1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 08:20:55.90 FYXNFwj+0 1/78

「んっ……」

「……」

(なぜ、そんなこと……)

後輩女「どうなんですか?」

「えっと……」

元スレ
後輩女「先輩って、二次元にしか興味ないんですか?」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1268436055/

3 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 08:30:40.51 FYXNFwj+0 2/78

(なんて、答えればいいんだ……)

後輩女「……」

(あばばば……)

後輩女「はぁー」

(ため息つかれた!)

後輩女「沈黙ってことはそうなんですね」

4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 08:35:08.65 FYXNFwj+0 3/78

「なぜ、そんなことを?」

後輩女「否定しないんですか」

(うわぁ、困ったような顔してる)

(引かれたな……)

後輩女「今日、先輩の家にいきます」

「はっ?」

7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 08:41:38.58 FYXNFwj+0 4/78

「今、なんて?」

後輩女「先輩の家にいきます」

「どういうこと?」

後輩女「いくと言ったら、いくんです」

後輩女「理由なんてどうでもいいじゃないですか」

(もしかして安価か? そうなのか)

後輩女「……」

後輩女「ダメですか?」

(っ……釣られてもいいかな)

14 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 08:47:40.20 FYXNFwj+0 5/78

後輩女「どうしたんですか?」

「あ、うん。別にいいけど」

「明日にしない?」

(いろいろ片付けないと)

後輩女「今日がいいです。いますぐ」

「えっ、えー」

後輩女「やっぱり、嫌ですか?」

(どうすれば……)

42 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:03:13.53 mm9l4su30 6/78

「い、いいよ。今からで」

後輩女「本当ですか!」

「うん」

(盛大に釣られるのも人生だよな……)

後輩女「それじゃあ、早速行きましょう」


43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:08:57.49 mm9l4su30 7/78

「……着いた、けど」

後輩女「ココが先輩の家なんですね」ドキドキ

(……どうしてこうなったなんだろう?)

(安価ならこの後、写メでも撮られて部屋を晒されるのか……)

(あの、フィギュアとエロゲの腐海を……)

(……。……逃げるなら、今しか!)


44 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:19:39.27 mm9l4su30 8/78

後輩女「……先輩? どうしました?」

「うっ……」

(上目遣いで小首を傾げるとか、反則だろう……)

「いや、……い、行こうか?」

後輩女「はい。お邪魔させていただきます」

46 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:31:09.82 mm9l4su30 9/78

「ただいまー」

後輩女「お、おじゃまします」

「まぁ、今の時間は誰もいないから返事は返ってこないけどね」

後輩女「……!」

後輩女(それって……ふ、ふ、ふたりきりじゃないですか!!)ドキドキ

「ん? どうした?」

後輩女「いいいいいいえいえ。なんでもないですなんでもないですぅ!」ドキドキドキドキ


47 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:44:41.31 mm9l4su30 10/78

「いや、なんか顔も赤いし、熱でもあるのか? 駅まで送っていくけど」

(そう、それでそのまま帰ってくれれば!)

後輩女「いえいえ! 大丈夫ですから! 全然、さっぱり、なんともありませんから!!」ドキドキドキドキ

「……っ。そうか」

後輩女「はい、そうです。なので早く先輩の部屋に行きましょう」ドキドキ

「あ、ああ」

(打つ手なしか……。覚悟を決めるか……)


48 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 22:55:33.47 mm9l4su30 11/78

「……ココだよ」ガチャ

後輩女「失礼しま~す」

「…………」

後輩女「…………」

(……全てが、終わった。この三百を越えるエロゲと壁二面のフィギュア棚。正直自分でも若干引くというのに!)

後輩女(や、やっぱり先輩は二次元エロエロ病なんだ……。ど、どうにかしないと……)


50 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 23:19:44.15 mm9l4su30 12/78

「…………」

後輩女「…………」

「あー、えーと、その……」

後輩女「…………」

「ああ! そうだよ! 俺はオタだよ! フィギュア好きだよ! エロゲ大好きなキモオタだよ! 」

後輩女「……っ!」ビクッ

「笑えよ! 好きなだけ笑えよ! そしてネットに晒して笑い者にしろよ!」

「コレで満足かよ! 誰にも迷惑かけてないだろ! 二次元が好きなだけなのにそれが悪いのかよ!」


52 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/13 23:46:16.45 mm9l4su30 13/78

後輩女「……っ! ち、ちが」

「畜生! これだから三次は! これだから三次は!!!」

後輩女「……そんな、なんでそんなことっ!」

「ほら、笑えよ!! そして好きなだけキモイ写真撮れよ!!」

後輩女「なんで、そんな……っ!」

「なんだよ、いまさらいい子ちゃんぶるのかよ。それとも、ココまで来るっていう罰ゲームか?」

59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 00:56:01.35 8NFuCpxE0 14/78


後輩女「罰ゲームなんかじゃありませんッ!!」

「・・・・・・っ!?」ビクゥ

後輩女「私はっ!私は・・・」

後輩女「私はただ、先輩のこと、知りたいだけです・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「そ、それを・・・、罰ゲーム、だなんて・・・」

後輩女「・・・罰ゲームだ、なんて・・・!」ポロポロ

「・・・う、うえぇ!?」

(泣く!?泣くか!?そこで!?え、え!)

(わ、分かんない!なんだこれ!?なにこれ!?)

後輩女「・・・・・・っ」ゴシゴシ

(こ、こ、こ、これだから三次は・・・!!)


61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:08:25.79 8NFuCpxE0 15/78


後輩女「・・・せ、先輩がオタクなのは、大体想像ついてましたし・・・」

(・・・待てよ。そうだ、これをエロゲに変換すれば・・・)

後輩女「ちょ、ちょっとあまりにアレすぎて、び、ビックリしましたけど、でも・・・」ブツブツ

(あっ。でも最近陵辱物しかやってなかったから上手く・・・。いやでも・・・)ブツブツ

後輩女「現に今こうして先輩を気持ち悪いとは思ってませんし・・・」ブツブツ

(・・・『罰ゲームじゃない』って否定した上に、泣くって事はつまり・・・)ブツブツ

後輩女「ビックリしたのは、ええと、は、初めてこういうものを見たからであって・・・」ブツブツ

(・・・よっぽど言えないほどの理由があるわけだな・・・!)ブツブツ

後輩女「・・・で、でも、うん。大丈夫。大丈夫、です。こういうのは、慣れ、慣れが重要で・・・」ブツブツ

(・・・なら同時に、俺は彼女の『弱み』を握れたんじゃないか?理由はわからんけど・・・)ブツブツ

後輩女「もう今はなんとも・・・」

(こここコレを利用すればあるいは・・・)ブツブツ

後輩女「・・・先輩?」

「ははははいぃっ!?」


62 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:14:09.97 8NFuCpxE0 16/78


後輩女「き、聞いてました・・・?」

「ききき聞いてました!」

後輩女「そ、そうですか・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・大きな声出して、すいませんでした」

「・・・あ、いや・・・。うん、お、お互い様、だし」

後輩女「・・・私」

「ん・・・?」

後輩女「私、そこだけは、分かって欲しくて・・・」

「う、うん」

後輩女「私がこうして、先輩の部屋に来たのは、その、ちゃんとした・・・」

「うん。り、理由がね・・・」

後輩女「えっ・・・」カァ

「ちゃ、ちゃんとした理由、でしょ?」


64 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:22:46.97 8NFuCpxE0 17/78


後輩女「そっ、そそそそうで、す」ドキドキ

「わ、分かってるから・・・」

(分かんねーよぉぉぉ!!どうせ賭けでもしてるんだろぉぉぉ!!)

後輩女「そ、そうですか・・・」ドキドキ

後輩女(わわわわかられちゃったぁぁぁ!ああああからさま過ぎたかなぁ・・・!)

「う、ん。ぜ、全部、分かってる、から・・・」

(お前ら三次女のやることなんてお見通しなんだよぉぉぉ)

後輩女「!?・・・ぜ、全部ですか・・・?」ドキドキ

後輩女(せ、先輩そんな勘良かったかな・・・?そ、それともやっぱりあからさまで・・・)

「ぜ、全部、ね・・・」

(なななならココは釣られたついでに、え、え、えエロゲ展開に持ち込む・・・!!)

後輩女「ぜ、全部・・・」ドキドキ

後輩女(イヤぁぁぁ!軽い女だって思われて無いかなぁ大丈夫かなぁ・・・!?)


66 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:29:51.45 8NFuCpxE0 18/78


「・・・だ、黙ってるから・・・」

後輩女「は・・・、・・・ん?」

「き、君のやったことは、だ、黙ってるから・・・」

(・・・よし、良いぞ。確かこんな台詞で・・・)

後輩女「・・・だ、黙る?」

後輩女(何を・・・?っていうか先輩、なんだか目つきが・・・)

「も、もうお見通しなんだすべて・・・。だから、だから・・・!」ジリ・・・

(よし、よしよし!良いぞ良いぞ!行け!そこだ俺!俺!!)

後輩女「お、お見通しって・・・、え?せ、先輩・・・?」

「だから・・・」ガシッ

後輩女「だ、だから・・・?」


「・・・ふ、服を脱げぇぇぇええぇぇぇぇえッ!!!!」

後輩女「きゃあああぁぁぁああぁぁあああッ!!??」バチーンッ!!!



71 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:39:01.43 8NFuCpxE0 19/78


「っふぉッ・・・!?」バターン!!

後輩女「な、な、な、なんなんですかあぁぁぁっ!?」

「だって、ばつ、ばつ、罰げー、むで、バラすと、アレ」

後輩女「罰ゲーム!?罰ゲームじゃないって言ってるじゃないですか!?」

「じゃ、じゃあそれじゃ、き、き、君の、あの、ココの、あの」

後輩女「信じられません!ぜ、全部わかったって、言ったのに!」

「だから分かっ・・・て、わか、あの、だから」

後輩女「ひとっつもわかってないじゃないですかっ!なんにも!これっぽっちも・・・!!」グスッ

「わか、俺、えぅ?わかって、その、あれ・・・」

後輩女「先輩のバカ!スケベ!へんたいっ!!」

後輩女「い、い、い、一生ココでびびび美少女達と暮らせばいいですよバァーカ・・・!!」

バタンッ・・・!

「・・・・・・・・・」ヘナッ

「・・・忘れて、た・・・」

「俺・・・Mだった・・・」

73 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:49:02.19 8NFuCpxE0 20/78


――次の日

「・・・はぁ」

(やっぱ三次訳わかんねーよぉ・・・。一晩考えたけど・・・)

(怒りたいのはこっちだよ・・・。いや、でも服脱がされかけたら怒るか・・・)

(・・・でも、怒ってたのはそれだけじゃない気がすんだよな・・・)

(罰ゲーム?罰ゲームって言ったからか?でも、それだと・・・)

(・・・なんで、俺んちなんかに・・・)

後輩女「・・・あ」

「・・・!」

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・き、きぐうー・・・」

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

(・・・ちくしょー!どっかに現実の攻略本とかねーのかよぉっ!?)


75 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 01:58:49.05 8NFuCpxE0 21/78


後輩女「・・・昨日は」

「ひっ!?」

後輩女「昨日は、怒鳴って、ごめんなさい・・・」

「・・・い、いや、俺もその、脱が・・・」

後輩女「・・・っ」ビクッ

「・・・あー、い、いや、うん。ホント、ごめん・・・」

後輩女「・・・いやアレは・・・、その、蹴っちゃっいましたし・・・」

「いやいやいやいや、アレは蹴られて然るべき行いというか!当たり前というか!」

後輩女「で、でも!せ、先輩のこと嫌いだから蹴ったわけじゃ・・・」

「むしろ蹴りですんで良かったような残念なよ・・・う・・・な・・・」

後輩女「・・・嫌いで、蹴ったわけじゃ・・・」


(え?嫌いじゃないって・・・?なにが嫌いじゃないって?蹴るのが?えっ!!ドS発言!?)

後輩女(残念・・・って、蹴りだけじゃ・・・ってこと?せ、先輩それ、ど、ドM発言・・・!?)


79 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:04:52.08 8NFuCpxE0 22/78


「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・・・・・・・」


(・・・蹴りたがってるのか・・・!!)

後輩女(・・・蹴られたがってるんですか・・・!)


「・・・い、いや、昨日のはその、勘違い、しちゃってて」

(そういうことか・・・。なら俺の部屋に来たがったのも悲しいけど納得が行くわ・・・)

後輩女「・・・か、勘違い、ですか・・・」

後輩女(あ、あんなに頑張ったのに・・・)ズーン

「え、えと」

後輩女「あ!な、なんでもないです・・・!」

後輩女(やっぱり先輩鈍感だ・・・!・・・でも、わざわざ私にドM発言したってことは・・・)

後輩女(・・・脈アリ?脈アリですかこれ。ど、どうしよう!咄嗟に蹴って良かった私・・・!)

「そ、そう・・・」

(そりゃ俺オタクだもん、蹴りたくなるのわかるわ・・・。みんな俺のこと蹴りたがってるだろうな・・・)ズーン

81 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:12:07.59 8NFuCpxE0 23/78

後輩女(・・・そうとわかれば・・・!)

後輩女「あ、あのっ・・・!」

「な、なに!?」ビクゥ!

(せめて屋外は勘弁して・・・!)

後輩女「きょ、今日また・・・、先輩の部屋に行ってもいいですか?」

「えげぇ!?」

後輩女「えっ・・・?」

「・・・い、いやなんでも」

(ビックリしたぁ!ビックリして変な声出た・・・、うわぁキモかっただろうなぁ・・・!)

後輩女(そ、そんなに嬉しいの先輩・・・?私が来るのが?それとも私に蹴られるのが・・・?)

後輩女「・・・駄目、ですか」

後輩女(ちょっと複雑だけど・・・、でも、先輩と一緒に居られるなら・・・)

「う、うーん。ど、どうしよ・・・かな・・・」

(なになになに!?何でまた来んの!?蹴りに!?昨日のが良くてまた蹴りに来んの!?」


83 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:20:08.86 8NFuCpxE0 24/78


「・・・・・・・・・」

(・・・それでも)

(俺にこんなに接しに来てくれる子って、居なかったよな・・・)

「・・・なんで、来るの?」

後輩女「・・・えっと」

「部屋、見た、でしょ。普通、キモくてもう入りたくないと思うんだけど・・・」

後輩女「・・・!き、キモくなんてありませんよ!」

後輩女「確かに、私のまったく知らない世界のことだから、すぐに馴染まないかも知れませんけど・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・『知らない』、だけです。ゆっくり、知りたいんです」

後輩女「・・・先輩の部屋、で」

「・・・っ」


後輩女(・・・二次元のことはまったく知りませんけど、二次元は・・・)

後輩女(・・・二次元は『蹴れない』から、『蹴れる』私のほうが若干有利なはず!)


86 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:25:23.20 8NFuCpxE0 25/78


後輩女「・・・教えて、くれませんか?」

「・・・!」ゴクリ

(・・・『知らない』から、『教えてください』!?『先輩の部屋』で!?)

(なんだよこのエロゲワード・・・。もっと別のシュチュで聞きたかったわ・・・)

(・・・ええい!聞けただけでも十分だい!もともとそこまで本格的な興味は無い世界だけど・・・)

(・・・進んでやろうじゃないか!SMの世界に・・・!!)

「・・・わ、分かった」

後輩女「・・・!本当ですか?」

「う、うん。来て、良いよ」

後輩女「わ、わかりました。行きます、先輩の部屋」

「昨日と、同じ時間で良いよね?」

後輩女「はい!一緒に行きましょうね」

「う、うん・・・」

後輩女「じゃあ、また」

「ば、ばいばい」

87 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:30:10.53 8NFuCpxE0 26/78


後輩女「――チャンス到来!!今日も部屋に行って良いって!」

後輩友「はぁ?犯されるよー?」

後輩女「そんな人じゃないって!むしろ逆!」

後輩友「はぁー、よくキモいオタクの家なんか行けるよねー」

後輩女「全然平気だって。あ、そうだ」

後輩友「なに?」

後輩女「あんたSMって詳しい?」

後輩友「!?」


88 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:33:13.18 8NFuCpxE0 27/78


――数時間後・・・

後輩女「・・・おじゃましまーす」

「ど、どうぞ」

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・ちょっと、片付けました?」

「そ、そりゃあね。昨日のはたまたま散らかってた日で、はは・・・」

後輩女「それでも、こんなにありますしねー・・・」

「あ、はは・・・うん・・・。キモいよね・・・」

後輩女「き、キモくないですって!慣れないだけです!」


89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:38:01.98 8NFuCpxE0 28/78


「いや、無理しなくても・・・」

後輩女「無理してませんよ、触れたことない世界っていうか」

後輩女「そうだ。少しやらせてくださいよ、その、美少女ゲーム?ですか?」

「え!?」

後輩女「やれば、すぐ慣れると思いますし。先輩の好きなもの、私もやってみた――」

「駄目だッ!!」

後輩女「!?」

「駄目!ソレは駄目!!やらせない!駄目!!」

後輩女「えー、だって・・・」

「ソコをやらせたら、ほんと、駄目!そういうプレイだとしても無理だから!!」

後輩女「ぷれ・・・え?・・・はぁ、そこまで言うなら・・・」

(・・・ふぅ~、何を言い出すんだよこの三次元!女子供の触っていいものじゃねーんだよぉ!)

後輩女(そんなにやらせたくないのか・・・。趣味で近づくのはちょっと無理そうかも・・・)


93 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:49:54.94 8NFuCpxE0 29/78


後輩女「そ、そうだ漫画とか・・・」

「ま、漫画?」

後輩女「漫画とか読まないんですか?先輩」

「ま、まー、読むけど・・・」

後輩女「私も読むんですよ、結構。ワンピースとか、NARUTOとか友達に借りて・・・」

(ワンピ(笑)ヌルポ(笑))

後輩女「先輩は?どんなの読むんですか?」

「・・・ええっと俺は・・・」

(LOだなんて言えねぇ・・・!後はPCに落としたエロマンガがあるだけだよ・・・!)

「ま、マイナーな奴・・・」

後輩女「マイナー?マガジンとか、えっと、ガンガンとかですか?」

「い、いやもっと・・・」

後輩女「はぁ、そうですか・・・。今度読んでみます」

(逃げ切れた・・・かな?)

後輩女(やっぱりあの辺の漫画読まなきゃなんだ・・・、今度読んでみよう・・・)

94 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:54:43.23 8NFuCpxE0 30/78


後輩女(・・・や、やっぱり接点が作れない・・・!)

後輩女(どうしよう、オタクの人の趣味って、どう切り込んだらいいんだろう・・・)

(な、なんか考え込んでるぞ・・・。やっぱ無理してんのかな・・・)

(・・・あっ!話題を探してくれてるのか・・・!そうだよなぁ。オタク相手じゃ話も出来ないよなぁ・・・)

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女(・・・こ、この沈黙を打破するには・・・)

(き、気まずい!この空気を打ち破るべくは・・・!)


後輩女(もう・・・、蹴るしか!?)

(そろそろ蹴られるしか!?)


後輩女(・・・ソレだけが接点ってイヤだよぉぉぉ)

(・・・け、蹴られるだけのために異性を部屋に上げる日が来るとはぁぁぁ)


97 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 02:59:17.93 8NFuCpxE0 31/78


後輩女(でも、コレは先輩のため・・・)

(そうだ、コレは他でもない、この子のために・・・)


後輩女(・・・蹴る!)

(・・・蹴られる!)


後輩女「・・・せっ、先輩!」

「は、はい!?」ビク

後輩女「え、えい」

「ひっ・・・」

ゲシッ

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女(・・・け、蹴っちゃった蹴っちゃったどうしよぉぉぉぉ!!??)

(・・・蹴り!?今の!?なにこのソフトさ!!なんなの逆に怖いよぉぉぉぉ!!!!)


105 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 03:20:46.49 8NFuCpxE0 32/78


後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・どう、ですか」

「!?」

(感想を求めてるの!?なんだよそれ!!もっと強ければ勝手に悲鳴も出るのにぃ!!)

「・・・き」

後輩女「え?」

「昨日の方が、強かったかも・・・」

後輩女「!?」

後輩女(昨日のほうが!?なに、それって、足りないって事!?)

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・やっ!」

ゲシィッ!

「うへぇ!?」

106 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 03:25:38.45 8NFuCpxE0 33/78


後輩女(!!・・・変な声出た・・・!!)

(へへへ変な声出ちゃったぁぁぁ油断したぁぁぁ)

後輩女「・・・これですか?」

「・・・!」

(言葉責めぇ!?)

後輩女(このくらいがいいのかな・・・)

「・・・こ」

「このくらいで・・・」

(正直これ以上だと辛くなるかも・・・)

後輩女(ま、満足したみたい・・・)

後輩女「・・・じゃあ」

「え!?もっと!?」

後輩女「!!」

後輩女(もっとして欲しいんですか!?せ、先輩って変態だなぁ・・・!)

(もっと蹴りたいって!?見かけによらず変態だなこの子!やっぱ三次怖!!)

107 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 03:32:29.85 8NFuCpxE0 34/78


後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

ゲシ、ゲシ、ゲシ

「う、おふ、うぐ・・・」

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

ゲシ、ゲシ、ゲシ

「ぐ、うご、ぐえ・・・」

後輩女「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女(淡々と蹴ってるけど・・・、コレ、いいのかな・・・)

(無言・・・無言責め・・・?いたたまれない・・・!なにこれ・・・!)

後輩女「・・・あ!ぷ、プレステあるじゃないですか!やりましょう!!」

「!!あ、ああやろうやろう!!」


110 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 03:38:37.37 8NFuCpxE0 35/78


「あれ、でも、二人プレイできるゲームあったかな・・・」

後輩女「え?パズルとかパーティーとか・・・」

「・・・・・・・・・」

後輩女「・・・・・・・・・」

(これだからリア充は・・・)

後輩女(え、え?地雷?地雷だった?)

「・・・あ、パズルといえば・・・」ゴソゴソ

後輩女「な、なにかありますか?」

「・・・『ぷよぷよSUN』」

後輩女「ああ、ぷよぷよですか!私できますよ、あの、フィーバー!ってやつ」

「フィーバー、ではないやつ」

後輩女「・・・フィーバーではない奴・・・?」

(これだからゆとりは・・・)※関係ありません

後輩女(あ、新しい奴にはないのかな・・・)※昔の奴だからありません


113 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 03:52:59.23 8NFuCpxE0 36/78


(――まさかこの部屋で女の子とぷよぷよする日が来るとは・・・)

後輩女「・・・先輩、ファイアー(二連鎖)です!」

「うわー、そこにお邪魔ぷよくるかー」

後輩女「やっとコツつかめて来ました、これなら・・・」

後輩女(・・・フィーバーモード無いとしんどいと思ったけど、ぷよぷよはぷよぷよだなぁ)

「ほい、アイスストーム(三連鎖)」

後輩女「うわー、すっごい邪魔なとこに来た!」

後輩女(そろそろ本気出しても大丈夫かな、先輩やってるひとっぽいし・・・)

「それ、この連鎖は・・・。・・・!?」

(あ、あの組み方は階段・・・!?いやまさかな・・・そんなはず・・・)

後輩女「あ、これは凄いの出来そうですよー」

後輩女(ダイアキュート(四連鎖)くらいなら・・・)


ぷよぷよ・・・「ぷよ」の色をそろえて消すゲーム。
連鎖・・・数がでかいほど相手にお邪魔ぷよを送れる。自力で四連鎖も出せれば凄いと思う。
お邪魔ぷよ・・・相手の連鎖を邪魔するぷよ。
座布団、階段・・・ぷよの積み方の技。使いこなせるとカッコいい。

115 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/14 04:01:45.71 8NFuCpxE0 37/78


・・・数分後

「――ばよえ~ん!ばよえ~ん!ばよえ~ん!!」

後輩女「ばよえ~ん!ばよえ~ん!ばよえ~ん!ばよえ~ん!!」

「ダイアキュート!」

後輩女「早っ!組んでたんですか!?」

「いや、たまたま出た!」

後輩女「・・・ばたんきゅ~・・・」

「うし!やっぱまだまだ現役だな!!」

後輩女「うう・・・、フィーバーなら負けないのに・・・」

「はっはっは!見苦しいぜ!」

後輩女「もう一戦!」

「受けて立とう!!」


ばよえ~ん・・・連鎖が一定回数以上になると最上級のコレが続く。SUNが何連鎖からなのか忘れた。
ばたんきゅ~・・・ぷよぷよの負けたほうに出る文字。語呂がいい。
フィーバー・・・PS2版からのぷよぷよ。選んだキャラクターによって性能変えられて楽しい。


219 : >>115の続きから[] - 2010/03/16 00:17:52.52 naNK8Ewf0 38/78

「ばよえ~ん! ばよえ~ん! ばよえ~ん! ばよえ~ん!」

後輩女「もうひとつ、ばよえ~ん!!!」

「っ! 足りなっ!」

後輩女「ダメ押しですっ! アイスストーム!」

「……ばたんきゅ~……」

後輩女「……」

「……ま、負け、た……だと」

後輩女「26戦目でやっと、やっと勝ちました~!!」


221 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 00:35:36.94 naNK8Ewf0 39/78

「くっ……」

後輩女「ふふふ。負けっぱなしは悔しいですからね」

「ふんっ。一度勝ったくらいで……」

後輩女「たとえまぐれでも、勝ちは勝ちですもん」

(……あれ? なんか、普通に話せてるような……)

ヴィーンヴィーン

後輩女「あう。すいません先輩。そろそろ帰らなくちゃ予備校に間に合わなくなりそうです」

222 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 00:51:47.81 naNK8Ewf0 40/78

「あ、そうなの?」

後輩女「はい。……今日は突然押しかけて、すいませんでした」

「いやいや。ぷよぷよ楽しかったし」

後輩女「はい。わたしもすっごく楽しかったです」

「うん。また勝負しよう」

後輩女「っ! はいっ!!」


225 : >>223が続かないようなので>... - 2010/03/16 01:31:46.65 naNK8Ewf0 41/78

「駅まで送るよ」

後輩女「いえ、大丈夫ですから。それじゃあ先輩、失礼します」

「あ、ああ。バイバイ」

後輩女「はい。バイバイです。先輩っ!」

(うは~。カワイイなぁ、おい。三次なのに)

(で、結局何しにきてたんだろう? 蹴りたかっただけだったのかな?)



226 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 01:42:21.38 naNK8Ewf0 42/78

――――翌日――――

後輩女「あ、先輩!」

「や、やあ。今帰り?」

後輩女「はいっ。先輩もですか?」

「うん」

後輩女「それじゃあ、そのぉ……、今日も、先輩のトコロにお邪魔して、……良いですか?」

(だ、か、ら、上目遣いは反則だろうっつてんだろがーーーっ!!)

(うっかり頷きたくなっちまうだろーーーっ!!)

227 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 01:49:49.24 naNK8Ewf0 43/78

「うんいいよ」

後輩女「っ! はいっ! 先輩っ!!」

(……って、俺は何をホイホイ頷いてんだよーーーっ!!)

後輩女「さぁ、行きましょう。先輩」

「あ、ああ。そうだね。……行こうか」

(はぁ~。また、蹴られるのかなぁ……?)

後輩女(今日はすぐに、来て良いよって言ってくれたな……)

後輩女(ちょっとくらいは……、距離が縮まったのかなぁ……?)

229 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 01:59:25.01 naNK8Ewf0 44/78

「どうぞ。いらっしゃい」

後輩女「はい。おじゃまします」

(しっかし、随分簡単に男の部屋に上がってくるよな?)

(警戒心がないのか、俺が舐められてるのか……)

(ああ、そういえば一回襲い掛かったんだっけ。じゃあ舐められてるのか)

後輩女「……先輩? どうしました?」

「えっ? いや、考え事してただけだよ」

230 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 02:07:08.28 naNK8Ewf0 45/78

(とりあえず、蹴られないために先手を打っておこう)

「ところで、今日もぷよぷよ?」

後輩女「はい。昨日夜3時過ぎまで練習しました。さらに強くなったわたしと勝負ですっ!」

「ほぉう。威勢が良いな。しかし、圧倒的な実力の差というものをみせてやろう」

後輩女「手加減は無用ですからね。先輩」

「もちろん。……それでは、」

後輩女「いざ!」

男、後輩女「「ぷよぷよ勝負っ!!!」」

232 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 02:16:06.81 naNK8Ewf0 46/78

「12勝12敗か……」

後輩女「どうです? 強くなったでしょう?」

「うん。正直驚いた」

後輩女「えへへ……」

「……」

後輩女「? どうしました?」

「いや、楽しかったなぁ、って」

後輩女「はい。わたしも楽しかったですよ?」


233 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 02:28:19.08 naNK8Ewf0 47/78

「いや、そうじゃなくてさ」

後輩女「……?」

「ほら、俺って見ての通りのキモオタでさ。友達も少ないんだよ……」

「こうやって、人を家に呼んでゲームするのなんてほんとに何年ぶりかのコトで……」

「それが、こうやってカワイイ女の子が来てゲームしてくれて……」

「だから、……たのしかったなぁ、って……」

後輩女「……」

後輩女(先輩、今、カワイイって……言った?)


277 : >>233の続き[] - 2010/03/16 18:33:27.40 naNK8Ewf0 48/78

「なんかごめんね。つまんない話して……」

後輩女「……いえ、そんなことは……」

「とにかく、ありがとう、かな。こんな俺のところに遊びに来てくれて……」

後輩女「……そんな……」

「……?」

後輩女「……そんな言い方しないでくださいよぅ……」ポロポロ

280 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 18:50:02.97 naNK8Ewf0 49/78

後輩女「……ちょっと、付いていけないような、趣味してますけど……、先輩は、すごく優しいじゃないですか……」ポロポロ

(え? ちょっと、何で泣くの? やっぱ三次は訳分からんっ!!)

後輩女「うぅ……」ポロポロ

「その……、ごめん。別に泣かせるつもりは、なかったんだけど……」

後輩女「……」

(……どうしよう……?)

282 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 19:09:56.59 naNK8Ewf0 50/78

後輩女「……先輩は、覚えてますか?」

後輩女「学校へ向かうバスの中、気分が悪くなったわたしに気付いて、座らせてくれたんですよ……」

(えっ……? そんなコトあったか? ってかsneg?)

後輩女「それで、わたしに大丈夫かって声をかけてくれて……」

「……」

後輩女「わたしが、学校に行きたいって言ったら、保健室まで連れて行ってくれましたよね……」


287 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 19:50:34.72 naNK8Ewf0 51/78

「あぁ……」

(そういえば、そんなコトあったな。三次の顔は覚えてないけど……)

(しかも、なんか美化されてるっぽいし……。フラフラこっちに来て危なかったから声かけただけだし、すげぇキョドってたはずなんだけど……)

後輩女「わたしは、先輩がすごく優しい人だって知ってます……」

後輩女「だから、自分を卑下するようなこと、言わないでください……」


288 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 20:06:28.77 naNK8Ewf0 52/78

「……うん。ごめん、ありがとう……」

後輩女「……はい」

「……」

後輩女「……」

「……」

(やべぇ、なんか、空気がやべぇ……。エロゲなら告白されてセクロスまで行きそうな、妙な空気に……)

290 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 20:27:07.00 naNK8Ewf0 53/78

後輩女「……えへへ。すいません、急に泣き出したりして……」

「い、いやいや。こちらこそアリガトウ……」

(やべぇ、やべぇ! 何だこれ! 三次なのにすげぇ可愛く見えてきた……)

後輩女「とにかく、先輩はすごくいい人なんです! もっと自信を持ってください!」

「ウ、ウン……」

(なんか意識しだしたら挙動不審に……)

293 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 20:46:51.77 naNK8Ewf0 54/78

後輩女「そ、それでですね……」

「エッ?」

後輩女「あ、あの……、その……」

(こ、これはまさか……)

後輩女(ど、どうしよう……勢いに任せて言っちゃった方がいいのかな……?)

(いや、落ち着け。相手は三次だ。ここでいきなり蹴りたいって言い出してもおかしくはないぞ……)


296 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 20:55:00.00 naNK8Ewf0 55/78

後輩女(先輩、ニブそうだからなぁ……)

後輩女(でも断られちゃったら……)

後輩女(あ~……なん、か、頭の中……、グルグル、してきたよぅ……)

(顔、真っ赤だ……。キョドってるからイライラしてきたとかっ!?)

後輩女「……せ、せ、せ、せせせせ先輩っ!!!」

「っ!? は、はいっ!」


297 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:02:31.92 naNK8Ewf0 56/78

後輩女「す、好きですっっっ!!!!」

「っ!」

(マジかっ? いや、まだドッキリの可能性もっ!)

後輩女「ずっと先輩のこと、想ってましたっ!」

(カ、カメラはどこだっ!)

後輩女「わ、わたしと……付き合ってくださいっ!!!」

(!!??)

302 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:10:14.51 naNK8Ewf0 57/78

後輩女「…………」

「……」キョロキョロ

後輩女「…………?」

「……」キョロキョロ

後輩女「……あの……?」

「……」キョロキョロ

後輩女「……先輩?」

「……えっ?」ビクッ

後輩女「あ、の、えと、その、……お、お返事が、欲しいかなぁ、って……」


303 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:18:59.47 naNK8Ewf0 58/78

(うわあああぁぁぁ、もうわけわかんねええええええええぇぇぇぇぇ!!!!!)

「あ、え、あ、えっと……、返事っていうのは、その、……告白、の?」

後輩女「……」コクリ

(……か、覚悟を決めよう……。釣られてナンボだ! 笑いたくば笑えっ!!)

「えっと、ホントに、俺なんかで、……いいの、……かな?」

後輩女「わっ、わたしはっ、先輩がいいんですっ!!」

「…………じゃあ、えっと、その、よ、よろしくお願いします?」

306 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:31:17.15 naNK8Ewf0 59/78


後輩女「っっっ!!」ポロポロ

「っ!?」

後輩女「…………」ポロポロ

「え、なに? どうしたの、何で泣くのっ? やっぱり俺はイヤだったっ!?」

後輩女「~~~~~~っっ!!」フルフル

「あ、え、じゃあ……、なん、で……?」

後輩女「……う」ポロポロ

「う?」

後輩女「……うれし、くてぇ……」ポロポロ

307 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:40:17.08 naNK8Ewf0 60/78

「……」

後輩女「先輩、は、やっぱり、ゲームとか、しか、興味ないかも、って、思ってて……」ポロポロ

後輩女「だから、だから……」ポロポロ

「……大丈夫」

後輩女「…………?」

「大丈夫。……一緒にゲームをやって、その、すごく、楽しかったんだ」

309 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:46:44.59 naNK8Ewf0 61/78

「その相手は、誰でも良かったんじゃなくて……」

「きっと、後輩女ちゃんと一緒だったからなんだ……」

後輩女「~~~~っっ!!」ポロポロ

「だから、……ね?」

後輩女「っ! ……っ! 先輩っ!!」

「……うん。これからよろしくね」


311 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 21:54:46.53 naNK8Ewf0 62/78

――――それから――――

後輩女「あれ……? 先輩どこ行っちゃったんだろう?」

後輩女「もぉ、せっかくのデートなのに……」

後輩女「……カワイイ服選んだのに、褒めてもくれないし……」

後輩女「全然進展もしないし……」

後輩女「あっ! いたいた」

313 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 22:01:58.08 naNK8Ewf0 63/78

後輩女「はぁ……またフィギュア見てたんですね……」

「……あ、いや、その、やっぱり趣味は趣味としてやめられないというか……」

後輩女「……先輩って二次元にしか興味ないんですか?」

「そんなことっ!」

後輩女「な~んて♪ ねぇ、先輩。キスしていいですか?」


おわり

333 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 22:59:49.94 naNK8Ewf0 64/78

――――それからさらに2年後――――

後輩女「どうですか、先輩? 気持ち良いですか?」グリグリ

「うっ……、気持ち、良いです……」

後輩女「ふ~ん。じゃあ、これはどうですか?」グリッグリッグリッ

「うわあぁぁあっ! き、気持ち良いですぅぅう!!」ビクンビクン

後輩女「ふふっ。ニーソ履いた足でされるのが気持ち良いなんて、先輩はホントに変態さんですね……」グリグリッ

「あ、も、もう、イ、イキそう……」ビクンビクンッ


337 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:11:29.52 naNK8Ewf0 65/78

後輩女「…………」ピタッ

「……えっ?」ピクッピクッ

後輩女「……先輩」

「う……。は、はい……」ピクッピクッ

後輩女「わたし、最初に言いましたよね? 今日はお仕置きしますよ、って……」

「……はい」ピクッピクッ



338 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:19:21.36 naNK8Ewf0 66/78

後輩女「ちゃんと反省してます?」

「も、もちろんです。はい」

後輩女「それじゃあ、何でお仕置きされているのか言ってください」

「ま、また、デート中にフィギュアを買いに行ったことです……」

後輩女「そう、またわたしを放ってフィギュアコーナーに行ったんですよね。一言言えばいいのに……」

「……はい」



339 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:27:15.27 naNK8Ewf0 67/78

後輩女「じゃあ、しょうがないですよね。そのまま我慢しててください」

「うぅぅぅ……」

後輩女「…………」

「……はい。我慢します……」

後輩女「……さて、わたしは今から先輩のおちんちんを見ながら一人エッチしますが」

「……えっ?」

後輩女「先輩はその格好のままでいてください」

「……な、……に、を」

342 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:40:32.12 naNK8Ewf0 68/78

後輩女「おちんちん触ったりしちゃ、絶対にダメです」

「そ、それは……」

後輩女「お仕置きですから。……我慢するって、言いましたよね?」

「……はい」

後輩女「ふふっ。ほら、先輩見えますか? わたしの下着、先輩のをいじってたから、もう濡れてるんですよ?」

「…………」

後輩女「……先輩のエッチな視線で、わたし、もっと興奮しちゃいます……」クチュッ


346 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:50:05.31 naNK8Ewf0 69/78

後輩女「んっ……、ふっ……、うぅん……」クチュックチュッ

「…………」ハァハァ

後輩女「……はぁ、先輩がイヤらしい目で見てくると、からだが、熱くなりますっ」クチュックチュッ

「…………」ピクッピクッ

後輩女「ふふっ。先輩の好きなおっぱいも、出しちゃいますね……」ポロン

「…………」ハァハァハァハァ

後輩女「先輩の、おちんちん、……はぁん、ビンビンになってる……」クチュッニチャッ



347 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/16 23:57:17.05 naNK8Ewf0 70/78

後輩女「先っぽから、えっちなお汁が、……ふぅ、出てますね……」クチャクチュ

「…………うっ」ピクッピクッ

後輩女「触っちゃ……、ダメ、んっ……ですからね。んはっ……」クチュクチュ

「ううぅ…………」ビクビクッ

後輩女「先輩の……、……んはぁ、物欲しそうな、目……、あっふっ……」クチュッグチュッ

後輩女「すごく……、興奮する……、……はぁ、ん」グチャッニチャ

350 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:10:41.48 ZDb7e2Zo0 71/78

後輩女「……んっ、先輩の、おちんちん、ふぅ……、欲しくなって、きちゃいましたぁ……」グッチャグッチュ

「…………!!」ハァハァハァハァハァ

後輩女「……挿れても、いいですか?」ハァハァ

「お、俺も、我慢できそうにないっ!」ピクピクッ

後輩女「でも、それじゃお仕置きにならないですよねぇ……」クチュッ

「……っ!」

後輩女「それじゃあ、わたしより先にイったら、フィギュア全部処分しちゃいましょうか……?」

353 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:20:13.75 ZDb7e2Zo0 72/78

「……わ、わかった」ハァハァ

後輩女「それと、先輩から動くのもなしです。そのときも、フィギュアは処分しちゃいますから」

「あぁ。それでいい……」

後輩女「それじゃあ、挿れちゃいますよ……」クチュッ、ツプッ

後輩女「……あはぁ、……先輩の、熱ぅい……」ニチッブチュッ

「う……、あ……」グチュッ

356 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:31:59.02 ZDb7e2Zo0 73/78

後輩女「先輩の……、膣中でぴくぴくしてますね……」ニッチャニッチャ

「ハアハァ……」

後輩女「先輩がすごく興奮してるの……、よく、わかります……」グッチュグッチュ

後輩女「先輩は騎乗位も、んあっ……、大好きですもんね……」グチャグッチュ

「ハアハアハァハァ……」

後輩女「出したかったら……、いつでも出していいですから……、ね?」グチュグチュグチュグチュ


357 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:41:10.42 ZDb7e2Zo0 74/78

「…………」プチッ

「うん。でも、後輩女ちゃんにも、気持ちよくなって、貰わないと、ねっ!」ズンッ!

後輩女「……っ、~~~~っっ!!」ビクンビクンッ

「……イっちゃったね? 膣中がギュッてするから、よくわかるよ……」ズンッ!ズンッ!

後輩女「……っ、……あっ!!」ピクッ、ピクッ

「気持ちいいよね? もっと気持ちよくしてあげるから、ねっ!」ズンッ!ズンッ!ズンッ!

360 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:49:52.25 ZDb7e2Zo0 75/78

後輩女「……っは、や、だ、ダメ、ダメ~~っっ!!」ビクンビクン

「え~? なんで? 気持ちいいでしょ?」ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!

後輩女「だ、ダメ、です。突き上げちゃっ! 気持ち、良過ぎて、っはぁ!」ビクッビクッ

「ほら、ほら、ほら、ほら、ほら、ほら、ほら、ほら」ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!ズンッ!

後輩女「ま、た、イ、イク~~~っっっ!!!」ビクンビクンビクン!!!

「俺も……、出るっ!!」ビュクルル、ビュクンッ!!

362 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 00:56:55.15 ZDb7e2Zo0 76/78

後輩女「……っ!……っ!」ビクンッビクンッ

「……ふぅ」

後輩女「……ハァ、……ハァ」

「……はぁ、……はぁ」

後輩女「……。先輩……」

「……な、何かな?」

後輩女「約束……、覚えてます……?」

「……えっと、何のことかなぁ?」

364 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 01:03:20.45 ZDb7e2Zo0 77/78

後輩女「…………」

「…………」ビクビク

後輩女「もう、フィギュアのことは、どうでもいいです……」

「っっ!!」

後輩女「……だから……」

「……だから?」

366 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2010/03/17 01:09:13.15 ZDb7e2Zo0 78/78

後輩女「……だから……」

「……」ゴクリッ

後輩女「だから、もっと、わたしを気持ちよくしてくださいっ!」

「っっっ!!! うおおおおぉぉぉぉ!!! 燃えてきたっっっ!!!」

「俺なしじゃ居られなくなるくらい、ヤってヤってヤリまくってやるうぅぅぅ!!!!!」

後輩女「はい。来てくださいっ!」

後輩女「大好きですっ!! 先輩っ!!!」




今度こそおわり

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