【前半】の続きです。
上条「久しぶりにスタバに来たが……」
上条「やっぱりここいいなぁ」
上条「月始めしか来れないけど……」
一方通行「すいませーン、相席いいですかァ?」
上条「……」
一方通行「……」
上条「おう」
一方通行「なンだ、三下かよ」ガタ
上条「結構来てんのか?」
一方通行「打ち止めの定期健診の時だけな。あいつ居る時は相手してやらなきゃいけねェし」
上条「立派に保護者やってるんだな」
一方通行「ったりめェだろ」
一方通行(ホントは相手してもらってるンですけどね)
一方通行(なァんか最近反抗期なンだよなァ)
一方通行(前はあっちから来てくれてたってのに……)
一方通行(今はほとんど俺からだからなァ)
一方通行(まさかこのまま会話ゼロとかに……)
一方通行(無理。マジそンなの無理だ)
一方通行(未だあの男の娘事件から立ち直りきってねェのに打ち止めとの絡みが無くなっちまったら俺死ぬ)
上条「なんか元気ないな」
一方通行「……そォか?」
上条「やっぱあれか?プールのが尾を引いてるか?」
一方通行「うっ」
上条「そうだよな、まさかあんなに綺麗な人が男だなんて」
上条「俺、運命の人だ!とか思っちゃったんだぞ?どうしてくれんだよこの気持ちは」
上条「どこにぶつけりゃいいんだよ」ハァ
一方通行(ホントどうしてくれンだよ)
一方通行(俺なンてゴールデン幼女だの言って一人で超盛り上がってたのに……)
一方通行(男はねェわ。男はねぇわ……)
上条「しかし意外だったぞ」
一方通行「あァ?」
上条「お前も俺と一緒で年上好きだとは」
一方通行「」
上条「子供に声かけて逮捕されたりしてたからもしかしてロリコン?とか思ってたけど」
一方通行(な)
上条「まさか同じ趣味だとはな」
一方通行(なァァァにいってやがンだ三下ァ!?)
一方通行(俺が年上好きィ!?勘違いにも程があるぜェ!!)
一方通行(中学生ですら無理なのに年上とか!!バカですかァ!?)
一方通行(いや、待てよ……三下にはロリコンより年上好きと思われてた方がいいな)
一方通行(もしここで俺は幼女好きだァ!!とか言っちまったら)
一方通行(もうインデックスちゃンに会わして貰えなくなるかも知れねェ)
一方通行(最悪打ち止めも三下の下に……)
一方通行(しかも最近やたら上条さン上条さン言ってるから無きにもあらずだ……)
一方通行(そうなったら俺一人ぼっちじゃねェか!!)
一方通行(こ、ここは……)
一方通行「と、年上っていいよなァ」
上条「ああ、年上って最高だ!寮の管理人なら尚更だ!」
一方通行(腹いてェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!!!!!!!)
一方通行「……か、管理人?」ゼェゼェ
上条「ああ、管理人。なんか良くないか?大人の雰囲気でさぁ……
一方通行(やっベェ……目眩・吐き気・腹痛・頭痛etc一気に襲ってきやがった)
一方通行(身体の拒否反応がすげェ……)
一方通行(そりゃそうか……よりによって年上好き発言したからな、この俺が……)
一方通行(嘘でも堪えるぜェ……クッ、目が霞んできやがった)
上条「なぁ、お前どう思う?」
一方通行「あァ、すげェ良いと思う」
上条「だよなぁ!やっぱ鞭とか紐とか蝋燭とか使われてみたいよな!!」
一方通行(鞭?なンの話してンだコイツは……)
一方通行(何時まで話してんだよォ、いきなり饒舌になりやがって……)
一方通行(もうやだ、お腹痛い帰りたい)
一方通行(帰って打ち止めギューってしたい)
一方通行(でも、昼まで帰ってこねェし……)
上条「でもなー、いくら年上でも小萌先生は無理だなぁ」
一方通行「……は?」
上条「なんか凄い子供っぽいし、体系含めて」
一方通行「……は??」
上条「アクセラレータはどうだ?小萌先生みたいなのってあり?」
一方通行「……は???」
上条「聞いてなかったのか?」
一方通行「……スマン、車の音が大きくてよく聞こえなかった」
上条「年上でも小萌先生みたいな人は有りかって話だよ」
一方通行「アー」
一方通行(三下いきなり何言っちゃってンだ?)
一方通行(小萌ちゃンが年上?何言ってンだ?)
一方通行(つーか先生ってなンだよ。なンの先生だよ)
一方通行(頭大丈夫か?三下?)
一方通行(……あァ、そうか。ホントは全部気付いてンのか三下ァ)
一方通行(俺が幼女好きだって事も。プールでお母さンじゃなく幼女が男の娘がったことにショック受けた事も……)
一方通行(だから小萌ちゃンが大人とかすぐばれる嘘をついて、そう言うイレギュラーもあるよ、気にすンなって……)
一方通行(そう励ましてくれてるンだな、三下ァ)
一方通行(ありがとよォ)
一方通行「小萌とか……超有りじゃねェか」
上条「えっウソ、マジで?」
一方通行「マジで」
上条(小萌先生が有りって……)
上条(コイツもしかして本当にロリコンなのか?)
上条(いや、でもプールの件もあるしな)
上条(小萌先生だって一応年上な訳だし……)
上条(まぁ、アレだ。年上好きにも俺の知らない色々な種類があるんだろ)
上条(うん。そうだよ。もしロリコンなら打ち止めとかやばいけど今までそう言う話は聞かないし……)
上条(大丈夫。大丈夫)
上条「へぇ~。そうなのか」
一方通行「おゥ」
上条「じゃあ小萌先生と付き合いたいとか思うか?」
一方通行「付き合えるなら付き合いてェな。フツーに好きだし」
一方通行(聞くような事じゃねェだろ。当り前じゃねェか)
一方通行(いわせンな恥ずかしい///)
上条「そっか」
上条(もしロリコンとして小萌先生をそういう目で見てるなら少しはうろたえると思ったけどそれもないし)
上条(単純に小萌先生みたいな性格の人がタイプなんだな……きっと)
一方通行「どゥしたンだよイキナリ」
上条「いや、なんでもない」
上条(それなら応援しなきゃいけないよな、友達として。幸い小萌先生フリーっぽいし)
上条(でも応援って言っても何すりゃいいんだろう)
上条(上条さんこんなの初めてですよ)
一方通行「ン?その券なンだ?」
上条「ああ、これは福引きの券だよ。そこの商店街の」
一方通行「そンなンあったのか」
上条「三等のエアコンが欲しいんだよ今年壊れちゃったし。最悪でも五等の米20キロが当たればなぁ」
一方通行「そンだけ有れば当たるンじゃねェか?」
上条「上条さんの不幸体質をなめちゃいけませんよ。多分どうせ全部残念賞のポケットティッシュになる」
上条「まぁ、それでも嬉しいんですけどね」フフフ
一方通行「ネガティブ過ぎンだろ。なンかこっちまで悲しくなる」
上条「お前この後暇か?」
一方通行「昼までならな」
上条「なら一緒に福引き行こうぜ」
一方通行「おゥ。エアコン当たるように願っててやンよ」
上条「っていうかお前のベクトル操作で……」
一方通行「嫌に決まってンだろ」
上条「ですよね」
上条「おっちゃん、俺、ガラガラやるよ」
一方通行「一大決心しましたみたいに言ってんじゃねェよ」
おっちゃん「はいよ、三十二回分ね!」
一方通行「すっげ」
上条「クラスの皆から集めたからな。あと小萌先生からも」
一方通行(幼女にまで迷惑かけてンじゃねェェェェェェェ!)
上条「いくぞ!」ガラガラ
一方通行「がんばれよォ」
おっちゃん「はい、残念賞のティッシュね」
一方通行「早速かよ」
上条「なに……まだ一回目だ俺にはあと三十一回も残ってんだよ!!」ガラガラ
一方通行(す……すげェ……)
一方通行(まさか二十八回連続でポケットティッシュ当てるなんて……)
一方通行(積み重なったポケットティッシュが今にも崩れそうだぜェ)
上条「くそーー!!なんで当たんないんだよ!!」
上条「おっちゃんコレホントに当たり入ってんの!?」
おっちゃん「もちろんだよ」
上条「じゃあなんで当たらないんですか!?」
おっちゃん「それはこのガラガラにでも聞いてくれ」
上条「ガラガラ頼む!俺エアコンとお米が欲しいんだ!一等とかじゃない三等と五等だ」
上条「どっちかだけでもいい俺三十回もやってるんだ。それそろ当たりを出してくれないか?」
上条「もうポケットティッシュは嫌なんだよ」
ガラガラ「……」
上条「……頼むぞ」ガラガラ
おっちゃん「はい、ポケットティッシュ」
上条「」
一方通行(不憫すぎンだろ……)
上条「いいぜガラガラぁ……お前が絶対に俺に景品を当てさせないって言うんなら……」
一方通行(まさか無機物相手に……!)
上条「先ずはその幻想を……!」
上条「ぶっ殺す!!!!!」ガラガラガラガラガラガラ
おっちゃん「はい、ポケットティッシュ」
上条「くそぉぉおぉおおおぉぉぉぉぉおおぉぉぉぉおぉおおおぉぉ!!!!!!!!!!」
上条「もういい!アクセラレータ、あとお前がやれ!!」
一方通行「はァ?」
上条「お前学園都市一位だし三等ぐらい当てれるだろ!?」
一方通行「言ってる意味がわかンねェよ」
上条「いいから!!」
一方通行「こンなン誰がやっても一緒だろ……」ガラガラ
おっちゃん「!」
カランカランカラーン
おっちゃん「おめでとう!!一等だよ!!」
一方通行「あァ?」
上条「なに!?」
おっちゃん「一等は二泊三日の温泉旅行五名様分だ!」
上条「す、すごいじゃないかアクセラレータ!!やったぞ!!」ダキッ
一方通行「わかったから抱きつくンじゃねェよ」
上条「一等が学園都市第一位って事は三等は第三位ってことだな!?」
一方通行「落ち着け、頼むから落ち着け」
上条「御坂ー!!何処だ――!!ガラガラやってくれ――!!!」
一方通行「叫ンでンじゃねェよ!」
上条「くそっ!来ないじゃないか御坂の奴!!」
一方通行「アレで来たらビックリだっての」
上条「まぁいいや。アクセラレータ最後の一回もやってくれ」
一方通行「いいのか?また当たるとは限ンねェぞ?」
上条「俺がやるよりは確率高いって」
一方通行「外れても文句言うンじゃねェぞ」
上条「分かってる!」
一方通行「ハァ」ガラガラ
おっちゃん「!!」
上条「銀色?」
おっちゃん「こ、今度は特別賞だ!」
上条「マジですか!?」
おっちゃん「マジです!!」
一方通行「マジかよ」
上条「ホント凄いなお前!」
一方通行「どォも」
上条「で、賞品は!?」
おっちゃん「ちょっとばかし重いけどな。なんと米五十キロ分だ!!」
上条「アクセラレータぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ダキッ!!
一方通行「やァァめろっての!!!」
一方通行(米ごときで何をそンなに)
上条「はんぶんこしような!!」
一方通行「いや、全部やるよ」
上条「は!?」
一方通行「ウチ米そンなに使わねェし。インデックスに食べさせてやれ」
上条「ホントに良いのか!?」
一方通行「いいもなにも元々お前の福引くき券だろうが」
上条「愛してるぞ!アクセラレータ!!」ダキッ!!
一方通行「アー、ハイハイ」
一方通行(めんどくせェ)
御坂「おかしいわね……こっちの方からアイツに呼ばれた気がしたんだけど」
御坂「空耳かしら?」
「愛してるぞ!」
御坂「むっ!」ピクッ!!
御坂「……」ソロー
御坂(いたっ……!)
御坂(って何抱きついてんのよ!?しかも相手男だし!!)
御坂(何!?アイツってその気があったの!?)
御坂(さっきも愛してるぞ!とか言っちゃってたし!!私言われた事ない!)
御坂(つーか相手誰よ!?こっちからじゃ見えない!)
御坂(……)
御坂(こっち来る!隠れないと!)
上条「いやー助かったよ。米五十キロはかなりでかいもんなー」
一方通行「お、重てェ……」
上条「大丈夫か?やっぱり十キロは重いか?」
一方通行「あァ!?重たくねェよ!!」
上条「いや今重いって」
一方通行「言ってねェ!!」
上条「そ、そうか。運ぶの手伝ってもらって悪いな」
一方通行「……も、問題ねェ」
一方通行(こいつなんで四十キロを普通に持ってンだよ!?バカじゃないンですかァ?)
一方通行(俺なンて実はすでに限界突破してるってェのに!)
上条「そうだ、温泉旅行だけどさ」
一方通行「……お……おゥ」ダラダラ
上条「ホントに大丈夫か?汗だくだし顔赤いし」
一方通行「大丈ォォォ夫」ダラダラ
御坂(来た来た……一体誰と……)
御坂(これはとんだ伏兵ね)
御坂(アクセラレータ!)
御坂(そう言えば結構前に一緒にご飯食べたりしてたし……)
御坂(もしかしてホントに出来てるんじゃ……もしそうなら立ち直れないわね)
「温泉旅行だけどさ」
御坂(お、温泉んんんんんんんんんん!?)
御坂(なに?男二人で温泉旅行!?危ない!危ない!!)
「ホントに大丈夫……
御坂(っていうかアクセラレータに気使い過ぎよ!そしてアクセラレータはアイツの好意に素直に甘えなさいよ!)
上条「福引きのおっちゃんが五人って言ってたけど……」
一方通行(コイツ五十キロ持ちながらなんで普通に話せンだよ)←結局持ってもらった
御坂(福引き?ああ、商店街のやつね)
上条「あと一人どうする?」
一方通行「誰か呼びたい奴とかいねェのか?」
一方通行(できれば幼女で)
御坂(はーい!私!!私!!)
上条「んー……特にいないな」
御坂(何よそれ!!)
上条「でも、皆がしてるやつが良いよな。気を使わなくて良いし」
一方通行「あァ、そりゃァそうだな」
一方通行(幼女なら関係ねェが)
御坂(私のこと二人とも知ってるよー!私でいいんじゃないかなー!)
上条「姫が一方通行「それはねェよ」
上条「じゃーあとは小萌先生ぐらいしか」
一方通行(幼女キタ!)
御坂(なんで私の名前出てこないのよ!?)
上条「っていうかそれでいいじゃないか。がんばれよアクセラレータ」
一方通行「……?おゥ……?」
一方通行(何を?)
御坂(会話終わっちゃった!)
上条「じゃーなー」
一方通行「おゥ」
御坂(アイツの家まで付いて来ちゃった……)
御坂(いいなぁ。私も行きたいなぁ)
上条「米サンキュー」
一方通行「おゥ」
御坂(付いて行っちゃおうかな)
一方通行(ガンバレってなにがンばりゃいいンだ?)
御坂(うん。行っちゃおう)
一方通行(……)
御坂(偶然を装えば全然普通よね)
一方通行(もしかしてアレか?)
御坂(場所は商店街のおっちゃんに聞くとして……)
一方通行(幼女との距離を縮めろと?)
御坂(問題はいつ行くかよね)
一方通行(一線を越えろと?)
御坂(……)
一方通行(OK、了解だぜ三下ァ)
御坂(確か黒子が盗聴器もってたわね)
~一週間後~
上条『予定通り明日からでいいか?』
一方通行『あァ、問題ねェ。っつーかこれ以上後にしたら打ち止めキレる』
上条『ははっ、家も似たようなもんだよ』
一方通行『なンかすげェ仲良いからなァ二人』
上条『最近、俺ら抜きでも遊んでるみたいだしな。まぁいいんじゃないか?家で一人で居るより』
一方通行『そォだな』
上条『じゃあ明日駅前にな』
一方通行『あいよォ』ピッ
御坂「なるほど、明日なのね」
黒子「なにがですの?」
御坂「なんでもない。独り言よ」
黒子「お姉様ったら最近独り言多いんですの」
御坂「そう?」
黒子「この前もコンビニのトイレで独り言言ってたではありませんか」
御坂「……なんでコンビニのこと知ってんのよ」
黒子「お姉様のよく行かれる所には大体カメラを付けていますもの。当然ですわ」
御坂「……」
黒子「あっ」
御坂「くろこぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」ビリビリ
黒子「ああぁぁぁぁあああんっ!!」
御坂「まったく」
黒子「おねーさまぁ」
御坂「うっさい」
御坂(それにしても明日か……)
御坂(ホントは一人で行きたいんだけど……)
御坂(アイツに一人で温泉に来る寂しい女とは思われたくなのよね)
御坂(初春や佐天さんを誘っても良いんだけどそれじゃ動きにくくなるし……)チラッ
御坂「黒子」
黒子「なんですの!?黒子に御用ですの!?夜のお供ですの!!?」
御坂「明日から二泊三日で温泉行かない?」
黒子「へ?」
御坂「ふたりで」
黒子「行きます!行きますわ!!愛の逃避行ですわ!!!」
御坂「ただの旅行だっての」
―新幹線・六号車―
打ち止め「席を向かい合わせよーってミサカはミサカは椅子をガタガタしてみたり!」
イ…「私とラストオーダーが窓側なんだよ!」
一方通行「はいはい」
上条「悪いな……お金出してもらって」
一方通行「ったく。新幹線乗るのに、なンで500円しか持ってねェンだよ」
上条「いやぁ、金を下ろすのを忘れてましてね」
一方通行「それでも普通、諭吉ぐれェは入ってるもンだろ」
上条「お前今全国の俺を敵に回したぞ」
一方通行「意味わっかンねェよ」
上条「ちゃんと向こう着いたら返しますんで……」
一方通行「いいよもう」
上条「えっマジで?」
一方通行「ATM行くのめンどくさいだろうが」
上条「うわーすげぇブルジョワ」
一方通行「やっぱ返せ」
上条「嫌だなぁ。冗談ですよ冗談」
打ち止め「お菓子ターイム!」
上条「えっもう!?」
一方通行「二時間ぐらいかかンだからすぐ無くなっちまうぞ?」
イ…「その点は抜かりないんだよ!」ドサァ
打ち止め「わぁ!ってミサカはミサカは凄い量のお菓子に目をクラクラさせてみたり!」
上条「どうしたんだよコレ」
イ…「小萌が一日遅れるお詫びにってくれたんだよ」
上条「後でお礼のメールしとかないとなぁ」
一方通行「これ全部か?」
イ…「全部じゃないけど九割はそうなんだよ。残りは家から持ってきた奴だけど」
上条「こんなに家にあったか?」
イ…「見えるとこには無かったんだよ。でも……」ニヤ
上条「ま、まさか」
イ…「ふっふ~ん」
上条「俺秘蔵の紗々が……!!」
イ…「これも!これも!!」
上条「ああ!アーモンドチョコレートに予約でいっぱいのお店のボロネーゼまで!!」
一方通行「一個菓子じゃなくね?」
イ…「ズルイんだよ、とーま!私に隠れてこんな美味しいもの食べてたなんて!」
上条「いいじゃないか!月一の楽しみなんだよ!どうせお前は味なんて気にしないだろ!?」
イ…「ムッキー!!」パクパクパクパク
上条「紗々ー!紗々――!!!!」
一方通行(みにくい……)
打ち止め「……」パクパク
一方通行「マーブルチョコレートか」
打ち止め「うん」
一方通行「一個くれ」
打ち止め「や」
一方通行「……」
―新幹線・三号車―
黒子「あーんですわお姉様」
御坂「何これ」
黒子「朝御飯ですわ。お姉様はよく朝御飯を抜かれますので……」
御坂「……なにも入ってないわよね?」
黒子「も、もちろんですわ!私は何も入れてませんの!」
御坂「私は?」
黒子「い、いえ!黒子はそんな事言ってませんの!」
御坂「じゃあアンタが先に食べなさい。そしたら私も食べてあげるから」
黒子「黒子と間接的なベーゼをご所望で!?」
御坂「違うわよ!なんでそうなんのよ!?」
黒子「それでしたらお姉様の食べた後のフォークを私がベロベロしますのでどうぞお先に!!」
御坂「話聞きなさいよ!ってか近づけるなー!!」
ポーン
黒子「ああ!!」
御坂「あ」
ベシャ
黒子「……」
御坂「ご、ごめ……」
黒子「媚薬がいっぱいのお店のボロネーゼがぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁ!!」
御坂「……」
黒子「あ」
御坂「……」
黒子「お、お姉様?」
黒子(怒ってる!すっごい怒ってますの!!)
御坂「何がいっぱいって?」
黒子「よ、予約がいっぱいですの」
御坂「ホントに?」
黒子「……ホントですの」
御坂「ホント?」ジー
黒子「……いや……あの……えーっと」
御坂「こっち見なさい」
黒子「うぅ」
御坂「ホントに『予約がいっぱいの』なのね?私はアンタを信じていいのね?」
黒子「び……」
御坂「び?」
黒子「媚薬……ですの」
御坂「始めからそう言えばいいなさいよ」パシ
黒子「あんっ」
御坂「もうすんじゃないわよ」
黒子「許してくれるんですの?」
御坂「素直に言ったからね」
黒子「お姉様あああぁぁぁあぁああぁぁぁああ!!」ダキ
御坂「ちょっ!黒子!」
黒子「ごめんなさいですのぉぉぉぉおぉぉぉおおぉぉ!」エーン
御坂「わかった!分かったから!もう怒って無いから!」
黒子「やっぱり黒子はお姉様のこと大好きですのぉぉぉぉおおぉぉぉ!!」
御坂「大声でそんな事言うなぁ!!」
黒子「お姉様ぁぁぁぁあああああぁぁぁぁああぁ」モミ
御坂「ドサクサに紛れて胸揉んでんじゃないわよ!!」ビリビリ
黒子「はぁぁぁあああぁぁぁぁぁあん!!」
次は○○~○○~~
上条「インデックス早くしろ!降りるぞ!」
イ…「気持ち悪いんだよ……」
上条「あれほど食い過ぎるなって言っただろうが!」
イ…「とーま静かにして欲しいんだよ……吐く……」
一方通行「おィ、さっさと起きねェか」
打ち止め「あと五分~ってミサカはミサカは漫画みたいなこと言ってみたり~」ムニャムニャ
一方通行「ったく」
一方通行(かわいいなァ!もゥ!!)
上条「打ち止めは起きたか!?」
一方通行「ダメだなこりゃ。こうなったら起きねェよ。インデックスはどォだ?」
イ…「うぇぇ」
上条「見ての通りだよ」ハァ
一方通行「担ぐしかねェな」
上条「お前担げるのか?」
一方通行「バカにすンじゃねェ。打ち止め一人ぐらいいける」
上条「よし、じゃあ担いで行くぞ!インデックス背中に乗れ」
イ…「きもちわるい~」ヨジヨジ
上条「吐くなよ!絶対吐くなよ!!」
一方通行「よっこいしょっと……」
打ち止め「んん……」
一方通行(ふーっともも!ふーっともも!!)
上条「ヤバイ!もう着いたぞ!」
一方通行(と・い・き!と・い・き!!)
一方通行「気分はどォだ?」
イ…「うん。吐いたら楽になったかも」
上条「新品の靴がインデックスのゲロだらけに……」
イ…「ごめんね?」
上条「いいよ。洗えば良いだけだし……うん。洗えば……」
一方通行「グチグチ言ってンじゃねェよ」
上条「分かってる……分かってる……」
イ…「ラストオーダー起きないね」
一方通行「一回寝たらなかなか起きねェンだよ」
上条「あれ?もう上条さんの話題終わり?」
イ…「ラストオーダー」ペシペシ
一方通行「無駄だからやめとけ」
一方通行(そンな事して起きちゃったら密着出来ねェじゃねェか!)
打ち止め「んー」
イ…「起きたんだよ!」
一方通行「起きたならさっさと降りやがれ」
一方通行(くそォォォォォオオォォォ!!やってくれるぜインデックスちゃン!!)
一方通行(幼女じゃなかったらぶっ殺してたぞォ!)
打ち止め「なんで私をおんぶしてるのってミサカはミサカはジタバタ暴れてみたり!!」
一方通行「暴れンじゃねェ!おぶってンのはてめェが寝てたからだろうが!」
打ち止め「おーろーしーてー!!」
一方通行「暴れンじゃねェ――!!!」
一方通行(ったく……暴れられたお前の柔らかさとか匂いとか楽しめねェじゃねェか!)
打ち止め「どうせなら上条さんがおぶってくれたらよかったのにってミサカはミサカはあなたがおぶってた事に
不満をぶつけてみたり!!」
一方通行「そォかよ!なら三下におぶって貰いやがれ!」
一方通行(なァンで三下なンだよ!?本格的に反抗期ですかァ!?)
打ち止め「上条さんおぶって~ってミサカはミサカは飛びついてみたり!」
上条「こら!危ないだろ」
打ち止め「ゲロくさ!!ってミサカはミサカは上条さんから発せられる異臭を的確に表現してみる!」
イ…「確かにとーま臭うかも……」
上条「誰のせいだよ!?お前だって酸っぱいにおいさせてるんだぞ!?」
イ…「失礼な!うがいしたから大丈夫なんだよ!」
上条「ゲロ臭がそんな簡単に落ちるわけないだろ!!」
イ…「とーまぁ!!!」ガジ
上条「いってぇ!!」
一方通行「お前らうっせェ!!」
一方通行(ゲロでもなンでもいいじゃねェか!!幼女のだもの!!!)
御坂「黒子いくわよー」
黒子「待って下さいまし、お姉様」
御坂「ん?」
黒子「あの、あちらの方に普段私が愛用しているバイブの工場がありまして」
御坂「……」
黒子「出来れば是非お姉様と一緒に見学したいなぁと……」
御坂「えっなに?死にたいの?」
黒子「待って下さいですの!そこにはバイブ体験コーナーもありまして一緒に新作の体験も……」
御坂「そっかぁ。そんなに超電磁砲体感したいんだぁ」バリバリ
黒子「な、何事も経験ですわ!お姉様ったらバイブはおろか自分で触った事さえ……!これを機に私と一緒に貫通式を!」
御坂「死ねぇぇぇぇぇえええぇぇぇええぇぇぇ!!!!!!!!!!」
ドォーン!!
上条「な、なんだ!?」
一方通行「能力者のケンカじゃねェの?」
上条「こんなとこで!?」
イ…「とーま、あんまり動いて欲しくないかも。酸っぱい臭いがするんだよ」
上条「だからそれは誰のせいだと!」
打ち止め「あれじゃない?ってミサカはミサカは目的地行っぽいバスを大発見!」
上条「あれじゃないか!ってもう出発しそうだ!」
上条「皆急げ!あれ逃したら二時間待ちぼうけだぞ!!」ダダダダ
一方通行「……ヘイ、タクシー」
上条「はぁっ、はぁっ……くそ!行っちまった……!」
上条「みんな二時間どうす……」
ブロロロロロロ
イ…「とーま!この車勝手にドアが開くんだよ!」
打ち止め「ミサカの隣空いてるよってミサカはミサカは大胆に誘ってみたり!」
一方通行「早く後乗れよ。運転手さン待たせンじゃねェ」
上条「……」
上条「上条さんだってね。怒りたい時ぐらいあるんですよ?」
一方通行「乗らねェのか?」
上条「乗ります!乗りますよ!!」
上条「どーもありがとーございますアクセラレータ!!」
一方通行「なァに怒ってンだよ?」
上条「怒ってねぇよ!」
御坂「すみませ~ん。○○温泉までお願いしまーす」
運転手「そ、その黒いものは?」
御坂「ゴルフバックです」
ゴルフバック「ん゛ー!」モゾモゾ
運転手「あの、動いているんですが……」
御坂「最近のゴルフバックは振動機能が付いてるんですよ」ニコ
運転手「そ、そうですか。ではトランクに入れてもよろしいですか?」
御坂「はい」ニコ
ゴルフバック「ん゛ん゛――!!」
御坂「いい?ゴルフバック」
ゴルフバック「ん゛ー!」
御坂「喋ったり動いたりテレポートしたりしちゃダメよ?」
ゴルフバック「ん゛ー?」
御坂「あなたの為だから」
ゴルフバック「ん゛ー」
ゴルフバック(私のためですの!?)
ゴルフバック(という事はこのガムテープで手足を縛り目口を塞ぎその上袋に入れる意味は……!)
ゴルフバック(……了解ですのお姉様!SMを所望していらっしゃるんですのね!)
ゴルフバック(私的にはお姉様を責めたいんですけれど……)
ゴルフバック(お姉様が望むとあらばこの黒子!受けにも対応致しますわ!!)
ゴルフバック(グフフフフ……今夜が楽しみですの)
上条「おー、結構立派な旅館じゃないか!」
イ…「あっちの方から煙が出てるんだよ!」
一方通行「ありゃァ湯気だな。源泉でもあンだろ」
打ち止め「上条さん早くいこーってミサカはミサカはグイグイ手を引っ張ってみたり!」
上条「手が抜ける!手が抜ける!」
一方通行(なァンで三下ばっかり……)ショボン
イ…「いこ?アクセラレータ」
一方通行「……おォ」
一方通行(インデックスちゃンマジかわいい……)
上条「すみませーん。予約してた上条ですがー」
女将「いらっしゃいませ。五名でご予約の上条さんですね?」
上条「はい。あ、あと一人は遅れてきますんで……」
女将「畏まりました。こちらへどうぞ」
イ…「でっかいクマがいるんだよ!」
打ち止め「ホントだ!ってミサカはミサカは超リアル使用の木彫りの熊にテンション上げ上げだったり!」
一方通行(こえー、なンだよあの熊……夜動いたりしねェだろうな)
従業員「お荷物を……」
一方通行「ン」
上条「すげーな。荷物まで持ってくれるのか」
打ち止め「なんだかVIP待遇ってミサカはミサカはさらにテンション急上昇!」
イ…「このアメ食べていいのかな!?」
女将「どうぞ」クス
上条「やめてくださいインデックスさん!」
女将「こちらとこちらの二部屋になります。鍵をどうぞ」
上条「ありがとうございます」
女将「では、ごゆっくり」
一方通行「二部屋かァ。部屋分けどォすンだ?」
イ…「そんなの決まってるんだよ!」
打ち止め「もちろん男の子チームと女の子チームってミサカはミサカは分かりきった答えを教えてあげたり!」
一方通行「大丈夫かよ」
上条「小萌先生もいるし大丈夫だろ」
一方通行「その小萌がいねェだろうが」
一方通行(なンで小萌ちゃンがいると大丈夫なのかわかンねェけど……)
上条「あー、お前ら今日二人だけだけど大丈夫か?」
イ…「バカにしないで欲しいんだよ!」
打ち止め「寝るぐらい出来るってミサカはミサカは反論してみたり!」
上条「そっか。そういや部屋っつっても寝るだけだな。その他は俺らと一緒だろうし」
一方通行「決まりだな。荷物置きに行くぞ三下ァ」
上条「あいよ。じゃあな二人とも。また後でそっち行くから」
イ…「お菓子も持ってきて欲しいんだよ!」
上条「さっき全部食べてそして全部もどしただろうが!」
一方通行「入ンぞォ」ガチャ
イ…「キャーー!!」バキ
一方通行「グエッ!」
イ…「とーまみたいな事しないで欲しいんだよ!!」バタン
一方通行「はァ?」
イ…「今着替えてるからちょっと待ってて欲しいんだよ!」
一方通行「着替えだァ?」
イ…「せっかくだからラストオーダーと一緒に浴衣に着替えてるんだよ!」
一方通行「……」
一方通行「入ンぞォ」
イ…「なんでなのかな!?」
一方通行「まだかァ?」
イ…「まだー!」
一方通行「はァ」
一方通行(頬痛ェ……)ズキズキ
一方通行(まさかインデックスちゃンにテンプシーロールかまされるとは思わなかったぜェ)
一方通行(頬、熱もってやがる……そして下の方も熱を帯び始めやがった……)ナデナデ
一方通行(そォいや『とーまみたいな事!』って言ってたな)
一方通行(アイツまさか毎日毎晩インデックスちゃンの着替え覗いてンのかァ!?)
一方通行(なンつー行動力だよ!?)
一方通行(俺も見習わねェとな……)
一方通行(なンたって今回は決戦の時だからなァ)
一方通行(先ずは誰から行くかな……)
一方通行(まさかの3Pって訳にもいかねェし……)
イ…「アクセラレータいいよー」
一方通行(インデックスちゃンからか……!)
イ…「どうかな!?」クルクル
一方通行「いいんじゃねェか?」
イ…「むっふー」
一方通行(やばっ……!はだけ……!胸……!ふともも……!)
打ち止め「上条さんは?ってミサカはミサカはさっきまでいた人がいない事に疑問を感じてみる」
一方通行(……まァた上条さンかよ)
一方通行「三下は風呂入りに行った」
打ち止め「ならミサカも行こーってミサカはミサカは愛しの彼のとこまでスキップしてみたり!」
一方通行(い……)
イ…「待って欲しいんだよ!私も行くんだよ!」バタバタ
一方通行(愛しの彼だとォォォォォオオオオォォオオォォォオォォォ!!!!?)
一方通行(えっ嘘!ちょっ……!えェッ!?)
イ…「アクセラレータ!部屋の鍵とかよろしくなんだよ!」
一方通行「あいよォ……」
一方通行(アクセラレータ混乱中!アクセラレータ混乱中!!)
一方通行(マジかよ打ち止め……LOVEなのか?その言葉の意味わかってンのか?)
一方通行(LIKEなら『愛しの』なンて使っちゃいけねェンだぞォ!?)
一方通行(LIKEだよな!?LIKEだよな!?LOVEなら俺、血液逆流自殺すンぞォ!!?)
一方通行(何いってンだよ俺ェ!!?俺が死んじまったら打ち止めどォすンだよ!)
一方通行(そォだよ!俺死んだら打ち止めなンて取り乱しに取り乱して……)
打ち止め『勝手に死ねば?ってミサカはミサカは上条さんに寄り添いながら冷徹に突き放してみたり』
イ…『今日から三人と一匹暮らしなんだよ!』
上条『ハハハ。仕方ないなぁ。これからよろしくな!』
一方通行(あれェェエェェェエェェェェエエエェ!!?)
一方通行(なンでですかァ!!?)
一方通行(妄想の中でも反抗期ですかァ!!!?)
一方通行(つーか、なンだよ三下ァ!!三下ァァァァァアアァァア!!)
一方通行(そこはお前、打ち止めを説得する役だろうがァ!?)
一方通行(……)フーフー
一方通行(ちょっと落ち着け俺……)
一方通行(茶ァ飲もう。落ち着くために茶ァ飲もう)
一方通行(確か部屋の隅に急須が……)
一方通行(二つしか湯呑みねェ!しかもどっちも使用済みじゃねェか!!)
一方通行(このままじゃかかかか、間接キスになっちまう!)
一方通行(俺の部屋の鍵は三下が持って行っちまってるし!)
一方通行(幼女と間接キス!幼女と間接キス……!!)
一方通行(今回、一線越えると誓っていきなりコレですかァ!)
一方通行(トントン拍子じゃねェか!)
一方通行(ベロンベロン舐めていいですかァ!!?)
一方通行(先ずは軽く一線を片足だけまたぐ感じでいいですかァ!?)
一方通行(落ち着けェ!第一位落ち着けェ!!)
一方通行(一人で部屋でウネウネやってンじゃねェェェエエエェェェエエェェェェ!!!)
ハッ
一方通行(……)
一方通行(一人……俺今幼女の部屋で一人……)
一方通行(そしてすぐそこには幼女のお泊まり用バックが……)
一方通行(という事はあの中には下着やらなンやらが……)
一方通行(……)ドクン
一方通行(…………)ドクン
一方通行(い、いいですかァ……)ドクン
一方通行(中覗いちまっていいですかァ……?)ドクン
一方通行(俺保護者みたいなもンだしィ……)ドクン
一方通行(バックの中身見るぐらいどォってことねェよな?)ドクン
一方通行(……)ドクン
ガサゴソ
一方通行(……)
一方通行(……)
一方通行(打ち止めの奴バスタオル持って行くの忘れちまってる)
一方通行(つーことはインデックスちゃンも……)
ガサゴソ
一方通行(……やっぱりかよ)
一方通行(どォすンだよあいつら)
一方通行(裸ですかァ?ずっと裸ですかァ?)
一方通行(そンな事したら風邪ひいちまうじゃねェか!!!)
一方通行(楽しい旅行だってのによォ)
一方通行(持って行ってや……)
一方通行(ここここここれはっ……!!)
一方通行(パパパ、パンティ!!!!)
一方通行(バスタオルのすぐ下にパンティ!!!)
一方通行(インデックスちゃンのパンティ!!!!!!)
一方通行(パンティっ……!!!)
一方通行(そして隣のバックからチラリと見えるのは)
一方通行(打ち止めのパンティ!!!)
一方通行(フォォォオオォォォォォオオオオオォォォ!!!!!)
一方通行(学園都市暴走中!!!)
一方通行(このままじゃアクセラレータし過ぎて黒い翼が……!!)
一方通行(右手で演算せずとも黒い翼が……!!!)
御坂「すみませーん。予約してた御坂ですがー」
女将「いらっしゃいませ。二名でご予約の御坂様ですね?」
御坂「はい」
女将「お連れの方は……」
ゴルフバック「んー」ゴソ
女将「どうぞこちらへ……」クス
御坂「はい。ありがとうございます」ニコ
従業員「お荷物を……」
御坂「重いから気をつけて気ださい」ニコ
ゴルフバック(お荷物プレイですの!?)
ゴルフバック(流石はお姉様ですわ!私の知らないプレイまで把握しているとは……!)
ゴルフバック(黒子キュンキュンですの!)
御坂「んー!中々広くていい部屋ね!」
ゴルフバック「……」
御坂「……」
御坂(もう、反省したかしら?)
御坂「黒子ーちゃんと反省したー?」ジー
黒子「んー!」
御坂「あっ、そっかガムテープ取らなきゃ喋れないわね」ベリベリ
黒子「ぶっはぁ!お姉様!!さっきのプレイ、最高でしたわ!!」
御坂「は?」
黒子「あのお荷物プレイ!何処の誰かも分からない殿方に私の身を預け不安でいっぱいの中……」
御坂「……」
黒子「かすかに聞こえるお姉様の声に黒子は……!黒子は……!!」
御坂「……」ペリペリ
黒子「もうヌレヌレでしたnっ……ん゛ー!!」
御坂「もうちょっと反省してなさいね?」ジジー
ゴルフバック「ん゛ん゛―――!!」
御坂「さてと、荷物も片付けたしこれからどうしようかしら」
ゴルフバック「ん――!」
御坂「アイツがもう来てるかはわかんないしなぁ」
ゴルフバック「ん゛ん゛ん゛―――――!」
御坂「取り敢えずお風呂にでも入ろうかな……」
ゴルフバック「ん―――――!!」
御坂「ここのお風呂結構有名みたいなのよね。美肌とかで」
ゴルフバック「ん゛ん゛―――!」
御坂「うっさい!」
ゴルフバック「んー」
御坂「ほ、放置プレイよ!大人しくしてなさい!!」
ゴルフバック「んふっんふふふふふふふふふ」
御坂「はぁ……これなら佐天さんや初春と来た方が良かったかな……」
上条「ぷはぁぁぁぁ」
上条「やっぱり温泉はいいなー」
上条「ふぅ……」
上条「それにしてもアクセラレータ、残念だったな」
上条「せっかく小萌先生と近づくチャンスだったのに……」
上条「まぁ明日には来るみたいだし少しは話せるだろ」
上条「……」
上条「臭いもう落ちたよな?」
上条「まさかゲロかぶるとは……」
上条「どんだけ不幸なんですか……」
イ…「とーまぁ!まだいるー?」
上条「インデックス?」
打ち止め「ミサカも居るよーってミサカはミサカは壁越しに話しかけてみたり!」
上条「二人とも風呂入りにきたのかー」
打ち止め「せっかくの温泉なんだもんってミサカはミサカは頭ワシャワシャしながら答えたりー!」
イ…「シャンプーのとき目を開けてたら沁みるんんだよ、ラストオーダー!」
打ち止め「……っ!イタッ!ってミサカはミサカ……口苦い――――!」
上条(静かに入りたかった……)
上条(こりゃ入り直しだな。こんなに騒いでると他のお客さんにも迷惑かかるだろうし)
上条「お前らー!俺もう出るけどあんまり騒いで他の人に迷惑かけんじゃないぞ!」
イ打「「はーい!」」
一方通行(落ち着けェェェェェェエェェ!)
一方通行(ちょっとコーヒーを!って財布部屋の中に置きっぱなしじゃねェか!)
一方通行(取りに行かねェと!)ドタドタ
一方通行(って鍵閉まってンじゃねェか!!まだか三下ァ!!)
一方通行(しょうがねェ!打ち止めたちの部屋の茶ァを……!)ドタドタ
一方通行(って使用済みだった!)
一方通行(仕方ねェ!自分の部屋の茶ァを!って鍵閉まってンじゃねェか!三下ァ!!)
フミッ
一方通行(あァ!?なンだァ!?)
一方通行(……oh、パンティ)
一方通行(…………ふゥ)
一方通行(バスタオル二人に届けてやるか)
一方通行(パンツも替えねェとな……)
一方通行(風呂の前まで来たのはいいが……)
一方通行(どォやって二人にバスタオル渡しゃァいいンだ?)
一方通行(いくら俺が幼女にしか興味無いからって流石に中まで入るのはダメだろうしなァ)
御坂「ふっふーん♪」
御坂「温泉なんて久しぶりねー」
御坂「……」ピク
御坂「アクセラレータ……」コソコソ
御坂(なんだ、アイツらもうこっちに着いてたのね)
御坂(っていうかアイツは女湯の前でなにウロウロしてんのよ)
一方通行(でも人に頼むにしてもこンな時間に温泉入る奴なンていやがンのか?)
御坂(なんか行きにくいじゃない)
一方通行(周りは……誰もいねェな)キョロキョロ
御坂(バスタオル?……なるほどね。多分あの二人が忘れたんでしょうね)
一方通行(脱衣所からは……なンも聞こえねェな)
御坂(それなら私が届けて上げても……)
一方通行(よし……)
一方通行「五秒だ」
御坂(なに!?)ビク
一方通行「ウラァァァァァアアァァァァアァァァ!!」
御坂「中入っちゃった!!」
御坂(バカじゃないのアイツ!!?)
御坂(幾ら人気が無いからって入るのはダメよ!)
御坂(従業員に頼むとか幾らでも方法有るじゃない!?)
御坂(……あっでもコレ使えるかも……)
一方通行「五秒ジャスト……」
御坂(なんかちょっとニヤケて戻ってきた)
一方通行(よし、周りに人はいねェな……ミッションコンプリートだ……)
御坂(さて、いくか)
一方通行(不可抗力で二人の脱ぎたてぱ、パンティも見れたしィ)
御坂「……」
一方通行「……」
御坂「ねぇ」
一方通行「てめェなンでここにいンだ。っつーか何時から居やがンだよ」
御坂「旅行よ、そしてアンタが女風呂の前でウロウロしてたとこからいたわ」
一方通行「そォかよ。じゃァな」
御坂「見たわよ」
一方通行「」ピクッ
御坂「女風呂に入るとこ。ニヤケながら出てきたとこ……」
一方通行(人生終わったァァァァァアアァァァァァアアアアァァ!!!!!!!!!)
御坂「ちょっとこっち来なさい」
一方通行「お、俺に脅しかけるつもりかよ」
御坂「逆よ、アンタを助けてあげる」
一方通行「はっ!第三位が第一位の俺様を助けるだァ!?」
御坂「こっち来なかったら警察に突き出すわよ」
一方通行(け、警察……)トボトボ
御坂「分かってるじゃない。じゃあちょっと人気のないとこ行くわよ。話があるの」
一方通行「おゥ」
一方通行(くそ!ババアが調子乗ってンじゃねェぞ!)
御坂「今ババア調子のんなとか思ったでしょ?」
一方通行「何いってるンですか御坂さン。そンな事思うわけないじゃないですか」
御坂「そぅ?ならいいけど」
一方通行(なンでわかンだよォォォオォォォ!!こえェよ!)
一方通行(こりゃ逆らったらなにされるかわっかンねェな……)
御坂「こっちよ」
一方通行「ウス」
上条「はー。いい湯だったぁ」ゴシゴシ
上条「アクセラレータも来たらよかったのに」
木山「そうか。早く入りたいな」ヌギヌギ
上条「ええ。早く入った方がいいですよ。疲れぶっ飛びます」
木山「そうか」ヌギヌギ
上条「……」
木山「どうした?」ヌギヌギ
上条「ええええぇぇぇぇぇええぇえええぇぇえぇぇえぇぇぇ!!!?」
木山「静かにしたまえ。ここは公共の場だぞ?」ヌギヌギ
上条「ちちちちょっと待って下さい!」
木山「なんだ?」ヌギヌギ
上条「脱ぐのやめてください!!」
木山「風呂場で脱ぐなと言われたのは初めてだな」
上条「ここ男湯です!!!」
上条「女湯はとなりです!」
木山「そうか……それはすまなかった。しかしここまで脱いでしまっては着るのが面倒くさいな」
上条「メンドクサイとかじゃなくて!」
木山「このまま男湯に入るとかはダメか?」
上条「いいわけないじゃないですか!あなたみたいな人が男湯に裸で居たら襲われますよ!?」
木山「君、面白い事を言うな。この起伏に乏しい私の体を見て襲いたくなるような人間はいないよ」
上条「居ますよ!!?現に目の前に居ます!」
木山「そうか。少年、気を確かにもつんだ」
上条「今がんばってます!だから早く女湯に行ってください!」
木山「ふむ…そこまで言われては仕方ないな。失礼するよ」
上条「半裸のまま行かないでください!!」
木山「難しい事を言う……ではどうやって行けと……?」
上条「服着るだけですよ!!」
打ち止め「凄い大きいってミサカはミサカはバシャバシャ泳いでみたり!」
イ…「貸切状態なんだよ!」
打ち止め「インデックス!インデックス!」
イ…「なにー?」
打ち止め「えぃ!」バシャ
イ…「目がー!目がー!」
打ち止め「温泉って楽しいねってミサカはミサカはニマニマしてみたり!」
イ…「甘いんだよラストオーダー!お楽しみはお風呂の後なんだよ!」
打ち止め「お風呂の後に何があるのってミサカはミサカは目を輝かせてみたり!」
イ…「んふふふー、それはお楽しみなんだよ!それよりも……」
打ち止め「?」
イ…「なんでアクセラレータを避けてるのかな?」
打ち止め「……」
イ…「最近なんだか二人の間に会話がないんだよ」
打ち止め「ばれちゃってたかーってミサカはミサカはおどけてみたり」
イ…「なんでなのかな?」
打ち止め「……」
イ…「二人がずっとそうなのは寂しいんだよ?」
打ち止め「だって……最近彼が私の事見てくれないんだもんってミサカはミサカはしょげてみる」
イ…「そんな事ないと思うんだよ」
打ち止め「そんな事あるもん!皆でどこか行ってもすぐどっか行っちゃって中々帰ってこないし……」
打ち止め「一緒に居る時も他の女の子の事ばっかり見てるってミサカはミサカは自分で言ってて悲しくなっちゃったり」ウルウル
イ…「大丈夫なんだよ。ラストオーダー」
打ち止め「え?」
イ…「アクセラレータはラストオーダーに首ったけなんだよ」
打ち止め「そんなのわかんないってミサカはミサカは……」
イ…「本人が気付かなくても、外から見てるから分かるものもあるんだよ」
打ち止め「……」
イ…「だから二人は全然大丈夫なんだよ!!」
打ち止め「そぅ?」
イ…「うん!」
打ち止め「なんだかインデックスに言われるとそんな気がして来たってミサカはミサカはちょっと元気を取り戻してみたり」
イ…「でもアクセラレータにはお仕置きが必要なんだよ!」
打ち止め「?」
イ…「ラストオーダーにこんな思いさせたんだから!!」
打ち止め「それはそうかもってミサカはミサカはメラメラ燃えてみたり!」
イ…「じゃあアクセラレータにどんなことするかなんだよ」
打ち止め「いざ考えると難しいってミサカはミサカは混乱中……」
イ…「女はほっとくと怖いってことアクセラレータに教えたいんだけど……」
打ち止め「大人な女の人なら何か教えてくれそうってミサカはミサカは閃いてみたり!」
イ…「小萌は明日まで来ないんだよ」
打ち止め「う~ん」
ガララララ
打ち止め「?」
木山「よし、今度はちゃんと女湯みたいだな。お邪魔させてもらうよ」
イ…「大人の人!」
木山「」ビクッ
打ち止め「大人の人!」
イ…「大人の人!」
木山「確かに私は二十歳を超えてるが……」
イ…「ちょっと聞きたい事があるからこっちに来て欲しいかも!」グイグイ
打ち止め「彼に女の怖さを教えてあげたいってミサカはミサカは意気込んでみる!」グイグイ
木山「なんなのかよくわからないんだが取り敢えず体を洗わせて貰えないか?」
木山「なるほど。最近冷たい君の彼氏にお仕置きしたいと」
イ…「大体そんな感じなんだよ」
打ち止め「キツイのお願いしますってミサカはミサカはご鞭撻願ってみたり!」
木山「ふむ、確かに彼女をほっとくのはいけないな。私もそう言う経験がない事はない。」
木山「協力させてもらうよ」
打ち止め「ありがとうございますってミサカはミサカはお辞儀してみる!」
イ…「アリガトウなんだよ!」
木山(しかしこんな小さい子にさえ彼氏がいると言うのに私と来たら……)フッ
イ…「どうしたのかな?」
木山「いや、何でもないよ」
木山「ところで君の彼氏というのはいくつぐらいなのかな?」
打ち止め「う~ん……よくわからないけど多分十七歳とかそこらへんってミサカはミサカは不確かな情報を送ってみる」
木山「それは……大丈夫なのか?」
打ち止め「?」
イ…「それよりもお仕置きの方法を教えて欲しいかも!」
木山「そうだったな……そうだな……」
木山「彼の性格にもよるが……無視とか、暴言を吐くとかそんな事をしてみたらどうだ?」
打ち止め「うわぁ」
イ…「そんな事されたら泣いちゃうかも……」
木山「後は……他の人が好きなんですよっていう空気を出してみたり」
イ…「三角関係!」
打ち止め「彼、寂しがり屋だから利きそうってミサカはミサカはシミュレートしてみる!」
木山「そんな感じで良いんじゃないのか?」
イ打「「おお~」」パチパチ
木山「よしてくれ。照れる」
イ…「さっそくやりに行くんだよ!」
打ち止め「悪女に大変身ってミサカはミサカはポーズをとってみたり!」
木山(悪女って)
イ…「アリガトウなんだよ!大人の人!」
打ち止め「ありがとうございました大人の人ってミサカはミサカは感謝の意を伝えたり!」
木山「あぁ」
ドタドタ
木山「ふぅ……」
木山「若いなぁ」
御坂「アンタが女風呂に突撃した事、あの子たちにばらされたくなかったら、そして警察に突き出されたくなかったら二つ、私に協力しなさい」
一方通行「協力ってなにすンだよ」
御坂「……それはアレよ、アレ」
一方通行「アレじゃわかンねェよ」
御坂「うぅ~……あぁ~」
一方通行(うゥ~って何だよ……めンどくせェな)
御坂「わ、私アイツの事が好きなの!だから私の事応援して!」
一方通行「アイツ?」
御坂「アイツよ!アイツ!!分かるでしょ!?アンタ最近やたら一緒に居るんだから!」
一方通行「え?三下か?」
御坂「三下とか呼んでんじゃ無いわよ!アイツには上条当麻って名前があんの!!」
一方通行「マジかよ。へ~……三下ねェ。お前が三下を(笑)」
御坂「なに!?ダメ!!?」
一方通行「いやァ、いいンじゃないですかァ(笑)」
御坂「なに笑ってんよ!?腹立つわね!ばらすわよ!!」
一方通行「笑ってねェよ!ばらすンじゃねェよ!!」
御坂「語尾に(笑)って見えてんのよ!!」
一方通行「なンで見えてンだよ!?」
一方通行「で、二つって言ってたな。もう一個はなンなンだ?」
御坂「もう一つはね、私の後輩のお守をお願いするわ」
一方通行「小学生か?」
御坂「なに言ってんのよ。中学一年生よ」
一方通行「チッ」
御坂「私、この旅行でアイツとの距離を縮めたいからその後輩に邪魔されるのは勘弁なのよ」
一方通行「なら連れてきてンじゃねェよ」
御坂「うっさいわね!アイツに一人で温泉に来る寂しい女と思われるじゃない!!」
一方通行「三下はそンな事思うような奴じゃねェだろ」
御坂「そんなの分かんないわよ!陰ではすっごい陰気で陰口ばっかりかも知れないでしょ!!?」
一方通行「お前そンな奴好きなのか?」
御坂「んなわけないでしょうが!!バカなの!?」
一方通行(ンだよコイツ……めんどくせェ上に意味わかンねェ)
御坂「取り敢えず!あんたはこの旅行中アイツと私が二人きりになれるように取り図るのと……」
御坂「黒子から私を守る事に専念しなさい!そうしたら黙っててあげるから!」
一方通行(サラッとふざけた事言いやがって……)
一方通行(俺だって今回の旅行で幼女との一線越えようとしてンだよ!)
一方通行(だが……この三日我慢すりゃあ警察行きは免れるわけだしなァ)
一方通行(それにやる事は割と単純で一回三下とコイツを二人きりにさせれたらあとァ楽そうだし……)
一方通行「いいぜェ。やってやる」
御坂「交渉成立ね」
一方通行(交渉だとォ?これはほとンど脅迫っつうンだよ!)
御坂「あンたのアドレスと番号教えなさい」
一方通行「はァ?なンでだよ」
御坂「アイツに見つからないように連絡取らなきゃいけないでしょ?それと……」
御坂「アイツが今何してるか、十分置きに私に連絡しなさい」
一方通行「間隔みじかくね?」
御坂「好きな人が今何処で何をしてるか……知りたいのは当然でしょ?」
一方通行「お……おォ」
一方通行(刑務所で同じような事聞いた気がすンな)
御坂「じゃあ、私今からお風呂入るからよろしく」
一方通行「あいよォ」
御坂「あっ、ちょっと待って!」
一方通行「なンだよ」
御坂「黒子がちゃんと反省してるか見てきてくれる?これ、部屋の鍵ね」
一方通行「反省ってなンかされたのか?」
御坂「私の口からは言いたくないわね……」
一方通行「……」
御坂「よろしくね?」
一方通行「おォ」
一方通行(なンだよ、今の空気)
上条「クッ!なんだこのマッサージ機!」
上条「凝ってる所にと事にピンポイントで来るじゃないか!」
上条「なんて素敵なんだ!しかもタダ!!」
上条「ああ~、あと二、三時間こうしてゆっくりしてたいな~」
イ…「とーまぁ!とーまぁ!」
上条「お前らもう上がったのか。ちゃんと温まったか?」
イ…「ホクホクなんだよ!よれよりコーヒー牛乳買って欲しいかも!」
打ち止め「コーヒー牛乳買ってどうするの?ってミサカはミサカは素朴な疑問をぶつけてみる」
イ…「日本の伝統文化をやるんだよ!」
上条「あぁ~アレやんのか。俺の分も買ってきて」
イ…「了解なんだよ!」タッタッタ
打ち止め「?」
上条「ラストオーダーはコーヒー牛乳やった事ないのか?」
打ち止め「コーヒー牛乳やる?ってミサカはミサカは聞きなれない言葉を反復してみたり」
上条「やってみりゃ分かるよ。最高だ」
打ち止め「??」
イ…「二人とも準備はいいのかな?」
上条「一気にだぞ。ラストオーダー」
打ち止め「了解しました!」
イ…「じゃあやるんだよ!」
上条「腰に手を当てて……」
イ…「ゴクッ!」
打ち止め「ゴクッ!」
上条「ゴクッ!」
イ打上「「「ぷはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
イ…「サイッコーなんだよ!!」
上条「やっぱ風呂上がりはこれやらなきゃなー!!」
打ち止め「これは病み付きになりそうってミサカはミサカはコーヒー牛乳することに中毒性を見出してみたり!!」
打ち止め「これは彼にも教えてあげないと……!」タタッ
イ…「ラストオーダー!」
打ち止め「……!危なかった!ってミサカはミサカはインデックスのおかげで踏みとどまってみる!」
上条「???」
御坂「いやー、良かった。良かった」ヌギヌギ
御坂「これで黒子はアクセラレータに任せられるし、アイツと二人きりになれそうね……」ヌギヌギ
御坂「アクセラレータがちゃんと働けば……だけど」ヌギヌギ
御坂「まぁ、アイツだって今後の人生かかってるんだしちゃんとやるでしょ」ヌギヌギ
御坂「三日間楽しみだわー」
ガラガラ
木山「……おや」
御坂「あっ……」
木山「久しぶりだな。元気にしてたかい?」
御坂「は、はい」
御坂(うわぁー、肌キレ―。)ドキドキ
木山「はは、何を緊張しているんだ?」
御坂「き、緊張なんてしてないわよ!」
御坂(うわぁうわぁ……スタイルいいー)ドキドキ
木山「あの時の……頭に花をのせた女の子、初春と言ったかな……彼女は元気かい?」
御坂「えぇ、まぁ普通に……」
木山「そうか、それは良かった。彼女には迷惑をかけてしまったからね」
御坂「……」
木山「おっと、それは君にもだったな。あの時はすまなかった」
御坂「いぇ……」ドキドキ
木山「……」
御坂「……」ドキドキ
カポーン
御坂(な……)
御坂(なんで私こんなに緊張してるのよ!!?)
御坂(横に居るのはアイツじゃないのに!!)
御坂(つーかアンタ色気あり過ぎんのよ!湯気もいい感じに雰囲気出してるし!)ジー
御坂(女の私でもどうにかなっちゃいそうだわ!)ジー
木山「?」
御坂(……!)ハッ
御坂(そうだわ……コイツからこの異常な色気の秘訣を教えてもらえれば……)ジー
御坂(そしてアイツに実践すれば……!)ジー
木山「私の顔に何か付いてるのか?」
御坂「な……///、何でも無いわよ!!」ドキドキ
木山「そうか?」
御坂(あ――もぉ――!!)ドキドキ
御坂(首傾げんじゃないわよ!!)ドキドキ
御坂(かわいいじゃない!!)ドキドキ
御坂(年上なのにすっごい可愛いじゃない!!)ドキドキ
御坂(~~~~っ!!)バシャバシャ
木山(変な子だな……)
一方通行「ここか……」
一方通行「……」
一方通行(あの野郎ォ、下着ほっぽり出してンじゃねェよ)
一方通行(ったく、メンドクセェけど畳ンどいてやっか……)
一方通行(そォいや後輩いねェな……)
一方通行(どっか行ってンのか?)
ゴルフバック「……」モゾ
一方通行「」ビクッ
一方通行(な、なンだ?あのゴルフバック今動かなかったか?)
ゴルフバック「……」モゾモゾ
一方通行(やっぱ動いてンな……もしかしてあの中にいンのか?)
一方通行(……)ツンツン
ゴルフバック「」ビックゥ
一方通行(……)ツンツンツンツン
ゴルフバック「んっふぅ///」
一方通行(おもしろい……)
一方通行(けど一体なンでこンなとこに入ってンだよ?)
一方通行(これがコイツの反省スタイルなのか?)
一方通行(……)ツンツン
ゴルフバック「んん~っ///」
一方通行(こっちが頭か?)ツンツン
ゴルフバック「~~っ!」ヨジヨジ
一方通行(わっかンねェ)ツンツン
ゴルフバック「んっ!!」ヨゾヨジヨジヨジ
一方通行(なンでこンな悶えてンだ?)ツンツンツンツン
ゴルフバック「んぁぁ!//////」
一方通行(……)
ゴルフバック「……」
一方通行(……)
ゴルフバック「……」モゾ
一方通行(……)ツン
ゴルフバック「~~~~っっ//////」ヨジヨジヨジヨジヨジヨジ
一方通行(なァにやってンだ俺は……)
一方通行(……出してやるか)
ジジー
一方通行「!」
黒子「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ//////」
一方通行(なンだよこいつ)
一方通行(手足縛られて目口塞がれてやがる。どォなってンだ?)
一方通行(取り敢えず口だけ外してちゃンと反省してるか確認すっか)ベリベリ
黒子「す、す、凄いですわお姉様!!」
一方通行「」ビックゥ
黒子「ツンツンにこんな破壊力があるなんて知りませんでしたの!!」
一方通行「……」
黒子「手足を縛って動けなくて歯がゆいのも!」ハァハァ
黒子「口を塞がれて声を出せないのも溜まりませんでしたわ!」ハァハァ
黒子「視界を奪われているのがまた想像力を沸き立てるんですの!」ハァハァ
黒子「グフフ……見てくださいまし、お姉様……」
黒子「今のツンツンだけで黒子は……」
黒子「グショグショですの……//////」
一方通行(なンだ?もしかしてコイツ変態か?)
黒子「この黒子、こういう道でしたらお姉様より上なつもりでいましたが……」
黒子「まだまだでしたわ!まだまだお姉様の足元にも及びませんの!」
一方通行(コイツが何言ってンのかはわかンねェけど……)
黒子「ただ聴覚を塞げばもっともっと良くなると思うんですの……」
一方通行(反省は明らかにしてねェよな)
黒子「だから今度は耳も!耳も塞いでして欲しいんですの!」
一方通行(もとに戻して御坂に報告しとくか)
黒子「私ごときのお願いをお姉様が聞くギリなど無いと思いますが……」
一方通行(うっせェ)ペリペリ
黒子「どうか、くr……ムグーッ!」
一方通行(あっれ、これどーやって切ンだよ)グルグル
黒子「んー!」
一方通行(切れねェじゃねェか)グルグル
黒子(息が……!息が……!!)
一方通行(メンドクセェ、後少しだし使いきっちまうか)グルグル
黒子(お姉様!お姉様ぁぁぁぁ!!)
一方通行(空気穴だけ開けといてやるか)ブス
黒子「ンゴッ!!」
一方通行(じゃあな、後輩)ジジー
黒子バック(鼻の穴に!お姉様の指が鼻の穴に……//////)
一方通行(もうちょいそのままで居ろや)ジー
ゴルフバック(あぁ!でもちゃんと耳も塞いでくれてますの!)
一方通行(御坂のアドは……)
ゴルフバック(お姉様優しいですの//////)
一方通行(ンだよ、このアドは)
一方通行(まァいいか。えーっと……)
from 一方通行 youjyo-maji-angle@(ry
to 御坂(ババア) gekota-geki-love.misaka@(ry
件名 なし
本文 お前の部屋なゥ。
後輩反省してねェわ。取り敢えずそのままにしてっから。
後、下着はちゃンと片付けて行け
木山「……で、その彼はそんなに鈍感なのか?」
御坂「鈍感どころの話じゃないわよ……」←上条さんの事相談中
木山「そんなになのか?」
御坂「もうむしろそっちの趣味があるんじゃないかって疑いたくなるほどよ」
木山「そっち?」
御坂「……最近ある男と良く一緒にいるのっ」
木山「あぁ……」
木山(今日は変な男の話ばかり相談されるな、ロリコンとかおホモ達とか……)
木山「なら先ずその真偽を見極める事が先だろう」
木山「幾ら君が可愛くても相手がそっち系なら無意味だからな」
御坂「確かに……って今のは違うわよ!?無意味って方に同意しただけで」
御坂「自分が可愛いとは思ってないからね!!?」
木山「十分君は可愛いぞ?」カシゲ
御坂(だぁかぁらぁぁ!首傾げんじゃないわよぉ!アンタの方が可愛いわよぉぉぉぉ!!)バシャバシャ
木山(飛沫が……)
御坂(思わず出てきちゃったわ……)
御坂(だって可愛いんだもん!あのままだと私がそっちの方に……!)
チカチカ
御坂(メール……)
御坂(誰からだろ……まさかアイツからとか///)
御坂(やーん!そぅだったらどぉしよー!)カチカチカチカチ
セロリ
御坂「チッ」
御坂(期待させんじゃないわよ。無駄にときめいちゃったじゃない)
御坂(アイツ後でビンタね……)カチカチ
御坂(……)
御坂「あんの変態どもがぁ!!!!!!」
木山「っ」ビクッ!
上条「かなり良かったぞ!お前も今から入れ!なっ!」
一方通行「あァ、後でな。取り敢えず部屋の鍵開けろ」
上条「なんか冷たくないですか?」
一方通行「いつも通りだ」
上条「そーかぁ?ま、鍵開けてくるわー」
一方通行(コイツが鍵持ってかなきゃこンな面倒臭い事には……)
イ…「作戦忘れてない?」コソコソ
打ち止め「うんっ」コソコソ
一方通行「なァにコソコソしてやがンですかァ?」
打ち止め「……」
一方通行「あーあー、てめェ髪からまだポタポタ水が落ちてンじゃねェか」ワシャワシャ
打ち止め「……」
イ…(がんばるんだよ!)
一方通行「ほらよ」
打ち止め「……さ、」
一方通行「あァ?」
打ち止め「触んなくそゴミ」
一方通行「えっ」
一方通行(今打ち止めなンつった?)
一方通行(くそゴミ?)
一方通行(いやいやねェよ。ウチの打ち止めに限ってそンな汚ない言葉吐くなンてねェよ)
一方通行(あー、そっかアレだ。アレ)
一方通行(もう一年ぐらい耳掃除してねェもンな)
一方通行(流石に一年はやべェよなァ、完全に耳塞いじまってるもン)
一方通行(アー、アー)
一方通行(うン。なンも聞こえねェ)
一方通行(後でちゃンと掃除しねェとなァ)
イ…(ナイス罵倒なんだよ!)
打ち止め(こんなのでいいのかなぁってミサカはミサカは少々不安を感じてみたり)
上条「部屋開けてきたぞー」
一方通行「……」
打ち止め「……」
イ…「……」
上条「お前ら何で無言のまま固まってるんだ?」
イ…「に、にらめっこ中なんだよ!」
上条「おお!そうなのか!じゃあ俺も……!!」
イ…「やらなくていいんだよ」
上条「えっ」
イ…「それよりもはやく探検に行きたいかも」
上条「え……あ、ああ。アクセラレータ、俺らこれからこの辺探索行くんだけど一緒に来るか?」
一方通行「悪ィ、三下。オレ今、耳聞こえねェンだ」
上条「何いってんの?」
打ち止め「彼は来ないんだって!行こう上条さん!ってミサカはミサカは上条さんの腕に絡みついてみたり!」ギュー
上条「来ないのか?」
一方通行「行きますゥ!!耳聞こえねェし、目も見えねェけど行きますゥ!!!」
上条「お、おぉ……じゃあ行こうか」
ブブブブブ
一方通行(も、もう十分か……オリジナルにメールしねェと……)
一方通行(タイマー機能なンて初めて使ったわ)
from 一方通行 youjyo-maji-angle@(ry
to 御坂(ババア) gekota-geki-love.misaka@(ry
件名 耳かき貸して
本文 三下と一緒にその辺回ってくる
御坂「はー、いいお湯だったわ」
御坂「そろそろアクセラレータからメール来るころね」
御坂「着信音登録しとこっかな」カチカチ
ゲッチュ!ルールニシバッテピンチ!泣イタタター
御坂「わぁ!いきなり!!?」
御坂「ビックリさせんじゃないわよ、もーー」カチカチ
御坂「……」
御坂「『三下』と一緒に……?」
御坂「なによ、どういう事?」
御坂「『みんな』と一緒にじゃなくて?」
御坂「二人ってこと?」
御坂「……」
御坂「人のもの盗ってんじゃないわよぉ!!?」ドガァ
ゴルフバック「っっ!!?」
御坂「ロリコンでしょぉ!!?」ドカァ
ゴルフバック「ぐっふぅ!」
御坂「あっごめん黒子」
ゴルフバック「ゼヒュー、ゼヒュー」←鳩尾に二発
御坂「……アイツ、ビンタ追加ね。黒子をこんなに苦しめるなんて」
御坂「それにしても……アイツにホントにそっちの気があるなんてことないわよね?」
イ…「とーま見て見て!おまんじゅう!」
上条「おー美味そうだなー」
イ…「買う!?買う!?」
上条「うん、そうだな。せっかくの旅行だし買ってみよう。金も下ろしたし」
上条「打ち止めも食べるか?」
打ち止め「食べた―いってミサカはミサカはおねだりしてみたり!」
一方通行「よし、じゃあ打ち止めの分は俺が」
打ち止め「上条さん買ってー」
上条「何味にする?」
一方通行(あっれー?聞こえなかったのか?)
打ち止め「このスタンダードなの!ってミサカはミサカは指差してみたり!」
イ…「私全部っ!」
上条「全部とかねーよ!一個だ一個!!」
イ…「むむぅ」
一方通行(聞こえてねェンならもう一回……)
上条「すみませーん」
一方通行「よーし!打ち止めの分は俺が払うかなァ!!」
打ち止め「ちょっ、うるさい」
一方通行「あ、すみませン」
一方通行(なンなンですかァ!?怒ってる!?もしかしてなンか怒ってますかァ!?)
上条「ほらよ、二人とも」
打ち止め「ありがとうございます!ってミサカはミサカは感謝もそこそこに早速頬張ってみたり!」
イ…「とーまおかわり!」
上条「いや、ねーよ」
ブブブブブブブブブ
一方通行(もゥ十分かよ……今それどころじゃねェってのに)カチカチ
from 一方通行 youjyo-maji-angle@(ry
to 御坂(ババア) gekota-geki-love.misaka@(ry
件名 なし
本文 三下、まんじゅう買い食いなゥ。
俺はションボリ(´・ω・`)
御坂「なんでションボリなのよ、アイツと二人っきりのくせに!」
御坂「買い食いかぁ、いいなぁ」
御坂「私もアイツと買い食いしてイチャイチャしたいなぁ」
御坂「美琴、アイス付いてるぞ」
御坂「えっホント!?ドコドコ!!?」
御坂「ほら、口の横」
御坂「こっち!?」
御坂「違う違う逆だ」
御坂「取れた!?」
御坂「まだ全然付いてる」
御坂「もー!どこぉ!?」
御坂「ここだってば」ペロ
御坂「あ……」
御坂「どうした?」
御坂「な、何でもないわよ///」
御坂「……みたいな感じで!!」
御坂「いいじゃない!これすっごくいいじゃない!!」
上条「美味いか?」
打ち止め「すっごく!上条さんのは!?」
上条「なかなか美味いぞ。クリームの甘さが絶妙だ」
打ち止め「じゃあ交換してみようよ!ってミサカはミサカはいろんな味を楽しめるように提案してみたり!」
上条「おぉ、それいいな。打ち止め、あーん」
打ち止め「あーん」
一方通行「あァ――――ン!!?」
上条「どうした?」
一方通行「い、いやなンでもねェ」
一方通行(か、間接キスじゃねェかァ!!それって間接キスじゃねェかァ!!!)
打ち止め「おいしー!じゃあ次は上条さんね!」
上条「あーん」
打ち止め「あーん」
一方通行「あァ――――ン!!?」
上条「おーこっちも美味いなー」
打ち止め「でしょ!?」
一方通行(三下の奴!三下の奴!!三下の奴!!!)
イ…「とーま!私も!あーん!」
上条「もう全部食っちまったよ」
イ…「えー!!」
上条「ていうかお前のもないじゃないか」
イ…「あっ!!」
上条「どうした!?」
イ…「とーまの手にちょっとくりーむが!」
上条「ほんとだ……クソーどっかに手洗い場ないかn……」
イ…「……」ペロペロ
上条「インデックスさん?」
イ…「とーまの手甘いかも」
上条「うへぇ、ベトベトが……」
イ…「……」ガジ
上条「いってぇ!!」
上条「もー、お前はー!」
イ…「おいしかったんだよ!」
上条「美味しかったじゃありません!!」
打ち止め「向こうに手洗い場あったよってミサカはミサカは報告してみる」
上条「おー、一方通行ちょっと手洗ってくるから二人を……」
一方通行「無理じゃねェンだよ!!やれっつってンだろォがァ!!」
一方通行「俺の手にクリームを塗りたくれってェのォ!!!!」
一方通行「お客様の言う事が聞けねェンですかァ!!?」
上条「……インデックス」
イ…「なに?」
上条「俺、手洗いに行ってくるから打ち止めと一緒に一方通行見といてくれ」
イ…「了解なんだよ」
イ…「ねぇ」
打ち止め「うん?」
イ…「打ち止めはアレのああいうとこも好きなのかな?」
一方通行「手ェベトベトでいいンだよ!」
打ち止め「んー、彼はたまにああいう意味わかんないことするけど」
一方通行「よォしそォだァ!!いいぜェ!もっと盛り付けやがれェ!!!」
打ち止め「そう言う時は大体私たちを喜ばせようとしてやってるから」
一方通行「手のひらだけな訳ねェだろうがァ!!指もだよ指もォ!!つーかそっちメインだろうがァ!!!わっかンねェかなァ!?」
打ち止め「割と好きかもってミサカはミサカは赤裸々に告白してみたり」
イ…「すごいんだね」
打ち止め「そう?」
イ…「うん」
打ち止め「でもね?」
イ…「うん」
打ち止め「アレは流石にないかなーミサカはミサカはちょっと引き気味だったり」
イ…「それが多分普通なんだよ」
一方通行(ヒャハハハ、これで完璧だァ)
一方通行(これでインデックスちゃンにペ……)
一方通行(ペロペロしてもらえるンじゃねェかァ!?)
一方通行「おら、インデックス」
イ…「なに?」
一方通行「三下と同じまんじゅう食ったらクリームが手にこんなに付いちまいやがった」
イ…「うん」
一方通行「……」
イ…「……」
一方通行「三下と同じまんじゅう食ったらクリームが手にこんなに付いちまったなァ!!」
イ…「うん」
上条「ふー、さっぱりー」
一方通行「……」
上条「お前食べるの下手すぎるだろ!!?」
一方通行「……」
上条「ほら!早く手洗ってこい!!」グイグイ
一方通行「お、おゥ」
from 一方通行 youjyo-maji-angle@(ry
to 御坂(ババア) gekota-geki-love.misaka@(ry
件名 なし
本文 クソォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!
手ェベトベトだァァァァァァァ!!!!!!!!!
御坂「……」
御坂「……」ポイ
御坂「黒子―、もう反省したー?」
上条「おおー」
イ…「す、凄いんだよ!」
打ち止め「一面原っぱってミサカはミサカは感動に打ちひしがれてみたり!」
一方通行(くっそー、俺のクリームでペロペロ大作戦が……)
上条「すっげー、すっげー。ちょっと歩いただけでこんなになるのかよ」カシャーカシャー
イ…「とーま!けーたいでんわーで何してるの?」
上条「写真撮ってんだよ、写真。学園都市じゃこんな大自然にお目にかかれないからな」カシャーカシャー
イ…「写真!私たちも撮って欲しいかも!」
上条「いいぞ。じゃあそっちに並んでー」
イ…「ピースなんだよ!」
打ち止め「ピーース!!」
一方通行「……」
一方通行(写真はあンまり好かねェが……)
一方通行(幼女とのツーショット決めてェ)
一方通行(あわよくば打ち止めとインデックスちゃンで両手に花をやりてェ)
一方通行(でもなンか打ち止め怒ってるっぽいからなァ)
上条「何してんだ一方通行。早く入れよー」
一方通行「……」
一方通行(俺ァ入っていいンだろうか……)
打ち止め「早く入りなさい。上条さんが待ってるでしょ?」
一方通行「あっウス」
一方通行(もう決定じゃねェかコレ!完全に怒ってらっしゃる!!)
一方通行(いつもみたいにミサカはミサカはいわねェし!)
一方通行(なンか今オリジナルっぽかったし!)
上条「はいチーズ!」カシャー
イ…「もう一回!もう一回なんだよとーま!」
打ち止め「次どんなポーズにしようってミサカはミサカは色々ポーズをとってみたり!」
上条「とるぞー!」
一方通行(気のせいだろうか)
カシャーカシャー
一方通行(打ち止めとの距離が遠い)
カシャーカシャー
一方通行(いつもの3倍ぐらい離れてる気がする)
カシャーカシャー
一方通行(前はあンなに近くにいたってのによォ)
カシャーカシャー
一方通行(なンかしたかなァ……俺ァ……)
カシャーカシャー
一方通行(……)
カシャーカシャー
一方通行「撮り過ぎじゃないですかァ!!?」
イ…「次、とーまも入るんだよ!」
上条「でも誰が撮るんだよ?」
一方通行「俺が撮ってやらァ」
上条「いーよ、お前は入っとけよ。写真撮るなんてそう無いだろ?」
一方通行「いいっつってンだろうが」
上条「ていうか上条さんはお前とも一緒に撮りたいんですよ?」
一方通行「後で一緒に撮ってやるから早く行きやがれってンだ」
上条「約束だぞー?」
一方通行「ハイハイ」
一方通行(正直……今は打ち止めの横がつれェ)
一方通行(なンかもー昔の美しい思い出がもーフラッシュバックしやがる……)
一方通行(やっべェ、泣きそ……)グス
上条「いいぞー」
一方通行「はィ、チー……」
打ち止め「へへーってミサカはミサカはハニカミながら上条さんと腕を組んでみたり!」ギュー
イ…「ずるい!私もなんだよ!」ギュー
上条「おいおい」
打ち止め「やっぱり腕を組むならモヤシ体系よりちゃんと支えてくれるような体格のちゃんとした人がいいよねーって」
打ち止め「ミサカはミサカはスリスリしてみる!」スリスリ
上条「あーもー打ち止め、服が伸びるってば」
一方通行「り……」
一方通行(両手に花じゃねェか三下ァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!)
イ…「アクセラレータ!早く撮って欲しいんだよ!」
一方通行「ぐゥゥゥ……」ギリギリギリ
一方通行「はィ……チー……ズ」カシャー
上条「おい、あいつなんか目から血が出てないか?」
イ…「ナイスなんだよ!効果てき面かも!」コソコソ
打ち止め「なんだか楽しくなってきちゃったってミサカはミサカは次はどんな事しようか試案を巡らせてみたり!」コソコソ
上条「サンキュー、一方通行」
一方通行「おゥ……」
一方通行(なンでこいつばかりいい思いを……)
上条「さぁ、次は俺らの番だな」
一方通行「はァ?」
上条「さっき言っただろ?お前とも一緒に写真撮りたいって」
一方通行「マジだったのかよ……」
上条「当り前だろ。ほらもっとこっち寄れって、入んないだろ」ガシ
一方通行「肩組むンじゃねェ……顔近いンだよ」
イ…「撮る?」
上条「大丈夫だ。自写メの方が仲良し感出るしな!」カシャーカシャー
一方通行(何でコイツとツーショット写メを……)
上条「表情暗いぞー、もっと笑って笑って!!」カシャーカシャー
一方通行「ふざけンな」
上条「お前が笑わないと終わんないぞー?」カシャーカシャー
一方通行「くっ……一瞬だけだからなァ!!?」
上条「おう!」
上条「あはは、笑ってる笑ってる」
一方通行「なンで俺がこンな目に……」
上条「じゃあ次はお前のケータイでな!」
一方通行「はァ!!?」
上条「俺だけ写真持ってても仕方ないだろ!」ガシッ
一方通行「だァから肩組むンじゃねェっての!」
上条「嫌なら一発で終わらそうぜ」ピース
一方通行「もしかしてこれも俺ァ笑顔なのか?」
上条「とーぜん!」
一方通行「……」
上条「笑え笑え!」
一方通行「はィ……チーズ」カシャー
上条「はー、今日はいっぱい写真とったなー」
イ…「とーま、みせて!」
打ち止め「ミサカもってミサカはミサカは今日の決めポーズを確認したかったり」
上条「ほらよ」
イ…「ありがとー」
打ち止め「とー」
上条「そうだ!一方通行、さっきの写真待ち受けにしようぜ!」
一方通行「はァァァァァ!!!?」
上条「いいじゃん。俺もするしさ!旅の思い出ってことで」
一方通行「ざっけンn……」
打ち止め「人のお願いの一つも聞けないちっちゃい男ってヤダよねー」ボソ
一方通行「……」
上条「なっ!いいだろ!?」
一方通行「今回だけだからなァ!」
上条「おう!」
一方通行「なンで俺の待ち受けが三下との仲良しツーショットなンかに……」
一方通行(このツーショットの相手が打ち止めだったら全然いいンだけどなァ)
打ち止め「『三下』じゃなくて『上条さん』でしょ?」
一方通行「ハッ」ビクッ
打ち止め「あなたって本当にダメな男。言葉づかいすらまともに出来ないなんて……」
打ち止め「能力者としては一流だけど男としてはホント三下以下」
打ち止め「ミサカがあなたの能力を持ってたら良かったのに」
打ち止め「そしたら風を操ってあなたと同じ空気を吸わなくて済むようになるし」
打ち止め「なんでも反射出来るからあなたに触れられる事もないしね」
一方通行「ガガ……」
打ち止め「もう上条さんの所に行っちゃおうかなー」
一方通行「ガッ!」
一方通行「」バタ
第六ラウンド一分二十五秒 KO
○打ち止め ●一方通行
決め技 言葉のテンプシ―ロール
上条「見てみ、インデックス」
イ…「あっ!待ち受けが私と打ち止めと一方通行になってるんだよ!」
上条「ああ、一方通行の待ち受けもさっきの集合写真だぞ」
上条「やっぱ友達の写真が待ち受けっていいなぁ」
打ち止め『ずっと一緒にいたいよ、ってミサカはミサカはお願いしてみる』
一方通行『……そォだな……俺も、ずっと一緒にいたかった』
打ち止め『行かないで――さん!』
一方通行『えっ?』
打ち止め『こんなモヤシと一緒にいたくないってミサカはミサカは……』
一方通行『ちょっと……』
一方通行「待ってくれ打ち止めァァァァァァァァアアアァァァァアァァ!!!!!!!!!」ガバァ
一方通行「……」ハァハァ
一方通行「ゆ、夢ですかァ?」
一方通行(一体どっから夢だったンだァ?)
一方通行(写真とった辺りから頭がゴチャゴチャしてやがる)
上条「お、起きたか。もう夜だぞ」
一方通行「三下……」
上条「気分はどうだ?」
一方通行「良くは……ねェな」
上条「そっか、じゃあもうちょっと寝てろよ」
一方通行「いや、もゥ大丈夫だ……迷惑かけたな」
上条「なに、気にすんな」
上条「でも、ホントに大丈夫なのか?急に倒れたんでびっくりしたぞ」
一方通行「……」
上条「どうした?」
一方通行「……打ち止めは?」
上条「今インデックスと部屋でご飯食べてるよ」
一方通行「そォか……良かった」
上条「なにがだ?」
一方通行「なンでもねェ……風呂入ってくるわ」
上条「おう。あっ、そうだ」
一方通行「あ?」
上条「小萌先生到着したんだよ。お前が寝てる間に」
一方通行「そォか」
上条「今風呂入りに行ってるけど会ったらちゃんとお礼いっとけよ?」
上条「寝込んでるお前見てかなり心配してたからな」
一方通行「……あァ」
上条(なんか元気ないなぁ)
一方通行(小萌ちゃン来てンのか……)
一方通行(しかも今風呂にいると……)
一方通行(……)
一方通行(やっぱあンな夢見た後じゃテンションガタ落ちだよなァ)
一方通行(何時もならどォやって女湯覗くか画策するンだろうが……)
一方通行(打ち止めァ……打ち止めァ…………)
ブブブブブブブブブ
一方通行(メール……)
from 御坂(ババア)
一方通行(……)
一方通行(やっべェ、数時間メールしてねェ)
一方通行(風呂の前に部屋に謝りにいくか……)
イ…「今回のは凄かったんだよ!」モグモグ
打ち止め「まさか気絶しちゃうなんてってミサカはミサカは自分の才能に酔ってみたり」
イ…「でも、大丈夫かなぁ。一方通行……」モグモグ
打ち止め「うーんちょっとやり過ぎちゃったかもってミサカはミサカはちょっと反省中……」
上条「おーっす」
イ…「とーま、一方通行大丈夫?」
上条「ああ、今さっき目が覚めたよ。今は風呂入りに行ってる」
打ち止め「よかったってミサカはミサカは安心してみる」
上条「しかし、一体どうしたんだろうなぁ。急に気絶なんて……打ち止め、アイツってたまに気を失うのか?」
打ち止め「えっと、それなんだけど……」
上条「ん?」
御坂「アンタ一体この数時間メールも寄こさずになにしてたのよ?」
一方通行「わりィ」
一方通行(すげェ怒ってらっしゃる……)
御坂「心配するじゃない」
一方通行「わr……」
一方通行「……」
一方通行「は?」
御坂「何か事件に巻き込まれたんじゃないかとか事故に会ったんじゃないかとか!」
御坂「急にメールが来なくなったら心配するでしょっていってんの!!」
一方通行「す、すみませン」
御坂「まぁよかったわ。無事だったみたいだし……」ハァ
一方通行「すまねェな……迷惑かけちまって」
御坂「な、なによ!アンタが心配だったんじゃないわよ!!」
御坂「私が心配してたのはアイツよ!上条当麻よ上条当麻!!」
一方通行「は?」
御坂「アンタの心配なんかするわけないでしょ!?えっもしかして勘違い!?」
一方通行「あァー!?」
御坂「Level5なのに!?学園都市第一位の脳の持ち主なのに!!?」
御坂「はっず!アンタ今超恥ずかしいわよ!」
一方通行「うっせェ!今のは誰でも勘違いするに決まってンだろうがァ!!」
ゴルフバック(お姉様……一体誰何時の間に現地の方と仲良しになったんですの!?)
御坂「で、お土産は?」
一方通行「お土産?」
御坂「一日アイツの横にいたんだもん。なんかあるでしょ?」
一方通行「なンかって言われてもなァ」
御坂「なんでもいいのよ」
一方通行「あー、あったかも知れねェ」
御坂「ホント!?」
一方通行「今俺の手、多分ちょっとクリームの味する」
御坂「……で?」
一方通行「舐めるか?」
御坂「ふざけんじゃないわよ」
一方通行「ダメか」
御坂「なんでOKかも知れないと思ったのよ」
御坂「他は?」
一方通行「他……」
御坂「写真撮ったりしなかったの?」
一方通行「あァ、そういや撮ったな」
御坂「なによ!ちゃんとしたお土産あるじゃない!見せなさい!」
一方通行「急かすンじゃねェよ、今ケータイ出してやっから待て」
御坂「貸して!貸して!」パシッ
一方通行「あってめェ、とンじゃねェよ」
御坂「どんな写真かしらー」パカ
一方通行「普通の写真に決まってンじゃねェか」
御坂「……」
一方通行「どォした?操作わかンねェのか?」
御坂「こ、この待ち受けは?」
一方通行「なンか三下がこれにしろってうるせェンだよ」
御坂「こんなにくっついちゃって……」
一方通行「三下超肩組ンでくる」
御坂「それは……アイツからこんなに引っついて来たってこと?」
一方通行「あったりまえだろ。俺がこンなことするかよ」
御坂「……」
一方通行「おィ」
御坂「なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁあああぁぁあぁぁぁ!!!!!!!!!」バリバリバリバリ!!
一方通行「うォおおおォォォォ!!!?」
「あ、危なかったですの……まさかこんな所でお姉様の全力を見るなんて……」
「思わずテレポートしてしまいましたわ」
「それにしてもここはどこですの?真っ暗で何も見えませんわ」
「それになんだか埃っぽ……ふぇっくしょーーん!」
「だ、誰かいるんですか!?」
「ふぇ?」
「あれ?その声はもしかして……」
(なんなんですの?)グジュジュ
「失礼ですが、警察に……いや刑務所にお世話になった事は御座いませんか?」
「えっ……もしかして左側さんですの!?」
「やっぱりですか!そうです!刑務所の時の左側です!」
「まさかこんなとこで再開するなんて夢にも思いませんでしたわ」
「僕もですよ。しかもまた顔の見えない状態でなんて」
「それにしても、ここは一体どこですの?やけに埃っぽいですが……」
「ここは107号室の屋根裏ですよ」
「私そんな所まで飛んだんですの!?」
「そう言えば何故こんな所に?」
「お姉様の愛の鞭から逃れるため……とでもいっておきますわ」
「ああ、以前話された方ですか」
「そうですの。左側さんはもしかして……ですの?」
「ええ。お察しの通り僕の好きな女性がこの旅館に泊まっていましてね」
「これから覗きに行こうかと」
「大変ですの」
「いえいえ。これしきの事、彼女を覗けると思うと何ともありませんよ」
「相変わらずイロイロ凄いんですの」
「褒め言葉ですね。ありがとうございます」
「でも、大丈夫ですの?」
「何がですか?」
「この天井、さっきからギシギシ鳴ってますの」ギシ
「そうですね」
「もし天井が抜けて観察中に下に落ちでもしたら……」
「あぁ、その点は抜かりありませんよ」
「?」
「暗闇の中なのでお見せする事は出来ませんが実は僕、今かぶり物をしているんですよ」
「納得ですわ。それなら下に落ちるような事があっても……」
「ええ。顔を見られる事は有りません」
「ちなみに何のかぶり物をしてるんですの?」
「オバマです」
「YES WE CAN」
「YES WE CAN」
「では、私そろそろ戻りますわ。何時までもお姉様から離れている訳にはいきませんの」
「そうですね。僕もそろそろ覗きに行かなくては……」
「それではもう、行きますわ」
「あっ、少し待って頂けますか?」ゴソゴソ
「なんですの?」
「これを……」
「これは?」
「大仏のかぶり物です」
「元々はもしもの時のスペアですが差し上げます」
「?」
「私はお姉様の前で変装する必要など…………っ!!!」
「気付きましたか」
「流石左側さんですの」
「これを付けていれば……」
「ええ。夜這いの時にあなたのお姉さんは相手が誰だか分かりません」
「夜這い後の刑務所行きのリスクを限りなく下げる事が出来ると言うわけですわね」
「はい」
「有難く頂いて行きますわ」
「本当はこんなもの使わずに……というのは有りますけどね」
「今は仕方ないんですの。でもいつかは……グフフフフフ」
「そうですね。あなたのその『いつか』が早く来る事を願ってますよ」
「左側さん……」
「僕も彼女の観察をがんばります」
「ええ。お互い頑張るんですの」
「真ん中さんにも会いたいですね」
「そうですわね」
「……」
「……」
「それでは」カサカサ
「ええ、ではまたいつか……」ヒュン
一方通行「あンのババア急に電撃飛ばしやがって……」
一方通行「おかげでケータイがぶっ壊れちまった」
一方通行「三下から連絡あったらどォすンだよ」
一方通行「……」
一方通行「まァこれでオリジナルにメールしなくていいしィ?」
一方通行「ケータイなンて安いもンだからいいか」
一方通行「……風呂入りにいくか」
一方通行「打ち止めの事も考えてェしな」
一方通行「……」
一方通行「なンか打ち止めのこと考えると憂鬱になってきやがった……」
一方通行(打ち止めどォすっかなァ)ヌギヌギ
一方通行(怒ってるってことは、俺がなンかしたってことだろうが)ヌギヌギ
一方通行(まったく検討がつかねェ)ヌギヌギ
一方通行(一体なンなンだよ?俺ァ普通に生活してただけだぞ?)ヌギヌギ
一方通行(……)
一方通行(いや、まてよ)
一方通行(そのいつも通りの生活ン中でアイツ、何かため込ンでたンじゃねェか?)
一方通行(そォなると厄介だな……俺には判別できねェってことじゃねェか)
ガララララララ
木山「む」
一方通行(なンつっても俺にとっちゃ普通の事なンだからなァ)
木山「お邪魔させてもらっているよ」
一方通行「ハァ?」
一方通行(なンだコイツ……)
一方通行「なンで女が男湯にいるンですかァ?」
木山「ずっと同じ景色を眺めながら湯につかるのに飽きてしまってね」
木山「誰もいなかったから入らせてもらっているんだ」
一方通行「そォかよ」チャポン
木山「風呂に入るのかい?」
一方通行「それ以外何しに来るンだよ」
木山「ふむ、確かにそうだな。的外れな質問をしてすまない」
一方通行「おォ」
木山「……」
一方通行「……」
木山「私は、出て行った方がいいかな?」
一方通行「別にいいンじゃねェか?お前がいいならな」
木山「そうか。ならもう少し居させてもらうよ」
カポーン
木山「……」
一方通行「……」
木山「なにをそんなに思い悩んだ顔をしているんだ?」
一方通行「はァ?」
木山「眉間にシワが寄ってるぞ」
一方通行「……もとからだっての」
木山「そうか」
一方通行「そォだよ」
木山「……」
一方通行「……」
カポーン
木山「……」
一方通行「……」
木山「こんな私でも……」
一方通行「……」
木山「相談位になら乗れるが」
一方通行「……」
木山「話してみないかい?」
一方通行「……」
木山「それで解決に繋がらなくとも、状況は変わらなくとも」
木山「少しは気が楽になるかもしれない」
一方通行「……」
木山「思い悩んだ時は吐きだすのが一番だ」
一方通行「……」
一方通行(確かにコイツの言う通りかもしンねェな)
一方通行(このまま一人で考えてても埒があかねェし)
一方通行(話したところでコイツは俺が誰かすらわかってねェ)
一方通行(……)
一方通行「実はよォ」
木山「うむ」
一方通行「……」フルフル
木山「ゆっくりでいいぞ」
一方通行「打ち止めが……」
木山「うむ」
木山(打ち止め……どこかで聞いた名だな)
一方通行「すっげェ怒ってンだ」
木山「ああ」
一方通行「……」
木山「……」
木山「えっ、今ので話、終わりなのか?」
木山「なるほど。彼女が無視したり罵声浴びせたりしてくると」
一方通行「か、彼女じゃねェ」
木山「なんでもいいさ。それで、何か心当たりはないのかい?」
一方通行「あったら今ここでお前に話してねェよ」
木山「ふむ、確かにそうだな」
木山「では君の私生活で何か足りない部分があったのかも知れないな」
一方通行(やっぱそォなンのか)
木山「じゃあ話してみようか。君の私生活を」
一方通行「なンでだよ?」
木山「私生活に問題があるってことは、君は気付かないかもしれないだろ?」
木山「なんたって君にとっては普通の生活なんだから」
一方通行「……そォだな」
一方通行(さっき俺も同じ事考えてたな。コイツはもしかするとなンか解決法を見つけてくれるかもしれねェ)
一方通行「普段の生活を言えばいいのか?」
木山「ああ、なかなか難しいかも知れんが……」
一方通行「じゃあ、そォだな……この旅行の前の日の事でも話すか」
あくせろりーたにっき
昼、晩メシの買い出しの為に打ち止めと一緒にスーパーに行った。
その道中、幼女が迷子になっていたので一緒にお母さンを探す。
木山「ちょっと待ってくれ」
一方通行「なンだよ」
木山「幼女?」
一方通行「ああ?なンか問題あンのか?」
木山「『子供』でよくないか?」
一方通行「それだと男も入っちまうだろうが。迷子になってたのは女の子なンだよ」
一方通行「だからこの場合『子供』じゃなくて『幼女』だ。じゃねェと幼女に失礼だろうが」
木山「そ、そうか」
一方通行「そォだよ」
木山「止めて悪かった。続けてくれ」
一方通行「もうへンなとこで止めンじゃねェぞ。こちらと必死に幼女の記憶呼び覚ましてんだ」
幼女のお母さンは無事見つかった。良かった。よかったなァ、幼女。
打ち止めがなンかちょっとほっぺを膨らましてた。かわいい。
スーパーに付くと際どい丈のミニスカート幼女を発見。思わず見惚れる。
前を向いてなかったせいで特売品の缶詰の山にカートごと突っ込ンで派手にぶちまける。
さっきの幼女が缶詰をぶちまけた音でビクッってなる。かわいい。
打ち止めはさっきよりまたちょっとだけむくれる。かわいい。
ぶちまけた缶詰は入り口で偶然会った三下が片付けてた。
持つべきものは三下だな。
木山「……」
一方通行「どォしたンだよ。怖い顔しやがって」
木山「いや、もしかしたら解決の糸口を見つけたかも知れない」
一方通行「マジか?」
木山「ああ。だがまだ未確定だ。続けてくれ」
一方通行「おォ」
スーパーの帰りに今年最後であろう小学生のプールの授業を見るために少し迂回する。
打ち止めには『散歩』と言い張った。多分ばれてねェ。
予想通り小学校ではプールの授業をしていた。
幼女の体つきからすると小学四年生か五年生か……
打ち止めとインデックスちゃンの間ぐらいの幼女達の健康的に焼けた小麦色の肌に目を奪われる。
特に、ふとももがやべェ。
学園都市がアクセラレータしそうになる。己との戦い。がんばれ俺。
打ち止めはスーパーで買ってやったアイスを食べていた。バニラアイス。
この暑さだ。太陽の下で食べているためか、普段より溶けるのが早いンだろう。
打ち止めはアイスを落とさないように必死で舐める。
それでもドンドン溶けだすバニラアイスは打ち止めの頬をツツーーっと官能的に伝っていく。
そろそろ学園都市が限界かもしれねェ。
自分と闘いながら、打ち止めと幼女を交互に見ているといつの間にか車道に飛び出していたらしい。
目の前には大型のトラックが迫っていた。
打ち止めの「危ない!!」という声でやっと脳が動き出す。
最近ご無沙汰だった反射の膜を張り、トラックを弾き返す。
トラックも、その運転手も、もちろん俺も無傷。ミッションコンプリート。
学園都市第一位なめンな。
家に着くと夕食の準備を始める。今日はインデックスちゃンと三下が来る予定だ。
あのスーパーに行って良かった。
料理をする手にも自然と力が入る。
いつも、手を抜いているってわけじゃねェがやはり幼女が多いと張りきっちまうンだろう。
今日はチキン・ポーク・チーズカレーライスだ。
チキンを一口大に切っていると、幼女の成長を願う自分と、成長して欲しくないと駄々をこねる自分がいることに気付く。
まァ、なるようにしかならねェ。
が、出来れば成長しても胸は膨らんで欲しくない。それが俺の出来る最大の譲歩だった。
打ち止めはテレビで今話題のアニメを見ていた。出来れば『お母さンといっしょ』を見て欲しい。
コスプレ幼女が見れるから。
『天才テレビくん』の女の子たちは小学生にも関わらず大人び過ぎている、と鍋をかき回しながら思う。
あの背伸びがタマラン。というのも分かるが、やはり幼女は幼女らしい格好をするべきだ。
準備も整い、後は二人を待つだけとなったので、コーヒー片手に椅子にかける。
最近は家での会話が前に比べて少し少なくなった気がする。
これも打ち止めが成長している証拠か……と割り切ってはいるもののやはり寂しい。
特に、無視された時とかは眠れない。将来が不安になる。オリジナルがあンなンだから……
目を閉じ、自らに固く誓う。打ち止めをあンな事にはさせねェ……
飲みかけのコーヒーをグッと飲み干すと同時にインターホンが鳴り、インデックスちゃンがドア勢いよく開ける。
かわいい。
皆でメシを食うのがよほどうれしいンだろう。ドアを開けた勢いそのままに部屋に上がり込もうとする。
かわいい。
打ち止めが笑顔で三下を迎え入れる。
羨ましい。
飯を前に少し暴走気味のインデックスちゃンを三下が後ろからはがい締めにしてなだめる。
俺もやりたい。こンど打ち止めにしてみよう。
一方通行「まァこンなとこか……」
一方通行「あとは打ち止めとインデックスちゃンの顔を交互に見ながらメシってかンじだな」
木山「一つ、聞かせてくれ」
一方通行「なンだ?」
木山「これ、ホントに日常なのか?」
一方通行「あァ。ノンフィクションだ」
木山「毎日こんな事をやっていたのか?」
一方通行「そうだっつってンだろ」
木山「はぁ」
一方通行「?」
木山「いいか?よく聞きたまえ」
一方通行「なンだよ」
木山「君が彼女、打ち止めから無視されたり、罵倒されたりするのは、君のせいだ」
一方通行「はァ?なンでだよ?俺は普段の生活をちょっとお前に説明しただけだぞ?なンでそンなことわかるンだよ」
木山「君が日常的にこんなんだから問題があるんだよ」
一方通行「意味わっかンねェよ」
木山「ならば説明してやろう」
一方通行「おォ」
木山「君は、他の女の子に目移りし過ぎだ」
一方通行「……」
木山「それも横に打ち止めがいてもお構いなしに……ね」
一方通行「そンなモン……近くに幼女がいれば見ちまうだろ……男として」
木山「男として、というのはいささか疑問だが、ならばこう考えよう」
木山「君が打ち止めといる時、常に打ち止めが君以外の他の男を見ていたらどうだね?」
一方通行「っ!」
木山「それに打ち止めはまだ子供だ」
木山「君にとってはただの買い物、ただの散歩かも知れんが」
木山「彼女にとってはデートだったかも知れない」
一方通行「!!」
木山「どうだね?デート中にパートナーに他の異性ばっかり見られる気分というのは」
一方通行「さ、……最悪だな」
木山「君は打ち止めが好きか?」
一方通行「あったりまえだろ」
木山「小さな女の子は?」
一方通行「好きだ」
木山「ならば、打ち止めが好きなのは小さな女の子だから……」
一方通行「ち、ちげェ!」
木山「本当かい?」
一方通行「ほンt……」
木山「君が『打ち止め』を好きなのか、『幼女』を好きなのか」
木山「二つに一つ」
木山「そこをハッキリさせないとこの問題は解決しないだろう」
一方通行「……」
木山「そして一つ、これらを踏まえて忠告させてもらう」
木山「もし、君が『打ち止め』より『幼女』を選ぶなら」
一方通行「……」
木山「彼女から離れた方がいい」
木山「お互い傷が浅いうちにね」
一方通行「……上がる」
木山「うむ、よく考えたまえ」
一方通行「あァ~~!なンだあのババアは!!」
一方通行「打ち止めと幼女どっちかとれだァ!?」
一方通行「そンなもン……」
一方通行「……」
一方通行「そンなもン決めれるわけねェだろうがァ!!」
一方通行「打ち止めも幼女も世界の宝同然なのによォ」
一方通行「親と打ち止めが危機的状況で一人しか助けられねェとしたら」
一方通行「迷わず打ち止めをとるし」
一方通行「親と幼女が危機的状況で一人しか助けられねェとしたら」
一方通行「幼女をとるし」
一方通行「打ち止めと幼女が危機的状況で一人しか助けられねェとしたら」
一方通行「なにしてでも二人とも助ける」
一方通行「世界ってのァそう言うもンだろうが……」
一方通行「……」
一方通行「ロビーでコーヒーでも飲みながら考えるか」
御坂「るっきんざぶりっつるーぷフンフンフフーン」
御坂「おんりーまいれーるがん……ってアイツ!」
御坂「まだ話の途中だってのに逃げちゃって、何処にいるのかと思ったらこんな所にいたのね」
御坂「これはお仕置きだわ」
御坂「ちょっとアンタ!!」
一方通行「……」ブツブツブツブツブツブツブツブツ
御坂「なにブツブツ言ってんのよ!こっち見なさい!」ガシ
一方通行「……あァ?」
御坂「ひぃ!!」
一方通行「……なンだ、オリジナルかよ」
御坂「ちょっとどうしたのよ!?顔ヤバイわよ!?特に目!!完全に死んでるじゃない!」
一方通行「……死んでねェよ」
御坂「っていうか缶コーヒーの量!一体何本あるのよコレ!?」
一方通行「27本だ。見りゃァわかンだろうが」
御坂「分かんないわよ!多すぎんのよ!」
御坂「で、なんでコーヒー相手にブツブツ言ってたのよ?」
一方通行「……お前には関係ねェ」
御坂「関係あるとかないとかじゃなくて言いなさい。気になるでしょ」
一方通行「ざっけンn」
御坂「女湯入った事、あの子に言うわよ」
一方通行「打ち止め……」
御坂「そう、アンタが大好きな打ち止め」
一方通行「打ち止め」ブワッ
御坂「ちょっ!えぇ!?」
一方通行「打ち止め……打ち止め……」シクシク
御坂「わかった!わかったから!泣くのやめなさいよ!?」
一方通行「ババアが……ババアが……」グスグス
御坂「うん!そうね!ババアが悪いわ!ね?」
一方通行「ババアは悪くねェンだよォォオオォォォ!」ブワッ
御坂「もー!なんなのよ!?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
御坂「そう、そんなことがあったの」
一方通行「おォ……」
御坂「でもそれなら答えなんて出てるじゃない」
一方通行「……」
御坂「一対多数よ?それで悩めるんなら一人への愛の大きさは確実にあの子でしょ?」
一方通行「数じゃねェンだよ……」
御坂「っていうかアンタあの子自体が好きなの?あの子が幼女だから好きなの?」
御坂「お風呂のババアじゃないけど、まずはそっからでしょ」
一方通行「……それがわかンねェンだよ」
御坂「……あの子が来る前は?」
一方通行「はァ?」
御坂「アンタはあの子が来る前からそこら中の幼女にフラフラしてたの?」
一方通行「……そォいやしてねェ」
一方通行「アイツが来る前は幼女に興味なかった……つーか他人に興味なかった」
一方通行「でも、アイツがウチに来てからは周りの幼女も超可愛く見えるようになった」
一方通行「そっからだな……幼女好きになったのァ」
御坂「ふーん。じゃあ最初からロリコンって訳でもなかったのね」
一方通行「でも今じゃ世界屈指の紳士だ」
御坂「じゃあ、打ち止めが中学生なったら嫌いになるんだ?」
一方通行「ンなわけねェだろ。打ち止めはいつだって世界一かわいいンだよ」
一方通行「俺がアイツを嫌いになるなんて、これから何十年たってジジイとババアになってもねェよ」
御坂「じゃあ決まりじゃない」
御坂「アンタが好きなのは幼女じゃなくて打ち止めよ」
一方通行「……」
御坂「初めてちゃんと人と触れ合って」
御坂「初めてちゃんと興味持てて、理解しようとした人間がたまたま幼女だった」
御坂「だから、他の幼女にも興味持つようになった」
一方通行「……」
御坂「ただそれだけのことよ。ちょっと歪んでる気もするけどね」
御坂「多分、あの子が大きくなったら自然とアンタもロリコンじゃ無くなってるわ」
御坂「っていうかね!?幼女だとか幼女じゃないとかそんな事どうでもいいのよ!!」
一方通行「」ビクッ
御坂「様はアンタがあっちにフラフラこっちにクラクラしなきゃいいの!!」
御坂「全部アンタのせいよ!!」
一方通行「ウッ」
御坂「こんなのと妹が一緒にいると思うとなんか腹立って来たわね……」
一方通行「こンなのとか言うンじゃねェよ」
御坂「口ごたえすんじゃないわよ!!悪いのアンタなんだから!!」ベチン
一方通行「ブハッ!」
御坂「そうだ、忘れてたわ。私アンタに三十三発ビンタしなきゃいけないのよ」
一方通行「えっ?……ちょ、反射……えっ??」ジンジン
御坂「でも今の話でムカついたし三十三って切りが悪いから五十発にしようかしら」
一方通行「み、御坂さン?」
御坂「いい?今からやる二十発はあの子の分よ。そして二発は黒子の分」
御坂「そして残りは私の分よ!!!!!」ヒュオ
一方通行「御坂さァァァァァァアアァァァン!!」バッチーン
御坂「あー、スッキリしたわ」
一方通行(なンで反射突き破ってくンだよ……覇気ですかァ?)ビクビク
御坂「あっそうだ。アンタ黒子知らない?急にいなくなったのよね。あれだけゴルフバックから出るなって言ったn……」
一方通行「し、しらねェ……」
御坂「キャアアアアアアアアアア!!!!」
一方通行「」ビクッ
御坂「アンタ顔、右半分アホみたいに腫れてるわよ!!?」
一方通行「だァァァれのせいですかァァァァァァアァァァアアァァ!!!??」
御坂「その顔で迫らないで!!迫らないでぇぇぇぇえええぇぇえぇぇぇぇ!!!!!」バッチーーーーン
一方通行「ガッファッ!」
御坂「おばけーーー!!」ドタドタ
一方通行(アイツ絶対ぶっ殺す……)
女将「あの……」
一方通行「あァ!?」
女将「ロビーではお静かにお願いします」
一方通行「…………すみませン」
一方通行「あァァ――」
一方通行(右顔面の感覚ねェ)
一方通行(オリジナルめ……バカみてェにビンタしやがって)
一方通行「あーあー、コーヒーの缶散らばっちまってンじゃねェか」
一方通行「せっかく捨てやすいように積んでたってのに……」
一方通行「……」
一方通行(たまたま打ち止めが幼女だっただけ、か)
一方通行(確かに他の幼女が年取ンのは許せねェけど打ち止めは別だもンなァ)
一方通行(……他の幼女と一切かかわらないようにするなンて俺に出来ンのかよ?)
一方通行(でも出来ないと風呂ババア曰く打ち止めと離れなきゃいけェし……)
一方通行(打ち止めと離れるのだけはぜってェ嫌だし……)
一方通行「……」
一方通行(待てよ……)
一方通行(打ち止めを取った場合、インデックスちゃンや小萌ちゃンはどォなンだ?)
一方通行(せっかく出来た友達からも離れなきゃいけないンですかァ?)
一方通行(それとも、もとから知り合いだからこの場合はオッケーか?)
一方通行「はァ……」
一方通行「打ち止めに触りてェなァ……」
小萌「いいですかぁ?こう腰に手を当ててですねぇ……」
木山「ふむ、腕の角度はこれでいいのか?」
小萌「ばっちぐーなのです!それじゃあ行きますよぉ?」
木山「一気に……だったな」
小萌「せーの」
木山「ゴクッ」
小萌「ゴクッ」
小木「「ふぱぁぁぁぁぁ」」
木山「うむ。なかなかいいものだな。風呂上がりのコーヒー牛乳というのは」
小萌「分かってくれましたかっ!これがコーヒー牛乳なのです!」
木山「いいものを教えて貰った。これからは毎回やろう……」
小萌「でも、ビックリでしたぁ。まさか女性が男湯から出てくるなんて」
木山「私もだよ。まさか君が成人してるなんてね」
小萌「余計なお世話なのです!!それよりも、もぅ男湯には入っちゃいけませんよぉ?」
木山「ずっと同じ景色というのも飽きるのだよ。たまにはいいだろう?」
小萌「ダメですよ」
木山「そうか……」
小萌「落ち込まないでください!」
一方通行(缶のゴミ箱……缶のゴミ箱……)
小萌「あっ」
一方通行「おォ……小萌じゃねェか」
一方通行(こ、小萌ちゃン降臨!!小萌ちゃン降臨!!!!)
小萌「一方通行ちゃん、大丈夫ですかぁ?倒れちゃったみたいですけど」
一方通行「もう問題ねェ。世話かけたなァ」
小萌「そんなことないのですよぉ。それよりもその顔どうしたんですかぁ?」
一方通行「テロだ」
小萌「?」
木山「やぁ、一時間ぐらいぶりじゃないか」
一方通行「風呂ババア!!」
木山(風呂ババアか……酷い言われようだ)
小萌「え?一方通行ちゃん、この人とお知り合いなんですか?」
一方通行「あァ。コイツ男湯に……」ハッ
一方通行(やべェ!普通に小萌ちゃンと話しちまった!)
一方通行(オッケーなのかァ!?これはオッケーなンですかァ!?)
一方通行(どォなンだァ!?風呂ババア!!?)
木山「彼とはさっきお風呂であってね。少し話したのだよ」
小萌「い、一緒にお風呂に入ったんですかぁ!?」
木山「そういう事のになるな。しかし、大丈夫だ。彼も特に気にしてなかったからね」
小萌「そういう問題じゃないのです!」
木山「合意でもダメなのか……男湯に入るのは難しいな」
小萌「一方通行ちゃんも!初対面の女の人と一緒にお風呂に入るのはメッです!」
一方通行(かわええ……)
木山「で、決まったのかね?どちらを取るかは」
一方通行「それを答える前に一つ聞きたいンだが」
木山「いいだろう。言ってみなさい」
一方通行「俺には、打ち止め以外にも大切な幼女……友達がいンだよ」
一方通行「打ち止めを取った場合はそいつ等とも全部縁を切らなきゃいけねェのか?」
木山「……」
一方通行「……」ドキドキ
木山「ふ、ふははは」
一方通行「な、なンだよ」
木山「失礼、君の感違いが少し可笑しくてね」
一方通行「はァ?」
木山「私が言ったどちらか取るべき、というのはどちらかにしか干渉してはいけないという意味じゃないよ」
木山「彼女を悲しませるような事はするな。ってことなんだ」
木山「だから、普通に友人として付き合うなら全然問題ないだろう」
木山「それに彼女を取ったがために友人と離れるなんて事をしたらきっと彼女は悲しむよ」
木山「それは本末転倒といったものだろう?」
一方通行「じ、じゃあ俺は友達減らさなくていいンだな?」
木山「君のあり方次第さ」
一方通行「……だったら話は早ェ」
一方通行「俺は、打ち止めを取る」
木山「そうか。まぁ頑張りたまえ」
小萌「な、なんの話をしてるんですかぁ?」
小萌「そんな事があったんですかぁ」
一方通行「あァ。でも、俺は打ち止めを選ぶ」
一方通行「きちんと面と向かってそれをアイツに言う」
一方通行「これからはアイツを悲しませるような事はしねェ」
木山「中々カッコイイじゃないか少年」
小萌「これぞ青春なのです」
一方通行「ただ……打ち止め許してくれっかなァ……」
一方通行「無意識っつっても大分傷つけたみてェだし……」
木山「その心配はいらないだろう」
一方通行「なンでてめェが分かるンだよ」
木山(だって彼女にけし掛けたの私だし)
小萌「一方通行ちゃん、大丈夫なのです」
一方通行「小萌……」
小萌「真剣に本気で言った言葉は、思いは、相手に届くのものなのです!」
一方通行「……」
小萌「不安ですか?」
一方通行「……そりゃそうだろ」
小萌「なら、先生がおまじないを掛けてあげるのです!」
一方通行(先生?)
小萌「ちょっと屈んでくれますか?」
一方通行「?……おォ」
小萌「……」ギュ
一方通行「!!」
小萌「大丈夫ですよ~。きっと打ち止めちゃんは一方通行ちゃんの思いに応えてくれるのです」ヨシヨシ
一方通行「……」
小萌「だから、一方通行ちゃんは気持ち全部を打ち止めちゃんに余すことなく伝えるのです」ヨシヨシ
一方通行「……」
小萌「おまじない、掛かりましたか?」スッ
一方通行「おォ、ありがとよォ小萌。元気出た」
小萌「それは良かったのです」ニコー
一方通行「風呂ババアも……アリガトウ」
木山「うむ」
一方通行「じゃあ俺ァどうやって打ち止めに気持ち伝えるか考えてくるわ」
小萌「がんばるのです!」
木山「君の幸福を願っているよ」
一方通行「じゃあな」タッタッタ
小萌「いいですねぇ。青春って」
木山「うむ……」
小萌「どうしたんですか?ちょっと元気がないのです」
木山「彼ぐらいの年に戻りたいものだな……と思ってね」
小萌「そうですねぇ。高校生ぐらいが一番楽しいですもんね」
木山「柄にもなく少しセンチメンタルな気分になったよ」
小萌「んふー」
木山「どうした?」
小萌「今日は呑みませんか?」
木山「ははっ、いいな。酒など久しぶりだ」
小萌「じゃあ決まりなのです!ところで……」
木山「ん?」
小萌「お風呂ババアさんはなんて名前なんですか?」
木山「……そう言えば自己紹介してなかったな」
一方通行「……」ガチャ
一方通行(トイレまでくりゃァ大丈夫だろ)
一方通行(一応個室に入ってるしなンかあっても顔は見られねェだろうし……)
一方通行「うし。打ち止めをもう悲しませねェためにもここで最後に全部吐き出しとくか」
一方通行「一生分な……」
一方通行「……」スゥー
一方通行「幼女の胸の中気持ちよすぎるンですけどォォォォォォオオォォォォオォォォォ!!!!!!!」
一方通行「なンだあれ!?なンだあれ!!?」
一方通行「めっちゃいい匂いじゃねェかァァァァァァァァァァァァアアアァァァ!!!!!!!!!」
一方通行「腕とかちょーやべェェェェェェェェェエエェェェエエエエエェェェエェェ!!!!!!!!!!!!!」
一方通行「あのプニプニで顔包まれるなんて!!!!!!!!!」
一方通行「おまけにィ!!!?」
一方通行「ヨシヨシまでされちゃったンですけどォォォォォォォオオォォォォォ!!!!!!!?」
一方通行「俺今人生の絶頂じゃねェンですカァアァァァァァァアアアァァァア!!!!!!!!!!!!?」
一方通行「こンな機会を作ってくれた打ち止めってェ!!!!!」
一方通行「やっぱ世界最強の幼女じゃねェェェェェエェェエエェエのォオオォォォォォオオォォォォ!!!!!!!!!?」
一方通行「よ・う・じょ!!!!!よ・う・じょ!!!!!!!」
一方通行「あそーれ!!!!!」
一方通行「よ・う・じょ!!!!!よ・う・じょ!!!!!!!」
一方通行「あそーれ!!!」
コンコン
一方通行「……」
コンコン
一方通行「は、入ってまーす」
一方通行(だァァァァァァ!!聞かれたァァァァ!?)
一方通行(聞かれたァァァァアァァァ!!!!!)
一方通行(はっずィンですけどォォォォ!!?)
一方通行(めちゃくちゃはずィンですけどォォォォォォオオォォ!!!)
「あの……大丈夫ですか?外まで、なにか叫び声が聞こえていたんですが」
一方通行「あ……あァ、だいじょうb……」
一方通行(ン?今の声どっかで……)
「そうですか。それならいいんです」
一方通行「おィ」
「はい?」
一方通行「お前……左側じゃねェのか?」
「え?」
一方通行「俺ァ真ん中だが、聞き覚えはねェか?」
「真ん中さんですか!?ええ!そうです!僕はあの時の左側です!」
一方通行(親友だったァ!!よかったァァァァァ!!!)
「これは凄いですよ!右側さんだけでなくあなたまでこの旅館にいたなんて!」
一方通行「右側までいンのかよ。すげェ偶然じゃねェか!」
「ええ。本当です!また皆で話したいものですね」
一方通行「あァ。話したいなけどな……」
「どうしたんです?」
一方通行「今ちょっとやらなきゃいけねェ事があンだよ」
「そうですか……それは残念ですね……」
一方通行「つってもまだどォするか決めかねてンだがな」
「やるかどうかをですか?」
一方通行「いや、やる方法だ」
「すいません。よくわからないんですが……」
一方通行「あァ、そォか。実はよォ……」
一方通行(俺一日で何回説明してンだよ?)
「なるほど……そんなことが……」
一方通行「で、どォやって気持ち伝えるか考えてンだけどよォ」
一方通行「普通に言葉だけってのも味気ねェし」
「そうですね。真ん中さんにとって人生の一大イベントですし……」
「そうだ、左側さんに聞いてみませんか?彼女は女性ですしなにか思いつくかも知れませんよ?」
一方通行「いい案じゃねェか。でもどォやって探すンだ?」
「彼女もこの旅館に泊まっているので、一番人通りの多い所にいれば会えるんじゃありませんかね?」
一方通行「ロビーか……」
「そうですね。あそこが一番人通りが多いでしょう」
一方通行「よし、取り敢えずロビーに……」
「どうしました?」
一方通行「ロビーだと、見られる可能性があンな……」
「幼女さんにですか?」
一方通行「あァ。一応秘密って事にしときてェンだ。相談してるとこ見られたら感づかれるかもだろ?」
「……これをどうぞ」
一方通行「なンだこりゃァ?馬?」
「僕がストーカー時に使う変装用のかぶり物です。ああ、もちろんそれは未使用ですよ」
一方通行「なァほど。これ付けてりゃもし見つかってもばれねェな」
「ええ。それに左側さんへのサインにもなります。彼女は僕がオバマを付けている事を知っているので」
一方通行「一石二鳥ってわけか」
「YES WE CAN」
馬「どォよ?」
オバマ「なかなか似合ってますよ」
馬「それも人としてどォかと思うけどな」
オバマ「それにしてもロビーに人一人いないとは予想外でしたね」
馬「もう寝ちまってンのかもな……十一時だし」
オバマ「それか温泉に行ってるかですね」
馬(そォいや、打ち止めはもう寝たのか?アイツ言わないと起きてっからなァ)
馬(三下が寝かしつけてくれてりゃいいンだが……)
馬(夜更かしは美容の天敵だぜェ?)
オバマ「大仏さんも来ませんしね」
馬「大仏?」
オバマ「右側さんのことですよ。彼女には大仏のかぶり物を差し上げたので」
馬「なンでそンなもン……前言ってたお姉さンの寝込み襲う用かァ?」
オバマ「それ以外に彼女になにか用途がありますか?」
馬「それもそォだな」
オバマ「それでは考えましょうか。お馬さんのプロポーズ大作戦」
馬「おゥ」
黒子「これはまずいんですの……」
黒子「そう言えば黒子、お姉様にゴルフバックに入れられたまま旅館に入ったから部屋が何号室か分からないんですの」
黒子「このままでは一生お姉様と離れ離れですの」
黒子「黒子一生の不覚ですわ」
黒子「うぅ……」グスグス
黒子「おねーさまーおねーさまぁぁぁ」エーン
黒子「はぁ……」
黒子「もう泣きすぎて涙も出ませんの」
黒子「今黒子の手元にあるのはオバマさんこと左側さんから頂いた大仏のかぶり物だけですの」
黒子「……」
大仏「なんとなく被っては見たものの……」
大仏「これはなんの意味も持ちませんわ」
大仏「それにツインテが顔に当たってチクチクして不快ですの」
大仏「ハッ」
大仏「いい事思いつきましたの」
大仏「こう……やって」ゴソゴソ
大仏「目のところの覗き穴から髪を外に出せば……」
大仏「これでバッチリですわ!顔のチクチクが無くなったんですの!」
大仏「少し髪のせいで視界は狭いけどそれはもうしょうがないですの」
大仏「取り敢えず当面はこれで凌いで……」
大仏「ってコレなんの解決にもなりませんの」
大仏「おねぇさまぁぁぁぁ」
馬「いや、だからよォ」
オバマ「なにか不明な点がありましたか?」
馬「不明な点だらけだってェのォ!」
馬「なンだよスカイダイビングしながら告白ってよォ!?」
馬「風圧で耳がババババーってなって告白どころじゃねェだろうがァ!!」
オバマ「やはり男気を見せるのが一番かと思いまして」
馬「ソレさっき言ってた『火の上を歩きながら告白』となンも変わってねェじゃねェか!」
馬「相談乗って貰ってる身だけどソレはねェよ!」
オバマ「でもお馬さんが言ってた『夜景の見える丘で告白』もなかなかサッブイですよ?」
オバマ「キラキラ光る夜景をバックに『ごらん、この小さく瞬く星全て……君と僕のものだよ』って感じですか?」
馬「いいじゃねェか!ロマンチックじゃねェか!!」
オバマ「親友として貴方のためを思って言います。ぜっっっったいやめた方がいいです!!」
馬「ため過ぎなンだよ!そンなにかァ!?」
オバマ「やはり大仏さんの意見も欲しい所ですよね」
馬「あァ。男二人じゃァ不安でしょうがねェよ」
大仏「おねーさまー……何処にいるんですのー?」
馬「……おィあの後ろ姿って大仏じゃねェのか?」
オバマ「あっ本当ですね。これはナイスタイミングです」
オバマ「大仏さーん!!」
大仏「あら?その声は……」クル
馬オ「「」」ビクッ
大仏「やっぱりオバマさんですの。……失礼ですが横にいらっしゃるお馬さんは?」
馬「こえェェェよ!」
オバマ「なんで目から髪の毛出してるんですか!?」
大仏「これは髪で顔がチクチクするので……」
オバマ「しまってください!早くしまってください!!」
馬「C級ホラー映画かってェのォォォ!!!」
大仏「取り敢えず髪を中に戻しましたけどやっぱりチクチクするんですの」
オバマ「大仏の耳の所に集音用の穴があるでしょう?そこはどうですか?」
大仏「こうですの?」モサァ
馬「耳毛はンぱねェ」
大仏「あっ!これはいいですの!ツインテに負荷も掛からず顔もチクチクせず視界も良好ですの」
オバマ「ビジュアルもさっきより全然いいですしね」
馬「神仏なンてクソ食らえ感がやばかったからなァ」
大仏「ところで貴方は誰なんですの?」
馬「真ん中だよ真ん中」
大仏「へ?」
オバマ「ビックリですよね。あの時の三人全員が意図せずまた集まったんですから」
大仏「真ん中さんですの!?このお馬さんは真ん中さんですの!?」
馬「そうだっつってンだろ大仏さンよォ」
大仏「凄いですの!久しぶりですの!」
大仏「あの後幼女さんとは上手く言ってるんですの?」
馬「……」
オバマ「それなんですけどね」
大仏「?」
大仏「そういうことですの……」
オバマ「ええ。もしよければお力になって頂けませんか?」
馬「頼む……俺じゃ乙女心てのがわかンねェンだ」
大仏「もちろんいいですわ。お馬さんの為なら私自ら願ってでも協力させて頂きますの」
馬「大仏……」
オバマ「僕たちは戦友であり親友ですからね。この三人の誰かが幸せになれるというなら全力でサポートしますよ」
馬「オバマ……」
大仏「当然ですの」
馬「てめェら最っ高の紳士だぜ……」
大仏「私の場合は淑女ですの」
オバマ「さぁさっそく始めましょうか。お馬さんプロポーズ大作戦の作戦会議を!」
馬「そ、その前にアレやっとかねェか?俺達は……ってやつ」
大仏「名案ですの。私たちはあの場所がスタートでしたし」
オバマ「いいですね。それでは景気付けに一発行きましょうか」
馬「いくぜ……」
馬「俺達ァ……」
オバマ「正義です!!」
馬「正義だァ!!」
大仏「正義ですの!!」
オバマ「それで、大仏さん。プロポーズで何かいい案は有りませんか?」
馬「俺らじゃ役不足でよォ」
大仏「要はプロポーズをさらに感動的にすればいいんですの?」
馬「あァ。乙女心の琴線に触れるようなの頼む」
大仏「そうですわね……」
オバマ「……」ドキドキ
馬「……」ドキドキ
大仏「バンド……などいかがでしょう?」
馬「バンドォ?」
大仏「女の子はなんだかんだいってもバンドマンには弱いんですの」
大仏「一曲、歌を歌ったあとに告白……間違いなく落ちますわ」
オバマ「そ、そうなんですか?」
大仏「殿方には分からないものこそが乙女心ですの」
馬「おィ、これどォなンだ?俺敵にはねェンだが……」コソコソ
オバマ「僕からしてもないですけど、乙女たる彼女がいうのであれば間違いはないかと……」コソコソ
大仏「どうしますの?」
馬「……よし、それでいこうじゃねェか」
オバマ「じゃあ、役割を決めときましょうか」
大仏「お馬さんはギター&ボーカルで決定ですの。乙女的に一番グッとくるポジションですわ」
オバマ「主役ですしね」
馬「マジか」
オバマ「あとはベースとドラムですね。大仏さんはどちらがいいですか?」
大仏「個人的にはベースがカッコよくていいですの」
オバマ「じゃあ、僕がドラムという事で」
馬「えらい簡単に決まったな」
オバマ「まぁ僕は全ての楽器が初心者なので何でもよかっただけですけどね」
大仏「私もですの」
馬「俺もなンだが」
馬大オ「「「……」」」
大仏「ち、ちなみにいつが本番ですの?」
馬「明日の夜にやろうかと思ってたンだが……」
オバマ「明日の夜……ですか」
大仏「もう24時間ないですの」
オバマ「と、とにかく!今から僕と大仏さんで楽器の調達とライブの場所の確保をしますので!」
オバマ「それまでにお馬さんは何の曲やるか考えておいてください!」
馬「お、おゥ」
大仏「それじゃあ早速行くんですの!!時間がないんですの!!」タッタッタ
オバマ「それではっ!」タタタ
馬「わ、わりィな」
653 : 以下、三日目金曜東Rブロック59... - 2010/11/29 01:29:18.13 fUPrTg60 278/410俺が混乱してきたので一応。
馬 → 一方通行
大仏 → 黒子
オバマ→ エツァリ
あと今年中には終われると思います。
おやすみー
打ち止め「……」
上条「はぁ――」
イ…「とーま」
上条「インデックスは黙ってなさい」
打ち止め「……」
上条「打ち止め……」
上条「確かにな、一方通行がフラフラしてるのが悪いのはわかるよ」
上条「でもな、だからって無視したり傷つくような事言ったりしていいとは俺は思わない」
上条「今のお前は一方通行をただ傷つけてるだけだ」
上条「言いたいことがあるならちゃんと言わないと伝わらない」
打ち止め「でも……」
上条「アイツは不器用というかあんな性格だから表立っては言わないけど」
上条「打ち止めのこと大好きなんだぞ?」
上条「それはお前だってちゃんと分かってるだろ?」
打ち止め「……」
上条「分かんないか?」
打ち止め「……」
上条「アイツ今日倒れたろ?」
打ち止め「……うん」
上条「目を覚ました時俺が横にいたんだけどアイツなんて言ったと思う?」
打ち止め「……」
上条「『打ち止めは?』だ」
打ち止め「……」ピク
上条「自分がぶっ倒れたくせに最初に俺に聞いたのはお前がどうしてるかだよ」
上条「留置所にいった時もな」
イ…(留置所?)
上条「この後自分が逮捕かもって時もお前の事しか考えてなかったぞ」
上条「アイツは何時だってお前が一番なんだ」
上条「普通そんな事できねーよ」
上条「いいか、打ち止め」
上条「もしお前が自分に不都合だからって」
上条「無視したり人を傷つけてもいいなんて思ってるんなら」
上条「先ずはその幻想をぶっ殺す」
打ち止め「……」
打ち止め「嫌われちゃったかな……」
上条「ん?」
打ち止め「彼に嫌われちゃったかなってミサカはミサカは今更事の重要性に心配になってみたり」
上条「どうだろうな」
上条「でも、嫌われたってお前はなんの文句も言えないぞ」
打ち止め「うん。わかってる」
上条「取り敢えず今日はもう寝ろよ。そんで明日アイツに謝りなさい」
打ち止め「……うん」
上条「一方通行にはそれとなくお前の事とか言っとくから」
打ち止め「……ありがと」
上条「じゃあ、お休み」
打ち止め「おやすみ」
イ…「……」
一方通行「曲つってもなァ」
一方通行「あンま知らねェンだよなァ」
一方通行「なンかねェかな……」
一方通行「ン?ありゃァ三下じゃねェか」
一方通行「……」
一方通行「そォだ、三下に聞こう。三下ならなンかいい曲知ってンだろ」
一方通行「三下ァ!!」
上条「おー、一方通行。大丈夫か?」
一方通行「?」
上条「『?』て」
一方通行「それよりよォ、なンかいい曲知らねェか?」
上条「いい曲?」
一方通行「あァ。なンか愛を叫ぶようなやつ」
上条「どうしたんだよイキナリ?」
一方通行「いィから教えろっての」
上条「えー……」
一方通行「ンー、なンか違うな」
上条「コレとかは?」
一方通行「……ふざけンな。コレ相手死んでンじゃねェか」
上条「これは?」
一方通行「……」
一方通行「おォ。いィじゃねェか三下。流石三下だ」
上条「それ褒めてんのか?」
一方通行「あったりまえだろォが」
上条「あっそうだ。さっき打ち止めと話したんだけどさ」
一方通行「ちょっと待て。俺も打ち止めの事でお前に言いたいことがあンだよ」
上条「えっ」
一方通行「先……いィか?」
上条「お、おお……」ドキドキ
一方通行「俺、明日打ち止めに告る」
上条「……えっマジ?」
一方通行「おゥ」
上条「告るって……え?お前そういう風に打ち止め好きなの?」
一方通行「そう言う風にしか好きじゃねェよ」
上条「え?だって前は小萌先生が好きって……え?」
一方通行「小萌は好きだがそういう風にじゃねェ」
上条「え?」
一方通行「あ?」
イ…「打ち止め」
打ち止め「うん?」
イ…「とーまはあんな風に言ってたけどきっと大丈夫なんだよ」
打ち止め「でもミサカは彼に酷いことしちゃったってミサカはミサカは後悔してる」
イ…「一方通行はきっと打ち止めが世界で一番、一方通行を嫌いになっても世界で一番打ち止めが好きなんだよ」
イ…「だから明日は一緒に一生懸命謝ろう?」
打ち止め「一緒に?ってミサカはミサカは何もしてないインデックスが謝る必要性に疑問を感じてみたり」
イ…「私だって唆したんだよ。だから同罪なんだよ」
イ…「私自身の問題でもあるんだよ」
打ち止め「……そんなこと」
イ…「あるんだよ。だから私も明日付いて行くんだよ」
打ち止め「……」
打ち止め「明日起きたら……すぐに彼の所に行くってミサカはミサカは決心してみたり」
イ…「了解なんだよ」
オバマ「これは困りましたね」
オバマ「勢いよく飛び出したのはいいもののこの時間だとお店は全部しまっていますよ」
大仏「それに関しては問題ないんですの」
オバマ「何か考えがあるんですか?」
大仏「ええ。だから今は楽器屋とライブ場所を探す事だけを考えるんですの」
オバマ「分かりました。では僕に付いてきてください」
大仏「心当たりがあるんですの?」
オバマ「楽器屋の方は旅館に行く途中で見た気がします」
大仏「流石大仏さんですの」
オバマ「そんな事ありませんよ。あっソコの角を右です」
大仏「了解ですわ」
オバマ「ありましたね……思いすごしでなくて良かったです」
大仏「防犯は……してないみたいですの。これならイケますわ」
オバマ「イケるってどうするんですか?扉もしまってますし店主さんもいまs」
大仏「お邪魔するんですの!」ガッシャーン!!
オバマ「ええ!?」
大仏「さぁ、早く楽器を選ぶんですの」
オバマ「ダメですよ!扉のガラス割るなんて!それに勝手に商品を持ち出しては……!」
オバマ「逮捕されちゃいますよ!?」
大仏「勝手にではないですの。もちろん店主さんには手紙を書きますし代金も置いて行くんですの」
オバマ「しかし……」
大仏「売買とは……」
大仏「商品と貨幣が売り手と買い手の間を行き来することで成立するんですの」
大仏「だからお金さえ払えば大丈夫ですの!」
オバマ「なんとっ……!」
大仏「ギターにベースにドラム。あとアンプやスピーカー、スタンドマイク等々……これで全部ですわね」
オバマ「ええ。ちゃんと手紙も代金も置きましたしね」
オバマ「しかしどうやって旅館まで運びましょうか……」
オバマ「コレ全て旅館まで運ぶとなると結構な重労働ですよ」
大仏「それも問題ありませんわ」
オバマ「え?」
大仏「私、実は学園都市の生徒ですの。そしてテレポーターですの」
大仏「ですからこの品々は……」ヒュン
大仏「こうやって旅館のロビーに送ってしまえばいいんですの」
オバマ「すごいですよ大仏さん!」
大仏「そんなことありませんの」
大仏「それよりも次はライブの場所を探すんですの」
オバマ「っ!そうですね、浮かれてる場合ではありませんでした」
オバマ「どうしましょうか……雨天の場合を考えると野外は避けた方がいいでしょうし……」
オバマ「ライブハウスがあればいいんですけどね……」
大仏「そうですわね……」
オバマ「取り敢えずまた探しましょうか」
大仏「それしか方法は……あら?」
オバマ「どうしました?」
大仏「あの掲示板ってもしかしてこの町の地図じゃありませんの?」
オバマ「あっホントですね!これを見ればライブに適した場所もすぐに探せますよ!」
大仏「ライブハウスは……」
オバマ「どうやら無さそうですね」
大仏「そうですわね。しかし他の場所となると……」
オバマ「ここ……でしょうかね?」
大仏「そこしか無いですわね」
一方通行「じゃァそォいう事だからよろしく頼むわ」
上条「ああ。わかったよ。明日の七時に打ち止めを呼び出せばいいんだな?」
一方通行「あァ。場所は後でまた言うからよォ」
一方通行「そォいやお前もなンか話あるンだろ?」
上条「いや、もういいよ。今の話で大体解決した」
一方通行「そォか?」
上条「おう」
一方通行「なら俺はまた出てく」ゴソゴソ
上条「特訓か?」
馬「おォ。時間はねェからな。寝てる暇なンかねェよ」
上条「……」
馬「なンだよ?」
上条「いや、なにそれ」
馬「馬だな。多分サラブレッドだ」
上条「いやいや。そうじゃなくてなんでそんなん被るんだよ?」
馬「……正装だからだな」
上条「なに?お前競馬場でも行くの?」
馬「おォ、すげェな」
馬「もう楽器が届いてやがる」
馬「でもアイツらがいねェな」
馬「探しに……」
馬「いや、その前に楽譜をどォにかしねェと……」
馬「つってもなァ」
馬「楽譜なンてどこで売ってンだ?」
馬「……」
馬「三下から音楽プレーヤー借りたし耳コピでもするかしかねェか」
馬「……」
馬「パーンパーンドゴドゴドゴ」
馬「ジャガジャーンっと」
上条(うーん。まさかだよなぁ)
上条(アイツ考えてる事は全くわからん)
上条(まさか打ち止めが好きとは)
上条(年上好きなんじゃなかったのか?)
上条(まぁアイツがいいんならいいんだけどさ)
上条(……)
上条(プロポーズか)
上条(言葉のあやではあるんだろうけど……)
上条(打ち止めは幸せだな……)
上条(うーん)
上条(俺になんか出来る事とかないかな)
上条(……)
上条(つーかバンドて……)
大仏「意外とちっちゃいんですわね」
オバマ「そうですね。市民体育館ですからもう少し大きいものを想像してたんですが」
大仏「でもライブするのには十分ですの」
オバマ「お客さんもたった一人ですしね。それでは戻りましょうか」
オバマ「場所と規模も確認できましたし後は明日使用の許可を取ればいいでしょう」
大仏「……そうも行かないみたいですの」
オバマ「?」
大仏「あそこのボードに明日の予定が書いてるんですの」
オバマ「……これは参りましたね。明日は一日中借りられてますよ」
大仏「しかもここは十七時までしか開いてないみたいですわね」
大仏「コレじゃ夜は無理ですの」
オバマ「明後日……という事には出来ないですよね」
大仏「その前に明後日が空いてるかも分かりませんの」
オバマ「うーん……これは調べるしかないですね」
大仏「どうやるんですの?」
オバマ「あそこに事務室が見えるでしょう?おそらくあの中の資料に今後の予定が書いてると思うんですよね」
大仏「了解ですの」
大仏「手を……」ギュ
オバマ「へ?」
大仏「あそこまでテレポートしますの」ヒュン
オバマ「あっ!ちょっt」ヒュン
大仏「上手くいったんですの」
オバマ(ごめんなさい御坂さん……)
オバマ(今日僕は貴女以外の女性と手をつないでしまいました……)
オバマ(この身を貴女に捧げると誓ったのにっ……!)
オバマ(でも凄く柔らかくて良かったです!!)
大仏「どうしたんですの?」
オバマ「い、いえ!なんでもありませんよ!」
大仏「そうですの?」
オバマ「と、言うか楽器屋でもコレ使って入ればガラスを割らなくて済んだんじゃないですか?」
大仏「……」
オバマ「……」
大仏「……」ジトー
オバマ「……すみません」
大仏「……」ジトー
オバマ「すみませんでした!」
オバマ「あっ、ありましたよ予定表」
大仏「明後日はどうですの?」
オバマ「ダメですね。埋まってます」
大仏「仕方ないですわね。オバマさん、これを見て欲しいんですの」
オバマ「これは?」
大仏「閉館後の見回りの予定表ですの」
オバマ「見回りは二十時と二十二時ですか」
大仏「ライブ開始時間は確か十九時とお馬さんが言ってましたの」
オバマ「……いけますね」
大仏「後は練習場所だけですの」
オバマ「流石に利用者に手を出すのは気が引けますもんね」
オバマ「僕の部屋などどうですか?幸いドラムも電子タイプを買ったのでヘッドフォンを使えば音もなんとかなるでしょう」
大仏「いいんですの?」
オバマ「ええ。少し丸まったティッシュが散らかってますけどね」
大仏「それぐらい殿方なら普通ですわ」
馬「ダガダガダガダガダダ」
馬「ジャンジャン!」
馬「ダーンダーンダーンダーンジャガジャガ」
馬「ダーン!ダーン!ダーン!」
馬「ジャンジャガジャーン!!」
馬「うンダーン!うンダーン!」
馬「ジャンジャンジャンジャン!!」
馬「ダララララララララジャーンジャーンジャーーーーン!!」
大仏「なにしてるんですの?」
馬「おォ。走らせちまって悪かったな。曲決まったから今楽譜書いてたンだよ」
オバマ「これ楽譜ですか?擬音しか書いてないんですけど」
馬「楽譜の書き方わかンなかったからよォ」
大仏「どんな曲にしたんですの?」
オバマ「取り敢えず僕の部屋に行きませんか?話したいこともありますし」
オバマ「……と、言うわけで十九時~二十時までしか場所が取れなかったんで練習はココでやる事になりました」
オバマ「力不足ですみません」
馬「いや、十分だっての。マジ助かったわ」
大仏「それでどの曲にしたんですの?」
馬「あァ、コレなンだがお前ら知ってるか?俺は知らなかったンだが」
オバマ「ちょっと待って下さい。皆で聞けるようにスピーカーに繋げましょう」
~~~~~~~~~
大仏「懐かしいですの」
オバマ「本当ですね。もう何年前でしょうか」
馬「有名な曲なのか?」
オバマ「ええ。僕ら世代だと皆知ってると思いますよ」
大仏「知ってる曲で良かったですの」
オバマ「曲を知ってるとさっきの謎の楽譜っぽいのもなんとなく理解できますね」
大仏「それじゃあさっそく練習を始めるんですの」
馬「おゥ」
オバマ「今が深夜の二時なので本番まであと十七時間。がんばりましょう」
深夜三時
馬「なーンなーンですかァ!音が出ねェンですけどォ!」
大仏「私もですの。なんだか音が濁ってますわ」
オバマ「お二人とももっと弦を押さえてる指をもっと立ててみたらどうですか?」
馬「こォか?」ギュィーン
大仏「お馬さん今音が出ましたの!」
オバマ「指を立てずに他の弦を押さえたりしてるとダメみたいですよ」
馬「なるほどなァ……」ジャララーーン
~~~~~~~~~~~~~~
早朝五時
馬「いってェ!!指つったァァァァァ!!!」
オバマ「僕も腕がパンパンですね。握力が無きに等しいです」
大仏「少し休むんですの」
朝七時
馬「ジャーンジャーンジャガジャ」
大仏「ドゥーンドゥーンドゥーン」
オバマ「ダカダカダカダカダカダカ」
馬「ギュイーーン!」
大仏「ドゥンドゥーーンドゥンドゥン」
オバマ「ズンズン・パーン!パーン!パーン!パーン!」
馬「ジャンジャン!」
大仏「ドゥンドゥン」
オバマ「パーン!パーン!パーン!パーン!ダガダガダガダガダ」
馬「……」
大仏「……」
オバマ「……」
馬「難いな」
大仏「みんな初心者だから当り前ですの」
オバマ「むしろちゃんとした楽譜も無しによく頑張ってる方だと思いますけどね」
コンコン
オバマ「はーい」
女将「朝食をお持ちしました」
馬「もゥそンな時間かよ」
大仏「マズイんですの。まだ半分ぐらいしか引けないんですの」
馬「流石に一日は無謀だったか」
オバマ「朝食の時間みたいですし一度解散しませんか?ここまで休憩も一時間もとってませんし」
大仏「そうですわね」
オバマ「では次は九時ぐらいに集合にしましょうか?」
大仏「そうですわね」
馬「……悪ィな、お前らにはなンの関係もねェのに巻き込ンじまって」
オバマ「そんなことありませんよ」
大仏「戦友の大一番なのに指を咥えてみてるだけなんて歯がゆいにもほどがありますわ」
オバマ「そういう事ですよ。今は本番の成功だけを考えましょう」
馬(やべ……泣きそう)
上条「おーおかえり一方通行」。もう朝飯来てるぞ?」
一方通行「おゥ。メシ食ったらまた出て行くから」
上条「順調か?」
一方通行「順調……とはいえねェな。まだ半分ぐらいだし」
上条「そっか」
一方通行「アー、あと場所決まった」
上条「何処でやるんだ?」
一方通行「市民体育館。時間は昨日言った通り十九時だ」
上条「わかった。ちゃんと打ち止め連れていくよ」
一方通行「よろしくお願いします」
一方通行「三下」
上条「んー?」
一方通行「ここの部分なんだけどよォ」
上条「どれどれ」
一方通行「ここってズンダーガズンダガズンダーガダン!ダン!で合ってるよな?」
上条「そうだな。でもダン!ダン!のところはもうちょっと歯切れよく」
上条「ダッ!ダッ!」
上条「って感じだと思うぞ」
一方通行「なるほどなァ。ダッ!ダッ!か」カキカキ
上条「ていうか演奏もそうだけど歌詞はもう覚えたのか?」
一方通行「まだうろ覚えだな。だけど耳コピしてた時に流れはつかんだからすぐイケると思う」
上条「えっ!?お前耳コピしたの!?楽譜は!?」
一方通行「ほらよ」ピラ
上条「……」
上条「お前よくこれでそこまで演奏出来るようになったな」
一方通行「間違ってるか?」
上条「それはもう色々な」
八時四十分
一方通行「うし。そろそろ戻るわ」
上条「がんばれよ―」
一方通行「アー後、打ち止め連れてくる時『俺から話がある』ってだけで呼び出してくれねェか?」
上条「ライブの事は言わないってことか?」
一方通行「一応サプライズって事にしたいンだよ」
上条「そっか。わかったよ」
一方通行「よろしく頼むわ」
八時四十五分
イ…「準備はいいかな?」
打ち止め「……うん」
イ…「それじ
ガチャ
一方通行「あァ?」
一方通行「インデックスなンでドアの前に……」
一方通行(やべェ打ち止めいる!)
一方通行(ギターをオバマの部屋に置いといて正解だったぜェ)
打ち止め「あの……ね?」
一方通行「……」フイ
打ち止め「あ……」ズキ
一方通行(ごめン!ごめンなァ打ち止めァ!今お前と話したらポロっと夜の事言っちまいそうなンだよ!!)
イ…「ちょっ!一方通行どこ行くのかな!?」
一方通行「俺が何処行こうとお前らには関係ねェだろ?」
イ…「そんな言い方って無いんだよ!」
一方通行「うるせェな。連いてくンじゃねェよ」
一方通行(ばれたら元も子もねェからな……)
イ…「一方通行!!」
イ…「もう!話ぐらい聞いて欲しかったんだよ!」
打ち止め「仕方ないよってミサカはミサカは下を向いてみる」
イ…「でもでもこれじゃごめんねも言えないんだよ!?」
打ち止め「昨日上条さんも言ってたけどミサカは彼から無視される様な事、しちゃったから」
打ち止め「ってミサカはミサカは意味がないって分かってても昨日の自分を悔やんでみたり」
イ…「打ち止めがよくても私が納得いかないんだよ!やっぱり追いかけるんだよ!」
打ち止め「それはダメ!ってミサカはミサk
ガチャ
上条「お前ら朝っぱらから何騒いでんの?」
イ…「あっ!とーまちょっと聞いて欲しいかも!!」
上条「ん?」
イ…「一方通行ったら一晩のうちにクソ野郎に落ちぶれちゃったんだよ!!」
上条「……」
上条「一回落ち着きなさいね」
イ…「っって訳で一方通行はただいま絶賛クソ野郎中なんだよ!」
上条(どーするかなー)
上条(全部言っちゃえば楽なんだけどなー)
上条(口止めされてるしな)
上条(……)
上条「アイツにも考えがあるんだろ。ほっときなさい」
打ち止め「うん……」
イ…「打ち止め素直すぎるんだよ!?女には引いちゃダメな時が人生n
上条「ほーら!二人とも帰った!帰った!!次アイツみた時に話聞くぐらいはしてやれって言っとくから!」
イ…「……」
上条「今は部屋戻るか風呂入るかしてなさい!」
打ち止め「……」トボトボ
バタン
上条「いや、お前も戻れよ」
イ…「とーまウソ吐いてる」
上条「はい?」
イ…「ホントのこと全部知ってるでしょ?」
上条「な、何の事だかさっぱりですにゃー」
イ…「ホントに?神に誓って言える?」
上条「い、言える」
イ…「……」ガジ
上条「いってー!」
イ…「ウソ!絶対嘘なんだよ!目が泳いでるんだよ!」ガジ
上条「わかった!言うから!言うからかじらないで!!」
イ…「始めからそう言えばいいんだよ」
上条(う、打ち止めには言ってないからセーフだよな?インデックスには口止めすればいいだけだし)
御坂「あっ」
馬「げっ」
御坂「ゲッてなによゲッて」
馬「つい出ちまった」
御坂「どういう事よ?て言うかなに?その馬」
馬「……制服」
御坂「何処の世界にそんなハッピーな学校があるのよ」
馬「ヒヒーン」
御坂「それよりあの子の事どうすんの?ちゃんと決めたの?」
馬「おォ」
馬「今日告白するンだ」
御坂「……」
馬「なンだよ?俺の顔になンかついてるか?」
御坂「ごめん馬が気になって集中できない」
一方通行「っつーわけだ」
御坂「ライブねぇ……いいんじゃないの?」
一方通行「そォか。乙女たるお前にそう言われると自信つくわ」
御坂「乙女とか言うな!!」
一方通行「打ち止めには言うなよ」
御坂「分かってるわよ」
一方通行「……そォだ。二〇五号室行ってみろ」
御坂「へ?」
一方通行「いいもん見れるぞ」
御坂「う、うん……?」
一方通行「じゃァな。もゥ練習行くわ」ゴソゴソ
御坂「あっ!アンタ!がんばりなさいよ!!」
馬「おォ」フリフリ
御坂(二〇五号室?)
上条「えーっとですね」
イ…「うん」
上条「……」
イ…「……」
コンコン
上条「はーい!」
上条(やった!救いのノック!これで何とかインデックスを煙に巻いて……)ガチャ
上条「なんですかー?」
御坂「へ?」
上条「あれ?」
イ…「短髪!!」
御坂(あのバカ!コイツの部屋なんなら教えなさよ!!)
御坂(思いっきり寝起きのまま来ちゃったじゃない!!)
御坂(髪もグチャグチャだし浴衣のままだし!)
御坂(ビンタよビンタ!!)
御坂(まぁでもよくやったわ!やっと会えたんだもん!)
御坂(そうよ!そもそも今回の温泉旅行の目的はコイツじゃない!!)
御坂(昨日は普通に温泉堪能しちゃってたわ)
御坂(よし!今から巻き返しよ!巻き返し!!)
御坂(幸いまだ一日半は時間があるしね!)
御坂(なんとかベッドインまで持って行ってみせるわ!!)
御坂「自分の部屋かと思ったら……ま、まさかアンタの部屋だったとはね~~」
御坂「いや~偶然偶然。同じ日に同じ旅館に泊ってるなんてー」
御坂「ど、どう?これから暇ならベッドインしない?」
上条「知らないですって!ホントなんです!ホントなんですよ!!」
イ…「逢引き!!」ガジガジ
上条「んなわけあるかぁ!!!」
御坂「話聞けやごるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
上条「なんでお前こんなとこにいるんだよ?」
御坂「うっさいわね。色々やったのよ!」
上条「やった?あったじゃなくてか?」
御坂「い、色々やったの!」
御坂(盗聴器仕掛けたり色々ね!)
イ…「とーま、短髪なんかに構うよりよりさっきの話して欲しいかも」
上条「いや、それはですね」
御坂「話?」
イ…「短髪は分かんなくていいんだよ。一方通行の事だし」
御坂「アンタ棘棘しいわね。一方通行の話ってアレ?ライブ?」
上条「あっ!」
イ…「らいぶ?」
上条「お前なんで言っちゃうかな!?一方通行に口止めされなかったか!?」
御坂「打ち止めに言うなって言われただけだもん。大丈夫よ」
上条「そ、そーかぁ?」
イ…「?」
上条「っていうかなんで御坂がライブの事知ってんだ?」
御坂「色々あったのよ」
イ…「置いてけぼりにしないでほしいんだよ」
イ…「そうだったんだ。なら打ち止めは一方通行に嫌われた訳じゃないんだ?」
上条「そうだったんですよ」
御坂「アイツが打ち止め嫌いになる訳無いじゃない」
イ…「これは吉報なんだよ!はやく打ち止めに知らせなきゃ!」
上条「君俺の話聞いてた!?」
御坂「サプライズだって言ってんじゃない」
イ…「でも一方通行に無視されてシュンとしてるんだよ?」
御坂「それはアイツを無視したお仕置きって事でいいじゃない。どうせ今日の夜には幸せなんだし」
上条「幸せかー。いいよなーいい響きだな。しあわせ」
御坂「アンタ幸せじゃないの?」
上条「ていうか彼女欲しい」
御坂「じ、じゃあ私がアンタのk///」
上条「アンタの?」
イ…「いい事思いついたんだよ!」
上条「うわぁ!ビックリした!」
御坂(こんにゃろ)
上条「おー、いいなそれ」
御坂「サプライズのサプライズね」
イ…「早速買いに行くんだよ!」
上条「待て待て。俺とお前が二人とも消えたら流石に打ち止めも一方通行も怪しまないか?」
イ…「むむぅ」
御坂「私が買ってくるわよ」
上条「結構重いと思うぞ?大丈夫か?」
御坂「なんとかなるでしょ」
御坂(やーん///心配されちゃった!これは女の子として見てくれてるってことよね!?)
イ…「頼んだんだよ!短髪!」
御坂「まっかせなさい!」
上条「俺は指示表みたいの書いとくわ。一応な」
御坂「うかつだったわ」
御坂「まさかコレがこんなに重いなんて……」
御坂「一個ならなんとかなるけど流石に二個はなー」
御坂「腕が抜けるーー」
御坂「はぁ、もー休日の昼間だってのにタクシーが一台も通らないなんてどういうことよ!?」
御坂「不幸だぁぁぁぁぁぁ!!!」
御坂「……ウフフ」
御坂「今普段のアイツと同じ状態ね」
御坂「ウフ……ウフフフフフ」
御坂「これはもうアイツと繋がったも同然!」
御坂「グフフフフフフフ」
木山「君、なに道路の真ん中でニヤついているんだ?」
御坂「!」ハッ
木山「ふむ、あの子たちにサプライズをね」
御坂「そ、そう!それをやるのが楽しみでニヤついてたの!」
木山「君も中々可愛い所があるじゃないか」
御坂「ふぇ///」
木山「どれ、一つ持ってやろう。どうせ暇だしね」ヒョイ
御坂「あっえーと///あの……」
木山「どうせなら私も参加させてくれないか?彼らの幸せの手助けができる様だしね」
御坂「う、うん。大丈夫……だと、思う///」ドキドキ
木山「それはよかった」ニコ
御坂(お前どんだけーー!!!)
御坂(ていうかなんで私こんなにドキドキしてんのよ!?)
御坂(アイツの前でもここまでじゃないわよ!?)
御坂(大体いつも無表情のくせに笑顔とか反則なのよ!)
御坂(可愛いじゃない!可愛いじゃない!!)
御坂(もぅアイツとアンタの間でサイドステップ!)
御坂(このままだとアンタの方にタッチダウンでフォーリンラブだわ!!)
ジャーーン
馬「なンとか通して弾けるようになったな……」
オバマ「そうですね。時間ギリギリですが」
馬「今何時だ?」
大仏「十八時前ですの。機材の搬入やセットなどを考えると確かに時間ギリギリですわね」
馬「マジか。急がねェとな」
オバマ「僕と大仏さんで準備してますんでお馬さんは一度部屋に戻られてはどうですか?」
馬「そォだな。三下に最終確認してくる」タッタッタ
オバマ「大仏さんのテレポートってここから市民体育館まで機材を飛ばせますか?」
大仏「流石に難しいですの。かなり疲れも溜まってますし」
オバマ「旅館の玄関まではどうですか?」
大仏「それなら大丈夫ですの」
オバマ「では僕が車を表まで回してくるんでその間に玄関に機材を運んでてくれませんか?」
大仏「わかりましたわ」
一方通行「おっす」
上条「おう、おかえり」
一方通行「今から俺は市民体育館に行くわ」
上条「わかった。俺は十九時にそっちに着くように打ち止めを送ればいいんだよな?」
一方通行「あァ。よろしく頼む」
上条「了解!それより演奏とか間に合ったのか?」
一方通行「さっき通しも終わったとこだ。問題ねェ」
上条「歌詞間違えんなよ」
一方通行「分かってるってェの」
上条「一方通行」
一方通行「なンだよ」
上条「ライブ成功させてハッピーエンドで終わろうぜ」
一方通行「あったり前だろォが。こっちは端からそのつもりだってェの」
大仏「オーラーイですの、オーラーイですの」
ガッシャーン!
大仏「えぇ!?」
オバマ「アイタタタ、なかなか難しいものですね。車の運転というものは」
大仏「免許持ってるんじゃないんですの!?」
オバマ「いいですか?大仏さん。こういうのはですね」
オバマ「『出来るか出来ないか』ではなく『やるかやらないか』ですよ」
大仏「すっごく不安ですわね」
オバマ「大丈夫ですよ。アクセル踏んでハンドル回すだけですから」
大仏「ブレーキ!ブレーキもお願いですの!!」
オバマ「善処しますよ」
馬「オーオーオー派手にやっちまってンなァ」
大仏「お馬さん大変ですの!オバマさん無免許ですわ!」
馬「それなンか問題あンのか?」
大仏「問題無いんですの!?」
馬「乙女たる大仏にはわかンねェかも知れねェけどな」
馬「漢ってのァ『出来るか出来ないか』じゃなくて『やるかやらないか』なンだよ」
大仏「殿方の考える事はわかんないんですの……」
馬「それよりこのバスどォしたンだ?お前のってわけじゃねェンだろ?」
オバマ「ここの旅館のバスですよ」
オバマ「普段は駅からの送迎用に使っているみたいなんですが、女将さんに事情を話したら快く貸していただけました」
馬「そォか。後でお礼言っとかねェとな」
オバマ「全部が終わった後に……ですね」
馬「おォ」
オバマ「それでは行きましょうか。時間もありませんし」
オバマ「お二人ともお乗りください」
馬「大仏、荷物の搬入サンキューな」
大仏「い、いえ……」
馬「どォした?」
大仏「これに乗るのは少々憚られますわ」
馬「大丈夫だってェの。オバマを信じろよ」
オバマ「そうですよ大仏さん。さっきはバックだったので失敗しただけです」
オバマ「前に進むのは大丈夫ですよ。ちゃんと見えてますしね」
大仏「そ、そうですの?」
オバマ「ええ」
大仏「で、では私も乗りますの……」
ガッシャーーーーン!!!
上条(十九時ってことはここを十八時半に出れば間に合うな)
上条(それくらいに打ち止めを呼びに行くか)
上条(っと、御坂に連絡しとくか……)
pr
上条『あっ御坂か?』
上条(電話取るのはっや……)
上条『今日十八時半ぐらいに俺と打ち止めは出ていくからさ』
上条『打ち止めにばれないようにこっそりインデックスと一緒にアレを持って付いてきてくれないか?』
上条『は?いやいや、ストーカーではないだろ』
上条『え?何?なんで笑ってんの?』
上条『いや、そんな事ないって。今グフフフフフフフフって笑ったろ』
上条『絶対言ってたね!絶対グフフフフフだったよ!』
上条『ないない!そんな上品な笑い方じゃ無かった!』
上条『お前に上品とか似合わねぇよ!!つーかキモイ!』
ガラララララ!
御坂「なんだとコラァァァァァァァァァ!!!!!!!」
上条「えぇ!!?なんで窓から!?」
十八時十分
オバマ「お二人とも、つきましたよ」
大仏「もう絶対オバマさんの運転する車には乗らないんですの……」
馬「なンか暗くねェか?」
オバマ「今日は貸切ですからね。市民体育館のスタッフにも出ていって貰っています」
馬「そォなのか?」
オバマ「ええ」
馬「ドアの鍵閉まってンぞ?これじゃ入れなくねェか?」
オバマ「防犯上の都合ですよ。スペアキーは昨日のうちに頂いています」
オバマ「大仏さん。裏から回ってドアを開けてきてくれませんか?」
大仏(裏からテレポートで中に入れって事ですわね。了解ですの)
大仏「しばしお待ちを」
馬「なンか市民体育館っていうより小学校、中学校の体育館って感じだな」
オバマ「そうですね。一応観客席らしきものが二階にありますが……」
大仏「ほとんど人一人分の幅しかありませんわ」
オバマ「まぁ大丈夫でしょう。ちゃんとステージは有りますしスペースも十分ですよ」
大仏「ではセッティングしていくんですの」
馬「スピーカーのコード貸せ。コンセントに繋げてくるわ」
オバマ「ちょっと待って下さい。アンプやマイクのコードも一緒に持って行ってくれませんか?」
馬「おゥ」
大仏「ドラムって真ん中でいいんですの?」
馬「そうだな。それでギターとベースを前にして三角形みてェな形にするか」
オバマ「フォーメーションデルタですね」
馬「なンだそれカッケーな」
大仏(殿方ってホントわかんないですの)
十八時半
上条「打ち止めー、開けるぞー?」
打ち止め「なに?ってミサカはミサカは入り口の方を振り返ってみたり」
上条「一方通行がお前に話があるんだとよ」
打ち止め「っ!」ドキ
上条(目が赤いし腫れてるし……こりゃさっきまで泣いてたな)
上条「それである場所までいかないといけないんだ。だから今から行くぞ」
打ち止め「……」
上条「どうした?」
打ち止め「……行かなきゃダメ?ってミサカはミサカは控えめに聞いてみる」
上条(ビビっちゃってんなぁ……でも心配すんな。もうすぐ最高のハッピーエンドだぞ)
上条「もう一生、一方通行と会わなくてもいいって言うなら行かなくていいぞ」
打ち止め「……行く」
上条「うん。外ちょっと寒いみたいだから上着取ってこい」
打ち止め「うん」
上条(おっと、御坂にメールしとくか……ってアレ?)
上条「打ち止め、インデックスは?」
打ち止め「夕方に部屋を出て行ったきり帰ってきてないよ?」
上条「そっか」
上条(なにやってんだアイツ!?)
ソノゲンソウヲブッコロス!ソノゲンソウヲブッコロス!
御坂「あっ、アイツからメール来たわ。皆行くわよ」
イ…「今のなんなのかな!?とーまの声がしたんだよ!」
小萌「ん~一方通行ちゃんだけじゃなく、皆も青春ですねぇ。先生もこんな青春を送ってみたかったですぅ」
木山「今から送ればいいじゃないか。君も一応参加者なんだから」
御坂「それにしてもこの旅館だけでよくこんなに知り合いがいたもんよね」
小萌「友達の友達は友達なのですよー」
イ…「あっ見て見て!とーまたちもう出て行っちゃったんだよ!」
御坂「よし、適度な距離を保ちながら追いかけるわよ」
小萌「コレはどうするんです?」
イ…「短髪の電気を使えばラクラクなんだよ」
御坂「んーそれでもいいんだけど学園都市の外の製品って耐久性どうなのかしら」
木山「念の為だ。手で持って行った方が安全だろう」
御坂「それもそうね。なら二人一組で持って行きましょ」
イ…「じゃあ小萌と一緒に運ぶ!」
小萌「シスターちゃん一緒にがんばるのです!」
木山(それは……大丈夫なのだろうか)
十八時五十分
馬「緊張してきた……」
大仏「私でもそうですもの。お馬さんなら尚更ですわ」
オバマ「まだ、少し時間がありますし弾いときますか?」
馬「そォだな。歌詞の確認もしときてェし」
大仏「思えばよく一日で弾けるようになりましたわね」
オバマ「めちゃくちゃ練習しましたから。ほら見てください。バチがもうこんなに黒ずみましたよ」
大仏「私もお馬さんも何度も弦を張りかえましたの」
馬「……」ギュイーン
オバマ「では、弾きましょうか」
大仏「ええ」
馬(打ち止め……)
十九時十分
打ち止め「……」ピタ
上条(また……)
上条「大丈夫か?」
打ち止め「何故か中々足が出ないってミサカはミサカは立ち止ってみたり」
上条「怖いか?」
打ち止め「……怖いよ。でも行かなきゃ、彼の前に立たなきゃってミサカはミサカは無理やり足を動かしてみる」
上条「ゆっくりでいいよ」
上条(約束の時間はもう過ぎちまってるな……)
上条(けど俺がおぶって無理やり行かせたんじゃ意味ない気がするし……)
上条(ちょっとぐらい待っとけよ一方通行)
同刻
御坂「まーた止まっちゃったわね」
木山「仕方ないだろう。彼女は何も知らない訳だし」
御坂「もしかしたらお別れを言われるとか思ってるかも知れないわね」
イ…「おーもーいー」
小萌「ファイトなのですシスターちゃん!これも打ち止めちゃんのためなのです!」
イ…「わかってるんだよ」
御坂「持とうか?」
イ…「大丈夫なんだよ。私も少しぐらいは役に立ちたいかも!」
御坂「そっ」
木山「君は大丈夫か?」
御坂「私?これぐらい何とも無いわよ。少しは鍛えてるしね」
小萌「みなさん、また動き出したのです」
十九時四十分
オバマ「遅いですね……何かあったのでしょうか」
一方通行(どォなってンだよ……)
一方通行(まさか事故ったンじゃねェだろうな!?)
一方通行(でもそれなら三下から連絡来るだろうし)
一方通行(もしなンかに巻き込まれたとしても三下がついてンだ……)
一方通行(クソ……こっちから三下に連絡取る訳にもいかねェしな)
一方通行(……っつーかケータイ壊れてンだった)
大仏「もしかするとなのですが……」
一方通行「あン?」
大仏「ホントに万一の可能性ですけども言っていいですの?」
一方通行「なンだよ?」
大仏「幼女さんがココに来る事を拒否されてるのでは?」
一方通行「っ!」
一方通行(そォか……そもそも打ち止めが拒否ってたら……)
一方通行「二十時になっても来なかったら三下に連絡する」
一方通行「悪いけどそれまでは待ってくれねェか?」
オバマ「『悪い』など言わなくていいですよ。僕らも好きでやってるんですから」
大仏「そうですの」
一方通行「お前r
ガコンッ
オバマ「来られたみたいですね」
大仏「よかったですの」
御坂「入ったわね」
イ…「急いで二階の観客席にいくんだよ」
木山「さっき見取り図を見たがステージに対してコの字なっているようだな」
御坂「それならアイツの計画通り左右に別れられるわね」
小萌「先生とシスターちゃんは左側にいくのですー」
御坂「じゃあ私たちは右側ね」
イ…「とーまは?」
御坂「アイツに任せときなさい。どっちにしても上には来るんだから」
小萌「それじゃあ成功目指してがんばりましょー」
イ…「ちょっと待って欲しいかも」
木山「どうしたんだ?」
イ…「コレとーまが作った指示表を皆に配るんだよ」
御坂「今更ぁ?さっき私の部屋に集まってた時に配ればよかったじゃない」
イ…「それについては否定できないかも……」
木山「まぁいいじゃないか。それより早く上がろう」
上条「悪いな。遅れちまった」
馬『いや、ここまでソイツ連れてきてくれてありがとよォ』
上条「それにしても暗いな。ステージ以外は電気も付けず、カーテンも閉め切って」
馬『一応それっぽくしようと思ってな』
上条「そっか」
馬『おォ』
上条「じゃあ俺は外に出とくからな。コイツはここでいいのか?」
馬『あァ。そこでいい』
上条「わかった。お前はここで立っときなさい」
打ち止め「……うん」
オバマ(あれが噂の幼女さんですか)
大仏(暗くて顔が見えないんですの)
オバマ(それにしても何でしょうかこの気持ちは)
大仏(なんなんですのこの感覚……まるでお姉様を見ているみたいですの……)
オバマ(なんだか見てるとムラムラするというか、彼女の入った後のトイレに入りたくなるような)
オバマ(足の裏舐めたいような、彼女の全てを把握したいような)
オバマ(彼女を見てると御坂さんに抱くような気持ちを持ってしまいますね)
オバマ(僕には幼女嗜好は無いはずでしたが。不思議なお方です)ムラムラ
大仏(ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ)
打ち止め「……」
馬『よォ』
打ち止め「アナタから話があるって聞いてミサk
馬『まァ黙ってろよ』
打ち止め「っ!」ビク
馬『確かに話は有るが……』
馬『その前に、先ずは俺の歌を聞いてくれ』
打ち止め「う、歌?」
オバマ「ハッ」バキ
大仏「どうしたんですの?もう始まりますわよ!」コソコソ
オバマ「すみません……力が入り過ぎてしまってバチが折れてしまいました……!」コソコソ
大仏「なっ!」コソコソ
オバマ「こうなったら手でっ……!」コソコソ
馬『俺が言いたいのはよォ……結局こういうことなンだよ……』
大仏「オバマさん、これを!」ヒュン
オバマ「これは……」
馬『世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ』
上条「間に合ったか!?」
イ…「大丈夫なんだよ、今一方通行が打ち止めに話かけてる所なんだよ」
上条「よし!」
小萌「コンセントにプラグを挿してきたのですー」
上条「アレ!?先生も来てくれたんですか!?」
イ…「私が呼んだんだよ」
小萌「一方通行ちゃんと打ち止めちゃんの事なのですから先生が参加するのも当然なのです!」
上条「もう一個の方は?」
イ…「短髪と春生がやってるんだよ」
上条「春生?」
馬『俺が言いたいのはよォ……結局こういうことなンだよ……』
イ…「始まるんだよ!」
上条「一方通行……成功させろよ」
上条「サポートは俺達でしっかりやってやるから」
上条「だから自分の気持ちのありったけを打ち止めにぶつけてやれ」
馬『世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ』
御坂(アイツはあっちか……ちぇー)
木山「おい大変だ」
御坂「どうしたの?」
木山「プラグを挿すコンセントが見つからない……」
御坂「……」
木山「コンセントが無いとこの照明は動かないぞ」
馬『俺が言いたいのはよォ……結局こういうことなンだよ……』
御坂「しょうがないわね。一方通行の為にこんな事するのは癪だけど妹の為でもあるしね」
御坂(それにアイツの望みでもあるしねっ///)
木山「どうするんだ?」
御坂「私の能力忘れた?」パリパリ
木山「あっ」
御坂「目いっぱいセーブしたらなんとかなるわよ。5分ぐらいだしね」
御坂「それよりも私が指示表みて指示するから照明を動かしてくれない?」
木山「ああ。まかせたまえ」
馬『世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ』
大仏「私愛用の極長バイブ……朱雀と白虎ですの」コソコソ
オバマ「アリガトウございます!これならイケます!」コソコソ
ジャガジャーーン!
馬「ヘイヘイヘイヘイヘイ」
オバマ(ズンタタズンタタ)
大仏(ドゥンドゥン)
馬「1、2、3、GO!!」
とある世界のとある町、その中のとある小さな市民体育館のなかで弦楽器と打楽器が織り成すメロディが奏でられる。
とある少年がとある幼女に贈る一夜限りの愛の歌。
とある少年と、とある幼女と、とある友人たちにより……
科学と魔術は交差し、物語は動き出す――
上条「よし!ライトアップ!」
イ…「了解なんだよ!」パチン
御坂「木山先生!ここでライト付けて!」
木山「うむ」パチン
馬『涙の中にかすかな灯りがともったらァ』
大仏(なんですの!?光!?)
オバマ(なるほど。お馬さんの友人の方たちですか)
馬『君の目の前であたためてた事話すのさ』
馬(やってくれるぜ三下ァ!)
馬『それでも僕等の声が乾いてゆくだけなァらァ』
馬(ありがとよォォォ!)
御坂(それにしても黒子はあんなとこで何してるんだろう)
御坂(大仏の被り物て)
御坂(ツインテが大変なことになってるじゃない)
イ…「とーま、あのべーすの人耳毛凄いんだよ」
上条「こらっ!世界にはいろんな人がいるんですよ!!おふくろさんとか!!」
馬『朝が来るまァでェェ』
馬『せめて誰かと歌いたいンだ!』
木山「次の指示はまだか?」
御坂「えーっとね……」
新しい日々をつなぐのは→照明をぐわーんってする
御坂「……」
馬『昨日ォのあァなたがァ偽だと言うならァ』
木山「どうした?」
御坂「私が合図したら照明をぐわーんってして」
木山「は?」
馬『昨日ォの景色をォォ捨てちまうだけだ! 』
御坂「はい!」
木山「ぐ、ぐわーん!」
馬『新しい日々をつなぐのはァ!』
上条「あっ!御坂の奴間違えやがった!」
イ…「ほんとだ。照明を上から下に動かしちゃったんだよ」
上条「まったくもー。下から上に動かさなきゃいけないのに」
馬『新しい君と僕なのさ!』
小萌「指示表には何と書いたのです?」
上条「え?普通にぐわーんってするって書きましたよ」
イ…「とーま。後で短髪と一方通行と打ち止めに謝っとくんだよ」
上条「え?なんで?」
馬『僕等ァなぜか確かめ合うゥゥ』
小萌「上条ちゃん……それじゃ全然分からないのですー」
上条「ええ!?普通ぐわーんって言ったら下から上の動作でしょう!?」
馬『世界じゃそれを愛と呼ぶんだぜ!』
馬(グダグダか三下ァ!!)
大仏(中々いい感じに弾けてますの)
馬『心の声をつなぐのがァ』
大仏(私結構本番に強いみたいですわね)
大仏(それにお馬さんも今のところ歌詞を間違えずに来れてますし)
大仏(いつもあそこで間違えてしまうんですものね)
馬『これ程怖いモノだとはァ』
大仏(まぁ間違う気持ちも分かるんですの)
大仏(お馬さんの心の叫びにも似たような歌詞ですもの)
馬『君と僕が声を合わすゥゥ』
大仏(ただ今回間違えると台無しですの)
馬『今までのォ過去なンて!なかったかのようにィ!』
大仏(お馬さんがんばるんですの!)
馬『歌いだすンだァ!!
』
馬『僕等はいずれ誰かを疑っちまうからァ』
オバマ(助かりましたよ大仏さん)
オバマ(まさかバイブを持ってらっしゃるなんて)
馬『せめて今だァけ美しい歌を歌うのさァ』
オバマ(それにしても使いやすいですね。特にこの朱雀の方は太さが調度よくて握りやすい)
オバマ(僕の太さと似てるのでしょうか……)
オバマ(なんてね)
馬『悲しいィィ言葉ではァ』
オバマ(それよりもこのバイブ……もしかして使用済みでしょうか)
オバマ(大仏さんは愛用と言ってましたし……)
馬『おゥいェェ』
オバマ(そうなると僕は大仏さんの中を触ってるも同然っ!)
オバマ(もしかして今感じてますか大仏さん!!)
馬『何も変わらないンだぜ』
オバマ(いえ、でも大仏さんが挿れてるとは限りませんね……)
オバマ(もしかしたら入口をいじるプラトニックな使い方をしているのかも!)
馬『幼女が何をしたっていうンだァァ!!』
打ち止め「え?」
大仏(ああ……やっちまったんですの)
オバマ(いいですね!お馬さん!練習通りの魂の叫びです!)
御坂「今アイツなんて言った?」
木山「私の聞き違いで無ければ『幼女が何をしたっていうンだァァ!!』だな」
御坂「もぅ……」
御坂「最っっっ悪!!」
木山「いいじゃないか。彼らしくて」
御坂「確かに一方通行らしいけど今はダメでしょ!?」
御坂「打ち止めへの愛の歌の途中よ!?」
木山「自らの全てを彼女に曝け出そうという彼なりの気持ちなのではないのか?」
御坂「えーー?なんでそんなポジティブ解釈できるのよ!?」
木山「その方が幸せだろう?」
御坂「うーん……そりゃそうだけどさー」
御坂「私にとっては妹の大事な日でもあるのよ!」
御坂「プロポーズの中に幼女フレーズとか信じられないわ!」
木山「まぁまぁ。そんなにケンケンしない方が可愛いぞ?」
御坂「んな!」
上条「あちゃー歌詞間違っちゃたなー」
イ…「あちゃーで済む範囲では無いかも」
小萌「一方通行ちゃんやっちゃいましたねー」
上条「まぁ打ち止めが気付かなければいいだろ。そもそもこの曲知ってるかも分かんないし」
イ…「知らない私でも間違ってるってわかるんだよ」
小萌「これも思い出の1ページなのですよー」
イ…「小萌は随分楽観的だね」
小萌「大人になると歌詞間違えるより酷い失敗とかしてるのです」
上条「ちなみに小萌先生はどんな間違いを?」
小萌「内緒なのですー」
上条「インデックス、次のところで光量上げてくれ」
イ…「どうやってあげるのかな?」
小萌「ここのボタンですよー。先生がやるのです」
馬『愛!とォ!平和ァ!!』
御坂「あっ次指示入ってる!」
木山「どうするんだ?」
御坂「光量上げないと!!」
大仏『愛!とぉ!平和ぁ!!』
木山「光量?」
御坂「ちょっとどいて!」
木山「あっ直接触るのは多分熱いぞ」
御坂「構ってらんないわよっ!」
オバマ『愛!とぉ!平和ぁ!!』
小萌「スイッチオンなのですー」カチ
御坂「コレね!」ジュウ
馬『悲しみで花が咲くものかァ!!』
御坂「あっつい!!」
馬(光あっつゥ!!)
木山「大丈夫か?」
御坂「光量は……大丈夫ね!」ズキズキ
御坂「ていうかなんでこんなに熱持ってるのよ!?」
木山「おそらく君の扱う電力が大きすぎるんだろう」
御坂「これで!?もう限界まで下げてるわよ!?」
木山「君はLEVEL5なんだ。それも仕方ない」
御坂「もぉー」
木山「それより傷を見せてみたまえ」
御坂「だ、大丈夫よ。ちょっと火傷しただけだから」
木山「いいから」グイ
御坂「あっ」
木山「ふむ。これはちょっと酷いな。近くに冷やすものは……ないか」
御坂「大丈夫だってば」
木山「仕方ない。嫌かも知れないが我慢してくれ」パク
御坂「へ?」
御坂「ち、ちょっとアンタ、なんで指くわえんのよ!?」
木山「きやふめへいどらがやらにゃいよひはまひりゃりょう」チュル
御坂(んあっ舌がぁ///)
木山「らえきにもちゅうへいぶんがしゅこひはふくまりぇていりゅかりゃにゃ」レロレロ
御坂(……っ!なにこれぇ///)
木山「……」ツツー
御坂(ふっ!……んんっ)
木山「ろうら?」チュル
御坂「……も、」
木山「?」カシゲ
御坂「もうちょっと続けて…///」
木山「ふむ」ペロ
馬『世界はそれを待っているンだぜェ!』
馬『悲しみの夜なンてなかったかのようにィ!』
馬『歌い出すんだぜェ!!』
馬『そして……本当に言いたいことはこういうことなンだよ』
大仏(ダン!)
オバマ(ダン!)
馬『世界じゃそれを!愛と呼ぶんだぜェェェ!!』
打ち止め「……」
馬『ハァハァ』
オバマ(無事終わりましたね……これでもう僕に出来る事は一つだけ……)
大仏(オバマさん?)
馬『……俺の気持ち……伝わったかァ?』
打ち止め「……」
打ち止め「いや、意味分かんない」
馬『あれェ!?』
上条「やっぱライブはなー」
イ…「大丈夫なんだよ。ちゃんと伝わってるんだよ」
小萌「あっちの二人は何してるのです?」
木山「まらか?」チュル
御坂「も、もうちょっとらけぇ///」
オバマ「大仏さん、僕を会場の外に飛ばしてください」コソコソ
大仏「何でですの?」コソコソ
オバマ「もう、二十時です……」コソコソ
大仏「……私も行きますの」コソコソ
オバマ「僕一人でいいですよ」コソコソ
大仏「行きますわよ」キュ
オバマ「あっ」ヒュン
馬『ま、まァいいンだよ……』
馬『本題はこっちだ』
馬『いいか、打ち止め……俺は今からお前に言う事がある』
馬『聞いてくれるか?』
打ち止め「うん……そのために来たんだもん」
打ち止め「あなたから何を言われても耐えられる気持ちはあるよってミサカはミサカはやっぱりちょっと足を震わせながら言ってみる」
馬『そォか……』グイ
一方通行「なら、聞いてくれ」
オバマ「なぜ貴女まで!僕だけでよかったんですよ!」
大仏「私も一緒にテレポートした方が精度が上がる。ただそれだけですの」
オバマ「なら戻ってください」
大仏「何をする気ですの?って大体予想は付きますが」
オバマ「ただ見回りにくる警備員を止めるだけですよ」
大仏「なら私も一緒でも構いませんわね?」
オバマ「ダメです」
大仏「却下ですの」
オバマ「え?」
大仏「私達は戦友ですので」
オバマ「僕がどうやって止めようとしてるか分かってるんですか?」
大仏「確実に止めなくてはいけない。ホールには絶対警備員を入れてはいけない」
大仏「これだけで理解するには十分ですの」
大仏「犯罪を犯したなら、捕まればいいだけですわ」
オバマ「大仏さん……」
大仏「さぁ階段の上で警備員さんに見つかるのを待ちに行くんですの」
オバマ「……わかりました」
警備員「そこにいるのは誰だ!?」
大仏「分かりませんの?」
オバマ「閉館後のこんな時間にここに進入したバカ野郎ですよ」
警備員「なっ!君たちこれは犯罪だぞ!?」
オバマ「分かってますよ。だからこうやって出てきたんですよ」
警備員「むっ」
大仏「さあ早く警察に通報するなりなんなりするんですの」
警備員「まて、それは君たちに他に仲間がいないか全部屋ホールを確認してからだ」
オバマ「そんなことしたら逃げますよ?」
大仏「あなたは目の前で大人しく掴まろうとした犯人を取り逃がすボンクラなんですの?」
オバマ「ちなみに僕らは昨晩楽器屋を襲撃した犯人でもあるんですよ?」
警備員「いやしかし……」
オバマ「そうですか。では大仏さん」
大仏「ええ。逃げさせて頂くんですの」
警備員「待て!分かったから!だから逃げるな!」
大仏「最初からそう言えばいいんですの」
オバマ「さぁ警備員さん。早く行きましょう。この場から離れましょう」
一方通行「なァ打ち止め……」
一方通行「今まで俺ァ随分とお前を傷つけちまったみたいだな」
一方通行「しかも無意識ときてンだ」
一方通行「なお性質が悪いってェの」
一方通行「いろいろ言われても仕方ねェわなァ」
打ち止め「……」
一方通行「だけどな……」
一方通行「俺はお前が大好きなンだよ」
打ち止め「えっ?」
一方通行「今までお前にしてきたこと考えると許してくれなンて言えねェ」
一方通行「世界で一番大好きなお前を傷つけた事実は消えねェ」
一方通行「だけど言わせてくれ」
一方通行「打ち止め」
一方通行「ずっと、俺の隣にいてくれ」
打ち止め「な……なんで?」
打ち止め「ミサカはあなたにあんな酷い事をしたのに……!」
打ち止め「あなたをただ一人占めしたいだけであんなことしたのに……!」
打ち止め「なんであなたはミサカを嫌いどころか……!さよならどころか……!」
打ち止め「好きって……隣にいてくれって言ってくれるの!?ミサカを嫌いにならないの!?」
打ち止め「ってミサカはミサカは唇を震わせながら恐る恐る聞いてみたり……」
一方通行「はァ?なーに寝ボケた事言ってやがンですかァ?」
打ち止め「……」ヒグッ
一方通行「お前、俺がお前を嫌いになるなンて本気で思ってンですかァ?」
一方通行「俺はお前の事が世界で一番好きなのにィ?」
一方通行「そンなあり得ねェこと考えるなンて」
一方通行「そンなもンお前……」
一方通行「どうかしてるぜェ!!」
一方通行「いいかァ!?そンなふざけた事考えちまうンならよォォォく聞きやがれ!」
一方通行「なンども言ってるが俺はお前が好きなンだよ!」
一方通行「三下でもねェ!インデックスでもねェ!小萌でもオリジナルでも風呂ババアでもねェ!!」
一方通行「俺は世界に唯一人……打ち止め!お前が好きなンだよ!」
一方通行「だから十年先も俺の隣にいてくれ」
一方通行「二十年先も……!五十年先も……!ずっと隣にいてくれ!!」
一方通行「そンで最後は俺の隣で死ね!!」
一方通行「お前が、俺を許してくれるンならな……」
打ち止め「……」グス
打ち止め「そんなの……許すも何もないよ……」
打ち止め「ねぇ、一方通行」
一方通行「あァ」
打ち止め「ミサカをずっとあなたの隣に居させてください!」
打ち止め「ってミサカはミサカは涙を拭いながら元気いっぱいにペコリとお辞儀をしてみる!」
一方通行「打ち止めァ」
パーン!パーン!
打ち止め「っ!」ビク
一方通行「うォ!なンだァ!?クラッカー!?」
イ…「二人ともおめでとうなんだよ!」
小萌「ウッグ……ヒッグ……オメデドウなのでずーー」
木山「カッコよかったぞ少年」パチパチ
御坂「妹を悲しませたらビンタじゃ済まないわよ!!」
上条「幸せだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
打ち止め「みんな……」
一方通行「お礼……言わねェとなァ」
打ち止め「うん……」
一方通行「ありがとよォォ!親友どもがァァァァァァァ!!!!」
御坂「アンタ本当にこの子幸せにしなかったらぶっ殺すからね?」
一方通行「分かってるてェの」
御坂「打ち止めも何かあったらすぐ私に言うのよ?」
打ち止め「彼は何もしないよ!ってミサカはミサカは彼に力いっぱい抱きつきながら答えたり!」
木山「泣きすぎじゃないか?」
小萌「だってぇーーこんな日に立ち会えるなんて思って無かったのですよーー」グジュグジュ
イ…「とーま、修道服をハンカチ代わりに使うのはやめて欲しいんだよ」
上条「だってぇーー」ワーン
イ…「うへぇ……鼻水と涙が冷たいんだよ」
上条「ていうかなんで泣いてるの俺と小萌先生だけなんですか!?なんで泣かないんですか!?」
上条「不幸体質の俺が幸せ指数マックスの状態なんだぞ!?これって奇跡的ハッピーなんだぞ!?」
上条「この薄情者!!」
御坂「そりゃハッピーはハッピーよ。でもこれからコイツが親戚になると考えるとね」
一方通行「どォいうことだよ」
イ…「私はちゃーんと心にこのハッピーを納めて噛みしめてるんだよ」
イ…「とーまみたいにハッピー垂れ流しじゃないんだよ」
上条「はっ!まさかこの涙とともに俺の幸せ指数はどんどん下がって行くのか!?」
御坂(あれ?そう言えば黒子と後オバマがいないわね)
御坂「ねぇねぇ」
一方通行「なンだよ?」
御坂「くろk
ファンファンファンファン
上条「なんだ?パトカー?」
一方通行(オイオイオイ今のシルエットは……)
御坂「あーあれじゃない?窃盗犯」
上条「なにそれ?」
御坂「私が照明買いに行った楽器店が昨日やられたみたいなのよ」
一方通行「その話詳しく聞かせろや」
御坂「なんか入口は壊されたけど商品とかの実害はゼロなんだって」
上条「どういう事だ?」
御坂「品物は無くなってたけどちゃんとお金は定価で置いてあったんだって。あと手紙も」
小萌「不思議な窃盗犯なのです」
一方通行「……」
イ…「ねぇ一方通行」
一方通行「……あン?」
イ…「あのぱとかーに乗ってたのって一緒に楽器を弾いてた人じゃないのかな?」
一方通行「……チッ」
一方通行(やっぱりかよ……見間違えじゃねェンだな)
一方通行(どォりでいない訳だぜ……)
御坂(黒子捕まってたんだ。別に問題ないけど)
打ち止め「いいの?ってミサカはミサカはあなたの袖を引っ張ってみる」
一方通行「いいのか?行っても」
打ち止め「行きたいんでしょ?ってミサカはミサカはあなたの思考を先回りしてみたり」
一方通行「あァ。ここにいる奴らもそうだが……」
一方通行「あいつらも俺にとっちゃ大切な親友なンだよ」
一方通行「俺らしくねェが、今回の事でいろんなところに俺は繋がりを広げちまった」
一方通行「もちろん俺の一方通行かもしれねェが」
一方通行「それでも俺にとっちゃァ大事な繋がりだ」
打ち止め「なら行かなきゃだねってミサカはミサカはあなたの背中を押してみたり」
一方通行「出来るだけ早く戻ってくるからよォ」
打ち止め「うん。でも戻ってきたらミサカから離れないでね?ずっとそばにいてね?」
打ち止め「ってミサカはミサカはお願いしてみる」
一方通行「あったり前だろうが」
上条「……」
一方通行「三下ァ……」
上条「今回までだぞ。打ち止めを預かるのは」
上条「全部終わったらちゃんと一緒にいろよ」
一方通行「あァ。ありがとう」
木山「少年。これはどうする?」
一方通行「ハッ!もちろんいるに決まってンじゃねェか」
一方通行「俺とアイツらの絆だからなァ!」
小萌「一番近い交番は多分旅館から西に三キロぐらいのところなのです」
一方通行「うっし。じゃあお前ら」
一方通行「後でなァ!」ダダダ
イ…「よかったの?」
打ち止め「彼と離れるのは嫌だけど」
打ち止め「ここで彼が行かなかったら心のどこかで引っかかりが出来ると思うし」
打ち止め「それに彼なら少しの間離れても大丈夫って今なら思えるから」
打ち止め「ってミサカはミサカは彼の背中を見ながら説明してみる」
木山「いい女房じゃないか」
打ち止め「に、女房だなんてっ///ってミサカはミサカはテレテレしてみる!」
警察「その話は全て本当かい?」
大仏「だーかーらー何回も言わせないで欲しいんですの」
オバマ「もう帰っていいですか?」
警察「なんで!?出頭しに来たんだろ!?」
大仏「ほら、警察さんがしつこいからオバマさんが飽きちゃったんですの」
警察「ていうかその被り物はなんだよ!?脱げよ!今取り調べ中!!」
オバマ「それは無理ですね」
大仏「無理ですの」
警察「そこまできっぱり言われるとスガスガしいね」
ガラララ
大仏「誰ですの?」
オバマ「迷子とかじゃないでs
馬「よォ」
警察「また変なの増えた……」
大仏「なんでですの!?お馬さん!!」
オバマ「なぜここにっ!」
馬「よく考えるとオカシイ事だらけだよなァ」
馬「あンな深夜に楽器買えたのも」
馬「閉館後の体育館使えンのも」
馬「どォ考えたってオカシイわなァ」
馬「打ち止めのことばっかり考えてて頭まわンなかったわ」
オバマ「あなたがココに来てはなんの意味も無いじゃないですか!」
大仏「そうですの!貴方はもう彼女と幸せになれたんだから戦友ではないんですの!」
オバマ「ええ!戦友でないのですから僕らなんて放っておいて彼女と幸せになるべきなんですよ!」
馬「ふっざけンじゃねェぞ」
馬「確かに俺の闘いは終わったが」
馬「まだお前らの闘いは終わってねェだろうが!」
馬「戦友ってのはなァ!誰かが闘ってる限り戦友なんだよ!」
オバマ「っ!」
大仏「お馬さん……」
馬「それにお前らが今捕まってるのだってまるまる俺のせいじゃねェか」
オバマ「だからそれは好きでやっていると何度も!」
大仏「そうですの!全部自分の為ですの!!」
馬「そォだったな……」
オバマ「分かって頂けましたか」
馬「だったら俺も好きにやる」
大仏「え?」
馬「好きでお前らと一緒に捕まる、全部俺の為だ」
大仏「お馬さん!」
馬「おい警察。さっさとコイツらと同じように俺に手錠掛けろ。俺が首謀者だ」
オバマ「やめてくださいお馬さん!自ら幸せを手放さないでください!」
馬「なに言ってンだ?」
オバマ「え?」
馬「誰がせっかく手に入れた幸せを手放すかってンだ」
大仏「でもここで捕まったら……!」
馬「いいか、ここで捕まるのも俺の幸せの中には入ってンだよ」
馬「俺の為に捕まってる奴らを横目に毎日幸せだねーなンて平和な事ァ言ってらンねェンだよ!」
馬「それにアイツも待ってくれるって言ってくれたしな」
オバマ「……」
大仏「本気……なんですわね」
馬「悪ィな……全部俺の為だったンだろうがこンな事にしちまってよ」
オバマ「フフッ、何遍も言っているでしょう?『悪い』は無しだと」
大仏「好きでやってるんですもの」
馬「ホントお前ら」
馬「どうかしてるぜェ」
~一ヶ月後・上条家~
イ…「とーま、まだぁ?」
上条「んー、もうちょいじゃないか?」
打ち止め「待ち遠しすぎるーってミサカはミサカは手をバタバタしてみたり!」
上条「そりゃあ一ヶ月も待たされちゃなー」
ピンポーン
打ち止め「来た!」
イ…「私もお出迎えs
上条「こらっ」ガシ
イ…「むぅぅー私だって割と待ってたんだよ?」
上条「分かってるよ。それに俺も待ってた」
上条「でもアイツが誰に最初に逢いたいかぐらい分かるだろ」
イ…「じゃあ二番目は私なんだよ!」
上条「そこは二人でいこーぜ!?」
ガチャ
打ち止め「おかえりーー!ってミサカはミサカは一ヶ月ぶりの挨拶と共に世界で一番大好きなあなたの胸にダイブしてみたり!」
一方通行「グハッ」
打ち止め「ありゃーちょっと強く飛び込み過ぎちゃったかなーってミサカはミサカは馬乗りになりながら考察してみたり」
一方通行「打ち止め」
打ち止め「うん?」
一方通行「ただいま」
打ち止め「……」フルフル
一方通行「もゥ離れねェから。ずっとそばにいるから」
一方通行「だかr
ちゅっ
一方通行「はァ?」
打ち止め「おおおおおお、おかえりのキキ、キスですってミサカはミサカはミサカ自身意図してなかった行動に赤面でアタフタしつつも突然のキスの意味をせせ、説明してみたり!」
一方通行「……ヒ」
一方通行「……ヒ……ヒ」
一方通行「ヒーーーーハーーーーーー!!」
新しい日々を変えるのは いじらしい程の愛なのさ
僕等それを確かめあう 世界じゃそれも愛と呼ぶんだぜ
~おわり~
829 : 以下、三日目金曜東Rブロック59... - 2010/12/19 06:28:54.70 Tr/.k4A0 364/410はい、つーことで
一方通行「どうかしてるぜェ!!」無事終了となりました!
まさか6話がこんなに長くなるなんて、そして本編最後になるなんて、そしてなにより本編が半年ぐらいかかるなんて考えもしませんでしたww
でもまぁ終われたからOK!
レスしてくれた人全員アリガトウ!ROMってみててくれた人もいるならアリガトウ!
あと今日だけで言うなら
こんな時間まで付き合ってくれた方がいたならありがとうございます!
寝たよっていう賢い方は今から読んでくれたら俺がハッピーです!
なんか自己満で始めたSSなのにお礼ばっかり言ってますが気にしない!
あ、あとチョコッとだけオマケ書こうかなと思ってるんですよね
本編に入れようとしてそのまま忘れてたネタとかがあるので
まぁオマケってだけあって何の進展も無いと思いますが暇なら見てくれたらうれしいです
もともと進展もクソもないSSだけどねwwwww
それではみなさんおやすみー
俺は寝ます!
【オマケ】に続きます。

