ドラキー「え? 何言ってんの?お前俺より弱いじゃん」
スライム「何を言っているんだお前は?頭でも打ったのか?」
ドラキー「いや・・・どう考えてもお前が最弱だろ・・・」
元スレ
スライム「俺より強い奴に会いに行く」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1255785943/
スライム「落ち着けドラキー・・・冷静に考えろ・・・・」
ドラキー「俺はいたって冷静だ!! おかしいのはお前だろ」
スライム「どう考えれば俺が最弱という答えに達するんだ?」
ドラキー「どうって・・・見た目からして弱そうじゃん・・・」
スライム「それはお前も同じだろ?しかし俺は一度もお前が弱いと思った事は無い」
ドラキー「それはありがたいが・・・だからといって強いと思うのはおかしいだろ」
スライム「ドラキ―・・・ここが何処だか行ってみろ」
ドラキー「ここはアリアハン周辺・・・勇者が居るとされる場所だ」
スライム「そうゆう事だ・・・じゃあ行くぞ!!強い奴を探しに!!」
ドラキー「ちょっと待てよ! 答えになってないぞ!!」
スライム「・・・・・ふぅ・・・ 俺達の目的はなんだ?勇者を倒すことだろ?」
※ 本当はドラクエⅢにドラキーは出てこないけどカラスの代わりとでも思ってね!!
ドラキー「まあ・・一番の目的はそれだな」
スライム「じゃあ答えは出ているはずだ・・・」
ドラキー「訳わかんねぇよ・・・・」
スライム「言ってみればここは戦いの最前線・・・魔王軍vs勇者の最重要地点!!」
ドラキー「あ・・・ああ」
スライム「もしお前が魔王ならこの場所にどんな戦力を送り込む?」
ドラキー「そうだな・・勇者を確実に倒すためにも最強のモンスターを・・・」
ドラキー「・・・!!!!!!!!! まさか!!!!」
スライム「そう・・・それが俺達だ・・・・・」
スライム「さらに出現確率では俺のほうが上!!すなわち俺のほうがお前より強い」
ドラキー「夜は俺のほうが上だが基本的に町の中で時間は進まない・・・」
スライム「これが事実だ・・・理解できたか?」
ドラキー「ああ・・・しかし俺が魔王軍のNo2だったなんて・・・」
スライム「自分自身を理解するってのは意外と難しいんだ・・気にするな」
ドラキー「あ・・ああ・・ しかしそう考えると力がわいてきたよ!!」
スライム「ふっ・・・可愛い奴だ・・それじゃあNo2としての威厳が足りないぜ」
ドラキー「悪い悪いwwところで強い奴に会いに行くって何処に行くんだ?」
スライム「魔王様の城に行くつもりだ・・・・・」
ドラキー「クレイジーな野郎だぜ・・・敵が居ないからと言って魔王様に挑もうなんて・・・」
スライム「何を勘違いしているんだ? それだからお前はNo2止まりなんだよ・・」
ドラキー「魔王様に挑むんじゃ無いのか? 最強の男と言えば魔王様だろ?」
スライム「あの方はあくまでも王だ、人間と王と同じく指示を出す側の存在・・・」
ドラキー「そうか!・・・たしかに人間の王は自ら戦わず勇者を戦わそうとしている」
スライム「王に必要なのはカリスマだ・・残念ながら俺には無いがな・・」
ドラキー「確かにお前の姿、形からは威厳を一切感じない・・・」
スライム「あるのは他の追随を許さぬ強さのみ・・・・か・・・」
ドラキー「しかし無駄のないフォルムだ・・不必要なものなど一切ない・・」
スライム「止めろよ・・・向こうに居るいっかくうさぎが嫉妬している・・・」
ドラキー「美しくすらある・・・これが戦う者の体」
スライム「そうゆうお前だってななかなかのもんだぜ」
ドラキー「嬉しい事言ってくれるじゃないのww さて無駄話は止めにして・・」
スライム「そろそろ行くとするか・・・魔王城へ・・・」
ドラキー「で、そこで誰と戦うんだい? 魔王様も一応強い側近は残してるだろうし
そいつらなら俺達を楽しませてくれそうだな!」
スライム「まあ行ってからのお楽しみってところだな・・・・」
ドラキー「じゃあルーラで魔王城までひとっ飛びするか・・・・はっ!!!」
スライム「どうかしたのか?ドラキー」
ドラキー「俺達ルーラが使えないじゃないか!!ってか魔法が一切使えない!!」
スライム「・・・・・・・・・・・・・・・」
ドラキー「そんな・・・魔法を使えないなんて・・・これじゃあ最強じゃない・・」
スライム「ふふふふ・・・・・ははははははははは!!!!!!」
ドラキー「何を笑っているんだスライム!!これは重大な事実だぞ!!」
スライム「ふふふwwすまないw まさかお前がそこまでの男だったとはな」
ドラキー「どうゆう事だよ!! 訳が解らないぞ!!!」
スライム「かくも弱き人間どもがここまで繁栄してきたのはなぜだと思う?」
ドラキー「それは知恵を振り絞り武器などあらゆるものを作り出しきたからだ」
スライム「そう・・・弱者どもは知恵に頼り生きてきた・・・弱さを隠すために」
スライム「そしてついには魔法にまで頼り始めた・・・・」
ドラキー「・・・・・・・・・・」
スライム「やつらは全てに頼った・・・その弱さを隠し補うために・・・」
ドラキー「では俺達が魔法を使えないのは・・・・」
スライム「神は強者にそんなものは必要無いと思われたのだろう・・・」
ドラキー「なぜ・・なぜ今まで気づかなかったんだ・・俺は・・・」
スライム「もちろん真の強者は知恵も持ち合わせているからな・・このような
真理にもすぐに気付くのだよ・・・・」
ドラキー「所詮俺は2流・・・No2止まりってわけか・・・・」
スライム「そう気を落とすな・・・それが”普通”なんだ・・・じゃあ俺は行くぜ
」
ドラキー「行くって・・・歩いて行くのか!?」
スライム「ああ・・・・おまえはどうする? 一緒に行くか?」
ドラキー「一緒に行かせてくれ!!お前から学びたい事が山ほどあるんだ!!」
ドラキー「それに俺は飛べるからこの島から出るのも簡単だぜ!!」
スライム「神が与えた大空への逃げ道か・・・俺には必要ないな・・」
ドラキー「!!!! ・・・これも俺の弱さゆえの翼か・・・千切りたくなって来たぜ」
スライム「まあそう言うなよ・・今は利用させてもらうさ・・・」
ドラキー「お前ほどの男の役に立てるのならば翼も大喜び・・・かな・・・」
バッサバッサ バッサバッサ 。。。。 .......
スライム「下の世界か・・・暗いな・・・ずっと夜とは魔王様もいい趣味をしている」
ドラキー「もうへとへとだぜ・・・どこかで休もう・・・」
スライム「たった195時間飛んだだけでもう限界か? 軽い俺を乗せてるだけなのに・・・」
ドラキー「お前とは違うんだよ・・・俺はそこまで凄くない」
スライム「ん?城が見えてきたぞ。もう少しだけ頑張れ」
ドラキー「着いたぜ・・・魔王様の城に・・・・」
スライム「警備が一人もいないな・・・・・」
ドラキー「どう言う事だ? 攻めてくれと言っているようなものじゃないか」
スライム「俺たちなら確実に勇者を葬れる・・魔王様もそう思われたのだろう」
ドラキー「確かに・・・そう考えれば警備など必要ないな」
ドラキー「それにしてもでかい城だ・・・」
スライム「体がでかいだけの奴が多いからな・・・あっちを見てみろ」
ドラゴン「ナンノナアイツラ?」 トロルキング「イミフメイナンデスケド」
アークマージ「タシカアイツイチバンヨワイヤツジャ?」 ソードイド「カオダケジシンマンマンダネ」
ドラキー「迫力満点な奴らだな・・・・・」
スライム「戦いが怖いから相手を脅して逃げさせよう・・・そんな考えが
滲みだしたかのような姿形だな・・・・」
ドラキー「そうか・・・あれはあくまでも脅し・・・」
スライム「その程度の奴らと言う事だ・・・先へ行くぞ」
ドラキー「ふっ・・・どうやら僕達が怖くて近づけないようだな」
ドラゴン「アノサイズハナイワー」 トロルキング「チカヅイタラフンジャウヨネ」
ドラキー「こ・・・ここは!!!!」
スライム「魔王様の居らっしゃる部屋だ・・・暗くてお姿は確認できないがな」
ボウッ ボウッ ボウッ ボウッ ボウッ ボウッ
ドラキー「なんだ!?急に明かりが!!」
スライム「ふっ・・・現れたようだな・・・魔王護衛隊が・・」
キングヒドラ「なんだきさまは!!」
バラモスブロス「チビ二匹が何のようだ!!」
バラモスゾンビ「食べちゃうぞこら!!」
スライム「ふっ・・落ちつけよお前ら・・・叫ばなきゃあならない距離じゃないだろ?」
キングヒドラ「きさまここに何をしに来た!!言ってみろ」
スライム「ずいぶんと顔の多い野郎だ・・・一つじゃ足りないのか?
まあ俺を倒すには100個あっても足りないがな」
キングヒドラ「なんだと・・きさま殺してやる!!!」
バラモスブロス「止めろ!!こんな雑魚を相手にするな!!」
スライム「ふっ・・今度は我が軍の大臣的ポジションの威を借りるキツネか・・・・」
バラモスブロス「な・・・きさま今なんと言った!!!」
バラモスゾンビ「てめぇ!!ゆるさねぇゾ!!!」
スライム「なんだ?骨は土に埋まってるのが道理だろ?何偉そうに立ってるんだ?」
キングヒドラ「きさま・・さっきから偉そうに!!!!」
???「やめんか貴様ら・・・」
スライム「魔王様・・・失礼いたしました・・・こいつらがなんの連絡も無しに突然現れて・・」
ゾーマ「かまわん・・・して何の用だ?何かあって来たのだろう?」
スライム「はい、 私本日は魔王様の護衛として働きたくてここまで来た次第であります」
ゾーマ「残念だが護衛はこいつらで間に合っている・・・」
スライム「彼らには他の仕事に就いてもらいたいのですが・・・」
バラモスブロス「きさま・・・めちゃくちゃ言いやがって!!ぶっ殺してやる!!」
スライム「品性の欠片もないようだな・・・魔王様、このような者を側に
おいて居てよいのですか? 魔王様の護衛としては失格だと思いますが」
ゾーマ「確かに・・・お前らは五月蠅すぎるな・・・」
バラモスブロス「そんな・・・大切なのは強さでしょう!!」
スライム「私ならば魔王様の気分を害することなくお守りさせていただきます
もちろんこのような野蛮なものと違い真の強さを持ってして・・ね」
ゾーマ「うむ・・気に入ったぞ!! してこいつらにしてほしい仕事とは?」
スライム「アリアハン周辺の警備です、彼らの言う自慢の強さを
勇者に見せつけていただきましょう」
ゾーマ「お主の意見に従うのも悪くは無いだろう・・・聞いたか貴様ら!!
今すぐアリアハン周辺に行くのだ!!」
3匹「は・・はい!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダ.........
ゾーマ「さて図体のでかい馬鹿どもが居なくなった事だしそろそろ姿を見せてもらおうか」
スライム「いくぞドラキー 魔王様の前で失礼の無いようにな」
ゾーマ「近くに来い・・でないと見えな・・・・!!!!!!!」
スライム「どうかしましたか?魔王様?」
ゾーマ「(え?何? 凄い小さい!!渋い声と全然あって無い!!!あと凄い可愛い!!)」
ドラキー「まさか私の醜い羽が気に障られましたか!!では今すぐにでも!!」
グググググ
ゾーマ「いや・・違うんだ・・そのような事は気にしなくてよい・・」
ゾーマ「(どしよう・・凄い弱そうな奴護衛にしちゃった・・・)」
スライム「では私はこの部屋を警備しておきますので魔王様はお休みください」
ゾーマ「そ・・そうか?・・・・・・ちゃんとやるんだぞ・・・・ちゃんとだぞ」
スライム「ドラキー・・階段の近くを警備するぞ」
スタスタスタ
ドラキー「ふぅ・・それにしてもまさか魔王様の護衛になるつもりだったとはな
お前強い奴に会いに来たんじゃないのか?」
スライム「よくよく考えてみたんだが魔物の中には俺より強い奴が居ないんだよ」
ドラキー「たしかに・・常識的に考えてお前より強い奴は居ないな」
スライム「そこで重要なのが勇者・・奴の存在・・・」
ドラキー「勇者? 奴と戦うならアリアハンに居たほうが・・・」
スライム「知っているか? 勇者は魔物を倒す事によって成長するんだ・・」
ドラキー「なん・・・だと・・・・・」
スライム「したがって奴は俺以外の雑魚を倒して強くなりながらここに来る」
ドラキー「そんな・・・上手くいくのかよ?」
スライム「いくさ・・・さっき送り込んだ3匹なんか絶好のカモだろう」
ドラキー「お前・・・そこまで計算して・・・・」
スライム「俺は戦いたいんだ・・俺の命を奪えるような強者と・・」
ドラキー「だからといって仲間を売るなんて・・それに魔王様に危険が及ぶかも」
スライム「俺には器用な生き方なんて出来ないんだよ・・こんな生き方しか・・」
ドラキー「神が唯一犯した罪・・それはお前を生みだした事なのかもな・・・」
3日後
アークマージ「魔王様~ 勇者が死にましたよ~ バラモスブロスがやったみたいです」
ゾーマ「本当か!? ・・・ハハハハハ これで永遠に人が苦しむ姿を見られる!!」
スライム「・・・・・・・・・・・・・」
ドラキー「そんな・・・嘘だろ・・・・・」
スライム「魔王様・・外の風を浴びてきてもよろしいでしょうか?」
ゾーマ「ああ、構わんぞ お前たちの仕事は終わったようなものだからな
好きにしてくれていいぞw 何ならわしの膝の上に・・・・」
スライム「では 失礼いたします」
ドラキー「スライム・・・・・」
スタスタスタ
ゾーマ「あ・・・・・・・・行っちゃった・・・」
ヒュォォォォォォォォォォォォォ
スライム「いい風だ・・・・」
ドラキー「・・・・・・・・お前・・・泣いてるのか?・・」
スライム「・・・・・・・・・・・悲しいな・・・」
スライム「強いとはこれほどにまで悲しい事なのか・・・・」
スライム「俺は誰と戦えば良い!?この力を誰にぶつければ良い!?」
ドラキー「スライム・・・・・」
スライム「くそぉ!!くそぉ!!くそぉ・・・・・ちくしょう・・・・」
ドラキー「なぜ神は我々を作った・・・戦うだけの生き物である魔物を・・」
スライム「神よ!!私は頂点に立った!!天下無双になったぞ!!
だが・・・だがそこには何もなかったぞ!!!!」
スライム「あなたは一体何のために私を強くしたのだ・・・・・」
ドラキー「こんな・・・こんな事が許されようか・・・」
スライム「あなたにほんの少しでも優しさがあるならば私に越えるべき壁をください・・・」
ドラキー「壁か・・・俺の目の前にはあまりにも大きすぎる壁があるがな・・・」
スライム「・・・・・・」 キッ
ドラキー「!!!! すまない・・・お前の気持ちも考えずに妙な事を言って・・・」
スライム「・・・・いいんだ・・・・・・俺のほうこそ神経質になりすぎた・・」
ドラキー「スライム・・・」
スライム「お返しに俺の胸を貸してやろう、ここまで一緒に来てくれた礼も兼ねてな」
ドラキー「それってどう言う事だよ?・・・・まさか・・・・」
スライム「こいよ・・・高みに近づく喜びを味あわせてやる・・・」
ドラキー「俺じゃあお前の相手なんて・・・」
スライム「安心しな・・本気はださねぇよ・・・ただしお前は全力で来いよ」
ドラキー「そうだな・・・そろそろ思いっきり戦ってみたかっんだよ・・」
スライム「来な・・・頂点の輝きを見せてやるよ!!!」
ドラキー「いくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!スライムゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
シュバァァァァァァァァァァァンンンンンンン!!!!!!!
スライム「ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!」 バタン
ドラキー「え?・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ドラキー「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで?・・」
ドタドタ
ゾーマ「スライムは何処に行ったんだ・・・・・」
ドラキー「ま・・魔王様!!!相棒が!!相棒が何かすんなりと死にました!!」
ゾーマ「・・・てめぇぇぇぇぇぇぇ!!!!スライムちゃんに何してんじゃこらぁぁぁ!!!」
ドラキー「え!?なんで怒ってんの!? 勝者は正義じゃないの!!!!」
ゾーマ「死に晒せェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」
ズドォォォォォォォン!!! プチッ
ドラキー「・・・・・・・・・・・・」 ペラーン
ゾーマ「・・・・はっ!!!しまった!!こいつも可愛かったのに殺しちゃった!!」
ゾーマ「やっぱり強さは何も生み出さないっぽいね・・・・・」
おわり

