1 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:16:49 HfjUT5Eio

節分もう終わっちまうけどな


青年「いきなり図々しいなお前、ほらお茶」

「まあ鬼だしな、サンキュー」

青年「……それ飲んだら帰ってくれ」

「いや呼んでおいてそれは無いだろ。まだ来て二分も経ってねえよ」

青年「間違えたんだよ。福は内って言いたかったんだよ俺は」

「まあそうだろうな。節分だし」

青年「だから帰ってくれ」

「でもそれってお前のミスじゃん」

青年「それは謝るから帰ってくれ」

「どうしても俺を帰らせたいようだな」

青年「鬼に居てほしいと思う人間なんていねえだろ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328275009(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

元スレ
青年「間違えて鬼は内って言ったらマジで鬼が来た」鬼「とりあえずお茶出せ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1328275009/

2 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:22:53 HfjUT5Eio

「残念だけど節分が終わるまでは帰らないぜ」

青年「お前ふざけんなよ」

「まあこうなったのも何かの縁だろうし」

青年「縁もクソもねえよ。しいて言えば俺のミスだよ……ちくしょう、なんで鬼は内なんて言っちまったんだ……ついてねえ」

「別にお前に危害を加えたりはしないし節分終わったら出てくからそれまで我慢してくれ」

青年「嫌だよ。虎パン一丁の真っ赤な野郎が自宅にいるという状況ががどれだけ不気味かお前わかってるのか?」

「あー、お前もしかして虎とか苦手だった? それとも赤色が嫌いとか?」

青年「そこに嫌悪感を抱いてるわけじゃねえよ。全部ひっくるめたこの状況が嫌なんだよ馬鹿」

3 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:25:12 HfjUT5Eio

青年「マジで帰ってくれ」

「お前さっきからそれしか言ってないな」

青年「それほど切実にお帰り願ってるってことだよわかれよ」

「まあまあそう急ぐなよ。ちょっと俺の話を聞いてくれ」

青年「それ聞いたら帰ってくれるか?」

「ほんと切実だな」

4 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:30:02 HfjUT5Eio

「いいよ、一通り話したら帰るよ。どうせ長居するつもりはないしな」

青年「まじかよ。言ってみるもんだな」

「話ってのは他でもない節分のことについてだ」

青年「節分がどうして始まったのかとかそういうことを聞かれても俺は知らんぞ」

「ちげーよそんなこと聞くかよ。人に聞く前にググるわ」

青年「鬼もネット使えんのか」

「舐めんな俺んち光回線だぞ」

青年「最近の鬼はやたらハイテクだなおい。外見と合ってねえよ」

「ほっとけ」

6 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:33:55 HfjUT5Eio

「聞きたいんだけどさ、お前らって節分には豆投げるじゃん?」

青年「おう、かくいう俺もさっきまで投げてたしな。お前のせいで止めざるを得なくなったが」

「お前根に持つタイプだな、女々しいぞ」

青年「よく言われる」

「まあそれは置いといて。豆投げながら『鬼は外』って言うじゃん」

青年「言うよ」

「鬼の面を被ったやつに豆ぶつけたりもするわけじゃん」

青年「そうだな」

「お前ら鬼嫌いなの?」

青年「ちょっと待って、まさかそれが聞きたかっただけ?」

7 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:39:17 HfjUT5Eio

「嫌いなのか聞きたいって言うか、俺らがなんかしたか? って言いたいんだよね」

青年「現在進行形で自宅に居座られてるが」

「もうそういうのいいからそれを抜きにして考えてみろよ。お前鬼に何かされたことあるか?」

青年「無い。というか鬼自体今日はじめて見たわ」

「だろ? それなのにお前らは俺らに憎悪をこめて豆を投げてくるよな。殺さんばかりの勢いでさ」

青年「いや、そこまでしてねえよ」

「俺らからしたらそう見えるんだよ。日本中の人間が一致団結して総攻撃してくるんだぞ」

青年「なるほど鬼からはそう見えるのか。でも豆だろ?」

「軽く言ってくれるな。俺らにとっての煎り豆はお前らにとっての手榴弾と同じくらい危険なんだぞ」

青年「それはヤバすぎるだろ」

9 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:42:56 HfjUT5Eio

ミスった

「煎り豆ってのは俺らにとっては大量破壊兵器なんだよ。それをわかってんのか」

青年「知るか。習慣だからやってるだけだよ」

「習慣だからって何もしてない無害な相手に攻撃を仕掛けるのか」

青年「そう言われても困るんだが……堪えろよ、鬼だろ」

「堪えきれないレベルになってるからこうやって愚痴ってんだろ、泣きたくなるわ」

青年「これがほんとの鬼の目にも涙か」

「笑えねえよ」

10 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:49:31 HfjUT5Eio

「俺ら鬼たちは毎年節分が近づくたびに死の覚悟をしなきゃいけないんだよ」

青年「そうかそれは気の毒だな」

「他人事だな」

青年「まあ実際他人事だしな」

「冷てえなあ、都会人は」

青年「都会に限ったことじゃねえだろ……でだ、結局何が言いたいんだ?」

「お前らもっと鬼に優しくしてください、マジで頼む。土下座してもいい」

青年「……切実だな」

11 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:54:45 HfjUT5Eio

「ホント頼むよ。豆撒かれるとヤバいんだって」

青年「ずいぶん必死だな」

「必死にもなるわ。毎年死者が出てるんだぞ」

青年「えっ」

「去年は『ちょっと畑の様子を見てくる』って言って出て行った隣の爺さんが子供の豆撒きの餌食になって帰らぬ鬼になったんだ」

青年「災害と扱いが同じなのかよ」

「二年前は節分を舐めてかかった若者が翌日無残な姿で……」

青年「豆撒きで無残な姿ってどういうことだよ」

「パンツ一丁だったんだ……」

青年「鏡見ろよ」

12 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 22:58:47 HfjUT5Eio

青年「最近は豆撒くやつらも減ってると思うんだけどな」

「これでかよ。今も外では豆が飛び交ってるぜ」

青年「ほら、知ってるかどうかわかんねーけどあるじゃん、あれ。恵方巻き」

「ああ、あれか」

青年「撒いた豆の片づけが面倒だから恵方巻きで済ませるってやつらも最近は増えてきてるぜ」

「あれはマジでありがたい……救世主だよほんと。もう日本全国そうなってくんねーかな」

青年「恵方巻きも食うけど豆も撒くって奴もいるな」

「あ、それは止めて。豆撒くなら敵だわ」

13 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:05:34 HfjUT5Eio

「もう俺の中では豆好き=敵という図式が成り立ってるんだよね」

青年「鳩すらも敵か」

「当たり前だ。豆がほしいかそらやるぞとかアホか。豆なんか欲しがってんじゃねーよ羽むしるぞ」

青年「あ、聞きたいんだけどあれはどうなのよ?」

「あれってどれだよ」

青年「落ちた豆がもったいないとか言ってラップとかに包んで投げるやつとかいるけど」

「あー、あれな。直接触れないなら大丈夫だからあれはいい」

青年「へえ。そうなのか」

「ああいうやつらは何のために豆投げてんのかしらねーだろ。わざわざ無力化してから投げてどうすんだよ」

青年「もったいないからやってんだろ……でもお前らからすればありがたいんだろ?」

「ああ。無知が相手で命拾いしたぜ」

14 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:11:06 HfjUT5Eio

「あ、それとついでに言っておきたいんだけど。鰯はあまり効かないからな」

青年「は? イワシ?」

「そういえばこの家には無いな。ヒイラギに鰯の頭ぶっさしておくと鬼が寄ってこないとか聞いたことないか?」

青年「あるかもしれない」

「とりあえずそういうのがあんだよ。でもあれはあまり意味が無い」

青年「どうしてだよ」

「最近はふつうに鰯が好きな鬼とかもいるんだよね。鰯嫌いが淘汰されてそうなっちゃったのかも知れないわ」

青年「ゴキブリが殺虫剤で殺されまくったあげく薬品耐性つけるのに似てるな」

「ゴキブリと比較すんな泣くぞ」

15 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:17:47 HfjUT5Eio

青年「とにかく節分がお前らにとって死活問題だというのはわかった」

「わかってくれたか、なら来年から撒くのはやめてくれ」

青年「もったいねえし歳の数だけ食べることにするわ」

「ありがてえありがてえ」

青年「しかし鬼は内ってデフォで言う地域もあった気がするんだよなあ……」

「あー。あるぞ」

青年「そこ行けばいいじゃん」

「でもあいつら鬼は内って言いながら豆撒くんだよね。それじゃ意味無いっつーの」

青年「なるほど」

17 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:22:28 HfjUT5Eio

「あー、鬼に対する差別の無い世界に行きてえ」

青年「苦労してるんだなお前」

「してるよ。苦労しまくりだよ」

青年「女なら苦労しなくてもよかったかもな」

「どういう意味だ」

青年「世の中には鬼娘最高! みたいな人種もいるんだよ」

「いるのかよそんなの」

青年「世界はお前が思ってるよりずっと広いぞ」

18 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:26:18 HfjUT5Eio

青年「女の鬼なら豆撒きが始まったらそのへんの男の家に飛び込んで『助けてください』って涙目で言うだけで回避成功だぜ」

「そんなにうまくいくかよ」

青年「行くだろ。少なくとも美人の鬼が家に転がり込んできたら俺なら問答無用で助けるね」

「でもさ、女だとその後が問題じゃね?」

青年「問題って?」

「転がり込んだ家の男が『グフフ君の下の豆も撒いてみたいな』てなことを言い出すかもしれないだろ」

青年「お前薄い本の読みすぎ」

20 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:31:29 HfjUT5Eio

青年「意外と鬼って俗っぽいんだな」

「そうだよ。外見以外お前らとほぼかわんねーよ」

青年「お前の場合は俗っぽいというかただの変態に近い気もするが」

「今の発言ひとつで変態扱いはひどすぎるだろ」

青年「それほど今の発言がひどかったってことだよ」

22 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:35:37 HfjUT5Eio

青年「ところでさっきから愚痴ってるけどさ、一度俺の身にもなって考えてくんない?」

「お前の?」

青年「鬼は内って間違えて行っただけでガチムチ赤鬼に不法侵入されたんだぞ」

「豆撒きから死にもの狂いで逃げてるときにに鬼は内なんて言われたもんだから無我夢中で飛び込んじゃったんだよ」

青年「こっちへ逃げ込め! って言ってるようなもんだからな。まあぶっちゃけそれはいいんだ」

「いいのか。じゃあ問題ないだろ」

青年「あるんだよ。なんでそれで飛び込んできた鬼が『男』なんだよ」

「知るかよ……俺だって飛び込んだ先が男でちょっとがっかりしたわ」

24 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:41:19 HfjUT5Eio

青年「いや、お前にがっかりする権利はねえよ。その権利は俺にだけあって譲渡不可能だから」

「意味がわからんぞ」

青年「わからなくてもいい。とにかくさ、こういう状況って漫画とかでよくあるじゃん」

「女の子が空から降ってきたとかか」

青年「さすが俗鬼、そういうことには詳しいな」

「俗鬼言うな」

青年「でだ、こういうシチュはだいたい相場が決まってるんだよ……『ボーイ・ミーツ・ガール』って!!」

「そうだな」

青年「なんでその相場に反して男が来てんだよ!! ありえねえだろ! ボーイミーツボーイじゃねえか!!」

「現実でそう簡単に物事がうまくいくかよ。パンくわえた転校生とぶつかったりしたことないだろ?」

青年「なんでお前冷静に分析してんだよ殴りてえわ」

25 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:49:02 HfjUT5Eio

青年「よく考えてみろよ。人間の家に鬼が転がり込んでくる……これは非現実的なことだろ?」

「お前らからしたらそうだな」

青年「だろ? しかも理由が『鬼は内って言ったから』だぜ? 現実離れしてるだろ、これ」

「びっくりするほど現実離れしてるな」

青年「ここまで現実離れしてんのになんで最後の最後で男なんだよ。ここまで言ったら女来いよ。一気に現実に引き戻すのやめろよ」

「なんかお前がかわいそうになってきたわ」

青年「誰が野郎と野郎の愚痴の吐きあいを見たいと思うんだよ……薄い本でも需要ねえよこんなの」

「世界はお前が思ってるより広いぞ?」

青年「俺の台詞そのまま返すんじゃねえよ馬鹿」

26 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/03 23:57:27 HfjUT5Eio

青年「女だったらよかったのに……」

「残念がりすぎだろお前」

青年「これだけ非現実的なことが起こっておいてまったく俺に利益が無いんだぞ。残念がってもいいだろ……」

「まあそういうなよ。俺が来たことによってなにかお前に利益があるかもしれないだろ」

青年「たとえば何だよ」

「皿洗いくらいならやるぞ」

青年「だからなんでそういうところは現実的なんだよ。願いのひとつも叶えられねえのか」

「鬼を何だと思ってるんだよお前。基本的に人間と同じって言ってんだろ」

28 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:05:24 XT4L2hRyo

青年「まあやってくれるってんならお願いするけどさ、あとで皿洗っといてくれ」

「おう。今年はお前のおかげで命拾いしたからな。せめてもの礼だ」

青年「……命を救った礼が皿洗いか……」

「しかたねえだろ他に何も出来ないんだから」

青年「それにしても落差ありすぎだろ……」

「すまないとは思ってるよ。俺も」

青年「これが女だったら『すいません何もできなくて……せめてものお礼に夜伽を……』みたいに18禁な展開が繰り広げられたかもしれないんだよな……」

「お前も結構薄い本の読みすぎだな」

29 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:10:31 XT4L2hRyo

青年「男なら一度と言わずこういう妄想はするもんだろ……」

「まあな。ところでお前テンション下がりすぎじゃねえのか」

青年「鬼っ娘とイチャイチャできる機会を逃したのかと思うともうやるせなくてやるせなくて」

「鬼娘最高って人種お前かよ」

青年「そうだよ。つーか男はなあ、綺麗な女なら鬼だろうと神だろうとなんだって好きなんだよ。わかるか?」

「お前酒呑んでるの?」

青年「一滴も呑んでねえよ馬鹿。酔っ払いみたいで悪かったな」

30 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:15:24 XT4L2hRyo

「じゃあ俺皿洗って帰るわ」

青年「あー……もう日付変わったのか」

「気づいたら変わってたわ。今日はサンキューな」

青年「はいはい……」

「うわっ、きたねえシンクだな……」

青年「うるせえ」

「……」

青年「……」

「なんだこれ落ちねえ、何の汚れだ?」

青年「なあ、お前この後どうすんの?」

「帰るよ。もう二度と会うこともないだろ。来年も『鬼は内』なんて言っちまったら話は別だが」

青年「そうか」


青年「……まてよ」

31 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:18:32 XT4L2hRyo

青年「おい、俺ちょっといいこと考えた。天才かもしれない」

「何を考え付いたって?」

青年「俺もお前もハッピーになれる最高のアイデアだ。win-winだぞ」

「おい、洗剤どれ?」

青年「あ? その青い奴だよ」

「これか」

青年「そうそれ」

「何の話だっけ?」

青年「俺がいいこと考え付いたって話だよ」

32 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:22:44 XT4L2hRyo

青年「俺は来年も『鬼は内』と言う」

「それだけ聞くとただの馬鹿なんだが」

青年「まあ人の話は最後まで聞け、な?」

「聞くけどさ。つまりどういうことだよ?」

青年「来年もお前をかくまってやるってことだよ」

「えっ、マジで?」

青年「大マジだよ俺は」

「どういう心境の変化だよ。嬉しいけど」

青年「待て待て、ここからが本題なんだ」

33 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:29:48 XT4L2hRyo

青年「なるべく大勢連れて逃げてきて欲しいんだよ」

「……ははあ、わかったぜ。お前のやりたいことが」

青年「さすが俗鬼」

「安心しろ兄弟。来年はきっとお前の望み通りの展開にしてやるぜ」

青年「さすがだ。持つべきものは友だな」

「お前もなかなか策士だな。じゃあ俺は来年の節分が双方にとって最高の日になるように今から根回ししてくるぜ!!」

青年「おう! 来年まで元気でな! 落ちてる豆踏むなよ!」

「そんなヘマはしねえよ! じゃあな!」





青年「……あ、あいつ皿洗い忘れて帰ってったな」

34 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:35:36 XT4L2hRyo

―それから一年後

青年「今日は待ちに待った節分だ」

青年「俺の思惑通りにことが運べば去年助けたガチムチ野郎が大勢の鬼娘を連れて逃げてくるはずだ」

青年「追われる鬼をわざわざかくまうことにより『お優しいんですねあなた惚れました』的な展開を誘発する作戦……」

青年「どう考えたって失敗はしない。なんせ『鬼は内』と言うだけだ」

青年「そしてその結果、大勢の鬼がやってきた。計画通りだ」




青年「でも何で全員老人なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! お前ふっざけんなよ!!!!!」

「え? これがお前の計画じゃないの?」

青年「俺の計画は何だと思ってたんだよお前!? 去年の俺がデイサービスセンター作りたがってたようにでも見えたのか!?」

36 : ◆hCMplRvBEY... - 2012/02/04 00:41:41 XT4L2hRyo

「鬼をかくまうことにより鬼娘たちに『お優しいんですね惚れました』と言わせる作戦かと思ってたんだが」

青年「なんでそこまでわかってて一人も鬼娘呼んでこねえんだよお前はぁぁぁ!! 馬鹿だろ!?」

「だから優しさを見せるには子供と老人をいたわるのが一番だろ。だから連れてきたんだよ」

青年「普通に鬼娘かくまえば済む話だろうがぁぁぁ!! なんでワンクッション挟まなきゃいけないんだよ!! つーか子供もいんのかよ!!」

「あー……その発想はなかったわ」

青年「馬鹿だ!! やっぱり馬鹿だお前!!」

「すまん。来年はしっかりやるよ」

青年「また一年待つのかよ俺は……」

「お詫びと言っちゃあなんだが、俺らに出来ることをさせてくれ」

青年「……例えば?」

「皿洗い……かな……」

青年「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」


おわれ

38 : VIPにかわりましてNI... - 2012/02/04 00:44:49 XT4L2hRyo

超短いしほんとはvipでやろうかと思ったんだけどdion規制食らってんだよね
vipでやるつもりで即興でやったがうまくいかんなやっぱ
HTML化依頼出してくる

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