梓「えっと…私はぶっかけがいいです!!!」
梓「おっきくて温かいの!」
澪「えっ///!!」
紬「あ、梓ちゃん…」
梓「えへへ、実は私ぶっかけ好きなんですよ」
唯「ちょ、ちょっとあずにゃん…」
梓「私がおっきいの好きなの意外ですか?中くらいだと物足りないんですよ~」
律「…(あちゃーわかってないな梓の奴…)」
店員「…」テキパキ
梓「わぁ~ぶっかけまだかなぁ~ぶっかけ!ぶっかけ!」ぴょんぴょん
紬「梓ちゃんいい笑顔だわ…」
店員「…」パシャ
梓「ぶっかけた!!」
澪「…///」
元スレ
梓「ぶっかけ!!」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298075960/
店員「はいおまち~」コトッ
梓「うわぁ!ぶっかけだぁ!おっきくてシコシコしてておいしそう!」
律「おい…梓…」
梓「律先輩は何にするんですか!?」
律「えっ?」
梓「次、律先輩ですよ?せっかくだから一緒にぶっかけにしましょうよ!!」
律「えぇっ!?」
唯「な、なんであずにゃんこんなにテンション高い…の?」
梓「ぶっかけが大好きだからです!!」
澪「///!!」
律「えっと…私はしょうゆの中で…」
店員「はい」
梓「えぇ!律先輩ぶっかけ嫌なんですか!?」
律「べ、別に嫌とかじゃなくて…さ」
梓「私、律先輩とぶっかけが良かったのに~」
唯「なんか今日のあずにゃん駄々っ子だね…」
紬「そうね…」
律「いや…私はしょうゆでいいよ…ごめんな」
梓「まぁいいんですけどね。律先輩はそのままの味が好きなんですね」
律「あぁ…そうだな、生醤油はうどん本来の味が…」
梓「本来の味…そのまま…生醤油…」
梓「つまり律先輩はそのままの生が好きなんですね!!」
律「えっ!?」
澪「///!!」
梓「へぇ~律先輩はいつも生なんですか?」
律「おい梓!その質問は色々間違えてるぞ!!」
梓「はい?」
澪「まぁまぁ…律…ここは抑えて…」
律「わ、わかったよ…」
紬「次は私か…何にしよう…?」
梓「ムギ先輩はこういう所初めてですか!?」
紬「えぇ」
梓「じゃあ!ぶっかけ初体験ですね!!」
紬「えぇ!?」
澪「///!」
唯「既にムギちゃんの注文決まっちゃってる!?」
梓「すいません!ムギ先輩も温かいのぶっかけてください!!いいですよね!ムギ先輩!!」
紬「えっ…あの…」
梓「いやぁムギ先輩はラッキーですよ!私みたいな通に初めてを導いてもらって!」
紬「あ、ありがとう…梓ちゃん」
梓「私なんか色々試してぶっかけの良さに気がついたんですから!」
紬「そ、そうなの…」
店員「あの~大きさは?」
梓「ムギ先輩は初体験なので小さいのにしますか?初めてだと、おっきいのは入りきらないですから」
紬「そ、それでいいわ…」
梓「ムギ先輩に小さいのぶっかけてあげてください!」
店員「はい」
梓「見てくださいムギ先輩!ムギ先輩のにぶっかけられますよっ!ほらっ!ぶっかかった!!」
紬「す、凄いわね…」
澪「///」
梓「次は澪先輩ですね!」
澪「わ、私は違うのにするからな!」
唯「おぉ、澪ちゃん先制攻撃だ」
梓「がーん!澪先輩も一緒にぶっかけが良かったのに…」
律「凄い凹みようだな」
梓「うぅ…ぶっかけ…澪先輩と…ぶっかけ…ヒック…」
唯「あずにゃんが泣くなんて、最後の学園祭も泣かなかったのに…」
紬「なんだかちょっぴり可哀想ね」
律「あぁ、ほんのちょっぴりだけどな」
梓「うぅ…ヒグッ…ぶっかけ…澪先輩も…ぶっかけ…」
律「澪、頼んでやれば?」
澪「わ、私はそんなの言えないよっ///!!」
梓「仕方ないです…澪先輩がぶっかけられるの嫌ならしょうがないです…ぐすっ…」
澪「…」
店員「あの~注文を…」
澪「あ、普通の中でいいです」
店員「はい」
澪「あっ、あとトッピングで温玉を」
梓「!!」
唯「はっ!澪ちゃん!それは!」
律「いかんぞ!澪ッ!」
澪「えっ?」
梓「澪先輩!」
澪「はいっ!?」
梓「温玉!つまり温かい玉が好きなんですか!!」
澪「えぇっ///!?」
梓「実は私もぶっかけにハマるまでは温かい玉好きだったんですよ」
律「なぜ妙な言い方するんだ!梓あああ!」
梓「ところで澪先輩はどうやって食べるんですか?」
律「聞いちゃいねぇ…」
澪「食べ方って…普通にかき混ぜてだけど」
梓「えぇ!!」
澪「えっ!?ダメなのか!?」
梓「ダメに決まってますです!あれは口の中に玉をそのまま入れて崩さないようにレロレロするもんなんですよっ!!」
澪「そうなのかッ///!」
唯「澪ちゃん!騙されないでッ!」
紬「あ、梓ちゃん…」
梓「温玉、つまり温かい玉をレロレロしてると玉と白濁した物とに分かれるじゃないですか、こうレロレロレロレロとすると」
律「せめて黄身と白身と言えよ…」
梓「その白濁した物を舌先でレロレロと味わうのがたまらないんですよね!」
紬「もうわかったわ…」
澪「聞きたくない…聞きたくない…」
唯「澪ちゃん…他のに変えてもらえば?」
澪「!!」
澪「あの!まだ注文変えられますか?」
店員「まだ作ってないから大丈夫ですよ」
律「良かったな!澪!」
紬「澪ちゃん良かったわね!」
澪「うぅ…みんな…ありがとう…ありがとう…」
梓「レロレロレロレロレロ…」
店員「それではどれにしますか?」
澪「えっと…じゃあカレーセットで」
律「おぉ、無難だな」
紬「これなら!」
唯「きっと大丈夫!!」
梓「…」
梓「澪先輩はカレーセットかぁ…」
梓「…」
梓「…」
梓「なんかウンコしたくなってきたです」
澪「うわあああああんんん!!」
律「澪おおおおォォォォォ!!」
梓「最後は唯先輩ですねっ!一緒にぶっかけにしましょう!!」
唯「…」
唯「ふふふ…」
律「ん?」
紬「…唯ちゃん?」
澪「なんだ一体…唯の不敵な笑みは…?」
梓「な、なにがおかしいんですか唯先輩!?」
唯「ぶっかけ、ぶっかけと、はしゃいでるあずにゃんを見て笑ってるんだよ…ふふふ」
梓「な!ぶっかけのどこがおかしいんですか!!」
唯「いや、別にぶっかけはおかしく無いよ、あずにゃん」
梓「じゃあ一体!?」
梓「何がおかしいって言うんですか!唯先輩!!」
唯「ふふふ…」
律「なんなんだこの展開は…?」
紬「何が起きると言うの…?」
唯「さっきあずにゃんはこう言ったね?」
唯「『私みたいな通に』って…ふふふ」
梓「た、たしかに言いましたよ!私は週に一回は来てますから!」
唯「ふふふ…週一で通気取り…ぶっかけで喜ぶ訳だ…ふふふ」
梓「ぐっ!」
店員「あの…注文…」
梓「ぶっかけは究極のメニューなんです!!これに勝てるメニューは無いはずなんです!!」
唯「…くっ」
唯「くくく…」
唯「ぶあーーーはっは!!ぶっかけで究極とは!!片腹痛いわ!!」
梓「ぐぐぐ…じゃあどれが一番だって言うんですか!唯先輩!!」
律「…」
律「なぁ…」
澪「ん?」
紬「どうしたのりっちゃん?」
律「先…食べてようか…」
澪「…あぁ」
紬「そうね…」
唯「ふふふ…それなら教えてあげるよ…あずにゃん」
梓「ぶっかけに勝るメニュー…それは一体!?」
唯「あずにゃん…あれを見てごらん!!」
梓「!?」
『どうしてかけ小が105円なのにわかめうどんが294円なの?』
梓「はっ!?まさか!!」
唯「くくく…ようやく気がついたようだね、あずにゃん!!」
紬「私こういう所でうどん食べるの夢だったの~」
律「良かったなムギ、もぐもぐ…うん、やっぱりうどん旨いな!」
澪「カレーうどんじゃなく、別にカレー食べるのもおいしいな、もぐもぐ」
梓「た、たしかにかけ小はリーズナブル!しかしボリュームが圧倒的に足りないはず!!」
唯「くくく…ご主人、かけ小を」
店員「は、はい…」
唯「たしかにこのままならボリュームは足りない…しかしっ!!」
梓「ま、まさか!!」
唯「見よ!あずにゃん!この天高くそびえ立つ天かすを!!これで105円!!」
梓「な!なんて迷惑な事を!!しかしっ!まるで二郎ラーメンのような天かす盛り!!わ、私のぶっかけが霞んで見えるッ!!」
唯「そしてさらにッ!生姜も全てぶちこむっ!!これも無料ッ!!」
梓「こ、これはッ!!無料と105円の夢のコラボレーション!!」
律「澪のうまそうだな。ちょっと澪の食わせてくれよ」
澪「えっ、ちょっとだけだぞ…///」
紬「私も混ぜて~」
キャッキャウフフ
唯「ふふふ…どうだい、あずにゃん。105円がこんなに素晴らしいメニューに早変わりさ」
梓「ぐぐぐ…し、しかし…まだぶっかけにはツルツルシコシコが…」
唯「ふふふ…あずにゃんにはかけ小の素晴らしさを更に見せつけるしかないみたいだね…」
唯「ご主人、かけ小を」
店員「…はい」
梓「もう一杯頼んで…一体?」
唯「ふふふ…取り皿に給水機で水を溜めて…」
梓「ま、まさか…それはダメだ!唯先輩!!」
唯「こうだああああ!!!」
梓「かけ小を給水機の水で洗ったああああ!!!」
バアアアアーーーーン!!!
唯「ひと洗いでツルシコかけ小の出来上がりだああああ!!!」
梓「給水機周りのびしゃびしゃ!周りの目を気にしない圧倒的無神経!!これぞ唯先輩の真骨頂!!!正に!マジキチの所業だああああ!!!」
唯「ふふふ…これでジャスト105円、あずにゃん…悪夢(夢)は見れたかい?」
梓「か、勝てるわけない…私には…」ガクッ
梓「うぅ…私の負けです…」
唯「…」スッ
梓「唯…先輩?」
唯「あずにゃん、もう一ついいこと教えてあげるよ」
梓「…?」
唯「うどんは主食だよ!」
梓「!」
梓「はい!唯先輩!!」抱きっ
唯「もうあずにゃんったらぁ~じゃあ一緒に食べようか!」
梓「はいっ!!」
律「ごちそうさま~」
澪「ごちそうさまです」
紬「おいしかったです~」
後日
梓「あっ!帰りにうどん食べませんか?」
紬「いいわね~」
律「たしかに練習沢山してお腹すいたしな」
唯「そうだねっ!」
澪「お前らはお菓子ばっか食べてただろ!!」
唯「うどんは別腹!!」フンスッ
梓「あはは」
律「おっ、着いたな、じゃあ入ろうか」
紬「あら?入り口に何か書いてあるわよ?」
『桜高の生徒はマナーが悪いと他のお客様から苦情が来たため入店お断り』
紬「…」
律「…」
澪「…」
唯「もうっ!誰だろマナー違反はっ!!」プンスカ
梓「許せませんですっ!!」プンスコ
澪「お前らのせいだっ!!」ポカっ
唯梓「ふえええぇぇ~???」
おしまい



どうでもいいが、ぶっかけうどんは美味いな。