1 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:15:38 OoRXZ4P. 1/14


「いつから寝てたんだろう」

「なんかすっげー頭が痛い。二日酔いか?」

「皿も洗ってないし。だらしないなー」

「ってもうこんな時間か。さっさと出社しないと」

「朝飯は...なしでいいか」

「全く、だらしないなー」

「まあいいか。行ってきまーす」

「って言っても誰もいないんだけどね」

元スレ
男「朝だ」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1375798538/

2 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:18:09 OoRXZ4P. 2/14


「最近独り言が増えたなー」

「元はこんなんじゃなかった気がするんだけど」

「いつからだろう」

「でもまあ流石に周りに変な目で見られるのはごめんだ。家の中だけにしておこう」

「ってもう外に出てるんだった。バカだ」

「ハハハ...」

「急ごっと」

3 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:19:56 OoRXZ4P. 3/14


「おはようございます」

課長「おはよう。今日も仕事頑張ってくれ」

「はい」

「...」

(デスクワークは暇だ)

(決して口には出さないがこんな仕事金のため以外の何物でもない)

「全く、いつからこうなっちまったんだろう」

「昔の俺はこんな日常想像してもなかっただろうな」

「今はなんて言うか、心が死んでるよ」

「...仕事しよ」

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:21:45 OoRXZ4P. 4/14


「無心で仕事をしていたらもうこんな時間か。帰ろう」

「最近集中力だけは高まってきてるな。現実逃避のためか?」

「...自分で自分を煽っても仕方ないか」

「よし!今日は朝から何も食ってねーし豪勢に外食といきますか」

「金だけはありあまってるしな」

「となると何処にしようか。この辺知ってるようで何も知らねー」

「困った時のスマートフォンを使うか」

「ふーん、この辺って意外と色々あるんだな」

「決めた。ここにしよう。近いし」

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:23:18 OoRXZ4P. 5/14


店員「いらっしゃいませ。何名様でのご来店でしょうか」

「一名です」

店員「かしこまりました。奥の3番テーブルへとお進みください」

店員「ごゆっくりどうぞ」

「はぁ...信じらんねー。なんでお一人様に用意されるのがテーブル席なんだよ。カウンターにしてくれって言おうと思ってたのに」

「まあいいか。どうでも」

「何処にいようと誰も俺のことなんて気に留めないしな」

「...自虐ネタはやめよう」

「黙って飯を食おう」

「うん、美味い。高いだけある」

「でもそれだけって感じだな」

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:26:34 OoRXZ4P. 6/14


「ささやかな贅沢だった」

「でも今度はもう少し雰囲気のいい店に行ってみたいな。あそこは賑やか過ぎた」

「落ち着いた雰囲気の店で一人酒を飲む。うん、いいね」

「孤独が似合う男になろう」

「お、あそこにいい感じの公園があるじゃーん」

「寄り道に夜の公園へ。そこのベンチで一人酒を飲む」

「これもまた一興。冬の夜空は星が綺麗だね」

「あれはなんて星なんだろう。星を学ぶのもロマンチックでいいかもしれないな」

「金と時間は有り余るほどあるからな。今度本屋にでも行くか」











「そんなことしなくていいよ」

7 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:28:35 OoRXZ4P. 7/14


「お前は...」

「久しぶりだね男。元気だったかい?」

「お、おう。久しぶりだな女。元気だよ、うん」

「そうかい、そりゃよかった。と言ってもとてもそんな風には見えないんだけどね」

「男、今が本当に楽しいかい?寂しさに耐えきれなくなってきているんだろ?」

「そんなこと!」

「ないのかい?本当に?」

「...」

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:32:15 OoRXZ4P. 8/14


「無理に孤独を選ぶ必要なんてないじゃないか。こっちへ帰って来なよ」

「...」

「おじさんやおばさんだって二人だけじゃ寂しそうだよ」

「いつまでも意地を張り続けているけど、もうその目的も見失い始めているんだろ」

「...」

「誰もキミを追い詰めたりしない。皆歓迎するさ」

「勿論、僕だってね。僕は誰よりもキミを待っているつもりだよ」

「...」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:33:47 OoRXZ4P. 9/14


「...じゃあ男。話を少し変えようか」

「キミは新しい恋を始めてみたかい?否、友達付き合いでもいい。新しい生活に馴染む努力をしてみたかい?」

「...話が変わってないぞ」

「そう思うのはキミが何も始めてないからだよ」

「キミはあの時から何も変わってないんだよ。生活だけ新しくなったんだ」

「心ここに在らずってね。キミの心はずっと僕らの住む街にあるままなんだよ」

10 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:35:15 OoRXZ4P. 10/14



「ねぇ、男。帰って来てくれよ...」

「...」

「俺は...俺は...」












「んっ...」


「朝か...女は?...」


「誰もいない...夢だったのか...」

「全く、公園のベンチで一人で寝るなんて終わってるな。ハハ」

「でも夢で良かった...」

11 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:37:06 OoRXZ4P. 11/14


「俺は帰らないよ。というか帰る度胸がない」

「女に合わせる顔もないしな」

「確かに新しい生活には馴染めてないけどさ。今を精一杯生きてなんとか孤独を誤魔化していくよ」

「そしたらまた人付き合いもできるようになって、きっと故郷にも帰れる」

「まずは、そのリハビリとして...」




「猫でも拾って帰りますか。丁度そこに一匹野良がいるわけだし」

「ニャー」

「よし!これからも頑張るぞーうぉー!」

12 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/06 23:37:40 OoRXZ4P. 12/14

終わりです。ありがとうございました

13 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/07 00:07:01 qZ8Re28E 13/14

は?

14 : 以下、名無しが深夜にお送りします... - 2013/08/07 00:26:43 fs7xDJtI 14/14

まだ始まったばかりだろ?

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