1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 12:39:14.20 V4N7fZNH0 1/107

「えっ、マジで入れていいの?」

幼馴染「うん、先っちょだけね」

「……お、おう」

幼馴染「ほらー、早く入れてよー」

「い、入れるぞ……」グッ

パシャパシャ

「え?」

幼馴染「……」パシャパシャ

「な、なに撮ってんの?」

幼馴染「既成事実」

「えっ」

元スレ
幼馴染♀「先っちょだけ!先っちょだけだから!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357789154/

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 12:49:40.43 V4N7fZNH0 2/107

幼馴染「ほら、最近あんた女さんと親しいじゃん?」

「えっ、あ、うん……」

幼馴染「だからそろそろ本気出しとかないといけないかなって思って」

「……お、おう」

幼馴染「よし、じゃあ次は中に出してみよっか!」

「いや、それは……」

幼馴染「ほら、早く!」グリグリ

「うっ……」

39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 13:28:46.99 vuMZJWI60 3/107

コンコンッ


「男くんー?この間の漫画借りたいんだけどー!」

「ね、姉ちゃん・・・」

幼馴染「チッ・・・・今回はとりあえずこれで勘弁してあげる、また今度ね」

「男くんはいるよー?」


ガチャ


「あれ、幼馴染ちゃんきてたんだー」

幼馴染「こんにちわーっ!でも用も済んだのでそろそろ帰るー」

「そっか、気を付けて帰るんだよー」

幼馴染「はーい、男くんもまたね!}

「お、おう・・・・」


バタン

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 13:34:55.38 vuMZJWI60 4/107

~数分後~


「じゃあこれまとめて借りてくよー」

「おう、俺も読み直したいからできるだけ早く返せよ」

「わかってるってー、じゃあねー」


バタン


「くそっ・・・てか幼馴染のやつ、普段は真面目でいい子ぶりやがってるくせに」

「最近俺が女と絡むようになってきてから二人きりのとき妙に積極的になってきてるし・・・」

(てかあいつ、初めてにしてはためらいもなく挿れようとしてたけど・・・)

「ま、まさか処女じゃねえのか・・・?」


~♪~♪


「ん?メールか・・・って、幼馴染からかよ』

48 : 俺→男に変更[] - 2013/01/10 13:41:55.88 vuMZJWI60 5/107

件名:さっきはごめんね
_________________________________________

急に押し倒したりなんかして・・・男くんびっくりしたよね?

でも、あんた最近女さんと仲いいでしょ?
友達からは付き合ってるって噂があるって聞いたし・・・

あ、別に嫉妬とかじゃないからね?!

ただ、10年以上前からの付き合いなのになにも私に話してくれなかったのが
ちょっとさみしかったっていうか・・・嫌だったのとにかく!

まあ、とりあえず今回はおあずけになってしまったけど、
次の週末は覚悟しておいてよね!じゃあまた学校で!



「なんだこいつ・・・長文メールなんて送りやがって」

「てか別に、女とは文化祭の実行委員が被ったってだけで付き合ってるわけじゃねーっつの」

(・・・・むしろ付き合ったことない歴=年齢だわぼけ)

53 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 13:49:30.93 vuMZJWI60 6/107

~翌日学校~


「はあ、昨日あんなことがあったのに、幼馴染と会うのなんかしんどいな」

「あ、男くん!いたいたーっ」

「ん、あー女か、おはよ」

「おはよっ、えとさ、今日の放課後って予定ある?」

「え、いや・・・ないけど・・・・」

「ほんと?よかったー、さっき委員長から、放課後文化祭実行委員会やるからって言われてねー」

「あの委員長も急だよねー、確かに予定押しちゃってるところあるからってのもあるけど!」

「ってわけでよろしくね!」

「おうおう、わかったよ、放課後な」

「うん!・・・・・でさ男くん、昼休みは空いてるの?」

57 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 13:54:02.46 vuMZJWI60 7/107

「え?昼休み?」

「うんそう・・・・昼休み」

「いや別に、いつものやつらと飯食うだけだけど」

「ほんと?あのさあ、今日ご飯一緒に食べたりとかってできないかなあ?///」

「え?」

「い、嫌ならいいの!ただ、私らのクラスも出し物決まったばかりの段階で、何も決まってないから話し合いついでに・・・」

「まあそういうことなら全然俺は問題ないけど・・・」

「え、いいの?やったぁ!じゃあ昼休みに学食でね!」

「おう、昼休みな」

「忘れちゃだめだよー?男くん忘れっぽいところあるからっ!」

「じゃあ私、職員室に用があるから!」


ポンッ


「またね!」

「お、おう・・・」

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:01:48.79 vuMZJWI60 8/107

「・・・・・・・・」

幼馴染「おーとーこーくーんー・・・・?」

「ひっ!・・・・ってなんだ、幼馴染かよ・・・・」

幼馴染「なんだってなんなのさー!」

幼馴染「てか今の会話なに?やけに親しげだったんだけど」

「別に大した話じゃねえよ」

幼馴染「しかも、肩をポンッて・・・あの女、ちょっと男くんと最近仲いいからって調子のりすぎ!」

「別に肩くらい叩くだろ・・・」

幼馴染「肩ぐらいって・・・男くんにあんな女が触れるのが嫌なのがわか・・・」

「・・・は?」

幼馴染「・・・な、なんでもないわ!」

幼馴染「と、とにかく実行委員だかなんだか知らないけど、あんまり仲良くしないでよね!」


タタッ


「・・・何を怒ってるんだあいつは」

65 : 性的表現は入れた方がいいですか?... - 2013/01/10 14:07:46.76 vuMZJWI60 9/107

~昼休み~

「おまたせー><俺くん待った?」

「いや、俺も来たとこ」

「そかそか、よかったーっ」

(なんか今、会話だけ抜き取ったらデートの待ち合わせみたいだったな・・・)

「おい、なにボーッとしてんだよ」

「え?あ、ごめんごめん!さーてなに食べよっかなあ」


~数分後~


「いただきまーす!あーお腹すいたー」

「やっぱりうちの学食で安定してるのはA定だよねー、おいしー」

「俺はB定かなあ・・・」

「えーじゃあ私もB定がすき!」

「なんだそれ・・・」

「えへへーっ」

71 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:12:52.88 vuMZJWI60 10/107

「でね、文化祭の件なんだけど、うちの出し物はたこ焼きと焼きそばに決定したじゃない?」

「それは先週決めたな」

「うんうん、で、一応私と男くんが実行委員なんだけど・・・」

「うちのクラスは、基本的に男くんが指揮をとってくれないかな・・・?」

「はあ?なんで俺だけなんだよ」

「えとね、私手芸部の部長じゃない?うちでも販売するのとか展示するのを作らなきゃいけなくて・・・」

「あー・・・・まあそういうことなら・・・」

「ごめんね、今度なにかおごるよー」

「いや、それは別にいいんだけどさ・・・・」

「誰かもう一人、実行委員じゃなくてもクラスの子に頼んでもいいし!」

「まあそういうことなら」

「ほんとに?ありがとう!」

「あ、もうこんな時間だね、早く食べちゃわないと次体育だよ!」

「おうおう」

76 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:16:57.76 vuMZJWI60 11/107

~放課後教室にて~

「では本日はここまでー、気を付けてかえるようにー」


ガヤガヤ


「男くん!会議室いこいこーっ」

「ちょっとまって、荷物まとめる」

幼馴染「・・・男くん」

「うわっ、いきなりどうしたんだよ幼馴染」

「幼馴染さんどうしたの?」

幼馴染「今日、帰りに図書館行きたいから付き合ってほしいんだけど」

「え?お前テニスは?」

幼馴染「今日は朝練があったから放課後はないの、ね?いいでしょ?」

「わりい、今日実行委員なんだわ」

幼馴染「は?」

79 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:21:52.47 vuMZJWI60 12/107

幼馴染「今日は実行委員ないはずでしょ?」

「え?いやなんでお前それ知って・・・・」

「ごめんなさい幼馴染さん、今日は急きょ実行委員会になっちゃったの」

幼馴染「な、なに急きょって・・・!」

「なんかね、今年は例年より若干進み具合が遅くて・・・」

「多分これからも予定外で話し合いとかあると思うんだー」

「ってわけなんだわ」

幼馴染「なんだよそれ・・・まじいみわかんない」

「いみわかんねーじゃねえだろ、そもそも実行委員すすめたのお前じゃねえか」

幼馴染「そ、それはあんたが実行委員になればたこ焼きの屋台出せると思ったからだし!」

「はあ?」

「・・・とにかくごめんね幼馴染さん、多分そんなに長くならないと思うから、男くん借りてくね?」

幼馴染「・・・・チッ、わかったよ、友達と喋って時間潰してる」

「って、まってんのかよ」

80 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:26:24.33 vuMZJWI60 13/107

「あー、結局二時間近く話し合いしてたねー・・・うわあそろそろ暗くなりそうだよー」

「委員長と副委員長がなぜか身内争いしてたのが原因だろ」

「ふふっ、まあでもあれは面白かったよw」

「まあな。・・・・あ、そういえば幼馴染」

「あ、だいぶ待たせちゃったね・・もう帰っちゃったかな?」

「さすがにもういねーだろ、あいつの家確か門限あるし」

「そっか・・・・じゃあ二人で帰る?」

「え?」

「男くんの家って東駅方面じゃなかったっけ?私もそっちの方なんだっ」

「そうだな・・・まあどうせ一緒の方面なら」

「えへへ、やったーっ」



幼馴染「あ、男くん!おそいよー!」

82 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:30:03.41 vuMZJWI60 14/107

「げっ、幼馴染!」

「お、幼馴染さんまだいたの?」

幼馴染「男くんおそいよー・・・友達一時間前に帰っちゃったから一人で時間潰してたし」

「お前、もう5時過ぎてるけど門限大丈夫なのかよ」

幼馴染「今日はパパがいないから多少遅くても怒られないから」

「そういう問題かよ!」

「・・・・あ、じゃあ、私帰るね!」

「え?いやどうせなら三人で帰ろうぜ、遅いし一人じゃ物騒だろなにかと」

「え、んと、そうそう!寄り道してから帰りたいなーと思って!」

「あー、まあそういうことならしゃあねえけど・・・・」

「うんごめんごめん!」

(幼馴染さんの視線が痛いからなんていえないよー;)

「じゃあまた明日ね!男くん幼馴染さん!」

「おう、気をつけろよー」

幼馴染「・・・・」

85 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:34:09.83 vuMZJWI60 15/107

「えーっと、定期定期・・・」

幼馴染「・・・・・・」

「このぶんじゃお前の門限にも間に合いそうだな・・・ん、どうした下ばっかみて」

幼馴染「・・ううんなんでもないの」

「そ、そうか」



ガタンゴトンッ



(帰りの電車の中って妙に落ち着くなー、今日の飯なんだろ)


コテンッ


「ん?」

幼馴染「・・・・・」

87 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:37:24.37 vuMZJWI60 16/107

「お、おい幼馴染?」

幼馴染「・・・・・」

幼馴染「・・・・zzz」

「ちょ、寝てるだけかよ・・・」

(さっき妙に下ばかり見てたと思ったら眠かったんだなこいつ)

(別に無理して待ってないでとっとと帰ればいいものを・・こんな遅いから図書館もしまってるだろうし)

幼馴染「むにゃむにゃ・・・・」

「・・・・・」

(あんまりこいつの寝顔まじまじと見たこと、そういえばねえな)

(お互いの家に泊まり合いとかしてたのなんて、小学校以来してねーし)

「・・・・意外と可愛い顔してんだなこいつ」

89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:40:51.27 vuMZJWI60 17/107

(・・・・って俺はなにいってんだばか)

「あれ、もう着くじゃん、おい幼馴染起きろ」

幼馴染「ふぇ・・・んぅ・・・・」

「ふぇ・・じゃねえよ、寝ぼけてんな、起きろ着くぞ」


バシッ


幼馴染「いたっ!ちょっとぉ・・・もうちょっと優しく起こせよ・・・・」

「起こしてやっただけありがたいと思えや」

幼馴染「もー・・・・」

「ほらついたよ、降りるぞ」

幼馴染「ひっぱってくんなきゃやーだー」

「じゃあ俺は先にいくからな」

幼馴染「はあ?なにそれひど!」

90 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:44:05.45 vuMZJWI60 18/107

「じゃ、また明日な」

幼馴染「うん、また明日!」

幼馴染「・・・・あ、あと、家まで送ってくれてありがと」

「別に俺の家から一本道外れたところにあるだけだしかわんねーよ」

幼馴染「そ、そうだけど・・・・ありがとっ!」

「なに必死になってんだよ・・・俺こそ、待たせてごめんな」

幼馴染「べ、別に暇だっただけだし!」

「そのせいで図書館寄れなかったくせに」

幼馴染「うっ・・・」

「・・・・明日は寄ろうな」

幼馴染「え・・?・・・うんっ!」

「じゃあまたな」

幼馴染「うん、ばいばいきをつけてね!」

98 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 14:56:34.01 vuMZJWI60 19/107

~幼馴染自室~


幼馴染「もう、パパ出張が潰れたなんて・・・まじついてない」

幼馴染「明日も朝練で大会もしばらくないし、放課後は文化祭準備で部活も休止がちだからいいけど」


ボフンッ


幼馴染「ふぅ・・・ご飯できるまでちょっと横になろ・・・」

幼馴染「・・・・・」

幼馴染(今日、電車の中で我慢できなくてうたたねしちゃって、いつの間に男くんによりかかってたな・・・私・・・)

幼馴染(でも男くん嫌がらないでそのままでいてくれた・・・)

幼馴染(てか、それよりそれよりそれより・・・!)


幼馴染「・・・私の顔、か、かか・・・可愛いって・・言ってた・・・・」

101 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:01:04.70 vuMZJWI60 20/107

幼馴染「・・・・//////」


ブーッブーッ


幼馴染「ん・・・なんだ、友達からメールか・・・」

幼馴染「・・・え!?あいつ大学生の彼氏できたん!?」

幼馴染「まじかよ、おっとなー・・・」

幼馴染(てか、みんな最近彼氏ラッシュすぎる・・・)

幼馴染(私なんて・・・彼氏とか、できたことないし・・・まして初体験もまだなのにぃ・・・)

幼馴染(い、一応この間はさきっぽだけ・・ならはいっちゃったけど・・・・あれってノーカンなのかな?)

幼馴染「ああああもうわかんなああい!」


コンコンッ


幼馴染母「幼馴染ー、ご飯できたわよー」

幼馴染「あ、はーい!」

106 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:04:42.84 vuMZJWI60 21/107

~翌朝~

ピンポーン


男母「ちょっと男ー!お母さん手離せないから出てちょうだい!」

「はいよー」


ガチャッ


「はいどちらさまで・・・・」

幼馴染「・・おはよ」

「ぶっ・・・幼馴染!?」

幼馴染「なんか、気が向いたから、一緒に登校しようと思って・・・」

「え、お前朝練は?」

幼馴染「・・・・さぼっちゃった」

「はあ?」

幼馴染「いいから、学校いこ!支度して!」

「お、おう・・・」

110 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:09:27.60 vuMZJWI60 22/107

.......


幼馴染「でね、昨日あいつからメールあってー・・・」

「うん」

幼馴染「なんか大学生の彼氏ができたとか言われてー・・・・」



「あ、男くん!幼馴染さん!おはよー!」

「お、女じゃん」

幼馴染「!?」

「あれ、女じゃん、めずらしー」

「うん、いつもより寝坊しちゃって・・・電車混んでるの嫌だからいつも早めに起きるんだけどねー」

「なるほど、そういうことね」

幼馴染「・・・・」

幼馴染(こいつ、絶対わざと・・・)

(・・・・やっぱ幼馴染さんの視線が怖いよぉ・・・><)

114 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:13:26.70 vuMZJWI60 23/107

~昼休み~

「男友ー、飯食おうぜ」

男友「あー俺、今日彼女と食うんだわ」

「は!?え、彼女!?」

男友「2年のC組の子、昨日告られちゃった」

「2年て・・・後輩かよ・・・」

男友「まっそういうわけなんだわ!すまんな!」

「お、おう・・・・」

(・・・なんだこの消失感というかむなしさは)

幼馴染「ふーん男友くん、彼女できたんだあ」

「お前はいつも突然だな・・・」

幼馴染「まじで周り、恋人ラッシュだねー、文化祭もあるし、これからもっとカップル増えるよ」

「まあ去年もそんな感じだったしな確か・・・」

116 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:18:09.78 vuMZJWI60 24/107

幼馴染「ってわけで、男友くんとはご飯が食べれませんので私と食べましょう!」

「なんでそうなるんだよ、まあいいけど」

幼馴染「やっぴー!」

「あ、そういえば女から昨日メールが来て、男友くんも一緒でいいからまたご飯食べないか誘われてたんだった」

幼馴染「・・・!?」

「まあ男友はいないけどな、女と一緒でよければ三人で飯食うか?」

幼馴染「で、でも女さん教室にいないよ?」

「あー、あいつなんか普段学食か購買なんだって、今パンでも買いにいってるんじゃない?」

幼馴染「そ、そう・・・・ま、まあいいけど・・・・」


タタッ


「はー!焼きそばパンぎりぎりげっとー!」

「女、男友がいないかわりに幼馴染も飯一緒でいい?」

「え?うんもちろん!」

119 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:21:01.65 vuMZJWI60 25/107

「もぐもぐ・・・」

幼馴染「・・・・・」

「・・・・・」

(若干気まずい、主に幼馴染の放つ空気のせいで)

「あ、男くん・・・!」

「ん?」

「今度の土曜日って予定あいてる?」

「土曜日?あー確か何もなかったけど」

幼馴染「・・・・・」ジロ

「うっ、あああごめん、土曜日は先約があるんだわ」

「そっか・・・・日曜日は部活だし・・・・」

120 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:24:46.35 vuMZJWI60 26/107

「あ、じゃあ金曜日の夜とかは?」

「あーそれなら別に大丈夫」

「ほんと?あのさ、男くんの家お邪魔しても大丈夫・・・?」

「なんで?」

「えと、文化祭の話し合い!あんまり教室には遅く残れないから・・・泊まりとかじゃなくてすぐ帰るし!」

「まあ別にいいけども・・・」

「あ、ご家族とかっていらっしゃるよね・・・迷惑じゃないかな?」

「んー母親と姉ちゃんしかいないけど、二人ともなんもいわないと思うぞ」

「そか、それなら大丈夫そうだね><じゃあ金曜の夜お邪魔するね!」

「おうおう」

幼馴染「・・・・・・・・・・・・・」

(幼馴染の視線がやばい・・・まあでも付き合ってるとかじゃないしいいよな)

121 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:27:56.44 vuMZJWI60 27/107

~放課後~

「女、今日は話し合いとかってないよな」

「うん、今日は特に何も言われてないよ!」

「私はこれから手芸部の活動があるから、いってくるね、また明日!」

「またなー」

(さて、帰宅部の俺はとっとと帰ってゲームでもしますか)

幼馴染「男くん、かーえろ!」

「あ」

(こいつと図書館行くのわすれてた)

幼馴染「ちょ・・その反応と顔、忘れてたでしょ?」

「別にわすれてねーよ」

幼馴染「ふぅん、どうだか・・・ま、とりあえず早くいこ!」

「はいはい・・・」

124 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:31:45.24 vuMZJWI60 28/107

........


幼馴染「はあ、こんなにたくさん借りちゃった!」

「お前これ何冊借りたんだよ・・・・」

幼馴染「んー・・・10冊くらい?」

「ばーか、もっとわけろよ」

幼馴染「えーでもこれくらいなら三日くらいで読んじゃうよ私・・・」

「あー・・・」

(そういえばこいつ、こんなんだけど根は真面目だし昔から読書家で頭いいんだよな)

幼馴染「こんくらいへーきへーき!」よろ...

幼馴染「きゃっ・・!」

「おっと・・・ったく、非力のくせに、ほらよこせ」

幼馴染「べ、別に持てるし!」

「ばーか、強がんなよ」

幼馴染「・・・・あ、ありがと」

128 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:36:11.09 vuMZJWI60 29/107

~そして金曜日放課後~

「女、今日は部活なんだよな?」

「うん、終わってからおうち行くね!大体六時過ぎになっちゃうかも」

「まあ全然大丈夫だよ、飯もうちで食ってくよな?」

「え、それはさすがに図々しいよ・・・・」

「親にはもうお前が来るって話してるから構わねーよ」

「そか・・・じゃあお言葉に甘えて」

「おう、場所は昨日メールで言ったから平気だよな?」

「うん、東駅の一個前の駅の南口、正面のコンビニのある交差点を左しばらく歩いて黄色の屋根!」

「ばっちりじゃん」

「うんうん、もしわからなくなったら電話するね、じゃああとで!」


タタッ


「ふぅ・・・」

(幼馴染も今日は部活っていってたし、ちゃっちゃと一人で帰るかー)

129 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:38:27.70 vuMZJWI60 30/107

..........

「男くん、その女の子はいつ来るの?」

「んー、30分くらい前に学校出たって連絡きたからそろそろじゃね」

「ふーん」


ピンポーン


「あ、きた」


ガチャッ


「こんばんわ!」

「おう、あがれあがれ」

「うん、お邪魔しまーす!」

131 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:41:54.42 vuMZJWI60 31/107

「男くんのおうちって広いねー」

「別に普通だわ・・・そろそろ飯出来るからここ座って待ってて」

「うん・・・・あ!」

「あら、こんばんわ。男の姉ですー」

「こ、こんばんわ・・・女といいます!//」

「ん・・・女・・ってどこかで聞いたことあるような・・・・」

「えと・・・姉さんって、元手芸部ですよね?」

「そうだけど・・・あ、もしかして、女ちゃん!?」

「そうです!姉さんから手芸教えてもらった女です・・!」

「あ、なにしりあいなの?」

「う、うん・・・私が一年生のときの手芸部の先輩!」

「ああそうなん?」

「うん!」

133 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:45:14.30 vuMZJWI60 32/107

(そういえば姉ちゃんは手芸部で部長やってたんだっけな)

「あーでもほんと気付かなかったよー、髪の毛伸びたからかな?」

「あ、はい伸ばしてます!」

「そーだよねー、うん・・・女の子は髪の毛ロングの方が栄えるし綺麗だよー」

「そ、そんな・・///」

「まあそういうことならよかったな、あんまり緊張しなくていいぞ女」

「うんありがとっ」

「あら女ちゃん、こんばんわ初めましてー」

「あ、初めましてこんばんわ、今日はお邪魔させていただきます><」

「そんなかしこまらなくていいのよー」

「もうすぐでご飯できるから待っててね!」

「はい、おかまいなく!」

135 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:49:01.56 vuMZJWI60 33/107

.........

「手芸部はどうなの?」

「順調です!今は文化祭に向けてコースターとかつくってて・・」

「あらそうなのー、私のときはねー・・・・」

「・・・・もぐもぐ」

(なんか俺の入る余地がないくらい仲良しだな)




「ごちそうさまでした、すごくおいしかったです!」

「いえいえー、そういっていただけると嬉しいわあ」

「女ちゃんきいて!このポテトサラダ実は私のお手製なんだよー」

「え、そうなんですか!?すごーい!」

「まあ別に簡単だけどねーwこれから二人で準備でしょ?がんばってねー」

「あ、はい・・ありがとうございます///」

「ほらいくぞ」

「う、うん・・!」

137 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:51:16.40 vuMZJWI60 34/107

「えと、とりあえずこれが資料ね」

「おう」

「んで、今回はこの間の会議で振り当てられた場所のことなんだけど・・・」



~数十分後~


「まあ大体こんな感じかな?」

「そうだな、あんまりこりすぎても時間間に合わないし」

「そうだよねえ、時には妥協も必要かあ・・・」


コンコンッ


「男ーはいるよー」

「ん?おう」

「!」

141 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:54:02.76 vuMZJWI60 35/107

「ごめんねおそくなってー、これ、おちゃとお菓子」

「わ、わざわざすみません><」

「いいのいいの!女ちゃん、紅茶大丈夫だよね?」

「はい、大好きです!」

「これ私が淹れたんだけど、口にあうといいな」

「あ、姉さんが淹れられたんですか?」

「最近ビミョーにハマっててねw」

「そうなんですか・・・わざわざありがとうございます///」

「いえいえー、じゃあまたあとでね」

「はいっ!」


バタンッ


「姉ちゃん急に入ってきたと思えば・・」

「わあおいしそうな紅茶、いただきますっ」

「おうのめのめ」

143 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 15:57:23.06 vuMZJWI60 36/107

......


「ふー、とりあえず一段落!」

「これでだいぶ遅れは取り戻したかもな」

「うんそうだね、今度のクラスの話し合いもうまくいきそう、ありがとね!」

「いや俺こそ、結局女に任せきりみたいになっちゃって・・・」

「きにしないでっ、これからの準備の指揮は男くんに任すつもりだし」

「まあそれは善処するわw」

「じゃあそろそろ帰るね、私の家も遅いと心配するし」

「家まで送っていこうか?」

「ううん大丈夫!」

「じゃあ外まで出るよ」

「いいのにー・・・もう、ありがとっ」

144 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:00:57.67 vuMZJWI60 37/107

「今日は急だったのにありがとうございました、お料理もお紅茶も、おいしかったです!」

「いいのよー、この子全然女の子連れてこないから!」

「おい余計なこというなよ・・・」

「あら、でもほんとのことでしょ?」

「うっ・・・」

「女ちゃん、また遠慮しないでうち来てねー」

「はい、ありがとうございます!」

「じゃあ俺はそこまで送っていくから」

「はいはい、またね女ちゃん」

「いえ、お邪魔しました!」

147 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:04:07.85 vuMZJWI60 38/107

「あー、そろそろ暑くなってきたな・・・」

「そうだねー・・・文化祭が終わったら完全に夏になっちゃうね」

「俺帰りにコンビニでアイスかってこ」

「ふふ、それがいいかもね」




「結局駅までついてきてもらっちゃって・・ありがとう」

「いいよどうせ近いし」

「えへへっ」

「・・・母さんも言ってたけど、遠慮しないでまた遊びに来いよな」

「え、ほんとにいいの?」

「おう、てかむしろうちの親が催促してきそうでこまるわ・・・」

「そか・・・嬉しい、ありがとっ///」

「お、おう・・・」ドキッ

(・・・あれ?)

149 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:05:53.40 vuMZJWI60 39/107

「あ、電車もうすぐで来そう」

「じゃあまたね!今日はほんとにありがとう、また月曜日!」

「あ、ああ、きをつけろよ」


タタッ


「・・・・」

(なにこの少女マンガみたいな俺の反応、まじくさすぎ・・・)

(ただシチュエーションに酔ってるだけだよな・・うんきっとそう)

150 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:08:41.91 vuMZJWI60 40/107

~♪~♪~♪


(ん、電話・・・幼馴染?)


ピッ


幼馴染「あ、男くん?今なにしてんの?」

「今女を駅まで送ってったところだけど」

幼馴染「そう・・・あのさ、何もなかったよね?」

「は?」

幼馴染「だから、その・・・えっちなこととかあ・・・」

「なんでそうなるんだよ、あくまでも目的は文化祭の話し合いだぞ」

幼馴染「そ、そんなの建前かもしれないじゃん!」

「はあ?意味わかんねーよ・・・別に飯食って話し合いして終わりだわ」

幼馴染「そ、そう・・・」

152 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:11:34.63 vuMZJWI60 41/107

幼馴染「まあそれならいいんだけど・・・」

「で、用はそれだけ?」

幼馴染「違うわ、明日のことだよ!」

「明日?ああ・・」

幼馴染「この間の続き・・・ちゃんとするから」

「別にいいよそんなのしなくても」

幼馴染「だめ!するの!明日ご家族は?」

「あーなんか二人で買い物デートしてくるーとかってうかれてたな」

幼馴染「それなら都合いいね、明日の朝、そっち行くからちゃんと起きててよね」

「あ、朝かよ・・・」

幼馴染「それじゃ私は今から勉強するから、じゃあね」


ピッ


「ったく・・・なんなんだよこいつは」

(ちょっとは女を見習えよ・・・)

157 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:20:40.21 vuMZJWI60 42/107

~翌朝~

「じゃあ夕方には帰るから」

「お留守番よろしくねー」

「はいはい」

(よし、あいつからの連絡も来なさそうだし・・・ちょっと二度寝するかな)


ガチャッ


幼馴染「おはよ、男くん!」

「うぇ!?!?!?」

幼馴染「ちょっと・・・なにびびってんの」

「おま・・いきなりびびったわ」

幼馴染「ぶー・・・おばさんと姉ちゃんが出てったの見計らって入ったのにぃ」

「おま・・・まじストーカーみたいだからやめてくれ・・・」

158 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:23:04.36 vuMZJWI60 43/107

幼馴染「じゃあ男くんの部屋いこっか」

「お、おう」


ガチャッ


幼馴染「はあ・・・男くんのベッドって落ち着くー・・」

「いきなり寝転がるなよ・・・」

幼馴染「えー?いいじゃーん別に、男くんもおいで?」

「はあ?」

幼馴染「はあ?ってなにさ!昔はよく二人でベッドで寝てたじゃん!」

「あれはガキの頃だろ・・・」

幼馴染「ほら・・・おいで?」

「うっ・・・」

(そうやって首を傾げられて可愛い声出されるの弱いんだよくそ・・・)

159 : おいえ→おいで[] - 2013/01/10 16:25:50.02 vuMZJWI60 44/107

「ったく・・・・」

幼馴染「わあい///」


ギュッ


「おいあんまりしがみつくなよ・・・」

幼馴染「えーなんでさー」

「なんでじゃねえよ・・・・」

(いろいろな膨らみがあたって困るんだよこっちだって・・・!)

幼馴染「・・・男くん、顔赤いよ?」

「あかくねーよあほ・・・てかそれはおめーだろ」

幼馴染「だって・・・なんかドキドキしてるんだもん・・・ほら」

「!?」

(ちょ、俺の手が、幼馴染の胸に・・・!)

163 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:29:23.90 vuMZJWI60 45/107

幼馴染「クスクス・・・胸なんてこの間も触ったじゃん」

「そういう問題じゃなくて・・・」

幼馴染「これからもっと激しいことするんだから、このままじゃいろいろもたないよ?」

「まじそうやって調子のるから・・・」

(でも確かに、幼馴染の胸、かなりドキドキしてるかも・・・)

幼馴染「ねえ男くん・・・ちゅーしよ?」

「は?むり」

幼馴染「ちょっとちょっとー!そんなばっさり言わなくてもいいじゃん!」

幼馴染「まじめにムード台無しだってー!」

「だから、俺はお前とそういう関係になるつもりはねーっつの」

幼馴染「もう・・・無理矢理犯してやる!!」

165 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:31:18.13 vuMZJWI60 46/107

ガサゴソッ

「!?!?!?」

幼馴染「もう、無理矢理男くんのズボン脱がしちゃうもんねー!」

「ちょ、まじでやめて!!これ以上は勘弁して!」

幼馴染「今更無駄だよ!えいっ!」


ガバッ


「うううううう・・・・・」

幼馴染「さあこれでパンツだけだよ男くん、観念してね?」

「・・・・・」

(・・・くそ)


ガバッ


幼馴染「きゃっ!」

172 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:33:45.87 vuMZJWI60 47/107

幼馴染「ちょ、どうしたの男くん・・・?いきなり押し倒して・・・//」

「・・・・ほんとにいいんだな?」

幼馴染「・・・ふぇ?」

「ほんとに、俺とセックスしていいんだな?」

幼馴染「う、うん・・・も、もちろん」ゴクリ

「・・・わかった、もう俺も手加減しないから」


チュッ


幼馴染「!?」

幼馴染(お、男くんが・・・私の首にチューしてる!?)

幼馴染(うわあ、やばいどうしようすごい顔赤いよ私、心臓破裂しそうだよ・・・)

幼馴染(前はいきなり脱がしていきなり襲って特にムードもなかったからそうでもなかったけど・・・)

幼馴染(今日のはやばいよぉ・・)

173 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:35:25.79 vuMZJWI60 48/107

「・・・・・」


チュッチュッ


幼馴染(男くんなんか慣れてる感じがするんだけど・・・)

幼馴染(あれでも童貞だよね彼女いたことないし、おかしいな・・・)


チュッ


幼馴染「・・!」ビクッ

「・・・耳弱いんだね」

幼馴染「うぅ・・・」

幼馴染(どうしよう、どうしよう・・・・)

幼馴染(嬉しいんだけど嬉しいんだけど、でも・・・・)

幼馴染(男くんが・・・こわい)

174 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:37:34.99 vuMZJWI60 49/107

幼馴染(うぅぅ・・・)

幼馴染「・・・・ふぇ・・・・」フルフル...

「・・・・・」

「ほら、服ちゃんと整えろ」

幼馴染「・・・・・え?」

「お前、めっちゃ手震えてんぞ」

幼馴染「そ、そんなこと・・・・」

「・・・はあ、元々俺は、お前を襲うつもりはねえよ」

「今、俺の事怖かったろ?正直」

幼馴染「・・・・・」

「もうこんなこと、懲りるんだな」

幼馴染「・・・・ふぇえ・・・男くんー・・・ヒクッ」

「ほら、泣くなよ・・・よしよし」

180 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:40:45.00 vuMZJWI60 50/107

~数分後~

幼馴染「・・・・」

「落ち着いたか?」

幼馴染「・・・・」コクリ

「はあ・・・ったく、なんかまあ予想してたけどな・・・」

幼馴染「・・・ごめんなさい・・・・」

「別にいいよもう・・・」

幼馴染「・・・でも俺くん、もし私が怖がってなくてその気だったらどうしてたの・・・?」

「・・・・・」

(そこまでは特に考えてなかった・・・)

「そ、それでも別に襲ってねーわ」

幼馴染「・・・そか、そうだよね・・・・」

182 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:43:28.49 vuMZJWI60 51/107

「ほら、しゅんとした顔すんな」

「おめーはばかみたいにへらへらと笑ってるのがお似合いだわ」

幼馴染「ちょ・・・なにそれひどくない!?」

「いやほんとのこといったまでだわ」

幼馴染「『君には可愛らしい笑顔が一番似合うよ』ってどうして素直に言えないの?」

「・・・あ、ごめん、鳥肌立った」

幼馴染「もー!男くんのくせに!」

「ほらほら、そうやってるのが一番お前らしいわ」

幼馴染「・・・・もう」

幼馴染(・・・そんなこと言われたら、まじ、もっと惚れるわばか・・・)

184 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:46:32.49 vuMZJWI60 52/107

「さて、お前はそろそろ帰れよ」

幼馴染「はぁい・・・お邪魔しました・・・」

「・・・あ、そういえば」

幼馴染「?」

「お前に頼みごとがあるんだけど」

幼馴染「な、なに」

「文化祭の実行委員、女のやつ、部活の方が忙しいらしくてさ」

「お前は実行委員じゃないけど、なにかあったとき手伝いとかしてほしいんだ」

幼馴染「・・・・し、しょうがないなあ、今度なにかおごってよね」

「まじで?さんきゅー、たすかる!」

幼馴染「!べ、別にこれくらいできるし!じゃあ私は帰るから!!」


バタンッ


「な、なんだよ急にまた顔赤くして・・・」

185 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:49:32.64 vuMZJWI60 53/107

~いよいよ文化祭前日~

「あーあーあーあー」

「どうしたんだよ女・・・」

「黄色のマーカーがどっかいったーーーーーうううう」

「別にほかのところからとってこいよ・・・・」

「はーい・・・」

幼馴染「女さん、これ」

「え?あ、マーカー!」

幼馴染「さっきそこに落ちてたから」

「わあ、ありがと!幼馴染さん!」

幼馴染「ふ、ふん・・・・」

「・・・・・」

(なんだかんだ、一緒に準備してる間に打ち解けてるじゃん)

188 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:53:03.56 vuMZJWI60 54/107

(しっかしやべえな・・・)

(クラスの手開いてる奴総出で準備してるけど、間に合うかな・・・これ)

(もう日もおちてきてるしな・・・腹減ったな)

「あー買い出しにでもいくかそろそろ」

「んーそうだねえ・・・みんなお腹空いてるし、購買もうやってないからコンビニでもいく?」

「そうだな、歩けば気分転換にもなるし」

「じゃあ私、適当にみんなに食べたいのきいてくるねっ」

「おう、お願い」


クラスメイトA「幼馴染、次はどうすればいい?」

幼馴染「あ、もうおわったの?はやいね!じゃあ次はこれお願いしていいかな?」

クラスメイトA「おう、おっけー」

クラスメイトB[幼馴染さん、こっち手伝ってもらってもいい?;;」

幼馴染「もちろん、まってて!」

クラスメイトC「幼馴染さん、ごめんなさいこっちもあとでおねがい!」

幼馴染「はーい!」

189 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:55:33.89 vuMZJWI60 55/107

「あいつもすげーな・・・結局あれから張り切っちゃって」

「結局実行委員の俺より頼りにされて、委員会にも出席しちゃうんだもんなあ」

「元々はそれなりに人懐こい性格だし、頭もいいし信頼あるんだろうなあ・・・」

「男くん、ぶつぶつどうしたの?」

「ん?いやなんでもない」

「ふーん?あ、みんなに適当にほしいのきいてきたよ!」

「お、わりいわりい」

「じゃあいこっか?」

「おっけー」

(・・・・幼馴染は忙しそうだし、今なら抜け出しても何もいわれないかな)

194 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 16:57:50.99 vuMZJWI60 56/107

.........


「はー、まじでいよいよ夏だな」

「そうだねー、汗ばむよほんとに・・・」

「早く帰らないと、アイス溶けて怒られちゃう!w」

「それもそうだな、急ぐか」

「うん!・・・・あの、男くん・・・・ちょっとだけ・・・いいかな」

「ん?どうした急に、神妙な面持ちしちゃって」

「うん・・・えとね・・・大事な話なの・・・」

「え?お、おう・・・・」


シーン・・・・

196 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:00:16.72 vuMZJWI60 57/107

「・・・・・」

「・・・・・」

(え、と・・・なにこの静けさ・・・・)

「・・・男くん」

「う、うん・・・・」

「私ね、私ね・・・・実は・・・・」

「うん・・・・」

(え、これってこれって・・・・)

(もしかして、告白・・・・とかってやつか!?)

「・・・・・実は」

202 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:04:02.18 vuMZJWI60 58/107

女友「あ、女ー!」

男・女「!?」

女友「手芸部の件なんだけどさ、ちょっと急ぎなんだけどこれる?」

「あ、うん!」

「ごめん男くん、私ちょっと被服科室行ってくるから、差し入れお願いしてもいい?」

「お、おう・・・」

女友「私、先行ってるね!」

「うん!お願い!」

「男くん・・・・この話の続きは、日曜日の文化祭が終わった後・・・後夜祭のときに言うね」

「わ、わかった」

「じゃあ私は急ぐから!あとで教室戻るね!」


タタッ


「・・・・」

(よ、よかった・・・まじで、心臓破裂するかと思った・・・)

205 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:06:23.45 vuMZJWI60 59/107

......


「みんな、差し入れかってきたぞー」

クラスメイト達「よっしゃー!」

「あー俺もアイス食おう」

幼馴染「男、私の分は?」

「ああ、なんかいろいろ適当に買ってきたから好きなの取れや」

幼馴染「・・・じゃあ、あずきバー」

「・・・・お前相変わらず渋いの食うなw」

幼馴染「だ、だってあずきバー好きだもん!」

「はいはいw」

幼馴染「もう・・・」

210 : 俺は>>1じゃない、あくまで>>... - 2013/01/10 17:09:50.73 vuMZJWI60 60/107

幼馴染「・・・これ、女さんと二人でかいにいったんでしょ?」

「ギクッ・・・・ま、まあそうだけど」

幼馴染「そか・・・ありがとねわざわざ」

「え?あ、ああ、うん」

(あれ、怒ってない・・・のか?)

幼馴染「あの、さ・・・明日の文化祭なんだけど誰と回るとか決めてるわけ?」

「あー、そうだなあ・・・男友はどうせ彼女とまわるだろうし、特に考えてなかったなあ」

幼馴染「よ、よかったら・・・私と回らない?」

「え?まあいいけど」

幼馴染「ほんとに?」

「別にそんくらいするよ」

幼馴染「そか・・やったっ」

幼馴染「じゃあ私、準備に戻るね」

「おう、よろしくな」

212 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:13:06.75 vuMZJWI60 61/107

~数時間後~

「っくー・・・・おわったー!!」

「やったー!」

幼馴染「はあ・・・結局残ったのは私たち三人だったね」

「まあしょうがねえよ、もう10時ちけーぞ」

「幼馴染さん、門限は大丈夫なの?」

幼馴染「今日は大丈夫、事情は話してあるから」

「そかそか、それなら安心だね!」

「とりあえず、散らかした分だけぱぱっと片づけるか」

「そうだねー、ちょっとちょっと散らかしちゃったね」

「とりあえず、美術室に備品戻してくるから」

「うん、おねがーい」


バタンッ


女・幼馴染「・・・・・」

216 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:16:16.03 vuMZJWI60 62/107

幼馴染(・・・やばい、二人きりになってしまった、たえられないぞ・・・)

幼馴染「わ、私も男くんについてこっかなー」

「・・・・・幼馴染さん、今いい?」

幼馴染「・・・え?」

「さっき、男くんには言いそびれちゃったんだけど・・・・」

「幼馴染さんには、男くんに、伝えきれなかったこと・・・・伝えようと思う」

幼馴染「え・・・・」

幼馴染(え、なに急に・・・もしかして)

「・・・あのね」

221 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:18:27.57 vuMZJWI60 63/107

......

「ふー、片づけは案外早く終わったな」

「材料もばっちり、火もばっちり、なにもかもばっちり、よし、帰るかー」

幼馴染「・・・・・」

「・・・・・」

「・・・お、おいどうしたんだよしらけて」

幼馴染「あ、いや別に」

「・・・なんでもないの!かえろっか、またお腹空いちゃった!」

「あ、ああ・・・・」

(こいつら・・・俺が教室を離れた数分に何かあったな・・・)

(せっかく打ち解けた雰囲気だった気がしたのに・・・なにがあったんだ一体)

222 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:21:54.49 vuMZJWI60 64/107

~翌日文化祭~

「よし、俺らのところは順調だな!」

幼馴染「・・・・女さんは?」

「ああ、あいつはとっくに自分の部活の方見に行ったよ」

「とりあえず委員会のことでなにかあったらメール来るみたいだし、それまでまわるか?」

幼馴染「・・・うんっ」


......


幼馴染「あ、わたがし」

売り子「どうぞ!100円ですよ!おひとついかがですかー?」

幼馴染「ください・・・あ、から揚げもあるよ男くん!」

幼馴染「あ、フランクフルト!あっちにはじゃがバターまで・・・」ジュル

「おい、まだ五分もたってねーぞ・・・」

幼馴染「だってえ・・・」

226 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:26:12.48 vuMZJWI60 65/107

「ふー・・・パンフレットもよくできてるなこれ」

幼馴染「そのページ入力したの、私」

「あ、そうなの?」

(俺が知らないところでいろいろやってくれてたんだな・・・なにか奢るだけじゃたりねーなこりゃ)

「えっと、今いる西棟の二階は文芸部系かー・・・ん?」

「んー・・・・ここはー・・・」

「ね、姉ちゃん・・・?」

幼馴染「あ、姉ちゃん!」

「あ、幼馴染ちゃんみーっけ!それに男くんまで!」

「なに、姉ちゃんきてたんだ」

「そうそうー、幼馴染ちゃんに昨日突然誘われちゃってー、ほらパンフレットももらったのー//」

「ほうほう、そういうことね」

229 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:28:48.46 vuMZJWI60 66/107

「お姉ちゃん、どうせだから手芸部見に来たんだけどどこかな?」

幼馴染「手芸部の展示ならすぐそこだよ!」

「ほんと?よかったー、後輩の様子が見れるなんて思わなかったからー」

「ちょうど今なら女がいるころだな」

幼馴染「!」

「え、まじまじー?女ちゃんあれから一回だけ遊びに来てくれたきりだもんねー」

「ちょっとお邪魔しちゃおー」

「俺らもどうせならいくか、女の様子も見たいし」

幼馴染「・・・男くんまで女さんが気になるわけ?」

「そういうことじゃねーよ・・・」

231 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:31:43.96 vuMZJWI60 67/107

「いらっしゃいませー、こちらは手芸部になりまーす♪」

「やっほー!姉ちゃんだよ~☆」

「あ、姉さん・・!!」

「おい、どこぞのハーフタレントの真似なんぞするな似てねーから」

「男くんは黙っててよ!女ちゃん久々ー♪っていっても10日くらい前に来てくれたっけーw」

「い、いえ・・・その節はお世話になりました><」

幼馴染「・・・・」

「ん、どうした幼馴染」

幼馴染「いや・・・なんでもないよ」

「ちょっとみてってもいいかなあ?」

「も、もちろんです!どうぞゆっくりみていってください!」

「俺らもはいるぜー」

「もちろんだよ!みてってー」

232 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:35:19.17 vuMZJWI60 68/107

幼馴染「わあ・・・すごい」

「めっちゃこってんな、このコースター」

「そんなことないよー、これはむしろ基礎の基礎!」

「でもすごい綺麗、ビーズとかもキラキラしててかわいー」

「ありがとうございますっ」

「これは展示よね、販売はどれなの?」

「えと、こっちに並んでる値札付のやつが売ってるものですよ」

「せっかくだしいくつかいただこうかなー」

「ほ、ほんとですか?どうもありがとうございます//」

幼馴染「私もちょっとほしくなってきてしまった・・これとか可愛い・・・」

「そのうさぎさんは後輩の子が作ったやつだよー」

235 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:37:42.61 vuMZJWI60 69/107

「幼馴染さんが買ってくれるなら、そのぬいぐるみ、半額にしてあげる!」

幼馴染「え?でも・・・・」

「今までのお礼!ほんとはタダにしてあげたいけど、後輩がつくったやつだからねえ」

幼馴染「あ、ありがとう・・・・って、あれ・・・」

「ん?どうした?」

幼馴染「財布・・・かばんの中かも・・・」

「ほんと?それならお取り置きしておいてもいいけど」

幼馴染「あー、じゃあそうしておいてもらえるかな」

「いや、いいよ別に俺払う」

幼馴染「え?でっでも・・・」

「いいじゃない幼馴染ちゃん、男くんに払ってもらえばいいのよこれくらい」

幼馴染「うぅ・・・」

「はい、これ」

「はーいまいどあり!」

236 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:40:26.27 vuMZJWI60 70/107

「じゃあ俺らは別のところ見てくるわ」

「うん、ありがとねー!私も手が空いたらクラスの方見に行くから!」

幼馴染「・・姉ちゃんはまだいかないの?」

「そうね、もう少し見て行こうかな・・・」

「なんかちょっと懐かしくなっちゃって・・・」

「それなら、コースター作り体験やってるんですけどどうですか?」

「ほんとに?ちょっとやってこうかなあ」

「ぜひぜひ!わからないところあれば私も教えますし!」

「じゃああそんでいこ~。幼馴染ちゃん、今日は誘ってくれてありがとね」

幼馴染『ううん、楽しんでくれてるならよかった!」

「姉さん、どうぞこちらの席に!」

「じゃあ幼馴染行くぞ」

幼馴染「う、うん」

240 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:42:31.49 vuMZJWI60 71/107

.......


幼馴染「ふぅ・・・とりあえずお腹いっぱい」

「そろそろクラスの方に戻るかー」

幼馴染「そうだね、売上とかきになるしっ」

幼馴染「打ち上げ楽しみだなー!」

「おいおい・・・もうその話かよ」

幼馴染「だってだってー」

「ほら、様子見に行くぞ」

幼馴染「はーい!」

241 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:44:29.36 vuMZJWI60 72/107

クラスメイト達「いらっしゃいませー!」

「お、めっちゃ並んでるじゃん!」

幼馴染「うわ、ちょっとびっくり」

男友「ちょっと二人ともどこいってたの!?」

「え?」

男友「え?じゃねーよ!めっちゃ忙しくて人手がたりねーんだよ!」

男友「俺だって・・・俺だって後輩ちゃんと楽しく回りたいのに・・・うぅ・・・」

「あーわりぃわりぃ・・俺らが交代するから、お前はまわってきな」

男友「え、まじで!?やっふー!じゃあ、焼きそば頼むな!」

「おう、まかせとけ」


タタッ


幼馴染「・・・男友くん、よっぽど遊びたかったんだね・・・」

「まあ店を任せきりにしたのは事実だしな、よし、いっちょやるかあ」

243 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:46:53.33 vuMZJWI60 73/107

幼馴染「え、えと・・・たこをいれて・・・」

クラスメイト「違う違う幼馴染ちゃん、先に生地をいれなきゃ!」

幼馴染「え?ああ、生地生地・・・」

クラスメイト「きゃーーー鉄板からあふれてる!!!」

「・・・・・」

(あいつはほんと料理とかできないな・・・掃除係にでもしたほうがいいんじゃないか・・・?)

幼馴染「ご、ごめんなさい・・・ちゃんとやるから」

クラスメイト「え、ええ・・・・あ、そうそうその調子・・・うんそれくらい」

幼馴染「ほんと?で、できた・・・」

クラスメイト「んで、ねぎをいれてー」

幼馴染「ねぎねぎ・・・」

(・・・まあ、大丈夫そうか)

244 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:50:13.24 vuMZJWI60 74/107

~一時間後~

「とりあえずラッシュは過ぎたかな・・・」

幼馴染「そうだね・・・でも油断してたらまた混んできそう」

「今のうちに水分とったり休憩でもしておくかー」

幼馴染「うん、そうしよっか」


~♪~♪~♪


「ん?メール・・・っと委員長からか」

「・・・・あー俺なんか呼ばれてるっぽいからいってくる?」

幼馴染「そうなの?」

「うん、ちょっと体育館でやってる舞台で軽くとらぶってるみたい」

幼馴染「そか、いってらっしゃい」

「おう、ちょっくら頼むわ」

248 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:53:00.73 vuMZJWI60 75/107

....

生徒「はーそういうことかー!!」

「うん、大丈夫そう?」

生徒「はい、おかげで照明ちゃんとつきそうです」

「おう、またなんかあったら委員長通じて俺に報告して」

生徒「ありがとうございました!」

(やべえな、思ったより時間かかったかも、店は大丈夫かな)

クラスメイトD「あ!!!男くん!!!いたよ!!!!」

クラスメイトE「ほんとだ!いた!!!」

「え?」

クラスメイトD「はやくきて!!!男くん!!!」

「なんだよ急に・・どうしたの?」

クラスメイトE「もたもたしてる場合じゃないよ!!幼馴染ちゃんが!!!」

「・・・・え?」

250 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 17:55:46.19 vuMZJWI60 76/107

.......


「おい!大丈夫か!?」

幼馴染「・・・・っ」

「おい、どうしたんだよ!?」

クラスメイトD「いきなり焼きそばの鉄板がなにかの衝撃ではずれちゃって・・・」

クラスメイトE「鉄板がそのまま・・・・」

「左足に落ちて来たってわけか?」

幼馴染「うぅ・・・いた、い・・・・」

クラスメイトF「保険の先生、保健室で待っててくれてるぞ!」

「わかった」

252 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:00:19.79 vuMZJWI60 77/107

ヒョイッ


幼馴染「・・・!?」

「大丈夫か幼馴染」

幼馴染「じ、自分で立てるしぃ・・・」

「ばか、足思い切り火傷してんじゃねーか!」

幼馴染「うっ・・・・」

「いくぞ、ちゃんと首に捕まれ」

幼馴染「は、はい・・・」


タタッ


クラスメイトE「・・・なんかすごい男くん、かっこよかったね」

クラスメイトD「あんな必死で真剣な男くんの顔、始めて見たかも」

256 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:04:06.54 vuMZJWI60 78/107

.......


先生「んー・・・そうね、打撲は別に問題ないみたい」

「やっぱやけどですか?」

先生「うん・・・すぐにタオルで冷やしたのがよかったみたいだからそんなひどくはならないはず」

先生「ただ、歩くの今日はちょっと痛いかもね」

幼馴染「べ、別に歩けるもん!」

「お前は黙ってろや」

幼馴染「は、はひぃ・・」

先生「残念だけど、足傷めないためにも帰るまでここで安静にしてなさい」

幼馴染「そんなあ・・・・」

「まあ、運が悪かったな」

264 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:07:55.89 vuMZJWI60 79/107

ガラガラッ


「はあ、はあ・・・幼馴染さん大丈夫!?」

先生「こら、もうちょっと静かにしなさいってば」

「す、すいません・・・」

幼馴染「お、女さん・・・・」

「あ、幼馴染さん!鉄板で火傷したってきいたけど、大丈夫!?」

「おう、今日は歩くのやめたほうがいいけど、とりあえず大丈夫だ」

「そか・・よかったー、うちの部までクラスの子がきてくれてさー」

「その子が必死の形相だったから、そんなにひどいのかと思って慌てて来ちゃったよ・・・」

幼馴染「それはさすがに大げさだよーw」

「でも、ほんと大したことなくてよかったわ」

「そかそか!まあ大丈夫そうなら部に戻るね!またあとで!」

先生「私もちょっと、職員室に用があるからあとは適当によろしくね」


ガラガラ・・ピシャッ

267 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:10:14.75 vuMZJWI60 80/107

幼馴染「・・・・・」

「・・・・・」

幼馴染「・・・・二人きり(ボソ」

「あほかてめー」

幼馴染「えへへ・・・ほんとごめんね心配かけて」

「お前はわるくねーよ」

幼馴染「うん・・・あのとき運んでくれた男くん、すごいかっこよかった」

幼馴染「男の人って感じだった・・・・」

「別に当然のことしたまでだわ」

幼馴染「でも、すごい必死に運んできてくれた・・・」

「だまっておとなしく寝てろやばか」

幼馴染「もう・・・照れちゃってさあ・・・」

269 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:13:47.84 vuMZJWI60 81/107

幼馴染「はあー・・・でもついてないなー」

「まあ、ほんとそれは運が悪かったとしか言えねーな」

幼馴染「せめて、後夜祭は外に出たかったな・・・・」

「ああ、花火あげるからなー」

幼馴染「そうなんだよぉ・・・まあ確かに保健室の窓からでも見えるっちゃ見えるけどさあ」

「もし痛みが引いてきたら、肩かしてやるから外に出ようか」

幼馴染「えー?またお姫様抱っこじゃなきゃやーだー」

「もう右足も使えなくしてやろうか?」

幼馴染「ち、ちょっと冗談だってば!!」

273 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:16:09.24 vuMZJWI60 82/107

~そして後夜祭~

「じゃあそういうことで」

委員長「おう、あとは俺らにまかせといて自由にしてていいぞー」

「うん、ありがと!よろしくな」

(とりあえず・・・・女を探して自由にしてもいいってこと伝えないとな)

「あ、いたいた、女ー」

「あ、男くん!」

「委員長が、片づけまでの間は後夜祭自由にしてていいってさ」

「ほんと?やったー!花火みなきゃ!」

275 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:18:14.51 vuMZJWI60 83/107

「・・・・・ね、男くん」

「ん?」

「・・・もう、邪魔とか入らないから、さ、今大丈夫?」

「あ、ああ、うん」

(そういえば・・・続きは後夜祭でって・・・・)ゴクリ

「ここちょっと人多いし、花火もまだちょっと時間あるから、校舎裏行こっか」

「お、おう」


......


「わあ、ほんとこっち人いないねw」

「まあここからじゃ花火見えないし、みんな校庭出ちゃってるわな」

「うん・・・ここなら、ちょうどいいね」

278 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:20:54.80 vuMZJWI60 84/107

(つ、ついに・・・俺も告白されるときがくるのか・・・?)

「・・・で、話ってなに?」

「うん・・・えとね・・・あははなんだか恥ずかしくて笑っちゃうw」

「なんだよそれw早くしろやw」

「えへへw・・・・あのね、絶対に驚くと思うし、ちょっとひいちゃうかもしれない」

「うん・・・・」

「私ともう、友達としていられないかもしれない・・・」

「・・・うん・・・・」

「・・・それでも大丈夫・・・?」

「・・・うん、大丈夫だよ」

「ありがとう・・・・あ、一つその前に大事な質問だけ・・・いい?」

「・・・?」

282 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:22:49.59 vuMZJWI60 85/107

「あのさ・・・同性同士の恋愛ってどう思う?」

「・・・は?」

「えと、だから、女と女もしくは男と男!」

「・・・あんまり考えたことないんだけど・・・・」

「あはは・・そうだよねw」

「え、お前・・・もしかして・・・・」

「うん・・・私ね、今同性で好きな人がいるの」

「それって・・・もしかして・・・・・」

(今までの反応からするに・・・・)

「うん・・・男くんのお姉さんが・・・・好きなの・・・!!」

287 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:24:32.90 vuMZJWI60 86/107

「・・・ま、じで?」

「うん、まじで」

「・・・・はあああまじかああああ・・・・」

「ごめんなさい・・・気持ち悪いよね・・・」

「いやてか、気持ち悪いとか嫌悪感はないんだけど、正直びっくりしてる」

「そうだよね・・・」

「いつから俺の姉ちゃん好きなわけ?」

「ん、入学したときからw」

「二年以上も前かよ・・・」

「うんそうなの・・・ちょっと長くなるんだけどいい?」

「お、おう・・・話してくれ」

「ありがとうっ」

297 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:30:04.59 vuMZJWI60 87/107

「私別に、同性愛者とかじゃないの。普通に男の人と付き合ったこともあるよ」

「確かに普通に付き合ってた時あったよな」

「うんうん・・・姉さんが初めてなの、同性を好きになったのって」

「一目ぼれだったな、最初はわからなかったけどね、LOVEの意味で好きってw」

(確かに姉ちゃんは俺と違って綺麗だしモテるな・・・)

「それで、手芸部の部長っていうのもオリエンテーションで知って、それで迷わず入部して・・・」

「私、今でこそ手芸得意って言えるようになったけど、ほんとだめだめでさ」

「基本は全部、姉さんが教えてくれたの」

「・・・俺と仲良くしてたのも、姉ちゃんに近づくため?」

「・・・ごめんなさい、正直それがほとんど」

「最初は姉弟なんて知らなかったの、だって男くんの苗字って別に珍しくないし」

「でも、とあるきっかけで、ほんとうについこの間知っちゃって・・・」

「・・・だから私も、男くんに近づこうと思って実行委員に立候補したの」

303 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:33:38.49 vuMZJWI60 88/107

(・・・・はあ、そういうわけか・・・・)

「ごめんなさい・・・でも男くんのいいところも、たくさん知れた」

「姉さんとまた再会できたっていうのもすごい嬉しいけど・・」

「男くんが、こんなに頼れる人なんてしらなかった」

「別に、ほめてほしいわけじゃないよ・・・・」

「えへへ・・・」

「あ、一つ気になる事があるんだけど、昨日はなんで幼馴染とあんな気まずそうだったんだ?」

「あー・・・・男くんが美術室に行ってる間、幼馴染さんには全部話しちゃったの」

「やっぱりな・・・」

「相当びっくりしてて、幼馴染さんはてっきり私が男くんのこと好きって勘違いしてたみたいなの」

「ああ、そうなんだ・・・」

(てか俺も勘違いしてたわ・・・)

308 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:36:45.86 vuMZJWI60 89/107

「でも、幼馴染さんが姉さんを今日呼んでくれて、メル友になれたんだ!」

「そかそか、よかったな」

「・・・・・嫌じゃない?」

「え?」

「クラスメイトの、ましてや女がさ、自分の姉を好きになるなんて・・」

「・・・まあ確かににわかには信じがたいが、本気なんだろ?」

「・・・」コクリ

「俺は別に悪いことなんて思っちゃいねえよ、たまたま相手が女で俺の姉貴だっただけだよ」

「男くん・・・・」

「俺にできることがあれば、なんでも協力するよ」

「・・・・・ありがとう、男くん・・・・うぅ・・・・」

「ほら泣くなよ・・・」

「うぅ・・・ごめんなさい、ありがとう、ほんとにありがとう・・・・」

309 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:38:44.82 vuMZJWI60 90/107

~数分後~

「もう大丈夫?」

「うん、大丈夫!ありがとね」

「私はいいから・・・幼馴染さんのところにいってあげて」

「おう」

「幼馴染さんはこのこと知ってるけど、早く来ないかなって、待ってるよ!」

「・・・わかった」

「ほら、いったいった!」

「わーかったってば・・・じゃあまたあとでな」

「うん!またあとで!」

(うまくいくといいね、幼馴染さん)

311 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:40:31.64 vuMZJWI60 91/107

幼馴染「おっそいなあ・・・男くんのやつ・・・」


ガラガラッ


「幼馴染!」

幼馴染「!!男、くん・・」

「ごめんな、待たせたわ」

幼馴染「いや、別にいいの・・・・そ、それより、どうなったの?」

「ああ、それでな・・・・」


......



幼馴染「そうか・・わかってくれたんだね」

「お前こそ、ちゃんと女のこと理解してやったんだな」

幼馴染「一応ね・・・ちょっと時間がかかって、直後は少し動揺してしまったけれど・・・」

「はは、まあそうだよな」

313 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:42:19.63 vuMZJWI60 92/107

幼馴染「・・・ってちょっと、花火の時間まであとちょっとなんだけど!」

「あ、やっべほんとだ」

幼馴染「早く行かなきゃ!・・・・っ」

「あーほらばか、捕まれってば」

幼馴染「・・・・・・・お姫様だっこぉ・・・」

「・・・・・あああああもう!」


ガバッ


「ちゃんと捕まれよ」

幼馴染「わっ!・・・・えへへ、ありがとう」

316 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:44:14.45 vuMZJWI60 93/107

タッタッタッ


幼馴染「お、男くん、なんで上に向かってるの?」

「いいから捕まってろ」

幼馴染「そっちは屋上だよ?鍵閉まってるってば・・・」

「・・・・ほら」


チャリッ


幼馴染「そ、それ・・・屋上の鍵」

「まじ黙ってろよ、女からもらってきたんだから」

幼馴染「う、うん・・・・」


ガチャッ


「ほら、あいたぞ」

幼馴染「うん、もう大丈夫、あとは一人でけんけんするっ」

318 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:46:03.88 vuMZJWI60 94/107

幼馴染「わー誰もいなーい!」

「そりゃたった今俺があけたんだから誰もいねーわ」

幼馴染「そりゃそっかw」


ドンッ   ドンッ


幼馴染「わっ!花火!あがったよ男くん!」

「おー、すげーな」

幼馴染「不思議ー、去年もおととしも見たのに、毎年新鮮だよー」

幼馴染(・・・やばい、ほんとうにドキドキしてきた)

幼馴染「お、男くん・・・・」

「ん?」

幼馴染「手・・・つないでもいい?」

322 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:48:42.39 vuMZJWI60 95/107

幼馴染「わあまさかほんとにつないでくれるとはw」

「ったく・・・」

幼馴染「嬉しいくせに!」

「・・・お前普段と俺と二人きりのときと、ちょっと性格かわるよな」

幼馴染「え?気のせいだよー!ほら、みてみて星形だよ!」

「はいはい・・・」


........


幼馴染(・・・・・どうしよう、早く伝えなきゃ。。花火終わっちゃう)

幼馴染「・・・お、男くん!」

「ん?」

幼馴染「好きです!」

「え?」

幼馴染「あれ?」

325 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:52:12.84 vuMZJWI60 96/107

幼馴染「・・・・・!」

「え、えと・・・幼馴染さん・・・いきなりどうしたんでしょうか・・・」

幼馴染「ち、ちがうの!いやちがわないけどえっと・・・・」

幼馴染(どうしようなにかいわなきゃなにかいわなきゃ)

「ほら、別にあわてなくていいから」

幼馴染「う、うん・・・」

幼馴染「・・・・私は、昔から男くんがすごい好きだった」

「うん」

幼馴染「男くん以外を好きになった事はほんとにないの、だから、気持ちの伝え方とか、愛情表現とか全然わからなくて・・・」

幼馴染「少女漫画とか参考にしてみても、ちょっと恥ずかしくて・・・」

幼馴染「んで、気持ちが爆発してしまって、この間はあんな行動をとってしまって、ほんとにごめんなさい」

「うん」

(この間のっていうのは、俺を襲おうとしたときの件か)

334 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 18:56:18.62 vuMZJWI60 97/107

幼馴染「・・・あんなことがあったけど、男くんへの気持ちはだんだん増すばかりで・・・」

幼馴染「最初は女さんが男くんのこと好きって勘違いしてたから・・・」

幼馴染「取られたくないって考えでいっぱいだったのもある」

「まあそうだろなあ・・・」

幼馴染「うん・・・で、あの日曜日男くんに諭されて、もうあんなことはあれ以来してないけどさ・・」

幼馴染「でもあれでほんとに惚れ直しちゃって、もう夜も眠れなかったんだよ私」

(そこまでかよ・・・)

幼馴染「告白とか、ほんとはしたかった・・・でも、女さんへ気持ちが傾いてたらどうしようって・・・」

幼馴染「でも、昨日の夜、女さんの件がただの勘違いだってことを知れた」

「うん」

幼馴染「これで・・・ちゃんと告白、できるよ私」

「うん・・・」

幼馴染「私は・・・私は・・・」




幼馴染「男くんが、好きです!私と、付き合ってください!」

344 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:00:14.91 vuMZJWI60 98/107

「えと・・・ごめん」

幼馴染「ええええええええええ」

幼馴染「うそうそなんで?どうして?」

幼馴染「今の流れ的にOKでしょ完全に・・・・!!」

「ちょっと落ち着けよ・・・俺だって話したいことくらいあるんだよ」

幼馴染「うぅ・・・・」

「えとな・・・俺は、お前のこと、嫌いじゃない」

「多分・・・好きの部類になるんだとおもう」

「ただ、俺は人を好きになったことがないんだ、うん・・・」

「このお前への気持ちが、どういう好きなのかまだわからない」

幼馴染「・・・うん・・・・・・」

「この気持ちが、幼馴染を愛してるっていう確信的な気持ちになるまで・・・」

「もうちょっとだけ、待っててもらえないかな?」

347 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:01:53.02 vuMZJWI60 99/107

幼馴染「・・・・保留ってこと?」

「んー・・・そういうことになるのかなあ」

「多分ね、俺はお前とキスもできるしセックスもできるし」

「だから、恋愛対象としてちゃんと見れてるよほんとに」

「あと自信がないってのもあるんだよね今付き合ったところですぐ別れちゃわないかとか」

幼馴染「・・・・うん」

「俺に、時間をください」

「そしたら・・・絶対今度は、俺から告白するから・・」

幼馴染「・・・し、しょうがないなあ・・・待っててあげる」

「うん、ありがとな」

352 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:05:08.34 vuMZJWI60 100/107

幼馴染「あーでもなんか無駄にOKの自信あったんだけどなー」

「まじわりいって」

幼馴染「別に男くん悪いわけじゃないよ」

幼馴染「まあそうだよね、これから何十年と二人で生きていく間の、まだ最初の10年だよ今までなんて!」

「お、おう・・・・」

幼馴染「絶対に、私のこと、好きになってね?」

「うん」

幼馴染「うわーなんだか中途半端ー」

「だからこそ今その中途半端な気持ちで付き合いたくないんだって」

幼馴染「そういうもんですかねー?恋愛って」

「そうそうそういうもんだよ」

幼馴染「なんかうまく丸められた気がする・・・ぶぅ」

「気のせい気のせい」

356 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:07:38.02 vuMZJWI60 101/107

幼馴染「あ・・・花火終わった」

「ほんとだ・・・終わるとさみしいな」

幼馴染「うん・・・そうだねえ」

「・・・よし、片づけ手伝うかー」

幼馴染「うん!いこいこ!・・・うわっ!」

「おっと・・・ったく、てめーはほんとだめだな」

幼馴染「ごめんなさいぃ・・・」

「俺がいないと、お前はだめだな・・・」

幼馴染「え?なんて?」

「なんもいってねーよ、ほらいくぞ」

幼馴染「???」

「おいてくぞばか」

幼馴染「あ、まってよ男くん!おいてかないでおんぶしてー!」

358 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:10:44.05 vuMZJWI60 102/107

~数か月後~

幼馴染「さっむー!男くん、はやくはやく!」

「まってろって・・・地面が凍ってて滑るんだよ」

幼馴染「女さん校門で待ってるって!早く早く!」



.......



男母「はい、とるよー、はいちーず!」


カシャッ


幼馴染「おばさんちゃんととれたー?」

男母「ほらほらとれたわよーみてみる?」

幼馴染「ほんとだ!・・・・卒業アルバムの最後のページは、この写真を貼らなきゃ」

361 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:13:22.72 vuMZJWI60 103/107

男母「じゃあお母さんは先生にあいさつしてくるから、適当に待っててちょうだい」

「おう」

「はあ、ほんとに今日で最後なんだねえ」

「女は専門学校だっけ」

「うん、服飾系の学校だよ!一人暮らしだから緊張しちゃうなーw」

幼馴染「なにかあったら連絡してね?」

「もちろんだよ!」

「女ちゃーん!」

「あ、姉さん!」

「いたいたー、あ、男くん、幼馴染ちゃんも、卒業おめでとう」

幼馴染「ありがとう!」

「おう」

367 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:16:06.30 vuMZJWI60 104/107

幼馴染「二人はこれから引っ越し準備の買い出しだっけ?」

「そうなのーまだ終わってなくてさーまじ焦ってるよー・・・」

「あなたが計画的じゃないからでしょ!」

「はーい・・・」

「ほら、はやくいくわよ!」

「先車行ってて!・・・・男くん、幼馴染さん、いろいろあったけど、ほんとにありがとう」

幼馴染「こちらこそだよ!」

「頑張れよ、いろいろ」

「うん・・・連絡するから!!またね!!」


パタパタッ


幼馴染「・・・結局女さん、姉ちゃんに何も言えず仕舞いだよね」

「うん・・・でもあいつ、前よりいい笑顔してるとおもうよ」

幼馴染「うん・・・そうだねっ」

372 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:18:28.44 vuMZJWI60 105/107

男母「はいおまたせー、女ちゃんは先に帰ったのかしら?」

「姉ちゃんの車で引っ越し準備行ったよ」

男母「あらそうそう、二人はどうするの?私と一緒に帰る?」

「んー・・・」

幼馴染「もうちょっと寄り道してから帰るから大丈夫!」

男母「そう、なら先に帰るわね」

男母「男、彼氏なんだから、幼馴染ちゃんの荷物くらい持ってあげたら?」

「うるせーわい」

幼馴染「ふふっ」

377 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:20:43.48 vuMZJWI60 106/107

.......


幼馴染「よし、そろそろかえろっか」

「そうだな、先生とか友達にも一通り挨拶してきたし」

幼馴染「うん・・・・」

幼馴染「あ、そうだ、男くんみてみて!」

「ん?・・・スマホ?」

幼馴染「卒業祝いにって、パパが買ってくれたの!これで私もガラケー卒業だよ!」

「ほーよかったなー、ほしがってたしw」

幼馴染「うん!これを機に、例のデータも削除されました・・・」

「は?お前とっといてあったの?」

幼馴染「・・・うん、ちょっともったいなくて・・・照」

「ほんとかよ・・・ったく」

387 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2013/01/10 19:23:25.14 vuMZJWI60 107/107

幼馴染「連絡先は前と変わらないから、変えなくても大丈夫だよ!」

「おう、わかった」

幼馴染「はー、私も大学生かー」

「俺も大学生っちゃ大学生だけど、お互い別に実家からは離れないしな女と違って」

幼馴染「まあね!いつまでも一緒だよ?」

「その言い方ちょっと怖いから・・・・」

幼馴染「もう・・・・」

幼馴染「今度はこのスマホで、堂々と男くんの笑顔を撮っていくから!」

「おう、ぜひそうしてくれ」

幼馴染「・・・男くん、これからもずっと好き!」

「うん・・・俺も幼馴染が好きだよ」





おわぴ

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