※若干ですが、劇場版[新編]叛逆の物語のネタバレを含んでいます
杏子「いやー、今日も楽勝だったな!」モグモグ
さやか「よく言うよ。あたしが回復しなかったらヤバかったじゃん」
杏子「そりゃ当然、さやかのヒールが飛んでくるのを見越して特攻したのさ」モグモグ
マミ「まぁ今日は結果オーライだったけど次からはもう少しリスクを抑えた戦い方をしないと」
杏子「へいへーい」
ほむら「私も今日のはちょっとヒヤヒヤした…」
杏子「んだよー皆心配性だなー。あれくらいしたほうがサクッと終わるじゃん。まどかもそう思うだろ?」
まどか「あはは…」
まどか「あ、私ちょっとトイレに…」スッ
グサッ
まどか「いぎゃあああああああああああああああ!!!?」ブシュー
ほむら「まどか!?」
元スレ
まどか「マミさんの部屋のテーブルなんとかしてほしい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1383335741/
さやか「え?え?」
マミ「え、ちょっ、な、何?どうしたの?」
まどか「ぐあああああああいいいいぃいいいいいいい!!!」ブシュー
杏子「うわっ!血!ちょ、めっちゃ血ぃ出てるぞ!?」
まどか「いだいいいいいいいいいいいいいい!!!」ブシュー
ほむら「た、たた立ち上がった時にテーブルの角が脛に刺さったみたいで……まどか!まどかぁ!」アワワ
杏子「さやかっ!早く魔法で止血を!!」
さやか「あ、わ、ちょっ待って!今変身するから!」シャキーン
マミ「早くブレイクダンスして変身するのよ!」
さやか「うおおお!ブレイクダンス!」ズンドコ
グサッ
さやか「ひぎゃああああああああああ!!」ブシュー
まどか「あがががああああああああ!!」ドクドク
さやか「死ぬ!死ぬううううあああああああ!!」ブシュー
マミ「二人共落ち着いて!魔法少女は出血じゃ死なないから!気を確かに!」
ほむら「で、でも精神に負担がかかるとソウルジェムが……」オロオロ
杏子「ま、まずいぞ…!二人共ショック状態でこのままじゃ…!」
ほむら「そうだ!私が時間を止めてその間に包帯か何かで止血すれば…!」
マミ「な、なるほど。その手があったわね!暁美さん、頼んだわ!」
ほむら「は、はい!レッツダンス!」フラフラー
ほむら「あ」コケッ
グサッ
ほむら「ぬおおおおおおおおおおお!!?」ブシュー
ほむら「ひいいいいいいやあああああああああ!!」ブシュー
マミ「暁美さん!?」
べべ「マジョマンコカマンベール!マジョマンコカマンベール!」<額カラ血ガイッパイ出テル
まどか「あ……あ……ああああ……」ドクドク
さやか「死ぬ!死ぬーーーーーーーっ!!」ドクドク
杏子「な、なんてこった!お、おいマミ!どーする!?やべぇぞこれ!!」
マミ「えっと、えっと……」
マミ「そ、そうだ、私の能力の帯で傷口を塞げば……!」
杏子「それだ!マミ!早く変身を!」
マミ「ええ!行くわよ!」シャキーン
杏子「あ!ちょっとタンマ!」
マミ「何!?一刻も早く三人を止血しないと……!」
杏子「ダンスしないで普通に変身するんだ!マミまでテーブルのカドにぶつかったら終わりだぞ!」
マミ「そ、そうね!普通に変身するわ!」
マミ「えい!」ポンッ☆
マミ「無事変身したわ!さぁ、止血するわよ!」
杏子「おっしゃあ!いけぇマミ!!」
マミ「はぁっ!」シュルシュルー
スパッ スパッ
マミ「!?」
杏子「なっ!?テーブルの角にマミの帯が当たって帯がスパスパ切れちまうじゃねえか!!」
マミ「そんな!これじゃあ止血なんてできないわ!」
べべ「マジョマンコカマンベール!マジョマンコカマンベール!」<ドウシタライイノカ
まどか「ああぁ……寒い……寒いよぉ……」ドク…ドク…
さやか「いやだぁ!死にたくない!死にたくない!!」ドクドク
ほむら「うごおおおおおおああああああ!!」ブシュー
マミ「っ!佐倉さん!まずはこのテーブルをどかしましょう!」
杏子「はっ!そ、そうか!最初からそうすりゃよかったんだ!あたしとした事が動転してこんな事に気付かないなんて!」
マミ「さぁ!佐倉さんはそっちの端を持って!」
杏子「おう!任せろ!」
杏子「……!?」
マミ「ど、どうしたの!?」
杏子「は…端ってどこだ!?三角だから私が一角持つとマミが二角、私が二角持つとマミが一角になってバランスよく運べないぞ!?」
マミ「そんな!!」
まどか「あ……あ……」ブルブル
さやか「ぅあ……め、目が霞んできた……」ドクドク
ほむら「うごごご……」ブシュー
べべ「マジョマンコカマンベール!マジョマンコカマンベール!」<マミ 手伝ウ テーブル運ブ
マミ「べべ!」
杏子「そうだ!何も私とマミだけで運ばなくても、べべがいるじゃねえか!」
マミ「ふふっ、ナイスよべべ!さぁ、さっさとこのテーブルを運んじゃいましょう!」
べべ「マジョマンコカマンベール」<コッチノ角モツ
マミ「じゃあ私はこっちね!」ガシッ
杏子「んじゃあ私はこっちの角だな!」ガシッ
杏子「おい!ボーッと見てないでお前も手伝え!」
QB「きゅっぷい!」
杏子「おっし!せーのっ!」
マミ「ああっ!?ダメよ!」
杏子「な、なんだ!?どうした!?」
マミ「三角だからQBの持つ部分が無いわ!!!!」
まどか「」
さやか「う、ううう…」ガタガタ
ほむら「まどか……まどかぁ……」ドクドク
杏子「し、しまった!!!!」
QB「きゅう…」
マミ「くっ…!まずいわ!もう時間がない!既に鹿目さんは意識を失ってるわよ!」
べべ「マジョマンコカマンベール!」<テーブル 縦ニスル 持ツトコロ二ヶ所ニナル
杏子「な、なるほど!!!」
マミ「その手があったわね!それなら私と佐倉さんだけで運べる!!」
杏子「よし、縦にするぞ!」グッ
マミ「そーっとよ、そーっと……」
ソーッ……
杏子「っしゃ!!縦になったぜ!!マミ!そっち持て!」
マミ「今度こそ運べるわね!さあ、持ち上げるわよー!せーのっ!」
杏子「よっこいしょっと!」
グサッ
杏子「!?」
マミ「そんな!!天井に角が刺さってしまったわ!!!!」
杏子「お、おい!どーする!?」
マミ「ダメだわ!縦にするとサイズ的にどうしても天井にぶつかってしまう!!」
杏子「くそっ!結局テーブルは運べねえってことかよ!?」
べべ「マジョマンコカマンベール!」<テーブル 持タナイデ 押ス
マミ「べべ!あぁ、あなた天才よ!!」
杏子「その通りだぜ!なにも無理に持ち上げなくても、ズズズって押して動かせばよかったんだ!!!」
マミ「そうと決まったら早速押して動かすわよ!!」
杏子「気をつけろよ!角に手ぇ刺すなよな!!」
マミ「ええ!……慎重に……慎重に……」
ズズズ…
杏子「うおおおっしゃあああ!動いたぜ!!」
マミ「このまま部屋の端っこまで動かすわ!!」ズズズ…
グサッ
まどか「ほげあああああああああああああああ!!!?」ブシュー
杏子「!?」
まどか「いぎええええあああああああああああ!!!!」ブシュー
マミ「え?なに?どうしたの?」ズズズ…
ズブブブ
まどか「ぐぎゃああああああおええええええええ!!!!?」ブシュー
杏子「マ、マミ!!ストップ!ストップだ!!倒れてるまどかに角が刺さってる!!」
マミ「ええっ!?そ、そんな!」
まどか「」ブクブクブク
マミ「なんてこと……!テーブルを押すと私から見て床に死角が出来て、倒れてる三人に刺さってしまう可能性があるんだわ!!」
杏子「畜生!畜生!!」
べべ「マジョマンコカマンベール!」<テーブル ジャナクテ 三人ヲ 動セバイイ
杏子「お前マジで天才だぜ!!!」
マミ「じゃあ三人を玄関のほうに動かすわよ!!」
杏子「ああ!私はさやかを運ぶぜ!!」
べべ「マンコ!」<ホムラ ヲ 運ブ
マミ「私は鹿目さんを運ぶわ!!」
杏子「さやか!もうすぐだからな!すぐに助けてやるからな!!」ズルズル
さやか「」
べべ「マジョマンコカマンベール!」ズルズル
ほむら「」
マミ「鹿目さんしっかり!死んじゃダメよ!!」ズルズル
まどか「」
杏子「どっこいしょ、っと!よし!ここまで運べばもう大丈夫だ!!マミ!!早く!!」
マミ「ええ!私の魔法で三人の止血をするわよ!!はああっ!!」クルクルクルー
グサッ
マミ「のぎゃあああああああああああ!!!?」ブシュー
杏子「!?」
マミ「死ぬうああああああああああああああ!!!」ブシュー
杏子「そ、そんな!?何でだよ!!何でここにテーブルがあるんだよ!?ここは玄関だぞ!?」
べべ「マジョマンコカマンベール!」<マドカニ テーブル 刺サッタママ マミ 運ンデキタ
杏子「くっ!!やっちまった!!うっかりしてたぜ!!!」
マミ「んぎぃあゃいあああああああ」ブシュー
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
杏子「考えろ!考えるんだあたし!!今こいつらを救えるのは私しかいねぇんだぞ!!」
べべ「マジョマンコカマンベール!」<モウ 救急車 呼ンダホウガイイ
杏子「はっ!!そ、そうだ!最初からそうすりゃよかったじゃねーか!!」
杏子「マジで助かったぜべべ!!早速救急車を呼……」
杏子「!!!!!」
杏子「ケータイをリビングに置いてきちまった!!!!」
杏子「しかもまどかに刺さったテーブルが道を塞いでて戻れねえ!!!!!!!!」
べべ「マジョマンコ!」<持ッテキタ
杏子「べべ!お前ってやつは本当に……大した奴だぜ!!」
杏子「っしゃ!!救急車呼ぶぜ!!待ってろよみんな!!すぐに助けが来るからな!!!」ピポパ
杏子「……」
杏子「……」
杏子「もしもし!?大変なんだ!!友達が三人大怪我しちまったんだよ!!助けてくれ!!!」
ピ ピ ピ ポーン
午前 6時 29分 40秒を お知らせします
杏子「はあ!?何言ってんだアンタ!!早く来てくれよ!!」
べべ「マンコ」<番号 チガウ
杏子「おあ!?やっべ!!慌てて時報にかけちまったってのか!!!」
杏子「えーっと、救急車、救急車は……」
杏子「ああああああ!!何だっけ!!!!!!!」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
マミ「」
杏子「くそっ、くそぉ……!」ガクリ
杏子「もう、ダメだ……手遅れだ……」
杏子「みんな……死んじまった……」
杏子「あたしが不甲斐ないばっかりに……ちくしょお……」
さやか「」
杏子「ごめんなさやか……。何もできなかった……」
杏子「……でも大丈夫だ。あたしもそっちに行くよ……。独りぼっちは寂しいもんな……」
杏子「……うおおおおおおおおおお!!」ダダッ
グサッ
杏子「おぎょおおおおいああああああああ!!!!」バターン
杏子「」
………現実世界………
QB「……まったく、人間の行動と判断基準はまるで理解できないよ」
終