【前半】の続き

182 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/06/03 19:43:28.50 KlIOUtjyo 139/261


「やあ、皆さん。クソゲー研究室へようこそ。クソゲーアカシックレコード、気づけば第十回目です」

「もう十回にもなるのか……最初は二・三回で終わる予定だったのにな」

「レス貰えるのが嬉しくて、調子に乗っちゃった感があるな……」

「それはそうとして、またお叱りの言葉を頂いてしまったわけだが……」

「バーコードバトラーの件な……覚えてる人いたんだ……」

「今回はお前のせいだよな? 俺は『バーコードバトラーが元祖だろう』って言っただけだし」

「いや、アレ明らかに、ツッコミ待ちだったじゃねーか。言わないと終われない感じだったし」

「知らねーよ、責任もってお前がフォローしろよ」

「無茶言うな、友達が持ってたので遊んだだけで、俺は持ってなかったし、よく覚えてねーよ」

「俺だって、オカンが購読してた婦人誌のバーコードが、やたら強かったことしか覚えてねーよ」

「何でお前は、そういう無駄なことばっかり覚えてて、肝心なことを覚えてないわけ?」

「何だコラ? 俺が悪いってのか? お前が余計なこと言ったから怒られたんじゃねーか」

「お前が話し振ってきたんじゃねーか! 大体、俺だって好き好んで、お前のボケにツッコミ入れるわけじゃねーぞ!?」

「俺のせいにするんじゃねーっつってんだろ! それに俺は別にボケてねーよ! ゲームの内容がちょっとおかしいだけで……」

「だから、それを俺にツッコませてるのはお前だろうが!!」

「だから、知らねーよ! お前が勝手にツッコんでんだろ!?」

「あぁ!? ツッコまなかったらこのスレ成立しねーだろうが!」

「それにしたって言い方ってモンが……」
1365435954-182

183 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 19:50:34.81 KlIOUtjyo 140/261


「先程は大変お見苦しいところを、ご覧に入れてしまい、申し訳ございませんでした。
  改めまして、クソゲーアカシックレコード、第十回目です」

「丁度キリの良い回数だな。……何か十回記念的なモノは考えてるのか?」

「ああ、今まで紹介してきたゲームも、かなりの数になったし、ここらで一つ……」

「うん」

「厄払いでもしようかと思う」

「何で厄払い!?」

「いや、最近どうも体調がな……食事も睡眠も充分とってるし、適度な運動もしているのに、何故だか怠くてな。
  コレはもう、クソゲーの呪いに違いないと……」

「……ちなみに平均睡眠時間は?」

「三・四時間ぐらい」

「全然足りねーよ! それ只の寝不足だよ!」

「まぁそんなわけで、今回は『お遍路』に挑戦しようと思う」

「挑戦しなくていいから、家に帰って寝ろ!!」




184 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 19:54:41.56 KlIOUtjyo 141/261


「お遍路ってさぁ……水曜どうでしょうの影響で、良いイメージないんだけど……
  そもそも、八十八ヶ所巡りは弘法大師(空海)の足跡を辿る旅であって、厄払いの意味合いはないだろ」

「でも、八十八もある寺を巡るんだぜ? 霊験灼かっぽいだろ?」

「やるんだったら、普通に近所の神社でお払いしてもらおうぜ……
  大体、金もねーのに、四国までどうやって行くんだよ?」

「問題ない。自宅にいながら『八十八ヶ所巡り』が出来る、ナイスなアイテムを手に入れたんだ」

「嫌な予感が……!!」

「それが……コレだ!!」



【お遍路さん~発心の道場(阿波国)編~】



「結局クソゲーじゃねーか! もう、本当に呪われてしまえ!!」

「バカヤロウ、これから厄払いするんだよ。さあ、ゲームスタートだ!」


『観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空
 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子 是諸法空想 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中無色 無受想行識
 無限耳鼻舌身意 無色声香味触法 無限界乃至無意識界 無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽
 無苦集滅道 無知亦無得 以無所得故 菩提薩垂 依般若波羅蜜多 故心無圭礙 無圭礙故無有恐怖
 遠離一切転倒夢想 究境涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提 故知 般若波羅蜜多
是大神呪
 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰 羯帝羯帝波羅羯帝
 波羅僧羯帝 菩提 僧莎訶……』


「オープニングは大変ありがたい、般若心経で始まります」

「普通に恐ぇーよ!!」




185 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 19:58:11.65 KlIOUtjyo 142/261


「さて、最近はバス遍路・バイク遍路など、観光の意味合いが強いお遍路ですが
  このゲームは昔ながらの『歩き遍路』です。目的地を選び、歩いて移動しながら、八十八ヶ所を巡礼していきます」

「まぁ観光ツアーバスに乗って移動するゲームだったら、詐欺だよな」

「じゃ、早速歩こうか?」

「俺がやるの!? お前の厄払いじゃねーのかよ!?」

「いいから、キリキリ歩く」

「ったくよぉ、何で俺が……って、動かねーぞコレ」

「Lボタンを押してみろ」

「ん?」

「次はRボタンだ。Lで左足、Rで右足を動かすんだ……後は言わなくても分かるな?」

「オイオイ……何だよこの面倒くさい移動方法は……」

「コレで実写の背景が少しずつ動くから、目的地まで頑張れ」

「コレを八十八回も繰り返すのかよ……」




186 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:00:58.80 KlIOUtjyo 143/261


「L・R・L・R・L・R・L・R・L・R・L・R……」

「その調子だ。途中で『俺、何やってるんだろう……』って、思ったら負けだぞ」

「いや、この地味な作業に、もう心折れそうなんだけど……」

「元々は僧侶の荒行の一つだからな、大変な思いをするのは仕方あるまい」

「厄払いどこ行った!? もういいよ、メンドくせーよコレ! 何の意味もねーよこんなモン!!」

「何だ、もうギブアップか?」

「やってて面白くねーんだよこのゲーム! いや、今までのゲームも面白くなかったけど、面白くなさの次元が違うわ!!」

「何がそんなに不満なんだよ?」

「このLボタンとRボタンを交互に押す操作方法だよ! 地味だしメンドくせーしお遍路体験感がゼロだし
  何の意味があるのか、全く分からねーんだよこのゲーム!!」

「ふむ……つまり、お遍路をリアルに体感したいということだな?」

「別に体感したくねーけど、どうせやるならな!」

「分かった……じゃあ、コレを使ってみるか?」

「…………何コレ?」

「専用ステッピングコントローラーの『牡丹さん』だ。上に乗って、左右のボタンを足踏みすることで
  歩行操作が出来るようになっている。コレを使えば、リアルな巡礼体験が出来るぞ」

「こういうのがあるなら、最初から出せよ!!」




187 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:04:45.31 KlIOUtjyo 144/261


「他にも普通の万歩計としても使える『印籠くん』というのもあるぞ」

「オプションが多いな……コレ幾らするんだ?」

「牡丹さんが6,800円で印籠くんが5,800円だ」

「高っ!? ソフトと合わせたら20,000円近くするじゃねーか」

「まぁとにかく、やってみろ」

「絶対20,000円の価値ないだろコレ……」



※※※



「今度はどうだ?」

「まぁ、さっきよりは良くなったけど……」

「印籠くんに貯まった歩数は、本体と接続して転送すれば、お遍路に反映させることも可能だぞ」

「いや……というかさぁ、コレずっと足踏みしてるだけだし、やっぱり『実際に歩いている』という感覚とはちょっと違うだろ」

「そりゃ仕方ないって、歩くなら、ルームランナー的な専用コントローラーが必要になるし
  そんなの作ったら、十万円近くになるぞ、絶対」

「十万あったら、その金で本物の四国に行った方がいいだろ……。
  コレで八十八ヶ所巡りはキツいって」

「ああ、それなら心配するな。二十三ヶ所で終わりだから」

「は?」

「だから、タイトルに『阿波国編』って書いてあるように、最初の二十三ヶ所で終わりなんだよ」

「何だそりゃ!? 残りの六十五ヶ所は!?」

「続編で対応する予定だった」

「『だった』って何だ!? 何で過去形!?」

「メーカーが解散しちゃったからな。どうしても残り六十五ヶ所を巡りたいなら
  本当に四国に行って、巡ってくるしかないな」

「ならもう、最初から四国に行けよ! 結局何だったんだ、このゲームは!?」




188 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:08:59.00 KlIOUtjyo 145/261


「どうだ、厄払いになったか?」

「なるわけねーだろ、何だよコレ? 高いだけ高くて、中身は中途半端で、しかもメーカーが逃走って
  怪しい健康食品の店みたいじゃねーか」

「オープンセールでお年寄りを集めて、高価な羽毛布団とか買わせるだけ買わせて
  半月ぐらいで閉店する店か。最近よく見かけるよな」

「俺にはもう、詐欺紛い商品にしか見えんわ」

「でも、般若心経は御利益ありそうだったろ?」

「どんな御利益だよ……大体、それなら般若心経だけでいいじゃねーか」

「うーん……じゃ、こんなのはどうだ?」



【It's tehodoki! 般若心経入門】



「何だコレ!? こんなのがあるのか!?」

「DSの実用ソフトの一つだな。脳トレとかお料理ナビとか、ああいう系統だ」

「いやいや……般若心経にどんな実用性があるんだよ?」

「実用ソフトも、末期はネタ切れで自棄になってたんだろ。
  まぁ、写経も出来るみたいだし、一部のユーザーのニーズには応えてるってことで」

「DSの液晶に書く写経なんて、ありがたみ0%じゃねーか」

「正直、ここまで人を選ぶソフトも、珍しいと思う」

「毎回、思うんだけど、お前は何でこういうのを買っちゃうの?」


189 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:21:08.20 KlIOUtjyo 146/261


「他にも普通の万歩計としても使える『印籠くん』というのもあるぞ」

「オプションが多いな……コレ幾らするんだ?」

「牡丹さんが6,800円で印籠くんが5,800円だ」

「高っ!? ソフトと合わせたら20,000円近くするじゃねーか」

「まぁとにかく、やってみろ」

「絶対20,000円の価値ないだろコレ……」



※※※



「今度はどうだ?」

「まぁ、さっきよりは良くなったけど……」

「印籠くんに貯まった歩数は、本体と接続して転送すれば、お遍路に反映させることも可能だぞ」

「いや……というかさぁ、コレずっと足踏みしてるだけだし、やっぱり『実際に歩いている』という感覚とはちょっと違うだろ」

「そりゃ仕方ないって、歩くなら、ルームランナー的な専用コントローラーが必要になるし
  そんなの作ったら、十万円近くになるぞ、絶対」

「十万あったら、その金で本物の四国に行った方がいいだろ……。
  コレで八十八ヶ所巡りはキツいって」

「ああ、それなら心配するな。二十三ヶ所で終わりだから」

「は?」

「だから、タイトルに『阿波国編』って書いてあるように、最初の二十三ヶ所で終わりなんだよ」

「何だそりゃ!? 残りの六十五ヶ所は!?」

「続編で対応する予定だった」

「『だった』って何だ!? 何で過去形!?」

「メーカーが解散しちゃったからな。どうしても残り六十五ヶ所を巡りたいなら
  本当に四国に行って、巡ってくるしかないな」

「ならもう、最初から四国に行けよ! 結局何だったんだ、このゲームは!?」




190 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:25:54.44 KlIOUtjyo 147/261


>>189はミスです




「まずは般若心経の基礎知識を、イラスト付きの解説で学んでいこう」

「何一つ興味ねぇよ……」

「一通り読んだら、次はいよいよメインの部分である『写経』に挑戦だ」

「いや、もう本当に興味ない。早い話が漢字の書き取りじゃねーか」

「画面にお手本の下書きが表示されるから、それをなぞっていきます。好みに応じて、ペン字か毛筆かを選べます」

「DSのタッチペンだと書きづらいな……」

「こういうゲームをやるときは、ペン型のタッチペンを買ってきた方がいいな。そんなに高いものでもないし。
  ……書き終わったら画面下の『決定』をタップします。コレを繰り返して写経を続けていきます」

「般若心経って全部で二百六十六文字だっけ? 地味な作業だよなコレも……」

「ちなみにコレ、別にお手本通りに書く必要はありません」

「は? じゃあ何のためのお手本だよ?」

「お手本と全然違う字を書いても『決定』をタップすることが出来ます」

「はぁ!?」

「正確に言えば、字じゃなくても構いません。図形だろうが、線だろうが、絵だろうが
  タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!!! ←このようなAAの類だろうが、書いてさえあれば決定を押せます」

「もう、写経じゃねーよコレ! ただのお絵かきソフトだよ!」

「こんな仕様なので、当然、書いた文字に対する評価やアドバイスはありません。
  ただ書かせるだけの、投げっぱなしジャーマンです」

「またしてもDSの意味ねぇ!! 紙に書けよ!!」




191 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:28:22.08 KlIOUtjyo 148/261


「では、続きまして『読経』を始めます」

「般若心経を読唱するのか? 素人がいきなり?」

「大丈夫だ。ちゃんと音声ガイドが入っているから」

「うんまぁ……それなら何とか」

「さぁ、この合成音声のお経に合わせてご唱和ください」

「何で合成音声!? そこは本物のお坊さんの声を入れといてくれよ!」

「合成音声にすることで、速度やキーの高さを調節できるんだ。何方でも自分にあったペースで……」

「だから恐ぇーんだよ! むしろ呪いの言葉にしか聞こえんわ!!」

「だいぶ前に『初音ミク』にお経を詠ませる、罰当たり動画があったけど
  アレを更に酷くした感じだな……」

「ボーカロイドにすら負ける音声ガイドって何だよ!?
  実用ソフトなのに、何一つ実用的じゃないのは何故だ!?」

「だってここ、クソゲーを紹介するスレだし……」

「それだよ! さっきから聞きたかったけど、実用ソフトは『ゲーム』と言っていいのか!?」

「それはまぁ……『ゲーム感覚で出来るお勉強』的な……」

「そんなモンは、小学校の先生だけで充分なんだよ!!」

「そう言うなよ。実際に役に立つ実用ソフトだってあるんだぞ?」

「だったらそれを持ってこい! 何の役にも立たねーじゃねーかコレ!!」

「ぶっちゃけ、そのとおりだ」

「開き直りやがったよコイツ……」




192 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:30:03.50 KlIOUtjyo 149/261


「ところで『仏像彫刻』って知ってるか?」

「はぁ……そのまんま仏像を彫ることだろ?」

「ああ。……で、このゲーム。流石に仏像彫刻は出来ないが、多数の仏画イラストが収録されている」

「…………それで?」

「流石は大人から子供までのニンテンドーDSのソフトだ……なんと、この仏画に色を塗る『ぬりえ』を楽しむことが出来るんだ」

「意味が分からねぇよ!?」

「でもお前、塗り方によっては、他ではちょっとお目に掛かれない『カラフルな仏画』を……」

「罰当たりだから止めんか!!」

「ちなみにな、友よ……」

「あん?」

「『書き込み式般若心経練習帳DS』というのも、あるのだが……」

「他にもあるのか!? 大して需要なさそうなに、何故二本も!?」

「発売日が四ヶ月しか違わないからな。単純にネタ被りだろう」

「どんだけ奇跡的な確率で、般若心経ネタを被らせたんだよ……」




193 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:32:24.35 KlIOUtjyo 150/261


「と、まぁ……役立ちそうで、全く使えないゲームの紹介でした」

「こういうのは何て言ったらいいんだろうな……『マニアック』とも違うし、どう表現すればいいのやら……」

「巡礼にしても、写経や読経にしても、ヴァーチャルでやるもんじゃねーな」

「……というか、厄払いはどうなったんだよ?」

「それはもういいや……明日、近所の神社にでも行ってくるから」

「最初からそうすりゃ良かったんだよ……というか、只の寝不足だから、家帰って寝ろ」

「巫女さんいるかなぁ……」

「いや、何しに行く気だお前!?」

「は? 神社って、巫女さんを視姦するための施設だろ?」

「お前、一回本当に呪われろ」




194 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:43:00.45 KlIOUtjyo 151/261


「と、いうかだな……第十回目という節目の回が、こんなので良いのかよ?」

「って、言われてもなぁ……基本的に、いつもこんな感じだし、今更、特別なことなんて何も……」

「一つぐらい何かねぇのかよ?」

「じゃあ……俺たちのプロフィールでも」

「誰得!?」



・男
ゲームが趣味の青年。少年時代に近所の悪徳ゲームショップで
ドラクエ4と抱き合わせで買わされた『星を○るひと』を、気合いでクリアした豪傑。
以来、クソゲーに対して『ツッコミどころを探しながら遊ぶ』という、間違った楽しみ方を見出す。
クソゲーが大好物だが、普通のゲームもやる。
好きなゲームは『ファーランドストーリー』シリーズ。


・友
半オタ。ゲームやアニメは大好きだが、オタクと呼べるほど専門的な知識はない。
男とは中学校入学以来の付き合い。男に比べれば、まだ常識人の部類だが、ツッコミがキツい。
『天外魔境Ⅲ』のためにスーパーグラフィックス・アーケードカード・PC-FXを購入したが、結局発売されず、PS2でようやく発売された天外Ⅲは
既に時代遅れのお使いゲーだったという、苦い経験がある。
実はシューターで『イメージファイト』を1クレジットでクリアしたことがあるらしい。
好きなゲームは『怒首領蜂・大往生』と『ブレイジングスター(アサユキ縛りプレイ)』
ちなみに彼女持ちの半リアでもある。


・巴マミ
正直、アイドルネタはどうかと思う。巨乳。




「マミちゃん関係ないだろ!? 仲間に引き込もうとするなよ!! というか、このネタしつけーよ!」




195 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/03 20:47:53.32 KlIOUtjyo 152/261


「こんな感じで、ダラダラやってきたこのスレですが、早いもので、十回目も終わろうとしています。
  そろそろネタも尽きてきたので、あまり長くは続かないと思いますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです」

「本当に勢いだけで立てた、完全に見切り発車のスレなので
  ネタがなくなり次第、終了の流れになるかと思われます。ご了承ください」

「では、今回はここまで。またお会いしましょう。さようなら」

「というかお前、星をみ○ひとクリアしたのかよ……スゲーな」



【お遍路さん~発心の道場(阿波国)編~】 製作・販売:ピンチェンジ 機種:ゲームキューブ 発売日:2003年7月24日

【It's tehodoki! 般若心経入門】 製作・販売:AS Networks 機種:ニンテンドーDS 発売日:2007年8月9日

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198 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 00:45:16.71 nLT+OfjCo 153/261


「やあ皆さん。クソゲー研究室へようこそ。クソゲーアカシックレコード、第十一回目です」

「さて、今回はクソゲーはお休みさせていただいてですね。>>1がふと思った『限定版って本当に必要か?』という
  疑問について、お話させてもらおうかと思います」

「俺としては嬉しいけど、スレの趣旨と違う話をするって、どうなのよ?」

「友よ……お前は限定版に対する認識が、少々甘いようだな」

「え?」

「『初回限定版』と銘打っているソフトの限定版はよく見かけるが、『通常版』を見たことがない
  ってゲームが、どれだけあると思ってるんだ?」

「ああ、限定版は限定版でも、そういう限定版か……」



199 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 00:48:26.90 nLT+OfjCo 154/261


「まずは『限定版』の基礎知識ですが、一般的にゲームソフトの限定版は、三つのタイプに分かれます」

「何か久々の雑学垂れ流しだな」

「まぁ雑学と呼べるほどのことではないけどな。まず一つ目は『受注生産型』です」

「注文を受けてから作るタイプか」

「メーカー側から小売店・通販サイトなどに『○月○日までに、ご注文ください』という通達がきて
  予約状況などを参考に、店側が発注して、その総数を生産するというタイプです」

「早めに予約すれば、ほぼ確実に入手でき、店側も大量の在庫を抱え込むリスクが少なくて済む
  比較的に良心的な限定版です。追加注文などにも応じてもらえる確率が高いそうです」

「これなら欲しい人全員に行き渡るな」

「二つ目は『数量限定型』です。最初から生産数が決まっていて、それを各地の小売店に割り振るタイプの限定版です」

「コレは本当に限定版って感じだな」

「確実な売り上げが期待できるゲーム……いわゆる『超大作ソフト』の限定版に多いタイプです。
  コレは結構危険で、店側が大量に予約を取ってしまい、後でメーカー側から『○○本まで、ご注文いただけます』
  という連絡を受けた時に『全然足りないよ! ど、どうしよう……』なんて事になることが、多々あるようです」

「予想よりずっと少なかったってことか……ご愁傷様だな」

「そして三つ目は……『抱き合わせ販売型』の限定版です」

「嫌な響きだな……」

「まず『メーカー側は、あくまで商売でやっている』という前置きをさせていただきまして……
  抱き合わせ型というのは、その名の通り、限定版とセットで販売するタイプです。
  何を抱き合わせにするかというと、限定版ではない同名ソフト……つまり『通常版』とのセット販売です」

「えーと……どういうことだ?」

「端的に言えば、限定版というのは『ほっといても勝手に売れる』商品です。
  となれば、メーカー側としては『通常版の売り上げを如何に延ばすか』が課題になってきます。
  そこでメーカーは『通常版○本につき、限定版が一本買える』というシステムを思いつきました。
  要するに、限定版を入荷したいなら通常版も買ってね、ということです」

「……前置きした理由が何となく分かったよ」




200 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 00:52:46.54 nLT+OfjCo 155/261


「例えば『通常版十本につき限定版一本』だとしても、通常版を十本入荷したら、限定版が一本付いてくる
  というわけではありません。あくまで『限定版を買う権利』が得られるだけです」

「何故か『オプーナ買う権利』を思い出した」

「一見すると、利益主義の金に汚い売り方に見えますが、コレはつまり『大量購入してくれた店には
  優先的に限定版を販売します』ということなので、それほど『汚い売り方』というわけではないかと思います。
  小規模の小売店にしてみれば『冗談じゃないぞ』と思うところでしょうが……」

「店側にしてみれば、ハイリスクだよなぁ……通常版の在庫の山を、抱え込む羽目になるかもしれないんだから」

「記憶にも新しい『ラブプラス+』の限定版は、このタイプだったようです。公式通販サイトであるコナミスタイルを始め
  各通販サイトでは即日完売どころか、予約開始から一分も経たない内に、売り切れてしまうほどの瞬殺っぷりで
  争奪戦に破れたユーザーからの問い合わせが、各地のゲームショップに殺到し、大騒動となった限定版です」

「ああ……アレは確かに凄かったな」

「激しい争奪戦の末、疲れ果ててしまったユーザーの一部は『もう通常版すら買う気が失せた』と言い出す始末でした。
  店側も、既に完売しているゲームの問い合わせが殺到してしまい、無駄とも思える電話対応をしなければならず
  通常業務に多大な影響を及ぼしてしまったようです。某ゲームショップの店員さんなどは、自身のブログで
  『あんな大変な思いをするのは、もう懲り懲りです。ラブプラスは二度と限定版を作らないで頂きたい』という
  愚痴をこぼしていました」

「うーん……限定版って、何のためにあるんだ?……って、考えてしまうな」




201 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 00:56:20.67 nLT+OfjCo 156/261


「限定版といえば、もはや伝説とも言える限定版が存在している」

「…………このスレで『伝説』という言葉を使ったってことは、そういうアレだな?」

「ああ……。人気キャラの限定フィギュアが付いてくるということで、問い合わせが殺到し、予約するにも抽選に当たる
  必要があるほどの人気で、ラブプラス+ほどではないにしろ、激しい争奪戦が繰り広げられた限定版だ」

「その争奪戦を勝ち残り、限定版を手にした人たちは、口を揃えて、こう言ったそうだ……
  『通常版を買えば良かった』……と」

「もう分かった。『アレ』のことだな……」

「新作発表会ではフィギュアは公開されなかったが、誰もが『可愛らしいフィギュアが付いてくる』と
  信じて疑わなかったであろう、その限定版は……いや、そのフィギュアは発売後、ネット上で『邪神像』と名付けられ
  大騒動となった……そう、『ゼノサーガepisodeⅡ』の限定版だ」

「酷かったよなアレは……メーカー側がフィギュアを非公開にしていた理由は
  『コレは見せられない』ということだとしか思えないからな」

「限定版だけに止まらず、通常版も……というか、ゲーム自体の出来も酷かったしな」

「キャラが無駄にリアルタッチになって、ヌメッとした気持ち悪い感じになってたり、戦闘システムが別物になってたりで
  前作の良かった点・好評だった点が、軒並み変更されていたな……しかも、悪い方向に」

「某ゲーム誌の点数表では、余程お気に召さなかったのか、その雑誌における最低点を付けた上に『全部元に戻せ』という
  コメントをしていたレビュアーの人がいたな……」

「それ、多分ファンの総意だと思うぞ」




202 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:00:05.38 nLT+OfjCo 157/261


「ゼノサーガは元々、PSで発売された『ゼノギアス』の続編的な扱いです。
  クリエイターの方がスクエア(現・スクエアエニックス)から離れて、モノリスソフトを設立し製作、販売元もナムコ(現・バンダイナムコ)
  に変わりました。版権の関係上、タイトルが『ゼノサーガ』に変更されたそうです」

「ゼノサーガはゼノギアスの過去の話なんだそうだな」

「まぁ、この辺はファンなら誰もが知っているだろうけどな。ちなみにゼノギアスは約九十万本
  ゼノサーガⅠは約四十四万本、ゼノサーガⅡは約二十五万本、そして、三部作の完結編であるゼノサーガⅢは
  約十八万本を売り上げたそうです」

「どんどん減っていってるな……」

「三部作とかやっちゃったら、売り上げが減っていくのは、そりゃ仕方ないさ。……邪神像騒動と、クソみたいな改悪が
  Ⅲの売り上げに、多大な影響を与えた可能性は否定できないけど」

「ファンの間でも『DS版のⅠ・ⅡをやってからPS2のⅢをやるのが賢い選択』と言われているらしいな」

「メーカーを含めて、誰もがepisodeⅡを『無かったことに』したいんだろうな……。俺としては、クソゲーWelcome
  という感じではあるが……」

「ゼノサーガⅡの発売を最も喜んだのは、間違いなくお前だな」

「いやぁ……俺だって、普通に楽しみたかった……って、思ってるよ? まさかゼノサーガが
  俺のクソゲーコレクションに、加わることになるとは夢にも思わなかったよ」

「ゴミみたいなコレクションだなオイ。というか、本当にゴミだけど」




203 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:03:25.93 nLT+OfjCo 158/261


「三部作といえば、ファイナルファンタジー13も、三部作なんだったな」

「そうらしいな。13-2のエンディングに『To be Continued』という文字が出たとかなんとか……」

「FF13については賛否両論だが、否の方が若干多いかな?」

「シリーズファンにとっては『期待はずれ』感が大きすぎたな」

「長くなるから詳細は省くけど、とにかく『ツカミの五分』で完全に失敗してるからな」

「何だそれ?」

「ゲームに限らず、昔から言われていることなのだが……。後半にどれだけ面白くなろうと『序盤で投げられたら
  もう、それまで』って意味だ。五分というのは例えだな」

「FF13でいうと、終盤……中盤ではなく終盤というのが、また何とも……という感じだが、終盤近くで急激に面白くなってくるが
  序盤は専門用語の羅列で、何一つ頭に入ってこないストーリーや
  ボタンを連打するだけの戦闘、一本道で前進しかできないマップなどなど……クソゲーにありがちな要素が満載で
  肯定派の人にすら『擁護不可能』とサジを投げられる面白くなさだ。終盤近くは面白くなると言ったし
  実際に面白いのだが、その前で投げられたら、何の意味もない」

「まぁ確かに……」

「FF論議スレなどでは『序盤しかやってない奴が13をクソゲー呼ばわりしてるだけ』という意見も見かけるが
  序盤で続ける意志をなくすようなゲームを作った責任は、やはりメーカー側にあるし、『面倒になって止めた』じゃなくて
  『面白くないから止めた』というのが理由であるならば、途中で投げたユーザーに問題があるというのは
  何の言い訳にもならないんだよ、実際。それだけ『ツカミの五分』というのは重要ってことだ」

「そういう意味では、FF13はクソゲーだと言わざるを得ないってわけか……」

「序盤だけ見たら、本当にただのクソゲーだしな、残念ながら。……それと、個人的に言いたいことがある」

「何だよ?」

「文字が小さすぎるんだよ! スクエニはこう言いたいわけか?
  『小さいTVしか持っていない貧乏人には、ファイナルファンタジー様をやる資格はないんだよ、この貧乏人が!!』
  そう言いたいのかコラ? どうなんだよスクエニ、コノヤロー」

「ただの被害妄想じゃねーか!!」




204 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:07:13.40 nLT+OfjCo 159/261


「三部作というのは、余程自身がなければ、出来ないことだな」

「そうか? 結構、色々ある気がするけど……」

「ドラクエの『ロト三部作』や『天空三部作』とは意味が違うよ。同じ世界、同じ時間軸、同じキャラクターで
  三本作るってことは『つながりはあるが、それぞれが独立した話』ではなく『完全につながった物語を、三つに分ける』ということなんだ」

「はぁ……?」

「つまり、第一作目で『コレは面白くない』と判断した人は、二作目以降は買わない。そして、物語が完全につながってるから
  一作目を遊んでない人も買わない……要するに『新規ユーザーの取り込み』が困難になるんだ」

「なるほど……」

「二作目を遊んでから、一作目を買うという人もいるが、基本的には1→2の順番でやる人が大半だろうし
  売り上げへの影響は微々たるモノだろうな……。それに三作目ともなると、1・2と続けて遊んできた人の中にも
  『もう飽きたからいいや』って人が出てくる。結果、新作を作る度に、売り上げが減っていくんだ。
  前作を上回ることは『まずあり得ない』と、考えた方がいい」

「何というか……シビアだな」

「FF13の場合は、マラソンで例えると『スタート直後に転倒して、足を捻ってしまった』ようなもんだ。
  それでも13-2が、PS3・Xbox360合わせて、百万本以上売れたのは、流石と言うべきだろうが……」

「FFブランド健在!! ってとこだな」

「FFは14でも、やらかしてるからな。どうかブランドの名に恥じないゲームを作ってもらいたいものだ。
  ただでさえスクエニは『グラフィックが最高峰なのは分かったが、肝心のゲームが微妙』『システムが革新的()すぎて
  ついていけない』『リメイクばかりで、過去の栄光に縋りすぎ』などと、ゲームメーカーとしての評価も
  良いとは言い難い状況だしな」

「合併したとはいえ、老舗メーカーなんだし、もうちょっと頑張ってもらいたいよなぁ……」




205 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:10:02.70 nLT+OfjCo 160/261


「さて、限定版の話に戻ります。受注生産型は入手しやすいと言いましたが
  コレは、あくまで『早めに予約』した場合の話です」

「早めにというと?」

「発売日が近づいてから、予約しよう……って考えだと、予約しようとしたときには、既に締め切られている場合があるんだ。
  PSPで発売された『とある魔術の禁書目録』の限定版などは
  フィギュアの製作に時間が掛かる関係上『発売日の半年前』には、受注が締め切られていたらしい」

「早っ! 半年以上も前から、予約を受け付けてたってのも凄いな」

「こうなってくると、困るのはやはり店側だ。予約も少ない状況で『どのくらい入荷すればいいのか』という
  判断をしなければならないんだからな」

「入荷しすぎたら『ワゴンに限定版を山積み』という、悲惨な状況になるな……」

「フィギュアなどが付属する限定版は、ただでさえ場所をとるから余計にな。……場所をとるといえば、俺が知る限りでも
  五本の指に入る、巨大限定版があったな」

「ほう」

「ニンテンドーDSで発売された『狼と香辛料 海を渡る風』の限定版なのだが……通常のDSソフトのパッケージが
  音楽CDサイズなのに対して、この限定版は、なんと全長60㎝という、DSのソフトとは思えない大きさだった」

「デカすぎるだろ!? PS3の外箱よりデカいじゃねーか!! 何が入ってたんだよ!?」

「小規模のゲームショップなんかはビビっただろうな。まさかDS用ソフトが、こんなサイズだとは、夢にも思わなかっただろう」

「置き場所にも困っただろうな……」

「コレで一番大変だったのは、購入した人だな。自家用車を持っている人ならともかく、家まで持って帰らないとならんのだからな……
  通販を利用した人でさえ、運送会社が『配達先を間違えたんじゃないか』と混乱しただろうし……」

「インパクトのある限定版を作りたいのは分かるが、明らかにやりすぎだなコレは……」

「問題なのは店側も、ここまで大きな商品を入れられる紙袋の類を『用意していない』ということだ」

「と、いうことは……」

「ああ……ソフトを包む袋がないから『剥き出しの状態で脇に抱えて』家まで帰らなければならないんだ。
  すれ違う人々に『狼と香辛料の限定版を買いました!』と、アピールしながら……」

「何の罰ゲームだそれは!?」

「物が物だけに、恥ずかしさも倍増だな。店まで交通機関を利用して来た人なんて、更に地獄だぞ?
  電車やバスの車内で、乗客の好奇の目にジッと堪え続けなければならないんだからな。
  もし、下校中の女子高生の集団と、乗り合わせてしまったらとか、想像してみろよ」

「……………………まさに地獄だな。変な汗が出てきた」




206 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:13:04.90 nLT+OfjCo 161/261


「こういった『原作物』のゲームの限定版は、買った後も扱いに困ることが多い」

「持って帰るだけで、あれほどの苦労を強いられるのに、まだ何かあるのか?」

「時間の経過と共に、旬も過ぎていくってことさ。あれだけ欲しくて、予約してまで買った限定版も
  数年経った後では、既にブームも過ぎ去り、自分の中の熱もすっかり冷めてしまった。
  今は別の作品にハマっているし、フィギュアなんかも、そっちを飾りたい。そんな時に、ふと部屋の隅に置かれた
  巨大な限定版の箱を見て『俺、何でこんな物買ったんだろう? 邪魔なだけじゃん』と……」

「生々しいな……ありそうで困る」

「サントラや設定画集の類なら、まだ『おお、懐かしいな』となるかもだが、場所をとるのは流石にな……
  限定版とは違うが、Xboxの『鉄騎』も、あの巨大な専用コントローラーの置き場所に、どれだけの人が困らされただろうな」

「飽きたあとで、どう処分するかが、一番の問題ってことか」

「これってつまり、オ○ホとかダッ○ワイフの処分に困るのと一緒……」

「それとだけは一緒にするな!!」




207 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:15:33.46 nLT+OfjCo 162/261


「ここからは、いくつかの限定版の中身を見ていこうと思います。
  まず最初は『火星物語』の限定版です」


・オリジナルフィギュア5体

・火星物語特製ジオラマ

・黒パンツ型バンダナ

・クエスのピアス

・ポチ名刺ケース

・火星物語コロコロハンコ

「……正直、全部いらねぇな」

「まぁフィギュアはまだ良いとして、他が酷いな。ジオラマとか言ってるけど、コレただの飛び出す絵本だし
  キャラクターが印刷された名刺ケースなんて、使い道ないし、柄が女性物の下着のバンダナなど、恥ずかしくて
  頭に巻けないし、コロコロハンコに至っては、本当に使い道ないだろ」

「唯一使えそうなのは『クエスのピアス』だが……」

「ピアスと言いつつ、耳たぶに挟むタイプだな。デザイン的に、普段使いできないし、欲しいか欲しくないかと聞かれたら
  間違いなく『イラネ』と答えるな、俺だったら」

「何だろうな、この『間違った方向にオマケを豪華にしちゃった』感は……」




208 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:18:21.28 nLT+OfjCo 163/261


「続いては『カードキャプターさくら 知世のビデオ大作戦』の限定版を見てみましょう」

・さくらちゃん知世ちゃん、おやすみ抱き枕カバー

・ホットケーキセット(フォーク×1 スプーン×1 皿×1)

・オリジナルパネル時計


「中々、香ばしい感じだな」

「ゲーム自体の評価も最低レベルだった、この限定版だが、一番の売りは『ホットケーキセット』だそうだ」

「ホットケーキって……皿とフォークとスプーンが入ってるだけじゃねーか」

「賞味期限の問題もあるし、粉は入れられないだろ。だいたい、食品を入れたら『食玩』として売らないとならんし」

「史上最高値の食玩になるな、それ……」

「パネル時計は本体だけじゃなく、電池まで中国製だ。電池の2002という謎の数字が、非常に気になるところだが……」

「安く済まそうとしたんだな……でも、電池ぐらいは国産メーカーにしてくれよ」

「抱き枕カバーは……まぁ普通だな。それほど、いかがわしい感じではない」

「アニメキャラの抱き枕ってだけで、充分いかがわしいだろ……。そもそも、このホットケーキセットも
  皿とフォークは分かるが、スプーンは何に使えってんだよ?」

「ティースプーンなら、まだ分かるけど、この大きさじゃ本当に何に使えというのか分からんな……
  蜂蜜を掬うスプーンとか?」

「市販のケーキシロップ買ってきたら、使わんだろ……」



209 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:21:35.67 nLT+OfjCo 164/261


「次は『同級生2』です」


・フィギュア×12体


「じ、十二体……だと!?」

「プレステの限定版では、最大規模といわれている巨大限定版です。台座やキャラクターの名前シールなども付いてきます」

「余程の物好きしか買わないだろコレ……」

「実際、売れなかったようだな。ワゴンコーナーに鎮座している、同級生2・限定版の姿を何度見たことか……」

「フィギュアの出来が良ければ、まだ救われるけど……その辺どうなのよ?」

「良いとは言えないな……流石に『邪神像』よりはマシだけど、十二体全部、微妙な感じだ。瞬間接着剤で台座に
  固定したり、デカールを貼り付けるのにピンセットを使った、細かな作業を要求されたりで、スゲー面倒だしな」

「デカール?」

「目の部分は、付属のデカールを自分で貼らないとなんないんだよ。
  箱から出したときなんて、全員『白目』だから不気味だぞ?」

「つまりシールのことか……一気に安っぽい感じになったな」

「しかも、立たせるだけで一苦労だし、とてもじゃないが、部屋に飾っておこうなどとは、到底、思えないクオリティの低さだ」

「無理して全ヒロインのフィギュア付けるぐらいなら、メインヒロインの
  精巧なフィギュアを、一体だけ付けた方が良かったんじゃないか?」

「まぁ、その方が無難だったよな……しかも、攻略対象のヒロインは、十六人いるという……」

「残りの四人は!? ますます十二体も付けた意味が分からなくなったな……」




210 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:24:55.41 nLT+OfjCo 165/261

「最後はコレです」


・エネミーゼロ 超限定版


「……超限定版?」

「正式な名称ではないが、あまりのインパクトから、こう呼ばれているんだ。
  生産数は、なんと限定二十台という、恐ろしく希少な限定版だ」

「また随分、少ないな……。完全なコレクターアイテムってところか」

「購入者には、エネミーゼロの監督である、ゲームクリエーターの飯野賢治氏が、直々に自宅まで届けに来てくれて
  ツーショット写真を撮ってもらえる……というサービスがあったそうだ。四十二歳という若さで亡くなってしまった飯野氏だが
  『ゲーム業界の異端児』と呼ばれ、過激な発言と型破りな発想で、斬新かつ革新的なゲームを世に送り出してきた彼が
  ゲーム業界に残した功績は、多大なものであったと言えるだろう」

「『こうするべき、なんて決まりはないんだから、新しい形を模索してほしい』は名言だったな……」

「この場を借りて、飯野氏のご冥福をお祈りさせていただきます……まぁ、エネミーゼロはクソゲーだったけどな」

「余計なことを言うな! また怒られるだろ!!」



211 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:28:37.80 nLT+OfjCo 166/261


「このエネミーゼロ・超限定版は、伝説中の伝説といっても過言ではないほどの、伝説を打ち立てた限定版です」

「中身はさぞ壮絶だったんだろうな……何が入ってたんだ?」

「残念ながら、限定二十個となると入手困難で、俺も>>1も実物を見たことはないから
  詳しいことは不明だ。ただ、実際に購入したという人のブログでは
  『ゲームショーでコンパニオンが着用していた衣装』が入っていた……と書かれていた」

「え……? それって『同じ物が』ってこと? それとも、まさが『実際に着用した物』が……」

「もし、実際に着用された物だったら、懐かしのブルセラショップ的な怪しい商品になるな……全体的に。
  さて、ここでお前に聞いときたいのだが、『アニメキャラの抱き枕カバー』と『コンパニオンの衣装』なら
  どっちが、よりいかがわしいと思う?」

「ああ、CCさくらの限定版のヤツか……正直、どっちもだが、流石にコレと比べたら
  『抱き枕カバーぐらいなら、どうってことない』と思わざるを得ないわ」




212 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:32:53.34 nLT+OfjCo 167/261


「この段階で、既に伝説級のインパクトだが、驚くべきところは、そこではない」

「コレよりヤバい物が入ってるのかよ……」

「いや、問題は内容物よりも、その値段だ」

「ん? そんなに高いのか? まさか本体より高いとかじゃ……」

「そのまさかだ……。お値段なんと『二十万六千円(税込み)』だ!」

「はぁぁぁ!? 一桁違うだろ!! 誰が買ったんだよそんなモン!?」

「PS3のソフトが約八千円として二十五本。『ソフト一本がハード並の価格』でお馴染みの
  『ネオジオ』のソフトでさえ、六本も買えてしまう価格だ。
  ちなみに現行ハード(WiiU・PS3・Xbox360・3DS・PSP・PSvita)を全部買っても、お釣りがくるぞ」

「買う方も買う方だが、こんなモン販売した飯野氏って……」

「多大な功績を残した人物なのは確かだが、ここだけ切り取って見ると、イカレているとしか思えんな。
  『馬鹿と天才は紙一重』という言葉があるが、型破りなのも度が過ぎると、ただの馬鹿にしか見えないものだ。
  まぁ、発案者が飯野氏本人なのか、それとも別の人なのかは分からんけど」

「どっちにしろ、企画段階で誰か止めてやれよ……」




213 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:38:08.06 nLT+OfjCo 168/261


「えー……先程は少し言い過ぎました。天国の飯野賢治氏に、お詫び申し上げます」

「さて、今回は限定版をテーマにお送りしてきましたが、昔はどんなゲームでも、限定版と通常版があれば
  まずは限定版が売れたそうです。しかし、最近では『○○円も高いなら、通常版を買う』という人が大半を占めるようになっていて
  グッズの内容次第では、人気タイトルでも限定版が売れ残ってしまうことが、多々あるとのことです」

「店側にしてみれば、せっかく入荷した高価な限定版が売れ残るってのは、痛いだろうな……」

「全長30㎝を越えるような、巨大限定版だと場所も取るし、更に悲惨だな」

「売れ残ったのって、最終的にどうなるんだろ? 売れるまで、ワゴンに置いとくわけでもないだろうし……」

「あるゲームショップの店員さんの話だと、大量に売れ残ったソフトの仕入れ担当者は
  上司から『今月の給料、現物支給な』と脅されるそうだ」

「恐っ!! 死ねって言ってるようなもんだろ!?」

「まぁ、実際に現物支給されることはないそうだが、言われた方は、精神的にキツいだろうな」

「在庫の山で涙目のところに、更に追い打ちだもんな……泣きっ面に蜂とは、まさにコレか……」

「ちなみにその店、大量に売れ残ったゲームを特価品として、セール販売した際に『大特価! 買わなきゃ損! 買ったら大損!!』
  という紹介文を店頭に貼ったところ、『即日完売』したらしい」

「何で!?」

「まぁ、インパクトという一点だけなら、これほど強烈な売り文句は、ちょっとないだろう」

「逆にやってみたくなる心理か……」

「後でメーカーの人から電話がかかってきて、怒られたらしいけどな」

「そりゃ当たり前だろ」




214 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/10 01:42:16.73 nLT+OfjCo 169/261


「今回紹介した限定版は、数ある限定版の中でも『特に酷い』という物ばかりです。そういうスレなので……」

「こうなってくると、もうゲームの内容以前の問題だよな……。そりゃ限定版が売れなくなるわけだ」

「出来の悪いゲームの限定版に限って『グッズがやたら豪華』という傾向があるな。
  まぁ『豪華』といっても、あくまで金銭的な話のことで、グッズ自体の出来は微妙な感じなのが多いけど」

「限定版って、本当に何のためにあるんだろうな?」

「さぁ? ……少なくとも『ファンが喜ぶから』なんて、単純な理由ではないだろうな。
  もっと金の絡んだ、ドロドロした感じの何かだろう」

「何ていうか……想像したくない裏事情が垣間見えてしまうな」

「とにかく、限定版と言われると、欲しくなるという心理は分かりますが、限定版を購入するときは専門誌や
  Google等の検索を駆使して、グッズの中身を確認した上で、本当に必要か? 買ったら、後で困らないか?
  などをよく考えてから、予約することをお勧めします。後で困るのは自分な訳ですしね」

「発売日まで情報非公開なんてのが偶にあるけど、そういうのは、どうすればいいんだ?」

「その手の限定版は『間違いなく地雷』なので、購入しないことをお勧めします」

「言い切りやがったよコイツ……」

「さて、それでは今回はここまで。またお会いしましょう。さようなら」

「しかし、日本人ってのは本当に『限定』とか『プレミア』とかって言葉に弱いよな……」

1365435954-214

225 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/06/20 00:50:50.95 o4ayW8q0o 170/261


西暦20XX年――

世界は再び闇に包まれた。

悪が蔓延り、秩序は乱れ、力のみが支配する世界になっていった……。

世紀末救世主・ケンシロウは、その姿を消し、人々は絶望に打ちひしがれた。

そして――




この乱世の時代に、力を求め、拳法の修行を続ける、一人の若者の姿があった。

その若者の名は――





【新世紀救世主伝説  荒巻の拳】




「待てやゴラァァァ!!」




226 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 00:53:49.74 o4ayW8q0o 171/261


「何これ? マジで何なのこれ? 何が始まったんだよ!?」

「何って……荒巻の拳だけど?」

「お前ちょっといい加減にしろ!」

「まぁ落ち着けよ。今回のゲームがこれなんだよ」


【北斗の拳4 七星覇拳伝・北斗神拳の彼方へ】


「北斗の拳?」

「何だ? 知らないのか?」

「いや、知ってるけどさ……4ってことはシリーズ化されてるのか?」

「ああ、かつて全機種制覇を成し遂げた北斗ゲーム。そのFC版最終作がこれだ」

「……でも、クソゲーなんだろ? このスレで取り扱うってことは」

「まぁ、そういうスレだからな。グラフィックは当時としても、良いとは言えないし
  エンカウントの多さ、原作との矛盾など難点も多いが、全体的な出来としては
  『この時代のRPGならこんなモンじゃね?』といったところだ」

「いや、既に死臭が漂ってるんだけど……」

「それでは、第十二回目を始めます。今回は北斗の拳を知らない人には
  意味不明かと思われます、ご了承下さい」




227 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 00:56:34.15 o4ayW8q0o 172/261


「この北斗の拳4だが、原作終了後……つまり『修羅の国編』の、後の世界の話になっている」

「アニメだとそこで終わりだけど、原作はもうちょっと続いたよな」

「詳しい時代設定は不明だが……まぁ原作の十数年後といったとこだろうな」

「ふーん……ちょっと興味あるな、原作ファンとしては」

「今回もデフォルトの名前がないから、主人公の名前は『アラマキ』でいかせてもらう」

「またそれかよ……荒巻さん、ホントすいません」

「本当は平仮名しか使えないのですが、便宜上、片仮名でアラマキにします」




228 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 00:59:25.59 o4ayW8q0o 173/261


アラマキ『こ、これはどういうことだ!?』

※『う、うう……』

アラマキ『!? おい、大丈夫か!?』

※『か、帰ったかアラマキ……。だが、少し遅かったな、村は盗賊に襲われて、みんな死んでしま……グフッ!』

アラマキ『オイ! ……くっ!』

アラマキ『……そうだ! 母上は……母上は無事か!?』



【アラマキの家】

アラマキ『母上!』

『ア、アラマキ……戻ったのですね』

アラマキ『は、母上……ああ、何てことだ……』

『よく聞きなさいアラマキ……貴方は宿命を背負って産まれてきた子……。本当は私の子供ではないのです。
  本当は……本当は貴方は…………うっ……!』

アラマキ『母上……? は、母上ぇぇぇ!!』



アラマキ『ウオォォォォォォォォォ……!!』



「……という感じで始まります」

「意外にも面白そうだ」

「主人公は拳法の修行を続ける若者。特に流派などは語られてないので、我流の拳だと思われます」

「それ、拳法っていうのか?」

「修行を終えて帰ると、村は盗賊に襲われたあとで、母親を殺されてしまいました。
  これが切っ掛けで、この世の悪を憎み、力を切望するようになった主人公・アラマキ
  そして力を求めて旅にでた彼は、立ち寄った村で『北斗神拳伝承者』を名乗る『デカン』という男の名を聞きます」

「え? ケンシロウは?」

「村の奥にあるデカンのアジトに乗り込むアラマキですが、その理由は分かりません。
  一応、村の人が『デカンが来るまでは平和な町だったのに』と言ってますが、デカンが具体的に
  何をしたのかは不明で、アラマキは何しに行ったんだ? という疑問が残ります」

「何その投げ遣りなストーリー?」




229 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:01:48.57 o4ayW8q0o 174/261


「デカンは悪い奴で、村人たちが苦しめられている。悪を憎むアラマキは、デカンを退治するべく
  立ち上がったのだ。……そう脳内補完しつつ奥へ進みます」

「便利な言葉だよな、脳内補完って……」

「最深部では北斗神拳を悪用しようとしている、デカンが待ちかまえていて、問答無用で襲いかかってきます。
  アラマキが応戦して倒すと『やはりジャキ様の北斗神拳はインチキだったか……』と言い残し、デカンは死にます」

「ちょっと待て、ジャキ様って誰だ? 邪気眼か?」

「まぁ『ジャギ様』と言いたかったんだろうな。メーカー側の凡ミスだ」

「キャラゲーなのに、キャラクターの名前を間違えるなよ……」

「名前の表記ミスなんて、まだ良いほうで、原作で死んだはずのキャラが出てきたりするけどな。……まだ先の話だけど」

「いや、それは駄目だろ!?」




230 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:03:58.57 o4ayW8q0o 175/261


「こうして、元・ジャギの部下である偽伝承者デカンを倒したアラマキは、なんやかんやあって北斗神拳の奥義を体得します」

「なんやかんやって何だ!? 一番重要な部分を端折るな!」

「簡単に言うと、リュウケンの霊と出会うんだよ」

「霊ってオイ……」

「リュウケンから自分が北斗宗家の血筋であると聞かされ
  北斗神拳伝承者となると決意するアラマキ。そして、アラマキは奥義を……」

「そこが分からん。何でリュウケンの霊と会っただけで、奥義を体得できるんだよ?」

「まぁ、ぶっちゃけ、そういうゲームシステムだからだ」

「身も蓋もないことを……」

「アラマキは我流とはいえ、拳法の修行をしていたわけだし、基礎は出来上がっていたってことで。
  原作でも、一度見ただけで、相手の技を習得できる、みたいな設定あったし」

「それケンシロウクラスの話じゃないのか? 成り立ての、それも正式な伝承者じゃないのに、いいのかよ……」




231 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:06:59.67 o4ayW8q0o 176/261


??『その腕の七つ星の痣は……! アナタが北斗宗家の人間だったのか!?』

アラマキ『どうやらそうらしいが……君は誰だ?』

??『失礼しました。わたしは風丸、北斗宗家に使える従者の者です』

風丸『これからアラマキ様のお供をさせていただきます』



「アラマキに旅の仲間ができました。北斗宗家に使える従者の一族の人間で、風丸という少年です」

「こいつが最初のパーティーメンバーか」

「実際には、もっとアレな感じなんですけどね。七つの痣のクダリも、風丸じゃなくて
  洞窟にいたモブのじいさんが言ってた台詞ですし」

「いや、ちょっと待て! それ結構重要な台詞だろ? モブキャラに語らせるなよ!」

「とにかく、ここからは風丸と二人パーティーで、次の町を目指します」

「町に悪党が蔓延っている → 悪を倒す →次の町へ向かう → その町にも悪党が……大体、これの繰り返しです。」

「なんかもう、捻りのないワンパターン展開だな……」





232 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:09:38.70 o4ayW8q0o 177/261


「言い忘れていましたが、リュウケンに『ケンシロウに会い、真の伝承者となれ』と言われていて
  アラマキは消息不明のケンシロウを捜しています」

「そんな重要なことを言い忘れるなよ。……にしても、ケンシロウが行方不明って、何があったんだ?」

「それはまぁ、物語が進むうちに明らかになっていくってことで……」

「さて、風丸と二人、旅を続けるアラマキですが、次の町で占い師である長老に出会います。
  ケンシロウの行方を占ってもらおうとしますが、『三本の宝剣がなければ占えない』と言われてしまいます」

「持ってこいってか……面倒なイベントだな」

「町を荒らす『死神三兄弟』に奪われた宝剣を取り返すべく、裏山へ向かうアラマキ。ちなみにこの山は、妖星のユダの隠れ家だった場所だそうです」

「ああ、あのホモね」

「三兄弟の一人、レッドを見つけ、戦闘になるのですが……このレッド、赤くありません」

「何で!?」

「名前はレッドですが、服装は何か青っぽい感じです。ゴレンジャイのノリで『自分なに? レッド? 赤くないやないか!?』
  というツッコミの一つも入れたくなります」

「俺、何か嫌な予感がするんだけど……」

「おそらく的中している。次に待ちかまえる『ホワイト』も黄色っぽい服装だった」

「やっぱりか!?」

「二人を倒し、二本の宝剣を取り戻したアラマキ。しかし、長兄である『ブルー』が、長老を殺しに町へ向かったことを知り
  急ぎ町へと引き返します」

「……そいつも?」

「うん。青くなかった」




233 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:11:49.86 o4ayW8q0o 178/261


「死神三兄弟を倒すと、彼らは更生することをアラマキに誓い、逃げていきます。アラマキも彼らを見逃してやります」

「悪を憎むわりには、甘い奴だな……」

「まぁ、ただの小悪党だしな。さて、宝剣を取り返したお礼に、長老がケンシロウの行方を占ってくれたのですが……」


【みなみ   どうくつ】


「以上です」

「適当すぎるだろ!」

「外に出ると、爆弾屋のボムが、道を塞ぐ大岩を破壊してくれます。
  そこから南に向かうと、洞窟を発見。中にいた人物に話しかけると……」


アラマキ『あなたがケンシロウか?』

???『いや、わたしはケンシロウではない……わたしはかつて、ケンシロウ様の最愛の女性
     ユリア様に使えていた、南斗五車星・海のリハク』


「この爺さんまだ生きてたの!?」

「海のリハクから『ケンシロウは傷を癒すために水晶殿に向かった』という情報をもらいます。
  水晶殿の場所は、裏南斗六星に出会ったときに分かるとのことです」

「裏南斗?」

「南斗六聖拳の陰で受け継がれてきた拳法で、乱世の混乱に乗じて、世界制覇に動き出そうとしているらしい」

「何かもう、取って付けたような……長期連載にありがちな延命処置っぽいな」

「まぁ、実際に連載が続いていたら、原作のほうでも出てきたかもな」

「さて、リハクの話では、この先にある町に北斗神拳の修行を続ける若者が居るとのことで、早速会いに行きます。
  リハクの横を通り過ぎようとすると、以下の台詞と共に、HPとOPを全回復してくれます」



リハク『北斗神拳に栄光あれ!』



「お前南斗だろ!?」




234 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:14:46.54 o4ayW8q0o 179/261


リュード『ふぅ……』

モブ『痛てて……訓練でやりすぎだぜリュード』

風丸『!! 貴方にもアラマキ様と同じ七つ星の痣が!』

リュード『ああ、俺は北斗宗家のリュードだ』

アラマキ『では、君も北斗神拳伝承者を目指しているのか?』

リュード『うむ』

風丸『伝承者候補が二人……。ならば、これからはお二人で一緒にケンシロウ様を捜してはいかがでしょう?』

リュード『……フッ、よかろう』


「アラマキたちに新たな仲間が加わりました。アラマキと同じ北斗宗家の血を引く、リュードです」

「イケメンだな。強そうだし」

「実際強いよ。ドラクエでいうなら、風丸は僧侶系だけどリュードは戦士系で、申し分ない攻撃力だし」

「ここで、ちょっとシステムの解説。このゲームでは奥義は、ドラクエの魔法のような扱いでOPを消費して使います。
  それぞれ剛拳が攻撃系、柔拳が補助系、秘孔が回復系となっています。例外もありますが」

「OPってのは、ドラクエのMPと同じ扱いなんだな」

「アラマキは三つ全てを使えますが、風丸は柔拳と秘孔だけで、剛拳は使えません。
  新たに加入したリュードはアラマキと同じく、三つとも使えます」

「伝承者を目指すライバルなんだし、主人公と同等のことが出来て当然だな」

「この辺のバランス調整ミスって『リュード弱ぇぇぇwww』ということにならなくて、本当に良かったと思います」

「そういえばコレ、クソゲーだったな……」

「まぁ、ゲームを進める内に、戦力として物足りないキャラになるわけだが……」

「いや、強いのか弱いのかどっちだよ!?」




235 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:16:52.46 o4ayW8q0o 180/261


「情報屋のジョーから『ケンシロウは西のレジェンダの町で用心棒をしている』という
  怪しげな情報を得て、一路西へと向かいます」

「オイオイ……水晶殿はどうなったんだよ?」

「レジャンダに着くと、居ました! ……用心棒のケンゴロウさんが」

「そんなオチ!?」

「ジョーをしばき倒したい衝動に駆られながら、南西の洞窟を抜けて、南斗の大陸を目指します」

「というか、このゲームだと、普通に海があるのな……」

「原作じゃ『たった一つ残った海』とか言ってるし、ほとんど干上がっちゃったはずなんだけどな。
  まぁ、時とともに、地球環境も回復したということで」

「十数年程度で?」




236 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:18:55.84 o4ayW8q0o 181/261


「洞窟の途中に黒い巨馬が居ます。そう、ラオウの愛馬『黒王号』です」

「黒王も寿命長いな……」

「『その背中に乗せたのは、たった三人だけ』という、軽く原作無視のモブキャラの発言はスルーして
  黒王に話しかけると嬉しそうに嘶きます」



風丸『この馬も新たな主を見つけて、嬉しそうです』

風丸『これは便利な乗り物が手に入りましたね』



「拳王が愛した馬を、便利な乗り物扱いするな!!」

「風丸には後でヤキを入れるとして、奥へ進むと、旅商人に化けた
  裏南斗の『ドーメル』という男に騙され、地下牢に落とされてしまいます」

「また面倒なイベントだな……」

「地下牢には同じように騙された人が何人も居て、なんと情報屋のジョーも捕まっていました」

「アイツかよ……いつの間にこっちを追い抜いたんだよ」

「ジョーが細工した扉から外へ出ます。この際ケンゴロウさんの件は不問としときます」

「出口付近でドーメルが待ちかまえているので、コレを倒すと『貴様ら北斗の者か!?
  ならば裏南斗六聖拳・牙炎拳のバラム様が黙ってはいないぞ』と言い残し、死にます」

「なるほどなるほど……裏南斗最初の敵は牙炎拳のバラムと……」

「ちなみに裏南斗も南斗六聖拳と同じように、星持ちのようです。バラムは『邪悪星のバラム』だそうで……」

「ロクな通り名じゃねーな」




237 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:21:22.52 o4ayW8q0o 182/261


「牢獄を脱出し、せせらぎの町へやってきました。しかし、バラムの部下が町の人々にダムを造らせて
  水をせき止めてしまっています。なお、働かされていた人たちは、ダムの完成と同時に、全員殺されてしまったようです」

「うーむ……実に北斗っぽい」

「この町は『一人の戦士が水を引き、町が出来た』とのことで、その戦士とは、原作に登場したアインのことです。
  原作では微妙な強さだった彼ですが、この町では英雄として扱われています」

「まぁ弱いわりに大活躍したキャラだし、英雄で良いんじゃないか?」

「ちなみに娘のアスカも登場しますが、今回もバラムに婚約者を殺されてしまうなど、可哀想な役です」

「救いがねぇなぁ……」

「まずは北にあるダムへ向かい、バラムの部下をブッ飛ばして『バラムの鍵』を手に入れます。
  その後、南にあるバラムのアジトへ乗り込み、裏南斗六聖拳の一人、牙炎拳のバラムと対峙します」


バラム『裏南斗が世界を支配するときがきたのだ! もはや北斗にも止めることは出来ぬ。
     ケンシロウならばまだしも、貴様のような若造に何が出来るというのだ!?』

アラマキ『お前のような悪党は地獄へ送るだけだ……!』

バラム『フンッ! 小僧が! 裏南斗二千年の怨念を思い知るがいい!!』



「ついに北斗神拳VS裏南斗六聖拳の火ぶたが切って落とされます!」

「それはいいが……バラムの顔グラ、どう見ても爺さんにしか見えないんだけど……」

「バラムを倒し『アインの手袋』を入手したアラマキ。彼は再び北のダムに向かい、水をせき止めていた大岩を
  アインの手袋を用いて破壊。せせらぎの町に、元通り水が戻ってきました」

「無視するなよ!?」



「牢獄を脱出し、せせらぎの町へやってきました。しかし、バラムの部下が町の人々にダムを造らせて
  水をせき止めてしまっています。なお、働かされていた人たちは、ダムの完成と同時に、全員殺されてしまったようです」

「うーむ……実に北斗っぽい」

「この町は『一人の戦士が水を引き、町が出来た』とのことで、その戦士とは、原作に登場したアインのことです。
  原作では微妙な強さだった彼ですが、この町では英雄として扱われています」

「まぁ弱いわりに大活躍したキャラだし、英雄で良いんじゃないか?」

「ちなみに娘のアスカも登場しますが、今回もバラムに婚約者を殺されてしまうなど、可哀想な役です」

「救いがねぇなぁ……」

「まずは北にあるダムへ向かい、バラムの部下をブッ飛ばして『バラムの鍵』を手に入れます。
  その後、南にあるバラムのアジトへ乗り込み、裏南斗六聖拳の一人、牙炎拳のバラムと対峙します」


バラム『裏南斗が世界を支配するときがきたのだ! もはや北斗にも止めることは出来ぬ。
     ケンシロウならばまだしも、貴様のような若造に何が出来るというのだ!?』

アラマキ『お前のような悪党は地獄へ送るだけだ……!』

バラム『フンッ! 小僧が! 裏南斗二千年の怨念を思い知るがいい!!』



「ついに北斗神拳VS裏南斗六聖拳の火ぶたが切って落とされます!」

「それはいいが……バラムの顔グラ、どう見ても爺さんにしか見えないんだけど……」

「バラムを倒し『アインの手袋』を入手したアラマキ。彼は再び北のダムに向かい、水をせき止めていた大岩を
  アインの手袋を用いて破壊。せせらぎの町に、元通り水が戻ってきました」

「無視するなよ!?」




238 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:23:26.73 o4ayW8q0o 183/261


「これで町に平和が戻る……そう思われた矢先
  今度は裏南斗赤蛇拳・呪星のメルドの部下に襲われ、町は廃墟と化します」

「次から次へとくるな」

「『奴らはスイチョウの町に向かった』という情報を頼りに
  高すぎるエンカウント率にイライラしながら、次の町を目指します」

「本当に、これだけはどうにかならんものか……」

「FCのRPGは一歩ごとに戦闘なんてザラだからな……クソゲーだけじゃなく
  評判が良かったのでさえ、エンカウント率は異常に高かった」

「まだRomカセット時代のゲームだからいいけど、読み込み時間のあるCDーROMでこれだったら
  十分も経たないうちにパッケージごと叩き割るぞ俺は」

「実際、エンカウント率が高くて、読み込み時間が馬鹿みたいに長いゲームもあるけどな……どれがとは言わないけど」

「さて、スイチョウの町にたどり着くと、そこは既に廃墟で、町民は全滅していました。……店は営業してるけど」

「商魂逞しすぎるだろ! つーか、住民全員死んで客いないのに、何で営業してるんだよ……」

「そこに『南斗水鳥拳・伝承者』である、ルギーという男が戻ってきます」


ルギー『こ、これは! く……町を襲ったのは貴様らか!?』

アラマキ『待て、俺たちは……』

ルギー『許さん!』


「怒り狂ったルギーが問答無用で襲いかかってきます」

「何か、人の話を聞かない奴が多いな」

「戦いの後、誤解も解け、ルギーが協力を申し出てきます。これで四人パーティー結成です」

「初の北斗以外の仲間だな。水鳥拳ということは、レイの血縁者?」

「特にそういう描写はないな……。まぁ、鳳凰拳以外の南斗聖拳は、一子相伝ってわけじゃないし
  レイの他にも伝承者が居たのかもな」

「うーん……ちょっと残念だ」

「もし血縁があるとして、レイの甥とかならいいけど、息子だったら確実に隠し子だよな」

「マミヤどうするんだよ? って話になるな」

「ああ、そうそう……この町にはレイの墓があるのだが、調べると『レイの肩当て』というアイテムを入手できる」

「アインの手袋に続く、原作キャラのアイテムか、ファンには嬉しい演出だな
  ……と思ったが、よく考えたら只の墓荒らしじゃねーか」




239 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:26:28.03 o4ayW8q0o 184/261


「ルギーを仲間に加え、クロスタウンという街にたどり着いたアラマキたち。
  この街はメルドの部下のギョーブという男に、支配されていました」

「ギョーブは子供たちを浚い、監禁しているとのことです……男の子ばかりを」

「変態じゃねーか!! ホモか? ホモなのか?」

「しかも子供ってことはショタ趣味だな」

「今すぐアグネスを呼べ!」

「この街には闘技場があり、メルドに逆らった者を死ぬまで戦わせているそうです。
  さて、よく当たると評判の占い屋に行くと、ちょっとしたイベントが起こります。
  乱入してきたギョーブ部隊の不意打ちで、毒をうけ動きを封じられたアラマキたち。
  唯一動けるリュードが一人で応戦しますが、強すぎる闘気に巻き込まれ、占い師と他の客まで死んでしまいます」

「どこがちょっとしたイベント!? 無関係の人間まで殺すなよ!!」

「闘技場には『ジンギ』という男がいて……」

「ちょ! 占い師と客はどうなったんだよ!?」

「風丸が『なんて事だ! リュード様の拳に巻き込まれるとは……』とか何とか言ってた」

「巻き添えにしといてそれだけ!? もっと何かあるだろ!?」

「いつものように、闘技場の奥にあるアジトに乗り込み、ギョーブをボコボコにします」


ギョーブ『貴様 北斗を使うのか! だが北斗もメルド様の呪いの力には勝てぬ! ははははっ……あべし!』


「ギョーブの死により、地下の子供達は解放されます。しかし、メルドを倒さない限り、闘技場で戦うジンギが解放されることはありません」

「実質的な支配者がいなくなったのに、何でだよ?」

「ジンギには『マミル』という妹がいて、人質としてメルドに捕らわれているとのことです。
  アラマキたちはメルドを倒し、ジンギを解放すべく『サウスバース』という街へと向かいます」

「というか、自分で救出しにいけよ……ギョーブが死んだ今がチャンスだろ」




240 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:30:34.22 o4ayW8q0o 185/261


「サウスバースの村人たちはメルドの部下の『ガルシア』という男に毒を盛られ、身動きがとれなくなっています」

「いや、どういう状況だよ?」

「医者の『ゴリン』が解毒剤を作ったものの、ガルシアに捕らえられてしまったとのことで
  ゴリン救出のためにメルド城へ。ガルシアをボコってゴリンを助け出します」



ガルシア『ほ、北斗の奥義 これほどとは……しかしメルド様にその奥義、通用するかな? はははっ……ガホッ!』



「……何て言うか、聞いてもいないのにヒントを教えてくれる敵が多いな」

「まぁ台詞がゲーム的になるのは仕方あるまい。ご察しのとおり、この時点ではメルドは倒せないので
  ゴリンをつれて村へ引き返します。解毒剤は捕らわれていた間に、大量に作っておいたそうです」

「いや、どうやってだよ!? ガルシアは研究施設でも提供してくれてたのか!?」

「ここは『捕らわれる前に隠しておいた』にするべきだったな……さて、解毒剤で動けるようになった村人たち
  道を塞いでいた『南斗守護三人衆』も動けるようになり南斗聖拳伝承者の修行の地に入れるようになります」

「また、よく分からん奴らが出てきた……南斗守護三人衆って何だ? 何を守護しているんだよ?」

「メルドに対抗するには、呪星の対極の星である『義星』……南斗水鳥拳最終奥義・断己相殺拳を置いて
  他にないとのことです。修行の場に赴くと、レイの言葉が響きます」


レイ『ルギー、よく聞け。南斗水鳥拳の星は義の星。人のために生きるのが義の心。
   お前に南斗水鳥拳最終奥義を授けよう! だがこの拳を使ったときは自らの体も破滅する……覚悟はよいな?』


「断己相殺拳というと、ラオウに使おうとして返り討ちにあったアレか……」

「マントをバサァってやられて、新血愁を突かれたヤツだな。そういえばアレ、自爆技だったか……」

「じゃあ、どっちにしろレイは死んでたんだな……って、ちょっと待て。それじゃルギーも……?」

「うん。ここで退場だ」

「仲間になったばかりなのに……メルドを倒すためだけの役割かよ……」




241 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:32:16.01 o4ayW8q0o 186/261


「さて、いよいよ呪星・赤蛇拳伝承者メルドとの戦いが始まります」



メルド『俺は裏南斗六星の一人、赤蛇拳のメルドだ! 俺の星は呪いの星。北斗宗家の奴は全て呪い殺す! いくぞ!』


「いや、『呪い殺す』てアンタ……」

「ルギーが断己相殺拳を使うことにより、勝利。しかし、奥義の反動でルギーの体はボロボロになってしまいます」



ルギー『アラマキ……俺には死兆星が見える。お、俺はもう動けぬ、スイチョウの村で静かに暮らそう……。
     アラマキ! 俺は見える! お前の優しさが時代の哀しみを愛に変える日が!』


ルギー離脱……
アラマキは37ポイントの哀しみを背負った。


「37ポイントって何だ!? 哀しみを数値化するな!」

「メルドを倒した後で、クロスタウンの闘技場へ行くと、ジンギが仲間に加わります」


ジンギ『ありがとう! これで私も無意味な戦いから解放された。私は仁の星に生まれた南斗白鷺拳伝承者
     仁の星は未来の光のために生きる星。貴方のおかげで晴れて自由の身となれた
     これからの未来の光、貴方に賭けよう』



「今度は白鷺拳か……ルギーはコイツを仲間に入れるために退場させられたんだな……」




242 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:41:05.89 o4ayW8q0o 187/261


「ジンギを仲間に加え、闘技場の外へ出ると、街は裏南斗吸血拳・狂乱星のハンジャーに襲われていて
  街の女たちが連れ去られていました」

「いや、早すぎるだろ! さっき闘技場に入ったばかりだぞ!?」

「ハンジャー達はピュアビレッジへ向かったとの情報を得て、黒王に跨りピュアビレッジへと追いかけます」

「もう、黒王は完全にルーラ扱いだな……」

「アスカの家に行くと、何者かがアスカを連れ去ろうとしていたので、ボコボコにしてやります」



アスカ『ありがとう アラマキさん。ハンジャーたちはグリーンシアの村に行ったわ』



「婚約者を殺されるは、浚われそうになるはで、アスカも災難だな……」

「グリーンシアへ行くと、そこも既に襲われていて、女たちが連れ去られていました。
  爆弾屋のボムの嫁さんもです」

「居たなそんな奴……」

「裏山にあるユダの隠れ家に、ハーレムを作ったというハンジャー。
  早速、裏山へ向かうと、死神三兄弟が再登場します」

「改心したんじゃなかったのか!?」



死神三兄弟『俺たちゃ、死神3兄弟だ! お、お前たちは!?
        この前のはバラバラだったが今度は3人だ! 絶対負けね~ぜ!』


「まぁハッキリ言って前哨戦みたいなモンです。かなりアッサリ倒せます」

「コイツら、何しに出てきたんだ?」



死神三兄弟『どひゃ~! 貴方達には本当に敵わねえや
。今度こそ心を入れ替えて悪党から足を洗い
        仲良し三兄弟と名乗り、真面目に働きますので、どうか命だけはご勘弁を」


「仲良し三兄弟て……DQⅢのカンダタみたいな奴らだな」

「どう考えても小物な三兄弟はほっといて、奥へと進みます。
  玉座に座るハンジャーの影武者・レギムを倒し、牢屋の鍵を手に入れました」


レギム『ほっ北斗がこんなに強いなんて……それにしてもハンジャー様は
     どこに行かれたのか……ゲホッ!』


「牢屋の鍵を使い、女達を解放します。しかし、その中の一人の女は、何故か無言で逃亡。
  追いかけて話しかけてみると……」


ハンジャー『フフッ! 俺様は裏南斗六星・吸血拳のハンジャーだ!
       俺の星は狂乱の星、水晶殿を探す小僧とは貴様らだな!』


「女装したハンジャーでした」

「コイツ女装してまで、牢屋の中で何やってたんだ!?」

「特に不意打ちを仕掛けてくるわけでもなく、理由は全くの不明です。女装して女の中に紛れるのが趣味なのか
  あるいは、アラマキたちにビビって、隠れていたのかの、どちらかではないかと思います」

「女装趣味の変態 or ヘタレかよ……ボスキャラとして最悪だな」




243 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:43:35.46 o4ayW8q0o 188/261


「ハンジャーは倒すと、逃走します。後を追いかけていくと、そこにはハンジャーの呪いの力で正気を失った
  女たちによる、ハーレムが出来上がっていました」

「呪星はメルドだろ!! 何でコイツまで呪いが使えるんだよ!?」

「玉座に鎮座するハンジャー……近づいて話しかけると……」


ハンジャー『……』

アラマキ『こ、これは……人形!?』

ハンジャー『俺がハンジャーだ! そっちは人形だ! ははははっ!』



「本物は、その横にいる侍女に化けていました」

「また女装かよ! コイツ間違いなく変態だよ!!」

「ここでも、特に不意打ちを仕掛けてくるわけではなく、ただ女装しているだけです」

「何がやりたいんだコイツは!? 本当にただの女装趣味なのか!?」



ハンジャー『むむっ! 北斗の小僧がこんなに力をつけようとは……だが裏南斗の地獄はこれからだ!
       残る裏南斗3つの星を倒さねば、お前は水晶殿に辿り着けぬぞ! あべし!』



「ハンジャーを倒すと、女たちの呪いも解けます。その中にいた、アラマキと同じマレード出身の女の話によると
  マレードを滅ぼし、アラマキの母を殺したのは、赤蠍なる男とのことです。
  赤蠍は裏南斗龍王拳・大凶星のガルグの部下であり、
更にその上には『裏南斗悲運の将』が控えています」

「大凶星て……裏南斗は本当にロクな星がないな……」

「大凶の星だもんな……不幸な星の下に生まれすぎだろ」

「それと、悲運の将ってさ、何て言うか、その……先の展開モロバレじゃねーか?」

「まぁ大方の予想通りの展開になるな……さて、母の敵・赤蠍を追い、アラマキたちは次の街へと向かいます」




244 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:45:42.89 o4ayW8q0o 189/261


「赤蠍が支配する町・イベリアへとやってきたアラマキたち。赤蠍は町の人々に貢ぎ物や子供を差し出させ
  周辺の村を襲っては略奪を繰り返す、極悪人です」

「また子供かよ。何回アグネス呼ばせる気だ、このゲームは」


赤蠍『俺は赤蠍だ! はははっ、お前の村を襲ったのは確かにこの俺だ!
    なに? お前のおふくろ? ああ、あのときの女か……ははははっ! 確かに俺が殺したぜ!』
     


「アラマキにとって母の敵である怨敵・赤蠍ですが、かなりアッサリ倒してしまいます」

「いや、ここシナリオ的に盛り上げないといけないとこだろ……」



赤蠍『グホッ! 全ては大凶星ガルグ様の命令! ガルグ様は北斗が再び現れるのを恐れた。
    だから北斗宗家のいるおまえの村を襲ったのだ……。全ての元凶はガルグ、そしてその上に立つ悲運の将。二人を倒さねば北斗に未来は無い! ゴホッ!』



「母の敵を倒したアラマキ。仲間たちと共に、大凶星ガルグ、そして悲運の将を倒すべく、再び旅に出ます」

「というか、本人さえ自分が北斗宗家だと知らなかったのに
  ガルグは何でマレードに北斗宗家が居ると知ってたんだよ……」

「大凶星ガルグが支配する街、ガルグタウンへやってきたアラマキたち。
  裏南斗最強の拳、龍王拳の伝承者であるガルグですが、赤子の頃に不吉な証を見た
  『聖帝サウザー』が殺そうとしたものの、寸前で思いとどまったという逸話があるそうです」

「何でサウザーが……南斗は裏と表で交流があるのか?」

「ガルグの部下のベルシダという男が出てきました。この男、毎日誰かの首を切らないと気がすまない男で
  街の船頭のタロウザも、かつて息子の首を切られてしまったそうです。住民に食料がいき渡るよう
  頼みにいた長老が処刑されそうになっているとのことで、救出に向かいます」



ベルシダ『俺がガルグさまの部下のベルシダだ。貴様、死刑執行の邪魔をする気か!
      貴様、北斗の人間だな? こりゃ都合が良い、貴様から先に片付けてやる!』



「如何にも『雑魚キャラです』というベルシダを倒し、長老を救出しました。ガルグを倒すには大凶星と表裏一体である
  将星の拳でなくては無理だろうと教えられますが、アラマキたちは、そのまま最深部の大凶星ガルグの元へと進みます」

「いや、進むなよ。明らかに敗北フラグ立ってるじゃねーか」



ガルグ『ふふっ! 来たな北斗の小僧たち! この乱世は裏南斗が統治した! 我が龍王拳の血が騒ぐ!
     北斗宗家の人間は残らず殺す! まずはアラマキ、貴様からだ!』



「アラマキはガルグとのサシの戦いに臨むも、北斗神拳が通用せず敗北してしまいます」

「やっぱり負けたか……」

「強制敗北のイベントバトルにも関わらず、『所持金が半分になる』という理不尽な仕様にイラッとしつつ
  アラマキたちは南斗鳳凰拳の奥義を会得するために、十字稜の島へと向かいます」

「はぁぁ!? イベントバトルなのに所持金減るって馬鹿かこのメーカー!?
  それと、何で聖帝十字稜が島にあることになってるんだよ!?」

「十字稜の島へ行くには、海を渡る必要があります。そこで、街の船頭であるタロウザに会いに行くことにします。
  息子を処刑されて、働く気力をなくし、ニート状態の船頭のタロウザでしたが、果敢にもガルグに挑んだ
  アラマキの勇気に魂を動かされ、船を出してくれることになりました」

「息子さんを殺させた人をニート呼ばわりするな!」




245 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:50:55.59 o4ayW8q0o 190/261


「海を渡り、サウザスの村へとやってきたアラマキたち……ここは原作でケンシロウが『南斗十人組手』を行った地だそうです。
  村は裏南斗六聖拳の一人、デルモンの支配下にあります」


デルモン『私は裏南斗白豹拳のデルモン! 私も裏南斗六聖拳の一人だが、大凶星ガルグと悲運の将の暴走を嘆いておる。
      これからの時代は、北斗・南斗、そして裏南斗が力を合わせ、この乱世を救わねばならぬ。
      ……なるほど。聖帝十字陵の中に入りたいと? その前に南斗白鷺拳の方、まだ修行中の身とお見受けした。
      南斗十人組手をやらぬか? 私の部下10人を勝ち抜けば中にお通ししよう』



「裏南斗にもマトモな人間が居たのか……いや、なんか怪しいけど」

「十字稜に入るのに、デルモンの出した条件は『南斗十人組手にて、自分の部下を十人倒せ』というものでした。
  ジンギが応じて南斗十人組手が始まります」



ジンギ『十人抜いた。通してくれ!』

デルモン『お見事! それではこちらに……ハァッ!」

ジンギ『グアァァッ!』


「ジンギはデルモンの罠にかかり、光を失ってしまいます」

「白鷺拳の伝承者は失明する運命なのか……?」


アラマキ『ひっ、卑怯な!』

デルモン『ははははっ! 俺が貴様等の味方をすると思ったのか? これが裏南斗のやり方だ!
      貴様等は甘すぎる! 俺の星は嘲りの星! ぶははははははははっ!』


「もう、なんだろうな……小物のやることだろコレは。仮にも裏南斗六聖拳がセコいことすんなよ……」




246 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:51:37.34 o4ayW8q0o 191/261


「デルモンによって十字稜の入り口が閉ざされ、入れなくなってしまいました。
  十字稜の頂点にあったといわれる石の中にシュウの記念碑があるので、そこへ向かいます。
  記念碑に触れると、シュウの霊が語りかけてきます」



シュウ『ジンギよ 嘆くな! 南斗白鷺拳は試練の拳。心の目を開くのだ!
     今こそお前に南斗白鷺拳最終奥義を授けよう』



「ジンギが、南斗白鷺拳最終奥義・黄明醒破を体得します。その後、シュウの記念碑が崩れ、その下から階段が出現しました。
  中は聖帝十字陵の内部へと繋がっています」

「黄明醒破って、原作には出てこなかった技だよな?」

「まぁ、シュウの出番自体が少なかったからなぁ……。ちなみに、この黄明醒破は続編の『5』でもシュウが使用していたり
  後々の作品にも登場する技です。さて、十字稜の中を進み、奥にいるデルモンをみつけます」



デルモン『ふふっ! まぬけジンギ、また来たか! 光を奪われただけでは不満か!
      ならば命を貰ってやろう!」

ジンギ『アラマキ! ここは俺にやらせてくれ!』


「受けた借りは自分の手で返す。ジンギはサシの勝負を望み、アラマキはジンギに任せることにします」


デルモン『ジンギ……貴様、光を失って更に強くなるとは……!』

ジンギ『アラマキ……! 俺の命はここまでだ。だが……今俺は光に包まれ、シュウのもとに行く。
     アラマキ、必ず大凶星ガルグを倒してくれ。俺は最高の友と出会え、幸せだった……さらば!」

シュウ『見事だ! ジンギよ! お前は仁の星の誇り! お前は新たな伝説となり
     南斗白鷺拳は永遠に輝くであろう』


ジンギ……死亡
アラマキは45ポイントの哀しみを背負い、無想転生を体得。
 
 
「いや、何で死ぬんだよ!? 黄明醒破も自爆技なのか!?
  あと、無双転生体得するの早すぎだろ! 究極奥義だぞ!?」

「ここはデルモンが、また卑怯なことしてジンギが致命傷を負うみたいな演出が欲しかったとこだな……」

「ルギーの件といい、仲間が使い捨てすぎるだろ……」



247 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:54:50.90 o4ayW8q0o 192/261


「ジンギの犠牲によりデルモンを倒したアラマキたちは、更に奥へと進みます。
  最上階にあるサウザーと、その師・オウガイの亡骸を調べると、サウザーの霊が語りかけてきます」


サウザー『アラマキよ、聞くがよい! 北斗と南斗は表裏一体、そして裏南斗も……
      今、ガルグは昔の俺と同じ過ちを犯している。赤子の時、大凶星のガルグを生かしたのが我が禍根
      アラマキ! お前に南斗鳳凰拳最終奥義を授けよう! 大凶星ガルグの過ちを正せ! 我が禍根を治めよ!』


アラマキ、南斗鳳凰拳最終奥義・天将鳳拳を体得。


「その時、カインと名乗る男が現れます」


カイン『アラマキ様! 私の名はカイン。貴方を探してました。
    私はどうしてもガルグを倒さねばならぬのです。是非ともお供させてください」


「ジンギの代わりか……で、コイツは何拳の伝承者なんだ?」

「実はコイツ、伝承者じゃない。柔拳も剛拳も使えない、ただの雑魚だ」

「酷い戦力ダウンだなオイ。じゃあコイツ何なの?」

「それはガルグを倒した後で明かされる……。さて、ガルグタウンへ戻り
  天将鳳拳を使い、大凶星・ガルグを倒します」


ガルグ『グホッ! 裏南斗2000年の野望、ここに破れたり! 俺は夢を見た。裏が表の歴史を変える事を……。 
     ケンシロウが姿を見せぬ今、それは唯一の期間だった。だが俺は北斗宗家の人間が俺の野望を砕く事を恐れた……。
     だから俺は北斗を憎んだ。お前の村を襲ったのもその為! グホッ! ゲホッ! 所詮愚かな夢であった……
     グッホッ! グホッ! グホッ!』



「こうしてガルグの野望は潰え、それと同時にカインが己の素性を明かします」


カイン『理由あって今迄黙ってましたが、私は裏南斗悲運の将・五車星の一人なのです』


「更に奥から囚われていた他の五車星が登場。ガルグに操られていただけで、悲運の将に野心はなく
  平和を望む悲運の将は、乱世を悲しんでいる……とのことで、悲運の将に会ってもらいたいと言われます」

「やっぱりこういう展開になったか……というか、裏南斗にも五車星いるのかよ」

「カインが奥義を使えないあたり、表の五車星と比べても、相当な雑魚っぽいな……
  さて、こうして悲運の将の街・デスロレンスへ行くことになったアラマキたちですが
  リュードは『裏南斗は信用できない』と、会うことに反対します」


リュード『お前は裏南斗を信じるのか!? 俺は信じぬ! 例え悲運の将が良い奴でも
     裏南斗のしてきたことは許せぬ! 反逆の芽は摘まねばならぬ! 裏南斗討つべし!』

アラマキ『やめろリュード! 俺は悲運の将を信じる!』

リュード『ふっ! アラマキ、お前は甘い!
     お前が悲運の将を信じるというなら、俺はお前と別の道を進む。さらば!』


「ここでリュードも離脱か……ジンギは死んだし、カインは使えない雑魚だしで、一気に戦力が厳しくなってきたな」

「もうちょっとで、物語に一区切り付くからな……第一部・完! ……って感じだろう。
  悲運の将ですが、その正体はユリアの妹でした。ガルグの手によって記憶を奪われた悲運の将……。
  記憶を取り戻すには、ユリアの眠る地にあるという『ユリアの聖水』が必要だそうで、取りに行くことになりました」

「ユリアの聖水……一瞬、別な意味の『アレ』を連想しそうになった……」




248 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 01:58:23.68 o4ayW8q0o 193/261


「リブショーキ……元斗皇拳のショーキが治めていた街。ユリアはこの街に眠っています。
  ……またしてもキャラの名前を間違えてますが、『コレが東映クオリティ!』と意味不明なことを言いつつ、先に進みます」

「ショウキだよな。『ショーキ』じゃなくて、『ショウキ』だよなコレ。何で一々間違えるの、このメーカーは?
  四作品も作っておいて、キャラの名前を間違えるとか、あり得ないだろ」

「早速ユリアの聖水を探すアラマキたち、しかしそこに盗人が現れ、宝と一緒にユリアの墓地に入るための鍵を
  盗んでいきます。盗人を追い北にある小屋に入ると……」


盗人『許してください、私は頼まれただけで……』

リュウ『ふっ! コソドロめ!
    むっ!? 俺の背後に立つのは誰だ!』


「亡き父、ラオウが愛した女性・ユリアの墓参りに来ていたリュウが、既に盗人を追いつめていました」

「ラオウの息子か……成長した原作キャラが出てくると、一気に盛り上がるな」


リュウ『その腕の痣は北斗宗家の!? ……ふふっ! これも慈母星の引き合わせか』


「世紀末覇者・ラオウの遺児『リュウ』が仲間に加わります。しかし、その時、突然現れた『元斗流拳』を名乗る
  フラジという男の手で、盗人が殺害されます」

「元斗流拳?」

「北斗流拳を制圧した元斗皇拳が、魔界の力を取り込み、新たに生み出した拳法……だそうだ」

「裏南斗を倒したと思ったら、もう次の敵が出てくるのかよ」


フラジ『北斗・南斗・裏南斗……全ては滅びる! これからは元斗琉拳がこの世の覇権を握る!』


「と、偉そうなことを言ってますが、かなりアッサリ倒せます」

「いかにもなヤラレ役だな……」

「本人も『俺など元斗流拳の下っ端にすぎない』と言っていたしな。新たなる敵の存在を感じるも
  今、気にしても仕方ないので、ユリアの聖水を手に入れて、さっさと帰ることにします」

「デスロレンスに戻り、悲運の将の記憶が蘇ると、カインが離脱します」

「居なくなっても、惜しくも何ともないキャラだな……戦力にならないし」


悲運の将『あなたが私の記憶を戻してくれた方ですね、ありがとうございました。
      ケンシロウさんの眠る水晶殿の場所……それは2000年前、北斗・南斗、そして裏南斗の全てがそこで過ごした安らぎの場所。
      その場所は姉ユリアの眠る地の南……はくるいの谷にあります。さあ、慈母の星をあげましょう。
      これがあれば、はくるいの谷へ行けるでしょう』



「いやいやいや!! ちょっと待てよお前! 『慈母の星をあげる』って何だ!? アイテム扱い!?」

「演出が『ゲーム的』になるのは仕方ないが、コレは本当に酷いな……」

「もう、意味わかんねぇよ。じゃあ、義の星とか仁の星とかもあるのか?」

「どんな形をした物なのか、全然分からんな……。まぁ、とにかく、コレでいよいよ水晶殿へ行くことができます」

「しかし、悲運の将の名前は明かされないのか……」

「悲運の将については、『ユリアの妹』という情報しかないな。……それにしても、姉妹して似たような境遇というのがまた……」

「五車星が『基本的に役立たず』というのまで一緒だしな」

「余談だが、戦闘中のカインの掛け声が『ごっしゃ~!』なのは、駄洒落のつもりなのか?」

「このゲームのスタッフ、実は北斗の拳、嫌いなんじゃねーのか?」




249 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:02:15.89 o4ayW8q0o 194/261


「コレで裏南斗編が終了し、新たな物語が始まるのですが、あまりにも長くなりすぎたので、ここからは飛ばし気味にいきます」

「裏南斗編だけで20レス越えたもんな……」

「『はくるいの谷』へやってきたアラマキたち、しかし水晶殿の扉は堅く閉ざされていました。
  そこに、ケンシロウの従者・黒夜叉があらわれます」

「黒夜叉!? コイツ、カイオウ陸戦隊と戦って死んだろ!! 何で生きてるんだよ!?」

「だから『原作で死んだキャラが出てくる』って、あらかじめ言っといただろ?」

「コイツのことか!? 黒夜叉は生き返らせちゃ駄目なキャラだろ! あの死に様を、なかったことにするなよ!!」

「ちなみに黒夜叉は、風丸の師匠らしいです。彼の話では、水晶殿の扉を開くには『北斗の秘宝』が必要で
  秘宝の在処は『リン』が知っているそうです」

「ここでリンが登場か……じゃあ、バットも出てくるな」

「あの二人はセットだからな。アラマキたちは、リンに会うため、南のメサイヤの村へ向かいます。
  しかし、そこにバットとリンの姿はなく、村は元斗流拳のドッケルに支配されていました。
  村人たちは毎日、ドッケルによって処刑され、大半の村人が殺されています」

「このゲームの悪役、こんな奴ばかりだな……」

「ドッケルのアジトへ行くと、その日も村人が処刑されようとしていました。
  そこに一人の男が乱入してきます」

バット『俺の名はバット! 彼らを放せ! やるなら俺をやれ!』

ドッケル『なに? バットだ! こりゃいい、奴を捕まえろ! 抵抗すれば人質は死ぬぞ!」

バット『貴様! 卑怯な!』


「そして、アッサリ捕まります」

「バット……お前って奴は…………」

「ドッケルが『この男を助けたい奴がいたらここへ来い! バットと共に殺してやるわ!』と言うので
  アラマキたちは処刑場へ向かい、ドッケルをボコボコにして、バットを救出します」


バット『す、すまぬ……リンは俺が留守の間に元斗琉拳の男に浚われた。
    奴はここより東の魔道の島にいる、この傷では俺は動けん……無念だ!
    俺に拳法が使えたらこんなことには……』


「……バットの扱い酷くねーか? もうちょっと活躍させてやれよ」

「まぁバットだしなぁ……。さて、魔道の島へは普通の船では行けないので、ロザリアの街にいる
  研究家を訪ねることになります。この街はかつて、ファルコが治めていた街で、今はオウパという男に支配されています」

「一つぐらい、悪党に支配されていない街はないのか……」

「街に入ると『白銀の拳』の異名を持つ、元斗皇拳の使い手・ミッシュが、オウパの部下を蹴散らしていました。
  元斗流拳を追っているというミッシュは、アラマキたちに同行を申し出て、仲間に加わります」

「元斗皇拳の使い手で、白銀の拳ってことは……」

「原作のファンには正体バレバレだな。まぁ、明らかになるのは、もうちょっと先なので、ここでは触れないことにします。
  研究家を訪ね、島への行き方を聞くと、渦潮がジャマで、大型の船でなければ、入れないとのことです。
  そこでアラマキたちは、街で雑貨屋を営む、仲良し三兄弟から聞いた……」

「また出てきたのかよ三兄弟!! しかも、今度は本当に更正してるじゃねーか!?」

「客商売をしているというのが、また凄い変貌ぶりだな……。三兄弟から『街を支配している海賊のオウパが
  アジトに帰ってきている』という情報を得て、オウパのアジトへ乗り込み、海賊船を強奪します」

「悪党相手とはいえ酷いな……やってることは強盗と同じじゃねーか」




250 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:04:22.08 o4ayW8q0o 195/261


「海賊船で魔道の島へと渡るアラマキたち。しかし、島に近づいたとき、オウパが別の船に乗って現れます」


オウパ『さっきはよくもやったな! そ~れ沈めてしまえ!』


「オウパの船に体当たりされ、アラマキたちの船は沈没します」

「やられても、文句言えないことしたからな……」

「沈みゆく船……アラマキたちが死を覚悟したその時!」


ブルー『ダンナ! アッシです。仲良し兄弟のブルーです! いまこそダンナのお役に!
     さあ、こちらのいかだに乗り換えて!』


「仲良し三兄弟の長兄・ブルーが助けに来てくれました……イカダで」

「コイツに助けられたの!? というか、こんな所で何してたのコイツ!?」

「弟たちと雑貨を営んでいたブルーでしたが、更に一儲けしようと、魔道の島へと渡ろうとしていたとのことです。
  そのまま島の北側へ上陸したアラマキたちは、ブルーが掘ったという、抜け穴を通って、魔道の島へ乗り込みます」

「というか、イカダで上陸できるんじゃねーか!! 海賊船を奪う行程は何だったんだ!?」




251 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:07:06.72 o4ayW8q0o 196/261


「魔道の島の内部に潜入したアラマキたち。この島は、元々『修羅の国』と呼ばれていた場所です」

「まぁ北斗流拳がどうとか言ってたし、そうだろうな……つーか、修羅の国って中国だったよな?
  イカダで中国まで渡ったブルーって一体……」

「ケンシロウが修羅の国を去った後、元斗皇拳の使い手たちが、北斗流拳の残党を滅ぼしたのですが
  今度は彼らが魔界に入ってしまい、修羅の国は元斗流拳に支配され、魔道の島となった……だそうです」

「というか、『北斗流拳の残党』って何だよ?」

「カイオウにも弟子が居たってことじゃねーの? 知らんけど。さて、リンを連れ去ったのは、元斗流拳の一人
  『赤い抹手のアシモフ』という男です。しかし、アシモフの城は魔闘気により結界が張られ、近づけません」

「魔闘気って、そんなのだったっけ……?」

「北斗流拳は魔界に惑わされたが、元斗流拳は魔界を使いこなす……と、この後出てくるゲラという男が言ってたから
  北斗流拳より色々出来るみたいだな……」

「便利だな魔闘気……もう、殆ど魔法扱いじゃねーか」

「この後、魔闘気を晴らすアイテムを入手するために、ラフレンスという街へ行きます。
  基本的に裏南斗編と同じで、街には、それぞれボスキャラが居るのですが、もう面倒になったので、主要バトル以外は飛ばします」

「またブッチャケたなオイ……」

「アシモフの城へ乗り込むも、そこにリンの姿はなく
  既に『サガン』という男のところへ、連れて行かれた後でした」

「サガンは元斗皇拳伝承者で、元斗流拳を創った男とのことです」

「リン救出のため、サガンの城を目指すアラマキたちですが、いつの間にかヒューストンという街に迷い込んでしまいます。
  そしてこの街で、元斗流拳のゲージという男を倒すと、いよいよミッシュの正体が明かされます」


ゲージ『そ、その拳……! その顔……! コレはまるでファルコの……!? まさかお前は……グボッ!』

ミッシュ『そう……俺の父は元斗皇拳伝承者・ファルコ! 母の名はミュウ!』

主人公『では、元斗皇拳伝承者サガンとは……?』

ミッシュ『偽者だ。俺が子供の頃、伝承者の座を狙う悪人が俺を殺そうとした。
     だが俺は母ミュウの犠牲により命を取り留めた。俺が死んだと思ったサガンは、自ら元斗皇拳の伝承者を名乗った。
     更に元斗琉拳創始者となり この魔道の島に君臨したのだ。俺は父と母のため、そして元斗の名誉のため サガンを倒す!』


「ミッシュの正体、それは元斗皇拳伝承者・ファルコの遺児でした」

「まぁ正直、バレバレだったけどな」

「ちなみにミッシュは、セガサターン版・北斗の拳にも登場します……メーカー違うのに」

「なん……だと……!?」




252 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:12:23.61 o4ayW8q0o 197/261


「サガンの城へと、たどり着いたアラマキたち。その入り口には海のリハクが居て
  お馴染みの『北斗神拳に栄光あれ!』をやってくれます」

「ホント、あっちこっち現れるな、この爺さん……」



サガン『俺はサガン! ふふっ! 俺はこの日が来るのを待ちに待っていた。
     リンを浚ったのも、北斗宗家の者どもをおびき寄せるため……南斗消えゆき、裏南斗は滅び、ここに北斗宗家が滅亡する!
     今より元斗琉拳が時代の頂点に立つのだ!』



「サガンの目的は、北斗宗家を誘き出すことでした。リンは、とんだトバッチリです」

「面倒だから直接来いよ……そもそも、アラマキたちが負けても、まだリュードが居るから、滅亡しないじゃねーか」

「激闘の末、サガンを撃破。ミッシュも母の仇討ちを果たし、正式に元斗皇拳伝承者となります」


ミッシュ『アラマキ、これで父と母の無念を晴らせた。今日より俺は金色のミッシュと名乗り、元斗皇拳を伝承する!』


「その直後、謎の男が現れ、瀕死のサガンに、とどめを刺します」

「まだ何か出てくるのかよ!?」


サガン『ま、魔天王……ぐは!』

魔天王『俺は魔天王! 俺の拳は天帝拳! 北斗・南斗・元斗……全てを見下ろし、その頂点に君臨する者!
     北斗宗家の者よ、お前と再び会える日を楽しみにしておるぞ』


「元斗流拳を裏で操っていた黒幕……北斗・南斗・元斗、すべてを見下ろし
  頂点に君臨する天帝拳の創始者・魔天王。彼はアラマキとの戦いを予言して、立ち去ります」

「天帝拳て……また、取って付けたような奴が出てきたな……」

「捕らわれていたリンを助け出したアラマキたち、しかしそれはリンではなく……」


ルイ『いえ、私は貴方の探しているリンではありません。私はリンの姉、ルイ。私もまた捕われの身となってしまいました。
   この島の統治者はサガンではありません。真の統治者は魔天王!
   妹のリンはサガンの手から魔天王に……! 魔天王の城はこの島の西にあります。
   この北斗の秘宝の欠片をあなたに差し上げましょう、残りは妹リンが……』


「双子の姉のルイでした」

「ルイぃぃぃ!? 何やってるのこの娘!? 何でここにいるの!? しかも、天帝様が捕らわれる一大事なのに
  何で誰もルイが捕まってること一言も喋らなかったの!? そもそも、ミッシュも元斗皇拳の名誉の前に
  天帝を助け出すのを、優先するべきだったんじゃないの!?」

「本当に唐突に登場したルイ。北斗の秘宝も半分だけで、残りはリンが持っているそうなので
  今度はリンが捕らわれている、魔天王の城を目指します」




253 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:15:53.93 o4ayW8q0o 198/261


「魔天王ですが、彼はカイオウの一族の生き残りなのだそうです」

「また謎の単語が出てきたよ、カイオウ一族って何だ? カイオウの子供か?
  それともリュウオウの血筋ってこと? リュウもそうじゃん」

「そしてこの魔天王、極悪人揃いである北斗4のボスキャラとは思えないほどの、お茶目さんです」

「お茶目な魔王って何!?」

「まぁ、ここの勇者系SSにも、お茶目魔王が、いっぱい居るし……」

「それはギャグSSだから許されるんだろ……北斗の拳だぞコレ?」




254 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:19:06.25 o4ayW8q0o 199/261


【魔天王のお茶目列伝】


・伝説其の一
強大な魔闘気で島の地形を、悪魔の顔の形に変えた。


「地形を変えるほどの魔闘気というのは分かりますが、偶然、顔の形に変わったとは思えません。絶対、意図的にやってます」

「狙ってやらなかったら、絶対にそんな形にならないよな」

「おそらく『うーん……ちょっとバランス悪いな、こっちをもうちょっと削って……あ! しまった、削りすぎた!!』
  という感じで、やったと思われます」

「子供みたいな奴だな……」


・伝説其の二
自分の城に拳法家がやってくると喜ぶ。


「街の住民が、こんなことを言っていました」


※『魔天王は自分の城に拳法家がやってくると、大喜びなんだ。余程、自信があるんだね』

※『魔天王はあらゆる流派の人間と戦い、その拳を封じ込めるのが生き甲斐らしい』


「いやもう子供だろコイツ!? 近所のガキ大将みたいじゃねーか! こんな魔王、見たことねーよ!!」



255 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:20:02.66 o4ayW8q0o 200/261


・伝説其の三
倒した相手に誓約文を書かせる。


「魔天王の部下に、侵攻隊長ロドスという男が居るのですが、彼の話によると
  世界中のあらゆる流派から『拳を捨てる』という誓約文が届いているそうです」

「誓約文てオイ……」

「この話から推測するに、魔天王は無闇矢鱈に命を奪う真似はせず、代わりに拳を捨てる約束をさせているようです」


拳法家『くっ……××年の歴史を持つ、我が○○拳の奥義が、まるで通じないとは……無念だ……!』

魔天王『フハハハハハ……! どうやら、ここまでのようだな?』

拳法家『……俺の負けだ……一思いに殺すがいい』

魔天王『命までは奪わん……だが拳を捨て、この魔天王に忠誠を誓ってもらおう』

魔天王『さあ、その証として、この誓約文に名を書くのだ!! フハハハハハハハハハッ!!』


「多分、こんな感じです」

「実は良い人なんじゃないかコイツ。いや、このお方」


・伝説其の四
北斗宗家を逃がさないために、リンを人質にした。


「ここまでくると、人質の扱いも紳士的なのではないかと思われます」


魔天王『北斗宗家と深い関わりを持つ、あの女が居れば、必ずや北斗神拳伝承者が現れるだろう……
     ロドスよ、決して逃がすではないぞ?』

ロドス『はっ!』

魔天王『あの女は大事な人質だ……夜は冷える、毛布を与え、暖炉の火を絶やさぬようにしろ。食事も栄養のバランスに気を使え
     運動不足になりがちになるであろうから、脂質を押さえ、野菜を中心としたカロリーの低い物を用意してやれ。
     病気になられては困るから、部屋は掃除を欠かさず、常に清潔に保つように。シーツも毎日交換しろ。
     狭い部屋に閉じこめられていては気が滅入るであろうから、花を飾ってやるのを忘れずにな』

ロドス『すべて心得ております、魔天王様』


「まぁ、こんな感じかと……」

「むしろVIP待遇!? 否定できないのが恐ろしい……絶対良い人だよ魔天王……」



256 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:22:57.76 o4ayW8q0o 201/261


「城の奥へと進み、魔天王と対峙します」


魔天王『待っていたぞアラマキ! 俺は天帝拳創始者……伝承者ではない! 解るかその違いが?
     真に力ある者は流派を受け継がず、自ら創造する! 既にあらゆる流派は我が手中に収めた。
     残すは北斗神拳のみ! 一人ずつじっくり愉しませてもらおう。さあ来るがいい!』


「お茶目魔王な魔天王ですが、その実力は本物で、アラマキの奥義を持ってしても、倒すことは出来ませんでした。
  しかし、アラマキの中に、更なる可能性を感じ取った魔天王は、止めを刺さず、アラマキたちを逃がします」

「やっぱり良い人だよ……」

「魔天王の圧倒的な剛拳の前に敗北を喫したアラマキ……今の彼に、魔天王に対抗するすべはなく……」

「変なマスクかぶってるくせに、やたら強いな魔天王……」

「その時、リュウがおもむろに口を開きます」


リュウ『魔天王の拳は剛の拳。奴の剛拳を包み込む柔の拳は存在しない。
    魔天王の剛拳は打ち砕くのみ……アラマキ! 俺に考えがある。行こう、北斗練気闘座に!』


「こうして、アラマキたちは魔道の島から一旦離れ、北斗神拳の修行の地・北斗練気闘座へと向かうことになります。
  練気闘座に建設された、ラオウの石像の前で、リュウはアラマキに戦いを挑んできました」


リュウ『アラマキ、俺と戦え!』

アラマキ『な、何!? 何故だリュウ!』


「ぶつかり合う拳と拳、技と技、力と力……熾烈を極める北斗同士の戦いは、アラマキの勝利で幕を閉じます」


アラマキ『リュウ……何故闘いを挑んだ?』

リュウ『我が父の剛拳……それを得るには容易なことではない。その道は唯一つ、俺と闘い俺を倒す事でしか得られぬ!
    これは父ラオウの遺言! 北斗の伝承者を命をかけて守りぬけと……俺は伝承者の道を望んでいなかった。
    我が友アラマキよ……俺はお前のためなら喜んで拳を捨てる事が出来る!』

アラマキ『リュウ! な、何を!?』

リュウ『北斗神拳は一子相伝! 敗れた者は手首の腱を切る、これが北斗の掟だ!』


「一子相伝の掟に従い、リュウは自ら手首の腱を切ります」

「うーむ……熱いな」

「その時、アラマキに語りかける者が……リュウの父、世紀末覇者ラオウ、その人です」

「まぁ幽霊だけどな」


ラオウ『見事だアラマキ……我が剛拳は誇り高き勝者にのみ与えられる拳! 今こそ我が剛拳の最終奥義を伝承しよう!』


アラマキ……天将奔烈を体得。


「天将奔烈を体得って言われても、もう究極奥義覚えてるし、今更って気もするけどな……」

「無双転生は柔拳だから、あくまで『剛拳の奥義』ってことだろう……そもそも、このゲームじゃ無双転生は『役に立たない奥義』だし」

「回避率を上げる『だけ』だもんな……数ターンで効果切れでいいから『あらゆる攻撃を無効化』にしてほしかった。
  究極奥義が一番使えない奥義って、どういうことだよ……」




257 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:25:42.16 o4ayW8q0o 202/261


「リュウの拳と引き替えに、天将奔烈を体得したアラマキ……そこに、死を待つのみの身であったはずのルギーが現れます」


ルギー『北斗の激闘……見応えがあったぞ!』

アラマキ『ル、ルギー!?』

風丸『ルギー様! お体は大丈夫なのですか!?』

ルギー『ああ、悲運の将が、俺の体を治してくれたのだ』


「断己相殺拳を使い、死兆星を見たルギーでしたが、スイチョウの村で療養していた彼の前に
  裏南斗・悲運の将が現れ、彼の体を癒し、再び戦えるようになったのでした」

「使い捨てキャラじゃなかったんだな……ルギーもだけど、悲運の将も」

「体の癒えたルギーは、再びアラマキと共に戦うために、後を追ってきたのです。
  手首の腱を切ったリュウは、ここで離脱しますが、代わりにルギーが仲間に加わり、魔天王との戦いに臨みます」




魔天王『むむっ!? アラマキよ、一回り大きくなったようだな……。ならば本気で闘わねばならぬ! さあ、来いアラマキ!」

アラマキ『魔天王……二千年の長き歴史に刻まれた北斗の漢たちの魂は、如何なる才をも凌駕する……
      受けるがいい! 秘奥義!!』


天 将 奔 烈 !



魔天王『み……見事だアラマキ……流石は北斗神拳! 俺は俺一代の天帝拳と共に、この地に果てよう……グフッ!』


「魔天王の剛拳を打ち砕いたアラマキ。ついに捕らわれていたリンを救出します」


リン『私はリンです。貴方、その腕のアザは!?』

リン『そうだったの……貴方の目はケンに似ているわ。私は誰かが助けに来てくれると信じていました。
   どんな時でも希望を捨てるなと、昔ケンが言っていたから……私の持っている秘宝の欠片をあげましょう
   でも二つの秘宝が一つにならないと水晶殿の扉は開きません……』


「北斗の秘宝を受け取ったアラマキ。しかし、二つの欠片を一つに戻さなければ、水晶殿には入れないといいます」

「まだ何かやらないとならんのか……」

「まぁ簡単に入れたら、そこでゲーム終わっちゃうし……」

「で? 何すればいいんだよ?」

「秘宝を元に戻すにはどうすればいいのか……そう問いかけるより早く、リンが何かを感じ取ります」


リン『はっ! 北斗の村の跡地、モンパサが危ない!』


「…………リンに予知能力あったか? ユリアにはあったけど……」

「細かいことを気にするな。とにかく、アラマキたちはモンパサへ黒王ルーラします」

「というか、黒王で海を越えられるなら、最初から黒王に乗って魔道の島に渡ればよかったんじゃないのか?」




258 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:28:05.34 o4ayW8q0o 203/261


「アラマキたちがモンパサの村に、たどり着いたときには、村は既に壊滅していて、村人たちは皆殺しにされていました」

「でも店はやってるんだな?」

「うん」

「客になる村人が全滅してるから、商売成り立たないだろ……」

「それはさておき、村にある『トキの墓』の前に佇む一人の男が姿があります。その男はゆっくりと振り向き……」


???『我、新世紀絶対者・覇拳王!』

覇拳王『我が拳は天なり! 我が拳は絶なり! 我が拳は極なり!』

覇拳王『拳を司り、覇を唱えるは、我覇拳王のみ! 我の前には全ての宿命も平伏す。
     滅せよ北斗! 二千年の彼方に!』


「アラマキの前に立ちふさがる、魔天王さえも凌駕する最大の強敵。その名は……新世紀絶対者・覇拳王!」

「試す前から『絶対者』なのかよ……」

「その男の前では、北斗の……南斗の……そして元斗の奥義も、全くの無力。
  天将鳳拳も……飛翔白麗も……黄光殺斬も……天将奔烈も……究極奥義・無双転生さえも破られ
  アラマキたちは、なすすべもなく敗れ去ります」

「なんか凄いのが出てきた!? というか、インフレさせすぎじゃね!?」




259 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:30:31.41 o4ayW8q0o 204/261


「一命は取り留めたものの、絶対的な力の差はあまりにも大きく……
  と、その時、トキの霊が現れ、アラマキに語りかけます」


トキ『立て……立ち上がるのだアラマキ! 騒乱の大星雲を収める手立てはただ一つ
   北斗神拳最終奥義のみ! 急げアラマキ! はくるいの谷へ! ケンシロウより奥義を授かるのだ!』


「二つに分かれていた秘宝の欠片が、ひとつになり、北斗の秘宝に。
  そしてアラマキは、ケンシロウを呼び醒ますという秘孔・蘇生七星孔を体得します」

「最終奥義って?」

「無双転生を越える、究極中の究極……北斗神拳最大の奥義らしい」

「これまた原作には出てこなかった奥義だな……要するにゲームオリジナル奥義か……」

「トキの声に従い、水晶殿へ向かうアラマキたち……しかし、水晶殿の扉を開いたその時
  再び覇拳王が立ちふさがります」



覇拳王『待てアラマキ! ケンシロウを会う前に、この覇拳王がとどめを刺してやる!』

風丸『アラマキ様! ここはお任せを!
   覇拳王よ! 私の命のかけてもここは通さぬ!』


「今、戦っても倒すことの叶わない覇拳王……
  アラマキを逃がすため、風丸が単身、覇拳王に戦いを挑みます」


覇拳王『ほう。命のかけても通さぬと? ならば、その言葉……試してみようか?
     俺の力はこの水晶殿をすら吹き飛ばす事も出来るのだぞ!
     命を賭けると言うならば自らの手で果ててみよ!』

風丸『…………』

覇拳王『さあ、どうした? お前の言葉は偽りか? この臆病者めが!』

風丸『……アラマキ様、風丸は貴方にお仕え出来て幸せで御座いました』

アラマキ『風丸、何を……?』

風丸『私は信じています。貴方が最強の北斗神拳伝承者と成られることを……」

アラマキ『ま、待て風丸……よすんだ!!』

風丸『北斗よ! 永久に栄光あれ!!』



風丸……自ら命を絶つ。




260 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:33:05.85 o4ayW8q0o 205/261


「風丸の覚悟を目の当たりにし、覇拳王は無言で立ち去り、アラマキは新たな哀しみを背負います」

「漢だな風丸……」

「しかし、今は進まなければなりません……ケンシロウの元へ」


ケンシロウ『アラマキ。北斗の宿命がお前をここに呼び寄せた……北斗神拳は一子相伝!
       この俺を倒さなければ伝承できぬ。最後の時は来た! 地上最強の北斗神拳をお前の肌に刻み込め!』


「アラマキの蘇生七星孔によって、長き眠りから目覚めたケンシロウ……
  北斗神拳伝承者となるため、アラマキに最後の試練の時が訪れます」



かつて世紀末を生き抜き、乱世を切り裂いた地上最強の漢……



その拳は、あまりにも弱々しく……



しかし、その眼差しは……



暖かくも強大な闘気はまさしく……



               世紀末救世主!



ケンシロウ『はぁぁぁぁぁぁぁ……!』

アラマキ『ほ~ぅ……あたぁ!』




261 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:35:40.88 o4ayW8q0o 206/261


「戦いの果て、ついにアラマキはケンシロウを倒します」

「しかし、ケンシロウ弱いな……歳か?」

「有情拳しか使ってこないあたり、優しい人柄が伺えるな」


ケンシロウ『見事だアラマキ! お前もまた強敵との闘いの中で、北斗神拳を見極めたか。
       俺は既に死兆星を見ていた。ラオウの……カイオウの……そして多くの強敵との壮絶な闘いが
       オレの体を蝕んでいた。だから自らの秘孔を突き 眠りについた』

ケンシロウ『北斗神拳は戦場の拳! 壮絶な闘いの中で哀しみを背負った者のみに受け継がれる!
       俺は待った! この世の哀しみを全て包み込む愛深き男を……強き伝承者を!
       アラマキ! 今こそお前に、北斗神拳最終奥義を伝承しよう!』
 
ケンシロウ『今よりお前が北斗神拳伝承者だ!』


アラマキ……北斗神拳・伝承











            第65代北斗神拳伝承者……




           新世紀救世主・アラマキ誕生!!




262 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:37:17.86 o4ayW8q0o 207/261


「ケンシロウは既に死兆星を見ていました……次の伝承者を待つため
  自ら秘孔を突き、永い眠りについたのです」

「……ってことは、原作の最後の方には、もうヤバかったってことか」

「バランやボルゲにも苦戦してたからな……」

「さて、アラマキが北斗神拳を伝承したその時、突然、轟音が響き、覇拳王の声が聞こえてきます」


覇拳王『ははははっ! 我、覇拳王! 我が居城、このはくるいの谷に立つ!
     アラマキよ! 貴様の北斗神拳、受けてたとう!』

黒夜叉『覇拳王の城が、突然このはくるいの谷に!
     アラマキ様! この黒夜叉、お供つかまつります』


「なんと、突如として覇拳王の居城が、はくるいの谷に現れました」

「何故城が動く!? ハウルかよ!?」

「友よ……色々言いたいのは分かるが、ここからはクライマックスだ」

「はぁ……?」

「一番盛り上がるところだから、ツッコミはちょっと……」

「つまり黙ってろと?」




263 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:39:38.97 o4ayW8q0o 208/261


覇拳王の城……その入り口には、横たわる風丸の亡骸が……


黒夜叉『か、風丸……。
     よくぞ務めを果たした。お前も真の従者よ!』


愛弟子の死に黒夜叉もまた、深い哀しみを背負った……




城の奥で待つ覇拳王……最後の戦いが始まる。



戦いの中、アラマキの放った拳が覇拳王の兜を砕く。

その中から現れたのは……  


ルギー『な……!? お、お前は!!』

リュード『ふふっ……久々だな、アラマキ』

アラマキ『リュ……リュ…ウ……ド……!?』


かつて共に戦い、伝承者を目指した強敵……リュード。




リュードの拳の前に……アラマキは再び崩れ去る……


アラマキ(リュード……何故……何故なんだ……!?)



すべての希望が潰えたかに思えた、その時。

アラマキの脳裏に声が響く




アラマキよ!


思い出せ! お前と共に熱き血を流し! 闘ってきた、強き漢達を!


強敵(とも)の魂を!!



アラマキ(と、強敵……)




264 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:43:27.36 o4ayW8q0o 209/261






俺は見える! お前の優しさが時代の哀しみを愛に変える日が!





俺は最高の友と出会え、幸せだった……





俺は夢を見た。裏が表の歴史を変える事を……





いまこそダンナのお役に!





元斗琉拳が時代の頂点に立つのだ!





今日より俺は金色のミッシュと名乗り、元斗皇拳を伝承する!





俺はお前のためなら喜んで拳を捨てる事が出来る!





俺は俺一代の天帝拳と共に、この地に果てよう……





アラマキ様、風丸は貴方にお仕え出来て幸せで御座いました……北斗よ! 永久に栄光あれ!!





俺は待った! この世の哀しみを全て包み込む愛深き男を……強き伝承者を!





アラマキ『ハァァァァァァァアアアッ……!!』

リュード『な、何だと……!?』


 


265 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:46:15.62 o4ayW8q0o 210/261







その奥義に










名は存在しない










有るのはただ……










強敵の魂の記憶のみ!










アラマキ『北斗神拳……』










          最     終     奥     義     !!





266 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:48:28.62 o4ayW8q0o 211/261


リュード『お、俺は……負けたのか……? ……ぐばっ! この俺が……誰の……何に……負けるというのか!!
     これが地上最大の北斗神拳か……。アラマキ……ここまで強くなろうとは……
     俺の氷の心が、炎の剛拳が……お前の哀しみに打ち砕かれたというのか!』

ケンシロウ『リュード……哀しみだけではない。
       アラマキは強敵との凄絶な戦いの中で、深き愛をその心に刻んだのだ』

リュード『……あ……い…………』

ケンシロウ『全ての哀しみを包み込み、深き愛を心に抱くものそこ、北斗神拳伝承者!』

リュード『…………』
 
ケンシロウ『リュード……お前もまた哀しき男よ。
       ……そう。かつて我が兄ラオウが、天を目指したように。
       さあリュード、俺と共に帰ろう……北斗の男達が眠る地へ』




西暦199X年……世界は核の炎に包まれた。



リュード『……フッ』



海は涸れ、大地は裂け、すべての生命体は滅んだかに見えた……



ルギー『リュード……』



だが……北斗の意志は死なない



アラマキ『リュード!!』



熱き漢たちの魂は永久に受け継がれる



リュード『アラマキ……ルギー…………さらばだ!』





               北斗の拳4


         七星覇拳伝・北斗神拳の彼方へ……










           新世紀救世主伝説  荒巻の拳




                   【 完 】




267 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:51:09.24 o4ayW8q0o 212/261


「……という感じな訳だが」

「最後はなんか熱かったな」

「で、このゲームだけど……全体的にどうだった?」

「うーん……面白いっちゃ面白いんだけどさ……。
  エンカウント率の異常な高さとか、画面が切り替わったら、必ず左を向いた状態になるとか
  とにかく、システム面が雑すぎるな」

「シナリオはどうよ?」

「設定やキャラクターは良かったと思う。ストーリーも大筋は良かったけど、原作との矛盾もあるし
  雑な演出のせいで、陳腐な展開になっちゃってる部分が多いし、残念な感じだったな」

「ファミコンというハードの性能上、表現の幅には限界があるからな」

「一番残念なのが、リュードだな」

「うん?」

「袂を分かち、別々の道を歩んできた二人が、互いの哀しみを持って拳を交える……
  この展開は凄く良いと思うんだが、リュードが何やってたのか、さっぱり分からんだろ?」

「離脱してからの情報が一切ないからな」

「ある意味じゃ、物語の中核とも言える部分なのに、それがないから、折角の泣き所が台無しになってる気がする」

「愛なきリュードが愛を持たぬが故に、愛を刻み続けるアラマキに勝てないのなら
  リュードが何故愛を捨て、非情の覇拳王になったのか? というエピソードは必要だよなぁ……
  北斗の拳は『愛の力』に(笑)をつけなくていい、数少ない作品だしな」

「ラオウ編や修羅の国編に比べて、物足りなく感じるのは、コレが原因なんだろうな……
  まぁ、この辺が二次創作の限界なのかもな……この板で言うことじゃないけど」

「実はな友……言い忘れていたことがあるのだが」

「あん?」

「このゲームの説明書には『武論尊』という名前が書いてある」

「……え?」




268 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:54:42.99 o4ayW8q0o 213/261


「武論尊氏といえば、週間少年ジャンプで連載されていた漫画『北斗の拳』の原作者で
  作画の原哲夫氏と共に、北斗の拳を世に送り出した人物だ」

「武論尊氏は北斗の拳4に『原案・監修』という形で関わっている」

「えぇ!?」

「当初はシナリオも書く予定だったが、他にも仕事を抱えていて、多忙だったため
  別の人物にシナリオを依頼して、自身は監修に回ったとされている」

「更に武論尊氏が、シナリオを依頼した人物というのが、北斗の拳のアニメシリーズを手掛けた『戸田博史』氏だ。
  コタツでゴロゴロしながら、GBのテトリスで遊んでいた戸田氏の元に、武論尊氏から直接、電話がかかってきたらしい。
  北斗の拳4のシナリオを依頼された戸田氏は、武論尊氏の構想を元に、シナリオを書き上げたそうだ」

「え、えーと……それって……」

「武論尊・戸田博史の両氏が関わっている以上、北斗の拳4は、ただの二次創作作品ではない。
  ある意味では『蒼天の拳』よりも先に、世に送り出された『北斗の拳の正当な続編』といえる」

「なん…………だと……!?」



269 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:56:05.76 o4ayW8q0o 214/261


「確かに戸田氏の書くシナリオには、問題点も多い。原作で死んだはずの黒夜叉が、生きている件もそうだ。
  実はコレ以降の北斗作品でも、戸田氏がシナリオを担当した作品には
  黒夜叉が登場することが多いため、氏のお気に入りキャラなのではないかと、推測できる」

「いや、ちょ……! いくらお気に入りでも、勝手に生き返らせたら駄目だろ!?」

「それでも、アニメシリーズを担当したのだから、北斗の拳を『分かっている』人物であることは間違いない。
  で、ここからが本題だが……北斗の拳において、最も重要な要素の一つである『悪役の描き方』が、北斗4には不足している。
  そう。リュードの描き方のことだ」

「悪役として再登場した、リュードのエピソードが存在しないというのは、あまりにも不自然で
  物語が盛り上がりきらずに、終わってしまった印象さえ受ける……」

「原作者の武論尊氏は勿論だが、アニメ版を担当した戸田氏にしても、この辺を理解できてなかった……というのは考えにくい」

「は、はぁ……?」

「ここからは完全に俺の想像だが……最初はリュードのエピソードが『存在していた』のだが
  メーカー側の何らかの事情……容量や発売日の関係などの問題で、リュードのエピソードを
  『丸々削ってしまった』のではないかと思われる」

「それは削っちゃ駄目だろ!? 一番重要な部分じゃねーか!! ここ削るぐらいなら、裏南斗の変態中ボス全員リストラしろ!!」

「さて、それを踏まえた上で、もう一度聞くが……このゲーム、どう思う?」

「……………………クソゲーだな」




270 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 02:58:32.29 o4ayW8q0o 215/261


「今回は過去最長となる、40レス越えという長丁場です。最初は20レスぐらいで終わるかな? と思っていたのですが
  終わってみれば倍以上という、>>1の構成力のなさを露呈する形になりました」

「余計な部分までやりすぎなんだよ、特に裏南斗編はストーリーに絡まないような、中ボスまで出てるし」

「北斗の拳のゲームは、昔からクソゲーとして定評があり、この4も雑な作りですが、設定やキャラクターは素晴らしいので
  北斗フリークなら確実に押さえておきたい一本です。出来れば、シナリオを練り直した上で、OVA化して頂きたいものです」

「『リメイクしてほしい』とは言わないんだな……」

「今更って感じするしな……真・北斗無双2でやるなら大歓迎だけど」

「絶対無理だな」

「じゃあ、ここの誰かがSS書いてくれねーかな」

「いや、それも無理だろ。そもそも、こんなクソゲー知ってる人が居るわけないし」

「でも、そこそこ売れたんだぞ? 大ヒットはしないけど、コアなファンだけは買うから、それなりに売れるのが、北斗ゲーの伝統だからな」

「悲しすぎるわ!!」

「唯一の例外が北斗無双だな。まぁ、北斗の拳としては微妙だけど、中々の売り上げだったみたいだし」

「ガンダムで無双作るって聞いたときは、何かの冗談かと思ったけど、アニメ系の無双も結構売れてるからな……
  ガンダム・北斗・ワンピースときて、次は何を作る気なんだろうな?」

「じゃ、『突撃! パッパラ隊』で」

「マイナーすぎるだろ!? ガンガン購読してた人しか覚えてねーよ!!」




271 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/06/20 03:00:34.84 o4ayW8q0o 216/261


「どうでもいいけどさ、コレのROM、何でケンシロウのイラストなんだ? ゲームの内容を考えれば、主人公たちを出すべきだろ」

「キャラゲーだからな。原作に出てこないオリキャラの絵だと、売り上げが減るんじゃないか?」

「ああ、そうか……パケ買いする人が、いるもんな」

「パッケージは商品の『顔』だからな。まぁ、それだけで買うのは危険が付きまとうけど。
  俺もレンタル屋で借りてきたDVDを再生したら、パッケージの写真とは、似ても似つかぬデブ女だったってことが何度も……」

「何の話だ!? しかも『デブ女だった』ってことは巨乳素人物かよ!?」

「では、今回はこの辺で……。またお会いしましょう。さようなら」

「最後の最後でAVの話ってお前……」





【北斗の拳4 七星覇拳伝 北斗神拳の彼方へ】 制作・販売:東映動画  機種:ファミリーコンピュータ  発売日:1991年3月29日
1365435954-271

276 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/07/01 21:59:28.78 n2I3QJxbo 217/261


「喜べ友。素晴らしい本を入手したぞ! ……ブック○フで200円で」

「その値段の時点で素晴らしさの欠片もないだろ……何の本だ?」

「去年、ネット上で話題になったこの本だ」


【Saeko OEN&ONLY「私は私」。ルールに縛られない、おしゃれな生き方】


「コレ、Amazonのカスタマーレビューでボロクソに書かれてたクソ本じゃねーか!?」

「この本、面白いんだぞ? 愚にも付かないファッション写真とヘアアレンジ、メイクアップ術、手料理レシピなんかが載ってて
  タイトルから裏表紙に至るまで、全ページ『紗栄子イズム』満載なんだ。表紙を見てるだけでイラッとできるぞ」

「何買ってるんだよお前!? ゴミになるだけだろそんなモン!」

「更に、目玉企画の『一万字に及ぶロングインタビュー』が素敵だ! とにかく『セレブでおしゃれなアタシ(失笑)』を
  ひたすらアピールするだけの、うんこ以下の内容で、ダルビッシュが、この女と離婚した理由がよく分かるぞ」

「まぁ、ダルにとっては人生最大の失敗だろうしな……」

「中出しセクロス一発で、数十億円の大金を手にした女の生き様が、この一冊に収められているんだ。
  コレで200円なら一見の価値はあるぞ? ……まぁ、明日古新聞と一緒に廃品回収に出すけど」

「やっぱりただのゴミじゃねーか! 買うなよ、そんな痛々しい本!!」




277 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:01:55.53 n2I3QJxbo 218/261


「そうそう……痛々しいといえば、探している本があるのだが」

「今度は何だ? どうせロクな本じゃないだろうけどよ」

「『ラブベリー』という雑誌の2011年7月号なのだが……どっかで見たことないか?」

「その雑誌の名前自体、初めて聞いたわ。何の雑誌だ?」

「女子小中学生向けのファッション雑誌らしいのだが……コレもネット上で話題になった本でな
  探しているんだが、見つからないんだよ」

「女子小中学生てお前……何でそんな本を?」

「少し長くなるが……この雑誌には『ラブベリーナ』という、専属のモデルが在籍してな。
  毎回、五千人以上が参加するオーディションで選ばれる、読者モデルというヤツだ」

「読モね……それがどうかしたのか?」

「ところが、2011年6月号にて、突然AKB48の前田亜美とSKE48の松井珠理奈が、専属モデルとして契約を結び
  それまでラブベリーナの数人が、登場するのが通例だった表紙に、松井珠理奈が単独で掲載されたらしい」

「AKBお得意のゴリ押し戦略か? いつものことじゃねーか」

「コレを皮切りに、前田敦子、板野友美などの成人メンバーも続々と登場し、表紙グラビアを独占し始めたそうだ」

「更にAKBを真似たモデルの総選挙……要するに人気投票を実施したところ、松井珠理奈が一位を獲得したそうだ」

「はぁ……? だから何だと?」

「総選挙といえば、つい先日も、スキャンダルで別グループに左遷された『下からサセコ』とかいう奴が
  一位を獲得するという、デキレース丸出しの結果に終わった悪名高いAKBの総選挙だ……このラブベリー総選挙でも
  AKBオタが、大量の組織票を投じたという説が濃厚とされている」

「下からサセコって何!? まさか騎乗位のことか!?」

「そんな中、それまで同誌を支えてきた人気モデルが、四人揃ってラブベリーとの契約を打ち切り
  ライバル誌に移籍したそうだ。一説には、彼女たちの所属事務所の社長が、AKBのゴリ押しに激怒して
  辞めさせたとも言われている」

「そりゃまぁ……AKBに乗っ取られたようなもんだもんな……」

「編集部側はゴリ押しを否定しているそうだが、この騒動……俺には
  『ブラックバスに食い荒らされて、変化してしまった湖の生態系』にしか見えない」

「外来種扱い!? まぁ確かにそんな感じだけど……」

「ちなみにこの雑誌、昨年の3月号を最後に休刊している。AKBメンバーと専属契約を結んでから、わずか半年ほどでだ」

「ゴリ押しのせいで、むしろ廃刊に追い込んだってことか……」

「AKBのメンバーを起用して、売り上げを増やそうとしたんだろうが、逆に雑誌自体がなくなっちゃったんだから
  本末転倒もいいところだな。読者だって、ファッション情報が目当てで買ってたわけで、別にAKBが見たかったんじゃないだろうし」

「俺は特にAKBアンチってわけではないけど、こういう寒々しい話を聞くと、『何で人気あるんだ?』って思ってしまうなやっぱり……」

「そして、俺が探している7月号だが、表紙の大キャッチが凄まじく痛々しいモノなんだそうだ」

「……何て書かれてたんだ?」

「その号は前田敦子が、単独で表紙を飾ったらしいのだが……『どうしてそんなにかわいいの? あっちゃんになりたいっ!!』
  という、吐き気を催すほどの痛々しいキャッチだったそうだ。是非、原物を自分の目で確かめたいのだが……」

「想像以上に痛々しい!! 誰だそんな痛キャッチ考えた馬鹿は!?」




278 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:08:44.13 n2I3QJxbo 219/261


「と、いうわけで、今回テーマは本末転倒なゲームです」

「何がどう『と、いうわけ』なのか一切分からん」

「そういえば3DS版ポケモン最新作の制作発表があったらしいな」

「唐突に話題を変えるなよ。というか、また今更な話を……」

「まさか3DS発売後に旧DSで二作品も出すとは思わなかったが、ようやく3DSに参入か」

「不思議のダンジョンは出てたけどな」

「本来、敵であるモンスターを仲間にして戦わせる、というゲームは『女神転生』の悪魔と交渉して仲魔にするという
  のが、最も古い物だろう……いや、俺が知らないだけで、その前からあるかもしれんけど」

「ドラクエⅤでも、モンスターを仲間にするシステムがあったな」

「FFシリーズの『召還獣』なんてのもあるな。コレの元ネタは『ウルトラセブン』のカプセル怪獣らしいが」

「そう考えると、モンスターを仲間として戦わせるっていうのは、かなり古い時代からあったんだな」

「ポケモンの大ヒット以後は、急激に増えた感があるが……」

「まぁしゃーないだろ。デジモンにMFにドラクエモンスターズにデビルチルドレン……は悪魔か」

「後発故に亜流扱いされることが多いが、どれも評価の高かったゲームだな。特にMFの『音楽CDからモンスターを呼び出せる』
  というのは特徴的な遊び方だったな」

「家中のCDかき集めて、片っ端から試してみたなぁ……」

「こういうゲームって、たまごっち系の育てゲーとは別の意味で『モンスターを育てる』のが楽しいゲームだろ?」

「まぁ、愛着のあるキャラが、強くなっていくのは楽しいな」

「単純に経験値を貯めて、LVを上げていくのや、トレーニングとか交配……メガテンなら悪魔合体やらを
  繰り返して、強くしていくのというのまで、様々な種類があるが、モンスターを強くする、もうそれだけで楽しい。
  ……というのが、この手のゲームの良いところだ」

「やり込み要素ってヤツだな」

「しかし、この育成部分が『なんかちょっと……』というゲームがある……それがコレだ」



【バトルビースター】



「……まず聞いときたいんだが、ビースターって何だ?」

「このゲームは、バイオテクノロジーが発達した、地球とは別の惑星が舞台でな、そいつで生み出された
  『メタルビースト』という生物を戦わせる遊びが流行っているんだ」

「闘犬みたいなモンか?」

「まぁそんな感じだ。で、ビーストを育成する『ビーストテイマー』と呼ばれる調教師と、テイマーを雇って大会に参加する
  『ファクトリー』という組織が多数存在していて、国家規模の大会が、世界中で行われている。
  これらを全部含めて、ビースト同士の戦いを『バトルビースター』と呼ぶんだ」

「また、どっかで聞いたような……」




279 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:13:28.00 n2I3QJxbo 220/261


「このゲームは『ファクトリー』を運営しながら、ビーストを育て
  大会に出場して優勝を目指すのだが……育成は色々考えながら、やっていくのが楽しいよな?」

「まぁな。長所を伸ばすか、不足しているパラメーターを補うか……」

「何度もやってる内に、どのコマンドを実行すると、どのパラメーターが増減するのか
  分かってくるから、それを計算して予定を組んで……」

「より効率良く育てる方法を模索しながら、やるのが楽しいんだよな」

「しかし、このゲームの育成は……」


1.ビーストを購入する。

2.テイマーを雇う。

3.翌週に育成結果が出る。

4.以上。


「えぇぇ!? これだけ!?」

「育成はテイマーが、勝手にやってくれます。育成方針を決めるとか
  そういうのは一切なく、完全にテイマーに任せっきりの全自動です」

「ビーストを育ててる感が一個もねぇ!!」

「育成方針を変えたいときは、別のテイマーを雇えば良いのですが、テイマーの雇用は年一回だけです」

「一年間も変えられないのかよ!? どうやったって、自分好みに育成するのは不可能じゃねーか!!」

「更にビーストは二年ぐらい経つと『○○は一生懸命頑張ったから
  野性に帰してあげようね』とか言いだして、強制的に引退させられます」

「期限付きかよ!? しかも二年で引退って、ダビスタの馬より短いじゃねーか! 育てる意味がねーだろ!!」

「実際には二年も経たずに、引退させられることが多いが……」

「何をやらせたいんだよ、このゲームは!? あと、これだけは言っておきたいが、人工的に生み出した
  新種の生物を野性に帰すなよ! 生態系を破壊したいのか!? それ飼い主が一番やったら駄目なことじゃねーか!!」




280 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:16:37.10 n2I3QJxbo 221/261


「まぁ、育成が簡略化されている分、他のことに集中できるってことで……」

「簡略化させすぎだろ……それもメインの部分を! 大体『他に集中できる』って、他に何が出来るんだよ?」

「そうだなぁ……例えば、大会に出場して、賞金を稼ぐとか……」

「まぁ、それが本来の目的だしな。……他には?」

「年に一回、大きな大会が開かれるから、それで優勝して大陸チャンピオンを目指すとか……」

「うん、まぁ……他には?」

「大陸チャンピオンになったら、次の大陸に移動できるから、そこでも大陸チャンピオンを目指して……」

「試合以外に出来ることはないのか!?」




281 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:19:06.14 n2I3QJxbo 222/261


「いや、ちょっと待て。マジで何もないの? 他のファクトリーのライバルたちと親交を深めるとか
  ダンジョンに潜って、レアアイテムを収集するとか、そういうのは?」

「本当に何もないんだよコレが。レアアイテムどころか、そもそもアイテムの概念自体がないし。
  ひたすら戦って、ファクトリーの維持費を稼ぐだけのゲームだ」

「サブイベントが何もないって、酷すぎるだろ……」

「まぁ、ファクトリーの運営者として考えれば、ある意味リアルだけどな。
  現場のことは現場に人間に任せて、自分のやることは金勘定だけという……」

「そんなリアリティいらねぇ。あと、経営者舐めすぎだろ、その発言」

「キャラデザは可愛らしい、いわゆる『萌え絵』で、いかにもサブイベントが充実してるっぽくて
  それこそ、恋愛要素を期待した人が購入しそうな感じなのに、オマケ要素が皆無だからなぁ……」

「絶望しただろうな、パケ買いした人……」




282 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:21:58.12 n2I3QJxbo 223/261


「折角だし、大会に参加してみるか?」

「というか、それ以外にやることないだろ」

「えーと……このゲームの戦闘は『ボイスバトルシミュレーション』という、珍しいジャンルです」

「やる前から地雷だと分かってしまったが……何だそれ?」

「マイクデバイス対応でな、自分で喋ってビーストに指示を出すんだ」

「デカボイスとか、オペレーターズサイドみたいな感じか? 逆に面倒なんだよなアレ……」

「まぁ、俺はマイクデバイス持ってないけどな」

「じゃあ遊べないじゃねーか!? 予め用意しとけよ!!」

「心配するな。マイク『対応』と言ったろ? コントローラーでも操作できるから大丈夫だ」

「いきなり戦闘システム全否定!?」




283 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:26:50.36 n2I3QJxbo 224/261


「戦闘中、ビーストはプレイヤーの指示に即座に反応して動くので
  常に指示を出すようにすると、戦闘を有利に進めることが出来ます」

「……即座に反応しすぎて、コントローラーだと、ただのアクションゲームと化してるじゃねーか」

「マイクで指示するのを、想定した作りだからな」

「それならもう『マイク専用』にした方が良いだろ……あ、ヤベ! ダメージ喰らっちゃった!」

「HPがヤバいな」

「ちょ……コレどうやって回復させるんだ?」

「マイクに向かって『かいふく』と言えば回復できるぞ」

「だからマイクが無いだろ! コントローラーでは、どうやるんだよ!?」

「さぁ? 説明書にも書いてないから分からん」

「まさか、マイク専用コマンドじゃないだろうな!? マイクを使わないと回復できないとか、どんな嫌がらせ仕様だよ!?」




284 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:33:04.34 n2I3QJxbo 225/261


「それにしても、ロードの多いゲームだなコレ……」

「どこに、そんな頻繁に読み込む要素があるのか分からんが、常にガリガリ読み込んでるな」

「ロード時間も長いし、いい加減、ウンザリしてきたぞ……」

「ん……じゃあ、次はロードのないカードリッジのゲームにしようか」

「まだあるのかよ!?」

「次のゲームはこちらです」


【昆虫モンスター 王者決定戦】


「昆虫……モンスター……?」

「このゲームは、パッケージにも『たたかえ! ムシモン』と書かれているように
  『ムシモン』という、昆虫型のモンスターを育成して戦うゲームです」

「ムシモンて……モロにポケモンのパクリじゃねーか。しかも、ムシキングまで二重にパクってるし……」

「これは『ツインシリーズ』というゲームに収録されているゲームです。一本で二つ遊べるというのがウリらしいのですが
  正直、二つ目はヤッツケで作った感が否めないゲームばかりです」

「パッケージを見ただけで、お得感じゃなくて、不必要感が伝わってくるな」




285 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:38:14.65 n2I3QJxbo 226/261


「さて、物語は主人公のカブト(デフォ名)が、転校してくるところから始まります」

「デフォの名前があってよかった……」

「新しく通うことになる校舎を眺めながら『よーし、友達いっぱい作るぞー!』と、意気込むカブト少年ですが
  その日はちょうど終業式で、彼の転校の挨拶が終わると、すぐに、みんな帰ってしまいました」

「いや、普通は新学期が始まってから転校するだろ!? 学校側も終業式の日に来させるなよ!」

「いきなり出鼻を挫かれたカブト少年、『このまま一人も友達のいない、寂しい夏休みを過ごすのか……』と、意気消沈して
  トボトボと下校していたとき、何やら盛り上がっている人々を見つけます」


カブト『これ、何やってるの?』

※『知らないのかい? ムシモンだよムシモン。今、流行ってるんだぜ?』


「昆虫型モンスターの『ムシモン』を戦わせる遊びに熱中する人々。それを見たカブト君はひらめきます」


カブト『これだけ流行ってるってことは、コレで大活躍すれば……』


「お小遣いをハタいて、スターターキットを購入。こうしてカブト少年の『ムシモンで大活躍して、友達いっぱい計画』が始まったのでした」

「なんかポケモンと比べて、随分、小ぢんまりとしたストーリーだな」

「まぁ小学生が主人公だし、このくらいのがリアリティあるだろ。さて、早速、家に帰ってムシモンの卵を孵化させます」

「『昆虫型モンスター』というか、どう見ても、ただの虫なんだけど……」

「……そういえばお前、虫ダメだっけ?」

「だって、気持ち悪いし……」

「心配するな、見た目はただの虫だけど、『衝撃波』とか『イナズマ攻撃』とか、いろんな技を覚えるから
  これは、ただの虫じゃない。間違いなく、昆虫モンスターだ」

「見た目がキモいって言ってるんだよ!! モンスターなら、もっとデフォルメさせろよ!! 何でリアルに昆虫なんだよ!?」




286 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:42:39.53 n2I3QJxbo 227/261


「このゲームでは自販機で『カード』を購入して、三十枚までのデッキを組むことが出来ます」

「デッキって……遊戯王までパクってるのかこのゲーム?」

「戦闘中に五枚まで手札として持つことができ、使用すると、地形を変えたり、HPを回復させたりと、様々な効果を得ることが出来ます」

「これまた、ありがちなシステムだな……」

「更にカードの中には、ムシモンのパラメーターを上げる効果がある物も含まれていて
  ムシモン一体につき、七枚まで使用することが出来ます」

「随分とインスタントな育成だなオイ」

「ただし、ムシモンは五十回ぐらい戦うと、石化して二度と使えなくなります」

「回数制限あり!? さっきのビーストといい、なぜ使用期間を制限する!?」

「心配するな。こっちは能力を引き継げるようになっている」

「それにしたって、五十回は短いだろ。ちょうど愛着がわいてくる頃じゃねーか」

「能力上げるカードが七枚しか使えないからな。引継を繰り返して、強くしていく仕様なんだ」

「……で、どうやって引き継ぐんだ?」

「まずは石化したムシモンを持って、『ムシモンランド』へ行きます」

「ポケモンセンターみたいなモンか?」

「石化したムシモンを、自動販売機にセットします」

「自動販売機!?」

「能力を引き継いだムシモンの卵が出てくるので、孵化させれば、引継完了です」

「何でそんなにドライなんだよ!? 子供の夢がブッ壊れるだろ!?」




287 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:47:20.93 n2I3QJxbo 228/261


「いろんなゲームをパク……インスパイアしているこのゲームですが、ムシキングの大ヒットに端を発した
  昆虫ブームの波に乗ってか、そこそこ売り上げを延ばし、続編も発売されています」

「何で言い直した? しかし、続編まで出したのか……」

「しかも、ポケモンを真似て『バトルマスター』・『バトルスタジアム』の2バージョンに分けて、発売する始末だ」

「どんだけパクれば気が済むんだよ、このメーカーは……」

「更に言うと、続編が発売された頃には、昆虫ブームも沈静化し始めていて、『大して売れなかった』というオチ付きだぞ?」

「波に乗り切れてねぇぇぇええ!! せめてブームが過ぎる前に発売しろよ!!」




288 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:51:59.82 n2I3QJxbo 229/261


「ところで、もう一つの方は、どんなゲームなんだ?」

「うーん……特に掘り下げるような要素もないゲームなんだが……」


【スーパーチャイニーズ・ラビリンス】


「恐ろしく懐かしいタイトルが出てきちゃった!?」

「ファミコンでミリオンセラーを記録した『スーパーチャイニーズ』の最新作です……一応」

「一応って?」

「ジャンルがな、アクションからパズルに変更されてるんだよ」

「そりゃ、今更スーチャイがやりたいか? と聞かれたら、別にやりたくないと答えるけど
  何もパズルゲーにすることはないだろ……」

「内容としては、四つある石を、それぞれ指定された場所に置くことで扉が開き、ステージをクリアしていくというモノで
  全99面だそうです。途中、敵が出てくるので、パンチで撃退したりという、よくあるタイプのアクションパズルです」

「別にスーチャイじゃなくても良いようなシステムだな」

「ツッコミどころとしては、『リュウ』と『ジャック』の二人から操作キャラを選べるのですが
  性能が全く同じなので、どっちを選んでも変わりません。服の色が変わるだけです」

「そこは差別化しとけよ……」

「あと、ワンミスで即ゲームオーバーになりす。1UPアイテムもありません」

「何でそんなシビアにしたんだよ……」

「まぁ、コンティニューは無限なので、何回でもやり直せるけどな。
  ……が、そんな仕様なのに何故か『×1』と、残り人数が画面右下に、常に表示されている」

「何の意味があって、表示しているんだそれは!?」

「更に、同ツインシリーズの四作目には、コレと全く同じシステムで、ハムスターが主人公のゲームが収録されています」

「システムを使い回した上に、ハム太郎までパクったのかよ。
  一々人気作に便乗しないと、ゲーム作れないのか、このメーカーは?」




289 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/01 22:55:33.44 n2I3QJxbo 230/261


「突然だが、そろそろこのスレを畳もうかと思う」

「あん? 終わらせるのか?」

「本格的にネタがなくなってきたからな。正直、マンネリ化してるし」

「マンネリも何も、クソゲーをボロクソに言うだけのスレじゃねーか」

「あと、スレを立てると、他のスレを読まなくなるという現象が>>1にも起こってな。
  2スレ目を読み終わってないのに、3スレ目に突入しちゃってるスレもあるし
  そろそろ読み専に戻ろうかと……」

「どうでもいいわ、好きにしろよ。……じゃ、次回で終わりか?」

「と、思ったんだけど、キリの良いとこで、十五回目で終わらそうかなと思う」

「今回が十三回目だから、あと二回か……」

「まだ、何やるかは決めてないけど、取りあえず、それで終わりってことで……」

「こんなスレでも、いざ終わるとなると、寂しく感じるから不思議だな」

「SS速報にとって、このスレは『ジーパンのコインポケット』のようなものだという、自負はあるからな」

「それつまり、『いらねぇ』ってことだろ……」

「では、今回はこの辺で。またお会いしましょう。さようなら」

「そもそも、SSじゃないのに、何でSS速報に立てたんだよ、このスレは……」




【バトルビースター】 制作・販売:スタジオワンダーエフェクト 機種:ドリームキャスト 発売日:2001年3月15日


【ツインシリーズ③】 制作・販売:カルチャーブレーン 機種:ゲームボーイアドバンス 発売日:2004年12月10日






【審議凍結】
1365435954-289

294 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/07/20 00:06:41.38 nB+sGT6bo 231/261


「やあ、皆さん。クソゲー研究室へようこそ。ゲームの攻略に手間取って、気づけば丸二十日。
  危うくドロップアウトするとこだった、クソゲーアカシックレコード第十四回目です」

「書き込みがなかったら、一ヶ月で落ちるからなここ……」

「さて、今回のゲームはこちら」



【パチスロ ラブストーリー】



「パチスロねぇ…………って、ラブストーリー? またコレ系?」

「コレ系というと?」

「だから……無理矢理、恋愛要素入れたヤツだよ。ラブアンドデストロイで懲りてなかったのかよ?」

「今回は一味違うぞ。第一回目で言ったように、恋愛要素のあるゲームは
  『ときめきメモリアル』の発売以後に急激に増えたジャンルだ。例を上げればキリがないくらいに」

「しかしこのゲーム、何と発売日がときメモ発売の『八ヶ月前』だ。まさに時代を先取りしたゲームなんだよ」

「どうしようもないモンを先取りしたなオイ」

「ゲーム自体は、普通のパチスロシミュレーターといったところだ。…………台は架空の台だけど」

「意味なくないかソレ?」

「当時のファ○通では『パチスロファンなら、あの台のパロディね、と分かる』と書かれてたから、大丈夫だろ」

「いや、何が大丈夫なのか分からん。実在の台を入れとけよそこは……。
  大体お前、パチスロなんて、やったことあるのか?」

「無い。お前は?」

「即答かよ……俺も無いよ」

「ちなみに>>1もやったこと無い。ゲーセンのメダルコーナーで『北斗の拳』の古いヤツを一回やっただけだ」

「…………」

「…………」

「……じゃあ、どうするんだよ?」

「ま、まぁ何とかなるだろ」

「何ともなんねーよ! ゲームの内容以前に別の大問題が発生してるじゃねーか!!」

「大丈夫だって、アレだろ? 何かメダル入れて、ボタン押せばいいんだろ?」

「もう絶対クリアできねーよこのゲーム! どうするんだよコレ!?」




295 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:10:10.69 nB+sGT6bo 232/261


「……とりあえず、『目押し』とかいうのが出来ないと、話にならないらしいな」

「ググって、パチスロの基礎知識を覚えるとこから始めるとか……」

「とりあえず、ゲームを始めようか? パチスロは、やりながら覚えていくってことで……」

「先は長そうだな……」

「物語の舞台は名古屋です。名古屋城公園で執り行われている縁日……出店の外れで、ミドリガメを売っているオヤジが
  暇そうに煙草を吹かしていました。水槽の中には沢山のミドリガメが……。その中でも、一際仲の良い二匹の亀が居ます」

「と、そこに一人の男が現れ……」



オヤジ『いらっしゃい』

???『ふむ……一匹もらおうか』

オヤジ『毎度。どれにします?』

???『そうだな……コイツにしよう』ガシッ!

ミドリガメ♂『わ!? 何するんだ、離せ!』

ミドリガメ♀『ピエール!?』

ピエール『クソッ! 離せ!! カトリーヌ! カトリーヌ!!』

カトリーヌ『ピエール! ピエールゥゥゥ……!!』



「その時、男の胸ポケットから、何かが落ちて、水槽の底へと沈んでいきます」

「ラブストーリーって、まさか亀の!?」




296 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:12:39.28 nB+sGT6bo 233/261


「所変わって、名古屋市内。主人公の『恵比寿 鯛介』という、何とも『お目出たい名前』の
  夏休みにやることもなく、暇を持て余した大学生が、趣味のパチスロを打ちに、今日もパチ屋へ向かっていました」

「いろんな意味で、お目出てーヤツだなオイ」

「『さあ、今日もガンガン稼ぐぞ~。でも、ちょっと風邪気味だぞゴホッゴホッ』と
  さり気なく体調不良をアピールしながらの登場です」

「さり気なくねーよ、わざとらしいよ! 体調が悪いなら、大人しく家で寝てろよ! 何パチスロ打ちに出掛けてるんだよコイツ!?」

「ホールに着いた鯛介。店にいた客に話しかけると、『鯛介も暇だねぇ~。夏休みなのに、他にやること無いのかい?』とツッコまれます」

「そいつも人のこと言えねーだろ……」

「更に他の客に話しかけると『コイン500枚以上出せる腕があるなら、話したいことがある』とか言うので
  早速パチスロを打ち、コイン500枚を目指します」

「何か唐突な展開だなぁ……」

「鯛介の持ち物を確認すると、コイン五十枚と現金五千円を持っていました。
  とりあえず、金を全部コインに変えて、三百枚からスタートです」

「昔のゲームだから仕方ないけど、液晶画面がある訳でもないし、地味な台だよなぁ……」



※※※



「さて、あっと言う間に三百枚、全部吸い込まれたわけだが……」

「いきなりゲームオーバーじゃねーか。だからパチスロ初心者が、こんなゲームをやること自体、無謀なんだって」

「ゲームオーバーになると『このままでは終われない。鯛介に金を貸してやってくれ』と言われるので
  貸してやると、五千円持った状態で、再開されます」

「何だそりゃ!? プレイヤーに金借りる主人公とか斬新すぎるだろ!」

「これ、ソーシャルで同じこと、やったらいいんじゃないか? コンティニューの度に課金される感じで……」

「ちょ、やめろ! 不吉なことを言うな! どこぞのメーカーが、マジでやるぞ!?」




297 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:16:41.58 nB+sGT6bo 234/261


「……当たらないな」

「もう諦めて、別のゲームにしようぜ? いつ終わるか分からんぞ、このペースじゃ」

「うーん……何だか訳が分からんなパチスロって。
  ……というか、自分が今、何をしているのかも分からん。何すれば当たるんだコレ?」

「いや、俺に聞かれても分からんよ。とにかく『7』を揃えればいいんじゃないのか?」

「それが揃わないから困って……ん?」


ピロロピロロピロロ……ピロン♪

【777】


「あ……何か知らんけど当たった」

「まさかのビギナーズラック!?」




298 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:21:41.29 nB+sGT6bo 235/261


「五百枚以上出したので、早速見せに行きます」


※『コイン五百枚持ってる? お、持ってるね。やるね~君。そういえば珍しいコインを持った
  女の子には会ったかい? 名古屋城公園にいるから、行ってみるといいよ』



「と、いうわけで、名古屋城公園へ行きます」

「オイ、まさかコレ、ずっとこんな感じで続くのか?」

「名古屋城公園に着くと、件の女の子が話しかけてきます」



女の子『このコイン……見たこと、ありませんか?』



「彼女が持っていたのは、パチスロ用のコインでした。このコインを落とした男を捜している……とのことです」

「玉とかメダルって、店外に持ち出したらダメなんじゃなかったか?」

「とにかく、その女の子に一目惚れした鯛介は、人探しを手伝うことにします。
  彼女の名前は『亀田みどり』。天使のような美少女だそうです」

「ちょっと待てぇぇぇ! この名前の時点でネタバレしてるじゃねーか!?」

「亀田みどり → みどり亀田 → ミドリガメだ。……つまり、こういうことだな」

「こんなに、ネタバレ上等な名前も珍しいな……」

「とにかく『恋人もいない、パチスロ漬けの冴えない大学生が、ひょんな事から、美少女と行動を共にする』という
  昔のラブコメに、ありがちな物語が始まりました」

「言うほど、ありがちではないと思うが……」




299 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:27:11.85 nB+sGT6bo 236/261


「さて、みどりの人探しを手伝うことになった鯛介ですが、現時点での手掛かりは
  『パチスロのメダル』と『亀を連れている』の二つだけです」

「んなもん、見つかるわけねーだろ!! 名古屋市内だけでも、何万人いると思ってるんだ!?」

「パチスロのメダルが手掛かり、と言うことで、パチ屋で聞き込みをすることにした鯛介たち。
  店内にいた、味噌カツを食べたがっている人が、何か知っていそうなので、味噌カツを求めて『岡崎』のパチ屋へと向かいます」

「いや、ゴメン。ちょっと意味分かんない。岡崎に行くところまでは許すけど、何故パチ屋に行く?」

「このゲーム、基本的にアイテムはすべて『パチ屋の景品』だから
  パチスロでメダルを増やす以外に、入手方法がないんだ」

「景品に味噌カツを置いてあるパチ屋があるのか!?」

「他にも『棊子麺』とか『蟹』とかもあるぞ?」

「蟹!? 生物は駄目だろ! 腐るって!!」

「『ういろう』や『みたらし団子』などの生菓子や、日本酒、米(米俵)と、バラエティに富んだ景品が目白押しだ」

「殆ど食い物じゃねーか! しかも賞味期限の短い物が多いし!」

「こうやって、メダルを景品に変えて、欲しがってる人に渡すと、情報を教えてもらえます。
  ちなみにメダルの持ち出しは出来ないので、余ったメダルは、店の外に出る前に現金に代えてもらいます」

「店内で換金するなよ! 違法営業じゃねーか!!」




300 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:30:27.17 nB+sGT6bo 237/261


「亀を連れた男は岐阜へ向かった……とのことなので、岐阜へ行きます」

「いきなり他県かよ……絶対見つからないってコレ」

「岐阜のパチ屋で『新潟米』を要求されるので、そのまま新潟のパチ屋に行きます」

「いや、ちょ……そんな簡単に行ったり来たり出来るモンなのか!?
  コイツ財布に五千円しか入ってない貧乏大学生だぞ!?」

「そこはほら、パチスロで稼いだ金で……」

「稼ぐどころか、もう三十回ぐらいゲームオーバーになってるだろうが」

「まぁいいじゃねーか。『ちっちゃいことは気にするな』って、ゆってぃも言ってたし」

「何故、そんな消えた芸人のネタを!?」

「さて、岐阜のパチ屋にいたオジサンに米を渡すと『亀を連れた男は、長野へ行った』と教えてくれます」

「亀しか情報無いのに、よく分かるなコイツら。しかも、不自然に行き先まで知ってるし」

「長野のパチ屋で『隣の台で1500枚以上、出せたら、知りたがっていることを教えてやる』と言われたので、これに挑戦します。
  ……というか、やらないと先に進めないので、強制的に挑戦させられます」

「何で素直に情報を出してくれる人が、一人としていないんだよ……」

「ちなみに>>1は、ここを突破するのに三日かかりました。1500枚出すと、鯛介がエライ勢いでハシャぎだします。
  しかし、その直後、みどりが居なくなっているのに気づきました」

「隣の台で打っていた男に話しかけると『君がパチスロに夢中になっている間に
  二人組の男に連れて行かれたよ』と、教えてくれます」

「『連れて行かれたよ』じゃねーよ! 見てたんなら止めろよ!
  何シカトこいてパチスロ打ち続けてるんだよコイツ!?」

「この当時は『パチンコに熱中している間に、子供が何者かに連れ去られる』という事件が多発していて
  連日ワイドショーを騒がせていました。このメーカーの『こんなネタを入れる度胸』に敬意を表したいと思います」

「いや、むしろ、やるべきではないネタだろ」




301 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:53:43.01 nB+sGT6bo 238/261


「店の外へ出ると、二人組の男に連れ去られそうになっているみどりを発見。
  ボコボコにされながら、なんとかみどりを救出しました」

「しかし、その翌日『コレ以上迷惑はかけられない』という置き手紙を残し、みどりは居なくなってしまいます」

「置いてきぼりにされる方が、よっぽど迷惑だと思うが……」

「パチ屋で聞き込みを続けると『亀を連れた男は福井に行くと言っていた』という情報を
  みどりに教えた人がいました。鯛介はみどりを追い、福井に向かいます」

「一歩間違えたらストーカーだな、鯛介……」

「福井に着いた鯛介ですが、なんと、みどりらしき女性が
  前田という男に連れ去られたと聞かされ、急いで後を追います」

「二日連続で連れ去られたのかよ!? もうちょっと警戒しろよみどりぃぃぃ!!」

「東尋坊で、みどりと誘拐犯を発見。犯人の『前田慶次』は、みどりの解放の条件として
  金沢のパチ屋にある、幻の景品『加賀友禅』を要求してきます」

「傾奇者ぉぉぉ!? しかも要求が加賀友禅て、何なんだコレは!? どういう状況なんだよ!?」

「加賀友禅を求めて、鯛介は一人、金沢へと向かいます。しかし、困ったことに金沢のパチ屋には、加賀友禅はありません。
  そこで、店員に聞いてみると『アレ高すぎて、誰も交換しないから、店頭には出してないんですよ』とのことでした」

「そりゃ加賀友禅なんて、誰も欲しがらないだろ。少なくとも、パチ屋で入手しようとする奴はいねーよ」

「必要なら出しときますよ? と言う店員にお願いして、加賀友禅を出してもらいます。
  カウンターで確認すると、交換に必要なメダルは2000枚でした」

「えーと……千円でメダル50枚だから、一万円で500枚。2000枚というと
  その四倍だから四万円……え? 四万円? 四万円!?」

「前田慶次の要求してきた加賀友禅は、たったの四万円という、身代金代わりとしては
  非常にリーズナブルな代物でした。つまり、みどりには『その程度の価値しかない』と言っているようなモンです」

「たかが四万円で誘拐てお前……」

「今後、みどりのことは『四万円の女』と呼ぶことにします」

「気持ちは分かるが、変なあだ名を付けるな」




302 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:57:02.54 nB+sGT6bo 239/261


「加賀友禅を入手した鯛介は、東尋坊へと戻り、四万円の女を助け出します。
  四万円の女を、そっと抱きしめる鯛介……その姿を見た前田慶次が、突然、涙を流します」



前田慶次『すまなかった……許してくれ』



「借金をしていた前田慶次は、返済のために家宝の加賀友禅を売り飛ばしてしまいました。
  その後、買い戻そうとするも、どうしても入手できず、思いあまって四万円の女を、誘拐してしまったとのことです」

「いやもう、一つたりとも意味が分からん! まず四万円の家宝って何だ!? その程度で返済できる借金なら、バイトして稼げ!!
  それと、買い戻せなかったからって、何故みどりを誘拐するという発想に至ったんだよ!?」

「四万円の女が無事ならそれで良い。鯛介は前田慶次を許してやります。
  罪を悔いた前田慶次から『亀を連れた男なら、静岡へ行くのを見た』という有力情報を得て
  鯛介は再び四万円の女と共に、静岡へと向かいます」

「というか、本当に反省してるなら自首しろよ……」




303 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 00:59:45.96 nB+sGT6bo 240/261


「静岡のパチ屋で情報を集めていると、ソバージュにボディコンスーツという
  時代を感じるイケイケ姉ちゃんが、鯛介に声をかけてきました」

「『イケイケ姉ちゃん』なんて言葉を聞いたのは、何年振りだろうか……」



※『あれ? 鯛介君じゃない?』

鯛介『え? ……あかねちゃん!?』



「どうやら、鯛介の知り合いだったようです。一人で部屋に来れば、亀を連れた男について教えてくれる、そうなので
  四万円の女をパチ屋に残して、あかねに付いて行きます」

「いや、行くのかよ!? 二回も誘拐された、みどりを一人にするなよ!!」

「部屋に付くと、あかねは『あの女が探しているのは恋人よ』と、鯛介に警告して、四万円の女と別れるように迫ります。
  鯛介が『僕はみどりを信じているから……』と答えると、あかねは怒り、部屋を追い出されてしまいました」

「というか、この『あかね』って娘は誰なんだよ? 元カノか?」

「そういう詳しい説明は一切無い。あかねのみならず、ゲーム全編を通して
  細かい説明が何もないのが、この『パチスロ ラブストーリー』というゲームだ」

「それは手抜きなのか、それとも確信犯でやってるのか……絶対、手抜きだろうけど」

「さて、あかねにマンションを追い出された鯛介は、仕方なくパチ屋へ戻ります。
  しかし、今度は四万円の女がヤキモチを焼き、拗ねてしまいました」

「また、思い出したように恋愛展開を出してきたな」

「とにかく『主人公がモテて、ヒロインが嫉妬して、主人公への恋心に気づく』というのを、やりたかったようだな」

「王道っちゃあ、王道だけどさぁ……」

「要は四万円の女が、鯛介への忘れない! KO・I・GO・KO・RO! に気づけばいいんだよ」

「それ絶対言うと思ったけど、ヤッパリか! ジャ○ラック来るから止めろって言っただろうが!!」




304 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/07/20 04:29:17.38 xm7a4DeEo 241/261


「この後も、各地のパチ屋を巡りながら、情報を集め、何でも知っている、物知り爺さんに、尋ね人の名前を聞いたり
  四万円の女が悪霊に取り憑かれたり、神通力のある坊さんに、男の居場所を聞いたりして
  ようやく亀を連れた男を、探し出すことが出来ました」

「いや、ちょっと待て! 悪霊とか、神通力とかって何だ!? 何があったんだよ!?」

「亀を連れた男の正体は『薬師 毒三』という、富山の薬売りで、黒部渓谷の小屋に住んでいるとのことです。
  鯛介たちは毒三の家を訪ねますが、返事はなく、仕方ないので、勝手に中に入ります」

「不法侵入じゃねーか!! 何してんだよコイツら!?」

「小屋の中には、煮えたぎる鍋と水槽があり、水槽の中には、ミドリガメのピエールの姿が……」

「ふと思ったが、亀のピエールって、まさか『おぼっちゃまくん』のパロディなのか?」

「と、そこに毒三が現れます」



毒三『誰だ!? 勝手に中に入ってきてもらっては困るな』

鯛介『す、すみません。返事がなかったもので……』

みどり『お願いします! 亀を返してください!!』

毒三『はぁ……?』



「四万円の女は、亀を返してくれと、必死に頼みます。しかし、毒三は『この亀は薬の材料として
  私が買ったんだ。返してくれなどと言われる筋合いはない』と、冷たくあしらいます」

「すっかり悪役扱いの毒三ですが、よく考えたらこの人、何も悪いことはしていません。
  夜店で薬の材料のミドリガメを『お金を払って購入』しただけです」

「というか、ミドリガメで何の薬を作るつもりだよコイツは……」

「必死に食い下がり『代わりの亀を用意する』と言うと、毒三も『まぁ、代わりを用意してくれるのなら……』と、しぶしぶながら
  交換に応じてくれました。しかし、ただで交換するのも面白くないと、勝負を持ち掛けてきます」

「またパチスロか? いや、それ以外にないだろうけど」

「そう、実はこの毒三も、パチスロが趣味で、自らオリジナルのパチスロ台を制作してしまうほどでした。
  交換の条件として、この台で三時間以内に3000枚出せとのことです。鯛介は最後の勝負に挑みます」

「台を自作て……それもう、完全に趣味の範囲を越えてるだろ」

「しかし、この毒三オリジナルの『SEVEN』という台は『絶対に目押しが出来ない』という、恐るべき台でした。
  …………絵柄が全部『7』なので、どう頑張っても目押しできません」

「えぇぇぇ!?」

「一瞬、『適当に回してるだけで、バンバン当たるじゃねーか!?』と、思いましたが
  流石にそこまで甘くありません。正解の7は一つだけで、他は全部ダミーです」

「今回、このゲームを選んだのは、コレが理由か!? 何が面白いんだよ、この台は!?」

「目押し不可なので、テクニックの入り込む余地はありません。完全に運だけが頼りです。
  黙々とリールを回して、偶然当たるのを待ちます」

「三時間以内にってのは、言い換えると『三時間ぐらい掛かる』ってことだろコレ。
  しかも、ただ『回すだけ』とか、嫌がらせ以外の何物でもないじゃねーか!
  こんな地味な最終決戦、初めて見たわ!!」




305 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 04:30:59.09 xm7a4DeEo 242/261


「ただただ面倒くさいだけの作業を、ひたすら続け、ついに鯛介は『SEVEN』を攻略。亀のピエールを助け出します」

「こんな糞台を三時間も打ち続けるとか、つくづく暇人だよな俺たち……」

「ピエールを無事救出し、喜び合う鯛介と四万円の女。毒三も、他の条件を突きつける真似はせず
  『では、代わりの亀を渡してもらおうか?』と、素直に交換に応じてきます」

「すると四万円の女は、鯛介に礼を言い、少しの間、目を閉じていてほしいと頼みます。
  変な期待をしながら、目を閉じる鯛介。その時、腕の中のピエールが突然暴れだし、驚いた鯛介が目を開けると
  煮えたぎる薬の鍋の中に、一匹のミドリガメが、飛び込んでいくのが見えました」



鯛介『この亀は……まさか!?』



「そうです。四万え……みどりの正体は、ミドリガメのカトリーヌだったのです。
  彼女はピエールを助けるために身代わりとなり、自ら鍋の中へ飛び込んだのでした」

「何だそりゃ!? どこの日本昔話だよ!? 悲しい上に意味が分からねーよ! 結局、亀のツガイに振り回されただけじゃねーか!!」



※※※



「とにかくまぁ、ストーリーの細かい説明が、一切ないゲームでした」

「『シチュエーションだけ提供するから、後は勝手に想像しろ』と言わんばかりの
  見事な投げっぱなしシナリオだな。ケータイ小説より酷いぞコレ……」

「コレで『ラブストーリー』だと言い張るのが凄いな。そもそも物語自体、どっかで見たような話の寄せ集めだし
  パチスロ打ってる時間を差し引いたら、十分ぐらいで終わるぞ、このゲーム」

「コレって、結局、誰と誰のラブストーリーだったんだ?」

「普通に考えれば、鯛介とみどり……なんだろうけど、みどりにはピエールという恋人(恋亀?)がいるわけだし
  みどり・ピエール・鯛介の三角関係的な展開があるわけでもないし、よく分からん」

「途中、みどりが鯛介を意識するような描写はあったな」

「すでに決まった相手がいるのに、鯛介に惚れるあたり、考えようによっては、みどりはただのビッチだな」

「他に言い方はないものか……」




306 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 04:33:12.11 xm7a4DeEo 243/261


「さて、物語はもう少しだけ続きます。カトリーヌが薬の鍋に身を投げてから、三ヶ月後。
  鯛介は自宅アパートで、気怠げに煙草を吹かしていました」

「その時、誰かが訪ねてきて、ドアをノックします。立ち上がり、ドアを開ける鯛介。
  そこに立っていた人物を見て、鯛介は驚愕の表情を浮かべます。
  鯛介の部屋を訪れた人物。それは……」

「それは……?」

「……と、ここで本当に終わりです」

「終わりかよ!」

「最後はボカした感じだな。コレも、どっかで見たような終わり方だけど……」

「鯛介が驚いてたってことは、みどりか? 死んだんじゃなかったの?」

「生きてたとしても、ピエールはどうしたんだよ? ……って話になるな。別れたのか?」

「そういえば、ピエールはあの後、どうなったんだろうな?」

「さぁ? どっかの池にでも放したんじゃないのか?」

「そういう説明が一切ないもんな……というか、今更だけど
  みどりは何で人間になれたんだ? ピエールも人間になれるのか?」

「なれるとしたら、人間になって自力で逃げろよってことになるし、人間になれるのは、みどりだけじゃないか?」

「みどりが何故、人間になれたのかっていう説明も、当然ないし、投げっぱなしジャーマンにも程があるだろ……」

「まぁ、鯛介がピエールを飼っている……という描写はなかったし、ピエールがどうなったのかは
  知りようがないな……もしかしたら、あの後、鯛介が腹癒せに、薬の鍋の中にブチ込んだかもしれないし」

「いや、そういうグロい想像をするなよ」




307 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/20 04:35:04.66 xm7a4DeEo 244/261


「今回はパチスロ初挑戦ということもあり、今までで一番、攻略に時間が掛かりました。
  もう、二度とパチスロはやりたくありません」

「このザマで、よくクリアまで漕ぎ着けたな……」

「コントローラーだと遣りづらくてな……せめてDSのタッチパネル操作なら、楽しめたかもしれんけど」

「でもまぁ、当たってるときは楽しかったな」

「ちゃんと打ち方を覚えたら、面白いんだろうけど、流石にこのゲームをやって、本物のパチ屋に打ちに行こうとは思えないな」

「二十年も前のゲームだしな……というか、パチスロやったことないのに、何でこんなゲーム買ったんだよ?」

「そりゃお前、このタイトルからして、間違いなくクソゲーだと思ったからだよ」

「本当にクソゲーなら何でもいいんだなお前……というか、>>1が」

「では、今回はここまで。次回、クソゲーアカシックレコード最終回で、お会いしましょう。さようなら」

「あと一回で、やっと解放されるのか……もうちょっとの我慢だな」





【パチスロ ラブストーリー】  制作・販売:ココナッツジャパンエンターテイメント  機種:スーパーファミコン  発売日:1993年11月19日

1365435954-307

314 : ◆zEKaa6cD2E[sag... - 2013/08/01 00:15:03.39 FOY8isX0o 245/261


「やあ、皆さん。クソゲー研究室へようこそ。SSじゃないのにSS速報に居座り続けて、早四ヶ月。
  クソゲーアカシックレコード第十五回目です」

「いつの間にか300レス突破してたな。この板違いスレ」

「さて、今回はいよいよ最終回ということで、色々考えたのですが、最後はやはり、このゲームで締めようと思います」



【摩訶摩訶】



「…………最終回にして、ついに来たか」

「ああ……。今まで、有名クソゲーは意図的に避けてきたけど、これだけは外すわけにはイカンと思ってな」

「バグゲーとしても有名だよなコレ」

「任天堂へのマスターアップ版の提出期限に間に合わなくて
  バグ修正前のを提出したら、そのまま発売されちゃったらしいな」

「任天堂も、ちゃんとチェック入れとけよ……」

「さて、この摩訶摩訶ですが、漫画家の相原コージ氏の監修の元で作られた伝説のゲームで
  >>1が今までやってきたゲームの中でも『ボディコンクエストⅡ』と双璧を成すほどの『クソゲー界の重鎮』です」

「厳密には監修はしてないらしいがな。……というか、コレはもう、説明無用のクソゲーだろ……」





315 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:18:07.22 FOY8isX0o 246/261


「さて、この摩訶摩訶ですが、もはやツッコミどころ以外を探す方が難しく
  全部やったら1スレ丸々消費するぐらい長くなります。なので、今回は
  ストーリーの重要な部分を、ピックアップする感じで、進めていこうと思います」

「クソゲーまとめ@wikiを始め、タイトルで検索すると死ぬほど出てくるので、詳しく知りたい方は、そちらをご覧ください」

「まずは名前入力ですが、いつものように『アラマキ』にします」

「最後までそれかよ……」

「次にヒロインの名前も決めます」

「ヒロインの名前も? まさか『ひろゆこ』にする気じゃないだろうな?」

「ヒロインの名前は『マミ』にしました」

「そっちかよ!?」

「更に主人公の必殺技の名前を入力します。とりあえず『ティロ・フィナ~レ!』にしときました」

「いや、ちょっと待てい! 荒巻さんの必殺技がティロ・フィナーレなのはおかしいだろ!?」

「最後に、プレイヤーの名前も入力します。自分の本名を入れたのでは芸がないので、これは『ひろゆき』にします」

「何だこの失礼のフルコースは……」





316 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:20:16.42 FOY8isX0o 247/261


「ふるさとタウンの外れにある、アラマキ家……主人公のアラマキは、自室で夕食を待っていました。
  と、その時突如爆音が響き、両親の悲鳴が聞こえてきます」

「慌てて下へ降りると、何とそこには『ミジンコ』になってしまった、両親の姿が……」

「初っぱなから飛ばしてくるなオイ」



※『大丈夫アラマキちゃん!? ……って、コレがアラマキちゃんのパパとママ!?
  何という情けない変わり果てた姿なの!?』



「ご近所のモブの女性が、ミジンコにされた両親をボロクソに罵倒してきます」

「両親、散々だな」

「元の姿に戻りたいと、泣き叫ぶ両親。アラマキはガールフレンドの『マミ』の父親で
  世界的に有名な科学者である『パスカル博士』に助けを求めます」

「しかし、パスカル博士は『世界科学者会議』に出席するために、空港へ向かった後でした。
  マミちゃんに『急げば間に合うはず』と言われ、空港へとパスカル博士を追いかけます」

「何だろうなこの、いきなり他力本願具合は……」

「空港へたどり着いたアラマキ。飛行機に乗り込むパスカル博士を追い、中に入ろうとするも
  空港の職員に『搭乗券がないなら乗せられない』と。行く手を阻まれます」

「困り果てて、空港を彷徨いていると、某伝説の男ヨロシク、ダンボール箱に入った『流れ者のジョニー』と出会います。
  『俺ぐらいの流れ者になると、飛行機にタダ乗りするなんて朝飯前さ』と語るジョニーに従い、ダンボール箱の中に入るアラマキ。
  そのまま空港の職員の手で、ベルコンに乗せられ、飛行機内部へと入ります」

「人生ドロップアウトしてるじゃねーか!! 何を当然のように無賃搭乗してるんだよコイツら!?」





317 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:23:13.13 FOY8isX0o 248/261


「飛行機は無事飛び立ち、ダンボールの中から這い出たアラマキは、早速パスカル博士に会いに行きます。
  しかし、この飛行機は『マカマカ団』と名乗る集団にハイジャックされていて、パスカル博士は捕らえられていました」

「パスカル博士を救うため、アラマキは果敢にも、たった一人でハイジャック犯に立ち向かいます」

「オイ、ジョニーどこ行った?」

「意外にもアッサリ犯人たちを倒してしまうアラマキですが、その直後、飛行機は真っ二つに、へし折れて墜落してしまいます。
  アラマキの乗る後方部分は南の島へ落ち、パスカル博士が乗る前方部分は、更に東へと飛んでゆき、離れ離れになってしまいました」

「いや、機内で戦ってたってことは、安定高度まで達してたってことだろ?
  上空数千メートルで空中分解したら、外に吹っ飛ばされるぞ普通……」

「そういう疑問は『摩訶摩訶だから』という言い訳でスルーして、先に進みます」

「『ゲームだから』じゃなくて!?」





318 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:26:00.07 FOY8isX0o 249/261


「南の島で目覚めたアラマキ。この島に伝わる『空から伝説の戦士が降りてきて、島の王女と結ばれ
  島は幸せになる』という言い伝えによって『シンシア王女』と強制的に結婚させられます」

「マミちゃんどうするんだよ!?」

「シンシアが不細工なのはお約束です。その後、木の上に引っかかっていた、流れ者のジョニーを仲間に加え
  魔物に襲われていた、動物と話が出来る少女『セラ』を助けて、動物の言葉を教わります」

「更にセラの協力で、高い山に住む『火の鳥』の傷を癒し、その背中に乗り
  『妻のシンシアを捨てて』ジョニーと共に、島を脱出します」

「最悪だな、この主人公」

「『もうひとっ走りしてから、山に帰る』と言う火の鳥と別れ、次の街へ向かうアラマキたち。
  飛行機墜落の知らせを聞いて、父親を捜しに来ていたマミちゃんと再会。そして、世界一の板前になるために、修行の旅をしている『板前のマサ』を仲間に加え
  マカマカ団の『グルメ姫』・『大食い大王』を撃破。パスカル博士を探す旅を続けます」

「マミちゃんは良いとしても、流れ者と板前て、ロクな奴が仲間にならんな……」

「マカマカ団の『奇怪城』にて、誘拐された科学者たちを救出。更にパスカル博士と再会します」

「もうかよ!? また、随分アッサリ見つかったな……」

「しかしパスカル博士は、アラマキたちの目の前で凍り漬けにされてしまいました。
  この氷を溶かすのは、伝説のヒーロー『ウルウルマン』の『シュパパ光線』でなければ不可能らしいです」

「オイちょっと待てやシグマ商事!! 許可取ってるのかコレ!?」

「パスカル博士を助けるために、今度はウルウルマンを探す旅が始まります」

「とりあえず、これのスタッフは円谷プロに土下座してこい!!」





319 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:29:16.00 FOY8isX0o 250/261


「奇怪城のボスを倒すと『星のラッパ』というアイテムが手に入ります。
  コレをある場所で使うと『ウルウル星』が地球に接近してきます」

「ゴメン、何言ってるのかサッパリ分からん」

「しかし、接近しすぎたウルウル星に押しつぶされて、ジョニーがペチャンコになってしまいました」

「えぇぇぇ!?」

「ここでジョニーが、傷を癒すために病院へ行ってしまい、パーティーから離脱します」

「ペチャンコになったのに、どうやって病院まで行ったんだよ!?」

「まぁ、病院まで一人で行けるぐらいなので、大した怪我ではないようです。
  さて、ウルウル星内部に入ると、中には当然ウルウル星人たちが居ます」

「街と同じ扱いなんだなウルウル星……」

「色々あって、街の地下で入手したアイテムを広場で使うと、近くにいた酔っぱらいのオッサンが『ウルウルマン』に変身します」

「だから意味が分からん!!」

「早速、氷を溶かしてもらおうとするも、ウルウルマンはすでに高齢で、戦う力はないとのことでした。
  そこで、大陸の西にある洞窟で修行をしているという、ウルウルマンの息子の『ウルウルボーイ』を探しに行くことになります」

「ウルウル星の住民が『久しぶりの地球だ!』って言ってたじゃねーか!! ウルウルボーイは何で地球の洞窟にいるんだよ!?」

「ウルウル星を離れて、地球で修行してたんだろ……多分。さて、ウルウルマンから『ウルウルカー』という乗り物を貰い
  ウルウルボーイを迎えに行きます。しかし、ウルウルボーイは修行中の身で、まだシュパパ光線を修得していませんでした」

「意味ねーなオイ!!」





320 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:31:38.67 FOY8isX0o 251/261


「父・ウルウルマンからの手紙で、ウルウルボーイはウルウル星にある
  ウルウルタワーの最上階にいる魔神を倒し、シュパパ光線修得を目指すことになりました」

「しかし、この魔神の正体は、なんとウルウルマンその人でした。ウルウルマンは息子にシュパパ光線を伝授して、死んでしまいます」

「何で!?」

「シュパパ光線は一子相伝の秘技のようで、伝承には師を倒さなければならないらしいです」

「るろ剣じゃないんだから……」

「ですが、このシュパパ光線、使っても殆どダメージを与えられず、氷を溶かす意外には何の役にも立ちません。
  ハッキリ言って使えない技ナンバーワンです」

「えぇぇぇ!? そんな技のために、父親殺しちゃったのかよ!?」

「まぁ、とにかくコレでパスカル博士を助け出すことに成功し、無事『世界科学者会議』が開催されました」

「いや、待て待て待て待てっ! ミジンコにされた両親は、どうなったんだよ!?」

「ここで、ようやく敵の正体が判明、その名は『マカマカ博士』です。
  マカマカ博士率いる『マカマカ団』は、世界中の人間をミジンコに変える『人類ミジンコ化計画』という、恐るべき計画を進めていました」

「何のためにだ!? ある意味、人類補完計画より恐ろしいけど!」

「このままでは、世界中の人間がミジンコに変えられてしまいます。そこら辺の子供に『伝説の戦士』と認められた
  我らがアラマキは、人類を救うためにマカマカ博士を倒す旅に身を投じるのでした」

「そこら辺の子供って何だ!? 子供の言うことを真に受けるなよ!!」





321 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:34:23.24 FOY8isX0o 252/261


「とはいえ、マカマカ団は村人をコロッケにして食べる『グルメ姫』や、巨大な手の平で空を飛ぶ『はりて婆』など
  常人離れした連中ばかりです。伝説の戦士であるアラマキといえど、一人では太刀打ちできません」

「常人離れというか、もう人間じゃねーだろ」

「しかしこちらにもマカマカ団に勝るとも劣らない、心強い仲間たちがいます。
  ガールフレンドのマミちゃん。流れ者のジョニー。板前のマサ。妻のシンシア。ウルウル星人のウルウルボーイ。
  ギャングのマイケル。オカマのミッチー……以上の七名です」

「なるほど、強そうだな…………『アク』が」

「いや、ウルウルボーイは育てると本当に強いぞ? ……ゲームバランス崩壊させるぐらい」

「コレ以上何が崩壊するんだよ!?」

「このゲームには『変身』というコマンドがあります。セーブポイントである『霊媒師』に話しかけると
  それぞれの『前世』を教えてもらえ、前世の姿に変身して、その力を行使することが出来るようになります」

「まぁ、要するに『魔法』みたいなもんだな」

「ウルウルボーイがLV30前後で覚える変身技に『フィールドバリア』というのがあるのですが
  コレを使うと『4ターンの間、全属性と物理攻撃が無効』になり、一部の攻撃以外では全くダメージを受けなくなります。
  ……それもパーティー全体が」

「使い勝手良すぎるだろ!?」

「この技を使えば、ラスボスでさえ、ただの雑魚です。一方的にボコ殴りに出来ます」

「崩壊してるのはゲームバランスじゃなくて、制作者の頭だ!!」





322 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:37:13.88 FOY8isX0o 253/261


「仲間だけではなく、装備品も強力な物が揃ってきます。
  ブラジャーにパンティーにブルマに……」

「ロクな装備がねぇぇぇぇ!!」

「しかもこれ、アクセサリー扱いなので『男性キャラも』装備できます」

「変態じゃねーか!! 何考えてるんだよこのメーカーは!?」

「さて、旅を続けるアラマキたちですが、ある街で怪我が直ったジョニー、そして妻のシンシアと再会を果たします」

「しかし、それが原因でアラマキがシンシアと結婚していたことが、ガールフレンドであるマミちゃんにバレてしまいます。
  マミちゃんは泣きながら走り去ってしまいました」

「修羅場かよ。というか、隠してたのかよコイツ……」

「アラマキはマミちゃんを追いかけもせず、妻のシンシアを仲間に加え、旅を続けます」

「何度も言うが、最悪だなこの主人公」

「そして、ついにマカマカ団の『ミジサイバー光線』が発射されてしまい、外にいた人間は、全てミジンコになってしまいました」

「いや、阻止しろよ!? 世界が終わっちまったじゃねーか!」

「更に、マミちゃんがマカマカ団の幹部として再登場し、アラマキたちの行く手を阻みます」

「ヒロイン悪の手先になっちゃったよ!! どう収拾つけるんだよコレ!?」





323 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:39:30.17 FOY8isX0o 254/261


「敵になったマミちゃんですが、その原因は前世の因縁らしいです。
  アラマキとマミちゃんは前世では敵同士だったため、そのせいで現世でも対立することになってしまったのでした」

「いや、関係ねーよ。彼氏が他の女と結婚してたとか、普通にブチ切れるだろ」

「そこでアラマキは、前世への入り口である『輪廻の祠』から、過去の世界へと旅立ちます」

「またしても意味が分からん。行ってどうする気だよ?」

「過去の世界では、アラマキの前世であるシャルム王子率いる『ジャバジャバ族』と、マミちゃんの前世である
  レミア姫率いる『ニャバニャバ族』が苛烈を極める戦いを繰り広げていました」

「アラマキたちは二つの部族の戦争に割って入り、争いを止めようと奔走します」

「軽々しく歴史を変えようとしてんじゃねーよ!! タイムパラドクス上等かコラ!?」

「そして、この戦争がニャバニャバ族家老の『マカマカ』によって仕組まれたものだと
  突き止めたアラマキたちは、家老マカマカを倒し、戦争を終結させます」

「終結させちゃったよ!? 歴史が変わったらどうする気なんだよ!?」

「コレで前世の因縁は断ち切れ、アラマキはマミちゃんと和解することが出来ました」

「それより、シンシアとの関係を清算するのが先だろ!? 前世関係ないって、何回言えば分かるんだよ!?」

「そして、マカマカ団に捕らえられていたジョニー、マサ、ウルウルボーイの三人を助けだし
  遂に八人の伝説の戦士たちが集結したのでした」

「だから子供の言うことを真に受けるなよ!! 伝説でも何でもねーよ!! コイツらの馬鹿さ加減が伝説だよ!!」





324 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:42:01.69 FOY8isX0o 255/261


「アラマキたち八人の戦士は決戦の地、『マカマカ城』にたどり着きました。
  最後の戦いが始まります……と思ったら、バリアが張ってあって、中に入れませんでした。
  このバリアを破るには『火の鳥』の協力が必要とのことで、久々に火の鳥に会いに行くことになります」

「存在自体忘れてたが、いたなそんな奴……」

「しかし、火の鳥は鬱病になってしまっていて、やる気が出ないヒキニート状態でした。
  アラマキは火の鳥にやる気を出させるアイテムを探すために、仲間たち六人の前世を巡る旅に出ます」

「また過去に行くのかよ!? どんだけ歴史を改変すれば気が済むんだよ!?」

「一人あたり十分少々のイベントをこなしつつ、過去の世界を駆け巡るアラマキたち。
  そして、火の鳥のハートに火を付ける『火打ち石』というアイテムの入手法を見つけだして帰還。
  現代で火打ち石を入手します」

「結局、現代にあったのかよ……というか、十分少々のイベントって酷いな。ここ一番盛り上げないと駄目な部分だろ」

「そういうのは『摩訶摩訶だから』でスルーしとけ。
  ちなみに、この前世の世界には『ゲン』という名のキャラが出てくるのだが……」

「はぁ……? それがどうかしたのか?」

「このゲンさんの職業は大工なんだ。
  そう…………『大工の源さん』がでてくるんだよ」

「ウルウルマンに続いて、またかよ!? 著作権法舐めてんのかこのメーカーは!?」





325 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:45:13.84 FOY8isX0o 256/261


「さて、俄然やる気の出た火の鳥は、アラマキたちを背中に乗せて、空へと羽ばたきます。
  マカマカ城のバリアに向かって、体当たりを敢行。見事バリアを破るのに成功しました」

「しかし、火の鳥も無事では済まず『我が人生に一片の悔い無し!!』と
  片腕を突き上げ、死んでいきます」

「今度は拳王かよ!! シグマ商事って、まさか中国メーカーじゃないだろうな!?」

「マカマカ城へと乗り込んだアラマキたち、マカマカ博士の側近たちを倒しながら
  奥へと進み、遂にマカマカ博士を追いつめます」

「アラマキたちの目の前に現れたマカマカ博士は…………何故か知りませんが、赤ん坊の姿でした」

「はぁぁぁ!? ラスボスが赤ん坊ってそれはないだろ!! 大体、オープニングとキャラデザが全然違うじゃねーか!!」

「とはいえ、コイツはマカマカ団を率い、全人類のミジンコ化を企てた悪の科学者です。
  なので、赤ん坊相手に、アラマキたちは集団でボコボコにします」

「絵的にどうなんだよそれは!?」

「フルボッコにしてやると、マカマカ博士は正体を現し、恐ろしい化け物の姿に変身しました」

「だよな、そうだよな! ラスボスが赤ん坊って、あまりにもあんまりだもんな!」

「ここでフと思ったのですが、このゲームにおいて『変身』とは『前世の姿になること』を指します。
  つまり、マカマカ博士も前世の姿に変身したということなのでしょうが、よくよく考えてみたら
  マカマカ博士の前世は、ニャバニャバ族の家老・マカマカです」

「しかし、目の前にいるコイツは、家老マカマカとは似ても似つかぬ、ただの化け物です。
  キャラデザが全く違います」

「……………………じゃあ、誰なんだよコイツ?」

「………………さぁ?」





326 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:48:51.01 FOY8isX0o 257/261


「誰だか分かりませんが、悪い奴なのは間違いないので、倒すことにします」

「ここまで来て最終目的がボヤケるって、本当にどうなってるんだよこのゲームは……」

「この誰だか知らない化け物は、赤ん坊の姿の時よりもパワーアップしていて
  殆どの攻撃が『一桁ダメージ』になってしまいます」

「何かイベント起こす必要があるのか? まさかのシュパパ光線が弱点とか?」

「いや、攻撃が当たりさえすれば倒せる……コイツ、HPが1しかないから」

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 舐めてんのかシグマ商事ぃぃぃぃぃ!!」

「こうして誰だか知らない化け物が死に、悪は滅びました。パスカル博士たち科学者の力で
  ミジンコ化した人々も元の姿に戻り、世界に平和が訪れます」

「俺の心には激昂が訪れたけどな!!」





327 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 00:51:15.39 FOY8isX0o 258/261


「それから一年後……アラマキとマミちゃんの結婚式が始まりました」

「いや、シンシアどうしたんだよ!?」

「シンシアはジョニーと結婚するようです」

「はぁぁぁ!?」

「更にマイケルとミッチーも登場します。三組の合同結婚式のようです」

「合同てお前、何とか教会の怪しい結婚式じゃねーんだぞ!? 大体ミッチーは男じゃねーか!!」

「アラマキはいつの間にマミちゃんとヨリを戻したのか
? シンシアとは離婚したのか?
  何故ジョニーとシンシアが結婚することになったのか? マイケルとミッチーの結婚は無理矢理すぎなんじゃないのか?
  ……これらの疑問も、やはり『摩訶摩訶だから』という言い訳でかわします」

「それで誤魔化されてたまるか!! ストーリーの一番重要な部分が、一切語られてないじゃねーか!?
  この一年間で、コイツらに何があったんだよ!?」





328 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 01:09:23.16 FOY8isX0o 259/261


「内容を大幅にカットしての紹介にも関わらず、ツッコミ所が満載だったな」

「今までで一番疲れた……今回やったの、全体の何%ぐらいなんだ?」

「半分もやってないよ。せいぜい二割弱ぐらいだろう。バグやら何やらを含めたら、一割にも満たないだろうな」

「……とてもじゃないが、ツッコミきれそうもないな」

「まぁ正直、こんなゲームが定価8,700円で売られていたという事実に驚かされる」

「俺なら500円でも買わねーな」

「随所にネタの仕込まれた馬鹿ゲーだし、一部には『不具合がなければ神ゲー』と言う人もいるようだが
  バグ抜きで考えても、下品な下ネタ・無節操なパロディ・失笑ギャグの連発・そして破綻したというか、もはや壊滅的なストーリー……。
  とてもじゃないが、俺にはコレを神ゲーだと言うこと事態、何かの冗談だとしか思えない」

「メーカー側に何があったんだこのゲームは?
  狙ってやったのか、真面目に作った結果こうなっちゃったのか、それだけでもハッキリさせてほしいわ」

「何より恐ろしいのは『摩訶摩訶Ⅱ』が企画されていたということだな」

「これだけやらかしといて、恥ずかしげもなく続編まで作る気だったのか!?
  テメーいい加減にしろシグマ商事!!」

「……とはいえ、この破滅的なキャラクターと世界観に、微妙な面白さがあるのも事実だ。
  ゲームの歴史を語るならば、外すことの出来ない一本なんだろうな」

「逆に言えば『こんなゴミ以下の酷いクソゲーでも、商品として成り立つほど
  ゲーム業界が賑わっていた』ということだもんな。楽しい時代だったんだなぁあの頃は……」





329 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 01:10:55.21 FOY8isX0o 260/261


~このスレを読んで、クソゲーに興味を持たれた方へ~


「一口にクソゲーといっても、その種類は実に多く、ある程度の熟練者になれば
  タイトルとパッケージを見ただけで『どの程度のクソゲーなのか』が分かるようになりますが
  初心者には判別が難しい場合があります」

「『コレは間違いなくクソゲーだろ』と思って購入して、いざやってみると、中途半端に面白い
  微妙なゲームで、色々な意味でガッカリ……などということも多々あります」

「まず、わざわざクソゲーを買おうという心理が分からん」

「そこで、確実にクソゲーを入手するために、最初はタイトルに人物名の入ったゲームを探しましょう。
  特に人物名orキャラクター名の『○○の××』系のタイトルは、高確率で内容もヤバイので、お勧めです」


※例 【榎本加奈子のボケ診断ゲーム】



「そういえば、最近TVにも出てこないけど、どこ行ったんだろうなこの人……」

「その内、『あの人は今』に出てくるんじゃねーの?」

「その番組自体、最近やってなくないか?」

「さて、こういった古いゲームは新品では、まず手に入らないので、中古品で探すことになるのですが
  そこで問題になるのが、ソフト一本当たりの『値段の安さ』です」

「高くても1,000円以内、安いのなら300円以下で買えてしまいます。
  ……となると、ついついコンビニ感覚で『大量に購入』してしまい、気が付いたら
  買った時点で満足して、起動すらしていないクソゲーが山積みになっている、という悲惨な状況が待っています」

「なので、買いに行く前に以下の言葉を、心のNGワードに、しっかり刻み込んでおきましょう」



・コンプリート
・大人買い



「これ笑い事じゃなくて、マジでやってしまいがちだからな……」

「くれぐれも用法・用量を守って、無理のないクソゲーライフを心掛けてるようにしましょう」





330 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/08/01 01:13:45.20 FOY8isX0o 261/261


「SSじゃないのにSS速報に居座り続けたこのスレも、そろそろお別れの時間が近づいて参りました。
  このような下らないスレに長々とお付き合い下さったこと、>>1に代わりまして厚く御礼申し上げます」

「VIPサービス運営の皆様、特に管理人である荒巻さんには
  大変な御無礼をはたらいてしまったことを、改めてお詫び申し上げます」

「それと、まさかいないとは思いますが、このスレを見ている各社ゲームメーカーの皆様方。
  コレあくまで洒落ですので、どうか告訴だけはご勘弁を!!」

「今更何だ!?」


※※※


「さて……やろうと思っていたのですが、結局止めた没ネタがあるので
  最後にそのゲームを紹介させていただこうと思います」



【珍道中!! ポールの大冒険】




「何だこの昭和臭のするタイトルは……」

「Wiiウェアの配信専用ゲームで、値段は500円ほどです。アラサー世代をターゲットにした
  『ファミコンテイストのゲーム』というのが、売り文句のようです」

「わざわざファミコン風のゲームを作らんでもいいだろ……」

「それでですね……メーカーの公式サイトによると
  このゲームの略称は…………『珍ポ』または『珍ポ大』だそうでず」

「うおぉぉぉいぃぃぃぃぃ!?」

「それではクソゲーアカシックレコード・全十五回、これにてゲームオーバーです。
  また、どこかでお会いしましょう。さようなら」

「最後のオチが『珍ポ』ってお前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」




【摩訶摩訶】  制作:ショウエイシステム・オフィス恒環  販売:シグマ商事  機種:スーパーファミコン  発売日:1992年4月24日
1365435954-330

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