上条「……」
御坂「何か言いなさいよ」
上条「妹のほうがいい」
御坂「え?」
上条「御坂妹のほうが断然いい」
御坂「なっなによ」
上条「まぁ別に良いんだけどな、それで上条さんはどうしたらいいんでせう?見せられてどうすればいいの?
感想は言っただろ?」
御坂「他にも何か言うことあるでしょうが!!」
上条「んー、特にないけど?それじゃあ俺は家に待ち人がいるんで帰らせてもらいますねー」
御坂「まっ待ちなさいよ!」ビリビリ
上条「うおっと、ひとまず逃げる!!」
御坂「まっ待てええええええええええええええええええ」
元スレ
上条「なんだ話って?」美琴「短パン…脱いでみました」ピラッ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1307879772/
バタンッ
上条「はぁはぁはぁはぁ、逃げ切れた?」
ドンドンドンッ
御坂「あっあけなさいよ!!」
上条「ううううっ家まで特定された」
上条「ビリビリっひとまず今日は帰れください!」
御坂「まだキチンと感想言ってないでしょ!」ドンドンッ
上条「言わねーと駄目なのかよ!」
御坂「決まってるでしょ」ドゴッ
上条「扉を蹴るのはやめてくれ」
御坂「ならあけなさいよ」
上条「嫌だ!!それに感想はさっきも言っただろ、御坂妹のほうが良いって」
御坂「それは感想じゃないでしょうが!!」
御坂妹「ミサカの事を呼びましたか?とミサカは家の奥のほうからやってきます」
御坂「え」
なんか上条さんに凄く殺意湧いた
御坂「な、なんであんたがここにいるのよ」
御坂妹「お姉さま“オリジナル”には関係のない事ですとミサカは事務報告をします」
御坂妹「それで、なぜお姉さまがここにいるのですかとミサカはあなたを問いただします。正直に言いなさい」
上条「ううっ、そっそれは今日はしつこく付いてこられたんだよ」
御坂妹「まけばよかったでしょうとミサカはあなたの無脳っぷりを呆れます」
上条「ごめんなさい」
御坂「な、なによそれ」
御坂「なによそれ!!わたしが馬鹿みたいじゃない!!こんな風に」
御坂妹「お姉さま、私はあなたとは違う選択をいたしましたとミサカは同じDNAを持っているあなたに言い聞かせます」
御坂妹「私は素直に、自分に嘘をつく事を止めました、そしてこの人に私の全てを打ち明かしましたとミサカは報告します」
上条「御坂妹」
御坂妹「彼は私達……妹達全員に希望を、喜びを…悦びを与えてくださいましたとミサカは惚気を言ってみます」
上条「ぶー」
御坂「帰る」トボトボトボ
上条「じゃ、じゃあな」
上条「御坂妹」
御坂妹「おかえりなさいとミサカは少し遅いですが挨拶をしてみます」
上条「ああ、ただいま」
御坂妹「それでは、あなた。ミサカそれともミサカ。それともミ・サ・カどれにいたします?とミサカは誘ってみます」
上条「はははっ」
御坂妹「既に準備は整っていますとミサカは奥の部屋で全員が待っている事を報告します」
「そっそんなに責められた、んんっぁぁ」
「ふっミサカ10705号の弱点はミサカネットワークに流出していますとミサカ18444号は報告します」
「もう少し、この辺りを責めたらどうでしょうかとミサカ16554号は研究熱心に指を這わせてみます」
御坂妹「……どうしましたとミサカは…ミサカ10032号は効いてみます」
上条「百合な光景になれた自分が怖いなと思ってな」
御坂妹「そうですかとミサカ10032号は寒気を覚えてきました」
上条「そりゃあ全裸でいれば恥ずかしいだろうよ……ってなんでせうかあれは?」
御坂妹「あれ?とはどれのことでしょうとミサカ10032号は首をかしげます」
上条「なんかひとりぐったりしているように見えるんでせうが。しかも何気にちっちゃい奴」
御坂妹「ふむ。ミサカ20001号つまり上位個体の事ですねとミサカ10032号は今まで相手にしていた上位個体を目にやります」
御坂妹「上位個体も、妹達。すくなくともあなたに好意がある人間のひとり。前に胸を押しつけられたでしょうとミサカは報告します」
上条「そう言えば……いや、それは分かったけど何でぐったりしてるんだよ!」
御坂妹「いえ、いきなりあなたのを相手にさせると、壊れる恐れがあったので、上位個体の相手をしていましたとミサカはあなたの絶倫性を批判してみます」
上条「えっ?俺が悪いの」
「おかえりなさいとミサカ18444号は挨拶をします」
「おかえりなさいとミサカ16554号も同調します」
上条「あっああ。ただいま」
「挨拶はどうしたのですか?とミサカ18444号は10705号の敏感な部分を責め立てます」
「あぁっんんっっ、お、お、え…りなさいとミ、さカ10705号は耐え、ながら挨拶します」
上条「たっただいま」
御坂妹「それでは一番受け入れ態勢が出来ている上位個体からいきましょうかとミサカ10032号はぐったしている上位個体を抱きかかえます」
上条「無理させたくないんだけど」
御坂妹「これ位若いならすぐに回復しますとミサカ10032号は準備を促します」
御坂妹「それに……あなたはここに無理をしているミサカが来るとお思いですかとミサカ10032号はあなたの眼を見ます」
御坂妹「ここは―――――」
「「「「「ミサカの楽園“ハーレム”ですよ」」」」」
上条「そうだったな。よし上条さんも男です、腹をくくりました。もとい服を脱ぎました。今日はとことんやってやるぜ」
~素直になれない奴は相手にされないんだぜEnd~
美琴「はぁ……」
黒子「どうしましたのお姉様、ため息だなんて珍しい」
美琴「ん、ちょっとね。……大人っぽく見られるにはどうすればいいのかなって」
黒子「大人っぽく、ですか……では私がその慎ましやかな胸を揉んで大人っぽいプロポー「却下」
黒子「お姉様のいけずぅ……」
美琴「人の気にしてる事を利用しようとするな!」(それに最近大きくなってきてるもん!)
黒子「なら下着を変えてみては如何ですの?いつまでもキャラ物やパステル調の下着では……」
美琴「わ、分かってるわよそれくらい!……あと少しで三年生だしね、流石に下着くらい変えるわよ」
黒子「ようやく黒子の言う事を分かってくれましたのね!ならその下着、是非とも私に選ばせて「却下」まし……」
美琴「あんたの変態趣味に合わせる気はないわよ」
美琴「んじゃ、早速買いに行って来るわね」ダッ
黒子「あ、ちょっと待って下さいお姉様ー!」
美琴「とりあえず縞パンに落ちついたわ」(あの子たちもそうだったし)
黒子「お姉様にしては無難な選択ですわね」
美琴「よし!これで少しは大人っぽくなれたって訳ね!」
黒子「……今さらですが、下着を変えても短パンを穿いてたら気づかれませんわよ?」
美琴「あっ……ど、どうしよう」
黒子「そう言われましても、短パンを脱ぐしかありませんわね」
美琴「そんな……それじゃあ制服の時は激しい運動できないじゃない」
黒子「大人っぽく見られたいなら、活発に動くよりも大人しいほうが良いのでは?」
美琴「そんなものかしら……?」
黒子「そもそも常盤台はお嬢様学校ですの、お姉様みたいな人のほうが珍しいですわ」
美琴「うぅ~……」
黒子「それよりどうして急に大人っぽくなんて?……大方あの殿方のせいだと思いますが」
美琴「あはは……アイツさ、中学生と付き合ったらロリコン呼ばわりだって言うからさ」
黒子「大人っぽく見られれば、そんな考えは無くせるかも。と言うわけですの?」
美琴「ご名答。最近さ、少しずつ素直になれてきたし、ね。積極的にアタックしていきたいの」
黒子「全く、あんな類人猿のどこが良いのやら……」
美琴「自分でもバカだと思うわよ、あんな鈍感野郎に惚れちゃったなんて」
黒子「……理由は分かりました。頑張って下さい、お姉様」
美琴「告白する訳じゃないんだし……でも、ありがとね」
黒子「いえいえ、お姉様の幸せが黒子の幸せですので」
美琴「……ホント、ありがと」
―翌日―
美琴「短パン無いとスゴくスースーする……」
黒子「それが普通ですの」
美琴「これで一日過ごすのは意外と辛いかも……」
黒子「上条さんに見せる時までは短パンを履いててれば良いんじゃないんですの?」
美琴「こういうのは最初からやってこそ効果がある気がするのよ!」
黒子「やっぱりお姉様は変に意地っ張りですの……」
美琴「別に良いじゃない。さ、行きますか!」
黒子「お姉様、健闘をお祈りしますわ」
美琴「ええ!」
―放課後、いつもの公園―
美琴「うう……走ったりできないのって結構辛いわ」
美琴「だけどようやくこの時が来たわ!短パン脱いだ私をアイツに見てもら……」
美琴「……あれ?私、今なんかスゴく恥ずかしい事言ってない?」
美琴「そもそもいきなり下着見せるとか、完璧に変態じゃない!」
美琴「ヤバい、今になってこんな事に気づくなんて……」アワワワ…
美琴「どうすりゃ良いのよー!」ウガー!
上条「……何やってんだお前」
美琴「!?」
美琴「い、イヤあ奇遇ね~こんな所で会うなんて」
上条「ここ最近毎日この場所で会ってるじゃねえか」
美琴「あれ~、そうだったかな~?」
上条「……何だか今日のお前はオカシイぞ。さっきのも完全に不審者だったし」
美琴「そうかな~、い、いつもの美琴センセーなんだけどな~」
美琴(いつもは遅いくせに何でこんな時ばっかり早く来るのよぉぉぉぉ!)
上条(……もしかして、何かの魔術や能力か?)
上条「悪い、ちょっと頭触るぞ」
美琴「あはははは……えっ」
ポフッ
美琴「!?」ポン!
上条「右手は反応しないな、良かった……」
美琴(あわあわあわわわわわ)プシュー
上条「あっ悪いな、すぐに手どけるわ」
美琴(あっ……ああああ!もうどうにでもなっちゃえ!)
美琴「あっ、あのさ!」
上条「ん?いきなりどうした?」
美琴「は、話があるんだけど!」
上条「お、おう。なんだ話って?」
美琴「えっと、えっとね……」
美琴「短パン……脱いでみました」ピラッ
上条「!!」
美琴(うわぁ……は、恥ずかしい///)
美琴「ど、どう……かな?」
上条「」
美琴「ほ、ほら。私も女の子なんだよ?」
美琴(何言ってんの私、これじゃ痴女じゃない…)
美琴「短パンでガッカリしてた時もあったじゃない。だから、さ」
上条「」ピクッ
美琴「……な、何か言ってよ」
上条「……ふざけんなよ」
美琴「えっ?」
上条「ふざけんなって言ってんだ!」
美琴「え?え?」
上条「まさかお前に説教する日が来るとはな……」
美琴「な、何言って」
上条「いいぜ、お前がそんなアッサリ短パンを脱ごうなんて言うのなら……」
上条「まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」
美琴「」
上条「さて、なんで短パンを脱いだか……大人っぽく見られたい。どうせそんな理由だろ?」
美琴「……」ムッ
上条「全く、中学生が一丁前に背伸びしてんじゃねえよ!」
美琴「なっ、人が黙って聞いてれば……大体あんたが「うるせえ!黙って俺の説教を聞けえぇぇえ!」
美琴「」
上条「返事は!」
美琴「は、はい!」
上条「お前、気づいてるんだろ!どれほど短パンがお前をアシストしてたのか!」
上条「どれほど短パンがお前にとって大事な物か、わかってたんだろ!」
美琴「―――ッ!」
上条「焦ったはずだ。辛かったはずだ。苦しかったはずだ。恐かったはずだ!」
上条「……だったら、それは駄目だ。そんなに大事な物なら、簡単に手放したらいけないんだ」
美琴「……それでも!私は大人っぽく見られたい!好きな人にそんな自分を見せたいのよ!」
上条「甘えんな!お前の個性を捨ててまで背伸びしたって、そんなのもうお前じゃねえだろ!」
美琴「!」
上条「もう分かっただろ?短パンは御坂美琴という人間を構成する大切な物の一つ……
お前のアイデンティティなんだよ!」
美琴「私の……アイデンティティ……」
上条「そうだ。だからよ、短パンを脱ぐなんて、自分の一部を捨てるなんて、そんな悲しい事言うなよ……」
美琴「……うん」
上条「ああ。子供っぽい所、生意気な所、だけど優しい所、ホントは泣き虫な所、短パンを穿いてる所、全部含めてお前なんだからな」
上条「お前自身を、御坂美琴という個性を大事にしてくれ」
美琴(……やっぱりコイツは、私の事を見てくれる。御坂美琴として見てくれてるんだ……)
美琴「ゴメンね、変な事に付き合わせちゃって」
上条「気にすんなよ、むしろ俺は嬉しいぜ。お前の個性を守れたんだからな」
美琴「こういう時『個性』は余計よ」
上条「同じようなもんだろ」
美琴「ふふっ、そうかもね……って、もうこんな時間!?」
上条「門限か、大変だなお嬢様は」
美琴「まあね。じゃあまた!」
上条「おう!ちゃんと短パン穿けよな!」
美琴「分かってるわよ!」
―美琴・黒子部屋―
美琴「何とか間に合った……」
黒子「あら、お帰りなさいませお姉様」
美琴「ただいま、黒子!」
黒子「やけに嬉しそうですが、上手くいきましたの?」
美琴「いや、大失敗よ」
黒子「だ、大失敗!?一体何がありましたの……?」
美琴「それは秘密。あとさ、私短パンまた穿く!」
黒子「そんな!大人っぽくなりたいというのはもう終わりですの!?」
美琴「うん終わり!無理に背伸びしないで、私は私らしく生きるわ」
黒子「そうですの……お姉様がそういうのなら」
黒子(しかし何か釈然としないような……あの類人猿、一体何を?)
上条「ふう、危なかったぜ……」
上条「何とか御坂に思い留まらせる事ができた」
上条「あの短パンが見れなくなったら俺の生きる目的が一つ無くなっちまうからな」
いつからだろうか、上条当麻は御坂美琴の短パンが見える度に性的興奮を覚えるようになっていた。
普通のパンチラでは比にならない程に短パンチラ、略して短チラに興奮する様になってしまったのだ。
上条「ただいま」
インデックス「とうま、おかえり!」
上条「今日も留守番ありがとな」
インデックス「お安い御用なんだよ!ところでとうま、何で今日の帰りはこんなに遅いの?」
上条「ああ、ちょっと戦ってたのさ、自分を大事にしない奴とな……」
インデックス「また!?怪我は無いみたいだから良いけど。……とうまは何のために戦ったの?」
上条「ナニって――自分のためだろ」
―終わり―
57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/06/13(月) 02:21:18.61 rWsDln8OO 25/26正直すまないと思ってる、遅筆な事も展開も
ホントは純愛の上琴を書きたかったのに…疲れてるのかも
58 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/06/13(月) 02:22:09.45 B79WM5pi0 26/26このスレは実に惜しいな