市街地
大衆「と”~う”~ま”~」
上条さん「すまない……みんな」
男E「あ”~い”~し”~て”~る”~」
インデックス「……気にしないで。とうま」
女C「た”~い”~て”~」
上条さん「T-ウイルス(当麻-ウイルス)か……アレイスターめ。なんて卑劣な!」
女A「結”~婚”~し”~て”~」
上条さん「くっ……! この街はもうダメなのか!?」
元スレ
上条さん(ハードボイルドボイス)「……すべて俺の責任だ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1280981801/
上条さん「逃げるぞ! インデックス!!」
闘争する二人
男G「ア”ナ”ル”ファ”ック”~し”~て”~」
インデックス「なんて事なの!?」
女Y「気”持”~……よ”~く”~し”~て”~」
上条さん「fuck! アレイスターめ! もし俺の前に面見せたら、ぶっ飛ばしてやる!!」
ステイル「当”麻”~」
上条さん「shit! マイブラザーまでが餌食になっていたのか!?」
神裂「大丈夫ですか!?」
上条さん「キミは……神裂か!?」
インデックス「よかった。まだ生き残りがいたのね!」
女「お”っは”い”、い”し”って”~」
神裂「とにかくこちらへ!」
男W「お”ち”ん”ほ”い”し”って”~」
上条さん「fuck! ここは俺に任せろ! ……お前らは先に行け」
インデックス「マイダーリン……あなたは……」
上条さん「心配するな。必ず追いつく……フー……ゴボッゴボッ」 ←葉巻を吸ったら咳き込んだ上条さん
インデックス「信じているわよ! ……愛してる」
神裂「付いて来てください。大切なお話があります!」
上条さん「数は20か……骨が折れるぜ」
女W「お”~ち”~ん”~ほ”~み”~る”~く”~」
物陰
インデックス「どうやら気づかないようね」
神裂「はい。彼らは上条にしか興味がありませんから」
インデックス「……ぐっ!」
神裂「やはりそうでしたか……」
インデックス「どういう事なの!」
神裂「T-ウイルスは上条の下の名前に反応して発病します」
インデックス「! なんて事なの……私は既に>>1でとうまの名を! ……うっ!」 ←痛みにもがくインデックスさん
神裂「申し訳ありませんが、T-ウイルスの驚異から免れる方法はありません」
インデックス「なんていうことなの!? 私は……とうまと共に歩んでいこうと……うぅ……」
神裂「……」
インデックス「……殺して。私はとうまを傷つけたくないから……ゴボォ!」
神裂「OK、インデックス! あなたの覚悟無駄にしないわ!」
ドン! ←柔整
インデックス「」
美琴「……」
神裂「……残念ねインデックス。貴方の意志は私が継ぐわ……貴方の当麻は私が……ゴボッ!」
美琴「……アンタら馬鹿でしょ?」
神裂「なんてことなの!? T-ウイルス……これは悪魔の種ね! ……グゥ……」
美琴「……発症方法解っててどうして馬鹿やったのよ」
神裂「当麻……愛してる。……ずっとね」
神裂「ウッ……」 ←死んだ
インデックス「と”~う”~ま”~」
神裂「と”~う”~ま”~」
美琴「……バカすぎる」
上条さん「二人共……愛してる」
美琴「よく言えるわね」
インデックス「へ”ろ”へ”ろ”し”~た”~い”~よ”~」
神裂「い”ま”し”ん”へ”ろ”へ”ろ”~」
上条さん「クッ! 必ず解決して連れていってやる……楽園にな!」
美琴「自分が何言ってるか分かって言ってんの?」
上条さん「行くぞ美琴……彼女たちへの想いは……背中で示せ」
美琴「何カッコつけてんの? アンタさっきからタバコふかしてるだけじゃない」
上条さん「空が……青いぜ」
裏路地
上条さん「武器が必要だな……愛と勇気だけでは火力不足だ」
美琴「巧いこと言ったつもり? そのドヤ顔ウザ過ぎる……」
ホモG「ファ”ック”し”~て”~よ”~」
上条さん「チッ! またか……このままでは明日の太陽を拝むことも出来そうにないぜ」
美琴「……」
上条さん「一体どうすればいいんだ! 皆の意志を継いでも、まだ足りないものが有るというのか!?」
美琴「……」
上条さん「そうか! 俺自信も生きたいという強い信念がないとダメなのか!!」
美琴「……」
上条さん「俺は生きるぜ! ……生きて帰って愛する女を飽きるまで抱いてやる」
美琴「……お一人で頑張って下さい」
上条さん「何を血迷ったことを……ベットの横はあいてるぜ?」
美琴「……」
上条さん「ふっ! 子猫ちゃんは初心だな……そんなんじゃこの腐りきった世界じゃ生き残れないぜ?」
美琴「なら死ぬわ」
上条さん「冗談キツイぜ! 俺が死なせる訳ないだろ……俺の子猫ちゃん」
美琴「だからどうしてジョーク入れるときドヤ顔になるの? なれないことしないでよ」
上条さん「ジョーク? 俺が犯したたった一つのジョークは……キミをもっと早く愛せなかったことかな」
美琴「……」
コンビニ
店員「い”ら”っしゃ”い”ま”せ”~」
上条さん「ふぅ……またか、疲れるぜ……これじゃあ夜通し女を抱いたほうがずっと楽だぜ」
美琴「ハードボイルド=性交の図式は間違ってると思うわ」
上条さん「とりあえず、俺があの店員をfuckしてくるぜ! キミは援護を頼む」
美琴「……」
上条さん「俺の背中に……惚れるなよ?」
美琴「ねーよ」
店員「」
客全員「」
上条さん「ふぅ……あらかた片付いたかな」
美琴「全員やったの私じゃないの」
上条さん「必要な物資を補給しよう。万引きみたいで気分は悪いが……きっと神は俺達を許すさ」
美琴どれだけおめでたい頭してるの?」
上条さん「生理用ナプキンは雨水の清水に使えるぜ!」
美琴「それ迷信だし」
上条さん「タバコも必要だな……これしか楽しみがないのも困り物だがな」
美琴「……またドヤ顔」
上条さん「しかし、この非常事態を解決させるためには、あの悪魔を討つしか無いな」
美琴「そうですね」 ←やる気のない美琴ちゃん
上条さん「ふっ……このスリルはアクションゲームじゃ味わえないなっ」
美琴「そうね。この苛立ちは味わえないわ」
上条さん「あの咎人は必ず俺が……救ってみせる」
美琴「してやったりって顔はなんなの? 自分に酔ってんの?」
上条さん「この世界に俺たち以外の生き残りは居るのだろうか? まるで俺たちはアダムとイブだな」
美琴「あんまり嬉しくない」
窓のないビル
上条さん「fuck! またしてもfuck! 入り口は既に閉じられているのか!!」
美琴「ずっと前からね」
上条さん「そうか! このビルは感染を防ぐための防護壁の役割もあったのか!」
美琴「……考え過ぎじゃない?」
上条さん「なんて用意周到なんだアレイスター! 必ず貴様の野望は打ち砕く!」
美琴「……」
上条さん「そして全てが終わったら……ブラザーと不味い酒を呑み明かすんだ」
土御門「ああブラザー……酒の肴はな――――」
美琴「……どこから出てきた」
土御門「――――アレイスターの首だ……最高の乾杯をしようぜ」
美琴「こいつらから逃げなくちゃ」
土御門「ならば火薬が必要だな……このビルを打ち砕くほどのな」
美琴「このビルを破壊ってかなり難しいんじゃ……」
上条さん「ははっ……女の堅いガードならいつでも打ち砕けるんだけどな!」
美琴「……」
土御門「だが女の心は……金じゃ買えないな」
美琴「上手くない」
上条さん「金で買えたら……男でいる意味を失うな」
土御門「同感だ……ブラザー」
美琴「アンタらの方が重症よ」
デパート
土御門「この店の一室に俺の御用達がいいものを売っている」
上条さん「ふっ……本当にいいものは金じゃ買えないさ」
土御門「俺が馬鹿だった……許してくれマイブラザー」
美琴「……」
土御門「アレイスターへの道を開きたい」
店員「OK。アレイスターとは言わずに……栄光へのロードもプレゼントしたいね」
美琴「……あんたもか」
上条さん「ハッ! コレは一本取られたな……代わりに栄光えの道を一本頂こうか?」
美琴「……」
土御門「いいものが手に入った……」
みんなの装備
生理用ナプキン×4 爆竹×2 タバコ×3
上条さん「これで生存率がグッと上がった」
美琴「生存率において何一つ上がる要素がないんだけど」
上条さん「マスター……コレも頼む」
店員「まいど」
みんなの装備
生理用ナプキン×4 爆竹×2 タバコ×3 ライター×2
美琴「……」
店員「君たちにささやかな贈り物だ」
上条さん・土御門「なにっ?」
店員「奴と会うためには……地下から通じる道を通れば良い」
上条さん・土御門「なにっ!」
美琴「……」
店員「しかし、通るためにはカードキーが必要なんだ」
土御門「ブツの在処は?」
店員「すまない……俺は何の使い道もないファッキンジャップだ! 大切な場所でドジを踏んでしまう!!」
上条さん「気にするな、ブラザー。カード一枚で罵倒するほど、俺たちは落ちぶれちゃいないよ」
土御門「大丈夫。コレで済むはずだ」
みんなの装備
生理用ナプキン×4 爆竹×2 タバコ×3
ライター×2 寄生虫パラサイド×1
上条さん「ナイスだぜ」
地下通路
上条さん「なんて強烈な匂いだ!」
土御門「これなら、昨日抱いた女の股の方が千倍マシだぜ」
美琴「……」
男H「お”ち”ん”こ”~へ”ろ”へ”ろ”~」
上条さん「fuck! またしても被害者が! この世界に安息の地はあるのか!?」
土御門「安息の地は……自分で作る物だぜ?」
上条さん「ソーリー、少しヘコタレた! とりあえず、逃げてから反省しよう!」
土御門「ふっ……それでこそのブラザーだ」
上条さん「ふぅ……ここなら少し休めるか?」
土御門「いや……そうは入谷の鬼子母神だぜ?」
一方通行「ヒ”ィィィィィィィィィロォォォォォォォォォォォォォォ!!」
美琴「……」
上条さん「なんと言うことだ!! まさか、一方通行までが!」
一方通行「ウ”ニ”……ヘ”ロ”ヘ”ロ”し”た”い”よ”~」
土御門「クッ! ……やるしか無いのか!?」
一方通行「と”う”ま”~」 ←一気に懐に入った一方通行さん
上条さん「グボォ!?」
土御門「! ブラ――ガハァ!?」
美琴「……」
一方通行「ア”ナ”ル”~」
上条さん「なんと言うことだ! ……くっ! このままでは負けてしまう!!」
土御門「そうだ! コレだ!!」
上条さん「!」
上条さん「生理用ナプキン!?」
美琴「……」
一方通行「ナ”……フ”……キ”……ン”……」 ←引き下がる一方通行さん
上条さん「やはりそうか」
美琴「…・…」
土御門「……コイツ……生理中か」
美琴「……」
上条さん「どうやら女だったようだな……上条の横、空いてますよ?」
土御門「ブラザー……男でも生理は起きてるんだぜ?」
上条さん「コレは一本とられたぜ」
上条・土御門「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
美琴「……」
非常口
上条さん「ふぅ……どうやら逃げ切れたようだな」
美琴「……アンタ達まだ飽きないの?」
上条さん「……」
土御門「しっ! 足音だ」
カタン、カタン、カタン、カタン、カタン
垣根「……臭えな」
上条さん「生き残りか!?」
垣根「ああ?」
土御門「幸運だったな。このクソッたれな世界で生き残れたキミに……乾杯だ」
美琴「あんまり気にしないでいいです」
垣根「……乾杯」
美琴「……空気呼んでくれてありがとうございます」
垣根「何がどうなってんだよああ? 分けわかんねえ……」
美琴「同感です。よかった……話が通じる人に出会えて」
上条さん「すまない。俺がDNAマップを提供したせいで……死んで償えるなら償いたいぜ」
土御門「兄弟! 口が裂けても死ぬなんて口にするな! お前が死んだら……悲しむ女が後を絶たないぜ?」
垣根「こいつら馬鹿じゃね?」
美琴「……凄く馬鹿です」
上条さん「ソーリー、マイブラザー! 俺が間違ってた……頭を冷やしてくる」
地下通路・一人
上条さん「フゥー……ゴボッゴボッ!」
男Q「と”う”ま”~」
上条さん「やすらぐ暇も与えてくれないとは……」
男Q「た”い”す”き”~」
上条さん「……待っていろ、アレイスター」
上条さん「……」
上条さん「ソーリー、マイブラザー! 俺が間違ってた……頭を冷やしてくる」
美琴「……」
垣根「……」
土御門「ふぅ……ブラザーも困ったモノだな」
美琴「……なにこの状況?」
土御門「全ての元凶はアレイスターだ」
垣根「ほう?」
美琴「……」
垣根「奴め! なんと言う鬼畜の所業!!」
美琴「終わりが見えない」
扉
扉「ピー……寄生虫パラサイド……認証完了……扉を開きます」
垣根「無事開いたようだな」
上条さん・土御門「やったぜ!」 ←喜び、抱き合う二人
美琴「……」
垣根「おい、行くぞ……悪魔はすぐそこで待っている……って、なに!?」
上条さん・土御門「どうしたブラザー!?」
シスターズ「ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”ミ”」
美琴「自分がこうなると思うと、ぞっとするわね」
上条さん「ココへ来て最難関! 神はそうまでして試練を与えると言うのか!?」
土御門・垣根「ココは俺たちに任せろ!」
上条さん「なに? そんなこと出来るわけ無いだろ! 俺たちは運命共同体だぜ?」
美琴「……」
シスターズ「ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”サ”ミ”ミ”」
土御門「そうは行くかよ、兄弟。お前はこの先で黒幕を倒さないと行けないんだ……当麻」
上条さん「なっ!?」
垣根「そうだぜ……俺たちの代わりにこの世界を守ってくれ……当麻」
上条さん「バッ、バカヤロォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ!!」
美琴「……」
アレイスター「まさか、ここまでたどり着くとは思わたかったぞ」
上条さん「当たり前だぜ! 俺たちはお前には屈しない!!」
美琴「……」
アレイスター「……私は間違っていたのか?」
美琴「え? もう謝るの!?」
上条さん「確かに間違っていた……でもまだやり直せる」
美琴「……無視か」
アレイスター「大切な物を気づかせてくれてありがとう」
美琴「……」
上条さん「気にすることはない……償いは人類平等に与えられた権利だ」
アレイスター「ありがとう……上条当麻……ゴボッ」
美琴「……」
エピローグ
3ヶ月後
上条さん「ふぅ……住みやすい街にようやく戻ったか」
みんな「わいわいガヤガヤ」
美琴「……」
上条さん「……兄弟にもこの平和な世界を見せたかった」
美琴「見ているわよ、きっと……楽園からね」
上条(主演兼監督)「はい、カットー!」
上条「いやーみんなお疲れ様でした!」
美琴「売れると思ってんの? こんな三流映画」
土御門「……辛かったぜい」
インデックス「プロローグで殺すってどういうことかな?」
神裂「……」
垣根「……」
一方通行「んヴぁおいvんgほvそヴぃんgslkvmgほsvにgそvmgじょs!!」
上条「へへっ……楽しかったぜ! じゃあな!!」 ←高速で逃げた監督兼主役
空室
上条「全く……ちょっと適当に役回しただけでマジギレって……」
姫神「どうして、私には役すら、くれなかったの?」
上条「わざとじゃない。忘れてただけだ」
ドコダアノヤロォ!!
上条「ちっ、一方通行の野郎! ちゃんとギャラはやったじゃねぇか!!」
姫神「……」
上条「じゃあ、また隠れ家帰るかな……じゃっ」
姫神「……うん」
とあるビルの一室
担当「いやー『フラグハザード』売上やばいよ!」
上条「そうでしょ? 俺の人生(文字通り)を投げ打ったかいが……」
担当「売上最悪」
上条「え?」
担当「え? じゃないよ。なにあのクソシナリオ。今までで最低だよ」
上条「でも、担当さんOKだしてくれたじゃないですか」
担当「最悪だねキミ……もういいよ」
上条「ちょっとまって下さい! あと一回だけチャンスを!!」
担当「拒否」
道端
上条「くそがっ! どいつもこいつも、ちょっと売れてた時にはチヤホヤしてたくせに!!」
通行人A「あれ? あいつバカ上じゃね?wwwwwwwwwwww」
通行人B「キモイwwwwwwまだ生きてたんだwwwwwwwww」
上条「……」
通行人A&B「だめだwwwww近くにいると人生失敗するwwwwwwww」 ←走ってどっかいった通行人二人
上条「……どうしてこうなったんだよ」
上条「……どうにかして一山当てるしかねぇよな」
ピーチャラピーチャラピーチャラ
上条(パチンコか……手持ち2万あるしやってみるか)
ヒューン ←自動ドア開閉音
パチンコ -余命3ヶ月の木原クン-
上条「……栄光の最盛期を思い出すな」ビュン ←1万投入
カンカンカン キハラク~ン
上条「よっしゃ! 早くもリーチ!!」
サラバダ アクレラレータ
上条「……くそが!! 1万返せよ!! オラ!!」
店員「お客さま!? ちょっと待ってください!!」
上条「返せゴラァ!!」ガンガンガン ←パチ台にアタック中の上条さん
パチ屋・裏
上条「痛ってぇなヤクザ共が……パチ屋もミカジメなんか払ってんじゃねぇよカス」
幼女「ねぇママ……どうしてあそこのお兄ちゃん、血だらけで寝てるの?」
ママ「見ちゃダメよ! 早く行きましょ!!」
上条「……くそ……こんな右腕なけりゃ失敗しなかったのかなぁ」
上条「うう……くそぉ……」 ←号泣する上条さん
公園・雨
キモオタB「ねぇ、昨日の腹減り女の日常見たブヒか?」
キモオタA「見たバイ! 相変わらずインデックスは可愛いバイ!!」
上条「……」
キモオタA「なにブヒか? あのずぶ濡れで小汚いガキはwwwwwwwwww」
キモオタB「寄ったら幻想をブチ殺されるバイwwwwwwwwwww」
上条「……」
キモオタA「なに見てるブヒか? ボクらは何時までもニートじゃ無いブヒよwwwwwwwwww」
キモオタB「僕たちこう見えて、バリバリの社会人バイwwwwwお札でひっぱたくバイwwwwww」
上条「……」
公園の遊具の下
上条「……ぜってぇ見返してやる」
五和「誰をですか? ……ずぶ濡れですよ。暖かいおしぼりどうぞ」
上条「……」
五和「上条さん?」
上条「ウワァァァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!」 ←人間不信に陥った上条さん
道路
上条「何やってんだよ俺は……五和は俺を慰めようとしてくれたのに……」
看板「株はじめませんか? 1万円が1000万円に!!」
上条「……」
上条「……やるだけやってみようかな」
道端
小萌「最近上条ちゃんが全然学校に来ませんね~。心配です」
肉塊「……」
小萌「上条ちゃん!? もしかして上条ちゃんですか!?」
上条「……はい。株にまで失敗した上条です」
小萌「……ヒゲが凄いですねぇ……一瞬誰だかわかりませんでした」
上条「2週間なにも喰ってない上条で……す――――」
小萌「上条ちゃん!?」
月読家
小萌「美味しいですか?」
上条「……こんなに米が旨いと思ったの初めてです……グズッ」 ←感涙の上条さん
小萌「どうして学校に来ないのですか?」
上条「みんなに合わせる顔がありません」
小萌「ですが皆上条ちゃんの心配してますよー?」
上条「……本当ですか?」
小萌「はい。上条ちゃんの外のお友達も心配してましたよ? サツサツ言ってました」
上条「……そいつどんな奴でした?」
小萌「白髪の少年ですよー?」
上条「アウチ……」
小萌「あのちょっと買い物してきますから、お留守番よろしくお願いしますね?」
上条「……はい」
ガチャ ←ドアの開閉音
上条「……」
上条「……殺される」ガクブル ←想像してチビった上条さん
上条「逃げよう」
上条(でもどうやって? 金は?)
上条「……」
上条「……小萌先生ごめん」
パチンコ屋前
上条「軍資金は6万……倍にして小萌先生に必ず返す!!」
一方通行「おうおうおう、新人作家サマじゃねェかよ。パチ屋の前でなにしてンですかァ?」
上条「あ……アナタは……」ガクブル ←結構チビった上条さん
一方通行「いつもいつもお疲れだなァ……6万使って何すンですかァ?」
オラオラ アクセラレータ! カネカエセヤ!!
上条「……」
一方通行「……」
上条「……お前も踏み外したか」
一方通行「……うン」
黄泉川家
上条「お前なんで借金なんかしてんだよ?」
一方通行「……色々あンだよ」
上条「なぁ……俺たちで会社起こさないか?」
一方通行「はァ? 会社ってオマエじゃ無理だろォが……バカだろ?」
上条「だいじょうぶだ。俺とお前ならやれるって! 根拠は無いけど……」
一方通行(……どォせ普通に生きてて返せる額じゃねェし、乗ってみるか)
一方通行「……いいぜ」
上条「よし! ぜってぇ見返えしてやろうな!!」
一方通行「……そォだな」
一方通行「ンで? 会社ってなにすンだよ?」
上条「う~ん。手っ取り早く稼ぐなら人身売買か?」
一方通行「……堕ちすぎだろ。オマエ」
上条「な~んてな。6万じゃどうにもなんねぇし、銀行襲おうぜ」
一方通行「で? ギャグはいいから何すンだよ?」
上条「ほらほら、くっちゃべって早く行こうぜ」
一方通行「え?」
上条「とりあえず1500万位パクって帰るか」
一方通行「」
3時間後
一方通行「……」
上条「……」
一方通行「解ってたことだがなァ……」
上条「……うん。実は解ってた」
一方通行「……」
上条「……」
黄泉川「おら69番70番! 黙ってるじゃん!!」
上条「……事実は小説より奇なりってな」
囚人D「お前らなに一緒の牢屋に入ってんだよwwwwホモかよwwwww」
一方通行「うっせェな。殺すぞ」
囚人F「殺すってwwwwwwあまり強い言葉を使wwwうwwwなwwよwww弱く見えるぞwwwwww」
一方通行「あァ!? 誰に口きいてンだァ? オラァ!!」
上条「やめてくれよ……恥ずかしくなってきた」
囚人D「あれ?wwwwwwwコイツ作家の上条じゃね?wwwwwww」
囚人F「時の人が何やってんの?wwwwwwww」
上条「誰に口きいてんだ! オラァッ!! 叩き殺すぞワレッ!!」
一方通行「やめろ。うるさい」
少年院・お昼休み
上条「……やっぱ会社たてるとか間違ってたのかな」
一方通行「いや……着眼点はいいと思うぜ。あ、バドミントンしようぜ」
上条「あ、うん……つかあの担当だけは許さねえ。俺おかしいと思ったもん。プロットの段階で」ポン ←ミントンタイム
一方通行「実はオレ結構好きだったぜ。結構真面目だったじゃねェか」ポン ←ミントンタイム
上条「だよなだよな! 俺実は一番力入れたんだぜ? なんせハリウッドだもん」ポン ←ミントンタイム
一方通行「ようはメジャーでウケが悪かっただけだろォが。コッチじゃ絶対ウケるって」ポン ←ミントンタイム
上条「そ……そうかな」ポン ←ミントンタイム
囚人E「なあwww上条の新作見たかwwww」
囚人R「見た見たwwwwwアレ、超つまんねえwwwwwww」
上条「」
一方通行「空気よめよオラァ!!」
囚人E「はぁ? そんなの客の感性の問題だろ? お前何様?」
一方通行「うっせーぞカス! オマエ、ウチの作家に何言ってんだァ? あァ!?」
囚人R「でもツマンネーのはマジだしなwwwwwwなにアレwwwwwww調子乗りすぎwwww」
上条「」
一方通行「おい! この人だって好きで書いた訳じゃねェよ!!」
上条「」
一方通行「オレのヒーローがあんなツマンネーもん、本気で撮るわけねェだろォが!!」
上条「」
一方通行「アレはお遊びに決まってんだろォが! カスが!!」
上条「もうやめてよ!!」
囚人達「コソコソ」 ←集まって何か相談してる
上条「……」
一方通行「行こうぜ。アイツらぜってェ頭湧いてんぜ」
上条「……」
トコトコ
監督「おい! 69番70番! 至急こちらに来なさい!!」
上条・一方通行「?」
一方通行「何だオラァ!」
監督「貴様ら囚人Eをイジメたろ!!」
一方通行「え? そんなことしてませン」
監督「だが、囚人Eがいじめられたと言っているんだか?」
上条「えと……その……囚人番号70がいじめてました!」
一方通行「うそです! 囚人番号69がやってンの見ました!!」
監督「……」
上条・一方通行(ハメられた!!)
上条(そうかアイツら! 俺たちの仲違いを狙いやがったな!!)
一方通行(完全にハメられたぜ! このままでは社会復帰不可能だ!!)
上条・一方通行「……」
上条「……あやまれよ」
一方通行「はァ? オマエの方だろ」
監督「仲直りの握手だ! 目をちゃんと見ろよ!!」
上条・一方通行「……はい。ゴメンなさい」
監督「それでいい。これからも仲良くな」
囚人みんな「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
牢屋
囚人D「怒られてやんの~」
上条「……」
囚人F「監督怖いんだぞwwwwwwあいつ根に持つタイプだしwwwwww」
一方通行「うっせェな! 気安く話しかけンなカス!!」
囚人D&F「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
上条「やめようぜ一方通行。喧嘩したってベストセラーは出ねぇよ……」
一方通行「覚えてろよオマエら! ウチの作家が復活したら、オマエらオレのパシリ役だボケ!!」
囚人D&F「やれるもんならやってみな~wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
工場
黄泉川「オラオラ! チンタラやってないでベルトコンベアを加速させろじゃん!!」
一方通行「あの糞アマが! ここ出たらあの乳揉みちぎってやる!!」
囚人W「wwwwww」
一方通行「あっ!? オマエ! オレの持ち場に何すンだ!」
黄泉川「こら70番! 全然ノルマ減ってないじゃん! シバくぞボケ!!」
一方通行「……」
上条「気にすんなよ……俺も手伝うよ」
一方通行「……ありがとう」
昼休み・ベンチ
一方通行「アイツら……!」
囚人みんな「wwwwwwww」
上条「……俺たち完全にハブられてんな」
一方通行「やっぱ駄目だわ。ぶっ殺す」
上条「ダメだって! 刑期長くなっちゃうよ!」
一方通行「だめだ! あの金髪ずっとオレを見て笑ってやがる!!」
浜面「ホーモ! ホーモ! ホーモ!」
上条「ホントだ……俺あいつ見るだけで不快な気分が……」
浜面「ホーモ! ホーモ!」
上条「なんかウザイな……」
浜面「ホーモ! ホーモ!」
一方通行「野郎……! 罵倒文句はホモ以外にねェのかよ!!」
浜面「ホーモ! ホーモ!」
上条「あいつ……殺ろうか」
監督「本当にそんな浅い考えでいるのか?」
一方通行「あン!?」
監督「キミ達はそうやってまた人を傷つけて生きてゆくのか?」
一方通行「なに言ってンですかァ? たたき殺すぞオラァ!」
上条「一方通行! ちょっと話聞け!!」
監督「君たちがいまココにいる理由はなんだ? 少し考えなさい」
上条「70番が強盗しくったからです」
一方通行「69番が弱っちいからです」
監督「……」
監督「本当にそう思っているのかね?」
一方通行「……」
上条「……」
一方通行「ホントは……ただ……友達が欲しかっただけです」
囚人みんな「!」
上条「ホントは俺もです。ただ……友達が欲しかっただけでした」
囚人E「実は俺も!」
囚人F「俺も!」
囚人B「俺だって!」
囚人みんな「俺も!!」
浜面「……」
浜面「……実は俺――」
監督「そうだろう?」
浜面「……」
監督「お前たちはただ孤独だっただけなんだ」
上条・一方通行・囚人みんな「うんうん」
監督「だったらお前たちが……友達になればいいやん?」
上条・一方通行・囚人みんな「!」
監督「ほらほら! みんなでフォークダンスを踊れ! ミュージックスタート!!」
タッタ、タララララ~、タッタッ、タララララ~♪
上条・一方通行・囚人みんな(なんて楽しい一時なんだ! コレがトモダチなのか!!)
きっと、どんな孤独に苛まれても、フォークダンスがあれば救われる!
たった一言――――
浜面「おっ、俺も入れてくれよ!」
勇気があれば――――
上条・一方通行・囚人みんな「いいよ!」
――――大丈夫!!
-完-
インタビューアー「では期待の新人・御坂美琴の『俺、有頂天作家なんだが、全然トモダチが出来へん』について質問させていただきます」
美琴「ええどうぞ。とは言っても、カレの個人情報はご遠慮願いますがね」
美琴・インタビューアー・その他「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
インタビューアー「コンセプトは?」
美琴「有頂天な天狗作家の半生を主軸に、読者にトモダチの作り方を知ってもらいたかったのよ」
インタビューアー「たしかに、読者の大半はボッチですが、それも全て計算通りということですか?」
美琴「ええそうよ。まぁ書いた私が一番トモダチが居ないのだけどね」
美琴・インタビューアー・その他「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!」
インタビューアー「では最期に読者の皆様に一言お願いします」
美琴「トモダチの居ない皆さん、たった一つの勇気で変わることを知ってくださいね」
インタビューアー「期待の新人作家・御坂美琴の『俺、有頂天作家なんだが、全然トモダチが出来へん』でした」
美琴「See you again!!」
テレビ「See you again!!」
上条「……」
美琴「アンタがドヤ顔でインタビュー受けてる気持ちが解ったわ。あれ楽しい」
上条「だがそこからが問題だ。一方通行が俺たちを探してる」
美琴「ふふっ、大変ね。売上はあなたに届かないし、一方通行には睨まれるし」
上条「だが……楽しいだろ?」
美琴「モッチロン!!」
終了