さやか「あ〝ー、終わったー」クタッ
まどか「ん~~…はぁ…今日も疲れちゃったね」
さやか「女子中学生も楽じゃないわー」コキコキ
まどか「さやかちゃん、親父臭いよ…」
さやか「よし!じゃあ、帰ろっか!」
まどか「うん!」
~~~~~
さやか「それでさ~」
まどか「あ!あれマミさんだよね?」
さやか「ん?…んーそうっぽいね」
まどか「おーい、マミさーん!」
元スレ
まどか「めがね装備マミさん?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1332298254/
マミ「?」キョロキョロ
さやか「マミさーん!」タッタッ
マミ「あら鹿目さん、美樹さん」
まどか「ハァハァ…マミさんも今帰りd….」ポカーン
さやか「あ…」ポカーン
マミ「ど、どうかしたの?」
さやか「マミさんが…」
まどか「マミさんが…」
まど・さや「メガネかけてるー!!!!」
マミ「え、ええ…そうだけど…」
まどか「………」ジー
さやか「ふむふむ」ジー
マミ「そ、そんなに変かしら/////」カァアア
まどか「すっごく可愛いですよ、マミさん!」キャッキャッ
さやか「前、横、後ろ、何処から見ても完璧なメガネ美少女ですなあ~」ウンウン
マミ「えっ/////…そんな…お世話なんか良いのに/////…」テレテレ
さやか「なにいってるんですか!本当のことですよ!」
まどか「そうです!ただでさえ美少女のマミさんがメガネだなんて…」
まど・さや「最強のメガネ美少女です!!」
マミ「さ、最強のメガネび、びしょうj///////」アワアワ
マミ「そんなに褒めてもなにも出ませんよ!//////」フイッ
まどか「違いますよー、マミさんが可愛すぎて褒めずにはいられないんです!」
マミ「なっ/////」
さやか「そうですよ!美少女に美少女って言ってなにが悪いんですか!」
マミ「b、びしょ/////」
まどか「そうだ!こんな可愛いマミさんをもっと見ていたいんでどっかお店よりません?」
さやか「おっ!まどか、いいこと言うね~」フムフム
マミ「そ、それは別にいいけれど…」
まどか「やったー!」
さやか「そうと決まればさっそく行きましょう!」
まどか「マミさん、手…つないでいいですか?/////」モジモジ
マミ「えっ!?///////」ドキッ
マミ「べ、別にかま、か、かまわない…けど/////」ドキドキ
まどか「じゃ、じゃあ…/////」ギュッ
マミ「////////」テレテレ
さやか「あーっ!!まどかズル~い!」
さやか「私だってマミさんと手つなぎたいのに!」
まどか「私はちゃんとマミさんにいいっていってもらったもん!」
さやか「うー…マミさん!私もいいですよね!?」
マミ「そっ、それは…いいけれど/////鞄が持てなくなっちゃうわ…」テレテレ
さやか「鞄なんて私が持ちますよ!」ヒョイ
さやか「ふっふー♪」ギュッ
マミ「/////////」
まど・さや「らんらら~♪」ルンルン
マミ「二人とも/////ちょっ、ちょっと歩きにくいわ/////」
さやか「ありゃ?」
まどか「あ…す、すみませんマミさん」
まどか「もー!さやかちゃんが引っ張るからだよ!」
さやか「引っ張ってたのはまどかでしょー!」
まどか「違うもん!それに私が最初にマミさんと手つないだんだよ!」グイ
さやか「なにをー!マミさんはまどかのモノじゃない!」グイ
マミ「い、いたた…二人とも仲良くして…!」
マミ「あ!こ、ここにしましょ!ケーキがとっても美味しいの」アセアセ
まど・さや「むー…」
カランカラン
店員「いらっしゃいませー!こちらの席へどうぞー」
マミ「ふぅ…」ポスッ
さやか「マミさんの隣もーらいっ♪」ギュッ
まどか「あ!やだやだ~!私が隣に座ろうと思ってたのに…」シュン
さやか「へっへーん♪早いもん勝ちなのだー!」
まどか「うぅ…マミさぁん…」ウルウル
マミ「あっ….」
さやか「泣いたってマミさんの隣は譲ってあげないからね!」
マミ「み、美樹さん…」
まどか「いいもん!さやかちゃんの反対側に座るもん!」
マミ「ちょ、ちょっと、ここ四人掛け….」
さやか「そうだよ!せまいじゃんか!」
まどか「だってマミさんの隣がいいんだもん!」
まどか「文句いうならさやかちゃんがそっち側に1人で座ってよ!」
さやか「なんだとー!私が先に座ったんだ!」グイグイ
まどか「マミさんの隣じゃなきゃやだ!」グイグイ
マミ「お、押さないで…」
マミ「わ、私はこれでいいから」
まど・さや「マミさんがそういうなら…」
マミ「な、仲良くしてね…?」アワアワ
まど・さや「フンッ!」
マミ「……」
マミ「と、とにかく注文を決めましよ!」パサッ
マミ「ん~、どれにしようかしらね…」
マミ「…?」
マミ「鹿目さん、美樹さんもう決まったの?メニュー見てないけど…」
さやか「もちろん!」
まどか「決まってますよ!」
マミ「あら、早いわね…どれにしたの?」
さやか「そりゃー」
まどか「やっぱり…」
まど・さや「マミさんと同じやつ!」
マミ「えぇっ!?」
まどか「ちょっとさやかちゃん!」キッ
さやか「なによ!」
まどか「私の真似しないでよ!」
さやか「誰があんたのマネなんか!そっちがマネしたんでしょ!」
マミ「お、落ち着いて二人とも…」オロオロ
マミ「ほ、ほらっ…一緒の選んだらみんな同じでつまらないでしょ?」アセアセ
さやか「… マミさんがそういうなら…」
まどか「マミさんには私のケーキも食べさせてあげますよ!」
さやか「あっ… じゃ、じゃあ私はマミさんが二番目に食べたいやつを頼もーっと」
まどか「!? さやかちゃんはダメ!それは私が頼むの!」
さやか「なんでよ!」
マミ「そ、そういえば私、他に食べたいのが二つあるのよねー…」
マミ「それを二人が別々に頼んでくれたら嬉しいなぁー…な、なんて…」アセアセ
さやか「じゃあ私のはマミさんが頼んで下さい!」キラキラ
まどか「私もマミさんが選んだやつがいいです!」キラキラ
マミ「い、いいの?二人とも自分で選ばなくて…?」
まどか「もちろん!」
さやか「マミさんが選んだやつならなんでもオッケーですよ!」
マミ「え、ええ…」
マミ「(なんで私が3つも選ばなきゃ…)」
マミ「……決まったわ」
さやか「店員さーん」ブンブン
まどか「……」ピンポーン
店員「ご注文をどうぞ」
マミ「え、と、この女子会コースでいいわよね?」
まど・さや「ウンウン」
マミ「これを3つで…フルーツチーズムース、紅茶とナッツのケーキ、それからグランマシーニューヨークでお願いします」
店員「お飲み物はどうされますか?」
マミ「私はアールグr…」
さやか「アールグレイで」
まどか「アールグレイで」
マミ「!?」
マミ「や、やっぱり私はダージリn」
まどか「私も」
さやか「私も」
マミ「………」
マミ「ダージリン3つで…」
店員「かしこましましたー」
マミ「あ、あなたたち今日なんか変じゃない?」
まどか「え~そうですか?」
さやか「そんなことないですよー」
マミ「そ、そう?でもなんかやたらくっ付いてくるし…」
まどか「えっ…!め、迷惑でしたか…?」シュン
さやか「マミさんの気持ち考えもせず…あたしってほんとb」
マミ「そ、そんなことないわ!」
マミ「可愛い後輩二人にくっ付いてもらえて幸せよ!」
まど・さや「マミさん…」パァアア
まどか「か、可愛いなんてそんな…////」
さやか「そ、そうですよ////…マミさんの方がなん倍も可愛いです/////」
まどか「さやかちゃんの言うとおりです////」
マミ「え/////…ええ、ありがとう//////」カァアア
店員「お待たせしました~」コト
まどか「わあ!可愛いケーキ!」
さやか「おいしそー!さっすがマミさん、センスいいなー!」
マミ「そ、そんなこと…//////」
マミ「さあいただきましょ」
まどか「美味しーい!これすごく美味しいです!」
マミ「うふふ、それはよかった」
さやか「マミさんマミさん!これもすっごく美味しいですよ!ほら、どうぞ!」アーン
マミ「えっ!//////」
まどか「あ~~!!!!」
さやか「早くアーンして下さいよ/////」
マミ「で、でも…///////」
さやか「マミさん、はやくはやくー」
マミ「で、でも他のお客さんもいるし…//////」
さやか「大丈夫ですって!はい、アーン」
マミ「そ、そんなに言うなら////ア、アー…」
まどか「えいっ!」パクッ
さやか「ああ~~~~!!!!!」
さやか「ちょっとなに食べてんのよ!」
まどか「マミさんへのアーンは私の仕事だもん!」モグモグ
さやか「キー!そんなわけないでしょ!なんであんたに食べさせてあげなきゃならないのよ!」
まどか「フンッ….はいマミさん!私のケーキどうぞ!」アーン
さやか「させるか!」パクッ
マミ「あっ…」
まどか「さやかちゃん!やめてよ!」
さやか「ふーん、仕返しだもんねー」ベー
まどか「う~…さやかちゃんバカ!!」
さやか「バカはそっちでしょ!!」
マミ「す、ストップストップ!」アセアセ
マミ「私は2人ともに…ア、アーンしてもらいたいわ/////」
まどか「じ、じゃあ私からっ…」スッ
さやか「待ちなさいよ!私が先よ!」スッ
まどか「私!」アーン
さやか「私だって!」アーン
マミ「ふ、二つのケーキのブレンドを楽しみたいから、ど、同時がいいなぁ…なんて…」
まど・さや「それなら…」
まど・さや「はい、アーン♥」
マミ「あ、アー/////」
クスクス ミテアレー
マミ「!?」
マミ「や、やっぱり恥ずかしいわ/////」カァアア
さやか「何言ってるですか、マミさん!」
まどか「そうですよ!早く早くー」
マミ「(くっ…こんなところでアーンだなんて!)」
マミ「(しかも二人同時なんて明らかにおかしいわ…)」
さやか「も、もしかして迷惑ですか?」シュン
マミ「そ、そんなことないわよ?」アセアセ
まどか「よかったー…じゃあ改めて」
まど・さや「アーン♥」
クスクス カワイーネー
マミ「(も、もうどうにでもなれよ!//////)」
マミ「えいっ!」パク
マミ「……」モグモグ
まどか「どうです、マミさん!」
さやか「美味しいですよねっ?」
マミ「(ま、まざっててよく分からない…けど…)」ゴク
マミ「と、とても美味しかったわよ」
まどか「ですよね!マミさんが選んだケーキですもん!」
マミ「え、ええ…」
さやか「…」
さやか「マミさんマミさん」チョンチョン
マミ「?…何かしら?」
さやか「私にも…私にもアーンして下さい!」ギュッ
マミ「えっ////////」
まどか「えー!私もして欲しいです!」ギュッ
マミ「なっ///////」
マミ「わ、わかったわ/////…じゃあ、とりあえず美樹さんから…」
さやか「キャッホーゥ♪」
まどか「そんな!マミさん…」ウルウル
マミ「か、鹿目さん…」
さやか「な、泣いたってダメだよ!」
まどか「でも…でもぉ…」ウルウルウルウル
マミ「だ、大丈夫よ、鹿目さん!」
マミ「ふ、二人いっしょにアーンしてあげるから!ねっ?」アセアセ
さやか「なっ!?」
まどか「えっ!本当ですか?」パァアア
マミ「え、ええ、もちろん」
まどか「よかったぁ~」ポロポロ
マミ「だから泣かないで、ね?ね?」
まどか「はい….」ゴシゴシ
さやか「む~…こ、今回だけだからね」
マミ「(ああ…また私わけの分からないことを…)」
マミ「ほ、ほら、2人とも…」スッ
まど・さや「あー」
クスクス アノコモテモテネー
マミ「くっ///////」
まど・さや「あー」
マミ「何してるの//////…ふ、2人とも早く食べてくれなきゃ…」
まどか「だって」
さやか「ねぇ?」
まどか「マミさんがアーン♥っていってくれなきゃ!」
さやか「そうですよ、マミさん!それがお約束です!」
マミ「そ、そんな…」
さやか「マミさん早く早く~」
まどか「アゴが疲れちゃいます」
マミ「わ、わかったわ」
マミ「あっ…アーン♥//////」
まど・さや「パクッ!」
マミ「(と、途轍もなく恥ずかしかったわ…)」
さやか「めちゃくちゃ美味しいー♪」
まどか「やっぱりマミさんにアーンしてもらうと格別です/////」
マミ「そ、そう?/////」テレテレ
さやか「マミさんにケーキ食べさせてもらえるなんて…さやかちゃん人生の最盛期ここにあり!って感じです!」
マミ「そ、それは言い過ぎよ///////」テレテレ
まどか「私だって今までで1番美味しい食べ物でしたよ!」ギュッ
マミ「か、鹿目さんまで…/////」
マミ「(こ、こんなことで浮かれちゃダメよ!この子達の先輩として見本にならないといけないのに…)」
マミ「(とりあえず紅茶をのんで落ち着きましょう)」カチャ ズッ
マミ「!」
マミ「あらやだ、メガネが曇っちゃったわ」
さやか「メガネが曇ったマミさんもかわいいー!」
まどか「ほんとだー!」
マミ「なっ/////」チャッ フキフキ
まど・さや「…………」ポケー
マミ「(?…二人とも急に黙ってどうしたのかしら?)」カチャ
マミ「二人ともどうしたの?」
マミ「私なにか変だったかしら?」
まどか「え?私たちの方こそなにか変でした?」
マミ「え?」
さやか「どうもしてないですけど…」
マミ「そ、そう?ならいいのよ」
マミ「(?…気のせいかしら?)」
マミ「そんなことよりもうこんな時間!」
マミ「そろそろ帰らなきゃ…」
まどか「えー!もうですか!?」
さやか「まだマミさんと一緒にいたいのにー」
マミ「ごめんなさいね、一人暮らしだとなかなか忙しくて…」
さやか「じゃあしょうがないか~…」ショボーン
まどか「うん…あ、そうだ!明日も一緒に帰りませんか!」
マミ「ええ、もちろんいいわよ?」
さやか「やっりぃ~♪」
まどか「明日といわずにこれから毎日でも/////」
マミ「え、ええ/////…それは嬉しいわ/////」
さやか「こんな美少女と毎日いって帰れるなんて…神様、これは夢?夢なのですか?」
マミ「なっ、びしょうj//////…ふざけてないで行きますよ!」クルッ
まどか「さやかちゃんなんてほっといて行きましょ、マミさん♪」ギュッ
マミ「っ!////////」
さやか「!?勝手に手をつなぐなぁ~!」ドタドタ
店員「ありがとうごさいましたー」カランカラン
マミ「この時期日が落ちるとまだまだ寒いわね」ブルッ
さやか「くっつけばあったかいですよ♪」ギュッ
マミ「なっ///////」
まどか「私もくっついちゃお!」ギュッ
マミ「ふ、ふたりとも/////こんなところで/////」カァアア
さやか「女の子同士仲良くたって今は普通ですよ!私もよく赤いのと組まされますし」
まどか「そうですよ!私は黒いのが多いですけど」
マミ「赤いの?黒いの?あ、あなたたちなんのことを…」
まど・さや「とにかくいいんです!」ギュッ
マミ「わ、わかったけど….ちょっとこれは歩きにくいわ」ヨタヨタ
まどか「あっ…」
さやか「す、すみません、マミさん」
マミ「い、いいのよ」
まど・さや「さやかちゃん(まどか)が離れればいいのに」(ボソッ
まど・さや「なっ!?」
さやか「も~我慢できない!いっとくけどね、まどか」
さやか「私のほうがマミさんのこと大好きなの!」
マミ「ぇっ/////////」
まどか「なにいってるの、さやかちゃん!」
まどか「私のほうがずーっとずーっとマミさんのこと好きだよ!」
マミ「なっ///////」
さやか「そんなわけないじゃん!私なこんなにマミさん愛してるのに」ギュッ
まどか「そんなのおかしいよ!マミさんは私の大切な人だもん」ギュッ
さやか「私!」
まどか「私だよ!」
まど・さや「む~…」グググッ
マミ「ふ、二人とも落ち着いて、腕が…いたた…千切れちゃうわ」
さやか「マミさんもマミさんです!」
マミ「えっ?」
まどか「そうですよ!私たちどっちが大切なんですか!?」
マミ「そ、そんなこと…」
さやか「この際はっきりしてください!」
まどか「そのほうが私たちもスッキリします!」
マミ「え…えっ…」オドオド
さやか「さあ!」
まどか「どっちですか!」
マミ「そ、それは…」
まど・さや「む~」ジリジリ
マミ「あっ、何時の間にか…も、もうこんなところまで来てたのね!」アセアセ
マミ「わ、私よるところがあるから!」
マミ「今日は楽しかったわ!じゃ、じゃあまた!」ピューン
まど・さや「あっ!マミさん!」
~~~~~~~~~~
マミ「ハァハァ…」タッタッタッ
マミ「今日は二人ともおかしいわ…」
マミ「急にす、好きだなんて///////」
マミ「もちろん嬉しいのだけれど…」
マミ「(一体なぜ…)」
マミ「ただいま」ガチャ
マミ「ごめんね、キュゥべえ。遅くなっちゃって」
マミ「すぐにご飯の仕度するわ」
QB「なんだかとても疲れた顔をしているね」
マミ「ええ、ちょっとね…」
~~~~~~~~~
QB「なるほど、鹿目まどかと美樹さやかの態度が急変したのか」シャクシャク
マミ「ええ、いったいどうしたのかしら…」モグモグ
QB「そういえば君も一つ変わったことがあるね」
マミ「え?」
QB「わからないかい?そのメガネだよ」
マミ「あ…」
マミ「で、でもメガネぐらいでそんな急に…」
QB「たしかにメガネを掛け、見た目が小さく変化した程度で人の態度が大きく変わるとは思えない」
QB「しかしもしそのメガネに不思議なチカラがあったとすれば…」
マミ「不思議な…チカラ…?」
QB「例えば、そうだな…掛けることで一種のフェロモンのようなモノを出し、人を引きつけてしまうチカラだったり」
マミ「そ、そんな…これは普通のお店の普通の眼鏡よ!?」
QB「そうだね…だがキミたち魔法少女には分からないことも多い」
QB「キミの魔法がメガネを通してそうさせているのかも知れないよ、マミ?」
マミ「そんなことが…」
QB「まあ推測の域を出ないけどね」シャクシャク
マミ「え、ええ…」
マミ「(そういえば眼鏡が曇って外した時…二人が急に黙ったわ…)」
マミ「(だけど…まさか…)」
マミ「まさかね…」
QB「どうかしたかい?」
マミ「な、なんでもないわ…」
マミ「(そんなことあるわけないわよ…)」
マミ「さて、疲れちゃったしもうお風呂に入って寝ましょう」
QB「(マミ…)」
次の日 学校
ワイワイ ガヤガヤ コウバイイコウゼー
マミ「………」
マミ「(そうよ、このメガネにそんなチカラがあるならクラスの人にも効くはずだわ)」
マミ「(でもいつもと何も変わらないじゃない…)」
マミ「(少し残念な気もするけど、昨日の鹿目さんと美樹さんの気持ちは本物ってことよね/////)」カァアア
女A「ねぇ、と、巴さん?」
マミ「ひゃいっ///////」ビクッ
女A「だ、大丈夫?」
マミ「え、ええ…何か用ですか?」ドキドキ
女B「あの/////…お弁当…一緒に食べない?/////」モジモジ
マミ「え、ええ…」
マミ「えっ!?」
女A「あの…迷惑ならいいんだけど…」
マミ「め、迷惑なんてとんでもないでござる!」
マミ「!?」
マミ「(ごっ、ござるってなによ、私のバカ!)」カァアア
女AB「プッ…あははははは!!!!」
マミ「い、今のは/////」アセアセ
女A「巴さんっておもしろーい!」
マミ「そ、そう…?」ドキドキ
女B「こんな人にならもっと早く話しかけてればよかった~」
女A「ね~!ホントはずっと話しかけようと思ってたんだよ!」
マミ「そ、そうなの?」
女B「うんうん!でも巴さんって美人だしスタイルいいし、なんか自立した女って感じで話しかけ辛かったの」
マミ「そ、そんなこと…ないわ…////」
女A「そんなことあるよー!クラスの男子も巴さん巴さんってうるさいんだから」
マミ「知らなかった//////…」カァアア
女B「でもホント巴さんと話せてよかった~」
女A「これからよろしくね!マミ!」
マミ「!?」
女B「あ!よびすてズル~い!私も仲良くしてね、マミ!」
マミ「う、うん!」パァアア
マミ「私こそよろしくね!」
マミ「(なに泣いてんのよ私…)」グスッ
マミ「(泣いてるの見られたら変な子だと思われちゃうわ)」グイグイ
マミ「(メガネに涙が…)」カチャ フキフキ
女A「え?…」
女B「なんで……私達…」
マミ「えっ?」
マミ「どうかしたの?」カチャ
女A「い、いや?なんでもないよ?」
マミ「そ、そう?」
女B「そんなことより早く食べないとお昼終わっちゃうよ!」
マミ「ええ…」
授業中
マミ「(さっきはビックリしたわ…)」
マミ「(まさかクラスの子に話しかけて貰えるなんて…)」
マミ「………」
マミ「(やっぱりこのメガネのチカラなの…?)」
マミ「(まさか……)」
マミ「(でももし本当にこのメガネのチカラだとしたら…?)」
マミ「(あの好意はただの偽物…そして…)」
マミ「(あの子たちは本当の私を見てくれた友達ではないわ…)」
マミ「(そんなものは…)」
マミ「………」
マミ「(いや、ありえないわ…魔法のメガネだなんて…)」
マミ「(ありえない…はずよ…)」
キーンコーンカーンコーン
マミ「さて、帰りましょう…」スタスタ
男A「あ、あの!巴さんっ!」
マミ「はっ、はいっ!」ビクッ
男A「これ読んでください!」スッ
マミ「えっ、えっ?」
男A「失礼します!」クルッ
マミ「こ、これ…まさかラブレター/////」ドキドキ
マミ「私がこんなもの貰えるなんて…」
マミ「(やっぱり…)」
校庭のベンチ
マミ「(やっぱり全部メガネのチカラだったのよ…)」
マミ「(キュゥべえの言ってた"キミの魔法がメガネを通してそうさせているのかも"って本当のことだったのね)」
マミ「………」
マミ「私って嫌な子…」
マミ「私が心の何処かでこんなことを願っているから…こんな魔法が…」
マミ「あー、短い夢だったな~…」グズッ
マミ「私のこと大好きな後輩がいて、クラスには友達もいて、ラブレターもらってドキドキして….」ポロポロ
マミ「全部っ…全部っ…うっ…このメガネが作り出した偽物…ううっ」ポロポロ
マミ「私が欲しかったのはそんなものじゃないっ!」ポロポロ
マミ「ううっ…私が本当に欲しかったのは…本物の…本物の…うぅ…」ポロポロ
マミ「うわああああああああああああああああ!!!」
マミ「こんなもの!!!!!」ガシャン
マミ「………」ポタポタ
マミ「ふふっ…もう終わりね…私このまま魔女になっちゃうんだわ…」ズズズズズッ
まど・さや「マミさーん!」タッタッタッ
さやか「マミさん、どうしたんですか!?」
まどか「あ…手首…血がでて…」
マミ「ごめんね、私…もうどうしていいか…」ズズズズ
マミ「…あなたたちのこと、大好きだったわ…」ポロポロ
さやか「何言ってるんですか!マミさん!」
さやか「私だってマミさんのこと大好きですよ!」
まどか「私だって、世界で1番マミさんが好きです!」
まどか「毎日いっしょに帰るって約束したじゃないですか!」
マミ「え…?あなたたち…」ズッ…
女AB「おーい、マミ~」ハァハァ
女A「何にも言わず帰っちゃうなんて、ひどいよー」
女B「友達になったんだし一緒に帰ろうと思ってたのに….」
マミ「えっ…?えっ?」
女B「って、手首から血出てるじゃない!」
女A「なっ!わ、私たち救急箱持ってくるからあなたたちマミのことよろしくっ!」ダッ
まどか「は、はい…マミさん!友達が救急箱持って来てくれますよ!」
さやか「とりあえず応急処置しなきゃ」ビリッ
マミ「?あの子たち…メガネで……」
さやか「メガネがどうしたんですか?」ギュッ
まどか「メガネなら粉々ですけど…」
マミ「あなたたち私のメガネで操られてたんじゃ…」
さやか「へ?どう言うことですか?」
マミ「メガネをかけてた時の…昨日のこと…全て覚えてるの…?」
まどか「当たり前じゃないですか!今日マミさんにどっちか答えを聞こうと待ってたんですから/////」
マミ「……じ、じゃあ…私がメガネを外したときどうして急に黙ったり…」
さやか「あ、あれはマミさんを見てたんですよ/////」
まどか「私も…メガネかけてるマミさんも可愛いけど…メガネのないマミさんも綺麗だから…////」
マミ「そんな……じゃあ」
女A「救急箱もってきたぞ!」ハァハァ
女B「早く手当しなきゃ…」
マミ「あ、あなた達は…」
女AB「?」
マミ「私がお昼メガネを外した時…なにか変だったわ…!」
女A「変だったのはマミでしょ!」
女B「そうよ、急に泣いたりして…」
マミ「あっ…き、気付いていたの…?」
女B「当たり前でしょ?私達もう友達なのよ」
女A「でも…私達がなにか悪いことしちゃったのかと思って困ってたの」
女A「それで帰りに聞こうと思ってて…」
マミ「そうだったの…」
マミ「(全部私の思い込みだったのね…)」
さやか「なんだかよくわかんないけど…」
まどか「大丈夫ですか?マミさん」
マミ「ええ…」
~~~~~~~~~
QB「マミ…僕がいったのは全部デタラメさ」
QB「キミはいつも完璧であろうとし、弱みを見せまいと他人との間に壁を作っていた」
QB「それを無くせられればと…」
QB「メガネを掛けていれば違う自分になれると信じ込むことでなにか変わるなら…」
QB「そう思ってアドバイスしたんだけど…」
QB「その思い込みの激しさから危ない橋を渡らせてしまったみたいだね…」
QB「………」
QB「まだまだキミたち人間の考えることはわからないや」
QB「(それにしても、僕が人間の為に何かするなんて…)」
~~~~~~~~~
マミ「あなたも…あなたもあなたもあなたも……」
マミ「みんな本物だったのね」ポロポロ
さやか「ええっ?なんで泣くんですか?」
まどか「メ、メガネ壊れちゃったから…?」オドオド
マミ「……」
マミ「ふふっ…そうね…」グズッ
マミ「あなた達が褒めてくれたメガネ壊しちゃったわ」
さやか「ん~…たしかにあのメガネすごく似合ってましたけど」
まどか「私達マミさんがどんなメガネ掛けてても…」
さやか「もちろん掛けてなくても…」
まどか「マミさんのこと」
まど・さや「だ~い好きですよ!」
おわり
260 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2012/03/21(水) 23:51:36.25 gXMAtGJC0 53/53まどかとさやかが急変した理由がないけど
二人がマミさんが好きなこと相談しあってもう遠慮しない
みたいなエピソード考えてたけどいれれなかった
こういうのって質問とか受けんの?