪も持って来ました!」
美琴「少し泳いでみる?私引っ張ってあげるわよ?」
百合子「泳いでみます!えへへー…海だ♪海だ♪」パシャパシャ
打ち止め「ミサカも泳ぐ!今日のために下位個体から遠泳の極意をたくさん聞いてきたんだから!ってミサカはミサカは胸を張ってみたり」エッヘン
黒子「さすがに遠泳はしないと思いますけど…、疲れない程度にはたくさん泳ぎたいですの」
禁書「波にうまく乗れるかな?ゆらゆら~って気持ちよく漂ってみたいかも」
百合子「漂ってたら違う場所に行けるかもしれませんねー…」
美琴「百合子、それ漂流」
打ち止め「浮き輪にこうやって、浮かんで…うまく波に乗れるとーってミサカはミサカは浮き輪に座って波を待ってみる」
ザザー・・・
百合子「わわ、打ち止めさんが砂浜まで運ばれてる!」
打ち止め「やっほー!ってミサカはミサカは砂浜からみんなに手を振ってみたり」ノシノシ
美琴「百合子もやってみる?」
百合子「やります!」ヨジヨジ
黒子「はぁ…それにしても打ち止めさんの浮き輪ではしゃぐ姿…とても可愛いですの…」
美琴「黒子?…打ち止めに何かしたら私と一方通行の両方から制裁が来るわよ?覚悟出来てる?」
黒子「さ、さすがに一方通行さんの制裁には快感を感じれませんのよ…」
百合子「…よいしょ…乗れました♪」プカプカ
美琴「ん。オッケー!いい感じに波が来たわよー!百合子、ちゃんとバランス取って浮き輪の端っこ持ってるのよ?」
百合子「はいっ」
美琴「せーのっ!」
ザザザザ・・・
百合子「ひゃわー!すっごい進んでるぅー!」バッ
美琴「あー、もしかしてやるかなーとは思ったけどやっぱり腕あげちゃったわね」
黒子「感情表現豊かな人ですからね。高揚してくると我を忘れてしまうのかもしれませんの」
禁書「ゆっ、ゆりこー!バランス取らなきゃひっくり返…」
百合子「わぁあー」クルッ
バシャン
打ち止め「わー!ユリコひっくり返っちゃった!!ってミサカはミサカは慌ててみるけどどうしていいのかな…!」オロオロ
ザザーッ
百合子「はうぅ…」
打ち止め「だ、大丈夫だったユリコ?ってミサカはミサカは打ち上げられたユリコを揺すってみたり」ユサユサ
百合子「えへへー」ニヘッ
打ち止め「…その様子だと楽しんでたみたいだねってミサカはミサカは笑ってみる」
百合子「海の中で…こう、くるくるーって回って!すっごく面白かったです♪」キャッキャ
美琴「…やっぱりタフねー」
黒子「かなづちであの状況を楽しめるとは…」
百合子「海で遊んでる、みなさんと遊んでる。そう思うとなんでも楽しいんです♪」
美琴「えへへ、嬉しい!よーし!今度はこのビーチボールで遊ぼうか?」
打ち止め「わーい!ゲコ太ボールだ!ってミサカはミサカは喜んでみたり♪」
禁書「……?あれ?…百合子、髪飾りどうしたの?」
百合子「え?…………あ、あれ?…な、ない!?…あぅ、つ、付いてないですか?」オロオロ
打ち止め「も、もしかして今のではずれちゃったのかな?ってミサカはミサカは百合子の髪を見てみる」
美琴「そ、それじゃぁ…波に流されちゃうかも」
黒子「波打ち際にあるかもしれませんの、探しましょう」
禁書「うん!」
百合子「髪飾り…ど、どうしよう…み、見つからなかったら…ふぇ…え…」ジワッ
美琴「だ、大丈夫よ絶対見つかるから!ねっ?」
黒子「いつも付けていましたし…大事なものなんですよね?」
百合子「わ、私が…お兄様と会った…っく…次の日に…ふぇ…買っていた、だいた私の…宝物なんですっ…」
禁書「絶対見つかるんだよ!ゆりことあくせられーたの大事な絆なんだから絶対また巡りあえる!ねっ?」
百合子「あぅぅ…、ご…ごめんなさい…私の…不注意で…、せ、折角…楽しく遊んでいたのに…」グスグス
打ち止め「そんなことないんだよユリコってミサカはミサカは背伸びしてユリコの頭を撫でてみる」ナデナデ
美琴「そうだよ。困った時に助け合うのが友達じゃない、ね?」ナデナデ
***
砂浜
美琴「ぷはっ…砂浜はあった?」
打ち止め「ううん…ってミサカはミサカは首を振ってみる」
禁書「こっちもないんだよ…」
黒子「…潜って探しましたがこの辺にはないですの…。わたくし、もう少し離れたとこを探してみますの」バシャバシャ
百合子「……………っう…」グスッ
美琴「そういえばあいつらは?」
禁書「そういえばあくせられーたもいないね?」
一方通行「ンだァ?…地べた這いつくばって何してるンですかァ?」
百合子「あ…」
一方通行「あァ、三下なら向こうの岩場の方で海釣りだとよ。ほら、飲み物買って来てやったぞ?」
美琴「い、今それどころじゃなくて…!」
打ち止め「そう!あなたも手伝って!あのね、ユリ」
百合子「あのっ、今…みなさんで綺麗な貝を探しているんですよ」ニコッ
禁書「ゆりっ…!……、…そ、そうなんだよ!真っ白で綺麗な貝とか時々落ちてるんだよ」
一方通行「…ふゥン?くっだらねェことやってンのな?…ま、飲み物ここに置いとくから適当に飲めよ」スタスタ
美琴「あんたは、どこ行くの?」
一方通行「あァン?暇だから三下茶化してくンだよ」
スタスタ
***
上条「…………」
ピチピチ
一方通行「まさかお前がちゃンと魚釣ってるとはなァ?…てっきり海を綺麗にしましょう活動でもしてンじゃねーかと思ってたわ」
上条「………ここでも、不幸が…」
一方通行「はァ?…こンなに大量に釣っておいて何言ってるンだ?…どれどれ…へー、ワカサギにイワナに…………え?」
上条「俺は…海の魚が釣りたいんだ…!なのにどうして釣れるのは川魚ばっかなんだー!!!不幸だー!!!!」
一方通行「ありえねェだろォが!!!お前の不幸は魚の生態系までぶっ壊すンですかァ!?なんで淡水魚が海にいるンだよ!!」
上条「ワカサギなんて冬場だろ?釣るの…。なんで夏ド真ん中で釣れるんだろぉな…ははは…」
一方通行「もォお前釣りやめろ。意地でもお前に海水魚釣らせる気はねェンだろ…。それ以上やるとマジで生態系狂うわ…」
上条「お前もやってみるか?…淡水魚でも釣れると結構嬉しいぞ?」
一方通行「………ンー…。じゃァ、少しだけ…。これ、普通に投げりゃいいンか?」
上条「餌は付けようぜ?」
一方通行「餌………」
ウネウネウネウネ
一方通行「ゲ…」
上条「まー適当に針にブッ刺して…ほれ」ズイ
一方通行「あー、無理。俺無理。やァめた!」
上条「おい、都会っ子。はー、これだから最先端科学の申し子は…」ジトー
一方通行「お前も都会っ子だろォが」
上条「いやいや、学園都市一の都会っ子の一方通行さんには敵いませんよー」
一方通行「じゃーそのカワイソーな都会っ子手伝えや」
上条「何事も経験だろー。そんな女の子じゃあるまいし…ほら、これをこうやって針に刺して…簡単だろ?」
一方通行「嫌だ。触りたくないやめろ差し出してくンな近づけるなァァ!!」
上条「このステップを越えないと釣れた時の喜びは味わえませんよー?」ブンッ
一方通行「あー、構わねェよ!別に暇つぶし程度ならやってやっても良かったけどよォ!そこまでやりたかったわけじゃ…」
上条「よっしゃー!釣れた!……って今度はアユかよ!!不幸だー!!」
一方通行「……………」ジッ
ウネウネ
一方通行「……………虫とかさァ…。なンなの?昆虫採集とか楽しいの?ソレ?足が無駄にワサワサしてるかと思えばこいつみてェに気持ち悪くウネウネしてよォ…」
ウネウネ
上条「ま、川魚でも明日のバーベキューに焼いて食えばいっか…」
一方通行「………おい」
上条「ん?」
一方通行「これ、…俺のにも付けろ」
上条「ったく、自分でやるから楽しいのになー」
一方通行「っせェよ。突き落とすぞ」
上条「はいはい……………と、見せかけて!」ポーイ
一方通行「ぎゃァァァあああああああああ!!!!」ガバッ
上条「はははははは!!!!ざまぁみろ!!レベル0舐めるなよ!」
一方通行「クソがァァ!!!」カチッ
上条「ちょ、外での能力使用は…!!」
一方通行「知るかボケェ!!!」
ズドンッ!!
美琴「………ったく、あいつら…」
黒子「そろそろ夕食の時間になってしまいますの…」
打ち止め「ユリコ…ってミサカはミサカは声をかけてみる…」
百合子「……仕方ない、ですよね…。私がはずしておけば良かっただけなのに…、私の不注意で…みなさんの…大事な時間を…」
禁書「そ、そんなことないんだよ?ねっ?」
百合子「いえ…本当にごめんなさい…。もう、…これ以上は…。…きっと流されちゃったんだと思います。…こうなる、運命だったんです」
美琴「………あきらめられるの?」
百合子「…はい。お兄様に、いただいたものは、…他にもあります。宝物はいっぱいいっぱいあるんです。それに、髪飾りをいただいた時の思い出は
ちゃんと、私が覚えてますから…。帰りましょう!お腹も空いてきましたし、露天風呂も入ってみたいです。…えへへ…」
黒子「もしかしたら、明日見つかるかもしれませんの。…とりあえず今日は帰りましょうか…」
百合子「ごめんなさい…、こんなに探していただいたのに……。…でも、私はもう大丈夫です!」グッ
禁書「………それじゃ…、帰ろうか?」
打ち止め「そうだね。ご飯はなんだろーってミサカはミサカはワクワクしてみたり♪」
百合子「あ、私お兄様と当麻さん呼んできますね」
美琴「私も行くわ。なんかすごい音してたし」
***
美琴「………なんで川魚が釣れてるわけよ?」
上条「俺にもさっぱり…」ボロボロ
一方通行「こいつの不幸体質は生態系まで狂わせちまうらしいぞ」
百合子「わー…。明日の食材にはちょうどいいですが…捌くのはちょっと怖いかも…」
上条「あ、それは旅館の方でやってくれるみたいだぞ」
美琴「ま、おいしければいっか!」
百合子「お兄様も何か釣ったんですか?」
一方通行「いや、俺は…」
上条「一方通行さんは針につける虫が怖くて一匹も釣ってませんよ」
一方通行「ちがっ」
美琴「虫…?えー、何?あんた虫が怖いの~?さーすが都会っ子第一位…」クスクス
一方通行「三下…てめェ…!」
上条「~♪」ピュー
美琴「あ、これね?…さてさて第一位さんの弱点は…」カパッ
ウネウネウネウネウネウネウネ
美琴「うわっ、怖ッ!」ガバッ
上条「は?御坂もダメなのか?」
美琴「い、生きてるなんて聞いてないわよ!しかもすっごいぎっしり入ってて…うぁぁん、開けるんじゃなかったぁ…」ガックシ
百合子「ど、どんな感じでした…?」ビクビク
美琴「こう、気持ち悪くウネウネーってしてたわ…」
百合子「ひぇぇ…」ブルブル
上条「やっぱ百合子ちゃんも虫はダメそうだな。一方通行がダメだし」
一方通行「ダメじゃねェ。こういう気持ち悪ィもンに触れたくねェだけだ」
美琴「いや、これはダメね。私も触りたくない…」
百合子「ウネウネ…ひゃぅぅぅ…」ガクブル
上条「あはは…ごめんごめん…、…あれ?百合子ちゃん、髪飾りはずしたのか?」
百合子「え!?…あ、は、はい!あの、あんまり海水につけたり潮風にあたると傷んじゃいそうなので…しばらくはずして…よう、かと……」
美琴「ま、まーとりあえずお腹も空いたしもう旅館に戻りましょう?黒子たちは先に簡易施設でシャワー浴びて着替えてるから」
上条「そうだな。さーって…夕食は何かなー♪」
一方通行「…はー…なンか三下の相手してンのも疲れンなァ…。さっさと旅館戻ンぞ。温泉あンだろ?早く浸かりてェ」
百合子「露天風呂みたいですよー…えへへー楽しみですねー…」
一方通行「そォだな…」
3スレ目 ⇒ 【 百合子「お兄様、ただいま戻りました♪」 】 に続きます

