ほむら「今回の時間軸もダメだったわ・・・」
ほむら「日本の公用語がほむほむ語だなんて・・・意思疎通が出来る頃にはワルプルが来てたわ」
ほむら「ループを繰り返すにつれて世界がめちゃくちゃになってる気がする」
ほむら「でもやめられない。まどかを助けるまでは」クルッ
元スレ
ほむら「ほむほむ…って何かしら」
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1308388308/
ほむら「ここは・・・病院じゃない?」
ガサゴソ
ほむら「だれ?」
ほむほむ「ほむっ!」
ほむら「私!?」
ほむほむ「ほむ?」ほむほむ2「ほむう」ほむほむ3「ほむほむ」
ほむら「いままで変な時間軸は沢山あったけど私が沢山いる世界なんて・・・」
ほむほむ「ほむっほむっ」
ほむら「何よ、引っ張らないで」
ほむほむ「ほむ」
ほむら「なんなのよ」
ほむら「全ての物が大きい?」
ほむら「どうなってるのこの時間軸は・・・魔女の結界?それとも・・・」
ドスン!
ほむら「何この振動は!」
ほむほむ「ほむぅ!ほむー!ほむー!」
ほむら「え?隠れろだって?わかったわ」
「ほむほむだあ!!」
「デカほむゲット!」
「おお、やるねぇ~」
「よーし私も!」ガサガサ
ほむら「あの巨人たち、私を捕まえてる・・・」
ほむら「こっちに近づいて来るわ!」
ほむほむ「ほむっほむっほむほむ」
ほむら「"ここは私に任せろ"?わかったわ。でも危なくなったら逃げるのよ」
「今日も大量だな!」
ほむほむ「ほむー!ほむー!」
「手に持ちきれないよ」
「ちゃんと袋に入れて…っと」
「そろそろ帰ろっか」
ほむら「ああっ!あの子捕まったわ」
ほむら「かわいそうに・・・」
ほむほむ「ほむぅ・・・」
ほむら「あなたと私だけみたいね。なんとか生き残れたのは」
ほむほむ「ほむほむほ、ほむっほむ」
ほむら「友達が捕まえられたの、で許せないの。でも助けるのはムチャよ」
ほむほむ「ほむ!ほむほむほむ」
ほむら「"私一人で行く"ですって。まああなたの勝手だけど。」
ほむほむ「ほむっ」トコトコ
ほむほむ「・・・わかったわよ、私も行くわ」
ほむら「あの巨人・・・よく見たら佐倉杏子と美樹さやかじゃない!」
ほむら「見たところ、私?が虫みたいな扱いされている世界のようね」
ほむら「QBがゴキブリ扱いされてる時間軸はあったけど、人間が変な生き物扱いされてるなんて」
ほむら(あの時は楽しかったなあ)
ほむほむ「ほむっ!」
ほむら「あっ、美樹さやかのポケットに飛び込んでいったわ」
ほむら「私もそれっ!」
ポケットの中で
ほむら「どうやら私はこの世界では愛玩動物扱いのようね」
ほむら「これならまどかを説得するのは簡単ね。QBみたいにすれば」
ほむほむ「ほむぅ・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さやか「たっだいまー」
杏子「何だそれ」
さやか「相変わらず汚い部屋だな~」
杏子「失礼だなオイ、台所片付いてるからすぐ出来るぞ」
さやか「じゃ、さっそく…」
ほむほむ「ほむー!ほむむー!」ガサガサ
ほむら「んっ?なんか風向きがおかしい・・・」
ほむほむ「ほむ・・・」ガクガクブルブル
杏子「じゃ、まずは味見と行くか!」
ほむほむ「ほむーほむー!」バタバタ
バクッベチャベチャボリボリ
ほむほむ「」
さやか「あんたも野性的ねぇ」
ほむら「うわあ」
ほむら「この時間軸はヤバい。やり直しましょう」
ほむら「あれっ・・・」
ほむほむ「ほむ?」
ほむら「盾が無い・・・てかソウルジェムも無い」
ほむら「まさか・・・」
ほむら「私が食用生物扱いってことは人間と同じ種類の生き物じゃないのよね」
ほむら「つまりQBからも人間扱いされてない、私は魔法少女にはなれない…」
ほむら「やべっ」
さやか「じゃ、あたしも味見と行きますか!」
ブチブチッ ガブッ モグモグ
さやか「ん~水々しくて最高!」
杏子「次いこーぜ」
ほむほむ「ほむー!」
杏子「癖になるな~次は丸呑みで行こうか。あーん」
さやか「うお、喉詰まらせてもしらないよ」
杏子「そんときは頼むぜ」アグッ
ほむら「あの子が友達なの?でももう助からないわ…」
ほむほむ「ほむぅ!」ピュッ
ほむら「こら、待ちなさい!ああ、行っちゃった…」
杏子「あーん」パクッゴックン
ほむほむ「ほむーっ!」ドスン
杏子「うおっ!グエエエエ」
さやか「あっ、喉に詰まったの?大丈夫?」ドンドン
杏子「ウッ、ウッ、ウエッ」ゲボッ
14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/06/18 18:26:18.55 pOK52cuc0 12/62ほむ語は理解できるのか
>>14
ほむほむ語が公用語の時間軸を通ってるからね
>>2参照
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむほむ「ほむ…」ピクピク
ほむほむ「ほむっ」ダキ
さやか「あっ、こら待てー!踏みつぶしてやる」
ほむら「早くこっち来なさい!早く!」
ほむほむ「ほむ、ほむ、ほむ」スタスタ
ほむほむ「ほむ、ほ」グチャッ
ほむら「ああ、そんな…」
さやか「ほむほむの癖に…」グチャッ!ドス!ドス!
杏子「おい、そこまでにしとけよ。掃除大変なんだからな」
ほむら「ああ、なんてことなの」
さやか「何か腹立ってきたなあ。残りのほむほむ食べないでさ…」ゴニョゴニョ
杏子「食べ物を粗末にするのは乗れねえなあ」
さやか「ほむほむは食べ物兼ストレス解消道具だからいいのよ」
杏子「で、どうやるんだ?」
さやか「そうね、ここはキッチン。なんでも揃ってるわよね」
杏子「ああ」
さやか「さっそく割り箸にほむほむを括りつけて…」
さやか「コンロの上に置くっと」
ほむほむ「ほむ?」
さやか「あとはじっくりコトコト弱火で焼く!」
ほむほむ「ほ、ほみゃー!ほみゃー!ほみゃー!」
杏子「なんか昔の魔女狩りみたいだなw」
ほむほむ「ほみゃー、ほみゃ…」
さやか「ほむほむの生焼き完成!」
ほむら「あの二人がこんな人間だとは思わなかったわ」
ほむら「ここから逃げましょう。ごめんね、私…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「この時間軸はイカれてるわ…」
「喋るほむほむとは珍しいな」
ほむら「!」
QB「安心して。僕は君たちを取って食うわけじゃない。あんな野蛮な行為はしないさ」
ほむら「インキュベーター…」
QB「なんだ、僕のことを知ってる素振りだな。他のほむほむと違って高度な知性も備えてるようだ」
ほむら「私の事はどうでもいいのよ。消えなさ…」
QB「ふん、観察対象として面白い。君を連れて行かせてもらうよ」ノセッ
ほむら「うわっ、やめなさいインキュベーター!降ろして!」
QB「ふぅん、君は別の世界から来たと」
QB「で、その世界で君は人間で、ほむほむは存在しないと」
QB「そして僕は宇宙の寿命を伸ばす為に、躍起になってると」
QB「にわかには信じがたい話だな」
QB「そうだ、いい話がある」
QB「僕は宇宙中の生物のバランスを管理するためにこの星に派遣されてきた」
QB「君を元の大きさに戻して、それからその、契約とやらをして時間を戻せばいいんじゃないかな」
ほむら「そう、なら頼むわ」
QB「でもそう簡単にホイホイ戻すわけにはいかない。もし君が単に賢いほむほむだったら」
QB「人間の生活圏に別種の生き物を混在させる事になる。それは問題だよね」
ほむら「ならどうすればいいの?」
QB「証拠として、ほむほむには絶対にできない行為をしてくれればいい。それだけで十分さ」
ほむら「わかったわ」
ドスン…ドスン…
QB「どうやらこの部屋の主が帰ってきたみたいだ。君は隠れてたほうがいいよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マミ「ただいま!QB」
QB「おかえり、マミ。嬉しいことがあったみたいだね」
マミ「うん、帰りにほむほむの群れを草むらで見つけてね」
マミ「夢中になって捕まえてきちゃった。20匹もゲットしたわ」
QB「そうかい、それは良かったね」
マミ「今日はほむほむ料理よ!」
QB「へぇ、でも僕は勘弁しとくよ。肉料理は苦手なもんでね」
マミ「そんなの知ってるわよ、ずっと暮らしてきたんだから。私だけ食べるの」
QB「そうかい」
マミ「あー、ちょっとお腹減ってきちゃった。ほむほむ一匹つまみ食いしちゃおっと」ガサガサ
ほむほむ「ほむーっ!」
マミ「生きがいいわね。ほむほむはこうやって机の上に置いて・・・」
マミ「こっちのほむほむを握りつぶす!」グイッ
ほむほむ「ほむ?」
ほむほむ「ホギャアアアアアアア」ブチャッ
ほむほむ2「ほ…」ガクガクブルブル
マミ「ほーら、いつでも反抗できるわよ~」ユビオキ
ほむほむ「ほむ!ほむほむほむ」ボコボコ
マミ「無駄な事なのに…」
ほむほむ2「ほむ!ほむ!」エイエイ
ほむほむ2「ほむ、ほむ、ほむぅ」ポコポコ
マミ「時間切れ~」ニュ
ほむほむ「ほ・・・」
マミ 「…」ガブリ
ほむほむ2「」ピクピクボトッ
マミ「んー、この食べ方が一番いいわ。絶望させてから食べるほむほむ最高!」
QB「満足かい?」
マミ「大満足よ!それじゃご飯作るわね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「…」
QB「言葉を失っている様子だな。僕もこんな捕食行為を行う生物は人間が初めてだ」
QB「中には捕食せずに、残酷に殺すだけ殺す個体も居るようだね」
ほむら「…ここを出て行くわ」
QB「外は非常に危険だよ。まあここも彼女が居るうちは危険だけどね」
ほむら「隠れて行けば大丈夫よ」
QB「ま、君が死んでてくれた方が手間が省けて便利だ。止めるつもりはない」
ほむら「あの、行く前に聞きたいんだけど、”鹿目まどか”っていう子はこの近くにいるかしら」
QB「残念ながらこっちでは確認できないね。一応地球中の生物を把握してるつもりなんだけれど」
ほむら「どういうことなの…?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「…」トコトコ
ドスン!ドスン!
ほむら「…」シャッ
さやか「あ、ほむほむだー!」
ほむら「!?」
ほむほむ「ほむー!」バタバタ
さやか「へへ、いったっだきまーす」バクッグチャグチャベチョ
ほむら「…」オエッ
さやか「他にほむほむはいないかなー?」ガサガサ
ほむら「やばい、こっちに来るわね」
さやか「あ、2匹はっけーん」
ほむほむ「ほむぅ!」ほむほむ2「ほむ?」
さやか「コイツはストレス解消要員ね、こいつは杏子への差し入れ要員…」
さやか「他にいないかな」ガサガサ
ほむら「…」ビクビク
「嬢ちゃん、ほむほむ狩りはそこまでにしとき」
ほむら「…誰かしら」
さやか「隣のおばさんか。何?」
「ほむほむばっか食ってるといつかほむほむに食われるで」
さやか「そんなわけないじゃん。今時迷信信じる人なんてオバサンぐらいだよ」
「この話はほんとうやで。とっととお行き」シッシッ
さやか「何こいつ、キモチワル」ドスンドスン
ほむら「命拾いしたわ…」
「最近のマセガキは…そこにいるんやろ?出てきいや、私はアンタを食いもイジメもせんよ」
ほむほむ「…」ピョコ
シャルロッテ「おう、可愛い子たちやないか。こっち来なさい」
ほむら「ま、魔女?…どうなってるのよこの時間軸は」
ほむほむ「ほむー」ほむほむ2「ほむ~」ほむほむ3「ほむっ」
シャルロッテ「いい子や。みんな出ておいで」
ほむほむ4「ほむぅ」ほむほむ5「ほむ」
シャルロッテ「ほら、そこのアンタもおいで。別に捕って食うわけじゃない」
ほむら「…」
シャルロッテ「随分無口な子やな。まあ付いて来いや」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャルロッテ「ただいま、今日も沢山ほむほむ連れてきたで」
「わーい!ほむほむ!ほむほむ!」
シャルロッテ「紹介するで。この子は私の娘で、名前はシャルロッテ。私も同じ名前でシャルロッテや」
以下シャルロッテ(外見)をシャルロッテとし、シャルロッテ(中身)を恵方巻きとする
シャルロッテ「うわあ、かわいいな!チーズいる?」
ほむほむ「ほむっ!」モグモグ
シャルロッテ「美味しそうに食べるなあ。チーズ美味しいもんね」モグモグ
恵方巻き「ほむほむかわいいのになあ。虐めたり食べたりする人間の気持ちがわからんわ」
ほむら「どうなっているの…?」
ほむほむ「ほむぅっ!ほむほむほむ」ノシノシ
シャルロッテ「ほむほむ沢山乗りすぎだよぉ!潰れちゃうよ!」
ほむほむ「ほむ…」シュン
シャルロッテ「別に怒ってないよ。ほむほむ!」
ほむほむ8「シャルロッテ!」クッツキ
シャルロッテ「ティヒヒヒ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「今日は楽しかったわあ。みんな暇なときに来てな」
シャルロッテ「また来てね!ほむほむ」
ほむほむ達「ほむ!」バイバイ
恵方巻き「おや、アンタは帰らないのかい?自分の家があるんやろ?」
ほむら「…」
恵方巻き「どうしたん?人間が怖いんやったら私がお家まで連れて行ってあげるで」
ほむら「その必要はないわ」
恵方巻き「へ…?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャルロッテ「Zzz...」
恵方巻き「へぇ、じゃああんた別の世界から来た人間で、ほむほむじゃないんか」
ほむら「ええ、そうよ」
恵方巻き「そりゃあ酷な話やな。この世界じゃあんたそっくりの生き物が酷い扱いをうけとる」
ほむら「身を持って体験したわ。それよりあなた達は何者なの?私が居た世界の魔女って存在に近いんだけれど」
恵方巻き「私たちも魔女や。人間とは違う生き物なんやけど…」
恵方巻き「あんたのいた世界とは違う存在やな。まあ深くは聞かんでほしい」
ほむら「今日はいろいろとありがとう。命を救ってくれた上にご馳走までしてもらって」
ほむら(夕食が乳製品だけってのは変だったけど)
ほむら「何かお礼がしたいんだけど…この姿じゃ」
恵方巻き「あー、これ頼んでもいかやえな」
恵方巻き「ほむらちゃん、ここで暮らさないかい?」
恵方巻き「うち、母子家庭だし私が居やなきは娘が寂しがんねん」
ほむら「…」
恵方巻き「嫌なら断ったかてええよ!思いつきやから!」
ほむら「暮らさせてもらうわ。あなた達と」
恵方巻き「おおきに、ほむらちゃん」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「ほなおかんパート行てくるから、ほむらちゃんと帰てくるまで遊んでーや」
シャルロッテ「はーい!」
シャルロッテ「ほむらちゃんはほむほむじゃないんだって?でも外見は一緒なんだね」
ほむら「ええ。私はほむほむ好きの味方で、ほむほむを殺す馬鹿の敵」
シャルロッテ「何それ、ほむらちゃん面白いなあ」ケタケタ
ほむら「あなた達は人間と違ってほむほむを食べたり、殺したりしないのね」
ほむら「いままで見てきた人間は皆そうしてたのに」
シャルロッテ「同情…かな。ほら、私たちって人間じゃないじゃん」
シャルロッテ「つい最近まで、魔女はペット扱いされてたり、食べられたり、酷い時には生きたまま」
シャルロッテ「燃やされたりもした。人間と同等の権利を貰えたのはつい最近なんだ」
シャルロッテ「まあ単純に可愛いからってのもあるけどね」
ほむら「…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「ほむほむ達来ないわね…」
シャルロッテ「今日は雨の日だからかな。ほむほむにとって雨粒は爆弾みたいなものだし」
シャルロッテ「TVでも見ようか」
『次のニュースです。14歳の少年と交際していたとして、見滝原中学校に在籍している』
『魔女のオクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフ容疑者が昨日未明逮捕されました』
『魔女にだって人間と交際する権利があるでしょう、ひどいよ!』
『剣を下ろしなさい』
『恭介を返してよ!』
『魔女と人間の恋愛は禁止されている。剣を降ろしなさい』
『オクタヴィアちゃんが何したってんだよ!逮捕するなら僕を逮捕しろ!』
『君、下がりなさい!』
『最近魔女の犯罪が増えてますねえ』
『魔女の方々は就職、学校、その他色々な所で差別されてるって言うけどさ、本人にも問題あるんじゃないかね』
『人間と体の作りが全然違うんだから、一緒にしろったって無理でしょ』
シャルロッテ「…」ポチッ
『はい、ほむほむの踊り食い!』
『うお~美味そうだな。さっそく…』
『ほむー!ほむー!』
『いっちゃいましょうか!』バクッ
『ほむー!ほ…』
『うん、この歯ごたえと風味。流石は人間に懐くように育てるという』
『手間とコストのかかる方法で育ててるだけありますね。最高級ほむほむ!』
シャルロッテ「…」ポチッ
『大丈夫。未来の後輩に、あんまり格好悪いところ見せられないものね』
『ガオオオオオッ』
『フィロ・フィナーレ!』
『ギャアアアアアアアア』
『ふぅ、これで魔女は片付いたわ』
『マメさんかっこいー!流石魔女ハンター!』
シャルロッテ「…TVはいいや」パチッ
ほむら「そうね、私が本を読んであげるわ」
ほむら「ブロッケン山に魔女が来る。刈株は黄色、早苗は緑」
ほむら「わんさと集まってきた。悪魔の大将ウリアン様は上座にござる」
ほむら「木の根、岩の根そのまた上だ。魔女は屁をひる、牡山羊はくさい」
ほむら「なあにこれ、変な歌ね」
シャルロッテ「ワルプルギスの夜っていう魔女のお祭りの歌だよ」
シャルロッテ「昔の魔女は初夏が訪れるとドイツのブロッケン山に集まってお祭りをしたの」
シャルロッテ「魔女だけじゃなくて、魔物、堕落した人間、はてまては幽霊や悪魔まで来たって話だよ」
ほむら「へぇ、随分と怖いわね」
シャルロッテ「全然怖くないよ!そりゃ人間の価値観で見ると怖いだろうけど…」
シャルロッテ「みんなで踊ったり、歌ったり、人間のお祭りとやる事は変わらないよ」
シャルロッテ「でも今は魔女がブロッケン山に集まるのは禁止されちゃった」
シャルロッテ「何か悪い企てをするんじゃないかってね」
ほむら「そうなの…」
ガチャ
シャルロッテ「あ、お母さん帰ってきた!」
恵方巻き「帰てきたわよ。今日もほんまにしんどかったよ~」
シャルロッテ「お疲れ様、お母さん」
恵方巻き「ほむちゃんと仲良く出来たか?」
シャルロッテ「もちろんだよ!ねえほむらちゃん」
ほむら「ええ、シャルロッテ」
恵方巻き「そりゃ良かったなあ。今日は豆腐ハンバーグやで。楽しみにしとき」
シャルロッテ「豆腐ハンバーグ?やったあ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「私の娘、今日どんな様子だった?」
ほむら「とても嬉しそうだったわ。でも…」
恵方巻き「でも?」
ほむら「魔女であることにコンプレックスを感じている。そんな感じがした」
恵方巻き「ふぅむ、あの子普段はそんな様子見せんかったのに」
恵方巻き「あの子な、ずっと一人ぼっちやったねん」
恵方巻き「ほむほむと遊んだり、休日は私と遊んだりしたけど」
恵方巻き「同年代の子のツレが欲しかったねんね。アンタがここに住むって聞いたときは」
恵方巻き「めっちゃ嬉しかっただろうね」
ほむら「人間の友達は…」
恵方巻き「そんやの無理に決まてんかとちがか。連中はわたし達をいまだに化け物と思てんから」
ほむら「…」
恵方巻き「やさかいな、ほむちゃんには感謝してんか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「ほな、行てくるで。今日ぃ晴れてるから外に遊びに行きーや」
シャルロッテ「はーい!」
シャルロッテ「だってさ、早くいこ!ほむらちゃんとほむほむ」
ほむら「はいはい」
ほむほむ「ほむ!」
シャルロッテ「ずっと曇ってた日が続いてたから、久々の晴れの日は気持いいなあ」
ほむら「そうね、ほむほむも嬉しそうだわ」
ほむほむ「ほむー」ほむほむ2「ほむるん♪」
シャルロッテ「あ、お花畑だ!」
ほむら「本当だわ。雨の日の後はお花畑が出来易いのかしら」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむほむ「シャルシャル」
シャルロッテ「お花くれるの…?ありがとうほむほむ!」
ほむら「それで花飾り作ってあげるわ。ちょっと貸して」コウサク
ほむら「ほら」
シャルロッテ「わぁ!凄いよほむらちゃん!宝物にするからね!」
ほむら「フフ、似合ってるわよ。シャルロッテ」
「見てよ、魔女とほむほむが一緒に遊んでるー」
「お似合いカップルw」
シャルロッテ「…」
ほむら「気にしないでいいのよ。シャルロッテ」
ほむら「あら、さっきまで居たほむほむ達が…」
ほむほむ「ほむー!ほむー!」バタバタ メガほむ「ほむぅ…」ビクビク
さやか「ひとーつ、ふたーつ、本当にゾロゾロ湧いてくるわね、ほむほむって」
杏子「タケノコみたいだな。まあ当分の間食い扶持は確保できる」
さやか「あ、こら!逃げるな!」ドスッ
ほむほむ「ホミャアアアア」グチャ
杏子「おいおい、食べ物を粗末にすんじゃねえよ」
さやか「ほむほむは食べ物兼サンドバックだからいいのよ」
杏子「反論できねえな」
シャルロッテ「あの人間たち…ほむほむを食べるつもりなの?」
ほむら「そうみたいね…相変わらず酷い事をするわ」
シャルロッテ「止めてくる。ほむらちゃんは隠れてて」
ほむら「気をつけてね」
シャルロッテ「あの、ほむほむを食べるのはその、やめてよ!」
杏子「何言ってるんだ?こいつ」
さやか「ほむほむは食べ物でしょ?食べてあげないでどうするのよ」
シャルロッテ「人間の間では食べ物とされてるのはわかってる。でも集め方ってのがあると思うの」
シャルロッテ「今みたいに無闇に殺したり、乱獲するのはどうかと思うな」
さやか「ふぅん、魔女って本当に変わってるわね」
杏子「あのな、ほむほむは雨後の筍のようにワラワラ湧いてくるんだよ」
杏子「別に十匹二十匹食ったって問題ないじゃないか」
シャルロッテ「でも…」
さやか「あー、ほむほむの美味しさが分からないからこんな事言ってるんだよ」
さやか「食べさせてあげれば?」
杏子「ほら、ほむほむだ。食うかい?」
シャルロッテ「た、食べる訳ないでしょ?私の友達だもの」
さやか「ほむほむが友達だって、笑わせるんじゃないわよw」
杏子「なんだ食わねえのか。なら…」
杏子「無理矢理食わせてやるよ」ガシッ
シャルロッテ「やめて!離して!」
杏子「ほーら、ほむほむだ」
ほむほむ「シャルロッテ!シャルロッテ!」キャッキャ
シャルロッテ「ほむほむ…」
杏子「口開けな」
シャルロッテ「…」
さやか「無理矢理開けちゃおっと」グイグイ
さやか「ほら、準備出来たよ」
杏子「それっ」ポイッ
ほむほむ「ほむー!ほむー!」
さやか「それごっくんと」ドスッ
ほむほむ「ほむー!ほむ…シャルロッテ…」
杏子「味はどうだった?美味しかったろ?」
シャルロッテ「うう…」ボロボロ
杏子「何だ、泣くほど美味しかったのか。そりゃよかった」
さやか「じゃあね~」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「元気出して…無理矢理食べさせられたんだから。貴女のせいじゃないわ」
シャルロッテ「…」ブンブン
ほむら「はぁ…困ったわね」
シャルロッテ「なんだか…喉が痒い…」
ほむら「どうしたの?」
シャルロッテ「凄く痒い!食べちゃったほむほむが怒って中で暴れているんだ!」
シャルロッテ「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
ほむら「シャルロッテ!気を確かにして!」
シャルロッテ「ごめんなさい!ごめんなさ…」パタッ
ほむら「シャルロッテ!シャルロッテ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
医者「あー、こりゃアレルギーだな」
恵方巻き「アレルギー?」
医者「うん、特定の食物を口にすると体が拒否反応を起こすんですよ」
医者「それは魔女も人間も同じでね…でもこの子の場合酷いな」
医者「喉が真っ赤に…まさか」
医者「シャルロッテさん、残念ですけど」
医者「この子、助かりませんわ」
恵方巻き「え?だってアレルギーでしょ?」
医者「この赤くなっている部分、よく見てくださいよ。めちゃくちゃ大きい腫れですよね」
医者「この腫れが喉をせき止めてて窒息を起こしてるんですよ」
恵方巻き「でも、薬とかって」
医者「いや~魔女に効く薬ってのはまだあんまり無いんですよ。研究も進んでないし…」
恵方巻き「じゃあこの子は…」
医者「あと数時間のうちに死にます。諦めてください」
恵方巻き「そんな…どうにかならないんですか!」
医者「そんな事言われてもねえ…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「こんなのがあの子の最期なんて信じられないね」
恵方巻き「無理矢理ほむほむを食わされてお陀仏なんて酷い話や」
恵方巻き「あの子はほむほむを誰よりも好きやったのに…」
ほむら「シャルロッテさん…」
恵方巻き「ほら、家着いたで。ほむちゃんは家で待っとき。何か食べ物買うてきたる」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恵方巻き「悔しいなあ、でもどうにもならんわ…」
恵方巻き「ここで復讐なんてしたら魔女全体に迷惑がかかってしまう」
恵方巻き「…なんやあれ」
マミ「それっ!ホームラーン」ボコッ
ほむほむ「ほむぅ!」グチャ
マミ「あっホムラーンかしら?あんまり飛ばないわね」
QB「君たちの行動は理解しかねるよ」
マミ「QB、人間って感情があるからストレスを貯めこむ生き物なのよ」
マミ「だからたまにはこうしてホムラーン!と」ボコッ
>>65
この時間軸の人間は魔女に対して化け物としか思ってないからね
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむほむ「ほむおぇぇぇぇぇ」ボコッ
恵方巻き「あのガキみたいのにシャルロッテは殺されたんや…」
恵方巻き「殺してやろうか」
恵方巻き「殺しちゃいかん、殺したら魔女全体に迷惑かかる、殺しちゃいかん」
恵方巻き「殺しちゃ…ころ…そんなもん知るかあ!」ニュルニュルッ!
マミ「何、きゃあああああああ」
恵方巻き「うぉぉぉぉぉぉ」ガブッブチッ!
マミ「」ピクピクボトッ
恵方巻き「はぁ、はぁ…人間を殺してもうた」
恵方巻き「これで終わりや。今まで築き上げてきた魔女の権利が剥奪されてしまう」
恵方巻き「悪いことをした…」
QB「いや、君のやった事は大きな一歩だ」
恵方巻き「何やあんた。気休めのつもり?」
QB「いやいや、本音だよ」
QB「ところで君、僕の正体を知ってるかい?」
恵方巻き「知らんわ。人間に魂を売った魔女か?」
QB「ハッハッハッ、面白い冗談だね。人間を悪魔と例えるか…」
QB「100年前、ブロッケン山で会ったメフィストフェレスだよ。覚えてるかな」
恵方巻き「なんやて…悪魔の若頭、メフィストさんやて!」
恵方巻き「そら失礼しましたわ。で、メフィストさんなんでそんな姿になったん」
QB「イメチェンさ。今はドイツから日本に拠点を移したんだ」
恵方巻き「へえ、そうなんか。言ってくれればいいのに」
QB「で、今回も君に良い話があるんだ」
恵方巻き「良い話…なんや?」
QB「君たちは要するに、安全で権利の保証される空間が欲しいんだろう?」
恵方巻き「ああ」
QB「それでいいシステムがあるんだ。こんな所で立ち話もなんだから」
QB「この転がってる死体が保有していた家へ来てもらおうか」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら(QBに魔法少女システムの一部を教えたのは大成功だったみたいね)
ほむら(魔女に結界というセーフルームを提供し、その対価として呪いを人間に送らせる)
ほむら(そんで人間は自殺したり、他の人を殺そうとする)
ほむら(これによってQBの目的である人間の個体数調整、魔女の保護は解決ってわけね)
QB「やあ、さっそく見せてもらうかな」
ほむら「今準備中よ。私の人間らしさを見せてあげる」
ほむほむ「ほむほむ」ムシャムシャ ほむほむ2「ほむほむ」バクバク
QB「ふん、あと数時間でほむほむ達も食べ終わるかな」
QB「彼女の脱獄も完了したようだな。随分と火薬を使ったようだけど」
ほむほむ「楽しみに待ってなさいね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
さやか「…ここは何処?何で私縛られてるの?」
杏子「さやか!さやかなのか?」
さやか「杏子!一体ここは何処なの?」
杏子「わからねえ。だけどいい場所じゃないようだな」
ほむら「目覚めたかしら?」
さやか「ほむほむが喋ってる?」
ほむら「ほむほむじゃなくて暁美ほむらよ。知らなくて当然かしらね」
ほむら「貴女たちは美樹さやかと佐倉杏子で間違いないわね?」
杏子「お、おう」
さやか「ええ」
ほむら「そう、じゃあ早速始めましょうか」
さやか「始めるって何を?」
ほむら「貴女達の大好きなこと、よ」
ほむら「佐倉杏子」
杏子「何だ?」
ほむら「貴女はほむほむを食べるのが好きだったわね」
ほむら「今日はほむほむパーティを開いてるの」
杏子「何だ、ドッキリか。安心したよ」
杏子「で、どこだ?そのほむほむパーティてのは」
ほむら「ここよ」ポチッ
杏子「うわあ!」ドサッ
ほむほむ「ほむ?」ナニ?ほむほむ2「ほむ!ほむほむ」ゴハン!ほむほむ3「ほむ」ガブッ
杏子「イタッ ふざけるな!何の真似だ」ドス
ほむほむ「ホギャッ」グシャッ
ほむら「貴女がほむほむを食べるんじゃないわ。貴女がほむほむに食べられるのよ」
ほむほむ5「ほむ♪」ウマソウガブッ ほむほむ6「ほむほむ」ガブッ ほむほむ7「ほむ~」ガブリ
ほむら「その子達は前もって人間を食べさせてあるわ。あの時は急がせたから、今度はじっくりと」
ほむら「味わってもらわないと」
杏子「イテテテテ!やめろ!やめてくれ!頼むから」
ほむほむ「ほむぅ」ブチッ!ムシャムシャ ブチッムシャムシャ
杏子「やめ…て…」
ほむら「ほむほむも貴女に食べられるときそう言ってたわ」
杏子「」グチャッベチャッベチャッムシャムシャ
ほむら「次は貴女ね」
さやか「杏子が…何でこんなひどいことを」
ほむら「酷い事?冗談言わないで。貴女達は私のストレス解消道具になるだけよ」
さやか「ふざけないで!人間にやっていいことじゃないわ!」
ほむら「どうかしらね。人間の倫理は人間にしか適用しないからね。ほむほむには関係ないわね」
ほむら「貴女もほむほむにやってた事は、ほむほむの倫理に違反してるわ」
さやか「そんなのめちゃくちゃ…」
ほむら「ところで貴方、ちょっとお腹減ってきてない?」
ほむら「ちょっとほむほむ達、肉片を一かけら貰えないかしら」
ほむほむ「ほむ?ほむ!」アゲル
さやか「それ杏子の肉…」
ほむら「貴方菓子狸って知ってるかしら?」
さやか「何のことよ」
ほむら「生まれてからずっと果物やお菓子ばっかり食べさせて育てたハクシビンを使った料理よ」
ほむら「この子の場合、ほむほむかお菓子しか食べてなかったから、それと一緒でとっても」
ほむら「美味しいはずよ」パクッ
さやか「…」
ほむら「うん、とても美味しいわ」
ほむら「貴方にもこの美味しさをお裾分けしてあげる」
さやか「…」ブルブル
ほむら「あら食べないの?じゃあこじ開けて…」
さやか「ムー!ムー!」
ほむら「それっ」ポイッ
ほむら「よっと」ドスッ
さやか「うっ」ゴクン
ほむら「どう?美味しいかしら」
さやか「う、うぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」ゲロゲロ
ほむら「ふん、お気に召したようね」
ほむら「まあいいわ、今日はゲストを連れてきたの。さあ出てきて、二人とも」
上條「…」
オクタヴィア「…」
さやか「あ…久しぶりー」
上條「あの時はよくもオクタヴィアちゃんを通報してくれたな」
上條「そのせいでオクタヴィアちゃんはブタ箱行き、僕は奇異の目で見られるようになった」
上條「通報した奴をぶっ飛ばしてやるー!って慰めてくれたのは誰だったけ?」
さやか「あ、はは」
オクタヴィア「あなたのせいで下手すれば一生刑務所で暮らすハメになるところだったわ」
オクタヴィア「恭介とも二度と会えなくなるかもしれなかった」
さやか「あん時はごめんねーへ、へへ」
上條「許されざる行為だ。ヘラヘラ笑いやがって」
さやか「で、でも法律は守らなきゃ」
ほむら「それは人間が決めた法律でしょう?魔女の法律にはそんなの無いわよね?」
オクタヴィア「ええ」
ほむら「ちなみに、友達を売ったり騙したりした場合魔女の法律ではどう裁くのかしら」
オクタヴィア「魔女の法律は非常にシンプルですわ。どんな罪でも十字架に縛り付けて」
オクタヴィア「後はじっくり焼くだけ」
さやか「や、やめてよ!冗談だよね」
オクタヴィア「魔女は私刑が許されているの。さて、始めましょうか」
上條「…」ゴト
さやか「それは、薪…恭介やめてよ…」
上條「辞めるわけがないだろう。法律は守らなきゃ」
さやか「ヒィッ」
上條「後はガソリンをかけて…」ボタボタ
オクタヴィア「火をつけるだけ」シュッ ポイッ
さやか「ヒィ、熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い」
上條「…」
オクタヴィア「…」
さやか「助けてよ恭介、やめてえええええええええ」
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QB「素晴らしい、君がほむほむでない事は証明されたよ」
ほむら「どういたしまして」
QB「すぐさま人間に戻してあげよう」
ほむら「ふぅ、次は…」
QB「契約だね。その盾とやらを作り直してあげる」
ほむら「これで完璧だわ。それじゃ…」
ほむら「…」
QB「どうしたんだい?これで君の努めは終わりだ。もう礼も払ったはずだが」
ほむら「結局まどかは姿を現さなかった。どういうことなのかしら」
QB「他の時間軸にあってこの時間軸無いなんて事は有り得ないはずだ」
ほむら「てことは何処かで生きてたのかしら」
QB「僕は宇宙中の生物を管理してるけど、適合する人物は居ないね」
QB「これはひとつの仮説なんだけれど聞いてくれるかな」
QB「ここの時間軸は他の時間軸とはまったく世界が異なってる。そうだね」
ほむら「ええ」
QB「歪みきった時間軸は不都合が発生しやすい。この世界に鹿目まどかが居ないってことは」
QB「何らかの大きなバグが生じたんだろう」
QB「でも完全に存在が無い事はありえない。鹿目まどかの代替品が居たはずだ」
ほむら「…まさか」
QB「何か思い当たる人物が居たのかな?」
ほむら「いえ、何でも無いわ」
ほむら「それじゃあ、さようなら」クルッ
終わり